JP3223585B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3223585B2
JP3223585B2 JP18293992A JP18293992A JP3223585B2 JP 3223585 B2 JP3223585 B2 JP 3223585B2 JP 18293992 A JP18293992 A JP 18293992A JP 18293992 A JP18293992 A JP 18293992A JP 3223585 B2 JP3223585 B2 JP 3223585B2
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弘男 秋山
重知 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数枚のディスクを
トレイ上の回転テーブル上に装着して連続再生を可能に
したチェンジャー式のディスク再生装置に関し、回転テ
ーブルの回転駆動機構の配置を改良してトレイ構造を簡
略化したものである。
【0002】
【従来の技術】チェンジャー式のディスク再生装置とし
てCD(コンパクト・ディスク)チェンジャーが従来よ
り存在する。これは、トレイ上に回転テーブルを回転可
能に配設し、回転テーブルの回転中心の回りに複数のデ
ィスク保持部を形成し、これにCDをそれぞれ装着し
て、回転テーブルを回転してディスク保持部を再生位置
に順次選択的に位置決めして再生することにより、各C
Dを連続的に再生できるようにしたものである。
【0003】図11は従来のCDチェンジャーをトレイ
を排出状態にして平面図で示したものである。トレイ1
0は矢印A方向にスライドして、再生装置本体に収納、
排出される。トレイ10上には回転テーブル4が回転中
心16を軸に回転可能に載置されている。トレイ10の
下面には、回転テーブル14の回転駆動機構15として
モータ19が取り付けられ、そのモータ軸に取り付けら
れたギア17と回転テーブル14の外周面に形成された
ギア18とのかみ合いにより、回転テーブル14は回転
駆動される。
【0004】回転テーブル14上には回転中心16の回
りに5つのディスク保持部21〜25が等間隔に形成さ
れている。各ディスク保持部21〜25には12cmCD
保持用溝26と8cmCD保持用溝27が同心円上に形成
されている。また、各ディスク保持部21〜25にはト
レイ10の開口部26と連通してターンテーブル28お
よび光ピックアップ29を下方から挿入させる開口部3
0が形成されている。図示のディスク保持部21の位置
がディスク再生位置で、トレイ14を再生装置本体12
内に収納後回転駆動機構15により回転テーブル14を
回転して、各ディスク保持部21〜25をこのディスク
再生位置に順次位置決めして再生することにより、各デ
ィスク保持部21〜25に装着されたCDを連続再生す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図11のCDチェ
ンジャーによれば、回転テーブル駆動用モータ19がト
レイ10に配設されているため、トレイ10全体を再生
装置本体12内から大きく排出することができない(モ
ータ19が再生装置本体12の出口にぶつかってしまう
ため)。このため、一部のディスク保持部が再生装置本
体12内に残ってしまうため、その位置のディスク交換
をするには回転テーブル14を手で回しながらディスク
交換をしなければならず、ディスク交換が面倒であっ
た。
【0006】また、このようにトレイ排出時に回転テー
ブル14を回転させるため、回転テーブル14の外形は
基本的に円形であり、このためトレイ10の横幅は回転
テーブル14の直径よりも大きくなり、再生装置本体1
2の幅が大きくなる欠点があった。
【0007】また、回転テーブル駆動用モータ19がト
レイ10に配設されているため、このモータ19が大型
であるとトレイ10の重量が増し、トレイ10の収納排
出動作に大きなパワーが必要になる等の問題が生じる。
このためモータ19はあまり大型のものを使用できず、
その分駆動力が小さくなるので、回転テーブルの回転速
度が遅くなり、指示されたディスク保持部をディスク再
生位置まで回転させるのに時間を要していた。
【0008】また、モータ19に電力を供給するための
ケーブルが、可動部であるトレイ10から引き出される
ので、その引き回しが面倒となる欠点があった。
【0009】この発明は、前記従来の技術における様々
な問題点を解決したディスク再生装置を提供しようとす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、筐体と、こ
の筐体内でディスクを再生演奏する再生装置と、ディス
クを装着する筐体外の排出位置と前記再生装置によって
演奏可能な筐体内の収納位置との間を水平移動するトレ
イと、複数のディスク保持部を配置形成するとともに前
記トレイ上の幅方向の中心部に設けた回転軸を中心に回
転する回転テーブルとを具備し、前記トレイはその横幅
を前記回転テーブルの回転直径よりも小さく構成し、前
記回転テーブルはそのディスク保持部以外の外周に非円
形部を有し、その非円形部における前記回転テーブルの
幅と前記トレイの横幅が対応するように構成し、前記回
転テーブルは、トレイが収納された前記収納位置で、前
記非円形部以外の部分が該トレイの横幅からはみ出しな
がら、回転可能とし、トレイを引き出した前記排出位置
では回転不可能に構成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、この発明は、再生装置本体に対し収
納、排出されるトレイと、このトレイ上に回転可能に配
設された回転テーブルと、この回転テーブルの回転中心
の回りでディスクを保持するように当該回転テーブル上
に構成された複数のディスク保持部と、この回転テーブ
ルを駆動して、当該回転テーブルの前記ディスク保持部
を選択的にディスク再生位置に移送する回転テーブル駆
動用モータおよび駆動力伝達手段とを具備してなり、前
記回転テーブルは前記ディスク保持部を外れた位置で周
縁部の一部が切り欠かれて細幅に形成されており、前記
トレイも略々この幅に形成されており、前記回転テーブ
ルは、前記トレイが再生装置本体に収納された状態で、
前記細幅以外の部分が該トレイの幅からはみ出しなが
ら、回転可能であり、当該トレイを排出する時に前記回
転テーブルが前記細幅の部分を前記トレイの幅方向に合
わせてロックした状態で排出されることを特徴とするも
のである。
【0012】前記トレイは、前記回転テーブルを回転さ
せずに前記ディスク保持部に保持されている全てのディ
スクを交換可能な位置まで前記再生装置本体から排出さ
れるように構成することができる。また、前記回転テー
ブル駆動用モータは、前記トレイとは別に前記再生装置
本体内に固定的に配設され、前記駆動力伝達手段は、前
記トレイが再生装置本体に収納されると前記回転テーブ
ル駆動用モータ側に配置された駆動部と前記回転テーブ
ル側に配置された被駆動部とがかみ合うように構成する
ことができる。
【0013】
【作用】この発明によれば、トレイの幅を回転テーブル
の直径よりも小さくすることができるので、再生装置本
体(筐体)の幅を小さくすることができ、装置の小型化
が図れる。
【0014】また、トレイを、回転テーブルを回転させ
ずにディスク保持部に保持されている全てのディスクを
交換可能な位置まで再生装置本体から排出されるように
すれば、全てのディスク保持部について回転テーブルを
回転させることなく容易にディスク交換することができ
る。
【0015】また、回転テーブル駆動用モータを、トレ
イとは別に再生装置本体内に固定的に配設し、駆動力伝
達手段を、トレイが再生装置本体に収納されると回転テ
ーブル駆動用モータ側に配置された駆動部と回転テーブ
ル側に配置された被駆動部とがかみ合うように構成する
ことにより、トレイには回転テーブル駆動用モータを配
設する必要がなくなる。したがって、回転テーブル駆動
用モータを小型化する必要がないので、比較的パワーの
大きなモータを使用することができ、指示されたディス
ク保持部をディスク再生位置まで短時間で移動すること
ができる。また、モータへの給電用ケーブルをトレイか
ら引き出さなくてすむので、その引き回しが容易にな
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明する。この
実施例ではCDを小径ディスク、LVを大径ディスクと
し、CDチェンジャーにLV再生機能を付加したコンパ
チブルプレーヤにこの発明を適用した場合について説明
する。
【0017】図1は、この発明が適用されたコンパチブ
ルプレーヤの平面構造および側面構造をトレイ部31を
排出状態にして示したものである。また、トレイ部31
を収納してLVを再生している時の平面構造および側面
構造を図2に示す。トレイ部31は図1中矢印A,A′
方向に摺動して、再生装置本体32に収納、排出され
る。トレイ部31はトレイ30上に回転テーブル34を
回転自在に配設して構成されている。
【0018】トレイ部31の構造を図3に示す。トレイ
30は四角形状に形成され、回転テーブル34を回転可
能に収容する略々円形の凹部36が形成されている。凹
部36の中心部には、開口部38が形成されている。ま
た、凹部36の径方向に開口部40が形成されている。
また、凹部36の一部には、再生装置本体内に配設され
ている回転テーブル駆動機構を挿入して回転テーブル3
4を回転駆動するための開口部45が形成されている。
また、凹部36の所定位置に、LV有無検出孔穴42と
テーブル回転位置検出孔44が形成されている。トレイ
30の下面には、ローディング用ギア80(図1)が形
成されている。
【0019】回転テーブル34は略々円形に形成され、
その左右両側部には切欠46,48が形成されて、幅方
向がその直径よりも細幅に形成されている。トレイ30
の幅も回転テーブル34の幅とほぼ同じに形成されてお
り、これにより、トレイ30の幅は回転テーブル34の
直径よりも細幅に形成されている。
【0020】回転テーブル34の中心部にはトレイ30
上の開口部38と連通してLVターンテーブル挿入用開
口部を構成する開口部50が形成されている。開口部3
8と開口部50とのはめ合いにより、回転テーブル34
はトレイ30上に回転自在に支持される。回転テーブル
34の下面にはその回転中心を中心としてテーブル回転
ギア78(図1)が形成されている。
【0021】回転テーブル34の回転中心の周りには、
5つのCD保持部51〜55が形成されている。各CD
保持部51〜55には12cmCD保持用溝56と8cmC
D保持用溝58がそれぞれ形成されている。また、各C
D保持部51〜55には、トレイ30上の開口部40と
連通してCDターンテーブル挿入用開口部およびCDピ
ックアップ用開口部を構成する開口部60がそれぞれ形
成されている。
【0022】さらに、回転テーブル34には、その回転
中心を中心として、CD保持部51〜55と一部重複す
る範囲にLV保持部62が形成されている。LV保持部
62には、30cmLV保持用溝64と20cmLV保持用
溝66が形成されている。CD保持部51の溝56,5
8とLV保持部62の溝64,66は、58,56,6
6,64の順に順次高さが高くなっており、これによ
り、CD保持部51にCDを保持したままLV保持部6
2にLVを保持することができる。
【0023】回転テーブル34にはCD保持部51,5
5の間の位置に、トレイ30上の開口部40と連通して
LV光ピックアップ用開口部を構成する開口部68が形
成されている。このように、LVターンテーブル挿入用
開口部50とLV光ピックアップ用開口部68をCD保
持部51〜55を外した位置に形成することにより、C
Dを各CD保持部51〜55に保持したままの状態でL
Vを再生することができる。
【0024】また、回転テーブル34の所定位置には、
回転テーブル34が所定の回転基準位置にある時にトレ
イ30上の孔42と連通してLVの有無を検出するLV
有無検出孔70が20cmLV用溝66よりも内側でかつ
CD保持部51〜55を外れた位置に形成されている。
また、トレイ30上の孔44と連通して回転テーブル3
4の回転位置を検出するテーブル回転位置検出孔71〜
76がそれぞれテーブル回転中心から同一距離の位置で
30cmLV用溝64よりも外側でかつCD保持部51〜
55を外れた位置にそれぞれ形成されている。テーブル
回転位置検出孔71〜76のうち孔71はCD保持部5
3がCD再生位置にあることを検出する。同様に孔72
はCD保持部54、孔73はCD保持部55、孔75は
CD保持部51、孔76はCD保持部52がCD再生位
置にあることをそれぞれ検出する。また、孔74は回転
テーブル34が所定の回転基準位置(左右の切欠がトレ
イ30の幅方向に一致した状態(つまり、図1,2に示
す状態)にあることを検出するもので、他の孔71〜7
3,75,76と違って2分割構造の孔として構成され
ている。なお、回転テーブル34は、トレイ31部が再
生装置本体内に収納されている時だけ回転可能とされ、
トレイ部31を排出する時は、回転テーブル34はその
回転基準位置に戻されて排出される。トレイ部31を排
出した状態では回転テーブル34の回転は例えば電気的
に駆動されるロック機構等でロックされて回転不能とさ
れる。
【0025】次に、図1の再生装置本体32内の構成を
説明する。再生装置本体32内の底部82には、メカベ
ース84が固定されている。メカベース84にはローデ
ィング用モータ86が取り付けられ、その駆動をプーリ
88、ベルト90、プーリ92、ギア94,96,98
を組み合わせた駆動力伝達手段100を介してトレイ3
0の下面のローディング用ギア80に伝達することによ
り、トレイ部31は矢印A,A′方向に移動して収納、
排出される。
【0026】メカベース84には、メカシャーシ102
が昇降自在に取り付けられ、この昇降動作でディスクク
ランプを行なう。また、メカシャーシ102にはピック
アップベース104が傾動自在に取り付けられ、この傾
動動作でLV再生時のチルト動作を行なう。メカベース
84の両側面にはスライドカム106,108が前後方
向(矢印B,B′方向)に摺動可能に保持されている。
【0027】メカベース84上には、ディスククランプ
およびチルト用モータ110が固定され、その駆動力を
プーリ112、ベルト114、プーリ116、ギア11
8,120,122を組合わせた駆動力伝達手段124
を介してスライドカム106,108上に形成されたギ
ア126,128に伝達して、スライドカム106,1
08を矢印B方向に摺動することにより、上記ディスク
クランプ動作およびチルト動作を実現する。
【0028】再生装置本体32内奥のメカベース84上
には、テーブル回転用モータ138が固定されている。
このモータ138の駆動力は、プーリ140、ベルト1
42、プーリ144、ギア146,148,150を組
合わせた駆動力伝達手段152に順次伝達される。
【0029】メカシャーシ102にはLV用スピンドル
モータ130が固定され、そのモータ軸にはLV用ター
ンテーブル132が取り付けられている。LV用ターン
テーブル132の上方にはLV用クランパ134がシャ
ーシ136に固定されている。ピックアップベース10
4には、フィード軸164が固定され、これにCD,L
V兼用光ピックアップ154、CD用スピンドルモータ
156が摺動可能に取り付けられている。モータ156
のモータ軸には、CD用ターンテーブル158が取り付
けられている。CD用ターンテーブル158の上方に
は、CD用クランパ160がクランプアーム162に支
持された状態で配設されている。このクランパ160で
クランプされる位置がCD再生位置である。クランプア
ーム162は回転軸166を中心に矢印C,C′方向に
回転自在にメカベース84に取り付けられ、この回転動
作によりCDクランパ160をクランプ可能な状態とク
ランプ不能な状態に移動させる。
【0030】再生装置本体32内のトレイ部排出口付近
には、トレイ部31を挾んでその上下に発光素子168
と受光素子170が対向配置されている。その光軸17
2は、トレイ部31の収納動作の途中ではLV検出孔4
2,70を通過し、トレイ部31の収納動作終了後はテ
ーブル回転位置検出孔44および71〜76を透過する
位置に設定されている。
【0031】次に、図1のピックアップベース104上
の詳細構成およびディスククランプおよびチルト動作の
ための機構(手前側のみ示す。向こう側も同じ構成であ
る。)を図4に斜視図で示す。
【0032】メカベース84は再装置本体内に固定され
ている。メカベース84の内側にはLV用スピンドルモ
ータ130が固定されたメカシャーシ102とピックア
ップベース104が配置され、メカベース84の側面部
84aの外側にはスライドカム108が配置されて、ガ
イドねじ174,176,178によって一体的に連結
されている。なお、ピックアップベース104の姿勢は
外周方向に向けてやや斜め下に傾斜して配設されてい
る。スライドカム108は図1のディスククランプおよ
びチルト用モータ110の駆動により、矢印B,B′方
向にスライドする。
【0033】スライドカム108には、カム溝180,
182,184が形成されている。カム溝180は途中
まで斜めに形成されその上に水平部180aが形成され
ている。カム溝182も同じである。カム溝184は全
体が斜めに形成されている。メカベース84の側面部8
4aには、上記各カム溝180,182,184に対応
する位置に垂直方向のカム溝186,188,190が
形成されている。ガイドねじ174はカム溝180,1
86を通してメカシャーシ102のねじ孔192にねじ
込まれている。ガイドねじ176は、カム溝182,1
88、メカシャーシ102に形成された孔194を通し
てピックアップベース104のねじ孔196にねじ込ま
れている。ガイドねじ178は、カム溝184,190
を通してピックアップベース104のねじ孔198にね
じ込まれている。なお、図4中矢視E,F,Gを図5
(a),(b),(c)にそれぞれ示す。
【0034】ピックアップベース104には開口部20
0が形成され、そこにフィード軸164が固定配設され
ている。フィード軸164には光ピックアップ154と
モータベース202が摺動自在に取り付けられている。
モータベース202にはCD用スピンドルモータ156
が取り付けられている。
【0035】ピックアップベース104の下面には光ピ
ックアップフィード用モータ204が取り付けられてい
る。その駆動力はプーリ206、ベルト208、プーリ
210、ギア212,214,216の組合せからなる
駆動力伝達手段218を介して光ピックアップ154の
側面に形成されたギア220に伝達され、光ピックアッ
プ154をフィード軸164に沿ってスライドさせる。
なお、光ピックアップ154の上部には再生用レーザビ
ームを射出する対物レンズ222とチルトセンサ224
が配設されている。
【0036】ピックアップベース104の下面には、C
D用スピンドルモータ移動用およびCDクランパ移動用
モータ226が取り付けられている。その駆動力は、ウ
ォーム228、ギア230,232で構成される駆動力
伝達手段238を介してロッド234の側面に形成され
たラックギア236に伝達される。この駆動力によりロ
ッド234はガイド部材(図示せず)にガイドされて、
矢印H,H′方向に移動する。ロッド234には、連結
部240を介してモータベース202が連結され、ロッ
ド234の移動により、CDスピンドルモータ156は
フィード軸164上をスライドする。
【0037】ロッド234の先端部はクランプアーム1
62に当接している。クランプアーム162は図6に示
すように、ばね242により矢印C方向に付勢されてお
り、ロッド234を矢印H方向に移動させることにより
クランプアーム162は矢印C方向に回動してクランパ
160をCDクランプ可能な状態とし、ロッド234を
矢印H′方向に移動させることによりクランプアーム1
62は矢印C′方向に回動してCDクランプ不能な状態
とする。
【0038】図4の機構は次のように動作する。ディス
ククランプおよびチルト用モータ110(図1)を駆動
してスライドカム108を矢印B方向にスライドさせる
と、カム溝180,182,184とカム溝186,1
88,190とこれらに差し込まれたガイドねじ17
4,176,178の作用により、メカシャーシ102
とピックアップベース104は上方に移動する。このと
き、ピックアップベース104は斜めになったままの姿
勢で上方に移動する。ガイドねじ174,176がカム
溝180,182の斜めの部分の上端部まで達すると、
メカシャーシ102の動きは停止する。さらに、スライ
ドカム108を矢印B方向にスライドさせると、ガイド
ねじ178が上方に移動して、ピックアップベース10
4はガイドねじ176を支点として回動する。このとき
カイドねじ174,176はカム溝180,182の水
平部180a,182aを動くので、メカシャーシ10
4の姿勢は変わらない。このピックアップベース104
の回動動作によりLV再生時はチルト動作が実現され
る。また、CD再生時は、ピックアップベース104が
水平状態となる位置までスライドカム108を矢印B方
向にスライドさせて保持する。
【0039】モータ226は、LV再生時は、ロッド2
34を矢印H′方向に移動させてターンテーブル158
をLVに衝突しない位置まで外側に待避させる。この時
クランプアーム162もロッド234の当接により上方
に待避する。CD再生時は、ロッド234を矢印H方向
に移動させてターンテーブル158を所定のCD再生位
置まで移動させる。このとき、クランプアーム162も
所定のクランプ位置に戻される。光ピックアップ154
は、LVおよびCDの全範囲をトレース可能なようにフ
ィード軸164に沿って移動する。
【0040】次に、以上説明したコンパチブルプレーヤ
において、トレイ部収納指令を与えてから再生を開始す
るまでの制御動作について説明する。図7はこの制御の
ためのシステム構成例でトレイ部31が排出されている
状態から本体パネル上またはリモコン上のトレイオープ
ン/クローズボタン250を押すと、システムコントロ
ーラ252はトレイ収納指令を出してトレイ部31を収
納動作させる。受光手段170は収納途中でLVの有無
検出を行なう。トレイ部収納動作の終了は、リミットス
イッチ等のトレイクローズ終了検出センサ254で検出
される。トレイ部収納終了後は受光手段170は回転テ
ーブルの回転位置検出を行なう。システムコントローラ
252は、トレイ部収納途中でLV有りを検出したらL
V再生のためのスタンバイ指令を出し、LV無しを検出
したらCD再生のスタンバイ指令を出して、光ピックア
ップ位置やCDスピンドルモータ位置を各スタンバイ状
態に移行させる。これにより、トレイ部収納終了後にデ
ィスククランプが開始されて再生ボタン256が押され
れば、ディスククランプ終了後即座に再生を開始するこ
とができる。CD再生の場合は、トレイ部収納終了後に
テーブル回転指令が出され、所定のテーブル回転位置が
検出されたらディスククランプして再生を開始する。
【0041】以上の制御を行なうためのシステムコント
ローラ252による制御フローの一例を図8に示す。ト
レイ部排出状態からトレイオープン/クローズボタン2
50を押すと、トレイ部収納指令が出されて(S1)、
モータ86(図1)が駆動されて、トレイ部収納動作が
開始される(S2)。
【0042】収納動作の途中でトレイ部31上の孔4
2,70を通して受光素子170から受光信号が得られ
るかどうかを検出して(S3)、受光信号が無い場合
は、LVが装着されていると判断してLVスタンバイ指
令を出す(S4)。これにより、モータ226(図4)
が駆動されて、ロッド234が矢印H′方向に移動して
CD用スピンドルモータ156およびCD用クランパ1
60がLVに衝突しない位置まで待避され、また光ピッ
クアップ154が最円周位置までフィードされて、LV
再生スタンバイ状態とされる。
【0043】トレイ部31の収納終了が検出されたら
(S5)、ディスククランプ指令が出される(S6)。
これにより、モータ110(図1)が駆動されてメカシ
ャーシ102(図4)が上昇してLVがターンテーブル
132によってトレイ部31から引き上げられてクラン
パ134にクランプされる。この時の状態を図9(a)
に示す。再生指令があれば(S7)再生を開始し(S
8)、再生指令がなければ停止状態となる(S9)。ト
レイ部31の収納途中からLV再生スタンバイ動作が開
始されているので、トレイ部収納終了後即座にLV25
8の再生を開始することができる。
【0044】なお、LV再生時は、回転テーブル34は
回転基準位置にあるので(このとき開口部68がCD再
生位置にある)、回転テーブル34上の各CD保持部5
1〜55にCDが保持されていても、LV用ターンテー
ブル132やピックアップ164はCD保持部51〜5
5を外れた位置にあり、図2に示すようにCD260を
回転テーブル34上に残したままLV258を再生する
ことができる。
【0045】トレイ部収納途中で受光素子170から受
光信号が得られた場合は、CDが装着されていると判断
してCDスタンバイ指令を出す(S9)。これにより、
モータ226(図4)が駆動されて、ロッド234が矢
印H方向に移動してCD用スピンドルモータ156が所
定のCD再生位置に移動し、CD用クランパ160がC
Dクランプ位置にセットされ、光ピックアップ154が
最外周位置までフィードされてCD再生スタンバイ状態
とされる(あるいは、トレイ部排出が行なわれるごとに
定常的にこのCD再生スタンバイ状態に戻して、LV検
出時にのみLV再生スタンバイ状態に移行させるように
することもできる)。
【0046】トレイ部収納終了が検出されたら(S1
0)、テーブル回転指令が出される(S11)。トレイ
部収納を終了した状態では再生装置内のテーブル回転用
ギア150がトレイ30の開口部45(図4)から挿入
されて回転テーブル34の下面のギア78にかみ合った
状態となっているので(図2参照)、モータ138を駆
動することにより、回転テーブル34は回転される。そ
して、受光素子170の受光信号により、テーブル基準
位置74からの孔71,72,73,75,76の位置
をカウントして、予めプログラムされたあるいはマニュ
アル操作で指示されたテーブル回転位置が検出された
ら、テーブル回転を停止させる(S12,S13)。
【0047】なお、テーブル基準位置の検出は、テーブ
ル基準位置の孔74が他の孔71〜73,75,76と
違って2分割構造であることを利用して、受光信号の時
間間隔を検出することにより行なうことができる。すな
わち、図10に示すように、回転テーブル34を一定速
度で回転すると、受光信号の時間間隔は通常Aである
が、孔74を通過する時はBのように短くなる。そこ
で、Bよりも長くAよりも短いある基準値を設定して、
受光信号の立上り(または立下り)の時間間隔がこの基
準値よりも短く検出された場合その位置をテーブル基準
位置として検出する。
【0048】テーブル回転が停止したら、ディスククラ
ンプ指令が出される(S6)。これにより、モータ11
0(図1)が駆動されてメカシャーシ102(図4)が
上昇してこのCD再生位置にあるCDがターンテーブル
132によってトレイ部31から引き上げられてクラン
パ160にクランプされる。この時の状態を図9(b)
に示す。再生指令があれば(S7)再生を開始し(S
8)、再生指令がなければ停止状態となる(S9)。ト
レイ部31の収納途中からCD再生スタンバイ動作が開
始されているので、トレイ部収納終了後即座にCD26
0の再生を開始することができる。
【0049】なお、CD再生時にトレイ部排出操作をす
ると、CDクランプが解除されて、CDが回転テーブル
34に戻される。そして、回転テーブル34が回転して
回転基準位置に戻され(孔74の検出による)た後、ト
レイ部排出が開始される。これにより、テーブル回転用
ギア150と回転テーブル30の下面のギア78とのか
み合いが解除されて、トレイ部31は排出される。トレ
イ30の下面にはテーブル回転用モータ138やその駆
動力伝達手段152が配設されていないので、トレイ部
31を大きく引き出すことができ、全てのCD保持部5
1〜55についてディスク交換を行なうことができる。
【0050】
【変更例】前記実施例では、この発明をコンパチブルプ
レーヤに適用した場合について説明したが、コンパチブ
ルでないチェンジャー方式のディスク再生装置にも適用
することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トレイの幅を回転テーブルの直径よりも小さくする
ことができるので、再生装置本体(筐体)の幅を小さく
することができ、装置の小型化が図れる。
【0052】また、トレイを、回転テーブルを回転させ
ずにディスク保持部に保持されている全てのディスクを
交換可能な位置まで再生装置本体から排出されるように
すれば、全てのディスク保持部について回転テーブルを
回転させることなく容易にディスク交換することができ
る。
【0053】また、回転テーブル駆動用モータを、トレ
イとは別に再生装置本体内に固定的に配設し、駆動力伝
達手段を、トレイが再生装置本体に収納されると回転テ
ーブル駆動用モータ側に配置された駆動部と回転テーブ
ル側に配置された被駆動部とがかみ合うように構成する
ことにより、トレイには回転テーブル駆動用モータを配
設する必要がなくなる。したがって、回転テーブル駆動
用モータを小型化する必要がないので、比較的パワーの
大きなモータを使用することができ、指示されたディス
ク保持部をディスク再生位置まで短時間で移動すること
ができる。また、モータへの給電用ケーブルをトレイか
ら引き出さなくてすむので、その引き回しが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例をトレイ部排出状態を示
す平面図である。
【図2】 図1のディスク再生装置をトレイ部収納状態
で示す平面図である。
【図3】 図1のトレイおよび回転テーブルの構造を示
す分解斜視図である。
【図4】 図1の再生装置本体内の一部の機構を示す斜
視図である。
【図5】 図3のE,F,G各矢視図である。
【図6】 図4のクランプアーム162の動作を示す側
面図である。
【図7】 図1のディスク再生装置においてトレイ部収
納開始から再生開始までの制御を行なう制御装置のシス
テム構成例を示すブロック図である。
【図8】 図7のシステムコントローラによる制御フロ
ーの一例を示す図である。
【図9】 図1のディスク再生装置におけるLVクラン
プ時の状態およびCDクランプ時の状態を示す側面図で
ある。
【図10】 テーブル回転時の図1の受光素子170の
受光信号を示す波形図である。
【図11】 従来装置を示す平面図である。
【符号の説明】
30 トレイ 32 再生装置本体、筐体 34 回転テーブル 46,48 切欠、非円形部 51〜55 CD保持部(ディスク保持部)78 駆動力伝達手段(被駆動部) 138 テーブル回転用モータ(回転テーブル駆動手
段)150 駆動力伝達手段の駆動部 152 駆動力伝達手段 154,158,160 再生装置(光ピックアップ、
ターンテーブル、クランパ) 260 CD(ディスク)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、 この筐体内でディスクを再生演奏する再生装置と、 ディスクを装着する筐体外の排出位置と前記再生装置に
    よって演奏可能な筐体内の収納位置との間を水平移動す
    るトレイと、 複数のディスク保持部を配置形成するとともに前記トレ
    イ上の幅方向の中心部に設けた回転軸を中心に回転する
    回転テーブルとを具備し、 前記トレイはその横幅を前記回転テーブルの回転直径よ
    りも小さく構成し、 前記回転テーブルはそのディスク保持部以外の外周に非
    円形部を有し、 その非円形部における前記回転テーブルの幅と前記トレ
    イの横幅が対応するように構成し、 前記回転テーブルは、トレイが収納された前記収納位置
    、前記非円形部以外の部分が該トレイの横幅からはみ
    出しながら、回転可能とし、 トレイを引き出した前記排出位置では回転不可能に構成
    したことを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】再生装置本体に対し収納、排出されるトレ
    イと、 このトレイ上に回転可能に配設された回転テーブルと、 この回転テーブルの回転中心の回りでディスクを保持す
    るように当該回転テーブル上に構成された複数のディス
    ク保持部と、 この回転テーブルを駆動して、当該回転テーブルの前記
    ディスク保持部を選択的にディスク再生位置に移送する
    回転テーブル駆動用モータおよび駆動力伝達手段とを具
    備してなり、 前記回転テーブルは前記ディスク保持部を外れた位置で
    周縁部の一部が切り欠かれて細幅に形成されており、 前記トレイも略々この幅に形成されており、前記回転テーブルは、前記トレイが再生装置本体に収納
    された状態で、前記細幅以外の部分が該トレイの幅から
    はみ出しながら、回転可能であり、 当該トレイを排出する時に前記回転テーブルが前記細幅
    の部分を前記トレイの幅方向に合わせてロックした状態
    で排出されることを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】前記トレイは、前記回転テーブルを回転さ
    せずに前記ディスク保持部に保持されている全てのディ
    スクを交換可能な位置まで前記再生装置本体から排出さ
    れることを特徴とする請求項2記載のディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】前記回転テーブル駆動用モータは、前記ト
    レイとは別に前記再生装置本体内に固定的に配設され、 前記駆動力伝達手段は、前記トレイが再生装置本体に収
    納されると前記回転テーブル駆動用モータ側に配置され
    た駆動部と前記回転テーブル側に配置された被駆動部と
    がかみ合うように構成したことを特徴とする請求項2記
    載のディスク再生装置。
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