JP3621261B2 - 記録媒体の再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートチェンジャ機能を有する記録媒体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用のオーディオ装置などでは、プログラムソースとなるコンパクトディスク(以下「CD」と略称する)などの記録媒体を複数枚収納しておいて、順次交換しながら再生を行うオートチェンジャの機能が備えられているものがある。車両の運転者は、運転しながら記録媒体の挿入や排出の操作を行うことができないので、オートチェンジャの機能は非常に有用である。
【0003】
図51は、従来からのオートチェンジャ機能を備えるCD再生装置1の概略的な構成を示す。筺体2は、車両のダッシュボードに装着することが可能な、いわゆるDINの標準寸法内に形成され、たとえば幅18cm、高さ5cm、奥行き17cm程度の寸法に収められる。筺体2内には、マガジン3が収納され、複数枚のCD4を収納し、PUユニット5で任意の1枚のCD4を選んで再生することができる。CD4は、直径が12cm程度あり、PUユニット5のターンテーブル6も約3cm程度の直径がある。このため、図51(a)に示すように、マガジン3に収納されているうちの1枚のCD4を選択する際には、PUユニット5は、マガジン3から離れた位置で待機し、再生すべきCD4の選択を行う。マガジン3は、CD4を収納した状態で筺体2の外部から挿入され、またはCD4を収納した状態で筺体2から外部に取出される。したがってPUユニット5は、マガジン3の挿入または取出しに邪魔にならない位置に設置される。
【0004】
CD4を再生する際には、図51(b)に示すように、再生すべきCD4が収納されているマガジン3を、対象となるCD4の収納位置の上下で分割し、分割によって生じる空間にターンテーブル6を進入させて、CD4をターンテーブル6に装着し、CD4の再生を行う。PUユニット5をマガジン3の内部に進入させるために、ターンテーブル6は旋回アーム7の先端側で支持される。旋回アーム7の基端側は、支軸8によって支えられる。このようなマガジン方式の先行技術は、たとえば特開平3−235249、特開平6−20425や特開平6−231526などに開示されている。
【0005】
図52は、本件出願人が、特開平10−3732、特開平10−3733、特開平10−3734および特開平10−3736で開示しているCD再生装置11での各部の概略的な動作位置を示す。このCD再生装置11では、筺体12内に複数のCD4を収納可能なストッカ13が配置される。筺体12のフロントパネルには、挿排口14が設けられ、CD4を1枚ずつ挿入または排出可能である。図52(a)に示すように、PUユニット5のターンテーブル6は、ストッカ13に収納されているCD4の範囲から外れた位置で待機して、ストッカ13から1枚のCD4を選択するための厚み方向の移動を行う。図52(b)は、選択されたCD4の上下をあける分割を行い、分割によって形成される空間内にPUユニット5のターンテーブル6を進出させている状態を示す。PUユニット5は、移動機構15によって、分割されて広がったストッカ13の空間内に進出する。
【0006】
図52と同様な構成で、PUユニット5がほとんど定位値に存在し、記録媒体の搬送装置が挿排口14とストッカ13との間で搬送を行う先行技術は、たとえば特開平6−176472や特開平7−272383などに開示されている。特開平6−176472では、記録媒体としてミニディスク(以下「MD」と略称する)を使用する。特開平7−272383では、CD4を記録媒体とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図51に示すような先行技術では、旋回アーム7の先端でPUユニット5を支持し、基端側の支軸8を中心に大きく旋回移動する。すなわち、支軸8からPUユニット5までの距離が大きくなり、機械的な振動などが生じる可能性がある。また、マガジン3は、一括して挿入または取出しを行い、個々のCD4の挿入または排出を行うことはできない。
【0008】
図52に示すような先行技術では、PUユニット5は、ストッカ13から離れた位置か、ストッカ13で分割されて形成される空間に進出するかの間での変位を移動機構15によって行うだけである。このため、図52(a)のように、筺体12の奥行き方向に、CD4とターンテーブル6との直径の和を超える長さを必要とし、小形化が困難である。特開平7−272383の先行技術では、ピックアップの位置がほとんど定位値であるので、筺体の奥行き方向の長さは、CD2枚分必要となり、小形化はさらに困難になる。特開平6−176472の先行技術では、記録媒体がCDよりも小さなMDであるので、筺体内で2つの記録媒体を並べても、充分に小形化することができる。
【0009】
本発明の目的は、ディスク状記録媒体を複数枚収納可能なオートチェンジャ機能を備え、全体を小形化して、しかも安定な再生を行うことができる記録媒体の再生装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、記録媒体を、筺体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
再生部が角変位するように支持する旋回部と、
旋回部を搭載した架台と、
架台をスライドさせる移動部とを含むことを特徴とする記録媒体の再生装置である。
【0011】
本発明に従えば、筺体内に設置される収納部は、複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割することができる。記録媒体を装着して情報の再生および/または記録を行う再生部は、旋回部で角変位するように支持され、旋回部を搭載する架台は移動部によってスライドする。再生部は、角変位および直線状の移動の組合わせによって収納部内外間を移動するので、筺体内の空間を有効に利用して、筺体の小形化を図ることができる。
【0012】
また本発明で前記再生部は、前記旋回部によって前記角変位を行った後、前記移動部によって架台がスライドし、前記収納部の分割によって形成される空間内に進入することを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、収納部を分割して形成される空間に架台をスライドさせて再生部を直線状に進入させることができるので、たとえば収納部への記録媒体の挿入方向に合わせて再生部を分割された空間に進入させることができる。
【0014】
また本発明で前記筺体は、記録媒体が個別に挿入または排出可能な挿排口を有し、
前記再生部は、前記移動部による直線状の移動で、挿排口と収納部との間の記録媒体の搬送を行うことを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、再生部の直線状の移動で、筺体の挿排口と収納部との間での記録媒体の搬送を行うことができるので、記録媒体を1枚ずつ挿入および排出することができ、記録媒体の搬送機構を簡略化することができる。
【0016】
また本発明で前記収納部は前記挿排口から間隔をあけて設置され、
前記旋回部は、前記挿排口から挿入される記録媒体の中心が通る位置へ、前記再生部を位置させることを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、挿排口から挿入される記録媒体の中心が通る位置に再生部を旋回部で移動して、記録媒体を直線状に移動して収納部に搬送させることができる。
【0018】
また本発明で前記再生部は、前記旋回部および前記移動部によって、前記収納部が分割される際に、収納部に収納された記録媒体が移動する範囲から退避させることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、再生部は、収納部が分割される際に、旋回部および移動部によって、収納部に収納される記録媒体が分割に伴って移動する範囲から退避するので、再生部と収納部との相対的な位置の変更を自由に行うことができ、筺体内の空間を有効に利用することができる。
【0020】
また本発明で前記架台は、前記筺体によって支持されるベース部材によって支持され、前記記録媒体の挿入または排出方向にスライドし、
前記旋回部は、基端部が架台に立設される基軸によって角変位可能に支持され、先端部で前記再生部を支持する旋回部材を有し、
該ベース部材には、該基軸を前記直線状に移動するように案内する移動案内部と、該旋回部材が架台に対して、該基軸を中心に旋回する際に案内を行う旋回案内部とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、移動部をベース部材と架台とによって構成する。架台はベース部材によって支持され、記録媒体の挿入または排出方向にスライドできる。旋回部は、基端部が可動部材に立設される基軸によって角変位可能に支持される。旋回部材の先端部では、再生部を支持する。ベース部材には、旋回部材の基軸を記録媒体の挿入または排出方向に直線状に移動するように案内する移動案内部と、旋回部材が可動部材に対して基軸を中心に旋回する際に案内を行う旋回案内部とが備えられる。旋回部材の基軸を中心とする角変位で、再生部の旋回を行うことができ、また架台のベース部材に対する直線状の移動で、旋回部の先端に支持される再生部の直線状の移動を行うことができる。
【0022】
また本発明で前記移動案内部は前記ベース部材に、前記記録媒体の挿入または排出方向に延びる第1の案内部と、第1の案内部の一方に連なり、第1の案内部から所定の角度の方向に延びる形状の第2の案内部とから成る略L字状に形成され、
前記旋回案内部は、前記架台に、円弧状に形成されることを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、移動案内部を略L字状に形成し、記録媒体の挿入または排出方向に延びる形状の第1の案内部で、収納部を分割して形成する空間に再生部を記録媒体の挿入方向に合わせて進入させることができる。旋回案内部は、円弧状に形成されるので、移動案内部の第2の案内部と組合わせて、再生部の角変位を円滑に行わせることができる。
また本発明で、前記旋回部材の基軸は、前記再生部に装着される記録媒体の範囲内に位置することを特徴とする。
本発明に従えば、旋回部材が旋回変位する際の旋回半径を小さくして、再生部が挿入または排出する記録媒体の中心を通る中心線上に、挿排口から近い位置で到達することができる。旋回半径が大きい場合に比較して安定させることもできる。
【0024】
また本発明で前記移動部は、移動のための駆動の伝達機構を有し、該伝達機構中に、駆動力を制限するスリップ部を有することを特徴とする。
【0025】
本発明に従えば、移動部の伝達機構は、移動のための駆動力を伝達する際に、駆動力を制限するスリップ部を有するので、再生部の移動に対する抵抗が大きくなると、スリップ部が駆動力の伝達を停止し、再生部を所定の位置に確実に停止させることができる。
さらに本発明は、記録媒体を、筐体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
再生部が角変位するように支持する旋回部と、
旋回部を直線状に移動させる移動部とを含み、
前記架台は、前記筐体によって支持されるベース部材によって支持され、前記記録媒体の挿入または排出方向にスライドし、
前記旋回部は、基端部が架台に立設される基軸によって角変位可能に支持され、先端部で前記再生部を支持する旋回部材を有し、
該ベース部材には、該基軸を前記直線状に移動するように案内する移動案内部と、該旋回部材が架台に対して、該基軸を中心に旋回する際に案内を行う旋回案内部とを備え、
前記移動案内部は、前記ベース部材に、前記記録媒体の挿入または排出方向に延びる第1の案内部と、第1の案内部の一方に連なり、第1の案内部から所定の角度の方向に延びる形状の第2の案内部とから成る略L字状に形成され、
前記旋回案内部は、前記架台に、円弧状に形成されることを特徴とする記録媒体の再生装置である。
本発明に従えば、移動案内部を略L字状に形成し、記録媒体の挿入または排出方向に延びる形状の第1の案内部で、収納部を分割して形成する空間に再生部を記録媒体の挿入方向に合わせて進入させることができる。旋回案内部は、円弧状に形成されるので、移動案内部の第2の案内部と組合わせて、再生部の角変位を円滑に行わせることができる。
さらに本発明は、記録媒体を、筐体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
再生部が角変位するように支持する旋回部と、
旋回部を直線状に移動させる移動部とをみ、
前記移動部は、移動のための駆動の伝達機構を有し、該伝達機構中に、駆動力を制限するスリップ部を有することを特徴とする記録媒体の再生装置である。
本発明に従えば、移動部の伝達機構は、移動のための駆動力を伝達する際に、駆動力を制限するスリップ部を有するので、再生部の移動に対する抵抗が大きくなると、スリップ部が駆動力の伝達を停止し、再生部を所定の位置に確実に停止させることができる。
【0026】
また本発明で前記伝達機構は、前記可動部材の両側を、共通の駆動源からの駆動力を振り分けて駆動することを特徴とする。
【0027】
本発明に従えば、共通の駆動源からの駆動力で可動部材の両側を振り分けて駆動するので、ベース部材に対する可動部材の直線状の移動を、偏りなく行うことができる。
【0028】
また本発明で前記伝達機構は、前記駆動力の振り分け後に、同一構成で駆動力を前記両側の駆動位置まで伝達することを特徴とする。
【0029】
本発明に従えば、ベース部材に対する可動部材の移動のための駆動を、両側で同一の構成の伝達機構を介して行うので、両側に対して均等に駆動力を与え、偏りなく円滑に可動部材を移動させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態として、車載用のCD再生装置21の概略的な動作状態を平面視して示す。CD再生装置21の筐体22内では、ストッカ23に複数のCD24を収納可能である。ストッカ23では、CD24が厚み方向に積層して収納され、任意の収納位置で、厚み方向の上下に分割することができる。分割されて形成される空間には、PUユニット25のターンテーブル26を、旋回アーム27による円弧状の移動と、移動機構28による直線状の移動とを組合わせて進出させることができる。
【0031】
図1(a)では、ターンテーブル26を、ストッカ23に収納されるCD24の移動範囲から退避させている状態を示す。図1(b)は、旋回アーム27を旋回変位させ、ターンテーブル26が、筺体22の外部から挿入されるCD24の中心が通る中心線24a上の位置に待機する状態を示す。図1(c)は、ターンテーブル26によってCD24を保持し、ストッカ23で分割によって形成する空間内にCD24を搬送した状態を示す。図1(a)、(b)および(c)の各状態間の移動の制御は、筺体22の一側方に配置される制御回路21aによって行われる。
【0032】
図2は、図1のCD再生装置21の概略的な全体構成を示す。筺体22は、車載用の機器として標準的な、1DINと称される大きさである、幅が約18cm、厚さが5cm、奥行きが17cm程度に形成される。筺体22内には、収納手段であるストッカ23が収納され、ディスク状の記録媒体であるCD24を、6枚まで収納することができる。CD24は、約12cmの直径と、約1.2mmの厚さを有する。ストッカ23は、全体としての昇降変位が可能である。昇降変位によって1つの収納位置が選択されると、分割機構29によってストッカ23は上下に分割され、分割された収納位置間で間隔をあけることができる。
【0033】
PUユニット25は、移動機構28によって、筺体22の底部に設けられるスライドベース30上を変位可能である。スライドベース30は、フローティング機構31によって筺体22の底部から機械的に浮いている状態に保つことができる。フローティング機構31は、PUユニット25のみを他の部分から機械的に浮いた状態とし、CD24がPUユニット25に装着されて再生を行っているときに、外部からの振動の影響を受けにくくすることができる。
【0034】
筺体22の操作面であるフロントパネル32には、CD24の挿入または排出を行うための挿排口33が形成され、筺体22内には挿排口33に隣接して、搬送機構34が設けられる。搬送機構34は、搬送ローラ35と支持板36とを含む。挿排口33から挿入または排出されるCD24は、支持板36上に載置され、搬送ローラ35の回転によって搬送される。筺体22内でCD24の搬送や再生などが行われているときには、挿排口33をシャッタ機構37で閉鎖し、誤ってCD24を二重に挿入することを防ぐ。制御回路21aは、CD24の再生を行うとき以外には、ロック機構38によってフローティング機構31による浮遊状態を解除し、PUユニット25が筺体22内の他の部分と独立して浮動することがないようにしている。ストッカ23には、1枚ずつCD24を収納可能なホルダ39が積層されている。
【0035】
図3、図4、図5、図6および図7は、本実施形態のCD再生装置21で、CD24の挿入、排出、収納、再生およびチェンジを行う際の動作の概要をそれぞれ示す。図3(1)は、挿入スタンバイ状態を示す。搬送機構34では、搬送ローラ35が下降して、挿入されるCD24を引込むことが可能な状態になっている。ストッカ23では、選択される収納位置に対応するホルダ39に対して、その下側のホルダが全部下降して間隔があいており、また選択されたホルダ39の上側のホルダは全部上昇している。選択されたホルダ39とその上方のホルダとの間の空間にCD24が収納される。PUユニット25は、搬送機構34の出側の待機位置で待機している。
【0036】
図3(2)は、CD再生装置21のユーザが、図1の挿排口33からCD24を1枚挿入した状態を示す。搬送機構34の搬送ローラ35は、挿入されたCD24を図3(3)に示すように一旦筺体22内に引込み、図3(4)に示すように逆方向に搬送して位置決めを行う。図3(3)に示すように、CD24を引込んだ後では、図2のシャッタ機構37が閉じている。図3(4)に示すように、CD24を逆方向に搬送すると、CD24の後端は図2のシャッタ機構37で停止し、位置決めを行うことができる。
【0037】
図3(4)で位置決めされたCD24に対し、図3(5)では、PUユニット25が上昇してターンテーブル26にCD24を装着して、CD24を受取る。ターンテーブル26には、チャッキング機構40が設けられ、図3(6)に示すように、チャッキング機構40を作動させてCD24をターンテーブル26に対してクランプする。次にPUユニット25を挿入方向に移動させ、搬送機構34からCD24を引出し、図3(7)に示すように、ストッカ23内にCD24を移動させ、図3(8)に示すようなPLAY状態で、図2のロック機構38による拘束を解除し、PUユニット25が図2のフローティング機構31によって機械的に浮いた状態として、CD24からの情報の再生を行う。
【0038】
図4は、図3(8)に示す再生状態から、CD24を排出する動作の過程を示す。図4(1)の再生状態では、図2のロック機構38がロック状態を解除しているけれども、図4(2)では、図2のロック機構38を作動させて、図2のフローティング機構31による浮遊状態を停止する。図4(3)では、PUユニット25をストッカ23内から搬送機構34の出側の待機位置まで移動する。図4(4)では、チャッキング機構40を作動させて、CD24に対するターンテーブル26へのクランプ状態を解除する。図4(5)では、PUユニット25が待機位置で下降するとともに、搬送機構34の搬送ローラ35も下降して、CD24を搬送ローラ35と支持板36との間で保持する。これによってCD24は、PUユニット25から搬送機構34側に受け渡される。図4(6)では、搬送ローラ35が回転し、CD24を排出する。排出は、図2の挿排口33からCD24が突出する状態で一旦停止し、CD再生装置21のユーザがCD24を取出す動作を行うのを待つ。
【0039】
図5は、CD24をストッカ23内の収納位置まで収納する収納動作の概要を示す。ただし、図3(8)に示すPLAY状態を、図5(1)のPLAY状態として説明を行う。挿排口33から挿入されるCD24をストッカ23に収納する場合には、図3の(1)から(8)までの動作の後、再生を行わないで直ちにCD24の収納を行う。図5(2)では、図2のロック機構38が動作して浮遊状態が解除された後、PUユニット25とCD24を収納するホルダ39とが上昇する。図5(3)では、PUユニット25のチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル26へのクランプ状態が解除される。図5(4)では、PUユニット25が下方に移動し、ターンテーブル26からCD24がホルダ39上に抜取られる。図5(5)では、PUユニット25が搬送機構34の下方の位置まで移動し、図5(6)では分割されていたストッカ23が全部下降して分割状態が解除される。
【0040】
図6は、ストッカ23内に収納されている任意のCD24を排出する動作手順を示す。図6(1)に示すように、PUユニット25が搬送機構34の下方に位置し、ストッカ23の全体が下降している状態から、排出すべきCD24を収納しているホルダ39が選択されると、図6(2)に示すように、選択されたホルダ39を含み、その上方の部分と、選択されたホルダ39よりも下方の部分とに、ストッカ23が分割される。図6(3)では、分割されて形成されるストッカ23内の空間にPUユニット25が移動する。図6(4)では、PUユニット25が上昇し、排出するCD24をターンテーブル26に装着する。図6(5)では、ターンテーブル26にチャッキング機構40を作動させてCD24をクランプする。図6(6)では、CD24を収納していたホルダ39が下降し、ターンテーブル26側にCD24を移行させる。図6(7)では、CD24を装着したターンテーブル26を含むPUユニット25がストッカ23間に形成される空間から搬送機構34の出側の待機位置まで移動する。CD24は、搬送ローラ35が引上げられている支持板36に挿入される。図6(8)では、チャッキング機構40によるCD24のターンテーブル26へのクランプ状態を解除し、図6(9)でPUユニット25を下降させるとともに搬送ローラ35を下降させ、搬送ローラ35と支持板36との間でCD24を保持してターンテーブル26からCD24を除去し、搬送ローラ35を回転させてCD24の排出を行う。図6(9)では、CD24がユーザによって挿排口33から除去されれば、新たにCD24の挿入が可能となる挿入スタンバイ状態となる。
【0041】
図7は、1つのCD24を再生しているPLAY状態から、ストッカ23内に収納されている他のCD24に交換するチェンジ動作を示す。図7(1)から(6)までの動作は、図5(1)から(6)までと同様である。図7(7)から(11)までの動作は、図6(1)から(5)までの動作と同様である。図7(12)では、図1のロック機構38を解除し、PUユニット25がフローティング機構31によって、機械的に浮遊している状態となるようにした後、選択されたCD24を収納していたホルダ39を下降させ、CD24の再生を行う。ロック機構38によるロックを解除しているので、外部から与えられる振動をフローティング機構27でPUユニット25に伝わりにくくした状態でCD24の再生を行うことができる。ただし、振動の吸収のために、PUユニット25と他の部分との間には相対的な変位が生じる可能性があるので、CD24を装着したPUユニット25は、CD24が周囲に当たらないような位置に移動することが好ましい。
【0042】
図8は、図1のCD再生装置21の外観を示す。フロントパネル32の挿排口33の周囲には、選択ボタン41〜46が設けられ、ストッカ23内に収納されるCD24の収納位置を指定することができる。収納位置には、たとえば下から上に1〜6番の番号を与え、選択ボタン41〜46で対応する番号を指定する。
【0043】
図9は図1のCD再生装置21で筺体22を除去した機構部分の構成を示す。図10、図11および図12は、図9に示す機構部分を、正面、平面および左側面からそれぞれ見た状態を示す。取除いた筺体22のフロントパネル32側を前方側、フロントパネル32と対向する側を後方側として、機構部分の全体はシャーシ50によって支えられる。シャーシ50上には、前方側にシャッタ機構37および搬送機構34が配置され、後方側にはストッカ23が配置される。PUユニット25は図11に示すような待機位置と、ストッカ23内に侵入した位置との間で、ターンテーブル26の中心位置がシャーシ50の中心線51上に位置するように、前後方向に移動が可能である。また図11に示す待機位置から、ターンテーブル26側を先端として旋回変位し、ターンテーブル26を搬送機構34の下方に移動させることもできる。
【0044】
シャーシ50の幅方向の両側には、ストッカ23の昇降移動を行う機構、ストッカ23の分割を行う分割機構29、およびPUユニット25やロック機構38を作動させるための機構が、カム溝を前後方向に往復移動させる各種のスライド板などとして配置される。スライド板の駆動を行うために、シャーシ50の後方の角隅の部分に、昇降モータ52および分割モータ53がそれぞれ配置される。昇降モータ52は、昇降用スライド板54をシャーシ50の前後方向に移動し、カウントセンサ55で計数される段数に従ってストッカ23の収納位置の選択を行う。昇降モータ52で選択された収納位置に対しては、分割モータ53によって駆動される分割用スライド板56が作用し、ストッカ23の分割を行う。シャーシ50の前方および後方には、分割用スライド板56および昇降用スライド板54の原点位置を示す分割原点スイッチ57および昇降原点スイッチ58がそれぞれ設けられる。分割用スライド板56の位置は、分割位置センサ59によって検出される。分割位置センサ59は、直線状に作動する可変抵抗器であり、位置をアナログ電圧で示すように使用する。検出出力はA/D変換され、デジタル値として取扱われる。
【0045】
本実施形態では、昇降モータ52で搬送ローラ35の駆動も行う。搬送ローラ35は、CD24の挿入または排出を行う際にだけ下降して作用し、他の状態では上昇しているので、機構を簡略化するために、搬送ローラ35は常時昇降モータ52から駆動力の伝達がなされるようにしている。ストッカ23の昇降変位を必要とするときには、クラッチ機構を作動させて、駆動力が昇降用スライド板54に伝達されるように連結する。本実施形態のクラッチ機構は、分割用スライド板56が最も後退した位置にあるときに、昇降モータ52からの駆動力が昇降用スライド板54に伝達されるように連結する。
【0046】
図13は、PUユニット25を移動するため、図1の移動機構28として、スライドベース30上に形成されるスライドユニット60の構成を示す。図14は、スライドユニット60をスライドベース30に対して後方に移動させた状態を平面視して示す。スライドユニット60は、大略的にスライド板61および旋回アーム27を有する。スライド板61は、スライドベース30に対して、前後方向に移動可能である。スライド板61の駆動系には、後述するスリップ機構62が設けられる。旋回アーム27は、基端側に設けられる旋回軸63を中心として、スライド板61に対して先端側のPUユニット25が弧を描くように旋回変位が可能である。スライド板61には、旋回アーム27の旋回変位の際の案内を行う円弧状案内溝64が形成される。スライドベース30には、L字状案内溝65が形成され、CD24の挿入または排出方向の第1の案内部である縦溝66と第2の案内部である横溝67とを有する。旋回アーム27には、スライドベース30のL字状案内溝65に係合する突起68が設けられ、突起68がL字状案内溝65の横溝67で案内されている間に、旋回アーム27に設けられる突起69がスライド板61の円弧状案内溝64に案内されて旋回アーム27の旋回変位が行われる。旋回アーム27の突起68がL字状案内溝65の縦溝66側によって案内されるようになると、旋回アーム27はそれ以上の旋回変位を行うことができず、縦溝66と突起68とが係合した状態で、前後方向の移動のみが可能となる。なお横溝67の縦溝66に対する相対的な長さと方向は、旋回アーム27の寸法などによって決まる。
【0047】
図15に示すように、旋回アーム27上でのPUユニット25の移動は、送りモータ70が送りねじ軸71を回転駆動して行う。PUユニット25がターンテーブル26側の原点位置にあることはPU原点スイッチ72によって検出される。通常は、PUユニット25が原点位置まで達すると、それ以上の送りモータ70の駆動は行わないようにされているけれども、本実施形態では、原点位置でPUユニット25を機械的に停止させることなく、送りモータ70をさらに駆動して、チャッキング機構40によるクランプ状態の解除も可能にしている。クランプ状態が解除されることはクランプ解除スイッチ73によって検出する。ターンテーブル26は、スピンドルモータ74によって直接回転駆動される。
【0048】
スライドベース30に対するスライドユニット60の相対的な移動は、スライドモータ75によって駆動される。スライドモータ75はスライドベース30上に設けられ、スライド板61の移動位置は、スライド原点スイッチ76、スライド完了スイッチ77および挿排待機スイッチ78によってそれぞれ検出される。
スライドベース30から下方に、フローティングピン81、ロック軸82およびロック片83が立設される。フローティングピン81は、フローティング機構31によって、浮動状態で支持される。ロック軸82およびロック片83は、ロック機構38が作動すると固定される。
【0049】
図16は、スライドユニット60で、スライドモータ75からの駆動力をスライド板61に伝達する歯車機構中に設けられるスリップ機構62の構成を示す。スリップ機構62では、共通の軸62aに2つの歯車62bおよび62cが設けられている。スライドモータ75に連なる側の歯車62bは、軸62aに対して固定されている。スライド板61側に連なる歯車62cは、軸62aに対して固定されておらず、軸62aのまわりに回転することができる。しかしながら、軸62aに固定される止め輪62dに対し、ばね62eで押圧され、歯車62cと止め輪62dとの摩擦力で駆動力が伝達される。駆動力が、摩擦力を超えると、歯車62bから軸62aに伝達される駆動力は、止め輪62dから歯車62bに伝達されないで空回りしてしまう。これによって、スライド板61をスライドベース30に対して最も突出させ、PUユニット25をストッカ23内に進入させた状態、またはスライドベース30に対してスライド板61を最も引き戻した状態に、それぞれ到達して機械的な当たりで停止すると、スリップ機構62が空回りする。スリップ機構62が空回りするまでスライドモータ75を駆動してからスライドモータ75を停止させるような制御を行えば、高精度にスライド板61の停止位置を決めることができる。
【0050】
スライドユニット60の直線状の移動は、スリップ機構62からの駆動力を連動軸84でスライドベース30の両側方に伝達し、同一構成の歯車機構85,86を介して行われる。両側が同時にかつ均等に駆動されるので、円滑な移動が可能になる。
【0051】
図17は、ホルダ39の構成を示す。ホルダ39は大略的に半円弧状である。ホルダ39の内周側にはCD24を載置するCD載置部91が形成される。CD24を水平な姿勢でホルダ39のCD載置部91に載置するだけで保持可能なようにするため、ホルダ39は半円よりも大きな範囲でCD24の周囲を載置可能とする。ホルダ39の後方端側には、CD載置部91に載置されているCD24が浮き上がらないように抑える浮き上がり防止突起92を形成する。ホルダ39の両側には、後述するように、分割用スライド56で分割を行うための分割用突起93,94,95,96を形成する。またホルダ39の幅方向の両側には、一対の挿通孔97,98を形成する。ホルダ39の表面の前方には位置ずれ防止用突起99,100を形成する。
【0052】
図18は、ホルダ39を積層して、ストッカ23を形成している状態を示す。ストッカ23は、昇降用スライド板54によって昇降変位する底板101と、底板101上方に向けて立設される一対の昇降ガイド102,103と、昇降ガイド102,103が挿通孔97,98にそれぞれ挿通される6枚のホルダ39と、天板104とを含む。天板104は、中心部の切欠き105を除いて、最上段のホルダ39上に載置されるCD24の上面を押さえることができるように、大略的に矩形の形状に形成される。矩形形状の四隅には、ホルダ39の分割用突起93〜96に対応する分割用突起106〜109がそれぞれ形成される。また、天板104には、昇降ガイド102,103が挿通する挿通孔110,111と、最上段のホルダ39の位置ずれ防止用突起99と係合する位置ずれ防止穴112,113も設けられる。本実施形態では、複数段のCD24を収納するために、同一のホルダ39を用いることができる。底板101の両側方には、昇降用スライド板54に形成される階段状の溝と係合して昇降変位を行うためのピン114,115,116,117が設けられる。
【0053】
また、天板104の両側には、ばね受け118が設けられる。両側のばね受け118には、細長いコイルばね119がそれぞれ接続され、底板101の中央で、コイルばね119の先端同士が引っ掛けられて止められる。コイルばね119は全長が長いので、ストッカ23が分割されて全長が伸びた状態でも、ストッカ23が閉じて伸びが小さくなった状態でも、ストッカ23が閉じるように付勢する力にほとんど差がないようにすることができる。
【0054】
図19および図20は、ストッカ23を任意の位置で分割することができる分割用スライド板56の形状を示す。図19は斜視した状態を示し、図20は側面視した状態を示す。図19(a)は右側用の分割用スライド板56a,図19(b)は左側の分割用スライド板56bをそれぞれ示す。両側の分割用スライド板56a,56bは、参照符「56」で総称する。分割用スライド板56には、前後方向に分けて、2組の上側カム部120および下側カム部121がそれぞれ形成される。分割する収納位置のホルダ39の分割用突起93〜96は、上側カム部120の斜面に沿って上昇する。分割するホルダ39よりも下側のホルダは、下側カム部121によって上昇が抑えられる。上側カム部120に沿って斜面を上昇する分割用突起93〜96は、分離部122で、収納位置のホルダ39とその上方のホルダ39とに分離される。最上段のホルダ39を選択しているときには、天板104の分割用突起106〜109が分離部122で分離される。下側のホルダ39は、押え部123でばねの効果でさらに押し付けられる。分割用スライド板56の前後方向の移動は、分割用スライド板56の前方の上部に設けられるラック124を、ピニオン歯車で駆動して行う。なお、分割用スライド板56には、後述するPU昇降用スライド板と連動させるためのばね受け125が上方に形成され、ピン126が側方に立設される。
【0055】
図20では、ホルダ39の分割用突起93,94と分割用スライド板96aの移動位置との関係を、参照符93a1,93a2,…,94c4等で示す。分割用突起を示す「93」および「94」の後の「a」、「b」、「c」は、選択されたホルダ39の上のホルダ39、選択されたホルダ39、および選択されたホルダ39の下のホルダ39のそれぞれに対応する。選択されたホルダ39が最上段のホルダ39であるときは、そのウエハ天板104となる。選択されたホルダ39が最下段のホルダ39であるときは、その下は底板101となる。最後の数字「1」、「2」、「3」、「4」は、ストッカ23の分割の状態に対応する。
【0056】
図3〜図7を参照すると、「1」は、ストッカ23が閉じている状態であり、図5(6)、図6(1)および図7(6),(7)に対応する。「2」は、図5(2)〜(5)、図6(2)〜(5)、図7(2)〜(5)、および図7(8)〜(11)に対応する分割状態である。「3」は、図3(8)、図4(1)、図5(1)、図7(1)および図7(12)に対応する状態である。「4」は、図3(1)〜(7)、図4(2)〜(6)、および図6(6)〜(9)に対応する状態である。
【0057】
図21は、ホルダ39の分割用突起93〜96を、上側カム部120と下側カム部121とで分割している状態を示す。このような分割用スライド板56を用いることによって、図3〜図7に示すようなストッカ23の昇降変位が可能となる。
【0058】
図22は、分割用スライド板56と連動して、PUユニット25のスライドベース30を昇降変位させるPU昇降用スライド板150の構成を示す。PU昇降用スライド板150には、スライドベース30を昇降変位させるためのPU昇降用溝151が形成される。PU昇降用スライド板150は、ピン152で案内されて前後方向に移動する。連動溝153は、分割用スライド板56のピン126と係合し、分割用スライド板56がある程度以上後退すると連動して後退し、上方に形成されるラック154が分割用スライド板56の駆動用のピニオン歯車に噛合するようになって、さらに後方に移動可能となる。PU昇降用スライド板150には、分割用スライド板56のばね受け125との間でコイルばねを掛けるためのばね受け155も設けられる。
【0059】
図23に示すように、PU昇降用スライド板150は、シャーシ50の側板160に装着される。側板160には、スライド溝161がカムとして形成され、PU昇降用スライド板150のピン152が係合し、PU昇降用スライド板150の前後方向の移動を案内する。PU昇降用スライド板150の下方には、昇降用スライド板54が装着される。
【0060】
なお、PU昇降用スライド板150は、分割用スライド板56と一体化させることもできる。その場合は、PU昇降用溝151を分割用スライド板56に形成する。本実施形態のように別体とすれば、前後方向に必要な長さを短くすることができる。
【0061】
図24は、シャーシ50に関連する構成を示す。シャーシ50の前方には、昇降用スライド板54を幅方向の左右で連動させる連動レバー170が設けられ、中心線51上に設けられる支軸171を中心に揺動変位が可能である。左側方に配置されることになる昇降用スライド板54の移動は、昇降モータ52からの回転駆動力を、かさ歯車172からピニオン歯車173に伝達して行われる。
【0062】
図24のシャーシ50に関連する構成を左側方から見た状態は、図23に相当する。右側方側の昇降用スライド板54は、前方側を図24の連動レバー170によって駆動される。左側方側と右側方側とで、昇降用スライド板54は相互に逆方向に動き、階段溝134でストッカ23の底板101を昇降変位させることができる。ストッカ23の底板101を昇降変位させることによって、ストッカ23全体が閉じた状態で、任意の収納位置を分割用スライド板25が作用する高さに合わせることができる。
【0063】
分割用スライド板56は、PU昇降用スライド板150と連動する。PU昇降用スライド板150には、図22に示すように、PU昇降用溝151が形成され、スライドユニット60のスライドベース30を昇降変位させ、図3〜図7に示すように、ストッカ23の分割と連動してターンテーブル26の昇降変位を行わせることができる。PU昇降用スライド板150は、ラック154を備え、分割用スライド板56のラック124と同一のピニオン歯車で駆動される。分割用スライド板56とPU昇降用スライド板150とは一体化することもできるけれども、別個に形成し、駆動するタイミングをずらすことによって、全長を短くすることができる。
【0064】
図25に示すように、昇降用スライド板54には、階段溝174が形成されており、ストッカ23の底板101のピン114,115,116,117に係合する。階段溝174は、カムとして、ストッカ23を全体として昇降変位させる。ストッカ23は、昇降変位によって分割するホルダ39間を分割用スライド板56の先端の高さに合わせることによって、選択を行う。本実施形態では、分割する位置の上方のホルダ39を選択することになるけれども、下方のホルダ39を選択するような構成も、同様に可能である。
【0065】
図26は図24に示すシャーシ50に分割機構29、ロック機構38などを装着した機構部分の外観を示す。また図27は、図26の機構部分について平面視した状態、図28は図27の切断面線Y−Yから見た断面を示す。
【0066】
シャーシ50の前方側には、スライドユニット60のスライドベース30から突出するロック軸82を受けるロック孔178を有するロック機構38が設けられる。また、図13に示すようにスライドベース30に立設されるフローティングピン81は、ロック機構38よりも幅方向の外側に設けられるダンパ取付孔179に取付けられるダンパに挿入される。さらにダンパの周囲にコイルばねを配置し、シャーシ50に対してスライドユニット60をフローティング状態で弾発的に支持する。
【0067】
シャーシ50の前方中央付近には、ディスク押えレバー180が設けられ、ストッカ23が分割された状態で、下側のホルダ39内に収納されているCD24が抜け出さないように前方から押える。ディスク押えレバー180は、分割用スライド板56と連動して角変位し、ストッカ23が分割されていない状態ではCD24への押圧状態を解除する。シャーシ50に設けられるかさ歯車172では、昇降モータ52からの回転駆動力を歯車機構181によって伝達する。歯車機構181内には、かさ歯車172への駆動力の伝達を、分割用スライド板56bと連動して制御する遊星歯車機構が設けられる。分割用スライド板56bを移動させてストッカ23の分割を行っているときには、昇降用スライド板54に対しては駆動力を伝達しないように伝達経路を遮断する。
【0068】
図29は、分割用スライド板56およびPU昇降用スライド板150を駆動するための歯車機構の概要を示す。ドライブシャフト82の先端には、歯車機構183を構成する傘歯車183aが設けられ、傘歯車183bおよび平歯車183cに昇降モータ52からの駆動力を伝達する。ドライブシャフト184の先端には、傘歯車184aが設けられ、傘歯車184bおよび平歯車184cに分割モータ54からの駆動力を伝達する。連結軸185には、右端側に平歯車185a,185bが設けられ、左端側には平歯車185cが設けられる。分割モータ54からの駆動力は、平歯車184cから歯車機構186の軸186aに挿入されている平歯車186bを介して平歯車185aに伝達される。
【0069】
平歯車186bは、軸186aには固定されておらず、軸186aを中心として自由に回転することができる。歯車機構186の軸186aの両端には平歯車186cおよびピニオン歯車186dが設けられる。左端側の歯車機構187は、軸187aを中心として自由に回転することができる平歯車187bと、軸187aの両端に設けられる平歯車187cおよびピニオン歯車187dとを有し、右端側の歯車機構186と同一の構成を有する。
【0070】
平歯車185aに駆動力が伝達されると、連結軸185が回転し、平歯車185b,185cを介して、平歯車186c,187cに駆動力がそれぞれ伝達される。この駆動力は、ピニオン歯車186d,187dを回転させ、分割用スライド板56b,56aのラックを前後方向に駆動する。なお、左端側の歯車機構187で、ドライブシャフト182を介して伝達される昇降モータ52からの駆動力は、平歯車187bを介して、搬送ローラ35の駆動機構に伝達される。
【0071】
図30は、図2の制御回路21aによってCD再生装置21の各部を制御するための電気的構成を示す。制御回路21aには、マイクロコンピュータなどが含まれ、予め設定されるプログラムに従って、種々の動作を行わせる。どのような動作を行うかは、フロントパネル32に設けられる選択ボタン41〜46などを含む入力スイッチ140からの指示に従って行われる。
【0072】
図31〜図50は、図30の制御回路21aによる制御動作を示す。モータは、時計まわり方向(CW)と反時計まわり方向(CCW)とに、方向が切換え可能である。分割位置センサ59の出力値は、デジタル変換した後の16進数で示し、「h」を付加してある。また、「const.」、「inc.」および「dec.」は、値が一定、増加および減少することをそれぞれ示す。
【0073】
図31は、フローティング機構31によってPUユニット25を含むスライドベース30をシャーシ50から浮遊させている状態から、ストッカ23のホルダ39にCD24を戻すまでの動作の際の制御タイミングを示す。動作開始時点Sで、図9(1)に示すように、下方に逃げているホルダ39を分割用スライド板56を分割モータ53で反時計まわり(CCW)方向に駆動して上昇させ、分離部122で下方に押下げられていたホルダ39を上昇させるとともに、ロック機構38によるロックを解除し、フローティング状態を回復する。図32は、CD24のチャッキング機構40によるクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させて、CD24からターンテーブル26を抜取る動作の手順を示す。図33は、スライドユニット60をストッカ23内から待機位置まで引出して退避させる動作の制御手順を示す。図34は、PUユニット25がストッカ23外部に退避し、分割されて形成されているストッカ23の空間が分割用スライド板56の移動によって閉じて、ストッカ23が全て密着し、分割が終了する状態の動作手順を示す。図35は、昇降用スライド板54によって、ストッカ23の全体が昇降変位する動作手順を示す。昇降用スライド板54を移動させて、ストッカ23内の収納位置の1つを選択する。カウントセンサ55からの出力で、選択する収納位置が決定されれば、昇降モータ52を停止する。以上説明した図31から図35までの制御によって、図5(1)から図5(6)まで、あるいは図7(1)から図7(6)までの動作を行わせることができる。
【0074】
図36は、分割用スライド板56によって、ストッカ23の分割を行う際の制御動作を示す。図37は、分割されたストッカ23の空間に、PUユニット25を挿入する動作を示す。図38は、ストッカ23内に挿入されたPUユニット25のターンテーブル26を上昇させ、ターンテーブル26にCD24を装着する動作を示す。図39は、チャッキング機構40を作動させて、ターンテーブル26にCD24をクランプし、ロック機構38によるロックを解除して、スライドベース30上のPUユニット25等をフローティング機構31による浮遊状態にする動作の制御を示す。図36から図39までの制御で、図7(7)から図7(12)までの動作を行わせることができる。
【0075】
図40は、ストッカ23内でターンテーブル26にクランプしている状態から、CD24を収納していたホルダ39を下降させる動作の制御を示す。図41は、ターンテーブル26にクランプした状態のCD24を、PUユニット25を用いて待機位置まで移動させる搬送の動作を示す。図42は、PUユニット25が待機位置に位置決めされた状態でチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル26へのクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させるとともに、搬送ローラ35を下降させて搬送機構34内でCD24を保持し、ターンテーブル26をCD24に搬送経路から下方へ退避させる動作の制御を示す。図43は、搬送ローラ35を駆動して、CD24を外部に排出する動作の制御を示す。以上説明した図40から図43までの制御は、図4の(1)から(6)までの手順に対応する。
【0076】
図44は挿排口33から挿入されるCD24を、搬送ローラ35によって内部に取込む動作の制御を示す。図45は、挿排ローラ35を逆方向に駆動して、CD24の待機位置に対する位置決めを行う動作の制御を示す。図46は、位置決めされたCD24に対し、PUユニット25を上昇させて、CD24をターンテーブル26に装着する動作の制御を示す。図47はターンテーブル26にチャッキング機構40によってクランプしたCD24を、PUユニット25を移動して、ストッカ23内の空間に搬送する動作の制御を示す。以上説明した図44から図47の制御で、図5(1)から(7)までの動作を行わせることができる。
【0077】
図48はロック機構38によりスライドベース30をロックし、PUユニット25のターンテーブル26を上昇させる動作の制御を示す。また、図49および図50は、ターンテーブル26に対してCD24のクランプを行う動作とクランプを解除する動作とをそれぞれ示す。前述のように、クランプ機構40によるCD24のクランプは、PUユニット25をチャッキング移動させるため送りモータ70によって行う。このため、チャッキング機構40の制御では、PU原点スイッチ72、クランプ解除スイッチ73とを入力として用いる。
【0078】
以上説明した実施形態では、円盤状の記録媒体であるCD24について説明しているけれども、DVDなど他の円盤状記録媒体についても同様に本発明を適用することができる。さらに、CD24はほぼ水平な姿勢で取扱っているので、収納や搬送が簡易化されるけれども、他の姿勢で取扱うようにすることも可能である。
【0079】
また、PUユニット25でCD24の搬送も行っているけれども、搬送用の機構を設けることもできる。さらに、本発明のストッカは、一括して筐体内に挿入し搬出するマガジンに適用することもできる。
【0080】
また記録媒体としては、再生専用のCD24ばかりではなく、情報の記録も可能なCD−RやCD−RWなども用いることができる。このような書込みも可能な記録媒体は、たとえばパーソナルコンピュータなどの情報記録媒体として用いることができる。本発明を適用すれば、パーソナルコンピュータなどの筺体内に内蔵したり、外部に接続したりする場合であっても、多くの記録媒体を収納する再生または再生記録装置を、小形に構成し、しかも記録媒体を1枚ずつ挿入排出することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、収納部に対して出入りする再生部の移動を、旋回部の角変位と旋回部を搭載する架台のスライドとを組合わせて行うので、筺体内での再生部の配置の自由度を増して、筺体の小形化を図ることができる。
【0082】
また本発明によれば、再生部の移動を、角変位を行った後架台をスライドして、収納部に分割によって形成する空間内に進出させるので、旋回部での角変位の範囲を少なくして、再生部の支持を安定に行わせることができる。
【0083】
また本発明によれば、再生部を利用して記録媒体の搬送を行うので、搬送機構を簡略化し、全体の構成を小形化することができる。
【0084】
また本発明によれば、挿排口から挿入する記録媒体の中心が通る位置に再生部が角変位して移動するので、挿入された記録媒体を再生部で受けて搬送することができる。
【0085】
また本発明によれば、再生部が収納部の分割の際に収納部に収納される記録媒体の移動範囲から退避するので、収納部の分割を任意の収納位置に関して行うことができ、分割によって生じる空間に再生部を進入させれば、記録媒体を搬送したり再生したりすることができる。
【0086】
また本発明によれば、旋回部材、架台およびベース部材を組合わせて旋回部および可動部を構成することができる。
【0087】
また本発明によれば、ベース部材に形成する略L字状の移動案内部と、架台に形成する円弧状の旋回案内部とで、再生部に対する角変位と直線状の移動とを円滑に行わせることができる。
【0088】
また本発明によれば、旋回部材が旋回変位する際の旋回半径を小さくして、再生部が挿入または排出する記録媒体の中心を通る中心線上に、挿排口から近い位置で到達することができる。旋回半径が大きい場合に比較して安定させることもできる。
また本発明によれば、移動部を駆動する駆動力の伝達機構に、駆動力を制限するスリップ部を設けるので、再生部の移動が機械的な当たり位置に達して抵抗が大きくなると、スリップ部で駆動力の伝達が停止され、確実に停止いちまで再生部を移動させることができる。
さらに本発明によれば、移動案内部を略L字状に形成し、記録媒体の挿入または排出方向に延びる形状の第1の案内部で、収納部を分割して形成する空間に再生部を記録媒体の挿入方向に合わせて進入させることができる。旋回案内部は、円弧状に形成されるので、移動案内部の第2の案内部と組合わせて、再生部の角変位を円滑に行わせることができる。
さらに本発明によれば、移動部の伝達機構は、移動のための駆動力を伝達する際に、駆動力を制限するスリップ部を有するので、再生部の移動に対する抵抗が大きくなると、スリップ部が駆動力の伝達を停止し、再生部を所定の位置に確実に停止させることができる。
【0089】
また本発明によれば、伝達機構は可動部材を移動方向の両側でベース部材に対して同一の駆動源からの駆動力を振り分けて駆動するので、偏りが少ない状態で可動部材を直線状に移動させることができる。
【0090】
また本発明によれば、同一構成の伝達機構で可動部材の両側に同一の駆動源からの駆動力を伝達するので、可動部材を均一に駆動して円滑な直線状の移動を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のCD再生装置21の基本的な動作状態を簡略化して示す平面断面図である。
【図2】図1の実施形態のCD再生装置21の概略的な構成を示す側面断面図である。
【図3】図1の実施形態のCD再生装置21で、CD24を挿入する動作を示す簡略化した側面断面図である。
【図4】図1のCD再生装置21で、収納されているCD24を排出する手順を示す簡略化した側面図である。
【図5】図1のCD再生装置21で、再生されていたCD24を収納位置に搬送する動作を示す簡略化した側面図である。
【図6】図1のCD再生装置21で、CD24を再生する手順を示す簡略化した側面図である。
【図7】図1のCD再生装置21内で、ストッカ23に収納されているCD24を交換して再生する動作を示す簡略化した側面図である。
【図8】図1に示すCD再生装置21の筺体22の斜視図である。
【図9】図8に示す筺体22を除去した状態を示す機構部分の斜視図である。
【図10】図9の機構部分の正面図である。
【図11】図9の機構部分の平面図である。
【図12】図9の機構部分の左側面図である。
【図13】図1の移動部を構成するスライドユニット60の斜視図である。
【図14】図13のスライドユニット60の平面図である。
【図15】図13の旋回アーム27の平面図である。
【図16】図13のスリップ機構62の構成を示す断面図である。
【図17】図1のストッカ23を構成するホルダ39の斜視図である。
【図18】図17のホルダ39を積層して形成するストッカ23の斜視図である。
【図19】図11の分割用スライド板56の斜視図である。
【図20】図19の分割用スライド板56の側面図である。
【図21】図19の分割用スライド板56でホルダ39間を分割する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図22】図13のスライドユニット60を昇降変位させるPU昇降用スライド板150の側面図である。
【図23】図10のシャーシ50に関連する構成の左側面図である。
【図24】図10のシャーシ50の斜視図である。
【図25】図23の昇降用スライド板54の側面図である。
【図26】図24のシャーシ50上に機構部分を装着した状態を示す斜視図である。
【図27】図26の機構部分の平面図である。
【図28】図27の切断面線Y−Yから見た断面図である。
【図29】図19の分割用スライド板56および図22のPU昇降用スライド板150への駆動力伝達機構を示す簡略化した斜視図である。
【図30】図1のCD再生装置21の全体の制御のための電気的構成を示すブロック図である。
【図31】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図32】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図33】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図34】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図35】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図36】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図37】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図38】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図39】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図40】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図41】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図42】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図43】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図44】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図45】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図46】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図47】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図48】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図49】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図50】図30の制御回路21aの動作を示すタイムチャートである。
【図51】先行技術の動作の概要を示す簡略化した平面断面図である。
【図52】先行出願の動作の概要を示す簡略化した平面断面図である。
【符号の説明】
21 CD再生装置
21a 制御回路
22 筺体
23 ストッカ
24 CD
25 PUユニット
26 ターンテーブル
27 旋回アーム
28 移動機構
29 分割機構
30 スライドベース
31 フローティング機構
32 フロントパネル
33 挿排口
34 搬送機構
35 搬送ローラ
37 シャッタ機構
38 ロック機構
39 ホルダ
40 チャッキング機構
50 シャーシ
52 昇降モータ
53 分割モータ
54 昇降用スライド板
55 カウントセンサ
56 分割用スライド板
57 分割原点スイッチ
58 昇降原点スイッチ
59 分割位置センサ
60 スライドユニット
61 スライド板
62 スリップ機構
63 旋回軸
65 L字状案内溝
68,69 突起
70 送りモータ
72 PU原点スイッチ
73 クランプ解除スイッチ
74 スピンドルモータ
75 スライドモータ
76 スライド原点スイッチ
77 スライド完了スイッチ
91 CD載置部
92 浮き上がり防止突起
93〜96,106〜109 分割用突起
101 底板
102,103 昇降ガイド
104 天板
105 切欠き
120 上側カム部
121 下側カム部
122 分離部
123 押え部
124 ラック
140 入力スイッチ
141 挿入検知スイッチ
142 挿入有無スイッチ
143 挿入完了スイッチ
144 排出完了スイッチ
150 PU昇降用スライド板
151 PU昇降用溝
174 階段溝

Claims (13)

  1. 記録媒体を、筺体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
    該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
    記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
    再生部が角変位するように支持する旋回部と、
    旋回部を搭載した架台と、
    架台をスライドさせる移動部とを含むことを特徴とする記録媒体の再生装置。
  2. 前記再生部は、前記旋回部によって前記角変位を行った後、前記移動部によって架台がスライドし、前記収納部の分割によって形成される空間内に進入することを特徴とする請求項1記載の記録媒体の再生装置。
  3. 前記筺体は、記録媒体が個別に挿入または排出可能な挿排口を有し、
    前記再生部は、前記移動部による直線状の移動で、挿排口と収納部との間の記録媒体の搬送を行うことを特徴とする請求項2記載の記録媒体の再生装置。
  4. 前記収納部は前記挿排口から間隔をあけて設置され、
    前記旋回部は、前記挿排口から挿入される記録媒体の中心が通る位置へ、前記再生部を位置させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録媒体の再生装置。
  5. 前記再生部は、前記旋回部および前記移動部によって、前記収納部が分割される際に、収納部に収納された記録媒体が移動する範囲から退避させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録媒体の再生装置。
  6. 前記架台は、前記筺体によって支持されるベース部材によって支持され、前記記録媒体の挿入または排出方向にスライドし、
    前記旋回部は、基端部が架台に立設される基軸によって角変位可能に支持され、先端部で前記再生部を支持する旋回部材を有し、
    該ベース部材には、該基軸を前記直線状に移動するように案内する移動案内部と、該旋回部材が架台に対して、該基軸を中心に旋回する際に案内を行う旋回案内部とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の記録媒体の再生装置。
  7. 前記移動案内部は前記ベース部材に、前記記録媒体の挿入または排出方向に延びる第1の案内部と、第1の案内部の一方に連なり、第1の案内部から所定の角度の方向に延びる形状の第2の案内部とから成る略L字状に形成され、
    前記旋回案内部は、前記架台に、円弧状に形成されることを特徴とする請求項6記載の記載媒体の再生装置。
  8. 前記旋回部材の基軸は、前記再生部に装着される記録媒体の範囲内に位置することを特徴とする請求項6記載の記録媒体の再生装置。
  9. 前記移動部は、移動のための駆動の伝達機構を有し、該伝達機構中に、駆動力を制限するスリップ部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の記録媒体の再生装置。
  10. 記録媒体を、筐体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
    該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
    記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
    再生部が角変位するように支持する旋回部と、
    旋回部を直線状に移動させる移動部とを含み、
    前記架台は、前記筐体によって支持されるベース部材によって支持され、前記記録媒体の挿入または排出方向にスライドし、
    前記旋回部は、基端部が架台に立設される基軸によって角変位可能に支持され、先端部で前記再生部を支持する旋回部材を有し、
    該ベース部材には、該基軸を前記直線状に移動するように案内する移動案内部と、該旋回部材が架台に対して、該基軸を中心に旋回する際に案内を行う旋回案内部とを備え、
    前記移動案内部は、前記ベース部材に、前記記録媒体の挿入または排出方向に延びる第1の案内部と、第1の案内部の一方に連なり、第1の案内部から所定の角度の方向に延びる形状の第2の案内部とから成る略L字状に形成され、
    前記旋回案内部は、前記架台に、円弧状に形成されることを特徴とする記録媒体の再生装置。
  11. 記録媒体を、筐体内に複数個収納可能で、個別的に再生および/または記録が可能な記録媒体の再生装置において、
    該複数個の記録媒体を積重ねて収納可能で、任意の収納位置で分割可能な収納部と、
    記録媒体を装着して再生および/または記録を行う再生部と、
    再生部が角変位するように支持する旋回部と、
    旋回部を直線状に移動させる移動部とをみ、
    前記移動部は、移動のための駆動の伝達機構を有し、該伝達機構中に、駆動力を制限するスリップ部を有することを特徴とする記録媒体の再生装置。
  12. 前記伝達機構は、前記可動部材の両側を、共通の駆動源からの駆動力を振り分けて駆動することを特徴とする請求項9または11記載の記録媒体の再生装置。
  13. 前記伝達機構は、前記駆動力の振り分け後に、同一構成で駆動力を前記両側の駆動位置まで伝達することを特徴とする請求項12記載の記録媒体の再生装置。
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