JP3621263B2 - 記録媒体の再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDなどの記録媒体から記録内容の再生および/または記録を行う記録媒体の再生装置、特に外部からの衝撃や振動を遮断するようにフローティング化することができる記録媒体の再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車載用の記録媒体の再生装置、たとえばコンパクトディスク(CD)やCD−ROMから音楽や地図情報を再生するオーディオ装置やナビゲーション装置では、外部からの振動で再生などの動作に支障が生じないように、再生ヘッドなどをばねで浮遊状態とすることを可能にしている。
【0003】
図51は、本件出願人に係る先行出願で、特開平10−3734として開示されているオートチェンジャ装置1の概略的な構成を示す。オートチェンジャ装置1は自動車の運転席近傍のダッシュボードなどに取付可能なように、たとえば1DINサイズなどとも呼ばれる規格化された寸法の筺体2を有する。筺体2の大きさは、たとえば幅18cm、奥行きが17cm、高さが5cm程度である。筺体2内には、ストッカ3が設置され、複数のコンパクトディスク(CD)4を収納可能である。CD4は、外径が12cm、厚みが1.2mm程度の円盤状であり、その表面には高密度で情報が記録されている。PUユニット5は、CD4を装着して情報の再生を行う。記録媒体として、CD−RやCD−RWと呼ばれる、情報の記録が可能な記録媒体を用い、PUユニット5に情報の記録が可能な機能を備えていれば情報の記録も可能である。PUユニット5は、筺体2内で昇降変位する架台6に設けられる。筺体2内で、ストッカ3や架台6は、フローティング機構7によって、外部からの振動や衝撃の影響を低減させるために、弾発的に支持される。フローティング機構7には、ばねとダンパとが組合されている。
【0004】
ストッカ3は、CD4に収納可能な収納位置が、CD4の厚み方向に積層された状態で形成され、任意の収納位置を選択して、選択された収納位置に関してCD4の厚み方向に分割し、空間をあけることができる。PUユニット5は、架台6に設けられる移動機構で、分割機構8によって分割されるストッカ3内の空間に進入することができる。PUユニット5、架台6および分割機構8の動作は、制御回路9によって制御される。
【0005】
フローティング機構7は、ストッカ3および架台6などを含むシャーシ10の全体を、筺体2に対して浮遊状態となるように弾発的に支持する。浮遊状態では、筺体2とシャーシ10に取付けられる内部機構との間が相対的に変位するので、ロック爪11を機械的に拘束することによって、浮遊状態の解除が可能になっている。筺体2の操作面側には、シャッタ12を備える開口部13が設けられ、CD4の挿入や排出を行うことができる。シャッタ12は、CD4が二重に挿入されることを防止するため、1枚のCD4が筺体2の内部で搬送状態や再生状態などにあるときに、開口部13を閉鎖する。開口部13から挿入されるCD4のストッカ3への搬送や、ストッカ3内のCD4を開口部13から外部へ排出する際には、搬送ローラ14を回転駆動して、CD4の搬送を行う。搬送ローラ14も、PUユニット5と同一の架台6に設けられ、CD4の挿入や排出を行う際には、搬送ローラ14が開口部13の位置に合うように架台6が昇降変位する。CD4の再生などの際には、ストッカ3に収納されているCD4に対してPUユニット5を移動させる。架台6を含むシャーシ10は、搬送ローラ14の位置を筺体2の開口部13の位置に合わせてあるときに、フローティング機構7による浮遊状態をロック爪11を拘束して解除し、CD4の円滑な挿入と排出とが可能なようにロックされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図51に示されるような先行出願でのオートチェンジャ装置1では、内部機構を含むシャーシ10の全体を筺体2に対してフローティング機構7で浮遊状態とし、また浮遊状態の解消のためにロック爪11を設けて、シャーシ10の全体の浮遊状態を解除可能にしている。シャーシ10が浮遊状態になると、筺体2の内部では、ある程度の範囲でシャーシ10が変位しうる必要がある。したがって、筺体2とシャーシ10との間に隙間を確保しなければならず、筺体2の外形寸法が標準的な大きさに制限される場合には、シャーシ10の大きさが制限されることになり、内部の機構を小形化しなければならない。特に、車載用のオートチェンジャ装置11では、CD24を平面的に2枚並べる余地がない筺体2内に、ストッカ3と、PUユニット5および搬送ローラ14などが相互に干渉しないように設置しなければならない。
【0007】
本発明の目的は、浮遊状態にする範囲を狭め、浮遊状態のために確保しなければならない空間を小さくして、全体を小形化することができる記録媒体の再生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、筺体内に複数の記録媒体を収納可能な収納部を備え、記録媒体の筺体外と収納部との間での搬送や、情報の再生および/または記録を行う記録媒体の再生装置において、
収納部は選択された収納位置で分割可能であり、
収納部を分割して形成される空間に進出可能で、記録媒体を保持し、情報の再生および/または記録を行う再生部と、
前記再生部を支持し、前記収納部の分割によって形成される空間内への進入のための移動機構と、フローティング機構によって筺体に対して浮遊状態で支持される再生部とを有する支持基板と、
該支持基板に対して移動し、該再生部が記録媒体の再生および/または記録が行われていないときに、該筺体に対して該支持基板を拘束することによって、浮遊状態を拘束するロック機構とを備え、
前記支持基板は、前記ロック機構に向けて立設されるロック用軸および係合部材を有し、
該ロック機構は、前記移動によって、移動方向と同方向の該ロック用軸の変位を拘束する第1拘束部と、
該係合部材に係合して該移動方向に垂直な変位を拘束する第2拘束部とを有することを特徴とする記載媒体の再生装置である。
【0009】
本発明に従えば、記録媒体の再生装置は、筺体内に記録媒体を複数収納可能な収納部を備える。収納部は、選択された収納位置で分割可能であり、分割によって形成される空間には、記録媒体を保持し、記録媒体の情報の再生および/または記録媒体への情報の記録を行う再生部が進出可能である。再生部は、記録媒体の再生および/または記録を行う際に、フローティング機構によって筺体内で浮遊状態となるように支持される。これによって、筺体外部からの振動や衝撃は再生部には伝わりにくくなり、再生部での再生および/または記録を、動作途中での位置ずれなどを生じることなく継続させることができる。フローティング機構は、再生部を浮遊状態にすることができればよいので、筺体の内部機構全体を浮遊状態にするような構成に比較して、必要な空間を小さくし、装置全体の小形化を図ることができる。
また、再生部を、収納部を分割して形成される空間内に進出させる移動機構を備える支持基板を、支持基板に対して移動して、再生部が記録媒体の再生および/または記録が行われていないときに、筺体に対する支持基板の浮遊状態を拘束するロック機構を備えているので、再生および/または記録時を除いて、再生部を筺体に対して確実に拘束状態にすることができる。
さらに、支持基板からロック機構に向けて、ロック用軸および係合部材が間隔をあけて立設される。ロック機構は、第1拘束部と第2拘束部とを有する。第1拘束部は、移動によってロック用軸の移動方向と同方向の変位を拘束する。第2拘束部は、係合部材に係合して、移動方向に垂直な変位を拘束する。ロック機構の移動によって、筐体に対して支持基板がロック機構の移動方向およびその垂直方向にそれぞれ拘束されるので、支持基板に対して移動機構で移動可能な再生部も、ロック機構で筺体に対して拘束することができる。
【0010】
また本発明で前記収納部は、任意に選択された収納位置に進入し、間隔を押し広げて空間を形成する分割機構によって分割されることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、収納部を任意の収納位置で分割し、再生部を進入させることができる。
【0016】
また本発明で前記ロック機構は、前記移動を行い、該移動方向に同方向で大略的に板状の形状を有するロック部材を備え、
該ロック部材は、前記第1拘束部として、前記ロック用軸が挿通され、該移動方向に延びる形状で、該移動方向の始端から終端に向かって、幅が該ロック用軸の外径にほぼ一致するまで減少する溝を有し、前記第2拘束部として、該移動方向の終端で該係合部材に係合される係合部とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、ロック機構では、移動方向に同方向で板状の形状を有し、第1拘束部と第2拘束部とを備えるロック部材が移動して、支持基板の拘束を行う。ロック部材には、第1拘束部として、ロック用軸が挿通され、移動方向に延びる形状で、移動方向の始端から終端に向かって幅がロック用軸の外径にほぼ一致するまで減少する溝を有する。溝に対して、ロック部材が移動する前の始端では、ロック用軸を容易に挿通させることができる。溝の始端に挿通したロック用軸を、ロック部材を移動させることによって、幅がロック用軸の外径にほぼ一致する終端に案内し、ロック部材の移動の拘束を行うことができる。第2拘束部は、係合部材と移動方向の終端で係合して移動方向に垂直な方向の拘束を行う。このようにして、筺体に対し支持基板は、移動方向と同方向に対しても、移動方向に垂直な方向に対してもそれぞれ拘束され、浮遊状態が解消される。
【0018】
また本発明で前記係合部材には、前記支持基板から間隔をあけて係合部が形成され、
前記ロック部材の第2拘束部は、前記移動方向の終端で、該係合部材と係合するように形成され、
該ロック部材の第1拘束部には、該ロック部材の移動に連動し、該移動方向と異なる方向に変位して該ロック用軸を拘束するロックレバーが含まれることを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、係合部材は、支持基板から間隔をあけて係合部を有し、ロック部材が移動方向の終端で係合部に係合して、移動方向に垂直な方向の変位を拘束する。移動方向と同方向の変位は、ロック部材の第1拘束部で、ロック用軸を拘束し、さらにロック部材とするロックレバーでロック用軸の移動を拘束するので、ロック部材の移動方向に平行な平面内で確実に変位を拘束することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は 本発明の実施の一形態としてオートチェンジャ装置21の概略的な構成を示す。オートチェンジャ装置21は、車載用のオーディオ装置であり、標準的なDINの規格に従った形状の筺体22内に収納される。筺体22は、幅が約18cm、厚さが5cm、奥行きが17cm程度に形成され、車両のダッシュボードなどに設置される。
【0025】
収納部であるストッカ23は、偏平な円盤状、すなわちディスク状の記録媒体であるCD24を、6枚まで収納することができる。CD24は、約12cmの直径と、約1.2mmの厚さを有し、再生部であるPUユニット25で記録内容を再生することができる。ストッカ23は、昇降機構26によって全体としての昇降変位が可能である。
【0026】
フローティング機構27は、PUユニット25に関連する部分のみを他の部分から機械的に浮いた状態で支持し、CD24がPUユニット25に装着されて再生を行っているときに、外部からの振動や衝撃の影響を受けにくくすることができる。昇降機構26によって1つの収納位置が選択されると、分割機構28によってストッカ23は上下に分割され、分割された収納位置間で間隔をあけることができる。筺体22の側方には、制御回路29を構成する電子回路基板なども配置され、各部の移動の制御を行う。
【0027】
PUユニット25は、筺体22の底部から支持されるスライドベース30上を変位可能である。スライドベース30は、フローティング機構27によって筺体22の底部から機械的に浮いている状態に保つことができる。制御回路29は、CD24の再生を行うとき以外には、ロック機構31によってフローティング機構27による浮遊状態を解除し、スライドベース30を機械的に拘束して、PUユニット25が筺体22内の他の部分と独立して移動することがないようにしている。
【0028】
筺体22の操作面であるフロントパネル32には、CD24の挿入または排出を行うための開口部として挿排口33が形成される。筺体22内には挿排口33に隣接して、挿排機構34が設けられる。挿排機構34は、挿排ローラ35と支持板36とを含む。挿排口33から挿入または排出されるCD24は、支持板36上に載置され、挿排ローラ35の回転によって搬送される。筺体22内でCD24の搬送や再生などが行われているときには、挿排口33を開閉機構を構成するシャッタ機構37で閉鎖し、CD24を挿入方向と逆方向の排出方向に搬送して位置決めを行う。図示の状態で、PUユニット25のターンテーブル38は、基準位置で待機しており、挿排口33から挿入されるCD24を位置決めすれば、受取ることが可能である。ストッカ23は、個別にCD24を収納可能なホルダ39が積層されて形成される。
【0029】
図2、図3および図4は、図1に示すオートチェンジャ装置21に対するCD24の挿入、再生またはストッカ23への収納の各動作状態の概要をそれぞれ示す。図2では、筺体22の挿排口33から、CD24を挿入し、挿排機構34の挿排ローラ35と支持板36との間で挟持しながら、CD24を筺体22内に引込む状態を示す。CD24が、筺体22内に引込まれると、後述する開閉機構が挿排口33を閉じて、新たなCD24の挿入が不可能な状態に変える。挿排ローラ35は、一旦CD24を筺体22内に引込んだ後、挿入方向とは逆方向の排出方向に回転し、CD24をシャッタ機構37によって停止するまで押し戻す。これによって、CD24を挿排口33の直ぐ内側の一定の位置に確実に位置決めすることができる。
【0030】
図3は、位置決めされたCD24に対し、その下方に待機しているPUユニット25が上昇し、ターンテーブル38にCD24をチャッキングして装着し、分割されたストッカ23内に移動する状態を示す。また、挿入されたCD24を、このままの状態でPUユニット25で再生することもできる。
【0031】
図4は、ストッカ23内の空間に移動したPUユニット25から、ターンテーブル38に装着しているCD24をストッカ23を構成するホルダ39に移し換える状態を示す。ホルダ39は、ターンテーブル38に装着されて搬送されるCD24よりも下方に待機し、上昇してCD24の周縁部を持上げるようにして、ターンテーブル38からCD24を外す。また、ストッカ23内に収納されているCD24を、PUユニット25のターンテーブル38に移行させて排出する際には、ホルダ39が下降して、収納しているCD24をターンテーブル38上に移す。ストッカ23への収納の際には、CD24をホルダ39上に移したPUユニット25をストッカ23間の空間から取出す。CD24の排出を行う際には、ストッカ23間でホルダ29から受取ったCD24を装着したPUユニット25を引出して、挿排機構34側に移し変える。
【0032】
図5、図6、図7、図8および図9は、本実施形態のオートチェンジャ装置21で、CD24の挿入、排出、収納、再生およびチェンジを行う際の動作の概要をそれぞれ示す。図5(1)は、CD24の挿入が可能な挿入スタンバイ状態を示す。挿排機構34では、挿排ローラ35が下降して、挿入されるCD24を引込むことが可能な状態になっている。ストッカ23では、選択される収納位置に対応するホルダ39に対して、その下側のホルダが全部下降して間隔があいており、また選択されたホルダ39の上側のホルダは全部上昇している。選択されたホルダ39とその上方のホルダとの間の空間にCD24が収納される。PUユニット25は、挿排機構34の出側の待機位置で待機している。
【0033】
図5(2)は、オートチェンジャ装置21のユーザが、図1の挿排口33からCD24を1枚挿入した状態を示す。挿排機構34の挿排ローラ35は、挿入されたCD24を図5(3)に示すように一旦筺体22内に引込み、図5(4)に示すように逆方向に搬送して位置決めを行う。図5(3)に示すようにCD24を引込んだ後では、図1のシャッタ機構37が閉じる。図5(4)に示すように、CD24を逆方向に搬送すると、CD24の後端は図1のシャッタ機構37に当接して停止し、位置決めを行うことができる。
【0034】
図5(4)で位置決めされたCD24に対し、図5(5)では、PUユニット25が上昇してターンテーブル38にCD24を装着して、CD24を受取る。ターンテーブル38には、チャッキング機構40が設けられ、図5(6)に示すように、チャッキング機構40を作動させてCD24をターンテーブル38に対してクランプする。次にPUユニット25を挿入方向に移動させ、挿排機構34からCD24を引出し、図5(7)に示すように、ストッカ23内にCD24を移動させ、図5(8)に示すようなPLAY状態で、図1のロック機構31を解除し、PUユニット25が図1のフローティング機構27によって機械的に浮いた状態として、CD24からの情報の再生を行う。
【0035】
図6は、図5(8)に示す再生状態から、CD24を排出する動作の過程を示す。図6(1)の再生状態では、図1のロック機構31がロック状態を解除しているけれども、図6(2)では、図1のロック機構31を作動させて、図1のフローティング機構27による浮遊状態を停止する。図6(3)では、PUユニット25をストッカ23内から挿排機構34の出側の待機位置まで移動する。図6(4)では、チャッキング機構40を作動させて、CD24に対するターンテーブル38へのクランプ状態を解除する。図6(5)では、PUユニット25が待機位置で下降するとともに、挿排機構34の挿排ローラ35も下降して、CD24を挿排ローラ35と支持板36との間で保持する。これによってCD24は、PUユニット25から挿排機構34側に受け渡される。図6(6)では、挿排ローラ35が回転し、CD24を排出する。排出は、図1の挿排口33からCD24が突出する状態で一旦停止し、オートチェンジャ装置21のユーザがCD24を取出す動作を行うのを待つ。
【0036】
図7は、CD24をストッカ23内の収納位置まで収納する収納動作の概要を示す。ただし、図5(8)に示すPLAY状態を、図7(1)のPLAY状態として説明を行う。挿排口33から挿入されるCD24をストッカ23に収納する場合には、図5の(1)から(8)までの動作の後、再生を行わないで直ちにCD24の収納を行う。図7(2)では、図1のロック機構31が動作して浮遊状態が解除された後、PUユニット25とCD24を収納するホルダ39とが上昇する。図7(3)では、PUユニット25のチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態が解除される。図7(4)では、PUユニット25が下方に移動し、ターンテーブル38からCD24がホルダ39上に抜取られる。図7(5)では、PUユニット25が挿排機構34の下方の位置まで移動し、図7(6)では分割されていたストッカ23が全部下降して分割状態が解除される。
【0037】
図8は、ストッカ23内に収納されている任意のCD24を排出する動作手順を示す。図8(1)に示すように、PUユニット25が挿排機構34の下方に位置し、ストッカ23の全体が下降している状態から、排出すべきCD24を収納しているホルダ39が選択されると、図8(2)に示すように、選択されたホルダ39を含み、その上方の部分と、選択されたホルダ39よりも下方の部分とに、ストッカ23が分割される。図8(3)では、分割されて形成されるストッカ23内の空間にPUユニット25が移動する。図8(4)では、PUユニット25が上昇し、排出するCD24をターンテーブル38に装着する。図8(5)では、ターンテーブル38にチャッキング機構40を作動させてCD24をクランプする。図8(6)では、CD24を収納していたホルダ39が下降し、ターンテーブル38側にCD24を移行させる。図8(7)では、CD24を装着したターンテーブル38を含むPUユニット25がストッカ23間に形成される空間から挿排機構34の出側の待機位置まで移動する。CD24は、挿排ローラ35が引上げられている支持板36に挿入される。図8(8)では、チャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態を解除し、図8(9)でPUユニット25を下降させるとともに挿排ローラ35を下降させ、挿排ローラ35と支持板36との間でCD24を保持してターンテーブル38からCD24を除去し、挿排ローラ35を回転させてCD24の排出を行う。図8(9)では、CD24がユーザによって挿排口33から除去されれば、新たにCD24の挿入が可能となる挿入スタンバイ状態となる。
【0038】
図9は、1つのCD24を再生しているPLAY状態から、ストッカ23内に収納されている他のCD24に交換するチェンジ動作を示す。図9(1)から(6)までの動作は、図7(1)から(6)までと同様である。図9(7)から(11)までの動作は、図8(1)から(5)までの動作と同様である。図9(12)では、図1のロック機構31を解除し、PUユニット25が図1のフローティング機構27によって、機械的に浮遊している状態となるようにした後、選択されたCD24を収納していたホルダ39を下降させ、CD24の再生を行う。ロック機構31によるロックを解除しているので、外部から与えられる振動をフローティング機構27でPUユニット25に伝わりにくくした状態でCD24の再生を行うことができる。ただし、振動の吸収のために、PUユニット25と他の部分との間には相対的な変位が生じる可能性があるので、CD24を装着したPUユニット25は、CD24が周囲に当たらないような位置に移動することが好ましい。
【0039】
図10は、図1のオートチェンジャ装置21の外観を示す。フロントパネル32の挿排口33の周囲には、選択ボタン41〜46が設けられ、ストッカ23内に収納されるCD24の収納位置を指定することができる。収納位置には、たとえば下から上に1〜6番の番号を与え、選択ボタン41〜46で対応する番号を指定する。
【0040】
図11は図1のオートチェンジャ装置21で筺体22を除去した機構部分の構成を示す。取除いた筺体22のフロントパネル32側を前方側、フロントパネル32と対向する側を後方側として、機構部分の全体はシャーシ50によって支えられる。シャーシ50上には、前方側にロック機構、シャッタ機構37および挿排機構34などが配置され、後方側にはストッカ23などが配置される。ストッカ23は1段目と2段目のホルダ39間で上下に分割され、ターンテーブル38は、分割によって形成される空間内で、CD24の受渡しを行う基準位置に進出して待機している。
【0041】
PUユニット25は図11に示すような待機のための基準位置と、ストッカ23内に進入した位置との間で、ターンテーブル38の中心位置がシャーシ50の中心線51上に位置するように、前後方向に移動が可能である。また図12に示す基準位置から、ターンテーブル38側を先端として旋回変位し、ターンテーブル38を挿排機構34の下方に移動させることもできる。シャーシ50の後方の角隅の部分には、図1の昇降機構26および分割機構28を駆動する駆動源となる昇降モータ52および分割分割モータ53がそれぞれ配置される。
【0042】
図12は、図11に示すようなターンテーブル38の待機時に、挿排口33からCD24を挿入する状態を示す。挿入されるCD24は、挿排機構34の挿排ローラ35と支持板36の間に挟まれ、挿排ローラ35で内部に引込まれる。CD24が引込まれると、シャッタ機構37が閉じ、挿排ローラ35は逆方向に駆動され、引込まれたCD24の後端がシャッタ機構37に当接して位置決めが行われる。この間、フローティング機構27による浮遊状態は、ロック機構31によって解除されている。
【0043】
図13は、図12の状態を平面視して示す。シャーシ50の幅方向の両側には、ストッカ23の昇降移動を行う昇降機構26、ストッカ23の分割を行う分割機構28、およびPUユニット25やロック機構31を作動させるための機構が、前後方向に往復移動する各種のスライド板などとして配置される昇降モータ52は、昇降用スライド板54をシャーシ50の前後方向に移動させ、カウントセンサ55で計数される段数に従って、ストッカ23の収納位置の選択を行う。昇降モータ52で選択された収納位置に対しては、分割モータ53によって駆動される分割用スライド板56が作用し、ストッカ23の分割が行われる。
【0044】
シャーシ50の前方側および後方側には、分割用スライド板56および昇降用スライド板54の原点位置を示す分割原点スイッチ57および昇降原点スイッチ58がそれぞれ設けられる。分割用スライド板56の中間の位置は、分割位置センサ59によって検出される。分割位置センサ59は、直線状に作動する可変抵抗器であり、位置をアナログ電圧で示すように使用する。検出出力はA/D変換され、デジタル値として取扱われる。
【0045】
本実施形態では、昇降モータ52で挿排ローラ35の駆動も行う。挿排ローラ35は、CD24の挿入または排出を行う際にだけ下降して作用し、他の状態では上昇しているので、機構を簡略化するために、挿排ローラ35は常時昇降モータ52によって駆動可能な状態にしている。ストッカ23の昇降変位を必要とするときには、クラッチ機構を作動させて、昇降モータ52からの駆動力が昇降用スライド板54に伝達されるように連結する。本実施形態のクラッチ機構は、分割用スライド板56が最も後退した位置にあるときに、昇降モータ52からの駆動力を昇降用スライド板54に伝達可能な状態に接続する。分割用スライド板56が最後方の位置から離れると、クラッチ機構58はモータ52からの駆動力が昇降用スライド板54に伝わらないように切断する。
【0046】
図14は、PUユニット25を移動するため、スライドベース30上に形成されるスライドユニット60の構成を示す。図15は、スライドユニット60をスライドベース30に対して後方に移動させた状態を平面視して示す。スライドユニット60は、大略的にスライド板61および旋回板62を有する。スライド板61は、スライドベース30に対して、前後方向に移動可能である。旋回板62は、基端側に設けられる旋回軸63を中心として、スライド板61に対して先端側のPUユニット25が弧を描くように旋回変位が可能である。スライド板61には、旋回板62の旋回変位の際の案内を行う円弧状案内溝64が形成される。スライドベース30には、L字状案内溝65が形成され、縦溝66と横溝67とを有する。旋回軸63には、スライドベース30のL字状案内溝65に係合する突起68が設けられ、突起68がL字状案内溝65の横溝67と係合している間に、旋回板62に設けられる突起69がスライド板61の円弧状案内溝64と係合して、旋回板62の旋回変位が行われる。揺動板62の突起68がL字状案内溝65の縦溝66側と係合するようになると、旋回板62はそれ以上の旋回変位を行うことができず、縦溝66と突起68とが係合した状態で、前後方向の移動のみが可能となる。
【0047】
旋回板62上でのPUユニット25の移動は、送りモータ70が送りねじ軸71を回転駆動して行う。PUユニット25がターンテーブル38側の原点位置にあることは、PU原点スイッチ72によって検出される。一般的なPUユニットでは、PUユニットが原点位置まで達すると、それ以上の送りモータ70の駆動は行わない。本実施形態では、原点位置でPUユニット25を機械的に停止させないで、送りモータ70をさらに駆動して、チャッキング機構40によるクランプ状態の解除も可能にしている。クランプ状態が解除されることはクランプ解除スイッチ73によって検出する。ターンテーブル38は、スピンドルモータ74によって直接回転駆動する。
【0048】
スライドベース30に対するスライドユニット60の相対的な移動は、スライドモータ75によって駆動される。スライドモータ75はスライドベース30上に設けられ、スライド板61の移動位置は、スライド原点スイッチ76、スライド完了スイッチ77および挿排待機スイッチ78によってそれぞれ検出される。スライドユニット60で、スライドモータ75からの駆動力をスライド板61に伝達する歯車機構中には、スリップ機構79が設けられ、過大な駆動力の伝達を阻止している。スライド板61の前方への移動では、ピン61aが挿排機構34の所定位置に当接して停止する。
【0049】
図16は、挿排機構34と、シャッタ機構37を含む開閉機構との構成を示す。後方に配置される昇降モータ52および分割モータ53からの駆動力は、平歯車80,81にそれぞれ伝達される。挿排機構34の挿排ローラ35は、前述のように後部側に配置される昇降モータ52によって駆動されるので、基端に平歯車80が取付けられている駆動用のドライブシャフト82が延長して設けられ、その先端は歯車機構83と連結している。後方側の分割モータ53からの駆動力も、基端に平歯車81が取付けられているドライブシャフト84で伝達され、両側を連結する連結軸85を回転駆動した後、各連結軸85の両側に設けられる歯車機構86,87を介して、分割用スライド板56を前後方向に同等に駆動する。
【0050】
開閉機構のシャッタ機構37は、開閉用スライド板88aと、シャッタ用スライド部材88bと、シャッタ部材88cとを含む。開閉機構としては、さらに開閉ピン89aを含み、開閉ピン89aには、開閉ストッパ89bおよびピン用スライド板89cが関連して設けられる。開閉機構としては、両側に対をなして配置される開閉ピン89も設けられ、CD24が二重に挿入されることを防ぐ。最初のCD24の挿入時や、CD24の排出時には、開閉ピン89aは、CD24の移動を妨げないように、CD24に当接する圧力でCD24の移動範囲から逃げるようになっている。二重挿入を防止する際には、開閉ピン89aは、開閉ストッパ89bによって変位を阻止され、CD24が当接しても逃げることがなく、CD24の移動が阻止される。シャッタ部材88cは、前述のように、一旦挿入されるCD24に対し、挿排ローラ35を逆回転させて位置決めを行う際に利用される。
【0051】
また、CD24の挿入および排出に関連して、挿入検知スイッチ90a、挿入有無スイッチ90b、挿入完了スイッチ90cおよび排出完了スイッチ90dも設けられる。
【0052】
スライドユニット60の直線状の移動は、スリップ機構79からの駆動力を連動軸84でスライドベース30の両側方に伝達し、同一構成の歯車機構85,86を介して行われる。両側が同時にかつ均等に駆動されるので、円滑な移動が可能になる。
【0053】
図17は、ホルダ39の構成を示す。ホルダ39は大略的に半円弧状である。ホルダ39の内周側にはCD24を載置するCD載置部91が形成される。CD24を水平な姿勢でホルダ39のCD載置部91に載置するだけで保持可能なようにするため、ホルダ39は半円よりも大きな範囲でCD24の周囲を載置可能とする。ホルダ39の後方端側には、CD載置部91に載置されているCD24が浮き上がらないように抑える浮き上がり防止爪92を形成する。ホルダ39の両側には、後述するように、分割用スライド56で分割を行うための分割用突起93,94,95,96を形成する。またホルダ39の幅方向の両側には、一対の挿通孔97,98を形成する。ホルダ39の表面の前方には位置ずれ防止用突起99,100を形成する。CD載置部91にCD24が載置されている状態で、CD24の表面がCD載置部91から出ないように、CD載置部91のホルダ39の表面からの深さは、CD24の厚みよりも大きくなっている。
【0054】
図18は、ホルダ39を積層して、ストッカ23を形成している状態を示す。ストッカ23は、昇降用スライド板54によって昇降変位する底板101と、底板101上方に向けて立設される一対の昇降ガイド102,103と、昇降ガイド102,103が挿通孔97,98にそれぞれ挿通される6枚のホルダ39と、天板104とを含む。天板104は、中心部の切欠き105を除いて、最上段のホルダ39上に載置されるCD24の上面を押さえることができるように、大略的に矩形の形状に形成される。矩形形状の四隅には、ホルダ39の分割用突起93〜96に対応する分割用突起106〜109がそれぞれ形成される。
【0055】
天板104には、昇降ガイド102,103が挿通する挿通孔110,111と、最上段のホルダ39の位置ずれ防止用突起99と係合する位置ずれ防止穴112,113も設けられる。本実施形態では、複数段のCD24を収納するために、同一のホルダ39を用いることができる。底板101の両側方には、昇降用スライド板54に形成される階段状の溝と係合して昇降変位を行うためのピン114,115,116,117が設けられる。
【0056】
また、天板104の両側には、ばね受け118が設けられる。両側のばね受け118には、細長いコイルばね119がそれぞれ接続され、底板101の中央で、コイルばね119の先端同士を引っ掛けて止める。コイルばね119は全長が長いので、ストッカ23が分割されて全長が伸びた状態でも、ストッカ23が閉じて伸びが小さくなった状態でも、ストッカ23が閉じるように付勢する力にほとんど差がないようにすることができる。なお、コイルばね119が曲る部分には、プーリを設けて円滑な方向変化が可能なようにしている。
【0057】
図19および図20は、ストッカ23を任意の位置で分割することができる分割用スライド板56の形状を示す。図19は斜視した状態を示し、図20は側面視した状態を示す。図19(a)は右側用の分割用スライド板56a,図19(b)は左側の分割用スライド板56bをそれぞれ示す。なお、分割用スライド板56a,56bを総称するときは、参照符「56」で示す。
【0058】
分割用スライド板56には、前後方向に分けて、2組の上側カム部120および下側カム部121がそれぞれ形成される。分割する収納位置のホルダ39の分割用突起93〜96は、上側カム部120の斜面に沿って上昇する。分割するホルダ39よりも下側のホルダは、下側カム部121によって上昇が抑えられる。上側カム部120に沿って斜面を上昇する分割用突起93〜96は、分離部122で、収納位置のホルダ39とその上方のホルダ39とに分離される。最上段のホルダ39を選択しているときには、天板104の分割用突起106〜109が分離部122で分離される。下側のホルダ39は、抑え部123でばねの効果でさらに押し付けられる。分割用スライド板56の前後方向の移動は、分割用スライド板56の前方の上部に設けられるラック124を、図16に示される歯車機構86,87内のピニオン歯車で駆動して行う。
【0059】
なお、分割用スライド板56には、図14に示すスライドユニット60を昇降変位させる機構と連動させるためのばね受け125が上方に形成され、ピン126が側方に立設される。
【0060】
図20では、分割用突起93,94と分割用スライド板96の移動位置との関係を、参照符93a1,93a2,…,94c4等で示す。分割用突起を示す「93」および「94」の後の「a」、「b」、「c」は、選択されたホルダ39の上のホルダ39、選択されたホルダ39、および選択されたホルダ39の下のホルダ39のそれぞれに対応する。選択されたホルダ39が最上段のホルダ39であるときは、そのウエハ天板104となる。選択されたホルダ39が最下段のホルダ39であるときは、その下は底板101となる。最後の数字「1」、「2」、「3」、「4」は、ストッカ23の分割の状態に対応する。
【0061】
図5〜図9を参照すると、「1」は、ストッカ23が閉じている状態であり、図7(6)、図8(1)および図9(6),(7)に対応する。「2」は、図7(2)〜(5)、図8(2)〜(5)、図9(2)〜(5)、および図9(8)〜(11)に対応する分割状態である。「3」は、図5(8)、図6(1)、図7(1)、図9(1)および図9(12)に対応する状態である。「4」は、図5(1)〜(7)、図6(2)〜(6)、および図8(6)〜(9)に対応する状態である。
【0062】
図21は、ホルダ39の分割用突起93〜96を、上側カム部120と下側カム部121とで分割している状態を示す。このような分割用スライド板56を用いることによって、図5〜図9に示すようなストッカ23の昇降変位が可能となる。
【0063】
図22は、スライドベース30のフローティング機構27およびロック機構31の概要を示す。フローティング機構27は、シャーシ50に設けられるダンパ130と、スライドベース30側からダンパ130内に挿入されるピン131と、ダンパ130およびピン131の外側に配置されるばね132とを含む。スライドベース30からは、ロック軸133およびロック片134も、シャーシ50側に突出する。ロック片134には、ロック用切欠き135が形成される。シャーシ50に設けられるロック機構31は、ロック軸133を拘束して、厚みに垂直な面、すなわち水平面内での相対的な変位を停止させ、ロック片134のロック用切欠き135を利用してPUユニット25の昇降変位を拘束する。
【0064】
ロック機構31には、ロック部材136、ロックレバー137、連動レバー138およびばね139などが含まれる。ロック部材136は、PU昇降用スライド板140が後方に移動し、昇降ベース141の側方をPU昇降用スライド板140に連動して移動するロック解除レバー142が、連動レバー138を角変位させると、連動して左方に摺動変位する。
【0065】
ダンパ130やばね132によるフローティング機構27は、ロック機構31の外周側に設けられる。昇降ベース141に対して、スライドベース30を、安定かつ均等な浮遊状態で支持することができる。
【0066】
図23および図24は、ロック機構31の構成を示す。図23は斜視した状態、図24は平面視した状態をそれぞれ示す。ロック部材136は、ばね143によって付勢され、通常は図示のような右方に寄った状態で使用される。ロック部材136には、ロック軸133が挿通する軸ロック孔144,145、連動用案内溝146、ロック用案内溝147およびスライド溝148が設けられる。昇降ベース141の両側方には、外方に突出するピン149が設けられる。
【0067】
図25および図26は、は昇降ベース141およびロック部材136の形状をそれぞれ示す。ロック部材136には、ロック片134の係合部であるロック用切欠135と契合するロック部150も形成される。
【0068】
図27は、図22に示すロック解除レバー142、連動レバー138およびロックレバー137の形状をそれぞれ示す。図27(a)に示すように、ロック解除レバー142は、上下に延びる長孔151、ピン152および押圧部153などを有する。図27(b)に示すように、連動レバー138は、軸孔154およびピン155,156などを有する。図27(c)に示すように、ロックレバー137は、支軸157、ピン158および拘束部159などを有する。
【0069】
図28は、ロック機構31がロック軸133およびロック片134を拘束している状態、すなわちロック状態を示す。ロック軸133は、軸ロック孔144,145の小径部で、ロック部材136の移動方向に平行な平面内での変位が拘束される。特に、軸ロック孔144では、ロックレバー137も平行な変位を拘束する。また、ロック部150は、ロック片134のロック用切欠135に係合し、軸方向すなわち上下方向の変位を拘束している。
【0070】
図29は、ロック機構による拘束が解除されている状態、すなわちロック解除状態を示す。PU昇降用スライド板140が後方に移動し、ロック解除レバー142が連動して後方に変位すると、押圧部153は連動レバー138のピン155を押圧する。連動レバー138は、時計回りに角変位し、連動案内溝146に係合しているピン156からロック部材136に駆動力が伝達される。ロック部材136は、スライド溝148に案内されて、左右方向の変位が可能であるので、左方に変位する。この変位の際に、ロックレバー137は、ピン158がロック案内溝147で案内され、支軸157まわりに角変位して、拘束部159によるロック軸133の拘束を解除する。ロック軸133は、相対的に軸ロック孔144,145の大径部に移動し、拘束は解除される。また、ロック部150もロック片134の位置から離れ、拘束は解除される。
【0071】
フローティング機構27による浮遊状態を基準とすれば、図29のように、ロック軸133が挿通される大径部が軸ロック孔144,145の始端側であり、図28のように、ロック軸133が拘束される小径部が終端側となる。軸ロック孔144とロックレバー137との組合せ、および軸ロック孔145はロック部材136の移動方向を含む仮想的な平面内での変位を拘束する第1拘束部であり、ロック部150はその仮想的な平面に垂直な方向の変位を拘束する第2拘束部である。
【0072】
図30は、ロック部150によるロック片134に対する拘束状態を示す。ロック部150の先端がロック用切欠135と係合し、上下方向の変位を拘束する。
【0073】
図31は、PU昇降用スライド板140に関連する構成を示す。図31(a)は、PU昇降用スライド板140自体の構成を示し、図31(b)は、PU昇降用スライド板140を移動可能に支持するシャーシ50の側板160の構成を示す。図31(a)に示すように、PU昇降用スライド板140には、図23に示す昇降ベース141のピン149と係合して、PU昇降用スライド板140の前後方向の移動で、昇降ベース141を昇降変位させるためのPU昇降用溝161が形成される。PU昇降用スライド板140は、ピン162で案内されて前後方向に移動する。連動溝163は、分割用スライド板56のピン126と係合し、分割用スライド板56がある程度以上後退すると連動して後退し、上方に形成されるラック164がピニオン歯車に噛合するようになって、さらに後方に移動可能となる。PU昇降用スライド板140には、分割用スライド板56のばね受け125との間でコイルばねを掛けるためのばね受け165も設けられる。また、PU昇降用スライド板140の前方寄りには、ロック解除レバー142の長孔151に挿入される連結片166が形成される。PU昇降用スライド板140が前後に変位し、昇降ベース141が連動して昇降変位しても、連結片166は長孔151内で昇降変位し、前後の変位をロック解除レバー142に伝達することができる。
【0074】
図31(b)に示すように、PU昇降用スライド板140は、シャーシ50の側板160に装着される。側板160には、スライド溝167が案内溝として形成され、PU昇降用スライド板140のピン162が係合し、PU昇降用スライド板140の前後方向の移動を案内する。PU昇降用スライド板140の下方には、昇降用スライド板54が装着される。昇降用スライド板54には、階段溝168が形成され、図18に示すストッカ23のピン114,115,116,117に係合する。昇降用スライド板54が前後方向に移動すると、ピン114,115,116,117が階段溝118で案内され、ストッカ23を昇降変位することができる。
【0075】
なお、PU昇降用スライド板140は、分割用スライド板56と一体化させることもできる。その場合は、PU昇降用溝161を分割用スライド板56に形成する。本実施形態のように別体とすれば、前後方向に必要な長さを短くすることができる。
【0076】
図32は、図1の制御回路29によってオートチェンジャ装置21の各部を制御するための電気的構成を示す。制御回路29には、マイクロコンピュータなどが含まれ、予め設定されるプログラムに従って、種々の動作を行わせる。どのような動作を行うかは、フロントパネル32に設けられる選択ボタン41〜46などを含む入力スイッチ170からの指示に従って行われる。
【0077】
図33〜図50は、図32の制御回路29による制御動作を示す。モータは、時計まわり方向(CW)と反時計まわり方向(CCW)とに、方向が切換え可能である。分割位置センサ59の出力値は、デジタル変換した後の16進数で示し、「h」を付加してある。また、「const.」、「inc.」および「dec.」は、値が一定、増加および減少することをそれぞれ示す。
【0078】
図33は、フローティング機構27によってPUユニット25を含むスライドベース30をシャーシ50から浮遊させている状態から、ストッカ23のホルダ39にCD24を戻すまでの動作の際の制御タイミングを示す。動作開始時点Sで、図9(1)に示すように、下方に逃げているホルダ39を分割用スライド板56を分割モータ53で反時計まわり(CCW)方向に駆動して上昇させ、分離部122で下方に押下げられていたホルダ39を上昇させるとともに、ロック機構31によるロックを解除し、フローティング状態を回復する。図34は、CD24のチャッキング機構40によるクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させて、CD24からターンテーブル38を抜取る動作の手順を示す。図35は、スライドユニット60をストッカ23内から待機位置まで引出して退避させる動作の制御手順を示す。図36は、PUユニット25がストッカ23外部に退避し、分割されて形成されているストッカ23の空間が、分割用スライド板56の移動によって閉じて、分割が終了した状態の動作手順を示す。図37は、昇降用スライド板54によって、ストッカ23の全体が昇降変位する動作手順を示す。以上説明した図33から図37までの制御によって、図7(1)から図7(6)まで、あるいは図9(1)から図9(6)までの動作を行わせることができる。
【0079】
図38は、分割用スライド板56によって、ストッカ23の分割を行う際の制御動作を示す。図39は、分割されたストッカ23の空間に、PUユニット25を挿入する動作を示す。図40は、ストッカ23内に挿入されたPUユニット25のターンテーブル38を上昇させ、ターンテーブル38にCD24を装着する動作を示す。図41は、チャッキング機構40を作動させて、ターンテーブル38にCD24をクランプし、ロック機構31によるロックを解除して、スライドベース30上のPUユニット25等をフローティング機構27による浮遊状態にする動作の制御を示す。図38から図41までの制御で、図9(7)から図9(12)までの動作を行わせることができる。
【0080】
図42は、ストッカ23内でターンテーブル38にクランプしている状態から、CD24を収納していたホルダ39を下降させる動作の制御を示す。図43は、ターンテーブル38にクランプした状態のCD24を、PUユニット25を用いて待機位置まで移動させる搬送の動作を示す。図44は、PUユニット25が待機位置に位置決めされた状態でチャッキング機構40によるCD24のターンテーブル38へのクランプ状態を解除し、スライドユニット60を下降させるとともに、挿排ローラ35を下降させて挿排機構34内でCD24を保持し、ターンテーブル38をCD24に搬送経路から下方へ退避させる動作の制御を示す。図45は、挿排ローラ35を駆動して、CD24を外部に排出する動作の制御を示す。以上説明した図42から図45までの制御は、図6の(1)から(6)までの手順に対応する。
【0081】
図46は挿排口33から挿入されるCD24を、挿排ローラ35によって内部に取込む動作の制御を示す。図47は、挿排ローラ35を逆方向に駆動して、CD24の待機位置に対する位置決めを行う動作の制御を示す。図48は、位置決めされたCD24に対し、PUユニット25を上昇させて、CD24をターンテーブル38に装着する動作の制御を示す。図49はターンテーブル38にチャッキング機構40によってクランプしたCD24を、PUユニット25を移動して、ストッカ23内の空間に搬送する動作の制御を示す。以上説明した図47から図49の制御で、図5(1)から(7)までの動作を行わせることができる。
【0082】
図50はロック機構31によりスライドベース30をロックし、PUユニット25のターンテーブル38を上昇させる動作の制御を示す。
【0083】
以上説明した実施形態では、円盤状すなわちディスク状の記録媒体であるCD24を、ほぼ水平な状態で取扱うようにしているけれども、同様なディスク状記録媒体、たとえばDVDやLDなども同様に取扱うことができる。また、記録媒体は、再生専用のCD24などばかりではなく、情報の記録も可能なCD−RやCD−RWなども用いることができる。このような書込みも可能な記録媒体は、たとえばパーソナルコンピュータなどの情報記録媒体として用いることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、収納部は、筺体内で複数の記録媒体を収納し、選択された収納位置で分割可能である。再生部は、収納部が分割されて形成される空間に、進出して記録媒体の再生および/または記録が可能である。フローティング機構は、再生部を弾発的に支持して浮遊状態にするので、筺体外部からの振動や衝撃の影響を低減し、記録媒体からの情報の再生あるいは記録媒体への情報の記録に支障が生じないようにすることができる。再生部を浮遊状態にすればよいので、フローティング機構による浮遊状態にするために必要な空間を小さくし、筺体の小形化を図ることができる。
また、フローティング機構は、再生部を支持する支持基板に対する移動で、支持基板の筺体に対する変位の機械的な拘束を行い、浮遊状態を容易に解消させることができる。
さらに、支持基板からロック機構に向けて間隔をあけて立設されるロック用軸および係合部材を、ロック機構の第1拘束部と第2拘束部とで拘束して、移動方向と同方向の変位と、移動方向に垂直な変位とを確実に拘束することができる。
【0085】
また本発明によれば、収納部は任意の収納位置で分割され、収納されている記録媒体に対して再生部で再生および/または記録を行うことができる。
【0088】
また本発明によれば、板状の形状を有するロック部材を移動させて、移動方向に延びる形状を有し、移動方向の始端から終端に向かって幅が減少し、ロック用軸が挿通される第1拘束部で支持基板の移動方向と同方向の拘束を行い、移動方向の終端で係合部材の係合部に係合して移動方向に垂直な方向の拘束を行うので、係合部材の移動によって、移動と同方向も垂直な方向も同時に拘束することができる。
【0089】
また本発明によれば、支持基板からロック機構側に立設されるロック用溝は、ロック部材の第1拘束部とともに、ロックレバーによっても変位を拘束されるので、移動方向に平行な平面内での変位を確実に拘束することができる。ロック部材の第2拘束部は、支持基板から間隔をあけて形成される係合部に係合するので、筺体に対して支持基板を精度の高い位置に拘束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のオートチェンジャ装置21の概略的な構成を示す側面断面図である。
【図2】図1のオートチェンジャ装置21にCD24を挿入する状態を示す概略的な斜視図である。
【図3】図1のオートチェンジャ装置21内で、CD24を再生する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図4】図1のオートチェンジャ装置21内で、複数のCD24を収納する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図5】図1の実施形態のオートチェンジャ装置21で、CD24を挿入する動作を示す簡略化した側面断面図である。
【図6】図1のオートチェンジャ装置21で、収納されているCD24を排出する手順を示す簡略化した側面図である。
【図7】図1のオートチェンジャ装置21で、再生されていたCD24を収納位置に搬送する動作を示す簡略化した側面図である。
【図8】図1のオートチェンジャ装置21で、CD24を再生する手順を示す簡略化した側面図である。
【図9】図1のオートチェンジャ装置21内で、ストッカ23に収納されているCD24を交換して再生する動作を示す簡略化した側面図である。
【図10】図1に示すオートチェンジャ装置21の筺体22の斜視図である。
【図11】図10に示す筺体22を除去した状態を示す機構部分の斜視図である。
【図12】図11に示す機構部分にCD24を挿入する状態を示す右側面断面図である。
【図13】図12の機構部分の平面図である。
【図14】図1のPUユニット25を移動させるスライドユニット60の斜視図である。
【図15】図14のスライドユニット60の平面図である。
【図16】図1の挿排機構34およびシャッタ機構37に関連する構成を示す斜視図である。
【図17】図1のストッカ23を構成するホルダ39の斜視図である。
【図18】図17のホルダ39を積層して形成するストッカ23の斜視図である。
【図19】図13の分割用スライド板56の斜視図である。
【図20】図19の分割用スライド板56aの側面図である。
【図21】図19の分割用スライド板56でホルダ39間を分割する状態を示す簡略化した斜視図である。
【図22】図1のフローティング機構27およびロック機構31に関連する構成を示す分解斜視図である。
【図23】図22のロック機構31の斜視図である。
【図24】図23のロック機構31の平面図である。
【図25】図22の昇降ベース141の斜視図である。
【図26】図22のロック部材136の斜視図である。
【図27】図22のロック解除レバー142、連動レバー138およびロックレバー137の斜視図である。
【図28】図23のロック機構31のロック状態を示す部分的な平面図である。
【図29】図23のロック機構31のロック解除状態を示す部分的な平面図である。
【図30】図26に示すロック部材136のロック部150でロック片134を拘束している状態を示す部分的な正面断面図である。
【図31】図22に示すPU昇降用スライド板140の右側面図およびシャーシ50の左側の側板160の右側面図である。
【図32】図1のオートチェンジャ装置21の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図33】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図34】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図35】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図36】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図37】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図38】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図39】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図40】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図41】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図42】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図43】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図44】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図45】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図46】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図47】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図48】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図49】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図50】図32の制御回路29の動作を示すタイムチャートである。
【図51】先行出願の概略的な構成を示す左側面断面図である。
【符号の説明】
21 オートチェンジャ装置
22 筺体
23 ストッカ
24 CD
25 PUユニット
26 昇降機構
27 フローティング機構
28 分割機構
29 制御回路
30 スライドベース
31 ロック機構
32 フロントパネル
33 挿排口
34 挿排機構
35 挿排ローラ
37 シャッタ機構
38 ターンテーブル
39 ホルダ
40 チャッキング機構
50 シャーシ
52 昇降モータ
53 分割モータ
54 昇降用スライド板
55 カウントセンサ
56 分割用スライド板
57 分割原点スイッチ
58 昇降原点スイッチ
59 分割位置センサ
60 スライドユニット
61 スライド板
62 旋回板
63 旋回軸
65 L字状案内溝
68,69 突起
70 送りモータ
72 PU原点スイッチ
73 クランプ解除スイッチ
74 スピンドルモータ
75 スライドモータ
76 スライド原点スイッチ
77 スライド完了スイッチ
78 挿排待機スイッチ
79 スリップ機構
90a 挿入検知スイッチ
90b 挿入有無スイッチ
90c 挿入完了スイッチ
90d 排出完了スイッチ
91 CD載置部
92 浮き上がり防止突起
93〜96,106〜109 分割用突起
101 底板
102,103 昇降ガイド
104 天板
105 切欠き
120 上側カム部
121 下側カム部
122 分離部
123 押え部
124 ラック
130 ダンパ
131 ピン
132 ばね
133 ロック軸
134 ロック片
135 ロック用切欠
136 ロック部材
137 ロックレバー
138 連動レバー
140 PU昇降用スライド板
141 昇降ベース
142 ロック解除レバー
144,145 軸ロック孔
150 ロック部
168 階段溝
170 入力スイッチ
Claims (4)
- 筺体内に複数の記録媒体を収納可能な収納部を備え、記録媒体の筺体外と収納部との間での搬送や、情報の再生および/または記録を行う記録媒体の再生装置において、
収納部は選択された収納位置で分割可能であり、
収納部を分割して形成される空間に進出可能で、記録媒体を保持し、情報の再生および/または記録を行う再生部と、
前記再生部を支持し、前記収納部の分割によって形成される空間内への進入のための移動機構と、フローティング機構によって筺体に対して浮遊状態で支持される再生部とを有する支持基板と、
該支持基板に対して移動し、該再生部が記録媒体の再生および/または記録が行われていないときに、該筺体に対して該支持基板を拘束することによって、浮遊状態を拘束するロック機構とを備え、
前記支持基板は、前記ロック機構に向けて立設されるロック用軸および係合部材を有し、
該ロック機構は、前記移動によって、移動方向と同方向の該ロック用軸の変位を拘束する第1拘束部と、
該係合部材に係合して該移動方向に垂直な変位を拘束する第2拘束部とを有することを特徴とする記載媒体の再生装置。 - 前記収納部は、任意に選択された収納位置に進入し、間隔を押し広げて空間を形成する分割機構によって分割されることを特徴とする請求項1記載の記録媒体の再生装置。
- 前記ロック機構は、前記移動を行い、該移動方向に同方向で大略的に板状の形状を有するロック部材を備え、
該ロック部材は、前記第1拘束部として、前記ロック用軸が挿通され、該移動方向に延びる形状で、該移動方向の始端から終端に向かって、幅が該ロック用軸の外径にほぼ一致するまで減少する溝を有し、前記第2拘束部として、該移動方向の終端で該係合部材に係合される係合部とを有することを特徴とする請求項1記載の記録媒体の再生装置。 - 前記係合部材には、前記支持基板から間隔をあけて係合部が形成され、
前記ロック部材の第2拘束部は、前記移動方向の終端で、該係合部材と係合するように形成され、
該ロック部材の第1拘束部には、該ロック部材の移動に連動し、該移動方向と異なる方向に変位して該ロック用軸を拘束するロックレバーが含まれることを特徴とする請求項3記載の記録媒体の再生装置。
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1998
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