JP3801039B2 - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などのディスクを複数収納し、これらディスクの再生または情報の記録を行うディスクチェンジャー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のCDやDVDなどのディスクを収納し、所望のディスクの再生や記録を行うディスクチェンジャー装置が提供され、業務用の通信カラオケ装置、データベースシステム、個人向けのAV(Audio-Visual)機器などに使用されている。例えば、通信カラオケ装置に使用されるディスクチェンジャー装置は、映像データを記録した複数のディスクを収納し、ディスクに記録された映像データを読み出し、カラオケ曲の演奏に合わせて歌詞や背景画像の映像信号を外部に出力する処理を行う。
【0003】
図22〜24に示すように、このようなディスクチェンジャー装置200は、複数のディスクDを各々トレイ201に載せた状態で収納するディスク収納部210と、ディスクDの再生や記録を行うドライブ部220と、ディスク収納部210に収納されたディスクDをドライブ部220に搬送するディスク搬送部230とを備えている。
すなわち、このディスクチェンジャー装置200は、ディスク収納部210に収納されたディスクDを取り出して再生または記録を行う場合、図22に矢印にて示すように、ディスク搬送部230が、ディスク収納部210の取り出し対象のディスク位置まで上昇し、図23に示すように、該ディスクDが載ったトレイ201ごと内部に引き込む。その後、ディスク搬送部230は、図24に示すように、内部のディスクDがドライブ部220のターンテーブル221に固定される位置まで下降することによって、ディスクDをターンテーブル221に固定すると共に、クランパ231によりディスクDがターンテーブル221から飛び出すことを防止するようになっている。この状態で、ドライブ部220のスピンドルモータ222を回転させることにより、ピックアップ223によってディスクDに書き込まれた情報の読み取りまたは情報の書き込みを行うようになっている。また、このドライブ部220に搬送されたディスクDは、ディスク搬送部230が上記と逆の動作を行うことにより、ディスク収納部210の所望の位置(元の位置など)に戻されるように構成されている。
【0004】
また、この種のディスクチェンジャー装置には、図25に示す市販のトレイ式のドライブ装置250を内蔵のドライブ装置として使用する場合がある。この場合、市販のドライブ装置250は、スライドトレイ251とフロントパネル252が外され、図26に示すように、スライドトレイ251の代わりにトレイガイド253などを取り付けることによって、上述したディスクチェンジャー装置用のトレイ201を抜き差しできるように改造が施される。また、このドライブ装置250にはトレイ201の抜き差しを検出するための改造も施される。
【0005】
この改造を施したドライブ装置250を使用したディスクチェンジャー装置300は、図27〜図31に示すように、ディスク搬送部230が、ディスク収納部210の取り出し対象のディスク位置まで上昇し(図27参照)、該ディスクDが載ったトレイ201ごと内部に引き込んだ後(図28参照)、ドライブ装置250のトレイ挿入口まで下降し(図29参照)、該トレイ201をドライブ装置250内に挿入する(図30参照)。すると、ドライブ装置250がトレイ201の挿入を検出し、ピックアップユニット260を可動させることにより、ターンテーブルにトレイ201内のディスクDが固定され、情報を読み書きできるようになっている。
この種のディスクチェンジャー装置300は、市販のドライブ装置250を使用することにより、前者のディスクチェンジャー装置200のようにドライブ部220を専用設計する必要がない、市販のドライブ装置の中から最適なドライブ装置を選べばよい、といった様々な利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、市販のドライブ装置を使用してディスクチェンジャー装置を製造する場合には、そのドライブ装置に合わせてトレイガイドなどの改造用部品を用意する必要がある。この種の改造用部品の設計や金型作成には数ヶ月程度の期間を要するため、ドライブ装置250が決まった後、ディスクチェンジャー装置300の製造を開始するには最低でも数ヶ月のタイムラグが生じることとなる。
【0007】
ところが、市販のドライブ装置は市場からの機能向上(特に高速化)の要望に応えるべく1つのモデルの生産期間が1年に満たないものが多く、中には半年程度で生産が終了してしまうものもある。
このため、実際にディスクチェンジャー装置の製造を開始しようとした時には、すでにドライブ装置の生産が終了しているという事態が生じることがあり、係る状況に対応するためには、ドライブ装置を事前にストックしておく必要があった。また、かかる状況下では、ディスクチェンジャー装置の生産計画の変更に柔軟に対応できないという問題もあった。
【0008】
さらに、ディスクチェンジャー装置のドライブ装置が壊れるなどしてドライブ装置を別のドライブ装置に交換する必要が生じた場合、新しいドライブ装置の改造部品を製造する必要が生じ、修理期間が長くなり、その分ユーザに迷惑をかけてしまうこととなる。また、かかる場合には、製造メーカは早く修理を完了させるために、耐久性能などの検討が不十分な改造部品を製造してしまうおそれもあり、さらにユーザに迷惑をかけてしまうおそれがある。
また、上述したようにドライブ装置の進歩は早いため、ディスクチェンジャー装置のドライブ装置を簡易に最新のドライブ装置に交換することができれば製造メーカおよびユーザ双方にとって便利であり、ディスクチェンジャー装置の製品価値向上に貢献するものと考えられる。
【0009】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、市場に出回っているドライブ装置を簡易に採用でき、かつ、ドライブ装置を簡易に別のドライブ装置に交換することができるディスクチェンジャー装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載のディスクチェンジャー装置は、スライド可能なスライドトレイに載置されたディスクに対して、該スライドトレイに形成された開口を介して光ビームを照射することによって情報の読み取りまたは記録を行うドライブ装置と、
複数のディスクを各々トレイに収容した状態で収納するディスク収納部と、
前記トレイを収納するトレイ収納部と、
前記ディスク収納部との間で前記各トレイの授受を行うと共に、前記ディスク収納部から受け取った前記トレイを前記トレイ収納部に対向する位置まで搬送して前記トレイ収納部へ移動させる第1の搬送手段と、
前記ディスクのディスク中央穴に嵌合して前記ディスクを保持する形状に形成されていると共に前記スライドトレイの開口に比して外形が小さく形成されているディスク保持部を有し、引き出された状態の前記スライドトレイの開口を通過させて該ディスク保持部を所定の最下位位置と所定の最上位位置との間で昇降させる第2の搬送手段と、
を備え、
前記各トレイには、収容されるディスクの中央から一側面方向に延長する開口であって、前記収容されるディスクの中央付近の外形が前記ディスク保持部の外形よりも大きく形成されている開口が設けられており、
前記ディスク収納部には、前記各トレイの開口が前記第1の搬送手段に対向する方向に前記各トレイが収納されており、
前記最下位位置は、前記スライドトレイの移動軌跡よりも低い位置である一方、前記最上位位置は、前記トレイ収納部に対向する位置よりも高い位置である
ことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載のディスクチェンジャー装置は、外部との間で前記トレイを授受するメールトレイ装置をさらに有し、前記第1の搬送手段は、前記メールトレイ装置との間で前記トレイの授受を行うことを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、第1の搬送手段がディスク収納部から受けとったトレイおよびディスクのうちディスクのみを第2の搬送手段が受け取ってスライドトレイに受け渡すことにより、ディスク収納部からドライブ装置との間でディスクを搬送することができる。この場合、第2の搬送手段が 第1の搬送手段がトレイ収納部に前記トレイを受け渡すときに、トレイに収容されるディスクをトレイから離間させることにより、第1の搬送手段がトレイのみをトレイ収納部に収納させることができ、第2の搬送手段がディスクのみを受け取ることができる。
また、第2の搬送手段は、スライドトレイの開口を通過して移動することにより、第1の搬送手段とスライドトレイとの間で前記ディスクの受け渡しを行うので、市販のドライブ装置のスライドトレイに予め形成されている開口を利用してディスクを搬送することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0016】
(1) 実施形態
(1.1) 実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態に係るディスクチェンジャー装置1の概要構成を示す図である。同図に示すように、このディスクチェンジャー装置1は、筐体10内に、ディスク収納部20、ディスク搬送部30、トレイ一時収納部40、ドライブ装置50、ディスク昇降部60とを備えている。また、図示は省略するが、このディスクチェンジャー装置1は、これら各部を制御する制御部70を有している。
【0017】
このディスクチェンジャー装置1において、ディスク収納部20は、いわゆるディスクマガジンであり、CDやDVDなどのディスクDを各々トレイ21に載せた状態で複数収納するものである。図2にこのディスク収納部20の斜視図を示すように、ディスク収納部20は、開口を有する箱形の枠体内にトレイガイド22が対になって複数平行に形成され、これらトレイガイド22に沿って複数のトレイ21を挿脱できるように構成されている。また、このディスク収納部20には、挿入されたトレイ21がディスクチェンジャー装置1の搬送時などに移動したり、抜け落ちたりするのを防止するためのトレイロック機構が設けられている。トレイロック機構の詳しい説明は省略するが、トレイロック機構は、トレイ移動時は図示しない解除機構によってロックが解除されるようになっている。
【0018】
ここで、図3にトレイ21の平面図を示すように、トレイ21は、ディスク載置面の略中央から一側面方向に延長する開口21Hを有する略平板形状を有し、ディスク載置面が少し窪んだ位置に形成されている。従って、ディスクDはこのトレイ21のディスク載置面上に正確に載置されるようになっている。
また、このトレイ21は、図中右側からディスク収納部20の奥まで挿入された時にディスク収納部20と係合する爪21Aと、トレイ21を移動するために使用される爪21Bとが形成されている。
【0019】
図1に戻り、ディスク収納部20は、図中左方向に開口を向けて配置されるものであるが、ユーザが図示しない操作スイッチを操作することによって外部に取り出すことができるようになっている。ディスク収納部20を外部に取り出すことにより、ユーザは所望のディスクDをディスク収納部20に収納したり、ディスク収納部20に収納されているディスクDを別のディスクDに交換することができる。なお、ディスク収納部20のトレイロック機構は、ユーザが手動でも解除できるように構成されている。
【0020】
ディスク搬送部30は、ディスク収納部20の開口側に配置されており、図示しない上下搬送機構によって上下移動するように構成されている。本実施形態のディスク搬送部30は、少なくともディスク収納部20の最も上側のトレイ21と対向する位置から、トレイ一時収納部40と対向する位置(以下、「トレイ受け渡し位置」という)まで上下移動できるように構成されている。なお、このディスク搬送部30の位置(高さ)は、図示しないセンサまたは上下搬送機構の駆動源であるモータの回転角やモータに供給するパルス数に基づいて制御部70が検知できるようになっている。
【0021】
また、このディスク搬送部30は、トレイ搬送機構を内蔵しており、トレイ搬送機構のフックをトレイ21の爪21Bに引っかけることによってトレイ21を図中左右方向に移動できるように構成されている。これにより、ディスク搬送部30は、ディスク収納部20およびトレイ一時収納部40との間でトレイ21の授受を行うようになっている。ここで、図4は、ディスク搬送部30の裏側から見た斜視図である。この図に示すように、ディスク搬送部30は、下側にトレイを保持するようにトレイガイド31が両端に形成されている。なお、この図においてはトレイ21を収容したときのディスクDの位置を示している。
さらに、このディスク搬送部30は、フォトセンサなどのセンサによって収容されたトレイ21の位置を検出する検出機構を備えている。この検出機構によってトレイ21がディスク搬送部30に完全に収容されたか否か、および収容していたトレイ21がディスク搬送部30から外に出されたか否かを検出し、検出結果が制御部70に通知されるようになっている。
【0022】
前掲図1に示すように、トレイ一時収納部40は、ディスク収納部20の下方に配置され、ドライブ装置50に搬送しようとするディスクDを載せていたトレイ21を一時的に収容することにより、ドライブ装置50にて再生中あるいは情報書き込み中のディスクDを収容するためのトレイ21を収容する。
ドライブ装置50は、CD-ROMドライブ、CD-R/RWドライブ、DVD-ROMドライブ、DVD-RAMドライブなどの市販のドライブ装置であり、トレイ一時収納部40の下方に配置される。なお、市販のドライブ装置には、スライドトレイによりディスクDを出し入れするトレイ式と、直接ディスクDを出し入れするスロット式と、専用のカートリッジにいれてディスクDを出し入れするキャディ式とがあるが、本発明では最も広く普及するトレイ式のドライブ装置を採用する。
【0023】
ディスク昇降部60は、ドライブ装置50のスライドトレイ51がディスク取り出し位置まで移動した時のスライドトレイ51と筐体10の底面との間の空間に配置され、ここでは、筐体10の底面に固定されている場合を説明する。
以下、ディスク昇降部60の詳細構成について説明する。
図5に示すように、ディスク昇降部60は、ディスク中央穴に嵌合してディスクDを保持可能なディスク保持部61と、筐体底面10Aに沿って図中左右方向に移動するスライダ62と、一端がディスク保持部61に回転可能に接続され、他端がスライダ62に回転可能に接続された昇降用レバー63と、昇降用レバー63の略中央に一端が回転可能に接続されたギヤレバー64と、モータ65およびモータ65の回転を減速してギヤレバー64に伝達する減速機構66とから構成されている。
【0024】
このディスク昇降部60においては、ディスク保持部61、スライダ62および昇降用レバー63によって平行リンク機構が構成されており、これにより、図5に矢印にて示すように、モータ65によってギヤレバー64を回転させると、スライダ62が筐体底面10Aに沿って左右方向に移動すると共に、ディスク保持部61が上下方向に移動するようになっている。本実施形態では、ディスク保持部61を図6に示す最下位位置から図7に示す最上位位置まで移動制御するようになっている。
ここで、図6および図7に示すように、スライダ62の側面には凸部62Aが設けられると共に、この凸部62Aの通過を検出するフォトセンサユニット67および68がスライダ62の移動方向に間隔を開けて配置されている。これらフォトセンサユニット67および68は、ディスク保持部61が上記最下位位置および最上位位置に位置したときのスライダ62の位置を各々検出するためのものである。これにより、制御部70は、フォトセンサユニット67および68の検出結果に基づいてモータ65を駆動制御することにより、ディスク保持部61を上記最下位位置あるいは最上位位置とに移動できるようになっている。
【0025】
ところで、市販のドライブ装置は、前掲図25に示すように、スライドトレイ251(51)上のディスクDをターンテーブルに載せ、情報記録面にレーザ光を照射する構成を採用しているため、必然的にスライドトレイ251(51)には開口52Hが形成されている。
上述したディスク保持部61は、ドライブ装置50のスライドトレイ51の開口52Hに比して外径が小さく作成されることにより、図8に示すように、ドライブ装置50のスライドトレイ51がディスク取り出し位置まで移動している時でも開口52Hを通過して上下移動できるようになっている。また、ディスク保持部61の最上位位置は、図9に示すように、ディスク搬送部30がトレイ受け渡し位置にある時にディスクDをトレイ21から少し浮いた状態(図9に符号Sで示す)で保持する高さに設定されている。なお、ディスク保持部60は、通常、図6に示した最下位位置に待機するように制御される。
【0026】
(1.2) 実施形態の動作
次に、ディスクチェンジャー装置1の動作について説明する。
ここでは、ディスク収納部20に収納されたディスクDをドライブ装置50に授受する場合について、図10〜17図を参照しつつ説明する。なお、どのディスクDを移動するか等の指示は、制御部70が外部機器から入力するようにしてもよいし、また、このディスクチェンジャー装置1に設けられた図示しない操作子の操作を介して入力するようにしてもよい。
【0027】
まず、ディスクチェンジャー装置1において、図10に示すように、制御部70は、ディスク搬送部30を上昇または下降させ、ディスク搬送部30が移動対象のディスクDを収容するトレイ21と対向する位置に移動したことを検出すると、ディスク搬送部30を該位置に停止させる。
次に、制御部70は、図11に示すように、トレイ搬送機構により移動対象のディスクDをトレイ21ごとディスク搬送部30に引き込ませる。このとき、制御部70は、トレイ21を引き込むのと同時に、若しくはトレイ21を引き込む直前または直後のタイミングで、ドライブ装置50のスライドトレイ51を取り出し位置まで引き出しておく。
【0028】
次に、制御部70は、トレイ21がディスク搬送部30に完全に収容され、かつ、ドライブ装置50のスライドトレイ51が引き出し位置まで引き出されたことを検知すると、図12に示すように、ディスク昇降部60を駆動してディスク保持部61を予め定めた最上位位置に移動させる。
ディスク保持部61を予め定めた最上位位置に位置に移動させると、制御部70は、図13に示すように、ディスク搬送部30をトレイ一時収納部40と対向する位置(トレイ受け渡し位置)に移動させる。このとき、ディスク搬送部30がトレイ受け渡し位置に達する直前に、このディスク搬送部30が収容するトレイ21上のディスクDがディスク保持部61に載置されることにより、ディスクDがトレイ21から離間することとなる。
【0029】
ディスク搬送部30がトレイ受け渡し位置に移動したことを検出すると、制御部70は、図14に示すように、ディスク搬送部30に収容されるトレイ21をトレイ搬送機構によりトレイ一時収納部40に移動させる。この場合、上述したようにディスクDはトレイ21から浮いた状態でディスク保持部61に保持されているので、トレイ21のみがトレイ一時収納部40に収納されることとなる。なお、前掲図3に示したように、トレイ21には開口21Hが形成されているので、トレイ21はディスク保持部61と干渉することなく、トレイ一時収納部40に移動できるようになっている。
【0030】
そして、制御部70は、トレイ搬送部30に収容されるトレイ21を完全に外に出したことを検出することによりトレイ21をトレイ一時収納部40に収納し、図15に示すように、ディスク保持部61を最下位位置に移動することにより、ディスク保持部61に保持されていたディスクDをスライドトレイ51に載置するようになっている。
これにより、制御部70は、その後、図16に示すように、ドライブ装置50のスライドトレイ51を内部に引き込ませることにより、図17に示すように、ディスクDがドライブ装置50のターンテーブルに固定される。
【0031】
このようにしてディスクチェンジャー装置1は、ディスク収納部20に収納された複数のディスクDのうち所望のディスクDをドライブ装置50に搬送し、ディスクDの再生または情報の書き込みを行うようになっている。
また、ドライブ装置50に再生等されているディスクDをディスク収納部20に戻す場合には、制御部70が上記と逆の順にディスクチェンジャー装置1の各部を制御することによってディスク収納部20の元の位置に戻すことができるようになっている。
【0032】
(1.3) 実施形態の効果
このように本実施形態のディスクチェンジャー装置1は、市販のドライブ装置のスライドトレイに予め形成されている開口を利用し、この開口を通過するディスク昇降部60を設け、このディスク昇降部60によってディスク搬送部30およびスライドトレイ51との間でそれぞれディスクDを授受できるようにしたことにより、何ら改造を施すことなく市販のドライブ装置をドライブ装置50として使用することができる。
また、ディスク昇降部60は、ディスク保持部61が垂直方向に移動するように構成されているので、スライドトレイ51の高さ方向の位置精度は要求されない。要は、最下位位置にあるディスク保持部61の上側でスライドトレイ51が出し入れされるようにドライブ装置50を配置していればよく、スライドトレイ51の高さが種々異なる市販のドライブ装置を広く使用することができるのである。
従って、このディスクチェンジャー装置1は、ある一種類のドライブ装置に合わせて各部の配置位置や寸法を設計する必要がなく、製造開始時点で性能・コスト・手に入れ易さといった条件が最適な市販のドライブ装置を使用することができ、また、数種類のドライブ装置を混在して使用することも可能である。同時に、このことはドライブ装置50の交換が簡単であることを意味し、メーカは迅速にドライブ装置交換修理を行うことができるようになり、また、ユーザ自身が希望のドライブ装置に交換することも可能となる。
【0033】
(2) 変形例
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0034】
(2.1) 第1変形例
上述の実施形態においては、ユーザがディスク収納部20のディスクDを交換する場合はディスク収納部20ごと取り出して行う必要があったが、図18に示すように、メールトレイ装置80を内蔵させ、ディスク搬送部30がメールトレイ装置80との間でトレイ21を授受できるようにすることにより、ユーザがディスク収納部20を取り出すことなくディスクDを交換できるようにしてもよい。
【0035】
(2.2) 第2変形例
また、上述の実施形態においては、ドライブ装置50を一台使用するディスクチェンジャー装置1に本発明を適用する場合について述べたが、図19に示すように、記録専用ドライブ装置50Aと、再生専用ドライブ装置50Bを備えることにより、ディスクチェンジャー装置をコピーマシンとしてもよい。また、図19に示す記録専用ドライブ装置50Aと、再生専用ドライブ装置50Bの位置を逆にすれば、多数のディスクから任意の部分をコピーするマシンとすることも可能である。
さらに、図20に示すように、図19に示したディスクチェンジャー装置にメールトレイ装置80を内蔵させるようにしてもよい。または、図21に示すように、メールトレイ装置と再生専用ドライブ装置(または記録専用ドライブ装置、記録再生ドライブ装置)を兼ねたドライブ装置50Cを内蔵させることによって、図20に示したディスクチェンジャー装置と同様の機能に関わらず、全体形状を小型化し、部品数を低減させてもよい。
【0036】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、市販のドライブ装置を改造を施すことなく使用することができ、また、ドライブ装置を簡易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るディスクチェンジャー装置の概要構成を示す図である。
【図2】 ディスクチェンジャー装置のディスク収納部の斜視図である。
【図3】 ディスクチェンジャー装置のトレイの平面図である。
【図4】 ディスクチェンジャー装置のディスク搬送部の斜視図である。
【図5】 ディスクチェンジャー装置のディスク昇降部の構成および動作の説明に供する図である。
【図6】 ディスク昇降部におけるディスク保持部の最上位位置を示す図である。
【図7】 ディスク昇降部におけるディスク保持部の最下位位置を示す図である。
【図8】 ディスク昇降部の説明に供する図である。
【図9】 ディスク昇降部の説明に供する図である。
【図10】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図11】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図12】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図13】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図14】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図15】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図16】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図17】 ディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図18】 ディスクチェンジャー装置の変形例の構成を示す図である。
【図19】 ディスクチェンジャー装置の変形例の構成を示す図である。
【図20】 ディスクチェンジャー装置の変形例の構成を示す図である。
【図21】 ディスクチェンジャー装置の変形例の構成を示す図である。
【図22】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図23】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図24】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図25】 市販のトレイ式のドライブ装置の斜視図である。
【図26】 従来のディスクチェンジャー装置で使用するときの市販のドライブ装置の改造の説明に供する図である。
【図27】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図28】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図29】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図30】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【図31】 従来のディスクチェンジャー装置のある動作時点の状態を示す図である。
【符号の説明】
1、200、300……ディスクチェンジャー装置、10……筐体、20、210……ディスク収納部、21、201……トレイ、30、230……ディスク搬送部、40……トレイ一時収納部、50、250……ドライブ装置、51、251……スライドトレイ、60……ディスク昇降部、61……ディスク保持部、62……スライダ、63……昇降用レバー、64……ギヤレバー、65……モータ、66……減速機構、67……フォトセンサユニット、220……ドライブ部、253……トレイガイド、260……ピックアップユニット、D……ディスク。
Claims (2)
- スライド可能なスライドトレイに載置されたディスクに対して、該スライドトレイに形成された開口を介して光ビームを照射することによって情報の読み取りまたは記録を行うドライブ装置と、
複数のディスクを各々トレイに収容した状態で収納するディスク収納部と、
前記トレイを収納するトレイ収納部と、
前記ディスク収納部との間で前記各トレイの授受を行うと共に、前記ディスク収納部から受け取った前記トレイを前記トレイ収納部に対向する位置まで搬送して前記トレイ収納部へ移動させる第1の搬送手段と、
前記ディスクのディスク中央穴に嵌合して前記ディスクを保持する形状に形成されていると共に前記スライドトレイの開口に比して外形が小さく形成されているディスク保持部を有し、引き出された状態の前記スライドトレイの開口を通過させて該ディスク保持部を所定の最下位位置と所定の最上位位置との間で昇降させる第2の搬送手段と、
を備え、
前記各トレイには、収容されるディスクの中央から一側面方向に延長する開口であって、前記収容されるディスクの中央付近の外形が前記ディスク保持部の外形よりも大きく形成されている開口が設けられており、
前記ディスク収納部には、前記各トレイの開口が前記第1の搬送手段に対向する方向に前記各トレイが収納されており、
前記最下位位置は、前記スライドトレイの移動軌跡よりも低い位置である一方、前記最上位位置は、前記トレイ収納部に対向する位置よりも高い位置である
ことを特徴とするディスクチェンジャー装置。 - 外部との間で前記トレイを授受するメールトレイ装置をさらに有し、
前記第1の搬送手段は、
前記メールトレイ装置との間で前記トレイの授受を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクチェンジャー装置。
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