JPH097279A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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Publication number
JPH097279A
JPH097279A JP15045195A JP15045195A JPH097279A JP H097279 A JPH097279 A JP H097279A JP 15045195 A JP15045195 A JP 15045195A JP 15045195 A JP15045195 A JP 15045195A JP H097279 A JPH097279 A JP H097279A
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JP
Japan
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disc
stocker
tray
holder
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP15045195A
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English (en)
Inventor
Satoru Shindo
哲 新藤
Yoshiisa Nitsuta
良功 新田
Hitoshi Nonaka
等 野中
Tomoki Takahashi
知樹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH097279A publication Critical patent/JPH097279A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクの再生中に振動や衝撃が加わっても、
ストッカ内のディスクが再生部側に飛び出してくるのを
防止する。 【構成】複数のディスク1を収納するストッカ22が上
下移動可能に配置され、その前方にディスク1をストッ
カ22に出し入れするトレイ33と、ディスク1を再生
する再生部34が配置されている。再生部34には、再
生部34とストッカ22との間に配置されるストッパ5
12が設けられている。ストッカ22内の選択されたデ
ィスク1が再生部34に装着されているとき、振動や衝
撃が加わっると、選択されたディスク1のストッカ22
内の収納空間に、その直下のディスク1が跳ね上がるこ
とがあるが、ストッパ512があるのでディスク1が再
生部34側に飛び出すのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクを選択
的に再生及び交換することが可能なディスクオートチェ
ンジャ等に適用して好適なオートチェンジャに関する。
詳しくは、再生部とストッカとの間にストッパを設ける
ことによって、ディスクの再生中にストッカ内の他のデ
ィスクが再生部側に飛び出してくるのを防止しようとし
たオートチェンジャに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図60に示すように複数枚のCD
(コンパクト・ディスク)等のディスク1を選択的に再
生したり交換したりすることが可能なディスクオートチ
ェンジャ10がある。このディスクオートチェンジャ1
0は、箱型のキャビネット11内に上下移動可能なスト
ッカ12とディスク1を再生する再生部13が配置され
ている。ストッカ12はディスク1を複数枚収納できる
ようになっている。再生部13はディスクのチャッキン
グ機構や光ピックアップ等から構成されている。また、
ディスク1を外部から出し入れするためのトレイ14が
キャビネット11の出入口15から出入り自在に配置さ
れている。
【0003】図61は、従来のディスクオートチェンジ
ャ10のディスク収納及び再生動作の手順を示す。この
ディスク収納及び再生処理20では、まずディスクNO
の指定があったか否かが判断され(ステップ421)、
指定があった場合はトレイ14内にディスク1があるか
どうかが判断される(ステップ422)。トレイ14内
にディスク1がある場合は、次にトレイ14内のディス
ク1をストッカ12の所定位置、すなわちディスク1が
トレイ14に移動する前に収納されていた位置に収納す
る(ステップ423)。
【0004】続いて、ストッカ12を移動して指定され
た番号の収納位置とトレイ14との高さを合わせ(ステ
ップ424)、次に、指定番号のディスク1をトレイ1
4に移動する(ステップ425)。ステップ425で
は、指定番号のディスク1がストッカ12内にない場合
もディスク1があるときと同様の移動処理が行なわれ
る。なお、ステップ422でトレイ14内にディスク1
がないと判断された場合は、ステップ424でストッカ
12が移動して指定された番号の収納位置とトレイ14
の高さが合わせられ、そのあと上述と同様の処理が行な
われる。
【0005】ステップ425でディスク1の移動処理が
行なわれた後、又は、ステップ421でディスク番号の
指定がないと判断された場合、トレイ開閉キーがオンに
なっているか否かの判断処理(ステップ426)と、再
生キーがオンになっているか否かの判断処理(ステップ
427)が行なわれる。すなわち、ここでは、トレイ開
閉キーと再生キーが同時にオンになることはないので、
両方のキーの状態が監視されている。そして、例えばス
テップ426でトレイ開閉キーがオンになったと判断さ
れると、次にトレイ14がオープンされる(ステップ4
28)。通常は、このときにディスク1がトレイ14に
載置される。
【0006】次に、トレイ開閉キーがオンか否かが判断
され(ステップ429)、これがオンであると判断され
るとトレイ14がクローズされる(ステップ430)。
続いて、トレイ14内のディスク1の有無が判断されて
その結果が表示され(ステップ431)、次にディスク
1のクランプ処理が行なわれ(ステップ432)、これ
でディスク収納処理及び再生処理20が終了する。
【0007】また、ステップ427で再生キーがオンに
なっていると判断されると、次に、トレイ14内にディ
スク1があるか否かが判断され(ステップ433)、あ
ると判断された場合は再生処理が行なわれる(ステップ
434)。続いて、再生処理が終了したかどうかが判断
され(ステップ435)、終了した場合はこのディスク
収納及び再生処理20が終了する。また、ステップ43
3でトレイ14内にディスク1がないと判断されると、
そのままディスク収納及び再生処理20が終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図60に示
した従来のディスクオートチェンジャ10においては、
ストッカ12内の選択されたディスク1が再生部13に
装着されているとき再生中のディスク1が収納されてい
たストッカ12の収納部に比較的広い空間ができる。そ
の際に振動や衝撃が加わると、その直下にあるディスク
1がこの空間を通って再生部13側に飛び出してくるお
それがあった。
【0009】そこで、本発明は上述したような課題を解
決したものであって、ディスクの再生中に振動や衝撃が
加わっても、ストッカ内のディスクが再生部側に飛び出
してくるのを防止することが可能なオートチェンジャを
提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のオートチェンジャにおいては、記録媒体を
載置する移動可能な受皿手段と、受皿手段及び記録媒体
を複数収納する収納手段と、記録媒体を再生する再生手
段と、収納手段と再生手段との間で受皿手段を移動させ
る移動手段と、収納手段内の記録媒体が再生手段に装着
されているとき、収納手段内の他の記録媒体が再生手段
側に移動するのを規制するため、再生手段に設けられた
ストッパ手段と、を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明のオートチェンジャにおいては、収納手
段に収納されていた記録媒体が再生手段に装着されてい
るときには、再生手段のストッパが再生手段と収納手段
との間に配置されるので、収納手段内の記録媒体が再生
手段側に飛び出してくるのを防止することができる。
【0012】
【実施例】続いて、本発明に係るオートチェンジャをデ
ィスクオートチェンジャに適用した場合の一実施例につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明によるオートチェンジャを
適用したディスクオートチェンジャ20の構成を示す。
このディスクオートチェンジャ20には、装置全体を収
納するため略直方体のキャビネット21が設けられてい
る。キャビネット21内の後部側には、記録媒体である
例えばCD(コンパクトディスク)等のディスク1を上
下に複数枚、本例では7枚重ねて収納することが可能な
収納手段としてのストッカ22が配置されている。スト
ッカ22の後部寄りには、円柱状のストッカ移動用カム
23及びガイドロッド24が立設されている(図6)。
ストッカ22は、ストッカ移動用カム23の回転によっ
て上部仕切部31と下部仕切部32の間を移動させられ
る。このとき、ストッカ22は、ガイドロッド24によ
って案内され、横ずれしないようになっている。
【0014】ストッカ22は、ディスク1を載置するた
めの受皿手段である複数のディスクホルダ25を、上下
に重ねて収納できるようになっている。本例では、7個
のディスクホルダ25を収納することが可能である。各
ディスクホルダ25には、それぞれ1枚のディスク1が
載置される。また、ストッカ22の上方には上部仕切り
板31が配置され、下方には下部仕切り板32が配置さ
れている。下部仕切り板32の上面側には、ストッカ2
2が最下部に配置されたとき、ストッカ22を検出する
ためにストッカ検出スイッチ520が取り付けられてい
る。
【0015】キャビネット21の前半分側には、トレイ
載置部40が水平に設けられ、その上にディスクトレイ
25及びディスク1を外部に対して出し入れする出入手
段としてのトレイ33が、スライド自在に載置されてい
る。キャビネット21の前面には、トレイ33が通過す
るトレイ出入口28が設けられている。トレイ載置部4
0の下側には、ディスク1の再生手段である再生部34
が上下移動可能に配置されている。
【0016】再生モード時に、次に説明するような理由
でストッカ22内のディスク1が飛び出してきたり、或
いは再生部34上にあるディスク1がストッカ22内に
飛び込んでいくのを防止するため、再生部34のストッ
カ22側の先端に、ストッパ手段である板状のストッパ
512が設けられている。そして、再生部34が上昇し
たときに、ストッカ22の再生部34と対応する棚の前
方開口部22a(図2)が、ストッパ512によって塞
がれるようになっている。
【0017】すなわち、再生モードにおいては、ストッ
カ22内の任意のディスクホルダ25と、このディスク
ホルダ25に載置されているディスク1とが引き出され
て、再生部34にクランプされており、このディスクホ
ルダ25及びディスク1が収納されていたストッカ22
の棚が空になる。したがって、この空になった棚の直下
にあるディスク1が、空になった棚のスペースを通って
再生部34側にずれてくるおそれがある。そこで、再生
部34とストッカ22との間に配置されるストッパ51
2を設けることによって、ストッカ22内のディスク1
が外側に飛び出すのを防止しているのである。
【0018】再生部34とトレイ載置部40との間に
は、ディスクホルダ25及びディスク1を再生位置に保
持する再生保持部35が設けられている。ディスク1の
再生時には、再生部34が上昇してその上部側に設けら
れたターンテーブル182によってディスク1が持ち上
げられ、後述のクランパ230(図25)によってクラ
ンプされる。
【0019】上部仕切部31の上側には、ストッカ移動
用カム23の駆動手段であるカム用ギヤ161等(図1
9)が設けられ、下部仕切部32の下側には各部の制御
を行う制御部36が設けられている。また、キャビネッ
ト21の前面から上面にかけて透明窓37が取り付けら
れ、ストッカ22の上下移動動作やトレイ33のスライ
ド動作をユーザが見ることができるようになっている。
【0020】図2は、ストッカ22の棚と、ディスクホ
ルダ25の構成を示す。本例では、ディスク1として、
直径12cmの第1ディスク1aと、直径8cmの第2
ディスク1b(図34)との2種類を使用する場合につ
いて説明する。図2の第1ディスクホルダ25aは、直
径12cmの第1ディスク1a専用のものであり、直径
8cmの第2ディスク1bを使用するときには、後述の
第2ディスクホルダ25b(図34)が使用される。
【0021】第1ディスクホルダ25aの前後長は、第
1ディスク1aの直径と略同一に設定されている。第1
ディスクホルダ25aの中央には、略直径12cmの円
形のディスク載置部41が凹設され、ここに第1ディス
ク1aが載置される。ディスク載置部41の外周側に
は、内側に傾斜した傾斜部42が全周に亘って設けら
れ、第1ディスク1aの載置及び取り出しが容易になっ
ている。傾斜部42の前部には、中心軸に対して略対称
となる位置に第1切欠部43,43が設けられている。
【0022】ディスク載置部41には、ディスク1を読
み取る光ピックアップ部181及びターンテーブル18
2(図33)を挿通させるため、中心部から図中の左端
部にかけて横長の再生用孔53が設けられている。ま
た、後述のように、第1ディスク1a又は第2ディスク
1bの有無、位置又は2枚重ねなどの異常を検出するた
め、縦の中心軸に対して左側には6個の検出孔55a〜
55fが、所定の間隔で縦一列に設けられている。ま
た、中心より右側には5個の検出孔55g〜55kが、
所定の間隔で縦一列に設けられている。
【0023】これらの検出孔55a〜55kは、後述の
ように第1ディスク1aの有無、種類、位置ずれ及び2
枚重ねなどを検出でき、更にユーザが間違って第2ディ
スク1bを載せたとき、これを検出できるようにするた
め、次に説明するように所定の間隔で配置されている。
【0024】すなわち、検出孔55a〜55kの間隔
は、図3に示すように第2ディスク1bの構成に基づい
て決められている。第2ディスク1bは外径が8cm
で、中央にチャッキング用として15mmのセンタホー
ル505が開けられている。センターホール505の周
囲には透明部506が設けられ、その外側に記録膜が塗
布された非透明部507が設けられている。更に、非透
明部507の外側に僅かな幅の透明部508が設けられ
ている。
【0025】したがって、第1ディスクホルダ25aに
第2ディスク1bが間違って載せられたことを検出する
には、第2ディスク1bがどの位置にあっても少なくと
も一個の検出孔55a〜55kが、非透明部507で塞
がれるようにすればよい。ここでは、非透明部507が
リング状であるから、ディスク載置部41を中心に対し
て上下左右の4個のブロックに分割し、第2ディスク1
bが上下左右の限界まで位置ずれしたときに、何れかの
ブロックのうち少なくとも一個の検出孔55a〜55k
が非透明部507で塞がれるようになっている。
【0026】さて、図2に示すように、第1ディスクホ
ルダ25aの前部側の図中左寄りには、細長い第1突出
部44が前方に向けて突出形成され、この第1突出部4
4の先端の下面側に円柱状のレバー用係合部45が形成
されている。第1ディスクホルダ25aの前部側の図中
右寄りにも、細長い第2突出部46が前方に向けて突出
形成されている。第2突出部46の右側面からディスク
載置部41の下面を通って、前後方向に延びたラック4
7が形成されている。
【0027】ラック47は2分割されており、その中間
部には、所定長さの掛止部511が設けられている。ラ
ック47と掛止部511との間には、所定の隙間512
が設けられている。掛止部511は、後述のように第1
ディスクホルダ25aが再生位置に配置されたとき、再
生部34が上昇してくるまでの間に位置ずれするのを防
止するために設けられたものである。すなわち、掛止部
511は、後述の兼用ギヤ201(図23)の円弧リブ
510と共に、第1ディスクホルダ25aの位置規制手
段を構成している。
【0028】前側のラック47の前端には、ラック47
の歯と形状が異なるストッパ47aが設けられている。
これは、後述のように、初期化に際して再生位置にある
第1ディスクホルダ25aをストッカ22内に収納する
ときに、すでに別の第1ディスクホルダ25aがストッ
カ22内に最後まで挿入された状態であった場合、更に
後部固定ギヤ184(図21)によって再生位置にある
第1ディスクホルダ25aが駆動されるのを防止するた
め、後部固定ギヤ184の回転がストッパ47aによっ
て止められるようにしているのである。すなわち、後部
固定ギヤ184の第2切欠部188bの端部とストッパ
47aを当接させることにより後部固定ギヤ184の回
転を止める。これによって、再生位置にある第1ディス
クホルダ25aが、すでにストッカ22に収納されてい
るディスクホルダ25aに押しつけられて破損してしま
うのを防止することができる。
【0029】ストッカ22及び第1ディスクホルダ25
aの後部側左寄りには、ストッカ移動用カム23(図
1)及びガイドロッド24(図1)を通すために、第2
切欠部51及び第3切欠部52が隣接して設けられてい
る。更に、第1ディスクホルダ25aの左右側面の後部
寄りには、半円形の掛止用切欠54,54が設けられて
いる。第1ディスクホルダ25aの上面左側には、後述
する第2押さえレバ−253(図34)を案内するた
め、レバー用溝部56が前後方向に沿って設けられてい
る。第1ディスクホルダ25aの前端中央部には、後述
のトレイ33のテーパリブ502(図9)を避けるため
に、矩形の切欠505が設けられている。
【0030】ストッカ22は、前後の長さが第1ディス
ク1aを収納するのに必要最小限の寸法、本例では第1
ディスク1aの直径と略同一に設定されている。これに
よって、ストッカ22の小型化を図っている。また、ス
トッカ22の左右の内側の幅は、第1ディスクホルダ2
5aより若干大きい程度に設定されている。ストッカ2
2の前部側には、第1ディスクホルダ25a及び第1デ
ィスク1aを出し入れするため、前方開口部22aが設
けられ、後部側にはこれよりも幅の小さい後方開口部2
2bが設けられている。ストッカ22の後部側左寄りに
は、ストッカ移動用カム23(図1)を通すため、溝状
のカム収納部61が設けられており、カム収納部61の
最奥部からカムフォロワ62が突出している。更に、ス
トッカ22の図中の右隅には、右外側に向けて矩形の突
起66が突設されている。
【0031】図4に示すように、ストッカ22の左右の
側壁22c(左側のみ図示)の後方寄りに、バネ用孔6
7とこれに連続する凹部68が設けられている。凹部6
8には係合突起69が設けられ、円弧状の湾曲部70を
有する板バネ65の片端に設けられた係止片65aの孔
65bが、係合突起69に嵌め込まれることにより板バ
ネ65が固定されている。板バネ65の湾曲部70は、
バネ用孔67からストッカ22の内部に挿入されてい
る。凹部68は板バネ65の係止片65aの厚さよりも
深く設定されており、係止片65aがストッカ22の側
面からはみ出さないようになっている。
【0032】ストッカ22の左右の側壁22cの内面に
は、図2に示すように第1ディスクホルダ25aを保持
するためにホルダー棚部71が内側に向けて凸設されて
いる。このホルダー棚部71は、図5に示すように7組
の第1ディスクホルダ25a及びディスク1を、一定の
間隔で重ねて配列できるように設けられている。ホルダ
ー棚部71の中央部は、前端部及び後端部よりも若干厚
みを持たせることによって、中央部から前後方向に傾斜
面が形成されている。これによって、第1ディスクホル
ダ25a及びディスク1の出し入れが容易になる。第1
ディスク1aのチャッキングホール73の中心軸に一致
するように、ストッカ22の上壁22d及び底壁22e
に貫通孔72,72が設けられている。
【0033】さて、このストッカ22に第1ディスクホ
ルダ25aを収納すると、図2に示すように後方開口部
22bに第1ディスクホルダ25aの外周の一部が挿入
される。カム収納部61には、第1ディスクホルダ25
aの第2切欠部51が嵌合し、ストッカ22の左右の側
壁22cの内面と第1ディスクホルダ25aの左右側面
との間には、僅かな隙間が保持される。また、この時に
は図4に示すように、板バネ65の湾曲部70が第1デ
ィスクホルダ25aの掛止用切欠部54に挿入されて掛
止される。更に、図5に示すように第1ディスクホルダ
25aは、上下のホルダー棚部71によって挟持され
る。
【0034】第1ディスクホルダ25aをストッカ22
から前方に取出すときは、第1ディスクホルダ25aを
所定の力で前方に引っ張る。これによって、板バネ65
が弾性変形して掛止用切欠部54から外れ、第1ディス
クホルダ25aを引き出すことが可能になる。また、ホ
ルダー棚部71の前後の傾斜面(図5)が、第1ディス
クホルダ25aの前方へのスライドをスムーズにする。
【0035】図6は図1のB−B断面図であり、キャビ
ネット21内におけるストッカ22の配置を示す。スト
ッカ22の後部がキャビネット21の後部側の内面に対
向し、ストッカ22の左右の側壁22cが、それぞれキ
ャビネット21の内側板部82,82に対向している。
ストッカ22の右上の突起66が、ストッカ22の移動
方向(紙面に対して垂直方向)に沿って設けられた案内
溝83に挿入されている。
【0036】更に、カム収納部61内にストッカ移動用
カム23が挿入され、ガイドロッド24がストッカ22
内を貫通して第1ディスクホルダ25aの第3切欠部5
2に挿入されている。また、キャビネット21の左右の
内側板部82,82と外側板21aとの間には、トレイ
33(図1)の左右のガイドバー92,93(図7)を
挿入するため、ガイドバー挿入部90,90が設けられ
ている。
【0037】ストッカ22の前側には、トレイ載置部4
0が設けられている。トレイ載置部40の前部右寄りに
は貫通孔87が設けられ、ここにトレイ駆動ギヤ88が
配置されている。トレイ駆動ギヤ88は、トレイ駆動モ
ータ524によって駆動される。トレイ駆動ギヤ88の
上面には、2個のトレイストッパ88a,88aが設け
られている。そして、図7に示すようにトレイ33が移
動したとき、トレイ33の下面側の右側前端部に設けら
れた前部ストッパ用リブ74、及び後端部に形成された
後部ストッパ用リブ75が、トレイストッパ88a,8
8aに係合するようになっている。
【0038】また、図6に示すようにトレイ載置部40
のストッカ22寄りに、2個のセンサー86L,86R
が設けられている。これらのセンサー86L,86R
は、第1ディスク1a又は第2ディスク1bの有無、位
置ずれ又は2枚重ねなどを検出するためのもので、左側
のセンサー86Lは、ディスクホルダー25aの検出孔
55a〜55fが通過する位置にあり、右側のセンサー
86Rは、検出孔55g〜55kが通過する位置にあ
る。センサー86L,86Rによる各種の検出動作につ
いては後述する。
【0039】トレイ載置部40には、右上から左下にか
けて第1レバー案内溝89が凹設されている。第1レバ
ー案内溝89は、ディスクホルダー25aに係合して、
これを引き出す引き出しレバー121(図8)の第1案
内突起132を案内するための案内手段となっている。
第1レバー案内溝89の前部側は、前後方向に延びた直
線部89aとなり、それ以外の部分は左上側が凸状に湾
曲した曲線部89bとなっている。
【0040】図6に示すように、引き出しレバー121
の第1案内突起132が、何らかの原因で第1レバー案
内溝89から外れたときに、これを第1レバー案内溝8
9に戻すための復帰手段として、第1レバー案内溝89
より前側に位置させて復帰用凹部40aが設けられてい
る。復帰用凹部40aの前部側は、第1レバー案内溝8
9を殆どカバーできる広さであり、後部側は徐々に窄ま
っていて第1案内突起132を第1レバー案内溝89に
戻しやすくなっている。復帰用凹部40aは、第1レバ
ー案内溝89より浅く形成されており、第1案内突起1
32が第1レバー案内溝89内を移動して復帰用凹部4
0aとの交差部を通過するときに、復帰用凹部40aの
方に入り込まないようになっている。
【0041】トレイ載置部40の左右側面寄りには、前
後方向に延びた直線状の第1トレイガイドリブ76,7
6が設けられ、また、キャビネット21の左右の外側板
21aの内面には、前端部と中央部に合計4個の第2ト
レイガイドリブ77が突設されている。
【0042】トレイ33は、図7に示すようにトレイ載
置部40の上にスライド自在に載置されている。トレイ
33の前部側には、第1ディスクホルダ25aを載置す
るため略矩形のホルダ載置部91が設けられ、後部側に
はホルダ載置部91の右端から後方に突出する右ガイド
バー92と、左端から後方に突出する左ガイドバー93
とが設けられている。
【0043】トレイ33の左右の幅は、キャビネット2
1の内幅と同一か又は若干小さく設定され、右ガイドバ
ー92及び左ガイドバー93がそれぞれキャビネット2
1の左右のガイドバー挿入部90,90に挿入されてい
る。これによって、トレイ33が所定の軌道で移動する
ようになる。キャビネット21の左右の外側板21aと
トレイ33の左右のガイドバー92,93との間には所
定寸法の隙間が保持され、トレイ33の前後方向のスラ
イド動作が妨げられないようになっている。また、トレ
イ33がキャビネット21内に収納されている状態にお
いては、トレイ33の前端部がキャビネット21の前面
と同一面となるように、トレイ33の前後長が設定され
ている。
【0044】ホルダ載置部91のストッカ22側の形状
は、ストッカ22が上下移動(紙面に対して垂直方向へ
の移動)したときに、第1ディスクホルダ25aの前端
が衝突しないようになっている。すなわち、第1ディス
クホルダ25aの第1突出部44(図2)を避けるため
に第4切欠部94が設けられ、ディスク載置部41を避
けるために湾曲部106が設けられている。
【0045】また、第1ディスクホルダ25aを移動さ
せるため引き出しレバー121(図8)が回転移動した
ときに、ホルダ載置部91に衝突するのを避けるため、
第5切欠部107が湾曲部106の左寄りに設けられて
いる。更に、トレイ33が収納された状態で、引き出し
レバー121の第1案内突起132が、トレイ載置部4
0の第1レバー案内溝89の後端部89cに挿入されて
おり、ホルダ載置部91の右後端部が第1レバー案内溝
89の後端部89cを避けた形状になっている。
【0046】ホルダ載置部91は、上面部98と、これ
に凹設された底面部97とから構成されている。底面部
97の幅は、第1ディスクホルダ25aの幅に応じて設
定され、その左右の縁には前後方向に延びた直線状の左
縁案内部101及び右縁案内部102が形成されてい
る。
【0047】左縁案内部101の左側面には、後述する
第2ディスクホルダ25bの第2押さえレバー253
(図34)の回転を案内するため、押さえレバー案内部
100が凹設され、右側には第1ディスクホルダ25a
のレバー用係合部45(図2)を案内するため、前後に
延びた係合部案内溝105が設けられている。この係合
部案内溝105の後部右側面は、右方に湾曲した湾曲部
105aとなっている。底面部97の前面側の縁には、
第1ディスクホルダ25aのディスク載置部41に応じ
た形状の湾曲縁部103が形成されている。湾曲縁部1
03の左右には、円弧状の指入部111,111が設け
られている。
【0048】底面部97の後部側には左右に延びた第2
レバー案内溝95が設けられ、中央部には右下がりの第
3レバ−案内溝96が設けられている。第2レバー案内
溝95は直線部のみで構成され、第3レバー案内溝96
は直線部及び湾曲部で構成されている。第2レバー案内
溝95と第3レバー案内溝96とは、引き出しレバー1
21(図8)の回転移動の軌跡に応じてハの字状に形成
されている。底面部97の後部側には、第1ディスクホ
ルダ25aの2列の検出孔55a〜55f,55g〜5
5kの中心線上に位置するように、検出孔55m,55
nが設けられている。
【0049】更に、左側の指入れ部111の近傍には、
後述の第1押さえレバー252(図35)を回動させる
ため、三角突起115及び当接部113が設けられてい
る。当接部113の高さは上面部98と底面部97との
間であり、左側から順に第1当接面113a、第2当接
面113b、第3当接面113c、及び第4当接面11
3dが設けられている。
【0050】トレイ33の下面には、トレイ載置部40
のトレイ駆動ギヤ88に歯合するトレイ駆動ラック11
4が前後に延びて形成されている。また、トレイ33の
下面の右側前端部及び後端部には、上述のトレイストッ
パ88a,88aに係合する前部ストッパ用リブ74及
び後部ストッパ用リブ75が形成されている。トレイ3
3のクローズ状態では、2個のトレイストッパ88a,
88aの一方が、前部ストッパ用リブ74の前端に係合
してトレイ33の位置規制を行なうことによって、例え
ばトレイ33が手で引っ張られたような場合でも、引き
出されることがないようになっている。
【0051】図8に示すように、第1ディスクホルダ2
5aに係合して移動させる係合手段としての引き出しレ
バー121は、トレイ33の底面部97内に配置されて
いる。引き出しレバー121は略L字状に形成され、ス
トッカ22のディスク載置部41に干渉しないように湾
曲状に形成された第1曲線部122と、トレイ33のラ
ック案内部104に当接する第1直線部123と、第1
直線部123から斜め前方に延びる第2直線部124
と、前方に突出した第2曲線部125と、第2曲線部1
25の左端から後方に延びた第3直線部126とで構成
されている。
【0052】引き出しレバー121の下面には、円柱状
の第1案内突起132、第2案内突起133及び第3案
内突起134が形成されている。各案内突起132〜1
34は、右後端部から中央部にかけて第2直線部124
に沿った直線上に配列されている。そして、第1案内突
起132は、トレイ載置部40の第1レバー案内溝89
に挿入され、第2案内突起133は、トレイ33の第2
レバー案内溝95に挿入され、第3案内突起134は、
トレイ33の第3レバー案内溝96に挿入されている。
【0053】第3案内突起134には、抜け止め用の爪
部134aが設けられており、引き出しレバー121の
スライド動作時に、第3案内突起134、したがって引
き出しレバー121が、ホルダ載置部91から不用意に
外れないようになっている。トレイ33のクローズ状態
においては、第1案内突起132が第1案内溝89の後
端部89cに配置され、第2案内突起133は第2レバ
ー案内溝95の略右端に配置され、第3案内突起134
は第3レバー案内溝96の略左端に配置されている。
【0054】引き出しレバー121の第1曲線部122
と第3直線部126との交差部分には、他の部分より高
く形成された短手部131が設けられている。短手部1
31の先端の下面には、円柱状のホルダ用係合部137
が設けられ、これが第1ディスクホルダ25aのレバー
用係合部45の後方に配置されている。
【0055】また、図8中に2点鎖線で示すように、ト
レイカバー138がホルダ載置部91と引き出しレバー
121とを全体的に覆うように設けられている。このト
レイカバー138の中央部には、第1ディスク1aの直
径に応じた抜き孔139と、指入れ部111に整合する
半円孔139aとが設けられている。
【0056】トレイカバー138には、図9にも示すよ
うに抜き孔139の周縁の後端部に位置する円弧状の係
止用突起501と、前端中央部に位置するテーパリブ5
02とが設けられている。係止用突起501は、例えば
0.2mm程度の僅かな出っ張りである。また、テーパ
リブ502は、傾斜が急な上傾斜面503と傾斜がなだ
らかな下傾斜面504とで形成されている。係止用突起
501とテーパリブ502は第1ディスク1aの保持手
段であり、次に説明するように、第1ディスク1aの2
枚重ねが起きた時に、係止用突起501とテーパリブ5
02によって上側の第1ディスク1aを保持することに
より、これが落下するのを防止している。
【0057】いま、ユーザによって第1ディスクホルダ
25aに誤って複数枚、例えば2枚の第1ディスク1
a,1aが載置されると、そのままの状態でトレイ33
がクローズしようとして、第1ディスクホルダ25aが
ストッカ22に収納される動作を行なおうとする。この
とき、下側の第1ディスク1aは第1ディスクホルダ2
5aと一緒にストッカ22内に途中まで収納されるが、
上側の第1ディスク1aはトレイ33の後端部にぶつか
ってトレイ33上に残される。
【0058】残された第1ディスク1aは、下側の第1
ディスク1aの前端が中心を過ぎたときに反時計方向に
少し回転し、前端がテーパリブ502の下傾斜面504
に支持され、後端が少し浮き上がる。この状態で下側の
第1ディスク1aが更に後退すると、上側の第1ディス
ク1aもこれに引きずられて後退し、浮き上がっている
後端部が係止用突起501に乗り上げる。そして、上側
の第1ディスク1aは、トレイカバー138の係止用突
起501とテーパリブ502の下傾斜面504に載った
ままで保持される。これによって、上側の第1ディスク
1aがトレイ33の下側に落下するのを防止することが
できる。
【0059】また、このように第1ディスク1aの2枚
重ねが起きたときは、後述するように2枚重ねであるこ
とが検出され、トレイ33が完全にクローズする前に再
度オープンされる。このときには、トレイ33に残され
た第1ディスク1aの下側に、第1ディスクホルダ25
aに載った第1ディスク1aが入り込むようになってい
る。これで、ユーザが上側の第1ディスク1aを容易に
取出すことができる。
【0060】なお、第1ディスクホルダ25aの前端に
は、上述のテーパリブ502を避けるための切欠505
(図2)が設けられており、第1ディスクホルダ25a
のディスク載置部41が、トレイカバー138の抜き孔
139と整合するまで、前方に移動できるようになって
いる。
【0061】図10は図8のD−D断面図であり、上述
した第1ディスクホルダ25a、トレイ33、引き出し
レバー121及びトレイカバー138の構成を示す。同
図に示すように、第1ディスクホルダ25aの前後方向
(紙面に対して垂直方向)の移動を妨げないように、引
き出しレバー121は第1ディスクホルダ25aの下側
に配置され、トレイカバー138は第1ディスクホルダ
25aの上側に配置されている。引き出しレバー121
の短手部131の高さは、第1ディスクホルダ25aの
第1突出部44よりも低く、短手部131が第1突出部
44の下側に入り込むことが可能になっている。
【0062】また、トレイ載置部40の左右の第1トレ
イガイドリブ76,76が、トレイ33の下面に設けら
れた第1スライド溝78,78に挿入されている。キャ
ビネット21の外側板21a,21aに設けられた第2
トレイガイドリブ77,77は、トレイ33の左右側面
に設けられた第2スライド溝79,79に挿入されてい
る。これによって、トレイ33が前後にだけ移動可能に
なっている。
【0063】トレイ33の移動方向は、第2トレイガイ
ドリブ77,77のみでも案内することが可能であり、
従って第1トレイガイドリブ76,76は削除すること
ができる。また、トレイカバー138の左右両端に設け
られたL字状のカバー係合部138aが、トレイ33の
側面に設けられたカバー固定溝140に係合されてい
る。ここでは、ユーザがトレイカバー138を外すこと
ができる程度の強さで係合されており、トレイカバー1
38を外して内部を点検できるようになっている。
【0064】さて、次にトレイ33のオープン及びクロ
ーズ動作について説明する。図8に示すように、第1デ
ィスク1aは第1ディスクホルダ25aに載置された状
態でストッカ22に収納されている。この状態でユーザ
が、例えばキャビネット21の前面に設けられたモード
選択スイッチ(図示せず)によってオープンモードを選
択すると、トレイ駆動モータ524(図6)によって、
トレイ駆動ギヤ88が反時計方向に回転駆動される。そ
うすると、トレイ駆動ギヤ88に歯合しているトレイ駆
動ラック114、したがってトレイ33が前方に移動さ
れてオープンする。
【0065】トレイ33が前方にスライドし始めると、
図11に示すように引き出しレバー121の第1案内突
起132が、第1レバー案内溝89の曲線部89bに沿
って左前方に移動し、第3案内突起134が第3レバー
案内溝96に沿って右前方に移動する。これによって、
引き出しレバー121が反時計方向に回転する。トレイ
33のスライド開始から引き出しレバー121が所定角
度、本例では略45度回転するまでの所定区間では、引
き出しレバー121が第2案内突起133を中心として
回転する。したがって、上記所定区間では、第2案内突
起133はトレイ33に対して殆ど移動しない。
【0066】引き出しレバー121の反時計方向への回
転によって、ホルダ用係合部137がトレイ33の係合
部案内溝105に沿って前方に移動する。このとき、引
き出しレバー121の短手部131は、図12に示すよ
うに第1ディスクホルダ25aの第1突出部44の下面
に入り込んでレバー用係合部45に係止される。更に、
引き出しレバー121が反時計方向に回転して、レバー
用係合部45は短手部131によって前方に押し出され
る。これによって、第1ディスクホルダ25aが前方に
搬送される。このとき、図11に示すように第1ディス
クホルダ25aの左右両側面が、トレイ33の右縁案内
部102と左縁案内部101とによって案内され、第1
ディスクホルダ25aが前方へ直線的に移動する。
【0067】図13に示すように、トレイ33が更に前
方にスライドして、引き出しレバー121の第3案内突
起134が第3レバー案内溝96の右端に到達すると、
これ以降は引き出しレバー121が第3案内突起134
を中心に反時計方向に回転し、第1案内突起132が第
1レバー案内溝89に沿って左側に移動すると共に、第
2案内突起133が第2レバー案内溝95に沿って左側
に移動し始める。引き出しレバー121が第3案内突起
134を中心に反時計方向に回転する区間では、引き出
しレバー121の短手部131が、第1ディスクホルダ
25aのレバー用係合部45を押圧しながら係合部案内
溝105に沿って前方への移動を継続するので、第1デ
ィスクホルダ25aは更に前方に移動する。
【0068】引き出しレバー121が反時計方向に所定
の角度だけ回転すると、図14に示すように引き出しレ
バー121の第1案内突起132が、第1レバー案内溝
89の直線部89aに挿入される。このときには、引き
出しレバー121の第2案内突起133が第2レバー案
内溝95の左端に到達している。
【0069】この時点で、引き出しレバー121はトレ
イ33のオープン動作開始から90度反時計方向に回転
した状態となっている。また、このときにはレバー用係
合部45が係合部案内溝105の前端部に位置し、第1
ディスクホルダ25aのディスク載置部41の外縁がト
レイ33の湾曲縁部103に当接し、引き出しレバー1
21の第3直線部126が当接部113の第1当接面1
13aに当接し、第1案内突起132はトレイ33の第
5切欠部107に当接する。これによって、第1ディス
クホルダ25aのトレイ33に対する相対移動が完了す
る。
【0070】一方、トレイ33はディスクホルダ25を
載せた状態で更に前方へスライドする。このときには、
引き出しレバー121の第1案内突起132が第1レバ
ー案内溝89の直線部89aで直線的に案内されると共
に、ホルダ用係合部137が係合部案内溝105で直線
的に案内されるので、引き出しレバー121は回転する
ことなく前方に移動する。そして、第1案内突起132
が直線部89aの終端に到達し、第1ディスクホルダ2
5a及び第1ディスク1aがキャビネット21から完全
に露出したとき、トレイ駆動ギヤ88が停止してトレイ
33のオープン動作が完了する。
【0071】トレイ33のオープン状態では、第1ディ
スクホルダ25aの第1切欠部43,43がトレイ33
の指入れ部111,111に一致しており、この指入れ
部111,111から指を挿入することによって,ユー
ザが容易に第1ディスク1aを取り出すことができる。
また、この状態ではトレイ33の後部ストッパ用リブ7
5が、トレイ駆動ギヤ88のトレイストッパ88a,8
8aの一方と係合し、これに加えて引き出しレバー12
1の第1案内突起132が、第1レバー案内溝89の直
線部89aの前端に当接しており、トレイ33がそれ以
上引き出されないようになっている。
【0072】トレイ33のクローズ動作では、トレイ駆
動ギヤ88がオープン時とは逆に時計方向に回転し、こ
れによってトレイ33が後方へスライドする。そして、
オープン動作とほぼ逆の動作によって、始めに引き出し
レバー121が後方に直線的に移動した後、時計方向に
回転しながら後方へ移動する。このときには、図15に
示すように引き出しレバー121の短手部131が、第
1ディスクホルダ25aの前端面500に当接して後
方、すなわちストッカ22側に押圧し、トレイ33のク
ローズ動作完了時には、図8に示すように第1ディスク
ホルダ25aがストッカ22に収納される。このよう
に、トレイ33に連動して回転及び直線運動をする引き
出しレバー121を使用することによって、第1ディス
ク1aをストッカ22に対して簡単に出し入れすること
ができる。
【0073】引き出しレバー121が前方に移動すると
き、例えば第1ディスク1a又は第2ディスク1bが正
規の位置から外れて途中に置き去りにされていたような
場合には、引き出しレバー121がこれに引っ掛かって
所定の軌跡から外れて移動することが起こり得る。この
場合には、引き出しレバー121の第1案内突起132
が、第1レバー案内溝89から外れてしまうが、本発明
では、図9で説明したようにトレイ33のクロース時
に、第1案内突起132が復帰用凹溝40aに案内され
て第1レバー案内溝89に戻されるようになっている。
したがって、次にトレイ33がオープンするときには、
引き出しレバー121が正常な軌跡に沿って移動するよ
うになるので、途中に置き去りにされているディスク1
a,1bを取り除くことができる。
【0074】続いて、ストッカ22の移動機構及びその
動作について説明する。図1に示すように、ストッカ移
動用カム23の回転によってストッカ22が上下移動
し、ユーザが指定した棚の第1ディスク1aをトレイ3
3又は再生保持部35の高さまで運ぶようになってい
る。すなわち、指定した第1ディスク1aを交換するよ
うな場合は、ストッカ22をトレイ33の高さまで運
び、指定した第1ディスク1aを再生する場合は再生保
持部35の高さまで運ぶ。
【0075】図2及び図16に示すように、ストッカ2
2のカム収納部61の前端面から後方に向けて3個のカ
ムフォロワ62が突出され、これらのカムフォロワ62
がストッカ移動用カム23に歯合している。ストッカ移
動用カム23の上部側は、図16に示すように上部仕切
部31を貫通し、後述するように上部仕切部31の上に
設けられた駆動手段(図19)によって回転駆動され
る。
【0076】ストッカ移動用カム23は、図17に示す
ようにストッカ22のカムフォロワ62を上方又は下方
に移動させるための傾斜部23aと、図18に示すよう
にストッカ22を定位置に保持するための平坦部23b
とで構成されている。各平坦部23bの間隔は、ストッ
カ22内の棚の間隔、すなわち、収納された第1ディス
クホルダ25aの間隔と同一に設定されている。また、
図17及び図18に示すように、ストッカ移動用カム2
3に平行なガイドロッド24がストッカ22を貫通し
て、上部仕切部31と下部仕切部32に取付けられてい
る。
【0077】図16に示すように、キャビネット21の
外側板21aの内面にカム駆動モータ151が取り付け
られ、その回転軸151aが上部仕切部31を貫通して
おり、その上端部にプーリ151bが取付けられてい
る。図19に示すように、カム駆動モータ151と適宜
な間隔で第1中間ギヤ153が配置され、これが上部仕
切部31に回転自在に取付けられている。
【0078】第1中間ギヤ153の回転軸153aに
は、プーリ153bが取付けられている。そして、カム
駆動モータ151のプーリ151bと第1中間ギヤ15
3のプーリ153bには、ベルト152が巻き付けられ
ている。第1中間ギヤ153の下面には、これより径の
小さい第1内ギヤ154が設けられ、これに第2中間ギ
ヤ158が歯合されている。第2中間ギヤ158には、
所定の位置に一個の回転検出孔158aが設けられてい
る。第2中間ギヤ158の上側には、回転検出孔158
aを検出する検知部162が設けられている。
【0079】第2中間ギヤ158の上面にはこれより小
径の第2内ギヤ159が設けられ、これに第3中間ギヤ
160が歯合されている。更に、この第3中間ギヤ16
0は、ストッカ移動用カム23の軸23cに固定された
カム用ギヤ161に歯合されている。本例では第2中間
ギヤ158が1回転したとき、カム用ギヤ161も1回
転するように各ギヤ比が設定されている。
【0080】図20に示すように、検知部162は第2
中間ギヤ158の一部を挟むようにコ字状に形成されて
いる。検知部162の上板部162aには、第2中間ギ
ヤ158の回転検出孔158aと整合するストッカ基準
位置検出用センサ163が取り付けられ、基部162b
には、ストッカ基準位置検出用センサ163と対向する
発光体164が取り付けられている。ここでは、第2中
間ギヤ158が1回転する毎に、したがって、ストッカ
移動用カム23が1回転する毎に、発光体164から放
射された光が回転検出孔158aを通ってストッカ基準
位置検出用センサ163で検出される。
【0081】次に、ストッカ22の上昇動作について説
明する。ストッカ22が任意の位置で停止しているとき
には、第2中間ギヤ158の回転検出孔158aが、ス
トッカ基準位置検出用センサ163及び発光体164と
一致する位置で停止している。このときには、図16に
示すようにストッカ移動用カム23の傾斜部23aが後
方を向き、平坦部23bが前方を向いている。ストッカ
22のカムフォロワ62は、平坦部23bに歯合してい
る。したがって、傾斜部のみで構成された一般的なカム
を使用した場合のように、カムフォロワ62が傾斜面を
滑り降りることがないので、カムフォロワ62したがっ
てストッカ22が指定された位置に確実に保持される。
これによって、ストッカ22の位置決めを確実且つ高精
度に行うことが可能になる。
【0082】例えばストッカ22を棚1段分だけ上昇さ
せる場合、下部仕切部32の下側にある制御部36から
の命令を受けて、図19に示すようにカム駆動用モータ
151が反時計方向に回転する。この回転は、ベルト1
52、第1中間ギヤ153、第1内ギヤ154、第2中
間ギヤ158及び第2内ギヤ159を介して第3中間ギ
ヤ160に伝達される。更に、第3中間ギヤ160の回
転は、カム用ギヤ161を介してストッカ移動用カム2
3に伝達され、ストッカ移動用カム23が時計方向に回
転する。
【0083】ストッカ移動用カム23が時計方向に回転
すると、図16に示すようにカムフォロワ62が傾斜部
23aに案内されて上側に移動し、これによって、スト
ッカ22が上昇する。上述したように、各平坦部23b
の間隔はストッカ22の棚の間隔と同一に設定されてい
るので、ストッカ移動用カム23が1回転すると、スト
ッカ22が棚1段分だけ上昇する。そして、図19で説
明したように第2中間ギヤ158が1回転すると、回転
検出孔158aが発光体164とストッカ基準位置検出
用センサ163によって検出され、その検出信号に基づ
いて制御部36から出された停止信号でカム駆動用モー
タ151が停止する。
【0084】このときには、図16に示すように平坦部
23bが前方を向いてカムフォロワ62が歯合されてい
るので、上昇動作前と同様にカムフォロワ62が確実に
保持され、ストッカ22の位置決めが確実且つ高精度に
行われる。尚、ストッカ22の下降動作は、カム駆動モ
ータ151を上昇時とは反対に回転させることにより行
う。上述したストッカ22の棚1段分の上昇動作を繰り
返すことによって、ストッカ22を棚複数段分だけ上昇
させることができる。
【0085】上述したように、本発明のディスクオート
チェンジャ20においては、ストッカ22の上下移動を
ストッカ移動用カム23の傾斜部23aで行い、位置決
めを平坦部23bで行うので、簡単な構成によってスト
ッカ22の位置決めを確実且つ高精度に行うことができ
る。
【0086】次に、ストッカ22内に収納された第1デ
ィスク1aを、再生部34で再生する場合の動作につい
て説明する。図1に示すように、上述したストッカ移動
用カム23が回転駆動されてストッカ22が上下移動す
ることによって、指定された棚に収納されている第1デ
ィスクホルダ25aが、再生保持部35の高さに配置さ
れる。そして、後述のディスク搬送手段によって指定さ
れた棚の第1ディスクホルダ25aが、再生保持部35
上のチャッキング位置まで水平に搬送され、次に、後述
の再生部昇降手段によって再生部34が上昇させられ
て、第1ディスクホルダ25a上の第1ディスク1aが
再生部34のチャッキング手段によってクランプされ
る。つまり、ディスク搬送手段と再生部昇降手段との連
続的に動作する2つの手段によって、ディスク再生準備
手段が構成されている。
【0087】続いて、ディスク再生準備手段について説
明する。図21は、図1のJ−J断面を示す。同図に示
すように、再生保持部35はキャビネット21の左側の
外側板21aから内側に水平に突出する板状の前保持部
35aと、後保持部35bとで構成されている。前保持
部35aと後保持部35bとの間には、適宜な間隔が設
けられている。
【0088】左右の外側板21aの内面には、前後に延
びた直線状の左縁案内部191と右縁案内部192が設
けられている。左縁案内部191と右縁案内部192の
間隔は、第1ディスクホルダ25aの幅に対応して設定
されている。左縁案内部191の前端には、第1ディス
クホルダ25aを係止するためにホルダ係止部194が
凹設されている。また、キャビネット21の前面側に
は、第1ディスクホルダ25aのディスク載置部41の
形状に対応した湾曲縁部193が設けられている。
【0089】前保持部35a及び後保持部35bの下側
には、再生部34及びギヤ取付部185が設けられてい
る。再生部34には、光ピックアップ部181及びター
ンテーブル182が取り付けられている。再生モード時
に再生部34が上昇するとき、光ピックアップ部181
及びターンテーブル182が、前保持部35aと後保持
部35bの間を通過するようになっている。
【0090】一方、ギヤ取付部185には、第1ディス
クホルダ25aの第2突出部46のラック47に歯合可
能な位置に、ディスク搬送手段を構成する後部固定ギヤ
184が設けられている。この後部固定ギヤ184の前
側には、これまた、ディスク搬送手段を構成する前部固
定ギヤ183が設けられている。後部固定ギヤ184と
前部固定ギヤ183の歯車仕様は同一である。但し、後
部固定ギヤ184の歯は、2箇所が欠けている。。
【0091】図22(A)に示すように、後部固定ギヤ
184には、歯が欠けている第1切欠部188aと第2
切欠部188bとが設けられている。そして、第1ディ
スクホルダ25aが完全にストッカ22内にあるときに
は、後部固定ギヤ184が第1ディスクホルダ25aの
第2突出部46に干渉しないように、第1切欠部188
aが第2突出部46の先端に対応するように配置されて
いる。したがって、後部固定ギヤ184は、ラック47
と歯合していない。これによって、ストッカ22が上下
移動したときに、第1ディスクホルダ25aが後部固定
ギヤ184に衝突するのを防止できる。
【0092】図23は、各固定ギヤ183,184を駆
動する駆動手段の構成を示す。前部固定ギヤ183及び
後部固定ギヤ184には、ぞれぞれの下面側に径の小さ
い内ギヤ183a,184aが設けられている。内ギヤ
183a,184aは同径であり、両方の内ギヤ183
a,184aに同期ギヤ186が歯合されている。同期
ギヤ186には、伝達ギヤ187が歯合されている。
【0093】伝達ギヤ187には、比較的大きな径の兼
用ギヤ201が噛合されている。兼用ギヤ201の外周
部には外周ギヤ204が形成され、下面側には半周に亘
って小径の内周ギヤ205が形成されている。兼用ギヤ
201の外周ギヤ204には、図24に示すように全周
に亘って形成された幅の狭い上部ギヤ204aと、上部
ギヤ204aの半周分の歯が下側に延ばされて形成され
た下部ギヤ204bとが設けられている。
【0094】図中に実線で示した下部ギヤ204bに
は、上述の伝達ギヤ187が歯合している。また、2点
鎖線で示した上部ギヤ204aには、ギヤ取付け部18
5の下側に取付けられたローディング用モータ203の
駆動ギヤ202が歯合されている。すなわち、兼用ギヤ
201の上部ギヤ204aは全周に亘って設けられてい
るので、ローディング用モータ203の回転力は、常に
兼用ギヤ201に伝達される。
【0095】更に、兼用ギヤ201の上面側には、図2
4も示すように所定長さの円弧リブ510が設けられて
いる。この円弧リブ510は、後述するように第1ディ
スクホルダ25a又は第2ディスクホルダ25bが再生
位置に配置されとき、再生部34が上昇するまでの間に
各ディスクホルダ25a,25bが位置ずれするのを防
止するために設けられている。すなわち、円弧リブ51
0は上述の掛止部511(図2)と共に、各ディスクホ
ルダ25a,25bの位置規制手段を構成している。
【0096】兼用ギヤ201の内周ギヤ205には、再
生部昇降手段を構成する摺動部209の昇降用ラック2
11が歯合されている。兼用ギヤ201の下部ギヤ20
4b及び内周ギヤ205は、それぞれ略半周のみ設けら
れているので、これらと歯合する伝達ギヤ187と昇降
用ラック211には、ローディング用モータ203の回
転力が所定のタイミングで伝達される。兼用ギヤ201
の下面側には、円弧カム531が設けられている。円弧
カム531は、円周の一部に所定の角度だけ凹部522
が設けられた形状になっている。円弧カム531の近傍
には、ディスクホルダ検出スイッチ523が配置されて
いる。
【0097】そして、同図のように例えば第1ディスク
ホルダ25aがストッカ22内に収納されているとき
と、図31に示すように第1ディスクホルダ25aが再
生位置に配置されているときには、円弧カム531の凹
部522がディスクホルダ検出スイッチ523に対応し
た位置に配置され、これによって、ディスクホルダ検出
スイッチ523がオフになる。これ以外のとき、すなわ
ち、第1ディスクホルダ25aの移動中と、再生部34
の上下移動中は、図30に示すようにディスクホルダ検
出スイッチ523がオンになる。
【0098】図25に示すように、キャビネット21の
左側の外側板21a寄りに配置された回転軸221に、
再生部34が回動自在に取り付けられている。再生部3
4の右端には、円柱状の突出部222が設けられてい
る。一方、再生部34の右側には、摺動部209が配置
されている。摺動部209は、再生部34に対向する縦
部209aと、ギヤ取付部185の上側に位置する横部
209bとで、逆L字状に形成されている。横部209
bの右端には昇降用ラック211が設けられ、これが兼
用ギヤ201の内周ギヤ205に歯合されている。
【0099】横部209bの下面には、前後方向(紙面
に対して垂直方向)に延びた下方突起223が設けら
れ、これがギヤ取付部185の第1案内溝224に挿入
されている。縦部209aの下端には右方突出部225
が設けられ、これがギヤ取付部185の左側面に設けら
れた第2案内溝226に挿入されている。したがって、
摺動部209は前後方向にだけスライド自在になってい
る。また、キャビネット21のトレイ載置部40の下
側、すなわち再生保持部35の上側には、第1ディスク
1aをクランプするためのクランパ230が、再生部3
4のターンテーブル182と対応する位置に回転自在に
取り付けられている。
【0100】摺動部209の縦部209aには、図26
に示すように昇降案内溝231が設けられている。昇降
案内溝231は、後部下側の後水平部231aと、前部
上側の前水平部と231bと、各水平部231a,23
1bを結ぶ傾斜部231bとで構成されている。この昇
降案内溝231には、再生部34の突出部222が挿入
されている。したがって、摺動部209の前後移動に伴
って、突出部222が傾斜部231bに沿って上下移動
し、これによって、再生部34が回転軸221を中心に
して回転するようになっている。
【0101】ストッカ22内に収納されている第1ディ
スク1aを再生位置まで搬送するときは、図23に示す
ようにローディング用モータ203が反時計方向に回転
し、その回転力が兼用ギヤ201及び伝達ギヤ187を
介して同期ギヤ186に伝達されて、同期ギヤ186が
時計方向に回転する。同期ギヤ186の回転は、内ギヤ
183a,184aを介して前部固定ギヤ183及び後
部固定ギヤ184に伝達される。ここでは、図22
(B)に示すように第1ディスクホルダ25aのラック
47が後部固定ギヤ184に歯合するときに、滑らかに
歯合するように内ギヤ183a,184bを同期回転さ
せているのである。
【0102】図27に示すように、後部固定ギヤ184
が回転駆動されると、第1ディスクホルダ25aのラッ
ク47に歯合され、第1ディスクホルダ25aが前方に
スライドする。このときには、図23に示すように兼用
ギヤ201の内周ギヤ205は、摺動部209の昇降用
ラック211に歯合しておらず、摺動部209は移動し
ない。更に後部固定ギヤ184が回転すると、図28に
示すように後部固定ギヤ184の第2切欠部188bが
ラック47側に配置される前に、前部固定ギヤ183が
ラック47と歯合する。そして、後部固定ギヤ184の
第2切欠部188bがラック47側に配置されたときに
は、前部固定ギヤ183によって第1ディスクホルダ2
5aが更に前方に送り出される。
【0103】このときには、図29に示すように第1デ
ィスクホルダ25aの左右側面が左縁案内部191及び
右縁案内部192によって規制され、第1ディスクホル
ダ25aが前方へ直線的にスライドする。第1ディスク
1aが再生位置に到達すると、第1ディスクホルダ25
aの第1突出部44が、キャビネット21のホルダ掛止
部194に当接すると共に、ディスク載置部41の外周
が湾曲縁部193に当接することによって、第1ディス
クホルダ25aが再生位置に保持される。これで、第1
ディスクホルダ25aの搬送が終了する。このとき、第
1ディスクホルダ25aの再生用孔53が、再生部34
のターンテーブル182及び光ピックアップ部181の
上側に配置されている。
【0104】第1ディスクホルダ25aが再生位置に配
置された時点で、図30に示すように、兼用ギヤ201
の下部ギヤ204bが伝達ギヤ187から外れ、ローデ
ィング用モータ203の回転が伝達ギヤ187に伝達さ
れなくなる。したがって、伝達ギヤ187と、これに歯
合している同期ギヤ186、前部固定ギヤ183及び後
部固定ギヤ184が停止し、第1ディスクホルダ25a
は、再生位置で停止している。
【0105】第1ディスクホルダ25aの搬送完了後
も、ローディング用モータ203は更に回転し、兼用ギ
ヤ201が回転する。このとき、第1ディスクホルダ2
5aのラック47の中間部にある掛止部511の後側の
隙間512から、兼用ギヤ201の円弧リブ510が入
り込み、兼用ギヤ201が所定の角度だけ回転して再生
部34(図25)が上昇するまで、前側又は後側の隙間
512に挿入されている。これによって、掛止部511
が円弧リブ510に係止され、第1ディスクホルダ25
aが再生位置からずれるのを防止できる。
【0106】また、第1ディスクホルダ25aの搬送完
了後は、兼用ギヤ201の内周ギヤ205が摺動部20
9の昇降用ラック211に歯合して、摺動部209が後
方に移動させられる。図31に示すように、摺動部20
9が後方移動限界位置まで移動する直前に、兼用ギヤ2
01の下部ギヤ204bが伝達ギヤ187に噛合され
る。摺動部209が後方に移動するときには、図32に
示すように摺動部209の昇降案内溝231が傾斜部3
21cに沿って、再生部34の突出部222が上昇し、
再生部34が回転軸221を中心に回転する。
【0107】そして、図33に示すようにターンテーブ
ル182及び光ピックアップ部181が上昇する。これ
により、光ピックアップ部181及びターンテーブル1
82は再生保持部35の上に突出する。そうすると、第
1ディスクホルダ25aに載置されていた第1ディスク
1aが、ターンテーブル182によって持ち上げられ、
上側にあるクランパ230によって挟持されてクランプ
される。光ピックアップ部181は、第1ディスク1a
の下面に接近する。この状態でターンテーブル182が
回転して第1ディスク1aが回転駆動され、光ピックア
ップ部181によって第1ディスク1aに記録された信
号が読み出される。
【0108】再生部34が上昇しているときは、図31
に示すように後部固定ギヤ184の第2切欠部188b
が、ストッカ22内の第1ディスクホルダ25aの第2
突出部46側に配置されている。したがって、第1ディ
スク1aの再生中であっても、ストッカ22を上下移動
させて、例えば任意の第1ディスク1aを取出したり交
換したりすることが可能になる。
【0109】一方、再生が終了した第1ディスク1aを
ストッカ22へ収納するときは、図31の状態からロー
ディング用モータ203が上述とは逆方向、すなわち時
計方向に回転することによって、再生部34が回転して
ターンテーブル182及び光ピックアップ部181が降
下し、第1ディスク1aが第1ディスクホルダ25aに
戻される。次に、第1ディスクホルダ25aが後方へ移
動させられ、図21に示すようにストッカ22に収納さ
れる。
【0110】上述したように、このディスクオートチェ
ンジャ20では、ディスク搬送手段として1対の各固定
ギヤ183,184を使用することによって、簡単な構
成で第1ディスク1aを再生部34に着脱することがで
きる。また、後部固定ギヤ183に第1ディスクホルダ
25aの第2突出部46を通過させるための各切欠部1
88a,188bが設けられているので、ストッカ22
内の第1ディスクホルダ25aが自由に上下移動可能に
なる。
【0111】さて、上述の説明は直径12cmのCDで
ある第1ディスク1aを使用する場合について行った
が、続いて直径8cmのCDである第2ディスク1bを
使用する場合について説明する。
【0112】このディスクオートチェンジャ20は、直
径8cmのCDである第2ディスク1bも収納及び再生
することが可能である。図34に示すように、ストッカ
22には第2ディスク1b専用の第2ディスクホルダ2
5bも収納することができる。この第2ディスクホルダ
25bの外側の形状はは、直径12cmの第1ディスク
1a専用の第1ディスクホルダ25aと同一である。し
たがって、ストッカ22への収納、トレイ33のオープ
ン又はクローズ動作に伴う移動、及び再生部34に対す
る引き出し動作については、上述した第1ディスクホル
ダ25aと同じなので、ここでは説明を省略する。
【0113】但し、第2ディスクホルダ25bの中央部
には、直径8cmの第2ディスク1bの外径に合わせた
円形のディスク載置部251が凹設され、ここに第2デ
ィスク1bが載置される。また、光ピックアップ部18
1及びターンテーブル182が通過可能な再生用孔53
が設けられている。中心より左側には、6個の検出孔5
5a〜55fが上述の第1ディスクホルダ25aと同位
置に設けられている。中心より右側には、5個の検出孔
55g〜55kが第1ディスクホルダ25aと同位置設
けられている。前後方向に延びた直線状のレバー溝部5
6が、第1ディスクホルダ25aと同し位置に設けられ
ている。
【0114】ディスク載置部251の下面側には、第2
ディスク1bを保持する保持手段として、長尺な第1押
さえレバー252と矩形の第2押さえレバー253が、
それぞれ回転軸254,255によって回動自在に取り
付けられている。第1押さえレバー252は、ディスク
載置部251の前側、すなわち、第2ディスクホルダ2
5bがストッカ22側に移動する場合には、第2ディス
ク1bの移動方向に対して後方に位置している。
【0115】第2押さえレバー253は、ディスク載置
部251の後側、すなわ、第2ディスクホルダ25bが
ストッカ22側に移動するときには、第2ディスク1b
の移動方向に対して前側に位置している。ディスク載置
部251の右前及び左後の外周部分には、後述する各押
さえレバー252,253の前側保持部256及び後側
保持部257の移動範囲に応じて、長孔258,259
が設けられている。
【0116】第1押さえレバー252は、図35に示す
ように長尺な板状の長手部231と、長手部231の右
端から第2ディスク1b側に突出した爪状の前側保持部
256とで構成されている。第1押さえレバー252の
回転軸254は、長手部231の略中央に設けられてい
る。前側ディスク保持部256は、第2ディスクホルダ
25b(図34)の下面側から長孔258を通って、第
2ディスクホルダ25bの上面側に突出している。そし
て、第1押さえレバー252が反時計方向に回転する
と、前側保持部256が第2ディスク1bの前端部の上
に配置され、これによって、第2ディスク1bがディス
ク載置部251から不用意に外れないように保持するこ
とが可能になる。
【0117】第1押さえレバー252の前側保持部25
6との反対端には、下面側に半休状の当接突起232が
突設されている。回転軸254の左側には、凹溝状の係
止部233が設けられ、ここに第2ディスクホルダ25
bの下面に形成された係止突起234が係止されてい
る。この状態では、前側保持部256がディスク載置部
251の前端部に被さっている。
【0118】一方、第2押さえレバー253は、図36
に示すように矩形部236と、矩形部236の右端から
第2ディスク1b側に突出した爪状の後側保持部257
とで構成されている。後側保持部257は、第2ディス
クホルダ25bの下面側から長孔259を通って上面側
に突出している。矩形部236の左端には、細長で弾性
を有する当接足部241が設けられている。当接足部2
41の先端には、ストッカ22の内側面に当接する三角
形状の頂点部239が成形され、その先には突端部24
0が矩形部236側に向けて設けられている。また、矩
形部236の下面には細長い案内板部242が形成され
ている。案内板部242は、ストッカ22の底面に前後
に亘って設けられたストッカ底面溝243あるいはディ
スクホルダ25に設けられたレバー用溝部56に挿入さ
れている。
【0119】当接足部241の頂点部239がストッカ
22の内側面に当接し、案内板部242がストッカ22
のストッカ底面溝243あるいはレバー用溝部56に挿
入されることによって、第2押さえレバー253が所定
位置に保持されている。このときには、後側保持部25
7がディスク載置部251の後端部に被さっている。こ
れによって、ディスク載置部251に第2ディスク1b
が載置されている場合は、第2ディスク1bが不用意に
脱落しないように確実に保持される。
【0120】図37にも示すように、トレイ33のホル
ダ載置部91の前端部には、上述した三角突起115及
び当接部113が設けられている。当接部113は、左
右に延びた第1当接面113a及び第3当接面113c
と、斜め方向に沿った第2当接面113b及び第4当接
面113dとで構成されている。また、図38に示すよ
うに三角突起115は、左側面の直線部115aと前部
側の水平部115bとで構成されている。
【0121】さて、次にトレイ33のオープン時及びク
ローズ時における各押さえレバー252,253の動作
について説明する。図37に示すように、第2ディスク
ホルダ25bがストッカ22内に収納されているとき
は、第1押さえレバー252及び第2押さえレバー25
3によって、第2ディスク1bがディスク載置部251
に保持されているので、第2ディスク1bが脱落したり
位置ズレするのを防止することができる。
【0122】トレイ33のオープンが開始され、第2デ
ィスクホルダ25bが前方にスライドすると、図38に
示すように第1押さえレバー252の当接突起232
は、三角突起115の直線部115aに沿って前方に移
動する。そして、当接突起232が当接部113の第3
当接面113cに当接すると共に、第1押さえレバー2
52の後部側が当接部113の第4当接面113dに当
接する。この後更にトレイ33が前方に移動する。これ
によって、第1押さえレバー252が時計方向に回動
し、第2ディスクホルダ25bの係止突起234が第1
押さえレバーの係止部233から外れて、前側保持部2
56が第2ディスク1bの前端部から待避する。
【0123】一方、第2押さえレバー253は、図36
に示すように第2ディスクホルダ25bが前方へスライ
ドするとき、当接足部241の頂点部239がストッカ
22の内側面に当接すると共に、案内板部242がスト
ッカ底面溝243あるいはレバー用溝部56に挿入され
た状態のまま、前方にスライドする。そして、図39に
示すように第2ディスクホルダ25bが、ストッカ22
から引き出されてトレイ33の上をスライドし始める
と、第2押さえレバー253の案内板部242が、トレ
イ33の湾曲部105aを通って係合案内溝105内に
導かれる。
【0124】案内板部242が湾曲部105aに沿って
図中の左側に移動するとき、第2押さえレバー253が
反時計方向に回転して、後側保持部257が第2ディス
ク1bの後端部から待避する。更に第2ディスクホルダ
25bが前進すると、当接足部241が左縁案内部10
1の押さえレバー案内部100に挿入される。また、案
内板部242は係合部案内溝105の右側面によって図
中の左側に付勢される。したがって、第2押さえレバー
253は反時計方向に回転した状態で保持され、後側保
持部257は第2ディスク1bの上端部から待避した状
態で保持される。
【0125】トレイ33が完全にオープンした状態で
は、図40に示すように各押さえレバー252,253
がそれぞれ時計方向及び反時計方向に回転して、各保持
部256,257が第2ディスク1bの前端部及び後端
部から待避しているので、ユーザが第2ディスク1bを
取出すことができる。このときには、左側の検出孔55
a〜55fのうち、下から2番目の検出孔55gが第1
押さえレバー252の長手部231によって塞がれるよ
うになっている。
【0126】したがって、例えば第2ディスク1bが2
枚重ねられていると、トレイ33がクローズ動作を開始
し、第1押さえレバー252が反時計方向へ回転し始め
たとき、前側保持部256が2枚重ねられた上側の第2
ディスク1bの縁を第2押さえレバー253側に押す。
このとき後述のように第2押さえレバー253はまだ動
いていない。2枚重ねられた上側の第2ディスク1bは
前側保持部256に押されたことにより第2押さえレバ
ー253の後側保持部6257と当接する。それにより
第1押さえレバー252の動きが止まり検出穴55eが
塞がれたままトレイ33がクローズ方向へ移動する。こ
れを利用して、後述のように第2ディスク1bの2枚重
ねを検出することができる。
【0127】また、トレイ33のクローズ時には、図4
1に示すように第1押さえレバー252の当接突起23
2が、トレイ33の三角突起115の前部側の水平部1
15bに当接して、第1押さえレバー252が反時計方
向に回転する。このとき、第1押さえレバー252の係
止部233が、第2ディスクホルダ25bの係止突起2
34に嵌め込まれて係止される。この後、当接突起23
2は水平部115bに案内されて三角突起115の直線
部115aに沿って後進する。
【0128】一方、図39に示すようにトレイ33及び
第2ディスクホルダ25bが後方へ所定の距離だけ移動
すると、第2押さえレバー253の当接足部241がレ
バー案内部100の後端の湾曲部に沿って図中の右側に
移動し、第2押さえレバー253が時計方向に回転す
る。そして、第2ディスクホルダ25bがストッカ22
に収納される直前には、図中に2点鎖線で示すように案
内板部242とストッカ底面溝243あるいはレバー用
溝部56とが略平行になっている。この後、当接足部2
41がストッカ22の内面側に沿って移動すると共に、
案内板部242は再びストッカ底面溝243に挿入され
る。
【0129】上述したように、トレイ33のクローズ時
には第1押さえレバー252が先に回転して、前側保持
部256が第2ディスク1bの前端部に被さり、その後
第2押さえレバー253が回転して、後側保持部257
が第2ディスク1bの後端部に被さるようになってい
る。これは、次の理由による。
【0130】すなわち、トレイ33のクローズ時には、
第2ディスクホルダ25bに載置されている第2ディス
ク1bが後方へ移動している。このときに、第2ディス
ク1bの後端部を保持する第2押さえレバー253の後
側保持部257を先に、又は後側保持部257と第1押
さえレバー252の前側保持部256を同時に第2ディ
スク1b側に移動させると、第2ディスク1bが押さえ
がない状態で浮き上がっていた場合には、第2ディスク
1bの移動方向と逆方向に移動する後側保持部257
が、第2ディスク1bの外周面に衝突して大きなエネル
ギーが発生し、第2ディスク1bが破損するおそれがあ
る。
【0131】そこで、第1押さえレバー252を先に回
転させて、第2ディスク1bの移動方向と同じ方向に移
動する前側保持部257を第2ディスク1bに被せるこ
とにより、第2ディスク1bと前側保持部257が衝突
したとしてもそのエネルギーは比較的小さくなるので、
第2ディスク1bが破損するのを防止できるのである。
【0132】図37で説明したように、第2ディスクホ
ルダ25bがストッカ22に収納されたときには、各押
さえレバー252,253の各保持部256,257に
よって、第2ディスク1bが所定の位置に保持されてお
り、振動や衝撃が加わっても位置ずれしたり抜け落ちる
ようなことがなくなる。
【0133】また、図21に示すように前保持部35a
にも三角突起115及び当接部113が形成されると共
に、その左縁案内部191に押さえレバー案内部100
が設けられているので、ディスク再生時にもトレイ開閉
時と同様に各押さえレバー252,253が回動する。
そして、第2ディスク1bが再生位置に搬送されたとき
には、各押さえレバー252,253が第2ディスク1
bの上から待避し、図33に示すように第2ディスク1
bがターンテーブル182とクランパ230によってク
ランプされる。
【0134】上述のように、直径8cmの第2ディスク
1bは、ストッカ22内に収納されているときや移動し
ている最中には、前後の押さえレバー252,253に
よって第2ディスクホルダ25b上に保持されているの
で、揺れや衝撃が加わった場合にも第2ディスクホルダ
25bから脱落したり、位置ズレしたりするのを防止す
ることができる。これらの押さえレバー252,253
と同様な押さえ手段を、直径12cmの第1ディスク1
a専用の第1ディスクホルダ25aにも取り付けること
が可能である。
【0135】さて、このディスクオートチェンジャ20
は、次に説明するように第1ディスクホルダ25a又は
第2ディスクホルダ25bを使用することにより、第1
ディスク1a又は第2ディスク1bの有無、位置ずれ又
は2枚重ねなどの異常を検出することができる。
【0136】図2で説明したように、直径12cmの第
1ディスク1a専用の第1ディスクホルダ25aには、
11個の検出孔55a〜55kが設けられている。その
内6個の検出孔55a〜55fが中心より左側に縦一列
に配置され、残り5個の検出孔55g〜55kが、中心
より右側に縦一列に配置されている。一方、図34で説
明したように直径8cmの第2ディスク1b専用の第2
ディスクホルダ25bにも、第1ディスクホルダ25a
と同じ位置に検出孔55a〜55kが設けられている。
【0137】また、図5で説明したように、キャビネッ
ト21のディスク載置部40には、各ディスクホルダ2
5a,25bの中心より左側の検出孔55a〜55f
と、トレイ33の検出孔55mが通過する位置にセンサ
86Lが配置され、各ディスクホルダ25a,25bの
中心より右側の検出孔55g〜55kと、トレイ33の
右側の検出孔55nが通過する位置にセンサ86Rが配
置されている。
【0138】そして、図42に示すように、キャビネッ
ト21のディスク載置部40の上方には、センサー86
L,86Rに対応して発光体260L,260Rが取り
付けられている。また、図43に示すように、トレイ3
3の右側面には板状のタイミングレバー261が、回転
軸264によって回動自在に取り付けられると共に、例
えば引っ張りばね509によって反時計方向に付勢され
ている。タイミングレバー261の上部先端には、内側
に向けてトレイ当接部262が突出成形されていると共
に、タイミングレバー261の下端には内側へ向けてス
イッチ押圧部263が突出成形されている。このスイッ
チ押圧部263は、プッシュスイッチなどのトレイ検出
スイッチ265の接点266に対して、所定間隔を隔て
て配置されている。
【0139】一方、図44に示すようにトレイ33の右
側面に設けられたレバー滑動面269には、3カ所のタ
イミング溝271a,271b,271cが所定の間隔
で設けられている。そして、トレイ33のクローズ時に
は、一番前のタイミング溝271aがタイミングレバー
261のトレイ当接部262に対応している。このとき
には、タイミングレバー261のスイッチ押圧部263
が、トレイ検出スイッチ265(図43)から離れてお
り、トレイ検出スイッチ265がオフになっている。同
様に、他のタイミング溝271b,271cがスイッチ
押圧部263に対応している場合には、トレイ検出スイ
ッチ265がオフになり、それ以外はトレイ検出スイッ
チ265がオンになる。
【0140】このトレイ検出スイッチ265の状態と、
上述のセンサ86L,86Rによる検出孔55a〜55
kの検出状態によって、次に説明するようにディスクの
有無、位置ずれ又は2枚重ねが検出される。
【0141】図45に示すように、トレイ33がオープ
ンした状態では、タイミングレバー261のトレイ当接
部262が、最後部のタイミング溝271cに挿入され
ている。したがって、トレイ検出スイッチ265はオフ
になっている。ここで、ユーザが第1ディスク1aを第
1ディスクホルダ25aに載置した後、トレイ33がク
ローズを開始すると、タイミングレバー261のトレイ
当接部262が、タイミング溝271cからレバー滑動
面269に移動する。これによって、タイミングレバー
261(図43)が、引っ張りばね509の付勢力に対
抗して時計方向に回転し、トレイ検出スイッチ265が
オンになる。トレイ検出スイッチ265の検出信号が制
御部36(図1)に送られて、次に説明するディスク判
別動作が開始される。
【0142】トレイ33がオープンの状態からクローズ
を開始すると、上述したように引き出しレバー121
(図14)の動作によって、第1ディスクホルダ25a
も同時に後方に移動する。このとき、第1ディスクホル
ダ25aは、トレイ33の略2倍の速度で移動し、図4
6に示すように第1ディスクホルダ25aの検出孔55
a〜55f,55g〜55kgが、トレイ33の検出孔
55m,55nよりも先にセンサー86L,86Rの上
を通過する。
【0143】ディスク判別動作においては、発光体26
0L,260R(図42)から発光が行なわれ、第1デ
ィスクホルダ25aの各検出孔55a〜55kがセンサ
86L,86R上を通過したときに、発光体260L,
260Rの発光がセンサー86L,86Rによって検出
される。そして、図47に示すように、トレイ33が完
全にクローズ状態になる直前には、第1ディスクホルダ
25aの後端がトレイ33の検出孔55m,55nの上
を通過し、その後トレイ33の検出孔55m,55nが
センサー86L,86Rの上を通過するときに、発光体
260L,260Rの発光がセンサー86L,86Rに
よって検出される。
【0144】タイミングレバー261のトレイ当接部2
62(図45)が、タイミング溝271bを通ることに
よって、トレイ検出スイッチ265のオフが検出され
る。そして、トレイ33の検出孔55m,55nがセン
サー86Rの上を通過する。これによって、制御部36
(図1)は、すべての検出孔55a〜55nが通過した
と判断し、センサー86L,86Rの発光検出結果に基
づいて、各ディスク1a,1bの有無、位置ずれ又は2
枚重ねの判断を行う。
【0145】次に、トレイ33が後方へ移動して完全に
クローズになるまでは、タイミングレバー261のトレ
イ当接部262(図44)がレバー摺動面269に乗り
上げているので、トレイ検出スイッチ265がオンにな
っている。この間には、制御部36の判断処理が行なわ
れている。そして、トレイ33が完全にクローズ状態に
なると、タイミングレバー261のトレイ当接部262
が、タイミング溝271aに挿入されて、トレイ検出ス
イッチ265がオフになる。これによって、制御部36
のディスク判別動作が終了する。
【0146】各ディスクホルダ25a,25bには、1
1個の検出孔55a〜55kがあり、トレイ33には2
個の検出孔55m,55nがあるので、第1ディスクホ
ルダ25aに第1ディスク1a又は第2ディスク1bが
載置されていないときには、両方のセンサー86L,8
6Rから合計13回の検出信号が送出され、これが制御
部36に供給される。
【0147】これに対して、第1ディスク1a又は第2
ディスク1bが載置されていた場合には、全ての検出孔
55a〜55nのうち、ディスクの大きさや位置に対応
して検出孔55a〜55nの何れかが塞がれるので、検
出孔55a〜55nを通過した光を検出するセンサ86
L,86Rの検出信号から、各ディスク1a,1bの有
無、位置ずれ又は2枚重ねを検出することが可能であ
る。
【0148】ここで、第1ディスク1a又は第2ディス
ク1bの何れかがトレイ33にあるのかは、既に制御部
が検知又は記憶しているものとする。
【0149】図48は、第1ディスクホルダ25a(図
2)使用時におけるディスク検出信号を示し、図49及
び図50は、第2ディスクホルダ25b(図34)使用
時におけるディスク検出信号を示す。
【0150】図48(A)は、各ディスク1a,1bが
第1ディスクホルダ25a上に無い場合を示す。この場
合には、全ての検出孔55a〜55nが検出され、これ
によって、制御部36で各ディスク1a,1bが無いと
判断されてトレイ33がクローズ状態で保持される。な
お、同図(D)は、トレイ検出スイッチ265の検出信
号を示す。
【0151】同図(B)は、第1ディスクホルダ25a
に直径12cmの第1ディスク1aが正常に載置された
場合を示す。この場合には、第1ディスクホルダ25a
の検出孔55a〜55kが全て塞がれるので、トレイ3
3の検出孔55m,55nだけが検出される。この場合
にも、トレイ33がクローズ状態で保持される。
【0152】同図(C)は、ユーザの誤操作によって第
1ディスクホルダ25aに第1ディスク1aが2枚重ね
て載置されている場合を示す。この場合には、第1ディ
スクホルダ25aの全ての検出孔55a〜55kが下側
の第1ディスク1aで塞がれ、トレイ33のクローズ動
作に従い、下側の第1ディスク1aはストッカ22内へ
収納するように動作するが、上側の第1ディスク1aは
図9に示すように係止用突起501及び上傾斜面503
によりトレイ33に残されたまま、すなわち検出孔55
m,55nが塞がれたままセンサ86L,86R上を通
過する。この場合には、制御部36で第1ディスク1a
の2枚重ねと判断され、トレイ33がオープンされる。
このように、トレイ33が完全にクローズする前に再度
オープンされることで、前述のようにディスクが再び2
枚重ねられた状態でトレイ33がオープンされるので、
ユーザが上側の第1ディスク1aを取出すことができ
る。
【0153】図49(A)は、第2ディスクホルダ25
bに各ディスク1a,1bが無い場合を示す。この場合
は、第1ディスクホルダ25aに各ディスク1a,1b
が無い場合と同様に、全ての検出孔55a〜55nが検
出され、トレイ33はクローズ状態で保持される。な
お、同図(D)は、トレイ検出スイッチ265の検出信
号を示す。
【0154】同図(B)は、第2ディスクホルダ25b
に第2ディスク1bが正常に載置された場合を示す。こ
の場合には、第2ディスクホルダ25bのディスク載置
部251の外側にある検出孔55a,55b,55e,
55f,55g,55kが検出され、更にトレイ33の
検出孔55m,55nも検出される。この場合も、トレ
イ33はクローズ状態で保持される。
【0155】同図(C)は、ユーザの誤操作によって第
2ディスクホルダ25bに第1ディスク1aが載置され
ている場合を示す。この場合には、図48(B)と同様
の信号が得られるが、トレイ33には第2ディスクホル
ダ1bが載置されているため異常状態と判別する。この
場合には、トレイ33がオープンされ、ユーザが第1デ
ィスク1aを取出すことができる。
【0156】図50(E)は、ユーザの誤操作によって
第2ディスクホルダ25bに第2ディスク1bが一枚載
置され、これが右側にずれている場合を示す。この場合
には、右側の検出孔55g〜55kのうち上から2番目
の検出孔55hと、下から2番目の検出孔55jが第2
ディスク1bの非透明部507(図3)で塞がれてい
る。この場合は、トレイ33がオープンされ、ユーザが
第2ディスク1bを正しい位置に置き直すことができ
る。
【0157】同図(F)は、ユーザの誤操作によって第
2ディスクホルダ25bに第2ディスク1bが2枚重ね
て載置された場合を示す。この場合には、図40で説明
したように左側の下から2番目の検出孔55eが、第1
押さえレバー252によって塞がれており、検出されな
い。それ以外は、図49(B)の第2ディスク1bが正
常に載置された場合と同一である。この場合にも、トレ
イ33がオープンされて、ユーザが上側の第2ディスク
1bを取出すことができる。
【0158】このように、本発明のディスクオートチェ
ンジャ20は、センサ86L,86Rのディスク検出信
号によって、各ディスク1a,1bの有無、位置ずれ又
は2枚重ねを検出することができ、異常の場合にはトレ
イ33をオープンして、ユーザに正常な状態に戻すよう
に促すことができる。これによって、ディスク1a,1
bが内部に引っ掛かって故障を引き起こすようなことを
防止することができる。
【0159】次に、このディスクオートチェンジャ20
の初期化動作について説明する。初期化動作は、例えば
各処理を行なっている最中に停電などで電源が供給され
なくなったとき、ディスクオートチェンジャ20がどの
動作状態であるか判別不能となったときなどに行なわれ
る。このディスクオートチェンジャ20のストッカ駆動
モータ151への電源供給はコンデンサ等の充電装置を
介して行なわれる。例えばストッカ22が移動中でカム
フォロア62がストッカ移動用カム23の傾斜部23a
にあるとき、停電等でディスクオートチェンジャ20へ
の電源供給が停止したときでも充電装置からの供給によ
り、カムフォロア62は必ずストッカ移動用カム23の
水平部23bで停止するように構成されている。
【0160】そのため、停電等で電源供給が停止しディ
スクオートチェンジャ20がどの動作状態であるか判別
不能となったときでもストッカ22は、ストッカ22内
のディスクホルダ25がトレイ33あるいは再生部34
に対応する位置で停止する。ディスクホルダ25がスト
ッカ22とトレイ33との間で止まっている場合、又は
ディスクホルダ25がストッカ22と再生位置との間で
止まっている場合が考えられるので、電源が再度オンに
なったときには、先ずトレイ33中のディスクホルダ2
5をストッカ22に収納する動作と、再生位置に対応す
るディスクホルダ25を再生位置に配置する動作を行な
って、ストッカ22を上下移動可能にする。
【0161】次に、ディスクホルダ25を再生位置から
ストッカ22に収納する動作を行ない、その後、ストッ
カ22内の一段目の棚から順にディスク1のTOC(Ta
bleOf Contents)情報の読取り動作を行なう。この場
合、1段目にディスク1がない場合、次の段のディスク
1について読み取り動作が行なわれる。同様にして、各
棚のディスク1の有無を確認し、最上段のディスク1を
再生部34にクランプした状態で待機する。これは、ユ
ーザが再生モードを指定したときに、再生処理を最も速
く実行できるからである。ストッカ22内にディスク1
がない場合は、一段目のディスクホルダ25が再生位置
に配置されると共に、再生部34が上昇した状態で待機
する。いずれの場合でも、再生部34が上昇した状態で
はストッカ22が最下部に配置される。これは、ストッ
カ22を最下部に配置したときに最も安定するからであ
る。
【0162】図51から図55は、ディスクオートチェ
ンジャ20の初期化処理600のフローチャートを示
す。この初期化処理600においては、まず電源スイッ
チ(図示せず)がオンになると(ステップ601)、次
にストッカ検出スイッチ520(図1)がオンか否か、
すなわち、ストッカ22が最下部にあるか否かが判断さ
れる(ステップ602)。ストッカ検出スイッチ520
がオンの場合は、次にトレイ駆動モータ5(図5)が一
定時間に亘ってトレイクローズの方向に回転させられる
(ステップ603)。
【0163】次に、トレイ検出スイッチ265(図4
3)が一定時間以上オフか否かが判断され(ステップ6
04)、オフの場合は次にトレイ駆動モータ521が停
止される(ステップ605)。ステップ604で一定時
間以上オフになっていないと判断された場合は、トレイ
33がクロースする途中で何らかの原因で停止している
と判断され、異常処理、例えばアラームや異常表示など
が行なわれる(ステップ606)。
【0164】ステップ605でトレイ駆動モータ524
が停止されると、次に、ローディング用モータ203
(図23)が、ディスククランプ方向に一定時間に亘っ
て回転させられ(ステップ607)、ディスクホルダ検
出スイッチ523(図23)にオンからオフへの変化が
あったか否かが判断される(ステップ608)。
【0165】ステップ608で、オンからオフへの変化
があった、すなわち、ディスクホルダ25が再生位置に
配置されると共に、再生部34が上昇して、再生準備が
済んでいると判断された場合は、次に図52に示すよう
にローディング用モータ203が停止される(ステップ
609)。ステップ608で、オンからオフへの変化が
なかったと判断された場合は、次にディスクホルダ検出
スイッチ523が所定時間オフになっているか否か、す
なわち、最初からディスクホルダ25が再生部34に配
置されていたか否かが判断され(ステップ610)、所
定時間オフになっていたと判断された場合は、次にステ
ップ609でローディング用モータ203が停止され
る。
【0166】ステップ607で、ローディング用モータ
203をディスククランプ方向へ回転させるのは下記の
理由による。仮にステップ607でローディング用モー
タ203をディスクアンクランプ方向へ回転させると、
次のような動作をしなければならない。すなわち、再生
部34内にディスクホルダ25があった場合でも、その
ディスクホルダ25が移動しようとする位置にもすでに
ストッカ22にディスクホルダ25が収納されていたと
き、ディスクホルダ検出スイッチ523で再生部34の
ディスクホルダ25の動きを検知し、ローディング用モ
ータ203を逆回転(ディスククランプ方向)させ、さ
らにディスクホルダ検出スイッチ523で再生部34の
クランプを検出するという煩雑な動作を必要とするから
である。
【0167】ステップ610で、所定時間オフになって
いないと判断された場合は、最初からオンになっている
場合であり、何らかの原因で兼用ギヤ201が回転しな
いか、或いはディスクホルダ検出スイッチ523が故障
の場合などであり、次にステップ606で異常処理が行
なわれる。
【0168】ステップ609でローディング用モータ2
03が停止されると、次にストッカ検出スイッチ520
がオンか否か、すなわち、ストッカ22が最下部に配置
されたか否かが判断される(ステップ611)。ストッ
カ検出スイッチ520がオンと判断された場合は、次
に、ストッカ駆動モータ151をストッカ上昇方向に回
転し(ステップ612)、次にストッカ検出スイッチ5
20がオフになったか否かが判断される(ステップ61
3)。ストッカ検出スイッチ520がオフになっていな
いと判断された場合は、何らかの都合でストッカ22が
上昇しない場合であり、この場合はステップ606で異
常処理が行なわれる。
【0169】ステップ613で、ストッカ検出スイッチ
520がオフになったと判断された場合は、次にストッ
カ駆動モータ151をストッカ降下方向に回転させる
(ステップ614)。また、ステップ611でストッカ
検出スイッチ520がオンになっていないと判断された
場合は、ストッカ22が最下部にない場合であり、この
場合は次に、ステップ614でストッカ駆動モータ15
1をストッカ降下方向に回転させる。
【0170】ステップ614でストッカ駆動モータ15
1がストッカ降下方向に回転させられた後、次にストッ
カ検出スイッチ520がオンか否かが判断され(ステッ
プ615)、オンと判断された場合は次にストッカ基準
位置検出用センサ163(図20)がオンか否かが判断
される(ステップ616)。ステップ615でストッカ
検出スイッチ520がオンでないと判断された場合と、
ステップ616でストッカ基準位置検出用センサ163
がオンではないと判断された場合は、何らかの異常があ
る場合であり、次にステップ606で異常処理が行なわ
れる。
【0171】ステップ616でストッカ基準位置検出用
センサ163がオンであると判断された場合は、次にス
トッカ駆動モータ151をストッカ上昇方向に回転させ
(ステップ617)、続いてストッカ基準位置検出用セ
ンサ163の信号の立ち上がりを検出したか否かが判断
される(ステップ618)。これは、ストッカ基準位置
検出用センサ163がオンになっている期間が比較的長
いので、その立ち上がりを検出することによって、スト
ッカ22の基準位置を正確に決めるために行なわれてい
る。ここで、立ち上がりが検出されないと判断された場
合は、何らかの異常がある場合であり、次にステップ6
06で異常処理が行なわれる。
【0172】ステップ618で、ストッカ基準位置検出
用センサ163のオン信号の立ち上がりが検出されたと
判断された場合は、次にストッカ駆動モータ151が停
止される(ステップ619)。続いてローディング用モ
ータ203がディスクアンクランプ方向に回転される
(ステップ620)。次に、ディスクホルダ検出スイッ
チ523にオフからオンへの変化があったか否かが判断
され(ステップ621)、オフからオンへの変化があっ
たと判断された場合は、次にこのディスクホルダ検出ス
イッチ523に今度はオンからオフへの変化があったか
否かが判断される(ステップ622)。ステップ622
でオンからオフへの変化がなかったと判断された場合
は、兼用ギヤ201が途中で回転しなくなった場合など
であり、この場合は次にステップ606で異常処理が行
なわれる。
【0173】ステップ622で、ディスクホルダ検出ス
イッチ523にオンからオフへの変化があったと判断さ
れた場合は、次にローディング用モータ203が停止さ
れ(ステップ623)、次に図53に示すようにストッ
カ22からN段目、ここでは一段目のディスクホルダ2
5を再生位置に搬送して、ディスク1のTOC(Table
Of Contents)情報の読取りが行なわれる(ステップ6
24)。続いて、TOC情報が有るか否かが判断され
(ステップ625)、ここでTOC情報が有ると判断さ
れた場合は、そのまま待機状態となり(ステップ62
6)、これによって、この初期化処理600が終了す
る。
【0174】ステップ602で、ストッカ検出スイッチ
520がオンではない、すなわち、ストッカ22が最下
部にはないと判断された場合は、次にトレイ駆動モータ
524がトレイオープン方向に回転させられ(ステップ
627)、続いてトレイ検出スイッチ265が一定時間
以上オフか否かが判断される(ステップ628)。ここ
で、一定時間以上オフではないと判断された場合は、ス
テップ606で異常処理が行なわれる。
【0175】ステップ628で、トレイ検出スイッチ2
65が一定時間以上オフであると判断された場合は、次
にトレイ駆動モータ524がトレイクローズ方向に回転
させられ(ステップ629)、続いてディスク検出信号
(図48〜図50)が正常か否か、すなわち、ディスク
1の位置ずれや2枚重ねなどがないか否かが判断される
(ステップ630)。ここでディスク検出信号が異常を
示していると判断された場合は、ステップ606で異常
処理が行なわれる。
【0176】ステップ630でディスク検出信号が正常
であると判断された場合は、次にトレイ検出スイッチ2
65がオフか否か、すなわち、トレイ33がクローズで
あるか否かが判断され(ステップ631)、これがオフ
ではない、すなわち、トレイ33がクローズになってい
ないと判断された場合は、ステップ606で異常処理が
行なわれる。ステップ631でトレイ検出スイッチ26
5がオフになっている、すなわち、トレイ33がクロー
ズになっていると判断された場合は、次にトレイ駆動モ
ータ524が停止され(ステップ632)、続いてステ
ップ607でローディング用モータ203がディスクク
ランプ方向に回転させられ、これ以降上述と同様の処理
が行なわれる。
【0177】また、ステップ622で、ディスクホルダ
検出スイッチ523にオンからオフへの変化がなかった
と判断された場合は、次に図54に示すように、ディス
クホルダ検出スイッチ523が所定時間オンになってい
るか否かが判断される(ステップ633)。ここで、デ
ィスクホルダ検出スイッチ523が所定時間オンになっ
ていると判断された場合は、ストッカ22の再生位置に
対応する棚に別のディスクホルダ25が、既に収納され
ている場合である。この場合は、次にローディング用モ
ータ203をディスククランプ方向に回転させ(ステッ
プ634)、続いてディスクホルダ検出スイッチ523
にオンからオフへの変化があったか否かが判断される
(ステップ635)。
【0178】ステップ635で、オンからオフへの変化
がなかったと判断された場合はステップ606で異常処
理が行なわれる。ステップ635で、オンからオフへの
変化があったと判断された場合、すなわち、ディスクホ
ルダ25が再生位置に搬送されると共に、再生部34が
上昇したと判断された場合は、次にローディング用モー
タ203が停止され(ステップ636)、続いてストッ
カ駆動モータ151がストッカ上昇方向に回転させられ
る(ステップ637)。
【0179】次に、ストッカ基準位置検出用センサ16
3がオンか否かが判断され(ステップ638)、ここで
オンになっていないと判断された場合は、次にステップ
606で異常処理が行なわれる。ステップ638で、ス
トッカ基準位置検出用センサ163がオンと判断された
場合は、次にストッカ駆動モータ151がストッカ下降
方向に回転させられ(ステップ639)、続いてストッ
カ基準位置検出用センサ163のオン信号の立ち上がり
が検出されたか否かが判断される(ステップ640)。
ここで、オン信号の立ち上がりが検出されなかった場合
は、次にステップ606で異常処理が行なわれる。
【0180】ステップ640で、オン信号の立ち上がり
が検出されたと判断された場合は、次にストッカ駆動モ
ータ151が停止され(ステップ641)、続いてロー
ディング用モータ203がディスクアンクランプ方向に
回転させられる(ステップ642)。次に、ディスクホ
ルダ検出スイッチ523にオフからオンへの変化があっ
たか否かが判断され(ステップ643)、オフからオン
への変化があった場合は、次にディスクホルダ検出スイ
ッチ523に、今度はオンからオフへの変化があったか
否かが判断される(ステップ644)。
【0181】ステップ643で、ディスクホルダ検出ス
イッチ523にオフからオンへの変化がなかったと判断
された場合と、ステップ644でオンからオフへの変化
がなかったと判断された場合は、ステップ606で異常
処理が行なわれる。ステップ644で、オンからオフへ
の変化があったと判断された場合は、再生部34にあっ
たディスクホルダ25がストッカ22に収納されたこと
になる。次にローディング用モータ203が停止される
(ステップ645)。これですべてのディスクホルダ2
5がストッカ22に収納されたことなる。
【0182】最下段のディスクトレイ25がトレイ33
に対応する位置にあるとき初期化動作が始まると、再生
部34に対応する位置にディスクホルダ25がないため
再生部34にディスクホルダ25を引き込んでいないに
も関わらず、ストッカ検出スイッチ520はオン、オフ
信号を発し、再生部にディスクホルダ25を引き込んだ
のと同じ状態となってしまう。そして、ストッカ22の
7箇所全部にディスクホルダ25が収納されていること
が検出され、再生部34にはディスクホルダは無い。こ
の場合ストッカ22をもう1段分上昇させ、その位置で
ローディング用モータ203をディスクアンクランプ方
向へ回転させ、実際には再生部34に無いディスクホル
ダ25をストッカ22へ収納する動作を行なう。そうす
ることによってディスクホルダ25がすべてのストッカ
22へ収納されたと判断する。
【0183】続いて、ストッカ駆動モータ151がスト
ッカ降下方向に回転させられ(ステップ646)、次に
ストッカ検出スイッチ520がオンか否かが判断される
(ステップ647)。ここで、ストッカ検出スイッチ5
20がオンと判断された場合は、次にストッカ基準位置
検出用センサ163がオンか否かが判断される(ステッ
プ648)。
【0184】ステップ647でストッカ検出スイッチ5
20がオンではないと判断された場合と、ステップ64
8でストッカ基準位置検出用センサ163がオンではな
いと判断された場合は、次にステップ606で異常処理
が行なわれる。ステップ648で、ストッカ基準位置検
出用センサ163がオンと判断された場合は、次に図5
5に示すようにストッカ駆動モータ151がストッカ上
昇方向に逆転させられ(ステップ649)、続いてスト
ッカ基準位置検出用センサ163のオン信号の立ち上が
りが検出されたか否かが判断される(ステップ65
0)。ここで、オン信号の立ち上がりが検出されなかっ
た場合は、次にステップ606で異常処理が行なわれ
る。
【0185】ステップ650で、ストッカ基準位置検出
用センサ163のオン信号の立ち上がりが検出された場
合は、次にストッカ駆動モータ151が停止され(ステ
ップ651)、続いてステップ624(図53)でスト
ッカ22の一段目のディスクホルダ25が再生位置に搬
送され、ディスク1のTOC情報の読取りが行なわれ
て、これ以降上述と同様の処理が行なわれる。
【0186】図53に示すように、ステップ625でT
OC情報がないと判断された場合は、次にディスクホル
ダ25がストッカ22内に戻され(ステップ652)、
次にストッカ22が一段分上昇させられる(ステップ6
53)。次にNが1だけ増やされ(ステップ654)、
続いてストッカ22からN段目のディスクホルダ25が
再生位置に搬送され、ディスク1のTOC情報の読取り
が行なわれる(ステップ655)。
【0187】次に、TOC情報があったか否かが判断さ
れ(ステップ656)、TOC情報があった場合は、ス
テップ626でそのまま待機状態となり、初期化処理6
00が終了する。ステップ656でTOC情報がなかっ
たと判断された場合は、次に、Nが「6」か否かが判断
される(ステップ657)。つまり、ここでは、ステッ
プ655でTOC情報の読取りを行なったディスク1
が、ストッカ22の最終段である7段目に収納されてい
たものか否かを判断している。
【0188】ステップ657でNが「6」ではないと判
断された場合は、次にステップ652でディスクホルダ
25をストッカ22内に戻し、以下上述と同様の処理が
行なわれる。ステップ657でNが「6」であると判断
された場合は、次にディスクホルダ25がストッカ22
に戻される(ステップ658)。次に、ストッカ22が
基準位置に配置され(ステップ659)、続いてストッ
カ22の一段目のディスクホルダ25が再生位置に搬送
される(ステップ660)。次に、各部が待機状態とな
り(ステップ661)、これで初期化処理600が終了
する。
【0189】上述のように、このディスクオートチェン
ジャ20では、トレイ33のオープン及びクローズの検
出をトレイ検出スイッチ265で行ない、ストッカ22
の位置検出をストッカ検出スイッチ520とストッカ基
準位置検出用センサ163で行ない、ディスク1のクラ
ンプ状態の検出をディスクホルダ検出スイッチ523で
行なっており、検出用のスイッチ及びセンサの数を減ら
して構成を簡略化することができる。
【0190】次に、再生モード時の動作について説明す
る。再生モード時には、図56に示すように、ストッカ
22が基準位置にある待機状態でユーザによってディス
ク番号、例えば3番が指定される。そうすると、図57
に示すようにストッカ22が上昇して指定された3番の
棚が再生位置に対応した位置に配置され、3番目の棚に
収納されているディスクホルダ25が再生位置に搬送さ
れると共に、図58に示すように、再生部34が上昇し
てディスク1がクランプされる。次に、ストッカ22が
最下部に配置され、その後ディスク1が回転させられて
再生処理が行なわれる。
【0191】ディスク1の再生中にディスクチェンジモ
ードが指定されたときは、ストッカ22が上昇して、チ
ェンジを指定された棚がトレイ33と対応する位置に配
置される。そして、トレイ33がオープンして外部に露
出されたディスクホルダ25にディスク1が載置され、
その後トレイ33がクローズされてディスクホルダ25
がストッカ22に収納されると、ストッカ22が降下し
て最下部に配置される。この動作は、ディスク1が再生
されている最中に行なわれる。
【0192】このように、本発明のディスクオートチェ
ンジャ20は、再生モードにおいては、ディスクチェン
ジ処理が行なわれている期間を除いて、ストッカ22が
最も安定な最下部に配置されるので、振動や衝撃が加わ
ってもストッカ22が落下して、ストッカ22やディス
ク1などが破損するようなことを防止できる。
【0193】なお、上述の実施例では、12cmの第1
ディスク1aと8cmの第2ディスク1bを、それぞれ
専用の第1ディスクホルダ25aと第2ディスクホルダ
25bに載置して使用する場合について説明したが、例
えば据え置き専用として使用する場合のように、第2デ
ィスク1bを押さえる必要がない場合などには、図59
に示すように第1ディスク1aと第2ディスク1bのど
ちらかを選択して載置することが可能な共用の第3ディ
スクホルダ25cを使用することもできる。
【0194】この第3ディスクホルダ25cは、第1デ
ィスクホルダ25a(図2)のディスク載置部41の中
心に、第2ディスク1bを載置するディスク載置部25
1を設けたものであり、第2ディスク1b用のディスク
載置部251は、第1ディスク1a用のディスク載置部
41より低くなっている。それ以外は、第1ディスクホ
ルダ25aと同様なので、説明を省略する。
【0195】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオートチ
ェンジャは、記録媒体の再生中に収納手段内の他の記録
媒体が再生手段側に移動するのを規制するため、再生手
段にストッパ手段を設けたものである。したがって、本
発明によれば、記録媒体の再生中に振動や衝撃が加わっ
ても、この記録媒体が収納されていた収納手段の空間を
通って、その直下の記録媒体が再生手段側に飛び出して
くるのを防止することが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオートチェンジャを適用したディ
スクオートチェンジャ20の構成図である。
【図2】ストッカ22及び12cm専用の第1ディスク
ホルダー25aの構成図である。
【図3】8cmの第2ディスク1bの構成図である。
【図4】板バネ65の形状を示す上面図である。
【図5】図2のA−A断面図である。
【図6】図1のB−B断面図である。
【図7】トレイ33の形状を示す上面図である。
【図8】引き出しレバー121の形状を示す上面図であ
る。
【図9】図8のC−C断面図である。
【図10】図8のD−D断面図である。
【図11】トレイ33のオープン動作(1/2)を示す
図である。
【図12】トレイオープン時の引き出しホルダ21とデ
ィスクホルダ25aの係合状態を示す図である。
【図13】トレイ33のオープン動作(2/2)を示す
図である。
【図14】トレイ33のオープン動作完了状態を示す上
面図である。
【図15】トレイクローズ時の引き出しレバー21とデ
ィスクホルダ25aの係合状態を示す図である。
【図16】ストッカ移動用カム23の側面図である。
【図17】図16のE−E断面図である。
【図18】図16のF−F断面図である。
【図19】図16のG−G断面図である。
【図20】図19のH−H断面図である。
【図21】図1のJ−J断面図である。
【図22】各固定ギヤ183,184とラック47との
噛合状態を示す図である。
【図23】搬送動作開始前の各固定ギヤ183,184
とその駆動手段の状態を示す図である。
【図24】図23のK矢視図である。
【図25】図23のL−L断面図である。
【図26】図25のM−M断面図である。
【図27】第1ディスクホルダー25aの搬送動作(1
/2)を示す図である。
【図28】第1ディスクホルダー25aの搬送動作(2
/2)を示す図である。
【図29】第1ディスクホルダー25aの搬送動作完了
状態を示す上面図である。
【図30】搬送動作完了時の各ギヤの状態を示す上面図
である。
【図31】再生部34の上昇動作完了時の各ギヤの状態
を示す上面図である。
【図32】図31のN−N断面図である。
【図33】再生部34の上昇動作完了時の状態を示す断
面図である。
【図34】第2ディスクホルダー25bの構成図であ
る。
【図35】第1押さえレバー252の形状を示す上面図
である。
【図36】第2押さえレバー253の形状を示す上面図
である。
【図37】ディスク収納状態での各押さえレバー25
2,253の状態を示す上面図である。
【図38】トレイオープン時の第1押さえレバー252
の動作を示す上面図である。
【図39】第2押さえレバー253の回動を示す上面図
である。
【図40】トレイ33のオープン完了時における各押さ
えレバー252,253の状態を示す上面図である。
【図41】トレイクローズ動作時における第1押さえレ
バー252の回動を示す上面図である。
【図42】図6のP−P断面図である。
【図43】図8のQ−Q断面図である。
【図44】図43のR−R断面図である。
【図45】トレイオープン時のタイミングレバー261
の動作を示す図である。
【図46】ディスク1の判別動作(1/2)を示す図で
ある。
【図47】ディスク1の判別動作(2/2)を示す図で
ある。
【図48】第1ディスクホルダ25a(12cmディス
ク専用)使用時のディスク検出信号の波形図である。
【図49】第2ディスクホルダ25b(8cmディスク
専用)使用時のディスク検出信号(1/2)の波形図で
ある。
【図50】第2ディスクホルダ25b(8cmディスク
専用)使用時のディスク検出信号(2/2)の波形図で
ある。
【図51】初期化動作の手順(1/5)を示す図であ
る。
【図52】初期化動作の手順(2/5)を示す図であ
る。
【図53】初期化動作の手順(3/5)を示す図であ
る。
【図54】初期化動作の手順(4/5)を示す図であ
る。
【図55】初期化動作の手順(5/5)を示す図であ
る。
【図56】再生モードの手順(1/3)を示す図であ
る。
【図57】再生モードの手順(2/3)を示す図であ
る。
【図58】再生モードの手順(3/3)を示す図であ
る。
【図59】共用の第3ディスクホルダ25cの構成図で
ある。
【図60】従来のディスクオートチェンジャ10の構成
図である。
【図61】従来例のディスク収納及び再生動作の手順を
示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク 1a 第1ディスク 1b 第2ディスク 20 ディスクオートチェンジャ 21 キャビネット 22 ストッカ 25 ディスクホルダ 25a 第1ディスクホルダ 25b 第2ディスクホルダ 25c 第3ディスクホルダ 33 トレイ 34 再生部 36 制御部 40a 復帰用凹部 47a ストッパ 55a〜55n 検出孔 86L,86R センサ 121 引き出しレバー 163 ストッカ基準位置検出用センサ 201 兼用ギヤ 252 第1押さえレバー 253 第2押さえレバー 265 トレイ検出スイッチ 501 係止用突起 502 テーパリブ 510 円弧リブ 521 ストッカ検出スイッチ 523 ディスクホルダ検出スイッチ 531 円弧カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 知樹 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を載置する移動可能な受皿手段
    と、 上記受皿手段及び上記記録媒体を複数収納する収納手段
    と、 上記記録媒体を再生する再生手段と、 上記収納手段と上記再生手段との間で上記受皿手段を移
    動させる移動手段と、 上記収納手段内の上記記録媒体が上記再生手段に装着さ
    れているとき、上記収納手段内の他の上記記録媒体が上
    記再生手段側に移動するのを規制するため、上記再生手
    段に設けられたストッパ手段と、 を具備したことを特徴とするオートチェンジャ。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ手段は、上記記録媒体が上
    記再生手段に装着されているとき、上記収納手段内の他
    の上記受皿手段が上記再生部側に移動するのを規制する
    のを特徴とする請求項1記載のオートチェンジャ。
JP15045195A 1995-06-16 1995-06-16 オートチェンジャ Pending JPH097279A (ja)

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JP15045195A JPH097279A (ja) 1995-06-16 1995-06-16 オートチェンジャ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366416B1 (ko) * 2001-02-16 2002-12-31 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 방진겸용 디스크 스토핑장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100366416B1 (ko) * 2001-02-16 2002-12-31 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 방진겸용 디스크 스토핑장치

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