JP3163763B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3163763B2
JP3163763B2 JP18293892A JP18293892A JP3163763B2 JP 3163763 B2 JP3163763 B2 JP 3163763B2 JP 18293892 A JP18293892 A JP 18293892A JP 18293892 A JP18293892 A JP 18293892A JP 3163763 B2 JP3163763 B2 JP 3163763B2
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diameter
diameter disk
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turntable
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弘男 秋山
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小径ディスクと大径
ディスクの双方を再生可能なディスク再生装置に関し、
小径ディスクをセットしたまま大径ディスクの再生可能
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク再生装置として、CD(コンパ
クト・ディスク)等の小径ディスクと、LV(レーザビ
ジョン・ディスク)等の大径ディスクの双方の再生を可
能にしたいわゆるコンパチブルプレーヤ(マルチディス
クプレーヤ)が従来より存在する。
【0003】図11は、従来のコンパチブルプレーヤに
おけるトレイ形状を平面図で示したものである。トレイ
10は矢印A、A′方向に移動して、再生装置本体(図
示せず)に収納、排出される。トレイ10上には大径デ
ィスク保持部11として30cmLV保持用の溝12と、
20cmLV保持用の溝14が、また小径ディスク保持部
21として12cmCD保持用の溝24と8cmCD保持用
の溝26が同心円上にそれぞれ形成されている。トレイ
10にはその中心位置から径方向に向けて開口部16が
形成され、トレイ10を再生装置本体に収納した状態
で、この開口部16にターンテーブル25および光ピッ
クアップ27が挿入される。ディスクを再生する時は、
ディスクの種類に応じて溝12,14,24,26のい
ずれかにディスクをセットしてトレイ10を再生装置本
体に収納すると、ディスクはターンテーブル25上にセ
ットされて回転し、光ピックアップ27で記録情報が読
み取られる。
【0004】図12は、従来の別のコンパチブルプレー
ヤにおけるトレイ形状を平面図で示したものである。こ
れは、複数枚のCDを連続再生するCDチェンジャ機能
と、1枚のLVを再生する機能を兼ね備えたコンパチブ
ルプレーヤである。トレイ10は矢印A、A′方向にス
ライドして、再生装置本体(図示せず)に対して収納、
排出される。トレイ10上には大径ディスク保持部11
として30cmLV保持用の溝12と、20cmLV保持用
の溝14が同心円上に形成されている。また、トレイ1
0にはターンテーブル25および光ピックアップ27が
下方から挿入される開口部16が形成されている。ま
た、トレイ10上には回転テーブル18がモータ駆動に
より回転中心20を軸に回転可能に載置されている。
【0005】回転テーブル18上には回転中心20の回
りに3つの小径ディスク保持部21,22,23が等間
隔に形成されている。各小径ディスク保持部21,2
2,23には12cmCD保持用溝24と8cmCD保持用
溝26が同心円上に形成されている。また、各小径ディ
スク保持部21,22,23にはトレイ10の開口部1
6と連通してターンテーブル25および光ピックアップ
27を下方から挿入させる開口部28が形成されてい
る。図示の小径ディスク保持部21の位置では小径ディ
スク保持部と大径ディスク保持部11の中心位置は一致
しており、回転テーブル18が回転することにより、各
小径ディスク保持部21,22,23をこの位置に順次
位置決めしてCDを再生することができる。
【0006】LVを再生する時は、大径ディスク保持部
11の溝12または14に1枚のLVをセットしてトレ
イ10を再生装置本体に収納することにより、このLV
を再生することができる。また、CDを再生する時はL
Vを外して小径ディスク保持部21,22,23の溝2
4または26に1〜3枚のCDをセットしてトレイを再
生装置本体に収納する。3枚セットした場合は、はじめ
に小径ディスク保持部21のCDが再生され、その再生
が終了すると自動的に回転テーブル18が1/3回転し
て小径ディスク保持部22のCDが再生され、その再生
が終了すると回転テーブル18がさらに1/3回転して
小径ディスク保持部23のCDが再生される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図11や図12に
示す従来のコンパチブルプレーヤにおいては、CD再生
時とLV再生時とでターンテーブルおよび光ピックアッ
プ挿入用開口部16を兼用するため、LVを再生する時
にはCDをいちいち取り外さなければならず、操作が面
倒であった。
【0008】この発明は、前記従来の技術における問題
点を解決して、小径ディスクをトレイに装着したままで
大径ディスクを再生できるようにしたディスク再生装置
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、小径ディス
クを保持するように構成された小径ディスク保持部と、
この小径ディスク保持部の中心部に構成された小径ディ
スクターンテーブル挿入用開口部と、前記小径ディスク
保持部に構成された小径ディスクピックアップ用開口部
と、前記小径ディスク保持部と少くとも一部が重複する
範囲に構成され、当該小径ディスク保持部に小径ディス
クを保持した状態で大径ディスクを保持可能に構成され
た大径ディスク保持部と、この大径ディスク保持部の中
心部で前記小径ディスク保持部を外した位置に構成され
た大径ディスクターンテーブル挿入用開口部と、前記大
径ディスク保持部で前記小径ディスク保持部を外した位
置に構成された大径ディスクピックアップ用開口部とを
有するトレイ部と、前記大径ディスクの再生時および前
記小径ディスクの再生時に兼用利用される前記再生用ピ
ックアップおよび前記小径ディスクの再生時に利用され
る前記小径ディスクターンテーブルを前記大径ディスク
の径方向に摺動可能に保持すると共に、前記大径ディス
クの径方向に傾動可能に構成されたピックアップベース
手段とを具備してなり、前記ピックアップベース手段の
前記傾動方向の傾きを変化させることにより、前記大径
ディスクの再生時にはチルト動作を行い、前記小径ディ
スクの再生時には前記小径ディスクターンテーブルのク
ランプ動作を行うように構成したことを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】この発明によれば、小径ディスク保持部と大径
ディスク保持部を少なくとも一部が重複する範囲に構成
して小径ディスクを保持した状態で大径ディスクを保持
できるようにするとともに、大径ディスクターンテーブ
ル挿入用開口部と、大径ディスクピックアップ用開口部
を小径ディスク保持部を外した位置に構成したので、小
径ディスクをトレイ部に装着したままで大径ディスクを
再生することができ、大径ディスクの再生操作が楽にな
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明する。この
実施例ではCDを小径ディスク、LVを大径ディスクと
し、CDチェンジャーにLV再生機能を付加したコンパ
チブルプレーヤにこの発明を適用した場合について説明
する。
【0012】図1は、この発明が適用されたコンパチブ
ルプレーヤの平面構造および側面構造をトレイ部31を
排出状態にして示したものである。また、トレイ部31
を収納してLVを再生している時の平面構造および側面
構造を図2に示す。トレイ部31は図1中矢印A,A′
方向に摺動して、再生装置本体32に収納、排出され
る。トレイ部31はトレイ30上に回転テーブル34を
回転自在に配設して構成されている。
【0013】トレイ部31の構造を図3に示す。トレイ
30は四角形状に形成され、回転テーブル34を回転可
能に収容する略々円形の凹部36が形成されている。凹
部36の中心部には、開口部38が形成されている。ま
た、凹部36の径方向に開口部40が形成されている。
また、凹部36の一部には、再生装置本体内に配設され
ている回転テーブル駆動機構を挿入して回転テーブル3
4を回転駆動するための開口部45が形成されている。
また、凹部36の所定位置に、LV有無検出孔穴42と
テーブル回転位置検出孔44が形成されている。トレイ
30の下面には、ローディング用ギア80(図1)が形
成されている。
【0014】回転テーブル34は略々円形に形成され、
その左右両側部には切欠46,48が形成されて、幅方
向がその直径よりも細幅に形成されている。トレイ30
の幅も回転テーブル34の幅とほぼ同じに形成されてお
り、これにより、トレイ30の幅は回転テーブル34の
直径よりも細幅に形成されている。
【0015】回転テーブル34の中心部にはトレイ30
上の開口部38と連通してLVターンテーブル挿入用開
口部(大径ディスクターンテーブル挿入用開口部)を構
成する開口部50が形成されている。開口部38と開口
部50とのはめ合いにより、回転テーブル34はトレイ
30上に回転自在に支持される。回転テーブル34の下
面にはその回転中心を中心としてテーブル回転ギア78
(図1)が形成されている。
【0016】回転テーブル34の回転中心の周りには、
5つのCD保持部(小径ディスク保持部)51〜55が
形成されている。各CD保持部51〜55には12cmC
D保持用溝56と8cmCD保持用溝58がそれぞれ形成
されている。また、各CD保持部51〜55には、トレ
イ30上の開口部40と連通してCDターンテーブル挿
入用開口部(小径ディスクターンテーブル挿入用開口
部)およびCDピックアップ用開口部(小径ディスクピ
ックアップ用開口部)を構成する開口部60がそれぞれ
形成されている。
【0017】さらに、回転テーブル34には、その回転
中心を中心として、CD保持部51〜55と一部重複す
る範囲にLV保持部(大径ディスク保持部)62が形成
されている。LV保持部62には、30cmLV保持用溝
64と20cmLV保持用溝66が形成されている。CD
保持部51の溝56,58とLV保持部62の溝64,
66は、58,56,66,64の順に順次高さが高く
なっており、これにより、CD保持部51にCDを保持
したままLV保持部62にLVを保持することができ
る。
【0018】回転テーブル34にはCD保持部51,5
5の間の位置に、トレイ30上の開口部40と連通して
LV光ピックアップ用開口部(大径ディスクピックアッ
プ用開口部)を構成する開口部68が形成されている。
このように、LVターンテーブル挿入用開口部50とL
V光ピックアップ用開口部68をCD保持部51〜55
を外した位置に形成することにより、CDを各CD保持
部51〜55に保持したままの状態でLVを再生するこ
とができる。
【0019】また、回転テーブル34の所定位置には、
回転テーブル34が所定の回転基準位置にある時にトレ
イ30上の孔42と連通してLVの有無を検出するLV
有無検出孔70が20cmLV用溝66よりも内側でかつ
CD保持部51〜55を外れた位置に形成されている。
また、トレイ30上の孔44と連通して回転テーブル3
4の回転位置を検出するテーブル回転位置検出孔71〜
76がそれぞれテーブル回転中心から同一距離の位置で
30cmLV用溝64よりも外側でかつCD保持部51〜
55を外れた位置にそれぞれ形成されている。テーブル
回転位置検出孔71〜76のうち孔71はCD保持部5
3がCD再生位置にあることを検出する。同様に孔72
はCD保持部54、孔73はCD保持部55、孔75は
CD保持部51、孔76はCD保持部52がCD再生位
置にあることをそれぞれ検出する。また、孔74は回転
テーブル34が所定の回転基準位置(左右の切欠がトレ
イ30の幅方向に一致した状態(つまり、図1,2に示
す状態)にあることを検出するもので、他の孔71〜7
3,75,76と違って2分割構造の孔として構成され
ている。なお、回転テーブル34は、トレイ部31が再
生装置本体内に収納されている時だけ回転可能とされ、
トレイ部31を排出する時は、回転テーブル34はその
回転基準位置に戻されて排出される。トレイ部31を排
出した状態では回転テーブル34の回転は例えば電気的
に駆動されるロック機構等でロックされて回転不能とさ
れる。
【0020】次に、図1の再生装置本体32内の構成を
説明する。再生装置本体32内の底部82には、メカベ
ース84が固定されている。メカベース84にはローデ
ィング用モータ86が取り付けられ、その駆動をプーリ
88、ベルト90、プーリ92、ギア94,96,98
を組み合わせた駆動力伝達手段100を介してトレイ3
0の下面のローディング用ギア80に伝達することによ
り、トレイ部31は矢印A,A′方向に移動して収納、
排出される。
【0021】メカベース84には、メカシャーシ102
が昇降自在に取り付けられ、この昇降動作でディスクク
ランプを行なう。また、メカシャーシ102にはピック
アップベース104が傾動自在に取り付けられ、この傾
動動作でLV再生時のチルト動作を行なう。メカベース
84の両側面にはスライドカム106,108が前後方
向(矢印B,B′方向)に摺動可能に保持されている。
【0022】メカベース84上には、ディスククランプ
およびチルト用モータ110が固定され、その駆動力を
プーリ112、ベルト114、プーリ116、ギア11
8,120,122を組合わせた駆動力伝達手段124
を介してスライドカム106,108上に形成されたギ
ア126,128に伝達して、スライドカム106,1
08を矢印B方向に摺動することにより、上記ディスク
クランプ動作およびチルト動作を実現する。
【0023】再生装置本体32内奥のメカベース84上
には、テーブル回転用モータ138が固定されている。
このモータ138の駆動力は、プーリ140、ベルト1
42、プーリ144、ギア146,148,150を組
合わせた駆動力伝達手段152に順次伝達される。
【0024】メカシャーシ102にはLV用スピンドル
モータ130が固定され、そのモータ軸にはLV用ター
ンテーブル132が取り付けられている。LV用ターン
テーブル132の上方にはLV用クランパ134がシャ
ーシ136に固定されている。ピックアップベース10
4には、フィード軸164が固定され、これにCD,L
V兼用光ピックアップ154、CD用スピンドルモータ
156が摺動可能に取り付けられている。モータ156
のモータ軸には、CD用ターンテーブル158が取り付
けられている。CD用ターンテーブル158の上方に
は、CD用クランパ160がクランプアーム162に支
持された状態で配設されている。このクランパ160で
クランプされる位置がCD再生位置である。クランプア
ーム162は回転軸166を中心に矢印C,C′方向に
回転自在にメカベース84に取り付けられ、この回転動
作によりCDクランパ160をクランプ可能な状態とク
ランプ不能な状態に移動させる。
【0025】再生装置本体32内のトレイ部排出口付近
には、トレイ部31を挾んでその上下に発光素子168
と受光素子170が対向配置されている。その光軸17
2は、トレイ部31の収納動作の途中ではLV検出孔4
2,70を通過し、トレイ部31の収納動作終了後はテ
ーブル回転位置検出孔44および71〜76を透過する
位置に設定されている。
【0026】次に、図1のピックアップベース104上
の詳細構成およびディスククランプおよびチルト動作の
ための機構(手前側のみ示す。向こう側も同じ構成であ
る。)を図4に斜視図で示す。
【0027】メカベース84は再装置本体内に固定され
ている。メカベース84の内側にはLV用スピンドルモ
ータ130が固定されたメカシャーシ102とピックア
ップベース104が配置され、メカベース84の側面部
84aの外側にはスライドカム108が配置されて、ガ
イドねじ174,176,178によって一体的に連結
されている。なお、ピックアップベース104の姿勢は
外周方向に向けてやや斜め下に傾斜して配設されてい
る。スライドカム108は図1のディスククランプおよ
びチルト用モータ110の駆動により、矢印B,B′方
向にスライドする。
【0028】スライドカム108には、カム溝180,
182,184が形成されている。カム溝180は途中
まで斜めに形成されその上に水平部180aが形成され
ている。カム溝182も同じである。カム溝184は全
体が斜めに形成されている。メカベース84の側面部8
4aには、上記各カム溝180,182,184に対応
する位置に垂直方向のカム溝186,188,190が
形成されている。ガイドねじ174はカム溝180,1
86を通してメカシャーシ102のねじ孔192にねじ
込まれている。ガイドねじ176は、カム溝182,1
88、メカシャーシ102に形成された孔194を通し
てピックアップベース104のねじ孔196にねじ込ま
れている。ガイドねじ178は、カム溝184,190
を通してピックアップベース104のねじ孔198にね
じ込まれている。なお、図4中矢視E,F,Gを図5
(a),(b),(c)にそれぞれ示す。
【0029】ピックアップベース104には開口部20
0が形成され、そこにフィード軸164が固定配設され
ている。フィード軸164には光ピックアップ154と
モータベース202が摺動自在に取り付けられている。
モータベース202にはCD用スピンドルモータ156
が取り付けられている。
【0030】ピックアップベース104の下面には光ピ
ックアップフィード用モータ204が取り付けられてい
る。その駆動力はプーリ206、ベルト208、プーリ
210、ギア212,214,216の組合せからなる
駆動力伝達手段218を介して光ピックアップ154の
側面に形成されたギア220に伝達され、光ピックアッ
プ154をフィード軸164に沿ってスライドさせる。
なお、光ピックアップ154の上部には再生用レーザビ
ームを射出する対物レンズ222とチルトセンサ224
が配設されている。
【0031】ピックアップベース104の下面には、C
D用スピンドルモータ移動用およびCDクランパ移動用
モータ226が取り付けられている。その駆動力は、ウ
ォーム228、ギア230,232で構成される駆動力
伝達手段238を介してロッド234の側面に形成され
たラックギア236に伝達される。この駆動力によりロ
ッド234はガイド部材(図示せず)にガイドされて、
矢印H,H′方向に移動する。ロッド234には、連結
部240を介してモータベース202が連結され、ロッ
ド234の移動により、CDスピンドルモータ156は
フィード軸164上をスライドする。
【0032】ロッド234の先端部はクランプアーム1
62に当接している。クランプアーム162は図6に示
すように、ばね242により矢印C方向に付勢されてお
り、ロッド234を矢印H方向に移動させることにより
クランプアーム162は矢印C方向に回動してクランパ
160をCDクランプ可能な状態とし、ロッド234を
矢印H′方向に移動させることによりクランプアーム1
62は矢印C′方向に回動してCDクランプ不能な状態
とする。
【0033】図4の機構は次のように動作する。ディス
ククランプおよびチルト用モータ110(図1)を駆動
してスライドカム108を矢印B方向にスライドさせる
と、カム溝180,182,184とカム溝186,1
88,190とこれらに差し込まれたガイドねじ17
4,176,178の作用により、メカシャーシ102
とピックアップベース104は上方に移動する。このと
き、ピックアップベース104は斜めになったままの姿
勢で上方に移動する。ガイドねじ174,176がカム
溝180,182の斜めの部分の上端部まで達すると、
メカシャーシ102の動きは停止する。さらに、スライ
ドカム108を矢印B方向にスライドさせると、ガイド
ねじ178が上方に移動して、ピックアップベース10
4はガイドねじ176を支点として回動する。このとき
カイドねじ174,176はカム溝180,182の水
平部180a,182aを動くので、メカシャーシ10
4の姿勢は変わらない。このピックアップベース104
の回動動作によりLV再生時はチルト動作が実現され
る。また、CD再生時は、ピックアップベース104が
水平状態となる位置までスライドカム108を矢印B方
向にスライドさせて保持する。
【0034】モータ226は、LV再生時は、ロッド2
34を矢印H′方向に移動させてターンテーブル158
をLVに衝突しない位置まで外側に待避させる。この時
クランプアーム162もロッド234の当接により上方
に待避する。CD再生時は、ロッド234を矢印H方向
に移動させてターンテーブル158を所定のCD再生位
置まで移動させる。このとき、クランプアーム162も
所定のクランプ位置に戻される。光ピックアップ154
は、LVおよびCDの全範囲をトレース可能なようにフ
ィード軸164に沿って移動する。
【0035】次に、以上説明したコンパチブルプレーヤ
において、トレイ部収納指令を与えてから再生を開始す
るまでの制御動作について説明する。図7はこの制御の
ためのシステム構成例でトレイ部31が排出されている
状態から本体パネル上またはリモコン上のトレイオープ
ン/クローズボタン250を押すと、システムコントロ
ーラ252はトレイ収納指令を出してトレイ部31を収
納動作させる。受光手段170は収納途中でLVの有無
検出を行なう。トレイ部収納動作の終了は、リミットス
イッチ等のトレイクローズ終了検出センサ254で検出
される。トレイ部収納終了後は受光手段170は回転テ
ーブルの回転位置検出を行なう。システムコントローラ
252は、トレイ部収納途中でLV有りを検出したらL
V再生のためのスタンバイ指令を出し、LV無しを検出
したらCD再生のスタンバイ指令を出して、光ピックア
ップ位置やCDスピンドルモータ位置を各スタンバイ状
態に移行させる。これにより、トレイ部収納終了後にデ
ィスククランプが開始されて、再生ボタン256が押さ
れれば、ディスククランプ終了後即座に再生を開始する
ことができる。CD再生の場合は、トレイ部収納終了後
にテーブル回転指令が出され、所定のテーブル回転位置
が検出されたらディスククランプして再生を開始する。
【0036】以上の制御を行なうためのシステムコント
ローラ252による制御フローの一例を図8に示す。ト
レイ部排出状態からトレイオープン/クローズボタン2
50を押すと、トレイ部収納指令が出されて(S1)、
モータ86(図1)が駆動されて、トレイ部収納動作が
開始される(S2)。
【0037】収納動作の途中でトレイ部31上の孔4
2,70を通して受光素子170から受光信号が得られ
るかどうかを検出して(S3)、受光信号が無い場合
は、LVが装着されていると判断してLVスタンバイ指
令を出す(S4)。これにより、モータ226(図4)
が駆動されて、ロッド234が矢印H′方向に移動して
CD用スピンドルモータ156およびCD用クランパ1
60がLVに衝突しない位置まで待避され、また光ピッ
クアップ154が最円周位置までフィードされて、LV
再生スタンバイ状態とされる。
【0038】トレイ部31の収納終了が検出されたら
(S5)、ディスククランプ指令が出される(S6)。
これにより、モータ110(図1)が駆動されてメカシ
ャーシ102(図4)が上昇してLVがターンテーブル
132によってトレイ部31から引き上げられてクラン
パ134にクランプされる。この時の状態を図9(a)
に示す。再生指令があれば(S7)再生を開始し(S
8)、再生指令がなければ停止状態となる(S9)。ト
レイ部31の収納途中からLV再生スタンバイ動作が開
始されているので、トレイ部収納終了後即座にLV25
8の再生を開始することができる。
【0039】なお、LV再生時は、回転テーブル34は
回転基準位置にあるので(このとき開口部68がCD再
生位置にある)、回転テーブル34上の各CD保持部5
1〜55にCDが保持されていても、LV用ターンテー
ブル132やピックアップ164はCD保持部51〜5
5を外れた位置にあり、図2に示すようにCD260を
回転テーブル34上に残したままLV258を再生する
ことができる。
【0040】トレイ部収納途中で受光素子170から受
光信号が得られた場合は、CDが装着されていると判断
してCDスタンバイ指令を出す(S9)。これにより、
モータ226(図4)が駆動されて、ロッド234が矢
印H方向に移動してCD用スピンドルモータ156が所
定のCD再生位置に移動し、CD用クランパ160がC
Dクランプ位置にセットされ、光ピックアップ154が
最外周位置までフィードされてCD再生スタンバイ状態
とされる(あるいは、トレイ部排出が行なわれるごとに
定常的にこのCD再生スタンバイ状態に戻して、LV検
出時にのみLV再生スタンバイ状態に移行させるように
することもできる)。
【0041】トレイ部収納終了が検出されたら(S1
0)、テーブル回転指令が出される(S11)。トレイ
部収納を終了した状態では再生装置内のテーブル回転用
ギア150がトレイ30の開口部45(図4)から挿入
されて回転テーブル34の下面のギア78にかみ合った
状態となっているので(図2参照)、モータ138を駆
動することにより、回転テーブル34は回転される。そ
して、受光素子170の受光信号により、テーブル基準
位置74からの孔71,72,73,75,76の位置
をカウントして、予めプログラムされたあるいはマニュ
アル操作で指示されたテーブル回転位置が検出された
ら、テーブル回転を停止させる(S12,S13)。
【0042】なお、テーブル基準位置の検出は、テーブ
ル基準位置の孔74が他の孔71〜73,75,76と
違って2分割構造であることを利用して、受光信号の時
間間隔を検出することにより行なうことができる。すな
わち、図10に示すように、回転テーブル34を一定速
度で回転すると、受光信号の時間間隔は通常Aである
が、孔74を通過する時はBのように短くなる。そこ
で、Bよりも長くAよりも短いある基準値を設定して、
受光信号の立上り(または立下り)の時間間隔がこの基
準値よりも短く検出された場合その位置をテーブル基準
位置として検出する。
【0043】テーブル回転が停止したら、ディスククラ
ンプ指令が出される(S6)。これにより、モータ11
0(図1)が駆動されてメカシャーシ102(図4)が
上昇してこのCD再生位置にあるCDがターンテーブル
132によってトレイ部31から引き上げられてクラン
パ160にクランプされる。この時の状態を図9(b)
に示す。再生指令があれば(S7)再生を開始し(S
8)、再生指令がなければ停止状態となる(S9)。ト
レイ部31の収納途中からCD再生スタンバイ動作が開
始されているので、トレイ部収納終了後即座にCD26
0の再生を開始することができる。
【0044】なお、CD再生時にトレイ部排出操作をす
ると、CDクランプが解除されて、CDが回転テーブル
34に戻される。そして、回転テーブル34が回転して
回転基準位置に戻され(孔74の検出による)た後、ト
レイ部排出が開始される。これにより、テーブル回転用
ギア150と回転テーブル30の下面のギア78とのか
み合いが解除されて、トレイ部31は排出される。トレ
イ30の下面にはテーブル回転用モータ138やその駆
動力伝達手段152が配設されていないので、トレイ部
31を大きく引き出すことができ、全てのCD保持部5
1〜55についてディスク交換を行なうことができる。
【0045】
【変更例】前記実施例ではCDチェンジャにLV再生機
能を持たせたコンパチブルプレーヤにこの発明を適用し
た場合について説明したが、1枚のCDまたは1枚のL
Vを再生可能なコンパチブルプレーヤにも適用すること
ができる。
【0046】また、前記実施例では、CDを小径ディス
ク、LVを大径ディスクとしたが、8cmCDを小径ディ
スク、12cmCDを大径ディスクとすること等もでき
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、小径ディスク保持部と大径ディスク保持部を少なく
とも一部が重複する範囲に構成して小径ディスクを保持
した状態で大径ディスクを保持できるようにするととも
に、大径ディスクターンテーブル挿入用開口部と、大径
ディスクピックアップ用開口部を小径ディスク保持部を
外した位置に構成したので、小径ディスクをトレイ部に
装着したままで大径ディスクを再生することができ、大
径ディスクの再生操作が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例をトレイ部排出状態で示
す平面図および側面図である。
【図2】 図1のディスク再生装置をトレイ部収納状態
で示す平面図および側面図である。
【図3】 図1のトレイおよび回転テーブルの構造を示
す分解斜視図である。
【図4】 図1の再生装置本体内の一部の機構を示す斜
視図である。
【図5】 図4のE,F,G各斜視図である。
【図6】 図4のクランプアーム162の動作を示す側
面図である。
【図7】 図1のディスク再生装置においてトレイ収納
開始から再生開始までの制御を行なう制御装置のシステ
ム構成例を示すブロック図である。
【図8】 図7のシステムコントローラによる制御フロ
ーの一例を示す図である。
【図9】 図1のディスク再生装置におけるLVクラン
プ時の状態およびCDクランプ時の状態を示す側面図で
ある。
【図10】 テーブル回転時の図1の受光素子170の
受光信号を示す波形図である。
【図11】 従来装置を示す平面図である。
【図12】 他の従来装置を示す平面図である。
【符号の説明】 30 トレイ 31 トレイ部 34 回転テーブル 38,50 LVターンテーブル挿入用開口部(大径デ
ィスクターンテーブル挿入用開口部) 51〜55 CD保持部(小径ディスク保持部) 60 CDターンテーブル挿入用開口部、CDピックア
ップ用開口部(小径ディスクターンテーブル挿入用開口
部、小径ディスクピックアップ用開口部) 62 LV保持部(大径ディスク保持部) 68 LVピックアップ用開口部(大径ディスクピック
アップ用開口部)104 ピックアップベース(ピックアップベース手
段) 132 LV用ターンテーブル 158 CD用ターンテーブル 258 LV 260 CD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小径ディスクを保持するように構成された
    小径ディスク保持部と、 この小径ディスク保持部の中心部に構成された小径ディ
    スクターンテーブル挿入用開口部と、 前記小径ディスク保持部に構成された小径ディスクピッ
    クアップ用開口部と、 前記小径ディスク保持部と少くとも一部が重複する範囲
    に構成され、当該小径ディスク保持部に小径ディスクを
    保持した状態で大径ディスクを保持可能に構成された大
    径ディスク保持部と、 この大径ディスク保持部の中心部で前記小径ディスク保
    持部を外した位置に構成された大径ディスクターンテー
    ブル挿入用開口部と、 前記大径ディスク保持部で前記小径ディスク保持部を外
    した位置に構成された大径ディスクピックアップ用開口
    部とを有するトレイ部と 前記大径ディスクの再生時および前記小径ディスクの再
    生時に兼用利用される前記再生用ピックアップおよび前
    記小径ディスクの再生時に利用される前記小径ディスク
    ターンテーブルを前記大径ディスクの径方向に摺動可能
    に保持すると共に、前記大径ディスクの径方向に傾動可
    能に構成されたピックアップベース手段と を具備してな
    り、 前記ピックアップベース手段の前記傾動方向の傾きを変
    化させることにより、前記大径ディスクの再生時にはチ
    ルト動作を行い、前記小径ディスクの再生時には前記小
    径ディスクターンテーブルのクランプ動作を行うように
    構成した ことを特徴とする ディスク再生装置。
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