JPH04356756A - ディスク再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ＣＤ（コンパクト・
ディスク）等の小径ディスクを複数枚連続再生する機能
と、ＬＶ（レーザ・ビジョン・ディスク）等の大径ディ
スクを単一枚再生する機能を兼ね備えるディスク再生装
置に関し、装置の小型化を実現したものである。

【０００２】

【従来の技術】ディスク再生装置として、複数枚のＣＤ
を連続再生するＣＤチェンジャ機能と、１枚のＬＶを再
生する機能を兼ね備えたコンパチブルプレーヤが従来よ
り知られている。図２はその一例として、１〜３枚のＣ
Ｄまたは１枚のＬＶを再生するディスク再生装置のトレ
イ構造を平面図で示したものである。トレイ１０は矢印
Ａ方向にスライドして、再生装置本体（図示せず）に対
して収納、排出される。トレイ１０上には大径ディスク
保持部１１として３０ｃｍＬＶ保持用の溝１２と、２０
ｃｍＬＶ保持用の溝１４が同芯上に形成されている。ま
た、ＬＶ、ＣＤ兼用のターンテーブル２５および光ピッ
クアップ２７が下方から挿入される開口部１６が形成さ
れている。また、トレイ１０上には回転テーブル１８が
モータ駆動により回転中心２０を軸に回転可能に装着さ
れている。

【０００３】回転テーブル１８上には回転中心２０の回
りに３つの小径ディスク保持部２１，２２，２３が等間
隔に形成されている。各小径ディスク保持部２１，２２
，２３には１２ｃｍＣＤ保持用溝２４と８ｃｍＣＤ保持
用溝２６が同芯上に形成されている。また、各小径ディ
スク保持部２１，２２，２３にはトレイ１０の開口部１
６と連通してターンテーブル２５および光ピックアップ
２７を下方から挿入させる開口部２８が形成されている
。 図示の小径ディスク保持部２１の位置では小径ディスク
保持部と大径ディスク保持部１１の中心位置は一致して
おり、回転テーブル１８が回転することにより、各小径
ディスク保持部２１，２２，２３をこの位置に順次位置
決めして再生することができる。

【０００４】ＬＶを再生する時は、大径ディスク保持部
１１の溝１２または１４に１枚のＬＶをセットしてトレ
イ１０を再生装置本体に収納することにより、このＬＶ
を再生することができる。また、ＣＤを再生する時はＬ
Ｖを外して小径ディスク保持部２１，２２，２３の溝２
４または２６に１〜３枚のＣＤをセットしてトレイを再
生装置本体に収納する。３枚セットした場合は、はじめ
に小径ディスク保持部２１のＣＤが再生され、その再生
が終了すると自動的に回転テーブル１８が１／３回転し
て小径ディスク保持部２２のＣＤが再生され、その再生
が終了すると回転テーブル１８がさらに１／３回転して
小径ディスク保持部２３のＣＤが再生される。

【０００５】ＣＤチャンジャ機能と１枚のＬＶを再生す
る機能を有する従来における別のタイプのコンパチブル
プレーヤを図３に示す。これは、１枚の大径ディスクま
たは１〜４枚の小径ディスクを再生できるようにしたも
のである。図４はそのＢ−Ｂ矢視断面図である。

【０００６】トレイ３０は矢印Ｃ方向に摺動して再生装
置本体（図示せず）内に収納、排出される。トレイ３０
には回転テーブル３２が装着されている。回転テーブル
３２の外周面にはギア３４が形成されており、トレイ３
０に取付けられた駆動ギア３６により回転駆動される。

【０００７】回転テーブル３２上には回転中心３３の回
りに４箇所の小径ディスク保持部４１〜４４としてＣＤ
保持用溝３８が形成されている。また、回転テーブル３
２の中央部にはＬＶを装着する大径ディスク保持部４５
として溝４０が形成されている。回転テーブル３２には
ターンテーブル４６，４７および光ピックアップ４８を
挿入させるための開口部５０が十文字状に形成されてい
る。ターンテーブル４６はＣＤ用で、図４に示すように
ディスクモータ５２により回転駆動される。ターンテー
ブル４７はＬＶ用で、ディスクモータ５３により回転駆
動される。光ピックアップ４８はＣＤ、ＬＶ兼用で、ス
ライドモータ（図示せず）の駆動によってフィード軸（
スライドバー）５４に沿ってディスク径方向に摺動され
る。ディスクモータ５２，５３およびフィード軸５４は
再生装置本体内のベースプレート５６上に取付けられて
いる。トレイ３０を再生装置本体内に収納して再生操作
をすると、トレイ３０は矢印Ｄで示すように下動して、
ターンテーブル４６，４７および光ピックアップ４８を
開口部５０内に挿入させる。

【０００８】以上のディスクトレイ構造による動作は次
のとおりである。はじめに、トレイ３０を再生装置本体
内から排出してディスクの装着を行なう。４枚のＣＤを
再生する場合は、４箇所の小径ディスク保持部４１〜４
４ごとにＣＤを溝３８内にセットする。ディスク装着を
終了したらトレイ３０を再生装置本体内に収納する。続
いて再生ボタンを押すと、トレイ３０が下動して、ター
ンテーブル４６および光ピックアップ４８が開口部５０
内に挿入されて小径ディスク保持部４１のディスクがタ
ーンテーブル４６により回転されて再生される。小径デ
ィスク保持部４１のディスクの再生が終了したらトレイ
３０が上動してターンテーブル４６および光ピックアッ
プ４８が開口部５０から排出される。そして、ギア３６
が駆動されて、回転テーブル３２が９０°左回転して、
小径ディスク保持部４２が元の小径ディスク保持部４１
の位置に達したところで停止する。そして、トレイ３０
が下動してターンテーブル４６および光ピックアップ４
８が開口部５０内に挿入されて小径ディスク保持部４２
のディスクが再生される。このようにして、１つの小径
ディスク保持部で再生が終了するごとに回転テーブル３
２が９０°ずつ回転して、各小径ディスク保持部４１〜
４４のディスクが順次再生されて連続再生が実現される
。

【０００９】また、ＬＶを再生する場合は、大径ディス
ク保持部４５の溝４０に１枚のＬＶをセットする。そし
て、再生ボタンを押すと、トレイ３０が下動して、ター
ンテーブル４７および光ピックアップ４８が開口部５０
内に挿入されてディスクがターンテーブル４７により回
転されて再生される。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】前記図２のディスク再
生装置では１つの小径ディスク保持部２１を大径ディス
ク保持部１１と同芯上に配して、１台のターンテーブル
２５をＣＤ用とＬＶ用に兼用する構造であるため、大径
ディスク保持部１１の中心と回転テーブル１８の回転中
心１８が大きくずれている。このため、トレイ１０が前
後方向に長くなって再生装置本体が大型化する欠点があ
った。また、ＣＤとＬＶを共通のターンテーブルで支持
するためＬＶの支持が不安定であり、サーボコントロー
ル等もディスク重量の相違のため（８ｃｍＣＤと３０ｃ
ｍＬＶとでは大変な重量の違いがある）、調整が非常に
微妙となり、難しかった。

【００１１】また、前記図３のディスク再生装置では大
径用ターンテーブル４７と小径用ターンテーブル４６を
別々に具えているため、図２のディスク再生装置のよう
なディスク支持の不安定さやサーボコントロールの難し
さは解消されている。しかし、大径用ターンテーブル４
７と小径用ターンテーブル４６を別々に具えているため
に、ＬＶ再生時に小径用ターンテーブル４６がＬＶに当
たらないように、小径用ターンテーブル４６を大径ディ
スク保持部４５の外側に配置しなければならない。この
ため、小径ディスク保持部４１の配置位置も外側になる
ため、トレイ３０の面積が大きくなって再生装置本体が
大型化する欠点があった。

【００１２】この発明は前記従来の技術における問題点
を解決して、ディスク支持の安定性やサーボコントロー
ルの容易さを維持しつつ装置の小型化を実現したディス
ク再生装置を提供しようとするものである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】この発明は、再生装置本
体に対し収納、排出されるトレイと、このトレイ上に回
転可能に配設された回転テーブルと、この回転テーブル
上に、この回転テーブルと同芯状に形成されて、単一枚
の大径ディスクを載置保持する大径ディスク保持部と、
前記回転テーブル上の回転中心の回りで各中心部の少く
とも一部が前記大径ディスク保持部と重複する位置に形
成されて、複数枚の小径ディスクを載置保持し、当該回
転テーブルの回転により各保持位置の小径ディスクを所
定の小径ディスク再生位置に移送する各小径ディスク保
持部と、前記トレイを再生装置本体に収納した状態で前
記回転テーブルの中心位置で当該回転テーブルに対して
上下方向に相対移動して、前記大径ディスクを大径ディ
スク用ターンテーブルに載置支持して回転駆動する大径
ディスク回転駆動手段と、前記トレイを再生装置本体に
収納した状態で前記回転テーブルの前記小径ディスク再
生位置で当該回転テーブルに対して上下方向に相対移動
して、前記小径ディスクを小径ディスク用ターンテーブ
ルに載置支持して回転駆動する小径ディスク回転駆動手
段と、前記大径ディスク用ターンテーブルに載置支持さ
れた大径ディスクの径方向に対し、大径ディスク再生手
段用フィード軸によって移動可能に支持されて、当該大
径ディスクの記録情報を読み取る大径ディスク再生手段
と、前記小径ディスク用ターンテーブルに載置支持され
た小径ディスクの径方向に対し、小径ディスク再生手段
用フィード軸によって移動可能に支持されて、当該小径
ディスクの記録情報を読み取る小径ディスク再生手段と
を具備し、前記小径ディスク回転駆動手段が、前記回転
テーブルの回転中心位置に対し接近、離隔できるように
前記大径ディスク再生手段用フィード軸または小径ディ
スク再生手段用フィード軸によって移動可能に支持され
、前記大径ディスク再生時には当該大径ディスクの範囲
外に待避され、前記小径ディスク再生時には前記小径デ
ィスク再生位置に位置決めされることを特徴とするもの
である。

【００１４】

【作用】この発明によれば、小径用ターンテーブルはフ
ィード軸によって回転テーブルの回転中心位置（大径デ
ィスク保持部中心位置）に対して接近、離隔可能に支持
されて、大径ディスク再生時には大径ディスクの範囲外
に待避するので、小径ディスク保持部はその中心部（小
径用ターンテーブルが挿入される部分）の少くとも一部
が大径ディスク保持部に重複していても大径ディスク再
生時に小径用ターンテーブルが大径ディスクに当たるの
が防止される。したがって、小径ディスク保持部を前記
図３のものに比べて中央寄りに集めて配置することがで
き、その分トレイの面積が小さくなって再生装置本体を
小型化することができる。また、ディスク再生手段の移
動用フィード軸を利用するので構造が複雑化しないです
む。また、大径ディスク回転駆動手段と小径ディスク回
転駆動手段を別々に具えているので、ディスク支持の安
定性やサーボコントロールの容易性を確保することがで
きる。

【００１５】

【実施例】この発明の一実施例を以下説明する。図１は
、この発明が適用されたディスク再生装置の概略構成を
斜視図で示したものである。ここでは、１枚のＬＶまた
は１〜３枚のＣＤを再生できるように構成している。 トレイ６０は矢印Ｅ方向に摺動して再生装置本体６１内
に収納、排出される。トレイ６０には回転テーブル６２
が装着されている。回転テーブル６２はモータにより回
転駆動される。回転テーブル６２上には回転中心６３の
回りに３箇所の小径ディスク保持部７１〜７３が形成さ
れている。また、回転テーブル６２の中央部にはこれと
同芯上に大径ディスク保持部７４が形成されている。

【００１６】トレイ６０の詳細構成を図５（ａ）に平面
図で示す。また、そのＧ−Ｇ矢視図を同図（ｂ）に示す
。回転テーブル６２はトレイ６０内に配設されたモータ
９０の回転をベルト９２を介して伝達して、回転中心６
３を中心に回転される。大径ディスク保持部７４は回転
テーブル６２と同芯上に形成された３０ｃｍＬＶ用溝９
４と２０ｃｍＬＶ用溝９６を具えている。大径ディスク
保持部７４の中心部にはＬＶ用ターンテーブルが下方か
ら挿入される開口部９８が形成されている。また大径デ
ィスク保持部７４の中央部径方向（収納、排出と同方向
）にはＬＶ再生時に光ピックアップが挿入される開口部
１００が形成されている。

【００１７】小径ディスク保持部７１〜７３は回転テー
ブル６２内でその回転中心６３の回りに等間隔に形成さ
れている。小径ディスク保持部７１〜７３は１２ｃｍＣ
Ｄ用溝１０２と８ｃｍＣＤ用溝１０４を具えている。小
径ディスク保持部７１〜７３にはＣＤ再生時にＣＤ用タ
ーンテーブルと光ピックアップを下方から挿入するため
の開口部１０６が形成されている。小径ディスク保持部
７１〜７３は回転中心６３の近くに寄せ集めて配置され
ており、これにより回転テーブル６２を小径化している
。この結果、小径ディスク保持部７１〜７３の中心部す
なわちＣＤ用ターンテーブルが挿入される位置の少くと
も一部は３０ｃｍＬＶ用溝９４の範囲内に形成されてい
る。なお、ＣＤ再生時は点Ｈで示した位置がＣＤ用ター
ンテーブルの回転中心位置（小径ディスク再生位置）と
なり、この位置に小径ディスク保持部７１〜７３のＣＤ
が順次位置決めされて再生が行なわれる。

【００１８】図１において再生装置本体６１内のシャー
シ９９上には、その中央部にＬＶ回転モータ７８が固定
配設され、このＬＶ回転モータ７８によりＬＶ用ターン
テーブル７６が回転駆動される。また、ＬＶ用ターンテ
ーブル７６の位置を中心としてその径方向にはＣＤ、Ｌ
Ｖ兼用のフィード軸８０（スライドバー）が配設されて
いる。フィード軸８０は内端部がチルト軸８２に支持さ
れ、外端部にはチルト機構８４が配されて、矢印Ｆで示
すように上下方向に回動される。ここでは、通常のチル
ト動作よりも下方に大きく回動できるようにして、ＬＶ
再生時のチルト動作のほかＣＤチェンジ時の下方への待
避を行なえるようしている。フィード軸８０には、ＣＤ
、ＬＶ兼用光ピックアップ８６およびＣＤ回転モータ８
８がスライド可能に支持され、それぞれモータ駆動でス
ライドされるようになっている。ＣＤ回転モータ８８の
モータ軸にはＣＤ用ターンテーブル９０が取り付けられ
ている。

【００１９】以上の構成において、ＬＶを再生するとき
は大径ディスク保持部７４にＬＶを載置保持し、ＣＤを
再生する時は小径ディスク保持部７１〜７３にＣＤを載
置保持する。ディスクをセットした状態でトレイ６０を
再生装置本体６１に収納し、再生ボタンを押すと、トレ
イ６０が下動し、ターンテーブル上にディスクがセット
されクランプされて再生が行なわれる。図６はＬＶ再生
時の状態で、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。 ＬＶ１０８はＬＶ用ターンテーブル７６に載置され上方
からクランパ１１０を押し当ててクランプされて、ＬＶ
回転モータ７６で回転される。このとき、ＣＤ回転モー
タ８８はモータフィード装置１１４によって予めフィー
ド軸８０に沿って外方向に移動して、ＬＶ１０８に当た
らない位置に待避している。そして、光ピックアップ８
６は光ピックアップフィード装置１１２によつてＬＶ１
０８の径方向に移動して再生を行なう。

【００２０】なお、光ピックアップフィード装置１１２
はモータ１１６とラックギア１１８、ピニオンギア１１
９とで構成されている。また、モータフィード装置１１
４はモータ１２０とラックギア１２２、ピニオンギア１
２３とで構成されている。これら両フィード装置１１２
，１１４はフィード軸８０に固定されたベース１２４上
に固定配設されており、チルト機構８４によってフィー
ド軸８０とともに、チルト軸８２を中心に矢印Ｆ方向に
回動してチルト動作を行なう。このチルト動作により、
光ピックアップ８６の光軸はＬＶ１０８の記録面に対し
常に垂直に保持されて、ＬＶ１０８の再生を行なう。ベ
ース１２４の左右内側面１２４ａ，１２４ｂはラックギ
ア１２３のストッパとなっており、ラックギア１２３の
右端部がベース右内側面１２４ｂに当接した状態（図６
（ｂ））がＣＤ回転モータ８８の待避時の状態であり、
ラックギア１２３の左端部がベース左内周面１２４ａに
当接した状態（図７（ｂ））がＣＤ回転モータ８８のＣ
Ｄ再生時の状態である。

【００２１】チルト機構８４を図７に正面図で示す。シ
ャーシ９９に固定された駆動部１３０内にはモータ１３
２および減速用ギア１３４，１３６が収容されており、
ギア１３６の回転軸１３８にはアーム１４０が取り付け
られている。アーム１４０には長手方向に開口部１４２
が形成されている。アーム１４０の後方にはガイド部材
１４４がシャーシ９９上に垂直に固定されている。ガイ
ド部材１４４には長手方向に開口部１４６が形成されて
いる。そして、両開口部１４２，１４６が重なった部分
にフィード軸８０が挿入されている。これにより、駆動
部１３０を駆動することによりアーム１４０が回動して
、フィード軸８０は開口部１４６に沿って上下動してチ
ルト動作が行なわれる。

【００２２】次に、ＣＤ再生時の状態を図８に示す。 （ａ）は平面図、（ｂ）は側面図である。ＣＤ再生時は
、ＣＤ回転モータ８８はラックギア１２３の左端部がベ
ース左内周面１２４ｂに当接する位置（図５（ａ）に点
Ｈで示す小径ディスク再生位置）までフィード軸８０に
沿って移動する。また、回転テーブル６２が回転して最
初の（または指定された）小径ディスク保持部小径ディ
スク再生位置Ｈに位置決めされる。そして、トレイ３０
が下動してＣＤ１２６はＣＤ用ターンテーブル９０に載
置され、上方からクランパ１２８を押し当ててクランプ
されて、ＣＤ回転モータ８８で回転される。そして、光
ピックアップ８６がＣＤ１２６の径方向に移動して再生
を行なう。

【００２３】１枚のＣＤの再生が終了したら、チルト機
構８４のアーム１４０が図７に二点鎖線１４０′で示す
ように通常のチルト動作よりも大きく下動し、フィード
軸８０が同図に８０′で示すように大きく下動する。こ
の時の状態を図９に示す。フィード軸８０が下動するこ
とにより、ＣＤ用ターンテーブル９０も下方に移動して
、ＣＤ１２６は小径ディスク保持部７１に戻される。 この状態では、ＣＤ用ターンテーブル９０および光ピッ
クアップ８６は回転テーブル６２よりも下方に位置する
ので、回転テーブル６２は何ら支障なく回転することが
できる。そして、隣りの（または次に指定された）小径
ディスク保持部に位置決めされたら回転テーブル６２の
回転を停止し、チルト機構８４を逆駆動してフィード軸
８０を上昇させ、その小径ディスク保持部に保持されて
いるディスクの再生を行なう。このようにして、ＣＤの
再生を終了するごとにチルト機構８４を駆動してターン
テーブル９０および光ピックアップ８６を下方に待避さ
せて回転テーブル６２を回し、次の小径ディスク保持部
に位置決めして再生を行なうことにより、連続再生が可
能となる。

【００２４】なお、ディスクチェンジ時にトレイ６０を
上方に移動することにより光ピックアップ８６およびタ
ーンテーブル９０を待避させて、回転テーブル６２を回
転させることもできるが、トレイ６０をいちいち上下動
させるのは大かがりであり、ディスクチェンジに時間を
要することになる。これに対し、この実施例のようにフ
ィード軸８０のチルト動作によりディスクチェンジ時の
光ピックアップ８６およびターンテーブル９０の待避を
行なうようにすれば、待避が簡単であり、ディスクチェ
ンジの時間を短縮することができる。しかも、チルト制
御用と機構を兼用できるので、構成が複雑化することも
ない。なお、ＬＶ再生時にＣＤ回転モータ８８を外側に
待避させる際にも、この下方へのチルト動作を行なうこ
とができる。この点を実施態様表現すると次のようにな
る。小径ディスク回転駆動手段を移動可能に支持するフ
ィード軸が大径ディスク再生手段用フィード軸であり、
当該大径ディスク再生手段用フィード軸にはこれを軸傾
斜させるチルト機構が配設され、１枚の小径ディスクを
ディスク再生位置に移送するために回転テーブルを回転
する際に、当該チルト機構を下動させて小径ディスク回
転駆動手段を当該回転テーブルの下方に待避させて当該
回転テーブルの回転を可能にすることを特徴とする請求
項１記載のディスク再生装置。

【００２５】

【変更例】前記実施例では、大径ディスクをＬＶ、小径
ディスクをＣＤとしたが、大径ディスクを１２ｃｍＣＤ
、小径ディスクを８ｃｍＣＤとしたり、その他各種の大
径、小径ディスクの組合せが可能である。また、光学式
ディスク以外の形式のディスク再生装置にも適用するこ
とができる。また、前記実施例では小径ディスクを３枚
としたが、２枚または４枚以上にすることもできる。ま
た、前記実施例では、フィード軸を大径ディスク用と小
径ディスク用で兼用するようにしたが、別々に具える場
合にもこの発明を適用することができる。その場合、デ
ィスクチェンジのための小径ディスク回転駆動手段の待
避動作は、小径ディスク再生手段用フィード軸にチルト
機構を設けたりあるいはトレイ自体の上動により行なう
ことができる。また、光ピックアップを大径用、小径用
で別々に具えたディスク再生装置にも適用することがで
きる。

【００２６】また、前記実施例では再生装置本体内でト
レイを下動させることによりディスククランプを行なっ
たが、逆にターンテーブルを上動させることにクランプ
を行なうディスク再生装置にもこの発明を適用すること
ができる。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、小径用ターンテーブルはフィード軸によって回転テー
ブルの回転中心位置に対して接近、離隔可能に支持され
て、大径ディスク再生時には大径ディスクの範囲外に待
避するので、小径ディスク保持部はその中心部の少くと
も一部が大径ディスク保持部に重複していても大径ディ
スク再生時に小径用ターンテーブルが大径ディスクに当
たるのが防止される。したがって、小径ディスク保持部
を前記図３のものに比べて中央寄りに集めて配置するこ
とができ、その分トレイの面積を小さくして再生装置本
体を小型化することができる。またフィード軸を利用す
るので構造が複雑化しないですむ。また、大径ディスク
回転駆動手段と小径ディスク回転駆動手段を別々に具え
ているので、ディスク支持の安定性やサーボコントロー
ルの容易性を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　この発明の一実施例を示す斜視図である。

【図２】　　従来のコンパチブルプレーヤのトレイ構造
を示す平面図である。

【図３】　　従来の他のコンパチブルプレーヤのトレイ
構造を示す平面図である。

【図４】　　図３のＢ−Ｂ矢視図である。

【図５】　　図１のトレイの平面図およびその断面図で
ある。

【図６】　　図１のディスク再生装置のＬＶ再生時の状
態を示す平面図および側面図である。

【図７】　　図１のチルト機構の詳細構成を示す正面図
である。

【図８】　　図１のディスク再生装置のＣＤ再生時の状
態を示す平面図および側面図である。

【図９】　　図１のディスク再生装置のディスクチェン
ジ時のチルト動作を示す側面図である。

【符号の説明】

６０　　トレイ ６１　　再生装置本体 ６２　　回転テーブル ６３　　回転中心 ７１，７２，７３　　小径ディスク保持部７４　　大径
ディスク保持部 ７６　　ＬＶ用ターンテーブル（大径ディスク用ターン
テーブル） ７８　　ＬＶ回転モータ（大径ディスク回転駆動手段）
８０　　フィード軸（大径ディスク再生手段用フィード
軸、小径ディスク再生手段用フィード軸）８６　　光ピ
ックアップ（大径ディスク再生手段、小径ディスク再生
手段） ８８　　ＣＤ回転モータ（小径ディスク回転駆動手段）
９０　　ＣＤ用ターンテーブル（小径ディスク用ターン
テーブル） １０８　　ＬＶ（大径ディスク） １２６　　ＣＤ（小径ディスク） Ｈ　　小径ディスク回転中心位置（小径ディスク再生位
置）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】再生装置本体に対し収納、排出されるトレ
   イと、このトレイ上に回転可能に配設された回転テーブ
   ルと、この回転テーブル上に、この回転テーブルと同芯
   状に形成されて、単一枚の大径ディスクを載置保持する
   大径ディスク保持部と、前記回転テーブル上の回転中心
   の回りで各中心部の少くとも一部が前記大径ディスク保
   持部と重複する位置に形成されて、複数枚の小径ディス
   クを載置保持し、当該回転テーブルの回転により各保持
   位置の小径ディスクを所定の小径ディスク再生位置に移
   送する各小径ディスク保持部と、前記トレイを再生装置
   本体に収納した状態で前記回転テーブルの中心位置で当
   該回転テーブルに対して上下方向に相対移動して、前記
   大径ディスクを大径ディスク用ターンテーブルに載置支
   持して回転駆動する大径ディスク回転駆動手段と、前記
   トレイを再生装置本体に収納した状態で前記回転テーブ
   ルの前記小径ディスク再生位置で当該回転テーブルに対
   して上下方向に相対移動して、前記小径ディスクを小径
   ディスク用ターンテーブルに載置支持して回転駆動する
   小径ディスク回転駆動手段と、前記大径ディスク用ター
   ンテーブルに載置支持された大径ディスクの径方向に対
   し、大径ディスク再生手段用フィード軸によって移動可
   能に支持されて、当該大径ディスクの記録情報を読み取
   る大径ディスク再生手段と、前記小径ディスク用ターン
   テーブルに載置支持された小径ディスクの径方向に対し
   、小径ディスク再生手段用フィード軸によって移動可能
   に支持されて、当該小径ディスクの記録情報を読み取る
   小径ディスク再生手段とを具備し、前記小径ディスク回
   転駆動手段が、前記回転テーブルの回転中心位置に対し
   接近、離隔できるように前記大径ディスク再生手段用フ
   ィード軸または小径ディスク再生手段用フィード軸によ
   って移動可能に支持され、前記大径ディスク再生時には
   当該大径ディスクの範囲外に待避され、前記小径ディス
   ク再生時には前記小径ディスク再生位置に位置決めされ
   ることを特徴とするディスク再生装置。