JP2003281802A - 機構制御装置及び機構制御方法並びに機構制御用プログラム - Google Patents

機構制御装置及び機構制御方法並びに機構制御用プログラム

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JP2003281802A
JP2003281802A JP2002087024A JP2002087024A JP2003281802A JP 2003281802 A JP2003281802 A JP 2003281802A JP 2002087024 A JP2002087024 A JP 2002087024A JP 2002087024 A JP2002087024 A JP 2002087024A JP 2003281802 A JP2003281802 A JP 2003281802A
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disc
chucking
disk
turntable
unit
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Akira Kiyoda
明 喜代田
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Original Assignee
Clarion Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出手段の誤検出による動作不良を防止する
ことができる機構制御装置及び機構制御方法並びに機構
制御用プログラムを提供する。 【解決手段】 ディスクDが載置されるターンテーブル
45上に、ディスクDを保持するディスクフック94の
状態をスイッチSW8によって検出した後、切替指示部
12によって、スイッチSW8の状態の切り替える指示
を行ない、切り替え指示後のスイッチSW8の検出結果
に基づいて、判定部13が次動作へ移行するか否かを判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出手段による検
出結果に基づいて、ある動作から他の動作へ移行させる
機構制御装置及び機構制御方法並びに機構制御用プログ
ラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、装置内に複数のディスクホル
ダを積層状態で組み込み、各ディスクホルダに対して、
ディスク挿入口から挿入したディスクを自動的に収納す
ると共に、収納したディスクのうち、所望のディスクの
再生を自動的にできるようなディスク再生装置が開発さ
れている。
【0003】かかるディスク再生装置の一例として、積
層・分離動作方式のものがある。これは、積層されたデ
ィスクホルダのうち、選択されたディスクホルダの片側
を分離位置として、この分離位置の片側または両側のデ
ィスクホルダの昇降動作を利用して空間を形成し、そこ
にディスク再生用のドライブベースユニットを挿入し
て、ディスクの引出し、再生を行う方式である。
【0004】このドライブベースユニットは、ディスク
が載置されるターンテーブルと、ターンテーブルを回転
させるモータと、ターンテーブル上にディスクを保持す
るチャッキング手段とを備えている。但し、ドライブベ
ースユニットは、ディスクホルダ間の狭い領域に挿入さ
れるため、できるだけ薄型化したものが望ましい。従っ
て、チャッキング手段として、クランパとターンテーブ
ルによってディスクを上下から挟む構造のものを用いる
ことは、上下に余分なスペースが必要となるため好まし
くない。
【0005】これに対処するため、ターンテーブル側に
ディスクを保持するためのチャッキング機構を設けたも
のが使用されている。これは、一般的には、ターンテー
ブルに、ディスクの内径と係合する爪部を供えたディス
クフックを開閉可能に設けたものである。このようなチ
ャッキング機構は、ディスクフックを開閉させる開閉機
構と、ディスクフックの開閉状態を検出する検出手段と
を備えている。そして、検出手段によってディスクフッ
クによる開動作(外側に開いてディスク内径に係合する
動作)が検出された場合には、ターンテーブル上にディ
スクがチャッキングされたものとして、ディスクホルダ
に対するディスクの挿入・排出、ターンテーブルの回
転、ディスク再生等の動作へ移行する。また、検出手段
によってディスクフックによる閉動作(内側に閉じてデ
ィスク内径を解放する動作)が検出された場合には、タ
ーンテーブルへのディスクの装着、ターンテーブルから
のディスクの取り外しの動作へ移行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、ディスクチャッキングの状態を検出するための検出
手段として、スイッチが用いられる場合がある。しか
し、このスイッチは、稀に接触不良を起こす可能性があ
る。かかる接触不良が生じた場合には、ターンテーブル
に対して、ディスクが不完全なチャッキング状態である
にもかかわらず、ディスクホルダに対するディスクの挿
入・排出等の動作へ移行することになり、所望のディス
クホルダにディスクを収めることができなかったり、デ
ィスクの引出しができなくなったりする可能性がある。
また、ディスクフックが完全に閉じていないにもかかわ
らず、ディスクの装着や取り外し動作へ移行することに
なり、ターンテーブルに対するディスクの着脱がうまく
いかない可能性がある。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
検出手段の誤検出による動作不良を防止することができ
る機構制御装置及び機構制御方法並びに機構制御用プロ
グラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、複数の動作部と、
少なくとも1つの動作部の状態を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて、動作部に次動作へ
移行する指示を行なう動作指示手段とを有する機構制御
装置において、前記検出手段の状態の切り替え指示を行
なう切替指示手段と、前記切替指示手段による切り替え
指示後、前記検出手段の検出結果に基づいて、次動作へ
移行するか否かを判定する判定手段とを有することを特
徴とする。
【0009】以上のような請求項1記載の発明では、通
常の動作における検出手段の検出に加えて、検出手段の
状態の切り替え指示を行なうことによって、検出手段に
よる検出が誤っているか否かを確認した上で、次動作へ
の移行を行なうので、動作不良を防止できる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の機
構制御装置において、前記動作部のうちの少なくとも1
つは、ディスクが載置されるターンテーブル上に、ディ
スクを保持するチャッキング手段であることを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明は、ディスクが載置さ
れるターンテーブル上に、ディスクを保持するチャッキ
ング手段の状態を検出し、その検出結果に基づいて、次
動作へ移行する指示を行なう機構制御方法において、前
記検出手段の状態の切り替え指示を行ない、前記切り替
え指示後の検出結果に基づいて、次動作へ移行するか否
かを判定することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、コンピュータを制
御することにより、ディスクが載置されるターンテーブ
ル上にディスクを保持するチャッキング手段の状態を検
出させ、その検出結果に基づいて、次動作へ移行する指
示を行わせる機構制御用プログラムにおいて、コンピュ
ータに、前記検出手段の状態の切り替え指示を行なわ
せ、前記切り替え指示後の検出結果に基づいて、次動作
へ移行するか否かを判定させることを特徴とする。
【0013】以上のような請求項2〜4記載の発明で
は、検出手段によるチャッキング手段の状態の検出に加
えて、検出手段の状態の切り替え指示を行なうことによ
って、検出手段による検出が誤っているか否かを確認し
た上で、次動作への移行を行なうので、動作不良を防止
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下には、本発明の一つの実施の
形態(以下、実施形態とする)について、図面を参照し
て具体的に説明する。なお、本実施形態は、従来技術で
説明した積層・分離動作方式のディスク装置に適用した
ものであるが、ドライブベースユニット以外の機構部に
ついては、公知のあらゆる技術を適用可能なため説明を
省略する。
【0015】[本実施形態の構成]本実施形態は、図1
〜3及び図10に示すように、ディスク装置内に設けら
れたドライブベースユニット40と、これを制御する制
御部10とを備えている。以下、それぞれの構成を詳説
する。 A.ドライブベースユニットの構成 (1)全体構成 ドライブベースユニット40は、水平方向にスライド移
動可能に設けられることによって、分離されたディスク
ホルダ(図示せず)の間に挿入されるように構成されて
いる。このドライブベースユニット40には、図1に示
すように、ピックアップユニット44が設けられてい
る。
【0016】このピックアップユニット44は、左右方
向に配置されたリードスクリュー43に支持され、モー
タ41からの駆動力が、ピックアップ駆動用ギヤ機構4
2を介して、リードスクリュー43に伝達されることに
より、ピックアップユニット44が移動する構成となっ
ている。さらに、ターンテーブル45は、スピンドルモ
ータ46によって回転可能に設けられている。
【0017】(2)ピックアップユニットの送り機構の
構成 図1〜3は、ドライブベースユニット40におけるピッ
クアップユニット44の送り機構の構成を示す図であ
り、図1は平面図、図2は正面図、図3は側面図であ
る。図1及び図2に示すように、ドライブベース40a
には、その長手方向に沿ってリードスクリュー43が配
置されている。このリードスクリュー43のターンテー
ブル45側の端部は、ギヤによってリードシャフト43
aの一端に連結されている。このリードシャフト43a
の他端は、ピックアップ駆動用ギヤ機構42を介して、
モータ41に連結されている。従って、モータ41の駆
動力が、ピックアップ駆動用ギヤ機構42及びリードシ
ャフト43aを介してリードスクリュー43に伝達され
る構成となっている。
【0018】そして、ピックアップユニット44の一端
は、リードスクリュー43によって支持され、他端はド
ライブベース40aに支持されている。すなわち、ピッ
クアップユニット44の一端には、スクリューホルダ9
1が設けられている。スクリューホルダ91は、図3に
示すように、垂直板91aと水平板91bからなる略L
字形の断面を持っており、水平板91bの端部がピック
アップユニット44に固定されている。スクリューホル
ダ91の垂直板91aは、ピックアップユニット44の
側面との間でリードスクリュー43を挟持するように配
置されている。そして、垂直板91aのリードスクリュ
ー43に対向する面には、リードスクリュー43のネジ
部に係合する複数の係合突起91cが設けられている。
なお、係合突起91cの一部は、板状のスクリューホル
ダスプリング92によって弾性支持され、リードスクリ
ュー43側に付勢されているので、ガタつきが防止され
ている。
【0019】また、ピックアップユニット44の他端の
下面には、図3に示すように、板バネ93が設けられて
いる。この板バネ93は、ドライブベース40aに固定
されたガイドレール40bに対して、ピックアップユニ
ット44をスライド移動可能に、且つ弾性支持している
ので、ピックアップユニット44は回転やガタが防止さ
れている。以上のような構成によって、モータ41の駆
動力によるリードスクリュー43の回転に伴い、ピック
アップユニット44がリードスクリュー43に沿ってス
ライド移動するようになっている。
【0020】(3)ターンテーブルの構成 図4〜図7は、ドライブベースユニット40におけるタ
ーンテーブル45周辺の構成を示す図であり、図4及び
図5は要部断面を含む正面図、図6及び図7は平面図で
ある。すなわち、図4に示すように、ターンテーブル4
5は、その下方に重ねて配置されたスピンドルモータ4
6によって直接駆動されるようになっている。かかるタ
ーンテーブル45上にディスクを保持するためのチャッ
キング機構を以下に説明する。ターンテーブル45の頂
部には、ディスクDの内径と係合する3つのディスクフ
ック94が等間隔に設けられている。このディスクフッ
ク94の外側には、ディスクDの内径に係合する爪部9
4aが設けられ、内側には縦断面がコの字状の被押圧部
94bが設けられている。
【0021】そして、ディスクフック94は、支点94
cを軸として、爪部94aがディスクDの内径に係合す
るディスク保持位置と、ディスクDの内径から外れるデ
ィスク解放位置との間で回動可能に設けられている。な
お、ターンテーブル45の中央部は、略円柱形状に隆起
した呼び込みテーパとなっているが、ディスクフック9
4は、ディスク解放位置に回動した場合には、この呼び
込みテーパ内に完全に収納されるように構成されている
ので、ディスクDのチャッキング及びチャッキング解除
時に、余分な負荷が生じることがなく、呼び込みテーパ
によるディスクDの内径の案内機能も損なうことはな
い。
【0022】また、ターンテーブル45とスピンドルモ
ータ46との間には、これらと同軸の略糸巻き形状のチ
ャッキングスリーブ94dが、上下動可能に設けられて
いる。チャッキングスリーブ94dの上部は、小径の円
盤形状となっていて、その外周縁が被押圧部94bのコ
の字内に位置している。そして、チャッキングスリーブ
94dは、スプリング94eによって上方に付勢されて
いるので、被押圧部94bの上端はチャッキングスリー
ブ94dの上部によって上方に押圧され、ディスクフッ
ク94はディスク保持位置側に付勢されている。一方、
チャッキングスリーブ94dの下部は、大径の円盤形状
となっていて、その外周には末広がりのテーパ面が設け
られている。
【0023】(4)ディスクフックの荷重解除機構の構
成 以上のようなチャッキングスリーブ94dの近傍には、
図6及び図7に示すように、第1のチャッキングアーム
95及び第2のチャッキングアーム96が設けられてい
る。第1のチャッキングアーム95は、ドライブベース
40a上に、軸部95aを中心に回動可能に設けられ、
この軸部95aには、突起が設けられている。また、第
1のチャッキングアーム95の中間部には、突起である
係合点95bが設けられている。そして、第1のチャッ
キングアーム95の軸部95aと反対端には、その回動
によりチャッキングスリーブ94dのテーパ面に接離す
る斜面部95cが設けられている。
【0024】一方、第2のチャッキングアーム96の一
端は、ドライブベース40a上に、軸部96aを中心に
回動可能に設けられている。この第2のチャッキングア
ーム96の中間部には、係合点95bが挿通された係合
穴96bが設けられ、第1のチャッキングアーム95と
第2のチャッキングアーム96とは、係合点95bを交
点として交差する位置に設けられている。係合穴96b
は、係合点95bよりもやや余裕をもった大きさに形成
されており、係合穴96b内を係合点95bが一定量移
動可能に設けられている。また、第2のチャッキングア
ーム96の軸部96aと反対端には、その回動によりチ
ャッキングスリーブ94dのテーパ面に接離する斜面部
96dが設けられている。そして、第2のチャッキング
アーム96における斜面部96dの近傍には、軸部95
aの突起に係合する切り欠きである係合部96cが形成
されている。
【0025】さらに、第2のチャッキングアーム96
は、その係合穴96bの近傍に取り付けられたスプリン
グ96eによって、斜面部96dがチャッキングスリー
ブ94dから離れる方向に付勢されている。従って、第
1のチャッキングアーム96も、第2のチャッキングア
ーム96の係合穴96bに係合した係合点95bを介し
て、斜面部95cがチャッキングスリーブ94dから離
れる方向に付勢されている。
【0026】また、図1及び図2に示すように、ターン
テーブル45の近傍におけるリードシャフト43aと平
行な位置には、連絡シャフト43bが左右にスライド移
動可能に設けられている。この連絡シャフト43bの一
端は、図6及び図7に示すように、ピックアップユニッ
ト44の端部に接離可能に設けられている。そして、連
絡シャフト43bの中間部には、径の大きい押圧部43
cが設けられている。さらに、第1のチャッキングアー
ム95における軸部95a側の端部には、連絡シャフト
43bがスライド移動可能に挿通された溝部95dが形
成され、この端部には押圧部43cが当接している。
【0027】以上のような構成によって、図7に示すよ
うに、ピックアップユニット44が連絡シャフト43b
の端部に当接すると、リードシャフト43aとともに押
圧部43cが図中右方向(矢印方向)に移動し、第1の
チャッキングアーム95の端部を押圧する。すると、第
1のチャッキングアーム95は、その斜面部95cがチ
ャッキングスリーブ94dのテーパ面に接する方向に回
動する。同時に、係合点95bからの付勢力が係合穴9
6bを介して伝達され、第2のチャッキングアーム96
がスプリング94eの付勢力に抗して、その斜面部95
cがチャッキングスリーブ94dのテーパ面に接する方
向に回動する。従って、図5に示すように、チャッキン
グスリーブ94dがスプリング94eの付勢力に抗して
下方に移動し、被押圧部94bの下端を付勢するので、
ディスクフック94が回動し、爪部94aがディスク内
周から離れる。
【0028】B.制御部の構成 以上のようなドライブベースユニット40における各部
の動作は、各部に配置されたスイッチ等の検出手段の検
出結果に基づいて、制御部10によって制御される。こ
のスイッチ及び制御部10の構成を以下に説明する。な
お、この制御部10は、ディスク装置全体の制御装置と
して構成されているが、ドライブベースユニット40以
外の制御構成については、説明を省略する。
【0029】すなわち、図1に示すように、ドライブベ
ース40aにおけるリードスクリュー43の近傍には、
スクリューホルダ91の一部に押圧されて、ピックアッ
プユニット44が初期位置よりもターンテーブル45側
にあることを検出するスイッチSW7が設けられてい
る。さらに、ピックアップユニット44におけるターン
テーブル45側の側面には、図8及び図9に示すよう
に、リードスクリュー43等の支持部材に当接すること
により、ディスクフック94がディスクチャッキングの
解放位置(チャッキングリリース位置)にあることを検
出するスイッチSW8が内蔵されている。
【0030】制御部10は、汎用若しくは専用のマイク
ロコンピュータ等を用いることができ、図10に示すよ
うに、所定のプログラムにより若しくは専用回路によっ
て、動作指示部11、切替指示部12、判定部13を実
現できるように構成されている。また、制御部10に
は、スイッチSW7,SW8が接続されるとともに、サ
ーボループ内の高速制御を実現するためのDSPサーボ
ドライバ14、専用IC15、モータドライバ16等を
介してモータ41が接続されている。
【0031】制御部10における動作指示部11は、ス
イッチSW7,SW8の検出結果に基づいて、モータ4
1に対する動作指示を出力する手段である。切替指示部
12は、スイッチSW8が切り替わる動作(ピックアッ
プユニット44の移動)をモータ41に指示する手段で
ある。判定部13は、切替指示部12による切替動作指
示後のスイッチSW8の検出結果に基づいて、次動作を
行なうか否かを判定する手段である。
【0032】[本実施形態の作用]上述したような本実
施形態の作用を、以下に説明する。 (1)ディスクチャッキング動作 まず、ドライブベースユニット40をディスクホルダの
分離によって生じた空間内に挿入し、ディクスフック9
4の操作とディスクホルダの若干の下降の組み合わせに
より、ターンテーブル45上にディスクをチャッキング
する。このチャッキング動作は、制御部10の動作指示
によりモータ41を回転させて、ギヤ機構42を介して
リードスクリュー43を回転させ、ピックアップユニッ
ト44の移動を利用して、ディスクフック94の荷重解
除機構を動作させることによって行なう。
【0033】このようなディスクチャッキング動作を、
以下に詳説する。すなわち、図8に示すように、初期状
態においては、ピックアップユニット44は、スクリュ
ーホルダ91がスイッチSW7を押圧している初期位置
にあるが、荷重解除機構の連絡シャフト43bには当接
していない。このため、図4及び図6に示すように、第
1及び第2のチャッキングアーム95,96は、スプリ
ング96eの付勢力によって、斜面部95c,96dが
チャッキングスリーブ94dのテーパ面から離れてい
る。従って、チャッキングスリーブ94dは、スプリン
グ94eの付勢力によって上方にあり、チャッキングス
リーブ94dによって付勢されたディスクフック94
は、その爪部94aがディスク保持位置にある。但し、
初期状態では、図4に示すディスクDは、ターンテーブ
ル45上には存在しない。
【0034】この状態から、動作指示部11からの動作
指示によってモータ41を回転させて、ピックアップユ
ニット44をさらにターンテーブル45側に移動させる
と、図9に示すように、ピックアップユニット44のス
イッチSW8が、リードスクリュー43の支持部材に押
圧され(ON状態)、ピックアップユニット44の端部
が連絡シャフト43bを押圧する。すると、図5及び図
7に示すように、連絡シャフト43bの押圧部43cに
よって、第1のチャッキングアーム95の端部が押圧さ
れ、第1のチャッキングアーム95と第2のチャッキン
グアーム96とがスプリング96eの付勢力に抗して回
動し、チャッキングスリーブ94dのテーパ面に斜面部
95c,96dが当接する。
【0035】従って、チャッキングスリーブ94dがス
プリング94eの付勢力に抗して下方に移動し、被押圧
部94bを付勢するので、ディスクフック94が回動
し、爪部94aがディスク解放位置に移動するので、タ
ーンテーブル45上にディスクを位置決め可能な状態と
なる。
【0036】以上のようなディスクフックの荷重解除に
続いて、ディスクホルダを下降させ、これに保持された
ディスクDの内径にディスクフック94の爪部94aが
入るように、ターンテーブル45上にディスクDを位置
決めする。
【0037】以上のようなディスクの位置決めに続い
て、ディスクフック94によるディスク保持及びスイッ
チSW8の確認動作が行なわれるが、これを図11のフ
ローチャートを参照して説明する。すなわち、動作指示
部11の指示により、モータ41を回転させて、図8に
示すように、ピックアップユニット44を初期位置(デ
ィスク外周側)に移動し、連絡シャフト43bから離す
(ステップ1101)。
【0038】すると、図4及び図6に示すように、第1
及び第2のチャッキングアーム95,96は、スプリン
グ96eの付勢力によって回動し、斜面部95c,96
dがチャッキングスリーブ94dのテーパ面から離れ
る。従って、チャッキングスリーブ94dはスプリング
94eの付勢力によって上方に移動し、チャッキングス
リーブ94dによって付勢されたディスクフック94が
回動して、その爪部94aがディスク保持位置に移動す
る。その結果、ディスクフック94の爪部94aは、デ
ィスクDの内径に係合する。
【0039】このとき、SW8がOFFとなった場合に
は(ステップ1102)、ピックアップユニット44が
再度ディスク解放位置(ディスク内周側)に移動するよ
うに、切替指示部12がモータ41に動作指示を行な
う。すると、図9に示すように、ピックアップユニット
44が移動するので(ステップ1103)、スイッチS
W8が、リードスクリュー43の支持部材に押圧される
が、このとき、SW8がOFFのままの場合には(ステ
ップ1104)、判定部13は、SW8が不良であり、
正確にチャッキングを検出できないエラーが発生したと
判断して、次動作への移行を停止する(ステップ110
5)。
【0040】一方、SW8がONとなった場合には(ス
テップ1104)、判定部13はSW8が正常であり、
正確なチャッキングを検出できると判断し、再度ピック
アップユニット44がディスク外周側へ移動するよう
に、動作指示部11がモータ41を作動させる。する
と、図8に示すように、ピックアップユニット44が移
動するので(ステップ1106)、スイッチ8が、リー
ドスクリュー43の支持部材から離れて、OFFとなる
(ステップ1107)。これにより、上記と同様に、図
4及び図6に示すように、ディスクフック94の爪部9
4aは、ディスクDの内径に係合し、ディスクDをター
ンテーブル45上に確実に保持する。従って、次動作へ
移行することが可能となる(ステップ1108)。
【0041】(2)チャッキングリリース動作 以上のようなディスクチャッキングに続いて、ディスク
Dをディスクホルダから引き出し、ディスクDの再生、
ディスクホルダへの再収納が行なわれた後、ディスクフ
ック94の荷重を解除し、ディスクホルダを上昇させる
ことで、ディスクをターンテーブル45から取り外すチ
ャッキングリリース動作が行なわれる。このチャッキン
グリリース動作は、上述したディスクチャッキング時の
ように、ピックアップユニット44の移動を利用して、
ディスクフックの荷重解除機構を動作させることによっ
て行なう。
【0042】このようなチャッキングリリース動作を、
以下に詳説する。すなわち、ディスクチャッキング時と
同様に、モータ41の回転により、ピックアップユニッ
ト44を、図8に示すような初期位置から図9に示すよ
うなチャッキング解除位置(ディスク内周側)まで移動
させることで、連絡シャフト43bを押圧し、その押圧
部43cによって第1のチャッキングアーム95の端部
を押圧する。すると、図5及び図7に示すように、第1
のチャッキングアーム95と、第2のチャッキングアー
ム96が、スプリング96eの付勢力に抗して回動し、
チャッキングスリーブ94dのテーパ面に斜面部95
c,96dが当接する。
【0043】従って、チャッキングスリーブ94dがス
プリング94eの付勢力に抗して下方に移動し、被押圧
部94bを付勢するので、ディスクフック94が回動
し、爪部94aがディスク解放位置に移動して、ターン
テーブル45上からディスクDを取り外し可能な状態と
なる。
【0044】以上のような動作に続いて、スイッチSW
8の確認動作が行なわれるが、これを図12のフローチ
ャートを参照して説明する。すなわち、上記のように、
ピックアップユニット44をディスク内周側へ移動させ
たとき(ステップ1201)、スイッチSW8がONと
なった場合には(ステップ1202)、ピックアップユ
ニット44が再度ディスク外周側に移動するように、切
替指示部12がモータ41に動作指示を行う。
【0045】すると、図8に示すように、ピックアップ
ユニット44が移動するので(ステップ1204)、ス
イッチSW8が、リードスクリュー43の支持部材から
離れるが、このとき、SW8がONのままの場合には、
判定部13は、SW8が不良であり、正確にチャッキン
グリリースを検出できないエラーが発生したと判断し
て、次動作への移行を停止する(ステップ1205)。
【0046】一方、SW8がOFFとなった場合には
(ステップ1204)、判定部13はSW8が正常であ
り、正確なチャッキングリリースを検出できると判断
し、ピックアップユニット44が再度ディスク内周側へ
移動するように、動作指示部11がモータ41を作動さ
せる。すると、図9に示すように、ピックアップユニッ
ト44が移動するので(ステップ1206)、スイッチ
8が、リードスクリュー43の支持部材に当接して、O
Nとなる(ステップ1207)。
【0047】このとき、ピックアップユニット44が再
度連絡シャフト43bを押圧し、ディスクフック94が
回動して、爪部94aがディスク解放位置に移動するの
で、ターンテーブル45上からディスクDを取り外し可
能な状態となる。そして、このような、ディスクフック
94の荷重解除に続いて、ディスクホルダを上昇させ、
これに保持されたディスクDをターンテーブル45から
取り外す。従って、次動作へ移行することが可能となる
(ステップ1208)。
【0048】さらに、動作指示部11の指示によりモー
タ41を回転させて、図8に示すように、ピックアップ
ユニット44を初期位置に戻し、連絡シャフト43bに
対する押圧を解く。すると、第1及び第2のチャッキン
グアーム95,96は、スプリング96eの付勢力によ
って、斜面部95c,96dがチャッキングスリーブ9
4dのテーパ面から離れる。そして、チャッキングスリ
ーブ94dが、スプリング94e付勢力によって上方に
移動し、チャッキングスリーブ94dによって付勢され
たディスクフック94が回動し、その爪部94aがディ
スク保持位置(既にディスクDは取り外し済み)に復帰
する。
【0049】[本実施形態の効果]以上のような本実施
形態によれば、ディスクチャッキング及びチャッキング
リリースを検出するためのスイッチSW8が不良となっ
た場合には、次動作へ移行する前にエラーが発生したと
判断して装置を停止させ、次動作への移行をさせない。
従って、スイッチSW8の誤検出による動作不良を防止
できる。
【0050】より具体的には、ターンテーブル45に対
して、ディスクDが不完全なチャッキング状態であるに
もかかわらず、ディスクホルダに対するディスクの挿入
・排出や、ディスクの再生等の動作へ移行することが防
止される。また、ディスクフック94が完全に解除状態
となっていないにもかかわらず、ディスクの装着や取り
外し動作へ移行することが防止される。
【0051】[他の実施形態]なお、本発明は、上記の
ような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内で他にも多種多様な形態が実施可能である。すなわ
ち、ドライブベースユニットの具体的な構成は適宜選択
可能である。例えば、ディスクチャッキングのための機
構、これを検出する検出手段の種類、各部材の配置や数
等は、上記の実施形態で例示したものには限定されな
い。
【0052】また、ドライブベースユニット以外のディ
スク装置の具体的構成についても自由である。複数のデ
ィスクホルダを備えたディスク装置には限定されず、1
枚ものやディスクカートリッジ式のディスク装置であっ
ても適用可能である。さらに、本発明は、ディスク装置
のみならず、所定の手順で複数の動作を行なう装置であ
れば、適用可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出手段の誤検出による動作不良を防止可能な機構制御
装置及び方法並びに機構制御用プログラムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるドライブベースユニ
ットを示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の左側面断面図である。
【図4】図1のドライブベースユニット上のターンテー
ブルのディスクチャッキング状態を示す要部縦断面図で
ある。
【図5】図1のドライブベースユニット上のターンテー
ブルのディスクチャッキング解除状態を示す要部縦断面
図である。
【図6】図1のドライブベースユニット上のターンテー
ブルの初期状態若しくはディスクチャッキング状態を示
す平面図である。
【図7】図1のドライブベースユニット上のターンテー
ブルのディスクチャッキング解除状態を示す平面図であ
る。
【図8】図1のピックアップユニットが初期位置にある
状態を示す平面図である。
【図9】図1のピックアップユニットがチャッキング解
除位置にある状態を示す平面図である。
【図10】本発明の実施形態における制御部を示すブロ
ック図である。
【図11】本発明の実施形態におけるディスクチャッキ
ング動作時の検出手段確認手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の実施形態におけるチャッキングリリ
ース動作時の検出手段確認手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10…制御部 11…動作指示部 12…切替指示部 13…判定部 14…DSPサーボドライバ 15…専用IC 16…モータドライバ 41…モータ 40…ドライブベースユニット 40a…ドライブベース 40b…ガイドレール 41…第4モータ 42…ピックアップ駆動用ギヤ機構 43…リードスクリュー 43a…リードシャフト 43b…連絡シャフト 43c…押圧部 44…ピックアップユニット 45…ターンテーブル 46…スピンドルモータ 47…ラックプレート 47a…ラック部 48…ポジションスプリング 91…スクリューホルダ 91a…垂直板 91b…水平板 91c…係合突起 92…スクリューホルダスプリング 93…板バネ 94…ディスクフック 94a…爪部 94b…被押圧部 94c…支点 94d…チャッキングスリーブ 94e,96e…スプリング 95…第1のチャッキングアーム 95a,96a…軸部 95b…係合点 95c,96d…斜面部 95d…溝部 96…第2のチャッキングアーム 96b…係合穴 96c…係合部 SW7,8…スイッチ D…ディスク 1101以下…手順の各ステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動作部と、少なくとも1つの動作
    部の状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結
    果に基づいて、動作部に次動作へ移行する指示を行なう
    動作指示手段とを有する機構制御装置において、 前記検出手段の状態の切り替え指示を行なう切替指示手
    段と、 前記切替指示手段による切り替え指示後、前記検出手段
    の検出結果に基づいて、次動作へ移行するか否かを判定
    する判定手段と、 を有することを特徴とする機構制御装置。
  2. 【請求項2】 前記動作部のうちの少なくとも1つは、
    ディスクが載置されるターンテーブル上に、ディスクを
    保持するチャッキング手段であることを特徴とする請求
    項1記載の機構制御装置。
  3. 【請求項3】 ディスクが載置されるターンテーブル上
    に、ディスクを保持するチャッキング手段の状態を検出
    手段によって検出し、その検出結果に基づいて、次動作
    へ移行する指示を行なう機構制御方法において、 前記検出手段の状態の切り替え指示を行ない、 前記切り替え指示後の検出結果に基づいて、次動作へ移
    行するか否かを判定することを特徴とする機構制御方
    法。
  4. 【請求項4】 コンピュータを制御することにより、デ
    ィスクが載置されるターンテーブル上にディスクを保持
    するチャッキング手段の状態を検出手段に検出させ、そ
    の検出結果に基づいて、次動作へ移行する指示を行わせ
    る機構制御用プログラムにおいて、 コンピュータに、 前記検出手段の状態の切り替え指示を行なわせ、 前記切り替え指示後の検出結果に基づいて、次動作へ移
    行するか否かを判定させることを特徴とする機構制御用
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134708A1 (ja) * 2005-06-16 2006-12-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ディスククランプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134708A1 (ja) * 2005-06-16 2006-12-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha ディスククランプ装置
US7802271B2 (en) 2005-06-16 2010-09-21 Mitsubishi Electric Corporation Disk clamping device

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