JP4544082B2 - バイザ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バイザ制御装置に関する。
従来、サンバイザの操作を容易化するサンバイザ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)この特許文献1に開示されているサンバイザ装置によれば、屋根外板と天井部との間に空間を形成する。空間内にレールを配設する。レールにバイザを支持する。光センサの検出または手動スイッチの操作に基づき、駆動装置を駆動して、バイザを前後方向にスライドさせる。前方向にスライドさせると、バイザは天井部の前端の開口部から排出されて、フロントウインドウの手前に配置されて、使用時の状態となる。後方向にスライドさせると、バイザは天井部の空間内に収納された状態となる。
具体的には、車両前方からの光を受光する光センサを用いて、この光センサにより設定値を超える光強度が検出されると、サンバイザが自動的に排出され、この光センサにより設定値以下の光強度が検出されると、サンバイザが自動的に収納される。
特開平11−170864号公報
上述したように、従来の装置では、光センサが受光した車両前方からの光の光強度に基づいて、サンバイザが自動的に排出または収納された。
このため、運転者が眩しくないと感じたにも関わらず、光センサが受光した車両前方からの光の光強度が設定値を超えた場合、サンバイザが自動的に排出されてしまうことがあった。すなわち、運転者の意思を問わず、サンバイザが自動的に排出されてしまうことがあった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、運転者の意思を考慮するとともに、容易に、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させることが可能なバイザ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のバイザ制御装置は、
車両のフロントガラスの上部に入射する太陽光を遮蔽可能なように、車室内の天井にスライド可能に設けられたスライド式バイザと、
スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させる駆動手段と、
検知エリア内に、運転者の体の一部が差し出されたとき、それを非接触にて検知する非接触式センサと、
非接触式センサが、運転者の体の一部が検知エリア内に差し出されたことを検知したことに基づいて、駆動手段によってスライド式バイザをスライド駆動させる制御手段と、
車両において、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定する判定手段と、
判定手段によって、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合、そのような状況ではないと判定された場合に比較して、非接触式センサの検知エリアを大きくするエリア可変手段とを備えることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載のバイザ制御装置では、非接触式センサが、運転者の体の一部が検知エリア内に差し出されたことを検知したことに基づいて、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させる。そして、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況である場合、そのような状況ではない場合に比較して、非接触式センサの検知エリアを大きくする。この結果、非接触式センサの大きい検知エリアに、運転者の体の一部を差し出すことによって、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させることができる。これにより、運転者の意思を考慮するとともに、容易に、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させることができる。
請求項2に記載したように、非接触式センサは、車室内のルーフライニングに設けられるものであり、エリア可変手段は、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合に、運転者の運転に関する操作を除いて、運転者の手が差し出されたことを検知することができるまで、非接触式センサの検知エリアを大きくすることが好ましい。このようにすることにより、車室内のルーフライニングに向けて、運転者の手が差し出されたことによって、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させることができる。
請求項3に記載したように、判定手段は、車両の現在位置、及び進行方向を示す方位を含む車両位置情報を検出する車両位置情報検出手段と、日付及び時刻に応じて変化する太陽位置を表わす太陽位置情報が記憶されている太陽位置情報記憶手段と、太陽位置情報記憶手段から現在の日付及び時刻に対応した太陽位置情報を抽出し、抽出された太陽位置情報と車両位置情報とに基づき、車両に対する太陽光の入射方向を算出する入射方向算出手段とを有し、算出された入射方向に基づいて、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定することが好ましい。このようにすることにより、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定することができる。
請求項4に記載したように、日射量を検出する日射センサと、検出された日射量が所定量以下である場合、エリア可変手段に対して、非接触式センサの検知エリアを大きくすることを中止させる中止手段とを備えることもできる。日射量が所定量以下である場合、運転者は眩しくないと感じることが考えられる。このため、非接触式センサの検知エリアを大きくすることを中止させる。
請求項5に記載したように、エリア可変手段によって非接触式センサの検知エリアを大きくしてからの経過時間をカウントするカウント手段を備え、カウントされた経過時間が所定時間に達した場合、エリア可変手段は、非接触式センサの検知エリアを小さくすることが好ましい。誤動作防止のためである。
請求項6に記載したように、エリア可変手段は、非接触式センサの検知エリアを徐々に小さくすることもできる。これにより、所定時間経過した場合であっても、運転者の体の一部が検知エリア内に差し出されたことを検知することができる。
請求項7に記載したように、所定時間は、運転者によって変更可能に構成されていることもできる。これにより、運転者は、所定時間を所望する時間に設定することができる。
請求項8に記載したように、非接触式センサの検知エリアの大きさは、運転者によって変更可能に構成されていても良い。これにより、運転者は、非接触式センサの検知エリアの大きさを所望する大きさに変更することができる。
請求項9に記載したように、車両の走行時に、駆動手段によってスライド式バイザがスライド駆動された時点において、車両が走行する道路を記憶する記憶手段を備え、記憶手段に記憶されている道路に基づいて、スライド式バイザをスライド駆動させる頻度の高い道路とみなされる場合、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合と比べて、所定時間を長く、かつ/または非接触式センサの検知エリアを更に大きくしても良い。スライド式バイザをスライド駆動させる頻度の高い道路では、スライド式バイザをスライド駆動させる可能性が高い。このため、所定時間を長く、かつ/または非接触式センサの検知エリアを更に大きくしても良い。
請求項10に記載したように、エリア可変手段によって非接触式センサの検知エリアが大きくされた場合、非接触式センサの検知エリアが大きくなっている旨を報知する報知手段を備えることもできる。これにより、運転者は、非接触式センサの検知エリアが大きくなっていることを把握することができる。
請求項11に記載したように、非接触式センサの位置は、運転者によって移動可能に構成することができる。これにより、運転者毎に、非接触式センサを適切な位置に移動させることができる。
請求項12に記載したように、非接触式センサは、赤外線センサまたは超音波センサのいずれかであることが好ましい。非接触式センサとして、赤外線センサまたは超音波センサのいずれかを用いることによって、運転者の体の一部を検知することができる。
請求項13に記載したように、駆動手段によってスライド式バイザが収納位置からスライド駆動された場合、スライド式バイザは、運転者によって収納位置に戻されることが好ましい。これにより、スライド駆動されたスライド式バイザを収納位置に戻すことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態によるバイザ制御装置100の概略構成を示すブロック図である。以下、本実施形態によるバイザ制御装置100について詳細に説明する。
図1に示すように、バイザ制御装置100は、ナビゲーション装置10、記憶装置20、赤外線センサ30、コンピュータ40、スライド式バイザ50、スライド駆動器60、及び収納位置検出センサ70を備えている。
コンピュータ40は、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインを備えている。ROMには、コンピュータ40が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
ナビゲーション装置10は、周知のごとく、自車両の現在位置を検出して、自車両周辺の地図を表示する地図表示機能、周辺施設の検索を行う周辺施設検索機能、目的地までの経路を案内する経路案内機能等の各種機能を実行する装置である。
このナビゲーション装置10は、いずれも図示しない位置検出器、地図データ入力器等を備えている。このうち、位置検出器は、いずれも周知の地磁気センサ、ステアリングセンサ、車速センサ、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器を上述した内の一部で構成してもよい。なお、GPS受信機が受信した電波には、時刻補正、エフェメリス・アルマナック等の各種データが含まれている。
地図データ入力器は、地図データを入力するための装置である。この地図データを記憶する記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD−ROM等が用いられるが、メモリカードやハードディスク等の書き込み可能な記憶媒体を用いてもよい。ここで、地図データの詳細について説明する。
地図データは、主にリンクデータとノードデータによって構成される。このリンクデータのリンクとは、地図上の各道路を交差・分岐・合流する点等の複数のノードにて分割し、それぞれのノード間をリンクとして規定するものであり、各リンクを接続することにより道路が構成される。リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路幅員、制限速度等の各データから構成される。
さらに、ノードデータは、地図上の各道路が交差、合流、分岐するノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等の各データから構成されている。
記憶装置20は、入射方向演算時に必要な太陽位置を表す太陽位置情報を記憶している。この太陽位置情報は、太陽位置が、日付及び時刻に応じて変化することから、日付及び時刻を変数として各日・時毎に太陽位置を設定した太陽位置情報検索用のマップ(太陽位置情報マップ)として記憶装置20に記憶されている。
なお、本実施形態では、太陽位置情報は、太陽が真東Eに対して右方向に何度回転しているかを表わす方位データXと、仰角を表わす仰角データYとから構成されている(図2参照)。図2において、E、W、S、Nは、それぞれ、車両を中心とする東、西、南、北の方位を表わしている。
また、記憶装置20は、車両に設けられたフロントガラスの上部の位置情報を記憶している。具体的には、図3の例に示すように、乗員の目の位置を原点Oとして太陽がくると眩しくなるフロントガラスの位置の4隅を示す4点X1、X2、X3、X4を、フロントガラスの上部の位置情報として原点Oと共に記憶している。
赤外線センサ30は、赤外線を照射し、その反射光を検出するものである。例えば、発光素子(LED)が赤外線を照射し、その反射光を受光素子(フォトダイオード)が受光する。
なお、本実施形態では、車両において、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かが判定され(この判定方法については、後に詳しく説明する)、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合、そのような状況ではないと判定された場合に比較して、コンピュータ40からの可変信号に従って、赤外線センサ30の検知エリア(赤外線を照射する範囲)が大きくなる。
具体的には、例えば、図6に示すように、赤外線センサ30は、車室内のルーフライニングに設けられたものであり、検知エリア(小)は、運転者の運転に関する操作を除いて、運転者の手が差し出されたことを検知不可能な大きさである。また、検知エリア(大)は、運転者の運転に関する操作を除いて、運転者の手が差し出されたことを検知することができるまで、大きくされたものである。
スライド式バイザ50は、不透明なものであり、車両のフロントガラスの上部を太陽光が通過して車室内への入射を遮るためのものである。また、車両のフロントガラスの上部の内側に、運転席側と助手席側との両方に1枚ずつ設けられている。このスライド式バイザ50は、車両の天井部に格納されてフロントガラスの上部を覆わない収納位置から、車両のフロントガラスの上部を車内から覆う遮光位置へスライド移動する。
スライド駆動器60は、電動モータを用いて構成することができる。この電動モータとコンピュータ40を接続し、コンピュータ40からの駆動信号に基づいて、電動モータを作動させる。そして、この電動モータに、モータの回転力によってスライドするようスライド式バイザ50を連結する。
収納位置検出センサ70は、スライド式バイザ50が収納位置に位置していることを検出するためのものである。なお、本実施形態では、収納位置検出センサ70として、リミットスイッチを用いる。
上述の構成を備えることにより、本実施形態によるバイザ制御装置は、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)になる。この検知エリア(大)において、スライド式バイザをスライド駆動させるために、運転者の体の一部(手)が差し出され、かつスライド式バイザ50が収納位置にある場合、コンピュータ40からの駆動信号に基づいて、スライド式バイザ50をスライド駆動させることができる。
なお、本実施形態では、スライド式バイザ50が遮光位置にある場合、運転者によってスライド式バイザ50を押し戻させることによって、スライド式バイザ50を遮光位置から収納位置に移動させることができる。これにより、遮光位置にあるスライド式バイザ50を収納位置に戻すことができる。
次に、本実施形態におけるバイザ制御装置100のスライド駆動処理について、図5のフローチャートを用いて詳細に説明する。図5は、スライド駆動処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
まず、図5のステップS10では、ナビゲーション装置10が車両の現在位置を検出する。このとき、GPS受信機(図示せず)による位置データは、上述の道路データの座標データ(緯度と経度)と同じ形態で取得される。また、地磁気センサ(図示せず)、ステアリングセンサ(図示せず)、車速センサ(図示せず)によって車両の進行方向及び走行距離に関するデータが取得され、過去に算出、もしくは確定された車両位置を基準として、現在位置の座標データの算出を行なう(自立航法による座標データの算出)。なお、現在位置は、基本的には、自立航法により算出された座標データに基づいて求められる。ただし、GPS受信機による位置データが取得されている場合には、両者を比較し、その差が所定距離以上である場合には、現在位置として、GPS受信機による位置データを採用する。
ステップS20では、現在の日付及び時刻が算出される。具体的には、GPS受信機(図示せず)が受信した電波に含まれている時刻補正データに基づいて、コンピュータ40が現在の日付及び時刻を算出する。
ステップS30では、ステップS10にて現在位置の座標データを算出する際に用いた進行方向データから車両の進行方向X′を検出する。なお、この進行方向X′は、マップマッチングによって車両の現在位置が道路上に確定されたときに、車両の走行軌跡の向きから検出しても良い。車両の進行方向X′は、現在の車両の直進方向の向き(方位)を表わすものであるが、本実施形態では、上述した方位データXと同様、進行方向が真東Eに対して、右方向に何度回転しているかを表わすものとする。
ステップS40では、太陽光の入射方向が算出される。具体的には、例えば、コンピュータ40が記憶装置20に記憶された太陽位置情報マップを検索することにより、現在の日付及び時刻に対応した太陽位置情報(X、Y)を抽出する。次に、コンピュータ40は、この抽出した太陽位置情報(X、Y)と、車両の進行方向X′とに基づき、車両に対する太陽光の入射方向を算出する。
なお、入射方向は、車両の左右方向に対する太陽光の左右入射角φと、車両の上下方向に対する太陽光の仰角θとからなり、左右入射角φは、演算式「φ=X−X′」を用いて算出され、仰角θには、記憶装置20から抽出された仰角データYがそのまま設定される。
ステップS50では、記憶装置20からフロントガラスの上部の位置情報と原点Oが抽出される。ステップS60では、入射方向(φ、θ)に基づいて、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定する。具体的には、例えば、入射方向(φ、θ)に基づいて、太陽光を直線の式で表わす。以後、この直線の式を直線Aと呼ぶ。また、フロントガラスの上部を、フロントガラスの上部の4点X1、X2、X3、X4を結び平面の式で表わす。以後、この平面の式を平面Aと呼ぶ。図4に示すように、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であるか否かという問題は、平面Aと交わる直線Aがさらに原点Oと交わるか否かという問題と同値である。
すなわち、ステップS60では、平面Aと交わる直線Aがさらに原点Oと交わるか否かを判定する。このようにすることにより、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定することができる。直線Aと平面Aとが交わらないと判定された場合、ステップS10に戻る。一方、直線Aと平面Aとが交わると判定された場合、ステップS70に進む。
ステップS70では、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)になる。具体的には、例えば、コンピュータ40からの可変信号に従って、検知エリア(小)から検知エリア(大)になる。
ステップS80では、コンピュータ40は、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)になってからの経過時間のカウントを開始または継続する。ステップS90では、検知エリア(大)において、運転者の手が差し出されたか否かを判定する。具体的には、例えば、赤外線センサ30の発光素子から赤外線が照射され、その照射された赤外線が運転者の手に反射し、その反射光を受光素子が受光したか否かを判定する。
ステップS90において、反射光を受光素子が受光したと判定された場合、ステップS100に進む。ステップS100では、スライド式バイザ50が収納位置にあるか否かを判定する。具体的には、例えば、収納位置検出センサ70として用いられているリミットスイッチがONであるか否かを判定する。リミットスイッチがONでないと判定された場合、ステップS10に戻る。一方、リミットスイッチがONであると判定された場合、ステップS110に進む。
ステップS110では、スライド式バイザ50がスライド駆動される。具体的には、コンピュータ40からの駆動信号に基づいて、スライド駆動器60として用いられる電動モータを作動させ、この作動された電動モータの回転力によって、スライド式バイザ50が遮光位置までスライド駆動される。このようにすることにより、車室内のルーフライニングに向けて、運転者の手が差し出されたことによって、スライド式バイザ50を収納位置からスライド駆動させることができる。
ステップS90において、反射光を受光素子が受光しなかったと判定された場合、ステップS120に進む。ステップS120では、ステップS80にてカウントされた経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。所定時間に達していないと判定された場合、ステップS80に戻る。一方、所定時間に達したと判定された場合、ステップS130に進む。
ステップS130では、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(大)から検知エリア(小)になる。具体的には、例えば、コンピュータ40からの可変信号に従って、検知エリア(大)から検知エリア(小)になる。これは、誤動作防止のためである。
以上、説明したように本実施形態によれば、赤外線センサ30が、運転者の体の一部(手)が検知エリア内に差し出されたことを検知したことに基づいて、スライド式バイザ50を収納位置からスライド駆動させる。そして、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況である場合、そのような状況ではない場合に比較して、赤外線センサ30の検知エリアを大きくする。この結果、赤外線センサ30の検知エリア(大)に、運転者の体の一部(手)を差し出すことによって、スライド式バイザ50を収納位置からスライド駆動させることができる。これにより、運転者の意思を考慮するとともに、容易に、スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、太陽光が、フロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合、常時、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)になる例について説明した。しかしながら、日射量を検出する日射センサ(図示せず)を設け、この日射センサが検出した日射量が所定量以下である場合、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)に変更することを中止させても良い。日射量が所定量以下である場合、運転者は眩しくないと感じることが考えられる。このため、赤外線センサ30の検知エリアを大きくすることを中止させる。
また、上述した実施形態では、赤外線センサ30の検知エリアが検知エリア(小)から検知エリア(大)になってからの経過時間が所定時間に達した場合、赤外線センサ30の検知エリアの大きさを即座に検知エリア(大)から検知エリア(小)に変更する例について説明した。しかしながら、赤外線センサ30の検知エリアの大きさを検知エリア(大)から徐々に小さくして検知エリア(小)にしても良い。これにより、所定時間経過した場合であっても、運転者の体の一部(手)が検知エリア内に差し出されたことを検知することができる。
さらに、上述した実施形態では、所定時間が予め設定されている例について説明した。しかしながら、所定時間を運転者が変更できるようにしても良い。これにより、運転者は、所定時間を所望する時間に設定することができる。
また、上述した実施形態では、赤外線センサ30の検知エリア(小、大)の大きさが予め設定されている例について説明した。しかしながら、赤外線センサ30の検知エリア(小、大)の大きさを運転者が変更できるようにしても良い。これにより、運転者は、赤外線センサ30の検知エリア(小、大)の大きさを所望する大きさに変更することができる。
さらに、上述した実施形態では、運転者がスライド式バイザ50をスライド駆動させたことがある道路か否かに係らず、赤外線センサ30の検知エリアが(大)である所定時間、及び赤外線センサ30の検知エリア(大)の大きさが常に同一であった。しかしながら、運転者が頻繁にスライド式バイザ50をスライド駆動させる道路であれば、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合と比べて、赤外線センサ30の検知エリアが(大)である所定時間を長く、かつ/または赤外線センサ30の検知エリア(大)の大きさを更に大きくすることもできる。
具体的には、例えば、ナビゲーション装置10において、運転者がスライド式バイザ50をスライド駆動させる場合、スライド駆動させた道路をデジタル地図データを用いて識別し、そのスライド駆動させた道路を示す情報を、例えば、外部メモリ(図示せず)に記憶しておく。そして、車両走行時には、その外部メモリの記憶内容を参照して、車両が走行している道路が、スライド駆動回数が所定回数以上であるか否かを判定する。所定回数以上であると判定された場合、運転者が頻繁にスライド式バイザ50をスライド駆動させる道路であると判定し、太陽光がフロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合と比べて、赤外線センサ30の検知エリアが(大)である所定時間を長く、かつ/または赤外線センサ30の検知エリア(大)の大きさを更に大きくする。
このように、スライド式バイザ50をスライド駆動させる頻度の高い道路では、スライド式バイザ50をスライド駆動させる可能性が高い。このため、所定時間を長く、かつ/または赤外線センサ30の検知エリア(大)の大きさを更に大きくしても良い。
また、上述した実施形態では、赤外線センサ30の検知エリアが(大)である場合、運転者に報知しない例について説明した。しかしながら、赤外線センサ30の検知エリアが(大)である場合、運転者に報知しても良い。これにより、運転者は、赤外線センサ30の検知エリアが大きくなっていることを把握することができる。
具体的には、例えば、コンピュータ40は、ナビゲーション装置10に設けられた表示部(図示せず)に、メッセージ「ただいま、検知エリア(大)です。」を表示する。
また、例えば、コンピュータ40は、ナビゲーション装置10に設けられた音声出力部(図示せず)を介して、メッセージ「ただいま、検知エリア(大)です。」を音声にて案内しても良い。
さらに、例えば、コンビネーションメータにおいて、コンピュータ40は、検知エリア(大)であることを示す表示灯(インジケータランプ)を表示しても良い。
さらに、上述した実施形態では、赤外線センサ30が予め固定されている例について説明した。しかしながら、赤外線センサ30の位置を運転者が変更できるようにしても良い。これにより、運転者毎に、赤外線センサ30を適切な位置に移動させることができる。
また、上述した実施形態では、非接触式センサとして、赤外線センサ30を用いる例について説明した。しかしながら、非接触式センサとして、超音波センサを用いても良い。非接触式センサとして、赤外線センサ30または超音波センサのいずれかを用いることによって、運転者の体の一部を検知することができる。
本実施形態によるバイザ制御装置100の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態における、太陽光の入射方向を説明するための説明図である。 本実施形態における、車両のフロントガラスの上部の位置情報を説明するための説明図である。 本実施形態における、車両のフロントガラスの上部に太陽光が入射する可能性があるか否かの判定方法を説明するための説明図である。 本実施形態における、スライド駆動処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 本実施形態における、赤外線センサ30の検知エリアを説明するための説明図である。
符号の説明
10…ナビゲーション装置
20…記憶装置
30…赤外線センサ
40…コンピュータ
50…スライド式バイザ
60…スライド駆動器
70…収納位置検出センサ

Claims (13)

  1. 車両のフロントガラスの上部に入射する太陽光を遮蔽可能なように、車室内の天井にスライド可能に設けられたスライド式バイザと、
    前記スライド式バイザを収納位置からスライド駆動させる駆動手段と、
    検知エリア内に、運転者の体の一部が差し出されたとき、それを非接触にて検知する非接触式センサと、
    前記非接触式センサが、運転者の体の一部が検知エリア内に差し出されたことを検知したことに基づいて、前記駆動手段によって前記スライド式バイザをスライド駆動させる制御手段と、
    前記車両において、太陽光が、前記フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、太陽光が前記フロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合、そのような状況ではないと判定された場合に比較して、前記非接触式センサの検知エリアを大きくするエリア可変手段とを備えることを特徴とするバイザ制御装置。
  2. 前記非接触式センサは、車室内のルーフライニングに設けられるものであり、
    前記エリア可変手段は、太陽光が前記フロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合に、運転者の運転に関する操作を除いて、運転者の手が差し出されたことを検知することができるまで、前記非接触式センサの検知エリアを大きくすることを特徴とする請求項1に記載のバイザ制御装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記車両の現在位置、及び進行方向を示す方位を含む車両位置情報を検出する車両位置情報検出手段と、
    日付及び時刻に応じて変化する太陽位置を表わす太陽位置情報が記憶されている太陽位置情報記憶手段と、
    前記太陽位置情報記憶手段から現在の日付及び時刻に対応した太陽位置情報を抽出し、抽出された太陽位置情報と前記車両位置情報とに基づき、車両に対する太陽光の入射方向を算出する入射方向算出手段とを有し、
    前記算出された入射方向に基づいて、太陽光が、前記フロントガラスの上部に入射される状況であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバイザ制御装置。
  4. 日射量を検出する日射センサと、
    前記検出された日射量が所定量以下である場合、前記エリア可変手段に対して、前記非接触式センサの検知エリアを大きくすることを中止させる中止手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  5. 前記エリア可変手段によって前記非接触式センサの検知エリアを大きくしてからの経過時間をカウントするカウント手段を備え、
    前記カウントされた経過時間が所定時間に達した場合、前記エリア可変手段は、前記非接触式センサの検知エリアを小さくすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  6. 前記エリア可変手段は、前記非接触式センサの検知エリアを徐々に小さくすることを特徴とする請求項5に記載のバイザ制御装置。
  7. 前記所定時間は、運転者によって変更可能に構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のバイザ制御装置。
  8. 前記非接触式センサの検知エリアの大きさは、運転者によって変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  9. 前記車両の走行時に、前記駆動手段によって前記スライド式バイザがスライド駆動された時点において、当該車両が走行する道路を記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段に記憶されている道路に基づいて、前記スライド式バイザをスライド駆動させる頻度の高い道路とみなされる場合、太陽光が前記フロントガラスの上部に入射される状況であると判定された場合と比べて、前記所定時間を長く、かつ/または前記非接触式センサの検知エリアを更に大きくすることを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  10. 前記エリア可変手段によって前記非接触式センサの検知エリアが大きくされた場合、前記非接触式センサの検知エリアが大きくなっている旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  11. 前記非接触式センサの位置は、運転者によって移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  12. 前記非接触式センサは、赤外線センサまたは超音波センサのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のバイザ制御装置。
  13. 前記駆動手段によって前記スライド式バイザが収納位置からスライド駆動された場合、当該スライド式バイザは、運転者によって収納位置に戻されることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のバイザ制御装置。
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