JP2005132244A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サンバイザ本体を作動させる駆動モータが作動不能状態に陥っても、手動にてサンバイザ本体を作動させることができる車両用サンバイザ装置を提供する。
【解決手段】駆動モータ12の回転駆動をサンバイザ本体10のスライド作動に変換するための作動機構11には、該サンバイザ本体10を後退させる方向に外力が加わることにより、駆動モータ12との駆動連結を解除する連結解除機構、即ちクランク22の連結ピン22bが挿入されるロッド23の連結孔23aに連通溝23cが設けられる。
【選択図】 図3
【解決手段】駆動モータ12の回転駆動をサンバイザ本体10のスライド作動に変換するための作動機構11には、該サンバイザ本体10を後退させる方向に外力が加わることにより、駆動モータ12との駆動連結を解除する連結解除機構、即ちクランク22の連結ピン22bが挿入されるロッド23の連結孔23aに連通溝23cが設けられる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するためのサンバイザ本体を駆動モータの駆動により作動させる車両用サンバイザ装置に関するものである。
この種の車両用サンバイザ装置は、例えば特許文献1にて開示されているように、車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するためのサンバイザ本体(文献中では、板体及びスライダー)を、スイッチの操作に基づいて操作者の任意の位置までモータの駆動によりスライド作動させる構成のものがある。
特開平8−2251号公報
しかしながら、上記文献のサンバイザ装置は、モータのみでスライド作動する構成であるため、モータが故障等により作動不能状態に陥った場合、該モータと駆動連結されているサンバイザ本体は手動による作動が困難であり、又はその作動を行うことができない。つまり、故障時において応急的にサンバイザ本体を手動で進出させて遮光できず、直射日光等の入射光による運転視界の妨げを防止できないばかりか、サンバイザ本体が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体を後退(格納)できず、サンバイザ本体による運転視界の妨げが懸念される。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、サンバイザ本体を作動させる駆動モータが作動不能状態に陥っても、手動にてサンバイザ本体を作動させることができる車両用サンバイザ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両室内に入射する所定範囲内の入射光を遮蔽するためのサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体を進出及び後退させるべく回転駆動される駆動モータと、前記駆動モータの回転駆動を前記サンバイザ本体のスライド作動に変換し、該サンバイザ本体を進出及び後退させる作動機構と、を備えた車両用サンバイザ装置であって、前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に外力が加わることにより、前記駆動モータとの駆動連結を解除する連結解除機構を有することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に沿ってガイド部が設けられるガイド部材と、前記サンバイザ本体が装着され、前記ガイド部に沿ってスライド作動するスライド部材と、前記駆動モータの回転を前記スライド部材のスライド作動に変換するリンク機構と、を備え、前記リンク機構は、一端が前記駆動モータの出力軸に連結されるクランクと、一端が前記スライド部材に連結されるロッドとを有し、そのクランク及びロッドの両他端を連結して構成されるものであり、前記連結解除機構は、前記クランク及び前記ロッドの両他端を連結する連結部分を前記外力にて離脱可能に連結してなることをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、前記クランク及び前記ロッドの両他端を連結する連結部分は、前記クランク及び前記ロッドのいずれか一方に連結ピンが設けられ、該連結ピンが前記クランク及び前記ロッドのいずれか他方に設けられる連結孔に挿入されて連結されるものであり、前記連結解除機構は、前記クランク及び前記ロッドのいずれか他方に設けられる前記連結孔から前記連結ピンを離脱させるべく、該連結孔と外周部とを連通させる連通溝にて構成されていることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記連結解除機構は、前記駆動モータの駆動により前記サンバイザ本体を作動させた時の駆動荷重よりも所定値以上大きな前記外力が加わることにより、前記駆動モータとの駆動連結が解除されることをその要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、駆動モータの回転駆動をサンバイザ本体のスライド作動に変換するための作動機構には、該サンバイザ本体の作動方向(スライド方向)に外力が加わることにより、駆動モータとの駆動連結を解除する連結解除機構が備えられる。つまり、連結解除機構を備えたことにより、駆動モータが作動不能な状態に陥った場合に、搭乗者等がサンバイザ本体をその作動方向に押し込む、若しくは引っ張ることで、サンバイザ本体と駆動モータとの駆動連結が解除され、手動での操作が可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、駆動モータの回転駆動をサンバイザ本体のスライド作動に変換するための作動機構には、該サンバイザ本体の作動方向(スライド方向)に外力が加わることにより、駆動モータとの駆動連結を解除する連結解除機構が備えられる。つまり、連結解除機構を備えたことにより、駆動モータが作動不能な状態に陥った場合に、搭乗者等がサンバイザ本体をその作動方向に押し込む、若しくは引っ張ることで、サンバイザ本体と駆動モータとの駆動連結が解除され、手動での操作が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、作動機構に備えられるリンク機構は、一端が駆動モータの出力軸に連結されるクランクと、一端がスライド部材に連結されるロッドとを有し、そのクランク及びロッドの両他端を連結して構成される。そして、そのクランク及びロッドの両他端を連結する連結部分は、前記外力にて離脱可能に連結される。つまり、搭乗者等がサンバイザ本体をその作動方向に押し込む、若しくは引っ張ると、クランク及びロッドの連結が解除される。従って、クランクとロッドとを前記外力にて離脱可能に連結するだけの簡単な構成にて連結解除機構を構成したので、特別な部品を更に追加することなく、元々作動に必要な構成に対して簡単な改良を加えるだけで、手動操作が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、クランク及びロッドのいずれか一方に連結ピンが設けられ、該連結ピンがクランク及びロッドのいずれか他方に設けられる連結孔に挿入されて連結される。そして、クランク及びロッドのいずれか他方に設けられる連結孔から連結ピンを離脱させるべく、該連結孔と外周部とを連通させる連通溝が形成される。つまり、搭乗者等がサンバイザ本体をその作動方向に押し込む、若しくは引っ張ると、ロッドの連結孔に挿入されているクランクの連結ピンが連通溝を通過して該ロッドから外れ、クランク及びロッドの連結が解除される。従って、連結孔に連通する連通溝を設けるだけの簡単な改良を加えるだけで、手動操作が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、連結解除機構は、駆動モータの駆動によりサンバイザ本体を作動させた時の駆動荷重よりも所定値以上大きな前記外力が加わることにより、駆動モータとの駆動連結が解除される。従って、駆動モータによる通常の作動時に、サンバイザ本体と駆動モータとの駆動連結が不意に解除されることが防止される。
本発明によれば、サンバイザ本体を作動させる駆動モータが作動不能状態に陥っても、手動にてサンバイザ本体を作動させることができる車両用サンバイザ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した本実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図4は、本実施形態の車両用サンバイザ装置1を示す。車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3側の天井部4内に固定されて収容されている。天井部4の前方端部には、フロントガラス5から車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するサンバイザ本体10が車両室内側に進出する開口4aが設けられている。
図1〜図4は、本実施形態の車両用サンバイザ装置1を示す。車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3側の天井部4内に固定されて収容されている。天井部4の前方端部には、フロントガラス5から車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するサンバイザ本体10が車両室内側に進出する開口4aが設けられている。
車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、受光センサ13、及びECU(制御装置)14を備えている。因みに、車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14が一体に組み付けられてモジュール化されている。
サンバイザ本体10は、入射光を遮蔽すべく不透明な部材にて長方形状に形成されている。サンバイザ本体10は、駆動モータ12の駆動によりフロントガラス5に沿ってスライド作動されて前記天井部4の開口4aから進出及び該開口4aに向かって後退して該開口4a内に格納され、最大進出時にはフロントガラス5の運転席側の中央から上部の所定範囲を覆うようになっている。
作動機構11は、ガイド部材15、スライド部材16、及びリンク機構17を備えている。ガイド部材15は、互いに平行に配置される金属製の一対のガイド部としてのガイドレール15aを有しており、長手方向が車両2の前後方向を向くように配設されている。このガイド部材15は、各ガイドレール15aが図示しない部分で連結されており、サンバイザ装置1のベース部材としている。各ガイドレール15aの対向する内側部分には、それぞれガイドレール15aの長手方向に沿ったガイド溝15bが形成されている。尚、前記ガイドレール15aは、車両前方側の部分が若干下方に向けて曲線的に曲げられている。
スライド部材16は、合成樹脂にて略長方形板状に形成され、ガイドレール15aに沿ってスライド移動可能に該ガイドレール15aに対して組み付けられている。即ち、スライド部材16は、移動方向の両側において該移動方向に所定間隔を有する2個の円柱状の突起16aがそれぞれ設けられ、合計4個の突起16aがそれぞれガイドレール15aのガイド溝15b内に挿入されている。スライド部材16の前端面には、幅方向に延びる取付溝16bが形成されおり、サンバイザ本体10の後端部に設けられる取付片10aが圧入されて取り付けられている。スライド部材16がスライド作動すると、それとともにサンバイザ本体10がフロントガラス5に沿って作動するようになっている。尚、スライド部材16は、サンバイザ本体10の進出量が最大となっても(サンバイザ本体10が最大遮光位置に配置されても)、天井部4から露出しないようになっている。因みに、サンバイザ本体10の取付片10aがスライド部材16の取付溝16bに圧入して取り付けられる、即ちサンバイザ本体10に対してスライド部材16から離間する方向に所定値以上大きな外力(引っ張り力)を加えると、該サンバイザ本体10がスライド部材16から取り外し可能に構成されている。
又、スライド部材16の両側には、一対の板バネ26がそれぞれ配置され、各側部に設けられる各突起16aに装着されている。即ち、板バネ26の両端には、それぞれ対応する突起16aに装着するための装着部26aが形成されている。板バネ26は、その装着部26a間の中央部が上方側に突出するように円弧状に形成されている。そして、板バネ26は、突起16aとともにガイドレール15aのガイド溝15b内に収容され、該板バネ26の中央部が該ガイド溝15bの内側面を押圧するとともに、この反力で突起16aが該ガイド溝15bの内側面を押圧する。つまり、板バネ26は、ガイドレール15aに対するスライド部材16のがたつきを防止するとともに、該ガイドレール15aに対してスライド部材16に適度な押圧力を付与するために設けられる。
又、スライド部材16の後端部には、駆動モータ12の駆動力が伝達されるリンク機構17と連結するための合成樹脂よりなる円柱状の連結部材19が設けられている。連結部材19は、その両端が合成樹脂製の支持部材20にて支持され、支持部材20がそれぞれスライド部材16の移動方向の両側にネジ21にて固定されている。連結部材19は、その中心軸線がスライド部材16の幅方向に沿って配置され、その中心軸線を中心として回転可能に支持されている。連結部材19の中央部には、リンク機構17と連結するための連結孔19aが中心軸線と直交する方向に貫通形成されている。
リンク機構17は、スライド部材16の上面側に配置され、金属製のクランク22と合成樹脂製のロッド23とから構成されている。クランク22は、一端に駆動モータ12の出力軸12aと一体回転可能に連結するための連結孔22aが形成され、他端にロッド23と回転可能に連結するための連結ピン22bが立設されている。ロッド23は、一端に連結部材19と回転可能に連結するための連結ピン23bが立設され、他端にクランク22の連結ピン22bを挿入するための連結孔23aが形成されている。又、このロッド23には、該ロッド23の長手方向外側の外周部と連結孔23aとを該長手方向に沿って連通する連通溝23cが形成されている。連通溝23cは、クランク22及びロッド23の連結解除機構を構成している。尚、連通溝23cの溝幅W1は、連結孔23aの直径D1よりも若干小さくなるように設定されている。クランク22及びロッド23は、その連結ピン22bが下方に向けられて連結孔23aに挿入されて、互いに回転可能に連結されている。又、クランク22は、その連結孔22aに駆動モータ12の出力軸12aが固定されるとともに、ロッド23の連結ピン23bが下方に向けられて連結部材19の連結孔19aに挿入され、該連結部材19に対して回転可能に連結されている。そして、このリンク機構17は、駆動モータ12の出力軸12aの所定角度の回転運動を、ガイドレール15aに沿ったスライド部材16の所定量のスライド移動に変換し、サンバイザ本体10を作動させる。
又、ロッド23は、その連通溝23cがサンバイザ本体10の進出方向(車両2の前方)を向くように配置されている。つまり、サンバイザ本体10を後退させる方向に所定値以上大きな外力(駆動モータ12により作動させる時の駆動荷重よりも所定値だけ大きな外力(押し込み力))を加えると、ロッド23の連結孔23aに挿入されているクランク22の連結ピン22bが連通溝23cを通過して該ロッド23から外れるようになっている。この時、ロッド23は合成樹脂よりなることから、連結ピン22bが連通溝23cを通過する際、該連通溝23cが形成される部位が拡開するように弾性変形する。
ここで、駆動モータ12が作動不能な状態に陥った場合に、搭乗者等がサンバイザ本体10を手動で進出又は後退(格納)させようとしても、クランク22とロッド23とが連結されている状態では、該サンバイザ本体10(スライド部材16)が駆動モータ12と駆動連結されているため、特に駆動モータ12は減速部25を備えている関係上、サンバイザ本体10の手動による作動が困難であり、又はその作動を行うことができない。
このような場合に本実施形態では、上記のように手動でサンバイザ本体10を後退させる方向に押し込んでクランク22とロッド23との連結を解除することにより、該サンバイザ本体10を手動で進出又は後退(格納)することが可能となっている。そのため、故障時において応急的にサンバイザ本体10を手動で進出させて遮光でき直射日光等の入射光による運転視界の妨げを防止でき、又、サンバイザ本体10が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体10を後退(格納)でき、サンバイザ本体10による運転視界の妨げを防止できる。尚、サンバイザ本体10を後退させる方向に所定値以上大きな外力(押し込み力)を加えると、クランク22とロッド23との連結が解除されるようになっているが、駆動モータ12の駆動による通常作動時においては、クランク22とロッド23とにかかる駆動荷重により互いの連結が解除される方向に力が作用しても、この駆動荷重では互いの連結が解除されないように、各部材の寸法、例えば連通溝23cの溝幅W1が設定されている。
又、上記のように手動でサンバイザ本体10を後退させる方向に押し込んでクランク22とロッド23との連結を解除し、該サンバイザ本体10を進出又は後退(格納)させた場合、前記板バネ26によりスライド部材16がガイドレール15aに対して保持されるので、自重等によるスライド部材16及びサンバイザ本体10が不意に移動してしまうことが防止される。従って、手動でサンバイザ本体10を進出又は後退(格納)させた後に、振動等が作用することで不意にサンバイザ本体10が手動で移動させた位置から移動することが極力抑えられる。
尚、このようなリンク機構17は、前記ガイドレール15aの直線部分におけるスライド部材16の作動平面と平行な平面上で作動するが、該スライド部材16は、ガイドレール15aの車両前方側の部分に差し掛かると、その形状上、直線部分における作動平面から下方に向かって若干作動することになる。このとき、リンク機構17が連結される連結部材19が回転し、これにより、該リンク機構17とスライド部材16とのこじれが防止されている。
駆動モータ12は、モータ本体24と該モータ本体24の回転を減速して出力軸12aに伝達する減速部25とが一体に組み付けられて構成され、前記ガイド部材15のモータ取付部(図示略)に固定されている。駆動モータ12は、ガイド部材15に対して車幅方向における車両2の中央側に配置され、しかもガイド部材15の前方側に配置されている。この駆動モータ12は、ECU14の制御により出力軸12aが所定角度内で正逆転するように駆動される。因みに、駆動モータ12が正転すると、リンク機構17を介してスライド部材16が前方にスライド移動してサンバイザ本体10が進出し、該駆動モータ12が逆転すると、リンク機構17を介してスライド部材16が後方にスライド移動してサンバイザ本体10が格納方向に後退する。
受光センサ13は、フロントガラス5の車両室内側上端部におけるサンバイザ本体10の幅方向略中央部となる位置に取着されている。受光センサ13は、複数個の受光素子(図示略)が備えられており、所定範囲A内に入射された入射光の強度と、上下方向及び左右方向の入射角度θ1,θ2を検出するものである。尚、この所定範囲Aとは、一般的な体格の人が運転席に適正な姿勢で着席した際に、サンバイザ本体10にて最低限遮光が必要な範囲に設定されている。そして、受光センサ13は、所定範囲A内に入射光が入射されると、その入射光の強度及び上下左右の入射角度θ1,θ2に応じた入射光検出信号をECU14に出力する。
ECU14は、前記駆動モータ12の近傍位置に配置され、前記ガイド部材15のECU取付部(図示略)に固定されている。図5に示すように、ECU14は、バッテリ30から駆動電源が供給され、起動スイッチ31のオン操作に基づいて動作状態となる。ECU14は、前記受光センサ13からの入射光検出信号に基づいて、所定範囲A内に入射された入射光が運転者にて眩惑が生じ得る所定強度以上か否か判定するとともに、その入射光の入射角度を検出する。所定範囲A内に入射される入射光の強度が所定強度以上となると、ECU14は、その入射光の入射角度に応じた最適な前記サンバイザ本体10の進出量(遮光位置)となるように前記駆動モータ12を制御する。
ここで、本実施形態のECU14は、サンバイザ本体10の進出量を5段階とし、段階的な位置制御を行っている。因みに、サンバイザ本体10の格納時が「0段階」であり、最大進出時が「4段階」であり、この間は「1段階」〜「3段階」へと次第に広くなるよう設定されている。そして、ECU14は、上記のように入射光の強度が所定強度以上と判定すると、検出した入射光の入射角度に応じて、サンバイザ本体10の進出量が「0段階」〜「4段階」の内で最小の進出量としながら遮光可能なように、該サンバイザ本体10を進出又は後退、若しくは現状を維持すべく駆動モータ12を駆動制御又は停止させたまま維持する。即ち、ECU14には、このような遮光制御を行う制御マップが予め格納されている。
又、本実施形態では、駆動モータ12が作動不能な状態に陥った場合に、手動でサンバイザ本体10を後退させる方向に押し込んでクランク22とロッド23との連結を解除することにより、該サンバイザ本体10を手動で進出又は後退(格納)することが可能となっている。そのため、故障時において応急的にサンバイザ本体10を手動で進出させて遮光でき直射日光等の入射光による運転視界の妨げを防止でき、又、サンバイザ本体10が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体10を後退(格納)でき、サンバイザ本体10による運転視界の妨げを防止できる。
又、上記のように手動でサンバイザ本体10を後退させる方向に押し込んでクランク22とロッド23との連結を解除し、該サンバイザ本体10を進出又は後退(格納)させた場合、前記板バネ26によりスライド部材16がガイドレール15aに対して適度な押圧力が生じるので、自重等によるスライド部材16及びサンバイザ本体10が不意に移動してしまうことが防止される。従って、手動でサンバイザ本体10を進出又は後退(格納)させた後に、振動等が作用することで不意にサンバイザ本体10が手動で移動させた位置から移動することが極力抑えられる。
次に、本実施形態のサンバイザ装置1の特徴的な作用効果を示す。
(1)本実施形態では、駆動モータ12の回転駆動をサンバイザ本体10のスライド作動に変換するための作動機構11には、該サンバイザ本体10を後退させる方向に外力が加わることにより、駆動モータ12との駆動連結を解除する連結解除機構、即ちクランク22の連結ピン22bが挿入されるロッド23の連結孔23aに連通溝23cが設けられている。つまり、連結孔23aに連通する連通溝23cを設けたことにより、駆動モータ12が作動不能な状態に陥った場合に、搭乗者等がサンバイザ本体10を押し込むと、ロッド23の連結孔23aに挿入されているクランク22の連結ピン22bが連通溝23cを通過して該ロッド23から外れ、クランク22及びロッド23の連結が解除される。これにより、駆動モータ12との駆動連結が解除されるので、手動にてサンバイザ本体10を作動させることができる。その結果、故障時において応急的にサンバイザ本体10を手動で進出させて遮光でき直射日光等の入射光による運転視界の妨げを防止することができる。又、サンバイザ本体10が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体10を後退(格納)でき、サンバイザ本体10による運転視界の妨げを防止することができる。
(1)本実施形態では、駆動モータ12の回転駆動をサンバイザ本体10のスライド作動に変換するための作動機構11には、該サンバイザ本体10を後退させる方向に外力が加わることにより、駆動モータ12との駆動連結を解除する連結解除機構、即ちクランク22の連結ピン22bが挿入されるロッド23の連結孔23aに連通溝23cが設けられている。つまり、連結孔23aに連通する連通溝23cを設けたことにより、駆動モータ12が作動不能な状態に陥った場合に、搭乗者等がサンバイザ本体10を押し込むと、ロッド23の連結孔23aに挿入されているクランク22の連結ピン22bが連通溝23cを通過して該ロッド23から外れ、クランク22及びロッド23の連結が解除される。これにより、駆動モータ12との駆動連結が解除されるので、手動にてサンバイザ本体10を作動させることができる。その結果、故障時において応急的にサンバイザ本体10を手動で進出させて遮光でき直射日光等の入射光による運転視界の妨げを防止することができる。又、サンバイザ本体10が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体10を後退(格納)でき、サンバイザ本体10による運転視界の妨げを防止することができる。
(2)本実施形態では、連結孔23aに連通する連通溝23cを設けるだけの簡単な構成にて連結解除機構を構成したので、特別な部品を更に追加することなく、元々作動に必要な構成に対して簡単な改良を加えるだけで、手動操作を可能とすることができる。又、サンバイザ本体10を押し込むだけで該サンバイザ本体10の手動操作が可能であるので、工具等を用いる必要がなく、容易に行うことができる。
(3)本実施形態では、クランク22は金属製であり、ロッド23は合成樹脂製であって、クランク22には連結ピン22bが設けられ、ロッド23には連結孔23a及び連通溝23cが設けられる。これにより、駆動モータ12側のクランク22は剛性が必要であるので金属材料にて形成し、サンバイザ本体10側のロッド23はクランク22よりも剛性が必要ないため合成樹脂にて形成することで、リンク機構17の軽量化に貢献することができる。又、合成樹脂製のロッド23に連通溝23cを設けることで、クランク22とロッド23との連結解除時に連結ピン22bが連通溝23cを通過する際、該連通溝23cが形成される部位が拡開するように弾性変形するので、その連結解除を容易に行うことができる。
(4)本実施形態では、駆動モータ12の駆動によりサンバイザ本体10を作動させた時の駆動荷重よりも所定値以上大きな前記外力がクランク22及びロッド23の連結部分に加わることにより、クランク22及びロッド23の連結が解除され、駆動モータ12との駆動連結が解除される。従って、駆動モータ12による通常の作動時に、サンバイザ本体10と駆動モータ12との駆動連結が不意に解除されることを防止することができる。
(5)本実施形態では、スライド部材16に板バネ26が装着され、該板バネ26によりガイドレール15aに対してスライド部材16が適度に押圧される。これにより、ガイドレール15aに対するスライド部材16のがたつきを防止することができる。又、サンバイザ本体10を手動で進出又は後退させた後に、振動等が作用することで不意にサンバイザ本体10が手動で移動させた位置から移動することを極力抑えることができる。
(6)本実施形態では、駆動モータ12及び作動機構11は、車両2の天井部4内に収容されており、サンバイザ本体10は、車両2の天井部4の開口4aから進出及び該開口4a内に格納すべく作動する。これにより、駆動モータ12及び作動機構11が天井部4内に収容されるとともに、サンバイザ本体10は格納時に天井部4内に収容されるので、天井部4の見栄えがよい。
(7)本実施形態では、所定範囲A内に入射した入射光の強度及び入射角度θ1,θ2に応じた入射光検出信号を出力する受光センサ13が備えられ、ECU14は、その入射光検出信号に基づいて入射光の強度及び入射角度θ1,θ2を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、駆動モータ12を制御して、サンバイザ本体10を該入射光の入射角度θ1,θ2に応じた進出量(遮光位置)、即ち最小の進出量としながら遮光可能な位置に配置させる。これにより、入射光の強度が所定強度以上、即ちその入射光にて搭乗者に眩惑が生じ得る強度になると、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体10が作動して、その入射光の入射角度θ1,θ2に応じた遮光位置に配置される。つまり、入射光の強度及び入射角度θ1,θ2に応じて自動にサンバイザ本体10が作動する機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置1とすることができる。
(8)本実施形態では、サンバイザ本体10の取付片10aがスライド部材16の取付溝16bに圧入して取り付けられ、サンバイザ本体10がスライド部材16に対して離脱可能に装着される。これにより、サンバイザ本体10が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体10を引き抜くことができ、これによってもサンバイザ本体10による運転視界の妨げを防止することができる。
(9)本実施形態では、車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14が一体に組み付けられてモジュール化されている。これにより、車両2(天井部4)に対するサンバイザ装置1の搭載を容易とすることができる。
(10)本実施形態では、駆動モータ12は、ガイド部材15に対して車幅方向における車両2の中央側に配置され、しかもガイド部材15の前方側、即ち天井部4の前方側に配置されている。つまり、駆動モータ12は、搭乗者の頭部から離間した位置に配置される。ここで、駆動モータ12及びその周辺部分はサンバイザ装置1の中でも厚みが大きくなる部分であるため、これによって天井部4が車両室内側に突出が強いられた場合であっても、その突出部分が搭乗者の頭部から離間するので、搭乗者への影響を小さく抑えることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、クランク22とロッド23との連結を解除する手段として、連結ピン22bが挿入される連結孔23aに連通溝23cを設けたが、駆動連結を解除する手段はこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、クランク22側に連結孔23a及び連通溝23cを設けるとともに、ロッド23側に連結ピン22bを設けてもよい。又、連結ピン22bが折れる構成としてもよい。又、連結ピン22bを別体としてクランク22若しくはロッド23に組み付け、その組み付けられた部材から連結ピン22bが外れる構成としてもよい。尚、クランク22を金属製、ロッド23を合成樹脂製としたが、これに限定されるものではなく、クランク22及びロッド23を、ともに合成樹脂製、ともに金属製としてもよい。更に、上記した駆動連結を解除する手段を、クランク22とスライド部材16との間や、ロッド23と駆動モータ12の出力軸12aとの間に設けてもよい。又、上記実施形態では、サンバイザ本体10を押し込むことで駆動連結が解除される構成としたが、サンバイザ本体10を引き出すことで駆動連結が解除される構成としてもよい。
○上記実施形態では、クランク22とロッド23との連結を解除する手段として、連結ピン22bが挿入される連結孔23aに連通溝23cを設けたが、駆動連結を解除する手段はこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、クランク22側に連結孔23a及び連通溝23cを設けるとともに、ロッド23側に連結ピン22bを設けてもよい。又、連結ピン22bが折れる構成としてもよい。又、連結ピン22bを別体としてクランク22若しくはロッド23に組み付け、その組み付けられた部材から連結ピン22bが外れる構成としてもよい。尚、クランク22を金属製、ロッド23を合成樹脂製としたが、これに限定されるものではなく、クランク22及びロッド23を、ともに合成樹脂製、ともに金属製としてもよい。更に、上記した駆動連結を解除する手段を、クランク22とスライド部材16との間や、ロッド23と駆動モータ12の出力軸12aとの間に設けてもよい。又、上記実施形態では、サンバイザ本体10を押し込むことで駆動連結が解除される構成としたが、サンバイザ本体10を引き出すことで駆動連結が解除される構成としてもよい。
○上記実施形態では、板バネ26を用いて、スライド部材16のがたつきを防止するとともに、スライド部材16に適度な押圧力が生じるようにしたが、スライド部材16のがたつき防止及びスライド部材16に押圧力を生じさせる手段は、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、クランク22の連結ピン22bに圧縮バネ27を挿通させ、該圧縮バネ27をクランク22とロッド23との間に介在させるようにしても、板バネ26と同様の作用効果が得られる。又、板バネ26や圧縮バネ27等の押圧手段の必要がなければ、省略してもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ本体10の後端部に設けられる取付片10aをスライド部材16の前端面に設けられる取付溝16bに圧入して、該サンバイザ本体10を該スライド部材16に対して離脱可能に取り付けるようにしたが、これに限定されるものではない。又、図6に示すように、サンバイザ本体10の後端部に設けられる取付部10bをネジ18にてスライド部材16の前端部に離脱不能に取り付けてもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ本体10をスライド作動させる作動機構11を、リンク機構17を用いたリンク式としたが、これ以外の構成の作動機構を用いてもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ装置1を運転席3側に設けたが、助手席側のサンバイザ装置に実施してもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ装置1を運転席3側に設けたが、助手席側のサンバイザ装置に実施してもよい。
○上記実施形態では、ECU14はサンバイザ本体10を5段階で進出及び後退させるように制御したが、5段階以外の多段階で制御してもよい。
○上記実施形態では、受光センサ13をフロントガラス5に取着したが、天井部4に取着してもよい。又、受光センサ13も例えばガイド部材15に一体に組み付け、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14と一緒にモジュール化してもよい。
○上記実施形態では、受光センサ13をフロントガラス5に取着したが、天井部4に取着してもよい。又、受光センサ13も例えばガイド部材15に一体に組み付け、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14と一緒にモジュール化してもよい。
○上記実施形態では、受光センサ13を用いて入射光の強度及び入射角度θ1,θ2を検出し、それに基づいてサンバイザ本体10を該入射光の入射角度θ1,θ2に応じた進出量(遮光位置)に制御する構成としたが、受光センサ13による自動制御でなく、例えば、操作スイッチの操作に基づいて駆動モータ12を制御し、サンバイザ本体10をその操作に基づいて作動させるサンバイザ装置に適応してもよい。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ) 請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、前記スライド部材を前記ガイド部に対して押圧させる押圧手段が備えられていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
(イ) 請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、前記スライド部材を前記ガイド部に対して押圧させる押圧手段が備えられていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
これにより、押圧手段がスライド部材をガイド部に対して押圧させるので、ガイド部に対するスライド部材のがたつきを防止することができる。又、サンバイザ本体を手動で進出又は後退させた後に、振動等が作用することで不意にサンバイザ本体が手動で移動させた位置から移動することを極力抑えることができる。
(ロ) 請求項3に記載の車両用サンバイザ装置において、前記クランクは金属製であり、前記ロッドは合成樹脂製であって、前記クランクには前記連結ピンが設けられ、前記ロッドには前記連結孔及び前記連通溝が設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
これにより、駆動モータ側のクランクは剛性が必要であるので金属材料にて形成し、サンバイザ本体側のロッドはクランクよりも剛性が必要ないため合成樹脂にて形成することで、リンク機構の軽量化に貢献できる。又、合成樹脂製のロッドに連通溝を設けることで、クランクとロッドとの連結解除時に連結ピンが連通溝を通過する際、該連通溝が形成される部位が拡開するように弾性変形するので、その連結解除を容易に行うことができる。
(ハ) 請求項1〜4及び上記(イ)(ロ)のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記駆動モータ及び前記作動機構は、前記車両の天井部内に収容されており、前記サンバイザ本体は、前記車両の天井部の開口から進出及び該開口内に格納すべく作動するものであることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
これにより、駆動モータ及び作動機構が天井部内に収容されるとともに、サンバイザ本体は格納時に天井部内に収容されるので、天井部の見栄えがよい。
(ニ) 請求項1〜4及び上記(イ)〜(ハ)のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記所定範囲内に入射した前記入射光の強度及び入射角度に応じた入射光検出信号を出力する受光センサを備え、前記入射光検出信号に基づいて前記入射光の強度及び入射角度を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、前記サンバイザ本体を該入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置させるように前記駆動モータを制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
(ニ) 請求項1〜4及び上記(イ)〜(ハ)のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記所定範囲内に入射した前記入射光の強度及び入射角度に応じた入射光検出信号を出力する受光センサを備え、前記入射光検出信号に基づいて前記入射光の強度及び入射角度を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、前記サンバイザ本体を該入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置させるように前記駆動モータを制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
これにより、入射光の強度が所定強度以上、即ちその入射光にて搭乗者に眩惑が生じ得る強度になると、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体が作動して、その入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置される。つまり、入射光の強度及び入射角度に応じて自動にサンバイザ本体が作動する機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置とすることができる。
(ホ) 車両室内に入射する所定範囲内の入射光を遮蔽するためのサンバイザ本体と、
前記サンバイザ本体を進出及び後退させるべく回転駆動される駆動モータと、前記駆動モータの回転駆動を前記サンバイザ本体のスライド作動に変換し、該サンバイザ本体を進出及び後退させる作動機構と、を備えた車両用サンバイザ装置であって、前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に沿ってガイド部が設けられるガイド部材と、前記サンバイザ本体が装着され、前記ガイド部に沿ってスライド作動するスライド部材と、を備えており、前記サンバイザ本体は、前記スライド部材に対して離脱可能に装着されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
前記サンバイザ本体を進出及び後退させるべく回転駆動される駆動モータと、前記駆動モータの回転駆動を前記サンバイザ本体のスライド作動に変換し、該サンバイザ本体を進出及び後退させる作動機構と、を備えた車両用サンバイザ装置であって、前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に沿ってガイド部が設けられるガイド部材と、前記サンバイザ本体が装着され、前記ガイド部に沿ってスライド作動するスライド部材と、を備えており、前記サンバイザ本体は、前記スライド部材に対して離脱可能に装着されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
これにより、サンバイザ本体が進出した状態で故障した場合に夜間運転やトンネル内での暗闇運転が強いられた時、サンバイザ本体を引き抜くことができ、サンバイザ本体による運転視界の妨げを防止できる。
2…車両、10…サンバイザ本体、11…作動機構、12…駆動モータ、12a…出力軸、15…ガイド部材、15a…ガイド部としてのガイドレール、16…スライド部材、17…リンク機構、22…クランク、22b…連結ピン、23…ロッド、23a…連結孔、23c…連結解除機構を構成する連通溝。
Claims (4)
- 車両室内に入射する所定範囲内の入射光を遮蔽するためのサンバイザ本体と、
前記サンバイザ本体を進出及び後退させるべく回転駆動される駆動モータと、
前記駆動モータの回転駆動を前記サンバイザ本体のスライド作動に変換し、該サンバイザ本体を進出及び後退させる作動機構と、
を備えた車両用サンバイザ装置であって、
前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に外力が加わることにより、前記駆動モータとの駆動連結を解除する連結解除機構を有することを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記作動機構は、前記サンバイザ本体の作動方向に沿ってガイド部が設けられるガイド部材と、前記サンバイザ本体が装着され、前記ガイド部に沿ってスライド作動するスライド部材と、前記駆動モータの回転を前記スライド部材のスライド作動に変換するリンク機構と、を備え、
前記リンク機構は、一端が前記駆動モータの出力軸に連結されるクランクと、一端が前記スライド部材に連結されるロッドとを有し、そのクランク及びロッドの両他端を連結して構成されるものであり、
前記連結解除機構は、前記クランク及び前記ロッドの両他端を連結する連結部分を前記外力にて離脱可能に連結してなることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項2に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記クランク及び前記ロッドの両他端を連結する連結部分は、前記クランク及び前記ロッドのいずれか一方に連結ピンが設けられ、該連結ピンが前記クランク及び前記ロッドのいずれか他方に設けられる連結孔に挿入されて連結されるものであり、
前記連結解除機構は、前記クランク及び前記ロッドのいずれか他方に設けられる前記連結孔から前記連結ピンを離脱させるべく、該連結孔と外周部とを連通させる連通溝にて構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記連結解除機構は、前記駆動モータの駆動により前記サンバイザ本体を作動させた時の駆動荷重よりも所定値以上大きな前記外力が加わることにより、前記駆動モータとの駆動連結が解除されることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
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JP2007030674A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Denso Corp | バイザ制御装置 |
WO2011103709A1 (zh) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | Huang Wen Tse | 收纳式车用滤光组件 |
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-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003371068A patent/JP2005132244A/ja active Pending
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