JP4571553B2 - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents

車両用サンバイザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4571553B2
JP4571553B2 JP2005216436A JP2005216436A JP4571553B2 JP 4571553 B2 JP4571553 B2 JP 4571553B2 JP 2005216436 A JP2005216436 A JP 2005216436A JP 2005216436 A JP2005216436 A JP 2005216436A JP 4571553 B2 JP4571553 B2 JP 4571553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding member
light
light shielding
slide guide
sun visor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005216436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007030675A (ja
Inventor
英志 佐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2005216436A priority Critical patent/JP4571553B2/ja
Publication of JP2007030675A publication Critical patent/JP2007030675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4571553B2 publication Critical patent/JP4571553B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、車両用サンバイザ装置に係り、特に、駆動モータによって回転する回転体の回転力を利用して遮光体を進退移動させる車両用サンバイザ装置に関する。
この種の車両用サンバイザ装置としては、例えば、特許文献1に示されるものがある。つまり、特許文献1に記載の例では、モータによって駆動プーリーを介して従動プーリーを回動させ、この回動により従動プーリーと接触する板体を摩擦力でスライド移動させている。このような構成により、特許文献1のサンバイザ装置では、電動で板体を車両天井側からフロントガラス側に進出させることにより、フロントガラスから車内へ入射する太陽光等の入射光を板体で遮蔽してまぶしさを抑えることができる。
特開平8−2251号公報(第3頁、図5〜図8)
しかしながら、特許文献1のサンバイザ装置では、1枚の大型の板体をスライド駆動する構成であるため、この板体を進退駆動方向に案内するための保持体が進退駆動方向に長くなってしまう。しかも板体自体が大型であるため、車両天井内部にこれらを格納配置するために大きなスペースを確保する必要がある。したがって、車両天井にこのサンバイザ装置を取付けた場合、車室内の内部空間は天井高さが低くなり、運転手や搭乗者が圧迫感を感じるものとなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、入射光を遮蔽する機能を十分に確保しつつ装置を小型化して、小さな取付スペースに取付け可能であると共に、車両天井に取付けても圧迫感を与えることのない車両用サンバイザ装置を提供することにある。
記課題は、本発明によれば、駆動モータによって遮光体を格納位置と展開位置との間で進退駆動させて車室内への入射光を遮蔽する車両用サンバイザ装置において、前記遮光体は、少なくとも第1遮光部材と第2遮光部材とが互いに進退駆動方向にスライド可能に連結されることにより、前記格納位置では前記第1遮光部材および第2遮光部材が互いに重合し、前記展開位置では前記第1遮光部材が前記第2遮光部材の前端側に位置するように進退駆動方向に伸縮可能に形成され、前記第1遮光部材および第2遮光部材は、前記駆動モータによって回転駆動される駆動輪に接触して進退駆動され、前記第2遮光部材は、前端部に前記駆動輪が非接触となって空転する空転部を有し、前記第1遮光部材または前記第2遮光部材の少なくとも一方には、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が展開方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が格納方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との連結又は係合を解除する継断部材が設けられることにより解決される。
このように本発明の車両用サンバイザ装置では、遮光体が少なくとも第1遮光部材と第2遮光部材とに進退駆動方向に分割して構成されており、格納位置ではこれらが互いに重合して格納され、展開位置ではこれらが互いにスライドして伸張し大型の遮光面を構成するようになっているので、格納時には進退動方向の長さが短くコンパクトになり占有スペースが大幅に削減できる。これにより、本発明では、大きな遮光面積を確保しつつ、小さな取付スペースに取付けることが可能となる。また、装置の占有スペースが小さいので、車両天井に取付けたときの圧迫感が低減される。
また、第1遮光部材と第2遮光部材は、回転駆動する駆動輪に接触することによって進退駆動されるように構成されており、展開方向へ駆動されているときには継断部材によって第1遮光部材の後端部と第2遮光部材の前端部とが連結又は係合され、格納方向へ駆動されているときには継断部材による連結又は係合が解除されるように構成されている。これにより、本発明では、確実に第1遮光部材と第2遮光部材を結合した状態で展開し、また、これらの結合を解除した状態で格納することが可能である。
また、前記第1遮光部材および第2遮光部材は、それぞれ幅方向両側に前記駆動輪が接触する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドが進退駆動方向に沿って配設される構成とすることができる。この構成により、駆動輪が第1スライドガイドおよび第2スライドガイドと接触回転することにより、第1遮光部材および第2遮光部材が進退駆動される。
また、前記第1スライドガイドは、前記第2遮光部材に対して重合する方向に突出形成され、前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドのさらに幅方向外側に位置し且つ前記第1スライドガイドと幅方向に対向して配設されるように構成することができる。これにより、第1遮光部材は、両側の第1スライドガイドの外側部が第2遮光部材の第2スライドガイドに挟まれた状態でスライド可能となる。
また、前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドを進退駆動方向に摺動案内する案内手段を有していると好適である。この案内手段によって第1スライドガイドは、第2スライドガイドの延出方向に沿ってスライドすることが可能となる。
また、前記空転部は、前記第2スライドガイドの前端部に、前記駆動輪の接触方向に凹設形成された段差部とすることができる。第2スライドガイドの前端部に段差部を設けることにより、駆動輪が接触できなくなる。これにより、この位置では駆動輪は空転し、駆動輪が回転するにもかかわらず、第2遮光部材は進退駆動されずに停止状態に保持される。
また、前記駆動輪は、前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドにそれぞれ接触する同軸上に配置された第1駆動輪部および第2駆動輪部を有する構成とすることができる。このように、第1スライドガイド,第2スライドガイドにそれぞれ対応して、同軸上に第1駆動輪部,第2駆動輪部を有する構成とすることにより、第1スライドガイドと第2スライドガイドの駆動輪との接触面が離間している場合でも、第1スライドガイドと第2スライドガイドをそれぞれ駆動することができる。
また、前記第2遮光部材は、前端部の前記第1遮光部材との重合部分に前記第1遮光部材側へ突出するガタ防止突起が形成されると好適である。第1遮光部材が第2遮光部材に対して進退駆動されるときに、このガタ防止突起によって下面が支持されることにより、第1遮光部材はガタつきが低減されると共に姿勢が安定化される。
また、前記第2スライドガイドは、後端部に前記展開位置側での所定位置で前記第2遮光部材を停止させるためストッパを有すると好適である。このストッパにより、第2遮光部材を所定位置で確実に停止させることができると共に、第2遮光部材の進退動を支持する部材から第2遮光部材が抜け出てしまうことを防止することができる。
また、前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドは、前記継断部材によって前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とが連結又は係合されたときに、前記駆動輪が同時に接触可能な同時接触領域を有する構成とすることができる。このように構成すると、第1遮光部材と第2遮光部材とが継断部材によって結合された後、駆動輪が同時接触領域に接触状態で回転することにより、確実に第2遮光部材を展開方向へ送り出すことが可能となる。
また、前記継断部材は、前記駆動輪が展開方向へ通過することによって第1位置に変位すると共に、前記駆動輪が格納方向へ通過することによって第2位置に変位する可動部材を備え、該可動部材は、前記第1位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記第2位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との前記連結又は係合が解除される構成とすることができる。
また、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの一方には、前記可動部材が前記第1位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合する係合部と、前記可動部材が前記第2位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合しない解除部と、が形成され、前記可動部材は、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方と前記駆動輪との接触面から択一的に第1出没部または第2出没部を出没可能に、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方に回動軸を中心に回動可能に配設され、前記可動部材は、前記駆動輪による踏み付けにより前記第1出没部が没することにより前記第1位置に変位し、前記駆動輪の踏み付けにより第2出没部が没することにより前記第2位置に変位する構成とすることができる。このように構成すると、駆動輪が所定位置を所定方向へ通過することによって、可動部材を第1位置と第2位置の間で変位させることができる。
また、前記係合部は前記空転部に形成され、前記第2出没部は前記駆動輪が前記空転部に位置するときに前記駆動輪と当接するように配設される構成とすることができる。
また、前記第2スライドガイドは、進退駆動方向に沿って形成されたギヤ歯面部を有し、前記駆動輪を回転自在に支持するブラケットには、前記駆動輪とは異なる回転軸にて回転自在に支持されると共に前記ギヤ歯面部と噛合する支持歯車が配設されると好適である。このように構成すると、ギヤ歯面部が支持歯車と噛合することによって、第2遮光部材をスムーズに進退駆動することができる。
また、前記支持歯車を支持する回転軸には、前記第2遮光部材を格納方向に駆動するための予力を付与する予力付与手段が配設されると好適である。このように構成すると、第2遮光部材は、格納方向に予力を受けるので、格納動作時に第2遮光部材の自重が掛かってもスムーズに格納方向へ収納することができる。また、格納方向の予力を受けることによって、第2遮光部材がガタついてしまうことを防止することができる。
本発明の車両用サンバイザ装置は、遮光体を進退駆動方向に分割して複数の遮光部材によって構成すると共に、格納時にはこれらの遮光部材を重合して収納する構成としたので、展開時には入射光を遮蔽する遮光面積を十分に確保しつつ、格納時の占有スペースを大幅に小さくすることができる。これにより、本発明では、小さな取付スペースに取付け可能であると共に、車両天井に取付けたときの圧迫感を低減することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する構成、手順等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図13は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用サンバイザ装置が搭載された車両の斜視図、図2は車両用サンバイザ装置が搭載された車両の断面図、図3は遮光装置の分解斜視図、図4は遮光装置の部分分解斜視図、図5は下側支持ローラによる第2遮光部材の支持状態を示す説明図、図6は車両用サンバイザ装置の全体構成を示すブロック図、図7は第1遮光部材と第2遮光部材の連結機構を示す説明図、図8,図9はそれぞれ格納状態の遮光装置の部分斜視図,側面図、図10,図11はそれぞれ展開途中状態の遮光装置の部分斜視図,側面図、図12,図13はそれぞれ展開状態の遮光装置の部分斜視図,側面図である。
以下に本発明の車両用サンバイザ装置の一実施形態について説明する。本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置S(以下「装置S」という)は、図1,図2に示すように、例えば乗用自動車等の車両1に好適に搭載され、フロントガラス2から車室内へ差し込む太陽光等の入射光の一部を遮って乗員のまぶしさを低減するものであり、遮光装置10と、受光センサ60と、制御装置70とを主要構成要素としている。
本例の遮光装置10は、車両1の運転席側の天井部3内(アウタールーフとインナールーフパネルとの間)に配設されており、制御装置70からの駆動信号により湾曲した遮光体10Aをフロントガラス2に向けて延出させるように構成されている。
本例では、遮光体10Aは第1遮光部材11および第2遮光部材21から構成される(図3参照)。遮光体10Aは天井部3内に格納された格納位置(図中、実線で表示)では、第1遮光部材11および第2遮光部材21が、車両上下方向に重なり合った状態となっている。これにより、格納状態における装置Sの車両前後方向長さが短くコンパクトに構成されており、車両天井にサンルーフが配設されていた場合でも、サンルーフとフロントガラス2との狭いスペースに装置Sを配設可能となっている。
また、遮光体10Aは、第1遮光部材11および第2遮光部材21が、天井部3から車両前方に湾曲した軌跡に沿ってフロントガラス2側の最大作動ストローク位置まで進出することにより展開位置(図中、破線で表示)に到達する。このとき、第1遮光部材11の先端部は、ルームミラー4の下部付近まで到達する。
また、本例では、受光センサ60はルームミラー4の背面(車両前側面)に配設され、制御装置70は遮光装置10の車両後方の天井部3内に配設されている。
まず、図3,図4に基づいて遮光装置10の概略構成について説明する。
本例の遮光装置10は、図3に示すように、多段式の遮光体10A(第1遮光部材11,第2遮光部材21),駆動支持機構30,駆動装置50を主要構成要素としている。
本例の遮光装置10では、第1遮光部材11と第2遮光部材21が互いに進退駆動方向にスライド可能に連結されており、全体として伸縮可能に構成されている。
本例の遮光装置10のように、入射光を遮るための遮光体を複数の遮光部材(第1遮光部材11,第2遮光部材21)に分割して伸縮可能に構成すると、格納状態で重合させることにより格納状態での奥行き長さが短くなり装置全体をコンパクトに構成することができる。これにより、本例の装置Sでは、格納スペースを極めて小さくすることができるので、サンルーフ等の構造物が天井部3に配設されていて狭い取付スペースしか確保できない場合であっても取付け可能となる。
また、本例では、展開状態で全体として湾曲した状態の遮光体10Aが形成されるが、この遮光体10Aを複数の遮光部材(第1遮光部材11,第2遮光部材21)で形成するため、一枚の湾曲した遮光体で構成した場合と比べて、装置Sの薄型化を図ることができる。すなわち、本例では、第1遮光部材11および第2遮光部材21の湾曲厚さは、一枚ものの遮光体の湾曲厚さと比べて半分程度となるので、第1遮光部材11および第2遮光部材21が重合される格納状態では、一枚の遮光体で構成した場合と比べて板厚方向寸法を半分程度に小さくすることができる。
駆動装置50は、駆動支持機構30に連結されており、回転駆動力を駆動支持機構30に伝達する。駆動支持機構30は、第1遮光部材11と第2遮光部材21をスライド可能に保持すると共に、駆動装置50からの駆動力によってこれら第1遮光部材11,第2遮光部材21を順次に展開方向または格納方向へ進退駆動するものである。
本例では、格納状態で駆動装置50が展開方向へ駆動すると、まず格納位置にあった第1遮光部材11のみが車両前方へ所定のストロークだけスライド駆動されて半進出状態となり、その後、格納位置にあった第2遮光部材21が車両前方へ所定のストロークだけスライド駆動されることにより、(最大)展開状態(全進出状態)となる。第2遮光部材21が車両前方へスライド駆動するときには、第1遮光部材11は第2遮光部材21の先端部位(車両前方部位)に連結固定された状態で、第2遮光部材21と共に車両前方へ移動していく。
一方、(最大)展開状態から駆動装置50が格納方向へ駆動すると、まず第1遮光部材11と第2遮光部材21とが共に車両後方へ所定のストロークだけ移動して半進出状態となる。その後、駆動装置50の駆動によって第1遮光部材11が車両後方へ所定のストロークだけ移動して格納状態となる。
このように本例の装置Sでは、第1遮光部材11,第2遮光部材21が展開方向および格納方向に順次に送出されるようになっている。
本例の第1遮光部材11は、湾曲した板状の遮光板12と、遮光板12の前端部に配設された前枠13と、遮光板12の車両幅方向の両側端部に配設され進退駆動方向に延出する第1スライドガイド14とを備えている。
前枠13と第1スライドガイド14は、前枠13の幅方向の両端部と第1スライドガイド14の先端部は互いに連結されて枠体を形成しており、遮光板12のねじれを防止している。本例では、遮光板12の端部辺は、前枠13および第1スライドガイド14の内側面の車両下側部位に連結されている。すなわち、前枠13および第1スライドガイド14は、遮光板12から重合方向へ突出形成されている。
第1スライドガイド14は、遮光板12の後端部からさらに所定の長さだけ車両後方へ延出しており、遮光板12の湾曲に合わせて前方ほど下側に位置するように湾曲した形状となっている。
図4に示すように、第1スライドガイド14の上面は後述する駆動ローラ34と接触する第1接触面16となっており、幅方向外側の側面は第1接触面16と連続して曲面状に形成されている。すなわち、幅方向外側の側面は断面半円形状の外側へ突出する曲面部14aを形成している。さらに、第1スライドガイド14の車両後方側には、曲面部14aから車両幅方向外側に突出する2つの円柱状の突起15が長手方向に離間して形成されている。なお、左右一対の第1スライドガイド14は、左右対称に形成されている。
図3に示すように、第2遮光部材21は、遮光板12と略同一の曲率で湾曲した板状の遮光板22と、遮光板22の車両幅方向の両側端部に配設され進退駆動方向に延出する第2スライドガイド24とを備えている。第2スライドガイド24は、遮光板22の後端部からさらに所定の長さだけ車両後方へ延出している。なお、左右一対の第2スライドガイド24は、左右対称に形成されている。
なお、本例では、遮光板12,22は、フロントガラス2を透過して車室内に入射する入射光を完全に遮光するように光透過性のない部材で形成されている。しかしながら、これに限らず、入射光を遮光すると共に乗員の前方視界を確保すべく、半透明体又は着色透明体で形成してもよい。
図4に示すように、本例では、遮光板22の外側両端辺は、第2スライドガイド24の車両下側部位に連結されている。そして、第2スライドガイド24は、遮光板22の車両上面側の内側側面に案内手段としてのガイド溝(摺動溝)25が凹設形成されている。ガイド溝25の前端部と後端部には、係止壁25aが形成されている。すなわち、本例の第2スライドガイド24は幅方向内側が開口する中空体となっている。
第2スライドガイド24は、第1スライドガイド14よりも幅方向外側に位置しており、このガイド溝25に2つの突起15が摺動可能に嵌め込まれている。このように第1スライドガイド14の突起15がガイド溝25内で進退駆動方向に摺動案内されることによって、第1遮光部材11と第2遮光部材21はスライド可能に連結されている。
詳しくは、ガイド溝25に摺動方向に離間した2つの突起15が嵌め込まれると共に、第1スライドガイド14の幅方向外側の側面である凸状の曲面部14aが一部、ガイド溝25内に入り込んでいるので、第1遮光部材11は、第2遮光部材21の湾曲形状の仮想軌跡上に沿って安定してスライド可能となっている。
また、スライドしていったときに係止壁25aと突起15が当接することによって、第1遮光部材11と第2遮光部材21とが外れてしまうことが防止されている。また、本例では、半進出位置では前側の突起15が前側の係止壁25aと当接し、格納位置では後側の突起15が後側の係止壁25aと当接するようになっている。このように、係止壁25aは、抜け留めおよび第1遮光部材11のストロークを規定するストッパを兼ねている。
第2スライドガイド24の上面には、後述する駆動ローラ34と接触する第2接触面26と、空転部としての段差部27と、ギヤ歯面部28とが形成されている。
段差部27は、第2スライドガイド24の前端から所定長さ分だけ設けられており、駆動ローラ34と接触しないように第2接触面26よりも一段低くなるように凹設されている。
ギヤ歯面部28は、第2スライドガイド24の上面の幅方向内側端辺に沿って、車両上方へ突出するように長手方向に設けられたラックである。このギヤ歯面部28は、第2スライドガイド24の後端から段差部27の手前まで進退駆動方向に延出している。
また、遮光板22の前端部上面には幅方向の両端部付近にそれぞれガタ防止用の突起21aが設けられている。この突起21aは、第2遮光部材21に対して第1遮光部材11が進退動するときに、第1遮光部材11の下面と摺接するようになっている。詳しくは、本例では、突起21aは第1スライドガイド14の下面と摺接する。
また、第2接触面26の後端部には、ギヤ歯面部28の外側に、上方へ突出するストッパ21bが形成されている。このストッパ21bは後述するように、第2遮光部材21が展開方向へスライドしていったときに上側支持ローラ39と当接して、駆動支持機構30から第2遮光部材21が抜け出ないようにするためのものである。
また、第2スライドガイド24の車両前方側の下面には、下方へ突出するようにストッパ21cが形成されている(図9等参照)。このストッパ21cは後述するように、第2遮光部材21が格納方向へスライドしていったときに下側支持ローラ37と当接して、第2遮光部材21を格納位置で停止させるためのものである。
図3に示すように、駆動支持機構30は、左右幅方向に配置された一対のブラケット31と、ブラケット31の上部および下部をそれぞれ連結する連結フレーム33a,33bと、駆動輪としての駆動ローラ34と、シャフト36と、下側支持ローラ37と、上側支持ローラ39と、シャフト41と、シャフト41に取付けられたコイルスプリング42を主要構成要素としている。
駆動ローラ34,下側支持ローラ37,上側支持ローラ39は、左右の各ブラケット31にそれぞれ回動自在に配設されている。また、一対の駆動ローラ34,上側支持ローラ39は、左右が連動するようにそれぞれシャフト36,シャフト41によって連結されている。
本例では、一対のブラケット31と連結フレーム33a,33bによって支持体が構成されている。これらは枠状に連結されることによりねじれが防止されている。
また、支持体に取付けられた駆動ローラ34,下側支持ローラ37,上側支持ローラ39と、シャフト36,41、コイルスプリング42等によって駆動力伝達機構が構成されている。
左右の各駆動ローラ34は、シャフト36の両端部に固設されている。駆動ローラ34は、2つの駆動ローラ34a,34bによって構成されており、これらは所定の間隔を空けてシャフト36に同軸上に固定されている。第1駆動輪部としての駆動ローラ34a,第2駆動輪部としての駆動ローラ34bは、それぞれシャフト36の中央側,外側に配設されている。外側の駆動ローラ34bには、外面中央部から幅方向外側へ突出するように取付軸が形成されている。本例では、この取付軸がブラケット31に形成された軸孔に回動可能に挿入されることにより、駆動ローラ34およびシャフト36はブラケット31によって回動自在に保持されている。
駆動ローラ34a,34bは、弾性材料(例えばゴム)で形成された接触面を有している。本例の駆動ローラ34a,34bは、いわゆるゴムローラである。
駆動ローラ34aは、第1スライドガイド14の第1接触面16と接触可能な軸方向位置に配設されている。第1接触面16と接触した状態で駆動ローラ34aが回動することにより、第1遮光部材11は進退駆動する。
駆動ローラ34bは、第2スライドガイド24の第2接触面26と接触可能な軸方向位置に配設されている。第2接触面26と接触した状態で駆動ローラ34bが回動することにより、第2遮光部材21は進退駆動する。
本例では、駆動ローラ34a,34b間に設けられた間隙にギヤ歯面部28が位置するように構成されている。これにより、駆動ローラ34が回動したときに、駆動ローラ34とギヤ歯面部28とが干渉しないようになっている。
なお、本例では、第2スライドガイド24の幅方向内側端に沿ってギヤ歯面部28が形成されているため、駆動時にこれと干渉しないように、駆動ローラ34が離間して配置される2つの駆動ローラ34a,34bによって構成されていたが、このような構成でなくてもよい。
例えば、ギヤ歯面部28を第2スライドガイド24の幅方向外側端に沿って設けた場合には、2つの駆動ローラ34a,34bを軸方向に間隔を空けずにシャフト36に取付けてもよい。この場合は、第2接触面26は、ギヤ歯面部28よりも幅方向内側に形成されることになるので、駆動ローラ34a,34bは、それぞれ第1接触面16,第2接触面26と接触可能となる。また、この場合には、駆動ローラ34を2つの駆動ローラ34a,34bで構成することなく、第1接触面16,第2接触面26の双方に同時に接触可能な幅広の1つの駆動ローラで構成してもよい。そして、この幅広の駆動ローラが第1駆動輪部および第2駆動輪部を兼ねる構成となる。
下側支持ローラ37は合成樹脂製であり、図5に示すように、内側ほど先細りのテーパー形状であって、軸方向の縦断面で凹状となる曲面に形成された接触面37aを有している。第2スライドガイド24は、幅方向外側下端部が曲面状に面取りされたようにR形状に形成されている。このR形状曲面に合わせて下側支持ローラ37の接触面37aの曲面が形成されている。
一対の下側支持ローラ37は、先端側が対向するように同軸上に配設されており、接触面37aによって、第2スライドガイド24のR形状の角部を支持するように配設されている。これにより、下側支持ローラ37は、第2遮光部材21が進退動すると、転動しながら第2遮光部材21を下側から支持する。
また、第2遮光部材21は、一対の下側支持ローラ37によって両側から挟みこまれるように支持されるので、進退動するときに幅方向にガタつくことなく、スムーズに進退動可能となっている。
本例の下側支持ローラ37は、合成樹脂製であるが、これに限らず、金属製としてもよい。また、ゴム等の弾性材料で形成してもよい。
上側支持ローラ39は、合成樹脂製であり、支持歯車39aと支持ローラ39bとを備え、これらがシャフト41に固設されている。左右一対の支持歯車39aは、それぞれ左右のギヤ歯面部28と噛合するように配設されている。また、左右一対の支持ローラ39bは、それぞれ左右の第2接触面26と摺接するように配設されている。
シャフト41は、コイルスプリング42内に挿入されている。このコイルスプリング42の一端は、シャフト41に固定され、他端は連結フレーム33aに取付けられている。
上側支持ローラ39は、第2遮光部材21が進退動するときに確実に送出すためのものであり、予力(付勢力)付与手段としてのコイルスプリング42によって、常時、格納方向の予力(付勢力)を受けている。
すなわち、コイルスプリング42は、格納状態においてシャフト41を格納方向に回転させる付勢力を与えるように、自然状態から所定方向に所定回数ねじられた状態となっている。そして、展開方向にシャフト41が回転すると、コイルスプリング42は、さらに格納方向に付勢力を与える方向にねじられる。したがって、コイルスプリング42は、常時、支持歯車39aを介して第2遮光部材21に対して格納方向に予力を付与している。
第1遮光部材11,第2遮光部材21が展開方向へ駆動されるときには、これらの自重の展開方向成分に補助されるので駆動負荷が軽減される。これにより、第1遮光部材11,第2遮光部材21は展開し易い。
一方、第1遮光部材11,第2遮光部材21が格納方向へ駆動されるときには、これらの自重によって駆動負荷が増大されるので、展開速度に比べて格納速度が遅くなってしまうおそれがある。
また、本例ではゴムローラである駆動ローラ34との摩擦力によって第1遮光部材11,第2遮光部材21を進退駆動しているので、駆動負荷が大きいと接触面が滑ってしまい、格納できなくなるおそれがある。
さらに、格納位置と展開位置の範囲内において作動停止している場合に、自重や車両振動によって駆動ローラ34との摩擦力に抗して第2遮光部材21が滑り出てしまうおそれもある。特に、格納位置と展開位置の間の中間位置では第2遮光部材21には第1遮光部材11の自重も加わるため、第2遮光部材21が第1遮光部材11と共に車両振動等によって滑り出てしまうおそれがある。
本例では、このような展開方向と格納方向での駆動負荷の相違によって、作動時間が大きく異なったり、格納不能となったり、不用意に第2遮光部材21が滑り出てしまったりする不具合を防止するため、コイルスプリング42によって、第2遮光部材21に格納方向の予力を付与して、格納をアシストしている。
また、常時、格納方向へ予力を受けていることにより、第2遮光部材21のガタつきを防止することができる。
本例では、第1遮光部材11は、突起15が第2遮光部材21のガイド溝25に摺動可能に保持され、第1スライドガイド14の下面が突起21aによって支持されており、さらに第2遮光部材21に対して進退動するときは、駆動ローラ34が第1接触面16と接触状態で回動するため、前方側が上下にばたついたり、ガタついたりすることがないように構成されている。
一方、第2遮光部材21は、第2スライドガイド24の幅方向外側下部の角部を両側から下側支持ローラ37によって支持され、第2スライドガイド24の上面に位置するギヤ歯面部28が支持歯車39aと噛合し、第2接触面26が支持ローラ39bによって支持され、さらに進退動するときには、駆動ローラ34が第2接触面26と接触状態で回動する。このように、第2遮光部材21は、下側支持ローラ37,上側支持ローラ39,駆動ローラ34によって挟持された状態で保持されている。
なお、第2遮光部材21が展開方向へ送出されていくと、第2接触面26の後端部に突出形成されているストッパ21bと支持ローラ39bとが当接して、第2遮光部材21が駆動支持機構30から抜け出ないように構成されている。
図3に示すように、本例の駆動装置50は図中左側のブラケット31に固定される。本例の駆動装置50は駆動モータ51を備えており、この駆動モータ51はハウジング52に収容されている。駆動モータ51の回転軸には、不図示の第1ギヤ(ウォーム)が設けられており、この第1ギヤには、駆動モータ51の回転軸と直交する出力軸に設けられた第2ギヤ(ウォームホイール)が噛合されている。
この第2ギヤが設けられた出力軸に、図中左側の駆動ローラ34が連結されている。これにより、駆動モータ51の回転駆動力は、第1ギヤおよび第2ギヤを介して出力軸を回動させ、この回動によって図中左側の駆動ローラ34が回動するようになっている。このとき、駆動装置50と反対側の駆動ローラ34(図中右側)は、シャフト36を介して駆動装置50側の駆動ローラ34と連結されているので、一対の駆動ローラ34は同期して回動する。
本例の受光センサ60は、図2に示すように、車室内にフロントガラス2と対向して配置されたルームミラー4の背面に配置されている。
すなわち、受光センサ60は、フロントガラス2を透過して乗員5(運転者)のアイポイントPに向けて入射される入射光を確実に受光すべく、車両側面視におけるフロントガラス2の上縁部とアイポイントPとを結んだ仮想線よりも下側で、フロントガラス2の下縁部とアイポイントPとを結んだ仮想線よりも上側に配置されている。
なお、この場合の乗員5は一般的な身長及び体格を有する者であり、アイポイントPは車両1の座席(運転席)に乗員5が適正な姿勢で着座したときのものである。
受光センサ60は、略立方体状をなしており、2つの受光面を備えている。すなわち、受光センサ60は、車両上方を向く上方側受光面と、車両前方を向く前方側受光面とを備えている。この上方側受光面と前方側受光面には、各受光面に入射してくる入射光を受光する受光素子がそれぞれ備えられている。
そして、本例の受光センサ60は、フロントガラス2を透過して入射してくる入射光を受光素子にて受光すると、各受光素子から入射角度に応じて変化する入射強度に比例するレベルの入射光検出信号を制御装置70に出力する。制御装置70は、各受光素子からの入射光検出信号によって入射角度を検出可能となっている。
本例の制御装置70は、図2に示すように、車両1の運転席側の天井部3内に収容されている。また、制御装置70の入力部には、図6に示すように、受光センサ60、起動スイッチ62、位置検出機構64、バッテリ66が接続されている。また、制御装置70の出力部には、遮光装置10の駆動モータ51が接続されている。
制御装置70には、上方側受光面および前方側受光面にそれぞれ備えられた受光素子で受光される入射光について、入射光の入射角度と、その入射角度の入射光が入射されたときの入射強度に比例して出力される入射光検出信号のレベルとの関係を表すデータが予め記憶されている。そして、制御装置70は、このデータを用いて各受光素子からの入射光検出信号のレベルの比に基づいて入射光の入射角度を特定することができる。
制御装置70は、特定した入射角度に基づいて駆動モータ51へ駆動信号を出力する。これにより、駆動モータ51は所定回転数だけ回動して第1遮光部材11および第2遮光部材21を所定位置まで進退駆動する。
位置検出機構64は、第1遮光部材11および第2遮光部材21の格納位置から展開位置までの間の現在位置を検出するものであり、ロータリーエンコーダ、可変抵抗器、ロータリースイッチ、リミットスイッチ等で構成されている。位置検出機構64は、第1遮光部材11および第2遮光部材21の現在位置に応じて位置検出信号を制御装置70に出力する。これにより、制御装置70は、第1遮光部材11および第2遮光部材21の現在位置をモニターすることができる。
次に、図7に基づいて、第1遮光部材11の後端部と第2遮光部材21の前端部とを連結し、また、この連結を解除する係脱機構について説明する。
本例では、第1スライドガイド14の第1接触面16には、後端部に所定深さの略L字形状の溝17が穿設されており、この溝17に継断部材18が配設されている。溝17は、第1接触面16の長手方向に沿う部位と、その先端から幅方向外側へ延出する部位とを有する。幅方向に沿う部位は、曲面部14aで開口している。
継断部材18は、上方から見て略L字形状の可動部材18aと、この可動部材18aを回動可能に保持する回動軸18fを有して構成されている。
可動部材18aは、進退動方向に沿う可動部本体18bと、可動部本体18bの先端側から幅方向外側に折り曲げられて形成された係合片18cとを有している。可動部本体18bの長さ方向の中央部には、幅方向に貫通する軸孔が形成されており、この軸孔を挟んで後端側および先端側には、それぞれ上端辺から上方へ延出する略三角形状の第1出没部18d,第2出没部18eが対称に形成されている。
回動軸18fは、可動部本体18bの軸孔および第1スライドガイド14の側面に水平方向(幅方向)に形成された軸孔に挿通されている。これにより可動部材18aは、回動軸18fを中心に回動自在に支持されている。また、可動部本体18bと溝17との間には、不図示のウェーブワッシャが配設されており、可動部材18aは、ウェーブワッシャとの摩擦力により外力が掛からない限り、現在の姿勢に保持されるようになっている。
第1出没部18d,第2出没部18eは、少なくともどちらかの一部が第1接触面16上に突出するように配設されている。
また、第2スライドガイド24の段差部27には、長手方向の中央部に係合部としての切欠部27aが形成されている。切欠部27aはガイド溝25に連通すると共に、車両幅方向の内側が開口するように形成されている。
第1出没部18d,第2出没部18eは、駆動ローラ34aによって踏み付けられることにより、第1位置または第2位置のいずれかに択一的に変位される。
図7(A)は、第1遮光部材11の後端部が第2遮光部材21の先端部付近までスライド移動した状態を示している。第1遮光部材11が格納状態から図7(A)の半進出位置まで移動する間、可動部材18aは第1出没部18dが第1接触面16上に突出し、第2出没部18eが第1接触面16下に没した状態(第2位置)に保持されている。この移動の間、係合片18cの先端部は解除部としてのガイド溝25内を通過する。
図7(A)の状態から駆動ローラ34aがさらに回転して第1遮光部材11を展開方向へ送り出すと、駆動ローラ34aが第1出没部18d上を通過することによって、第1出没部18dは踏み付けられて没し、代わりに第2出没部18eが突出する(第1位置)。これに連動して、係合片18cが持ち上げられ、切欠部27a内に入り込む。これにより、第1遮光部材11と第2遮光部材21とが連結又は係合される。
第1遮光部材11と第2遮光部材21とが連結又は係合されることにより、駆動ローラ34aの第1接触面16との接触状態での回動によって第2遮光部材21も第1遮光部材11と共に展開方向へ送り出されていく。第1遮光部材11と第2遮光部材21とが連結された状態では、第1接触面16と第2接触面26の一部が進退動方向に並列状態に重なる。この第1接触面16と第2接触面26の並列領域には、駆動ローラ34が同時に接触可能となる。この並列領域(同時接触領域)を図7(B)では領域Aで示している。
第1遮光部材11と第2遮光部材21が共に展開方向へ送り出されていくと、同時接触領域Aで駆動ローラ34は第1接触面16と第2接触面26に接触する。これにより、図7(B)に示すように、第2遮光部材21は駆動ローラ34によって展開方向へ送り出されていく。このとき、第1遮光部材11と第2遮光部材21は連結または係合されているので、第1遮光部材11が天井部3等と接触して摺動抵抗が加わった場合であっても、第1遮光部材11が第2遮光部材21内に入り込んで第2遮光部材21のみが送り出されてしまうことなく、第1遮光部材11と第2遮光部材21が共に送り出されるようになっている。
なお、第1スライドガイド14の前側の突起15を第2スライドガイド24の前側の係止壁25aと当接させることにより、可動部材18aが切欠部27aに係合するまで、第2遮光部材21を第1遮光部材11によって前方へ押し出させるように構成してもよい。
なお、展開状態から格納方向へ駆動されるときは、第2遮光部材21が格納位置まで移動して半進出状態となったときに、第1位置にある可動部材18aの第2出没部18e上を駆動ローラ34aが通過することによって、第2出没部18eが没し、これに伴って、係合片18cと切欠部27aの係合が解除される。このとき、駆動ローラ34bは段差部27上に位置するので、第2遮光部材21は停止したまま、第1遮光部材11のみが駆動ローラ34の回動によって格納方向へ移動することが可能となる。
本例では、第2遮光部材21の段差部27,第1接触面16および第2接触面26の同時接触領域A,継断部材18,切欠部27a等によって順次送出機構が構成されている。
次に図8〜図13に基づいて装置Sの動作について説明する。なお、理解の容易のため、図8〜図13では一部の構成部材の図示を省略している。
図8,図9は、それぞれ格納状態にある遮光装置10の部分斜視図、部分側面図を示している。格納状態では、第1遮光部材11および第2遮光部材21は、車両上下方向に重合した状態となっている。
このとき、第2遮光部材21のストッパ21cは下側支持ローラ37と当接した状態となっている。可動部材18aは第2位置にあり、係合片18cはガイド溝25内に突出している。
また、第1遮光部材11は、突起21aが前枠13の下部と当接しており、第1遮光部材11が前方へ移動するためには、突起21aを乗り越えなければならない。これにより、第1遮光部材11は、前方へ不用意に滑り出てしまうことが防止されている。ギヤ歯面部28には上側支持ローラ39によって格納方向の予力が掛かっているので、第2遮光部材21も前方へ滑り出てしまうことが防止されている。
この状態から駆動ローラ34が展開方向へ回動すると、第1遮光部材11は駆動ローラ34aと接触状態にあるから、駆動ローラ34の回転により展開方向へ送り出されていく。一方、駆動ローラ34bは段差部27上に位置するから第2遮光部材21とは非接触状態であり、第2遮光部材21は格納位置に保持されたままとなる。なお、第2遮光部材21へ掛かっている格納方向への予力によって、第1遮光部材11の進出に引きずられて第2遮光部材21が進出してしまうことが防止されている。
図10,図11は、それぞれ第1遮光部材11が第2遮光部材21と係合する位置まで送り出された状態(半進出状態)にある遮光装置10の部分斜視図、部分側面図を示している。
この位置では、さらに駆動ローラ34が回動することにより、駆動ローラ34aが可動部材18aの第1出没部18d(図7参照)と当接して、第1出没部18dを没した状態に変位させる。これにより、可動部材18aは第2位置から第1位置に変位し、係合片18cが切欠部27aに係合して、第1遮光部材11と第2遮光部材21が互いにスライド不可に連結される。
第1遮光部材11と第2遮光部材21が連結されると、駆動ローラ34の展開方向へのさらなる回転に伴って、第1遮光部材11と第2遮光部材21が共に展開方向へ送り出されていく。
そして、駆動ローラ34bと第2接触面26とが接触状態となって、第2遮光部材21は、駆動ローラ34の回転によって第1遮光部材11と共に展開方向へ送り出されていく。
図12,図13は、それぞれ展開状態(全進出状態)にある遮光装置10の部分斜視図、部分側面図を示している。
このとき、第2遮光部材21のストッパ21bが上側支持ローラ39の支持ローラ39bと当接して、これ以上の第2遮光部材21の進出が規制される。
次に、本例の制御装置70による駆動制御について説明する。
起動スイッチ62をオンにすると、バッテリ66から供給された駆動電源により制御装置70が動作状態となる。また、受光センサ60にも電源が供給されて作動状態となる。そして、フロントガラス2を透過した入射光を受光センサ60が検出すると、各受光素子から入射光検出信号が制御装置70に出力される。制御装置70は、この入射光検出信号に基づいて、入射光の入射角度を特定する。
続いて、制御装置70は、特定した入射光の入射角度に応じて展開量を決定する。すなわち、制御装置70は、第1遮光部材11および第2遮光部材21を格納位置から展開位置までの間でどの程度まで展開させるかを決定する。
そして、制御装置70は、展開量に応じて駆動モータ51を駆動制御する。これにより、駆動モータ51の回転に伴って駆動ローラ34が回転し、この回転により駆動ローラ34と接触する第1遮光部材11および第2遮光部材21が車両前方へ順次送り出されていく。制御装置70は、位置検出機構64によって展開量をモニターしており、第1遮光部材11および第2遮光部材21が決定された展開量の位置に到達するまで駆動モータ51を作動させる。
また、制御装置70は、受光センサ60からの入射光検出信号に基づいて算出した展開量が変動すると、変化後の展開量まで第1遮光部材11および第2遮光部材21をスライド駆動するように、駆動モータ51を駆動制御する。このように本例では、入射光の入射角度の変化に追従して、展開量が自動的に変更されるように構成されている。
なお、本例の装置Sは、入射光に応じて第1遮光部材11および第2遮光部材21が自動モードで展開・格納される構成であるが、これに限らず、手動操作スイッチを設け、乗員が手動操作スイッチを操作することによって第1遮光部材11および第2遮光部材21を所望の位置まで展開することができるように構成してもよい。
上記実施形態では、装置Sはフロントガラス2用の車両用サンバイザ装置であるが、これに限らず、装置Sを運転席,助手席,後部座席等のサイドウインドウガラスおよびリアガラス等に適用してもよい。これらのガラスに適用した場合は、装置Sは、ガラスの車内側の一部又は全部を覆うように第1遮光部材11および第2遮光部材21を延出させるものとなる。
また、上記実施形態では、遮光体を2つの部材(第1遮光部材11および第2遮光部材21)で2段式に構成しているが、複数の部材で構成すればこれに限られるものではない。例えば、遮光体を3つの遮光部材で3段式に構成してもよい。この場合、3つの遮光部材を互いにスライド可能に連結して全体として伸縮可能に構成することができる。
また、上記実施形態では、可動部材18aが第1遮光部材11に配設され、可動部材18aの係合片18cが係合する切欠部27aが第2遮光部材21に形成されていたが、これに限らず、可動部材を第2遮光部材21に配設し、切欠部を第1遮光部材に形成してもよい。また、第1遮光部材11,第2遮光部材21にそれぞれ可動部材,切欠部を設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置が搭載された車両の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用サンバイザ装置が搭載された車両の断面図である。 遮光装置の分解斜視図である。 遮光装置の部分分解斜視図である。 下側支持ローラによる第2遮光部材の支持状態を示す説明図である。 車両用サンバイザ装置の全体構成を示すブロック図である。 第1遮光部材と第2遮光部材の連結機構を示す説明図である。 格納状態の遮光装置の部分斜視図である。 格納状態の遮光装置の側面図である。 展開途中状態の遮光装置の部分斜視図である。 展開途中状態の遮光装置の側面図である。 展開状態の遮光装置の部分斜視図である。 展開状態の遮光装置の側面図である。
符号の説明
1‥車両、2‥フロントガラス、3‥天井部、4‥ルームミラー、5‥乗員、
10‥遮光装置、10A‥遮光体,11‥第1遮光部材、12‥遮光板、13‥前枠、
14‥スライドガイド、14a‥曲面部、15‥突起、16‥第1接触面、
17‥溝、18‥継断部材、18a‥可動部材、18b‥可動部本体、
18c‥係合片、18d‥第1出没部、18e‥第2出没部、18f‥回動軸、
21‥第2遮光部材、21a‥突起、21b,21c‥ストッパ、22‥遮光板、
24‥第2スライドガイド、25‥ガイド溝、25a‥係止壁、
26‥第2接触面、27‥段差部、27a‥切欠部、28‥ギヤ歯面部、
30‥駆動支持機構、31‥ブラケット、33a,33b‥連結フレーム、
34,34a,34b‥駆動ローラ、36‥シャフト、
37‥下側支持ローラ、37a‥接触面、39‥上側支持ローラ、
39a‥支持歯車、39b‥支持ローラ、41‥シャフト、
42‥コイルスプリング、50‥駆動装置、51‥駆動モータ、
52‥ハウジング、60‥受光センサ、62‥起動スイッチ、
64‥位置検出機構、66‥バッテリ、70‥制御装置、
P‥アイポイント、S‥車両用サンバイザ装置

Claims (14)

  1. 駆動モータによって遮光体を格納位置と展開位置との間で進退駆動させて車室内への入射光を遮蔽する車両用サンバイザ装置において、
    前記遮光体は、少なくとも第1遮光部材と第2遮光部材とが互いに進退駆動方向にスライド可能に連結されることにより、前記格納位置では前記第1遮光部材および第2遮光部材が互いに重合し、前記展開位置では前記第1遮光部材が前記第2遮光部材の前端側に位置するように進退駆動方向に伸縮可能に形成され、
    前記第1遮光部材および第2遮光部材は、前記駆動モータによって回転駆動される駆動輪に接触して進退駆動され、
    前記第2遮光部材は、前端部に前記駆動輪が非接触となって空転する空転部を有し、
    前記第1遮光部材または前記第2遮光部材の少なくとも一方には、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が展開方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が格納方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との連結又は係合を解除する継断部材が設けられたことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  2. 前記第1遮光部材および第2遮光部材は、それぞれ幅方向両側に前記駆動輪が接触する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドが進退駆動方向に沿って配設されていることを特徴とする請求項に記載の車両用サンバイザ装置。
  3. 前記第1スライドガイドは、前記第2遮光部材に対して重合する方向に突出形成され、
    前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドのさらに幅方向外側に位置し且つ前記第1スライドガイドと幅方向に対向して配設されたことを特徴とする請求項に記載の車両用サンバイザ装置。
  4. 前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドを進退駆動方向に摺動案内する案内手段を有していることを特徴とする請求項又はに記載の車両用サンバイザ装置。
  5. 前記空転部は、前記第2スライドガイドの前端部に、前記駆動輪の接触方向に凹設形成された段差部であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  6. 前記駆動輪は、前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドにそれぞれ接触する同軸上に配置された第1駆動輪部および第2駆動輪部を有することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  7. 前記第2遮光部材は、前端部の前記第1遮光部材との重合部分に前記第1遮光部材側へ突出するガタ防止突起が形成されたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  8. 前記第2スライドガイドは、後端部に前記展開位置側での所定位置で前記第2遮光部材を停止させるためストッパを有することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  9. 前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドは、前記継断部材によって前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とが連結又は係合されたときに、前記駆動輪が同時に接触可能な同時接触領域を有することを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  10. 前記継断部材は、前記駆動輪が展開方向へ通過することによって第1位置に変位すると共に、前記駆動輪が格納方向へ通過することによって第2位置に変位する可動部材を備え、
    該可動部材は、前記第1位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記第2位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との前記連結又は係合が解除されることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  11. 前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの一方には、前記可動部材が前記第1位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合する係合部と、前記可動部材が前記第2位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合しない解除部と、が形成され、
    前記可動部材は、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方と前記駆動輪との接触面から択一的に第1出没部または第2出没部を出没可能に、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方に回動軸を中心に回動可能に配設され、
    前記可動部材は、前記駆動輪による踏み付けにより前記第1出没部が没することにより前記第1位置に変位し、前記駆動輪の踏み付けにより第2出没部が没することにより前記第2位置に変位することを特徴とする請求項10に記載の車両用サンバイザ装置。
  12. 前記係合部は前記空転部に形成され、前記第2出没部は前記駆動輪が前記空転部に位置するときに前記駆動輪と当接するように配設されたことを特徴とする請求項11に記載の車両用サンバイザ装置。
  13. 前記第2スライドガイドは、進退駆動方向に沿って形成されたギヤ歯面部を有し、
    前記駆動輪を回転自在に支持するブラケットには、前記駆動輪とは異なる回転軸にて回転自在に支持されると共に前記ギヤ歯面部と噛合する支持歯車が配設されたことを特徴とする請求項12のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
  14. 前記支持歯車を支持する回転軸には、前記第2遮光部材を格納方向に駆動するための予力を付与する予力付与手段が配設されたことを特徴とする請求項13に記載の車両用サンバイザ装置。
JP2005216436A 2005-07-26 2005-07-26 車両用サンバイザ装置 Expired - Fee Related JP4571553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005216436A JP4571553B2 (ja) 2005-07-26 2005-07-26 車両用サンバイザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005216436A JP4571553B2 (ja) 2005-07-26 2005-07-26 車両用サンバイザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007030675A JP2007030675A (ja) 2007-02-08
JP4571553B2 true JP4571553B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37790457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005216436A Expired - Fee Related JP4571553B2 (ja) 2005-07-26 2005-07-26 車両用サンバイザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4571553B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4730213B2 (ja) * 2006-06-01 2011-07-20 トヨタ紡織株式会社 サンバイザ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211370A (ja) * 1999-01-23 2000-08-02 Webasto Japan Kk 可動キャノピ―部材を有する車両ル―フ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0242484Y2 (ja) * 1986-06-18 1990-11-13
DE4129689A1 (de) * 1991-09-09 1993-03-11 Happich Gmbh Gebr Sonnenschutzblende
JPH082251A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Kazumasa Miyagishi 電動サンバイザー

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211370A (ja) * 1999-01-23 2000-08-02 Webasto Japan Kk 可動キャノピ―部材を有する車両ル―フ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007030675A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7108307B1 (en) Vehicle sun visor apparatus
JP3139176U (ja) 折返し式車載用の表示装置
JP5050793B2 (ja) 車両用サンバイザ装置
JP6269542B2 (ja) 車両用サンバイザ
JP2006347275A (ja) 車両用サンバイザ装置
JP2008044596A (ja) サンシェード装置
JPH11342798A (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2006240447A (ja) 車両用サンバイザ装置
JP4571553B2 (ja) 車両用サンバイザ装置
KR100905081B1 (ko) 자동차용 선바이저
JP2008013056A (ja) サンバイザー装置
JP2007245860A (ja) 車両用サンバイザー装置
JP2006347277A (ja) 車両用サンバイザ装置
JP2010132128A (ja) 車載用画像表示装置
JP2008062674A (ja) サンシェード装置
JP2010221959A (ja) 車両用サンシェード装置
JP6045341B2 (ja) 車両用ミラー装置
JP2006347276A (ja) 車両用サンバイザ装置
JP2008265473A (ja) 車両用のバニティミラー装置及びその制御方法
JP2008195239A (ja) 車両用サンバイザー装置
CN219737992U (zh) 一种车载投影系统及车辆
JP2005132244A (ja) 車両用サンバイザ装置
KR200423267Y1 (ko) 차양판이 갖추어진 차량용 햇빛가리개 설치용 씨디수납부
JP2009012500A (ja) サンシェード装置
JP6543563B2 (ja) サンシェード装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100812

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees