JP4571553B2 - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents
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Description
また、前記第2スライドガイドは、進退駆動方向に沿って形成されたギヤ歯面部を有し、前記駆動輪を回転自在に支持するブラケットには、前記駆動輪とは異なる回転軸にて回転自在に支持されると共に前記ギヤ歯面部と噛合する支持歯車が配設されると好適である。このように構成すると、ギヤ歯面部が支持歯車と噛合することによって、第2遮光部材をスムーズに進退駆動することができる。
図1〜図13は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用サンバイザ装置が搭載された車両の斜視図、図2は車両用サンバイザ装置が搭載された車両の断面図、図3は遮光装置の分解斜視図、図4は遮光装置の部分分解斜視図、図5は下側支持ローラによる第2遮光部材の支持状態を示す説明図、図6は車両用サンバイザ装置の全体構成を示すブロック図、図7は第1遮光部材と第2遮光部材の連結機構を示す説明図、図8,図9はそれぞれ格納状態の遮光装置の部分斜視図,側面図、図10,図11はそれぞれ展開途中状態の遮光装置の部分斜視図,側面図、図12,図13はそれぞれ展開状態の遮光装置の部分斜視図,側面図である。
本例では、遮光体10Aは第1遮光部材11および第2遮光部材21から構成される(図3参照)。遮光体10Aは天井部3内に格納された格納位置(図中、実線で表示)では、第1遮光部材11および第2遮光部材21が、車両上下方向に重なり合った状態となっている。これにより、格納状態における装置Sの車両前後方向長さが短くコンパクトに構成されており、車両天井にサンルーフが配設されていた場合でも、サンルーフとフロントガラス2との狭いスペースに装置Sを配設可能となっている。
また、本例では、受光センサ60はルームミラー4の背面(車両前側面)に配設され、制御装置70は遮光装置10の車両後方の天井部3内に配設されている。
本例の遮光装置10は、図3に示すように、多段式の遮光体10A(第1遮光部材11,第2遮光部材21),駆動支持機構30,駆動装置50を主要構成要素としている。
本例の遮光装置10では、第1遮光部材11と第2遮光部材21が互いに進退駆動方向にスライド可能に連結されており、全体として伸縮可能に構成されている。
本例では、格納状態で駆動装置50が展開方向へ駆動すると、まず格納位置にあった第1遮光部材11のみが車両前方へ所定のストロークだけスライド駆動されて半進出状態となり、その後、格納位置にあった第2遮光部材21が車両前方へ所定のストロークだけスライド駆動されることにより、(最大)展開状態(全進出状態)となる。第2遮光部材21が車両前方へスライド駆動するときには、第1遮光部材11は第2遮光部材21の先端部位(車両前方部位)に連結固定された状態で、第2遮光部材21と共に車両前方へ移動していく。
このように本例の装置Sでは、第1遮光部材11,第2遮光部材21が展開方向および格納方向に順次に送出されるようになっている。
前枠13と第1スライドガイド14は、前枠13の幅方向の両端部と第1スライドガイド14の先端部は互いに連結されて枠体を形成しており、遮光板12のねじれを防止している。本例では、遮光板12の端部辺は、前枠13および第1スライドガイド14の内側面の車両下側部位に連結されている。すなわち、前枠13および第1スライドガイド14は、遮光板12から重合方向へ突出形成されている。
図4に示すように、第1スライドガイド14の上面は後述する駆動ローラ34と接触する第1接触面16となっており、幅方向外側の側面は第1接触面16と連続して曲面状に形成されている。すなわち、幅方向外側の側面は断面半円形状の外側へ突出する曲面部14aを形成している。さらに、第1スライドガイド14の車両後方側には、曲面部14aから車両幅方向外側に突出する2つの円柱状の突起15が長手方向に離間して形成されている。なお、左右一対の第1スライドガイド14は、左右対称に形成されている。
詳しくは、ガイド溝25に摺動方向に離間した2つの突起15が嵌め込まれると共に、第1スライドガイド14の幅方向外側の側面である凸状の曲面部14aが一部、ガイド溝25内に入り込んでいるので、第1遮光部材11は、第2遮光部材21の湾曲形状の仮想軌跡上に沿って安定してスライド可能となっている。
また、スライドしていったときに係止壁25aと突起15が当接することによって、第1遮光部材11と第2遮光部材21とが外れてしまうことが防止されている。また、本例では、半進出位置では前側の突起15が前側の係止壁25aと当接し、格納位置では後側の突起15が後側の係止壁25aと当接するようになっている。このように、係止壁25aは、抜け留めおよび第1遮光部材11のストロークを規定するストッパを兼ねている。
段差部27は、第2スライドガイド24の前端から所定長さ分だけ設けられており、駆動ローラ34と接触しないように第2接触面26よりも一段低くなるように凹設されている。
ギヤ歯面部28は、第2スライドガイド24の上面の幅方向内側端辺に沿って、車両上方へ突出するように長手方向に設けられたラックである。このギヤ歯面部28は、第2スライドガイド24の後端から段差部27の手前まで進退駆動方向に延出している。
また、第2接触面26の後端部には、ギヤ歯面部28の外側に、上方へ突出するストッパ21bが形成されている。このストッパ21bは後述するように、第2遮光部材21が展開方向へスライドしていったときに上側支持ローラ39と当接して、駆動支持機構30から第2遮光部材21が抜け出ないようにするためのものである。
駆動ローラ34,下側支持ローラ37,上側支持ローラ39は、左右の各ブラケット31にそれぞれ回動自在に配設されている。また、一対の駆動ローラ34,上側支持ローラ39は、左右が連動するようにそれぞれシャフト36,シャフト41によって連結されている。
また、支持体に取付けられた駆動ローラ34,下側支持ローラ37,上側支持ローラ39と、シャフト36,41、コイルスプリング42等によって駆動力伝達機構が構成されている。
駆動ローラ34a,34bは、弾性材料(例えばゴム)で形成された接触面を有している。本例の駆動ローラ34a,34bは、いわゆるゴムローラである。
駆動ローラ34bは、第2スライドガイド24の第2接触面26と接触可能な軸方向位置に配設されている。第2接触面26と接触した状態で駆動ローラ34bが回動することにより、第2遮光部材21は進退駆動する。
本例では、駆動ローラ34a,34b間に設けられた間隙にギヤ歯面部28が位置するように構成されている。これにより、駆動ローラ34が回動したときに、駆動ローラ34とギヤ歯面部28とが干渉しないようになっている。
例えば、ギヤ歯面部28を第2スライドガイド24の幅方向外側端に沿って設けた場合には、2つの駆動ローラ34a,34bを軸方向に間隔を空けずにシャフト36に取付けてもよい。この場合は、第2接触面26は、ギヤ歯面部28よりも幅方向内側に形成されることになるので、駆動ローラ34a,34bは、それぞれ第1接触面16,第2接触面26と接触可能となる。また、この場合には、駆動ローラ34を2つの駆動ローラ34a,34bで構成することなく、第1接触面16,第2接触面26の双方に同時に接触可能な幅広の1つの駆動ローラで構成してもよい。そして、この幅広の駆動ローラが第1駆動輪部および第2駆動輪部を兼ねる構成となる。
一対の下側支持ローラ37は、先端側が対向するように同軸上に配設されており、接触面37aによって、第2スライドガイド24のR形状の角部を支持するように配設されている。これにより、下側支持ローラ37は、第2遮光部材21が進退動すると、転動しながら第2遮光部材21を下側から支持する。
本例の下側支持ローラ37は、合成樹脂製であるが、これに限らず、金属製としてもよい。また、ゴム等の弾性材料で形成してもよい。
シャフト41は、コイルスプリング42内に挿入されている。このコイルスプリング42の一端は、シャフト41に固定され、他端は連結フレーム33aに取付けられている。
上側支持ローラ39は、第2遮光部材21が進退動するときに確実に送出すためのものであり、予力(付勢力)付与手段としてのコイルスプリング42によって、常時、格納方向の予力(付勢力)を受けている。
一方、第1遮光部材11,第2遮光部材21が格納方向へ駆動されるときには、これらの自重によって駆動負荷が増大されるので、展開速度に比べて格納速度が遅くなってしまうおそれがある。
さらに、格納位置と展開位置の範囲内において作動停止している場合に、自重や車両振動によって駆動ローラ34との摩擦力に抗して第2遮光部材21が滑り出てしまうおそれもある。特に、格納位置と展開位置の間の中間位置では第2遮光部材21には第1遮光部材11の自重も加わるため、第2遮光部材21が第1遮光部材11と共に車両振動等によって滑り出てしまうおそれがある。
また、常時、格納方向へ予力を受けていることにより、第2遮光部材21のガタつきを防止することができる。
なお、第2遮光部材21が展開方向へ送出されていくと、第2接触面26の後端部に突出形成されているストッパ21bと支持ローラ39bとが当接して、第2遮光部材21が駆動支持機構30から抜け出ないように構成されている。
この第2ギヤが設けられた出力軸に、図中左側の駆動ローラ34が連結されている。これにより、駆動モータ51の回転駆動力は、第1ギヤおよび第2ギヤを介して出力軸を回動させ、この回動によって図中左側の駆動ローラ34が回動するようになっている。このとき、駆動装置50と反対側の駆動ローラ34(図中右側)は、シャフト36を介して駆動装置50側の駆動ローラ34と連結されているので、一対の駆動ローラ34は同期して回動する。
すなわち、受光センサ60は、フロントガラス2を透過して乗員5(運転者)のアイポイントPに向けて入射される入射光を確実に受光すべく、車両側面視におけるフロントガラス2の上縁部とアイポイントPとを結んだ仮想線よりも下側で、フロントガラス2の下縁部とアイポイントPとを結んだ仮想線よりも上側に配置されている。
なお、この場合の乗員5は一般的な身長及び体格を有する者であり、アイポイントPは車両1の座席(運転席)に乗員5が適正な姿勢で着座したときのものである。
そして、本例の受光センサ60は、フロントガラス2を透過して入射してくる入射光を受光素子にて受光すると、各受光素子から入射角度に応じて変化する入射強度に比例するレベルの入射光検出信号を制御装置70に出力する。制御装置70は、各受光素子からの入射光検出信号によって入射角度を検出可能となっている。
制御装置70は、特定した入射角度に基づいて駆動モータ51へ駆動信号を出力する。これにより、駆動モータ51は所定回転数だけ回動して第1遮光部材11および第2遮光部材21を所定位置まで進退駆動する。
本例では、第1スライドガイド14の第1接触面16には、後端部に所定深さの略L字形状の溝17が穿設されており、この溝17に継断部材18が配設されている。溝17は、第1接触面16の長手方向に沿う部位と、その先端から幅方向外側へ延出する部位とを有する。幅方向に沿う部位は、曲面部14aで開口している。
継断部材18は、上方から見て略L字形状の可動部材18aと、この可動部材18aを回動可能に保持する回動軸18fを有して構成されている。
回動軸18fは、可動部本体18bの軸孔および第1スライドガイド14の側面に水平方向(幅方向)に形成された軸孔に挿通されている。これにより可動部材18aは、回動軸18fを中心に回動自在に支持されている。また、可動部本体18bと溝17との間には、不図示のウェーブワッシャが配設されており、可動部材18aは、ウェーブワッシャとの摩擦力により外力が掛からない限り、現在の姿勢に保持されるようになっている。
また、第2スライドガイド24の段差部27には、長手方向の中央部に係合部としての切欠部27aが形成されている。切欠部27aはガイド溝25に連通すると共に、車両幅方向の内側が開口するように形成されている。
図7(A)は、第1遮光部材11の後端部が第2遮光部材21の先端部付近までスライド移動した状態を示している。第1遮光部材11が格納状態から図7(A)の半進出位置まで移動する間、可動部材18aは第1出没部18dが第1接触面16上に突出し、第2出没部18eが第1接触面16下に没した状態(第2位置)に保持されている。この移動の間、係合片18cの先端部は解除部としてのガイド溝25内を通過する。
なお、第1スライドガイド14の前側の突起15を第2スライドガイド24の前側の係止壁25aと当接させることにより、可動部材18aが切欠部27aに係合するまで、第2遮光部材21を第1遮光部材11によって前方へ押し出させるように構成してもよい。
図8,図9は、それぞれ格納状態にある遮光装置10の部分斜視図、部分側面図を示している。格納状態では、第1遮光部材11および第2遮光部材21は、車両上下方向に重合した状態となっている。
また、第1遮光部材11は、突起21aが前枠13の下部と当接しており、第1遮光部材11が前方へ移動するためには、突起21aを乗り越えなければならない。これにより、第1遮光部材11は、前方へ不用意に滑り出てしまうことが防止されている。ギヤ歯面部28には上側支持ローラ39によって格納方向の予力が掛かっているので、第2遮光部材21も前方へ滑り出てしまうことが防止されている。
この位置では、さらに駆動ローラ34が回動することにより、駆動ローラ34aが可動部材18aの第1出没部18d(図7参照)と当接して、第1出没部18dを没した状態に変位させる。これにより、可動部材18aは第2位置から第1位置に変位し、係合片18cが切欠部27aに係合して、第1遮光部材11と第2遮光部材21が互いにスライド不可に連結される。
第1遮光部材11と第2遮光部材21が連結されると、駆動ローラ34の展開方向へのさらなる回転に伴って、第1遮光部材11と第2遮光部材21が共に展開方向へ送り出されていく。
図12,図13は、それぞれ展開状態(全進出状態)にある遮光装置10の部分斜視図、部分側面図を示している。
このとき、第2遮光部材21のストッパ21bが上側支持ローラ39の支持ローラ39bと当接して、これ以上の第2遮光部材21の進出が規制される。
起動スイッチ62をオンにすると、バッテリ66から供給された駆動電源により制御装置70が動作状態となる。また、受光センサ60にも電源が供給されて作動状態となる。そして、フロントガラス2を透過した入射光を受光センサ60が検出すると、各受光素子から入射光検出信号が制御装置70に出力される。制御装置70は、この入射光検出信号に基づいて、入射光の入射角度を特定する。
そして、制御装置70は、展開量に応じて駆動モータ51を駆動制御する。これにより、駆動モータ51の回転に伴って駆動ローラ34が回転し、この回転により駆動ローラ34と接触する第1遮光部材11および第2遮光部材21が車両前方へ順次送り出されていく。制御装置70は、位置検出機構64によって展開量をモニターしており、第1遮光部材11および第2遮光部材21が決定された展開量の位置に到達するまで駆動モータ51を作動させる。
なお、本例の装置Sは、入射光に応じて第1遮光部材11および第2遮光部材21が自動モードで展開・格納される構成であるが、これに限らず、手動操作スイッチを設け、乗員が手動操作スイッチを操作することによって第1遮光部材11および第2遮光部材21を所望の位置まで展開することができるように構成してもよい。
10‥遮光装置、10A‥遮光体,11‥第1遮光部材、12‥遮光板、13‥前枠、
14‥スライドガイド、14a‥曲面部、15‥突起、16‥第1接触面、
17‥溝、18‥継断部材、18a‥可動部材、18b‥可動部本体、
18c‥係合片、18d‥第1出没部、18e‥第2出没部、18f‥回動軸、
21‥第2遮光部材、21a‥突起、21b,21c‥ストッパ、22‥遮光板、
24‥第2スライドガイド、25‥ガイド溝、25a‥係止壁、
26‥第2接触面、27‥段差部、27a‥切欠部、28‥ギヤ歯面部、
30‥駆動支持機構、31‥ブラケット、33a,33b‥連結フレーム、
34,34a,34b‥駆動ローラ、36‥シャフト、
37‥下側支持ローラ、37a‥接触面、39‥上側支持ローラ、
39a‥支持歯車、39b‥支持ローラ、41‥シャフト、
42‥コイルスプリング、50‥駆動装置、51‥駆動モータ、
52‥ハウジング、60‥受光センサ、62‥起動スイッチ、
64‥位置検出機構、66‥バッテリ、70‥制御装置、
P‥アイポイント、S‥車両用サンバイザ装置
Claims (14)
- 駆動モータによって遮光体を格納位置と展開位置との間で進退駆動させて車室内への入射光を遮蔽する車両用サンバイザ装置において、
前記遮光体は、少なくとも第1遮光部材と第2遮光部材とが互いに進退駆動方向にスライド可能に連結されることにより、前記格納位置では前記第1遮光部材および第2遮光部材が互いに重合し、前記展開位置では前記第1遮光部材が前記第2遮光部材の前端側に位置するように進退駆動方向に伸縮可能に形成され、
前記第1遮光部材および第2遮光部材は、前記駆動モータによって回転駆動される駆動輪に接触して進退駆動され、
前記第2遮光部材は、前端部に前記駆動輪が非接触となって空転する空転部を有し、
前記第1遮光部材または前記第2遮光部材の少なくとも一方には、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が展開方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記駆動輪の回転駆動によって前記遮光体が格納方向へ移動しているときに前記駆動輪と当接して前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との連結又は係合を解除する継断部材が設けられたことを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 前記第1遮光部材および第2遮光部材は、それぞれ幅方向両側に前記駆動輪が接触する第1スライドガイドおよび第2スライドガイドが進退駆動方向に沿って配設されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記第1スライドガイドは、前記第2遮光部材に対して重合する方向に突出形成され、
前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドのさらに幅方向外側に位置し且つ前記第1スライドガイドと幅方向に対向して配設されたことを特徴とする請求項2に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記第2スライドガイドは、前記第1スライドガイドを進退駆動方向に摺動案内する案内手段を有していることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記空転部は、前記第2スライドガイドの前端部に、前記駆動輪の接触方向に凹設形成された段差部であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記駆動輪は、前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドにそれぞれ接触する同軸上に配置された第1駆動輪部および第2駆動輪部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記第2遮光部材は、前端部の前記第1遮光部材との重合部分に前記第1遮光部材側へ突出するガタ防止突起が形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記第2スライドガイドは、後端部に前記展開位置側での所定位置で前記第2遮光部材を停止させるためストッパを有することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記第1スライドガイドおよび第2スライドガイドは、前記継断部材によって前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とが連結又は係合されたときに、前記駆動輪が同時に接触可能な同時接触領域を有することを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記継断部材は、前記駆動輪が展開方向へ通過することによって第1位置に変位すると共に、前記駆動輪が格納方向へ通過することによって第2位置に変位する可動部材を備え、
該可動部材は、前記第1位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部とを連結又は係合し、前記第2位置で前記第1遮光部材の後端部と前記第2遮光部材の前端部との前記連結又は係合が解除されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの一方には、前記可動部材が前記第1位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合する係合部と、前記可動部材が前記第2位置に変位したときに前記可動部材と連結又は係合しない解除部と、が形成され、
前記可動部材は、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方と前記駆動輪との接触面から択一的に第1出没部または第2出没部を出没可能に、前記第1スライドガイド又は第2スライドガイドの他方に回動軸を中心に回動可能に配設され、
前記可動部材は、前記駆動輪による踏み付けにより前記第1出没部が没することにより前記第1位置に変位し、前記駆動輪の踏み付けにより第2出没部が没することにより前記第2位置に変位することを特徴とする請求項10に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記係合部は前記空転部に形成され、前記第2出没部は前記駆動輪が前記空転部に位置するときに前記駆動輪と当接するように配設されたことを特徴とする請求項11に記載の車両用サンバイザ装置。
- 前記第2スライドガイドは、進退駆動方向に沿って形成されたギヤ歯面部を有し、
前記駆動輪を回転自在に支持するブラケットには、前記駆動輪とは異なる回転軸にて回転自在に支持されると共に前記ギヤ歯面部と噛合する支持歯車が配設されたことを特徴とする請求項2〜12のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置。 - 前記支持歯車を支持する回転軸には、前記第2遮光部材を格納方向に駆動するための予力を付与する予力付与手段が配設されたことを特徴とする請求項13に記載の車両用サンバイザ装置。
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