JP4730213B2 - サンバイザ装置 - Google Patents

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本発明は、乗員の前方等に配置される遮光用のサンバイザ本体を備えたサンバイザ装置に関する。
サンバイザ装置においては、簡単な構成でかつ操作の容易化を図るために、スライドによりサンバイザ本体を引き出し可能としている場合がある(例えば、特許文献1参照)。このようなスライド引出し式では、格納状態でのサンバイザ本体の長さがそのまま引出状態での遮光部分の長さとなっている。
このため、この従来のサンバイザ装置では、遮光範囲を広くするためには、長いサンバイザ本体を格納できる広い格納スペースが必要になる。
特開平8−2251号公報
本発明は、上記事実を考慮して、簡単な構成により狭い格納スペースでも広い遮光範囲を確保できるサンバイザ装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明のサンバイザ装置は、格納状態にある第1位置と引出状態にある第2位置との間で出し入れ可能な遮光用の第1サンバイザ本体と、前記第1サンバイザ本体に対して相対移動可能に配置され、前記格納状態では前記第1位置と重なる第3位置に保持され、前記引出状態では前記第2位置と重なる位置から引出方向にずれた第4位置に保持される遮光用の第2サンバイザ本体と、前記第1サンバイザ本体の前記第2位置の方向への移動時に前記第1サンバイザ本体の移動に連動させて前記第2サンバイザ本体を前記第4位置へ移動させ、前記第1サンバイザ本体の前記第1位置の方向への移動時に前記第1サンバイザ本体の移動に連動させて前記第2サンバイザ本体を前記第3位置へ移動させる連動手段と、を有し、前記連動手段は、前記第1サンバイザ本体に一端部が接続され、前記第2サンバイザ本体を引出方向へ付勢する付勢手段と、前記第2サンバイザ本体に一方端部が取り付けられ、中間部が前記第1サンバイザ本体の一部に相対移動可能に支持され、他方端部が前記第2サンバイザ本体に対して引出方向側及び格納方向側に相対移動可能とされる移動部材と、前記第1サンバイザ本体の前記第1位置の方向への移動時に前記移動部材の前記他方端部の移動を阻止して前記他方端部を前記第2サンバイザ本体に対して相対移動させる移動阻止手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、遮光用の第1サンバイザ本体は、格納状態にある第1位置と引出状態にある第2位置との間で出し入れ可能となっており、遮光用の第2サンバイザ本体は、第1サンバイザ本体に対して相対移動可能に配置され、格納状態では第1位置と重なる第3位置に保持され、引出状態では第2位置と重なる位置から引出方向にずれた第4位置に保持されるので、格納時には、第1サンバイザ本体の第1位置と第2サンバイザ本体の第3位置とが、重なって配置され、引出時には、第2サンバイザ本体が、第1サンバイザ本体の第2位置と重なる位置から引出方向にずれる第4位置に配置される。ここで、連動手段が、第1サンバイザ本体の第2位置の方向への移動時に第1サンバイザ本体の移動に連動させて第2サンバイザ本体を第4位置へ移動させ、第1サンバイザ本体の第1位置の方向への移動時に第1サンバイザ本体の移動に連動させて第2サンバイザ本体を第3位置へ移動させるので、簡単な構成により第2サンバイザ本体を適正な位置に配置させることができる。
連動手段は、付勢手段、移動部材、及び移動阻止手段を備えている。付勢手段は、第1サンバイザ本体に一端部が接続されて第2サンバイザ本体を引出方向へ付勢しており、移動部材は、他方端部が第2サンバイザ本体に対して引出方向側及び格納方向側に相対移動可能となっているので、第1サンバイザ本体の第2位置の方向への移動時には、第2サンバイザ本体は、付勢手段によって付勢されて第4位置へ移動する。また、第1サンバイザ本体の第1位置の方向への移動時には、移動阻止手段が移動部材の他方端部の移動を阻止して他方端部を第2サンバイザ本体に対して相対移動させるので、第2サンバイザ本体は、第3位置へ移動する。これらにより、第1サンバイザ本体の移動に連動させて第2サンバイザ本体を適正な位置に配置させることができる。
請求項に記載する本発明のサンバイザ装置は、請求項記載の構成において、前記移動部材は、前記中間部がテープ状とされて前記第2サンバイザ本体の格納方向に延在すると共に前記第1サンバイザ本体を貫通して折り返されることを特徴とする。
請求項に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、移動部材は、中間部がテープ状とされて第2サンバイザ本体の格納方向に延在すると共に第1サンバイザ本体を貫通して折り返されるので、第1サンバイザ本体の第2位置の方向への移動時には、移動部材の一方端部側が引出方向へ引出可能となり、第2サンバイザ本体は、付勢手段によって付勢されて第4位置へ移動する。また、第1サンバイザ本体の第1位置の方向への移動時には、移動阻止手段が移動部材の他方端部の移動を阻止して他方端部を第2サンバイザ本体に対して相対移動させ、移動部材が第2サンバイザ本体を引っ張って第3位置へ移動させる。これらにより、第1サンバイザ本体の移動に連動させて第2サンバイザ本体を適正な位置に配置させることができる。
以上説明したように、本発明のサンバイザ装置によれば、簡単な構成により狭い格納スペースでも広い遮光範囲を確保できるという優れた効果を有する。
(実施形態の構成)
本発明におけるサンバイザ装置の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向を示す。
図1は、運転席上方における車両天井部10の概略垂直断面図であり、図中の下側が乗員室100側である。図1に示されるように、車両のルーフ部は、ルーフパネル12を備えている。ルーフパネル12の前端部(車両の前方部)には、ルーフフロントクロスメンバ14がルーフパネル12の車両幅方向(紙面に垂直な方向)に沿って配置されている。ルーフパネル12の前端部に設けられた段部12Aには、フロントウインドガラス16が接着されている。ルーフパネル12及びルーフフロントクロスメンバ14の乗員室100側には、成形天井18が配置されている。成形天井18は、比較的硬質の合成樹脂材を成形することで形成されており、ルーフパネル12やルーフフロントクロスメンバ14等の車体構造部材に装着されている。
成形天井18とルーフパネル12との間には、中空の収容室19が形成されており、収容室19内には、スライド引出し式のサンバイザ装置20が配設されている。図4に示されるように、サンバイザ装置20は、遮光用の第1サンバイザ本体30、第1サンバイザ本体30に対して相対移動可能に配置された遮光用の第2サンバイザ本体40、第1サンバイザ本体30を移動させるための駆動機構部22、及び、第1サンバイザ本体30を所定位置方向へ導くために天板部52の両側がレール状とされたガイド50を含んで構成されている。
図5に示されるように、駆動機構部22は、駆動モータ24を備えている。駆動モータ24は、ガイド50の側板部56に固定されたL字状のブラケット60に取り付けられており、図示しない回路に接続され、図示しないスイッチによって正転、逆転可能とされている。この駆動モータ24には、駆動用シャフト26の一端部が接続され、駆動用シャフト26には、軸方向の両側寄りに一対のピニオン28が取り付けられている。ピニオン28は、ガイド50における天板部52に貫通形成された貫通孔52Aを貫通し、第1サンバイザ本体30のラック31と噛み合うようになっている。
また、ラック31は、サンバイザ装置20の幅方向である装置幅方向(矢印20W方向(サンバイザ装置20の組付状態では、車幅方向と同じ方向))に直交する方向(以下、「装置前後方向」という(矢印20Z方向)。)に延びており、天板部52(ガイド50)において、ラック31の対向部には、装置前後方向(矢印20Z方向)に延びる直線状の溝部52Bが形成されている。この溝部52Bの幅寸法は、ラック31の幅寸法に比べて僅かに大きく、溝部52Bの深さ寸法は、ラック31の遮光板部34からの高さ寸法に比べて僅かに大きく設定されている。これにより、ラック31がガイド50における天板部52に当らないようになっている。
第1サンバイザ本体30は、駆動モータ24の駆動力で駆動用シャフト26に取り付けられたピニオン28が回転することによって、格納状態にある第1位置30X(図1及び図3参照)と引出状態にある第2位置30Y(図2及び図4参照)との間で出し入れ可能とされている。
第1サンバイザ本体30を所定位置方向(第1位置30Xへの方向及び第2位置30Yへの方向)へ導くガイド50は、図1に示されるように、前端部50Aが成形天井18の前方(矢印FR方向)側に貫通形成された貫通孔18Aの内側に配置されており、全体として車両の後側上方に向かって斜めに配置されている。図5に示されるように、ガイド50は、平板状の天板部52における装置幅方向(矢印20W方向)の両側が下方へ屈曲されると共に折り返されて略コ字状とされたガイド部54を備えている。ガイド部54は、第1サンバイザ本体30の装置幅方向(矢印20W方向)への変位を制限する側板部56と、天板部52と平行に延在されて第1サンバイザ本体30を下方から支持する底板部58とを備えている。
側板部56の内側からは、板状のストッパ57が延出されており、図4に示されるように、第1サンバイザ本体30が引き出された状態では、第1サンバイザ本体30の後端両側部から張り出した張出部32がストッパ57に当って第1サンバイザ本体30の移動ストロークを制限するようになっている。ここで、張出部32がストッパ57に当った状態における第1サンバイザ本体30の位置は、引出状態にある第2位置30Yとなっている。
図5に示されるように、第1サンバイザ本体30は、平板状とされた遮光用の遮光板部34を備えている。遮光板部34における装置幅方向(矢印20W方向)の両側は、下方へ屈曲されると共に折り返されており、略コ字状とされたガイド部35となっている。ガイド部35は、第2サンバイザ本体40の装置幅方向(矢印20W方向)への変位を制限する側板部35Aと、遮光板部34と平行に延在されて第2サンバイザ本体40を下方から支持する底板部35Bとを備えている。
図3及び図4に示されるように、第2サンバイザ本体40は、装置幅方向(矢印20W方向)の両側が第1サンバイザ本体30のガイド部35内に差し込まれ、第1サンバイザ本体30に対して相対移動可能に配置されている。第2サンバイザ本体40は、拡張用サンバイザとして機能し、図1及び図3に示されるように、格納状態では第1サンバイザ本体30の第1位置30Xと重なる第3位置40Xに保持され(本実施形態では、第1サンバイザ本体30の遮光板部34と第2サンバイザ本体40とが平行に重なった状態で保持され)、図2及び図4に示されるように、引出状態では第1サンバイザ本体30の第2位置30Yと重なる位置から引出方向(矢印20Y方向)にずれた第4位置40Yに保持されている。
図5に示されるように、第1サンバイザ本体30の側板部35Aにおける装置前後方向(矢印20Z方向)の中央部から後端部(張出部32側)にかけては、側板部35Aの長手方向に沿って延び、装置幅方向(矢印20W方向)に貫通された長孔36が形成されている。この長孔36内には、装置幅方向(矢印20W方向)を軸方向とするピン42が挿入され、ピン42の一端部は、第2サンバイザ本体40の後端両側部の取付穴40Aに挿通されて取り付けられている。
これによって、図7に示されるように、第2サンバイザ本体40が引き出された状態では、ピン42が長孔36の前端部36Aと当って第2サンバイザ本体40の移動ストロークを制限するようになっている。ピン42が長孔36の前端部36Aと当った状態における第2サンバイザ本体40の位置は、引出状態にある第4位置40Yとなっている。また、図6に示されるように、第2サンバイザ本体40が格納された状態では、ピン42が長孔36の後端部36Bと当っており、第2サンバイザ本体40の装置後方への移動ストロークを制限するようになっている。ピン42が長孔36の後端部36Bと当った状態における第2サンバイザ本体40の位置は、格納状態にある第3位置40Xとなっている。
図5に示されるように、第1サンバイザ本体30における側板部35Aの前部寄りには、装置幅方向(矢印20W方向)の外側へ突出したピン状の凸部35Cが形成されている。第1サンバイザ本体30の凸部35Cには、付勢手段としての引張コイルスプリング62の一端部62Aが係止により接続されており、この引張コイルスプリング62の他端部62Bは、第2サンバイザ本体40のピン42に係止により接続されている。図7に示されるように、引張コイルスプリング62は、ピン42を第1サンバイザ本体30の長孔36に沿って引っ張ることで第2サンバイザ本体40を引出方向(矢印20Y方向)へ付勢している。
なお、第1サンバイザ本体30の凸部35C及び第2サンバイザ本体40のピン42は、第1サンバイザ本体30における側板部35Aを基準にした装置幅方向(矢印20W方向)の外側へ突出量が第1サンバイザ本体30の張出部32の突出量に比べて小さく設定されており、図3及び図4に示されるように、第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40の作動時にピン42や引張コイルスプリング62がガイド50のストッパ57に当らないようになっている。
図5に示されるように、第2サンバイザ本体40の略中央部には、装置幅方向(矢印20W方向)に延びる矩形状のスリット44が形成されている。スリット44には、長尺移動部材64の一方端部としての係止片部64Aが係止されて取り付けられている。係止片部64Aは、金属等で形成されて薄板L字状とされ、スリット44内に挿入されることで係止されるようになっている。
長尺移動部材64の中間部としてのテープ部64Bは、細幅のテープ状(長尺状)とされ、図7に示されるように、第2サンバイザ本体40の格納方向(矢印20X方向)に延在すると共に、第1サンバイザ本体30の貫通孔34Aを貫通して折り返されている。ここで、長尺移動部材64の他方端部としてのスライド片部64Cは、第1サンバイザ本体30に固定されておらず、テープ部64Bは、第1サンバイザ本体30の一部である貫通孔34Aの縁部に相対移動可能に支持されている。第1サンバイザ本体30の貫通孔34Aは、遮光板部34における装置幅方向(矢印20W方向)の略中央部の後方寄り部位に貫通形成されており、長尺移動部材64のテープ部64Bが折り返し状態で移動できる程度の大きさとなっている。
長尺移動部材64のスライド片部64Cは、テープ部64Bに比べてやや幅狭であって装置上下方向の上向きに屈曲されており、第1サンバイザ本体30における遮光板部34の上面部34Bに沿って移動可能とされている。すなわち、第1サンバイザ本体30における遮光板部34の上面部34B側には、貫通孔34Aよりも前方側において、装置前後方向(矢印20Z方向)に延在するガイドレール38が形成されており、スライド片部64C及びテープ部64Bは、このガイドレール38に沿って第2サンバイザ本体40に対して引出方向(矢印20Y方向)側及び格納方向(矢印20X方向)側に相対移動可能となっている。
ガイドレール38は、平面視で略U字形状とされ、互いに平行な一対の直線部38Aは、上部が互いに接近する断面L字状とされている。これにより、長尺移動部材64におけるテープ部64Bの幅方向両側部は、上方及び側方において直線部38Aによって移動範囲を制限されるようになっている。また、ガイドレール38は、遮光板部34を基準としたスライド片部64Cの上方への突出寸法に比べて高さ寸法が小さく、かつ、一対の直線部38Aの上部間の寸法がスライド片部64Cの幅寸法に比べてやや大きく設定されている。これにより、長尺移動部材64におけるスライド片部64Cは、一対の直線部38A間から上方へ突出するようになっている。
ガイドレール38における後端部38Bは、スライド片部64Cの移動ストロークを制限するストッパとして機能し、スライド片部64Cが後端部38Bに当ることで、第2サンバイザ本体40の移動ストロークが制限される。後端部38Bの下部(遮光板部34寄りの部分)には、貫通部(図示省略)が装置前後方向(矢印20Z方向)に貫通形成されて長尺移動部材64のテープ部64Bが移動可能に挿通されている。
図5に示されるように、ガイド50の天板部52において、ガイドレール38の対向部には、装置幅方向(矢印20W方向)の略中央部に装置前後方向(矢印20Z方向)に延びる溝部52Cが形成されている。この溝部52Cの幅寸法は、ガイドレール38の幅寸法に比べて僅かに大きく、溝部52Cの深さ寸法は、ガイドレール38の遮光板部34からの高さ寸法に比べて僅かに大きく設定されている。これにより、第1サンバイザ本体30の移動時にガイドレール38がガイド50における天板部52に当らないようになっている。
第1サンバイザ本体30の上方とされるガイド50の天板部52には、装置幅方向(矢印20W方向)の略中央部の前部に、装置後方へ向けて矩形状に切り欠かれた切欠部53が形成されている。切欠部53と溝部52Cとは、平面視で連続しており、切欠部53における幅は、第1サンバイザ本体30におけるガイドレール38が移動できる幅に設定されている。
切欠部53は、移動阻止手段としての当接面部53Aを備えている。当接面部53Aは、装置前方向きの面部とされ、図4に示される第1サンバイザ本体30の第1位置30X(図3参照)の方向への移動時に長尺移動部材64のスライド片部64Cと当接することでスライド片部64Cの移動を阻止してスライド片部64Cを第2サンバイザ本体40に対して前方に相対移動させるようになっている。
本実施形態では、図5に示される長孔36、ピン42、引張コイルスプリング62、凸部35C、長尺移動部材64、スリット44、貫通孔34A、ガイドレール38、及び、当接面部53Aを含んで構成される連動機構部70が連動手段とされており、連動機構部70は、図4に示される第1サンバイザ本体30の第2位置30Yの方向への移動時に第1サンバイザ本体30の移動に連動させて第2サンバイザ本体40を第4位置40Yへ移動させ、図3に示されるように、第1サンバイザ本体30の第1位置30Xの方向への移動時に第1サンバイザ本体30の移動に連動させて第2サンバイザ本体40を第3位置40Xへ移動させるようになっている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記の実施形態の作用並びに効果を説明する。
図1に示される遮光用の第1サンバイザ本体30は、格納時には、第1サンバイザ本体30の第1位置30Xと第2サンバイザ本体40の第3位置40Xとが、重なって配置され、引出時には、図2に示されるように、第2サンバイザ本体40が、第1サンバイザ本体30の第2位置30Yと重なる位置から引出方向(矢印20Y方向)にずれる第4位置40Yに配置される。
図1に示される第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40を格納状態の配置位置(第1サンバイザ本体30の第1位置30X、及び、第2サンバイザ本体40の第3位置40X)から、図2に示される引出状態の配置位置(第1サンバイザ本体30の第2位置30Y、及び、第2サンバイザ本体40の第4位置40Y)へ移動させる際には、図示しないスイッチによって駆動モータ24を正転方向に回転駆動させる。これにより、図3に示される駆動用シャフト26に正転方向に回転力が伝わる。駆動用シャフト26の正転方向の回転力は、ピニオン28に伝わり、ピニオン28は、ラック31と噛み合いながら正転方向に回転する。その結果、図4に示されるように、第1サンバイザ本体30は、ガイド50のガイド部54に沿って引出方向(矢印20Y方向)へスライド移動する。
ここで、第2サンバイザ本体40に係止片部64Aが取り付けられた長尺移動部材64は、スライド片部64Cが第2サンバイザ本体40に対して引出方向(矢印20Y方向)側及び格納方向(矢印20X方向)側に相対移動可能となっているので、第1サンバイザ本体30の第2位置30Yの方向への移動時には、長尺移動部材64の係止片部64A側が引出方向(矢印20Y方向)へ引出可能となる。また、引張コイルスプリング62が第1サンバイザ本体30に接続されて第2サンバイザ本体40を引出方向(矢印20Y方向)へ付勢しているので、第1サンバイザ本体30の第2位置30Yの方向への移動時には、図7に示されるように、第2サンバイザ本体40は、ピン42が第1サンバイザ本体30における長孔36の前端部36Aに当るまで、引張コイルスプリング62によって付勢されて第4位置40Y(略前方)へ移動する(第1サンバイザ本体30から出現する)。このとき、長尺移動部材64のスライド片部64Cは、第1サンバイザ本体30の上面部34Bに沿って第1サンバイザ本体30に対して後方へ相対移動する。なお、引出し状態では、引張コイルスプリング62は、縮んだ状態にある。
一方、第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40を、図4に示される引出状態の配置位置(第1サンバイザ本体30の第2位置30Y、及び、第2サンバイザ本体40の第4位置40Y)から、図3に示される格納状態の配置位置(第1サンバイザ本体30の第1位置30X、及び、第2サンバイザ本体40の第3位置40X)へ移動させる際には、図示しないスイッチによって駆動モータ24を逆転方向に回転駆動させる。これにより、駆動用シャフト26に逆転方向に回転力が伝わる。
駆動用シャフト26の逆転方向の回転力は、ピニオン28に伝わり、ピニオン28は、ラック31と噛み合いながら逆転方向に回転する。その結果、第1サンバイザ本体30は、ガイド50のガイド部54に沿って格納方向(矢印20X方向)へスライド移動する。
また、第1サンバイザ本体30の第1位置30Xの方向への移動時には、長尺移動部材64のスライド片部64Cが当接面部53Aに当り(接触し)、当接面部53Aがスライド片部64Cの移動を阻止してスライド片部64Cを第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40に対して前方に相対移動させるので、長尺移動部材64が引張コイルスプリング62の付勢力に抗して第2サンバイザ本体40を引っ張って第3位置40Xへ移動させる。
なお、このとき、引張コイルスプリング62は、引っ張られて伸び、格納状態では、第2サンバイザ本体40を引出方向(矢印20Y方向)へ付勢する付勢力を発生させるが、ピニオン28がラック31と噛み合った状態で停止しているので、駆動モータ24の停止中は、第2サンバイザ本体40が引き出されることはない(第2サンバイザ本体40の保持状態)。
以上により、連動機構部70が、図4に示される第1サンバイザ本体30の第2位置30Yの方向への移動時に第1サンバイザ本体30の移動に連動させて第2サンバイザ本体40を第4位置40Yへ移動させ、図3に示される第1サンバイザ本体30の第1位置30Xの方向への移動時に第1サンバイザ本体30の移動に連動させて第2サンバイザ本体40を第3位置40Xへ移動させるので、簡単な構成により第2サンバイザ本体40を第1サンバイザ本体30の移動に連動させて適正な位置に配置させることができる。
また、引張コイルスプリング62の付勢力(復元力)をスライド片部64Cと当接面部53Aとの接触で制御することにより、上質な移動が可能となる。また、第1サンバイザ本体30のみを駆動モータ24で駆動することで(比較的小さい稼動域で)広い遮光範囲を確保することが可能になり、図4に示される第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40をスムーズに引出し状態にある使用位置(第2位置30Y、第4位置40Y)へ設定することが可能となる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、移動部材が長尺移動部材64とされているが、移動部材は、例えば、アーム部材であって、第2サンバイザ本体に一方端部が第2サンバイザ本体の厚さ方向に延びる軸回りに回転可能に取り付けられ、中間部に長孔が貫通形成されると共に第1サンバイザ本体から突出された凸部がこの長孔内に挿入されることで中間部が第1サンバイザ本体に対して相対移動可能に支持され、他方端部が一方端部を回転中心として第2サンバイザ本体に対して引出方向側及び格納方向側に相対移動可能とされるようなアーム部材等のような他の移動部材であってもよい。また、例えば、前記例における前記アーム部材の他方端部が付勢手段の他端部と接続され、第2サンバイザ本体に装置前後方向に延びる長孔が貫通形成されると共にこの長孔内に第1サンバイザ本体から突出された凸部が挿入されてもよい。
また、上記実施形態では、付勢手段が引張コイルスプリング62とされているが、付勢手段は、ゴム紐等の他の付勢手段としてもよい。
さらに、上記実施形態では、移動阻止手段が当接面部53Aとされているが、移動阻止手段は、例えば、第1サンバイザ本体の第1位置の方向への移動時に移動部材の他方端部と係合して他方端部の移動を阻止して他方端部を第2サンバイザ本体に対して相対移動させる係合凹部等のような他の移動阻止手段であってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、第1サンバイザ本体30及び第2サンバイザ本体40は、平板状(側面視で直線状)とされているが、第1サンバイザ本体及び第2サンバイザ本体は、側面視で円弧状等のような曲面状としてもよい。
なお、上記実施形態では、第2サンバイザ本体40のピン42が第1サンバイザ本体30の長孔36に沿って移動可能とされているが、長孔36の部分を長溝に置き換えたような構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るサンバイザ装置が配置される運転席上方における車両天井部を示す概略垂直端面図である(サンバイザ装置は、格納状態にあり、図3の1−1線断面に対応する。)。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置が配置される運転席上方における車両天井部を示す概略垂直端面図である(サンバイザ装置は、引出状態にあり、図4の2−2線断面に対応する。)。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置の格納状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置の引出状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置の第1サンバイザ本体及び第2サンバイザ本体の格納状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンバイザ装置の第1サンバイザ本体及び第2サンバイザ本体の引出状態を示す斜視図である。
符号の説明
20 サンバイザ装置
20X 格納方向
20Y 引出方向
30 第1サンバイザ本体
30X 第1位置
30Y 第2位置
40 第2サンバイザ本体
40X 第3位置
40Y 第4位置
53A 当接面部(移動阻止手段)
62 引張コイルスプリング(付勢手段)
62A 一端部
64 長尺移動部材(移動部材)
64A 係止片部(一方端部)
64B テープ部(中間部)
64C スライド片部(他方端部)
70 連動機構部(連動手段)

Claims (2)

  1. 格納状態にある第1位置と引出状態にある第2位置との間で出し入れ可能な遮光用の第1サンバイザ本体と、
    前記第1サンバイザ本体に対して相対移動可能に配置され、前記格納状態では前記第1位置と重なる第3位置に保持され、前記引出状態では前記第2位置と重なる位置から引出方向にずれた第4位置に保持される遮光用の第2サンバイザ本体と、
    前記第1サンバイザ本体の前記第2位置の方向への移動時に前記第1サンバイザ本体の移動に連動させて前記第2サンバイザ本体を前記第4位置へ移動させ、前記第1サンバイザ本体の前記第1位置の方向への移動時に前記第1サンバイザ本体の移動に連動させて前記第2サンバイザ本体を前記第3位置へ移動させる連動手段と、
    を有し、
    前記連動手段は、
    前記第1サンバイザ本体に一端部が接続され、前記第2サンバイザ本体を引出方向へ付勢する付勢手段と、
    前記第2サンバイザ本体に一方端部が取り付けられ、中間部が前記第1サンバイザ本体の一部に相対移動可能に支持され、他方端部が前記第2サンバイザ本体に対して引出方向側及び格納方向側に相対移動可能とされる移動部材と、
    前記第1サンバイザ本体の前記第1位置の方向への移動時に前記移動部材の前記他方端部の移動を阻止して前記他方端部を前記第2サンバイザ本体に対して相対移動させる移動阻止手段と、
    を備えることを特徴とするサンバイザ装置。
  2. 前記移動部材は、前記中間部がテープ状とされて前記第2サンバイザ本体の格納方向に延在すると共に前記第1サンバイザ本体を貫通して折り返されることを特徴とする請求項記載のサンバイザ装置。
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