JP2006021729A - サンバイザ装置 - Google Patents

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Naoki Fujikawa
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Abstract

【課題】 サンバイザ本体の引出しと使用位置への配置とを一連の動作とすることができるサンバイザ装置を得る。
【解決手段】 サンバイザ本体32がレール34に沿って移動可能であり、レール34の前方部が車両下向きにされているので、引出位置に至ったサンバイザ本体32は、使用位置32Cに配置されることとなる。このため、サンバイザ本体32の引出しと使用位置32Cへの配置とを一連の動作とすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗員の前方等に配置される遮光用のサンバイザ装置に関する。
使用後にルーフへ格納可能なサンバイザ装置がある(例えば、特許文献1参照)。このサンバイザ装置では、小さなサンバイザで遮光度を上げるために、サンバイザを格納位置からフロントウインドパネル方向にスライドして引き出した後、回転させて車室側前面に垂下させ、使用位置とする構成となっている。しかし、従来の装置では、引出位置へ配置した後に手動で使用位置へと回転させる必要がある。
特開平2−212220号公報
本発明は、上記事実を考慮して、サンバイザ本体の引出しと使用位置への配置とを一連の動作とすることができるサンバイザ装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明のサンバイザ装置は、遮光用のサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体を内装天井部材の上方の格納位置と前記格納位置から引き出された引出位置との間で移動可能に案内する案内手段と、前記引出位置で前記サンバイザ本体を使用位置へ強制的に移動する姿勢制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、サンバイザ本体は、案内手段によって内装天井部材の上方の格納位置と格納位置から引き出された引出位置との間で移動可能に案内される。姿勢制御手段は、引出位置でサンバイザ本体を使用位置へ強制的に移動する。これにより、サンバイザ本体の引出しと使用位置への配置とを一連の動作とすることができる。
請求項2に記載する本発明のサンバイザ装置は、請求項1記載の構成において、前記姿勢制御手段は、前記格納位置と前記使用位置との間で前記サンバイザ本体の移動と連動して前記サンバイザ本体を強制的に回転させる回転駆動手段を有することを特徴とする。
請求項2に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、サンバイザ本体が格納位置と使用位置との間で移動する際に、このサンバイザ本体の移動と連動してサンバイザ本体を回転駆動手段が強制的に回転させるので、サンバイザ本体の引出しとサンバイザ本体の回転による使用位置への配置とを一連の動作とすることができる。
請求項3に記載する本発明のサンバイザ装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記案内手段は、前記内装天井部材とルーフパネルとの間に配置され、車両前方へ向かって延びるレールを備え、このレールの前方部が車両下向きにされ、前記レールに沿って移動可能な前記サンバイザ本体が前記引出位置では前記使用位置となることを特徴とする。
請求項3に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、サンバイザ本体がレールに沿って移動可能であり、レールの前方部が車両下向きにされているので、引出位置に至ったサンバイザ本体は、使用位置に配置されることとなる。このように、サンバイザ本体の引出しと使用位置への配置とを一連の動作とすることができる。
請求項4に記載する本発明のサンバイザ装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の構成において、前記案内手段に案内されるスライダ本体が設けられ、このスライダ本体を介して前記サンバイザ本体が前記格納位置から前記引出位置まで移動可能とされ、前記サンバイザ本体は、車両幅方向一端部を中心にして前記スライダ本体へ回転可能に支持されることを特徴とする。
請求項4に記載する本発明のサンバイザ装置によれば、スライダ本体を介してサンバイザ本体が格納位置から引出位置まで移動可能とされ、サンバイザ本体は、車両幅方向一端部を中心にしてスライダ本体へ回転可能に支持される。スライダ本体が引出位置で位置決めされることで、サンバイザ本体を回転させて車両側方からの光を遮る位置で使用しても、ガタつきを抑えることができる。
以上説明したように、本発明のサンバイザ装置によれば、サンバイザ本体の引出動作と使用位置への配置とを一連の動作で行うことができるという優れた効果を有する。
本発明におけるサンバイザ装置の第1の実施形態を図1〜図5に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは車両の上方向、矢印FRは車両の前方向、矢印INは車幅内側方向、矢印Wは車幅方向を示す。
図1は、運転席上方における車両天井部10の概略垂直断面図であり、サンバイザ本体が格納位置にある状態を示している。ここでは、図中の下側が乗員室100側である。図1に示されるように、車両のルーフ部は、ルーフパネル12を備えている。
ルーフパネル12の前端部(車両の前方部)には、ルーフフロントクロスメンバ14がルーフパネル12の車両幅方向(紙面に垂直な方向)に沿って配置されている。ルーフパネル12の前端部に設けられた段部12Aには、フロントウインドガラス20が接着されている。
ルーフパネル12及びルーフフロントクロスメンバ14の乗員室100側には、内装天井部を構成する内装天井部材24が設けられている。内装天井部材24は、比較的硬質の合成樹脂材を成形することで形成されており、ルーフパネル12やルーフフロントクロスメンバ14等の車体構造部材に装着されている。内装天井部材24には、図5に示されるように、オーバーヘッドモジュール26が取り付けられる。
図1に示されるように、内装天井部材24とルーフパネル12との間には、中空の収容室28が形成されている。収容室28内には、サンバイザ装置30が配設されており、このサンバイザ装置30は、板状体のサンバイザ本体32を備えている。内装天井部材24の前方(矢印FR方向)側には、サンバイザ本体32の出し入れが可能な大きさの貫通孔24Aが貫通形成されている。
サンバイザ装置30には、一対のレール34(図3、4参照)が配置されている。これらの一対のレール34は、内装天井部材24の収容室28側に配設された補強リブ(図示省略)に支持固定されており、車両前方(矢印FR方向)へ向かって内装天井部材24に略平行に延びる平行部34Aを備えると共に、平行部34Aから略直角に折り曲げられた折曲部34Bを介して、前方部としての垂下部34Cが車両下方向きとされている。また、図4に示されるように、一対のレール34が対向する面には、略L字状の案内溝35が長手方向に沿って形成されており、この案内溝35における両端部(平行部34Aの端部及び垂下部34Cの端部)は、それぞれストッパ部35A、35Bとされる。
図3及び図4に示されるように、一対のレール34の間には、スライダ本体36が一対のレール34に沿ってスライド自在(摺動自在)に配置されている。このスライダ本体36は、図4に示されるように、車幅方向(矢印W方向)に長く、平面視で略矩形状をしており、長辺の一端側には、サンバイザ本体32が固定されて取り付けられている。
スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)における両側は、レール34の内側に接触する張出部36Aとされている。張出部36Aのサンバイザ本体32側には、側面視で略円形状となる円筒面を備えた第1スライド部37が形成されている。また、張出部36Aには、第1スライド部37からレール34の前後方向に間隔をおいて第2スライド部39が形成されており、この第2スライド部39も側面視で略円形状となる円筒面を備えている。第1スライド部37と第2スライド部39との間は、第1、第2スライド部37、39に比べて薄肉とされる接続部38で接続されている。第1スライド部37及び第2スライド部39は、レール34の内側に接触しながら案内溝35に沿ってレール34の長手方向へ案内される。
スライダ本体36に固定されるサンバイザ本体32は、ウレタン等の樹脂によって形成されたパッドの表面が合成樹皮等により覆われた板状体とされる。サンバイザ本体32は、図1に示される内装天井部材24の上方の格納位置32Aと、図2(C)に示される最大引出位置となる車室内前方の使用位置32Cとの間をスライダ本体36と共に移動できるようになっている。
なお、本実施形態では、図1に示されるように、サンバイザ本体32の前端部32Dからスライダ本体36の後端部36Bまでの長さが、レール34の平行部34Aに比べて長く、格納位置32Aにおいて、サンバイザ本体32の前端部32Dが内装天井部材24の前面部24Bとほぼ同一位置とされている。
次に、第1の実施形態に係るサンバイザ装置30の動作及び作用について説明する。
図3(A)には、サンバイザ装置30において、サンバイザ本体32が格納された状態が示されている。この格納状態、すなわち、図1に示される内装天井部材24の上方の格納位置32Aに格納された状態のサンバイザ本体32を引き出す際には、乗員が貫通孔24Aに手を入れてサンバイザ本体32の前端部分を掴み、レール34の前後方向に沿った引出方向(矢印F方向)に引き出す。
このとき、第1、第2スライド部37、39は、レール34の内側(案内溝35)に接触しながらレール34の平行部34Aをスライドし、サンバイザ本体32は、スライダ本体36と共に移動して、図2(A)に示される状態となる。なお、図5の図中右側に示されるサンバイザ本体32は、図2(A)に示される状態にあるサンバイザ本体32を車室内から見た外観図である。
この状態から、さらにサンバイザ本体32を引くと、図2(B)に示されるように、スライダ本体36は、レール34の折曲部34Bに至り、第1スライド部37が垂下部34Cに、接続部38が折曲部34Bに、第2スライド部39が平行部34Aに位置する状態となる。このとき、サンバイザ本体32は、図2(B)及び図3(B)に示される位置(中間引出位置32B)となる。
この中間引出位置32Bにあるサンバイザ本体32をさらに引き出すと、サンバイザ本体32は車両下方向きに角度を変えながら(矢印G方向(図2(B)参照))、図2(C)に示されるように、第1スライド部37、接続部38、及び、第2スライド部39のすべてがレール34の垂下部34Cに至り、第1スライド部37がストッパ部35Bに当接する。このとき、スライダ本体36と共に移動するサンバイザ本体32の姿勢は、レール34の屈曲に沿って使用位置32Cへ強制的に姿勢変化させられており、ストッパ部35Bで停止する。このため、折曲部34B、垂下部34C、張出部36Aは、サンバイザ本体32の姿勢を強制的に回転させる回転駆動手段としての役目を有している。なお、図3(C)は、サンバイザ本体32が使用位置32Cにあるときのサンバイザ装置30の状態を示し、図5の図中左側のサンバイザ本体32は、使用位置32Cにあるサンバイザ本体32を車室内から見た外観図である。
このように、図1に示される第1スライド部37と第2スライド部39とが、レール34の前後方向に間隔をおいて設けられ、一対のレール34が、車両前方へ向かって内装天井部材24に略平行に延びると共に、垂下部34Cが車両下方向きとなっているので、サンバイザ本体32の引出動作と、図2(C)に示される車室内前方の使用位置32Cへの配置とを一連の動作とすることができる。(最大引出位置と使用位置とを常に同じ位置にすることができる。)この使用位置32Cにサンバイザ本体32が配置されることで、サンバイザ本体32は、車両前方からの陽光を遮る。ここで、スライダ本体36は、第1、第2スライド部37、39が案内溝35に位置決めされることによって車幅方向(矢印W方向)に沿った軸回りの回転が阻止されているので、ガタつくことなく安定した状態で支持されることになる。なお、サンバイザ本体32を車幅方向(矢印W方向)に沿った回転軸の回りに回転可能にスライダ本体36へ支持し、使用位置32Cでサンバイザ本体32の取付角度を調整可能としてもよい。
一方、サンバイザ本体32を図1に示される格納位置32Aに戻す場合には、サンバイザ本体32を引き出した際とは逆にサンバイザ本体32を押し込んで第1、第2スライド部37、39をレール34の案内溝35に沿ってスライドさせる。第1、第2スライド部37、39がレール34の垂下部34C、折曲部34Bを経て平行部34Aに至り、第2スライド部39がストッパ部35Aに当接することで、サンバイザ本体32は、格納位置32Aに至る。
また、上記実施形態において、サンバイザ本体32の前端部32Dからスライダ本体36の後端部36Bまでの長さL(図4参照)は、レール34の平行部34Aに比べて短くする等の任意の変更が可能である。
次に、サンバイザ装置の第2の実施形態を図6〜図10に基づき説明する。第1の実施形態では、図1及び図2に示されるサンバイザ本体32が、内装天井部材24の上方の格納位置32A(図1参照)と車室内前方の使用位置32C(図2(C)参照)との間を移動する場合について説明したが、第2の実施形態は、車室内前方の使用位置32C(図2(C)参照)から、図8、9に示されるように、サンバイザ本体32が車幅方向外側の車室内側に沿った位置(車両側方の窓に略平行)に配置されるように回転移動する形態である。なお、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成であるので、同一符号を付して説明を省略する。
図6に示されるように、スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)における両側の側面36Cには、円柱突起状の第1スライド部41が形成されている。また、側面36Cには、第1スライド部41からレール34の前後方向に間隔をおいて第2スライド部42が形成されており、この第2スライド部42も円柱突起状とされている。第1スライド部41及び第2スライド部42は、レール34の内側に接触しながら案内溝35に沿ってスライドするようになっている。
スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)の外側部36Dには、円柱状の回転軸44の一端が固定されている。この回転軸44の他端は、スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)に直角に延び、固定具46を介してサンバイザ本体32が固定されている。図8に示されるように、サンバイザ本体32は、回転軸44を中心に回転移動可能とされており、図9に示されるように、車幅方向外側の車室内側に沿った位置まで回転移動できるようになっている。ここで、図8〜図10に示されるように、回転軸44の先端部側には、補強リング48が回転軸44の周囲に取り付けられてサンバイザ本体32の抜け止めとなっている。
図8に示されるように、スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)の内側部36Eには、サンバイザ本体32への対向面36Fに係止部としてのクリップピン50が設けられている。このクリップピン50は、円柱状であって、図10(B)に示されるように、基部50Aがスライダ本体36に埋め込み固定されており、突出部50Bがサンバイザ本体32側に向かって延びている。
サンバイザ本体32のクリップピン50に対向する位置には、被係止部としての嵌入凹部52が形成されており、この嵌入凹部52は、クリップピン50に係止可能とされている。
図7には、嵌入凹部52とクリップピン50との係止状態において、サンバイザ本体32の幅方向に沿って切断した拡大切断面が示されている。図7に示されるように、嵌入凹部52は、クリップピン50を保持する底部52Aと、入口部52Bとの間の幅寸法がクリップピン50の外径よりも狭くなった幅狭部とされ、クリップピン50の通過時に弾性変形してクリップピン50の通過を可能とする。これにより、走行中の振動程度では嵌入凹部52とクリップピン50との係止状態が解除されないようになっている。
次に、第2の実施形態に係るサンバイザ装置30の動作及び作用について説明する。
第1の実施形態と同様に、図10に示されるサンバイザ本体32の引出動作と、車室内前方の使用位置32C(図2(C)参照)への配置とを一連の動作で行うことができる。
サンバイザ本体32が使用位置32C(図2(C)参照)へ移動された時点では、サンバイザ本体32の嵌入凹部52とスライダ本体36のクリップピン50とは、係止された状態であるが、サンバイザ本体32の車幅内側方向(矢印IN方向)の一部を手で掴んで手前(図10(B)の紙面奥側)に引くことによって、図8に示されるように、サンバイザ本体32の嵌入凹部52は、スライダ本体36のクリップピン50から係止解除することができる。この係止解除状態で車両側方側へ向かって力を加えると、サンバイザ本体32は、回転軸44を中心に(矢印R方向に)回転移動し、図9に示されるように、車両側方からの光を遮る位置に至る。ここで、回転軸44とスライダ本体36との間には、適度の摩擦抵抗が作用するため、サンバイザ本体32から手を離した位置にサンバイザ本体32は、留まることになる。
第2の実施形態に係るサンバイザ装置30では、スライダ本体36は、第1の実施形態と同様に、第1、第2スライド部41、42が案内溝35に位置決めされることによって車幅方向(矢印W方向)に沿った軸回りの回転が阻止されているので、スライダ本体36のガタつきを抑えることができ、サンバイザ本体32を車両側方からの光を遮る位置でサイドバイザとして使用しても、ガタつきを抑えることができる。
また、図9に示されるように、本実施形態では、サンバイザ本体32を車両の床面に対して垂直状態で固定しており、遮光性が良い。さらに、本実施形態では、サンバイザ本体32の使用位置32C(図2(C)参照)において、サンバイザ本体32は車両の床面に対して垂直状態にあり、この状態からは、サンバイザ本体32の回転移動が容易であってサイドバイザにするための回転軌跡が成立しやすい。
なお、上記第2の実施形態では、図8に示されるように、スライダ本体36の係止部としてクリップピン50を設けると共に、サンバイザ本体32の被係止部として嵌入凹部52を設け、クリップピン50と嵌入凹部52とが係止する場合を例に挙げて具体的に説明したが、クリップピン50と嵌入凹部52との組合せのほかに、係止爪と、これが係止される係止孔との組合せなど各種の位置決め手段が適用できる。
次に、サンバイザ装置の第3の実施形態を図11〜図16に基づき説明する。第3の実施形態は、図11〜図16に示されるように、サンバイザ本体32が、電動により、内装天井部材24の上方の格納位置32A(図11(A)参照)と車室内前方の使用位置32C(図11(B)参照)との間を移動する形態である。なお、第1、第2の実施形態と同一部材は、同一符号を付して説明を省略する。
図12及び図14に示されるように、レール34の案内溝35は、車幅方向(矢印W方向)に貫通している。レール34の平行部34Aの内側は、図14に示されるように、段差状になっており、図12に示されるように、車幅方向(矢印W方向)の内向き開口側に近い内周壁における下面部54には、ラック56が形成されている。
スライダ本体36のサンバイザ本体32とは反対側には、回動連結部材としての連結リンク58の一端が車幅方向(矢印W方向)に延びる軸58A(図13参照)によって連結されている。本実施形態では、連結リンク58は、スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)の中央部と車幅方向(矢印W方向)の両側部との間に計2個配設されている。連結リンク58の他端(スライダ本体36側とは反対側)は、車幅方向(矢印W方向)に延びる軸58B(図13参照)によってモータスライダー60に連結されている。
モータスライダー60は、スライダ本体36に対向してスライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)の長さと略等しい長辺部60Aを備え、平面視でスライダ本体36側に凸のコ字状とされている。長辺部60Aの車幅方向(矢印W方向)両側面からは、円柱状の張出スライド部62が突出している。この張出スライド部62は、サンバイザ装置30の設置時にレール34の案内溝35に収容される。張出スライド部62の突出量は、第1、第2スライド部37、39と同程度とされている。長辺部60Aの車幅方向(矢印W方向)両側は、スライダ本体36側とは反対側の方向に向かって直角に屈曲されており、互いに対向する一対のアーム部60Bとされている。
一対のアーム部60Bは、車幅方向(矢印W方向)に延びる1本のロッド64を回転可能に支持しており、このロッド64は、一対のアーム部60Bの車幅方向(矢印W方向)外側へ突き抜けている。ロッド64の両端部64Aには、ピニオン66が各々連結されており、図14に示されるように、ピニオン66の先端部66Aは、サンバイザ装置30の設置時にレール34の案内溝35に収容されるようになっている。
図12に示されるように、一対のアーム部60Bの車幅方向(矢印W方向)の外側に設けられるピニオン66は、先端部66Aの内側部分に、先端部66Aよりも拡径されたギヤ部66Bを備える。図14に示されるように、ピニオンギヤ部66Bの外径は、ラック56を備えた部分におけるレール34の内径寸法よりも小さく、外周一部がラック56と噛み合うようになっている。
図12及び図14に示されるように、ロッド64の車幅方向(矢印W方向)の中央部には、モータギヤボックス68が配設されている。図15には、モータギヤボックス68内の構造が示されている。図15に示されるように、モータギヤボックス68内において、ロッド64には、歯車機構を構成するギヤ歯としてのウォームホイール70が取り付けられており、このウォームホイール70はロッド64と一体に回転する。
また、モータギヤボックス68内には、電動モータ72が設けられており、電動モータ72の出力軸72Aには、歯車機構を構成するモータ側ギヤ歯としてのウォーム74が固定されている。このウォーム74は、ウォームホイール70に噛み合っている。これにより、電動モータ72が作動してウォーム74が回転することで、ロッド64に回転力が付与され、ロッド64及びピニオン66が回転する減速構造である。なお、ウォームホイール70を回転させてもウォーム74は回転しないようになっている。
図16には、スライダ本体36のストッパー構造が示されている。図16に示されるように、第1スライド部37と第2スライド部39との間の接続部38には、板バネストッパー76が設けられている。一方、レール34には、サンバイザ本体32の使用位置32C(図11(B)参照)において、板バネストッパー76が当る突起78がレール34の内側に突出している。板バネストッパー76は、断面略J字状とされており、円弧状部分がレール34の突起78に当接する方向へ付勢するようになっている。これによって、図11(B)に示されるサンバイザ本体32が使用位置32Cに配置された際に、図16に示される板バネストッパー76が突起78へ押圧されて図11(B)に示されるスライダ本体36がより安定的に支持されることになる。なお、図16に示される板バネストッパー76及び突起78は、第1、第2の実施形態に適用されてもよい。
次に、第3の実施形態に係るサンバイザ装置30の動作及び作用について説明する。
サンバイザ本体32を図11(A)に示される格納位置32Aから図11(B)に示される使用位置32Cに引き出す際には、図15に示される電動モータ72を駆動させると、出力軸72A及びウォーム74が回転し、これに連動してウォームホイール70及びロッド64を介してピニオン66が回転する。ピニオン66のギヤ部66Bは、図12に示されるレール34のラック56と噛み合っているので、ピニオン66が回転することで、モータスライダー60は、レール34の前後方向に沿った引出方向(図11(A)の矢印F方向)に移動する。このとき、図11(A)に示されるように、モータスライダー60は、連結リンク58を介してスライダ本体36を押圧し、これによって、スライダ本体36及びサンバイザ本体32は、格納位置32Aから押し出される。
モータスライダー60が直線運動を続け、折曲部34Bの手前まで移動すると、連結リンク58を介してスライダ本体36及びサンバイザ本体32は、折曲部34Bを通過し、図11(B)に示されるサンバイザ本体32の最大引出位置となる使用位置32Cに至る。サンバイザ本体32の移動に伴い、サンバイザ本体32の姿勢は、使用位置32Cでの姿勢へ変化させられる。
このように、駆動部となるモータギヤボックス68及びモータスライダー60が直線運動をしても、サンバイザ本体32の引出動作と、車室内前方の使用位置32C(図11(B)参照)への配置とを一連の動作で行うことができる。ここで、スライダ本体36とモータスライダー60との間に連結リンク58を介することで、モータギヤボックス68及びモータスライダー60が直線運動をすれば足りる構成としたため、サンバイザ装置30全体を薄型化することができる。また、サンバイザ本体32の出入口となる貫通孔24Aをさほど大きくしなくても、サンバイザ本体32の出し入れができる。
サンバイザ本体32が最大引出位置となる使用位置32Cに達したら、電動モータ72(図15参照)の駆動を停止させる。この状態では、図16に示される板バネストッパー76が突起78に向かって付勢されるため、図11(B)に示されるサンバイザ本体32は、安定的に支持される。
一方、サンバイザ本体32を使用位置32Cから図11(A)に示される格納位置32Aへ移動する場合には、電動モータ72(図15参照)を引き出し時とは逆回転に駆動させればよい。
なお、上記第1〜第3の実施形態では、レール34が図1や図11に示されるような形状の場合を例に挙げて説明したが、レールは、車両前方へ向かって延びると共に、前方部が車両下方向きとされた曲線状等の非直線状である他の形態であってもよく、実施形態に示される形状に限定されない。
次に、第4の実施形態について、図17を参照しながら説明する。なお、第1〜第3の実施形態と同一部材は、同一符号を付して説明を省略する。
図17(A)に示されるように、サンバイザ装置30に配置される一対の直線レール80は、車両前方(矢印FR方向)へ向かって内装天井部材24に略平行に延びる直線状とされる。この直線レール80は、全体として直線状とされる点を除いては、第1〜第3の実施形態で説明したレール34と同様の構成である。
スライダ本体36の車幅方向(矢印W方向)における両側は、直線レール80の内側に接触する張出部36Zとされている。張出部36Zには、後端スライド部90が車両後方側に形成されており、この後端スライド部90は、側面視で略円形状となる円筒面を備える。
張出部36Zにおいて、後端スライド部90の前方部分からは、車両下方へ向けて延びる枝部91が形成されている。枝部91は、車両後方側に屈曲しており、先端部が車幅方向外側に突出する円柱部91Aとされる。
直線レール80の下方には、カム溝92が形成されており、枝部91の円柱部91Aがこのカム溝92に沿って移動可能とされている。カム溝92は、車両前方(矢印FR方向)へ向かって直線レール80に略平行に延びると共に、車両前方側で上方へ向かって屈曲されている。
次に、第4の実施形態に係るサンバイザ装置30の動作及び作用について説明する。
図14に示される格納位置32Aに格納された状態のサンバイザ本体32を引き出す際には、乗員が貫通孔24Aに手を入れてサンバイザ本体32の前端部分を掴み、直線レール80の前後方向に沿った引出方向(矢印F方向)に引き出す。このとき、後端スライド部90が直線レール80の内側に接触しながらスライドすると共に、円柱部91Aがカム溝92に沿って移動する。サンバイザ本体32は、スライダ本体36と共に移動し、円柱部91Aがカム溝92の屈曲部92Aに至ると、図17(B)に示される状態となる。
この状態からさらにサンバイザ本体32を下方(図17(B)の反時計回り方向)へ向きを変えながら引き出すと、サンバイザ本体32は、使用位置32C(図17(C)参照)へ向けて強制的に移動させられ、後端スライド部90が直線レール80の前端部に至ると、図17(C)に示されるように、サンバイザ本体32が使用位置32Cに配置される。
本発明の第1実施形態に係るサンバイザ装置が配置される運転席上方における車両天井部を示す概略垂直断面図である。 本発明の第1実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体が引き出される過程を示す車両天井部の概略垂直断面図である。図2(A)は、第1、第2スライド部がレールの平行部をスライドする状態を示す。(図5の2A−2A線断面に相当する。)図2(B)は、サンバイザ本体の中間引出位置を示す。図2(C)は、サンバイザ本体の使用位置を示す。(図5の2C−2C線断面に相当する。) 本発明の第1実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体が引き出される過程を示すサンバイザ装置の斜視図である。図3(A)は、サンバイザ本体の格納位置を示す。図3(B)は、サンバイザ本体の中間引出位置を示す。図3(C)は、サンバイザ本体の使用位置を示す。 本発明の第1実施形態に係るサンバイザ装置を示す分解斜視図である。 車室内から運転席上方を見た外観図である。 本発明の第2実施形態に係るサンバイザ装置を示す分解斜視図である。 嵌入凹部とクリップピンとの係止状態を示す、図6の7−7線拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体を回転移動させた状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体が車幅方向外側の車室内側に沿った位置に配置された状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るサンバイザ装置を示す図である。(レールは図示を省略する。)図10(A)は、サンバイザ装置の側面図である。図10(B)は、サンバイザ装置の正面図である。 本発明の第3実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体が引き出される過程を示す車両天井部の概略垂直断面図である。図11(A)は、サンバイザ本体の格納位置を示す。図11(B)は、サンバイザ本体の使用位置を示す。 本発明の第3実施形態に係るサンバイザ装置を示す分解斜視図である。 図12の13−13線断面図である。 ラックにピニオンが噛み合った状態、及びモータギヤボックス内の状態を示す断面図である。(レール以外の部分は、図12の14−14線断面図に相当する図である。) モータギヤボックス内の構造を示す概略斜視図である。 スライダ本体のストッパー構造を示す拡大斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るサンバイザ装置において、サンバイザ本体が引き出される過程を示す車両天井部の概略垂直断面図である。図17(A)は、サンバイザ本体の格納位置を示す。図17(B)は、円柱部がカム溝の屈曲部に至った時点の状態を示す。図17(C)は、サンバイザ本体の使用位置を示す。
符号の説明
12 ルーフパネル
24 内装天井部材
30 サンバイザ装置
32 サンバイザ本体
32A 格納位置
32C 使用位置
34 レール(案内手段)
34B 折曲部(回転駆動手段、姿勢制御手段)
34C 垂下部(回転駆動手段、姿勢制御手段)
36 スライダ本体
36A 張出部(回転駆動手段、姿勢制御手段)
80 直線レール(案内手段)
91A 円柱部(回転駆動手段、姿勢制御手段)
92 カム溝(回転駆動手段、姿勢制御手段)
W 車幅方向(車両幅方向)

Claims (4)

  1. 遮光用のサンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体を内装天井部材の上方の格納位置と前記格納位置から引き出された引出位置との間で移動可能に案内する案内手段と、
    前記引出位置で前記サンバイザ本体を使用位置へ強制的に移動する姿勢制御手段と、
    を有することを特徴とするサンバイザ装置。
  2. 前記姿勢制御手段は、前記格納位置と前記使用位置との間で前記サンバイザ本体の移動と連動して前記サンバイザ本体を強制的に回転させる回転駆動手段を有することを特徴とする請求項1記載のサンバイザ装置。
  3. 前記案内手段は、前記内装天井部材とルーフパネルとの間に配置され、車両前方へ向かって延びるレールを備え、このレールの前方部が車両下向きにされ、前記レールに沿って移動可能な前記サンバイザ本体が前記引出位置では前記使用位置となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサンバイザ装置。
  4. 前記案内手段に案内されるスライダ本体が設けられ、このスライダ本体を介して前記サンバイザ本体が前記格納位置から前記引出位置まで移動可能とされ、前記サンバイザ本体は、車両幅方向一端部を中心にして前記スライダ本体へ回転可能に支持されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサンバイザ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008162567A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Toyota Boshoku Corp 手動バニティミラー装置
JP2016130075A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 トヨタ自動車株式会社 サンバイザ装置
US10336164B1 (en) 2017-12-21 2019-07-02 Ford Global Technologies, Llc Sun visor assembly

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