JP2005132243A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高機能を有する車両用サンバイザ装置を提供する。
【解決手段】ECU14は、通常遮光制御に加え、車両2が駐車状態にあることを示す駐車状態信号(イグニッションスイッチのオフ信号)の入力に基づいて該車両2が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータ12を制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置(最大遮光位置)にサンバイザ本体10を配置させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ECU14は、通常遮光制御に加え、車両2が駐車状態にあることを示す駐車状態信号(イグニッションスイッチのオフ信号)の入力に基づいて該車両2が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータ12を制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置(最大遮光位置)にサンバイザ本体10を配置させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するためのサンバイザ本体を駆動モータの駆動により作動させる車両用サンバイザ装置に関するものである。
この種の車両用サンバイザ装置は、例えば、特許文献1にて開示されているものがある。このサンバイザ装置は、車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するためのサンバイザ本体(文献中では、板体及びスライダー)を、スイッチの操作に基づいて操作者の任意の位置までモータの駆動により作動させる構成をなしている。
特開平8−2251号公報
ところで、車両に搭載される各種電装品は更なる高機能化が要求されており、上記のようなサンバイザ装置においても高機能化の要求が高まってきた。
しかしながら、上記文献のサンバイザ装置は、スイッチの操作に基づいて操作者の任意の位置までサンバイザ本体をモータの駆動にて単に作動させるだけのものであり、高機能とは言えなかった。
しかしながら、上記文献のサンバイザ装置は、スイッチの操作に基づいて操作者の任意の位置までサンバイザ本体をモータの駆動にて単に作動させるだけのものであり、高機能とは言えなかった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、高機能を有する車両用サンバイザ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両室内に入射する所定範囲内の入射光を遮蔽するためのサンバイザ本体を作動させるべく駆動される駆動モータと、前記サンバイザ本体を所望の遮光位置に配置すべく前記駆動モータを制御する制御装置と、を備えた車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記車両が駐車状態にあることを示す駐車状態信号の入力に基づいて該車両が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて前記入射光が遮蔽される所定の遮光位置に前記サンバイザ本体を配置すべく前記駆動モータを制御することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、前記所定範囲内に入射した前記入射光の強度及び入射角度に応じた入射光検出信号を出力する受光センサを備え、前記制御装置は、前記入射光検出信号に基づいて前記入射光の強度及び入射角度を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、前記サンバイザ本体を該入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置させるように前記駆動モータを制御することをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用サンバイザ装置において、前記サンバイザ本体は、前記車両の天井部の開口から進出及び該開口内に格納すべくスライド作動するものであることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記車両に備えられるイグニッションスイッチのオフ信号に基づいて、該車両が駐車状態であると判定することをその要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記車両が駐車状態であると判定すると、その判定に基づいて前記サンバイザ本体を最大遮光位置に配置すべく前記駆動モータを制御することをその要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、制御装置は、通常遮光制御に加え、車両が駐車状態にあることを示す駐車状態信号の入力に基づいて該車両が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータを制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置にサンバイザ本体を配置させる。これにより、車両駐車時において、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体が作動して所定の遮光位置、例えば最大遮光位置に配置され、該サンバイザ本体にて車両室内に入射される直射日光等の入射光が遮蔽され、駐車時の車両室内温度の過度な上昇が抑制される。つまり、防眩するための通常遮光作動に加え、駐車時の車両室内温度の過度な上昇を抑制させる機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置となる。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置は、通常遮光制御に加え、車両が駐車状態にあることを示す駐車状態信号の入力に基づいて該車両が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータを制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置にサンバイザ本体を配置させる。これにより、車両駐車時において、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体が作動して所定の遮光位置、例えば最大遮光位置に配置され、該サンバイザ本体にて車両室内に入射される直射日光等の入射光が遮蔽され、駐車時の車両室内温度の過度な上昇が抑制される。つまり、防眩するための通常遮光作動に加え、駐車時の車両室内温度の過度な上昇を抑制させる機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置となる。
請求項2に記載の発明によれば、所定範囲内に入射した入射光の強度及び入射角度に応じた入射光検出信号を出力する受光センサが備えられ、制御装置は、その入射光検出信号に基づいて入射光の強度及び入射角度を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、駆動モータを制御して、サンバイザ本体を該入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置させる。これにより、入射光の強度が所定強度以上、即ちその入射光にて搭乗者に眩惑が生じ得る強度になると、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体が作動して、その入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置される。つまり、入射光の強度及び入射角度に応じて自動にサンバイザ本体が作動する機能が備えられ、より高機能なサンバイザ装置となる。
請求項3に記載の発明によれば、サンバイザ本体は、車両の天井部の開口から進出及び該開口内に格納すべくスライド作動する。これにより、スライド作動するサンバイザ本体の方が回動式のサンバイザ本体と比べて、作動時にサンバイザ本体が搭乗者に接触する虞が小さく抑えられる。そのため、サンバイザ本体の作動時における搭乗者の煩わしさが低減される。又、このことにより、スライド作動するサンバイザ本体では、回動式のサンバイザ本体と比べて、遮光面積の拡大が容易である。又、スライド作動するサンバイザ本体は、遮光位置を多様に設定することが可能である。又、サンバイザ本体は格納時に天井部内に収容されるので、天井部の見栄えが良好となる。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置は、車両に備えられるイグニッションスイッチのオフ信号に基づいて、該車両が駐車状態であると判定する。これにより、既存のイグニッションスイッチのオンオフ信号に基づいて車両が駐車状態であるか否かが判定されるため、車両が駐車状態であるか否かを判定するための信号を出力する手段を特別に設ける必要がない。
請求項5に記載の発明によれば、制御装置は、車両が駐車状態であると判定すると、その判定に基づいてサンバイザ本体を最大遮光位置に配置すべく駆動モータを制御する。これにより、車両駐車時にサンバイザ本体が最大遮光位置に配置されるため、該サンバイザ本体にて車両室内に入射される直射日光等の入射光のより多くが遮蔽される。従って、駐車時の車両室内温度の過度な上昇をより確実に抑制できる。
本発明によれば、高機能を有する車両用サンバイザ装置を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図4は、本実施形態の車両用サンバイザ装置1を示す。車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3側の天井部4内に固定されて収容されている。天井部4の前方端部には、フロントガラス5から車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するサンバイザ本体10が車両室内側に進出する開口4aが設けられている。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図4は、本実施形態の車両用サンバイザ装置1を示す。車両用サンバイザ装置1は、車両2の運転席3側の天井部4内に固定されて収容されている。天井部4の前方端部には、フロントガラス5から車両室内に入射する直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するサンバイザ本体10が車両室内側に進出する開口4aが設けられている。
車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、受光センサ13、及びECU(制御装置)14を備えている。因みに、車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14が一体に組み付けられてモジュール化されている。
サンバイザ本体10は、入射光を遮蔽すべく不透明な部材にて長方形状に形成されている。サンバイザ本体10は、駆動モータ12の駆動によりフロントガラス5に沿ってスライド作動されて前記天井部4の開口4aから進出及び該開口4aに向かって後退して該開口4a内に格納され、最大進出時にはフロントガラス5の運転席側の中央から上部の所定範囲を覆うようになっている。
作動機構11は、ガイド部材15、スライド部材16、及びリンク機構17を備えている。ガイド部材15は、互いに平行に配置される一対のガイドレール15aを有しており、長手方向が車両2の前後方向を向くように配設されている。このガイド部材15は、各ガイドレール15aが図示しない部分で連結されており、サンバイザ装置1のベース部材としている。各ガイドレール15aの対向する内側部分には、それぞれガイドレール15aの長手方向に沿ったガイド溝15bが形成されている。尚、前記ガイドレール15aは、車両前方側の部分が若干下方に向けて曲線的に曲げられている。
スライド部材16は、略長方形板状をなしており、ガイドレール15aに沿ってスライド移動可能に該ガイドレール15aに対して組み付けられている。即ち、スライド部材16は、移動方向の両側において該移動方向に所定間隔を有する2個の円柱状の突起16aがそれぞれ設けられ、合計4個の突起16aがそれぞれガイドレール15aのガイド溝15b内に挿入されている。スライド部材16の前端部にはサンバイザ本体10の後端部に設けられる取付部10aがネジ18により取り付けられており、該スライド部材16のスライド作動とともにサンバイザ本体10がフロントガラス5に沿って作動するようになっている。
又、スライド部材16の後端部には、駆動モータ12の駆動力が伝達されるリンク機構17と連結するための円柱状の連結部材19が設けられている。連結部材19は、その両端が支持部材20にて支持され、支持部材20がそれぞれスライド部材16の移動方向の両側にネジ21にて固定されている。連結部材19は、その中心軸線がスライド部材16の幅方向に沿って配置され、その中心軸線を中心として回転可能に支持されている。連結部材19の中央部には、リンク機構17と連結するための連結孔19aが中心軸線と直交する方向に貫通形成されている。
リンク機構17は、スライド部材16の上面側に配置され、クランク22とロッド23とから構成されている。クランク22は、一端に駆動モータ12の出力軸12aと一体回転可能に連結するための連結孔22aが形成され、他端にロッド23と回転可能に連結するための連結ピン22bが立設されている。ロッド23は、一端にクランク22の連結ピン22bを挿入するための連結孔23aが形成され、他端に連結部材19と回転可能に連結するための連結ピン23bが立設されている。クランク22及びロッド23は、その連結ピン22bが下方に向けられて連結孔23aに挿入されて、互いに回転可能に連結されている。又、クランク22は、その連結孔22aに駆動モータ12の出力軸12aが固定されるとともに、ロッド23の連結ピン23bが下方に向けられて連結部材19の連結孔19aに挿入され、該連結部材19に対して回転可能に連結されている。そして、このリンク機構17は、駆動モータ12の出力軸12aの所定角度の回転運動を、ガイドレール15aに沿ったスライド部材16の所定量のスライド移動に変換し、サンバイザ本体10を作動させる。
尚、リンク機構17は、前記ガイドレール15aの直線部分におけるスライド部材16の作動平面と平行な平面上で作動するが、該スライド部材16は、ガイドレール15aの車両前方側の部分に差し掛かると、その形状上、直線部分における作動平面から下方に向かって若干作動することになる。このとき、リンク機構17が連結される連結部材19が回転し、これにより、該リンク機構17とスライド部材16とのこじれが防止されている。
駆動モータ12は、モータ本体24と該モータ本体24の回転を減速して出力軸12aに伝達する減速部25とが一体に組み付けられて構成され、前記ガイド部材15のモータ取付部(図示略)に固定されている。駆動モータ12は、ガイド部材15に対して車幅方向における車両2の中央側に配置され、しかもガイド部材15の前方側に配置されている。この駆動モータ12は、ECU14の制御により出力軸12aが所定角度内で正逆転するように駆動される。因みに、駆動モータ12が正転すると、リンク機構17を介してスライド部材16が前方にスライド移動してサンバイザ本体10が進出し、該駆動モータ12が逆転すると、リンク機構17を介してスライド部材16が後方にスライド移動してサンバイザ本体10が格納方向に後退する。
受光センサ13は、フロントガラス5の車両室内側上端部におけるサンバイザ本体10の幅方向略中央部となる位置に取着されている。受光センサ13は、複数個の受光素子(図示略)が備えられており、所定範囲A内に入射された入射光の強度と、上下方向及び左右方向の入射角度θ1,θ2を検出するものである。尚、この所定範囲Aとは、一般的な体格の人が運転席に適正な姿勢で着席した際に、サンバイザ本体10にて最低限遮光が必要な範囲に設定されている。そして、受光センサ13は、所定範囲A内に入射光が入射されると、その入射光の強度及び上下左右の入射角度θ1,θ2に応じた入射光検出信号をECU14に出力する。
ECU14は、前記駆動モータ12の近傍位置に配置され、前記ガイド部材15のECU取付部(図示略)に固定されている。図5に示すように、ECU14は、バッテリ30から駆動電源が供給され、起動スイッチ31のオン操作に基づいて動作状態となる。ECU14は、前記受光センサ13からの入射光検出信号に基づいて、所定範囲A内に入射された入射光が運転者にて眩惑が生じ得る所定強度以上か否か判定するとともに、その入射光の入射角度を検出する。所定範囲A内に入射される入射光の強度が所定強度以上となると、ECU14は、その入射光の入射角度に応じた最適な前記サンバイザ本体10の進出量(遮光位置)となるように前記駆動モータ12を制御する。
ここで、本実施形態のECU14は、サンバイザ本体10の進出量を5段階とし、段階的な位置制御を行っている。因みに、サンバイザ本体10の格納時が「0段階」であり、最大進出時が「4段階」であり、この間は「1段階」〜「3段階」へと次第に広くなるよう設定されている。そして、ECU14は、上記のように入射光の強度が所定強度以上と判定すると、検出した入射光の入射角度に応じて、サンバイザ本体10の進出量が「0段階」〜「4段階」の内で最小の進出量としながら遮光可能なように、該サンバイザ本体10を進出又は後退、若しくは現状を維持すべく駆動モータ12を駆動制御又は停止させたまま維持する。即ち、ECU14には、このような遮光制御を行う制御マップが予め格納されている。
又、ECU14には、車両2に備えられる既存のイグニッションスイッチ32からオンオフ信号が入力される。ECU14は、イグニッションスイッチ32からオフ信号が入力されると、車両2のエンジンが停止状態であり車両2が駐車状態になったと判定し、受光センサ13からの入射光検出信号にかかわらず、サンバイザ本体10を最大進出量(最大遮光位置)となる「4段階」に配置すべく駆動モータ12を制御する。
尚、図示しないが、助手席側の天井部4内にも上記サンバイザ装置1と同様な構成のサンバイザ装置が収容されている。そして、この助手席側のサンバイザ装置も、イグニッションスイッチ32からオフ信号が入力されると、サンバイザ本体が最大進出量となる「4段階」に配置されるようになっている。このように本実施形態では、車両2の駐車時において、運転席側のサンバイザ本体10及び助手席側のサンバイザ本体の進出量を最大とし、車両室内への入射光、特に直射日光を遮蔽して、車両室内の過度な温度上昇を抑制するようになっている。
次に、本実施形態のサンバイザ装置1の特徴的な作用効果を示す。
(1)本実施形態では、ECU14は、上記した通常遮光制御に加え、車両2が駐車状態にあることを示す駐車状態信号、即ち本形態ではイグニッションスイッチ32のオフ信号の入力に基づいて該車両2が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータ12を制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置、即ち本形態では最大進出量(最大遮光位置)である「4段階」にサンバイザ本体10を配置させる。これにより、車両2の駐車時において、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体10が作動して最大遮光位置に配置され、該サンバイザ本体10にて車両室内に入射される直射日光等の入射光が遮蔽され、駐車時の車両室内温度の過度な上昇が抑制される。つまり、防眩するための通常遮光作動に加え、駐車時の車両室内温度の過度な上昇を抑制させる機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置1とすることができる。又、駐車時に夜間室内灯を点灯した場合等においても、車外から車両室内の様子を目隠しでき、プライベートな空間を確保することにも貢献できる。
(1)本実施形態では、ECU14は、上記した通常遮光制御に加え、車両2が駐車状態にあることを示す駐車状態信号、即ち本形態ではイグニッションスイッチ32のオフ信号の入力に基づいて該車両2が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて駆動モータ12を制御して、入射光が遮蔽される所定の遮光位置、即ち本形態では最大進出量(最大遮光位置)である「4段階」にサンバイザ本体10を配置させる。これにより、車両2の駐車時において、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体10が作動して最大遮光位置に配置され、該サンバイザ本体10にて車両室内に入射される直射日光等の入射光が遮蔽され、駐車時の車両室内温度の過度な上昇が抑制される。つまり、防眩するための通常遮光作動に加え、駐車時の車両室内温度の過度な上昇を抑制させる機能が備えられ、高機能なサンバイザ装置1とすることができる。又、駐車時に夜間室内灯を点灯した場合等においても、車外から車両室内の様子を目隠しでき、プライベートな空間を確保することにも貢献できる。
(2)本実施形態では、所定範囲A内に入射した入射光の強度及び入射角度θ1,θ2に応じた入射光検出信号を出力する受光センサ13が備えられ、ECU14は、その入射光検出信号に基づいて入射光の強度及び入射角度θ1,θ2を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、駆動モータ12を制御して、サンバイザ本体10を該入射光の入射角度θ1,θ2に応じた進出量(遮光位置)、即ち最小の進出量としながら遮光可能な位置に配置させる。これにより、入射光の強度が所定強度以上、即ちその入射光にて搭乗者に眩惑が生じ得る強度になると、搭乗者が特別な操作を必要とすることなく自動的にサンバイザ本体10が作動して、その入射光の入射角度θ1,θ2に応じた遮光位置に配置される。つまり、入射光の強度及び入射角度θ1,θ2に応じて自動にサンバイザ本体10が作動する機能が備えられ、より高機能なサンバイザ装置1とすることができる。
(3)本実施形態では、ECU14は、車両2が駐車状態であると判定すると、その判定に基づいてサンバイザ本体10を最大遮光位置に配置すべく駆動モータ12を制御する。これにより、車両2の駐車時にサンバイザ本体10が最大遮光位置に配置されるため、該サンバイザ本体10にて車両室内に入射される直射日光等の入射光のより多くが遮蔽される。従って、駐車時の車両室内温度の過度な上昇をより確実に抑制することができる。
(4)本実施形態では、ECU14は、車両2に備えられるイグニッションスイッチ32のオフ信号に基づいて、該車両2が駐車状態であると判定する。これにより、既存のイグニッションスイッチ32のオンオフ信号に基づいて車両2が駐車状態であるか否かが判定されるため、車両2が駐車状態であるか否かを判定するための信号を出力する手段を特別に設ける必要がなく、低コスト化に貢献できる。
(5)本実施形態では、サンバイザ本体10は、車両2の天井部4の開口4aから進出及び該開口4a内に格納すべくスライド作動する。これにより、スライド作動するサンバイザ本体10の方が回動式のサンバイザ本体と比べて、作動時にサンバイザ本体10が搭乗者に接触する虞が小さく抑えられる。そのため、サンバイザ本体10の作動時における搭乗者の煩わしさを低減することができる。又、このことにより、スライド作動するサンバイザ本体10では、回動式のサンバイザ本体と比べて、遮光面積の拡大が容易である。又、スライド作動するサンバイザ本体10は、遮光位置を多様に設定することができる。又、サンバイザ本体10は格納時に天井部4内に収容されるので、天井部4の見栄えが良好となる。又、サンバイザ本体10とともにサンバイザ装置1全体も天井部4内に収容されるので、天井部4の見栄えが良好であり、該サンバイザ装置1と搭乗者の接触を防止することができる。
(6)本実施形態では、車両用サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14が一体に組み付けられてモジュール化されている。これにより、車両2(天井部4)に対するサンバイザ装置1の搭載を容易とすることができる。
(7)本実施形態では、駆動モータ12は、ガイド部材15に対して車幅方向における車両2の中央側に配置され、しかもガイド部材15の前方側、即ち天井部4の前方側に配置されている。つまり、駆動モータ12は、搭乗者の頭部から離間した位置に配置される。ここで、駆動モータ12及びその周辺部分はサンバイザ装置1の中でも厚みが大きくなる部分であるため、これによって天井部4が車両室内側に突出が強いられた場合であっても、その突出部分が搭乗者の頭部から離間するので、搭乗者への影響を小さく抑えることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態では、前記第1実施形態と駆動部分の構成が若干変更されている。従って、説明の便宜上、前記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態では、前記第1実施形態と駆動部分の構成が若干変更されている。従って、説明の便宜上、前記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図6〜図8に示すように、本実施形態の車両用サンバイザ装置1aは、ガイド部材15を構成する一対のガイドレール15cが断面円形の棒状をなしており、各ガイドレール15cが図示しない部分で連結されて、サンバイザ装置1のベース部材としている。これに対し、スライド部材16の移動方向の両側には4個の連結片16bが設けられ、各連結片16bには該スライド部材16の移動方向に貫通する挿通孔16cが形成されている。スライド部材16は、各挿通孔16cにガイドレール15cを挿通させて、該ガイドレール15cに沿ってスライド移動可能に支持されている。
又、サンバイザ装置1aの駆動源である駆動モータ40は、減速部を備えていないモータであり、その出力軸40aには、外周面にネジ山が形成されたスクリューシャフト41がジョイント42を用いて該出力軸40aと同軸状となるように連結されている。駆動モータ40は、スクリューシャフト41がスライド部材16の移動方向に沿って延びるようにガイド部材15の前端部に設けられるモータ取付部(図示略)に固定されている。これに対し、スライド部材16に取り付けられる連結部材19の中央部には、スクリューシャフト41と螺合するネジ孔19bが貫通形成されている。つまり、駆動モータ40の駆動によりスクリューシャフト41が回転すると、該スクリューシャフト41と螺合する連結部材19、即ちスライド部材16がガイドレール15cに沿ってスライド作動し、サンバイザ本体10が進出又は後退するようになっている。尚、スライド部材16の上面及びサンバイザ本体10の取付部10aには、それぞれスクリューシャフト41との干渉を防止するためのシャフト回避溝16d,10bが形成されている。そして、このような構成の本実施形態のサンバイザ装置1aは、ECU14により前記第1実施形態と同様に制御され動作する。このような機械的構成としても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態では、前記第1実施形態と駆動部分の構成が若干変更されている。従って、説明の便宜上、前記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態では、前記第1実施形態と駆動部分の構成が若干変更されている。従って、説明の便宜上、前記第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の車両用サンバイザ装置1bは、ガイド部材15の前端部及び後端部に設けられるプーリー取付部(図示略)にそれぞれ回転可能に装着されるプーリー45と駆動モータ12の出力軸12aに固定される駆動プーリー46とに環状の駆動ワイヤ47が掛装され、該駆動ワイヤ47に取着される連結部48とスライド部材16とが連結されてなる。つまり、駆動モータ12の駆動により駆動プーリー46が回転すると、駆動ワイヤ47が周回し、スライド部材16がガイドレール15aに沿ってスライド作動し、サンバイザ本体10が進出又は後退するようになっている。そして、このような構成の本実施形態のサンバイザ装置1bは、ECU14により前記第1実施形態と同様に制御され動作する。このような機械的構成としても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、ECU14はサンバイザ本体10を5段階で進出及び後退させるように制御したが、5段階以外の多段階で制御してもよい。
○上記実施形態では、ECU14はサンバイザ本体10を5段階で進出及び後退させるように制御したが、5段階以外の多段階で制御してもよい。
○上記実施形態では、ECU14は、車両2が駐車状態になったと判定した場合に、サンバイザ本体10を最大遮光位置に配置していたが、最大でなくてもよく、適宜変更してもよい。
○上記実施形態では、ECU14は、イグニッションスイッチ32のオフ信号に基づいて車両2が駐車状態になったと判定したが、イグニッションスイッチ32のオフ信号と、車両2に備えられる既存の駐車ブレーキスイッチ33(図5参照)のオン信号とに基づいて、車両2の駐車状態を判定するようにしてもよい。このようにすれば、車両2の駐車状態をより確実に判定することができる。
○上記実施形態では、受光センサ13をフロントガラス5に取着したが、天井部4に取着してもよい。又、受光センサ13も例えばガイド部材15に一体に組み付け、サンバイザ本体10、作動機構11、駆動モータ12、及びECU14と一緒にモジュール化してもよい。
○上記実施形態では、受光センサ13を用いて入射光の強度及び入射角度θ1,θ2を検出し、それに基づいてサンバイザ本体10を該入射光の入射角度θ1,θ2に応じた進出量(遮光位置)に制御する構成としたが、受光センサ13による自動制御でなく、例えば、操作スイッチの操作に基づいて駆動モータ12を制御し、サンバイザ本体10をその操作に基づいて作動させるサンバイザ装置に適応してもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ本体10をスライド作動させる作動機構11を、リンク機構17を用いたリンク式(第1実施形態)、スクリューシャフト41を用いた直動式(第2実施形態)、駆動ワイヤ47を用いたワイヤ式(第3実施形態)としたが、これ以外の構成の作動機構を用いてもよい。又、周知な回動式のサンバイザ本体に作動機構及び駆動モータを組み付けた構成であってもよい。
○上記第2実施形態では、駆動モータ40を車両2の前方側に配置したが、後方側に配置してもよく、更に、スクリューシャフト41をフレキシブルで湾曲可能なものとしてもよい。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ) 請求項4に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記イグニッションスイッチのオフ信号と、前記車両に備えられる駐車ブレーキスイッチのオン信号とに基づいて、該車両が駐車状態であると判定することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
(イ) 請求項4に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記イグニッションスイッチのオフ信号と、前記車両に備えられる駐車ブレーキスイッチのオン信号とに基づいて、該車両が駐車状態であると判定することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
2…車両、4…天井部、4a…開口、10…サンバイザ本体、12,40…駆動モータ、13…受光センサ、14…ECU(制御装置)、32…イグニッションスイッチ、A…所定範囲、θ1,θ2…入射角度。
Claims (5)
- 車両室内に入射する所定範囲内の入射光を遮蔽するためのサンバイザ本体を作動させるべく駆動される駆動モータと、
前記サンバイザ本体を所望の遮光位置に配置すべく前記駆動モータを制御する制御装置と、
を備えた車両用サンバイザ装置であって、
前記制御装置は、前記車両が駐車状態にあることを示す駐車状態信号の入力に基づいて該車両が駐車状態であると判定し、その判定に基づいて前記入射光が遮蔽される所定の遮光位置に前記サンバイザ本体を配置すべく前記駆動モータを制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記所定範囲内に入射した前記入射光の強度及び入射角度に応じた入射光検出信号を出力する受光センサを備え、
前記制御装置は、前記入射光検出信号に基づいて前記入射光の強度及び入射角度を検出し、該入射光の強度が所定強度以上となる場合、前記サンバイザ本体を該入射光の入射角度に応じた遮光位置に配置させるように前記駆動モータを制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記サンバイザ本体は、前記車両の天井部の開口から進出及び該開口内に格納すべくスライド作動するものであることを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記制御装置は、前記車両に備えられるイグニッションスイッチのオフ信号に基づいて、該車両が駐車状態であると判定することを特徴とする車両用サンバイザ装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
前記制御装置は、前記車両が駐車状態であると判定すると、その判定に基づいて前記サンバイザ本体を最大遮光位置に配置すべく前記駆動モータを制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003371067A JP2005132243A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 車両用サンバイザ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7328931B2 (en) | 2005-06-14 | 2008-02-12 | Asmo Co., Ltd. | Vehicle sun visor apparatus |
JP2019524544A (ja) * | 2016-08-12 | 2019-09-05 | チョ、ミンギュCHO, Mingyu | サンバイザーモジュール |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003371067A patent/JP2005132243A/ja active Pending
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