JP4210578B2 - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は車室内への所定強度以上の入射光、例えば直射日光を自動で遮るように作動する車両用サンバイザ装置に関するものである。
一般的に、車両の運転席及び助手席の上方位置には、車室内へ入射する直射日光等の入射光を遮るためのサンバイザ装置が設けられている。サンバイザ装置には、特許文献1にて開示されているように、サンバイザ装置の遮光制御を自動で行っているものもある。特許文献1にて開示されているサンバイザ装置(文献中では車両用自動サンバイザとしている)は、適所に取り付け固定されるケース本体を備え、該ケース本体に第1の受光センサと第2の受光センサとが上下方向に一定間隔開いて配備されている。さらに、ケース本体には該ケース本体から出没可能なサンバイザ本体(文献中では遮光板としている)、該サンバイザ本体の出没を駆動する駆動機構、及び該駆動機構に駆動力を付与するモータが収容されている。また、このサンバイザ装置は、前記第1の受光センサの受光若しくは非受光の出力に応答して、モータを正転若しくは逆転とする第1の駆動制御回路と、前記第2の受光センサの受光若しくは非受光の出力に応答して前記モータを駆動若しくは停止とする第2の駆動制御回路とを備えている。さらに、サンバイザ装置は、第1及び第2の受光センサが共に非受光の出力をした場合に、モータを強制的に駆動とする第3の駆動制御回路を備えている。
このようなサンバイザ装置は、車両の運転席及び助手席の上方位置に取り付けられる。そして、サンバイザ装置は、入射光の入射線と搭乗者の目線とを結ぶ線上に第2の受光センサが位置するように調整される。下側の第1の受光センサと上側の第2の受光センサとの両方が入射光を受光すると、これらの受光出力に応答して、第1の駆動制御回路はモータを正転とし、第2の駆動制御回路はモータを駆動とし、モータが正転駆動される。これにより、突出動作としてサンバイザ本体がケース本体から外方へ突出されて遮光状態となる。
また、サンバイザ本体が突出した状態において、第1及び第2の受光センサの両方ともが受光しなくなると、これらの出力に応答して第3の駆動制御回路がモータを強制的に駆動する。また、第1の受光センサの非受光出力に応答して第1の駆動制御回路がモータを逆転とするため、モータは逆転駆動される。これにより、退避動作としてサンバイザ本体がケース本体内部へ後退される。
特許第3103270号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されているサンバイザ装置は、受光センサの出力に応答して駆動制御回路がサンバイザ本体の突出動作及び退避動作を制御しているが、単に突出動作及び退避動作を行っているだけで、搭乗者にとって快適性を向上するといった記載は何も示されていない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、搭乗者がより快適と感じる遮光制御を行う車両用サンバイザを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置とを備えた車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、突出動作において、前記サンバイザ本体を突出させる量が多いほど突出動作の動作速度が大きくなるように前記遮光制御を行う。
請求項2に記載の発明は、所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置とを備えた車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、突出動作の動作速度が退避動作動作速度よりも大きくなるように前記遮光制御を行う。
請求項3に記載の発明は、所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置とを備えた車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作との動作速度が異なるような前記遮光制御、及び前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような前記遮光制御のうち少なくとも一方の前記遮光制御を行う。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、搭乗者の操作に基づいて前記動作速度の変更を行うための速度調節手段を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記遮光装置には、突出動作を開始するための突出動作条件、及び退避動作を開始するための退避動作条件が設定されており、所定の判定時間内で連続して所定時間以上、若しくは所定の判定時間内で合計して所定の割合の時間以上、前記突出動作条件及び退避動作条件を満たした場合に前記突出動作及び前記退避動作が行われる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用サンバイザ装置において、搭乗者の操作に基づいて前記判定時間の変更を行うための時間設定手段を備える。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、制御装置は、突出動作において、前記サンバイザ本体を突出させる量が多いほど突出動作の動作速度が大きくなるように遮光制御われるため、搭乗者はより快適な遮光制御を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御装置は、突出動作の動作速度が退避動作動作速度よりも大きくなるように前記遮光制御が行われるため、搭乗者はより快適な遮光制御を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御装置は、入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と左右方向の角度変化による突出動作との動作速度が異なるような遮光制御、及び入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような遮光制御のうち少なくとも一方を行う。従って、搭乗者はより快適な遮光制御を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、車両用サンバイザ装置は、搭乗者の操作に基づいて動作速度の変更を行うための速度調節手段を備えているため、搭乗者は搭乗者の好みに合わせて動作速度の変更を行うことができる。従って、搭乗者は搭乗者の好みに合ったより快適な遮光制御を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、制御装置には、突出動作条件及び退避動作条件が設定されている。従って、設定された突出動作条件及び退避動作条件を所定の判定時間内で連続して所定時間以上、若しくは所定の判定時間内で合計して所定の割合の時間以上満たした場合のみ、突出動作及び退避動作が行われる。その結果、車両の振動や木漏れ日、さらには建築物等の影響により入射強度が頻繁に変化する場合でも、突出動作及び退避動作が頻繁に繰り返されて搭乗者に不快感を与えることが防止される。
請求項6に記載の発明によれば、車両用サンバイザ装置は、搭乗者の操作に基づいて判定時間の変更を行うための時間設定手段を備えているため、搭乗者は搭乗者の好みに合わせて判定時間の変更を行うことができる。従って、搭乗者は搭乗者の好みに合わせてより快適な遮光制御を得ることができる。
本発明によれば、搭乗者がより快適と感じる遮光制御を行う車両用サンバイザを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両用サンバイザ装置1は、車両2の天井部3に設けられている。車両用サンバイザ装置1は、遮光装置4と、受光センサ5と、制御装置6とから構成される。
遮光装置4は、天井部3内に収容固定されている。この遮光装置4は、駆動モータ7と、該駆動モータ7の回転により駆動される2本のアームよりなるリンク機構部8と、該リンク機構部8の先端が連結される移動部材9と、該移動部材9を該移動部材9の両側で案内する2本のガイドレール10と、移動部材9の前方に固定される長方形状のサンバイザ本体11とから構成される。遮光装置4は、駆動モータ7が回転すると、その回転がリンク機構部8から移動部材9に伝達され、移動部材9がガイドレール10に案内されて前後方向に移動することにより、移動部材9とともにサンバイザ本体11が前後方向に移動し、車室内側で天井部3の前方に設けられた突出孔12から突出したり退避(格納)されたりするように構成されている。尚、サンバイザ本体11の突出孔12からの突出量は、サンバイザ本体11が天井部3内に格納されている格納状態から最大に突出した状態まで5段階に分けられている。つまり、格納状態を0段階とし、最大に突出している場合のサンバイザ本体11の突出方向の長さを4等分にして1〜4段階とすることで5段階としている。
前記受光センサ5は、フロントガラス13の車室内側面の上端部において、搭乗者(本実施形態では運転者)が着席する運転側シート14の略正面、即ちルームミラー15とフロントピラー16の上端との略中央に設置されている。この受光センサ5は、該受光センサ5を中心に、左右方向に150°、上下方向に45°の所定角度範囲A(サンバイザ本体11にて最低限遮光したい範囲)において、フロントガラス13に入射してくる入射光(直射日光等)の上下左右の入射角度及び入射強度に応じた入射光検出信号を制御装置6に出力する。
前記遮光装置4によって入射光を遮る遮光制御を行う前記制御装置6は、前記遮光装置4に固定されて該遮光装置4とともに天井部3内に収容されており、図3に示すように、バッテリ17から電源が供給される。また、前記制御装置6には、所定の入射角度の入射光が所定角度範囲Aに入射した場合に、その入射角度に対するサンバイザ本体11の突出量を0〜4段階のどの段階にするかが予め設定された制御マップが格納されている。制御マップに基づいて制御装置6が遮光制御を行うと、サンバイザ本体11を突出させる方向に移動させる突出動作と、サンバイザ本体を退避して格納させる方向に移動させる退避動作とが行われることにより、0〜4段階のうちで搭乗者の眩惑を防止する最低限の遮光が行われる位置にサンバイザ本体11が移動される。
制御装置6は、前記受光センサ5が出力する入射光検出信号に基づいて、前記所定角度範囲Aに入射する入射光の上下方向の入射角度及び左右方向の入射角度を演算により検出する。また、制御装置6は、受光センサ5が出力する入射光検出信号に基づいて所定角度範囲Aに入射する入射光の入射強度を検出する。そして、制御装置6は、受光センサ5の出力する入射光検出信号に基づいて、検出する入射強度が所定強度以上となる時間が所定の判定時間以上(所定時間内で所定強度以上となる時間の連続時間が所定時間以上)となるという突出動作条件若しくは退避動作条件を満たしているか否かを判断する。この動作条件を満たす場合には、制御装置6は突出動作若しくは退避動作を開始する。制御装置6は、検出した上下及び左右の入射角度の入射光を遮光することができるように遮光制御を行う。つまり、制御装置6は、入射光の入射角度に応じたサンバイザ本体11の突出量が5段階で設定されている前記制御マップに基づいて好適に遮光が行われるサンバイザ本体11の突出量を選択し、駆動モータ7を作動させてサンバイザ本体11を突出方向若しくは退避(格納)方向に作動させて遮光する。逆に、前記動作条件を満たさない場合には、制御装置6は突出動作若しくは退避動作を開始しないため、サンバイザ本体11は現状の状態を維持する。
尚、運転側シート14の周辺の所定位置には時間設定手段としての時間調節つまみ18が設けられている。この時間調節つまみ18は、例えば1秒間内に所定強度以上となる時間が連続して0.8秒間というように判定時間を搭乗者の好みに合わせて設定することができるものであり、搭乗者がより快適な突出動作及び退避動作を得ることができるように設けられるものである。この時間調節つまみ18を操作すると、制御装置6に予め設定されていた判定時間が、時間調節つまみ18によって変更された判定時間に置き換えられる。従って、以後、制御装置6は、変更後の判定時間に従って突出動作条件及び退避動作条件を満たしているか否かの判定を行う。
ここで、制御装置6によってなされている突出動作及び退避動作の動作速度、つまりはサンバイザ本体11が突出される際の突出速度と、サンバイザ本体11が退避される際の退避速度との設定について説明する。
サンバイザ本体11を突出させる突出動作と、サンバイザ本体11を退避させる退避動作とのそれぞれの動作において、制御装置6は動作開始から動作終了までの期間の動作速度を変化させて遮光制御を行う。具体的には、制御装置6は、動作終了手前から次第に動作速度を小さくして動作を終了するようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行う。
また、所定角度範囲Aに入射光が入射した場合に、素早く運転者の眩惑を防止するために、制御装置6は、退避動作よりも突出動作の方が大きな動作速度となるようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行う。さらに、制御装置6には、サンバイザ本体11の突出量に合わせて、サンバイザ本体11の移動量が多いほど動作速度が大きくなるようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行うように設定がなされている。
走行中、入射光の上下方向の入射角度の変化は小さいが、右折及び左折等により車両2の方向が変わって入射光の左右方向の入射角度が変化すると、急に直射日光等の入射光が所定角度範囲Aに入射して搭乗者が眩惑され易い。従って、制御装置6は、上下方向に入射角度が変化する場合よりも、左右方向に入射角度が変化する場合の方が大きな動作速度となるようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行う。即ち、制御装置6は入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作よりも、入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作の方がサンバイザ本体11の動作速度が大きくなるようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行う。
尚、運転側シート14の周辺の所定位置には速度調節手段としての速度調節つまみ19が設けられている。初期設定の動作速度では、搭乗者にとって快適な動作速度を得られない場合に、この速度調節つまみ19を調節して動作速度を搭乗者の好みに合わせて変更することができる。動作速度の変更は、例えば、突出動作及び退避動作において、動作開始から動作終了までの間で全体的に一定の割合で動作速度を大きくしたり、小さくしたりすることができるようになっている。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)制御装置6は、突出動作及び退避動作において、動作開始から動作終了までのサンバイザ本体11の動作速度が変化する遮光制御を行う。即ち、制御装置6は、次第にサンバイザ本体11の動作速度を小さくして動作を終了する遮光制御を行う。従って、動作終了時にサンバイザ本体11が停止することにより遮光装置4に発生する振動及び騒音を抑制して、搭乗者にとってより快適な遮光制御を提供することができる。
(2)制御装置6は、退避動作のサンバイザ本体11の動作速度よりも突出動作のサンバイザ本体11の動作速度の方が大きくなるように遮光制御を行う。従って、搭乗者の眩惑を防止するために行われる突出動作の動作速度が大きいため、搭乗者の眩惑をより早く防止することができ、搭乗者はより快適な遮光制御を得ることができる。
(3)制御装置6は、直射日光等の入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作よりも、入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作の方がサンバイザ本体11の動作速度が大きくなるようにサンバイザ本体11を作動させて遮光制御を行う。従って、走行中に右折及び左折等により車両2の方向が変わって、急に直射日光等の入射光が所定角度範囲Aに入射しても、入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作は素早く行われる。その結果、車両2の方向が変わることによって急に入射光が所定角度範囲Aに入射しても、サンバイザ本体11が素早く動作し、入射光によって搭乗者が眩惑されることを防ぐことができる。
(4)車両用サンバイザ装置1は、搭乗者がサンバイザ本体11の動作速度の変更を行うことができる速度調節つまみ19を備えているため、搭乗者は搭乗者の好みに合わせてサンバイザ本体11の動作速度の変更を行うことができる。従って、搭乗者の好みに合ったより快適な遮光制御を得ることができる。
(5)制御装置6には、突出動作条件及び退避動作条件が設定されている。従って、設定された所定の判定時間以上(所定時間内で所定強度以上となる時間の連続時間が設定時間以上)となる突出動作条件及び退避動作条件を満たした場合のみ、突出動作及び退避動作が行われる。その結果、車両の振動や木漏れ日、さらには建築物等の影響により、入射強度が頻繁に変化する場合でも、突出動作及び退避動作が頻繁に繰り返されることによりサンバイザ本体11が頻繁に突出動作及び退避動作を繰り返して、搭乗者に不快感を与えることを防ぐことができる。
(6)車両用サンバイザ装置1は、判定時間を変更することができる時間調節つまみ18を備えているため、搭乗者は、搭乗者の好みに合わせて判定時間の変更を行うことができる。従って、搭乗者は搭乗者の好みに合わせてより快適な遮光制御を得ることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、サンバイザ本体11の動作開始から動作終了までの期間において、突出動作と退避動作との両方の動作速度が、動作終了の手前から次第に小さくなっていくように遮光制御が行われているがこの限りでない。突出動作及び退避動作のいずれか一方の動作において、動作終了の手前から次第に動作速度が小さくなるように遮光制御を行ってもよい。
○上記実施形態では、制御装置6は、入射光の上下方向の変化による突出動作及び退避動作よりも、入射光の左右方向の入射角度の上下方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作の方がサンバイザ本体11の動作速度が大きくなるようにサンバイザ本体11を動作させて遮光制御を行っているがこの限りでない。入射光の上下方向の変化による突出動作と入射光の左右方向の変化による突出動作との動作速度だけが異なるように遮光制御を行ってもよい。また、入射光の上下方向の変化による退避動作と入射光の左右方向の変化による退避動作との動作速度だけが異なるように遮光制御を行ってもよい。
○上記実施形態では、制御装置6は、突出動作及び退避動作の動作速度が、動作終了の手前から次第に小さくなるような遮光制御、及び突出動作と退避動作との動作速度が異なるような遮光制御を行っている。さらに、制御装置6は、入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作よりも、入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作及び退避動作の方がサンバイザ本体11の動作速度が大きくなるように遮光制御を行っているがこの限りでない。上記3つの遮光制御のうち、いずれか1つの遮光制御を行ってサンバイザ本体11の動作速度を変化させてもよいし、いずれか2つの遮光制御を行ってサンバイザ本体11の動作速度を変化させてもよい。
○上記実施形態では、速度調節つまみ19を調節して、突出動作開始から突出動作終了までの間で全体的に一定の割合で動作速度を大きくしたり、小さくしたりしているが、この限りでない。速度調節つまみ19を調節して、動作開始時及び動作終了時の動作速度や、左右及び上下の入射角度の変化によって遮光状態が変化される場合の動作速度等を個々に調節できるようにしてもよい。
○上記実施形態では、所定の判定時間内で連続して所定時間以上、突出動作条件及び退避動作条件を満たす場合に、制御装置6は突出動作及び退避動作を開始するがこの限りでない。所定の判定時間内で合計して所定の割合の時間以上、所定時間内で所定強度以上となる時間の占める時間が所定時間以上、突出動作条件及び退避動作条件を満たす場合に、制御装置6が突出動作及び退避動作を開始するように設定してもよい。例えば、1秒間のうちで、所定強度以上となる時間の占める割合が合計で8割以上(合計で0.8秒以上)となった場合に動作条件を満たしたと判断するように設定される。
上記各実施形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記突出動作と前記退避動作とが異なる動作速度となるように前記遮光制御が行われることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、制御装置は、突出動作及び退避動作の少なくとも一方において動作開始から動作終了までの期間の動作速度を変化させて遮光制御を行うだけでなく、突出動作と退避動作とが異なる動作速度となるように遮光制御を行うため、搭乗者はより一層快適な遮光制御を得ることができる。
(ロ)請求項1に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作との動作速度が異なるような前記遮光制御、及び前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような前記遮光制御のうち少なくとも一方の前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、制御装置は、突出動作及び退避動作の少なくとも一方の動作開始から動作終了までの期間の動作速度を変化させて遮光制御を行う。そして更に、制御装置は、入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と左右方向の角度変化による突出動作との動作速度が異なるような遮光制御、及び入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような遮光制御のうち少なくとも一方を行う。従って、搭乗者はより一層快適な遮光制御を得ることができる。
(ハ)請求項2に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作との動作速度が異なるような前記遮光制御、及び前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような前記遮光制御のうち少なくとも一方の前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、制御装置は、突出動作と退避動作とが異なる動作速度となるように遮光制御を行う。そして更に、制御装置は、入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と左右方向の角度変化による突出動作との動作速度が異なるような遮光制御、及び入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような遮光制御のうち少なくとも一方を行う。従って、搭乗者はより一層快適な遮光制御を得ることができる。
(ニ)(イ)に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作との動作速度が異なるような前記遮光制御、及び前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような前記遮光制御のうち少なくとも一方の前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、制御装置は、突出動作及び退避動作において、動作開始時と動作終了時との動作速度が異なるように遮光制御を行うだけでなく、突出動作と退避動作とが異なる動作速度となるように遮光制御を行う。そして更に、制御装置は、入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と左右方向の角度変化による突出動作との動作速度が異なるような遮光制御、及び入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような遮光制御のうち少なくとも一方を行う。従って、搭乗者は更に快適な遮光制御を得ることができる。
(ホ)請求項1に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、次第に動作速度を小さくして動作を終了する前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、遮光装置が停止する際に発生する振動及び騒音を抑制して、搭乗者にとってより一層快適な遮光制御を提供することができる。
(へ)前記制御装置は、前記退避動作よりも前記突出動作の動作速度の方が大きくなるように前記遮光制御が行われることを特徴とする。
このように構成すると、搭乗者の眩惑を防止するために行われる突出動作の動作速度が大きいため、搭乗者の眩惑をより早く防止することができ、搭乗者はより一層快適な遮光制御を得ることができる。
(ト)請求項3に記載の車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作よりも前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作の動作速度の方が大きい遮光制御、及び、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作よりも前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作のほうが動作速度が大きい遮光制御のうち少なくとも一方の遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
このように構成すると、走行中に右折及び左折等により車両の方向が変わって、急に入射光が所定角度範囲に入射しても、遮光装置が素早く作動し、入射光によって搭乗者が眩惑されることを防ぐことができる。
本実施形態の車両用サンバイザの正面図。 本実施形態の車両用サンバイザの側面図。 本実施形態の車両用サンバイザのブロック図。
符号の説明
1…車両用サンバイザ装置、4…遮光装置、5…受光センサ、6…制御装置、11…サンバイザ本体、18…時間設定手段としての時間調節つまみ、19…速度調節手段としての速度調節つまみ、A…所定角度範囲。

Claims (6)

  1. 所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、
    前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、
    前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置と
    を備えた車両用サンバイザ装置であって、
    前記制御装置は、突出動作において、前記サンバイザ本体を突出させる量が多いほど突出動作の動作速度が大きくなるように前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  2. 所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、
    前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、
    前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置と
    を備えた車両用サンバイザ装置であって、
    前記制御装置は、突出動作の動作速度が退避動作動作速度よりも大きくなるように前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  3. 所定角度範囲に入射する入射光を遮るためのサンバイザ本体を突出及び退避する遮光装置と、
    前記所定角度範囲に入射する前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出するための信号を出力する受光センサと、
    前記受光センサが出力する信号に基づいて前記入射光の上下左右の入射角度及び入射強度を検出し、その検出情報に基づいて前記遮光装置によって前記入射光を遮る遮光制御を行う制御装置と
    を備えた車両用サンバイザ装置であって、
    前記制御装置は、前記入射光の上下方向の入射角度の変化による突出動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による突出動作との動作速度が異なるような前記遮光制御、及び前記入射光の上下方向の入射角度の変化による退避動作と前記入射光の左右方向の入射角度の変化による退避動作との動作速度が異なるような前記遮光制御のうち少なくとも一方の前記遮光制御を行うことを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置であって、
    搭乗者の操作に基づいて前記動作速度の変更を行うための速度調節手段を備えることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用サンバイザ装置であって、
    前記遮光装置には、突出動作を開始するための突出動作条件、及び退避動作を開始するための退避動作条件が設定されており、所定の判定時間内で連続して所定時間以上、若しくは所定の判定時間内で合計して所定の割合の時間以上、前記突出動作条件及び退避動作条件を満たした場合に前記突出動作及び前記退避動作が行われることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  6. 請求項5に記載の車両用サンバイザ装置であって、
    搭乗者の操作に基づいて前記判定時間の変更を行うための時間設定手段を備えることを特徴とする車両用サンバイザ装置。
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