JP2007237871A - 車両用サンバイザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することが可能な車両用サンバイザ装置を提供する。
【解決手段】照度Lについて、サンバイザ本体を格納位置へと直ちに移動させる低照度領域A1と、サンバイザ本体を入射角度に応じて決定される目標方向へと直ちに移動させる高照度領域A2と、の間に、目標位置がサンバイザ本体の現在位置から格納位置側又は進出位置側にあることが所定時間継続した後に、その目標位置に向かってサンバイザ本体を移動させる中照度領域A3を設けた。そして、サンバイザ本体を格納位置へと直ちに移動させる照度の閾値L1とサンバイザ本体を入射角度に応じて決定される目標方向へと直ちに移動させる照度と閾値L2との間に幅を設けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、直射日光等の入射光を遮蔽して防眩するための車両用サンバイザ装置に関するものである。
従来、車室内の運転席及び助手席の上方位置には、車両内へ入射する入射光を遮るためのサンバイザ装置が設けられている。このサンバイザ装置は、搭乗者の目の位置に入射光が当たることを防止して、搭乗者が入射光により眩惑されることを防ぐものである。このような車両用サンバイザ装置として、例えば特許文献1にて開示されているように、入射光の照度や入射角度に基づいてサンバイザ本体の位置を自動調整するものがある。
この車両用サンバイザ装置は、第1の受光センサと該第1の受光センサが検出する入射光とは異なる入射角度で入射する入射光を検出する第2の受光センサとから出力される検出信号に基づいて入射光の入射角度を検出する制御回路を備えている。制御回路は、各受光センサが検出する入射光の照度が所定の値よりも大きくなると、入射光を遮光するべく該サンバイザ本体の位置を入射光の入射角度の変化に追従させる。また、制御回路は、各受光センサが検出する入射光の照度が一定の値よりも小さくなると、サンバイザ本体を格納位置へ移動させる。
特開平7−329566号公報
しかしながら、上述した構成によれば、所定の値以上の照度を有する入射光を検出することによって入射角度を検出するため、例えば日陰など中程度の照度の領域(中照度領域)においては、直射日光などの高い照度の入射光と比較して、入射光の入射角度が的確に検出されない虞がある。よって、この中照度領域の照度を有する入射光の入射角度にサンバイザ本体を追従させると、サンバイザ本体が頻繁に動作し搭乗者を煩わせる。
また、中程度の照度を有する入射光にサンバイザ本体を追従させないようにするため、図8(b)に示すようにサンバイザ本体を入射光の入射角度θに追従させる照度の領域と格納させる照度の領域との閾値L0を高めに設定すると、例えば木漏れ日等のように入射光の照度が閾値の上下で頻繁に変化する。よって、サンバイザ本体が格納方向へと頻繁に動作し搭乗者を煩わせる。
なお、サンバイザ本体が頻繁に動作するのを防止するため、サンバイザ本体の動作を一定時間遅延させると、その遅延させている間、サンバイザ本体が停止する。よって、例えば車両がトンネル等の暗所に侵入しサンバイザ本体による遮光が不要となった場合に、搭乗者の視野を瞬時に広くすることができない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することが可能な車両用サンバイザ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車室内へ入射する入射光を遮光するサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体を格納位置と該格納位置から最も進出する進出位置との間で移動させる駆動手段と、前記入射光の照度と入射角度とを検出する入射光検出手段と、前記サンバイザ本体の現在位置を検出する位置検出手段と、前記入射光の照度が所定値よりも上の高照度領域の場合では前記入射光の入射角度に基づいて設定される前記サンバイザ本体による遮光のための目標位置まで前記サンバイザ本体を移動させ、前記入射光の照度が所定値よりも下の低照度領域の場合では前記入射光の入射角度にかかわらず前記サンバイザ本体を格納させるべく前記駆動手段を制御する制御装置とを備えた車両用サンバイザ装置であって、前記制御装置は、前記入射光の照度が前記低照度領域内か否かを判定するための第1の閾値と、前記入射光の照度が前記高照度領域内か否かを判定するための第2の閾値との間に中照度領域を設け、その中照度領域において、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側又は前記進出位置側にあることが所定時間継続した後に、その目標位置に向かって前記サンバイザ本体を移動させるべく前記駆動手段を制御する。
同構成によれば、制御装置は、入射光の照度が中照度領域に含まれた場合、目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側又は前記進出位置側にあることが所定時間継続した後に、その目標位置に向かって前記サンバイザ本体を移動するように制御するため、サンバイザ本体は入射光の入射角度が安定した場合に動作する。よって、例えば日陰などの中程度の照度の入射光のように高照度の入射光と比較して入射角度を的確に検出することが困難な入射光や入射角度が不安定な入射光の入射角度にサンバイザ本体が追従し頻繁に動作することを防止することができる。また、中照度領域を高照度領域(サンバイザ本体を遮光のための目標位置まで直ちに移動させる領域)と低照度領域(サンバイザ本体を格納させる領域)との間に設けていることから、例えば木漏れ日などのように高い照度を有する入射光と中程度の照度を有する入射光とが代わる代わる入射した場合にサンバイザ本体が格納位置と目標位置との間を頻繁に動作することを防止することができる。よって、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記中照度領域において、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側である場合ではその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させ、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記進出位置側である場合では前記サンバイザ本体を直ちに移動させるべく前記駆動手段を制御する。
同構成によれば、制御装置は、中照度領域において、目標位置がサンバイザ本体の現在位置から格納位置側にある状態が所定時間継続した後にサンバイザ本体を移動させ、目標位置がサンバイザ本体の現在位置から進出位置側の場合はサンバイザ本体を目標位置へと直ちに移動させる。つまり、サンバイザ本体から下側に入射光が変化する場合には、該入射光によって搭乗者が眩惑されるのを防止するため、サンバイザ本体を直ちに目標位置に移動させる。これに対し、サンバイザ本体から上側に入射光が変化する場合にはサンバイザ本体によってもともと遮光されるので、サンバイザ本体を直ちに移動させる必要がない。よって、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記第1及び第2の閾値の間に第3の閾値を設けて前記中照度領域を高照度側の第1の中照度領域と低照度側の第2の中照度領域とに分け、第1の中照度領域においては、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側である場合ではその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させ、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記進出位置側である場合では前記サンバイザ本体を直ちに移動させ、第2の中照度領域においては、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側及び前記進出位置側のいずれの場合でもその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させるべく前記駆動手段を制御する。
同構成によれば、第1の中照度領域に含まれる照度を有する入射光を検出すると、制御装置は、目標位置がサンバイザ本体の現在位置から進出位置側である場合ではサンバイザ本体を直ちに移動させる。つまり、第2の中照度領域よりも比較的高い照度の領域である第1の中照度領域においては、サンバイザ本体から下側に入射光が変化する場合には、該入射光によって搭乗者が眩惑させるのを防止するため、サンバイザ本体を直ちに目標位置に移動させる。これに対し、第2の中照度領域に含まれる照度を有する入射光を検出すると、制御装置は、目標位置がサンバイザ本体の現在位置から格納位置側及び進出位置側のいずれの場合でもその状態が所定時間継続した後にサンバイザ本体を移動させる。つまり、第1の中照度領域よりも比較的低い照度の領域である第2の中照度領域においては、搭乗者を眩惑させる虞が比較的低く入射角度を的確に検出することが比較的困難な入射光の入射角度の変化に追従しサンバイザ本体が頻繁に動作することを防止することができる。よって、搭乗者を煩わせることなくより的確に遮光することが可能な車両用サンバイザ装置を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、前記制御装置は、前記中照度領域において、前記所定時間中に検出される入射光の入射角度のうち最も進出位置側のものを前記所定時間後の目標位置として決定する。
同構成によれば、所定時間中に検出される入射光の入射角度のうち最も進出位置側のものを前記所定時間後の目標位置として決定するため、所定時間中に検出される入射光のうちで、最も進出位置側の入射角度を有する入射光を遮光することができる位置にサンバイザ本体を配置することができる。よって、入射光を確実に遮光することが可能な位置にサンバイザ本体を配置することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、車速を検出するための車速検出手段を有し、前記制御装置は、前記所定時間を前記車速に応じて設定する。
同構成によれば、周辺の環境が車速に応じて変化するためその車速の変化に照度の変化を対応させることによって、車両周辺の環境変化に応じてサンバイザ本体をより適切に動作させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載のサンバイザ装置において、前記制御装置には、前記閾値付近の動作安定のために前記閾値がヒステリシスを持たせて設定されている。
同構成によれば、閾値にヒステリシスを持たせることによって、照度の領域ごとに設定された制御条件が継続され易くなり、入射光の照度が閾値付近で変化し制御条件が頻繁に変更されることを防止することができる。よって、入射光の照度が閾値近傍で変化することによりサンバイザ本体の動作が不安定になることを防止することができる。
本発明によれば、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することが可能な車両用サンバイザ装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。
図1に、本実施の形態の車両用サンバイザ装置(以下、サンバイザ装置1という)を示す。サンバイザ装置1は、図4に示すように、搭乗者の実アイポジションOに直射日光が当たって車室内の搭乗者(本実施形態では運転者)が眩惑されることを防ぐためのものである。具体的には、サンバイザ装置1は、搭乗者の実アイポジションOから、搭乗者の眩惑を防止するために必要な遮光量分だけ下方へ移動した位置をアイポジションPとして推定し、この推定したアイポジションPに入射光が入射しないよう遮光制御を行う。
図1に示すように、サンバイザ装置1は、車両2の天井部3に設けられている。図2に示すように、このサンバイザ装置1は、遮光装置4、入射光検出手段としての受光センサ5、制御装置6、及び操作部7を備えている。
図1に示すように、遮光装置4は、天井部3内に収容固定されている。この遮光装置4は、サンバイザ本体10と、図示しない駆動機構と、駆動手段としての駆動モータ11(図2参照)とを備えている。サンバイザ本体10は、入射光を遮るべく不透明な部材にて長方形状に形成されている。天井部3の前方端部には開口部3aが形成されている。サンバイザ本体10は該サンバイザ本体10の先端部が天井部3内に格納される格納位置P1と、サンバイザ本体10の先端部が天井部3から開口部3a側に最も進出した位置である進出位置P2との間を移動する。そして、前記サンバイザ本体10は、駆動モータ11が駆動されると、その駆動方向に応じて、格納位置P1側(格納方向)及び進出位置P2側(進出方向)へと移動する。なお、サンバイザ本体10の最大進出時(すなわち、サンバイザ本体10の先端部が進出位置P2にあるとき)には、サンバイザ本体10によって、フロントガラス12の運転席側の中央から上部の所定の範囲が覆われる。
図2に示すように、駆動モータ11には、位置検出手段としての回転検出装置11aが一体に備えられている。回転検出装置11aは、駆動モータ11の回転と同期したパルス信号を得るものであり、そのパルス信号を制御装置6に出力する。回転検出装置11aは、例えば2個のホール素子を有しており、駆動モータ11の回転に同期したパルス信号を出力すると共に、互いのパルス信号に所定の位相差が生じるように構成されている。そして、制御装置6は、各パルス信号の位相差に基づいて駆動モータ11の回転方向を検出する。また、制御装置6は、パルス信号のエッジに基づいてパルスの数をカウントし、そのカウント値に基づいてサンバイザ本体10の現在の位置(現在位置θold)を検出する。
図3(a)(b)に示すように、受光センサ5は、複数の受光素子(図示しない)を備えており、フロントガラス12の車室内側上端部において、搭乗者が着席するシート13の略正面に設置されている。この受光センサ5は、測定範囲A(左右方向には図3(a)にて角度αで示す範囲、上下方向には図3(b)にて角度βで示す範囲)内に入射された入射光の照度Lと、上下方向の入射角度θ(図4参照)、及び左右方向の入射角度を検出するためのものである。尚、この測定範囲Aとは、標準的な体格の人がシート13に適正な姿勢で着席した際に、サンバイザ本体10にて最低限遮光が必要な範囲に設定されている。また、本実施形態においては、図4に示すように、水平な方向(車両2の進行方向)に対して入射光の進行方向がなす角度を上下方向の入射角度θとしている。そして、受光センサ5は、測定範囲A内に入射光が入射すると、その入射光の照度Lと、上下方向の入射角度θ及び左右方向の入射角度とに応じた入射光検出信号を制御装置6に出力する。
図2に示すように、制御装置6は、CPU21、ROM22、RAM23、及びドライバ回路24を備えている。制御装置6には、バッテリ8から駆動電流が供給される。
CPU21はサンバイザ装置1の制御を行うものである。CPU21は、前記受光センサ5が出力する入射光検出信号に基づいて、上下方向の入射角度θ及び左右方向の入射角度αを演算により検出する。また、CPU21は、前記受光センサ5が出力する入射光検出信号に基づいて、測定範囲Aに入射する入射光の強度(照度)Lを検出する。また、CPU21は、前記回転検出装置11aが出力するパルス信号に基づいてサンバイザ本体10の現在の位置(現在位置θold)を検出する。
ROM22には、第1の閾値L1と該第1の閾値L1よりも大きな照度の値である第2の閾値L2とが記憶されている。そして、入射光の照度Lについて、第1の閾値L1よりも小さな照度の領域であり格納制御を行う低照度領域A1と、第2の閾値L2よりも大きな照度の領域であり遮光制御を行う高照度領域A2と、該領域A1,A2の間に中照度遮光制御を行う中照度領域A3が設定されている。CPU21は、低照度領域A1に含まれる照度の入射光を検出した場合、サンバイザ本体10を直ちに格納位置P1に配置するための制御信号を出力する(格納処理S200)。また、CPU21は、高照度領域A2に含まれる照度の入射光を検出した場合、入射光の入射角度θに基づいて設定されるサンバイザ本体10による遮光のための目標位置までサンバイザ本体10を移動させるための制御信号を出力する(高照度遮光処理S300)。また、CPU21は、中照度領域A3に含まれるの照度の入射光を検出した場合、入射光の変化を所定時間Tを以って判定し、その判定に基づいてサンバイザ本体10を移動させるための制御信号を出力する(中照度遮光処理S400)。
RAM23は、複数のデータボックスを備えている。RAM23(各データボックス)には、検出した入射光の入射角度θと照度Lが記憶される。CPU21は、検出した入射光の入射角度θと照度Lとに基づいてサンバイザ本体10を配置する目標位置を決定する。詳述すると、検出した入射光の照度Lが低照度領域A1に含まれる場合、CPU21は、目標位置を格納位置P1とする。また、検出した入射光の照度Lが中照度領域A3及び高照度領域A2に含まれる場合、CPU21は、検出した入射光の入射角度θに基づいてサンバイザ本体10による遮光のためにサンバイザ本体10が配置される目標位置を算出する。
また、RAM23にはサンバイザ本体10の現在の位置が角度(現在位置θold)に対応付けられ記憶される。CPU21は、サンバイザ本体10の現在位置θoldと検出した入射光の入射角度θとを比較し、サンバイザ本体10を移動させる前に(サンバイザ本体10による遮光のための目標位置を設定する前に)サンバイザ本体10の現在位置θoldに対する目標位置の方向(目標方向)を判断する(目標方向判断処理S401)。詳述すると、入射角度θが現在位置θoldよりも大きく(+Δθ)(図4参照)、サンバイザ本体10による遮光のためにサンバイザ本体10が配置される目標位置が現在位置θoldよりも格納位置P1側である場合、CPU21は目標方向を格納方向と判断する。また、入射角度θが現在位置θoldより小さく(−Δθ)(図4参照)、サンバイザ本体10による遮光のためにサンバイザ本体10が配置される目標位置が現在位置θoldよりも進出位置P2側である場合、目標方向を進出方向と判断する。
また、RAM23には、目標方向の継続を検出するためのデータ(タイマーカウント)が記憶される。CPU21は、検出した入射光の照度Lが低照度領域A1や高照度領域A2に含まれた場合、タイマーカウントをクリアする。また、CPU21は、検出した入射光の照度Lが中照度領域A3に含まれ、目標方向が進出方向であった場合、タイマーカウントをクリアする。また、CPU21は、検出した入射光の照度Lが中照度領域A3に含まれ、目標方向が格納方向であった場合、タイマーカウントをインクリメントする。そして、CPU21は、このタイマーカウントが所定の値以上となったとき、サンバイザ本体10の目標方向がその状態で所定時間T継続されたと判断する。
なお、各データボックスにサンバイザ本体10の現在位置θold、入射角度θ及び照度Lが新しく記憶される際には、各データボックスに記憶されているデータのうち、古い方のデータが消去される。
ドライバ回路24は、CPU21から入力される制御信号に基づき該制御信号に応じた方向の駆動電流を前記駆動モータ11に供給する。駆動モータ11は、供給された駆動電流の方向に応じて正逆回転され、その回転によりサンバイザ本体10が進出、若しくは格納される。
操作部7は、自動/手動切替スイッチ31、手動操作スイッチ32を備えている。
本実施形態のサンバイザ装置1は、搭乗者が手動でサンバイザ本体10の位置を調整するマニュアルモード、及び制御装置6が前記サンバイザ本体の位置を調整するオートモードの何れか一方のモードでサンバイザ本体10の位置調整を行う。そして、前記自動/手動切替スイッチ31は、サンバイザ本体10の位置調整をマニュアルモード及びオートモードの何れのモードで行うかを選択するためのものである。
手動操作スイッチ32は、搭乗者が自身でサンバイザ本体10の進出量を調整するためのものである。搭乗者が手動操作スイッチ32を操作すると、サンバイザ本体10を進出若しくは後退させることができる。尚、搭乗者が手動操作スイッチ32を操作すると、サンバイザ装置1は、サンバイザ本体10の進退(位置調整)を搭乗者が手動で行うマニュアルモードにモード変更される。
次に、図5を用いて、上述した制御装置6が入射光の入射角度θと照度Lとに基づいてサンバイザ本体10による遮光のために該サンバイザ本体10が配置される目標位置を設定する処理の一例を示す。なお、このフローチャートに示される一連の処理は、所定の周期をもって繰り返し実行される。また、本実施形態において、第1の閾値L1を例えば400[lx(ルクス)]とし、低照度領域A1を例えば夜の屋外やトンネルの中や屋内などにある車両に入射する入射光の照度、すなわち、サンバイザ本体10による遮光が不要な第1の閾値L1よりも小さい照度の領域とする。また、第2の閾値L2を例えば40000[lx]とし、高照度領域A2を例えば晴れの日に屋外にある車両に入射する入射光(直射日光)、すなわち、的確にサンバイザ本体10による的確な遮光が望まれる、第2の閾値L2よりも大きい照度の領域とする。なお、中照度領域A3を、例えば木漏れ日や曇りの日の屋外などにある車両に入射する入射光など、高照度領域A2の入射光と比較して照度が低く、入射角度θの確定が比較的困難な照度の領域とする。
制御装置6は、入射光を検出すると、まず、照度領域判別処理S100を実行し、その入射光の照度Lが、高照度領域A2、中照度領域A3及び低照度領域A1の何れに含まれるかを判断する。そして、その判断結果に基づいて、サンバイザ本体10を格納するべく移動させる格納処理S200、サンバイザ本体10を入射角度θの変化に追従させるべく移動させる高照度遮光処理S300及び入射光の変化を所定時間Tを以って判定し、その判定に基づいてサンバイザ本体10を移動させる中照度遮光処理S400の何れかを選択し実行する。
図5に示すように、受光センサ5の検出信号に基づいて入射光の照度Lと入射角度θを検出すると、まず、CPU21は、ステップS101において、検出した入射光の照度Lと第1の閾値L1とを比較する。そして、検出した入射光の照度Lが第1の閾値L1よりも小さい場合(L<L1)、CPU21は、検出した入射光の照度Lが低照度領域A1に含まれると判断し、格納処理S200を行うべくステップS201に移行する。
そして、CPU21は、ステップS201において、目標位置を格納位置P1としてサンバイザ本体10を格納位置P1へと移動させるための制御信号を出力する。次に、CPU21は、ステップS202において、サンバイザ本体10の現在位置θoldを更新する。次に、CPU21は、ステップS500においてRAM23に記憶されているタイマーカウントを初期化する。そして、本処理を一旦終了し、次の入射光の照度の領域を判断するべく再び照度領域判別処理S100を実行する。従って、図6に示すように、低照度領域A1において、サンバイザ本体10は、目標方向に関わらず直ちに格納される。
一方、図5に示すように、ステップS101において、検出した入射光の照度Lが第1の閾値L1よりも小さくなかった場合、CPU21は、ステップS102に移行し、検出した入射光の照度Lと第2の閾値L2とを比較する。そして、ステップS102において検出した入射光の照度Lが第2の閾値L2よりも大きい場合、CPU21は、検出した入射光の照度Lが高照度領域A2に含まれると判断し、高照度遮光処理S300を行うべくステップS301に移行する。
そして、CPU21は、ステップS301において、検出した入射角度θに基づいて目標位置を算出し、サンバイザ本体10を該目標位置へと移動させるための制御信号を出力する。次に、CPU21は、ステップS302において、サンバイザ本体10の現在位置θoldを更新する。次に、CPU21は、ステップS500においてRAM23に記憶されているタイマーカウントを初期化する。そして、本処理を一旦終了し、次の入射光の照度の領域を判断するべく再び照度領域判別処理S100を実行する。従って、図6に示すように、高照度領域A2において、サンバイザ本体10は、目標方向に関わらず入射光の入射角度θの変化に追従するべく直ちに移動する。
一方、図5に示すように、ステップS102において検出した入射光の照度Lが第2の閾値L2よりも小さい場合、CPU21は、検出した入射光の照度Lが中照度領域A3に含まれると判断し、中照度遮光処理S400を行うべくステップS401に移行する。
まず、CPU21は、ステップS401において、目標方向を判断する目標方向判断処理を行う。そして、目標方向が進出方向である場合(θ<θold、すなわち−Δθ方向)、CPU21はステップS301に移行する。次に、CPU21は、ステップS301において、検出した入射角度θに基づいて目標位置を算出し、サンバイザ本体10を該目標位置へと移動させるための制御信号を出力する。次に、CPU21は、サンバイザ本体10の現在位置θoldを更新する。次に、CPU21は、ステップS500においてRAM23に記憶されているタイマーカウントを初期化する。そして、本処理を一旦終了し、次の入射光の照度の領域を判断するべく再び照度領域判別処理S100を実行する。従って、図6に示すように、中照度領域A3において、目標方向が進出方向である場合、サンバイザ本体10は、入射光の入射角度θの変化に追従するべく直ちに進出方向へ移動する。
一方、図5に示すように、ステップS401において、目標方向が格納方向である場合(すなわち、+Δθ方向)、CPU21は、ステップS402に移行する。次に、CPU21は、ステップS402において、CPU21は、RAM23に記憶されているタイマーカウントをインクリメントし、ステップS403に移行する。
次に、ステップS403において、CPU21は、目標方向がその状態で所定時間T継続されたかを判断する。ステップS403において、サンバイザ本体10の目標方向がその状態で所定時間T継続されていないと判断すると、CPU21は、本処理を一旦終了し、次の入射光の照度の領域を判断するべく再び照度領域判別処理S100を実行する。従って、図6に示すように、中照度領域A3において、サンバイザ本体10は、現在位置θoldに対して目標位置が格納位置P1側に設定されるような入射光を検出した場合にはひとまず現在の位置に保持される。
一方、ステップS403において、サンバイザ本体10の目標方向がその状態で所定時間T継続されたと判断すると、CPU21は、ステップS301に移行する。次に、CPU21は、ステップS301において、検出した入射角度θに基づいて目標位置を算出し、サンバイザ本体10を該目標位置へと移動させるための制御信号を出力する。次に、CPU21は、ステップS302において、サンバイザ本体10の現在位置θoldを更新する。次に、CPU21は、ステップS500においてRAM23に記憶されているタイマーカウントを初期化する。そして、本処理を一旦終了し、次の入射光の照度の領域を判断するべく再び照度領域判別処理S100を実行する。
従って、中照度領域A3において、目標方向が格納方向である場合、サンバイザ本体10は現在位置θoldに対して目標位置が格納位置P1側に設定されるような入射光を所定時間継続して検出した後、すなわち現在の位置に所定時間Tの間保持された後、格納方向へ移動する。そして、サンバイザ本体10は検出された入射光の入射角度θに基づいて算出された目標位置に配置される。また、換言すると、中照度領域A3において、サンバイザ本体10は、現在位置θoldに対して目標位置が格納位置P1側に設定されるような入射光、すなわちサンバイザ本体10を格納方向へ移動させるような入射光を所定時間T継続して検出しなかった場合には格納方向へ移動しない。
次に、本実施の形態に係るサンバイザ装置1の動作と従来のサンバイザ装置の動作とを比較する。
図8(a)には本実施の形態のサンバイザ装置1の動作を示し、図8(b)には従来のサンバイザ装置の動作を示す。なお、従来のサンバイザ装置は1つの閾値L0に基づいて設定される2つの照度の領域ごとに制御条件が設定されている。一方、本実施の形態のサンバイザ装置1は、上述したように、2つの閾値L1,L2に基づいて設定される3つの領域(低照度領域A1、中照度領域A3及び高照度領域A2)ごとに制御条件が設定されている。
図8(b)に示すように、従来のサンバイザ装置によれば、時刻t0において閾値L0よりも大きな照度を有する入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従するよう移動する。そして、時刻t1において閾値L0よりも小さな照度を有する入射光が検出されると、サンバイザ本体10は格納位置P1側へと直ちに移動し格納位置P1に保持される。そして、時刻t2において閾値L0よりも大きな照度を有する入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従するべく算出された目標位置へと移動する。そして、時刻t3において閾値L0よりも小さな照度を有する入射光が検出されると、サンバイザ本体10は格納位置P1側へと直ちに移動し格納位置P1に保持される。そして、時刻t4において閾値L0よりも大きな照度を有する入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従するべく算出された目標位置へと移動する。すなわち、時刻t1〜時刻t4の期間、サンバイザ本体10を直ちに格納させる照度の領域と入射光の入射角度θに基づいて設定される目標位置までサンバイザ本体10を移動させる照度の領域との閾値L0の近傍で照度Lが変動することにより、サンバイザ本体10は格納位置P1と入射角度θに基づいて設定された目標位置との間で頻繁に動作する。
一方、図8(a)に示すように、本実施の形態のサンバイザ装置1によれば、中照度遮光制御を行う照度の領域(中照度領域A3)が設けられているため、格納制御を行う照度の閾値L1と遮光制御を行う照度と閾値L2との間に幅がある。従って、時刻t1〜時刻t4の期間、サンバイザ本体10は格納位置P1へと移動することなく入射光の入射角度θの変化に追従するよう移動し、格納位置P1と目標位置との間を頻繁に動作しない。
また、図8(b)に示すように、従来のサンバイザ装置によれば、時刻t5において入射光の入射角度θが増加(+Δθ方向へ変化)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θに追従して格納方向へ移動する。そして、時刻t6において入射光の入射角度θが減少(−Δθ方向へ変化)し目標方向が進出方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θに追従して進出方向へ移動する。そして、時刻t7において入射光の入射角度θが増加(+Δθ方向へ変化)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θに追従して格納方向へ移動する。そして、時刻t8において入射光の入射角度θが減少(−Δθ方向へ変化)し目標方向が進出方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θに追従して進出方向へ移動する。そして、時刻t9において入射光の入射角度θが変化しない場合は、サンバイザ本体10はその位置で保持される。
すなわち、時刻t5〜t9の期間、サンバイザ本体10は、高照度の入射光と比較して入射光の入射角度θを的確に検出することが困難な中程度の照度を有する入射光の入射角度θに追従して頻繁に動作する。
一方、図8(a)に示すように、本実施の形態のサンバイザ装置1によれば、目標方向が格納方向となるような入射光が検出されると、目標方向がその状態で所定時間T継続した後に前記サンバイザ本体を移動させる。そのため、時刻t5において入射光の入射角度θが増加(+Δθ方向へ変化)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されてもサンバイザ本体10は現在の位置に保持される。
また、本実施の形態のサンバイザ装置1においては、前記サンバイザ本体10を、目標方向がその状態で所定時間T継続された場合に移動させる。従って、所定時間Tの間、目標位置が現在位置θoldに対して格納位置P1側に配置されるような入射光が所定時間継続して検出されない場合はサンバイザ本体10は格納方向へ移動しない。よって、時刻t5〜時刻t10までの間入射光の入射角度θが先の入射光の入射角度θに対して減少(−Δθ方向へ変化)した場合でも、検出した入射光の入射角度θが現在位置θoldよりも格納位置P1側にあれば、サンバイザ本体10は現在の位置にひとまず保持される。そのため、時刻t6において入射光の入射角度θが減少(−Δθ方向へ変化)した場合でも、サンバイザ本体10はひとまず現在の位置に保持される。
また、本実施の形態のサンバイザ装置1においては、前記サンバイザ本体10を前記進出方向へ移動させる場合はサンバイザ本体10を直ちに移動させる。よって、入射光の入射角度θがさらに減少し、時刻t10において現在位置θoldよりも目標位置が進出位置P2側に配置されるような入射光が検出され、目標方向が進出方向となると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従し入射光を確実に遮光することができる位置に直ちに配置される。
また、本実施の形態のサンバイザ装置1においては、前記サンバイザ本体10は、目標方向がその状態で所定時間継続された場合に移動させる。従って、所定時間Tの間、目標位置が現在位置θoldに対して格納位置P1側に配置されるような入射光が所定時間継続して検出されるとサンバイザ本体10は格納位置P1側へと移動する。そのため、時刻t7において入射角度θが格納位置P1側へ変化した場合でも、サンバイザ本体10はひとまず現在の位置に保持される。そして、時刻t7から、目標位置が現在位置θoldよりも格納位置P1側に設定されるような入射光が所定時間Tの間継続して検出された後(時刻t11)、検出された入射光の入射角度θに基づいて算出された目標位置に配置されるよう格納方向へ移動する。すなわち、時刻t5以降(t5〜t9)の期間、サンバイザ本体10の格納位置P1側への不要な動作が抑制されている。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)制御装置6は、入射光の照度Lが中照度領域A3に含まれた場合、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから格納位置P1側又は進出位置P2側にあることが所定時間T継続した後に、その目標位置に向かってサンバイザ本体10を移動するように制御するため、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θが安定した場合に動作する。よって、例えば日陰などの中程度の照度の入射光のように高照度の入射光と比較して入射角度θを的確に検出することが困難な入射光や入射角度θが不安定な入射光の入射角度θにサンバイザ本体10が追従し頻繁に動作することを防止することができる。また、中照度領域A3を高照度領域A2(サンバイザ本体10を遮光のための目標位置まで直ちに移動させる領域)と低照度領域A1(サンバイザ本体10を格納させる領域)との間に設けていることから、例えば木漏れ日などのように高い照度を有する入射光と中程度の照度を有する入射光とが代わる代わる入射した場合にサンバイザ本体10が格納位置P1と目標位置との間を頻繁に動作することを防止することができる。よって、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することができる。
(2)制御装置6は、中照度領域A3において、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから格納位置P1側にある状態が所定時間T継続した後にサンバイザ本体10を移動させ、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから進出位置P2側の場合はサンバイザ本体10を目標位置へと直ちに移動させる。つまり、サンバイザ本体10から下側に入射光が変化する場合には、該入射光によって搭乗者が眩惑されるのを防止するため、サンバイザ本体10を直ちに目標位置に移動させる。これに対し、サンバイザ本体10から上側に入射光が変化する場合にはサンバイザ本体10によってもともと遮光されるので、サンバイザ本体10を直ちに移動させる必要がない。よって、搭乗者を煩わせることなく搭乗者を眩惑させる虞のある入射光を的確に遮光することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図面に従って説明する。
前記第1の実施の形態においては、制御装置6は、中照度遮光処理S400において、サンバイザ本体10の目標方向がその状態で所定時間T継続されたと判断したときに検出した入射角度θに基づいて目標位置を算出した。
図9に示すように、本実施の形態においては、制御装置6は、中照度遮光処理S400においてサンバイザ本体10が現在の位置に保持されている間(所定時間Tの間)に検出された入射光の最小角度θminを随時更新する最小角度更新処理S600aと該最小角度θminに基づいて目標位置を算出する最小目標値算出処理S600bを実行する。そして、制御装置6は、中照度遮光処理S400において、サンバイザ本体10が最も進出位置P2側に配置されるよう所定時間T中に検知した入射光の入射角度θの最小値θminに基づいて目標位置を算出するようにした。
詳述すると、照度領域判別処理S100により、検出した入射光の照度Lが中照度領域A3に含まれると判断し、ステップS401において、目標方向が格納方向である場合(すなわち、+Δθ方向)、CPU21は、ステップS601に移行する。そして、CPU21は、中照度遮光処理S400において新たに検出された入射光の入射角度θとRAM23に記憶されている最小角度θminとを比較する。ステップS601において新たに検出された入射角度θが最小角度θminよりも小さい場合、ステップS602において新たに検出された入射角度θを最小角度θminとして記憶し、ステップS402に移行する。一方、ステップS601において新たに検出された入射角度θが最小角度θminよりも小さくない場合、最小角度θminを更新することなくステップS402に移行する。
そして、ステップS403において、サンバイザ本体10の目標方向がその状態で所定時間継続されたと判断すると、CPU21は、その最小角度θminに基づいて最小目標位置を算出し、サンバイザ本体10を該目標位置へと移動させ、ステップS603に移行する。そして、ステップS604において、サンバイザ本体10の現在の位置を更新する。次に、CPU21は、ステップS500においてRAM23に記憶されているタイマーカウントと、入射光を初期化する。そして、本処理を一旦終了し、次に検出された入射光について再び照度領域判別処理S100を実行する。
次に、第2の実施の形態に係るサンバイザ装置の動作と第1の実施の形態に係るサンバイザ装置1との動作とを比較する。
図10(a)には第1の実施の形態に係るサンバイザ装置の動作を示し、図10(b)には前記第2の実施の形態に係るサンバイザ装置1の動作を示す。
図10(a)に示すように、第1の実施の形態に係るサンバイザ装置によれば、時刻t21において入射光の入射角度θが増加(+Δθ)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されるとサンバイザ本体10はひとまず現在の位置に保持される。そして、時刻t21から、目標位置が現在の位置よりも格納位置P1側に設定されるような入射光が所定時間Tの間継続して検出された後(時刻t22)、検出された入射光の入射角度θに基づいて算出された目標位置S1に配置されるよう格納方向へ移動する。
そして、時刻t22において入射光の入射角度θが減少(−Δθ)し目標方向が進出方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従して進出方向へ移動する。
そして、時刻t23において入射光の入射角度θが増加(+Δθ)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されると、サンバイザ本体10は入射光の入射角度θの変化に追従して格納方向へ移動する。
一方、図10(b)に示すように、第2の実施の形態に係るサンバイザ装置によれば、時刻t21において入射光の入射角度θが増加(+Δθ)し目標方向が格納方向となるような入射光が検出されるとサンバイザ本体10はひとまず現在の位置に保持される。そして、時刻t21から、目標位置が現在の位置よりも格納位置P1側に設定されるような入射光が所定時間Tの間継続して検出された後(時刻t22)、RAM23に記憶されている最小角度θminに基づいて算出された目標位置Sminに配置されるよう格納方向へ移動する。従って、第1の実施の形態と比較して、サンバイザ本体10はより進出位置P2側に配置される。
従って、時刻t22において入射光の入射角度θが減少(−Δθ)しても、現在位置θoldと検出した入射光の入射角度θとを比較した結果、目標方向が格納方向となる。よって、目標方向が格納方向となり、時刻t22においてサンバイザ本体10は現在の位置に保持される。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)所定時間T中に検出した入射光の入射角度θの最小値(最小角度θmin)に基づいて目標位置を決定するため、所定時間T中に検出される入射光のうちで、最も進出位置P2側の入射角度(最小角度θmin)を有する入射光を遮光することができる位置にサンバイザ本体10を配置することができる。よって、入射光を確実に遮光することが可能な位置にサンバイザ本体10を配置することができる。
(2)また、目標方向が格納方向の場合にその状態が所定時間継続した後にサンバイザ本体を移動させるため、サンバイザ本体10が最も進出位置P2側に配置されるよう目標位置を決定することにより、サンバイザ本体10の格納方向への不要な動作を妨げることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、2つの閾値L1,L2により照度Lの領域を3つの領域を設定したが、このような態様に限定されない。例えば、図7に示すように、前記第1の閾値L1と前記第2の閾値L2との間の値である第3の閾値L3(例えば、4000[lx])を設け、前記中照度領域A3について、前記第3の閾値L3よりも高い照度の領域である第1の中照度領域A3aと、前記第3の閾値L3よりも低い照度の領域である第2の中照度領域A3bと、を設定する。そして、第1の中照度領域A3aでは、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから格納位置P1側である場合ではその状態が所定時間継続した後にサンバイザ本体10を移動させ、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから進出位置P2側である場合ではサンバイザ本体10を直ちに移動させる。また、第2の中照度領域A3bでは、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから格納位置P1側及び進出位置P2側のいずれの場合でもその状態が所定時間継続した後にサンバイザ本体10を移動させる。
このような構成によれば、第1の中照度領域A3aに含まれる照度Lを有する入射光を検出すると、制御装置6は、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから進出位置P2側である場合ではサンバイザ本体10を直ちに移動させる。つまり、第2の中照度領域A3bよりも比較的高い照度の領域である第1の中照度領域A3aにおいては、サンバイザ本体10から下側に入射光が変化する場合には、該入射光によって搭乗者が眩惑させるのを防止するため、サンバイザ本体10を直ちに目標位置に移動させる。これに対し、第2の中照度領域A3bに含まれる照度Lを有する入射光を検出すると、制御装置6は、目標位置がサンバイザ本体10の現在位置θoldから格納位置P1側及び進出位置P2側のいずれの場合でもその状態が所定時間T継続した後にサンバイザ本体10を移動させる。つまり、第1の中照度領域A3aよりも比較的低い照度の領域である第2の中照度領域A3bにおいては、搭乗者を眩惑させる虞が比較的低く入射角度θを的確に検出することが比較的困難な入射光の入射角度θの変化に追従しサンバイザ本体10が頻繁に動作することを防止することができる。よって、搭乗者を煩わせることなくより的確に遮光することが可能なサンバイザ装置1を得ることができる。
・上記実施形態において、入射光の照度Lの領域を判断する際、閾値L1,L2に一定の幅のヒステリシスを持たせてもよい。
図11に、閾値にヒステリシスを持たせ入射光の照度Lの領域を判断する領域判別処理(S700)の一例を示す。なお、RAM23にはサンバイザ本体10が現在の位置に配置されるときに検出した入射光の照度Loldが記憶されている。以下の説明においては、説明の簡略化のため、検出された入射光の照度を今の照度Lといい、サンバイザ本体10が現在の位置に配置されるときに検出した入射光の照度Loldを先の照度Loldという。
まず、CPU21は、ステップS701において、今の照度Lと閾値L1とを比較する。ステップS701において、今の照度Lが閾値L1よりも小さい場合、CPU21は、ステップS702に移行し、今の照度Lを先の照度Loldとして記憶する。そして、CPU21は、今の照度Lが低照度領域A1に含まれると判断し、格納処理S200を実行する。
一方、ステップS701において、照度Lが閾値L1よりも小さくなかった場合、CPU21は、ステップS703に移行する。
ステップS703において、CPU21は、先の照度Loldと第1の閾値L1と比較するとともに、第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和と今の照度Lとを比較する。そして、ステップS703において、先の照度Loldが第1の閾値L1よりも小さく、かつ、今の照度Lが第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和よりも小さい場合、CPU21は今の照度Lが低照度領域A1に含まれると判断し、高照度遮光処理S300を実行する。
一方、ステップS703において、先の照度Loldが第1の閾値L1以上、又は、今の照度Lが第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和以上の場合、CPU21は、ステップS704に移行する。
ステップS704において、CPU21は、第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和と今の照度Lとを比較する。そして、ステップS704において、今の照度Lが第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和よりも大きい場合、CPU21は、ステップS705に移行し、今の照度Lを先の照度Loldとして記憶する。そして、CPU21は、今の照度Lが高照度領域A2に含まれると判断し、高照度遮光処理S300を実行する。
一方、ステップS704において、今の照度Lが第1の閾値L1と照度のヒステリシス値Lhyとの和以下の場合、CPU21は、ステップS706に移行する。
ステップS706において、CPU21は、第2の閾値L2とヒステリシス値Lhyとの和と先の照度Loldとを比較するとともに、第2の閾値L2と今の照度Lとを比較する。そして、ステップS706において、先の照度Loldが第2の閾値L2とヒステリシス値Lhyとの和よりも大きく、かつ、今の照度Lが第2の閾値L2よりも大きい場合、CPU21は今の照度Lが高照度領域A2に含まれると判断し、高照度遮光処理S300を実行する。
一方、ステップS706において、先の照度Loldが第2の閾値L2とヒステリシス値Lhyとの和以下、又は、今の照度Lが第2の閾値L2以下の場合、CPU21はステップS707に移行し、今の照度Lを先の照度Loldとして記憶する。そして、CPU21は、今の照度Lが中照度領域A3に含まれると判断し、中照度遮光処理S400を実行する。
このように、照度の領域を設定するための閾値L1,L2にヒステリシスを持たせることにより、照度Lの領域A1,A2,A3ごとに設定された制御条件が継続され易くなり、入射光の照度Lが閾値L1,L2付近で変化し制御条件が頻繁に変更されることを防止することができる。よって、入射光の照度Lが閾値L1,L2近傍で変化することによりサンバイザ本体10の動作が不安定になることを防止することができる。
なお、ヒステリシス値Lhyは、一定の値に限らず、例えば、照度Lに応じて対数的に増加するように設定されていてもよい。
・上記実施形態において、車速を検出するための車速検出手段を設け、所定時間Tを車速Vに応じて設定してもよい。このような構成によれば、周辺の環境が車速Vに応じて変化するためその車速Vの変化に照度の変化を対応させることによって、車両周辺の環境変化に応じてサンバイザ本体10をより適切に動作させることができる。なお、所定時間Tは10秒〜30秒の範囲で変更されるのが好ましい。また、所定時間Tと車速Vとの関係は、車速Vが遅いほど所定時間Tが長くなるように設定されていることが好ましい。従って、例えば、車速Vが所定の速度V1よりも速い場合は一定の時間T0とし、車速Vが所定の速度V1よりも遅い場合は車速Vが遅くなるに従って所定時間Tを漸増させてもよい(例えば、T=T0+a(V1−V)(ただし、V<V1))。また、車速が遅くなるに従い所定時間Tが長くなるよう車速Vに対して所定時間Tを反比例(T=T0+a/V)させたり、車速Vと所定時間Tとが予め対応付けられたテーブルに基づいて所定時間Tを変更したりしてもよく、適宜変更可能である。
・上記各実施形態では、受光センサ5は、測定範囲A内に入射光が入射すると、その入射光の強度(照度)と、上下方向の入射角度及び左右方向の入射角度とに応じた入射光検出信号を制御装置6に出力する。そして、制御装置6にて入射光の強度(照度)と、上下方向の入射角度θ及び左右方向の入射角度とが検出される。しかしながら、受光センサ5にて入射光の強度(照度)と、上下方向の入射角度θ及び左右方向の入射角度とが検出され、その検出結果が制御装置6に出力される構成であってもよい。
・上記各実施形態では、サンバイザ装置1は運転者を対象として配設されているが、助手席に座る搭乗者を対象として配設されてもよい。
車両用サンバイザ装置を示す模式図。 車両用サンバイザ装置の構成を示すブロック図。 (a)は左右方向の測定範囲を示す図、(b)は上下方向の測定範囲を示す図。 サンバイザ本体の目標方向を説明するための図。 第1の実施の形態における目標位置設定処理のフローチャート。 第1の実施の形態におけるサンバイザ本体10の動作条件を示す図。 別例のサンバイザ本体10の動作条件を示す図。 (a)(b)第1の実施の形態に係る車両用サンバイザ装置の効果を説明するための図。 第2の実施の形態における目標位置設定処理のフローチャート。 (a)(b)第2の実施の形態に係る車両用サンバイザ装置の効果を説明するための図。 別例の目標位置設定処理のフローチャート。
符号の説明
1…車両用サンバイザ装置、2…車両、5…入射光検出手段としての受光センサ、6…制御装置、10…サンバイザ本体、11…駆動手段としての駆動モータ、11a…位置検出手段としての回転検出装置、θ…入射角度、L…照度、T…所定時間、V…車速、A1…低照度領域、A2…高照度領域、A3…中照度領域、L1…第1の閾値、L2…第2の閾値、L3…第3の閾値、P1…格納位置、P2…進出位置、S1,Smin…目標位置、A3a…第1の中照度領域、A3b…第2の中照度領域、θold…現在位置。

Claims (6)

  1. 車室内へ入射する入射光を遮光するサンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体を格納位置と該格納位置から最も進出する進出位置との間で移動させる駆動手段と、
    前記入射光の照度と入射角度とを検出する入射光検出手段と、
    前記サンバイザ本体の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記入射光の照度が所定値よりも上の高照度領域の場合では前記入射光の入射角度に基づいて設定される前記サンバイザ本体による遮光のための目標位置まで前記サンバイザ本体を移動させ、前記入射光の照度が所定値よりも下の低照度領域の場合では前記入射光の入射角度にかかわらず前記サンバイザ本体を格納させるべく前記駆動手段を制御する制御装置と
    を備えた車両用サンバイザ装置であって、
    前記制御装置は、前記入射光の照度が前記低照度領域内か否かを判定するための第1の閾値と、前記入射光の照度が前記高照度領域内か否かを判定するための第2の閾値との間に中照度領域を設け、その中照度領域において、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側又は前記進出位置側にあることが所定時間継続した後に、その目標位置に向かって前記サンバイザ本体を移動させるべく前記駆動手段を制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、
    前記制御装置は、前記中照度領域において、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側である場合ではその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させ、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記進出位置側である場合では前記サンバイザ本体を直ちに移動させるべく前記駆動手段を制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  3. 請求項1に記載の車両用サンバイザ装置において、
    前記制御装置は、前記第1及び第2の閾値の間に第3の閾値を設けて前記中照度領域を高照度側の第1の中照度領域と低照度側の第2の中照度領域とに分け、第1の中照度領域においては、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側である場合ではその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させ、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記進出位置側である場合では前記サンバイザ本体を直ちに移動させ、第2の中照度領域においては、前記目標位置が前記サンバイザ本体の現在位置から前記格納位置側及び前記進出位置側のいずれの場合でもその状態が所定時間継続した後に前記サンバイザ本体を移動させるべく前記駆動手段を制御することを特徴とする車両用サンバイザ装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
    前記制御装置は、前記中照度領域において、前記所定時間中に検出される入射光の入射角度のうち最も進出位置側のものを前記所定時間後の目標位置として決定することを特徴とするサンバイザ装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用サンバイザ装置において、
    車速を検出するための車速検出手段を有し、
    前記制御装置は、前記所定時間を前記車速に応じて設定することを特徴とするサンバイザ装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のサンバイザ装置において、
    前記制御装置には、前記閾値付近の動作安定のために前記閾値がヒステリシスを持たせて設定されていることを特徴とするサンバイザ装置。
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