JP2005075304A - 車両用ライト点灯制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用ライト点灯制御装置において、道路がカーブしている場合でも車両前方の暗部を正確に検出する。
【解決手段】 制御装置3は、車載の前方監視カメラ2から取得した前方監視画像において、走行区画認識部31により、車両が進行する路面部分である走行区画領域を認識する。輝度算出部32は、走行区画領域において車両に近い領域である近傍領域、車両から離れた領域である遠方領域、前方監視画像において走行区画領域に対応した上空部分である上空領域のそれぞれについて平均輝度を算出する。ライト点灯制御部33は、走行区画認識部31により前方監視カメラ2のシャッタースピードなどの調節のために調節テーブルから選択されている設定レベルを取得して、これに基づいて車両周囲が暗いことが検出された場合にライト4を点灯させる。さらに輝度算出部32により算出された輝度に基づいて車両前方に暗部が検出された場合にはライト4を点灯させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両においてライトを自動的に点灯させる車両用ライト点灯制御装置に関するものである。
車両においてライトを自動的に点灯させる車両用ライト点灯制御装置においては、車両の周囲が暗くなった場合にライトを点灯させるだけでなく、さらに前方にあるトンネルなどの暗部を検出して、トンネルの手前で前もってライトを点灯させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図16(a)は、このような車両用ライト点灯制御装置の構成を示している。前方監視カメラ90により、例えば図16(b)に示すような車両前方の画像を取得し、暗部検出部91により前方画像における暗部80の割合を算出し、この割合が所定値を超えた場合には、前方にトンネルが検出されたとして、ライト制御部92によりライト93を点灯させる。さらに、照度計94により周囲が暗いことが検出された場合にも、ライト制御部92によりライト93を点灯させる。
このようにして、日中などで車両の周囲が明るい場合でも、前方にトンネルが検出された場合には前もってライトが点灯される。道路が前方でカーブしている場合などには、切れ角検出部95によりハンドル96の切れ角を検出して、これに基づいて前方画像において暗部を検出する範囲をハンドル96が切られている方向寄りに変更することにより、車両進行方向の暗部を検出する。
特開2001−39210号
しかしながら、上記従来技術によると、直進路からカーブに変化する形状の道路においては、車両が直進路部分を走行しているときにはハンドルは切られていないため、車両のまっすぐ前方にある暗部を検出することにより誤って一時的にライトを点灯させたり、あるいは、カーブの先にあるトンネルを検出することができず、トンネル手前での点灯が遅れるということがあった。
本発明は、上記点に鑑みなされたものであり、車両用ライト点灯制御装置において、道路がカーブしている場合でも車両前方の暗部を正確に検出することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1記載の車両用ライト点灯制御装置は、車両においてライトを自動的に点灯させる車両用ライト点灯制御装置であって、車両の前方の画像である前方監視画像を取得する前方監視カメラと、前方監視画像において車両が進行する道路部分に対応する走行区画領域を認識して、走行区画領域に関する走行区画情報を生成する走行区画認識手段と、走行区画情報に基づいて前方監視画像から少なくとも1つの輝度算出領域を選択する輝度算出領域選択手段と、前記少なくとも1つの輝度算出領域における輝度を第1輝度として算出する第1輝度算出手段と、第1輝度に基づいてライトを点灯させるか否かを決定する点灯制御手段とを備えたことを特徴としている。
このように、前方監視画像から走行区画情報に基づいて選択した輝度算出領域の輝度である第1輝度に基づいてライトを点灯させるか否かを決定すると、道路がカーブしているような場合でも適切にライトの点灯を制御することができ、請求項2記載のように、第1輝度に基づいて車両の前方に暗部があると判定した場合にライトを点灯させるようにすると、道路がカーブしているような場合でも車両前方にあるトンネルなどの暗部を正確に検出して、トンネルの手前で遅れることなくライトを点灯させることができる。
請求項3記載のように、輝度算出領域選択手段により、前方監視画像において、車両の進行方向にあって車両から所定距離以上離れた道路部分に対応する領域である遠方領域を輝度算出領域として選択し、第1輝度算出手段により、遠方領域における遠方輝度を第1輝度として算出すると、点灯制御手段は、遠方輝度が第1所定値未満である場合に、車両前方に暗部があると判定することができる。
さらに、請求項4記載のように、輝度算出領域選択手段により、前方監視画像において、車両の進行方向にあって車両から所定距離以内の道路部分に対応する領域である近傍領域を輝度算出領域として選択し、第1輝度算出手段により、近傍領域における近傍輝度を第1輝度として算出すると、点灯制御手段は、遠方輝度が第1所定値未満であり、かつ近傍輝度が第2所定値以上である場合に、車両前方に暗部があると判定することができる。
さらに、請求項5記載のように、輝度算出領域選択手段により、前方監視画像において、走行区画領域に対応する上空部分である上空領域を輝度算出領域として選択し、第1輝度算出手段により、上空領域における上空輝度を第1輝度として算出すると、点灯制御手段は、遠方輝度が第1所定値未満であり、かつ近傍輝度が第2所定値以上であり、かつ上空輝度が第3所定値より未満である場合に、車両前方に暗部があると判定することができる。このように、遠方輝度、近傍輝度、上空輝度の3つの輝度に基づくと、車両前方にトンネルなどの暗部があることを正確に検出することができる。
請求項6記載のように、近傍輝度に基づいて車両前方の暗部を検出したり、請求項7記載のように、近傍輝度と上空輝度とに基づいて車両前方の暗部を検出したり、請求項8記載のように、上空輝度に基づいて車両前方の暗部を検出することもできる。さらに、請求項9記載のように、遠方輝度と上空輝度とに基づいて車両前方の暗部を検出することも可能である。
また、請求項10記載のように、点灯制御手段は、第1輝度に基づいて車両の前方に暗部があると第1所定時間継続して判定した場合に、ライトを点灯させるようにすると、ライトを誤って点灯することを低減できる。
請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項11記載のように、遠方輝度が第5所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項12記載のように、遠方輝度が第5所定値以上である場合、あるいは近傍輝度が第6所定値未満である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項13記載のように、遠方輝度が第5所定値以上である場合、あるいは近傍輝度が第6所定値未満である場合、あるいは上空輝度が第7所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項14記載のように、近傍輝度が第8所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項15記載のように、近傍輝度が第8所定値以上である場合、あるいは上空輝度が第7所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項16記載のように、上空輝度が第7所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項17記載のように、上空輝度が第7所定値以上である場合、あるいは遠方輝度が第5所定値以上である場合に、車両の前方に暗部がないと判定することができる。
請求項11ないし13、17のいずれかに記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項18記載のように、第5所定値を第1所定値以上の値に設定し、請求項12または13記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項19記載のように、第6所定値を第2所定値以下の値に設定し、請求項13、15ないし17のいずれかに記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項20記載のように、第7所定値を第3所定値以上の値に設定し、請求項14または15記載の車両用ライト点灯制御装置においては、請求項21記載のように、第8所定値を第4所定値以上の値に設定するとよい。このように所定値を設定すると、例えば車両の前方に暗部がないか否かに基づいてライトの自動消灯を行うような場合に、一旦点灯したライトが消灯しにくくなり、短い時間にライトの点灯と消灯が繰り返されるハンチングを防止することができる。
請求項22記載のように、距離情報取得手段により、車両から車両前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得して、輝度算出領域選択手段は、輝度算出領域を選択する際に距離情報も用いるようにすると、車両前方にある先行車などの障害物を含めた領域を輝度算出領域として選択することを回避することができ、確実に路面部分に対応する領域を輝度算出領域として選択することができる。これにより、この輝度算出領域において算出された第1輝度に基づいて、車両前方に暗部があることを正確に検出することができる。
さらに、請求項23〜28に記載のように、車両前方の暗部検出のための判定に用いる所定値(第1〜8所定値)のうちの少なくとも1つを距離情報に基づく値に設定すると、車両のすぐ前方に先行車があるような場合でも、適切にライトの点灯を制御することが可能である。また、この場合、請求項29記載のように、輝度算出領域の選択も、距離情報に基づいて行うようにしてもよい。
請求項30記載のように、速度情報取得手段により、車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得して、輝度算出領域選択手段は、輝度算出領域を選択する際に速度情報も用いるようにすると、車両が高速道路を走行している場合でも、一般道路を走行している場合でも、確実に路面部分に対応する領域を輝度算出領域として選択することができる。これにより、この輝度算出領域において算出された第1輝度に基づいて、車両前方に暗部があることを正確に検出することができる。
さらに、請求項31〜44に記載のように、車両前方の暗部検出のための判定に用いる所定値(第1〜8所定値)のうちの少なくとも1つを速度情報に基づく値に設定すると、例えば車両が停止しているような場合でも、適切にライトの点灯を制御することが可能である。また、この場合、請求項45記載のように、輝度算出領域の選択も、速度情報に基づいて行うようにしてもよい。
請求項46〜59記載のように、操舵角情報取得手段により、車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得して、車両前方の暗部検出のための判定に用いる所定値(第1〜8所定値)のうちの少なくとも1つを操舵角情報に基づく値に設定すると、例えば右左折時やUターン時などでも、適切にライトの点灯を制御することが可能である。
さらに、請求項60記載のように、輝度算出領域選択手段は、輝度算出領域を選択する際に操舵角情報も用いるようにすると、車両が車線変更をするような場合でも、変更先の車線において輝度算出領域を選択することができる。これにより、この輝度算出領域において算出された第1輝度に基づいて、変更先の車線の前方にある暗部を検出することができる。
請求項61〜74記載のように、ヨーレート情報取得手段により、車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得して、車両前方の暗部検出のための判定に用いる所定値(第1〜8所定値)のうちの少なくとも1つをヨーレート情報に基づく値に設定すると、例えば右左折時やUターン時などでも、適切にライトの点灯を制御することが可能である。
さらに、請求項75記載のように、輝度算出領域選択手段は、輝度算出領域を選択する際にヨーレート情報も用いるようにすると、車両が車線変更をするような場合でも、変更先の車線において輝度算出領域を選択することができる。これにより、この輝度算出領域において算出された第1輝度に基づいて、変更先の車線の前方にある暗部を検出することができる。
請求項76記載のように、ナビゲーション情報取得手段により、車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得して、点灯制御手段は、ナビゲーション情報に基づいて、車両がトンネルの手前所定範囲内にあると判定した場合にのみ、第1輝度に基づいてライトを点灯させるか否かを決定するようにしてもよい。このような構成によると、トンネル入口の暗部のみを検出して、ライトを点灯させることができる。
また、請求項77〜90記載のように、車両前方の暗部検出のための判定に用いる所定値(第1〜8所定値)のうちの少なくとも1つをナビゲーション情報に基づく値に設定すると、より適切にライトの点灯を制御することができる。例えばナビゲーション情報として車両が高速道路のジャンクション付近にあるか否かを示す情報を取得して、これに基づいて第1〜8所定値のうちの少なくとも1つを設定すると、このようなジャンクションにおける高架橋下の暗部を検出することによる点灯を防止することが可能である。
請求項91記載のように、車両用ライト点灯制御装置が、さらに、前方監視カメラを車両の周囲の明るさに応じて調節するための制御情報が、複数の明るさレベルに関係付けられて格納されているカメラ調節テーブルを記憶しているカメラ調節テーブル記憶手段と、前方監視画像における所定領域の輝度を第2輝度として算出する第2輝度算出手段と、第2輝度に基づいて前記複数の明るさレベルから1つを設定レベルとして選択して、この設定レベルに対応する制御情報を用いて前方監視カメラを調節するカメラ調節手段とを備えるように構成し、点灯制御手段は、前記複数の明るさレベルから選択された所定の明るさレベルである第1基準レベルと比較して、設定レベルとして、車両の周囲がより暗いときに選択される明るさレベルが選択されている第1状態を検出した場合に、ライトを点灯させるようにするとよい。
このような構成によると、照度計を用いることなく車両周囲が暗くなったことを検出して、ライトを点灯させることができる。このようにして、前方監視カメラからの前方監視画像を用いて、車両の周囲が暗くなった場合のライトの自動点灯と、トンネルに進入する手前でのライトの自動点灯の両方を行うことができる。
この場合、請求項92記載のように、第1状態を第2所定時間継続して検出した場合に、ライトを点灯させるようにすると、誤ってライトを点灯することを低減できる。
請求項93記載のように、点灯制御手段は、前記複数の明るさレベルの中から選択された所定の明るさレベルである第2基準レベルと比較して、設定レベルとして、車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルが選択されている第2状態が検出されており、かつ第1輝度に基づいて車両の前方に暗部がないと判定されている第3状態が検出されている場合には、ライトを消灯させるようにするとよい。
このような構成により、照度計を用いることなく車両の周囲が明るくなったことを検出して、ライトを消灯させることができ、これにより、ライトの点灯と消灯の両方を自動で行うことができる。
請求項94記載のように、第2基準レベルを、第1基準レベルに比較して、車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルに設定すると、一旦点灯したライトを消灯しにくくすることができる。また、請求項95記載のように、車両の前方に暗部がないと第3所定時間継続して判定した場合に、第3状態が検出されたと判定したり、請求項96記載のように、第2基準レベルと比較して、設定レベルとして、車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルが選択されていると第4所定時間継続して判定した場合に、第2状態が検出されたと判定したりすると、一旦点灯したライトを消灯しにくくすることができ、これにより、ライトの点灯と消灯とが短い時間に繰り返されるハンチングを防止することがきる。
また、暗部があると判定する場合に用いる所定値および暗部がないと判定する場合に用いる所定値の設定を請求項18〜21記載のように行ったり、請求項97記載のように、車両の前方に暗部がないと判定する場合の第3所定時間を、車両の前方に暗部があると判定する場合の第1所定時間より長い時間に設定し、車両の周囲が明るいと判定する場合の第4所定時間を車両の周囲が暗いと判定する場合の第2所定時間より長い時間に設定すると、一旦点灯したライトを消灯しにくくすることができ、これにより、ハンチングを防止することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態に係る車両用ライト点灯制御装置に関して、図面に基づいて説明する。本実施形態においては、車両用ライト点灯制御装置は、走行区画認識装置に組み込まれる。
走行区画認識装置は、車両に搭載された前方監視カメラにより取得した車両前方の画像において、車両が進行する道路部分に対応する走行区画領域を認識するもので、このような走行区画認識により得られた走行区画情報は、車両が車線の中央に維持されるようにステアリング、アクセル、ブレーキを制御する車線維持走行制御装置などにより用いられる。
図1は走行区画認識装置1の全体構成を示している。走行区画認識装置1は前方監視カメラ2と制御装置3とを備えており、これらは一体にされて、図2に示すように、車両のルームミラー付近に配設されている。制御装置3には、さらに車両のライト4とライトスイッチ5とが接続されている。
前方監視カメラ2はCCDカメラやCMOSカメラなどによって構成されており、これにより、例えば図3に示すような車両前方の画像(前方監視画像)を取得して、前方監視画像信号を制御装置3に出力する。ライトスイッチ5は、運転者によりライト4の点灯・消灯のために操作されるスイッチで、車室内の運転席側に配設される。このライトスイッチ5により、運転者はライト4を、「ヘッドライト点灯」、「スモールライト点灯」、「自動」、「消灯」のいずれかに設定することができる。
制御装置3は、CPU、ROM30、RAM、I/O、およびこれらを接続するバスラインを備えた周知のマイクロコンピュータにより構成されており、図1に示すように、機能ブロックとして、走行区画認識部31、輝度算出部32、およびライト点灯制御部33を備えている。これらの機能ブロック31〜33は、ROM30に記憶しているプログラムをCPUによって実行することにより、実現される。
走行区画認識部31は、前方監視カメラ2から前方監視画像信号を受け取って、これが表す例えば図3に示すような前方監視画像において、車両が走行する領域である走行区画領域50を認識する。このような走行区画領域50の認識は、具体的には、道路上において走行区画領域50の両側端を限定する白線や黄線51を認識することにより行う。あるいは、白線や黄線が認識できないような場合には、前方監視画像を分析して、道路の両側にある建物や草地などと道路との間の境界線を認識することにより行う。このような走行区画認識により得られた走行区画情報は車線維持走行制御装置に出力され、さらに制御装置3内において輝度算出部32にも出力される。
また、走行区画認識部31は、前方監視画像において車両の直前の路面部分の領域(車両前領域)52における輝度(平均輝度)を算出し、この輝度に基づいて前方監視カメラ2のゲイン、シャッタースピード、フレームレートを調節する。具体的には、図4に示すようなカメラ調節テーブルをROM30に記憶しており、ここに、複数の明るさレベルに対応させて、ゲイン、シャッタースピード、フレームレートの値の組み合わせ(制御情報)を記憶している。これらの各組み合わせには番号(No)が割り当てられており、輝度が低いとき、つまり車両の周囲が暗いときに選択される組み合わせほど小さい番号が割り当てられている。
この番号を用いて複数の明るさレベルから1つが設定レベルとして選択されており、この設定によって撮影した前方監視画像の車両前領域52の輝度に基づいて設定レベルが変更される。これにより、昼間には例えば番号30に対応する明るさレベルが設定レベルとして選択され、夜には番号60に対応する明るさレベルが設定レベルとして選択される。また、車両前領域52の輝度は0〜255の範囲の値で表される。
走行区画認識部31は、設定レベルとして選択されている明るさレベルに対応するゲイン、シャッタースピード、フレームレートの値に基づいて、ゲイン信号、シャッタースピード信号、フレームレート信号を前方監視カメラ2に送ることにより、前方監視カメラ2を車両周囲の明るさに応じて調節する。走行認識部31は、設定レベルを示す設定番号信号TSNをライト点灯制御部33に出力する。
輝度算出部32は、前方監視カメラ2から前方監視画像信号を受け取り、さらに走行区画認識部31から走行区画情報信号を受け取って、前方監視画像において、図5に示すような、走行区画領域内の車両から近い部分である近傍領域55、走行区画領域内の車両から離れた部分である遠方領域56、走行区画領域に対応する上空部分である上空領域57の輝度(平均輝度)をそれぞれ算出して、これらの輝度を示す近傍輝度信号NB、遠方輝度信号FB、および上空輝度信号SBをライト点灯制御部33に出力する。
近傍領域55としては、例えば車両から50mほどの距離までの走行区画領域部分が選択される。近傍輝度NB、遠方輝度FB、上空輝度SBは、前述の車両前領域52の輝度と同様に0〜255の範囲の値で表される。
ライト点灯制御部33は、走行区画認識部31から設定番号信号TSNを受け取り、輝度算出部32から近傍輝度信号NB、遠方輝度信号FB、および上空輝度信号SBを受け取り、ライトスイッチ5からスイッチ信号を受け取って、これらの信号に基づいてライト4の点灯・消灯を決定し、制御信号をライト4に送る。
このとき、スイッチ信号に基づいて、運転者からの指示に従って点灯・消灯を制御するだけでなく、設定番号信号TSN、近傍輝度信号NB、遠方輝度信号FB、上空輝度信号SBに基づいて、自動点灯・消灯を行う。自動点灯・消灯は、具体的には、設定番号TSNに基づいて車両周囲が暗いことが検出された場合にはライト4を点灯し、車両周囲が明るいことが検出された場合にはライト4を消灯する。さらに近傍輝度NB、遠方輝度FB、上空輝度SBに基づいて、前方にトンネルなどの暗部が検出された場合には、ライト4を点灯する。
図6はライト点灯制御部33により実行されるライト点灯制御処理の手順を示している。このライト点灯制御処理は車両のイグニションスイッチがONにされると開始されて、まずステップ100において、初期設定を行う。このとき、後のステップで用いるライトフラグLFおよび暗部フラグDFがoff(0)に初期設定され、カウンタHCT、SCT、CTがそれぞれ0に初期設定される。
つぎにステップ104において、走行区画認識部31からの設定番号信号TSN、輝度算出部32からの近傍輝度信号NB、遠方輝度信号FB、および上空輝度信号SB、ライトスイッチ5からのスイッチ信号を読み込む。
ステップ105において、スイッチ信号に基づいてライトスイッチ5により「消灯(off)」が選択されているか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ110においてライト4を消灯状態にして、ステップ104に戻る。
一方、ステップ105においてNOと判定した場合は、ステップ115において、スイッチ信号に基づいて、ライトスイッチ5により「ヘッドライド点灯(head)」が選択されているか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ155において、ライト4をヘッドライト点灯状態にして、ステップ160に進む。
ステップ115においてNOと判定した場合は、ステップ120において、スイッチ信号に基づいて、ライトスイッチ5により「スモールライト点灯(small)」が選択されているか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ145においてライト4をスモールライト点灯状態にして、ステップ160に進む。
ステップ120においてNOと判定した場合は、つまり、ライトスイッチ5により「自動」が選択されている場合には、ステップ125において、設定番号TSNに基づいて周囲の暗さを検出し、周囲が暗いことによりヘッドライトの点灯が必要であると判定された場合には、ライトフラグLFにhead(2)を設定し、スモールライトの点灯が必要であると判定された場合には、ライトフラグLFにsmall(1)を設定し、ライトの点灯が必要でないと判定された場合には、ライトフラグLFにoff(0)を設定する。
具体的には、ライト4が消灯されている状態あるいはスモールライト点灯状態において、テーブル設定番号TSNが所定値(例えば35)より小さい状態が所定時間(例えば500ms)以上継続して検出された場合には、ライトフラグLFにhead(2)を設定する。
ライト4が消灯されている状態において、設定番号TSNが所定値(例えば45)より小さい状態が所定時間以上継続して検出された場合には、ライトフラグにsmall(1)を設定する。
また、スモールライト点灯状態において、設定番号TSNが所定値(例えば55)より大きい状態が所定時間以上継続して検出された場合には、ライトフラグLFにoff(0)を設定する。
ヘッドライト点灯状態において、設定番号TSNが所定値(例えば45)より大きい状態が所定時間以上継続して検出された場合には、ライトフラグLFにoff(0)を設定し、テーブル設定番号TSNが所定範囲(例えば35より大きく45以下の範囲)にある状態が継続して所定時間以上検出された場合には、ライトフラグLFにsmall(1)を設定する。この周囲の暗さ検出処理の詳細については後述する。
つぎに、ステップ130において、近傍輝度信号NB、遠方輝度信号FB、および上空輝度信号SBに基づいて、車両前方にある暗部を検出する。暗部が検出された場合は暗部フラグDFにon(1)を設定し、暗部が検出されなかった場合は暗部フラグDFにoff(0)を設定する。
車両の前方にトンネルがある場合には、前方監視画像においては、走行区画領域50における車両から離れた部分(遠方領域)56にトンネルの暗部が検出され、車両に近い部分(近傍領域)55は明るく、また、走行区画領域に対応した上空部分(上空領域)57は山や木々などにより暗くなっている。このため、ステップ130における前方暗部検出処理においては、具体的には、暗部が検出されていない(暗部フラグDFにoffが設定されている)状態において、遠方輝度FBが第1所定値(例えば50)より小さく、遠方輝度FBが前回検出した遠方輝度PFBより小さく、近傍輝度NBが第2所定値(例えば56)以上であり、上空輝度SBが第3所定値(例えば80)より小さいという状態が所定時間(例えば500ms)以上継続して検出された場合に、暗部が検出されたとして暗部フラグDFにon(1)を設定する。
また、暗部が検出されている(暗部フラグDFにonが設定されている)状態において、遠方輝度FBが第5所定値(例えば50)以上であるか、近傍輝度NBが第6所定値(例えば56)より小さいか、あるいは上空輝度SBが第7所定値(例えば80)以上である状態が所定時間(例えば500ms)以上継続して検出された場合に、暗部が検出されなくなったとして、暗部フラグDFにoff(0)を設定する。この前方暗部検出処理の詳細については後述する。
ステップ135では、ライトフラグLFにheadが設定されているか、あるいは暗部フラグDFにonが設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ155においてライト4をヘッドライト点灯状態にして、ステップ160に進む。このようにして、車両の周囲が暗いことによりヘッドライトの点灯が必要である場合、および車両の前方に暗部が検出されている場合には、ヘッドライトを自動点灯させる。
ステップ135においてNOと判定した場合は、ステップ140において、ライトフラグLFがsmallに設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ145においてライト4をスモールライト点灯状態にして、ステップ160に進む。このようにして、車両の周囲が暗いことによりスモールライトの点灯が必要である場合は、スモールライトを自動点灯させる。
ステップ140においてNOと判定した場合、つまり、車両の周囲が明るいことによりライト4の点灯は必要でないと判定され、かつ車両の前方に暗部が検出されなかった場合は、ステップ150においてライト4を消灯状態にして、ステップ160に進む。
ステップ160では、遠方輝度FBの値を前回の遠方輝度を示す変数PFBに設定して、ステップ104に戻る。このようにしてステップ104〜160を100msほどの周期で繰り返し実行する。
図7は、ステップ125において実行される周囲の暗さ検出処理の手順を示している。まず、ステップ200においてライトフラグLFにoffが設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ203において、走行区画認識部31からの設定番号信号TSNに基づいて、カメラ調節テーブルの設定レベル(テーブル設定番号)が35より小さいか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ216において、カウンタHCTを1だけインクリメントし、ステップ220に進む。
一方、ステップ203においてNOと判定した場合は、カウンタHCTを0に設定(クリア)し、ステップ210において、テーブル設定番号TSNが45より小さいか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ220に進む。
ステップ220においては、カウンタSCTを1だけインクリメントする。つぎに、ステップ223において、カウンタHCTが5であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ253において、ライトフラグLFにhead(2)を設定する。このようにして、テーブル設定番号TSNが35より小さい状態が5サイクル(500ms)継続して検出された場合に、ヘッドライトが点灯される。ステップ253の実行後は、ステップ256においてカウンタHCTをクリアし、ステップ260においてカウンタSCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
ステップ223においてNOと判定した場合は、ステップ226において、カウンタSCTが5であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ライトフラグLFにsmall(1)を設定する。このようにして、テーブル設定番号TSNが45より小さい状態が5サイクル継続して検出された場合に、スモールライトが点灯される。ステップ230の実行後は、ステップ256においてカウンタHCTをクリアし、ステップ260においてカウンタSCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
ステップ226においてNOと判定した場合は、そのままメインルーチンに戻る。また、ステップ210においてNOと判定した場合は、ステップ213においてカウンタSCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
ステップ200においてNOと判定した場合は、ステップ223において、ライトフラグLFにsmallが設定されているか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ236において、テーブル設定番号TSNが55より大きいか否か判定する。
YESと判定した場合は、ステップ262において、カウンタSCTを1だけインクリメントし、ステップ263においてカウンタHCTをクリアする。
ステップ266において、カウンタSCTが5であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ270においてライトフラグLFにoffを設定する。このようにして、スモールライト点灯状態において、テーブル設定番号TSNが55より大きい状態が5サイクル継続して検出された場合には、スモールライトを消灯させる。ステップ270の実行後は、ステップ284においてカウンタHCTをクリアし、ステップ286においてカウンタSCTをクリアして、メインルーチンに戻る。ステップ266においてNOと判定した場合は、そのままメインルーチンに戻る。
ステップ236においてNOと判定した場合は、ステップ240においてカウンタSCTをクリアし、ステップ243においてテーブル設定番号TSNが35より小さいか否か判定する。
YESと判定した場合は、ステップ246においてカウンタHCTを1だけインクリメントし、ステップ250においてカウンタHCTが5であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ253において、ライトフラグLFにheadを設定する。このようにして、スモールライト点灯状態において、テーブル設定番号TSNが35より小さい状態が5サイクル継続して検出された場合には、ヘッドライトを点灯させる。ステップ253の実行後は、ステップ256においてカウンタHCTを0に設定し、カウンタSCTを0に設定して、メインルーチンに戻る。
ステップ250においてNOと判定した場合は、そのままメインルーチンに戻る。また、ステップ243においてNOと判定した場合は、ステップ263においてカウンタHCTをクリアし、その後、カウンタSCTに0が設定されていることにより、ステップ266においてNOと判定されて、メインルーチンに戻る。
一方、ステップ233においてNOと判定した場合は、つまり、ライトフラグLFがheadに設定されている場合には、ステップ273においてテーブル設定番号TSNが45より大きいか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ288においてカウンタHCTを1だけインクリメントし、ステップ290においてカウンタSCTをクリアする。
ステップ292においてカウンタHCTが5であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ294においてライトフラグLFにoffを設定する。このようにして、ヘッドライト点灯状態において、テーブル設定番号が45より大きい状態が5サイクル継続して検出された場合には、ライト4を消灯させる。ステップ294の実行後は、ステップ296においてカウンタHCTをクリアし,ステップ298においてカウンタSCTに0をクリアして、メインルーチンに戻る。ステップ292においてNOと判定した場合は、そのままメインルーチンに戻る。
ステップ273においてNOと判定した場合は、つまりテーブル設定番号が45以下である場合には、ステップ274において、カウンタHCTをクリアする。ステップ276においてテーブル設定番号TSNが35より大きいか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ278においてカウンタSCTを1だけインクリメントする。
ステップ280においてカウンタSCTが5であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ282において、ライトフラグLFにsmallを設定する。このようにして、ヘッドライト点灯状態において、テーブル設定番号TSNが35より大きく45以下である状態が5サイクル継続して検出された場合には、ライト4をスモールライト点灯状態にする、ステップ282の実行後は、ステップ284においてカウンタHCTをクリアし、ステップ286においてカウンタSCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
ステップ276においてNOと判定した場合、あるいはステップ280においてNOと判定した場合は、メインルーチンに戻る。
図8は、ステップ130において実行される前方暗部検出処理の手順を示している。まず、ステップ300において暗部フラグDFがonに設定されているか否か判定する。NOと判定した場合は、つまり、暗部フラグDFがoffに設定されている場合には、ステップ305において、遠方輝度FBが50より低く、遠方輝度FBが1サイクル前の遠方輝度PFBより低く、近傍輝度NBが56以上であり、上空輝度SBが80より低いか否か判定する。
YESと判定した場合は、ステップ315において、カウンタCTを1だけインクリメントする。ステップ320においてカウンタCTが5であるか否か判定し、YESと判定した場合は、ステップ325において暗部フラグDFにonを設定する。このようにして、暗部が検出されていない(暗部フラグDFがoffである)状態において、遠方輝度FBが50より低く、遠方輝度FBが1サイクル前の遠方輝度PFBより低く、近傍輝度NBが56以上であり、上空輝度SBが80より低い状態が5サイクル継続して検出された場合には、暗部が検出されたとして、暗部フラグDFにonを設定する。
ステップ325の実行後は、ステップ330においてカウンタCTを0に設定(クリア)して、メインルーチンに戻る。ステップ320においてNOと判定した場合は、暗部フラグDFの設定を変更することなくメインルーチンに戻る。また、ステップ305においてNOと判定した場合は、ステップ310において、カウンタCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
一方、ステップ300においてYESと判定した場合は、ステップ335において、遠方輝度FBが50以上であるか、あるいは近傍輝度NBが56より低いか、あるいは上空輝度SBが80以上であるか否か判定する。
YESと判定した場合は、ステップ345においてカウンタCTを1だけインクリメントし、ステップ350においてカウンタCTが5であるか否か判定する。YESと判定した場合は、ステップ355において暗部フラグDFにoffを設定する。このようにして、暗部が検出されている(暗部フラグDFがonである)状態において、遠方輝度FBが50以上であるか、あるいは近傍輝度NBが56より低いか、あるいは上空輝度SBが80以上である状態が5サイクル継続して検出された場合には、暗部が検出されなくなったとして、暗部フラグDFにoffを設定する。
ステップ355の実行後は、ステップ360においてカウンタCTをクリアして、メインルーチンに戻る。ステップ350においてNOと判定した場合は、暗部フラグDFの設定を変更することなくメインルーチンに戻る。ステップ335においてNOと判定した場合は、ステップ340においてカウンタCTをクリアして、メインルーチンに戻る。
このように、本実施形態においては、車両の周囲の暗さ検出と車両の前方の暗部検出とを行うことにより、車両の周囲が暗くなったときだけでなく、車両の前方にトンネルなどの暗部が検出されたときにも、ライト4を点灯させる。
図9は車両がトンネルを通過する際にライト4がON/OFFされる地点を示す説明図である。車両が地点P1より手前にあるときには、周囲が明るく、前方のトンネル入口の暗部はまだ検出されていないため、ライト4は点灯されていない。車両が地点P1に達すると、トンネル入口の暗部が検出されて、ライト4が点灯される。このようにトンネル入口地点P2よりも手前においてライト4が点灯される。
車両がトンネル内P3を走行している間は、車両の周囲が暗いことにより、継続してライト4が点灯される。車両がトンネル出口地点P4に達して周囲が明るくなっても、500msほどの間は点灯が継続されるため、トンネル出口地点P4よりも少し先の地点P5でライト4が消灯される。
本実施形態の構成によると、ライト点灯制御部33は、走行区画認識部31からの走行区画情報を用いて車両前方の暗部の検出を行うため、車両が直進路からカーブに変化する形状の道路を走行する場合でも、直進路の走行中に車両のまっすぐ前方にある暗部を検出して、誤ってライト4を点灯させることがない。また、カーブの先にトンネルがあるような場合でも、車両が直進路を走行している時点でトンネルを検出することができるため、トンネル手前で遅れることなくライト4を自動点灯させることができる。このように、道路がカーブしている場合でも車両前方の暗部を正確に検出することができる。
前方監視カメラのゲイン、シャッタースピード、フレームレートの調節に用いるカメラ調節テーブルの設定レベル(設定番号)を走行区画認識部31から取得して用いることにより、照度計を用いることなく、車両周囲の暗さを検出することができ、また、「遠方輝度FBが所定値より低い」、「近傍輝度NBが所定値より高い」、「上空輝度SBが所定値より低い」の3つの条件が満足されているか否かに基づいて暗部の検出を行うことにより、車両前方にあるトンネルなどの暗部を正確に検出することができる。
周囲の暗さ検出処理においては、テーブル設定番号TSNについて所定の条件が満足されている状態が所定時間(5サイクル)継続した場合にのみ、ライトフラグLFの設定の変更を行い、また、前方暗部検出処理においても、近傍輝度NB、遠方輝度FB、および上空輝度SBについて所定の条件が満足されている状態が所定時間(5サイクル)継続した場合にのみ、暗部フラグDFの設定の変更を行うため、ライト4を誤って点灯したり消灯したりすることを低減でき、これにより、ライト4の点灯と消灯が短い時間に繰り返されるようなハンチングを防止することができる。
周囲の暗さ検出処理においては、ステップ273およびステップ236においてライト4のon→offのための判定に閾値として用いる所定値(45、55)を、ステップ203および206においてライト4のoff→onのための判定に閾値として用いる所定値(35、45)より大きく設定しているため、一旦点灯したライト4が消灯しにくくなり、これにより、ハンチングをさらに防止することができる。
本実施形態における走行区画認識部31は本発明の走行区画認識手段、第2輝度算出手段、およびカメラ調節手段に対応しており、輝度算出部32は本発明の輝度算出領域選択手段および第1輝度算出手段に対応しており、ライト点灯制御部33は本発明の点灯制御手段に対応している。また、本実施形態におけるROM30は本発明のカメラ調節テーブル記憶手段に対応している。
本実施形態における前方監視画像の車両前領域52は、本発明の前方監視画像における所定領域に対応しており、車両前領域52において算出される輝度は、本発明の第2輝度に対応している。
また、本実施形態の前方暗部検出処理において、ステップ320において判定に用いられる5サイクルは本発明の第1所定時間に対応しており、ステップ350において判定に用いられる5サイクルは本発明の第3所定時間に対応している。本実施形態の周囲の暗さ検出処理において、ステップ203、210、および243で判定に閾値として用いられる所定値は、本発明の第1基準レベルに対応しており、ステップ236、273、および276で判定に閾値として用いられる所定値は、本発明の第2基準レベルに対応している。ステップ223、226および250において判定に用いられる5サイクルは本発明の第2所定時間に対応しており、ステップ266、280および292において判定に用いられる5サイクルは本発明の第4所定時間に対応している。
ライトフラグLFがheadまたはsmallに設定されている状態は本発明の第1状態に対応しており、ライトフラグLFがoffに設定されている状態は本発明の第2状態に対応しており、暗部フラグDFがoffに設定されている状態は本発明の第3状態に対応している。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示している。本実施形態においては、制御装置3は、車両のバンパーに配設されているミリ波レーダ6から先行車(自車線上の直前の車両)との間の距離に関する先行車距離情報を示す先行車距離信号取得して、先行車距離情報に基づいて、輝度算出部32が前方監視画像において走行区画領域から遠方輝度を算出する遠方領域および近傍輝度を算出する近傍領域を選択すると共に、ライト点灯制御部33は周囲の暗さ検出処理において判定に閾値として用いるテーブル設定番号の所定値および前方暗部検出処理において判定に閾値として用いる輝度の所定値を変更する。その他の部分の構成は、上記第1実施形態と同様である。
具体的には、輝度算出部32は、図11に示すように、走行区画領域において、先行車より手前の部分を輝度算出範囲として選択し、ここから近傍領域58と遠方領域59とを選択する。これにより、先行車を含めた領域の輝度を算出するのを回避し、確実に路面部分における輝度を算出する。
また、ライト点灯制御部33による前方暗部検出処理では、ステップ305および335において、通常は上記第1実施形態と同様に、遠方輝度の所定値として50を、近傍輝度の所定値として56を判定に用いるが、先行車距離が所定値(例えば30m)以下である場合には、遠方領域および近傍領域が先行車の影となることを考えて、遠方輝度の所定値として48を、近傍輝度の所定値として53を用いる。
このように、先行車距離情報を用いることにより、車両のすぐ前方に先行車がある場合に、これを誤って暗部として検出することを防止することができ、これにより、先行車に対して誤ってライト4を点灯することを防止できる。本実施形態におけるミリ波レーダ6は本実施形態における距離情報取得手段に対応しており、先行車距離情報は本発明の距離情報に対応している。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示している。本実施形態においては、制御装置3は、車両に搭載されている車速センサ7から車両の速度に関する速度情報を示す速度信号を取得して、速度情報に基づいて、輝度算出部32が前方監視画像において走行区画領域から遠方輝度を算出する遠方領域および近傍輝度を算出する近傍領域を選択すると共に、ライト点灯制御部33は周囲の暗さ検出処理において判定に閾値として用いるテーブル設定番号の所定値および前方暗部検出処理において判定に閾値として用いる輝度の所定値を変更する。その他の部分の構成は、上記第1実施形態と同様である。
具体的には、輝度算出部32は、走行区画領域において、車速が低いときほど車両進行方向に短い領域を輝度算出範囲として選択し、車速が高いときほど車両進行方向に長い領域を輝度算出範囲として選択して、この輝度算出範囲から近傍領域および遠方領域を選択する。これにより、高速道路を走行している場合でも、一般道路を走行している場合でも、確実に路面部分における輝度を算出することができる。
また、ライト点灯制御部33による周囲の暗さ検出処理では、車速が0km/hのときには、ステップ203、210、および243においてライトフラグLFのoff→onのための判定に用いる所定値を0(最小値)とし、ステップ236、273、および276においてライトフラグLFのon→offのための判定に用いる所定値を255(最大値)とする。
さらに、前方暗部検出処理では、車速が0km/hのときには、ステップ305において暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる遠方輝度の所定値を0(最小値)とし、ステップ335において暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる遠方輝度および上空輝度の所定値を255(最大値)とし、近傍輝度の所定値を0とする。あるいは、このように前方暗部検出処理において判定に用いる所定値を変更する代わりに、輝度算出部32において、車速が0km/hのときには、遠方輝度FB、近傍輝度NB、上空輝度SBを、いずれも輝度値範囲外の256(エラー値)として、これをライト点灯制御部33に出力するようにしてもよい。
このようにテーブル設定番号および輝度の所定値あるいは輝度を設定することにより、車速が0km/hのときには、車速が0km/hになる前の点灯・消灯状態が維持されて、例えば交差点の信号待ちのときなどに、車両の前方を車両が通過しても、これに対して誤ってライト4を点灯することを防止できる。本実施形態における車速センサ7は、本発明の速度情報取得手段に対応している。
(第4実施形態)
図13は、本発明の第4実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示している。本実施形態においては、制御装置3は、車両に搭載されている操舵角センサ8からステアリングホイールの操舵角に関する操舵角情報を示す操舵角信号を取得して、操舵角情報に基づいて、輝度算出部32が前方監視画像において遠方輝度を算出する遠方領域および近傍輝度を算出する近傍領域を選択すると共に、ライト点灯制御部33は周囲の暗さ検出処理において判定に閾値として用いるテーブル設定番号の所定値および前方暗部検出処理において判定に閾値として用いる輝度の所定値を変更する。その他の部分の構成は、上記第1実施形態と同様である。
具体的には、輝度算出部32は、操舵角情報に基づいて車線変更が検出された場合には、走行区画領域の車線変更方向側の隣接する領域を輝度算出範囲として選択して、この輝度算出範囲から近傍領域および遠方領域を選択する。このようにして、変更先の車線部分から近傍領域および遠方領域を選択する。これにより、変更前の車線の進行方向前方にある暗部を検出することによるライト4の点灯を防止でき、また、変更先の車線の進行方向前方に暗部がある場合には、これを検出して遅れることなくライト4を点灯させることができる。
ライト点灯制御部33による周囲の暗さ検出処理では、操舵角情報の示す操舵角が360°以上のときには、ステップ203、210、および243においてライトフラグLFのoff→onのための判定に用いる所定値を0(最小値)とし、ステップ236、273、および276においてライトフラグLFのon→offのための判定に用いる所定値を255(最大値)とする。
さらに、前方暗部検出処理では、操舵角が360°以上のときには、ステップ305において暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる遠方輝度の所定値を0(最小値)とし、ステップ335において暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる遠方輝度および上空輝度の所定値を255(最大値)とし、近傍輝度の所定値を0とする。あるいは、このように前方暗部検出処理において判定に用いる所定値を変更する代わりに、輝度算出部32において、操舵角が360°以上のときには、遠方輝度FB、近傍輝度NB、上空輝度SBを、いずれも輝度値範囲外の256(エラー値)として、これをライト点灯制御部33に出力するようにしてもよい。
このようにテーブル設定番号および輝度の所定値あるいは輝度を設定することにより、操舵角が360°以上のときには、操舵角が360°以上になる前の点灯・消灯状態が維持されて、右左折時やUターン時などに、進行方向と異なる方向の暗部を検出することによりライト4を点灯することを防止できる。本実施形態における操舵角センサ8は、本発明における操舵角情報取得手段に対応している。
(第5実施形態)
図14は、本発明の第5実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示している。本実施形態においては、制御装置3は、車両に搭載されているヨーレートセンサ9から車両のヨーレートに関するヨーレート情報を示すヨーレート信号を取得して、ヨーレート情報に基づいて、輝度算出部32が前方監視画像において遠方輝度を算出する遠方領域および近傍輝度を算出する近傍領域を選択すると共に、ライト点灯制御部33は周囲の暗さ検出処理において判定に閾値として用いるテーブル設定番号の所定値および前方暗部検出処理において判定に閾値として用いる輝度の所定値を変更する。その他の部分の構成は、上記第1実施形態と同様である。
具体的には、輝度算出部32は、ヨーレート情報に基づいて車線変更が検出された場合には、走行区画領域の車線変更側の隣接する領域を輝度算出範囲として選択して、この輝度算出範囲から近傍領域および遠方領域を選択する。このようにして、変更先の車線部分から近傍領域および遠方領域を選択する。これにより、変更前の車線の進行方向前方にある暗部を検出することによるライト4の点灯を防止でき、また、変更先の車線の進行方向前方に暗部がある場合には、これを検出して遅れることなくライト4を点灯させることができる。
ライト点灯制御部33による周囲の暗さ検出処理では、ヨーレート情報の示すヨーレートが0.1rad/s以上のときには、ステップ203、210、および243においてライトフラグLFのoff→onのための判定に用いる所定値を0(最小値)とし、ステップ236、273、および276においてライトフラグLFのon→offのための判定に用いる所定値を255(最大値)とする。
さらに、前方暗部検出処理では、ヨーレートが0.1rad/s以上のときには、ステップ305において暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる遠方輝度の所定値を0(最小値)とし、ステップ335において暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる遠方輝度および上空輝度の所定値を255(最大値)とし、近傍輝度の所定値を0とする。あるいは、このように前方暗部検出処理において判定に用いる所定値を変更する代わりに、輝度算出部32において、ヨーレートが0.1rad/s以上のときには、遠方輝度FB、近傍輝度NB、上空輝度SBを、いずれも輝度値範囲外の256(エラー値)として、これをライト点灯制御部33に出力するようにしてもよい。
このようにテーブル設定番号および輝度の所定値あるいは輝度を設定することにより、ヨーレートが0.1rad/s以上のときには、ヨーレートが0.1rad/s以上になる前の点灯・消灯状態が維持されて、右左折時やUターン時などに、進行方向と異なる方向の暗部を検出することによりライト4を点灯することを防止できる。本実施形態におけるヨーレートセンサ9は、本発明のヨーレート情報取得手段に対応している。
(第6実施形態)
図15は、本発明の第6実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示している。本実施形態においては、制御装置3は、車両に搭載されているナビゲーション装置10から車両の現在位置に関する道路情報を示す道路情報信号を取得して、この道路情報に基づいて、ライト点灯制御部33は周囲の暗さ検出処理において判定に閾値として用いるテーブル設定番号の所定値および前方暗部検出処理において判定に閾値として用いる輝度の所定値を変更する。その他の部分の構成は、上記第1実施形態と同様である。
具体的には、ナビゲーション装置10から、道路情報信号として、「車両が高速道路のジャンクション付近を走行中であるか否か」を示す信号がライト点灯制御部33に出力される。ライト点灯制御部33は、道路情報信号に基づいて車両が高速道路のジャンクション付近にあると判定される場合には、ステップ203、210、および243においてライトフラグLFのoff→onのための判定に用いる所定値を0(最小値)とし、ステップ236、273、および276においてライトフラグLFのon→offのための判定に用いる所定値を255(最大値)とする。
さらに、前方暗部検出処理では、車両が高速道路のジャンクション付近にあることが検出された場合には、ステップ305において暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる遠方輝度の所定値を0(最小値)とし、ステップ335において暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる遠方輝度および上空輝度の所定値を255(最大値)とし、近傍輝度の所定値を0とする。あるいは、このように前方暗部検出処理において判定に用いる所定値を変更する代わりに、輝度算出部32において、ナビゲーション装置10から道路情報信号を取得して、これに基づいて車両が高速道路のジャンクション付近にあると判定される場合には、遠方輝度FB、近傍輝度NB、上空輝度SBを、いずれも輝度値範囲外の256(エラー値)として、これをライト点灯制御部33に出力するようにしてもよい。
このようにテーブル設定番号および輝度の所定値あるいは輝度を設定することにより、高速道路のジャンクション付近においては、ジャンクション付近に到達する前の点灯・消灯状態が維持されて、高架橋下の暗部を検出することによるライト4の点灯を防止することができる。本実施形態におけるナビゲーション装置10は本発明のナビゲーション情報取得手段に対応しており、道路情報は本発明のナビゲーション情報に対応している。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されることなく、つぎのように種々の変形が可能である。
上記実施形態においては、ライト点灯制御部33による前方暗部検出処理において、遠方輝度FB、近傍輝度NB、および上空輝度SBに基づいて前方の暗部を検出したが、遠方輝度FBと近傍輝度NBとに基づいて前方の暗部を検出したり、遠方輝度FBと上空輝度SBとに基づいて前方の暗部を検出したりしてもよく、あるいは遠方輝度FBのみに基づいて前方の暗部を検出してもよい。
また、遠方輝度FBを用いることなく、近傍輝度NBのみに基づいて、あるいは近傍輝度NBと上空輝度SBに基づいて前方の暗部を検出することもできる。近傍輝度NBのみに基づく場合は、近傍輝度NBが所定値(第4所定値)未満である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部があると判定し、近傍輝度NBが所定値(第8所定値)以上である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部がないと判定する。近傍輝度NBと上空輝度SBとに基づく場合は、近傍輝度NBが所定値(第4所定値)未満であり、かつ上空輝度SBが所定値未満である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部があると判定し、近傍輝度NBが所定値(第8所定値)以上であるか、あるいは上空輝度SBが所定値以上である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部がないと判定する。
上空輝度SBのみに基づいて前方の暗部を検出することもでき、この場合、上空輝度SBが所定値未満である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部があると判定し、上空輝度SBが所定値以上である状態が所定時間継続して検出された場合に、前方に暗部がないと判定する。
上記実施形態においては、テーブル設定番号TSNに関して所定の条件が満足されている状態が5サイクル(500ms)継続して検出された場合に、ライトフラグLFの設定をon→offあるいはoff→onと変更したが、off→onの場合は3サイクル、on→offの場合は6サイクル継続して所定の条件が満足されている場合に設定の変更を行うようにしてもよい。さらに暗部フラグDFの設定に関しても同様に、off→onの場合は3サイクル、on→offの場合は6サイクル継続して、遠方輝度FB、近傍輝度NBおよび上空輝度SBに関して所定の条件が満足されている場合に設定の変更を行うようにするとよい。これにより、ライト4の点灯と消灯とが短い時間に繰り返されるハンチングを防止することができる。3サイクルは本発明の第1所定時間および第2所定時間に対応しており、6サイクルは本発明の第3所定時間および第4所定時間に対応している。
また、上記実施形態においては、周囲の暗さ検出処理においてのみ、ライトフラグLFのon→offのための判定に閾値として用いる所定値(45、55)を、ライトフラグLFのoff→onのための判定に閾値として用いる所定値(35、45)より大きい値に設定したが、前方暗部検出処理においても同様に、ステップ335において暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる所定値を、ステップ305において暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる所定値と異なる値に設定するようにしてもよい。例えば、ステップ335において用いる遠方輝度FBの所定値を60(第5所定値)、近傍輝度NBの所定値を46(第6所定値)、上空輝度SBの所定値を90(第7所定値)と設定することができる。このようにon→offとoff→onの場合で異なる所定値を閾値として用いることにより、ライト4の点灯と消灯とが短い時間に繰り返されるハンチングを防止することができる。
近傍輝度NBのみに基づいて暗部を検出する場合、あるいは近傍輝度NBと上空輝度SBに基づいて前方の暗部を検出する場合においても、同様に、暗部フラグDFのon→offのための判定に用いる所定値(第7所定値、第8所定値)を、暗部フラグDFのoff→onのための判定に用いる所定値(第3所定値、第4所定値)と異なる値に設定することができる。
上記第3実施形態においては、制御装置3は車速に関する情報として車速情報を取得して、これに基づいて前方監視画像における輝度算出範囲の選択やライト点灯制御処理において閾値として用いる所定値の変更を行ったが、車速情報の代わりに加速度情報を取得して、これに基づいて前方監視画像における輝度算出範囲の選択やライト点灯制御処理における所定値の変更を行うようにしてもよい。
上記第2〜6実施形態においては、それぞれ先行車距離情報、車速情報、操舵角情報、ヨーレート情報、道路情報を、ライト点灯制御およびそのための輝度の算出に用いたが、これらの情報から選択したいくつかの情報を組み合わせて用いることにより、より適切にライト4の自動点灯・消灯を行うようにしてもよい。例えば、通常は車速情報に基づいて、輝度算出部32における輝度算出範囲の選択やライト点灯制御部33において閾値として用いる所定値の変更などを行い、割り込み車などが検出された場合には、先行車距離情報に基づいて、輝度算出範囲の選択や所定値の変更などを行うようにしてもよい。
上記第6実施形態においては、道路情報信号に基づいて車両が高速道路のジャンクション付近にあると判定される場合には、ライト点灯制御部33において周囲の暗さ検出処理および前方暗部検出処理で判定に用いる所定値を変更したり、輝度算出部32から出力する輝度の値を変更したりすることにより、高架橋下の暗部を検出することによるライト4の点灯を防止したが、このように所定値あるいは輝度を変更する代わりに、前方暗部検出処理において、道路情報信号に基づいて車両がトンネルに近づいていると判定される場合にのみ前方暗部の検出(暗部フラグDFの設定変更)を行うことにより、高速道路のジャンクションにおいて高架橋下の暗部を検出することによるライト4の点灯を防止するようにしてもよい。この場合、ナビゲーション装置10からは、道路情報信号として、「車両がトンネル入口の手前100m以内にあるか否か」を示す信号がライト点灯制御部33に出力される。
上記実施形態において、車両の周囲が暗くなったことによるライト4の点灯が早すぎるか、遅すぎるかに基づいて、乗員が設定の変更を指示することにより、周囲の暗さ検出処理のステップ203、210、および243で判定に閾値として用いる所定値を変更することが可能な構成してもよい。さらに、車両の周囲が明るくなったことによるライト4の消灯が早すぎるか、遅すぎるかに基づいて、乗員が設定の変更を指示することにより、ステップ236、273、および276で判定に用いる所定値を変更することが可能にしてもよい。
また、トンネルの手前でのライトの点灯が早すぎるか、遅すぎるかに基づいて、乗員が設定の変更を指示することにより、前方暗部検出処理のステップ305および335で判定に閾値として用いる輝度の所定値およびステップ320および350で判定に閾値として用いるサイクル数を変更することが可能な構成にしてもよい。
上記実施形態においては、ライトの点灯および消灯を自動で行ったが、点灯のみを自動で行うようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 車両における制御装置および前方監視カメラの配置を示す図である。 前方監視カメラにより取得した前方監視画像の例を示す図である。 走行区画認識部が、前方監視カメラのゲイン、シャッタースピード、フレームレートの設定に用いるカメラ調節テーブルの例を示す図である。 前方監視画像において、輝度算出部が前方暗部検出に用いるための輝度の算出に用いる近傍領域、遠方領域、および上空領域を示す説明図である。 制御装置のライト点灯制御部により実行されるライト点灯制御処理のフローチャートである。 図6に示すステップ125において実行される周囲の暗さ検出処理のフローチャートである。 図6に示すステップ130において実行される前方暗部検出処理のフローチャートである。 車両がトンネルを通過する場合に、ライト点灯制御部の制御によりライトが点灯される位置および消灯される位置を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 前方監視画像において、輝度算出部が前方暗部検出に用いるための輝度の算出に用いる近傍領域、遠方領域、および上空領域を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に係る走行区画認識装置の全体構成を示すブロック図である。 (a)は従来のライト点灯制御装置の全体構成を示すブロック図であり、(b)は前方監視カメラにより取得された前方監視画像の例を示す図である。
符号の説明
1 走行区画認識装置
2 前方監視カメラ
3 制御装置
6 ミリ波レーダ (距離情報取得手段)
7 車速センサ (速度情報取得手段)
8 操舵角センサ (操舵角情報取得手段)
9 ヨーレートセンサ (ヨーレート情報取得手段)
10 ナビゲーション装置 (ナビゲーション情報取得手段)
30 ROM (カメラ調節テーブル記憶手段)
31 走行区画認識部 (走行区画認識手段、第2輝度算出手段、カメラ調節手段)
32 輝度算出部 (輝度算出領域選択手段、第1輝度算出手段)
33 ライト点灯制御部 (点灯制御手段)
50 走行区画領域
52 車両前領域 (前方監視画像における所定領域)
55、58 近傍領域
56、59 遠方領域
57 上空領域

Claims (97)

  1. 車両においてライトを自動的に点灯させる車両用ライト点灯制御装置であって、
    前記車両の前方の画像である前方監視画像を取得する前方監視カメラと、
    前記前方監視画像において前記車両が進行する道路部分に対応する走行区画領域を認識して、前記走行区画領域に関する走行区画情報を生成する走行区画認識手段と、
    前記走行区画情報に基づいて前記前方監視画像から少なくとも1つの輝度算出領域を選択する輝度算出領域選択手段と、
    前記少なくとも1つの輝度算出領域における輝度を第1輝度として算出する第1輝度算出手段と、
    前記第1輝度に基づいて前記ライトを点灯させるか否かを決定する点灯制御手段とを備えたことを特徴とする車両用ライト点灯制御装置。
  2. 前記点灯制御手段は、前記第1輝度に基づいて前記車両の前方に暗部があると判定した場合に、前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項1記載の車両用ライト点灯制御装置。
  3. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記車両の進行方向にあって前記車両から所定距離以上離れた道路部分に対応する領域である遠方領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記遠方領域における遠方輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が第1所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項2記載の車両用ライト点灯制御装置。
  4. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記車両の進行方向にあって前記車両から所定距離以内の道路部分に対応する領域である近傍領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記近傍領域における近傍輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が前記第1所定値未満であり、かつ前記近傍輝度が第2所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  5. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記走行区画領域に対応する上空部分である上空領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記上空領域における上空輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が前記第1所定値未満であり、かつ前記近傍輝度が前記第2所定値以上であり、かつ前記上空輝度が第3所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  6. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記車両の進行方向にあって前記車両から所定距離以内の道路部分に対応する領域である近傍領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記近傍領域における近傍輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記近傍輝度が第4所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項2記載の車両用ライト点灯制御装置。
  7. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記走行区画領域に対応する上空部分である上空領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記上空領域における上空輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記近傍輝度が前記第4所定値未満であり、かつ前記上空輝度が第3所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  8. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記走行区画領域に対応する上空部分である上空領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記上空領域における上空輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記上空輝度が第3所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項2記載の車両用ライト点灯制御装置。
  9. 前記輝度算出領域選択手段は、前記前方監視画像において、前記走行区画領域に対応する上空部分である上空領域を前記輝度算出領域として選択し、
    前記第1輝度算出手段は、前記上空領域における上空輝度を前記第1輝度として算出し、
    前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が前記第1所定値未満であり、かつ前記上空輝度が第3所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部があると判定することを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  10. 前記点灯制御手段は、前記第1輝度に基づいて前記車両の前方に暗部があると第1所定時間継続して判定した場合に、前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  11. 前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が第5所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  12. 前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が第5所定値以上である場合、あるいは前記近傍輝度が第6所定値未満である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  13. 前記点灯制御手段は、前記遠方輝度が第5所定値以上である場合、あるいは前記近傍輝度が第6所定値未満である場合、あるいは前記上空輝度が第7所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  14. 前記点灯制御手段は、前記近傍輝度が第8所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  15. 前記点灯制御手段は、前記近傍輝度が第8所定値以上である場合、あるいは前記上空輝度が第7所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  16. 前記点灯制御手段は、前記上空輝度が第7所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置。
  17. 前記点灯制御手段は、前記上空輝度が第7所定値以上である場合、あるいは前記遠方輝度が第5所定値以上である場合に、前記車両の前方に暗部がないと判定することを特徴とする請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  18. 前記第5所定値は前記第1所定値以上の値であることを特徴とする請求項11ないし13、17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  19. 前記第6所定値は前記第2所定値以下の値であることを特徴とする請求項12または13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  20. 前記第7所定値は前記第3所定値以上の値であることを特徴とする請求項13、15ないし17のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  21. 前記第8所定値は前記第4所定値以上の値であることを特徴とする請求項14または15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  22. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記輝度算出領域選択手段は、前記距離情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  23. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第1所定値は、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項3または9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  24. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第5所定値の少なくとも一方は、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項11または17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  25. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第2所定値の少なくとも一方は、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項4または5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  26. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第5所定値および第6所定値のうちの少なくとも1つは、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項12または13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  27. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第4所定値は、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項6または7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  28. 前記車両から前記車両の前方にある障害物までの距離に関する情報である距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
    前記第4所定値および第8所定値の少なくとも一方は、前記距離情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項14または15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  29. 前記輝度算出領域選択手段は、前記距離情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項23ないし28のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  30. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記輝度算出領域選択手段は、前記速度情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項1ないし29のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  31. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  32. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第5所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項11記載の車両用ライト点灯制御装置。
  33. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第2所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  34. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第5所定値および第6所定値のうちの少なくとも1つは、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項12記載の車両用ライト点灯制御装置。
  35. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、および第3所定値のうちの少なくとも1つは、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  36. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第3所定値、第5所定値、第6所定値、および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  37. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第4所定値は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  38. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第4所定値および第8所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項14記載の車両用ライト点灯制御装置。
  39. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第4所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  40. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第3所定値、第4所定値、第7所定値および第8所定値のうちの少なくとも1つは、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  41. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第3所定値は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置。
  42. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第7所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項16記載の車両用ライト点灯制御装置。
  43. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第3所定値の少なくとも一方は、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  44. 前記車両の走行速度に関する情報である速度情報を取得する速度情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第3所定値、第5所定値および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記速度情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  45. 前記輝度算出領域選択手段は、前記速度情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項31ないし44のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  46. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  47. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第5所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項11記載の車両用ライト点灯制御装置。
  48. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第2所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  49. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第5所定値および第6所定値のうちの少なくとも1つは、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項12記載の車両用ライト点灯制御装置。
  50. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、および第3所定値のうちの少なくとも1つは、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  51. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第3所定値、第5所定値、第6所定値、および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  52. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第4所定値は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  53. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第4所定値および第8所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項14記載の車両用ライト点灯制御装置。
  54. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第4所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  55. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第3所定値、第4所定値、第7所定値および第8所定値のうちの少なくとも1つは、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  56. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第3所定値は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置。
  57. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第7所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項16記載の車両用ライト点灯制御装置。
  58. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第3所定値の少なくとも一方は、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  59. 前記車両における操舵角に関する情報である操舵角情報を取得する操舵角情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第3所定値、第5所定値および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記操舵角情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  60. 前記輝度算出領域選択手段は、前記操舵角情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項46ないし59のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  61. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  62. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第5所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項11記載の車両用ライト点灯制御装置。
  63. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第2所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  64. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第5所定値および第6所定値のうちの少なくとも1つは、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項12記載の車両用ライト点灯制御装置。
  65. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、および第3所定値のうちの少なくとも1つは、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  66. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第3所定値、第5所定値、第6所定値、および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  67. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第4所定値は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  68. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第4所定値および第8所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項14記載の車両用ライト点灯制御装置。
  69. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第4所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  70. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第3所定値、第4所定値、第7所定値および第8所定値のうちの少なくとも1つは、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  71. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第3所定値は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置。
  72. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第7所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項16記載の車両用ライト点灯制御装置。
  73. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第3所定値の少なくとも一方は、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  74. 前記車両のヨーレートに関する情報であるヨーレート情報を取得するヨーレート情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第3所定値、第5所定値および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記ヨーレート情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  75. 前記輝度算出領域選択手段は、前記ヨーレート情報に基づいて前記輝度算出領域を選択することを特徴とする請求項61ないし74のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  76. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記点灯制御手段は、前記ナビゲーション情報に基づいて、前記車両がトンネルの手前所定範囲内にあると判定した場合にのみ、前記第1輝度に基づいて前記ライトを点灯させるか否かを決定することを特徴とする請求項1ないし75のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  77. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項3記載の車両用ライト点灯制御装置。
  78. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第5所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項11記載の車両用ライト点灯制御装置。
  79. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第2所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項4記載の車両用ライト点灯制御装置。
  80. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第5所定値および第6所定値のうちの少なくとも1つは、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項12記載の車両用ライト点灯制御装置。
  81. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、および第3所定値のうちの少なくとも1つは、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項5記載の車両用ライト点灯制御装置。
  82. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第2所定値、第3所定値、第5所定値、第6所定値、および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項13記載の車両用ライト点灯制御装置。
  83. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第4所定値は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項6記載の車両用ライト点灯制御装置。
  84. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第4所定値および第8所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項14記載の車両用ライト点灯制御装置。
  85. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第4所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項7記載の車両用ライト点灯制御装置。
  86. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第3所定値、第4所定値、第7所定値および第8所定値のうちの少なくとも1つは、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項15記載の車両用ライト点灯制御装置。
  87. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第3所定値は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項8記載の車両用ライト点灯制御装置。
  88. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第3所定値および第7所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項16記載の車両用ライト点灯制御装置。
  89. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値および第3所定値の少なくとも一方は、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項9記載の車両用ライト点灯制御装置。
  90. 前記車両の地図上での現在位置に関する情報であるナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段を備え、
    前記第1所定値、第3所定値、第5所定値および第7所定値のうちの少なくとも1つは、前記ナビゲーション情報に基づく値に設定されることを特徴とする請求項17記載の車両用ライト点灯制御装置。
  91. 前記前方監視カメラを前記車両の周囲の明るさに応じて調節するための制御情報が、複数の明るさレベルに関係付けられて格納されているカメラ調節テーブルを記憶しているカメラ調節テーブル記憶手段と、
    前記前方監視画像における所定領域の輝度を第2輝度として算出する第2輝度算出手段と、
    前記第2輝度に基づいて前記複数の明るさレベルから1つを設定レベルとして選択して、この設定レベルに対応する前記制御情報を用いて前記前方監視カメラを調節するカメラ調節手段とを備え、
    前記点灯制御手段は、前記複数の明るさレベルから選択された所定の明るさレベルである第1基準レベルと比較して、前記設定レベルとして、前記車両の周囲がより暗いときに選択される明るさレベルが選択されている第1状態を検出した場合には、前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項2ないし90のいずれか1項に記載の車両用ライト点灯制御装置。
  92. 前記点灯制御手段は、前記第1状態を第2所定時間継続して検出した場合に、前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項91記載の車両用ライト点灯制御装置。
  93. 前記点灯制御手段は、前記複数の明るさレベルの中から選択された所定の明るさレベルである第2基準レベルと比較して、前記設定レベルとして、前記車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルが選択されている第2状態が検出されており、かつ前記第1輝度に基づいて前記車両の前方に暗部がないと判定されている第3状態が検出されている場合には、前記ライトを消灯させることを特徴とする請求項91または92記載の車両用ライト点灯制御装置。
  94. 前記第2基準レベルは、前記第1基準レベルに比較して、前記車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルであることを特徴とする請求項93記載の車両用ライト点灯制御装置。
  95. 前記点灯制御手段は、前記第1輝度に基づいて前記車両の前方に暗部がないと第3所定時間継続して判定した場合に、前記第3状態が検出されたと判定することを特徴とする請求項93または94記載の車両用ライト点灯制御装置。
  96. 前記点灯制御手段は、前記第2基準レベルと比較して、前記設定レベルとして、前記車両の周囲がより明るいときに選択される明るさレベルが選択されていると第4所定時間継続して判定した場合に、前記第2状態が検出されたと判定することを特徴とする請求項95記載の車両用ライト点灯制御装置。
  97. 前記点灯制御手段は、前記第3所定時間以下の時間である第1所定時間継続して、前記第1輝度に基づいて前記車両の前方に暗部があると判定した場合、あるいは、前記第4所定時間以下の時間である第2所定時間継続して、前記第1状態を検出した場合に前記ライトを点灯させることを特徴とする請求項96記載の車両用ライト点灯制御装置。
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