JP2019151246A - 駐車支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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洋子 櫻井
Yoko Sakurai
洋子 櫻井
元 森川
Hajime Morikawa
元 森川
健輔 武内
Kensuke Takeuchi
健輔 武内
徳裕 中村
Tokuhiro Nakamura
徳裕 中村
英紀 加瀬澤
Hidenori Kasezawa
英紀 加瀬澤
弘章 竹山
Hiroaki Takeyama
弘章 竹山
元裕 中村
Motohiro Nakamura
元裕 中村
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Abstract

【課題】車両が駐車された駐車スペースの環境を用いて駐車後の車内の温度変化を正確に予測することを可能とした駐車支援装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】車両が駐車される駐車スペースの環境を取得し、駐車される時点における車両の状況を取得し、駐車スペースの環境と駐車される時点における車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測し、車内の温度変化の予測結果に基づいて案内を行うように構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両の駐車を支援する駐車支援装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、車両が駐車を行った後に、駐車した車両に残された乗員が駐車後の車内の温度変化によって、危険な状態となる問題が提起されている。そこで、例えば特開2002−63668号公報には、車両が駐車スペースに対して停車された後に、車内に設置された温度センサによって車内の温度変化率を検出し、車内の温度が人にとって危険な温度に到達するまでの時間を予測し、当該時間が経過するまでの間において車内に乗員が残っていることを検出した場合に、車外に対して警告を行う技術について提案されている。
特開2002−63668号公報(第7−8頁)
ここで、上記特許文献1の技術では車内に設置された温度センサによってその後の車内の温度変化を予測しているが、車内の温度センサではその後の車内の温度変化を正確に予測することが難しい問題があった。
例えば、駐車された駐車スペースの環境(屋外か屋内か、太陽光が当たっているか否か、天候、季節、時間帯等)によって車内の温度変化の態様は様々に変化することが予想される。例えば、時間経過に対する温度変化率を一定に保って変化する場合もあれば、時間経過に伴って温度変化率が上がる場合や下がる場合もある。或いはあるタイミングを境に温度変化率が急に上がる場合や下がる場合もある。車内に設置された温度センサに基づく予測では、そのような温度変化の態様まで予測することは困難である。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、車両が駐車された駐車スペースの環境を用いて駐車後の車内の温度変化を正確に予測することを可能とした駐車支援装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る駐車支援装置は、車両が駐車される駐車スペースの環境を取得する環境取得手段と、駐車される時点における車両の状況を取得する車両状況取得手段と、前記駐車スペースの環境と前記車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する温度変化予測手段と、前記温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う案内手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、車両の駐車支援を行う為のコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータを、車両が駐車される駐車スペースの環境を取得する環境取得手段と、駐車される時点における車両の状況を取得する車両状況取得手段と、前記駐車スペースの環境と前記車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する温度変化予測手段と、前記温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う案内手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る駐車支援装置及びコンピュータプログラムによれば、車両が駐車された駐車スペースの環境を用いて駐車後の車内の温度変化を正確に予測することが可能となる。それによって、今後の車内の温度変化に基づく乗員への適切な支援が可能となる。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。 駐車場の構造の一例を示した図である。 本実施形態に係る駐車支援処理プログラムのフローチャートである。 予測材料情報の一例を示した図である。 所定時間後の車内の温度の予測方法の一例について説明した図である。
以下、本発明に係る駐車支援装置をナビゲーション装置1に具体化した一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や交通情報等を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスや駐車時における車内温度に対する警告等を出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を有している。また、ナビゲーション装置1はCAN等の車載ネットワークを介して、ナビゲーション装置1の搭載された車両に対して設置された各種センサ19が接続されている。更に、ナビゲーション装置1の搭載された車両に対する各種制御を行う車両制御ECU20とも双方向通信可能に接続されている。
以下に、ナビゲーション装置1が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS22、車速センサ23、ステアリングセンサ24、ジャイロセンサ25等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ23は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や駐車場DB32や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにフラッシュメモリやメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクを有しても良い。また、地図情報DB31や駐車場DB32は外部のサーバに格納させ、ナビゲーション装置1が通信により取得する構成としても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、経路の探索や変更に係る処理に用いられる探索データ、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
一方、駐車場DB32は、全国にある各駐車場の構造(屋内型か屋外型か、立体駐車場か平面駐車場か、駐車スペースや通路の配置、屋根の有無等)に関する情報が記憶された記憶手段である。例えば、図2に示す駐車場35を例に挙げると、駐車場35内に配置された各駐車スペース36及び通路37の配置について記憶される。また、駐車場35の一部または全部に屋根38が存在する場合には屋根38の配置についても記憶される。尚、駐車場内にある駐車スペース、通路、屋根等の各位置は、例えば緯度経度等によって特定され、駐車場DB32に格納される。また、駐車場内の地図を駐車場DB32に格納しても良い。
また、ナビゲーション装置1は、予め全ての駐車場に関する情報を駐車場DB32に格納しても良いし、車両が駐車場へ進入する際に外部のサーバから進入する駐車場に関する情報を通信により取得し、駐車場DB32に格納する構成としても良い。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の駐車支援処理プログラム(図3参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、環境取得手段は、車両が駐車される駐車スペースの環境を取得する。車両状況取得手段は、駐車される時点における車両の状況を取得する。温度変化予測手段は、駐車スペースの環境と車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する。案内手段は、温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルを有しても良い。また、マイクと音声認識装置を有しても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、本実施形態では後述の駐車支援を行う場合には、駐車支援に関する案内についても表示する。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、本実施形態では後述の駐車支援を行う場合には、駐車支援に関する音声案内についても出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された交通情報、プローブ情報、天候情報等を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。また、車車間で通信を行う車車間通信装置や路側機との間で通信を行う路車間通信装置も含む。
また、各種センサ19は、例えば車内の温度を検出する車内温度センサ、車外の外気温を検出する車外温度センサ、車両に照射する光を検出する照度センサ等を含む。そして、ナビゲーションECU13は、各種センサ19の検出結果に基づいて、車両が駐車される駐車スペースの環境や、駐車される時点における車両の状況を取得する。また、車両が駐車される駐車スペースの環境や、駐車される時点における車両の状況を取得する手段としては、車内や車外に設置されたカメラを含めても良い。
また、車両制御ECU20は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の制御を行う電子制御ユニットである。また、車両制御ECU20にはステアリング、ブレーキ、アクセル、パワーウィンドウ等の車両の各駆動部と接続されており、本実施形態では特に車両において後述の駐車支援が開始された場合に、ウィンドウの開閉状態を車両制御ECU20から取得する。
続いて、上記構成を有する本実施形態に係るナビゲーション装置1においてCPU41が実行する駐車支援処理プログラムについて図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係る駐車支援処理プログラムのフローチャートである。ここで、駐車支援処理プログラムは、車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に実行され、駐車場で車両が駐車を行う際の支援を行うプログラムである。尚、以下の図3にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、駐車支援処理プログラムでは、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は車両がいずれかの駐車場の駐車スペース内で停止したか否かを判定する。例えば、CPU41は現在の車両が位置する駐車場の駐車スペースの配置に関する情報を駐車場DB32から読み出し、現在位置検出部11で検出した車両の現在位置と比較することにより判定する。尚、駐車スペースの配置に関する情報は駐車場に進入した時点で外部のサーバから取得することも可能である。或いは、車両に設置されたカメラで周辺環境を撮像した画像に基づいて判定しても良い。尚、停止とは車速が0となった時点としても良いし、シフト位置がPに変更された時点としても良い。
そして、車両がいずれかの駐車場の駐車スペース内で停止したと判定された場合(S1:YES)には、S2へと移行する。尚、以降のS2〜S10の処理は車両の乗員が降車する前のタイミングで行うのが望ましい。従って、車両が停止したと判定された後でACC電源(accessory power supply)がOFFされる前のタイミングでS2へと移行するようにするのが望ましい。
尚、車両が停止する前であっても、駐車する対象となる駐車スペースが特定できたタイミング(例えばシフト位置がRとなったタイミング、車両が駐車スペースへと進入を開始したタイミング)で、S2へ移行するようにしても良い。
それに対して、車両がいずれかの駐車場の駐車スペース内で停止していないと判定された場合(S1:NO)には、当該駐車支援処理プログラムを終了する。
S2においてCPU41は、CAN等の車載ネットワークを介して、車内の温度を検出する車内温度センサから現在の車内の温度を取得する。前記S2において取得される車内の温度は、駐車される時点における車両の状況を示すパラメータの一つである。
次に、S3においてCPU41は、CAN等の車載ネットワークを介して、車両制御ECU20から車両のウィンドウの現在の開閉状態(開閉の有無及び開放量)を取得する。尚、運転席以外に助手席や後部座席のウィンドウの開閉状態についても取得する。前記S3において取得されるウィンドウの開閉状態は、駐車される時点における車両の状況を示すパラメータの一つである。
続いて、S4においてCPU41は、CAN等の車載ネットワーク或いは外部のサーバを介して、車両が駐車される駐車スペース(即ち車両が停車した駐車スペース)の環境を取得する。具体的には、『外気温』、『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』、『天候』、『現在の時刻』、『日付』を取得する。例えば、『外気温』は車外に設置された温度センサにより取得しても良いし、外部のサーバから現在地点周辺の気温情報を取得しても良い。また、『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』は車外に設置された照度センサにより取得しても良いし、外部のサーバから現在地点周辺の天候情報を取得し、晴れの場合に太陽の位置と駐車場の構造(屋根や構造物の配置)から推定することも可能である。また、『天候』は外部のサーバから現在地点周辺の天候情報により取得する。また、『現在の時刻』や『日付』は、GPS22により取得しても良いし、ナビゲーション装置1が有するタイマにより取得しても良い。
また、前記S4では必ずしも『外気温』、『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』、『天候』、『現在の時刻』、『日付』の全てを取得する必要はない。但し、後述のように予測材料情報を用いて車内の温度変化を予測する場合には、少なくとも『外気温』と『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』については取得するのが望ましい。
次に、S5においてCPU41は、外部のサーバから車両が駐車される駐車スペース(即ち車両が停車した駐車スペース)について、該駐車スペースに車両を駐車したと仮定した場合における時間変化に対する車内の温度推移を示す予測材料情報を取得する。ここで、図4は前記S5で取得される予測材料情報の一例を示した図である。
図4に示すように予測材料情報は、駐車スペース毎且つ駐車スペースの環境毎に、時間変化に対する車内の温度推移を示した温度推移グラフが相当する。そして、例えば車両が駐車される駐車スペースが駐車スペースAである場合には、駐車スペースAの温度推移グラフを取得し、車両が駐車される駐車スペースが駐車スペースBである場合には、駐車スペースBの温度推移グラフを取得する。尚、図4に示す例では駐車スペースの環境として『外気温』と『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』で区分して温度推移を示している。但し、屋内(屋根の下の駐車場も含む)の駐車スペースについては、駐車スペースに対する太陽光の照射は無いので、『外気温』のみで区分して温度推移を示す。
尚、予測材料情報は例えば過去の温度変化の実測値などに基づいて生成される。また、予測材料情報は駐車場毎且つ駐車スペース毎に区分して駐車場DB32に予め格納しておいても良い。
次に、S6においてCPU41は、前記S2〜S5で取得した各情報に基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する。具体的には、所定時間後(例えば5分後)の車内の温度Tを予測する。尚、所定時間は10分後或いは15分後であっても良い。
以下に、前記S6の車内の温度の予測方法の一例について説明する。
先ず、CPU41は、図5に示すように前記S5で取得した温度推移グラフの内、前記S4で取得した駐車スペースの環境に対応する温度推移グラフを抽出する。例えば、車両が駐車される駐車スペースAの環境が、『外気温』20〜30℃で『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』が照射有の場合には、該環境に対応する温度推移グラフが抽出される。その後、抽出された温度推移グラフを用いて、5分後の車内温度の上昇値kを算出する。そして、前記S2で取得した現在の車内温度に上昇値kを加算し、更に、前記S3のウィンドウの開閉状態に基づく補正値fを加算又は減算した値を、5分後の車内の温度Tとする。例えば車両の全てのウィンドウが閉鎖されている場合にはf=+3とし、車両のウィンドウが2か所以上且つ1/2以上開放されている場合にはf=−3とする。
その後、S7においてCPU41は、前記S6で算出された所定時間後(例えば5分後)の車内の温度Tが第1閾値α以上であるか否かを判定する。尚、第1閾値αは例えば乗員の健康に影響がない車内の温度の上限とし、例えば30℃とする。但し、第1閾値αは適宜変更可能である。例えば、乗員の種類によって変更して設定することも可能であり、子供や老人の場合にはより低い温度に設定することが望ましい。
そして、前記S6で算出された所定時間後の車内の温度Tが第1閾値α以上であると判定された場合(S7:YES)には、S8へと移行する。それに対して、前記S6で算出された所定時間後の車内の温度Tが第1閾値α未満であると判定された場合(S7:NO)には、乗員への危険はないと推定し、特に警告を行うことなく当該駐車支援処理プログラムを終了する。
S8においてCPU41は、前記S6で算出された所定時間後(例えば5分後)の車内の温度Tが第2閾値β以上であるか否かを判定する。尚、第2閾値βは例えば乗員の健康に大きく影響すると考えられる車内の温度の下限とし、例えば40℃とする。但し、第2閾値βは第1閾値αと同様に適宜変更可能である。例えば、乗員の種類によって変更して設定することも可能であり、子供や老人の場合にはより低い温度に設定することが望ましい。
そして、前記S6で算出された所定時間後の車内の温度Tが第2閾値β以上であると判定された場合(S8:YES)には、S10へと移行する。それに対して、前記S6で算出された所定時間後の車内の温度Tが第2閾値β未満であると判定された場合(S8:NO)には、S9へと移行する。
S9においてCPU41は、所定時間後の車内の温度が乗員の健康に影響を及ぼすレベルになると推定し、車内の温度が上昇することを示唆する警告をスピーカ16や液晶ディスプレイ15を用いて出力する。例えば「5分後、熱中症に注意してください」との音声を出力する。
一方でS10においてCPU41は、所定時間後の車内の温度が乗員の健康に大きく影響を及ぼすレベルになると推定し、車内の温度が上昇することをより強く示唆する警告をスピーカ16や液晶ディスプレイ15を用いて出力する。例えば「5分後、危険な温度まで上昇します」との音声を出力する。
尚、前記S9及びS10の案内は車両の乗員が降車する前のタイミングで行うのが望ましい。それによって、危険な状況下での乗員の置き去りなどが行われることを事前に防止することが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、車両が駐車される駐車スペースの環境を取得し(S4)、駐車される時点における車両の状況を取得し(S2、S3)、駐車スペースの環境と駐車される時点における車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測し(S6)、車内の温度変化の予測結果に基づいて案内を行う(S9、S10)ので、車両が駐車された駐車スペースの環境を用いて駐車後の車内の温度変化を正確に予測することが可能となる。それによって、今後の車内の温度変化に基づく乗員への適切な支援が可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、特に温度が上昇する場合の温度変化に基づいて案内を行うこととしているが、温度が下降する場合の温度変化に基づいて案内を行うことも可能である。その場合には、駐車スペースの環境と駐車される時点における車両の状況とに基づいて、駐車後において車内の温度がどのように下降するかを予測する。
また、本実施形態では、図4に示す予測材料情報を用いて所定時間後の車内の温度を予測しているが、予測材料情報を用いずに予測することも可能である。例えば、『外気温』や『駐車スペースに対する太陽光の照射の有無』等に基づいて係数や加算値を設定し、現在の車内の温度に係数を乗じたり加算値を加算することによって、所定時間後の車内の温度を算出しても良い。
また、本実施形態では、図4に示す予測材料情報を駐車スペース毎に備えているが、駐車スペース毎ではなく駐車場内のエリア毎(例えば3階駐車場、屋上駐車場)に備えていても良い。
また、本実施形態では、車両に搭載されたナビゲーション装置1によって駐車支援処理プログラム(図3参照)を実行することとしているが、ナビゲーション装置1以外の車載器や車両制御ECU20が実行しても良い。また、図3に示す各ステップの処理の一部または全部を外部サーバが行い、ナビゲーション装置1は処理結果(温度変化の予測結果)のみを外部サーバから取得するようにしても良い。
また、本発明に係る駐車支援装置を具体化した実施例について上記に説明したが、駐車支援装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
車両が駐車される駐車スペース(52)の環境を取得する環境取得手段(41)と、駐車される時点における車両の状況を取得する車両状況取得手段(41)と、前記駐車スペースの環境と前記車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する温度変化予測手段(41)と、前記温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う案内手段(41)と、を有する。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、車両が駐車された駐車スペースの環境を用いて駐車後の車内の温度変化を正確に予測することが可能となる。それによって、今後の車内の温度変化に基づく乗員への適切な支援が可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
車両が駐車される駐車スペース(52)について、該駐車スペースに車両を駐車したと仮定した場合における時間変化に対する車内の温度推移を示す予測材料情報を取得する予測材料情報取得手段(41)を有し、前記温度変化予測手段(41)は、前記予測材料情報を用いて駐車後における車内の温度変化を予測する。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、駐車スペースの環境や車両の状況に加えて予測材料情報を用いることによって、より正確に駐車後における車内の温度変化を予測することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記予測材料情報は、駐車スペースの環境毎に時間変化に対する車内の温度推移を示した情報であり、前記温度変化予測手段(41)は、前記環境取得手段(41)により取得された前記駐車スペースの環境に対応する予測材料情報を用いて駐車後における車内の温度変化を予測する。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、特に車両が駐車される駐車スペースの環境に対応した予測材料情報を用いることによって、より正確に駐車後における車内の温度変化を予測することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記案内手段(41)により行われる案内は複数種類あって、前記案内手段は、駐車から所定時間経過後の予測される車内の温度に基づいて前記複数種類の内から案内を選択し、選択された案内を行う。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、所定時間経過後の予測される車内の温度の程度、より具体的には危険度や緊急性に応じたより適切な案内を選択して行うことが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記案内手段(41)は、駐車から所定時間経過後の車内の温度が第1閾値以上第2閾値未満になると予測された場合には、車内の温度が上昇することを示唆する第1の案内を行い、駐車から所定時間経過後の車内の温度が第2閾値以上になると予測された場合には、前記第1の案内よりもより強く車内の温度が上昇することを示唆する第2の案内を行う。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、所定時間経過後の予測される車内の温度が、より危険度や緊急性の高い状況である場合には、より強い案内を行うことにより、ユーザに対する危険度の示唆を行うことが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記案内手段(41)は、車両の乗員が降車する前のタイミングで案内を行う。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、危険な状況下での乗員の置き去りなどが行われることを事前に防止することが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記環境取得手段(41)は、前記駐車スペースの環境として、外気温、駐車スペースに対する太陽光の照射の有無、天候、時刻、日付の少なくとも一以上を取得する。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、車両が駐車される駐車スペースの環境を考慮して、駐車後の車内の温度変化を正確に予測することが可能となる。
また、第8の構成は以下のとおりである。
前記車両状況取得手段(41)は、前記車両の状況として、車内の温度、ウィンドウの開閉状態の少なくとも一以上を取得する。
上記構成を有する駐車支援装置によれば、駐車される時点における車両の状況を考慮して、駐車後の車内の温度変化を正確に予測することが可能となる。
1 ナビゲーション装置
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
16 スピーカ
19 センサ
32 駐車場DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM

Claims (9)

  1. 車両が駐車される駐車スペースの環境を取得する環境取得手段と、
    駐車される時点における車両の状況を取得する車両状況取得手段と、
    前記駐車スペースの環境と前記車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する温度変化予測手段と、
    前記温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う案内手段と、を有する駐車支援装置。
  2. 車両が駐車される駐車スペースについて、該駐車スペースに車両を駐車したと仮定した場合における時間変化に対する車内の温度推移を示す予測材料情報を取得する予測材料情報取得手段を有し、
    前記温度変化予測手段は、前記予測材料情報を用いて駐車後における車内の温度変化を予測する請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記予測材料情報は、駐車スペースの環境毎に時間変化に対する車内の温度推移を示した情報であり、
    前記温度変化予測手段は、前記環境取得手段により取得された前記駐車スペースの環境に対応する予測材料情報を用いて駐車後における車内の温度変化を予測する請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記案内手段により行われる案内は複数種類あって、
    前記案内手段は、駐車から所定時間経過後の予測される車内の温度に基づいて前記複数種類の内から案内を選択し、選択された案内を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の駐車支援装置。
  5. 前記案内手段は、
    駐車から所定時間経過後の車内の温度が第1閾値以上第2閾値未満になると予測された場合には、車内の温度が上昇することを示唆する第1の案内を行い、
    駐車から所定時間経過後の車内の温度が第2閾値以上になると予測された場合には、前記第1の案内よりもより強く車内の温度が上昇することを示唆する第2の案内を行う請求項4に記載の駐車支援装置。
  6. 前記案内手段は、車両の乗員が降車する前のタイミングで案内を行う請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の駐車支援装置。
  7. 前記環境取得手段は、前記駐車スペースの環境として、外気温、駐車スペースに対する太陽光の照射の有無、天候、時刻、日付の少なくとも一以上を取得する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の駐車支援装置。
  8. 前記車両状況取得手段は、前記車両の状況として、車内の温度、ウィンドウの開閉状態の少なくとも一以上を取得する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の駐車支援装置。
  9. コンピュータを、
    車両が駐車される駐車スペースの環境を取得する環境取得手段と、
    駐車される時点における車両の状況を取得する車両状況取得手段と、
    前記駐車スペースの環境と前記車両の状況とに基づいて、駐車後における車内の温度変化を予測する温度変化予測手段と、
    前記温度変化予測手段の予測結果に基づく案内を行う案内手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラム。
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