JP2016001723A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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晃生 増成
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泰介 神崎
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Abstract

【課題】積層セラミックコンデンサにおける内層用セラミック層の更なる薄層化に対して、絶縁抵抗の劣化に耐えうる積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】本発明に係る積層セラミックコンデンサ10は、セラミック素体12とセラミック素体12の両端面に形成された外部電極40,42とを含む。セラミック素体12は、複数の内層用セラミック層20及び該複数の内層用セラミック層20同士の界面に配設された第1及び第2の内部電極22,24により構成される内層部26と、内層部26の上下面に配設された外層部28,30とを含む。内層用セラミック層20はBa,Tiを含有するペロブスカイト型化合物を主成分とし、Mgの含有量はTi:100mol部に対して0〜0.4mol部であり、内層用セラミック層20の厚みは0.55μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
近年、電子部品の小型化、高機能化に伴い、積層セラミックコンデンサは小型化、高容量化が求められている。このような積層セラミックコンデンサは、たとえば、内層用セラミック層と内部電極とが交互に積み重ねられ、その上面と下面とに外層用セラミック層が配設されて、直方体状に形成されたセラミック素体を有し、そのセラミック素体の両端面に外部電極が形成されている。
上述したように、積層セラミックコンデンサの小型化、高容量化を実現するためには、内層用セラミック層(誘電体セラミック層)および内部電極をできるだけ薄層化と多積層化を行う必要がある。
しかしながら、誘電体セラミック層および内部電極を薄層、高積層化した積層セラミックコンデンサにおいて、誘電体セラミック層が薄層化されると、内部電極間の間における絶縁抵抗が劣化し信頼性が低下するため、薄層、高積層化との両立が困難という課題があった。
そこで、特許文献1に記載されるような内部電極の薄層化と薄層化した誘電体セラミック層との間における絶縁抵抗を考慮した積層セラミックコンデンサについて、そのような誘電体セラミック層を構成するための誘電体磁器組成物が開示されている。この誘電体磁器組成物は、チタン酸バリウムを主成分とする誘電体セラミック層および内部電極が交互に積層されたセラミック素体において、以下の組成を有する誘電体セラミック層で構成されている。すなわち、この誘電体磁器組成物は、
{BaO}mTiO2+αR23+βBaZrO3+γMgO+gMnO(ただし、R23はEu23,Gd23,Tb23,Dy23,Ho23,Er23,Tm23,およびYb23の中から選ばれる少なくとも1種類であり、α、β、γおよびgはmol比を表し、
0.001≦α≦0.06
0.005≦β≦0.06
0.001<γ≦0.12
0.001<g≦0.12
γ+g≦0.13
1.000<m≦1.035
の範囲内にある。)
である。
特許第3334607号
しかしながら、特許文献1に記載される積層セラミックコンデンサにおける誘電体セラミック層を構成する誘電体磁器組成では、誘電体セラミック層のより薄層な領域(0.55μm以下)の積層セラミックコンデンサでは信頼性の大幅な低下を起こしてしまう問題があった。
それ故に、この発明の主たる目的は、積層セラミックコンデンサにおける誘電体セラミック層のさらなる薄層化にも、絶縁抵抗の劣化に耐えうる信頼性を備えた積層セラミックコンデンサを提供することである。
この発明にかかる積層セラミックコンデンサは、第1の端面と第1の端面に対向する第2の端面と、第1の端面および第2の端面に直交する第1の側面と第2の側面と、第1の端面および第1の側面に直交する第1の主面と第2の主面とで直方体状に構成され、複数の誘電体セラミック層と、第1の主面から第2の主面とをつなぐ方向に、誘電体セラミック層を介して層状に重なって形成された内部電極と、からなるセラミック素体と、セラミック素体の第1の端面および第2の端面に設けられた外部電極と、を含む、積層セラミックコンデンサであって、内部電極は、第1の内部電極と第2の内部電極とを備え、第1の内部電極と第2の内部電極は、それぞれ交互に第1の端面と第2の端面に引き出されて外部電極に接続し、セラミック素体において、最も主面側に配置された内部電極間に挟まれた領域を内層部、内層部の主面側に配置された誘電体セラミック層を外層部とし、内層部の誘電体セラミック層は、Ba,Tiを含有するペロブスカイト型化合物を主成分とし、Mgの含有量がTi:100mol部に対して0mol部以上0.4mol部以下であり、内層部の誘電体セラミック層の厚みは、0.55μm以下であることを特徴とする積層セラミックコンデンサである。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、セラミック素体を積層方向からみて第1の内部電極と第2の内部電極が存在しない領域をサイドマージン部とすると、サイドマージ部におけるMgの含有量が、Ti:100mol部に対して、0.5mol部以上5.0mol部以下であることが好ましい。
この発明にかかる積層セラミックコンデンサによれば、誘電体セラミック層に含有されるMgの量がTi:100mol部に対して0mol以上0.4mol以下であり、内層部の誘電体セラミック層の厚みが0.55μm以下において、絶縁抵抗の劣化に耐えうる積層セラミックコンデンサであり、誘電体セラミック層のさらなる薄層化にも対応した信頼性の高い積層セラミックコンデンサを提供することができる。
また、極端にMgの含有量が低い場合、特に0.55μm以下の薄層領域では内部電極端部間の距離が近くなるため、短絡が生じショート不良を引き起こしやすくなるが、サイドマージン部におけるMgの含有量が、Ti:100mol部に対して、0.5mol部以上5.0mol部以下であると、内部電極の端部に異層を形成することができるので、内部電極端部において生ずる短絡が引き起こすショート不良を効果的に抑制することができる。
この発明によれば、積層セラミックコンデンサにおける誘電体セラミック層のさらなる薄層化にも、絶縁抵抗の劣化に耐えうる信頼性を備えた積層セラミックコンデンサを提供することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかる積層セラミックコンデンサの外観の一例を示す概略斜視図である。 図1のA−A線における断面を示す断面図解図である。 図1のB−B線における断面を示す断面図解図である。 サイドマージン部と内部電極との接続部分の拡大図である。 内層用セラミック層の厚みを測定するための領域を示す説明図である。なお、外部電極は省略されている。 内層用セラミック層の誘電体セラミック粒子のグレインサイズを測定するための観察箇所を示す説明図である。 積層セラミックコンデンサの製造方法を説明するための説明図であって、(a)は、セラミックグリーンシートに導電膜を形成した状態を模式的に示した斜視図であり、(b)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを積み重ねる状態を模式的に示した斜視図である。 図7に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において製造される積層体チップの外観の一例を示す概略斜視図である。 (a)は積層セラミックコンデンサのWT断面を薄片加工(FIB加工)し、その断面のSIM画像であり、STEM−EDXによるマッピング分析によってNiの分布を示したマッピング画像であり、(b)は(a)において観察された断面に対するSTEM−EDXによるマッピング分析によってMgの分布を示したマッピング画像である。
本発明にかかる積層セラミックコンデンサの一例について説明する。図1は、セラミック素体と外部電極とにより構成された積層セラミックコンデンサの外観の一例である積層セラミックコンデンサの概略斜視図を示し、図2は、図1のA−A線における断面を示す断面図解図を示す。また、図3は、図1のB−B線における断面を示す断面図解図を示す。図4は、サイドマージン部と内部電極との接続部分の拡大図である。
この実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10は、概略、セラミック素体12と、セラミック素体12の両端面にそれぞれ形成された外部電極40,42とから構成される。
セラミック素体12は、直方体状に形成され、幅(W)方向および積層(T)方向に沿って延びる第1の端面13および第2の端面14と、長さ(L)方向および積層(T)方向に沿って延びる第1の側面15および第2の側面16と、長さ(L)方向および幅(W)方向に沿って延びる第1の主面17および第2の主面18とを有する。また、セラミック素体12において、第1の端面13および第2の端面14は、互いに対向し、第1の側面15および第2の側面16は互いに対向し、第1の主面17および第2の主面18は互いに対向する。また、第1の側面15および第2の側面16は、第1の端面13および第2の端面14に直交し、第1の主面17および第2の主面18は、第1の端面13および第1の側面16に直交する。さらに、セラミック素体12のコーナー部および稜部は、丸みが形成されていることが好ましい。
セラミック素体12は、複数の内層用セラミック層(誘電体セラミック層)20および複数の内層用セラミック層20同士の界面に配設された複数の第1の内部電極22および第2の内部電極24により構成される内層部26と、内層部26を積層(T)方向に挟むように外層用セラミック層が配設された外層部28,30と、内層部26および外層部28,30を幅(W)方向に挟むようにサイドマージン用のセラミック層が配設されたサイドマージン部32,34とで構成されている。換言すると、内層部26は、セラミック素体12において、最も第1の主面17側あるいは第2の主面18側に配置された第1および第2の内部電極22,24に挟まれた領域である。また、サイドマージン部32,34は、セラミック素体12を積層(T)方向からみて、第1の内部電極22および第2の内部電極24が存在しない領域である。
内層用セラミック層20は、たとえば、Ba,Tiを含有するペロブスカイト型化合物を主成分とし、ペロブスカイト構造を備える誘電体セラミック粒子からなる。焼成後の内層用セラミック層20の厚みは、0.55μm以下である。また、内層部26を構成する内層用セラミック層20における誘電体セラミック粒子のグレインサイズは、0.18μm以下である。また、内層用セラミック層20におけるMgの含有量は、Ti:100mol部に対して、0mol部以上0.4mol部以下である。
なお、内層用セラミック層20の厚みは、以下のようにして計測される。図5は、内層用セラミック層20の厚みを測定するための領域を示す説明図である。なお、図5において、外部電極は省略されている。
積層セラミックコンデンサ10の長さ(L)方向および積層(T)方向からなる面(以下、LT面という)を幅(W)方向に、幅(W)が約1/2になるように、たとえば、研磨機により研磨し、さらに、内部電極22,24のダレをなくすために、研磨終了後、イオンミリングにより、研磨表面を加工する。
そして、図5に示すように、LT面の長さ(L)方向に1/2程度の位置において、内部電極22,24とほぼ直交する直線を決め、積層セラミックコンデンサ10の第1および第2の内部電極22,24が積層されている領域を積層(T)方向に3等分に分割し、上部領域、中間領域、下部領域の3つの領域に分ける。そして、第1および第2の内部電極22,24が欠落し、内層用セラミック層20が2層間にまたがり、柱が形成されているなどにより測定できない部分を除き、各領域の中央部付近で、前記直交する直線上の内層用セラミック層20の厚みをそれぞれ無作為に10個ずつ測定して、平均値を求め、その値を内層用セラミック層20の厚みとする。また、内層用セラミック層20の厚みは、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて測定する。
なお、内部電極22,24の厚みも、内層用セラミック層20の厚みの計測方法と同様に、各領域の中央部付近で、内部電極22,24とほぼ直交する直線上の内部電極22,24の厚みをそれぞれ無作為に10個ずつ測定して、平均値を算出することにより求められる。
また、内層用セラミック層20における誘電体セラミック粒子のグレインサイズは、以下のようにして計測される。図6は、内層用セラミック層20の誘電体セラミック粒子のグレインサイズを測定するための観察箇所を示す説明図である。
積層セラミックコンデンサ10の長さ(L)方向の約1/2の位置が破断され、積層セラミックコンデンサ10の幅(W)方向および積層(T)方向からなる面(以下、WT断面という)を露出する。その後、WT断面に露出した内層用セラミック層20のグレイン間の境界(粒界)を明確にするために、積層セラミックコンデンサ10が熱処理される。熱処理の温度は、グレインが成長しない温度で、かつ、粒界が明確になる温度とし、たとえば、1000℃である。
そして、図6に示すように、WT断面の幅(W)の長さおよび積層(T)方向それぞれ1/2程度の位置で、内層用セラミック層20の誘電体セラミック粒子のグレインを走査型電子顕微鏡(SEM)により所定の倍率にして観察する。得られたSEM画像から無作為に300個のグレインを抽出し、画像解析により各グレインの粒界の内側部分の面積を求めて円相当を算出し、そのD50値を求める。この測定は、5個の積層セラミックコンデンサ10に対して行い、各積層セラミックコンデンサ10のD50値の平均値をグレインサイズとする。
上下に配設された外層部28,30は、それぞれ、内層用セラミック層20と同じ誘電体セラミック材料が用いられている。なお、外層部28,30は、内層用セラミック層20と異なる誘電体セラミック材料で構成されていてもよい。特に内層用セラミック層20に比べて、Siを多く含有させることが好ましい。Siが多い場合、めっき液が外層を透過しにくい。焼成後の外層部28,30の厚みは、たとえば、それぞれ30μmである。
第1の内部電極22と第2の内部電極24とは、厚み方向において、内層用セラミック層20を介して対向している。この第1の内部電極22と第2の内部電極24とが、内層用セラミック層20を介して対向している部分に静電容量が形成されている。
第1の内部電極22の左側端部は、セラミック素体12の第1の端面13に引き出されて外部電極40に電気的に接続されている。第2の内部電極24の右側端部は、セラミック素体12の第2の端面14に引き出されて外部電極42に電気的に接続されている。
第1および第2の内部電極22,24は、たとえば、Ni,Cuなどからなる。第1および第2の内部電極22,24の厚みは0.3μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
サイドマージン部32,34は、たとえば、BaTiO3などの主成分からなるペロブスカイト構造を備える誘電体セラミック材料からなる。また、サイドマージン部32,34におけるMgの含有量は、Ti:100mol部に対して、0.5mol部以上5.0mol部以下である。
サイドマージン部32に含まれるMgが内層用セラミック層20に供給されることで、内部電極22の主成分であるNiと反応して、Ni,Mgを含有する化合物が形成され、図4に示すように、この化合物が、サイドマージン部32近傍で、内部電極22から内層用セラミック層20に向けて突起25として発生する。この突起25は、内部電極22の端部から約50μm内側に入った部分に発生し、突起の大きさは、0.1μmから0.2μm程度である。
また、サイドマージン部32,34におけるMgの含有量は、Ti:100mol部に対して、0.5mol部以上5.0mol部以下であると、図4に示すように、内層用セラミック層20および内部電極22の端部に、Mgが多く含まれた異層が形成される。
なお、サイドマージン部32,34の組成は、積層セラミックコンデンサ10からサイドマージン部32,34を削り取り、それをICP分析することで、確認することができる。
また、内層用セラミック層20の組成は、積層セラミックコンデンサ10からサイドマージン部32,34を除去後、内部電極22,24のみエッチングにより除去するか、あるいは、内部電極22,24と内層用セラミック層20を分離後、内層用セラミック層20を削り取り、それをICP分析することで、確認することができる。
外部電極40,42は、焼付けにより形成されるCuを含む電極層40a,42aと、その電極層40a,42aの表面に形成されるはんだ食われを防止するためにNiを含む第1のめっき層40b,42bと、第1のめっき層40b,42bの表面に形成されるSnを含む第2のめっき層40c,42cと、により構成された3重構造である。
図1の積層セラミックコンデンサ10では、内層用セラミック層20における誘電体セラミック粒子のグレインサイズが0.18μm以下であり、内層部26における内層用セラミック層20に含有されるMgの量が、Ti:100mol部に対して0mol部以上0.4mol部以下であるので、内層用セラミック層20の厚みが0.55μm以下であっても、絶縁抵抗の劣化に耐えうる高い信頼性を備えた積層セラミックコンデンサを得ることができる。
薄層化した内層用セラミック層20中において、Mgの含有量が増加すると積層セラミックコンデンサ10の信頼性が低下する理由として、以下のように考えることができる。
すなわち、上述したように、内層用セラミック層20中のMgと内部電極22,24の主成分であるNiとが反応してNi,Mgを含有する化合物が形成される。この化合物は内部電極22,24から内層用セラミック層20に向けて突起25として発生するため、発生した箇所の絶縁性を低下させる。特に、内層用セラミック層20における薄層領域、グレインサイズの大きな誘電体セラミック粒子では影響が大きくなる。
そこで、内層用セラミック層20におけるMgの含有量を従来よりも大きく削減することで、Ni,Mgを含有する化合物の発生を抑制することができ、その結果、内層用セラミック層20における絶縁性を保つことができると考えられる。
一方、突起25が、内部電極22,24から内層用セラミック層20に向けて発生することで、この突起25により、内部電極22,24近傍の内層用セラミック層20に対するはがれを抑制することができる。
また、Mgと同様にSiを内層用セラミック層より多く含有させても良い。外層と同様にめっき液の内層への侵入を防止することができる。
また、図1の積層セラミックコンデンサ10のサイドマージン部32,34におけるMgの含有量がTi:100mol部に対して、0.5mol部以上5.0mol部以下であるので、内部電極22,24の端部に異層21を形成することができ、それにより、絶縁性が確保されることから、内部電極22,24の端部において生ずる短絡が引き起こすショート不良を効果的に抑制することができる。
次に、積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。図7は、積層セラミックコンデンサの製造方法を説明するための説明図であって、(a)は、セラミックグリーンシートに導電膜を形成した状態を模式的に示した斜視図であり、(b)は、導電膜が形成されたセラミックグリーンシートを積み重ねる状態を模式的に示した斜視図である。図8は、図7に示した積層セラミックコンデンサの製造方法において製造される積層体チップの外観の一例を示す概略斜視図である。以下、詳細に説明する。
(1)誘電体原料粉末の作製
まず、主成分であるBaTiO3の出発原料として、高純度のBaCO3,TiO2の各粉末がBa:Ti=1:1で調合される。なお、本発明において、Ba:Tiは、1:1に限定するものではない。
次に、この調合粉末はボールミルで湿式混合され、均一に分散させた後、乾燥処理を施して調整粉末が得られる。次いで、得られた調整粉末は、1000℃から1200℃の温度で仮焼され、平均粒径が0.15μmである主成分粉末BaTiO3が得られる。
他方、副成分として、MgO,SiO2,Dy23,MnO2,V25,ZrO2の各粉末が準備される。次に、MgO,SiO2,Dy23,MnO2,V25,ZrO2の各粉末を、Ti:100mol部に対するMg,Si,Dy,Mn,V,Zrの含有量が、それぞれ、Mg:0mol部以上0.4mol部以下、Si:2mol部、Dy:1mol部、Mn:0.5mol部、V:0.1mol部、Zr:0.25mol部となるように秤量され、かつ前述の主成分粉末に添加されることによって、混合粉末が得られる。
次に、この混合粉末がボールミルで湿式混合されることで、均一に分散させた後、乾燥処理を施して、誘電体原料粉末が得られる。誘電体原料粉末の組成は、この誘電体原料粉末をICP分析することで、調合組成と殆ど同一であることを確認することができる。
(2)積層セラミックコンデンサの製造
続いて、得られたセラミック原料に、ポリビニルブチラール系バインダ、可塑剤および有機溶剤としてのエタノールを加え、これらをボールミルにより湿式混合し、セラミックスラリーが作製される。このセラミックスラリーは、樹脂フィルム(図示せず)上にリップ方式によりシート成形され、矩形のセラミックグリーンシート50a(50b)として複数枚、成形される。セラミックグリーンシート50a(50b)の成形は、たとえば、ダイコータ、グラビアコータ、マイクログラビアコータ等を用いて行われる。
次に、図7(a)に示すように、セラミックグリーンシート50a(50b)の表面に、Niを電気伝導体の主成分として含有する内部電極用導電性ペーストをX方向にストライプ形状にスクリーン印刷し、乾燥することにより、内部電極22(24)となる導電膜52a(52b)が形成される。印刷方法は、スクリーン印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷など各種の方法が用いられる。
続いて、図7(b)に示すように、導電膜52a,52bの印刷された複数枚のセラミックグリーンシート50a,50bが、導電膜52a,52bを印刷する方向(X方向)とは直交する方向(導電膜52a,52bの幅方向:Y方向)にずらされ、積み重ねられる。さらに、このように積層されたセラミックグリーンシート50a,50bの上面および下面に、必要に応じて、導電膜が形成されていないセラミックグリーンシートが所定枚数積み重ねられ、マザー積層体が得られる。
次に、得られたマザー積層体はプレスされる。マザー積層体をプレスする方法は、剛体プレス、静水圧プレスなどの方法が用いられる。
続いて、プレスされたマザー積層体がチップ形状にカットされ、図8に示されるような積層体チップ60が得られる。マザー積層体をカットする方法は、押切り、ダイシング、レーザなどの各種方法が用いられる。
以上の工程を経ることで、積層体チップ60の両端面である一方端面は、セラミックグリーンシート50aの導電膜52aのみが露出しており、他方端面は、セラミックグリーンシート50bの導電膜52bのみが露出されている面となる。
また、積層体チップ60の両側面には、セラミックグリーンシート50aの導電膜52aおよびセラミックグリーンシート50bの導電膜52bのそれぞれが露出している面となる。
次に、図8に示される積層体チップ60の両側面に、サイドマージン部32,34となる層を形成することで焼成前の積層体チップが得られる。積層体チップ60に対するサイドマージン部32,34となる層の形成は、サイドマージン部用のセラミックグリーンシートを貼り付けるか、もしくはサイドマージン部用のセラミックスラリーを塗布することで形成される。サイドマージン部用のセラミックグリーンシートまたはセラミックスラリーの組成は、Ti:100mol部に対するMgの含有量が0.5mol部以上5.0mol部以下になるように作製される。
次に、サイドマージン部32,34となる層が形成された積層体チップを、窒素雰囲気中にて、300℃の温度で3時間加熱し、バインダを燃焼させた後、昇温速度100℃/秒、最高温度1100℃以上1300℃以下、設備炉内雰囲気は、1ppm以上5000ppm以下、キープ時間なしの条件で焼成した後、昇温速度3℃/分、最高温度1000℃以上1100℃以下で再焼成することにより、焼結されたセラミック素体12が得られる。
そして、得られたセラミック素体12の第1の端面13および第2の端面14に、ガラスフリットを含有するCuペーストを塗布し、窒素雰囲気中において、たとえば、800℃の温度で焼き付け、所定のめっき処理が施され、第1および第2の内部電極22,24と電気的に接続された外部電極40,42が形成される。
上述のようにして、図1に示す積層セラミックコンデンサ10が製造される。
(実験例)
実験例では、以下に示す実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6の積層セラミックコンデンサの各試料が製造され、各試料の積層セラミックコンデンサに対して高温負荷試験による評価が行われた。
1.試料の作製
表1に示す実験例の各試料(実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6)が、前述の積層セラミックコンデンサの製造方法に従って作製された。
(1)誘電体原料粉末の作製
まず、主成分であるBaTiO3の出発原料として、高純度のBaCO3,TiO2の各粉末がBa:Ti=1:1で調合された。
次に、この調合粉末がボールミルで湿式混合され、均一に分散させた後、乾燥処理を施して調整粉末が得られた。次いで、得られた調整粉末が1000℃の温度で仮焼され、平均粒径が0.15μmである主成分粉末BaTiO3が得られた。
他方、副成分として、MgO,SiO2,Dy23,MnO2,V25,ZrO2の各粉末を準備した。次に、MgO,SiO2,Dy23,MnO2,V25,ZrO2の各粉末を、Ti:100mol部に対するSi,Dy,Mn,V,Zrの含有量が、それぞれ、Si:2mol部、Dy:1mol部、Mn:0.5mol部、V:0.1mol部、Zr:0.25mol部となるように秤量され、かつ前述の主成分粉末に添加することによって、混合粉末が得られた。なお、Mgの含有量について、表1には、実施例、参考例および比較例において使用した試料について、Ti:100モル部に対するMgの添加量(mol部)を示し、0mol部以上1mol部以下とした。主成分粉末に対する添加の形態は、MgOとした。
次に、この混合粉末がボールミルで湿式混合されることで、均一に分散させた後、乾燥処理を施して、誘電体原料粉末が得られた。この誘電体原料粉末をICP分析したところ、調合組成と殆ど同一であることが確認された。
(2)積層セラミックコンデンサの製造
続いて、上記セラミック原料に、ポリビニルブチラール系バインダ、可塑剤および有機溶剤としてのエタノールを加え、これらをボールミルにより湿式混合し、セラミックスラリーが作製された。次いで、このセラミックスラリーをリップ方式によりシート成形し、矩形のセラミックグリーンシートが得られた。
次に、上記セラミックグリーンシート上に、Niを電気伝導体の主成分として含有する内部電極用導電性ペーストがストライプ状にスクリーン印刷もしくはグラビア印刷され、内部電極となる導電膜が形成された。
そして、導電膜の印刷された複数枚のセラミックグリーンシートが導電膜を印刷する方向とは直交する方向(導電膜の幅方向)にずらされ、積層された。さらに、このように積層されたセラミックグリーンシートの上面および下面に、導電膜が形成されていないセラミックグリーンシートが所定枚数積み重ねられ、マザー積層体が得られた。そして、静水圧プレスもしくは剛体プレスにより圧着されマザー積層体がプレスされた。
続いて、プレスされたマザー積層体がチップ形状にカットされ、個々の内部電極となる導電膜が両端面および両側面に露出された積層体チップが得られた。
次に、積層体チップの両側面にサイドマージン部となる層を形成することで焼成前の積層体チップが得られた。積層体チップに対するサイドマージン部となる層の形成は、サイドマージン部用のセラミックグリーンシートを貼り付けることで形成された。サイドマージン部用のセラミックグリーンシートの組成は、Mgの含有量が、Ti:100mol部に対するMgの含有量が0.5mol部以上5.0mol部以下になるように作製された。
次に、サイドマージン部となる層が形成された積層体チップを、窒素雰囲気中にて、300℃の温度で3時間加熱し、バインダを燃焼させた後、昇温速度100℃/秒、最高温度1100℃以上1300℃以下、設備炉内雰囲気は、1ppm以上5000ppm以下、キープ時間なしの条件で焼成した後、昇温速度3℃/分、最高温度1000℃以上1100℃以下で再焼成することにより、焼結されたセラミック素体が得られた。
そして、得られたセラミック素体の両端面に、ガラスフリットを含有するCuペーストを塗布し、窒素雰囲気中において、800℃の温度で焼き付け、内部電極と電気的に接続された外部電極が形成され、実施例、参考例および比較例の各試料にかかる積層セラミックコンデンサが得られた。
なお、上述した製造方法で得られた積層セラミックコンデンサの外形寸法(外部電極も含む)は長さ0.6mm、幅0.3mm、厚さ0.3mmで、内層用セラミック層1層あたりの厚みは0.3μm以上1.3μm以下である。内部電極は300層積層し、内部電極の厚みは平均0.5μmであった。また、実施例、参考例および比較例の各試料の内層用セラミック層の厚みは、表1に示される。外層部の厚みは片側30μmとした。
内層用セラミック層の厚みは、以下に述べる手順により測定された。
2.内層用セラミック層の厚みの測定方法
(1)研磨
まず、実施例、参考例および比較例の各試料である積層セラミックコンデンサを垂直になるように立てて、各試料の周りを樹脂で固めた。このとき、各試料の長さ(L)方向および積層(T)方向からなる面(以下、LT面という)が露出するようにした。そして、各試料のLT面を幅(W)方向に、幅(W)が約1/2になるように研磨機により研磨し、LT断面を露出した。そして、研磨による内部電極のダレをなくすために、研磨終了後、イオンミリングにより、研磨表面を加工した。
(2)内層用セラミック層の厚みの測定
そして、図5に示すように、LT面の長さ(L)方向に1/2程度の位置において、内部電極とほぼ直交する直線を決めた。次に、試料の内部電極が積層されている領域を積層(T)方向に3等分に分割し、上部領域、中間領域、下部領域と3つの領域に分けた。そして、内部電極が欠落し、内層用セラミック層が2層間にまたがり、柱が形成されているなどにより、測定できない部分を除き、各領域の中央部付近で、前記直交する直線上の内層用セラミックス層の厚みをそれぞれ無作為に10層ずつ測定して平均値を求めた。測定に用いた試料は、実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6について、それぞれ3個に対して行った。したがって、内層用セラミック層の厚みは、実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6の各90点の平均値として算出した。また、内層用セラミック層の厚みは、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて測定した。実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6のそれぞれの厚みは、表1に示される。
また、実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6の各試料に対する内層用セラミック層における誘電体セラミック粒子のグレインサイズは、以下に述べる手順により測定された。
3.内層用セラミック層における誘電体セラミック粒子のグレインサイズの測定方法
(1)観察用試料の作製
まず、試料の長さ(L)方向の約1/2程度の深さにおける幅(W)方向および積層(T)方向からなる面(以下、WT断面という)が露出するように試料を破断した。その後、WT断面に露出した内層用セラミック層におけるグレイン間の境界(粒界)を明確にするために、上記試料が熱処理された。熱処理の温度は、グレインが成長しない温度で、かつ、粒界が明確になる温度とし、本実験例においては、1000℃で処理した。
(2)グレインサイズの測定
そして、図6に示すように、WT断面の幅(W)の長さおよび積層(T)方向それぞれ1/2程度の位置で、内層用セラミック層における誘電体セラミック粒子のグレインを走査型電子顕微鏡(SEM)により、50000倍で観察した。得られたSEM画像から無作為に300個のグレインを抽出し、画像解析により各グレインの粒界の内側部分の面積を求めて円相当直径を算出し、そのD50値を求めた。この測定は、実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6のそれぞれについて5個の試料に対して行い、各試料のD50値の平均値をグレインサイズとした。測定した結果、グレインサイズは、0.18μm以下であった。
4.高温負荷試験および評価結果
各試料の評価は、高温負荷試験により行い、絶縁抵抗の劣化測定により評価した。
実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6のそれぞれの試料に対して行った高温負荷試験は、以下の方法により行った。
まず、作製した実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6の試料について、それぞれ任意に10個ずつサンプリングした。その後、150℃、6.3Vで高温負荷試験を行い、絶縁抵抗が10KΩ以下になった時間を故障と判定した。この故障時間からMTTF(平均故障時間)を算出し、比較を行った。
表1に、実施例1〜実施例12、参考例1〜参考例23および比較例1〜比較例6の各試料に対して行った高温負荷試験の評価結果を示す。MTTFに基づく判定基準を12時間とし、表1において、MTTFが12時間以上の場合を良品と判定して「G」で示し、MTTFが12時間未満の場合を不良品と判定し「NG」で示した。
参考例1では、Mgの含有量は1mol部であり、内層用セラミック層の厚みは1.3μmであるが、MTTFは200時間であり、「G」と判定された。
また、参考例2では、Mgの含有量は1mol部であり、内層用セラミック層の厚みは1μmの場合、MTTFは85時間であり、参考例4では、Mgの含有量は1mol部であり、内層用セラミック層の厚みは1μmの場合、MTTFは92時間であるため、「G」と判定された。
同様に、参考例3では、Mgの含有量は1mol部であり、内層用セラミック層の厚みは0.8μmの場合、MTTFは40時間であり、参考例5では、Mgの含有量は1mol部であり、内層用セラミック層の厚みは0.8μmの場合、MTTFは54時間であるため、「G」と判定された。
したがって、参考例1〜参考例5は、いずれもMTTFが12時間以上であるため、「G」と判定されたが、内層用セラミック層の厚みが0.8μm以上1.3μm以下であるので、内層用セラミック層の薄層化が困難であることを示唆している。
したがって、以上の結果から、薄層化領域では、内層用セラミック層の厚みが厚い場合、MTTFは向上し、高い信頼性が得られることが示唆されるが、内層用セラミック層の厚みが厚いため所望の静電容量を得ることが難しくなる。
参考例6および参考例7では、Mgの含有量はいずれも1mol部であり、内層用セラミック層の厚みはそれぞれ0.7μmおよび0.6μmの場合、MTTFは、それぞれ31時間および12時間であるため、「G」と判定された。
また、参考例8、参考例9および参考例10では、Mgの含有量はいずれも1mol部であり、内層用セラミック層の厚みはそれぞれ1μm、0.8μmおよび0.6μmの場合、MTTFは、それぞれ98時間、72時間および25時間であるため、「G」と判定された。
一方、比較例1および比較例2では、Mgの含有量はいずれも1mol部であり、内層用セラミック層の厚みはそれぞれ0.55μmおよび0.5μmの場合、MTTFは、それぞれ4時間および2時間であるため、「NG」と判定された。
また、比較例3および比較例4では、Mgの含有量はいずれも1mol部であり、内層用セラミック層の厚みはそれぞれ0.55μmおよび0.5μmの場合、MTTFは、それぞれ5時間および2時間であるため、「NG」と判定された。
したがって、Mgの含有量が1mol部の場合、内層用セラミック層の厚みが0.55μm以下の薄層領域に対応できないことが示唆される。
参考例21、参考例22および参考例23は、Mgの含有量はいずれも0.6mol部であり、内層用セラミック層の厚みはそれぞれ1μm、0.8μmおよび0.6μmの場合、MTTFは、それぞれ87時間、77時間および14時間であるため、「G」と判定された。
一方、比較例5および比較例6では、Mgの含有量はいずれも0.6mol部であり、内層用セラミック層の厚みは0.55μmおよび0.5μmの場合、MTTFは、それぞれ8時間および4時間であるため、「NG」と判定された。
したがって、Mgの含有量が0.6mol部の場合も、内層用セラミック層の厚みが0.55μm以下の薄層領域に対応できないことが示唆される。
本発明の範囲内である、実施例1〜実施例12は、Mgの含有量が0mol部以上0.4mol部以下であり、内層用セラミック層の厚みが0.55μm以下であってもいずれの実施例に対して、MTTFが12時間以上であるため、「G」と判定された。
なお、参考例11〜参考例20は、Mgの含有量が0mol部以上0.4mol部以下であり、いずれもMTTFも12時間以上であるため、「G」と判定されたが、内層用セラミック層の厚みが0.6μm以上1μm以下である。
以上の実験例から、内層用セラミック層に含有されるMgの量が、Ti:100mol部に対して0mol部以上0.4mol部以下の場合、高い信頼性を備えた積層セラミックコンデンサを得ることができることが確認された。
ここで、薄層化した内層用セラミック層中において、Mgの含有量が増加すると積層セラミックコンデンサの信頼性が低下するメカニズムとして、以下のように考えることができる。
すなわち、内層用セラミック層中のMgと内部電極の主成分であるNiとが反応してNi,Mgを含有する化合物が形成される。この化合物は内部電極から内層用セラミック層に向けて突起が発生するため、発生した箇所の絶縁性を低下させる。特に内層用セラミック層における薄層領域、グレインサイズの大きな誘電体セラミック粒子では影響が大きくなる。
そこで、内層用セラミック層におけるMgの含有量を従来よりも大きく削減することでNi,Mgを含有する化合物の発生を抑制することができ、その結果、内層用セラミック層における絶縁性を保つことができると考えられる。
上述したメカニズムを確認するために、積層セラミックコンデンサにおけるWT断面の観察を行った。
図9(a)、(b)は積層セラミックコンデンサのWT断面を薄片加工(FIB加工)し、その断面のSIM画像であり、図9(a)は観察された断面に対するSTEM−EDXによるマッピング分析によってNiの分布を示したマッピング画像であり、図9(b)は観察された断面に対するSTEM−EDXによるマッピング分析によってMgの分布を示したマッピング画像である。なお、図9(a)および図9(b)は、参考例1の試料について行った画像であり、同一の視野における画像である。
まず、試料である積層セラミックコンデンサを垂直になるように立てて、試料の周りを樹脂で固めた。このとき、試料のWT断面が露出するようにした。そして、試料のWT面を長さ(L)方向に、長さ(L)が約1/2になるように研磨して、WT断面を露出した。次に、FIB(集束イオンビーム)(セイコーインスツルメンツ社製、型番:SMI−3050R)によってFIB加工により薄片加工され、SIM(走査型イオン顕微鏡)のための、内層用セラミック層に発生する突起状のNi,Mgを含有する化合物の観察用試料とした。観察は、5μm□の領域および15μm□の領域で行った。また、観察用試料の厚みは約100nmであった。
次に、内層用セラミック層におけるNiおよびMgの分布を確認した。
上述のように薄片加工した観察用試料は、走査透過型電子顕微鏡(scanning transmission electron microscopy;以下、「STEM」という。)とエネルギー分散型X線装置(energy dispersive x−ray spectroscopy;以下、「EDX」という。)とを使用したSTEM−EDXマッピングにより元素分析が行われ、NiおよびMgの分布を示すマッピング画像が得られた。ここで、STEM分析において、STEMは、JEM−2200FS(JEOL製)を用いた。加速電圧は200kVである。EDXは、JED−2300T(JEOL製)で60mm2口径のSDD検出器を、EDXシステムはNoran System 7を用いた。
図9(a)および図9(b)のマッピング画像から、内層用セラミック層に内部電極側から突起が発生していることを確認することができた。また、この突起は、MgとNiが同じ領域に分布していることから、Mgが含有されることに起因する化合物が形成されていることが確認できた。
なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。また、セラミック電子部品のセラミック層の厚み、層数、対向電極面積および外形寸法は、これに限定されるものではない。
10 積層セラミックコンデンサ
12 セラミック素体
13 第1の端面
14 第2の端面
15 第1の側面
16 第2の側面
17 第1の主面
18 第2の主面
20 内層用セラミック層
21 異層
22 第1の内部電極
24 第2の内部電極
25 突起
26 内層部
28、30 外層部
32、34 サイドマージン部
40、42 外部電極
40a、42a 電極層
40b、42b 第1のめっき層
40c、42c 第2のめっき層
50a、50b セラミックグリーンシート
52a、52b 導電膜
60 積層体チップ

Claims (2)

  1. 第1の端面と前記第1の端面に対向する第2の端面と、
    前記第1の端面および前記第2の端面に直交する第1の側面と第2の側面と、
    前記第1の端面および前記第1の側面に直交する第1の主面と第2の主面とで直方体状に構成され、
    複数の誘電体セラミック層と、
    前記第1の主面から前記第2の主面とをつなぐ方向に、前記誘電体セラミック層を介して層状に重なって形成された内部電極と、
    からなるセラミック素体と、
    前記セラミック素体の前記第1の端面および前記第2の端面に設けられた外部電極と、
    を含む、積層セラミックコンデンサであって、
    前記内部電極は、第1の内部電極と第2の内部電極とを備え、
    前記第1の内部電極と前記第2の内部電極は、それぞれ交互に前記第1の端面と前記第2の端面に引き出されて前記外部電極に接続し、
    前記セラミック素体において、最も主面側に配置された前記内部電極間に挟まれた領域を内層部、内層部の主面側に配置された誘電体セラミック層を外層部とし、
    前記内層部の前記誘電体セラミック層は、Ba,Tiを含有するペロブスカイト型化合物を主成分とし、
    Mgの含有量がTi:100mol部に対して0mol部以上0.4mol部以下であり、
    前記内層部の前記誘電体セラミック層の厚みは、0.55μm以下であることを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記セラミック素体を積層方向からみて前記第1の内部電極と前記第2の内部電極が存在しない領域をサイドマージン部とすると、
    前記サイドマージ部におけるMgの含有量が、Ti:100mol部に対して0.5mol部以上5.0mol部以下であることを特徴とする請求項1の積層セラミックコンデンサ。
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