JP2014523246A - 配列リストを参照するアミラーゼ変異体を含む洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アルファ−アミラーゼの変異体を含む洗浄組成物及び特に低温でそのような組成物を含む水溶液で織物等の表面を処理する方法に関する。

Description

本明細書は、コンピュータ可読形態での配列リストを含む。本コンピュータ可読形態は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、冷水表面処理プロセスにおいて、その親アミラーゼに対して改善された洗浄性能を有するアルファ−アミラーゼの変異体を含む洗浄組成物に関する。
アルファ−アミラーゼ(α−1,4−グルカン−4−グルカノヒドロラーゼ、E.C.3.2.1.1)は、デンプン並びに他の直鎖状及び分枝状1,4−グルコシドオリゴ糖及び多糖類の加水分解を触媒する酵素の一群を構成する。
最初に使用された細菌アルファ−アミラーゼのうちの1つは、広く特徴付けられたターマミルとしても既知のバチルス・リケニフォルミス由来のアルファ−アミラーゼであり、この酵素のための結晶構造が判定されていた。国際特許第95/26397号に開示のバチルス種に由来するアルファ−アミラーゼ等のアルカリ性アミラーゼは、洗剤における用途が見出されたアルファ−アミラーゼの特定の一群を形成する。これらの既知の細菌アミラーゼのうちの多くは、特定の用途におけるそれらの機能性を改善するように修正されている。
アルファ−アミラーゼの熱安定性を増加させる方法はよく研究されてきた。Suzukiら(1989)は、B.アミロリケファシエンスアルファ−アミラーゼの特定の領域がB.リケニフォルミスアルファ−アミラーゼの対応する領域と置換されたキメラアルファ−アミラーゼを開示する。キメラアルファ−アミラーゼは、熱安定性に関与する領域を特定する目的で構築された。そのような領域は、B.アミロリケファシエンスアルファ−アミラーゼのアミノ酸残基177〜186及びアミノ酸残基255〜270を含むことが分かった。Igarashiら(1998)は、AmyS型アミラーゼの熱安定性がループ(F 178〜A184)から2つのアミノ酸残基R179〜G180(AmyS番付)を欠失させることによって増加し得ることを示す。しかしながら、Shiauら(2003)は、同じループで欠失を伴うAmyS酵素が高温でのコーンスターチ加水分解に関して親酵素より低い特異的活性を有することを示し、AmySアミラーゼの主な利点の1つを否定した。
国際特許第95/26397号
環境上の理由のため、洗浄、食器洗浄、及び/又は洗浄プロセスにおいて温度を低くすることはますます重要となっている。しかしながら、アミラーゼを含む多くの酵素は、低温洗浄に通常使用される温度を上回る最適な温度を有する。アルファ−アミラーゼは洗剤組成物に用いる主要な酵素であり、その使用は洗濯洗浄又は食器洗浄中のデンプンの染みを取り除くためにますます重要となった。したがって、温度を低くしたときに、その洗浄性能、染み除去効果、及び/又は活性を保持するアルファ−アミラーゼ変異体を見つけることが重要である。しかしながら、現在の洗剤酵素組成物の効率にも関わらず、完全に除去することが困難である多くの染みがある。これらの問題は、低い(例えば冷水)洗浄温度及び短い洗浄サイクルの使用の増加により悪化する。よって、低温で機能し、同時に特異的活性(デンプン分解活性)、安定性、及び/又は洗浄性能等の他の所望の性質を維持する又は増加させることが可能なデンプン分解酵素を有することが望ましい。
よって、5〜35℃等の低温での洗浄、食器洗浄、及び/又は洗浄プロセスに使用することが可能なアルファ−アミラーゼ変異体を含む洗浄組成物を提供することが本発明の目的である。親アルファ−アミラーゼと比較して、又は配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかのアルファ−アミラーゼと比較して、低温で改善された洗浄性能を有するアルファ−アミラーゼ変異体を提供することが本発明の更なる目的である。
本発明の第1の態様は、
(a)配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む、親アルファ−アミラーゼの変異体であって、それぞれの変性が独立して、置換、欠失、又は挿入であり、変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%、又は少なくとも87%であるが、100%未満である配列同一性を有し、変異体がアルファ−アミラーゼ活性を有する、変異体と、
(b)好ましくは0.01〜99.9重量%の量の洗浄補助剤とを含む洗浄組成物を提供する。
本発明は、表面、好ましくは織物を処理する方法も提供し、(i)水及び洗浄組成物を含む水性洗浄溶液を形成する工程であって、
及び
(a)配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む、親アルファ−アミラーゼの変異体であって、それぞれの変性が独立して、置換、欠失、又は挿入であり、変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%、又は少なくとも87%であるが、100%未満である配列同一性を有し、変異体がアルファ−アミラーゼ活性を有する、変異体と、
(b)好ましくは0.01〜99.9重量%の量の洗浄補助剤とを含む、工程と、
(ii)好ましくは40℃以下の温度、より好ましくは30℃以下の温度、最も好ましくは20℃以下の温度の水性洗浄溶液で表面を処理する工程と、(iii)表面をすすぐ工程とを含む。
本発明の更なる態様によると、配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む、親アルファ−アミラーゼの変異体であって、それぞれの変性が独立して、置換、欠失、又は挿入であり、変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%、又は少なくとも87%であるが、100%未満である配列同一性を有し、変異体がアルファ−アミラーゼ活性を有する、変異体変異体と、好ましくは0.01〜99.9重量%の量の洗浄補助剤とを含む洗浄組成物が提供される。
本発明は、表面、好ましくは織物を処理する方法も提供し、
(i)水及びそのような洗浄組成物を含む水性洗浄溶液を形成する工程と、
(ii)好ましくは40℃以下の温度、より好ましくは30℃以下の温度、最も好ましくは20℃以下の温度の水性洗浄溶液で表面を処理する工程と、
(iii)表面をすすぐ工程とを含む。
本発明は、
(a)配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む、親アルファ−アミラーゼの変異体であって、それぞれの変性が独立して、置換、欠失、又は挿入であり、変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%、又は少なくとも87%であるが、100%未満である配列同一性を有し、変異体がアルファ−アミラーゼ活性を有する、変異体と、
(b)好ましくは0.01〜99.9重量%の量の洗浄補助剤とを含む洗浄組成物を提供する。
定義
アルファ−アミラーゼ活性:用語「アルファ−アミラーゼ活性」とは、デンプン並びに他の直鎖状及び分枝状1,4−グルコシドオリゴ並びに多糖類の加水分解を触媒する酵素の一群を構成するアルファ−1,4−グルカン−4−グルカノヒドロラーゼ、E.C.3.2.1.1の活性を意味する。
変異体:用語「変異体」とは、1つ以上(複数)の位置で、変性、即ち、置換、挿入、及び/又は欠失を含むアルファ−アミラーゼ活性を有するポリペプチドを意味する。置換とは、異なるアミノ酸を有する位置を占めるアミノ酸の置換を意味し、欠失とは、その位置を占めるアミノ酸の除去を意味し、挿入とは、その位置を占めるアミノ酸に隣接して1〜3個のアミノ酸を付加することを意味する。
突然変異体:用語「突然変異体」とは、変異体をコードするポリヌクレオチドを意味する。
野生型酵素:用語「野生型」アルファ−アミラーゼとは、自然界に見られる細菌、酵母菌又は糸状菌等の自然発生微生物によって発現するアルファ−アミラーゼを意味する。
親又は親アルファ−アミラーゼ:用語「親」又は「親アルファ−アミラーゼ」とは、変性が本発明の酵素変異体を生成するために作製されるアルファ−アミラーゼを意味する。親は、自然発生する(野生型)ポリペプチド又はその変異体であり得る。
単離された変異体:用語「単離された変異体」とは、人の手で修正される変異体を意味する。一態様では、変異体は、SDS−PAGEにより決定されるように、少なくとも1%純度、例えば少なくとも5%純度、少なくとも10%純度、少なくとも20%純度、少なくとも40%純度、少なくとも60%純度、少なくとも80%純度、及び少なくとも90%純度である。
実質的に純粋な変異体:用語「実質的に純粋な変異体」とは、自然に、又は組み換えにより関連する最大で10重量%、最大で8重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、最大で1重量%、及び最大で0.5重量%の他のポリペプチド材料を含有する調製物を意味する。好ましくは、変異体は、調製物中に存在する総ポリペプチド材料の少なくとも92重量%純度、例えば少なくとも94重量%純度、少なくとも95重量%純度、少なくとも96重量%純度、少なくとも97重量%純度、少なくとも98重量%純度、少なくとも99重量%、少なくとも99.5重量%純度、及び100重量%純度である。本発明の変異体は、好ましくは実質的に純粋な形態である。これは、例えば、変異体を周知の組み換え方法を用いて、又は古典的な精製法によって調製することにより達成することが可能である。
成熟したポリペプチド:用語「成熟したポリペプチド」とは、翻訳及び任意の翻訳後の修正、例えばN末端端プロセシング、C末端切断、グリコシル化、リン酸化反応等に続くその最終形態のポリペプチドを意味する。
成熟ポリペプチドコード配列:用語「成熟ポリペプチドコード配列」とは、アルファ−アミラーゼ活性を有する成熟ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを意味する。
配列同一性:2つのアミノ酸配列間、又は2つのヌクレオチド配列間の関連性は、パラメータ「配列同一性」によって表される。
本発明の目的のため、2つのアミノ酸配列間の配列同一性の程度は、EMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276〜277)、好ましくはバージョン3.0.0以降のNeedleプログラムにおいて実地されるようなNeedleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443〜453)を用いて決定される。必要に応じて用いられるパラメータは、ギャップ開始ペナルティが10、ギャップ伸長ペナルティが0.5、及びEBLOSUM62(BLOSUM62のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。「最長同一性(longest identity)」と表示されたNeedleの出力(−nobriefオプションを用いて得られる)を同一率として用い、これは以下のように計算される。
(同一残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
本発明のために、2つのデオキシリボヌクレオチド配列間の配列同一性の程度は、EMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000、上記参照)のNeedleプログラムにおいて実施されるようなNeedleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970、上記参照)、好ましくはバージョン3.0.0又はそれ以降を用いて決定される。必要に応じて用いられるパラメータは、ギャップ開始ペナルティが10、ギャップ伸長ペナルティが0.5、及びEDNAFULL(EMBOSSバージョンNCBI NUC4.4)置換マトリックスである。「最長同一性(longest identity)」と表示されたNeedleの出力(−nobriefオプションを用いて得られる)を同一率として用い、これは以下のように計算される。
(同一デオキシリボヌクレオチド×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)。
断片:用語「断片」とは、成熟ポリペプチドのアミノ及び/又はカルボキシル末端から欠失された1つ以上(複数)のアミノ酸を有するポリペプチドを意味し、断片はアルファ−アミラーゼ活性を有する。
サブ配列:用語「サブ配列」とは、成熟ポリペプチドコート配列の5’端及び/又は3’端から欠失された1つ以上(複数)のヌクレオチドを有するポリヌクレオチドを意味し、サブ配列はアルファ−アミラーゼ活性を有する断片をコードする。
対立遺伝子変異体:用語「対立遺伝子変異体」とは、同じ染色体座を占める遺伝子の2つ以上の代替形態いずれかを意味する。対立遺伝子変異は、突然変異によって自然発生し、個体群内の多形性となり得る。遺伝子の突然変異はサイレント(コード化されたポリペプチドにおいて変化しない)であり得、代替アミノ酸配列を有するポリペプチドをコードすることもできる。ポリペプチドの対立遺伝子変異体は、遺伝子の対立遺伝子変異体によってコード化されたポリペプチドである。
単離されたポリヌクレオチド:用語「単離されたポリヌクレオチド」とは、人の手で修正されたポリヌクレオチドを意味する。一態様では、単離されたポリヌクレオチドは、アガロース電気泳動で測定した場合、少なくとも1%純度、例えば少なくとも5%純度、少なくとも10%純度、少なくとも20%純度、少なくとも40%純度、少なくとも60%純度、少なくとも80%純度、少なくとも90%純度、及び少なくとも95%純度である。ポリヌクレオチドは、ゲノム、cDNA、RNA、半合成、合成起源、又はこれらの任意の組合せであってもよい。
実質的に純粋なポリヌクレオチド:用語「実質的に純粋なポリヌクレオチド」とは、他の外来性又は不必要なヌクレオチドのない、及び遺伝子組み換えされたポリペプチド生産システム内での使用に好適な形態のポリヌクレオチド調製物を意味する。よって、実質的に純粋なポリヌクレオチドは、自然に、又は組み換えにより関連する最大で10重量%、最大で8重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、最大で1重量%、及び最大で0.5重量%の他のポリヌクレオチドを含有する。しかしながら、実質的に純粋なポリヌクレオチドは、プロモーター及びターミネーター等の自然発生する5’及び3’非翻訳領域を含んでいてもよい。実質的に純粋なポリヌクレオチドは、少なくとも90重量%純度、例えば少なくとも92重量%純度、少なくとも94重量%純度、少なくとも95重量%純度、少なくとも96重量%純度、少なくとも97重量%純度、少なくとも98重量%純度、少なくとも99重量%純度、及び少なくとも99.5重量%純度であることが好ましい。本発明のポリヌクレオチドは、好ましくは実質的に純粋な形態である。
コード配列:用語「コード配列」とは、ポリヌクレオチドを意味し、ポリヌクレオチドは、そのポリペプチド生成物のアミノ酸配列を直接特定する。コード配列の境界は、一般にオープンリーディングフレームで決定され、通常、ATG開始コドン、又はGTG及びTTG等の代替開始コドンにより開始し、TAA、TAG,及びTGA等の終止コドンで終了する。コード配列は、DNA、cDNA、又は組換えポリヌクレオチドであり得る。
cDNA:用語「cDNA」とは、真核細胞から得た成熟なスプライスされたmRNA分子からの逆転写により調製が可能であるDNA分子を意味する。cDNAは、対応するゲノムDNAに存在し得るイントロン配列に欠く。初期の一次RNA転写物は、成熟なスプライスされたmRNAとして現れる前に、スプライシングを含む一連の工程を通してプロセスされるmRNAの前駆体である。
核酸構築物:用語「核酸構築物」とは、自然発生する遺伝子から単離される、又はさもなければ自然に存在しないであろう様式で、若しくは合成である核酸のセグメントを含有するように修正される1本鎖又は2本鎖のいずれかの核酸分子を意味する。用語核酸構築物は、核酸構築物が本発明のコード配列の発現に必要な制御配列を含有するとき、用語「発現カセット」と同義語である。
制御配列:用語「制御配列」とは、本発明の変異体をコードするポリヌクレオチドの発現に必要な全ての構成要素を意味する。それぞれの制御配列は、変異体をコードするポリヌクレオチド固有であるか又はそれとは無関係であるか、あるいは互いに固有であるか又は互いに無関係である。そのような制御配列は、リーダー、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモーター、シグナルペプチド配列、及び転写ターミネーターを含むが、これらに限定されない。最少でも、制御配列は、プロモーター並びに転写及び翻訳停止シグナルを含む。制御配列は、変異体をコードするポリヌクレオチドのコード領域を伴う制御配列のライゲーションを促進する特定の制限部位を導入する目的のためのリンカーが提供され得る。
作動可能に連結される:用語「作動可能に連結される」は、制御配列がコード配列の発現を指示するように、ポリヌクレオチドのコード配列に対して適切な位置に制御配列を配置する構成を意味する。
発現:用語「発現」は、これらに限定されないが、転写、転写後修正、翻訳、翻訳後修正、及び分泌を含む変異体の生成に関与するいずれの工程を含む。
発現ベクター:用語「発現ベクター」とは、変異体をコードするポリヌクレオチドを含み、その発現に提供される追加のヌクレオチドに作動可能に連結される直鎖状又は環状DNA分子を意味する。
宿主細胞:用語「宿主細胞」とは、本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物又は発現ベクターを伴う形質転換、形質移入、形質導入等を受けやすい任意の細胞型を意味する。用語「宿主細胞」は、複製中に生じる突然変異により、親細胞と同一ではない親細胞のいずれの後代を包含する。
デンプン除去プロセス:句「デンプン除去プロセス」とは、デンプンが織物から除去される洗浄プロセス、例えば洗濯等の織物洗浄等においてデンプンが除去(又は変換される)任意の種類のプロセスに関する。デンプン除去プロセスはまた、食器洗浄等の硬表面洗浄であり得るか、又は工業洗浄若しく業務洗浄等の一般的な洗浄プロセスであり得る。句は、他のデンプン除去プロセス又はデンプン変換、エタノール製造、デンプン液化、織物脱糊、紙及びパルプ製造、ビール製造、並びに一般的な洗剤も含む。
改善された性質:用語「改善された性質」とは、親と比較して改善された変異体と関連する特性を意味する。そのような改善された性質は、熱活性、熱安定性、pH活性、pH安定性、基材/補助因子特異性、改善された表面性質、生成物特異性、前処理されたバイオマスの存在下での安定性又は可溶性の増加、保管条件下での改善された安定性、及び化学安定性を含むが、これらに限定されない。
洗浄性能:本明細書において、用語「洗浄性能」は、例えば洗濯又は食器洗浄等の硬表面洗浄中に洗浄されるべき物体上に存在するデンプン又はデンプンを含有する染みを除去する酵素の能力として使用される。洗浄性能は、AMSAの説明又は以下の方法の項のビーカー洗浄性能試験において定義される、いわゆる強度値(Int)を計算することにより定量化され得る。
改善された洗浄性能:用語「改善された洗浄性能」は、本明細書において、例えば染み除去の増加により、親アミラーゼの洗浄性能に対して、又は前記変異体の同一のアミノ酸配列を有するが、特定の位置の1つ以上で欠失を有するアルファ−アミラーゼに対して、又は配列番号4に示されるアミノ酸配列を有するアルファ−アミラーゼの活性に対してアミラーゼ変異体の洗浄性能の変性を示す変異体酵素として定義される。用語「洗浄性能」は、一般的な洗浄、例えば食器洗浄のような硬表面洗浄だけでなく、洗濯等の織物に対する洗浄性能、並びに工業洗浄及び業務洗浄も含む。
低温:「低温」は、5〜35℃、好ましくは5〜30℃、より好ましくは5〜25℃、より好ましくは5〜20℃、最も好ましくは5〜15℃、及び特に5〜10℃の温度である。好ましい実施形態では、「低温」は、10〜35℃、好ましくは10〜30℃、より好ましくは10〜25℃、最も好ましくは10〜20℃、及び特に10〜15℃の温度である。
変異体指定の取り決め
本発明の目的のため、配列番号1に開示される成熟ポリペプチドは、別のアルファ−アミラーゼの対応するアミノ酸残基を決定するために使用される。別のアルファ−アミラーゼのアミノ酸配列は、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6に開示される成熟ポリペプチドとアライメントされ、アライメントに基づき、配列番号1に開示される成熟ポリペプチドのいずれかのアミノ酸残基に対応するアミノ酸位置番号が、EMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276〜277)、好ましくはバージョン3.0.0以降のNeedleプログラムにおいて実施されるようなNeedleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443〜453)を用いて決定される。
別のアルファ−アミラーゼの対応するアミノ酸残基の特定は、「ClustalW」(Larkin et al.,2007,Bioinformatics 23:2947〜2948)を用いて、複数のポリペプチド配列のアライメントにより確認することができる。
他の酵素が、従来の配列に基づく比較がその関係を検出することができないように(Lindahl and Elofsson,2000,J.Mol.Biol.295:613〜615)、配列番号2、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、又は配列番号6の成熟ポリペプチドより分化したとき、他のペアワイズ配列比較アルゴリズムが使用され得る。配列に基づく検索におけるより高い感度は、データベースを検索するためにポリペプチドファミリー(プロファイル)の確率的表現を利用する検索プログラムを用いて達成することができる。例えば、PSI−BLASTプログラムは反復データベース検索プロセスを通してプロファイルを生成し、離れたホモログを検出することができる(Atschul et al.,1997,Nucleic Acids Res.25:3389〜3402)。更により高い感度は、ポリペプチドのファミリー又はスーパーファミリーがタンパク質構造データベースに1つ以上の代表を有する場合、達成することができる。GenTHREADER(Jones,1999,J.Mol.Biol.287:797〜815;McGuffin and Jones,2003,Bioinformatics 19:874〜881)等のプログラムは、問い合わせ配列の構造的折り畳み構造を予測する神経回路網への入力として、様々な供給源(PSI−BLAST、二次構造予測、構造的アライメントプロファイル、及び溶媒和の潜在力)からの情報を利用する。同様に、Gough et al.,2000,J.Mol.Biol.313:903〜919の方法は、未知の構造の配列をSCOPデータベースに存在するスーパーファミリーモデルとアライメントするために使用され得る。これらのアライメントは、同時に、ペプチドの相同性モデルを生成するために使用され得、そのようなモデルは、その目的のために開発された様々なツールを使用して正確度に関して評価され得る。
既知の構造のタンパク質に関して、いくつかのツール及び情報資源が構造的アライメントの検索及び生成に利用可能である。例えば、タンパク質のSCOPスーバーファミリーは、構造的にアライメントされており、これらのアライメントはアクセス可能であり、ダウンロードすることができる。距離アライメントマトリックス(Holm and Sander,1998,Proteins 33:88〜96)又は組み合わせ伸長(Shindyalov and Bourne,1998,Protein Engineering 11:739〜747)等の様々なアルゴリズムを使用して、2つ以上のタンパク質構造をアライメントすることができ、可能な構造的ホモログを発見するために、これらのアルゴリズムを実施することにより、関心の構造について構造データベースに問い合わせるように更に利用することができる(例えば、Holm and Park,2000,Bioinformatics 16:566〜567)。
本発明のアルファ−アミラーゼ変異体を説明する際、参照のそれぞれを簡略化するために、以下に記載の命名法を適応する。認められたIUPACの一文字又は三文字アミノ酸略記を採用する。
置換アミノ酸置換に関し、次の命名法、即ち、原形アミノ酸、位置、置換アミノ酸が使用される。したがって、位置226におけるスレオニンとアラニンの置換は「Thr226Ala」又は「T226A」と表わされる。複数の突然変異は、マーク(「+」)を付加することによって区切られ、例えば、「Gly205Arg+Ser411Phe」又は「G205R+S411F」は、位置205及び411で、それぞれ、グリシン(G)をアルギニン(R)と、セリン(S)をフェニルアラニン(F)と置換することを表す。
欠失アミノ酸欠失に関し、次の命名法、即ち、原形アミノ酸、位置が使用される。したがって、位置195でのグリシンの欠失は、「Gly195」又は「G195」と示される。複数の欠失は、マーク(「+」)を付加することによって区切られ、例えば、「Gly195+Ser411」又は「G195+S411」となる。
挿入アミノ酸挿入に関し、次の命名法、即ち、原形アミノ酸、位置、原形アミノ酸、挿入アミノ酸が使用される。したがって、位置195でのグリシンに続くリジンの挿入は、「Gly195GlyLys」又は「G195GK」と示される。複数のアミノ酸の挿入は、[原形アミノ酸、位置、原形アミノ酸、挿入アミノ酸#1、挿入アミノ酸#2等]と示される。例えば、位置195でのグリシンに続くリジン及びアラニンの挿入は、「Gly195GlyLysAla」又は「G195GKA」と示される。
そのような場合、挿入アミノ酸残基(複数可)は、挿入アミノ酸残基(複数可)の前にアミノ酸残基の位置番号に小文字を付加することによって番付される。上記の例では、よって配列は次のようになる。
Figure 2014523246
複数の変性複数の変性を含む変異体は、マーク(「+」)を付加することによって区切られ、例えば、「Arg170Tyr+Gly195Glu」又は「R170Y+G195E」は、位置170及び195で、それぞれ、チロシン及びグルタミンをアルギニン及びグリシンと置換することを表す。
異なる置換異なる置換が位置で導入することができる場合、異なる置換は、カンマによって区切られ、例えば、「Arg170Tyr,Glu」は、位置170でアルギニンをチロシン又はグルタミン酸と置換することを表す。よって、「Tyr167Gly,Ala+Arg170Gly,Ala」は次の変異体、即ち、
「Tyr167Gly+Arg170Gly」、「Tyr167Gly+Arg170Ala」、「Tyr167Ala+Arg170Gly」、及び「Tyr167Ala+Arg170Ala」を示す。
親アルファ−アミラーゼ
親アルファ−アミラーゼは、配列番号1の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
態様において、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号1の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号1の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号1のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号1の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号1の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号2の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号2の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号2の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号2のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号2の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号2の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号3の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号3の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号3の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号3のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号3の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号3の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号4の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号4の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号4の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号4のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号4の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号4の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号5の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号5の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号5の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号5のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号5の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号5の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号6の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号6の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号6の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号6のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号6の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号6の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号7の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号7の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号7の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号7のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号7の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号7の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号8の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号8の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号8の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号8のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号8の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号8の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号9の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号9の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号9の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号9のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号9の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号9の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号10の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号10の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号10の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号10のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号10の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号10の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号11の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号11の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号11の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号11のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号11の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号11の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親アルファ−アミラーゼは、配列番号12の成熟ポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
別の態様では、親は、アルファ−アミラーゼ活性を有する、配列番号12の成熟ポリペプチドに対して少なくとも80%、例えば少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%の配列同一性を有する。一態様では、親のアミノ酸配列は、配列番号12の成熟ポリペプチドと10個以下のアミノ酸、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸、及び1個のアミノ酸によって異なる。
親は、好ましくは、配列番号12のアミノ酸配列を含むか、又はそれからなる。別の態様では、親は、配列番号12の成熟ポリペプチドを含むか、又はそれからなる。
別の実施形態では、親は、配列番号12の成熟ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
異なる属又は種の株から、当該技術分野に周知の方法によって、親をコードするDNAを特定及びクローン化するために、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12のアミノ酸配列、又はその断片を、核酸プローブの設計に使用することが可能である。特に、かかるプローブは、所望の属又は種のゲノム又はcDNAをハイブリダイズするために使用可能であり、その中の対応する遺伝子を同定及び単離するために、続いて通常のサザンブロット法の手順が行なわれる。そのようなプローブは全配列より大幅に短くてよいが、少なくとも14、例えば少なくとも25、少なくとも35、又は少なくとも70ヌクレオチドの長さでなければならない。好ましくは、核酸プローブは、少なくとも100ヌクレオチドの長さ、例えば少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも400ヌクレオチド、少なくとも500ヌクレオチド、少なくとも600ヌクレオチド、少なくとも700ヌクレオチド、少なくとも800ヌクレオチド、又は少なくとも900ヌクレオチドの長さである。DNAとRNAの両方を使用することができる。プローブは、対応する遺伝子(例えば、32P、H、35S、ビオチン、又はアビジンを有する)を検出するために、通常標識化される。かかるプローブは本発明に包含される。
そのような他の生物から得られたゲノムDNA又はcDNAライブラリーは、上記のプローブでハイブリダイズする、及び親をコードするDNAについてスクリーニングされ得る。そのような他の生物からのゲノム又は他のDNAは、アガロース又はポリアクリルアミド電気泳動、あるいはその他の分離技術によって分離され得る。ライブラリーからのDNA又は分離したDNAは、サザンブロットで使用されるニトロセルロース又は他の好適な担体物質に移され、固定され得る。
本発明の目的のため、ハイブリダイゼーションは、ポリヌクレオチドが、ストリンジェンシーが低い条件下から非常に高い条件下で、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、又はそれらのサブ配列をコードするポリヌクレオチドに対応する標識化されたヌクレオチドプローブとハイブリダイズすることを示す。プローブがハイブリダイズする分子は、例えば、X線フィルム又は当該技術分野において既知であるその他の検出手段を用いて検出され得る。
一態様では、核酸プローブは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、又はそれらの断片のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドである。
長さが少なくとも100ヌクレオチドの長いプローブでは、ストリンジェンシーが非常に低い条件から非常に高い条件は、5X SSPE、0.3% SDS、200マイクログラム/mLの断片化変性サケ精子DNA、及び厳密性が非常に低い場合と低い場合には25%のホルムアミド、ストリンジェンシーが中度である場合と中の上である場合には35%のホルムアミド、ストリンジェンシーが高い場合と非常に高い場合には50%のホルムアミド中、42℃でプレハイブリダイゼーション及びハイブリダイゼーションを行った後に、標準的なサザンブロッティング手順を12〜24時間、最適に行うものとして定義する。最後に、担体物質を、45℃(非常に低いストリンジェンシー)、50℃(低いストリンジェンシー)、55℃(中程度のストリンジェンシー)、60℃(中程度−高いストリンジェンシー)、65℃(高いストリンジェンシー)、又は70℃(非常に高いストリンジェンシー)で、2X SSC、0.2% SDSを用いて、それぞれ15分間3回洗浄する。
長さが約15ヌクレオチド〜約70ヌクレオチドの短いプローブでは、ストリンジェンシー条件は、0.9MのNaCl、0.09Mのトリス−HCl pH 7.6、6mMのEDTA、0.5%のNP−40、1Xデンハルト液、1mMのピロリン酸ナトリウム、1mMの第1リン酸ナトリウム、0.1mMのATP、及び1ml当たり0.2mgの酵母RNA中、Bolton and McCarthy(1962,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 48:1390)を用いて、計算されたTよりも約5℃〜10℃低い温度でプレハイブリダイゼーション及びハイブリダイゼーションを行った後に、標準的なサザンブロッティング手順を12〜24時間、最適に行うものとして定義する。担体物質を、6X SCC+0.1% SDS中で15分間一度洗浄し、計算されたTよりも5℃〜10℃低い温度で6X SSCを用いてそれぞれ15分間2回洗浄した。
親は、あらゆる属の微生物から得ることができる。本発明の目的のため、所与の供給源に関連して本明細書で使用されるとき、用語「〜から得る」は、ポリヌクレオチドによってコードされる親が、供給源からのポリヌクレオチドが挿入された供給源又は細胞によって生成されることを意味するものとする。一態様において、親は細胞外に分泌される。
親は細菌性アルファ−アミラーゼであり得る。例えば、親は、バチルス(Bacillus)、クロストリジウム(Clostridium)、エンテロコッカス(Enterococcus)、ゲオバチルス(Geobacillus)、乳酸菌(Lactobacillus)、ラクトコッカス(Lactococcus)、オーシャノバチルス(Oceanobacillus)、ブドウ球菌(Staphylococcus)、連鎖球菌(Streptococcus)、若しくはストレプトミセス(Streptomyces)のアルファ−アミラーゼ等のグラム陽性バクテリアポリペプチド、又はカンピロバクター菌(Campylobacter)、大腸菌(E. coli)、フラボバクテリウム(Flavobacterium)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、ヘリコバクター(Helicobacter)、イリオバクター(Ilyobacter)、ナイセリア(Neisseria)、シュードモナス(Pseudomonas)、サルモネラ菌(Salmonella)、又はウレアプラズマ(Ureaplasma)のアルファ−アミラーゼ等のグラム陰性バクテリアポリペプチドであり得る。
一態様では、親は、バチルス・アルカノフィラス(Bacillus alkalophilus)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・ブレビス(Bacillus brevis)、バチルス・サーキュランス(Bacillus circulans)、バチルス・クラウシイ(Bacillus clausii)、バシラス・コアギュランス(Bacillus coagulans)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・ロータス(Bacillus lautus)、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、バチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)、又はバチルス・スリンジェンシス(Bacillus thuringiensis)のアルファ−アミラーゼである。
別の態様では、親は、連鎖球菌エクイシミリス(Streptococcus equisimilis)、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)、連鎖球菌ウベリス(Streptococcus uberis)、又は連鎖球菌・エクイ亜種ズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp. Zooepidemicus)のアルファ−アミラーゼである。
別の態様では、親は、ストレプトミセス・アクロモゲネス(Streptomyces achromogenes)、ストレプトミセス・アベルミティリス(Streptomyces avermitilis)、ストレプトミセス・ケリカラー(Streptomyces coelicolor)、ストレプトミセス・グリセウス(Streptomyces griseus)、又はストレプトミセス・リビダンス(Streptomyces lividans)のアルファ−アミラーゼである。
親は真菌アルファ−アミラーゼであり得る。例えば、親は、カンジタ、クリベロマイセス、ピキア、サッカロミセス、シゾサッカロミセス、又はヤロウイアアルファ−アミラーゼ等の酵母のアルファ−アミラーゼであり得る。例えば、親は、アクレモニウム(Acremonium)、アガリクス(Agaricus)、アルテルナリア(Alternaria)、アスペルギルス(Aspergillus)、アウレオバシジウム(Aureobasidium)、ボトリオスペリア(Botryospaeria)、セリポリオプシス(Ceriporiopsis)、ケトミジウム(Chaetomidium)、クリソスポリウム(Chrysosporium)、クラビセプス(Claviceps)、コクリオボルス(Cochliobolus)、コプリノプシス(Coprinopsis)、コプトテルメス(Coptotermes)、コリナスカス(Corynascus)、クリホネクトリア(Cryphonectria)、クリプトコッカス(Cryptococcus)、ディプロジア(Diplodia)、エキシジア(Exidia)、フィリバシジウム(Filibasidium)、フザリウム(Fusarium)、ジベレラ(Gibberella)、ホロマスチゴトイデス(Holomastigotoides)、フミコーラ(Humicola)、イルペックス(Irpex)、レンチヌラ(Lentinula)、レプトスペリア(Leptospaeria)、マグナポルテ(Magnaporthe)、メラノカルプス(Melanocarpus)、メリピルス(Meripilus)、ムコール(Mucor)、ミセリフトラ(Myceliophthora)、ネオカリマスティクス(Neocallimastix)、ノイロスポラ(Neurospora)、ペシロミセス(Paecilomyces)、ペニシリウム(Penicillium)、フェネロケテ(Phanerochaete)、ピロミセス(Piromyces)、ポイトラシア(Poitrasia)、シュードプレクタニア(Pseudoplectania)、シュードトリコニムファ(Pseudotrichonympha)、リゾムコール(Rhizomucor)、シゾフィルム(Schizophyllum)、シタリジウム(Scytalidium)、タラロミセス(Talaromyces)、サーモアスクス(Thermoascus)、チエラビア(Thielavia)、トリポクラジウム(Tolypocladium)、トリコデルマ(Trichoderma)、トリコフェア(Trichophaea)、ベルチシリウム(Verticillium)、ボルバリエラ(Volvariella)、又はキシラリア(Xylaria)アルファ−アミラーゼ等の糸状菌真菌のアルファ−アミラーゼであり得る。
別の態様では、親は、サッカロミセス・カールスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロミセス・セレビッシェ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ジアスタチクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロミセス・ダグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロミセス・クルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サッカロミセス・ノルベンシス(Saccharomyces norbensis)、又はサッカロミセス・オビホルミス(Saccharomyces oviformis)のアルファ−アミラーゼである。
別の態様では、親は、アクレモニウム・セルロリチクス(Acremonium cellulolyticus)、アスペルギルス・アクレアタス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フェチヅス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニカス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニーヅランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、麹菌(Aspergillus oryzae)、クリソスポリウム・イノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウム・ケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウム・ルクノウェンセ(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウム・メルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウム・パニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウム・クイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウム・トロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウム・ゾナツム(Chrysosporium zonatum)、フザリウム・バクトリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クルークウェレンセ(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンジ(Fusarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロセウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サンブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベエナツム(Fusarium venenatum)、フミコーラ・グリセア(Humicola grisea)、フミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)、フミコーラ・ランギノーサ(Humicola lanuginosa)、イルペックス・ラクテウス(Irpex lacteus)、ムコール・ミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリフトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ノイロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウム・フニクロスム(Penicillium funiculosum)、ペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケテ・クリソスポルツム(Phanerochaete chrysosporium)、チエラビア・アクロマチカ(Thielavia achromatica)、チエラビア・アルボミセス(Thielavia albomyces)、チエラビア・アルボピロサ(Thielavia albopilosa)、チエラビア・アウストラレインシス(Thielavia australeinsis)、チエラビア・フィメティ(Thielavia fimeti)、チエラビア・ミクロスポラ(Thielavia microspora)、チエラビア・オビスポラ(Thielavia ovispora)、チエラビア・ペルビアナ(Thielavia peruviana)、チエラビア・セトーサ(Thielavia setosa)、チエラビア・スペデドニウム(Thielavia spededonium)、チエラビア・スブテルモフィラ(Thielavia subthermophila)、チエラビア・テレストリス(Thielavia terrestris)、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・リーセイ(Trichoderma reesei)、又はトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)のアルファ−アミラーゼである。
別の態様では、親は、バチルス属のアルファ−アミラーゼ、例えば、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、又は配列番号6のアルファ−アミラーゼである。
上述の種に関して、本発明は、既知の属名に関わらず、完全状態及び不完全状態の両方、並びに他の分類上の等価物、例えばアナモルフを包含することを理解する。当業者は適切な等価物の同一性を容易に認識するだろう。
これらの種の株は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(ATCC)、ドイツ微生物細胞培養コレクション(Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH)(DSM)、オランダ微生物株保存センター(Centraalbureau Voor Schimmelcultures)(CBS)、及び農業リサーチサービス特許培養コレクション、北方圏リサーチセンター(Agricultural Research Service Patent Culture Collection, Northern Regional Research Center)(NRRL)等のいくつかの培養コレクションにおいて公共に容易にアクセス可能である。
親は、自然界(例えば、土壌、堆肥、水等)から単離された微生物、又は上述のプローブを用いて自然材料(例えば、土壌、堆肥、水等)から直接得たDNAサンプルを含む他の供給源から特定され、得ることができる。自然環境から直接微生物及びDNAを単離するための技術は、当該技術分野において周知である。次いで、親をコードするポリヌクレオチドは、同様に、別の微生物若しくは混合DNAサンプルのゲノム又はcDNAライブラリーをスクリーニングすることにより導くことができる。親をコードするポリヌクレオチドが一旦プローブ(複数可)で検出されると、ポリヌクレオチドは、当業者に既知である技術を利用することによって単離又はクローン化され得る(例えば、Sambrook et al.,1989、上記を参照)。
親は、1つのポリペプチドの一部が別のポリペプチドの一部のN末端又はC末端で縮合するハイブリッドのポリペプチドであり得る。
親は、1つのポリペプチドが別のポリペプチドのN末端又はC末端で縮合する縮合ポリペプチド又は切断可能な縮合ポリペプチドでもあり得る。縮合ポリペプチドは、1つのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを別のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドと縮合することによって生成される。縮合ポリペプチドを生成するための技術は、当該技術分野において既知であり、それらがフレーム内にあり、縮合ポリペプチドの発現か同じプロモーター(複数可)及びターミネーターの制御下にあるように、ポリペプチドをコードするコード配列をライゲートする工程を含む。融合タンパク質も、縮合が翻訳後に作製されるインテイン技術を用いて構築され得る(Cooper et al.,1993,EMBO J.12:2575〜2583、Dawson et al.,1994,Science 266:776〜779)。
縮合ポリペプチドは、2つのポリペプチド間に切断部位を更に含むことができる。融合タンパク質の分泌時に、部位は2つのポリペプチドを解放することにより切断される。切断部位の例としては、Martin et al.,2003,J.Ind.Microbiol.Biotechnol.3:568〜576、Svetina et al.,2000,J.Biotechnol.76:245〜251、Rasmussen−Wilson et al.,1997,Appl.Environ.Microbiol.63:3488〜3493、Ward et al.,1995,Biotechnology 13:498〜503、及びContreras et al.,1991,Biotechnology 9:378〜381、Eaton et al.,1986,Biochemistry 25:505〜512、Collins−Racie et al.,1995,Biotechnology 13:982〜987、Carter et al.,1989,Proteins:Structure,Function,and Genetics 6:240〜248、並びにStevens,2003,Drug Discovery World 4:35〜48に開示される部位が挙げられるが、これらに限定されない。
変異体の調製
アルファ−アミラーゼ活性を有する変異体を得るための方法は、(a)任意の配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、又は配列番号12の成熟ポリペプチドの位置195、206、243に対応する位置での1つ以上の変性に加え、親アルファ−アミラーゼの中に、位置140、181、189、134、260、262、284、304、347、439、469、476、及び477に対応する2つ以上(複数)の位置で変性を導入する工程であって、番付は配列番号1に従い、変異体はアルファ−アミラーゼ活性を有する工程と、(b)変異体を回収する工程とを含み得る。
一態様では、アルファ−アミラーゼ活性を有する本発明に有用な変異体を得るための方法は、(a)任意に、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、又は配列番号12の成熟ポリペプチドの位置195、206、243に対応する位置での1つ以上の変性に加え、親アルファ−アミラーゼの中に、W140、R181、W189、D134、E260、F262、W284、G304、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置で変性を導入する工程であって、番付は配列番号1に従い、変異体はアルファ−アミラーゼ活性を有する工程と、(b)変異体を回収する工程とを含み得る。
一実施形態では、導入された変性は置換である。
更に別の実施形態では、アルファ−アミラーゼ活性を有する変異体を得るための方法は、(a)親アルファ−アミラーゼの中に、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、又は配列番号12の成熟ポリペプチドのG304RKEQ、W140YF、W189EGT、D134E、E260ADCQLMFPSWVGHIKNRTY、F262GP、W284DHFYR、W347HFY、W439RG、G476EQRK、G477EQKMRに対応する2つ以上(複数)の位置での置換を導入する工程であって、番付は配列番号1に従い、変異体はアルファ−アミラーゼ活性を有する工程と、(b)変異体を回収する工程とを含み得る。
好ましい実施形態では、導入された置換は、G304R、W140YF、W189EGT、D134E、E260GHIKNRTY、W284DFR、W439RG、G476EK、G477EKMRの2つ以上である。より好ましい実施形態では、導入された置換は、G304R、W140YF、E260GHIKNPRTY、及びG476EQRKである。更により好ましい実施形態では、アルファ−アミラーゼ活性を有する変異体を得るための方法は、(a)アルファ−アミラーゼの中に、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、又は配列番号12のいずれかのG304R、W140Y、E260G、及びG476Kの置換を導入する工程であって、番付は配列番号1に従い、変異体はアルファ−アミラーゼ活性を有する工程と、(b)変異体を回収する工程とを含む。
変異体は、部位特異的な突然変異誘発、合成遺伝子構築、半合成遺伝値構築、ランダム変異導入法、シャッフル等の当該技術分野において既知のいずれの突然変異誘発手順を用いて調製することができる。
部位特異的な突然変異誘発は、親をコードするポリヌクレオチドの1つ以上の規定部位において1つ以上(複数)の突然変異が作られる技術である。
部位特異的な突然変異誘発は、所望の突然変異を含むオリゴヌクレオチドプライマーの使用を伴うPCRによって、生体外で達成され得る。部位特異的な突然変異誘発はまた、親をコードするポリヌクレオチドを含むプラスミドの部位の制限酵素による切断、及びそれに続く、ポリヌクレオチド中の突然変異を含有するオリゴヌクレオチドのライゲーションを伴うカセット式突然変異誘発によって、生体外で実施され得る。通常、このプラスミド及びオリゴヌクレオチドで消化する制限酵素は同じであり、プラスミドの付着末端及び互いをライゲートするためのインサートを可能にする。例えば、Scherer and Davis,1979,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 76:4949〜4955、及びBarton et al.,1990,Nucleic Acids Res.18:7349〜4966を参照。
部位特異的な突然変異誘発は、当該技術分野において既知の方法によって生体内でも達成され得る。例えば、米国特許出願公開第2004/0171154号、Storici et al.,2001,Nature Biotechnol.19:773〜776、Kren et al.,1998,Nat.Med.4:285〜290、及びCalissano and Macino,1996,Fungal Genet.Newslett.43:15〜16を参照。
本発明では、任意の部位特異的な突然変異誘発手段を用いることができる。変異体を調製するために使用することができる多くの市販のキットが入手可能である。
合成遺伝子構築は、関心のポリペプチドをコードする設計されたポリヌクレオチド分子の生体外合成を必要とする。遺伝子合成は、Tian et.al.,(2004,Nature 432:1050〜1054)に記載される多重マイクロチップに基づく技術及び同様の技術等の、多くの技術を利用して実施することができ、オリゴヌクレオチドは、フォトプログラム可能なマイクロ流体チップ上で合成され、かつ組み立てられる。
単一又は多重アミノ酸置換、欠失、及び/又は挿入は、突然変異誘発、組み換え、及び/又はシャッフルの既知の方法、その後の、Reidhaar−Olson and Sauer,1988,Science 241:53〜57、Bowie and Sauer,1989,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2152〜2156、国際公開第WO 95/17413号、又は同第WO 95/22625号に開示されているもののような関連スクリーニング手順を用いて実施及び試験することがでる。使用可能なその他の方法には、エラープローンPCR、ファージ提示法(例えば、Lowman et al.,1991,Biochemistry 30:10832〜10837、米国特許第5,223,409号、WO 92/06204)、及び領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al.,1986,Gene 46:145;Ner et al.,1988,DNA 7:127)が挙げられる。
突然変異誘発/シャッフル方法は、宿主細胞によって発現されるクローン化された、突然変異誘発されたポリペプチドの活性を検出するための高処理自動スクリーニング方法と組み合わせることができる(Ness et al.,1999,Nature Biotechnology 17:893〜896)。活性ポリペプチドをコードする突然変異したDNA分子を宿主細胞から回収して当該技術分野で標準の方法を用いて迅速に配列決定することが可能である。これらの方法により、ポリペプチド中の個々のアミノ酸残基の重要性を迅速に決定することが可能である。
半合成遺伝子構築は、合成遺伝子構築、及び/若しくは部位特異的な突然変異誘発、並びに/又はランダム変異導入法、及び/あるいはシャッフルの側面を組合せることによって達成される。半合成構築は、PCR技術と組み合わされた、合成されるポリヌクレオチドの断片を利用するプロセスに代表される。こうして、遺伝子の規定領域を新たに合成することができる一方で、その他の領域は、部位特異的な突然変異誘発プライマーを用いて増幅されることができ、また、更に他の領域には、エラープローンPCR又は非エラープローンPCR増幅を施すことができる。よって、ポリヌクレオチドサブ配列はシャッフルされ得る。
変異体
本発明に有用な親アルファ−アミラーゼの変異体は、配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置で変性を含み、それぞれの変性は、独立して、置換、挿入、又は欠失(好ましくは置換)であり、変異体はアルファ−アミラーゼ活性を有する。これによって、親アルファ−アミラーゼと比較して、又は配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のアルファ−アミラーゼと比較して、低温での改善された洗浄性能を有する変異体が提供される。
実施形態では、変異体は、親アルファ−アミラーゼのアミノ酸配列に対して、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、又は少なくとも99%であるが、100%未満である配列同一性を有する。
本発明に有用な変異体は、配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含み、それぞれの変性が独立して、置換、欠失、又は挿入であり、変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%であるが、100%未満である配列同一性を有し、変異体がアルファ−アミラーゼ活性を有する、単離されたアルファ−アミラーゼの変異体である。
別の実施形態では、変異体は、配列番号1の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号2の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号3の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号4の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号5の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号6の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号7の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号8の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号9の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号10の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号11の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%であるが、100%未満である配列相同性を有する。
別の実施形態では、変異体は、配列番号12の成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、例えば少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、及び少なくとも99%あるが、100%未満である配列相同性を有する。
一態様では、本発明の変異体の変性の数は、1〜20、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の変性等の、1〜10及び1〜5である。
一態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477のいずれかに対応する2つの位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477のいずれかに対応する3つの位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477のいずれかに対応する4つの位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477のいずれかに対応する5つの位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477のいずれかに対応する6つの位置での変性を含む。別の態様では、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応するそれぞれの位置での変性を含む。その位置は配列番号1の位置に対応する。変性は置換であることが好ましい。
一実施形態では、変異体は、G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477からなる群から選択される2つ、3つ、又は4つの位置での置換を含み、任意に、位置N195、V206、及びY243に対応する群から選択される1つ、2つ、又は3つの位置でも置換を含む。
好ましい実施形態では、変異体は、G304、W140、E260、及びG476からなる群から選択される2つ、3つ、又は4つの位置での置換を含む。
本発明の一態様では、変異体は、G304RKEQ、W140YF、W189EGT、D134E、E260ADCQLMFPSWVGHIKNRTY、F262GP、W284DHFYR、W347HFY、W439RG、G476EQRK、G477EQKMRからなる群から選択される2つ以上(複数)の置換を含む。
本発明による変異体は、G304R、W140YF、E260GHIKNPRTY、及びG476EQRKからなる群から選択される2つ、3つ、又は4つの位置での置換を含むことが好ましい。より好ましい実施形態では、2つ、3つ、又は4つの位置での置換は、G304R、W140Y、E260G、及びG476Kからなる群から選択される。
一実施形態では、変異体は、T51IL、S52Q、N54K、G109A、E194D、N195F、V206Y、Y243F、G109A、G273DV、G337N、K72R、R181H、S303G、及びY100Iからなる群から選択される1つ以上の置換を更に含む。好ましい実施形態では、1つ以上の更なる置換は、N195F、V206Y、及びY243Fからなる群から選択される。好ましくは、変異体は、これらの置換のうちの2つ又は3つを含む。これにより、親アルファ−アミラーゼと比較して、又は配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のアルファ−アミラーゼと比較して、低温での改善された洗浄性能並びにCa2+欠乏に対する改善された安定性を有する変異体が提供される。
別の態様では、本発明に有用な変異体は、D134E、E260G、E260H、E260I、E260K、E260N、E260R、E260T、G109A、G273D、G273V、G337N、G476E、G477E、G477M、G477R、K72R、R181H、S303G、W140F、W140Y、W189E、W189G、W189T、W284D、及びY100Iからなる群から選択される、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、又は配列番号12の成熟ポリペプチドの2つ以上(複数)の置換を含む。
変異体は、1つ以上(複数)の他の位置で変性を更に含み得る。例えば、変異体は、位置N195F+V206Y+Y243F及び/又はG182+D183若しくはD183+G184に対応する位置で変性を含み得る。
別の態様では、本発明は、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D134E+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284Dからなる群から選択される、配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置での置換を含む変異体に関する。
別の態様では、本発明は、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D134E+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284Dからなる群から選択される、配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置での置換からなる変異体に関する。
更に別の態様では、好適な変異体は、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D183+G184+D134E+G476E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
D183+G184+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
D183+G184+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
D183+G184+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284Dからなる群から選択される、配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置で変性を含む。
別の態様では、好適な変異体は、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D183+G184+D134E+G476E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
D183+G184+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
D183+G184+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
D183+G184+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
D183+G184+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284Dからなる群から選択される配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置での変性からなる。
親中の必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発又はアラニン−系統的突然変異誘発(Cunningham and Wells,1989,Science 244:1081〜1085)等の当該技術分野において既知の手段によって特定され得る。後者の技術では、単一のアラニン突然変異は分子中の全ての残基で導入され、得られる突然変異体は、分子の活性に不可欠であるアミノ酸残基を特定するために、アルファ−アミラーゼ活性について試験される。Hilton et al.,1996,J.Biol.Chem.271:4699〜4708も参照。アルファ−アミラーゼ又はその他の生物相互作用の活性部位は、推定接触部位のアミノ酸の突然変異と併せて、核磁気共鳴、結晶学、電子線回折、又は光親和性標識などの技術によって決定されるように、構造の物理分析によっても決定することが可能である。例えば、de Vos et al.,1992,Science 255:306〜312、Smith et al.,1992,J.Mol.Biol.224:899〜904、Wlodaver et al.,1992,FEBS Lett.309:59〜64も参照。必須アミノ酸の同一性は、親に関連するポリペプチドとの同一性の分析から推測することも可能である。
組成物
本発明は、本発明の変異体を含む組成物にも関する。好ましくは、組成物はそのような変異体に濃縮される。用語「濃縮」とは、組成物のアルファ−アミラーゼ活性が増加して、例えば濃縮係数が1.1になることを意味する。
組成物は、変異体を主要酵素成分、例えば、1成分組成物として含むことができる。あるいは、組成物は、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エステラーゼ、α−ガラクトシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、β−グルコシダーゼ、ハロペルオキシダーゼ、インバーターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペプチドグルタミナーゼ、ペロキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、又はキシラナーゼ、などの複数の酵素活性を含むことができる。更なる酵素(複数可)を、例えば次の微生物によって生産することができる:アスペルギルス(genus Aspergillus)属に属する微生物、例えばアスペルギルス・アキュリタス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フェチヅス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・ジャポニカス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニーヅランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、若しくは麹菌(Aspergillus oryzae)、フザリウム属、例えばフザリウム・バクトリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クルークウェレンセ(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusariumgraminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンジ(Fusarium negundi)、フザリウム・
オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レチクラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロセウム(Fusarium roseum)、フザリウム・サンブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロセウム(Fusarium toruloseum)、フザリウム・トリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、若しくはフザリウム・ベエナツム(Fusarium venenatum)、フミコーラ(Humicola)属、例えばフミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)、若しくはフミコーラ・ランギノーサ(Humicola lanuginosa)、又はトリコデルマ(Trichoderma)属、例えばトリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・リーセイ(Trichoderma reesei)、若しくはトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)。
組成物は、当該技術分野において既知の方法に従って調製することが可能であり、液体又は乾燥組成物の形状であってもよい。例えば、組成物は顆粒又は微小顆粒の形態であり得る。変異体は、当該技術分野において既知の方法により安定化される。
洗浄組成物
本発明は、好ましくは、消費者用又は業務用のエアケア、カーケア、食器洗浄、布地柔軟剤(軟化剤を含む)、洗濯洗浄力、洗濯及びリンス剤及び/又はケア、塗装面洗浄及び/又はトリートメント、並びに他の洗浄のための特許請求される組成物に関する方法及び/又はその使用のための製品に関する。本発明による、上述のアルファ−アミラーゼ変異体は、典型的には、固形、液体、ゲル、及び/又は単位用量の洗浄組成物、例えば、洗濯洗剤組成物又は食器洗浄洗剤組成物中の構成要素であり得る。液体洗濯洗剤組成物が特に好ましい。
そのような洗浄組成物は、洗浄/洗剤補助剤、好ましくは構成要素の混合物を含む。典型的には、洗浄補助剤は、0.001〜99.9重量%、より典型的には、0.01〜80重量%の洗浄補助剤の量で構成要素の混合物中に存在する。好適な洗浄補助剤は、界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白触媒、着色剤、漂白ブースター、キレート剤、染料移行剤、沈着補助剤、分散剤、追加の酵素、及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性剤、過酸化水素、過酸化水素源、蛍光剤、光活性剤、蛍光剤、布地色相剤、布地柔軟剤、予備形成過酸、ポリマー分散剤、粘土質土壌除去/再付着防止剤、充填塩、ハイドロトロープ、光沢剤、石鹸泡抑制剤、構造伸縮剤、布地軟化剤、加水分解性界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、収縮防止剤、殺菌剤、防カビ剤、変色防止剤、防食剤、アルカリ度源、可溶化剤、キャリア、加工助剤、色素、染料、香料並びにpH調整剤、カプセル剤、ポリマーを含む。例えば、これらは、イミン漂白ブースター等の漂白成分;過炭酸塩及び/又は過ホウ酸塩等の過酸化水素源、特に炭酸塩及び/又は硫酸塩等の材料でコーティングされた過炭酸塩、ケイ酸塩、ホウケイ酸塩、及びこれらの任意の混合物;カプセル形態の予備過酸を含む予備過酸;遷移金属触媒;シリコーンベースの石鹸泡抑制剤及び/又は脂肪酸ベースの石鹸泡抑制剤等の石鹸泡抑制剤又は抑制剤系;粘土、シリコーン及び/又は四級アンモニウム化合物等の布地柔軟剤;ポリエチレンオキシド等の凝集剤;ポリビニルピロリドン、ポリ4−ビニルピリジンN−オキシド、並びに/又はビニルピロリドン及びビニルイミダゾールのコポリマー等の染料移行阻害剤;イミダゾール及びエピクロルヒドリンの縮合によって産生されるオリゴマー等の布地統合成分;エトキシ化ポリアミン及びエトキシ化エチレンイミンポリマー等の土壌分散剤及び土壌再付着防止補助剤;ポリエステル等の再付着防止成分;マレイン酸ポリマー等のカルボン酸ポリマー又はマレイン酸及びアクリル酸のコポリマー;香料マイクロカプセル、デンプンカプセル型調和剤、スプレー式香料等の香料;石鹸リング;美的粒子;染料;硫酸ナトリウム等の充填材(組成物が充填材を実質的に含まないことが好ましいが);1.6R及び2.0Rケイ酸ナトリウムを含むケイ酸ナトリウム等のケイ酸塩、又はメタケイ酸ナトリウム;ジカルボン酸及びジオールのコポリエステル;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエトキシセルロース、又は他のアルキル若しくはアルキルアルコキシセルロース等のセルロースポリマー;1,2プロパンジオール、モノエタノールアミン等の溶媒;ジエチレングリコール、エタノール、及びこれらの任意の混合物;クメンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、及びこれらの任意の混合物等のヒドロトロープ;クエン酸等の有機酸;並びにこれらの任意の組み合わせを含み得る。
別の好ましい態様では組成物は、非イオン性を含む半極性及び/又はアニオン性及び/又はカチオン性及び/又は両性イオン性及び/又は両性及び/又は半極性非イオン性及び/又はこれらの混合物であり得る1つ以上の界面活性剤を含む。界面活性剤は、典型的には、0.1重量%〜60重量%又は0.5〜50重量%又は1〜40重量%の組成物のレベルで存在する。
それに含まれるとき、洗浄組成物は、通常、線状アルキルベンゼンスルホネート、アルファ−オレフィンスルホネート、アルキルサルフェート(高級アルコール硫酸エステル塩)、アルコールエトキシサルフェート、二級アルカンスルホネート、アルファ−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル若しくはアルケニルコハク酸、又は石鹸等の約1%〜約40%のアニオン性界面活性剤を含有する。
それに含まれるとき、洗浄剤は、通常、アルコールエトキシレート、ノニル−フェノールエトキシレート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミン−オキシド、エトキシ化脂肪酸モノエタノールアミン、脂肪酸モノエタノールアミン、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、又はグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(「グルカミド」)等の約0.2%〜約40%の非イオン性界面活性剤を含有する。
洗浄組成物は、プロテアーゼ、リパーゼ、ペルオキシダーゼ、別のデンプン分解酵素、例えば、別のアルファ−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、マルトース生成アミラーゼ、シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ及び/若しくはセルラーゼ、マンナナーゼ(Novozymes,DenmarkのMANNAWAY(商標)等)、ペクチナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、クチナーゼ、並びに/又はラッカーゼ等の1つ以上の他の酵素を含み得る。
概して、選択された(1つ又は複数の)酵素の性質は、選択された洗剤と適合すべきであり(すなわち、pH最適条件、他の酵素及び非酵素成分との適合性等)、(1つ又は複数の)酵素は、有効量で存在すべきである。
プロテアーゼ:好適なプロテアーゼとして、サブチリシン(EC 3.4.21.62)等の中性又はアルカリ性の微生物セリンプロテアーゼを含むメタロプロテアーゼ及び/又はセリンプロテアーゼが挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物由来のものが挙げられる。一態様では、そのような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものとすることができる。好適なプロテアーゼとしては、前述の好適なプロテアーゼの化学修正又は遺伝子組み換えの突然変異体が挙げられる。一態様では、好適なプロテアーゼは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又は/及びトリプシン型プロテアーゼなどのセリンプロテアーゼであり得る。好適な中性又はアルカリ性プロテアーゼの例としては、以下のものが挙げられる:
(a)米国特許第6,312,936(B1)号、同第5,679,630号、同第4,760,025号、同第7,262,042号及び国際公開第09/021867号に記載のバチルス・レンタス、B.アルカロフィルス(B. alkalophilus)、枯草菌、B.アミロリケファシエンス、バチルス・プミルス及びバチルス・ギブソニィなどのバチルスから誘導されたものなどのサブチリシン(EC 3.4.21.62)。
(b)トリプシン(例えばブタ又はウシ由来)などのトリプシン型又はキモトリプシン型プロテアーゼ(PCT国際公開特許WO 89/06270号に記述されているフサリウムプロテアーゼ、及び同WO 05/052161号及び同WO 05/052146に記述されているCellumonasに由来するキモトリプシンプロテアーゼを含む)。
(c)メタロプロテアーゼ(国際公開第07/044993(A2)号に記述されているBacillus amyloliquefaciensから誘導されたものを含む)。
好ましいプロテアーゼとしては、Bacillus gibsonii又はBacillus Lentusから誘導されるものが挙げられる。
好適な市販のプロテアーゼ酵素としては:Novozymes A/S(Denmark)より、Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)及びEsperase(登録商標)の商品名で販売されているもの、Genencor Internationalより、Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)及びPurafect OXP(登録商標)の商品名で販売されているもの、Solvay Enzymesより、Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)の商品名で販売されているもの、Henkel/Kemiraより入手可能なもの、すなわちBLAP(以下の変異S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有する、米国特許第5,352,604号の図29で示される配列、以降BLAPとして参照する)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)及びBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、並びに花王のKAP(変異A230V+S256G+S259Nを有するBacillus alkalophilusのサブチリシン)が挙げられる。更なる好適なプロテアーゼは、国際公開第WO2011/03623号、同第WO2011/140316号、同第WO2011/140364号、及び同第WO2012/05778号に記載されている。
リパーゼ:好適なリパーゼとしては、細菌由来又は真菌由来のものが挙げられる。化学修正された変異体又は改質されたタンパク質変異体が含まれる。有用なリパーゼの例としては、例えば、欧州特許第258 068号及び同第305 216号に記載されているH.ラヌギノーサ(T.ラノギノサス)、又は国際公開特許第96/13580号に記載されているH.イソレンスから得られるフミコーラ(同義語は、サーモミセス)、例えばP.アルカリゲネス又はP.シュードアルカリゲネス(欧州特許第218 272号)、P.セパシア(欧州特許331 376号)、P.スタツェリ(英国特許第1,372,034号)、P.フルオレッセンス、シュードモナスsp.菌株SD 705(国際公開特許第95/06720号、及び同第96/27002号)、P.ウィスコンシネシス(国際公開特許第96/12012号)から得られるシュードモナスリパーゼ、例えばB.subtilis(Dartois et al.,(1993),Biochemica et Biophysica Acta,1131,253〜360)、B.ステアサーモフィラス(日本特許第64/744992号)又はB.プミルス(国際公開特許第91/16422号)から得られるバチルスリパーゼ、などから得られるリパーゼが挙げられる。
リパーゼは、米国特許第6,939,702B1号、及び同第2009/0217464号に記載されるものなどの「第1サイクルのリパーゼ」であってもよい。一態様では、リパーゼは第1洗浄用リパーゼであり、好ましくはT231R及びN233R変異を含む、子嚢菌(Thermomyces lanuginosus)由来の野生型リパーゼの変異体である。野生型配列は、Swiss−protの受け入れ番号Swiss−Prot O59952の、(子嚢菌(好温性糸状菌(Humicola lanuginosa))由来の)269個のアミノ酸(アミノ酸23〜291)である。好ましいリパーゼは、商標名Lipex(登録商標)、Lipolex(登録商標)、及びLipoclean(登録商標)で販売されているものを含むであろう。
セルラーゼ:好適なセルラーゼとしては、細菌由来又は真菌由来のものが挙げられる。化学修正された変異体又は改質されたタンパク質変異体が含まれる。好適なセルラーゼとしては、バチルス属(genera Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas)属、フミコーラ(Humicola)属、フザリウム(Fusarium)属、チエラビア(Thielavia)属、アクレモニウム(Acremonium)属由来のセルラーゼ、例えば、米国特許第4,435,307号、同第5,648,263号、同第5,691,178号、同第5,776,757号、国際公開第WO09/148983号、米国特許第7,141,403B2号、及び国際公開第WO 89/09259号に開示されているフミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリフトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、及びフザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)から生成される真菌セルラーゼが挙げられる。
一態様では、好ましい酵素は、エンド−β−1,4−グルカナーゼ活性(E.C.3.2.1.4)を呈する微生物由来のエンドグルカナーゼを含み、好ましくは、
(a)米国特許第7,141,403B2号の配列番号2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、94%、97%、及び更には99%の同一性の配列を有するバチルス(Bacillus)属のメンバーに内因性の細菌ポリペプチドと、
(b)キシログルカンと非晶質セルロース基質の両方に対して酵素活性を有するグリコシル加水分解酵素であって、GHファミリー5、12、44又は74から選択される、グリコシル加水分解酵素と、
(c)国際公開第WO09/148983号の配列番号3のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、94%、97%、及び更には99%の同一性の配列を有するブリコシル加水分解酵素と、
(d)それらの混合物を含む群から選択される。
好適なエンドグルカナーゼは、商品名Celluclean(登録商標)及びWhitezyme(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))で販売されている。
他の市販のセルラーゼとしては、CELLUZYME(登録商標)及びCAREZYME(登録商標)(Novozymes A/S)、CLAZINASE(登録商標)、及びPURADAX HA(登録商標)(Genencor International Inc.)、及びKAC−500(B)(登録商標)(Kao Corporation)が挙げられる。
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ:好適なペルオキシダーゼ/オキシダーゼには、植物、細菌又は真菌由来のものが含まれる。化学修正された変異体又は改質されたタンパク質変異体が含まれる。有用なペルオキシダーゼの例は、コプリナス(Coprinus)属のペルオキシダーゼ、例えば、国際公開特許第93/24618号、同第95/10602号、及び同第98/15257号に記載のようなC.サイネレウス(cinereus)及びその変異型のペルオキシダーゼである。
市販のペルオキシダーゼとしては、GUARDZYME(登録商標)(Novozymes A/S)が挙げられる。
他の酵素:他の好ましい酵素には、商標名Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)で販売されているペクチン酸リアーゼ、及び商標名Mannaway(登録商標)(以上全てNovozymes A/S、Bagsvaerd、Denmark)、及びPurabrite(登録商標)(Genencor International Inc.,Palo Alto,California)で販売されているマンナナーゼが含まれる。
洗剤酵素(複数可)は、1つ以上の酵素を含有する別個の添加物を添加することによって、又はこれらの酵素の全てを含む混合添加物を添加することによって、洗剤組成物に包含され得る。本発明の洗剤添加物、すなわち、別個の添加物又は混合添加物は、例えば、粒状、液体、スラリー等に製剤化され得る。好ましい洗剤添加物製剤は、粒状、具体的には、非ダスティング粒状、液体、具体的には、安定化された液体、又はスラリーである。
非ダスティング粒状は、例えば、米国特許第4,106,991号及び同第4,661,452号に開示されるように産生され得、当該技術分野において既知の方法で、任意でコーティングされ得る。ワックスコーティング材の例として、1000〜20000の平均分子量を有するポリ(エチレンオキシド)産物(ポリエチレングリコール、PEG);16〜50個のエチレンオキシド単位を有するエトキシ化ノニル−フェノール;アルコールが12〜20個の炭素原子を含有し、15〜80個のエチレンオキシド単位が存在する、エトキシ化脂肪アルコール;脂肪アルコール;脂肪酸;並びに脂肪酸のモノ−及びジ−及びトリグリセリドがある。流動床技法による適用に好適なフィルム形成コーティング材の例は、英国特許第1483591号に定められている。液体酵素の調製は、例えば、実証されている方法に従って、プロピレングリコール、糖又は糖アルコール、乳酸又はホウ酸などのポリオールを加えることにより安定化させることができる。被保護酵素は、欧州特許第238,216号に開示の方法に従って調製され得る。
組成物は、布地色相剤(色合い剤、青味剤、又は白化剤と称される場合もある)を含み得る。典型的には、色相剤は布地に青又は紫の色合いを提供する。色相剤は、色相の具体的な色合いを作り出すために、及び/又は異なる布地の種類に色合いを付けるために、単独又は組み合わせのいずれかで使用することができる。これは、例えば、赤と緑−青の染料とを混合して、青又は紫の色合いを生じさせることにより、提供され得る。色相剤は、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンを含む)、アジン、含金アゾを含むアゾ(例えばモノアゾ、ジアゾ、トリアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン及びベンゾジフラノン、カロチノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ及びニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、リアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、並びにそれらの混合物を含むがこれらに限定されない、染料の任意に既知の化学クラスから選択され得る。
好適な布地色相剤は、染料、染料−粘土共役体、及び有機及び無機の色素を含む。適切な染料としては、小分子染料及びポリマー染料が挙げられる。好適な小分子染料は、例えば青、紫、赤、緑、又は黒に分類される、ダイレクト、ベーシック、リアクティブ若しくは加水分解リアクティブ、溶剤若しくは分散染料のカラーインデックス(C.I.)分類に入る染料からなる群から選択される小分子染料を含み、単独又は組み合わせのいずれかで所望の色合いを提供する。別の態様では、好適な小分子染料としては、カラーインデックス(染色業者及びカラーリスト協会(Society of Dyers and Colourists,Bradford,UK))番号が、ダイレクトバイオレット染料9、35、48、51、66、及び99等、ダイレクトブルー染料1、71、80、及び279等、アシッドレッド染料17、73、52、88、及び150等、アシッドバイオレット染料15、17、24、43、49、及び50等、アシッドブルー染料15、17、25、29、40、45、75、80、83、90、及び113等、アシッドブラック染料1等、ベーシックバイオレット染料1、3、4、10、及び35等、ベーシックブルー染料3、16、22、47、66、75、及び159等、欧州特許第EP1794275号若しくは同第EP1794276号に記載されるもの等の分散又は溶剤染料、あるいは米国特許第7,208,459 B2号に開示される染料、並びにそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。別の態様では、適切な小分子染料としては、カラーインデックス番号が、アシッドバイオレット17、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113又はこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
好適なポリマー染料としては、共有結合(共役とも称される場合がある)色素原(染料−ポリマー共役体)を含有するポリマー、例えばポリマーの主鎖の中に共重合された色素原を有するポリマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。ポリマー染料は、国際公開第WO2011/98355号、同第WO2011/47987号、米国特許第US2012/090102号、国際公開第WO2010/145887号、同第WO2006/055787号、及び同第WO2010/142503号に記載されるものを含む。
別の態様では、適切なポリマー染料としては、Liquitint(登録商標)(Milliken、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ)の名称で市販されている布地直接着色剤、及び少なくとも1つの反応染料と、ヒドロキシル部分、1級アミン部分、2級アミン部分、チオール部分、及びこれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーから形成されている染料−ポリマー共役体が挙げられる。また別の態様では、好適なポリマー染料としては、Liquitint(登録商標)バイオレットCT、C.I.と共役するCMC等のリアクティブブルー、リアクティブバイオレット、又はリアクティブレッドの染料に共有結合するカルボキシメチルセルロース(CMC)からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。CMCが共役されているものとしては、メガザイム(Megazyme)(アイルランド、ウイックロー)からAZO−CM−セルロースの商品名、商品コードS−ACMCで市販されているC.I.リアクティブブルー19、アルコキシル化トリフェニール−メタン重合着色料、アルコキシル化チオフェン重合着色料、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。
好ましい色相染料として、国際公開第WO 08/87497A1号、同第WO2011/011799号、及び同第WO2012/054835号に含まれる白化剤が挙げられる。本発明に使用するための好ましい色相剤は、国際公開第WO2011/011799号の表5の実施例1〜42から選択されるものを含む、これらの参考文献に開示される好ましい染料であってよい。他の好ましい染料は、米国特許第8138222号に開示される。
適切な染料粘土共役体には、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料とスメクタイト粘土を含む群から選択される染料粘土共役体、及びこれらの混合物が挙げられる。別の態様では、好適な染料粘土共役体としては、以下のC.I.からなる群から選択される1つのカチオン性/塩基性染料からなる群から選択される染料粘土共役体が挙げられる。ベーシックイエロー1〜108、C.I.ベーシックオレンジ1〜69、C.I.ベーシックレッド1〜118、C.I.ベーシックバイオレット1〜51、C.I.ベーシックブルー1〜164、C.I.ベーシックグリーン1〜14、C.I.ベーシックブラウン1〜23、CIベーシックブラック1〜11、及びモンモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土、サポナイト粘土、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される粘土。また別の態様では、好適な染料粘土共役体として、モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2共役体、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、ヘクトライトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2共役体、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、サポナイトC.I.ベーシックブラック2共役体及びこれらの混合物からなる群から選択される染料粘土共役体が挙げられる。
適切な顔料としては、フラバントロン、インダントロン、1〜4個の塩素原子を有する塩素化インダントロン、ピラントロン、ジクロロピラントロン、モノブロモジクロロピラントロン、ジブロモジクロロピラントロン、テトラブロモピラントロン、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド(イミド基は置換されていないか、あるいは、C1〜C3−アルキル又はフェニル若しくは複素環式ラジカルで置換されていてもよく、このフェニル及び複素環式ラジカルは更に、水溶性を付与しない置換基を有していてもよい)、アントラピリミジンカルボン酸アミド、ビオラントロン、イソビオラントロン、ジオキサジン顔料、銅フタロシアニン(1分子当たり2個以下の塩素原子を有していてもよい)、ポリクロロ−銅フタロシアニン、又はポリブロモクロロ−銅フタロシアニン(1分子当たり14個以下の臭素原子を有する)、及びこれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。
別の態様では、好適な顔料として、ウルトラマリンブルー(C.I.顔料ブルー29)、ウルトラマリンバイオレット(C.I.顔料バイオレット15)及びそれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。ビルダー−洗浄組成物は、ゼオライトA、ゼオライトMAP(最大アルミニウムP型)等のゼオライトであり得る炭酸塩、重炭酸塩又はケイ酸塩に基づくビルダー等のビルダーを更に含有し得る。洗濯に使用可能なゼオライトは、好ましくは、式Na12(AlO12(SiO12・27HOを有し、粒径は、通常、ゼオライトAにおいて1〜10μm、及びゼオライトMAPにおいて0.7〜2umである。他のビルダーは、メタケイ酸ナトリウム(NaSiO・nHO又はNaSi・nHO)強アルカリ性であり、好ましくは、食器洗浄において使用される。好ましい実施形態では、洗剤ビルダーの量は、5%超、10%超、20%超、30%超、40%超、又は50%超であり得、また80%未満、65%未満であり得る。食器洗浄洗剤において、ビルダーのレベルは、典型的には、40〜65%、特に50〜65%、又は更には75〜90%である。
カプセル剤−組成物はカプセル剤を含み得る。一態様では、カプセル剤は、コア、内面及び外面を有するシェルを含み、前記シェルは、前記コアをカプセル化する。
このカプセルの一態様では、このコアは、香料、増白剤、染料、防虫剤、シリコーン、ワックス、香味料、ビタミン、布地用柔軟剤、スキンケア剤、一態様ではパラフィン、酵素、抗菌剤、漂白剤、感覚剤、及びこれらの混合物なる群から選択された材料を含むことができ、並びにこのシェルはポリエチレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリイソプレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、アミノ樹脂、一態様では、アミノ樹脂は、ポリウレア、ポリウレタン、及び/又はポリウレアウレエタン(一態様では、ポリウレアにはポリオキシメチレンウレアを含み得る)、及び/又はメラミンホルムアルデヒドを含み得る、ポリオレフィン、多糖、一態様では、多糖にはアルギネート及び/又はキトサンを含み得る、ゼラチン、セラック、エポキシ樹脂、ビニルポリマー、水溶性無機物、シリコーン、及びこれらの混合物からなる群から選択された材料を含むことができる。
このカプセルの一態様では、このコアは香料を含んでよい。そのようなカプセル剤は香料マイクロカプセルである。
このカプセルの一態様では、このシェルはメラミンホルムアルデヒド、及び/又は架橋したメラミンホルムアルデヒドを含んでよい。
一態様では、コア材料及びシェルを含むことができ、このシェルがこのコア材料を少なくとも部分的に取り囲む、好適なカプセルが開示される。このカプセルの少なくとも75%、85%、又は更には90%は、約0.2MPa〜約10MPa、約0.4MPa〜約5MPa、約0.6MPa〜約3.5MPa、又は更には約0.7MPa〜約3MPaの破壊強度、並びに0%〜約30%、0%〜約20%、又は更には0%〜約5%の有益剤漏出率を有し得る。
一態様では、このカプセルの少なくとも75%、85%、又は更には90%は、約1マイクロメートル〜約80マイクロメートル、約5マイクロメートル〜60マイクロメートル、約10マイクロメートル〜約50マイクロメートル、又は更には約15マイクロメートル〜約40マイクロメートルの粒径を有し得る。
一態様では、少なくとも75%、85%、又は更には90%の前記カプセル剤は、約30nm〜約250nm、約80nm〜約180nm又は更には約100nm〜約160nmの粒子壁厚を有し得る。
一態様では、このカプセルのコア材料は、香料原料、並びに/又は任意にヒマシ油(caster oil)、ココナッツ油、綿実油、ブドウ油、菜種、大豆油、コーン油、パーム油、亜麻仁油、ベニバナ油、オリーブ油、ピーナッツ油、ココナッツ油、パーム核油、ヒマシ油(castor oil)、レモン油及びそれらの混合物などの、純粋植物油又はブレンドされた植物油などの植物油、植物油のエステル、ジブチルアジパート、ジブチルフタレート、ブチルベンジルアジパート、ベンジルオクチルアジパート、トリクレシルホスフェート、トリオクチルホスフェート及びそれらの混合物などのエステル、約80℃を超える沸点を有するそれらの直鎖若しくは分枝鎖炭化水素を含む、直鎖若しくは分枝鎖炭化水素、部分水素化テルフェニル、ジアルキルフタレート、モノイソプロピルビフェニルを含むアルキルビフェニル、ジプロピルナフタレンを含むアルキル化ナフタレン、ケロシンを含む石油スピリット、鉱油及びそれらの混合物、ベンゼン、トルエン及びそれらの混合物を含む芳香族溶媒、シリコーン油、並びにそれらの混合物からなる群から選択される材料を含んでもよい。
一態様では、このカプセルの壁材料は、アルデヒドとアミンの反応生成物などの好適な樹脂を含んでもよく、好適なアルデヒドとしてはホルムアルデヒドが挙げられる。好適なアミンとしては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、及びこれらの混合物が挙げられる。好適なメラミンとしては、メチロールメラミン、メチル化メチロールメラミン、イミノメラミン及びこれらの混合物が挙げられる。好適な尿素としては、ジメチロール尿素、メチル化ジメチロール尿素、尿素−レゾルシノール、及びこれらの混合物が挙げられる。
一態様では、好適なホルムアルデヒドスカベンジャーは、封入体(例えばカプセルスラリー)と共に採用することができ、及び/又は、封入体をこのような消費者製品に加える前に、加えるときに、加えた後に選択することができる。
好適なカプセル剤は、米国特許第2008/0305982(A1)号、及び/又は同第2009/0247449(A1)号の教示に従うことにより、製造することができる。あるいは、好適なカプセル剤は、Appleton Papers Inc.(Appleton,Wisconsin USA)から購入することもできる。
加えて、前述のカプセル剤を製造するための材料は、Solutia Inc.(St Louis,Missouri U.S.A.)、Cytec Industries(West Paterson,New Jersey U.S.A.)、sigma−Aldrich(St.Louis,Missouri U.S.A.)、CP Kelco Corp.(San Diego,California,USA)、BASF AG(Ludwigshafen,Germany)、Rhodia Corp.(Cranbury,New Jersey,USA)、Hercules Corp.(Wilmington,Delaware,USA)、Agrium Inc.(Calgary,Alberta,Canada)、ISP(New Jersey U.S.A.)、Akzo Nobel(Chicago,IL,USA)、Stroever Shellac Bremen(Bremen,Germany)、Dow Chemical Company(Midland,MI,USA)、Bayer AG(Leverkusen,Germany)、Sigma−Aldrich Corp.(St.Louis,Missouri,USA)から入手することができる。
一態様では、組成物は、(a)カルシウム塩、マグネシウム塩及びこれらの混合物からなる群から選択される無機塩、(b)オリゴ糖、多糖類及びこれらの混合物からなる群から選択される炭水化物、(c)フェニルボロン酸及びその誘導体からなる群から選択される質量効率的可逆プロテアーゼ阻害剤、並びに(d)これらの混合物からなる群から選択される酵素安定剤を含み得る。
別の実施形態では、組成物は、(1)ホウ素含有化合物等の可逆プロテアーゼ阻害剤、(2)1−2プロパンジオール、(3)ギ酸カルシウム及び/又はギ酸ナトリウム、並びに(4)その任意の組み合わせを含む。
一態様では、組成物は、ジグリセリド及びトリグリセリド、エチレングリコールジステアレート、微結晶セルロース、セルロースベースの材料、マイクロファイバーセルロース、バイオポリマー、キサンタンガム、ジェランガム、並びにこれらの混合物からなる群から選択される構造剤を含み得る。
ポリマー
消費者製品は1つ以上のポリマーを含み得る。例には、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリアクリル酸塩等のポリカルボン酸塩、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、及びメタクリル酸ラウリル/アクリル酸コポリマー、並びに両親媒性ポリマーがある。
両親媒性の洗浄用ポリマー
好ましくは、両親媒性の洗浄用ポリマーは、以下の一般構造式:ビス((CO)(CO)n)(CH)−N−C2x−N−(CH)−ビス((CO)(CO)n)を有する化合物、又はこれらのサルフェート化若しくはスルホネート化変異体であり、式中、n=20〜30であり、かつx=3〜8である。
本発明の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、布地及び表面からグリース粒子を除去するように、親水性と疎水性との特性が釣り合っている任意のアルコキシル化ポリマーを示す。本発明の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの具体的な実施形態は、コア構造と、そのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基と、を含む。これらは、好ましくは内側ポリエチレンオキシドブロック及び外側ポリプロピレンオキシドブロックを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを含み得る。
コア構造は、式(I)、(II)、(III)及び(IV):
Figure 2014523246
の反復単位を縮合形態で含むポリアルキレンイミン構造(式中、#は、各場合において、窒素原子と式(I)、(II)、(III)又は(IV)の2つの隣接する反復単位のA基の遊離結合部位との間の結合の半分を示し、は、各場合において、アルコキシレート基のうちの1つに対する結合の半分を示し、Aは、直鎖又は分枝鎖のC〜C−アルキレンから独立して選択され、ポリアルキレンイミン構造は、式(I)の1反復単位、式(II)のx反復単位、式(III)のy反復単位及び式(IV)のy+1反復単位からなり、x及びyは、各場合において、0〜約150の範囲の値を有し、ポリアルキレンイミンコア構造の平均重量平均分子量Mwは、約60〜約10,000g/molの範囲の値である)を含んでもよい。
あるいは、コア構造は、式(I.a)及び/又は(I.b)のN−(ヒドロキシアルキル)アミンから選択される少なくとも1つの化合物の縮合生成物のポリアルカノールアミン構造
Figure 2014523246
(式中、Aは、C〜C−アルキレンから独立して選択され、R、R1*、R、R2*、R、R3*、R、R4*、R及びR5*は、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから独立して選択され、後者3つの言及されたラジカルは任意に、置換されてもよく、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから選択され、後者3つの言及されたラジカルは任意に置換されてもよい)かのいずれかを含んでもよい。
コア構造に結合した複数のアルキレンオキシ基は、式(V)のアルキレンオキシ単位
Figure 2014523246
(式中、は、各場合において、式(I)、(II)又は(IV)の反復単位の窒素原子に対する結合の半分を示し、Aは、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから独立して選択され、Aは、1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜C−アルキルから独立して選択され、mは0〜約2の範囲の平均値を有し、nは約20〜約50の範囲の平均値を有し、pは約10〜約50の範囲の平均値を有する)から独立して選択される。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの特定の実施形態は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンから選択されてもよく、エトキシル化度及びプロポキシル化度は特定の制限値を上回りも下回りもしない。本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンの特定の実施形態では、ポリエチレンブロックのポリプロピレンブロックに対する比率(n/p)の最小値が約0.6であり、最大値が約1.5(x+2y+1)1/2である。約0.8〜約1.2(x+2y+1)1/2のn/p比率を有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンは、特に有益な特性を有することが判明している。
本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンは第一級、第二級及び第三級アミン窒素原子からなる主鎖を有し、これらの窒素原子はアルキレンラジカルAにより互いに結合し、ランダムに配列される。ポリアルキレンイミン主鎖の主鎖及び側鎖を開始又は終止し、その残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第一級アミノ部分は、それぞれ式(I)又は(IV)の繰り返し単位と呼ばれる。残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第二級アミノ部分は、式(II)の繰り返し単位と呼ばれる。主鎖と側鎖に分岐する第三級アミノ部分は、式(III)の繰り返し単位と呼ばれる。
環化はポリアルキレンイミン主鎖の形成時に生じ得るので、環状アミノ部分が主鎖内に小量で存在する場合もある。環状アミノ部分を含有するこのようなポリアルキレンイミンは、無論、非環状第一級及び第二級アミノ部分からなるものと同様にアルコキシル化される。
窒素原子及びA基からなるポリアルキレンイミン主鎖は、約60〜約10,000g/モル、好ましくは約100〜約8,000g/モル、より好ましくは約500〜約6,000g/モルの平均分子量Mwを有する。
和(x+2y+1)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアルキレンイミン単位の総数に相当し、それゆえにポリアルキレンイミン主鎖の分子量に直接関わる。しかしながら、指定で与えられた値は、混合物中に存在する全てのポリアルキレンイミンの数平均に関わる。和(x+2y+2)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアミノ基の総数に相当する。
アミノ窒素原子に接続するラジカルAは、1,2−エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,2−イソブチレン、1,2−ペンタンジイル、1,2−ヘキサンジイル又はヘキサメチレンなどの、同一又は異なる、直鎖又は分枝鎖C〜C−アルキレンラジカルであり得る。好ましい分枝状アルキレンは、1,2−プロピレンである。好ましい直鎖アルキレンは、エチレン及びヘキサメチレンである。より好ましいアルキレンは、1,2−エチレンである。
ポリアルキレンイミン主鎖の第一級及び第二級アミノ基の水素原子は、式(V)のアルキレンオキシ単位により置換される。
Figure 2014523246
この式では、可変因子は、好ましくは、以下に与えられる意味のうちの1つを有する。
は、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから選択され、好ましくはAは、1,2−プロピレンである。Aは1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルなど)から選択され、好ましくはRは水素である。添え字mは、各場合において、0〜約2の値を有し、好ましくはmは0又はおよそ1であり、より好ましくはmは0である。添え字nは、約20〜約50の範囲、好ましくは約22〜約40の範囲、より好ましくは約24〜約30の範囲の平均値を有する。添え字pは、約10〜約50の範囲、好ましくは約11〜約40の範囲、より好ましくは約12〜約30の範囲の平均値を有する。
好ましくは、式(V)のアルキレンオキシ単位は、アルコキシレートブロックの非ランダム配列である。非ランダム配列により、[−A−O−]が1番目に付加され(すなわち、式(I)、(II)又は(III)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合に最も近接している)、[−CH−CH−O−]が2番目に付加され、[−A−O−]が3番目に付加されることが意味される。この配向は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを提供する。
式(V)のこれらのアルキレンオキシ単位のかなりの部分は、エチレンオキシ単位−[CH−CH−O)]−及びプロピレンオキシ単位−[CH−CH(CH)−O]−により形成される。アルキレンオキシ単位はまた追加的に、低い割合でプロピレンオキシ又はブチレンオキシ単位−[A−O]−を有してもよく、すなわち、水素原子で飽和したポリアルキレンイミン主鎖は、存在するNH−部分1モル当たりで最大約2モル、特に約0.5〜約1.5モル、特に約0.8〜約1.2モルの、少量のプロピレンオキシド又はブチレンオキシドと最初に反応させてもよい、すなわち、初期にアルコキシル化させてもよい。
ポリアルキレンイミン主鎖のこの最初の修正により、必要である場合には、アルコキシル化における反応混合物の粘性を低下させることができる。しかしながら、修正は一般にアルコキシル化ポリアルキレンイミンの性能特性に影響せず、したがって、好ましい尺度を構成しない。
両親媒性のアルコキシル化グリース洗浄用ポリマーは、限定するものではないが、洗剤が挙げられる本発明の布地ケア製品及びホームケア製品中に、布地ケア製品及びホームケア製品の約0.05重量%〜10重量%の範囲の濃度で存在する。布地ケア製品及びホームケア製品の実施形態は、約0.1%〜約5重量%を含み得る。より具体的には、本実施形態は、約0.25〜約2.5%のグリース洗浄ポリマーを含んでもよい。
カルボン酸塩ポリマー−本発明の消費者製品はまた、マレエート/アクリレートランダムコポリマー又はポリアクリレートホモポリマーなどのカルボン酸塩ポリマーを1つ以上含んでもよい。一態様では、カルボン酸塩ポリマーは、4,000Da〜9,000Da、又は6,000Da〜9,000Daの分子量を有する、ポリアクリレートホモポリマーである。
防汚ポリマー−本発明の消費者製品はまた、以下の構造(I)、(II)又は(III)の1つにより定義される構造を有する防汚ポリマーを1つ以上含んでもよい:
(I) −[(OCHR−CHR−O−OC−Ar−CO−]
(II) −[(OCHR−CHR−O−OC−sAr−CO−]
(III) −[(OCHR−CHR−OR
式中、
a、b、及びcは、1〜200であり、
d、e、及びfは、1〜50であり、
Arは、1,4−置換フェニレンであり、
sArは、位置5をSOMeにより置換された、1,3−置換フェニレンであり、
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−、若しくはテトラアルキルアンモニウム(アルキル基は、C〜C18アルキル又はC〜C10ヒドロキシアルキル)、又はこれらの混合物であり、
、R、R、R、R、及びRは、独立して、H、又はC〜C18 n−若しくはイソ−アルキルから選択され;
は、直鎖若しくは分枝鎖C〜C18アルキル、又は直鎖若しくは分枝鎖C〜C30アルケニル、又は炭素原子を5〜9個有するシクロアルキル基、又はC〜C30アリール基、又はC〜C30アリールアルキル基である。
好適な防汚ポリマーは、Rhodiaにより供給されているRepel−o−tex SF、SF−2及びSRP6が挙げられるRepel−o−texポリマーなどのポリエステル防汚ポリマーである。他の好適な防汚ポリマーとしては、Clariantにより供給されているTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300及びSRN325などのTexcareポリマーが挙げられる。他の好適な防汚ポリマーは、Sasolにより供給されているMarloquest SLなどのMarloquestポリマーである。
セルロース系ポリマー−本発明の消費者製品はまた、アルキルセルロース、アルキルアルコキシルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものなどのセルロース系ポリマーを1つ以上含んでもよい。一態様では、セルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース及びこれらの混合物を含む群から選択される。一態様では、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度と、100,000Da〜300,000Daの分子量とを有する。
洗剤は、テトラアセチルエチレンジアミン又はノナノイルオキシベンゼンスルホネート等の過酸形成漂白活性化剤と合わせることができる過ホウ酸塩又は過炭酸塩等のH源を含み得る漂白系を含有し得る。あるいは、漂白系は、例えば、アミド、イミド、又はスルホン型のペルオキシ酸を含み得る。一般的に、漂白剤が使用される場合、本発明の組成物は、標記洗浄組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更に約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。
キレート剤−本明細書の消費者製品は、キレート剤を含有してもよい。好適なキレート剤としては、銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、本消費者製品は、本消費者製品の約0.005重量%〜約15重量%、又は更には約3.0重量%〜約10重量%のキレート剤を含み得る。好適なキレート剤としては、DTPA(ジエチレントリアミン五酢酸)、HEDP(ヒドロキシエタンジホスホン酸)、DTPMP(ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸))、1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム塩水和物、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、エチレンジアミン二コハク酸(EDDS)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HEIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、エチレンジアミンテトラプロピオン酸(EDTP)、及びこれらの誘導体が挙げられる。
本発明の酵素変異体は、従来の安定剤及び/又はプロテアーゼ阻害剤、例えばプロピレングリコール若しくはグリセロール等のポリオール、糖若しくは糖アルコール、塩化ナトリウム及び塩化カリウム等の塩類、乳酸、ギ酸、ホウ酸、若しくはホウ酸誘導体、例えば芳香族ホウ酸エステル、又は4−ホルミルフェニルボロン酸等のフェニルボロン酸誘導体、又はジ−、トリ−、若しくはテトラペプチドアルデヒド、又はアルデヒド類似体(Rが、H、CH3、CX3、CHX2、又はCH2X(X=ハロゲン)、B0が、単一アミノ酸残基であり(好ましくは任意に置換された脂肪族若しくは芳香族側鎖を伴う)、かつB1が1つ以上のアミノ酸残基(好ましくは、1つ、2つ、又は3つ)からなり、任意にN−端末保護基を含む形態B1−B0−Rのものであるか、又は国際公開第WO09118375号、同第WO98/13459号に記載される通りのいずれかである)等のペプチドアルデヒド、又はRASI、BASI、WASI(二官能アルファ−アミラーゼ/米、大麦、及び小麦のサブチリシン阻害剤)等のタンパク質型のプロテアーゼ阻害剤、又はCI2若しくはSSIを用いて安定化され得る。組成物を、例えば、国際特許第92/19709号及び同第92/19708号又は米国特許6472364号に記載されるように製剤化することができる。いくつかの実施形態では、本明細書において採用される酵素は、以下のようなイオンを酵素に提供する最終組成物中で、亜鉛(II)、カルシウム(II)及び/又はマグネシウム(II)イオンの水溶性供給源、並びに他の金属イオン(例えば、バリウム(II)、スカンジウム(II)、鉄(II)、マンガン(II)、アルミニウム(III)、スズ(II)、コバルト(II)、銅(II)、ニッケル(II)、及びオキソバナジウム(IV))の存在によって安定化される。
組成物は、例えば、布地調整剤を含む粘度、起泡力増進剤、石鹸泡抑制剤、防食剤、土壌沈殿防止剤、土壌再堆積防止剤、染料、殺菌剤、蛍光増白剤、ヒドロトロープ、曇り防止剤、エタノール等の有機溶媒、又は香料等の他の従来の洗剤成分も含有し得る。更に、洗剤は、全般的な洗浄レベルを増加させるために洗濯物に付加される事前染み抜き又は増進剤を含有し得、これらの添加物のうちのいずれかは、洗浄工程前に織物に適用される前処理剤としても使用され得る。
洗剤組成物中の任意の酵素、具体的には、本発明の酵素は、洗浄液1リットル当たり0.001〜100mgの酵素タンパク質、好ましくは洗浄液1リットル当たり0.005〜5mgの酵素タンパク質、より好ましくは洗浄液1リットル当たり0.01〜1mgの酵素タンパク質、及び具体的には、洗浄液1リットル当たり0.1〜1mgの酵素タンパク質に相当する量で添加され得ることが、現在企図されている。しかしながら、本発明の組成物は、少なくとも0.0001〜約0.1重量%、例えば、約0.0001重量%〜約0.01重量%、約0.001重量%〜約0.01重量%、又は約0.001重量%〜約0.01重量%の純酵素タンパク質を含む。しかしながら、製剤化された酵素を用いるとき、洗剤組成物は、約0.02%〜約20重量%、又は例えば約0.05重量%〜約15重量%、又は約0.05重量%〜約20重量%、又は約0.05重量%〜約5重量%、又は約0.05重量%〜約3重量%を含む。
本発明において有用なアルファ−アミラーゼ変異体は、国際特許第97/07202号(参照により本明細書に組み込まれる)に開示の洗剤製剤に更に組み込まれ得る。
本発明の洗剤組成物は、任意の好都合な形態、例えば、バー、タブレット、粉末、顆粒、ペースト、ゲル、又は液体であり得る。組成物は、粉末形態の汎用「強力」洗浄剤、ペースト形態の汎用及び強力な液体タイプ、上質布地用液体タイプ、手洗い用食器洗浄剤、軽質の食器洗浄剤、泡立ち良好タイプ、食器洗い機用洗浄剤、種々のタブレットタイプ、食器洗浄顆粒タイプ、食器洗浄液体タイプ、泡切れ良好タイプであり得る。組成物は、当該技術分野において既知のもの、並びに水溶性、不水溶性、及び/又は透水性のものを含む単位用量包装であり得る。液体洗剤は、典型的には、最大70%の水及び0〜30%の有機溶媒を含有する水性の液体洗剤であるか、非水性であるか、あるいは0.5g/Lを超える洗剤組成物を含有する溶液であり得る。
本発明の組成物は、例えば、染みのついた布地の前処理に好適な洗濯添加組成物及びすすぎ添加布地柔軟剤組成物を含む手洗い用又は機械用洗濯洗剤組成物として製剤化され得るか、全般的な家庭の硬表面洗浄作業で用いる洗剤組成物として製剤化され得るか、あるいは手洗い用又は機械用食器洗浄作業のために製剤化され得る。洗剤は、粉末若しくは粒状形態であり得るか、液体、ゲル、若しくはペーストの形態、又はタブレット若しくは多区画ポーチを含むポーチ等の単位用量製品の形態であり得るか、あるいは洗剤は、シート形態であり得る。
アルファ−アミラーゼ活性を決定するためのpNP−G7アッセイ
アルファ−アミラーゼ活性は、G7−pNP基質を採用する方法によって決定することができる。G7−pNPは、4,6−エチリデン(G)−p−ニトロフェニル(G)−α、D−マルトヘプタオシドの省略形であり、アルファ−アミラーゼ等のエンドアミラーゼで切断することができるブロックオリゴ糖である。切断後、キット中に含まれるアルファ−グルコシダーゼは、加水分解基質を更に消化して、黄色を有する遊離PNP分子を自由にし、ひいては、λ=405nm(400〜420nm)で、可視分光測光で測定することができる。G7−pNP基質及びα−グルコシダーゼを含有するキットは、Roche/Hitachi(カタログ番号No.11876473)によって製造される。
試薬:
このキットのG7−pNP基質は、22mMの4,6−エチリデン−G7−pNP及び52.4mMのHEPES(2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]−エタンスルホン酸)(pH 7.0)を含有する。
α−グルコシダーゼ試薬は、52.4mMのHEPES、87mMのNaCl、12.6mMのMgCl、0.075mMのCaCl、≧4kU/Lのα−グルコシダーゼ)を含有する。
1mLのα−グルコシダーゼ試薬を0.2mLのG7−pNP基質と混合して、基質作用液を作製する。この基質作用液を、使用直前に作製する。
希釈緩衝液:50mMのMOPS、0.05%(w/v)のTriton X100(ポリエチレングリコールp−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェニルエーテル(C1422O(CO)(n=9−10)))、1mMのCaCl2、pH8.0。
手順:
分析されるアミラーゼサンプルは、希釈されるサンプルのpHが7であることを確実にするために、希釈緩衝液中で希釈された。20μlの希釈された酵素サンプルを96ウェルマイクロタイタープレートに移し、80μLの基質作業溶液を添加することにより、アッセイを行った。溶液を混合し、室温で1分間事前インキュベートし、吸収を20秒毎に5分間、OD 405nmで測定する。
時間依存吸収曲線の勾配(1分間当たりの吸収度)は、所与の一連の条件下での問題のアルファ−アミラーゼの比活性(1mg酵素当たりの活性)に直接比例する。アミラーゼ試料を、勾配が1分間当たり0.4吸収度単位未満のレベルに希釈すべきである。
洗濯の自動機械応力アッセイ(AMSA)
洗濯における洗浄性能を評価するために、自動機械応力アッセイ(AMSA)を用いて洗浄実験を行った。AMSAで、大量の少容量酵素−洗剤溶液の洗浄性能を試験することが可能である。AMSAプレートは、試験溶液のための多くのスロット及び洗浄される洗濯サンプルである織物をスロットの全開口部にしっかりと締め付けるリッドを有している。洗浄期間中、プレート、試験溶液、織物及びリッドを、試験溶液を織物と接触させ、規則的及び周期的な振動様式で機械的ストレスを印加するために、精力的に振盪する。更なる説明に関して、国際特許第WO02/42740号、特に23〜24ページの段落「Special method embodiments」を参照されたい。
一般的な洗浄性能記述:
水(10度dH)、洗剤、例えば以下に記載する5.1g/Lのヨーロッパの液体洗剤、並びに例えば0,0.8及び/又は1.2mgの酵素タンパク質/Lの濃度の本発明の酵素を含む試験溶液を調製する。デンプン(例えばCenter For Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT,Vlaardingen,The NetherlandsのCS−28)で染色した布地を添加し、20℃で20分間洗浄する。水道水を流して完全にすすぎ、暗所で乾燥させた後、続いて、染色した布地の光強度又は反射率の値を、洗浄性能の尺度として測定する。デルタレミッション値を得るために、0mgの酵素タンパク質/Lを有する試験物を、ブランクとして使用する。好ましくは、機械的な動きを、例えば、布地を有する洗浄液の振盪、回転又は撹拌の形態で、洗浄工程中に適用する。
AMSA洗浄性能実験を、以下に指定される実験条件下で実行した。
Figure 2014523246
アミラーゼ希釈緩衝液:保管中、アミラーゼを安定させるための低濃度のカルシウム(0.1mM)並びに酵素タンパク質が容器及びピペットに吸収されるリスクを低下させるための0.01%のTriton X−100を含む超純水中(ミリQ水)にアミラーゼを希釈した。
試験系にCaCl、MgCl、及びNaHCO(Ca2+:Mg2+:HCO =3:1:4.5)を添加して、水の硬度を10度dHに調整した。洗浄後、織物を水道水で洗い流し、乾燥させる。
洗浄性能は、洗浄された織物の色の輝度として測定された。白色光で照射するとき、輝度を、試料から反射される光の強度として表すこともできる。試料が染色されると、反射光の強度は、きれいな試料の反射光の強度よりも低い。したがって、反射光の強度を、洗浄性能を測定するために使用することができる。
色測定は、洗浄した織物の画像を捕捉するために使用される専門的なフラットベッドスキャナー(Kodak iQsmart,Kodak,Midtager 29,DK−2605 Brondby,Denmark)で行われた。
スキャンした画像から光強度の値を抽出するために、画像からの24ビットピクセル値を、レッド(r)、グリーン(g)及びブルー(b)の値(RGB値)に変換する。RGB値をベクターとして合計し、その後、結果として生じるベクターの長さを算出して、強度値(Int)を計算する:
Figure 2014523246
織物:織物試料CS−28(綿上の米デンプン)を、Center For Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手する。
異なる変異体のAMSA洗濯試験の結果を表3に示す。結果中の指数は100である。親アルファ−アミラーゼの性能結果に100の値を割り付け、変異体の結果をこの値と比較する。
AMSA洗浄性能
方法の項に記載されるAMSA試験方法によって、変異体及び対応する親アルファ−アミラーゼの洗浄性能を試験した。結果は、(変異体の性能−ブランクの性能)を(親の性能−ブランクの性能)で割り、100を乗じることによって得、ここでブランクは同じ条件下であるが、アルファ−アミラーゼの不在下の洗浄により得られた性能である。最後に、0.8〜1.2Mg/Lの2つの濃度の相対的性能の平均が算出された。
結果を表3に示す。
Terg−O−tometer(TOM)洗浄アッセイ
Tergo−To−Meter(TOM)は、12の異なる洗浄条件を同時に試験するように適用することができる中規模モデル洗浄システムである。TOMは、基本的に、それに沈められる12個の開放型金属ビーカーを備える、温度制御された大きな水層である。それぞれのビーカーは、小さなトップローダー式洗濯機1つを構成し、実験中、それぞれの洗濯機は、特定の洗剤/酵素系の溶液並びにその性能が試験される汚れた及び汚れていない布地を含有する。機械応力は、それぞれのビーカー内の液体を攪拌する攪拌アームを回転させることにより達成される。TOMビーカーは蓋がないため、TOM実験中にサンプルを取り出し、洗浄中に情報に関してオンラインでアッセイすることが可能である。
TOMモデル洗浄システムは、主に、US又はLA/APの洗浄条件で洗剤及び酵素の中規模試験に使用される。TOM実験において、バラストの汚れに対する割合及び布地の洗浄液に対する割合等の因子は変動し得る。したがって、TOMは、AMSA及びミニ洗浄等の小規模実験と、トップローダー式洗濯機のより時間がかかる大規模な実験との間に関連性を提供する。
器具:容量が500〜1200mLの洗浄溶液の、12のスチールビーカー及びビーカー毎に1本の回転アームを備える水槽。温度範囲5〜80℃。水槽は脱イオン水で充填されなければならない。回転速度は最大70〜120rpm/分に設定することができる。
TOM洗浄性能
水の硬度は、CaCl、MgCl、及びNAHCOを添加することにより、以下に記載される強度に調整された。洗浄溶液は、以下に記載するバケツの中で所望の洗剤量、温度、及び水硬度で調製された。10分間の磁気攪拌中に洗剤は溶解された。(洗浄溶液は調製後30〜60分以内に使用された)。
Terg−O−Tometer中の水槽の温度及び回転(rpm)は、以下の設定に従い設定された。温度が設定(許容度は+/−0.5℃である)に従い調整されたら、以下に記載される量に従い、TOMビーカーに洗浄溶液を添加した。
ビーカーの攪拌は120rpmであった。2つの米デンプン見本(CS−28)及び汚れバラストをビーカーのそれぞれに添加し、以下に記載する時間に従い洗浄を行った。見本を冷たい水道水中で5分間すすいだ。一晩暗所で見本を乾燥させた。
織物:織物試料CS−28(綿上の米デンプン)を、Center for Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手した。
汚れバラスト:綿/ポリエステル(EMPA 162)上の汚れバラスト米デンプンを、Center for Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手した。ビストログレービー(063KC)、フリッジチョコレートミルクシェイク、ハインツのスパゲッティ(113KC)、ハーシーダブルチョコレートを、Warwick Equest Ltd,Unit 55,Consett Business Park,Consett,County Durham,DH8 6BN UKから入手した。
異なる変異体のTOM洗浄試験の結果を表3に示す。結果中の指数は100である。親アルファ−アミラーゼ(配列番号7)の性能結果に100の値を割り付け、変異体の結果をこの値と比較する。
Figure 2014523246
Figure 2014523246
洗浄性能は、回復値で表される、洗浄された織物の色の輝度として測定された。回復測定は、Macbeth 7000 Color Eye分光光度計を用いて行われた。乾燥させた見本のそれぞれを測定した。背景から干渉を受けるリスクがあるため、回復の測定中、4層の布地の上に見本を配置した。回復は460nmで測定された。UVフィルタは含まれなかった。見本の回復に関する平均結果を算出した。
(実施例1)
ヨーロッパ(EU)(実施例1A)及び北米(実施例1B)(US)液体洗剤におけるアルファ−アミラーゼの洗浄性能
試験された変異体及び対応する親アルファ−アミラーゼ(配列番号7)の洗浄性能は、上述のように試験された。結果は、(変異体の性能−ブランクの性能)を(親の性能−ブランクの性能)で割り、100を乗じることによって得、ここでブランクは、同じ条件下であるが、アルファ−アミラーゼの不在下の洗浄により得られた性能である。
実施例1A:ヨーロッパ強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有する、ポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000であり、ポリ酢酸ビニルに対するポリエチレンオキシドの重量比は約40:60であり、エチレンオキシド単位50個当たりグラフト点は1個以下である。
実施例1B:北米強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
−NHにつき20個のエトキシル基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
両親媒性アルコキシル化ポリマーは、−NHにつき24個のエトキシレート基、及び−NHにつき16個のプロポキシレート基を含有するように誘導化されるポリマーから調製されたポリエチレンイミン(MW 600)である。
Figure 2014523246
Figure 2014523246
洗浄性能試験結果は、変異体の性能が試験された温度でそれらのそれぞれの親分子(配列番号7)に対して改善されたことを明確に示す。
(実施例2)
液体洗浄中のアミラーゼ変異体の大規模な洗濯機性能評価
I.洗浄試験組成物の調製
この実験では、4つの試験組成物が液体洗剤処方2Aに基づき調製された。洗剤基材を、酵素を含有しない処方2Aから調製し、pH 8.2に仕上げた。
実施例20強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有する、ポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000であり、ポリ酢酸ビニルに対するポリエチレンオキシドの重量比は約40:60であり、エチレンオキシド単位50個当たりグラフト点は1個以下である。
Figure 2014523246
活性酵素タンパク質として添加
Natalase(登録商標)は、Novozymes A/S,Bagsvaerd,Denmarkにより「Natalase 200L」として供給されるアミラーゼ酵素である。
変異体3は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換G109A、W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、及びG476Eを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476Eとも称される。
変異体4は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換T51I、G109A、W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、及びW439Rを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439Rとも称される。
変異体5は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換T51I、S52Q、N54K、G109A、W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、及びG476Eを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476Eとも称される。
変異体6は、次の2つの欠失D183+G184及び置換W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、G304R、及びG476Kを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476Kとも称される。
変異体7は、次の2つの欠失D183+G184、及び置換W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、W284R、及びG477Kを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477Kとも称される。
II.試験布地
3つのアミラーゼ高感度の染み;5cm×5cmのPCS−28米デンプン、CS−128古米デンプン、及びCS−26コーンスターチ(Centre For Test materials,Netherlandsにより供給された)を、20cm×20cmの白い綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdomにより供給された)に付着させた。2つアミラーゼ高感度の染み:チリコンカーン及びハインツスパゲッティ(直径2.5cm)を、20cm×20cmの白い綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdomにより供給された)に付着させた。8つの複写物(4つの異なる機械に対して2つの複写物)をそれぞれの試験処方に使用した。
Figure 2014523246
III.試験洗浄手順
本方法は、Western Europe Hotpoint洗濯機、モデルAquarius WF541の使用を伴う。上述の試験処方は、上述の汚れ及びきれいなバラスト混合量を加えて、アミラーゼ高感度の染みを洗浄するために使用された。
洗濯機は6g/Lの試験処方、13Lの10度のクラーク硬度の水を収容し、更に試験布地&バラストは、15℃で1時間15分続く高速綿洗浄サイクルで洗浄された。洗浄後、試験布地を室内で自然乾燥させた。
洗浄プロセスは更に3洗浄サイクル繰り返された。
次いで、洗剤組成物の染み除去性能を定量化するために、染み除去指数(SRI)(洗浄されないL値を洗浄されたL値と比較することによって測定される)を測定した。
性能指数は、(実施例C、D、E、F、又はGの性能−比較実施例Aの性能)を(比較実施例Bの性能−比較実施例Aの性能)で割り、100を乗じて算出することによっても測定された。
IV.サンプルの比較。
Figure 2014523246
Figure 2014523246
実施例Aの組成物(酵素不在)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、C、D、E、F & G(それぞれ、変異体3、4、5、6 & 7を含有する)と比較することにより、アミラーゼ酵素を添加することによって染み除去性能が改善されたことは明らかである。
実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、参照として実施例A(酵素を含まない)に従う実施例C、D、E、F & G(それぞれ、変異体3、4、5、6、& 7を含有する)と比較することにより、本発明の変異体3、4、5、6 & 7がNatalase(登録商標)より大幅に高いレベルの染み除去を達成することが可能であることは明らかである。
(実施例3)
液体洗浄中のアミラーゼ変異体の大規模な洗濯機性能評価
I.洗浄試験組成物の調製
この実験では、4つの試験組成物が、液体洗剤処方3Aに基づき調製された。洗剤基材を、酵素を含まない処方3Aから調製し、pH 8.2に仕上げた。
Figure 2014523246
−NHにつき20個のエトキシル基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
両親媒性アルコキシル化ポリマーは、−NHにつき24個のエトキシレート基、及び−NHにつき16個のプロポキシレート基を含有するように誘導化されるポリマーから調製されたポリエチレンイミン(MW 600)である。
Figure 2014523246
活性酵素タンパク質として添加
Natalase(登録商標)は、Novozymes A/S,Bagsvaerd,Denmarkにより「Natalase 200L」として供給される。
変異体5は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換T51I、S52Q、N54K、G109A、W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、及びG476Eを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476Eとも称される。
変異体6は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、G304R、及びG476Kを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476Kとも称される。
変異体7は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、W284R、及びG477Kを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477Kとも称される。
変異体8は、次の2つの欠失D183+G184を伴い、置換W140Y、N195F、V206Y、Y243F、E260G、W284F、及びG477Rを含む、野生型アミラーゼバチルス属722配列番号1の本発明のアミラーゼ変異体である。SP722+D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477Rとも称される。
II.試験布地
3つのアミラーゼ高感度の染み;5cm×5cmのPCS−28米デンプン、PS−28米デンプン、及びCS−29タピオカデンプン(Centre For Test materials,Netherlandsにより供給される)を、20cm×20cmの白い綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdomにより供給された)に付着させた。1つアミラーゼ高感度の染み:ハインツスパゲッティ(直径2.5cm)を、20cm×20cmの白い綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdomにより供給された)に付着させた。1つアミラーゼ高感度の染み:グレービー(直径2.5cm)を、25cm×24cmの白い綿メリヤス(Accurate Product Development,Fairfield,Ohio,USAにより供給された)に付着させた。8つの複写物(4つの異なる機械に対して2つの複写物)をそれぞれの試験処方に使用した。
Figure 2014523246
III.試験洗浄手順
本方法は、North American Kenmore洗濯機モデル600シリーズの使用を伴う。上述の試験処方は、上述の汚れ及びきれいなバラスト混合量を加えて、アミラーゼ高感度の染みを洗浄するために使用された。
洗濯機は0.78g/Lの試験処方、64Lの6度のクラーク水硬度の水を収容し、更に試験布地&バラストは、15℃で12分の超洗浄サイクルとすすぎ1回で洗浄された。洗浄後、試験布地を室内で自然乾燥させた。洗浄プロセスは更に3洗浄サイクル繰り返された。
次いで、洗剤組成物の染み除去性能を定量化するために、染み除去指数(洗浄されないL値を洗浄されたL値と比較することによって測定される)を測定した。
性能指数は、(実施例C、D、E、又はFの性能−比較実施例Aの性能)を(比較実施例Bの性能−比較実施例Aの性能)で割り、100を乗じて算出することによっても測定された。
IV.サンプルの比較。
Figure 2014523246
Figure 2014523246
実施例Aの組成物(酵素不在)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、C、D、E、及びF(それぞれ、変異体5、6、7、及び8を含有する)と比較することにより、アミラーゼ酵素を添加することによって染み除去性能が改善されたことは明らかである。
実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、参照として実施例A(酵素を含まない)に従う実施例C、D、E、及びF(それぞれ、変異体5、6、7、及び8を含有する)と比較することにより、本発明の変異体5、6、7、及び8がNatalase(登録商標)より大幅に高いレベルの染み除去を達成することが可能であることは明らかである。
本明細書に記載され、特許請求される本発明は、本明細書に開示される特定の態様が本発明のいくつかの態様の説明として意図されるため、これらの態様によって範囲を限定するものではない。任意の同等の態様は、本発明の範囲内であるよう意図されている。実際、本明細書に示され、記載される修正に加えて、本発明の種々の修正は、前述の記述から当業者には明らかとなる。そのような修正はまた、添付の特許請求の範囲内に収まるよう意図されている。不一致が生じた場合、定義を含む本開示が支配する。
使用方法
本発明は、ある場所、とりわけ表面又は布地をクリーニング及び/又は処理する方法を含む。一態様では、任意に洗浄する工程及び/又は表面若しくは布地をすすぐ工程、表面若しくは布地を本明細書に開示される任意の消費者製品と接触させて、次いで任意に表面若しくは布地を洗浄及び/又はすすぐ工程、を含む、そのような方法が開示される。
本明細書で使用するとき、用語「洗浄すること」には、限定するものではないが、こすること、及び機械的に撹拌することが含まれる。このような表面又は布地を乾燥させることは、家庭環境又は工業環境のいずれかで採用される、一般的な手段のうちの任意の1つにより実行することができる。このような手段としては、限定するものではないが、太陽光、赤外光、紫外光及びマイクロ波照射を含む電磁放射線の存在下又は非存在下で、506.6〜1.01kPa(5〜0.01気圧)の圧力下、周囲温度又は高温での、強制空気又は静止空気乾燥が挙げられる。一態様では、上記乾燥は、アイロンを使用することで室温を超える温度で達成することができる。この場合、例えば上記布地は比較的短時間又は更には長時間にわたってアイロンと直接接触させてよく、ここで、圧力は、重力による常圧を超えるものであってよく、あるいは常圧であってよい。他の態様では、上記乾燥は乾燥機を用いることで、室温を超える温度で達成することができる。布地を乾燥させるための装置は周知であり、衣類乾燥機としてしばしば参照される。衣類に加えて、このような電化製品はタオル、シート、枕カバー、おむつなどの多くの他の物品を乾燥させるためにも使用され、このような装置は、世界の多くの国で、実質的に、布地を乾燥させるための物干し用ロープを使用する代わりになる、一般的で便利なものとして受け入れられている。今日使用されているほとんどの乾燥機は、布地が乾燥機内で回転しているときに、熱風に布地上を通過させ及び/又は熱風に布地を透過させる。空気は例えば電気的に、ガスの炎により、又は更にはマイクロ波照射のいずれかにより加熱することができる。このような空気は、約15℃〜約400℃、約25℃〜約200℃、約35℃〜約100℃、又は更には約40℃〜約85℃に加熱することができ、表面及び/又は布地を乾燥させるために乾燥機で使用される。当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は理想的には洗濯用途に用いるのに適している。それゆえに、本発明は布地を洗濯するための方法を含む。この方法は、洗濯されるべき布地を本出願の洗浄組成物の少なくとも1つの実施形態、洗浄添加剤又はこれらの混合物を含む洗浄洗濯溶液と接触させる工程を含む。布地は、標準的な消費者の使用条件又は組織使用条件で洗濯することが可能なほとんどの任意の布地を含み得る。溶液のpHは約8〜約10.5であるのが好ましい。組成物は、溶液中で約500ppm〜約15,000ppmの濃度で用いてもよい。水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲である。水対布地の比率は典型的には、約1:1〜約30:1である。
洗剤例
(実施例1〜6)
手洗い用又はトップローディング式洗濯機用に設計されている顆粒状洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
(実施例7〜12)
フロントローディング式自動洗濯機用に設計されている顆粒状洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
実施例13〜18強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有する、ポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000であり、ポリ酢酸ビニルに対するポリエチレンオキシドの重量比は約40:60であり、エチレンオキシド単位50個当たりグラフト点は1個以下である。
−NHにつき20個のエトキシル基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、1つの−NHにつき24個のエトキシレート基と、1つの−NHにつき16個のプロポキシレート基とを有するポリエチレンイミン(MW=600)である。
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
実施例19〜21強力液体洗濯洗剤組成物
Figure 2014523246
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
**洗浄及び/又はトリートメント組成物の総重量に基づき、総量7%以下の水。
ランダムグラフトコポリマーは、ポリエチレンオキシド主鎖と複数のポリビニルアセテート側鎖とを有する、ポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドコポリマーである。ポリエチレンオキシド主鎖の分子量は約6000であり、ポリ酢酸ビニルに対するポリエチレンオキシドの重量比は約40:60であり、エチレンオキシド単位50個当たりグラフト点は1個以下である。
−NHあたり20個のエトキシル基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
両親媒性アルコキシル化ポリマーは、−NHにつき24のエトキシレート基、及び−NHにつき16のプロポキシレート基を含有するように誘導化されるポリマーから調製されたポリエチレンイミン(MW 600)である。
実施例1〜21の組成物の原料及び注記
平均脂肪族炭素鎖長を有するC11〜C18直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩
12〜18ジメチルヒドロキシエチル塩化アンモニウム
AE3Sは、C12〜15アルキルエトキシ(3)スルフェートである。
AE7は、7の平均エトキシル化度を有するC12〜15アルコールエトキシレートである。
AE9は、9の平均エトキシル化度を有するC12〜16アルコールエトキシレートである。
HSASは、米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号に開示される約16〜17の炭素鎖長の中分枝状一級アルキルサルフェートである。
ポリアクリレートMW 4500はBASFにより供給される。
カルボキシメチルセルロースは、CP Kelco,Arnhem,Netherlandsにより供給されるFinnfix(登録商標)Vである。
ホスホン酸塩キレート剤は、例えば、ジエチレンテトラアミン5酢酸(DTPA)ヒドロキシエタンジホスホン酸塩(HEDP)である。
Savinase(登録商標)、Natalase(登録商標)、Stainzyme(登録商標)、Lipex(登録商標)、Celluclean(商標)、Mannaway(登録商標)、及びWhitezyme(登録商標)は、すべてNovozymes,Bagsvaerd,Denmarkの製品である。
Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)は、Genencor International,Palo Alto,California,USAの製品である。
蛍光増白剤1はTinopal(登録商標)AMSであり、蛍光増白剤2はTinopal(登録商標)CBS−Xであり、Direct Violet 9は、Pergasol(登録商標)であり、Violet BN−Z NOBSは、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリムである。
TAEDはテトラアセチルエチレンジアミンである。
S−ACMCは、C.I.リアクティブブルー19(商品名AZO−CM−CELLULOSE)と共役するカルボキシメチルセルロースである。
汚れ放出剤はRepel−o−tex(登録商標)PFである。
アクリル酸/マレイン酸コポリマーは分子量70,000であり、アクリル酸塩:マレイン酸塩比は70:30である。
EDDSはエチレンジアミン−N,N’−二コハク酸のナトリウム塩であり、(S,S)アイソマー抑泡剤疑集体はDow Corning,Midland,Michigan,USAにより供給される。
HSASは中分枝状アルキルサルフェートである。
リキティント(Liquitint)(登録商標)バイオレットCTは、ミリケン(Milliken)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグ)から供給されている。
実施例22〜26単位用量洗濯洗剤用組成物このような単位用量配合物には、1つ又は複数の区画を含ませることができる。
Figure 2014523246
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
−NHあたり20個のエトキシル基を有するポリエチレンイミン(MW=600)。
実施例27多重区画単位用量組成物
以下に、本発明の複数区画単位用量の洗濯洗剤配合物が提供される。これらの実施例では、単位用量は3つの区画を有するが、同様の組成物を2、4、又は5区画で製造することもできる。区画を封入するために使用されるフィルムはポリビニルアルコールである。
Figure 2014523246
Figure 2014523246
本発明のアミラーゼは、洗剤100g当たりの活性酵素のmgとして示される。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (20)

  1. 洗浄組成物であって、
    (a)配列番号1の成熟ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477に対応する2つ以上(複数)の位置での変性を含む、親アルファ−アミラーゼの変異体、好ましくは単離された変異体であって、それぞれの変性が、独立して、置換、欠失、又は挿入であり、前記変異体が配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの成熟ポリペプチドと少なくとも80%、又は少なくとも87%であるが、100%未満である配列同一性を有し、前記変異体がアルファ−アミラーゼを有する、変異体と、
    (b)好ましくは0.01〜99.9重量%の量の洗浄補助剤と、
    を含む、洗浄組成物。
  2. 前記変性が置換である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記変異体が、G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477からなる群から選択される3つの位置での置換を含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記変異体が、G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476、及びG477からなる群から選択される4つの位置での置換を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記変異体が、G304、W140、E260、及びG476からなる群から選択される2つ、3つ、又は4つの位置での置換を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記変異体が、G304R、W140YF、W189EGT、D134E、E260GHIKNRTY、W284DFR、W439RG、G476EK、G477EKMRからなる群から選択される2つ以上(複数)の置換を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記変異体が、G304R、W140YF、E260GHIKNRTY、及びG476EKからなる群から選択される2つ、3つ、又は4つの位置での置換を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 2つ、3つ、又は4つの位置における前記変異体に対する前記置換が、G304R、W140Y、E260G、及びG476Kからなる群から選択される、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記変異体が、N195F、V206Y、Y243F、G109A、G273DV、G337N、K72R、R181H、S303G、及びY100Iからなる群から選択される1つ以上の置換を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記変異体の前記変性の数が、2〜20、例えば2〜10及び2〜5であり、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10のような変性である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12のいずれかの前記成熟ポリペプチドと少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%の同一性、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%であるが、100%未満である配列同一性を有するか、あるいは前記親アルファ−アミラーゼの前記変異体が、(i)配列番号1、(ii)配列番号2、(iii)配列番号3、(iv)配列番号4、(v)配列番号5、(vi)配列番号6、(vii)配列番号7、(viii)配列番号8、(ix)配列番号9、(x)配列番号10、(xi)配列番号11、(xii)配列番号12から選択される成熟ポリペプチドのアミノ酸配列を含むか、又はそれらからなる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記変異体が、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D134E+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
    N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される、前記配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置に置換を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記変異体が、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D134E+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
    N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される、前記配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置の置換からなる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記変異体が、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D183+G184+D134E+G476E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    D183+G184+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    D183+G184+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    D183+G184+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
    D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される前記配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置での変性を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記変異体が、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D183+G184+D134E+G476E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    D183+G184+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    D183+G184+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    D183+G184+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183+G184+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R、
    D183+G184+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K、
    D183+G184+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、及び
    D183+G184+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される、前記配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置での変性からなる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 配列番号1の位置G182+D183又はD183+G184に対応する位置に欠失を更に含む。
  17. 前記変異体が、配列番号1の位置N195F+V206Y+Y243Fに対応する位置での置換を更に含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物。
  18. 前記洗浄補助剤が、(i)香料マイクロカプセル、(ii)布地色相剤、(iii)プロテアーゼ、(iv)両親媒性洗浄用ポリマー、(v)リパーゼ、又は(vi)それらの混合物からなる群から選択される1つ以上を含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 前記組成物が、液体洗濯洗剤組成物又は単位用量洗剤組成物である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 表面、好ましくは織物を処理する方法であって、
    (i)水及び請求項1〜19のいずれか一項に記載の組成物を含む水性洗浄溶液を形成する工程と、
    (ii)好ましくは40℃以下の温度、より好ましくは35℃以下の温度、最も好ましくは30℃以下の温度の水性洗浄溶液で、前記表面を処理する工程と、
    (iii)前記表面をすすぐ工程と、
    を含む、方法。
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