JP2011033661A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着画像上に定着ムラが生じにくく、ベルト部材の加熱効率が高く、ベルト部材の内周面側への加熱部材の組付け性が良好で、ニップ部の下流側でベルト部材の弛みが生じにくい、定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】加熱部材22は、定着装置に設置されない単体の状態で、所定条件を加えることによって外径を可変できるように形成される。そして、定着装置20は、ニップ部に対してベルト部材21の走行方向下流側に相当する範囲における加熱部材22の外径が、その他の範囲における外径に比べて、大きくなるように規制する規制手段23、51、52を備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される定着装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される定着装置において、ウォームアップ時間やファーストプリント時間が短く、装置を高速化した場合であっても定着不良を生じさせないことを目的として、無端状のベルト部材(定着部材)の内周面に対向するようにパイプ状の金属熱伝導体からなる加熱部材を設置して、加熱部材をヒータで加熱することでベルト部材を全体的に加熱する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特許文献1において、定着装置は、無端状のベルト部材(定着ベルト)、ベルト部材の内周面側に固設されてベルト部材を介して加圧回転体(加圧ローラ)に圧接してニップ部を形成する固定部材(当接部材)、ベルト部材の内周面に対向する加熱部材、加熱部材の内部に設置されたヒータ、等で構成されている。そして、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
ここで、加熱部材は、金属板を曲げ加工して形成したものであって、有端環状の断面を幅方向にわたって有するように開口部(両端部)が形成されている。
上述した特許文献1等の定着装置は、加熱部材が金属板を曲げ加工して形成した有端環状のものであるために、加熱部材がスプリングバックによって開口部が広がる方向に外径が不規則に大きく変化して、ベルト部材の内周面に局所的に強く当接してしまう可能性があった。そして、このようにベルト部材の内周面に加熱部材が不規則に当接すると、ベルト部材の全体の温度分布にムラが生じて、定着画像上に定着ムラが生じてしまうことになる。このような不具合は、加熱部材の加熱効率を向上させるために加熱部材を薄肉化する場合には、それにともない加熱部材に生じるスプリングバックの程度も大きくなるため、特に無視できないものになる。
このような不具合を解決するために、金属板を曲げ加工して形成した加熱部材の両端部を溶接等により接合して、加熱部材のスプリングバックによる不規則な変形を防止する方策が考えられる。しかし、その場合に、ベルト部材の内径に対して加熱部材の外径が小さすぎるように構成してしまうと加熱部材によるベルト部材の加熱効率が低下してしまい、ベルト部材の内径に対して加熱部材の外径が大きすぎるように構成してしまうとベルト部材の内周面側への加熱部材の組付け性が低下してしまう。
さらに、特許文献1等の定着装置は、ニップ部の上流側がベルト部材の張り側となるために、ニップ部の下流側でベルト部材の弛みが生じやすくなっていた。そして、ニップ部の下流側でベルト部材の大きな弛みが生じると、ベルト部材と加熱部材との離間距離が大きくなって加熱部材によるベルト部材の加熱効率が低下する不具合や、ニップ部から送出される記録媒体に弛んだベルト部材が干渉して記録媒体の搬送性が低下したり記録媒体にシワが生じる不具合が発生することになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、定着画像上に定着ムラが生じにくく、ベルト部材の加熱効率が高く、ベルト部材の内周面側への加熱部材の組付け性が良好で、ニップ部の下流側でベルト部材の弛みが生じにくい、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、所定方向に走行してトナー像を加熱・溶融するとともに、可撓性を有する無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の内周面側に固設されて、当該ベルト部材を介して加圧回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する固定部材と、前記ベルト部材の内周面に対向するように固設されて当該ベルト部材を加熱する加熱部材と、を備え、前記加熱部材は、装置に設置されない単体の状態で、所定条件を加えることによって外径を可変できるように形成され、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する範囲における前記加熱部材の外径がその他の範囲における外径に比べて大きくなるように規制する規制手段をさらに備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記加熱部材は、有端環状の断面を幅方向にわたって有するように開口部が形成されて、装置に設置されない単体の状態で外力を作用させることによって弾性変形して外径を可変できるように形成されるとともに、前記開口部が前記ニップ部に対向するように装置に配設され、前記規制手段を、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向上流側に相当する前記開口部の一端側が固定端となり、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する前記開口部の他端側が自由端となるように前記加熱部材を保持する保持部材としたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記保持部材は、前記自由端の側において前記加熱部材の外径の可変量が一定の範囲となるように前記加熱部材を保持するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記保持部材は、前記加熱部材の内周面側に固設されて前記開口部を介して前記固定部材に当接して当該固定部材を補強する補強部材であって、前記加熱部材の前記一端側をネジによって固定するとともに、前記加熱部材の前記他端側に形成された長穴に段ネジの段部を係合させて当該他端側を前記ベルト部材の走行方向に沿って移動可能に保持するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記保持部材は、前記固定端の側の断面2次モーメントが前記自由端の側の断面2次モーメントに比べて大きくなるように形成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記加熱部材は、前記ベルト部材の内周面側に設置されないで前記保持部材に保持された状態で、外力を作用させないときの最大の外径が前記ベルト部材の内径よりも大きくなり、外力を作用させたときの最小の外径が前記ベルト部材の内径よりも小さくなるように形成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記規制手段は、前記加熱部材よりも熱膨張率が高い円弧状部材であって、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する範囲において前記加熱部材の内周面に当接するように配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記加熱部材を、肉厚が0.2mm以下のパイプ状部材としたものである。
また、この発明の請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
なお、本願において、固定部材が「固定」された状態とは、固定部材が回転駆動されることなく非回転で保持されている状態をいい、固定部材がスプリング等の付勢部材によってニップ部に向けて付勢されている場合であっても、固定部材が非回転で保持されていれば固定部材が「固定」された状態であるものと定義する。
また、本願において、加熱部材の「外径」とは、外周面の直径を意味する一般的な「外径」の意味とは異なり、加熱部材の仮想中心からの半径距離(仮想中心から外周面までの距離)を意味するものと定義する。
本発明は、加熱部材が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部の下流側でのみ加熱部材の外径が大きくなるように規制しているために、定着画像上に定着ムラが生じにくく、ベルト部材の加熱効率が高く、ベルト部材の内周面側への加熱部材の組付け性が良好で、ニップ部の下流側でベルト部材の弛みが生じにくい、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置された定着装置を示す構成図である。 図2の定着装置を幅方向にみた図である。 ニップ部の近傍を示す拡大図である。 定着装置に設置されていない単体の状態の、加熱部材を示す概略図である。 保持部材が設置された加熱部材の、無負荷時の状態を示す概略図である。 保持部材が設置された加熱部材の、ベルト部材への組付け工程時の状態を示す概略図である。 保持部材が設置された加熱部材の、ベルト部材への組付けが完了した状態を示す概略図である。 従来の定着装置の不具合を説明するための概略図である。 別の形態の補強部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における定着装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4における定着装置を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図10にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像装置76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図8にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。図3は、定着装置20を幅方向にみた図である。図4は、定着装置20のニップ部の近傍を示す拡大図である。図5は、定着装置20に設置されていない単体の状態の、加熱部材22を示す概略図である。図6は、補強部材23(保持部材)が設置された加熱部材22の、無負荷時の状態を示す概略図である。図7は、補強部材23(保持部材)が設置された加熱部材22の、定着ベルト21への組付け工程時の状態を示す概略図である。図8は、補強部材23(保持部材)が設置された加熱部材22の、定着ベルト21への組付けが完了した状態を示す概略図である。
図2に示すように、定着装置20は、ベルト部材としての定着ベルト21、固定部材26、加熱部材22、保持部材としての補強部材23、断熱部材27、加熱手段としてのヒータ25(熱源)、加圧回転体としての加圧ローラ31、温度センサ40、等で構成される。
ここで、ベルト部材としての定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状ベルトであって、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転(走行)する。定着ベルト21は、内周面21a(固定部材26との摺接面である。)側から、表面層、基材層、弾性層、離型層が順次積層されていて、その全体の厚さが1mm以下に設定されている。
定着ベルト21の表面層21a(内周面)は、層厚が50μm以下であって、フッ素を含有する材料で形成されている。具体的に、表面層21a(摺動層)を形成する材料としては、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフロオロプロピレン共重合体)等のフッ素樹脂材料や、これらにポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の樹脂を混ぜたもの、を用いることができる。
定着ベルト21の基材層は、層厚が30〜50μmであって、ニッケル、ステンレス等の金属材料やポリイミド等の樹脂材料で形成されている。
定着ベルト21の弾性層は、層厚が100〜300μmであって、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、フッ素ゴム、等のゴム材料で形成されている。弾性層を設けることで、ニップ部における定着ベルト21表面の微小な凹凸が形成されなくなり、記録媒体P上のトナー像Tに均一に熱が伝わりユズ肌画像の発生が抑止される。
定着ベルト21の離型層は、層厚が10〜50μmであって、PFA、PTFE、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等の材料で形成されている。離型層を設けることで、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保される。
また、定着ベルト21の直径は15〜120mmになるように設定されている。なお、本実施の形態1では、定着ベルト21の直径が30mmに設定されている。
定着ベルト21の内部(内周面側)には、固定部材26、ヒータ25、加熱部材22、規制手段としての補強部材23(保持部材)、断熱部材27、等が固設されている。
図示は省略するが、固定部材26は、金属材料からなる剛体部、ゴム材料からなる弾性部、剛体部及び弾性部を覆う潤滑シート、等で構成される。剛体部は、開口部22aを介して補強部材23に当接するように設けられている。剛性部は、加圧ローラ31による加圧力を受けても大きく撓むことがないように、ある程度剛性のある材料(例えば、高剛性の金属やセラミック等である。)で形成されている。弾性部は、加圧ローラ31側の面が加圧ローラ31の曲率にならうように凹状に形成されている。これにより、記録媒体Pは加圧ローラ31の曲率にならうようにニップ部から送出されるために、定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト21に吸着して分離しないような不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、ニップ部を形成する固定部材26の形状を凹状に形成したが、ニップ部を形成する固定部材26の形状を平面状に形成することもできる。すなわち、固定部材26の摺接面(加圧ローラ31に対向する面である。)が平面形状になるように形成することができる。これにより、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対して略平行になって、定着ベルト21と記録媒体Pとの密着性が高まるために定着性が向上する。さらに、ニップ部の出口側における定着ベルト21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着ベルト21から容易に分離することができる。
また、固定部材26の外周には、フッ素グリス等の潤滑剤が含浸された潤滑シートが設けられているために、固定部材26と定着ベルト21との摺動抵抗が低減される。
また、本実施の形態1では、固定部材26と加熱部材22との間に断熱部材27が設置されている。これにより、固定部材26が断熱されて、ニップ部では積極的に定着ベルト21は加熱されないことになる。そのため、ニップ部に送入された記録媒体Pの温度がニップ部から送出されるときには低くなる。すなわち、ニップ部出口では、記録媒体P上に定着されたトナー像の温度が低くなって、トナーの粘性が低下して、定着ベルト21に対するトナー接着力が小さくなった状態で、記録媒体Pは定着ベルト21から分離される。したがって、定着工程直後の記録媒体Pが定着ベルト21に巻き付いてジャムになる不具合が防止されるとともに、定着ベルト21に対するトナー固着も抑制される。
図2及び図4を参照して、加熱部材22は、肉厚が0.1mmのパイプ状部材である。加熱部材22は、ニップ部を除く位置で定着ベルト21の内周面に直接的に対向するように形成され、ニップ部の位置には内部に凹状に形成されるとともに開口部22aが形成された凹部が設けられている。そして、この加熱部材22の凹部に、多少のクリアランス(加熱部材22のスプリングバックにより生じるクリアランスである。)をあけて固定部材26が挿設されている。図3及び図4を参照して、加熱部材22は、ニップ部上流側の幅方向両端部が定着装置20の側板43に固定支持され、ニップ部下流側の幅方向両端部が側板43にルーズに保持されている。なお、加熱部材22の構成・動作については、後でさらに詳しく説明する。
そして、加熱部材22は、ヒータ25の輻射熱により加熱されて定着ベルト21を加熱する(熱を伝える。)。すなわち、加熱部材22がヒータ25によって直接的に加熱されて、加熱部材22を介して定着ベルト21がヒータ25によって間接的に加熱されることになる。加熱部材22の材料としては、ステンレス、アルミニウム、鉄、銅、等の金属熱伝導体(熱伝導性を有する金属である。)を用いることができる。加熱部材22の肉厚を0.2mm以下に設定することで、定着ベルト21(加熱部材22)の加熱効率を向上することができる。なお、本実施の形態1では、加熱部材22は、肉厚が0.1mmのステンレスで形成されている。
ヒータ25(熱源)は、ハロゲンヒータやカーボンヒータであって、その両端部が定着装置20の側板43に固定されている(図3を参照できる。)。そして、装置本体1の電源部により出力制御されたヒータ25の輻射熱によって、加熱部材22が加熱される。さらに、加熱部材22によって定着ベルト21がニップ部を除く位置で全体的に加熱されて、加熱された定着ベルト21の表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。なお、ヒータ25の出力制御は、定着ベルト21表面に対向するサーミスタ等の温度センサ40によるベルト表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このようなヒータ25の出力制御によって、定着ベルト21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
このように、本実施の形態1における定着装置20は、定着ベルト21の一部のみが局所的に加熱されるのではなく、加熱部材22によって定着ベルト21が周方向にわたってほぼ全体的に加熱されることになるために、装置を高速化した場合であっても定着ベルト21が充分に加熱されて定着不良の発生を抑止することができる。すなわち、比較的簡易な構成で効率よく定着ベルト21を加熱できるために、ウォームアップ時間やファーストプリント時間が短縮化されるとともに、装置の小型化が達成される。
ここで、定着ベルト21と加熱部材22とのギャップδ(ニップ部からニップ部下流側にかけた範囲を除く位置のギャップである。)は、0mmより大きく1mm以下とすることが好ましい(0mm<δ≦1mmである。)。これにより、加熱部材22と定着ベルト21とが摺接する面積が大きくなって定着ベルト21の磨耗が加速する不具合を抑止するとともに、加熱部材22と定着ベルト21とが離れ過ぎて定着ベルト21の加熱効率が低下する不具合を抑止することができる。さらに、加熱部材22が定着ベルト21に近設されることで、可撓性を有する定着ベルト21の円形姿勢がある程度維持されるため、定着ベルト21の変形による劣化・破損を軽減することができる。
また、加熱部材22と定着ベルト21とが摺接しても定着ベルト21の磨耗が軽減されるように、定着ベルト21の内周面21aには、フッ素を含む材料からなる表面層が形成されるとともに、双方の部材21、22の間にはフッ素グリス等の潤滑剤が塗布されている。さらには、加熱部材22の摺接面を摩擦係数の低い材料で形成することもできる。
なお、本実施の形態1では、加熱部材22の断面形状が略円形になるように形成したが、加熱部材22の断面形状が多角形になるように形成することもできる。
ここで、本実施の形態1では、ニップ部を形成する固定部材26の強度を補強する補強部材23(保持部材)が、定着ベルト21の内周面側に固設されている。図3を参照して、補強部材23は、幅方向の長さが固定部材26と同等になるように形成されていて、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に固定支持されている。そして、補強部材23が固定部材26及び定着ベルト21を介して加圧ローラ31に当接することで、ニップ部において固定部材26が加圧ローラ31の加圧力を受けて大きく変形する不具合を抑止している。
なお、補強部材23は、上述した機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが好ましい。
また、補強部材23における、ヒータ25に対向する面の一部又は全部に、断熱部材を設けたり、鏡面処理を施したりすることもできる。これにより、ヒータ25から補強部材23に向かう熱(補強部材23を加熱する熱)が加熱部材22の加熱に用いられることになるために、定着ベルト21(加熱部材22)の加熱効率がさらに向上することになる。
図2を参照して、ニップ部の位置で定着ベルト21の外周面に当接する加圧回転体としての加圧ローラ31は、直径が30mmであって、中空構造の芯金32上に弾性層33を形成したものである。加圧ローラ31(加圧回転体)の弾性層33は、発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA、PTFE等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。加圧ローラ31は定着ベルト21に圧接して、双方の部材間に所望のニップ部を形成する。また、図3を参照して、加圧ローラ31には不図示の駆動機構の駆動ギアに噛合するギア45が設置されていて、加圧ローラ31は図2中の矢印方向(時計方向)に回転駆動される。また、加圧ローラ31は、その幅方向両端部が定着装置20の側板43に軸受42を介して回転自在に支持されている。なお、加圧ローラ31の内部に、ハロゲンヒータ等の熱源を設けることもできる。
なお、加圧ローラ31の弾性層33を発泡性シリコーンゴム等のスポンジ状の材料で形成した場合には、ニップ部に作用する加圧力を減ずることができるために、加熱部材22に生じる撓みをさらに軽減することができる。さらに、加圧ローラ31の断熱性が高められて、定着ベルト21の熱が加圧ローラ31側に移動しにくくなるために、定着ベルト21の加熱効率が向上する。
また、本実施の形態1では、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径と同等になるように形成したが、定着ベルト21の直径が加圧ローラ31の直径よりも小さくなるように形成することもできる。その場合、ニップ部における定着ベルト21の曲率が加圧ローラ31の曲率よりも小さくなるために、ニップ部から送出される記録媒体Pが定着ベルト21から分離され易くなる。
以下、上述のように構成された定着装置20の、画像形成時の動作について簡単に説明する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、ヒータ25に電力が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ローラ89の位置で、記録媒体P上に未定着のカラー画像が担持(転写)される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱部材22(ヒータ25)によって加熱された定着ベルト21による加熱と、補強部材23によって補強された固定部材26と加圧ローラ31との押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、本実施の形態1における定着装置20において特徴的な構成・動作について、詳しく説明する。
図5を参照して、本実施の形態1における加熱部材22は、定着装置20に設置されない単体の状態(定着装置20から取り外した状態)で、所定条件を加えることによって外径を可変できるように形成されている。
詳しくは、加熱部材22は、有端環状の断面を幅方向(図4や図5の紙面垂直方向である。)にわたって有するように開口部22aが形成されている。そして、加熱部材22は、定着装置20に設置されない単体の状態で、図5の白矢印方向に外力を作用させることによって弾性変形して外径(径方向の形状)を可変できるように形成されている。
さらに具体的には、加熱部材22は、図5の破線で示す形状になるように、薄いステンレス板に曲げ加工を施したものである。すなわち、加熱部材22は、一枚のステンレス板の一端と他端とを近接させて開口部22aを形成するように曲げ加工により形成したものである。ところが、加熱部材22は、単体の状態で、スプリングバックによって、図5の実線で示すように外径が大きくなって開口部22aが開いた状態になる。
そして、このように構成された加熱部材22は、定着装置20において、開口部22aがニップ部に対向するように配設される(図4等を参照できる)。詳しくは、加熱部材22は、保持部材(規制手段)として機能する補強部材23、ネジ51、段ネジ52によって、その姿勢を保持された状態で定着装置20に組付けられる。
そして、加熱部材22は、保持部材(規制手段)として機能する補強部材23、ネジ51、段ネジ52によって、ニップ部の下流側(ニップ部に対して定着ベルト21の走行方向下流側に相当する範囲である。)における加熱部材22の外径が、その他の範囲における外径に比べて、大きくなるように規制される。
詳しくは、規制手段としての保持部材23、51、52は、ニップ部の上流側(ニップ部に対して定着ベルト21の走行方向上流側である。)に相当する開口部22a(加熱部材22)の一端側が固定端となり、ニップ部の下流側(ニップ部に対して定着ベルト21の走行方向下流側である。)に相当する開口部22a(加熱部材22)の他端側が自由端となるように、加熱部材22を保持している。
図4を参照して、さらに具体的には、加熱部材22の開口部22aの上流側近傍(一端側)には、ネジ51の雄ネジ部が挿通される円形穴部が形成されている。これに対して、加熱部材22の開口部22aの下流側近傍(他端側)には、段ネジ52の段部52aが挿通(係合)される長穴22b(図8(B)等も参照できる。)が形成されている。他方、補強部材23には、固定部材26に対向する対向面に、ネジ51が螺合される雌ネジ部と、段ネジ52が螺合される雌ネジ部と、が形成されている。なお、加熱部材22の他端側に形成された長穴22bは、定着ベルト21の走行方向に沿うように図4の上下方向を穴の長手方向としている。なお、図示は省略するが、上述したネジ51による固定部と段ネジ52による保持部とは、幅方向(図4の紙面垂直方向である。)に3箇所程度(例えば、幅方向中央部と幅方向両端部との3箇所である。)設けられている。
このような構成により、補強部材23(保持部材)は、加熱部材22の一端側(上流側)をネジ51によって固定して、加熱部材22の他端側(下流側)を定着ベルト21の走行方向に沿って移動(図4の白矢印方向の移動である。)できるように保持することになる。
以上のように構成することで、加熱部材のニップ部下流側(他端側)は、加熱部材22のスプリングバック力によって、定着ベルト21の内周面に当接する位置まで定着ベルト21の正規の形状(略円形の曲線形状である。)にならうように変形する(外径が大きくなるように変形する。)。具体的には、固定端となる加熱部材のニップ部上流側(一端側)では円形状がほぼ維持されるのに対して、自由端となる加熱部材のニップ部下流側(他端側)では略楕円形状に変形する。これにより、ニップ部下流側で定着ベルト21の弛みが生じにくくなる。
詳しくは、図9に示すように、従来の定着装置(加熱部材220の一端側と他端側とが接合部220aで接合されたものである。)は、ニップ部上流側が定着ベルト21の張り側となるために、ニップ部下流側(図9の破線で囲んだ領域である。)で定着ベルト21の弛みが生じやすくなる。そして、ニップ部の下流側で定着ベルト21の大きな弛みが生じると、定着ベルト21と加熱部材220との離間距離が大きくなって加熱部材220による定着ベルト21の加熱効率が低下する不具合や、ニップ部から送出される記録媒体Pに弛んだ定着ベルト21が干渉して記録媒体Pの搬送性が低下したり記録媒体Pにシワが生じる不具合が発生する。
これに対して、本実施の形態1では、ニップ部下流側における加熱部材22の外径がその他の範囲の外径に比べて大きくなって、ニップ部下流側にて定着ベルト21を弛ませることなく定着ベルト21に張力を与えることになるため、定着ベルト21の弛みによる定着ベルト21の加熱効率低下、記録媒体Pの搬送性低下、記録媒体Pのシワが抑止される。
さらに、加熱部材22はスプリングバックによって不規則に変形(拡径)するのではなく、規制手段としての保持部材23、51、52によって、変形する方向がニップ部下流側に定められている。さらに、加熱部材22は、ニップ部下流側にて定着ベルト21にほぼ均一に接触する。これにより、加熱部材22が定着ベルト21の内周面に局所的に強く当接してしまう不具合が抑止されて、定着ベルト21の全体の温度分布が均一化される。したがって、定着画像上に定着ムラが生じる不具合も抑止されることになる。
ここで、図6(A)、図7(A)、図8(A)は、保持部材23、51、52に保持された加熱部材22の外径と、定着ベルト21の内径と、の関係を示す概略図である。なお、図6(A)、図7(A)、図8(A)において、簡単のため、補強部材23、ネジ51、段ネジ52の図示は省略している。また、図6(B)、図7(B)、図8(B)は、それぞれ、図6(A)、図7(A)、図8(A)に対応した図であって、長穴22bと段ネジ52とを図4のA視方向からみた図である。
図6(A)及び図6(B)に示すように、保持部材23、51、52に保持された加熱部材22は、無負荷時の状態(外力がまったくかからない状態である。)で、加熱部材22のスプリングバックが他端側にのみ作用して(又は、一端側に比べて他端側に大きく作用して)、一端側の外径に比べて他端側の外径が大きくなる(他端側が白矢印方向に楕円状に変形する)。すなわち、図6において、仮想中心(定着ベルト21の中心位置であって、上流側の外周面の中心位置と概ね一致する。)から上流側の外周面までの距離D1と、仮想中心から下流側の外周面までの距離D2と、の関係は、D1<D2となる。そして、仮想中心から加熱部材22における下流側の外周面までの距離D2と、仮想中心から定着ベルト21の内周面までの距離Hと、の関係は、D2>Hとなる。
このとき、段ネジ52の段部52aは、長穴22bの一端側に当接した状態である。すなわち、段ネジ52の段部52aが長穴22bの一端側に当接して、加熱部材22の自由端側の外径の可変量(最大外径)が制限される。
また、図7(A)及び図7(B)に示すように、保持部材23、51、52に保持された加熱部材22は、定着ベルト21への組付け工程時に、加熱部材22のスプリングバック力に抗するように白矢印方向に外力がかけられて、加熱部材22の他端側が縮径化する。このとき、加熱部材22の一端側は、固定端であるため、径の変動はほとんどない。すなわち、図7において、仮想中心から下流側の外周面までの距離D3は、図6(A)の距離D2に比べて、小さくなる(D3<D2)。そして、仮想中心から加熱部材22における下流側の外周面までの距離D3と、仮想中心から定着ベルト21の内周面までの距離Hと、の関係は、D3<Hとなる。
このとき、段ネジ52の段部52aは、長穴22bの他端側に当接した状態である。すなわち、段ネジ52の段部52aが長穴22bの他端側に当接して、加熱部材22の自由端側の外径の可変量(最小外径)が制限される。
そして、図7に示すような状態のまま、加熱部材22が定着ベルト21の内部に挿入されることになる。
そして、加熱部材22が定着ベルト21の内部に挿入された後に、図7(A)の白矢印方向の外力を解除して、定着ベルト21(定着装置20)への加熱部材22の装着を完了する。
このとき、図8(A)及び図8(B)に示すように、加熱部材22のスプリングバックが他端側にのみ作用して(又は、一端側に比べて他端側に大きく作用して)、一端側の外径に比べて他端側の外径が大きくなる(他端側が白矢印方向に楕円状に変形する)。すなわち、図8において、仮想中心から上流側の外周面までの距離D1と、仮想中心から下流側の外周面までの距離D4と、の関係は、D1<D4となる。そして、加熱部材22のニップ部下流側の拡径は定着ベルト21との当接によって制限されるために、仮想中心から加熱部材22における下流側の外周面までの距離D4と、仮想中心から定着ベルト21の内周面までの距離Hと、の関係は、(D1<)D4=H(<D2)となる。このとき、段ネジ52の段部52aは、長穴22bの一端側にも他端側にも当接しない状態である。
そして、図8の状態で、定着工程がおこなわれることになる。
なお、図8(A)では、ニップ部下流側における加熱部材22の外径と定着ベルト21の外径との関係を強調するために、加熱部材22と定着ベルト21とが重なるように図示されているが、実際には、ニップ部からニップ部下流側にかけた範囲を除く位置では、定着ベルト21と加熱部材22とのギャップδが、0mmより大きく1mm以下となるように設定されている(0mm<δ≦1mmである。)。
以上説明したように、加熱部材22を定着ベルト21の内周面側に組付けるときに、定着ベルト21の内径に対して加熱部材22の外径を小さく可変することができるために、定着ベルト21の内周面側への加熱部材22の組付け性が向上する。特に、図6で説明したように、加熱部材22の自由端側の外径の可変量(最大外径)が制限されているために、無負荷状態で加熱部材22が広がり過ぎることがなく、加熱部材22を図7の状態にスムーズに変形させることができる。また、図7で説明したように、加熱部材22の自由端側の外径の可変量(最小外径)が制限されているために、加熱部材22を必要以上に押しつぶしてしまう不具合が抑止される。すなわち、保持部材23、51、52は、加熱部材の自由端側の外径の可変量が一定の範囲となるように、加熱部材22を保持しているために、定着ベルト21の内周面側への加熱部材22の組付け性が向上する。
さらに、最終的に、定着ベルト21の内径に対して加熱部材22の外径が小さすぎることなく、好適な外径にて加熱部材22が保持されて定着工程がおこなわれるために、加熱部材22による定着ベルト21の加熱効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、図4に示すように、ニップ側に突出するネジ51や段ネジ52を避けるように、固定部材26に逃げ部(めくら穴部)が設けられていて、固定部材26が開口部22a(加熱部材22)を介して補強部材23に当接するように構成されている。
これに対して、図10に示すように、補強部材23に、ネジ51や段ネジ52を収納する逃げ部(ネジ51や段ネジ52が螺合される雌ネジ部23aが形成されている。)を形成することもできる。この場合、加熱部材22には、図10中の破線で示すように、補強部材23の逃げ部の形状に合わせた曲げ部が形成されることになる。また、固定部材26は、図10中の斜線部分に当接することになる。
また、本実施の形態1では、加熱部材22の一端側(固定端側)をネジ51にて固定して、他端側(自由端側)を段ネジ52で保持したが、これらの固定方法や保持方法はこれに限定されることはない。例えば、加熱部材22の一端側(固定端側)をリベットにて固定して、他端側(自由端側)を段付リベットで移動可能に保持することもできる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、加熱部材22が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部の下流側でのみ加熱部材22の外径が大きくなるように規制しているために、定着画像上に定着ムラが生じにくく、定着ベルト21(ベルト部材)の加熱効率が高く、定着ベルト21の内周面側への加熱部材22の組付け性が良好で、ニップ部の下流側で定着ベルト21の弛みが生じにくくなる。
なお、本実施の形態1では、加圧回転体として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧回転体として加圧ベルトを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。そして、そのような場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、ベルト部材として複層構造の定着ベルト21を用いたが、ベルト部材としてポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、金属等からなる無端状の定着フィルムを用いることもできる。そして、その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、加熱部材22のスプリングバック力を弾性力として、定着装置20に設置されない単体の状態で外力を作用させることによって弾性変形して外径を可変できるように形成した。これに対して、スプリングバックが生じない有端環状の加熱部材22であっても、定着装置20に設置されない単体の状態で外力を作用させることによって弾性変形して外径を可変できるように形成して、保持部材23、51、52によって開口部22aの一端側が固定端となって他端側が自由端となるように加熱部材22を保持することで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図11にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図11は、実施の形態2における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、保持部材としての補強部材23の形状が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図11に示すように、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21(ベルト部材)、固定部材26、有端環状で開口部22aを有する加熱部材22、補強部材23、断熱部材27、ヒータ25、加圧ローラ31(加熱回転体)、温度センサ40、等で構成される。また、図示は省略するが、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、加熱部材22のニップ部下流側の外径のみが大きく可変するように規制する保持部材23、51、52(規制手段)が設けられている。
ここで、本実施の形態2における補強部材23(保持部材)は、固定端側の断面2次モーメントが自由端側の断面2次モーメントに比べて大きくなるように形成されている。詳しくは、図11に示すように、T字状であった補強部材23(保持部材)の固定端側に曲げ部(破線で囲んだ部分である。)が付加されている。これにより、補強部材23の固定端側(ニップ部上流側)の断面2次モーメントが自由端側(ニップ部下流側)のものに比べて大きくなり、加熱部材22の固定端の固定保持力が増加して、加熱部材22の固定端側の変形を抑止することができる。なお、補強部材23の自由端側は、加熱部材22を固定保持する機能を有していないため、固定端側ほど断面2次モーメントを高める必要がない。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、加熱部材22が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部の下流側でのみ加熱部材22の外径が大きくなるように規制しているために、定着画像上に定着ムラが生じにくく、定着ベルト21(ベルト部材)の加熱効率が高く、定着ベルト21の内周面側への加熱部材22の組付け性が良好で、ニップ部の下流側で定着ベルト21の弛みを生じにくくすることができる。
実施の形態3.
図12にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図12は、実施の形態3における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、ニップ部の下流側でのみ加熱部材の外径が大きくなるように規制する規制手段の構成が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図12に示すように、本実施の形態3における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21(ベルト部材)、固定部材26、加熱部材122、補強部材23、断熱部材27、ヒータ25、加圧ローラ31(加熱回転体)、温度センサ40、等で構成される。
ここで、本実施の形態3では、前記実施の形態1とは異なり、加熱部材122が無端状に形成されている(周面に開口部が形成されていない。)。そして、加熱部材122は、定着装置20に設置されない単体の状態で、熱を加えることによって外径を可変できるように形成されている(熱膨張するように形成されている。)。詳しくは、加熱部材122は、単体の状態で、常温時に外径が定着ベルト21の内径よりも小さく、高温時(定着工程時)に熱膨張により外径が定着ベルト21の内径よりも大きくなるように設定されている(そのような条件を満たす材料や形状が選択されている。)。
また、本実施の形態3では、ニップ部下流側の加熱部材122の外径がその他の範囲における外径に比べて大きくなるように規制する規制手段として、円弧状部材123が設置されている。詳しくは、円弧状部材123(規制手段)は、加熱部材122よりも高い熱膨張率を有していて、ニップ部下流側の加熱部材122の内周面に当接するように配設されている。このような構成により、高温時(定着工程時)に、大きく熱膨張する円弧状部材123に押圧されて、ニップ部下流側において加熱部材22が拡径する(楕円状に変形する。)。これにより、ニップ部下流側で定着ベルト21の弛みが生じにくくなる。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、加熱部材122が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部の下流側において加熱部材122の外径が大きくなるように規制しているために、定着画像上に定着ムラが生じにくく、定着ベルト21(ベルト部材)の加熱効率が高く、定着ベルト21の内周面側への加熱部材122の組付け性が良好で、ニップ部の下流側で定着ベルト21の弛みを生じにくくすることができる。
実施の形態4.
図13にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図13は、実施の形態4における定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態4における定着装置は、加熱部材22が電磁誘導によって加熱される点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図13に示すように、本実施の形態4における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着ベルト21(ベルト部材)、固定部材26、有端環状で開口部22aを有する加熱部材22、補強部材23、断熱部材27、加圧ローラ31(加熱回転体)、温度センサ40、等で構成される。また、図示は省略するが、本実施の形態4でも、前記実施の形態1と同様に、加熱部材22のニップ部下流側の外径のみが大きく可変するように規制する保持部材23、51、52(規制手段)が設けられている。
ここで、本実施の形態4における定着装置20は、加熱手段として、ヒータ25の代わりに、誘導加熱部50が設置されている。そして、本実施の形態4における加熱部材22は、ヒータ25の輻射熱によって加熱される前記実施の形態1のものとは異なり、誘導加熱部50による電磁誘導によって加熱される。
誘導加熱部50は、励磁コイル、コア、コイルガイド、等で構成される。励磁コイルは、定着ベルト21の一部を覆うように、細線を束ねたリッツ線を幅方向(図13の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイドは、耐熱性の高い樹脂材料等からなり、励磁コイルやコアを保持する。コアは、フェライト等の強磁性体(比透磁率が1000〜3000程度である。)からなる半円筒状部材であって、加熱部材22に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコアやサイドコアが設けられている。コアは、幅方向に延設された励磁コイルに対向するように設置されている。
このように構成された定着装置20は、次のように動作する。
定着ベルト21が図13中の矢印方向に回転駆動されると、定着ベルト21は誘導加熱部50との対向位置で加熱される。詳しくは、励磁コイルに高周波の交番電流を流すことで、加熱部材22の周囲に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このとき、加熱部材22表面に渦電流が生じて、加熱部材22自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、加熱部材22が電磁誘導加熱されて、さらに加熱された加熱部材22によって定着ベルト21が加熱される。
なお、加熱部材22を効率的に電磁誘導加熱するためには、誘導加熱部50を加熱部材22の周方向全域に対向するように構成することが好ましい。また、加熱部材22の材料としては、ニッケル、ステンレス、鉄、銅、コバルト、クロム、アルミニウム、金、白金、銀、スズ、パラジウム、これらのうち複数の金属からなる合金、等を用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、加熱部材22が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部の下流側でのみ加熱部材22の外径が大きくなるように規制しているために、定着画像上に定着ムラが生じにくく、定着ベルト21(ベルト部材)の加熱効率が高く、定着ベルト21の内周面側への加熱部材22の組付け性が良好で、ニップ部の下流側で定着ベルト21の弛みを生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態4では、加熱部材22を電磁誘導加熱により加熱したが、加熱部材22を抵抗発熱体の熱によって加熱することもできる。具体的に、加熱部材22の内周面の一部又は全部に抵抗発熱体を当接させる。抵抗発熱体は、セラミックヒータ等の面状発熱体であって、その両端部に電源部が接続されている。そして、抵抗発熱体に電流が流されると、抵抗発熱体自身の電気抵抗によって抵抗発熱体が昇温して、当接する加熱部材22を加熱する。さらに、加熱された加熱部材22によって定着ベルト21が加熱されることになる。
さらに、加熱部材22自身を抵抗発熱体とすることもできる。具体的に、加熱部材22を薄肉の抵抗発熱体で形成して、その両端部に電源部を接続する。そして、加熱部材(抵抗発熱体)に電流が流されると、加熱部材自身の電気抵抗によって抵抗発熱体が昇温して、定着ベルト21が加熱されることになる。
これらの場合にも、加熱部材22が単体で外径を可変できるように形成して、ニップ部下流側において加熱部材22の外径が大きくなるように規制することで、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着ベルト(ベルト部材)、
22 加熱部材、
22a 開口部、 22b 長穴、
23 補強部材(規制手段、保持部材)、
25 ヒータ(加熱手段)、
26 固定部材、
27 断熱部材、
31 加圧ローラ(加圧回転体)、
50 誘導加熱部(加熱手段)、
51 ネジ(保持部材)、
52 段ネジ(保持部材)、 52a 段部、
123 円弧状部材(規制手段)、 P 記録媒体。
特開2009−3410号公報

Claims (9)

  1. 所定方向に走行してトナー像を加熱・溶融するとともに、可撓性を有する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内周面側に固設されて、当該ベルト部材を介して加圧回転体に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する固定部材と、
    前記ベルト部材の内周面に対向するように固設されて当該ベルト部材を加熱する加熱部材と、
    を備え、
    前記加熱部材は、装置に設置されない単体の状態で、所定条件を加えることによって外径を可変できるように形成され、
    前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する範囲における前記加熱部材の外径がその他の範囲における外径に比べて大きくなるように規制する規制手段をさらに備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱部材は、有端環状の断面を幅方向にわたって有するように開口部が形成されて、装置に設置されない単体の状態で外力を作用させることによって弾性変形して外径を可変できるように形成されるとともに、前記開口部が前記ニップ部に対向するように装置に配設され、
    前記規制手段は、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向上流側に相当する前記開口部の一端側が固定端となり、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する前記開口部の他端側が自由端となるように前記加熱部材を保持する保持部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記保持部材は、前記自由端の側において前記加熱部材の外径の可変量が一定の範囲となるように前記加熱部材を保持することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記保持部材は、前記加熱部材の内周面側に固設されて前記開口部を介して前記固定部材に当接して当該固定部材を補強する補強部材であって、前記加熱部材の前記一端側をネジによって固定するとともに、前記加熱部材の前記他端側に形成された長穴に段ネジの段部を係合させて当該他端側を前記ベルト部材の走行方向に沿って移動可能に保持することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記保持部材は、前記固定端の側の断面2次モーメントが前記自由端の側の断面2次モーメントに比べて大きくなるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記加熱部材は、前記ベルト部材の内周面側に設置されないで前記保持部材に保持された状態で、外力を作用させないときの最大の外径が前記ベルト部材の内径よりも大きくなり、外力を作用させたときの最小の外径が前記ベルト部材の内径よりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記規制手段は、前記加熱部材よりも熱膨張率が高い円弧状部材であって、前記ニップ部に対して前記ベルト部材の走行方向下流側に相当する範囲において前記加熱部材の内周面に当接するように配設されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  8. 前記加熱部材は、肉厚が0.2mm以下のパイプ状部材であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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