JPH08179641A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH08179641A
JPH08179641A JP32276694A JP32276694A JPH08179641A JP H08179641 A JPH08179641 A JP H08179641A JP 32276694 A JP32276694 A JP 32276694A JP 32276694 A JP32276694 A JP 32276694A JP H08179641 A JPH08179641 A JP H08179641A
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JP
Japan
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fixing film
fixing
film
heater
fixing device
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Pending
Application number
JP32276694A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Matori
至之 馬鳥
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寄り制御装置等の他の部材を付加することな
く、ガイド部材の形状のみで定着フィルムの寄り力を軽
減して定着フィルムの耐久性向上を図ることができる定
着装置を提供すること。 【構成】 ヒータ(加熱体)12と、この加熱体12を
固定するヒータ保持部材13と、前記ヒータ12により
加熱される無端ベルト状の定着フィルム14と、この定
着フィルム14の回転をガイドするためのガイド部材1
と、前記定着フィルム14と記録材19を前記ヒータ1
2に向けて押圧してニップ部Nを形成しつつ定着フィル
ム14と記録材19を挟持搬送する加圧ローラ11とを
有する定着装置において、前記ガイド部材1のフィルム
搬送下流領域での外周長を上流領域でのそれよりも長く
する。本発明によれば、搬送力の増大を招くことなく、
定着フィルム14の端部がこれの移動を規制する規制板
に達したときの寄り力による定着フィルム14端部の変
形限界強度を引き上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置において記録材上の未定着
画像をフィルム加熱方式によって加熱定着する定着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィルム加熱方式を採用す
る定着装置においては、図8に示すように、無端ベルト
状の耐熱性定着フィルム14に対して加圧ローラ11を
駆動源Mにより図示矢印A方向(反時計方向)に回転駆
動することによって、該加圧ローラ11と定着フィルム
14との摩擦力で定着フィルム14の内面を加熱体12
との面で密着摺動させながら、該定着フィルム14を図
示矢印B方向(時計方向)に回転搬送させている。尚、
定着フィルム14の従動回転を安定させるためにガイド
部材15が設けられており、定着フィルム14の内周面
とガイド部材15の外周面を接触させることによって、
定着フィルム14の回転時の形状を安定させている。
【0003】ところで、従来、上記ガイド部材15は、
加圧ローラ11の中心を通って加熱体12に垂直に引か
れる線を延長したC−C線に対して線対称な形状に成形
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述のフィル
ム加熱方式を採用する定着装置では、前述のように、定
着フィルム14が加圧ローラ11によって従動回転して
いるが、定着フィルム14の回転時に該定着フィルム1
4の回転軸線方向の一方側若しくは他方側への寄り移動
(以下、単に寄りと称す)が発生し、図9に示すよう
に、ガイド部材15の両端部には定着フィルム14の移
動を規制するためのフランジ22,23が設けられてい
る。
【0005】ところが、定着フィルム14は寄りによっ
てフランジ22,23に突き当たり、自らの寄りの力
(以下、単に寄り力と称す)によってその端部が回転中
に変形又は破損に至るという欠点があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、フィルム加熱方式を採用する
定着装置における定着フィルムの寄りに対して、寄り制
御装置等の他の部材を付加することなく、ガイド部材の
形状のみで定着フィルムの寄り力を軽減して定着フィル
ムの耐久性向上を図ることができる定着装置を提供する
ことにある。。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、加熱体と、この加熱体を固定する保持部
材と、前記加熱体により加熱される無端ベルト状の定着
フィルムと、この定着フィルムの回転をガイドするため
のガイド部材と、前記定着フィルムと記録材を前記加熱
体に向けて押圧してニップ部を形成しつつ定着フィルム
と記録材を狭持搬送する加圧ローラとを有する定着装置
において、前記ガイド部材のフィルム搬送下流領域での
外周長を上流領域でのそれよりも長くしたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明によれば、定着フィルムの従動回転時の
形状に注目して、ガイド部材のフィルム搬送下流領域で
の外周長を上流領域でのそれよりも長くしてフィルム搬
送下流領域の定着フィルムと保持部材及び定着フィルム
とガイド部材とのクリアランスを微小にしたため、搬送
力の増大を招くことなく、定着フィルム端部が該定着フ
ィルムの移動を規制する規制板に達したときの寄り力に
よる定着フィルムの端部の変形限界強度を引き上げるこ
とができ、これによって定着フィルムの寄り力を軽減し
て安定な定着フィルムの搬送が可能となり、該定着フィ
ルムの耐久性向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】先ず、定着フィルムの寄りの原理を図2乃
至図7に従って説明する。尚、図2は定着フィルムの寄
りの原理を説明するための定着装置の平面図、図3は図
2の矢視X方向の図、図4はフィルム駆動力のベクトル
図、図5は従来の定着装置の定着フィルム回転時の概略
断面図、図6は同定着装置の周長差大の場合の定着フィ
ルム回転時の概略断面図、図7は同定着装置の周長差小
の場合の定着フィルム回転時の概略断面図である。
【0011】定着フィルム14の寄りは、図2に示すフ
ィルム軸線D−Dが加熱体12、加熱体保持部材13、
補強材16及びガイド部材15(図8参照)で構成され
る加熱ユニットU(図3参照)の軸線E−Eに対して捩
れの位置関係になるときに生じる。ここで、図4に示す
ように捩れ角をθ、加圧ローラ11によるフィルム駆動
力Fとすると、定着フィルム14に対して寄り成分F・
sinθが生じるために定着フィルム14の寄りが発生
する。従って、捩れ角θが最大のときに寄り力が最大と
なり、このために捩れ角θを小さくする手段が必要にな
る。
【0012】前記加熱ユニットUの外周長と定着フィル
ム14の内周長との差(以下、単に周長差と称す)を
2.5mmから1.5mmに縮めることによって定着フ
ィルム14の寄り力を300gfから210gfへと3
割減少させることができる。それは捩れ角θの減少に他
ならない。又、定着フィルム14がフランジ22又は2
3に突き当たったときの該定着フィルム14端部の変形
の限界値も向上することが分かっている。
【0013】次に、周長差と搬送力の関係を図5乃至図
7において一般に良く知られているアイテルワインの式
によって説明する。
【0014】図5に示すように、加圧ローラ11の中心
からニップ部Nに垂直に交わる直線を延長した軸線F−
Fを境として、加圧ローラ11が定着フィルム14を引
っ張る領域を上流領域UUとし、他方の定着フィルム1
4を送り出す領域を下流領域UDとする。
【0015】而して、定着フィルム14の搬送時の形状
については、上流領域UUでは定着フィルム14は加熱
ユニットUと接しているが、下流領域UDでは定着フィ
ルム14と加熱ユニットUは全域では接していない。
【0016】ここで、図5に示すように、定着フィルム
14の回転時に加熱ユニットUに接し始める定着フィル
ム14上の点をPa、この点Paにおいて定着フィルム
14に作用する張力をTa、ニップ部Nの直前の点をP
b、この点Pbにおいて定着フィルム14に作用する張
力をTbとする。又、点Paと点Pbが加熱ユニットU
の中心に対して成す円周角(巻き掛け角)をα、定着フ
ィルム14とガイド部材15との摩擦係数をμとする
と、以下のアイテルワインの式が導かれる。
【0017】
【数1】Tb=Ta・exp(μθ) この式によると、張力Tbは巻き掛け角αの増加に伴っ
て指数的に増加することが分かる。周長差が大きい場合
の様子を示す図6と周長差が小さい場合の様子を示す図
7を比較すれば分かるように、周長差と巻き掛け角αと
は反比例する。
【0018】定着フィルム14は加圧ローラ11のみか
ら搬送力を受けて従動回転しているため、張力Tbの増
加に伴って定着フィルム14の搬送力を増加させなけれ
ばならない。つまり、周長差を詰めることによって必然
的に搬送力を上げなければならない。実際、周長差を
2.5mm詰めることによって駆動トルクは400gf
・cm増加した。ここで、周長差と搬送力は反比例する
ことが分かる。
【0019】本発明は以上の2点に鑑みてなされたもの
で、巻き掛け角を増やすことなく、定着フィルムの回転
をガイドするガイド部材のフィルム搬送下流側の外周長
を上流側のそれに比べて長くすることによって、定着フ
ィルムの形状に沿って周長差を小さく抑え、これによっ
て定着フィルムの寄りを軽減するようにしたものであ
る。以下、本発明の具体的実施例を図1に基づいて説明
する。
【0020】図1は本発明に係る定着装置要部の拡大断
面図であり、同図に示すように、低熱容量のセラミック
製の加熱体12(以下、単にヒータと称す)はヒータ保
持部材13に熱硬化性の接着剤によって接着されてお
り、定着フィルム14をガイドするガイド部材1はネジ
止めによってヒータ保持材13に固定されている。
【0021】上記定着フィルム14は耐熱性の高い厚さ
約60μmの低熱容量シートフィルムをエンドレスベル
ト状に成形して構成され、これは加熱ユニットUに対し
てルーズに外嵌されている。尚、定着フィルム14のフ
ィルム軸線方向への移動を規制するためのフィルム端部
規制板(図9のフランジ22,23参照)が加熱ユニッ
トUの端部にそれぞれ配置されている。又、定着フィル
ム14と加熱ユニットUの摺動性向上を考慮して両者の
摺動面にはグリスが塗布されている。
【0022】又、図1において、11は加圧ローラであ
って、該加圧ローラ11は定着フィルム14と記録材1
9を挟み込んでこれらを互いに総圧5〜10kg程度で
圧接した状態で配置されており、該加圧ローラ11と加
熱ユニットUの間には圧接ニップ部Nが形成される。
【0023】以上において、上記加圧ローラ11による
定着フィルム14の回転駆動がなされ、且つ、ヒータ1
2が通電によって所定の温度に昇温されている状態にお
いて、未定着トナー画像20を担持した被加熱材である
記録材19が不図示の作像部側から入口ガイド18に案
内されて圧接ニップ部Nの定着フィルム14と加圧ロー
ラ11との間に導入されることによって、記録材19上
の未定着トナー画像20が加熱溶融されてその定着処理
がなされる。
【0024】而して、本実施例では、定着フィルム14
の従動回転時の形状に注目して、巻き掛け角αを増やす
ことなく、ガイド部材1のフィルム搬送下流領域での外
周長を上流領域でのそれよりも長くしてフィルム搬送下
流領域の定着フィルム14とヒータ保持材13及び定着
フィルム14とガイド部材1とのクリアランスを微小に
した。このようにすることによって、巻き掛け角αが増
加しないため、搬送力Fの増大を招くことなく、又、回
転角θが以前の値より小さくなることで寄り力F・si
nθ自体が小さくなり、且つ、定着フィルム14端部が
該定着フィルム14の移動を規制する規制板に達したと
きの寄り力による定着フィルム14の端部の変形限界強
度をクリアランスを微小にすることで引き上げるように
しており、これらの相乗効果によって定着フィルム14
の寄り力を軽減して安定な定着フィルム14の搬送が可
能となり、該定着フィルム14の耐久性向上を図ること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、加熱体と、この加熱体を固定する保持部材と、
前記加熱体により加熱される無端ベルト状の定着フィル
ムと、この定着フィルムの回転をガイドするためのガイ
ド部材と、前記定着フィルムと記録材を前記加熱体に向
けて押圧してニップ部を形成しつつ定着フィルムと記録
材を狭持搬送する加圧ローラとを有する定着装置におい
て、前記ガイド部材のフィルム搬送下流領域での外周長
を上流領域でのそれよりも長くしたため、フィルム加熱
方式を採用する定着装置における定着フィルムの寄りに
対して、寄り制御装置等の他の部材を付加することな
く、ガイド部材の形状のみで定着フィルムの寄り力を軽
減して定着フィルムの耐久性向上を図ることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置要部の拡大断面図であ
る。
【図2】定着フィルムの寄りの原理を説明するための定
着装置の平面図である。
【図3】図2の矢視X方向の図である。
【図4】フィルム駆動力のベクトル図である。
【図5】従来の定着装置の定着フィルム回転時の概略断
面図である。
【図6】従来の定着装置の周長差大の場合の定着フィル
ム回転時の概略断面図である。
【図7】従来の定着装置の周長差小の場合の定着フィル
ム回転時の概略断面図である。
【図8】従来の定着装置要部の拡大断面図である。
【図9】従来の定着装置要部の破断正面図である。
【符号の説明】
1 ガイド部材 11 加圧ローラ 12 加熱体(ヒータ) 13 ヒータ保持部材(保持部材) 14 定着フィルム 19 記録材 N ニップ部 U 加熱ユニット UU 上流領域 UD 下流領域 F フィルム駆動力 θ 定着フィルムと加熱ユニットとの捩れ角 α 巻き掛け角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、この加熱体を固定する保持部
    材と、前記加熱体により加熱される無端ベルト状の定着
    フィルムと、この定着フィルムの回転をガイドするため
    のガイド部材と、前記定着フィルムと記録材を前記加熱
    体に向けて押圧してニップ部を形成しつつ定着フィルム
    と記録材を狭持搬送する加圧ローラとを有する定着装置
    において、前記ガイド部材のフィルム搬送下流領域での
    外周長を上流領域でのそれよりも長くしたことを特徴と
    する定着装置。
JP32276694A 1994-12-26 1994-12-26 定着装置 Pending JPH08179641A (ja)

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JP32276694A JPH08179641A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 定着装置

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JP (1) JPH08179641A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033661A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
CN102193451A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 株式会社理光 定影装置以及图像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011033661A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
CN102193451A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 株式会社理光 定影装置以及图像形成装置
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