JPH0444074A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、固定的に支持されている加熱体と、この加熱
体を覆うようにして設けられ、耐熱性エンドレスフィル
ムをカイトするフィルム案内部材と、耐熱性エンドレス
フィルムを介して加熱体に対向圧接するように配置され
ている駆動加圧部材とからなり、未定着ト・ナー像が形
成された記録材を耐熱性エンドレスフィルムと駆動加圧
部材との間に移動させなから熱定着する装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 画像形成装置により、トナー像が形成された記録紙或い
は転写材を加熱ローラと加圧ローラどの間に通し、トナ
ー像を記錨紙上に定着する熱ローラ方式は、例示するま
てもなく周知である。この方式は、構造的には有利であ
るが、加熱ローラの熱容量か大きいため待ち時間が長く
なる欠点がある。そこで、熱容量の小さい定着フィルム
方式が、例えば特開昭１＋３−３１３１８２号公報によ
って提案されている。

この定着フィルム方式は、固定的に設けられている加熱
体と、移動するエンドレスフィルムと、加゛熱体に対向
圧接するように配置されている加圧ローラとから一般に
形成され、記録材をフィルムと加圧ローラとの間に通し
、その間に熱定着するものである。

［発明が解決しようとする課題］ 定着フィルム方式は、加熱体の熱容量か小さいので、消
費電力か少なく、待ち時間も短い特徴があり、さらには
オフセット防止、光沢制御も容易である等の優れた効果
があるが、非常に薄膜のエンドレスフィルムかテンショ
ンがかけられた状態てローラにより駆動され、しかも熱
も負荷されているので、クリープ等を引き起こしフィル
ムが変形し易く、またシワもより易い１という問題かあ
る。さらには、フィルムの温度上昇により、フィルムｊ
般送ローラ、ステイガイド等も昇温し、画像形成装置本
体にも熱的悪影響を与えるという問題もある。

従って本発明は、定着フィルム方式の特徴はそのまま生
かし、定着フ、ｆルムに変形、シワ等が生じることかな
く、耐久性の優れた定着装置を提供することを目的とし
ている。また他の発明は、上記目的に加え、構造が簡単
な定着装置を提供することを目的とし、さらに他の発明
は放熱効果の大きい定着装置を提供することを、また他
の発明は定着フィルムかより完全に案内される定着装置
を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記目的を達成するために、固定的に支持さ
れている加熱体と、該加熱体を覆うようにして設けられ
、耐熱性エンドレスフィルムをガイドするフィルム案内
部材と、前記耐熱性エンドレスフィルムを介して前記加
熱体に対向圧接するように配置されている駆動加圧部材
とからなり、未定着トナー像が形成された記録材を前記
耐熱性エンドレスフィルムと駆動加圧部材との間に移動
させながら熱定着する装置において、前記耐熱性エンド
レスフィルムは、前記フィルム案内部材の外周面と加熱
体の外周面とにわたってたるみを持った状態で掛け回さ
れる。

また請求項２記載の発明においては、フィルム案内部材
は、加熱体も直接的に支持するように構成される。

請求項３記載の発明では、フィルム案内部材は、中空体
から構成され、請求項４記載の発明は、中空状のフィル
ム案内部材は、その内側にリブを有し、請求項１〜４の
いずれかの項に記載の発明によると、フィルム案内部材
或いは加熱体の外周面の端部には、耐熱性エンドレスフ
ィルムの逸脱を規制する部オΔか設りられる。

［作　　　用］ 本発明は、上記構成を有するので、加熱体を加熱すると
共に駆動加圧部材を駆動し、この駆動加圧部材と耐熱性
エンドレスフィルムとの間に、例えば電子写真装置、静
電記録装置等の画像形成装置によってトナー像が形成さ
れた記録材を通す。このとき、耐熱性エンドレスフィル
ムは駆動加圧部材により、たるんだ状態で記録材と共に
駆動される。この間にトナー像は熱と圧とにより記録材
上に定着される。

このように、本発明によると、耐熱性エンドレスフィル
ムにはテンションはかりらねず、たるんだ状態で駆動さ
れるので、熱が負荷されても変形することも、さらには
しわが寄るようなこともない。

また他の発明によると、フィルム案内部材は、加熱体も
直接的に支持するように構成されているので、構造か簡
単になると共に、定着装置全体の剛性が上がり、さらに
フィルム案内部材か中空体の発明では放熱効果が高く、
本体への熱的悪影響を小さくてきる。中空状のフィルム
案内部材の内側にリブが設けられた発明によると、放熱
効果はさらに高められる。またフィルム案内部拐或いは
加熱体の外周面の端部に、耐熱性エンドレスフィルムの
逸脱を規制する部材か設りられた発明では、駆動加圧部
材のニップ線と、フィルム搬送方向に部品精度のバラツ
キかあっても、フィルムの片寄りを規制てきる。

［実　施　例］ 本発明の詳細な説明に当たっては、駆動加圧部材は加圧
ローラとして実施した例が、また同様にフィルム案内部
材はフィルムガイドとして、フィルムの逸脱を規制する
部材はリブとして実施した例がそれぞれ示さ１＋ている
。

第１図は、本発明の第１の実施例である定着器或いは定
着装置の断面を示す。

図において、１は加熱体、２は定着フィルム即ち耐熱性
エンドレスフィルムを示し、このフィルムは、例えはポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォ
ン等の耐熱性樹脂の厚さ２０μのフィルムから構成され
、その片面にふっ素糸樹脂の離型層がコートされている
。３はフィルムガイドであり、その内部にステイ４が設
けられ、このスティに、耐熱性樹脂よりなる断熱部材５
を介して加熱体１が係合した状態で設けられている。そ
してフィルムカイトの外周面にフィルム搬送路が形成さ
れ、耐熱性エンドレスフィルムはこの搬送路に緩くかけ
回されている。

加圧ローラ６は、図示されないモータにより駆動される
ものて、その外周部にシリコンゴム等の離型性の良いゴ
ム弾性層を有し、加圧ハネ７によって定着に必要な力で
、矢印Ｐで示ず加熱体１の方向に加圧されている。加熱
体１、断熱部材５等からなる加熱部は、その加圧力に耐
えるような剛性を有するステイ４上に固定されている。

耐熱性エンドレスフィルム２は、フィルムガイド３の外
周面に形成された搬送路と、加熱部の外周部をたるみを
持った状態でこれらの外周を覆うように緩くかけ回され
ている。

本実施例は、以上のように構成されているので加圧ロー
ラ６を駆動し、加熱体１を加熱する。そして入りロガイ
ト１１より未定着状態の転写材を、加圧ローラ６とフィ
ルム２との間を通過させる。そうすると、通過する間に
、熱と圧力とによりトナー像は転写材上に定着され、そ
して分離ガイド１２、搬送ガイド１６、及び排紙ローラ
１３を通って排出される。

以上のように、定着フィルム２が、加熱部材とフィルム
ガイド３の外周面とをたるみを持った状態で駆動搬送さ
れるので、フィルムには無理なテンションはかからず、
フィルムは薄いか、耐久によるクリープ等を引き起こす
こともなく変形もなくすることかできる。またフィルム
変形によるフィルムの寄り、しわ等の発生を抑えること
かてきる。

請求項４記載の発明に対応した実施例が、第２図に示さ
れている。本実施例によると、フィルムガイド３の内側
に冷却用のリブ３ａか設けられている。他の要素は第１
図に示す要素と同様である。

冷却効果を高めることで非加熱域にある定着フィルムを
冷却することかでき、定着器全体さらには本体への熱の
影響を少なくすることができる。リブかない中空状態で
もフィルムガイド３の材質に、アルミニウム系、銅系の
熱伝導率の高い材質を使用し第１図に示すように、フィ
ルム２とガイド３とが近接していれば同様な効果は得ら
れる。

本実施例のように、リブのか設けられていると放熱効果
は高い。また、中空の内側をフィルムガイドの外側に配
置したファン１９の回転によって空気を流すように実施
ずれは、冷却効果はさらに高められる。

第３図には、フィルムカイト３の切り欠き部に断熱材５
、加熱体１からなる加熱部が直接設けられた、請求項２
記載の発明に対応した実施例が示されている。本実施例
によると、構造か簡単になる。

第４図には、請求項５記載の発明に対応した実施例が示
されている。本実施例によると、フィルムガイド３の外
周面の両端部、及び加熱部の一部の外周面両端部にフィ
ルム搬送方向に平行なリブ１７．１Ｂが設けられている
。フィルムにテンションをかけないことで耐久によるフ
ィルムの変形は抑えられるが、部品精度のばらつきによ
って加圧ローラ６と加熱部のニップ線とフィルム搬送経
路の平行度に少しの傾きある場合は、フィルムが回転軸
方向のどちらか方向に寄ってくることがある。しかしな
がら本実施例によると、リブ１７，１Ｂでフィルムの寄
りが規制される。フィルム自体にはテ〕ノションがかか
っていないので大きな寄り力は働かず、フィルムか挫屈
するにはいたらない。

［発明の効果］ 本発明によると、耐熱性エンドレスフィルムが、加熱部
祠とフィルム案内部材の外周面とをたるみを持った状態
で掛番プ回され、そして駆動されるので、フィルムには
無理なテンションはかからず、フィルムは薄いが、耐久
によるクリープ等を引き起こすこともなく変形もなくす
ことができる。またフィルム変形によるフィルムの寄り
、しわ等の発生を抑えることができ、定着フィルム方式
の特徴はそのまま生かすことができる。

【図面の簡単な説明】

それぞれ異なる実施例を示す断面図、第４図はフィルム
カイトの実施例を示す斜視図である。 １・・・加熱部 ２・・・耐熱性エンドレスフィルム ２ａ・・・リブ ３・・・フィルムガイド ６・・・加圧ローラ １７　１８・・・リブ 他４名 第 ■ 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　固定的に支持されている加熱体と、該加熱体を覆う
   ようにして設けられ、耐熱性エンドレスフィルムをガイ
   ドするフィルム案内部材と、前記耐熱性エンドレスフィ
   ルムを介して前記加熱体に対向圧接するように配置され
   ている駆動加圧部材とからなり、未定着トナー像が形成
   された記録材を前記耐熱性エンドレスフィルムと駆動加
   圧部材との間を移動させながら熱定着する装置において
   、前記耐熱性エンドレスフィルムは、前記フィルム案内
   部材の外周面と加熱体の外周面とにわたってたるみを持
   った状態で掛け回されていることを特徴とする定着装置
   。 ２　請求項１記載のフィルム案内部材は、加熱体をその
   内部に直接的に支持している定着装置。 ３　請求項１記載のフィルム案内部材は、中空体から構
   成されている定着装置。 ４　請求項３記載の中空状のフィルム案内部材は、その
   内側にリブを有する定着装置。 ５　請求項１〜４のいずれかの項に記載のフィルム案内
   部材または加熱体の外周面の端部には、耐熱性エンドレ
   スフィルムの逸脱を規制する部材が設けられている定着
   装置。