JP2001100587A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001100587A
JP2001100587A JP28085199A JP28085199A JP2001100587A JP 2001100587 A JP2001100587 A JP 2001100587A JP 28085199 A JP28085199 A JP 28085199A JP 28085199 A JP28085199 A JP 28085199A JP 2001100587 A JP2001100587 A JP 2001100587A
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JP
Japan
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sheet
pair
fixing
image forming
forming apparatus
Prior art date
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JP28085199A
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English (en)
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Jiro Futagawa
次郎 二川
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写回転体からシートが抜け出るときの衝撃
を少なくする。 【解決手段】 画像形成装置は、シートにトナー像を転
写する転写部2,32の上流側近傍に配設されて転写部
にシートを搬送するシート搬送回転体対と、前記転写部
から搬送されてきたシートを、回転しながら挟持搬送し
てトナー像をシートに定着する定着回転体対15,14
と、定着回転体対の回転を制御する回転制御手段と、を
備え、回転制御手段が、シート搬送回転体対のシートの
搬送に対する定着回転体対のシートの搬送を一時的に遅
らせてシートが一時的にループ状になるように定着回転
体対の回転を制御するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、画像形成装置
の電子写真プロセスによる画像形成部1は、矢印方向に
回転自在に担持された像担持体である感光体ドラム2
と、感光体ドラム2の周りに配設された前露光ランプ
6、帯電ローラ4、レーザ露光光学系5、現像スリーブ
7、転写ローラ3等で構成されている。
【0003】レーザ露光光学系5において、デジタル信
号化された画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光
信号に変換される。光信号は、帯電ローラ4によって帯
電された感光体ドラム2の外周面に照射され、潜像を形
成し、その後、現像スリーブ7によって可視像化され
る。
【0004】一方、シートPは、レジストローラ9によ
って、ループ状に形成され、斜行の補正が行われた後、
画先検知センサ10によって、レーザ露光光学系5との
同期をとられながら転写ローラ3と感光体ドラム2との
間に送り込まれる。そして、シートPには、感光体ドラ
ム2上のトナーが転写ローラ3によって転写される。
【0005】トナー像が転写されたシートPは、搬送ガ
イド板11によって定着器12まで導かれ、定着器12
の熱と挟圧力とによってトナー像が固着される。そし
て、シートPは、装置外へ送り出される。
【0006】定着器12は、加熱体としてのセラミック
ヒータ13を有し、このセラミックヒータ13と定着ロ
ーラ15との間にポリイミド製の無端ベルト14を挟持
し、定着ローラ15と無端ベルト14とでニップを形成
している。
【0007】定着器12は、定着ローラ15を駆動する
ことによって、無端ベルト14を回転させている。した
がって、シートPは定着ローラ15によって、無端ベル
ト14を介し、セラミックヒータ13に押圧された状態
で搬送されるようになっている。
【0008】シートには、普通紙、普通紙の代用品であ
る厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、封書、
プラスチック製の薄板等がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置は、定着器12とレジストローラ9の両方でシー
トを搬送しているとき、定着ローラ15とレジストロー
ラ9とでシートPを引っ張り合っていることになる。
【0010】このため、シートPの後端がレジストロー
ラ9を抜けた瞬間に、シートPに加わっていた引っ張り
力が解き放され、定着器12のみのシート搬送速度が支
配的になり、シートPの搬送速度が変化し、転写ローラ
3によって転写される画像にズレが発生し、画像の品質
を低下させることがあった。
【0011】また、このような現像を防止するため、定
着ローラ15によるシート搬送速度をレジストローラ9
よりも遅く設定し、定着ローラ15とレジストローラ9
とが引っ張り合わないようにする方法が考えられる。
【0012】この場合、図6のように両者の周速差によ
って、シートの後端でループができることになり、ルー
プができた状態で転写ローラ3からシートPの後端が抜
けると、ループによるシート自身の剛性により、シート
の後端が符号Peで示すように上方に跳ね上り、感光体
ドラムの表面16や廃トナー収納部17に擦れ、画像が
乱れることがあった。
【0013】本発明は、定着回転体対である定着器とレ
ジストローラとの引っ張り合いによる画像の乱れや、シ
ートの後端が感光体ドラム2やガイド部に擦れることに
よる画像の乱れを防止した画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0014】本発明は、定着器のシート搬送速度にむら
が多い場合においても、画像の乱れを防止することので
きる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0015】本発明は、定着器と、シート搬送回転体対
である感光体ドラム2と転写ローラ3とで、搬送中のシ
ートを一時的にループ状にし、A4、A3等の厚みの厚
いシート、厚みの薄いシート等のシートの種類によって
そのループ量を変えてシートに不必要な引っ張り力が加
わらないようにして、像の乱れを防止した画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0016】本発明は、シートの先端を定着回転体対に
よって保持し、シートにループを形成して、シートの先
端部で定着ローラとシートが当接し、画像が乱れること
を防止した画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】本発明は、定着器の上流側でシートの先端
を検知してループ量の精度を向上させ、画像の乱れを少
なくした画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】本発明は、連続して画像が形成されるシー
トの枚数に応じてシートに形成されるループ量を変化さ
せることにより、定着器の回転体が熱を帯て膨張して
も、シートの搬送速度が変化することのないようにし
て、画像の乱れを防止し、より品質のよい画像を形成す
ることのできる画像形成装置を提供することを目的とし
ている。
【0019】本発明は、シートを送って、温度が上昇し
がちな定着器をシートにループを形成しているとき停止
し、定着器の温度を下げて、定着器の温度変化を少なく
して、定着の温度ムラによる画像の濃度ムラ等の乱れを
防止する画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、シートにトナー像を転写する転写部の上流側近傍に
配設されて前記転写部に前記シートを搬送するシート搬
送回転体対と、前記転写部から搬送されてきた前記シー
トを、回転しながら挟持搬送して前記トナー像を前記シ
ートに定着する定着回転体対と、前記定着回転体対の回
転を制御する回転制御手段と、を備え、前記回転制御手
段が、前記シート搬送回転体対の前記シートの搬送に対
する前記定着回転体対の前記シートの搬送を一時的に遅
らせて前記シートが一時的にループ状になるように前記
定着回転体対の回転を制御するようになっている。
【0021】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対に前記シートの先端が到達して所
定時間経過してから前記定着回転体対を始動させ、その
後、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い
速度で前記シートを搬送するように前記定着回転体対の
回転を制御するようになっている。
【0022】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対に前記シートの先端が到達して所
定時間経過してから前記定着回転体対に回転と停止を繰
り返えさせるとともに、前記シート搬送回転体対のシー
ト搬送速度より速い速度で前記シートを搬送するように
前記シート搬送回転体対の回転を制御する。
【0023】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対に前記シートの先端が到達して所
定時間経過してから前記定着回転体対を始動させ、その
後、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い
速度と遅い速度との繰り返しによって前記シートを搬送
するように前記定着回転体対の回転を制御するようにな
っている。
【0024】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度に対して
前記定着回転体対のシート搬送速度を、前記定着回転体
対に前記シートの先端が到達して所定時間経過するまで
遅くし、その後、速くするように前記定着回転体対の回
転を制御するようになっている。
【0025】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度に対して
前記定着回転体対のシート搬送速度を、前記定着回転体
対に前記シートの先端が到達して所定時間経過するまで
遅くし、その後、前記定着回転体対に回転と停止を繰り
返えさせるとともに、前記シート搬送回転体対のシート
搬送速度より速い速度で前記シートを搬送するように前
記シート搬送回転体対の回転を制御するようになってい
る。
【0026】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度に対して
前記定着回転体対のシート搬送速度を、前記定着回転体
対に前記シートの先端が到達して所定時間経過するまで
遅くし、その後、前記シート搬送回転体対のシート搬送
速度より速い速度と遅い速度との繰り返しによって前記
シートを搬送するように前記定着回転体対の回転を制御
するようになっている。
【0027】本発明の画像形成装置は、前記転写部と前
記定着回転体対との間に前記シートの通過を検知するシ
ート検知手段を備えており、前記回転制御手段は、シー
ト検知手段によって前記シートが検知されてから前記定
着回転体対の回転制御を開始するようになっている。
【0028】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対に前記シートの先端が到達したと
き、前記定着回転体対に前記先端が保持されるように前
記定着回転体対の回転を制御するようになっている。
【0029】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対の温度に関係なく、前記シートが
一時的にループ状になるように、前記定着回転体対の停
止時間を制御するようになっている。
【0030】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対の温度に関係なく、前記シートが
一時的にループ状になるように、前記定着回転体対のシ
ート搬送速度を制御するようになっている。
【0031】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対によって、前記トナー像が前記複
数枚のシートに連続して定着されるとき、前記トナー像
が定着される前記シートの枚数に関係なく前記シートが
一時的にループ状になるように、前記シートの枚数に応
じて前記定着回転体対の停止時間を制御するようになっ
ている。
【0032】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対によって、前記トナー像が前記複
数枚のシートに連続して定着されるとき、前記トナー像
が定着される前記シートの枚数に関係なく前記シートが
一時的にループ状になるように、前記シートの枚数に応
じて前記定着回転体対のシート搬送速度を制御するよう
になっている。
【0033】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シートの厚みに関係なく、前記シートが一時的
にループ状になるように、前記定着回転体対の停止時間
を制御するようになっている。
【0034】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シートの厚みに関係なく、前記シートが一時的
にループ状になるように、前記定着回転体対のシート搬
送速度を制御するようになっている。
【0035】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シートの材質に関係なく、前記シートが一時的
にループ状になるように、前記定着回転体対の停止時間
を制御するようになっている。
【0036】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記シートの材質に関係なく、前記シートが一時的
にループ状になるように、前記定着回転体対のシート搬
送速度を制御するようになっている。
【0037】本発明の画像形成装置の前記シート搬送回
転体対は、トナー像が形成されて回転する像担持体と、
前記像担持体にシートを押圧して前記像担持体とともに
回転しながら前記シートに前記トナー像を転写する転写
体とを備えている。
【0038】本発明の画像形成装置は、前記定着回転体
対の一方の回転体にクラッチを介して駆動源が接続さ
れ、前記回転制御手段が前記クラッチを制御して前記定
着回転体対の始動を制御するようになっている。
【0039】本発明の画像形成装置は、前記シート搬送
回転体対と、前記定着回転体対とが別々の駆動部によっ
て回転するようになっている。
【0040】本発明の画像形成装置の前記定着回転体対
の一方の回転体はクラッチを介して駆動源が接続され、
前記回転制御手段は前記クラッチを制御して前記定着回
転体対の始動と停止とを制御するようになっている。
【0041】本発明の画像形成装置の前記定着回転体対
は、互いに加圧された1対の加圧回転体を有し、前記回
転制御手段が前記一方の加圧回転体の回転を制御するよ
うになっている。
【0042】本発明の画像形成装置の前記定着回転体対
は、互いに加圧されて一方の回転体が加熱される1対の
回転体を有し、前記回転制御手段が、他方の回転体の回
転を制御するようになっている。
【0043】本発明の画像形成装置の前記回転制御手段
は、前記定着回転体対の停止中に前記定着回転体対の温
度を下げるように温度制御するようになっている。
【0044】本発明の画像形成装置は、前記シート搬送
回転体対の上流側にレジストローラ対を備えている。
【0045】(作用)本発明の画像形成装置において、
転写部は、シート搬送回転体対から搬送されてきたシー
トにトナー像を転写する。定着回転体対は、転写部から
搬送されてきたシートを、回転しながら挟持搬送してト
ナー像をシートに定着する。
【0046】このとき、回転制御手段は、定着回転体対
の回転を制御して、シートがループ状に形成されるよう
にする。これによって、シート搬送回転体対に挟持され
て搬送されているシートが、定着回転体対によってシー
ト搬送回転体対から無理に引っ張り出されて搬送される
ようなことがない。
【0047】シートにループを形成すると、シート搬送
回転体対と定着回転体対とによって搬送されているシー
トは、定着回転体対に引っ張られて搬送されるようなこ
とがなく、転写部から抜け出て、定着回転体対によって
搬送されていく。
【0048】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端を送らず、シートを
ループ状にする。その後、回転制御手段は、定着回転体
対を始動し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より
速い速度で定着回転体対にシートを搬送させて、シート
のループを解消する。
【0049】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0050】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端を送らず、シートを
ループ状にする。その後、回転制御手段は、定着回転体
対を始動し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より
速い速度で定着回転体対にシートを搬送させて、シート
のループを解消する。そして、定着回転体の停止と回転
との繰り返しによって、シートをループ状に形成した
り、ループを解消したりして、シート搬送回転体対と定
着回転体対とによって搬送して行く。
【0051】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0052】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端を送らず、シートを
ループ状にする。その後、回転制御手段は、定着回転体
対を始動し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より
速い速度で定着回転体対にシートを搬送させて、シート
のループを解消する。そして、定着回転体のシート搬送
速度を遅くしたり速くしたりして、シートをループ状に
したり、ループを解消したりして、シート搬送回転体対
と定着回転体対とによって搬送して行く。
【0053】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0054】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端をシート搬送回転体
対のシート搬送速度より遅く送り、シートをループ状に
する。その後、回転制御手段は、定着回転体対を始動
し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い速度
で定着回転体対にシートを搬送させて、シートのループ
を解消する。
【0055】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0056】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端をシート搬送回転体
対のシート搬送速度より遅く送り、シートをループ状に
する。その後、回転制御手段は、定着回転体対を始動
し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い速度
で定着回転体対にシートを搬送させて、シートのループ
を解消する。そして、定着回転体の停止と回転との繰り
返しによって、シートをループ状に形成したり、ループ
を解消したりして、シート搬送回転体対と定着回転体対
とによって搬送して行く。
【0057】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0058】本発明の画像形成装置は、回転制御手段の
制御によって、定着回転体対にシートの先端が到達して
所定時間経過するまでシートの先端をシート搬送回転体
対のシート搬送速度より遅く送り、シートをループ状に
する。その後、回転制御手段は、定着回転体対を始動
し、シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い速度
で定着回転体対にシートを搬送させて、シートのループ
を解消する。そして、定着回転体のシート搬送速度を遅
くしたり速くしたりして、シートをループ状にしたり、
解消したりして、シート搬送回転体対と定着回転体対と
によって搬送して行く。
【0059】最終的に、シート搬送回転体対と定着回転
体対とによって搬送されているシートは、定着回転体対
に引っ張られて搬送されるようなことがなく、転写部か
ら抜け出て、定着回転体対によって搬送されていく。
【0060】本発明の画像形成装置は、定着回転体対の
温度の影響を受けることなく、回転制御手段が、定着回
転体対の回転停止時間、あるいはシートの搬送速度を制
御して、シートを一旦ループ状にした後、シートを引っ
張ることなく真直ぐな状態に戻して搬送するようになっ
ている。
【0061】本発明の画像形成装置は、シートを多数枚
搬送したとき、定着回転体対の停止中における一部分の
加熱等によって、定着回転体対の回転体の径が大きくな
り、定着回転体対のシート搬送量が増える虞がある場合
には、回転制御手段がシートのループ量が多くなるよう
にして、定着回転体対のシート搬送量が常時一定になる
ようにしている。
【0062】本発明の画像形成装置は、シートの厚みや
材質によって、定着回転体対のシート搬送量が増える
か、あるいは少なくなる虞がある場合には、回転制御手
段がシートのループ量が多くするか少なくなるようにす
るかして、定着回転体対のシート搬送量が常時一定にな
るようにしている。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0064】(第1の実施形態)図2、図3に示すよう
に、画像形成装置100の電子写真プロセスによる画像
形成部(画像形成手段)1は、矢印方向に回転自在に担
持された像担持体である感光体ドラム2と、感光体ドラ
ム2の周りに配設された前露光ランプ6、帯電ローラ
4、レーザ露光光学系5、現像スリーブ7、転写ローラ
3等で構成されている。
【0065】レーザ露光光学系5において、デジタル信
号化された画像信号は、レーザ出力部(不図示)にて光
信号に変換される。
【0066】光信号は、帯電ローラ4によって帯電され
た感光体ドラム2の外周面に照射され、潜像を形成し、
その後、現像スリーブ7によって可視像化される。
【0067】一方、シートPは、レジストローラ9によ
って、ループ状に形成され、斜行の補正が行われた後、
画先検知センサ10によって、レーザ露光光学系5との
同期をとられながら転写ローラ3と感光体ドラム2との
間に送り込まれる。
【0068】そして、シートPには、感光体ドラム2上
のトナーが転写ローラ3によって転写される。
【0069】トナー像が転写されたシートPは、搬送ガ
イド板11によって定着回転体対である定着器12まで
導かれ、定着器12の熱と挟圧力とによってトナー像が
固着される。そして、シートPは、装置外へ送り出され
る。
【0070】定着器12は、加熱体としてのセラミック
ヒータ13を有し、このセラミックヒータ13と定着ロ
ーラ15との間にポリイミド製の無端ベルト14を挟持
し、定着ローラ15と無端ベルト14とでニップ31を
形成している。
【0071】定着器12は、定着ローラ15を駆動する
ことによって、無端ベルト14を回転させている。した
がって、シートPは定着ローラ15によって、無端ベル
ト14を介し、セラミックヒータ13に押圧された状態
で搬送されるようになっている。
【0072】スタートボタンを押下すると走査光学系2
3で原稿をCCD24で読み取り、光電変換することに
よりデジタル信号化される。同時に、シートPがカセッ
ト25からピックアップローラ26によって搬送部27
に導かれレジストローラ9に達する。
【0073】図1において、本実施形態では定着器12
の定着ローラ15の軸方向の延長上にクラッチ19が設
けられている。レジストローラ9と転写ローラ3には、
駆動源でありメインモータでもあるDCモータ20の駆
動力が、駆動ギア列21によって伝達されるようになっ
ている。
【0074】また、搬送ガイド板11上には、ループ量
を制御するアクチュエータ付きのシート検知手段である
フォトセンサ22が設けてある。フォトセンサ22は、
シートPの先端を検知し、クラッチ19を一定時間OF
Fすることにより定着ローラ15の回転を止めるように
なっている。定着ローラ15の回転を止めると、シート
は、感光ドラム2と転写ローラ3とによってのみ、搬送
され、ループを形成されるようになっている。感光ドラ
ム2と転写ローラ3は、転写部を構成している。
【0075】スタートボタンを押下すると走査光学系2
3で原稿をCCD24で読み取り、光電変換することに
よりデジタル信号化される。同時に、シートがカセット
25からピックアップローラ26によって搬送部27に
導かれレジストローラ9に到達する。
【0076】図3において、シートPは、搬送ガイド板
11上にあるフォトセンサ22をONにする。すると、
クラッチ19がOFFになり、定着ローラ15が停止す
る。
【0077】シートPは、上流側からレジストローラ9
及び転写ローラ3によって搬送されているため、定着器
12のニップ部31に押し込まれ、さらに送られること
により、符号P1で示すようにループ状に形成される。
【0078】この場合、シートは、ループを形成されて
も定着器12のニップ部31と、感光ドラム2と転写ロ
ーラ3とのニップ部32とで挟持されて搬送され、上流
端がニップ部32から抜け出てたとき、シートは真直ぐ
になっており、従来と異なって感光ドラム2の表面16
や、廃トナー収納部17に対して擦れて画像が乱れるよ
うなことはない。
【0079】この一連の動きを図4のフローチャートに
基づいて説明する。
【0080】まず、STEP1でフォトセンサ22がO
Nになると、STEP2でクラッチ19がOFFにな
り、定着ローラ15の回転が止まり、シートが図のよう
にループ状になっていく。
【0081】その後、STEP3ではクラッチ19のO
FF時間を決定するため、初期値となるOFF時間、例
えば約60msec がセットされる。このOFF時間は、
本画像形成装置において、プロセススピードが例えば約
150mm/sec であるので、150×60/1000
=約9mmのループ量(送り込み量)に相当する。
【0082】次に、STEP4では、シートサイズがA
4等のように送る距離が短い場合と、A3等のように長
い場合とでは、定着器12を停止させてシートをループ
状にして定着器12を駆動した後の定着器12とレジス
トローラ9(又は、転写ローラ3)とのシート送り時間
が異なるため、ループ量を変えている。
【0083】ここで、定着ローラ15によるシート搬送
速度は、レジストローラ9、転写ローラ3のシート搬送
速度より速く設定されているため、再度、クラッチ19
をONにして、シートを搬送してもそれ以上ループが増
えることはなく減る一方である。したがって、シートは
真直ぐになり廃トナー部17等に接触する虞はない。
【0084】つまり、図4のフローチャートのSTEP
4でシートサイズがA4以下の場合は、クラッチ19が
OFF時間を延長しないで、そのままにしておくことで
(STEP5)、先端部でのループ量は少なく、A4サ
イズ以下のシートの後端が転写ローラ3に来た頃に、丁
度、ループが無くなり、シートは真直ぐになるようにな
っている。
【0085】このようにすることで、従来、シートの後
端にループが形成され、シートの後端が乱れ、感光体ド
ラム2の表面16や廃トナー収納部17に対する擦れに
よる画像の乱れが生じていたのが、本発明では防止され
る。
【0086】また、逆にA3等のA4を超えるサイズの
場合は、クラッチ19のOFF時間を例えば約60mse
c 延長している(STEP6)。
【0087】画像形成装置100のシート搬送速度は、
例えば約150mm/sec のため150×60/100
0=約9mm分が定着ローラ15が停止している間に、
レジストローラ9から余計に送られ大きなループが形成
される。
【0088】これによって、A3のような長尺であって
も、後端が転写ローラ3に到達したときに、丁度、ルー
プが無くなる(解消される)ように設定され、従来と異
なって、ループ残りや、ループが早く無くなることによ
る引っ張り合いが防止される。
【0089】このように、シートサイズによってクラッ
チ19のOFF時間を変えてシートのループ量を変える
ことにより、画像の乱れを防止することができる。
【0090】また、厚紙、薄紙、OHP等の特殊シート
の場合も定着ローラ15に対する表面荒さの相違、厚み
の相違等で同じ回転数でシートを送っても搬送量が異な
る場合がある。この場合には、クラッチのOFF時間を
調整して、シートの搬送量が同じになるようにする。こ
れによって、同様に画像の乱れを防止することができ
る。
【0091】次のSTEP7では、コピースタート直前
の定着器12の温度検出用のサーミスタ(不図示)が何
度であったかによってクラッチ19のOFF時間の長さ
を調整している。
【0092】サーミスタの温度がコピースタート直前に
15度C以上であった場合、例えば、約100枚コピー
した直後に、再スタートする場合は、定着器12のシー
ト搬送速度を決定している定着ローラ15の径は熱膨張
により大きくなっている。
【0093】つまり、定着ローラ15の径が大きくなる
と、定着ローラ15のシート搬送速度が速くなり、ルー
プの吸収速度が速くるなるため(ループを早く無くして
しまうため)、クラッチ19のOFF時間を約10mse
c 長くし(STEP8)、ループ量を増やすことによっ
て、ループが早く無くなるのを防止している。
【0094】逆に、初期サーミスタ温度が15度C以下
であった場合は、ローラ径は小さいのでループ量は増や
さないようにしている(STEP9)。
【0095】このようにすることによって、初期温度差
により定着器12のシート搬送速度が変化することによ
る画像の乱れを防止できる。
【0096】次に、STEP10では、プリント枚数に
よってクラッチ19のOFF時間を変えループ量を変え
ている。プリント枚数が10枚以上の場合、定着ローラ
15の径が1枚目に比べてセラミックヒータ13の熱に
よって熱膨張するため、定着ローラ15の径が大きくな
り、シート搬送速度が速くなり、ループが早く無くなる
ことになる。このため、クラッチ19のOFF時間を1
0msec 延長し(STEP11)、ループ量を増やすこ
とにより、ループが速く無くなることを防止し、定着器
19のニップ31とレジストローラ9(あるいはニップ
32)との間での引っ張り合いを防止する。
【0097】また、10枚以下の場合、定着ローラ15
は、まだセラミックヒータ13の熱によって、それほど
熱膨張して径が増加していないため、クラッチのOFF
時間は延長せずループ量を増やさない(STEP1
2)。
【0098】このようにして、プリント枚数によってル
ープ量を変えて、定着器19のニップ31とレジストロ
ーラ9(あるいはニップ32)との間での引っ張り合い
を防止し、画像の乱れを防止している。
【0099】温度又はプリント枚数による定着器12の
シート搬送速度の変化は、定着ローラ15を駆動する系
においても有効であるが、本実施形態のような無端ベル
ト14を回転させる定着ローラの駆動系においては、ゴ
ム製でローラ径の変化が多い定着ローラに特に効果が大
きい。
【0100】以上の判断が済むと、ループ量が全て決定
され、そのループ量に基づいてSTEP7で所定の時間
クラッチ19をOFFし、シートをループ状にする。
【0101】例えば、A4サイズのシートを低温スター
トでコピーし始めたとき、20枚目のクラッチOFF時
間は、60+0+0+10=70msec であり、プロセ
ススピードが150mm/sec のため150×70/1
000=10.5mmのループ量(戻り込み量)とな
る。
【0102】上記手段によって様々な状況においても安
定した画像性能を得ることができるという効果がある。
【0103】(第2の実施形態)実施形態1では、定着
ローラ15の寸法公差上のバラツキは考慮されていない
が、定着ローラ径を測定し、その径によってループ量を
変えてもよい。
【0104】また、シートの搬送速度をドラップ式等の
不図示の速度センサで検出しループ量を変えても良い。
この場合、より適切なループ量が与えられ画像の乱れを
防止できる。
【0105】(第3の実施形態)第1の実施形態では、
フォトセンサ22をONにした後、すぐに定着器12を
止めているが、所定時間定着ローラ15を回転させ非画
像形成領域であるシートの先端部を定着部12のニップ
31で挟持してから定着ローラ15の回転を停止させ、
ループを形成してもよい。
【0106】通常のシートであれば、シートの剛性によ
りニップ31の隙間にシートが入り込むため、シートが
定着ローラ15側へ座屈し、画像面と擦れるケースは少
ない。剛性の少ない厚みの薄いシートや、逆に剛性があ
りすぎて、ループを形成すると、ニップ31から外れて
しまう恐れのある厚みの厚いシート等においては、この
様にして先端の一部数mmを定着器12のニップ31で
挟持しておくことにより、ループが外れることなく、画
像の乱れを防止することができる。
【0107】(第4の実施形態)第1の実施形態では定
着ローラ15の停止中に、セラミックヒータ13をOF
FせずONのままであるが、停止時間が長い場合には、
定着ローラ15の停止中は、セラミックヒータ13をO
FFすると良い。セラミックヒータ13を同一定着ロー
ラ15面上で長時間停止させると、定着ローラ15上に
温度ムラができ、画像濃度がその部分だけ変化すること
を防止する必要がある。
【0108】セラミックヒータ13をOFFにしておく
と画像の劣化を防止できる。
【0109】(第5の実施形態)本実施形態では、先端
部で一度にループを形成しているが、非常に短い時間で
あれば定着器の画像領域で停止させ数回に分けて停止さ
せてもよい。
【0110】また、クラッチ19を用いて、定着ローラ
15を回転、停止させているが、クラッチを使用せず
に、モータ20で回転させず、別のモータで駆動して回
転、停止させてもよい。
【0111】(第6の実施形態)実施形態においては、
定着器12の前にループ量を安定化させるため、定着前
センサ22がついているが、たとえば、レジストローラ
9のクラッチONタイミングを基準としてタイミングを
とってもよい。この場合、精度は低下するがセンサのコ
ストが安くなるというメリットがある。
【0112】(第7の実施形態)本実施形態ではクラッ
チ19のOFFによって定着ローラ15を停止、回転さ
せているが、クラッチ19の代わりに別のモータ(図示
省略)で定着ローラ15を回転させて、そのモータによ
り、定着ローラ15の回転速度を遅くしたり速めたりし
て、ループを形成し、さらにそのループ量を変更するよ
うにしてもよい。
【0113】(第8の実施形態)本実施形態では、定着
ローラ15を駆動することで定着器12のシート搬送速
度を決めているが、中央にハロゲンヒータを配し、アル
ミ等の金属の定着ローラ15を駆動するタイプの定着器
12であってもよい。金属ローラでも熱膨張は有り、要
は熱膨張による速度変化に対応できればよい。
【0114】(第9の実施形態)本実施形態では、ルー
プの上方に盛り上がって形成されているが、下方向にル
ープを形成してもよい。さらには、定着器12までは上
方に盛り上がってあり、転写ローラ3では下を向くよう
な波形形状でもよい。要は、定着器12と転写ローラ3
との間でループを形成し、シートに引っ張り合うことに
対する余裕を持たせれば良い。
【0115】なお、以上の画像形成装置における動作制
御、例えば、フォトセンサ22のシート検知や、定着器
12の温度等に基づく、モータ20の始動、停止、クラ
ッチ19のON、OFF等の動作制御は、回転制御手段
である本体制御部33の制御によって行われる。また、
第5、第7実施形態のように、転写ローラ3と、定着ロ
ーラ15とを別々のモータで回転させる場合において
も、不図示の本体制御部によって、制御される。
【0116】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、定着回転体対
の回転をON/OFFしてシートをループ状にすること
によって、シート搬送回転体対と定着回転体対とがシー
トを引っ張り合うことが無くなり、画像の乱れや、従来
生じていた引っ張り合いが開放されたときのシートの後
端の跳ね上がりを無くして、転写部やガイド部に対する
シート後端の擦れによる画像の乱れを防止することがで
きる。
【0117】本発明の画像形成装置は、定着回転体対が
駆動されて、温度により定着器のシート搬送速度が変化
するようなことがあっても、シートに形成されるループ
量を変えて、シートを引っ張ることなく、画像の乱れを
防止することができる。
【0118】本発明の画像形成装置は、シートの厚みや
材質により、定着回転体対のシート搬送速度が変化する
ようなことがあっても、シートに形成されるループ量を
変えることにより、シートを引っ張ることなく、画像の
乱れを防止することができる。
【0119】本発明の画像形成装置は、一旦、シートの
先端を保持した状態でシートをループ状に形成するた
め、シート先端部で定着ローラとシートが当接し、画像
が乱れることを防止することができる。
【0120】本発明の画像形成装置は、定着回転体対の
上流側でシートの先端を検知することにより、ループ量
の精度を向上させ、画像乱れに対する信頼性を向上させ
ることができる。
【0121】本発明の画像形成装置は、画像を形成する
シートの枚数によってループ量を調整することにより、
シートの枚数によって定着回転体対が膨張して、定着回
転体対のシートの搬送速度が変化する対応して、画像の
乱れを防止し、より信頼性を向上させることができる。
【0122】本発明の画像形成装置は、定着回転体対の
温度によってループ量を変化させて、温度変化に対する
画像乱れの信頼性を向上させることができる。
【0123】本発明の画像形成装置は、ループ形成中は
定着回転体対の温度上昇を防止して、定着回転体対に温
度ムラによる画像の濃度ムラ等の乱れを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置の主要部分の
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の画像形成装置の概略正面断
面図である。
【図3】本発明の実施形態の画像形成装置の主要部分の
正面図である。
【図4】本発明の実施形態の画像形成装置において、シ
ートにループを形成するときのフローチャート図であ
る。
【図5】従来の画像形成装置の主要部分の正面図であ
る。
【図6】従来の画像形成装置の主要部分の正面図であ
り、シートの後端擦れによる画像乱れが生じる理由を説
明するための図である。。
【符号の説明】
P シート P1 シート P2 シート 1 画像形成部(画像形成手段) 2 感光ドラム(転写部) 3 転写ローラ(転写部) 9 レジストローラ(シート搬送回転体対) 10 画先検知センサ 11 搬送ガイド板 12 定着器(定着回転体対) 13 セラミックヒータ 14 無端ベルト 15 定着ローラ 16 ドラム表面 17 廃トナー収納部 19 クラッチ 20 DCモータ(駆動源) 21 駆動ギヤ列 22 フォトセンサ(シート検知手段) 31 ニップ部 32 ニップ部 33 本体制御部(回転制御手段) 100 画像形成装置

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートにトナー像を転写する転写部の上
    流側近傍に配設されて前記転写部に前記シートを搬送す
    るシート搬送回転体対と、 前記転写部から搬送されてきた前記シートを、回転しな
    がら挟持搬送して前記トナー像を前記シートに定着する
    定着回転体対と、 前記定着回転体対の回転を制御する回転制御手段と、を
    備え、 前記回転制御手段が、前記シート搬送回転体対の前記シ
    ートの搬送に対する前記定着回転体対の前記シートの搬
    送を一時的に遅らせて前記シートが一時的にループ状に
    なるように前記定着回転体対の回転を制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転制御手段が、前記定着回転体対
    に前記シートの先端が到達して所定時間経過してから前
    記定着回転体対を始動させ、その後、前記シート搬送回
    転体対のシート搬送速度より速い速度で前記シートを搬
    送するように前記定着回転体対の回転を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転制御手段が、前記定着回転体対
    に前記シートの先端が到達して所定時間経過してから前
    記定着回転体対に回転と停止を繰り返えさせるととも
    に、前記シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い
    速度で前記シートを搬送するように前記シート搬送回転
    体対の回転を制御することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転制御手段が、前記定着回転体対
    に前記シートの先端が到達して所定時間経過してから前
    記定着回転体対を始動させ、その後、前記シート搬送回
    転体対のシート搬送速度より速い速度と遅い速度との繰
    り返しによって前記シートを搬送するように前記定着回
    転体対の回転を制御することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転制御手段が、前記シート搬送回
    転体対のシート搬送速度に対して前記定着回転体対のシ
    ート搬送速度を、前記定着回転体対に前記シートの先端
    が到達して所定時間経過するまで遅くし、その後、速く
    するように前記定着回転体対の回転を制御することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記回転制御手段が、前記シート搬送回
    転体対のシート搬送速度に対して前記定着回転体対のシ
    ート搬送速度を、前記定着回転体対に前記シートの先端
    が到達して所定時間経過するまで遅くし、その後、前記
    定着回転体対に回転と停止を繰り返えさせるとともに、
    前記シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い速度
    で前記シートを搬送するように前記シート搬送回転体対
    の回転を制御することを特徴とする請求項1又は5に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記回転制御手段が、前記シート搬送回
    転体対のシート搬送速度に対して前記定着回転体対のシ
    ート搬送速度を、前記定着回転体対に前記シートの先端
    が到達して所定時間経過するまで遅くし、その後、前記
    シート搬送回転体対のシート搬送速度より速い速度と遅
    い速度との繰り返しによって前記シートを搬送するよう
    に前記定着回転体対の回転を制御することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写部と前記定着回転体対との間に
    前記シートの通過を検知するシート検知手段を備え、 前記回転制御手段が、シート検知手段によって前記シー
    トが検知されてから前記定着回転体対の回転制御を開始
    することを特徴とする請求項1乃至7の内、いずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記回転制御手段が、前記定着回転体対
    に前記シートの先端が到達したとき、前記定着回転体対
    に前記先端が保持されるように前記定着回転体対の回転
    を制御することを特徴とする請求項1乃至8の内、いず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記回転制御手段が、前記定着回転体
    対の温度に関係なく、前記シートが一時的にループ状に
    なるように、前記定着回転体対の停止時間を制御するこ
    とを特徴とする請求項2,3,4,6又は9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記回転制御手段が、前記定着回転体
    対の温度に関係なく、前記シートが一時的にループ状に
    なるように、前記定着回転体対のシート搬送速度を制御
    することを特徴とする請求項4乃至7又は9の内、いず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記回転制御手段が、前記定着回転体
    対によって、前記トナー像が前記複数枚のシートに連続
    して定着されるとき、前記トナー像が定着される前記シ
    ートの枚数に関係なく前記シートが一時的にループ状に
    なるように、前記シートの枚数に応じて前記定着回転体
    対の停止時間を制御することを特徴とする請求項2,
    3,4,6又は9に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記回転制御手段が、前記定着回転体
    対によって、前記トナー像が前記複数枚のシートに連続
    して定着されるとき、前記トナー像が定着される前記シ
    ートの枚数に関係なく前記シートが一時的にループ状に
    なるように、前記シートの枚数に応じて前記定着回転体
    対のシート搬送速度を制御することを特徴とする請求項
    4乃至7又は9の内、いずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 前記回転制御手段が、前記シートの厚
    みに関係なく、前記シートが一時的にループ状になるよ
    うに、前記定着回転体対の停止時間を制御することを特
    徴とする請求項2,3,4,6又は9に記載の画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】 前記回転制御手段が、前記シートの厚
    みに関係なく、前記シートが一時的にループ状になるよ
    うに、前記定着回転体対のシート搬送速度を制御するこ
    とを特徴とする請求項4乃至7又は9の内、いずれか1
    項に記載の記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記回転制御手段が、前記シートの材
    質に関係なく、前記シートが一時的にループ状になるよ
    うに、前記定着回転体対の停止時間を制御することを特
    徴とする請求項2,3,4,6又は9に記載の画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】 前記回転制御手段が、前記シートの材
    質に関係なく、前記シートが一時的にループ状になるよ
    うに、前記定着回転体対のシート搬送速度を制御するこ
    とを特徴とする請求項4乃至7又は9の内、いずれか1
    項に記載の記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記シート搬送回転体対が、トナー像
    が形成されて回転する像担持体と、前記像担持体にシー
    トを押圧して前記像担持体とともに回転しながら前記シ
    ートに前記トナー像を転写する転写体とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1乃至17の内、いずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記定着回転体対の一方の回転体にク
    ラッチを介して駆動源が接続され、前記回転制御手段が
    前記クラッチを制御して前記定着回転体対の始動を制御
    することを特徴とする請求項2,3,8,9,10,1
    2,14又は16に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記シート搬送回転体対と、前記定着
    回転体対とが別々の駆動部によって回転することを特徴
    する請求項2乃至7,10乃至18の内、いずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記定着回転体対の一方の回転体にク
    ラッチを介して駆動源が接続され、前記回転制御手段が
    前記クラッチを制御して前記定着回転体対の始動と停止
    とを制御することを特徴とする請求項2,3又は10,
    12,14又は16に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記定着回転体対が、互いに加圧され
    た1対の加圧回転体を有し、前記回転制御手段が前記一
    方の加圧回転体の回転を制御することを特徴とする請求
    項1乃至17,又は19乃至21の内、いずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記定着回転体対が、互いに加圧され
    て一方の回転体が加熱される1対の回転体を有し、前記
    回転制御手段が、他方の回転体の回転を制御することを
    特徴とする請求項1乃至17,又は19乃至22の内、
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記回転制御手段が、前記定着回転体
    対の停止中に前記定着回転体対の温度を下げるように温
    度制御することを特徴とする請求項23に記載の画像形
    成装置。
  25. 【請求項25】 前記シート搬送回転体対が、レジスト
    ローラ対であることを特徴とする請求項1乃至7又は2
    0の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
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