JP2012013914A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】記録材として重ね合わせ部が存在する封筒を用いた場合に、その記録材の重ね合わせ部でのズレやシワの発生を抑制し、安定した搬送性及び定着性を確保しつつ、生産性を向上することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】未定着トナー画像を担持した記録材としての封筒Eをニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱・溶融させて封筒Eに定着させる定着部24と、定着部24の定着ニップ荷重を変更する定着ニップ荷重変更部41と、封筒Eの搬送方向の長さを検知するレジストセンサ30と、定着部24による封筒Eのニップ搬送過程でレジストセンサ30で検知した封筒Eの長さの中途部から上流端に至る範囲での定着ニップ荷重と定着線速度とを緩める制御回路42と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、未定着トナー画像を担持した記録材をニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱溶融させて記録材に定着させる定着方式を適用した画像形成装置に関する。
従来から、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いは、これらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置には、未定着トナー画像を担持した記録材をニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱溶融させて記録材に定着させる定着方式を適用したものが周知である。
また、このような画像形成装置では、所謂コピー用紙の他、ユーザーによってさまざまな種類の記録材が用いられることがあり、そのような記録材の種類に関係なく良好な搬送性及び定着性が求められている。
しかしながら、特に、記録材として封筒のような重ね合わせ部が存在するものの場合、厚みの差による上面と下面での搬送状態の差、封筒を製作する際の用紙目方向の差による熱収縮率の差、記録材の調湿状態等の条件によっては、その搬送時や定着時、特に、一対のローラ対によるニップ搬送時にシワやズレ等が発生し易いという問題が生じていた。
そこで、記録材の種類に応じたモード機能を設定し、記録材として封筒を用いる場合にはユーザーのモード選択によって封筒印字に適した専用のモード設定(封筒印字モード)で印字を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この際、封筒印字モードとしては、給紙トレイ等に封筒がセットされた際、或いは、トナー転写又はトナー定着よりも上流側での搬送過程で、封筒の長さや形状を検知し、その結果に応じて、定着ニップ荷重と定着線速度とを変化させることで、定着処理時のシワやフラップ折り目ズレを防止し、生産性の低下を最小限に抑制することが考えられる。
また、定着方式として加熱ローラと加圧ローラとのニップ搬送により未定着トナーを加熱溶融する際、加熱ローラに対する加圧ローラの加圧力をカム機構の回転角を制御することで可変とし、記録材の種類に応じて多段に加圧力を変更可能にした圧力可変機構を具備させることも考えられている(例えば、特許文献2,3参照)。
尚、普通紙においても、シワが発生し易い転写材等については封筒印字モードと同様の処置を用いることができる。
特開2008−003276号公報 特開昭59−084275号公報 特開2007−079160号公報
ところが、上述した構成にように、記録材としての封筒を定着部でニップ搬送している際の押圧力や定着線速度を変化させる方法では、給紙から排紙に至る全工程で定着線速度(搬送速度)を遅くした状態であるので、生産性が下がってしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明は、記録材として重ね合わせ部が存在する封筒を用いた場合に、その記録材の重ね合わせ部でのズレやシワの発生を抑制し、安定した搬送性及び定着性を確保しつつ、生産性を向上することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、未定着トナー画像を担持した記録材をニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱・溶融させて記録材に定着させる定着手段と、前記定着手段の定着ニップ荷重を変更する定着ニップ荷重変更手段と、記録材の搬送方向の長さを検知する長さ検知手段と、前記定着手段による記録材のニップ搬送過程で前記長さ検知手段で検知した記録材の長さの中途部から上流端に至る範囲での定着ニップ荷重と定着線速度とを緩める制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この際、前記定着手段よりも搬送方向上流側近傍に記録材の厚み方向の変化を検知する厚さ検知手段を備え、前記制御手段は前記厚さ検知手段の検知結果が記録材の搬送過程で変化した場合には定着ニップ荷重と定着線速度とを緩めるのが望ましい。
また、前記定着ニップ荷重変更手段は、前記定着手段の一方を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段に当接して前記定着手段の前記一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力を段階的に切り替える切替手段と、で構成するのが好ましい。
さらに、前記定着ニップ荷重変更手段は、前記定着手段の一方を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段に当接して前記定着手段の前記一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力を無階的に切り替える切替手段と、で構成しても良い。
また、記録材が封筒である場合により効果を発揮することができる。
本発明の画像形成装置は、記録材として重ね合わせ部が存在する封筒を用いた場合に、その記録材の重ね合わせ部でのズレやシワの発生を抑制し、安定した搬送性及び定着性を確保しつつ、生産性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置における要部の説明図である。 本発明の一実施形態に係る画像形声装置における変形例の要部の説明図である。
次に、本発明の画像形成装置に係る実施例について、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施例は本発明の画像形成装置における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの説明図、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の要部の説明図、図3は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の変形例の要部の説明図である。
(複合機の全体構成)
図1において、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機11は、複合機本体12と、複合機本体12の前面から引き出し可能な複数段の給紙カセット13,14,15と、給紙カセット13,14,15とは別の記録材の利用を可能とするために複合機本体12の一方の側面に開閉可能に設けられた手差トレイ(マルチトレイ)16と、複写機・ファクシミリ・スキャナの各種機能として原稿を読み取る際に使用する自動原稿送り装置(ADF)17と、表示画面18を有すると共に各種機能等の設定・選択操作を行う操作部19とを備えている。尚、複合機11の形状や構成・機能等は図示例のものに限定されるものではない。
(複合機本体12の内部構成)
また、複合機本体12の内部には、収納手段としての給紙カセット13,14,15又は手差トレイ16に収納された記録材(図示せず)を取り出して排紙トレイ20に向けて通紙する通紙経路21と、通紙経路21のシート通紙方向上流側に配置されたレジストローラ対22と、レジストローラ対22よりも通紙経路21のシート通紙方向下流側に配置された画像形成部23と、画像形成部23によって記録材の表面に転写されたトナー像を記録材の表面に定着させる定着部(定着手段)24と、通紙経路21の複合機本体12内での最下流部に配置された排出部25と、を備えている。
さらに、通紙経路21には、複数の経路が分岐・合流されており、本実施の形態では、定着部24よりも通紙経路21のシート通紙方向下流側に配置された分岐路26と、分岐路26に導かれた記録材を表裏反転させるスイッチバック経路27と、スイッチバック経路27によって表裏反転した記録材をレジストローラ対22よりもシート通紙方向上流側の通紙経路21へと戻す反転経路28と、ADF17にセットされた原稿が複数である場合に片面印刷処理後の記録材の排出面を原稿順序に合わせた状態で排出部25へと導く反転排出路29と、を備えている。
(レジストローラ対22の構成)
レジストローラ対22は、給紙カセット13,14,15又は手差トレイ16から取り出された記録材の通紙方向先端をレジストセンサ30で検知することにより、記録材の先端位置と感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像位置との同期を計るものである。
具体的には、レジストセンサ30が記録材の先端を検知してから所定時間経過後にレジストローラ対22と感光体ドラム31の回転駆動を開始させ、レジストセンサ30が記録材の後端を検知してから所定時間経過後にレジストローラ対22と感光体ドラム31の回転駆動を停止する。また、レジストセンサ30は、給紙カセット13,14,15から通紙経路21へと送り出された記録材のシート通紙方向に沿うシート長を検知するもので、記録材の先端を検知してから後端を検知するまでの時間によって記録材の長さ(シート通紙方向に沿う方向)を検知することができる。
レジストローラ対22は、モータ等の駆動源(図示せず)に連繋されている。そして、レジストローラ対22は、静止状態において、記録材の先端がニップされたときに瞬間的に記録材の通紙を停止することで記録材の斜め送りを矯正する。
(画像形成部23の構成)
画像形成部23は、感光体ドラム31と、感光体ドラム31の周囲に配置された帯電デバイス32、露光デバイス33、現像デバイス34、転写デバイス35、クリーニングデバイス36、除電デバイス37等を備えている。
これにより、画像形成部23は、感光体ドラム31が図示しない駆動手段によって所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が帯電デバイス32によって所定の極性・電位に均一に帯電される。
帯電後の感光体ドラム31は、その表面に露光デバイス33によって静電潜像が形成される。ここで、露光デバイス33は、例えば、複写機機能によりADF17を利用してスキャナー部で読み取った印刷データ、ファクシミリ機能により電話回線を通じて受信した印刷データ、プリンタ機能によりネットワーク等の通信回線によって接続されたパーソナルコンピュータ等から出力された印刷データに基づいて、感光体ドラム31の表面にレーザー光を照射し、感光体ドラム31の表面のレーザー光照射部分の電荷を除去して画像情報に応じた静電潜像を形成する。
そして、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像は、現像デバイス34によって電荷を有するトナーが静電的に付着されて未転写トナー像として現像される。さらに、その未転写トナー像は、感光体ドラム31と転写デバイス35との協働によって記録材の表面に未定着トナー像として転写される。
この際、記録材の表面に未転写トナー像を転写した感光体ドラム31は、クリーニングデバイス36によって残留トナー等が除去されると共に次の画像形成時の帯電のために除電デバイス37によって除電される。
(定着部24の構成)
定着部24は、画像形成部23によって記録材の表面に転写された未定着トナー像を定着させるために、記録材の表面側、即ち、未定着トナー像側に配置された加熱部材としての加熱ローラ(又は加熱ベルト)38と、通紙経路21を挟んで加熱ローラ38と対向する加圧部材としての加圧ローラ39とを備え、この加圧ローラ39を加熱ローラ38に圧接することで記録材をニップ搬送(ニップ部)する。
記録材の表面に形成された未定着トナー像は、加熱ローラ38に直接接触することによって溶融し、記録材の裏面側から加圧ローラ39で加圧されることによってそのまま記録材の表面に溶融トナーが定着像として定着される。
尚、加熱ローラ38の表面には、溶融トナーが付着しないように表面コーティング処理等がなされている。また、加熱ローラ38の表面に付着してしまった溶融トナー等は図示を略するクリーニングデバイス等によって除去される。さらに、加熱ローラ38の表面付近には、加熱ローラ38の表面温度を検知するサーミスタ40が設けられている。
(実施例)
次に、本発明の実施例を図2に基づいて説明する。
ところで、記録材に封筒Eを用いた場合、封筒Eのシワの発生は封筒Eの収縮や、厚みの差による上面と下面との間での搬送状態の差が歪となり、ニップ搬送中に搬送方向上流側へと累積・押し潰されることによって発生する。従って、その搬送方向上流側へ累積した歪を圧力を減じて解消することでしわの発生を抑えることができる。
さらに、記録材が封筒Eであるというだけで給紙から排紙に至る全工程の処理速度を遅く設定した場合、定着圧力を緩めるだけで歪は発生し難くなるものの、生産性が悪化してしまう。
そこで、本実施例では、未定着トナー画像を担持した記録材としての封筒Eをニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱・溶融させて封筒Eに定着させる定着手段としての定着部24と、機内温湿度を検知する機内環境検知手段として給紙部等に設けられる温湿度センサ(図示省略)と、定着部24の定着ニップ荷重を変更する定着ニップ荷重変更手段としての定着ニップ荷重変更部41と、封筒Eの搬送方向の長さを検知する長さ検知手段としてのレジストセンサ30と、定着部24による封筒Eのニップ搬送過程でレジストセンサ30で検知した封筒Eの長さの中途部から上流端に至る範囲での定着ニップ荷重と定着線速度とを緩める制御回路42と、を備えている。
また、本実施例では、定着部24よりも搬送方向上流側近傍に封筒Eの厚み方向の変化を検知する厚さ検知手段としての厚さ検知センサ43を備え、制御回路42は厚さ検知センサ43の検知結果が封筒Eの搬送過程で厚さ方向に変化した場合には定着ニップ荷重と定着線速度とを緩める。
定着ニップ荷重変更部41は、加圧ローラ39の回転軸39aを支持する支持手段としての支持部材44と、支持部材44に上端が圧接する付勢手段としてのスプリング45と、スプリング45の下端を支持する加圧プレート46と、加圧プレート46の底面に当接する楕円形状の押圧カム47と、押圧カム47を回転駆動させる荷重変更モータ48と、を備えている。尚、加圧プレート46と押圧カム47とは切替手段を構成しており、荷重変更モータ48は、その駆動源を構成している。
制御回路42は、図示を略するROM等の記憶手段に格納された制御情報に基づいて画像形成処理全般に関わる制御を行う。また、制御回路42は、操作部19、レジストセンサ30、サーミスタ40、厚さ検知センサ43、からの出力信号に基づいて加熱ローラ38の加熱源であるヒータ38a、荷重変更モータ48、加圧ローラ39を回転させる加圧ローラモータ49、を制御する。
このような構成において、手差トレイ16に記録材がセットされると、手差トレイ16は公知のサイズ検知センサ(図示せず)を用いてサイズを検知する。
この際、制御回路42は、手差トレイ16にセットされた記録材が、図示しないROM等の記憶手段に予め記憶された規格サイズ情報から、一般的な規格サイズの普通紙(例えば、B5,A4等)であるか、特殊な規格サイズの封筒E(例えば、長形3号,角形2号,洋4タテ等)かを判定することができる。
ここで、制御回路42は、手差トレイ16に記録材として封筒Eがセットされたと判定した場合、自動的に封筒印刷モードに切り替えると共に、そのサイズ情報に基づいて搬送方向の長さを認識することができる。
尚、封筒印刷モードへの切り替えは、操作部19を用いてオペレータが指定しても良いし、同時に封筒サイズを指定することもできる。また、封筒サイズ、特に、その搬送方向の長さは、搬送過程でのJAMセンサやレジストセンサ30といった公知のセンサを利用して、そのON−OFFタイミングで長さを検知することも可能である。
そして、レジストローラ対22に封筒Eが搬送されてきたことをレジストセンサ30が検知すると、制御回路42は次給紙開始信号を出力し、次の封筒Eの搬送を開始する。
また、レジストローラ対22で所定の転写タイミングを計った後、感光体ドラム31に形成されたトナー画像が封筒Eに転写された後、定着部24で未定着トナー像が定着される。
加熱ローラ38は、内部に熱源としてヒータ38aを備え、電圧供給部(図示せず)からの電圧印加により通電されることで温度が上昇し、加熱ローラ38の中央部画像域に非接触で設けられたサーミスタ40の信号により所定の定着温度を維持するように制御回路42に制御される。
ここで、オペレータの操作部19の操作により封筒印字モードを選択すると共に、封筒サイズ(例えば、洋4タテ=幅105mm、長さ235mm)を選択入力した場合、レジストセンサ30のONからタイミングを測定し、封筒Eの先端から所定長さ(例えば、200mm)まで定着部24で定着ニップ搬送したことを検知すると、制御回路42が荷重変更モータ48を駆動させて押圧カム47を回転させ、定着ニップ荷重を設定する加圧プレート46を上下動させて、スプリング45の設定を変更する(例えば、片側荷重50N→25N)。
また、制御回路42は、同時に加圧ローラモータ49の回転力を制御して定着線速度を変更する(例えば、140mm/sec→70mm/sec)。尚、この時点からの定着線速度の変更であれば、封筒Eの後端部が転写部24を通過した後の定着線速度変更であるため、定着部24のみの搬送速度変更だけで良いうえ、例え、その前後に搬送中の封筒Eがあったとしても、その搬送速度が遅くなったり、定着処理中の封筒Eに次段の封筒Eが突っ掛かることも無い。
レジストセンサ30のON(又はOFF)からタイミングを測定し、封筒Eが定着部24を通過したことを検知すると、制御回路42は、押圧カム47を回転させ、定着ニップ荷重を設定する加圧プレート46を上下動させて、スプリング45の設定を戻す(片側荷重25N→50N)。また、同時に定着線速度も戻す(例えば、70mm/sec→140mm/sec)。これにより、封筒後端のみ定着線速度を落とせばよく、生産性の低下を極力抑えることが可能となる。
また、定着部24に進入する直前の封筒Eの変位量を厚さ検知センサ43で監視し、その厚さが厚い(変位量が多い)ことを検知した時は、封筒Eにシワが発生し易い条件になっていることから、制御回路42は、上述した後端定着処理と同様に、定着ニップ荷重と定着線速度とを緩めることでシワの発生を抑制することができる。
ところで、厚さ検知センサ43は、図2に示したように、封筒Eの上下変化を監視しても良いし、封筒Eの上面側のみを監視しても良い。
図3は、定着ニップ荷重変更部41の変形例を示し、図2に示した定着ニップ荷重変更部41が押圧カム47による段階的(2段又は3段)な定着ニップ荷重の変更であったのに対し、図3に示した定着ニップ荷重変更部41は無段階な定着ニップ荷重の変更を可能とし、封筒Eのサイズや厚さに応じて定着ニップ荷重を変更可能とすることも可能である。
この変形例の定着ニップ荷重変更部41は、加圧ローラ39の回転軸39aを支持する支持手段としての支持部材44と、支持部材44に上端が圧接する付勢手段としてのスプリング45と、スプリング45の下端を支持すると共に底面を傾斜させて傾斜当接面50aを形成した加圧プレート50と、傾斜当接面50aに擦動可能に当接するように上面を逆向きに傾斜させた傾斜当接面51aを有するスライダ51と、スライダ51の底面に形成されたラックギヤ部51bと噛み合ってスライダ51を変位させるピニオンギヤ52と、ピニオンギヤ52を回転駆動させる荷重変更モータ48と、を備えている。尚、加圧プレート50とスライダ51とは切替手段を構成しており、ピニオンギヤ52及び荷重変更モータ48は、その駆動源及び動力伝達機構を構成している。
尚、定着ニップ荷重及び定着線速度を緩めるタイミングとしては、封筒Eの後端(搬送方向上流側)寄りであるが、少なくとも封筒Eの全長に対して後ろ半分以降とするのが望ましいが、定着ニップ荷重及び定着線速度の変更値も封筒Eのサイズに応じた変更とされる。
具体的には、上述した洋4タテの他、例えば、角4(幅197mm、長さ267mm)の封筒Eの場合、定着ニップ荷重は35N、定着線速度は100mm/secとなる。
また、厚さ検知センサ43の検知厚さ(封筒Eの膨らみ)加減によって、定着ニップ荷重の変更値はある程度の範囲(例えば、25〜30N)で調整しても良い。
さらに、定着ニップ荷重を下げた場合には、定着線速度を緩める代わりに、加熱ローラ38の温度(ヒータ38aの加熱量)を10℃〜20℃の範囲で上げても良い。
11…複合機
24…定着部(定着手段)
30…レジストセンサ(長さ検知手段)
38…加熱ローラ
38a…ヒータ
39…加圧ローラ
39a…回転軸
41…定着ニップ荷重変更部(定着ニップ荷重変更手段)
42…制御回路(制御手段)
43…厚さ検知センサ(厚さ検知手段)
44…支持部材(支持手段)
45…スプリング(付勢手段)
46…加圧プレート(切替手段)
47…押圧カム(切替手段)
48…荷重変更モータ
49…加圧ローラモータ
50…加圧プレート(切替手段)
50a…傾斜当接面
51…スライダ(切替手段)
51a…傾斜当接面
51b…ラックギヤ部
52…ピニオンギヤ
E…封筒

Claims (5)

  1. 未定着トナー画像を担持した記録材をニップ搬送しつつ未定着トナーを加熱・溶融させて記録材に定着させる定着手段と、前記定着手段の定着ニップ荷重を変更する定着ニップ荷重変更手段と、記録材の搬送方向の長さを検知する長さ検知手段と、前記定着手段による記録材のニップ搬送過程で前記長さ検知手段で検知した記録材の長さの中途部から上流端に至る範囲での定着ニップ荷重と定着線速度とを緩める制御手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着手段よりも搬送方向上流側近傍に記録材の厚み方向の変化を検知する厚さ検知手段を備え、前記制御手段は前記厚さ検知手段の検知結果が記録材の搬送過程で変化した場合には定着ニップ荷重と定着線速度とを緩めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着ニップ荷重変更手段は、前記定着手段の一方を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段に当接して前記定着手段の前記一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力を段階的に切り替える切替手段と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着ニップ荷重変更手段は、前記定着手段の一方を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段に当接して前記定着手段の前記一方を他方に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力を無階的に切り替える切替手段と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 記録材が封筒であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
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