JP3583689B2 - 画像形成装置の用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置に用いられる用紙搬送手段の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンター等の画像形成装置は一般的に、用紙に画像形成を行うためのいくつかの処理部と、用紙収納部に積載された用紙をその処理部に向けて1枚ずつ給紙搬送し、処理部を通過させる用紙搬送手段等から構成されている。
【0003】
例えば電子写真方式の画像形成装置は処理プロセスとして、感光層が表面に塗布されたドラムを中心に帯電装置や現像装置・転写装置・クリーニング装置が配置された画像形成部と、表面に剥離層が塗布され熱源により高温に加熱された熱ローラに対向して、弾力性の材質で形成された圧ローラが押圧配置されている定着部を有している。その画像形成部では、帯電装置で帯電されたドラム表面に画像情報を含む光を照射して電荷の強弱による静電潜像を形成し、現像装置においてその静電潜像をトナー画像に変換する。さらに、転写装置はドラム表面上のトナー画像を用紙上に転写し、クリーニング装置はドラム表面に残留したトナーを除去回収する。また、定着部では用紙上のトナー画像が熱により溶融されて圧力を加えられて、用紙に定着される。
【0004】
一方、上記の装置に設けられる用紙搬送手段は、用紙が積載収納された用紙収納部から用紙を1枚づつ送りだし、各処理プロセスを通過搬送させて装置の外に排出するものである。用紙搬送手段は、隙間を有して対向配置されるガイド部材により形成される搬送路と、その搬送路の搬送方向に沿って適当な間隔で配置されるいくつかの搬送ローラ対から構成されている。搬送ローラ対はモーターなどにより回転駆動されており、用紙を挟持して回転しながら搬送路に沿って移動させる。また、搬送ローラ対のいくつかはモータとの間にクラッチが設けられており、適宜のタイミングで回転と停止が切換えられる。
【0005】
また、画像形成部に用紙を搬送する場合、使用者の設定に応じて用紙の適切な位置に画像を形成するために、用紙の搬送タイミングと画像形成部における各装置の動作タイミングの整合を図ることが必要である。そのために、用紙搬送手段においては画像形成部の上流側にレジストローラ対が設けられている。レジストローラ対は駆動源からギア等で回転が伝えられるが、駆動の伝達をオンオフするクラッチが設けられており回転と停止の切換えが任意のタイミングで可能である。上流から搬送されてくる用紙は、停止しているレジストローラ対のニップ部に先端が突き当たり、搬送方向の用紙の傾きが補正されると共に、用紙の先端がニップ位置に位置決めされる。
【0006】
画像形成装置の動作を制御する制御手段は、レジストローラ対のニップ位置に位置付けられた用紙に対して、レジストローラ対の回転開始と画像形成部内の装置の作動タイミングを制御してその用紙上に適切に画像形成を行う。複数部数作成する場合には、前の用紙がレジストローラ対を通過後に停止した状態の時に次の用紙がレジストローラ対に到達するように、用紙搬送手段は搬送方向において前の用紙と次の用紙の間に適切な間隔を設けて搬送するように制御手段により制御される。
【0007】
そして、レジストローラ対の搬送速度は画像形成部のドラムの周速(プロセス速度)と同じに設定されており、定着部の速度もほぼ同じ速度に設定されている。プロセス速度はドラム径や感光層の感度や現像装置の能力などによる処理能力の限界の制限を受け、品質や寿命などの経済性を考慮して決められるため、ある値以上に速く設定することはできない。
【0008】
ここで、画像形成装置においては、用紙の給紙が始まる処理のスタートから用紙が排出される処理の終了までの時間(ファーストコピータイム)と、連続処理時の単位時間当たりの処理枚数は重要な仕様の一つである。上記のようにレジストローラ対の下流側の画像形成部等では処理速度は規制されているため、用紙を用紙収納部からレジストローラ対まで搬送する時間や、連続処理時において前の用紙がレジストローラ対を通過した後から次の用紙がセットされるまでの時間を短縮するために、用紙が収納された用紙収納部からレジストローラ対までの搬送部における用紙の搬送速度は一定速度速く設定することが一般的に行われている。また、先行用紙の後端と次行用紙の先端の間隔ができるだけ小さい状態で搬送されるように、制御手段により搬送手段のタイミングが制御されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、レジストローラ対の上流側において用紙搬送手段の搬送速度を速く設定した画像形成装置の用紙搬送手段では、搬送路の途中で用紙の搬送速度が異なるローラ対間において、上流側の用紙を送る速度が速いために用紙に撓みが発生する。この撓み量は速度差と用紙の通過時間に比例して増大するが、撓みが一定以上になると限られた搬送路の隙間内で用紙がZ折れの状態になる。よって、搬送手段の速度差は、搬送方向の長さが最大である用紙サイズにおいてZ折れが発生しない範囲の撓みが生じる程度に制限されている。
【0010】
あるいは、レジストローラ対の上流側のいくつかの搬送ローラ対にはレジストローラ対と同速で回転させる駆動系と一定速度速く搬送させる駆動系がそれぞれクラッチを介して連結されており、クラッチのオンオフにより搬送ローラ対の速度が適時変更される機構が設けた用紙搬送手段もある。すなわち、用紙をレジストローラ対まで搬送する場合には、前記の速度の変更が可能な搬送ローラは第2の駆動系のクラッチがオンされて高速で回転し、用紙がレジストローラ対に到達してその下流側に搬送される場合には、第1の駆動系が連結されてレジストローラ対と同速で回転する。
【0011】
一般に画像形成装置の多くはA3サイズの用紙に対してまで画像形成できるように対応されている。しかし、一般的なユーザーではA3サイズの用紙に画像形成する頻度は少なく、最も頻度が高く大量に作成されるのはA4サイズ等の資料である。そこでA4サイズの処理速度がより高速であることが望まれるが、A3サイズまでに対応して搬送ローラ対等の速度が設定されているために、本来可能なA4サイズの用紙の処理速度以下に制限されている場合が多い。また、搬送ローラに2系統の駆動系を連結してクラッチにより適切なタイミングで速度を切換える方式では、構造が複雑化してコストがアップするなどの問題がある。
【0012】
また、用紙の搬送速度を速くできないことを補うために先行用紙と後続用紙の間隔を狭くすると、用紙収納部から1枚づつ用紙を給紙する際に連なり給紙が発生しやすくなったり、搬送途中での用紙のすべりにより用紙が重なったり、用紙検知手段の反応限界を超えて検知できずに搬送制御がうまくなされない可能性が高くなる。
本発明は、複雑な制御を用いることなく、不具合が発生する危険性を高めることなく、処理する用紙サイズに応じて最も効率よく用紙搬送時間を短縮する方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1に記載の用紙搬送手段は、レジストローラの上流側の搬送ローラは、同一速度に駆動されており、その速度は処理する用紙サイズに応じて規定値に設定される。搬送方向の長さが長い大サイズの用紙をZ折れすることなくレジストローラ対より高速で搬送されるとともに、搬送方向に短いサイズの用紙はより高速で搬送されることより搬送時間が短縮され、従来の装置に比べて、使用頻度の高いA4サイズの用紙を処理する場合、レジストローラ対までより高速に搬送できるため、ファーストコピータイムが短縮される。また連像処理する場合には、後続用紙がより速く搬送されるので単位時当たりの処理枚数を減少させずに用紙の間隔を広く設定することも可能になり、不具合の発生しにくい搬送手段が実現される。さらに、それを実現する上で用紙搬送装置の構造や制御を複雑にすることがなく経済的にも優れた方法である。
また、レジストローラ対上流側の近傍にレジストローラ対と同速で用紙を搬送する搬送ローラ対が設けられており、レジストローラ対の搬送に合わせて一定の撓みを維持しながら用紙を搬送する。それにより画像形成部に向けてのレジストローラ対による用紙の搬送が適切に維持される。
【0015】
請求項3に記載の用紙搬送手段は、用紙搬送手段の搬送路に設けられた用紙検知手段により搬送される用紙の先端を検知し、用紙サイズに応じてあらかじめ設定された時間後に次の用紙の給紙を開始する。よって、用紙検知手段が用紙の後端を検知した後に給紙を開始するのに比べて速いタイミングで次の用紙の給紙を開始することが可能であり、用紙搬送手段の搬送路における先行用紙の後端と後続用紙の先端の間隔を任意に設定できる。また、搬送路に用紙検知手段を設ける際に位置の制約が少なくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の用紙搬送装置の一実施例を添付図面に基づき説明する。図1は用紙搬送手段を内蔵する複写機能とプリンター機能を持つ画像形成装置の概略構成図である。図2には画像形成装置1の動作制御に関するブロック図を示す。図1に示すように画像形成装置1の本体には、用紙収納装置11、用紙搬送装置12、両面装置6、転写装置5、定着装置8、現像装置4、感光体ドラム2、クリーニング装置3、画像読取り装置3、画像出力装置9が配設されている。さらに、画像読取り装置10の上部には原稿搬送装置7が載置されている。また、図示していないが本体前方の上面部には操作パネル13が設けられている。
【0017】
原稿搬送装置7で搬送される原稿及び画像読取り装置10上面のプラテンガラスに載置された原稿は、原稿読取り装置内の光源20により露光されレンズ22を介してCCD24で受光され画像信号に変換される。CCD24の画像信号はLSU26に入力され、その信号に応じたレーザ光が出力され回転している感光体ドラム2上に静電画像が記録される。また、外部のパソコン等からの出力信号を受けて、その画像をLSU26から出力することも可能である。感光体ドラム2上に形成された静電画像は現像装置4でトナー画像に変換され、そのトナー画像は転写装置5において用紙搬送装置12から搬送されてきた用紙上に転写される。用紙上に転写されずに感光体ドラム2上に残ったトナーはクリーニング装置3で回収される。一方、トナー画像が転写された用紙は定着装置8に搬送されて熱によりトナーが溶融され用紙に定着される。定着装置8を通過した用紙は、分岐手段14を通過して使用者が操作パネル13で設定した条件に応じて機外に排出させるか、あるいは下方に配置された両面装置6に搬送する。両面装置6に送られた用紙は反転ローラ30で途中まで搬送された後、反転ローラ30を逆回転させてスイッチバックさせ反転搬送路32中に送り出し、用紙の裏表が反転された状態にて用紙搬送装置12に合流され、再び転写部15に送られ裏面に画像が形成される。
【0018】
用紙収納部11は複数の給紙段、具体的には上部より第一給紙段11d、第二給紙段11c、第三給紙段11b、第四給紙段11aを備えており、それぞれに規格サイズの転写紙を収容する。各給紙段の内部には収納される用紙の給紙方向の両側面及び後端を規制するガイド部材が設けられ、それらのガイド部材を用紙サイズに合わせて移動させることにより、収納される用紙を既定の位置に規制するとともに、用紙サイズに関する情報を出力する用紙サイズ検知38a,38b,38c,38d(図1には図示せず)が設けられている。また、各給紙段11a,11b,11c,11dの転写紙の上面には、それぞれ重送防止手段を含む給紙ローラ40a、40b、40c、40dが配置されている。
【0019】
用紙搬送装置12は各用紙収納段11a〜11dから送り出される用紙を転写部15に向けて搬送するための用紙搬送路36が形成され、それに沿って搬送ローラ対44a,44b,44c,44d,44e、44fが配置され、搬送路36の最下流にはレジストローラ対50が配置されている。各給紙段から搬送されてくる用紙は用紙搬送路36に合流して下流側直近に配置された搬送ローラ対にまで送られ、その搬送ローラ対で挟持されてさらに下流に搬送される。また、用紙搬送路36には通過中の用紙を検知する搬送SW48a,48b,48c,48d,48eが配置されている。ここで、各給紙段11a〜11dの給紙ローラ40a〜40dから直近の搬送SWまでの距離は、用紙収納段に収納可能な用紙サイズの搬送方向長さの最小値よりも短くなるように配置されている。また、レジストローラ対50上流の近傍には、同じく用紙の通過を検知するレジストSW54が設けられている。
【0020】
図2には画像形成装置1の用紙搬送装置12を主に動作制御に関するブロック図を示す。操作部としての操作パネル13からの信号と各種の検知手段からの信号を受けてマイクロコンピューターを用いた本体制御装置70から指示が出されて画像形成の各プロセスを構成する電子機器やモータやクラッチ等の駆動部材が作動する。給紙ローラ40a〜40d,にはそれぞれ給紙クラッチ42a,42b,42c,42dが取り付けられ、搬送ローラ対44a〜44fのそれぞれには搬送CL46a,46b,46c,46d,46e、46fが対応して取り付けられており、それらを介してモータM1を駆動源とする駆動系に連結している。モータM1にはDCモータが用いられており、モータ速度制御装置72により回転送度が制御されている。モータ速度制御装置72は、本体制御装置70の指示に応じて周波数を変更したクロック信号を出力してモータM1の回転速度を変更する。レジストローラ対50とその上流側に配置された搬送ローラ対48fと転写装置5はモータM2で駆動されている。また、現像装置8・感光体ドラム2・クリーニング装置3はモータM3で駆動されている。さらに、定着装置8、両面装置6はモータM4で駆動されている。このように各プロセス装置は独立したモータM2、M3、M4を使用し、各モータの回転は各プロセス装置に応じた既定速度に固定されている。また、図中では省略しているが原稿搬送装置7や画像読取り装置10もそれぞれ独立にモータが設けられ駆動されている。
【0021】
また、本体制御装置70に付随して複数のタイマーを有するタイマー装置74が設けられている。本体制御装置70は、用紙搬送路36に設けられている搬送SW48a〜48e及びレジストSW54等で通過する用紙の先端や後端の検知結果を利用してタイマー装置74のタイマーをスタートさせ、給紙CL42a〜42d、搬送CL46a〜46f、レジストCL52等を適切なタイミングでオンオフさせている。
【0022】
次に、画像形成装置1における画像形成動作時における用紙搬送装置の制御方法について説明する。図3、図4は画像形成装置1の画像形成動作時における用紙搬送の制御に関するフローチャートであり、図5は用紙搬送装置12の制御に関するタイミングチャートである。
【0023】
原稿からの複写を行う場合、操作者は原稿を原稿搬送装置に載置するかもしくはプラテンガラス上に設置して、設置操作パネル13上でキー等を操作して、表示画面を確認しながら用紙サイズと給紙段の選択、複写倍率や複写枚数などを設定する。ここでは、A4サイズの用紙が収納されている最下段の給紙段11aを選択して、複数部数の複写物を作成する場合を想定して図3、図4、図5を用いて説明する。図3において操作パネル13のスタートキーを押すと先ずステップS1において、モータM2、M3、M4が起動される。この時、感光体ドラム2は表面周速V0で回転を始め、同時に転写装置5の転写ベルトも感光体ドラム2と同じ速度V0で搬送される。それとほぼ同時にステップS2において給紙段11aに設けられた用紙サイズ検知38aからの信号により用紙サイズが判断される。用紙がA4サイズであることに応じてステップS3において、モータ速度制御装置72に対して給紙ローラ40a及び搬送ローラ対44a〜44eの周速が第1速度V1となるようにモータM1を回転させるクロック信号を出力するように指示が出される。また、ステップS4において用紙サイズ毎に設定された給紙タイミングデータt1,t2が設定される。ステップS5においてモータM1が起動された後、ステップS6においてタイマー装置74のタイマーTM1とTM2がスタートされる。
【0024】
ここでステップS7以降の処理と並行して、ステップS16とステップS20以降の制御が開始される。ステップS20以降のフローチャートは図4に示し、後ほど説明する。ステップS16は、給紙段から用紙を給紙する動作において異常が発生していないかを検知するものである。時間T01は1枚の用紙を給紙するのに必要な時間よりも、2倍以上の時間に設定されている。タイマーTM1をモニターしながら、TM1がT01に達した場合には給紙部に異常が発生していると判断して機械を停止させるとともに、操作パネル13上に異常の発生を知らせる表示を出す。ステップS7においては選択された給紙段の判断がなされ、給紙段に応じたフローに分岐する。給紙段11aが選択された場合、ステップS8において搬送CL46a〜46fがオンされ搬送ローラ対44a〜44fが回転を開始する。ほぼ同時に、ステップS9において給紙CL42aがオンされ、給紙ローラ40aが回転し始める。
【0025】
給紙ローラ40aの回転により、それに接している給紙段11aに収納されている用紙の最上部の用紙P1が搬送路36に向けて給紙される。ステップS10において搬送路36に搬送された用紙P1の先端が途中に配置されている搬送SW48aに検知されると同時に、ステップS11においてタイマーTM1がリセットされる。
搬送SW48aを通過した用紙P1は搬送ローラ対44aに到達してさらに下流側に配置される搬送ローラ対44b〜44fで搬送される。一方、ステップS12においてタイマーTM1が時間t1になると、ステップS13で給紙CL42aがオフされる。t1は用紙P1が搬送ローラ対44aに到達するのに十分な時間でかつ用紙P1の後端が給紙ローラ40aを通過するよりも短い時間であるように、各用紙サイズに応じて予め設定されている。給紙CL42aがオフされると給紙ローラ40aは駆動系に対してフリー状態になり用紙の移動に伴って従動する。次にステップS14においてタイマーTM1が時間t2に達すると、ステップS15においてステップS9〜S14のフローの処理が一回終了したとして実行処理回数nに加算され、設定された設定処理回数Nと比較され少なければ、ステップS5に戻り給紙CL42aが再びオンされて給紙ローラ40aが回転し次の用紙P2を送り出す。ここで、時間t2は用紙P1の後端と次に用紙P2の先端とに必要な間隔を作る時間に各用紙サイズに応じて予め設定されている。実行処理回数nが設定処理回数Nと等しくなるまで繰り返される。
【0026】
次に、給紙段から用紙搬送装置12に送られた後の用紙の搬送制御について説明する。搬送ローラ44a〜44eは搬送CL46a〜46eを介してモータM1の駆動系に連結され、V1の周速で回転して用紙を搬送しており、搬送ローラ対44fは搬送CL46fを介してモータM2の駆動系に連結され感光体ドラム2と同じ周速V0で搬送する。用紙搬送時においては給紙段の選択に応じて給紙段からレジストローラ対50の間の搬送ローラ対は常に同じタイミングでオンオフされる。例えば4段目から給紙する場合は搬送ローラ対44a〜44fを、1段目から給紙する場合は搬送ローラ対44d〜44fが同期してオンオフされる。ここでは、各搬送ローラ対毎に個別にクラッチが設けられているが、駆動系の構成によっては一つのクラッチにより全ての搬送ローラ対を同期してオンオフさせてもよい。この場合、給紙段によっては用紙の搬送に関係しない搬送ローラ対も回転するが機能上問題はなく、コスト削減が図れる。
【0027】
図3において示した制御により給紙段から給紙された用紙は、図4に示す制御により転写部15に搬送される。ステップS20では用紙がレジストローラ50の上流近傍に配置されレジストSW54により検知されるのをモニターする。それと並行してコピー開始後にスタートされたタイマーTM2がT02以下であるかがモニターされる。T02は給紙段から用紙が到達するのに要する時間よりも長く設定されている。T02以内にレジストSW54が用紙を検知しない場合は、搬送途中において異常が発生したと判断して、機械を停止させるとともに操作パネル13にJam表示を出す。
【0028】
レジストSW54で用紙の先端が検知されると、ステップS21においてタイマーTM2がリセットされて再スタートする。次にステップS22で時間T2の経過がモニターされ、T2になるとステップS23で搬送CL46a〜46fがオフされる。T2は用紙の先端がレジストローラ対50のニップ部に到達して停止され、少し撓みが生じる程度の時間に設定されている。搬送ローラ対の停止時間は0.1秒程度の短い時間であり、この間に用紙はレジストローラ対のニップ部に確実に押し当てられる。また、この時に給紙ローラ40aとタイマーTM1が作動中であれば同期して一時停止させる。次に、ステップS24ではタイマーTM2がT3になったことが確認されるとステップS25においてレジストCL52、搬送CL46a〜46fがオンされる用紙は転写部15に向けて搬送される。この時、給紙ローラ40a及びタイマーTM1が一時停止状態であればそれを解除する。
【0029】
次に、ステップS26においてタイマーTM2の時間がT5なると、レジストCL52がオフされる。T5はT3から測って用紙がレジストローラ対50を通過するのに要する時間より長く設定されている。この時ほぼ同時に、ステップS27においてレジストSW54がオフ状態であるかが確認される。ここで、レジストSW54がオン状態にある場合、用紙が適切に搬送されずに残っているか、前の用紙との間隔が狭くなり次の用紙が既に搬送されてきているかの不具合と考えられるため、機械を停止させるとともに操作パネル13上にJam表示を出す。
【0030】
レジストSW54がオフされている場合は、瞬時にステップS27においてレジストCL52がオフされるとともに、ステップS29において、実行処理回数nがカウントされて処理が終了か続行されるかが判断される。処理が続行される場合、搬送ローラ対44a〜44fは回転を続けて後続の用紙をレジストローラ対50に向けて搬送しており、再び用紙の先端がレジストSW54で検知されるとステップS20以下の処理が繰り返される。ステップS29で処理の終了が判断された場合は、タイマーTM2がクリアされると共に、搬送CL46a〜46fがオフされモータM1が停止される。
【0031】
ここで、モータM1の速度について説明する。すでに説明したように、搬送ローラ対44a〜44eは、搬送ローラ対44fまでV1の高速で用紙を搬送する。また、搬送ローラ対44fはレジストローラ対50と同じ速度で用紙を搬送し、レジストローラ50による転写部15への用紙搬送を補助して安定化させる。搬送ローラ対44eと44fは常に同じタイミングでオンオフ制御されるが、V1とV0の速度差があるためこの間において用紙に撓みが生じる。撓み量は大きくなると搬送路において用紙が搬送方向にZ折れするなどの不具合が発生する。図1に示す画像形成装置1の場合、そこでの撓み量が20mmを越えるとZ折れが発生する恐れがあることが確認された。
【0032】
搬送ローラ対44eと44fの間で発生する撓み量を両ローラの送り量の差と考えれば、最大撓み量Qは、Q=(L−l)/V1*(V1−V0)となる。lは搬送ローラ対44eと44f間の搬送路長、Lは用紙の長さである。搬送路長lは搬送される用紙の最小長さより20mm程度短く決められ、速度V0は既定値であるため、最大撓み量Qは用紙の長さと速度V1で変化する。
【0033】
さらに、上記内容を画像形成装置1の一例を上げて具体的な数値を用いて説明する。一例の画像形成装置1はA3サイズの用紙まで処理可能であり、感光体ドラム2の周速V0は約320mm/secであり、搬送路長lは約100mmである。A3サイズの用紙を搬送することを考えれば、L=420mmとなり最大撓み量Qを20mm以下にするには、V1は約341mm/secが限界である。しかし、A4サイズの用紙の場合はL=210mmであり、V1は約391mm/secまで可能である。そこで画像形成装置1では、用紙サイズに応じてモータM1の速度を変更し、給紙ローラ及び搬送ローラ対の速度V1を可能な限り高速化する。ある程度の余裕を設けて、A3サイズの時はV1=330mm/secに設定し、A4サイズの時はV1=380mm/secに設定する。
【0034】
一般的にA4サイズの用紙に画像形成する頻度が高いと予測されるが、用紙収納装置からレジストローラ対までの搬送速度をA3サイズに合わせて固定的に設定した場合に比べて、本発明の方法を用いることでA4サイズの処理において搬送の高速化により処理時間の短縮が図れる。例えばA4サイズ紙を最下段11aから給紙する場合に、一例としてあげた画像形成装置1の搬送ローラ対48fまでの搬送路距離は約640mmであるため、V1を330mm/secから380mm/secにすればそこまでの搬送時間は0.26秒短縮される。
【0035】
連続処理の場合には、用紙は一定間隔で給紙段から給紙されるが、単位時間の処理枚数を増やすには用紙の間隔を可能な限り狭くしなければならない。用紙の間隔を狭くすると、搬送途中で滑りなどが発生すると前の用紙が遅れてその後端が後続の用紙の先端と重なり1枚の紙として搬送されてしまう不具合が発生する危険性が高くなる。特に、各給紙段11a〜11dから給紙ローラ40a〜40dによって1枚ずつ分離して給紙する部分においては、搬送に関与するローラが少なく、用紙との摩擦や分離機構に用いられる摩擦部材の影響等もあり、搬送性能は不安定であり、用紙の送り量のバラツキが大きい。搬送路に送られ搬送ローラ対に到達すれば、ローラ対で挟持されて搬送されるため搬送性能は安定する。
【0036】
一例の画像形成装置1においてA4サイズの用紙の連続処理を行う場合に、搬送ローラ対48fとレジストローラ対50が速度V0=320mm/secで用紙を搬送しているときに、上流側の搬送ローラはそれよりも速い速度V1=380mm/secで搬送しているために、後続の用紙は先行する用紙に近づきその間隔が狭くなる。そこで、レジストローラ対50において用紙を連続処理するのに必要な間隔が最低40mmとすれば、V0とV1の速度差を考慮して、給紙段11aから給紙する時の用紙間隔Uは79.4mm[U=40+L/V0*(V1−V0):Lは用紙長さ。A4サイズ紙:L=210mm]に設定される。同じ条件でV1=330mm/secの場合は、U=46.6mmである。給紙性能から給紙部では用紙間隔Uが70mm以上必要な場合、V1=330mm/sec時はレジスト部での紙間は40mmよりも長く設定する必要があり、A4サイズ用紙の時間当たりの処理枚数は減少する。
【0037】
このように、画像形成装置おいては画像形成部のプロセス速度V0(電子写真方式の場合は感光体ドラムの周速)により処理速度は制限されるが、用紙収納部から画像形成部まで用紙を搬送する搬送速度V1を一定速度速く設定することにより、ファーストコピータイムを短縮したり、時間当たりの処理枚数を増やす効果が得られる。しかし、搬送速度V1を速くした場合の影響は用紙の搬送方向における長さによって変わる。先に一例としてあげた画像形成装置においては、撓み量Qの制限から搬送速度V1はV0に対して、A3サイズでは約7%、B4サイズで10%、A4サイズで22%、B5サイズでは32%程度[V1=(L−l)/(L−l−Q)*V0]の高速化が可能である。
【0038】
よって、A3・B4等の大サイズの用紙に合わせて設定すれば、A4・B5等の小サイズの処理速度が制限され、小サイズの用紙に合わせて設定すれば、大サイズの用紙に対応するための特殊な機構や制御が必要になる。また、特に処理高速化の要求が高いのは使用頻度が最も高いと予測されるA4サイズの用紙と考えられるため、大サイズの用紙に合わすのはデメリットが大きい。そこで、用紙のサイズ(搬送方向の長さ)に応じて任意もしくは何段階かにモータの回転数を切換え搬送速度を調整することは、用紙搬送装置の構造や制御を複雑にせずに小サイズの用紙の処理効率を上げるのに有効な方法である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置の用紙搬送装置は、処理する用紙のサイズに応じて給紙ローラ及び搬送ローラの速度を変更することにより画像形成部への用紙の搬送時間を短縮する。それにより、A3サイズまでの用紙が処理できるとともに使用頻度の高いA4サイズ等の用紙の処理速度においてファーストコピータイムの短縮や単位時間当りの処理枚数の増加を図ることができる。それに加え、用紙搬送装置に構造や制御を複雑にすることなく、安定性の高い搬送性能を得ることを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送装置を内臓する画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の用紙搬送装置の動作制御に関連する電気的構成を示すブロック図である。
【図3】給紙段から用紙が給紙される時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】給紙段から給紙された用紙がレジストローラでレジストされて下流に搬送される動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記用紙搬送装置において、用紙が給紙段から連続的に給紙されレジストローラで搬送される動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 感光体ドラム
5 転写装置
15 転写部
11a〜11d 給紙段
40a〜40d 給紙ローラ
46a〜46f 搬送ローラ対
50 レジストローラ対

Claims (2)

  1. 用紙に画像形成を施す画像形成部を有する画像形成装置において、用紙が積載収納される用紙収納部と、前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離して取り出す給紙手段と、前記給紙手段により取り出された用紙を搬送ローラで搬送する用紙搬送手段と、前記画像形成部の上流側に配置され前記搬送手段により搬送される用紙をニップして一時停止させた後に搬送するレジストローラと、処理される用紙サイズを判断して前記給紙手段、前記用紙搬送手段及びレジストローラを制御する制御手段を有しており、
    前記レジストローラに向けて用紙を搬送する搬送手段の最下流に配置される搬送ローラ以外の搬送ローラの周速は、用紙サイズに応じて前記レジストローラの周速よりも一定速度速く駆動され
    前記レジストローラに向けて用紙を搬送する搬送手段の最下流に配置される搬送ローラは、前記レジストローラの周速と同速で回転することを特徴とする画像形成装置の用紙搬送装置。
  2. 前記搬送手段には用紙検知手段が配置され、前記用紙収納部から用紙を1枚つ分離して給紙して前記搬送手段に送る給紙手段を有し、
    前記給紙手段は前記用紙検知手段が前の用紙の先端を検知した後、用紙のサイズに応じて既定された設定時間後に次の用紙の給紙を開始するように制御されることを特徴とする請求項1の画像形成装置の用紙搬送手段。
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