JP3753063B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3753063B2 JP3753063B2 JP2001387834A JP2001387834A JP3753063B2 JP 3753063 B2 JP3753063 B2 JP 3753063B2 JP 2001387834 A JP2001387834 A JP 2001387834A JP 2001387834 A JP2001387834 A JP 2001387834A JP 3753063 B2 JP3753063 B2 JP 3753063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- paper
- sheet
- transport
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等に使用する電子写真方式等の画像形成装置に係り、より詳しくは、給紙部から画像形成部までの用紙等の被記録媒体の搬送形態を工夫することににより、単位時間あたりの画像形成枚数を増大させるための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置は、特開平10−35941号公報等に開示されているように、感光体に形成されたトナー像を、転写ローラと感光体との間を通過させる用紙等の被記録媒体に転写して後、当該被記録媒体を1つの加熱ローラと1つの加圧ローラとの間を通過させることにより、トナーを加熱溶融し、被記録媒体上にトナー像を定着させるものである。その場合、給紙部(給紙トレイ)に積層された被記録媒体を1枚ずつ送り出すための給紙位置から前記感光体と転写ローラとの接触部である画像形成位置に被記録媒体を搬送する搬送経路には、給紙ローラ、複数の中間搬送ローラ、レジストローラが設けられており、前記複数の中間搬送ローラが駆動しながらレジストローラを間欠的に駆動させるように構成されている。その際、停止したレジストローラに被記録媒体の先端部を一旦突き当てるようにして被記録媒体の中途部に弛み(撓み)を持たせることにより、当該被記録媒体の先端を揃えると共に前記画像形成部に対する給紙のタイミングを調整することが行われている。
【0003】
ところで、複数の被記録媒体に連続して画像を形成する場合、2枚目以降の給紙開始タイミングは以下のように設定される。給紙部で被記録媒体を1枚ずつに分離して給紙するに際して、先行する被記録媒体の後端縁と後続する被記録媒体の先端縁とがあまりに接近して給紙されると、給紙部における被記録媒体の先端位置のバラツキにより、給紙部から排紙部までの搬送経路中の用紙センサが先行する用紙(被記録媒体)の通過完了を検出する前に後続する用紙(被記録媒体)の先端が用紙センサ位置に搬送されてしまうことがある。この場合、先行する被記録媒体が搬送されずに滞留していると判断され、用紙ジャムが発生したときのエラー処理がなされてしまう。
【0004】
また、先行する被記録媒体の後端部が給紙ローラから離脱する前に、後続する被記録媒体を送り出すと、先行する被記録媒体に不要な力が作用して安定した搬送動作の妨げになることがある。そこで、通常は、画像データの展開時間等も考慮して、前記給紙位置での1枚ずつの分離に際して、先行する被記録媒体の後端縁と後続する被記録媒体の先端縁との間に、所定量の用紙間隔、例えば約60mm程度の間隔が空くように、2枚目以降の給紙開始タイミングを設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年では、画像形成装置の高速化、即ち、単位時間当りの画像仕上がり枚数(枚/分)の増大に対する要望が強くなっており、その要望に応えるために、感光体周速度(プロセス速度)を高速化していくと、前記所定量の用紙間隔、例えば60mmを確保するための時間的ロスの影響が大きくなってくる。
【0006】
そこで、本発明では、用紙間隔による時間的ロスを少なくして、単位時間当りの画像仕上がり枚数(枚/分)を増加させることができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、給紙部に積層された被記録媒体を1枚ずつに分離するための給紙ローラと、該給紙ローラによって分離された被記録媒体が搬送される用紙搬送経路と、該用紙搬送経路に沿って搬送された被記録媒体に、感光体上の現像剤像を転写ローラによって転写して画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記転写ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度より遅く、前記転写ローラの周速度より速い第1搬送ローラと、前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとに設けられ、駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段と、前記第1搬送ローラを先行する被記録媒体の後端が通過した後、第1搬送ローラを停止させた状態で後続する被記録媒体の先端部を当接させ、先行する被記録媒体の後端と後続する被記録媒体の先端との間隔を調整した後に第1搬送ローラを駆動するように制御する制御手段とを備えたものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度よりも遅く、前記第1搬送ローラの周速度よりも速い第2搬送ローラを備え、該第2搬送ローラには駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段を設け、前記制御手段は、前記第2搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記給紙ローラを非伝達状態とし、前記第1搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第2搬送ローラを非伝達状態とし、前記転写ローラと前記感光体にて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第1搬送ローラを非伝達状態とするために前記クラッチ手段を制御するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。図1は本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す概略側断面図、図2は給紙位置から画像形成位置までの搬送経路を示す側面図、図3は駆動系を示す図、図4は制御機能ブロック図である。
【0018】
図1において、レーザプリンタ1は、本体ケース2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するための複数段のフィーダ部4、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成のためのプロセスユニット18及び定着手段としての定着装置19等を備えている。
【0019】
各フィーダ部4は、本体ケース2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板8と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ12および分離パット手段13とを備えている。そして、給紙ローラ12から画像形成位置(感光体ドラム23と転写ローラ25との接触部、つまり感光体ドラム23上のトナー像が用紙3に転写される転写位置)までの用紙3の搬送経路7は、図1及び図2に示すように、湾曲状に形成され、該搬送経路7には、用紙搬送の上流側から順に第4搬送手段としての給紙ローラ12と、第3搬送手段11及び第2搬送手段10と、前記画像形成位置の直前に配置された第1搬送手段としてのレジストローラ9と、が適宜間隔にて配置されている。
【0020】
用紙押圧板8は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ12に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側からばね8aによって上方向に付勢されている。給紙ローラ12および分離パット手段13は、互いに対向状に配設され、分離パット手段13のパッド支持体13cの裏側に配設されるばね13bによって、摩擦係数の大きい部材からなる分離パット13aが給紙ローラ12に向かって押圧されている。給紙ローラ12と分離パット13aとの当接位置が請求項の給紙位置に対応する。
【0021】
なお、分離パット13a及び給紙ローラ12は、用紙3の搬送方向に直交する方向の幅寸法が当該用紙3の幅寸法より短く形成され、給紙時において、用紙3の幅方向の略中央部のみと接触するように配置されている。
【0022】
用紙押圧板8上に積層された用紙3のうち最上位にある用紙3は、第4搬送手段としての給紙ローラ12に向かって押圧され、その給紙ローラ12の回転によって給紙ローラ12と分離パット手段13とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、第3搬送手段11にて搬送された後、第2搬送手段10及び第1搬送手段としてのレジストローラ9に順次送られ、用紙3を所定のレジスト後に、画像形成位置に送るようにしている。
【0023】
前記最上位置のフィーダ部4より上方位置の本体ケース2の一側には、用紙3を手差しにて供給するためのマルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15aおよびマルチパーパス側給紙パット15bとを備えており、マルチパーパス側給紙パット15bの裏側に配設されるばね15cによって、マルチパーパス側給紙パット15bがマルチパーパス側給紙ローラ15aに向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、回転するマルチパーパス側給紙ローラ15aとマルチパーパス側給紙パット15bとで挟まれた後、1枚毎に給紙されて搬送ローラ対16を介して前記レジストローラ9に送られる。
【0024】
スキャナユニット17は、本体ケース2の上部のうち、排紙トレイ36の下面側に配置され、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー20、レンズ21a及び21b、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー20、レンズ21a、反射鏡22、レンズ21bの順に通過あるいは反射させて、プロセスユニット18における感光体(像担持体)の一例としての感光体ドラム23の表面上に高速走査にて照射させている。
【0025】
プロセスユニット18は、感光体としての感光体ドラム23、スコロトロン型帯電器37、転写手段としての転写ローラ25等を有するドラムカートリッジと、そのドラムカートリッジに着脱自在な現像カートリッジ24とから構成されている。現像カートリッジ24は、トナー収容部26、現像手段としての現像ローラ27、層厚規制ブレード28、トナー供給ローラ29等を備えている。
【0026】
トナー収容部26には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが充填されており、そのトナーがトナー供給ローラ29によって現像ローラ27に供給され、この時、トナー供給ローラ29と現像ローラ27との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ27上に供給されたトナーは、現像ローラ27の回転に伴って、層厚規制ブレード28の摺擦により一定厚さの薄層として現像ローラ27上に担持される。一方、回転する感光体ドラム23は現像ローラ27と対向して配置され、ドラム本体が接地されると共に、その表面が有機系感光体材料、例えば、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
【0027】
このレーザプリンタ1では、転写ローラ25によってトナー像が用紙3に転写された後に感光体ドラム23の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ27によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収するようにしている。このようなクリーナレス方式によって感光体ドラム23の表面上の残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
【0028】
帯電手段としてのスコロトロン型帯電器37は、感光体ドラム23の上方に、感光体ドラム23に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。スコロトロン型帯電器37は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム23の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
【0029】
そして、感光体ドラム23の表面は、その感光体ドラム23の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器37により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0030】
次いで、現像ローラ27の回転により、現像ローラ27上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム23に対向して接触する時に、感光体ドラム23の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム23の表面のうち、レーザービームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによってトナー像が達成される。
【0031】
転写ローラ25は、感光体ドラム23の下方において、この感光体ドラム23に対向するように配置され、前記ドラムカートリッジに図1において時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ25は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス印加電源から転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム23の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光体ドラム23と転写ローラ25との間を通る間に用紙3に転写される。
【0032】
次に、定着手段としての定着装置19の構成について説明する。定着装置19は、図1に示すように、プロセスユニット18より側方の搬送方向下流側に配設され、1つの加熱ローラ31と、この加熱ローラ31を押圧するように配置された加圧ローラ32と、これらの下流側に設けられる1対の搬送ローラ33を備えている。加熱ローラ31は、アルミ等の金属製で加熱のためのハロゲンランプ等のヒータを備えており、プロセスユニット18において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する間に熱定着させる。その後、用紙3は搬送ローラ33によって、本体ケース2内の一側の排紙パスにおける搬送ローラ34及び排紙ローラ35により搬送され、その後排紙トレイ36上に排紙される。
【0033】
また、本実施形態においては、用紙3の表裏両面に画像を形成するための再搬送ユニット41を備えている。再搬送ユニット41は、反転機構部42と再搬送トレイ43とが一体的に構成され、本体ケース2の後部側に反転機構部42が外付けされ、再搬送トレイ43が最上位置のフィーダ部4の上方に挿入するような状態で、着脱自在に装着されている。
【0034】
反転機構部42は、本体ケース2の後壁に外付けされた断面略矩形状のケーシング44と、その内部のフラッパ45、反転ローラ46及び再搬送ローラ47等からなる。前記ケーシング44の上端部には反転ガイドプレート48が上向きに突出している。
【0035】
フラッパ45は、本体ケース2内の後部の搬送ローラ33の下流側近傍にて回動可能に配置され、図示しない電磁ソレノイドの励磁、非励磁の切替えにより、一方の面に画像形成されて搬送ローラ33によって搬送された用紙3を、搬送ローラ34に向かう方向と、反転ローラ46に向かう方向とに選択的に切替えできる。片面印刷された用紙3を排紙トレイ36に排紙する場合には、フラッパ45を上向き回動させる。両面印刷する場合には、フラッパ45を反転ローラ46に向かう方向に切替える。そして、正逆回転切替え可能な反転ローラ46にて挟持された用紙3は、まず、反転ローラ46の正回転により反転ガイドプレート48に向かって搬送され、その後反転ローラ46の逆回転により用紙3を再搬送ローラ47に逆送りし、再搬送トレイ43における湾曲ガイド板52からトレイ本体50上の斜行ローラ51により、図示しない基準板に用紙3の側縁が当接されながら搬送され、再搬送ガイド板53を介して、前記第2搬送手段10の箇所に戻される。これにより、第2搬送手段10、第1搬送手段としてのレジストローラ9の箇所では、用紙3の非印字面が上面に向くように反転される結果、その状態で画像形成位置を通過させると、用紙3の裏面に画像形成できることになる。
【0036】
次に、図2を参照しながら、第4搬送手段としての給紙ローラ12から画像形成位置までの用紙3の搬送経路7における構成を詳述すると、最上段のフィーダ4における給紙位置から画像形成位置までの湾曲した搬送経路7を形成するように、用紙3の広幅面を案内する一対のガイド板7a,7bが配置されている。給紙ローラ12に近い側の前記第3搬送手段11は駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの対からなり、同様に、第2搬送手段10も駆動ローラ10aと従動ローラ10bとの対からなり、第1搬送手段としてのレジストローラ9も駆動ローラ9aと従動ローラ9bとの対からなる。そして、第3搬送手段11の搬送方向上流側直前には、第3用紙センサ54が配置され、同じく第2搬送手段10の搬送方向上流側直前には、第2用紙センサ55が配置され、第1搬送手段としてのレジストローラ9の搬送方向上流側直前には、第1用紙センサとしてのレジストセンサ56が配置されている。前記レジストローラ9の搬送方向下流側直後には、画像タイミングセンサ57が配置されている。
【0037】
前記各センサ54〜57は、搬送中の用紙3の先端に押されて回動可能となるセンサレバー58a,58b,58c,58dと、該回動するセンサレバー58a〜58dの他端側の位置を感知して、前記用紙3の先端縁が所定位置に来たことを感知するホトインタラプタ等の検知器59a,59b,59c,59dとからなる。
【0038】
なお、搬送ローラ対16も駆動ローラと従動ローラの対からなり、搬送ローラ対16の搬送方向上流側直前には、第4用紙センサ(図示せず)が配置されている。この第4用紙センサは前記各センサ54〜57と同様の構成である。
【0039】
図3は前記各駆動ローラ9a,10a,11a,給紙ローラ12及び感光体ドラム23を駆動するための駆動系の歯車列を示し、まず、フィーダ部4の第4搬送手段としての給紙ローラ12を回転駆動させる第1伝動歯車群62は第1駆動モータ63の駆動力を、ピニオン歯車63aから共通伝達歯車62a,62bを介して歯車62c,62d,62e,62f,62g,62hを経て給紙ローラ12の駆動軸に取付けられた歯車62iに伝達されるように構成されている。
【0040】
また、第3搬送手段11及び第2搬送手段10に対しては、前記共通伝達歯車62a,62bから第2伝動歯車群64としての歯車64a,64b,64cを介して第3搬送手段11の駆動ローラ11aの駆動軸を図3において時計方向に回転させる。さらに、前記歯車64cから第3伝動歯車群65としての歯車65a,65b,65c,65dを介して第2搬送手段10の駆動ローラ10aの駆動軸を図3において時計方向に回転させる。
【0041】
他方、第2駆動モータ66の駆動力は、そのピニオン歯車66aから第4伝動歯車群67としての歯車67a,67b,67cを介して感光体ドラム23の駆動軸に伝達される。また、前記歯車67aから第5伝動歯車群68の歯車68a,68b,68cを介して第1搬送手段としてのレジストローラ9の駆動ローラ9aに回転力が伝達される。第1搬送手段9に対する第1クラッチ手段82、第2搬送手段10に対する第2クラッチ手段81、第3搬送手段11に対する第3クラッチ手段80は各々対応する駆動ローラ側に介挿された電磁クラッチ(図示せず)である。従って、各電磁クラッチのONで対応する各クラッチ手段が駆動力の伝達状態(継合状態)となる。各電磁クラッチのOFFにて対応する各クラッチ手段が駆動力の非伝動状態(非継合状態)となり、各クラッチ手段に対応する個所の各駆動ローラ及び従動ローラは空転可能となるように構成されている。
【0042】
本実施形態においては、感光体ドラム23と転写ローラ25との接触部(転写部)での感光体ドラム23の周速(用紙搬送速度)をVoとするとき、第1搬送手段としてのレジストローラ9での用紙搬送速度V1は前記用紙搬送速度Voの15%増の速度(V1=1.15Vo)とし、同様に第2搬送手段10での用紙搬送速度V2は前記用紙搬送速度V1の15%増の速度(V2=1.15V1)とし、さらに、第3搬送手段11での用紙搬送速度V3は前記用紙搬送速度V2の15%増の速度(V3=1.15V2)とし、第4搬送手段としての給紙ローラ12による用紙搬送速度Vsは前記用紙搬送速度V3の15%増の速度(Vs=1.15V3)となるように、前記第1駆動モータ63及び第2駆動モータ66の回転速度や各伝動歯車群62〜68の減速比や各ローラの直径等が設定されている。
【0043】
換言すると、前記複数の搬送手段9、10、11、12の搬送速度を、搬送方向下流側のものが搬送上流側のものより順次低下するように設定してあり(Vo<V1<V2<V3<Vs)、且つ前記画像形成位置での用紙搬送速度Voが要求される速度となるように設定されている。
【0044】
給紙ローラ12における駆動力の伝達状態と非伝達状態とに切り換えするクラッチ手段70の実施形態は、図4及び図5に示すように、前記第1伝動歯車群62における欠歯歯車62g及び62hとその間に一体的に形成された係止段部71a付きカム盤71とが軸72に固定されているものである。一方の欠歯歯車62gは駆動側の中間の歯車62fと対峙させ、他方の欠歯歯車62hは給紙ローラ12と同軸に設けた従動側の歯車62iと対峙させて配置されている。前記カム盤72の周面に対して接離可能に回動する係止レバー73の一端部がアクチュエータとしての電磁ソレノイド74のロッド74aに連結され、且つ付勢バネ75の付勢力にて係止レバー73の他端部の係合爪73aが前記係止段部71aに係合する方向に付勢されている。そして、前記欠歯歯車62g(または62h)の側面の偏心軸76に一端を回動可能に連結した回動付勢バネ77の他端は図示しないフレームに装架されて、欠歯歯車62g、62hとカム盤71とを一体的に図4における反時計方向に回動するように付勢している。
【0045】
なお、前記係止レバー73の係合爪73aがカム盤71の係止段部71aに係止して、その回転が停止状態にあるときには、前記一方の欠歯歯車62gにおける欠歯部に前記歯車62fが対峙されて歯部同士の噛み合いが外れており、同様に、他方の欠歯歯車62hにおける欠歯部に前記歯車62iが対峙されて歯部同士の噛み合いが外れた位置にあるように位相が設定されている。この状態では、第1駆動モータ63(図3参照)の回転駆動力は前記従動側の歯車62iに伝達されず、歯車62iは自由回転可能となり、従って、給紙ローラ12も自由回転(空転)可能である。
【0046】
通常、給紙動作の開始時には、所定の信号を受けて電磁ソレノイド74が一時的(間欠的)に励磁されると、付勢バネ75の付勢力に抗してロッド74aが引き込まれ、係止レバー73における係合爪73aが前記カム盤71の係止段部71aから外れる。すると、回動付勢バネ77の付勢力にて、当該カム盤71と共に欠歯歯車62g(62h)が図4、図5において反時計方向に回動し、欠歯歯車62gの歯部が前記歯車62fと噛み合って回転駆動力が伝達される一方、他方の欠歯歯車62hと従動側の歯車62iとが噛み合い、給紙ローラ12に回転力が伝達される。前記電磁ソレノイド74の励磁が一時的であるため、電磁ソレノイド74が非励磁状態に戻ると、係止レバー73は付勢バネ75の付勢力で、係合爪73aがカム盤71の周面に摺接した状態に保持され、当該カム盤71の一周の回転後、再度係合爪73aが係止段部71aに係止して、動力伝達を遮断する。
【0047】
この非伝達状態では、給紙ローラ12は空転可能であって、用紙3の先端側が下流側の搬送手段11等にて挟持搬送されていると、当該用紙3の後部が給紙ローラ12と分離パッド手段13とに挟まれていても、給紙ローラ12のみの空転にて、用紙3は搬送下流側に円滑に搬送される。
【0048】
次に、用紙への画像仕上がり速度を向上させるための、前記複数の搬送手段の作動制御について説明する。図6は制御手段84の機能ブロック図であり、制御手段84はマイクロコンピュータ等の電子制御式のコントローラであって、前記複数の搬送手段としてのレジストローラ9、第2搬送手段10、第3搬送手段11、給紙ローラ12の搬送動作の制御等のための各種演算を実行するCPU(中央演算装置)85と、制御プログラム等を記憶させたROM(読み出し専用メモリ)86と、各種のデータを一時的に記憶させるRAM(随時読み書き可能メモリ)87と、図示しない入出力インターフェイス等を備える。前記画像データや画像形成(印刷)の指令等は、コンピュータ等の上位制御装置89から伝送される。
【0049】
前記第3用紙センサ54、第2用紙センサ55、第1用紙センサ(レジストセンサ)56及び画像タイミングセンサ57は、入力インターフェイスを介してCPU85に接続され、前記各センサからの検知信号はCPU85に入力される。一方、出力系外部機器である、第1駆動モータ63、第2駆動モータ66、給紙ローラ12のための第4クラッチ手段70、第3搬送手段11のための第3クラッチ手段80、第2搬送手段10のための第2クラッチ手段81、第1搬送手段(レジストローラ)9のための第1クラッチ手段82、は出力インターフェイスを介してCPU85に接続されている。
【0050】
次に、用紙3の搬送動作制御の態様について説明する。まず、フィーダ部4が1段の場合について、図7のフローチャート及び図8のタイムチャートを参照しがら説明する。
【0051】
まず、電源をONすると、第2駆動モータ66等が作動し、プロセスユニット18における感光体ドラム23や転写ローラ25、現像ローラ27が回転し、また定着装置19の加熱ローラ31が回転し、加熱ローラ31のヒータがONなる等の、初期動作を実行する(S1)。次に、上位制御装置89から、印刷の指令を受信したか否かをCPU85が判断し(S2)、受信すると(S2:yes )続いて印刷すべき用紙3の寸法のデータ、例えばA4である旨のデータや画像データを送り、RAM87に画像データを印刷の形式に順次展開して記憶する(S3)。
【0052】
次いで、所定量の画像データの展開が終了して給紙信号がCPU85に入力されると(S4:yes )、CPU85は給紙ローラ12に駆動力を伝達すべくクラッチ手段70の電磁ソレノイド74を短時間だけ励磁(ON)した後、非励磁(OFF)として給紙ローラ12を駆動させる(S5)。これにより、上述したように、フィーダ部4の前記用紙押圧板8に積層されている複数枚の用紙3のうちの最上位置の用紙3のみが給紙ローラ12と分離パッド13aとの間に引き込まれ下層の用紙3から分離されて、用紙3はその先端が搬送経路における第3用紙センサ54に接近するように、給紙ローラ12により用紙搬送速度Vsにて搬送される。
【0053】
給紙信号が出た時点から第1所定時間ΔT1経過以降に(図8参照)、用紙3の先端が第3用紙センサ54を回動させて、当該第3用紙センサ54がOFFからONしたか否かをCPU85が判別する(S6)。この第1所定時間ΔT1の経過を見積もるのは、特に、後続する用紙3の間に所定の用紙間隔が存在していることを前提とし、2枚目以降の給紙信号が出た時点では、第3用紙センサ54は先行する用紙3を検知しているので、給紙信号が出た時点から先行する用紙3が第3用紙センサ54を通過完了するのに要する時間以上であって、その用紙間隔に対応する距離を用紙が通過完了するのに要する時間以内の予め設定された時間を第1所定時間ΔT1とする(図8参照)。この第1所定時間ΔT1が経過した時点で第3用紙センサ54がONであるときには、CPU85は紙ジャムの発生と見做して、用紙搬送を中断するのである。
【0054】
第3用紙センサ54がONすると(S6:yes )、CPU85は直ちに第3クラッチ手段80をONにすることにより、第3搬送手段11が駆動開始される(S7)。そして、給紙ローラ12により、用紙3の先端部が第3搬送手段11における駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に搬送されると、用紙3は第3搬送手段11によって第2搬送手段10の方向に用紙搬送速度V3(<Vs)にて搬送される。この第3搬送手段11による用紙搬送状態では、前述のように給紙ローラ12は空転状態であるので、用紙3の後半側は給紙ローラ12にて拘束されることはなく、1枚の用紙3の全体は第3搬送手段10の駆動力にて搬送下流側に搬送される。
【0055】
次いで、第2所定時間ΔT2経過以降に、用紙3の先端が第2用紙センサ55を回動させて、当該第2用紙センサ55がOFFからONしたか否かをCPU85が判別する(S8)。なお、この第2所定時間ΔT2(図8参照)も前記第1所定時間ΔT1と同様の理由から予め設定されたものである。
【0056】
つまり、後続する用紙3を第3用紙センサ54が検知して、第3搬送手段11が駆動開始した時点では、第2用紙センサ55が先行する用紙3を検知しているので、第3用紙搬送手段11が駆動開始した時点から用紙3が第2用紙センサ55を通過完了するのに要する時間以上であって、用紙間隔に対応する距離を用紙3が通過完了するのに要する時間以内の予め設定された時間を、第2所定時間ΔT2とする。この第2所定時間ΔT2が経過した時点で第2用紙センサ55がONであるときには、用紙ジャムとCPU85は判断し、用紙搬送を中断する。
【0057】
前記と同様にして、第2用紙センサ55がONすれば(S8:yes )、CPU85は直ちに第2クラッチ手段81をONにすることにより、第2搬送手段10が駆動開始される(S9)。用紙3の先端にて第2用紙センサ55がONした時点から、当該用紙3の先端部が第2搬送手段10における駆動ローラ10aと従動ローラ10bとの間に挟持された状態になるまでの所要時間、つまり第3所定時間ΔT3後(図8参照)に、CPU85は搬送上流側である第3搬送手段11を空転させるべく第3クラッチ手段80をOFFにする(S10)。
【0058】
これにより、1枚の用紙3の全体は第2搬送手段10による用紙搬送速度V2(<V3)にて搬送下流側(レジストローラ9側)に搬送されるのである。
【0059】
次いで、第4所定時間ΔT4経過後(図8参照)に、前記レジストローラ9の搬送上流側に位置された第1用紙センサ(レジストセンサ)56に、用紙3の先端が当って、当該第1用紙センサ56がONになったか否かをCPU85が判別する(S11)。この第4所定時間ΔT4も前記第2所定時間ΔT2の設定と同じ理由から時間が設定されている。
【0060】
第1用紙センサ(レジストセンサ)56がONに成った時点から若干の時間(第5所定時間ΔT5)の経過後に、CPU85は第1クラッチ手段82をONにして、当該レジストローラ9の回転を駆動させ、且つ、第2クラッチ手段81をOFFにして第2搬送手段10を空転状態にする(S12)。従って、用紙3全体は、レジストローラ9による用紙搬送速度V1(<V2)にて、画像形成位置の方向に搬送される。
【0061】
なお、前記レジストローラ9における駆動ローラ9a及び従動ローラ9bの軸線を搬送経路に対して直交するように配置させておき、その停止状態の駆動ローラ9a及び従動ローラ9bに対して、用紙3の先端が突き当たり、当該用紙3の先端側に若干の弛みを持たせることにより、用紙3の先端縁が搬送経路に対して直交する状態にしてから、CPU85が駆動ローラ9aを回転駆動させ、当該駆動ローラ9aと従動ローラ9bとにより挟持搬送させて、用紙の向きのバラツキを無くするというレジスト作用ができる。
【0062】
次に、レジストローラ9の搬送方向下流側直後に位置する画像タイミングセンサ57に用紙3の先端が当接し、当該画像タイミングセンサ57がONになると(S13:yes )、CPU85はスキャナユニット17を作動させて、回転している感光体ドラム23に対するレーザ光の照射を開始する(S14)。これにより、画像データの潜像が形成でき、続く現像ローラ27上に供給されたトナーにて顕在した可視像(トナー像)が画像形成位置に至る。
【0063】
画像タイミングセンサ57がONした時点から用紙3が感光体ドラム23と転写ローラ25とにより挟持されるまでの時間である第6所定時間ΔT6の経過後(図8参照)には、CPU85は第1クラッチ手段82をOFFにして、レジストローラ9における駆動ローラ9aを空転させる(S15)。これにより、用紙3の先端縁が、感光体ドラム23と転写ローラ25とにより挟持されて用紙搬送速度Vo(<V1)にて用紙3の全体が搬送されることになり、感光体ドラム23と転写ローラ25との接触個所(画像形成位置)に到達した可視像(トナー像)が用紙3上に転写される。
【0064】
そして、前記第1用紙センサ(レジストセンサ)56の個所で用紙3の後端縁の通過完了をCPU85が検知すると(S16:yes )、その検知した時点から用紙3の後端縁がレジストローラ9を通過完了するまでの時間である第7所定時間ΔT7の経過後には、用紙3の後端がレジストローラ9を通過完了しているので、所定の圧力で押圧されているレジストローラ9の駆動ローラ9aと従動ローラ9bは停止する。
【0065】
そして、別の制御プログラムに基づいてCPU85が印刷終了か否かを画像データの大きさにより判別し、複数枚の用紙3に連続して画像形成するときには、ステップS4の前まで戻り、処理を繰り返す。
【0066】
なお、2枚目以降の給紙信号を出すタイミングは、先行する用紙3の後端縁が給紙位置から搬送方向下流側に所定のLだけ搬送された時である。
【0067】
複数枚の用紙3に連続画像形成する場合、前記給紙ローラ12の個所で、先行する用紙3の後端と、後続する用紙3の先端との用紙間隔が所定のL(例えば60mm)の距離にて給紙開始タイミングを実行し、且つ用紙搬送速度Vsにて用紙3が搬送されるが、上記したようにそれより搬送下流側の第3搬送手段11に用紙3の先端が届いて、用紙搬送速度V3(<Vs)にて挟持搬送される状態になると、搬送上流側の給紙ローラ12は空転するので、1枚の用紙3の全体は弛みなく用紙搬送速度V3にて搬送される。第3搬送手段11と第2搬送手段10との間、第2搬送手段10と第1搬送手段(レジストローラ)9との間、及び第1搬送手段9と画像形成位置との間でも上述の速度の低減と、それより上流側の(但し、1枚の用紙3が通過している個所の)搬送手段の空転という動作を実行することにより、給紙ローラ12から画像形成位置までの用紙搬送経路中で、先行する用紙3の後端縁と後続する用紙3の先端縁との用紙間隔が縮まることになる。
【0068】
第1実施例においては、前記給紙ローラ12箇所での用紙間隔が60mmであり、画像形成位置での先行する用紙3の後端縁と後続する用紙3の先端縁との用紙間隔Loは10mm程度となるように設定するものである。この実施例で、仮に、従来の画像仕上がり速度が38枚/分であるとすると、前記用紙間隔が60mmから10mmまで短縮されることより、50mmの用紙間隔分の時間の短縮が達成できる。従って、1分間に38枚×50mm=1900mmの短縮となり、A4サイズの用紙3の縦寸法297mmとすると、1900mm÷297mm≒6.3枚/分だけを、感光体ドラム23の周速度を変化させなくても画像仕上がり速度が増大したことになるのである。
【0069】
第1用紙センサ(レジストセンサ)56が用紙3の先端を検知した時点から第5所定時間ΔT5経過した時点で、第2搬送手段10を空転させ、レジストローラ9を駆動させていたが、複数枚連続して印刷する場合、第1用紙センサ56による先行する用紙3の後端が通過完了するのを検知した時点から後続する用紙3の先端を検知するまで時間を計時するタイマを設け、そのタイマが計時した時間に基づいて、レジストローラ9の駆動開始するタイミングを調整するようにすれば、給紙部における用紙3の先端位置のバラツキを調整して用紙間隔を所望の値とすることができる。この用紙間隔の調整はレジストローラ9でなくても、第3搬送手段11または第2搬送手段10の駆動開始タイミングを調整することによっても実現できる。
【0070】
図9のフローチャート及び図10のタイムチャートに示す、用紙3の搬送作動制御の第2実施形態について説明すると、この実施形態では、給紙ローラ12に対するクラッチ手段を第1実施形態で示した第3クラッチ手段80、第2クラッチ手段81、第1搬送手段(レジストローラ)9に対する第1クラッチ手段82と同一である電磁クラッチ(図示せず)とする。従って、各電磁クラッチONで対応する各クラッチ手段が駆動力の伝達状態(継合状態)となる。各電磁クラッチのOFFにて対応する各クラッチ手段が駆動力の非伝達状態(非継合状態)となり、各クラッチ手段に対応する個所の各駆動ローラ及び従動ローラは空転可能となるように構成されている。
【0071】
まず、電源をONすると、第2駆動モータ66等が作動し、プロセスユニット18における感光体ドラム23や転写ローラ25、現像ローラ27が回転し、また定着装置19の加熱ローラ31が回転し、加熱ローラ31のヒータがONになる等の、初期動作を実行する(S21)。次に、上位制御装置89から、印刷の指令を受信したか否かをCPU85が判断し(S22)、受信すると(S22:yes )続いて印刷すべき用紙3の寸法のデータ、例えばA4である旨のデータや画像データを送り、RAM87に画像データを印刷の形式に順次展開して記憶する(S23)。
【0072】
次いで、所定量の画像データの展開が終了して給紙信号がCPU85に入力されると(S24:yes )、まず、CPU85は給紙ローラ12のクラッチ手段、第3クラッチ手段80、第2クラッチ手段81をONさせて、給紙ローラ12、第3搬送手段11、第2搬送手段10を回転駆動させる(S25)。これにより、上述したように、フィーダ部4の前記用紙押圧板8に積層されている複数枚の用紙3のうちの最上位置の用紙3のみが給紙ローラ12と分離パッド13aとより分離されて、用紙3はその先端が搬送経路における第3用紙センサ54に接近するように、給紙ローラ12により用紙搬送速度Vsにて搬送される。
【0073】
次に、用紙3の先端が第3用紙センサ54を回動させることによる当該第3用紙センサ54がONしたか否かをCPU85が判別する(S26)。第3用紙センサ54がONしたとき(S26:yes )、直ちに、CPU85は第3用紙センサ54がONした時点(S26:yes )から、第10所定時間ΔT10経過後(図10参照)に前記給紙ローラ12のクラッチ手段をOFFにして給紙ローラ12を空転可能とする(S27)。この第10所定時間ΔT10とは、用紙3の先端にて第3用紙センサ54がONした時点から当該先端が第3搬送手段11の挟持位置に届くまでの所要搬送時間である。これにより、用紙3の先端側が第3搬送手段11に挟持されて搬送される一方、給紙ローラ12の空転にて、当該用紙3の後半側は拘束されることなく、用紙3の全体が第2搬送手段10の方向に用紙搬送速度V3(<Vs)にて搬送される。
【0074】
次に、第2用紙センサ55の個所で用紙3の先端を検知したか否か、即ち、第2用紙センサ55がONしたか否かをCPU85が判別する(S28)。第2用紙センサ55がONしたとき(S28:yes )、CPU85は第2用紙センサ55がONした時点から、第11所定時間ΔT11経過後(図10参照)に第3クラッチ手段80をOFFにして第3搬送手段11を空転可能とする(S29)。この第11所定時間ΔT11とは、用紙3の先端にて第2用紙センサ55がONした時点から当該先端が第2搬送手段10の挟持位置に届くまでの所要搬送時間である。これにより、用紙3の先端側が第2搬送手段10に挟持されて搬送される一方、第3搬送手段11の空転にて、当該用紙3の後半側は拘束されることなく、用紙3の全体が第1搬送手段としてレジストローラ9の方向に用紙搬送速度V2(<V3)にて搬送されることになる。
【0075】
同様にして、次に、第1用紙センサ(レジストセンサ)56の個所で用紙3の先端を検知したか否か、即ち、レジストセンサ56がONしたか否かをCPU85が判別する(S30)。レジストセンサ56がONした時点(S30:yes )から第12所定時間ΔT12経過後(図10参照)にCPU85が第2クラッチ手段81をOFFにして第2搬送手段10を空転可能とする(S31)。この第12所定時間ΔT12とは、用紙3の先端にてレジストセンサ56がONした時点から当該先端が停止状態のレジストローラ9の挟持位置に届き、用紙3の先端縁が揃えられるまでの所要搬送時間である。これにより、用紙3の先端側が前記と同様に揃えられるというレジスト作用を用紙3は受けることができる。
【0076】
この第12所定時間ΔT12を経過した時(図10参照)に、CPU85はレジストローラ9を駆動させる(S32)。これにより、用紙3の先端側がレジストローラ9に挟持されて搬送される一方、第2搬送手段10の空転にて、当該用紙3の後半側は拘束されることなく、用紙3の全体が画像形成位置の方向に用紙搬送速度V1(<V2)にて搬送されることになる。
【0077】
次に、レジストローラ9の搬送方向下流側直後に位置する画像タイミングセンサ57に用紙3の先端が当接し、当該画像タイミングセンサ57がONになると(S33:yes )、CPU85はスキャナユニット17を作動させ、回転している感光体ドラム23に対するレーザ光の照射を開始する(S34)。これにより、画像データの潜像が形成でき、続く現像ローラ27上に供給されたトナーにて顕在した可視像(トナー像)が画像形成位置に至る。
【0078】
画像タイミングセンサ57がONした時点から第14所定時間ΔT14の経過後(用紙3の先端が感光体ドラム23と転写ローラ25との接点(画像形成位置)に届いて挟持されるのに要する時間の経過後、図10参照)には、第1クラッチ手段82をOFFにして、レジストローラ9における駆動ローラ9aを空転させる(S35)。これにより、用紙3の先端縁が、感光体ドラム23と転写ローラ25とにより挟持されて用紙搬送速度Vo(<V1)にて用紙3の全体が搬送されることになり、感光体ドラム23と転写ローラ25との接触個所(画像形成位置)に到達した可視像(トナー像)が用紙3上に転写される。
【0079】
そして、前記第1用紙センサ(レジストセンサ)56の個所で用紙3の後端縁の通過完了をCPU85が検知すると(S36:yes )、その検知した時点から用紙3の後端縁がレジストローラ9を通過完了するまでの時間である適宜時間(第15所定時間ΔT15、図10参照)の経過後には、用紙3の後端がレジストローラ9を通過完了しているので、所定の圧力で押圧されているレジストローラ9の駆動ローラ9aと従動ローラ9bは停止する。
【0080】
そして、別の制御プログラムに基づいてCPU85が印刷終了か否かを画像データの大きさにより判別し、複数枚の用紙3に連続して画像形成するときには、ステップS4の前まで戻り、処理を繰り返す。
【0081】
そして、2枚目以降の印刷を行う場合、第3搬送手段11は第3用紙センサ54がOFFとなった時点から用紙3の後端が第3搬送手段11を通過完了するまでの時間である第16所定時間ΔT16経過後に駆動が再開される。また、第2搬送手段10は第2用紙センサ55がOFFとなった時点から用紙3の後端が第2搬送手段10を通過完了するまでの時間である第17所定時間ΔT17経過後に駆動が再開される。
【0082】
なお、第1枚目の用紙の給紙信号の入力にて、給紙ローラ12に加えて、第3搬送手段11及び第2搬送手段10も同時に駆動開始するように制御しても良い。さらに、前記各実施形態において、ΔT1〜ΔT17のタイムカウントを、各用紙センサ54〜56及び画像タイミングセンサ57による、搬送されている用紙3の先端の検知信号または用紙3の後端の検知信号によることなく、給紙部にセットされた用紙のサイズの情報と、第4搬送手段である給紙ローラ12から第3搬送手段11、第2搬送手段10、第1搬送手段9までの各搬送経路の長さのデータから、各搬送手段の駆動タイミング及び空転等すべきタイミングを演算して、各クラッチ手段70〜82のON・OFFの作動を制御するように構成しても良い。
【0083】
また、フィーダ部4が2段に設置されている場合であって、下段のフィーダ部4′から給紙する時には、図1に示すように、下段の給紙ローラ12′より搬送下流側の第5搬送手段11′から、上段の第3搬送手段11に用紙3を搬送することになるので、図6の機能ブロックに示すように、第5搬送手段11′に対する第5クラッチ手段83を設け、第5搬送手段11′による用紙搬送速度を第3搬送手段11による用紙搬送速度より増速するように駆動するように設定する一方、前記第5クラッチ手段83も前記各実施形態と同様に作動制御するのである。
【0084】
前記各実施形態においては、搬送経路中の複数(数は限定されない)の搬送手段の搬送速度を、搬送方向下流側のものが搬送方向上流側のものより順次低下するように設定し、搬送方向下流側の搬送手段にて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、その隣接する搬送方向上流側の搬送手段を非伝達状態とするためにクラッチ手段を制御したから、複数枚の用紙(被記録媒体)を連続して画像形成するために、給紙部において、先行する用紙3の後端と後続する用紙3の先端との間隔(用紙間隔)が広い用紙間隔となる給紙タイミングにて給紙しても、画像形成位置の直前では、前記用紙間隔を縮めることができるので、用紙間隔による時間的ロスを小さくして、感光体ドラムの周速度を今まで以上に増大させなくても、単位時間当りの画像仕上がり枚数(枚/分)を増加させることができるのである。
【0085】
また、用紙3の種類によってその摩擦係数が異なり、各搬送手段におけるローラとの間で滑りが発生する等して、各搬送手段の周速度と用紙3の搬送速度とが一致せず、一般には用紙3の搬送速度の方が遅くなる。従って、各搬送手段の設計上の周速度に基づいて、各クラッチ手段のON・OFFや搬送手段の空転を開始するタイミングを設定すると、狂いが発生するという問題があるので、本発明のように、各搬送手段の搬送上流側の直前に用紙検知手段を配置し、その検知結果に基づいて前記隣接する搬送方向上流側の搬送手段を非伝達状態とするようにクラッチ手段を制御すれば、各搬送手段を制御するタイミングを正確に実行できるという効果を奏する。
【0086】
そして、前記複数の搬送手段は、駆動ローラとこれに連れ回りする従動ローラとにより構成し、駆動ローラに対してクラッチ手段を備えたものであるから、駆動ローラの空転作用を実行するための構成が至極簡単にできるという効果を奏する。
【0087】
前記クラッチ手段は、電磁クラッチ等の摩擦クラッチであることを特徴とするものであるから、動力の継断の切り換えを迅速にでき、印刷スピードの増大を一層簡単に実行できるという効果を奏する。
【0088】
前記複数の搬送手段は、給紙部に積層した被記録媒体を分離して1枚ずつ送り出すための給紙位置と、用紙3に画像を形成するための画像形成位置との間に配置され、給紙位置から画像形成位置までの搬送速度を搬送方向下流側で順次低下するように構成したものであり、従来から搬送経路に配置された搬送手段についてクラッチ手段を付加するだけの簡単な構成となるという効果を奏する。
【0089】
さらに、画像形成位置にて、先行する用紙3の後端に、後続する用紙3の先端が重ならないように、各搬送手段の搬送速度が設定されているものであるから、搬送経路中で、隣接する用紙同士が重なる等の紙ジャムも発生しないという効果を奏する。
【0090】
前記実施形態では、給紙ローラ12は、側面視D型等の用紙搬送面と非搬送面と有するものであっても良い。また、給紙ローラ12の周面に摩擦係数の大きい材料からなる分離パッドを対向させて配置した摩擦分離型の給紙部であったが、積層した用紙の最上位置の用紙に給紙ローラの周面を当接させる一方、前記積層した用紙の先端縁を用紙搬送経路に対して略直交するように配置して土手部材にて遮り、給紙ローラの回転駆動時に、搬送される最上位置の用紙の腰の強さで、前記土手を乗り越えて給紙できるという、いわゆる土手分離型の給紙部に対しても本発明は適用できる。
【0091】
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、カラーレーザプリンタや、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ、ドットインパクトプリンタ等に用いても、用紙間隔による時間的ロスを小さくして、画像形成に悪影響を及ぼすことなく、単位時間当りの画像仕上がり枚数を増加させることができる。また、前記実施形態では、感光体として感光体ドラム23であったが、感光体ベルトであっても良い。また、転写手段として転写ローラを用いたがコロナ放電型であっても良い。さらに、マルチパーパス側給紙ローラ15a、搬送ローラ対16、レジストローラ9を搬送方向下流側のものより、搬送速度を順次低下するようにしても良い。
【0092】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、給紙部に積層された被記録媒体を1枚ずつに分離するための給紙ローラと、該給紙ローラによって分離された被記録媒体が搬送される用紙搬送経路と、該用紙搬送経路に沿って搬送された被記録媒体に、感光体上の現像剤像を転写ローラによって転写して画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記転写ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度より遅く、前記転写ローラの周速度より速い第1搬送ローラと、前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとに設けられ、駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段と、前記第1搬送ローラを先行する被記録媒体の後端が通過した後、第1搬送ローラを停止させた状態で後続する被記録媒体の先端部を当接させ、先行する被記録媒体の後端と後続する被記録媒体の先端との間隔を調整した後に第1搬送ローラを駆動するように制御する制御手段とを備えたものである。従って、給紙部における被記録媒体の先端位置のバラツキがあっても、被記録媒体の間隔を所望の値とすることができるという効果を奏するのである。
【0093】
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度よりも遅く、前記第1搬送ローラの周速度よりも速い第2搬送ローラを備え、該第2搬送ローラには駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段を設け、前記制御手段は、前記第2搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記給紙ローラを非伝達状態とし、前記第1搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第2搬送ローラを非伝達状態とし、前記転写ローラと前記感光体にて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第1搬送ローラを非伝達状態とするために前記クラッチ手段を制御するものである。
【0104】
従って、複数枚の用紙(被記録媒体)を連続して画像形成するために、給紙部において、先行する被記録媒体の後端と後続する被記録媒体の先端との間隔(用紙間隔)が所定の用紙間隔となる給紙タイミングにて給紙しても、画像形成位置の直前では、前記用紙間隔を縮めることができるので、用紙間隔による時間的ロスを小さくして、単位時間当りの画像仕上がり枚数(枚/分)(印刷スピード)を増大させることができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す概略側断面図である。
【図2】 用紙搬送経路及び搬送手段を示す側面図である。
【図3】 搬送手段等に対する動力伝達機構を示す図である。
【図4】 給紙ローラの間欠駆動のためのクラッチ手段の側面図である。
【図5】 給紙ローラのクラッチ手段の要部斜視図である。
【図6】 制御手段の機能ブロック図である。
【図7】 動作制御の第1実施形態のためのフローチャートである。
【図8】 第1実施形態の各センサと搬送手段の作動とのタイミングを示すタイムチャートである。
【図9】 動作制御の第2実施形態のためのフローチャートである。
【図10】 第2実施形態の各センサと搬送手段の作動とのタイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ
3 被記録媒体としての用紙
7 搬送経路
9 第1搬送手段としてのレジストローラ
10 第2搬送手段
11 第3搬送手段
12 給紙ローラ
13 分離パッド手段
54 第3用紙センサ
55 第2用紙センサ
56 第1用紙センサとしてのレジストセンサ
57 画像タイミングセンサ
63 第1駆動モータ
66 第2駆動モータ
70 第4クラッチ手段
80 第3クラッチ手段
81 第2クラッチ手段
82 第1クラッチ手段
Claims (2)
- 給紙部に積層された被記録媒体を1枚ずつに分離するための給紙ローラと、該給紙ローラによって分離された被記録媒体が搬送される用紙搬送経路と、該用紙搬送経路に沿って搬送された被記録媒体に、感光体上の現像剤像を転写ローラによって転写して画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置において、
被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記転写ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度より遅く、前記転写ローラの周速度より速い第1搬送ローラと、
前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとに設けられ、駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段と、
前記第1搬送ローラを先行する被記録媒体の後端が通過した後、第1搬送ローラを停止させた状態で後続する被記録媒体の先端部を当接させ、先行する被記録媒体の後端と後続する被記録媒体の先端との間隔を調整した後に第1搬送ローラを駆動するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記被記録媒体の搬送方向における前記給紙ローラと前記第1搬送ローラとの間に配置され、周速度が給紙ローラの周速度よりも遅く、前記第1搬送ローラの周速度よりも速い第2搬送ローラを備え、該第2搬送ローラには駆動源からの搬送駆動力を伝達状態、非伝達状態とするクラッチ手段を設け、 前記制御手段は、前記第2搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記給紙ローラを非伝達状態とし、前記第1搬送ローラにて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第2搬送ローラを非伝達状態とし、前記転写ローラと前記感光体にて被記録媒体の搬送先端部を挟持したときに、前記第1搬送ローラを非伝達状態とするために前記クラッチ手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387834A JP3753063B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 画像形成装置 |
US10/298,821 US6738596B2 (en) | 2001-11-20 | 2002-11-19 | Image forming device regulating sheet conveying timings |
CNB021574758A CN100370366C (zh) | 2001-12-20 | 2002-12-20 | 调节纸张传输时间的图像形成设备 |
CN 02292575 CN2663144Y (zh) | 2001-12-20 | 2002-12-20 | 调节纸张传输时间的图像形成设备 |
HK03108412A HK1056230A1 (en) | 2001-12-20 | 2003-11-19 | Image forming device regulating sheet conveying timing |
US10/793,893 US6978113B2 (en) | 2001-11-20 | 2004-03-08 | Image forming device regulating sheet conveying timings |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001387834A JP3753063B2 (ja) | 2001-12-20 | 2001-12-20 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003182880A JP2003182880A (ja) | 2003-07-03 |
JP3753063B2 true JP3753063B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=19188095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001387834A Expired - Fee Related JP3753063B2 (ja) | 2001-11-20 | 2001-12-20 | 画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3753063B2 (ja) |
CN (2) | CN100370366C (ja) |
HK (1) | HK1056230A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3753063B2 (ja) * | 2001-12-20 | 2006-03-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP4235528B2 (ja) * | 2003-10-16 | 2009-03-11 | キヤノン株式会社 | シート供給装置及び画像形成システム |
JP4371960B2 (ja) * | 2004-09-06 | 2009-11-25 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2006201720A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置の用紙搬送制御装置 |
JP4623663B2 (ja) * | 2006-07-10 | 2011-02-02 | 株式会社リコー | シート材搬送装置及び画像形成装置 |
JP4886426B2 (ja) * | 2006-08-23 | 2012-02-29 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び搬送制御方法 |
JP4829717B2 (ja) * | 2006-08-23 | 2011-12-07 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び搬送制御方法 |
JP5659662B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2015-01-28 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
JP6693156B2 (ja) | 2016-02-08 | 2020-05-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
CN113335969B (zh) * | 2021-05-31 | 2023-03-17 | 重庆恒亚实业有限公司 | 一种铝卷的收卷装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04275564A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びその用紙搬送方法 |
JPH1035941A (ja) * | 1996-07-18 | 1998-02-10 | Mita Ind Co Ltd | 画像形成装置の転写紙搬送機構 |
US5897244A (en) * | 1996-11-16 | 1999-04-27 | Mita Industrial Co., Ltd. | Image-forming machine capable of opening to permit ready access to internal components |
US6311039B1 (en) * | 1998-10-26 | 2001-10-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet conveying apparatus and image forming apparatus provided with the same |
JP3753063B2 (ja) * | 2001-12-20 | 2006-03-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-12-20 JP JP2001387834A patent/JP3753063B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-12-20 CN CNB021574758A patent/CN100370366C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-12-20 CN CN 02292575 patent/CN2663144Y/zh not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-11-19 HK HK03108412A patent/HK1056230A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN100370366C (zh) | 2008-02-20 |
JP2003182880A (ja) | 2003-07-03 |
HK1056230A1 (en) | 2004-02-06 |
CN2663144Y (zh) | 2004-12-15 |
CN1427315A (zh) | 2003-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6938287B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007168955A (ja) | 画像形成装置及び搬送装置 | |
JP3753063B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006301087A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5429076B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014038241A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003131525A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003155130A (ja) | 画像形成装置 | |
US7991306B2 (en) | Sheet transport apparatus and image forming apparatus | |
JP3889348B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7484256B2 (ja) | シート供給装置、画像形成装置及び制御方法 | |
JP2007058082A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006078548A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7333006B2 (ja) | 搬送装置、及び、画像形成装置 | |
JP4975518B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1045273A (ja) | シート供給装置 | |
JP3583689B2 (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
JP2006056627A (ja) | 画像形成装置 | |
US20240012355A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2018105995A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007093930A (ja) | 画像形成装置とその制御方法 | |
JP5332154B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1111737A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4656600B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002145536A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3753063 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |