JPH1035941A - 画像形成装置の転写紙搬送機構 - Google Patents
画像形成装置の転写紙搬送機構Info
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- JPH1035941A JPH1035941A JP8189096A JP18909696A JPH1035941A JP H1035941 A JPH1035941 A JP H1035941A JP 8189096 A JP8189096 A JP 8189096A JP 18909696 A JP18909696 A JP 18909696A JP H1035941 A JPH1035941 A JP H1035941A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】例えば複写機，ファクシミリ，プリンタ等の画
像形成装置に収納されている転写紙を感光ドラムへ搬送
する従来の搬送手段では，転写紙の搬送方向の長さによ
り，搬送ローラ２を停止させるタイミングを異ならせて
いたが，給紙ローラ１や搬送ローラ２表面の摩擦係数は
汚れ度合い等により変化するから，搬送中の転写紙が搬
送経路から受ける負荷が変化して上記感光ドラムに給紙
する転写紙の先端を確実に揃えることができなかった。 【解決手段】本発明は転写紙の搬送方向に見てレジスト
ローラ３の直前に設けられた搬送ローラ２ｂの周速より
もその上流に設けられた他の搬送ローラ２ａの周速を大
きく設定して，転写紙の搬送方向の長さに関わらず，レ
ジストローラ３による転写紙の先端の補正を確実に行い
うる装置を提供することを目的としたものである。
像形成装置に収納されている転写紙を感光ドラムへ搬送
する従来の搬送手段では，転写紙の搬送方向の長さによ
り，搬送ローラ２を停止させるタイミングを異ならせて
いたが，給紙ローラ１や搬送ローラ２表面の摩擦係数は
汚れ度合い等により変化するから，搬送中の転写紙が搬
送経路から受ける負荷が変化して上記感光ドラムに給紙
する転写紙の先端を確実に揃えることができなかった。 【解決手段】本発明は転写紙の搬送方向に見てレジスト
ローラ３の直前に設けられた搬送ローラ２ｂの周速より
もその上流に設けられた他の搬送ローラ２ａの周速を大
きく設定して，転写紙の搬送方向の長さに関わらず，レ
ジストローラ３による転写紙の先端の補正を確実に行い
うる装置を提供することを目的としたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置の転写
紙搬送機構に係り，詳しくは，レジストローラによる転
写紙の先端補正を確実に行うことのできる画像形成装置
の転写紙搬送機構に関するものである。
紙搬送機構に係り，詳しくは，レジストローラによる転
写紙の先端補正を確実に行うことのできる画像形成装置
の転写紙搬送機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば，複写機，ファクシミリ，プリン
タ等の画像形成装置において，感光ドラムに給紙するタ
イミングを調整すると共に，感光ドラムに給紙する転写
紙の先端を揃えるため，レジストローラが用いられてい
る。画像形成装置に収納されている転写紙を上記レジス
トローラを介して上記感光ドラムへ搬送する搬送手段の
一例を図２に示す。図２に示す例において上記搬送手段
は，給紙トレーに収納された転写紙を一枚ずつ送りだす
給紙ローラ１，給紙ローラ１により送りだされた転写紙
を感光ドラムへ搬送するための２つの搬送ローラ２（２
ａ，２ｂ），搬送ローラ２により搬送された転写紙の先
端を揃えると共に，感光ドラムに給紙するタイミングを
調整するためのレジストローラ３により構成されてい
る。尚，上記給紙ローラ１は，転写紙を送り出した後，
上記搬送ローラ２により搬送される転写紙に従動回転す
る。
タ等の画像形成装置において，感光ドラムに給紙するタ
イミングを調整すると共に，感光ドラムに給紙する転写
紙の先端を揃えるため，レジストローラが用いられてい
る。画像形成装置に収納されている転写紙を上記レジス
トローラを介して上記感光ドラムへ搬送する搬送手段の
一例を図２に示す。図２に示す例において上記搬送手段
は，給紙トレーに収納された転写紙を一枚ずつ送りだす
給紙ローラ１，給紙ローラ１により送りだされた転写紙
を感光ドラムへ搬送するための２つの搬送ローラ２（２
ａ，２ｂ），搬送ローラ２により搬送された転写紙の先
端を揃えると共に，感光ドラムに給紙するタイミングを
調整するためのレジストローラ３により構成されてい
る。尚，上記給紙ローラ１は，転写紙を送り出した後，
上記搬送ローラ２により搬送される転写紙に従動回転す
る。
【０００３】上記搬送手段により転写紙は，給紙ローラ
１→搬送ローラ２ａ→搬送ローラ２ｂ→レジストローラ
３という搬送経路を経て感光ドラムに給紙され，感光ド
ラムにおいてその表面に画像が形成される。上記搬送手
段では，同一の画像を複数の転写紙に転写する場合，搬
送速度を低速（１枚目の転写紙が搬送ローラ２ｂにより
搬送されつつある状態）と，高速（１枚目の転写紙が搬
送ローラ２ｂを離れ，２枚目の転写紙がレジストローラ
３に搬送されるまで）に切り換える必要がある。この
時，搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂの周速は，１つ
の速度切換えユニットにより変更される。即ち，搬送ロ
ーラ２ａの周速と搬送ローラ２ｂの周速は同一である。
搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂの周速を１つの速度
切り換えユニットにより切換えるのは，搬送ローラ２と
上記速度切換えユニットとを接続するのに多数のクラッ
チが必要となるので，搬送ローラ２ｂと搬送ローラ２ａ
とを接続して必要となるクラッチ数を減少させるためで
ある。またレジストローラ３は，感光ドラムへの給紙タ
イミングがくるまで停止しているから，搬送ローラ２ｂ
からレジストローラ３に差し込まれた転写紙の先端には
たわみが生じる。尚，上記感光ドラムへの給紙のタイミ
ングは，上記感光ドラムへの画像の書込みタイミングに
基づいて設定される。上記搬送手段によりレジストロー
ラ３まで搬送された転写紙の先端方向は，搬送中に転写
紙の搬送方向とずれてしまうが，転写紙が上記のように
レジストローラ３に差し込まれてたわむことにより，先
端方向のずれが補正され，先端方向が揃えられる。
１→搬送ローラ２ａ→搬送ローラ２ｂ→レジストローラ
３という搬送経路を経て感光ドラムに給紙され，感光ド
ラムにおいてその表面に画像が形成される。上記搬送手
段では，同一の画像を複数の転写紙に転写する場合，搬
送速度を低速（１枚目の転写紙が搬送ローラ２ｂにより
搬送されつつある状態）と，高速（１枚目の転写紙が搬
送ローラ２ｂを離れ，２枚目の転写紙がレジストローラ
３に搬送されるまで）に切り換える必要がある。この
時，搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂの周速は，１つ
の速度切換えユニットにより変更される。即ち，搬送ロ
ーラ２ａの周速と搬送ローラ２ｂの周速は同一である。
搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂの周速を１つの速度
切り換えユニットにより切換えるのは，搬送ローラ２と
上記速度切換えユニットとを接続するのに多数のクラッ
チが必要となるので，搬送ローラ２ｂと搬送ローラ２ａ
とを接続して必要となるクラッチ数を減少させるためで
ある。またレジストローラ３は，感光ドラムへの給紙タ
イミングがくるまで停止しているから，搬送ローラ２ｂ
からレジストローラ３に差し込まれた転写紙の先端には
たわみが生じる。尚，上記感光ドラムへの給紙のタイミ
ングは，上記感光ドラムへの画像の書込みタイミングに
基づいて設定される。上記搬送手段によりレジストロー
ラ３まで搬送された転写紙の先端方向は，搬送中に転写
紙の搬送方向とずれてしまうが，転写紙が上記のように
レジストローラ３に差し込まれてたわむことにより，先
端方向のずれが補正され，先端方向が揃えられる。
【０００４】また上記搬送手段において，上記したよう
に給紙ローラ１は，転写紙を送りだした後，搬送ローラ
２により搬送される転写紙に従動回転する。給紙ローラ
１の表面には，転写紙を送りだすために，例えばポリエ
チレンやポリプロピレンゴム等の摩擦係数の高い材料が
用いられており，給紙ローラ１は従動回転時にも転写紙
に大きな抵抗を与える。従って，搬送する転写紙の搬送
方向の長さが異なり，例えば，転写紙の搬送方向の長さ
が給紙ローラ１と搬送ローラ２ｂとの間の搬送経路上の
長さよりも短い場合，レジストローラ３に転写紙が達し
た時には，転写紙は給紙ローラ１に挟まれていないか
ら，転写紙が給紙ローラ１から受ける負荷はない。一
方，転写紙の搬送方向の長さが給紙ローラ１とレジスト
ローラ３との間の搬送経路上の長さよりも長い場合，転
写紙先端がレジストローラ３に達したときにも，転写紙
後端は，給紙ローラ１に挟まれているので，給紙ローラ
１による抵抗を受ける。このように，転写紙の搬送方向
の長さによって給紙ローラ１から受ける抵抗が変わる
と，搬送ローラ２ｂとレジストローラ３との間で生じる
たわみの量が安定せず，先端が確実に揃えられなくなる
場合がある。従って上記搬送手段では，転写紙の搬送方
向の長さが異なる場合，搬送ローラ２ａ，２ｂを停止さ
せるタイミングを転写紙の搬送方向の長さに従って変化
させて，転写紙の先端方向の補正を行っている。しか
し，搬送ローラ２ａ，２ｂや給紙ローラ１の表面の摩擦
係数は，その汚れ度合い等により変化するので，常時適
正なたわみ量を得ることはできない。
に給紙ローラ１は，転写紙を送りだした後，搬送ローラ
２により搬送される転写紙に従動回転する。給紙ローラ
１の表面には，転写紙を送りだすために，例えばポリエ
チレンやポリプロピレンゴム等の摩擦係数の高い材料が
用いられており，給紙ローラ１は従動回転時にも転写紙
に大きな抵抗を与える。従って，搬送する転写紙の搬送
方向の長さが異なり，例えば，転写紙の搬送方向の長さ
が給紙ローラ１と搬送ローラ２ｂとの間の搬送経路上の
長さよりも短い場合，レジストローラ３に転写紙が達し
た時には，転写紙は給紙ローラ１に挟まれていないか
ら，転写紙が給紙ローラ１から受ける負荷はない。一
方，転写紙の搬送方向の長さが給紙ローラ１とレジスト
ローラ３との間の搬送経路上の長さよりも長い場合，転
写紙先端がレジストローラ３に達したときにも，転写紙
後端は，給紙ローラ１に挟まれているので，給紙ローラ
１による抵抗を受ける。このように，転写紙の搬送方向
の長さによって給紙ローラ１から受ける抵抗が変わる
と，搬送ローラ２ｂとレジストローラ３との間で生じる
たわみの量が安定せず，先端が確実に揃えられなくなる
場合がある。従って上記搬送手段では，転写紙の搬送方
向の長さが異なる場合，搬送ローラ２ａ，２ｂを停止さ
せるタイミングを転写紙の搬送方向の長さに従って変化
させて，転写紙の先端方向の補正を行っている。しか
し，搬送ローラ２ａ，２ｂや給紙ローラ１の表面の摩擦
係数は，その汚れ度合い等により変化するので，常時適
正なたわみ量を得ることはできない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
転写紙搬送装置では，レジストローラ３の直前での転写
紙のたわみを，常に適正に形成する機能に問題があっ
た。本発明は，このような従来の技術における課題を解
決するために，画像形成装置の転写紙搬送機構を改良
し，転写紙の搬送方向の長さに関わらず，上記転写紙の
先端補正を確実に行い得る装置を提供することを目的と
するものである。
転写紙搬送装置では，レジストローラ３の直前での転写
紙のたわみを，常に適正に形成する機能に問題があっ
た。本発明は，このような従来の技術における課題を解
決するために，画像形成装置の転写紙搬送機構を改良
し，転写紙の搬送方向の長さに関わらず，上記転写紙の
先端補正を確実に行い得る装置を提供することを目的と
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は，感光ドラムに給紙するタイミングを調整す
るレジストローラと，所定の周速で回転し，上記レジス
トーラへ用紙を搬送する複数の搬送ローラと，上記搬送
ローラに転写紙を給紙し，転写紙先端が上記搬送ローラ
に到着した後，上記搬送ローラにより送られる上記転写
紙に従動回転する給紙ローラとを具備してなる画像形成
装置の転写紙搬送機構において，転写紙の搬送方向に見
て上記レジストローラの直前に設けられた直前搬送ロー
ラの周速よりも，該直前搬送ローラの上流にある上流搬
送ローラの周速が大きく設定されてなることを特徴とす
る画像形成装置の転写紙搬送機構として構成されてい
る。本発明では，上記上流搬送ローラと上記直前搬送ロ
ーラとの間で転写紙にたわみを生じさせることにより，
転写紙の搬送方向への長さに関係なく，上記レジストロ
ーラと上記直前搬送ローラとの間に生じるたわみ量を安
定させることができる。このため，転写紙の搬送方向の
長さが異なる場合でも，上記レジストローラ直前での転
写紙のたわみを常に一定に保つことができ，これによ
り，常に適正に転写紙の先端を揃えることができる。従
って，転写紙表面に常に適正に画像が形成される。例え
ば，上記上流搬送ローラのローラ径を上記直前搬送ロー
ラのローラ径よりも大きくしたり，上記直前搬送ローラ
と上記上流搬送ローラとを，減速比が１以下のギア列を
介して接続して，上記上流搬送ローラの周速を上記直前
搬送ローラの周速よりも大きく設定することができる。
に本発明は，感光ドラムに給紙するタイミングを調整す
るレジストローラと，所定の周速で回転し，上記レジス
トーラへ用紙を搬送する複数の搬送ローラと，上記搬送
ローラに転写紙を給紙し，転写紙先端が上記搬送ローラ
に到着した後，上記搬送ローラにより送られる上記転写
紙に従動回転する給紙ローラとを具備してなる画像形成
装置の転写紙搬送機構において，転写紙の搬送方向に見
て上記レジストローラの直前に設けられた直前搬送ロー
ラの周速よりも，該直前搬送ローラの上流にある上流搬
送ローラの周速が大きく設定されてなることを特徴とす
る画像形成装置の転写紙搬送機構として構成されてい
る。本発明では，上記上流搬送ローラと上記直前搬送ロ
ーラとの間で転写紙にたわみを生じさせることにより，
転写紙の搬送方向への長さに関係なく，上記レジストロ
ーラと上記直前搬送ローラとの間に生じるたわみ量を安
定させることができる。このため，転写紙の搬送方向の
長さが異なる場合でも，上記レジストローラ直前での転
写紙のたわみを常に一定に保つことができ，これによ
り，常に適正に転写紙の先端を揃えることができる。従
って，転写紙表面に常に適正に画像が形成される。例え
ば，上記上流搬送ローラのローラ径を上記直前搬送ロー
ラのローラ径よりも大きくしたり，上記直前搬送ローラ
と上記上流搬送ローラとを，減速比が１以下のギア列を
介して接続して，上記上流搬送ローラの周速を上記直前
搬送ローラの周速よりも大きく設定することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して，本発明
の実施の形態につき説明し，本発明の理解に供する。
尚，以下の実施の形態は，本発明を具体化した例であっ
て，本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに，図１は本発明の一実施の形態に係る画像形
成装置の転写紙搬送機構の概略構成を示す図である。図
１に示すような本実施の形態に係る画像形成装置の転写
紙搬送機構は，画像形成装置に収納された転写紙を１枚
づつ送りだすための給紙ローラ１，給紙ローラ１により
送りだされた転写紙を搬送するための搬送ローラ２（２
ａ，２ｂ），搬送ローラ２により搬送された転写紙の先
端を揃えると共に，感光ドラムに給紙するタイミングを
調整するためのレジストローラ３から構成されており，
この点で従来の搬送手段と同様である。上記画像形成装
置の転写紙搬送機構が，従来の搬送手段と異なるのは，
搬送ローラ２ａのローラ径が搬送ローラ２ｂのローラ径
よりも大きい点である。尚，搬送ローラ２ａは上流搬送
ローラ，搬送ローラ２ｂは直前搬送ローラに相当する。
の実施の形態につき説明し，本発明の理解に供する。
尚，以下の実施の形態は，本発明を具体化した例であっ
て，本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに，図１は本発明の一実施の形態に係る画像形
成装置の転写紙搬送機構の概略構成を示す図である。図
１に示すような本実施の形態に係る画像形成装置の転写
紙搬送機構は，画像形成装置に収納された転写紙を１枚
づつ送りだすための給紙ローラ１，給紙ローラ１により
送りだされた転写紙を搬送するための搬送ローラ２（２
ａ，２ｂ），搬送ローラ２により搬送された転写紙の先
端を揃えると共に，感光ドラムに給紙するタイミングを
調整するためのレジストローラ３から構成されており，
この点で従来の搬送手段と同様である。上記画像形成装
置の転写紙搬送機構が，従来の搬送手段と異なるのは，
搬送ローラ２ａのローラ径が搬送ローラ２ｂのローラ径
よりも大きい点である。尚，搬送ローラ２ａは上流搬送
ローラ，搬送ローラ２ｂは直前搬送ローラに相当する。
【０００８】上記画像形成装置の転写紙搬送機構では，
搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂが同一の速度切換え
ユニットにより駆動されている場合，搬送ローラ２ａの
ローラ径が搬送ローラ２ｂのローラ径よりも大きいの
で，搬送ローラ２ａの周速が搬送ローラ２ｂの周速より
も大きくなる。このため，搬送ローラ２ａと搬送ローラ
２ｂとの間にある転写紙にたわみ（図示）が生じる。搬
送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂとの間で生じたたわみに
より，給紙ローラ１等による搬送方向への抵抗力が吸収
される。従って，搬送ローラ２ｂとレジストローラ３と
の間に生じるたわみ量が安定するから，転写紙の搬送方
向の長さに関わらず，転写紙の先端が確実に揃えられ
る。このように，本実施の形態に係る画像形成装置の転
写紙搬送機構では，搬送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂと
の間で転写紙にたわみを生じさせることにより，搬送ロ
ーラ２ｂとレジストローラ３との間に生じる転写紙のた
わみ量を安定させるから，転写紙の搬送方向の長さに関
係なく，転写紙の先端を常に確実に揃えることができ
る。このため転写紙表面に常に適正に画像を形成するこ
とができる。
搬送ローラ２ａ及び搬送ローラ２ｂが同一の速度切換え
ユニットにより駆動されている場合，搬送ローラ２ａの
ローラ径が搬送ローラ２ｂのローラ径よりも大きいの
で，搬送ローラ２ａの周速が搬送ローラ２ｂの周速より
も大きくなる。このため，搬送ローラ２ａと搬送ローラ
２ｂとの間にある転写紙にたわみ（図示）が生じる。搬
送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂとの間で生じたたわみに
より，給紙ローラ１等による搬送方向への抵抗力が吸収
される。従って，搬送ローラ２ｂとレジストローラ３と
の間に生じるたわみ量が安定するから，転写紙の搬送方
向の長さに関わらず，転写紙の先端が確実に揃えられ
る。このように，本実施の形態に係る画像形成装置の転
写紙搬送機構では，搬送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂと
の間で転写紙にたわみを生じさせることにより，搬送ロ
ーラ２ｂとレジストローラ３との間に生じる転写紙のた
わみ量を安定させるから，転写紙の搬送方向の長さに関
係なく，転写紙の先端を常に確実に揃えることができ
る。このため転写紙表面に常に適正に画像を形成するこ
とができる。
【０００９】
【実施例】上記実施の形態では，搬送ローラ２ａのロー
ラ径を搬送ローラ２ｂのローラ径よりも大きくすること
で，搬送ローラ２ａの周速を搬送ローラ２ｂの周速より
も大きくしたが，搬送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂと
を，減速比が１以下のギア列を介して接続して，搬送ロ
ーラ２ａの周速を搬送ローラ２ｂの周速よりも大きくし
てもよい。このような画像形成装置の転写紙搬送機構も
本発明における画像形成装置の転写紙搬送機構の一例で
ある。また上記実施の形態では，転写紙の搬送経路上に
ある搬送ローラ２は２個であったが，転写紙の搬送経路
上にある搬送ローラ２を２個以上にしてもよい。この場
合，転写紙の搬送方向にみてレジストローラ３の直前に
設けられた搬送ローラの周速よりも，該搬送ローラの上
流にある他の搬送ローラの周速を大きくすればよい。こ
のような画像形成装置の転写紙搬送機構も本発明におけ
る画像形成装置の転写紙搬送機構の一例である。
ラ径を搬送ローラ２ｂのローラ径よりも大きくすること
で，搬送ローラ２ａの周速を搬送ローラ２ｂの周速より
も大きくしたが，搬送ローラ２ａと搬送ローラ２ｂと
を，減速比が１以下のギア列を介して接続して，搬送ロ
ーラ２ａの周速を搬送ローラ２ｂの周速よりも大きくし
てもよい。このような画像形成装置の転写紙搬送機構も
本発明における画像形成装置の転写紙搬送機構の一例で
ある。また上記実施の形態では，転写紙の搬送経路上に
ある搬送ローラ２は２個であったが，転写紙の搬送経路
上にある搬送ローラ２を２個以上にしてもよい。この場
合，転写紙の搬送方向にみてレジストローラ３の直前に
設けられた搬送ローラの周速よりも，該搬送ローラの上
流にある他の搬送ローラの周速を大きくすればよい。こ
のような画像形成装置の転写紙搬送機構も本発明におけ
る画像形成装置の転写紙搬送機構の一例である。
【００１０】
【発明の効果】本発明は感光ドラムに給紙するタイミン
グを調整するレジストローラと，所定の周速で回転し，
上記レジストーラへ用紙を搬送する複数の搬送ローラ
と，上記搬送ローラに転写紙を給紙し，転写紙先端が上
記搬送ローラに到着した後，上記搬送ローラにより送ら
れる上記転写紙に従動回転する給紙ローラとを具備して
なる画像形成装置の転写紙搬送機構において，転写紙の
搬送方向に見て上記レジストローラの直前に設けられた
直前搬送ローラの周速よりも，該直前搬送ローラの上流
にある上流搬送ローラの周速が大きく設定されてなるこ
とを特徴とする画像形成装置の転写紙搬送機構として構
成されているため，上記上流搬送ローラと上記直前搬送
ローラとの間で転写紙にたわみを生じさせて，転写紙の
搬送方向への長さに関係なく，上記レジストローラと上
記直前搬送ローラとの間に生じるたわみ量を安定させる
ことができる。このため，転写紙の搬送方向の長さが異
なる場合でも，上記レジストローラにより常に適正に転
写紙の先端を揃えることができる。従って，転写紙表面
に常時，適正な画像を形成できる。例えば，上記上流搬
送ローラのローラ径を上記直前搬送ローラのローラ径よ
りも大きくしたり，上記直前搬送ローラと上記上流搬送
ローラとを，減速比が１以下のギア列を介して接続し
て，上記上流搬送ローラの周速を上記直前搬送ローラの
周速よりも大きく設定することができる。
グを調整するレジストローラと，所定の周速で回転し，
上記レジストーラへ用紙を搬送する複数の搬送ローラ
と，上記搬送ローラに転写紙を給紙し，転写紙先端が上
記搬送ローラに到着した後，上記搬送ローラにより送ら
れる上記転写紙に従動回転する給紙ローラとを具備して
なる画像形成装置の転写紙搬送機構において，転写紙の
搬送方向に見て上記レジストローラの直前に設けられた
直前搬送ローラの周速よりも，該直前搬送ローラの上流
にある上流搬送ローラの周速が大きく設定されてなるこ
とを特徴とする画像形成装置の転写紙搬送機構として構
成されているため，上記上流搬送ローラと上記直前搬送
ローラとの間で転写紙にたわみを生じさせて，転写紙の
搬送方向への長さに関係なく，上記レジストローラと上
記直前搬送ローラとの間に生じるたわみ量を安定させる
ことができる。このため，転写紙の搬送方向の長さが異
なる場合でも，上記レジストローラにより常に適正に転
写紙の先端を揃えることができる。従って，転写紙表面
に常時，適正な画像を形成できる。例えば，上記上流搬
送ローラのローラ径を上記直前搬送ローラのローラ径よ
りも大きくしたり，上記直前搬送ローラと上記上流搬送
ローラとを，減速比が１以下のギア列を介して接続し
て，上記上流搬送ローラの周速を上記直前搬送ローラの
周速よりも大きく設定することができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の転
写紙搬送機構の概略構成を示す図。
写紙搬送機構の概略構成を示す図。
【図２】従来の転写紙搬送手段の概略構成を示す図。
１・・・給紙ローラ ２，２ａ，２ｂ・・・搬送ローラ ３・・・レジストローラ
Claims (3)
- 【請求項１】感光ドラムに給紙するタイミングを調整す
るレジストローラと，所定の周速で回転し，上記レジス
トーラへ用紙を搬送する複数の搬送ローラと，上記搬送
ローラに転写紙を給紙し，転写紙先端が上記搬送ローラ
に到着した後，上記搬送ローラにより送られる上記転写
紙に従動回転する給紙ローラとを具備してなる画像形成
装置の転写紙搬送機構において，転写紙の搬送方向に見
て上記レジストローラの直前に設けられた直前搬送ロー
ラの周速よりも，該直前搬送ローラの上流にある上流搬
送ローラの周速が大きく設定されてなることを特徴とす
る画像形成装置の転写紙搬送機構。 - 【請求項２】上記上流搬送ローラのローラ径が上記直前
搬送ローラのローラ径よりも大きい請求項１記載の画像
形成装置の転写紙搬送機構。 - 【請求項３】上記直前搬送ローラと上記上流搬送ローラ
とが，減速比が１以下のギア列を介して接続されてなる
請求項１記載の画像形成装置の転写紙搬送機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8189096A JPH1035941A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 画像形成装置の転写紙搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8189096A JPH1035941A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 画像形成装置の転写紙搬送機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1035941A true JPH1035941A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16235285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8189096A Pending JPH1035941A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 画像形成装置の転写紙搬送機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1035941A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001158351A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Railway Technical Res Inst | 鉄道車両用軌間可変台車の軌間変更ロック解除装置 |
| US6697601B1 (en) | 2001-11-20 | 2004-02-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device having sheet sensors |
| US6738596B2 (en) | 2001-11-20 | 2004-05-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device regulating sheet conveying timings |
| CN100370366C (zh) * | 2001-12-20 | 2008-02-20 | 兄弟工业株式会社 | 调节纸张传输时间的图像形成设备 |
| JP2008273735A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
| JP2015020902A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | キヤノン株式会社 | 斜行補正装置及び画像形成装置 |
| US20180281481A1 (en) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP8189096A patent/JPH1035941A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001158351A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Railway Technical Res Inst | 鉄道車両用軌間可変台車の軌間変更ロック解除装置 |
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| US6978113B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-12-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device regulating sheet conveying timings |
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| CN108688347A (zh) * | 2017-03-29 | 2018-10-23 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置 |
| JP2018167942A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
| US10369819B2 (en) | 2017-03-29 | 2019-08-06 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
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