JP2014038241A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014038241A
JP2014038241A JP2012180914A JP2012180914A JP2014038241A JP 2014038241 A JP2014038241 A JP 2014038241A JP 2012180914 A JP2012180914 A JP 2012180914A JP 2012180914 A JP2012180914 A JP 2012180914A JP 2014038241 A JP2014038241 A JP 2014038241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
section
speed
transfer
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012180914A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Ogata
智史 小片
Yumiko Izumiya
由美子 泉宮
Takashi Nara
隆志 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2012180914A priority Critical patent/JP2014038241A/ja
Publication of JP2014038241A publication Critical patent/JP2014038241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特に厚紙を使用した場合に、転写ズレや画像倍率の変化等の画質問題を防止する。
【解決手段】制御部は、用紙の通紙枚数が規定枚数に達した場合に調整モードを行う(S100)。調整モードでは、レジストローラー駆動部の速度を速度設定値Aに設定して用紙Pの通紙を行い(S110)、第1の区間および第2の区間での像担持体駆動部の各電流値を取得し、これらの電流値の差分を算出する(S120)。これを複数枚の用紙で行い(S130)、複数枚の電流値の差分の平均値ΔIAを算出する(S140)。同様に、レジストローラー駆動部の速度を速度設定値Bに設定して用紙Pの通紙を行ったときの像担持体駆動部の電流値の差分の平均値ΔIBを算出する(S150〜S180)。最後に、速度設定値A,Bと電流値の差分の平均値ΔIA,ΔIBとに基づいて、レジストローラと転写部とが等速となるレジストローラー駆動部の速度を算出する(S190)。
【選択図】図6

Description

本発明は、用紙に画像を形成する複写機やプリンター等の画像形成装置に関する。
近年、電子写真複写機やプリンターは、プリント速度の高速化により、従来のオフィス領域にとどまらずプロダクションプリント市場で使用される機会が増加している。プロダクションプリント市場においては、オフセット印刷並みの高精細、高画質の画像品質が求められると共に、厚紙を使用した場合でも薄紙と同レベルの画質が確保されることが必須要件となってきており、用紙搬送の速度合わせが重要な技術となっている。
しかしながら、従来では、転写部を構成するローラーの製造時の精度やローラーの削れやゴミ等の付着による経時変化が主要因でローラー径が変化等してしまい、用紙搬送の速度が意図通り設定できないという問題があった。そのため、これまでは、転写用紙の搬送速度を転写部の下流側よりも上流側の方が速くなるように設定し、レジストローラーと転写ローラーとの間で用紙を撓ませて速度差を吸収することで、用紙搬送の速度合わせを行っている。
ところが、近年の複写機等で使用される厚紙は、用紙を撓ませたときの反力が大きくなっており、この反力が転写部によるニップ力を超えてしまう場合がある。このような場合には、転写部で用紙の滑りが発生し、この用紙の滑りにより転写ズレや画像倍率の変化等の画質に関する問題が新たに発生している。
上記画質の問題を解消するために、引用文献1には、レジストローラーの転写用紙の搬送速度を転写部よりも速くなるように制御しておき、レジストローラーの駆動系にトルクリミッターを設け、レジストローラーと転写部との搬送速度差によって生じた用紙の撓みの反発力によってレジストーラーの負荷が所定の大きさを超えたときに、トルクリミッターが働いてモータからレジストローラーへの駆動力を中断させる画像形成装置が開示されている。
特開平7−140740号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される画像形成装置において厚紙を用いて画像形成動作を行う場合には以下のような問題がある。すなわち、上記特許文献1の画像形成装置では、トルクリミッターが働くまでの間、用紙の搬送速度は「レジストローラー>転写部」の速度の関係で搬送されている状態である。そのため、用紙の先端部分では、トルクリミッターが働いてモータからレジストローラーへの駆動力が中断されるまで、用紙の撓みによる反力が転写部に作用することになるので、用紙の先端部分で発生する転写ズレに対しては効果を発揮しないという問題がある。また、多様な紙種を想定した場合、転写ズレの原因となる反力を所定値より小さい状態に維持することができない場合もある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に厚紙を使用した場合に、転写ズレや画像倍率の変化等の画質問題を防止することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像を担持して周回移動する像担持体を駆動する第1の駆動部と、第1の駆動部の駆動トルクを検知する検出部と、像担持体との間に形成される圧接部に送り込まれる被転写材にトナー像を転写する転写部と、転写部に被転写材を送り込む搬送ローラーと、搬送ローラーを駆動する第2の駆動部と、搬送ローラーにより搬送される被転写材の速度を第2の駆動部を制御することで調整する調整モードを行う制御部と、を備え、制御部は、調整モード時に、第1の駆動部を制御して像担持体を一定の速度で駆動した状態で、搬送ローラーを第2の駆動部を制御することで像担持体の速度よりも遅い複数の速度で駆動して被転写材の通紙を行い、当該複数の速度のそれぞれで通紙した際の検出部により検出される像担持体の駆動トルクのうち、転写部と搬送ローラーとにより被転写材を搬送する第1の区間における第1の駆動トルクと、転写部により被転写材を搬送する第2の区間における第2の駆動トルクと、の差分に基づいて、第1の区間と第2の区間との駆動トルクの差分が0となる搬送ローラーの速度を算出し、当該算出した速度を被転写材に画像を形成する通常モード時における搬送ローラーの速度に設定するものである。
本発明において、通常モードとは、被転写材に所定の画像を形成する通常の画像形成動作を意味している。調整モードとは、搬送ローラーにより搬送される被転写材の速度を第2の駆動部を制御して調整することで、搬送ローラーと転写部との速度差をなくし、画像ずれ等を防止する調整動作を意味している。
本発明によれば、調整モードにおいて搬送ローラーの速度を適正に調整するので、転写部と搬送ローラーとの用紙搬送の速度差を小さくすることができ、特に厚紙を使用した場合に顕著に発生する転写ズレや画像倍率の変化という画質問題を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 用紙の搬送状態を説明するための図である。 調整モード時における像担持体駆動部の電流波形を示す図である。 第1の区間での像担持体駆動部の電流値と第2の区間での像担持体駆動部の電流値との差分と、レジストローラーの速度設定値との関係例を示す図である。 調整モード時における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。
[画像形成装置の構成例]
図1は、本発明に係る画像形成装置100の構成の一例を示している。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。本発明に係る画像形成装置100は、二次転写部38とレジストローラー32との用紙Pの搬送速度の実際の速度差を極小化するために、レジストローラー32の速度を調整する調整モードを実行することにより、特に厚紙で顕著に発生する速度差による転写ズレや画像倍率の変化という画質問題を防止することを可能とした。
図1に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体部102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体部102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を搬送ローラー等により装置本体部102の画像読取部90に送り出す。
装置本体部102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、像担持体の一例である中間転写ベルト8と、給紙部20と、定着部44と、自動用紙反転搬送ユニット60(Auto Duolex Unit:以下ADUという)とを有している。
操作表示部70は、タッチ操作が可能なタッチパネル方式の表示部と、表示部の周辺部に設けられたテンキー等のハードキーから構成される操作部とを有している。操作表示部70は、紙種やサイズ等の画像形成条件を操作画面を表示したり、この操作画面において入力された画像形成条件等の設定を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台上に載置された原稿を走査露装置の光学系により走査露光し、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサにより走査した原稿の画像を光電変換して画像情報信号を生成し、この画像情報信号に所定の処理を行った後に画像形成部10に出力する。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。この例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電部2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像部4Yおよびクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電部2M、露光部3M、現像部4Mおよびクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電部2C、露光部3C、現像部4Cおよびクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電部2K、露光部3K、現像部4Kおよびクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電部2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像部4Y,4M,4C,4K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する内容の構成である。そのため、以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを付さずに表記することとする。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばLEDアレイと結像レンズとを有するLPH(LED Print Head)や、ポリゴンミラー方式のレーザ露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をレーザ光により走査して静電潜像を形成する。現像部4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
中間転写ベルト8は、像担持体駆動ローラー40や像担持体従動ローラー42等により張架されると共に走行可能に支持されている。一次転写ローラーが動作すると、中間転写ベルト8が走行し、中間転写ベルト8の画像転写位置に各感光体ドラム1に形成されたトナー像が順に重ね合わされて転写される(一次転写)。
像担持体従動ローラー42には、中間転写ベルト8を介して転写ローラー36が対向して配置されている。転写ローラー36は、図示しない圧接離間駆動機構により中間転写ベルト8に対して接離可能に設けられており、中間転写ベルト8に圧接されることによって圧接部としての二次転写部38が形成される。
給紙部20は、A3やA4等の各用紙サイズが収容された複数の給紙トレイ20A,20Bを有している。各給紙トレイ20A,20Bから搬送ローラー22,24等によって取り出された用紙(被転写材)Pは、搬送ローラー26,28およびループ作成ローラー30を経由してレジストローラー32に搬送される。なお、給紙トレイの数は2つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させても良い。
ここで、調整モード時には、用紙Pの搬送方向の長さが下記条件(1)を満たす用紙Pが用いられる。
レジストローラー32と二次転写部38との間の距離<用紙Pの搬送方向の長さ<二次転写部38と定着部44との間の距離 ・・・(1)
そのため、調整モードが行われる際には、上記条件(1)を満たす用紙Pが給紙トレイ20A,20Bの少なくとも何れか一方にセットされる。この条件(1)を満たす用紙Pは、大容量給紙装置にセットしても良い。
レジストローラー32は、駆動ローラーおよび従動ローラーを有し、ループ作成ローラー30によって用紙Pの先端が突き当てられることでループを形成して用紙Pの斜行を補正する。なお、レジストローラー32は、搬送ローラーの一例を構成している。
用紙Pは所定のタイミングで転写ローラー36と像担持体従動ローラー42とで構成される二次転写部38に搬送される。二次転写部38では、中間転写ベルト8の画像形成位置に各感光体ドラム1の各色のトナー像が重ね合わされることによって形成されたカラー画像が、給紙部20から搬送されてくる用紙Pの表面に一括転写される(2次転写)。2次転写された用紙Pは定着部44に搬送される。
定着部44は、二次転写部38よりも用紙搬送方向の下流側に設けられ、加圧ローラーと加熱ローラーとを有している。定着部44は、二次転写部38でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙P表面のトナー像を用紙Pに定着させる。
定着部44の用紙搬送方向の下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU60側に切り替えるための搬送路切替部48が設けられている。搬送路切替部48は、例えばソレノイドやモータ等から構成され、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、定着部44で定着処理が施された後、定着部44よりも用紙搬送方向の下流側に設けられた排紙ローラー46により図示しない排紙トレイ上に排出される。
また、両面印刷モードで用紙Pを画像形成部10に再給紙する場合、表面側に画像が形成された用紙Pは、搬送路切替部48を経由してADU60に搬送される。ADU60に搬送された用紙Pは、搬送ローラー62等を介してスイッチバック経路に搬送される。スイッチバック経路では、ADUローラー64の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部に搬送され、Uターン経路部等に設けられた搬送ローラー66,68等によりレジストローラー32に用紙Pの表裏反転された状態で再給紙される。レジストローラー32に再給紙された用紙Pは、用紙Pの表面側の場合と同様の画像形成処理が行われる。画像形成部10により裏面に画像が転写された用紙Pは、定着部44で定着処理が行われた後に、搬送路切替部48および排紙ローラー46を介して排紙トレイ上に排出される。
[画像形成装置のブロック構成例]
次に、画像形成装置100等のブロック構成の一例について説明する。図2は、画像形成装置100のブロック構成の一例を示している。図2に示すように、画像形成装置100は、装置全体の動作を制御するための制御部150を備えている。制御部150は、CPU(Central Processing Unit)152と、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行うROM(Read Only Memory)154と、CPU52のワークエリアを構成するRAM156(Random Access Memory)とを有している。CPU152は、ROM154から読み出したソフトウェアやデータをRAM156上に展開してソフトウェアを起動させ、画像形成装置100の各部を制御することにより、用紙Pに画像を形成する通常の画像形成モードと用紙Pの搬送速度の調整を行う調整モードとを実行する。調整モードでは、レジストローラー32の搬送速度と二次転写部38の速度とが等速となるように、レジストローラー駆動部130の駆動を制御してレジストローラー32の速度を調整する。
制御部150には、像担持体駆動部110と、トルク検出部120と、レジストローラー駆動部130と、メモリ部140とがそれぞれ接続されている。なお、像担持体駆動部110は第1の駆動部の一例を構成し、トルク検出部120は検出部の一例を構成し、レジストローラー駆動部130は第2の駆動部の一例を構成している。
像担持体駆動部110は例えばDCブラシレスモータからなり、その駆動軸には駆動力伝達機構112を介して像担持体駆動ローラー40が接続されている。像担持体駆動部110は、制御部150から供給されるトルク指令値に基づいて駆動し、この駆動により像担持体駆動ローラー40を回転させる。トルク指令値は、像担持体駆動部110の速度やトルクを制御するPWM信号である。
トルク検出部120は、像担持体駆動部110に接続され、像担持体駆動部110の駆動時の電流(駆動トルク)を検出し、検出により得られた電流値を制御部150に供給する。なお、像担持体駆動部110の駆動トルクの検出は、CPU152が行うこともできる。この場合、CPU152は、トルク指令値となるPWM信号そのものを分析してトルク検出を行う。なお、このトルク検出では、所定時間内の平均値を採用するなどして変動バラツキの小さい値を採用するのが好ましい。
レジストローラー駆動部130は例えばDCブラシレスモータからなり、その駆動軸には駆動力伝達機構132を介してレジストローラー32が接続されている。レジストローラー駆動部130は、制御部150から供給されるトルク指令値に基づいて駆動し、この駆動によりレジストローラー32を回転させる。トルク指令値は、レジストローラー駆動部130の速度やトルクを制御するPWM信号である。
メモリ部140は、例えば不揮発性の半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。メモリ部140には、調整モードの実行時に用いられるレジストローラー32の速度設定値A,Bや、画像形成モード時の通紙枚数が規定枚数に到達したかを判断する際に用いられる規定枚数情報等が記憶される。
像担持体駆動部110や転写部駆動モータ122には、図示しない回転センサを取り付けることもできる。回転センサは像担持体駆動部110や転写部駆動モータ122の回転を検知し、この検知により得られた速度情報を制御部150にフィードバックする。なお、回転センサにはホール素子などの既知のものを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されるものではない。
[用紙の搬送状態例]
次に、二次転写部38の周辺部における用紙Pの搬送状態の一例について説明する。図3(A)〜図3(C)は、二次転写部38の周辺部における用紙Pの搬送状態の一例を示している。図3(A)に示すように、給紙部20から搬送された用紙Pは、レジストローラー32によって斜行の補正が行われた後、レジストローラー32を構成する駆動ローラー33と従動ローラー34とによってニップされて二次転写部38に搬送される。
レジストローラー32によって搬送された用紙Pは、図3(B)に示すように、その先端が二次転写部38に到達した後、二次転写部38を構成する像担持体従動ローラー42と転写ローラー36とにニップされてレジストローラー32と二次転写部38との両方によって搬送される。レジストローラー32と二次転写部38との両方によって搬送された用紙Pは、図3(C)に示すように、後端がレジストローラー32から抜け、その後、二次転写部38によって定着部44に搬送される。
本例では、レジストローラー32によって搬送された用紙Pの先端が二次転写部38に到達したときから用紙Pの後端がレジストローラー32から抜けるまでの区間、すなわち、レジストローラー32と二次転写部38との両方で用紙Pを搬送する区間を第1の区間S1と呼ぶ。また、用紙Pの後端がレジストローラー32から抜けたときから用紙Pの先端が定着部44に到達するまでの区間、すなわち、二次転写部38のみで用紙Pを搬送する区間を第2の区間S2と呼ぶ。
[調整モード時の像担持体駆動部の電流波形例]
次に、調整モード時における像担持体駆動部110の電流波形について説明する。図4は、調整モード時における像担持体駆動部110の電流波形の一例を示している。なお、レジストローラー駆動部130は、用紙Pが通紙されていない場合でも一定速度で駆動しているものとする。
調整モードでは、レジストローラー32の速度が二次転写部38の中間転写ベルト8の速度よりも遅くなるように設定されている。本例では、レジストローラー32の速度を速度設定値Aとする。第1の区間S1では、二次転写部38の速度の方がレジストローラー32の速度よりも速いので、レジストローラー32と二次転写部38とにニップされた用紙Pは、二次転写部38とレジストローラー32とで引っ張り合いとなる。これにより、二次転写部38に対してレジストローラー32による引っ張り方向の力が働くので、像担持体駆動部110の電流値Ia(第1の駆動トルク)は増加する。
これに対し、第2の区間S2では、用紙Pがレジストローラー32を抜けて、二次転写部38のみで用紙Pを搬送するので、転写部Nに対するレジストローラー32による引っ張り方向の力がなくなる。そのため、第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値Ib(第2の駆動トルク)は、第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値よりも小さくなる。このとき、第1の区間S1と第2の区間S2との電流値の差分はΔIAとなる。
また、レジストローラー32の速度設定を上述した条件よりも若干速い速度設定値B(二次転写部38よりは遅い)とすると、二次転写部38とレジストローラー32との間で引っ張り合う力も若干小さくなる。そのため、図4の一点鎖線で示すように、第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値も小さくなるので、第1の区間S1と第2の区間S2との電流値の差分ΔIBは、レジストローラー32の速度設定値Aの場合における電流値の差分ΔIAよりも小さくなる。
本例では、レジストローラー32を複数の速度で駆動し、各速度での第1の区間S1の電流値と第2の区間S2の電流値との差分を用いて、画像ズレや画像倍率の変化が生じないような、レジストローラー32の搬送速度を算出する。
[レジストローラーの速度と第1および第2の区間の像担持体駆動部の電流値の差分との関係例]
次に、レジストローラー32の速度設定値と、第1の区間S1における像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2における像担持体駆動部110の電流値との差分との関係の一例について説明する。図5は、レジストローラー32の速度を二次転写部38の速度よりも遅く設定した状態から徐々に速くしたときの、第1の区間S1における像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2における像担持体駆動部110の電流値との差分を示している。図5において、縦軸は第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値との差分であり、横軸はレジストローラー32の速度設定値である。また、「●」は被転写材として厚紙を使用した場合を示し、「□」は被転写材として薄紙を使用した場合を示している。
レジストローラー32の速度は、最初の段階では二次転写部38の速度よりも遅く設定し、その後レジストローラー駆動部130の速度が徐々に速くなるように設定した。二次転写部38(像担持体駆動部110)の速度は一定速度に設定した。図5に示すように、用紙Pとして厚紙を用いた場合、第1の区間S1における像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2における像担持体駆動部110の電流値との差分は、レジストローラー32の速度の上昇に伴って0.2付近から徐々に小さくなっていき、レジストローラー32の速度設定値4623〜4633の範囲で、電流値の差分が0または0に近い値(以下では単に0と呼ぶ)となった。つまり、レジストローラー32の速度と二次転写部38の速度とが等速となるときに電流値の差分が0となった。薄紙を用いた場合にも、厚紙を用いた場合と略同様の特性となった。
本発明者は、レジストローラー32の各速度設定値の条件において用紙Pに所定の画像を形成し、その際の画像ズレを検証した。その結果、第1の区間S1における像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2における像担持体駆動部110の電流値との差分が0になる(二次転写部38とレジストローラー32の速度が等速になる)、レジストローラー32の速度設定値4623〜4633の範囲で、画像ズレがなく、最も画質が良くなることが分かった。
ここで、図5に示すように、第1の区間S1における像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2における像担持体駆動部110の電流値との差分は、紙種(厚紙、薄紙)によらず、レジストローラー32の速度設定値に対して略リニア(線形)な特性となった。これに対し、レジストローラー32の速度が二次転写部38よりも速い範囲では、厚紙を用いた場合にはレジストローラー32の速度設定値に対して電流値の差分がリニアとなるが、薄紙を用いた場合にはレジストローラー32の速度設定値に対して電流値の差分が略一定の値で推移した。これは、薄紙は、コシ等が弱いので、撓んだ(湾曲させた)際の反力も小さく、像担持体駆動部110の駆動に影響を及ぼさないからである。
そこで、本発明では、用紙Pとして厚紙(硬い用紙)を用いる場合に、電流値の差分を用いてレジストローラー32の速度設定値を調整する調整モードを行う。調整モードでは、レジストローラー32と二次転写部38とが等速となるようなレジストローラー32の速度を設定する。このレジストローラー32の速度は、図5に示すリニアとなる領域を一次関数と仮定すれば、この一次関数の少なくとも2点以上のレジストローラー32の速度設定値における、第1の区間S1の像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2の像担持体駆動部110の電流値との差分を測定することにより、レジストローラー32の速度を算出できる。
[画像形成装置の動作例]
次に、本発明に係る調整モード時における画像形成装置100の動作例について説明する。図6は、調整モード時における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。なお、調整モードでは、二次転写部38を構成する中間転写ベルト8を一定速度で回転させると共に、二次転写部38において画像形成は行わないものとする。
図6に示すように、ステップS100で制御部150は、レジストローラー32を通過した用紙Pの通紙枚数を取得し、取得した用紙Pの通紙枚数が予め設定された規定枚数に達したか否かを判断する。例えば、制御部150は、レジストローラー32の周辺部に設置されているセンサ(例えばジャム検知センサ等)を用い、このセンサによる通紙枚数のカウント結果を取得すると共に、メモリ部140から予め設定された規定枚数を読み出し、取得した通紙枚数が読み出された規定枚数に達したか否かを判断する。規定枚数は、例えば2万枚〜10万枚の範囲に設定される。
制御部150は、取得した用紙Pの通紙枚数が予め設定された規定枚数に達したと判断した場合にはステップS110に進み、レジストローラー32の速度を調整する調整モードを実行する。これは、通紙枚数が規定枚数に達した場合には、レジストローラー32等の削れ等による経年劣化により用紙Pの搬送速度に影響が生じ、その結果、画像ズレ等が発生する可能性があるからである。調整モードを実行する際には、上記条件(1)を満たす用紙Pが給紙部20から取り出されてレジストローラー32に給紙される。一方、制御部150は、取得した用紙Pの通紙枚数が予め設定された規定枚数に達していない場合には、レジストローラー32の経年劣化等がまだ発生していないものと判断して、通常の画像形成モードを実行する。
調整モードが実行されると、ステップS110で制御部150は、レジストローラー駆動部130の速度を速度設定値Aに設定して用紙Pの通紙を行う(図4参照)。速度設定値Aは、二次転写部38を構成する中間転写ベルト8の搬送速度よりも遅い速度に設定されている。制御部150は、速度設定値Aに対応したPWM信号をレジストローラー駆動部130に供給して駆動させることで、レジストローラー32を速度設定値Aにて回転させる。これにより、給紙トレイから給紙された用紙Pは、レジストローラー32と二次転写部38との両方により搬送された後(第1の区間S1)、二次転写部38のみで搬送され(第2の区間S2)、定着部44を経由して排紙トレイ上に排出される。
ステップS120でトルク検出部120は、速度設定値Aでの用紙Pの通紙時における第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値(第1の駆動トルク)を検出し、続けて第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値(第2の駆動トルク)を検出する。制御部150は、トルク検出部120により検出された第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値とをトルク検出部120からそれぞれ取得し、これらの電流値の差分を算出する。算出した電流値の差分はメモリ部140に記憶される。
ステップS130で制御部150は、予め設定された枚数の用紙Pの第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値を検出したか否かを判断する。例えば、搬送経路に設置されているセンサを用い、このセンサによる用紙Pの通紙枚数のカウント結果に基づいて判断する。本例では、用紙Pの表面側の通紙時における像担持体駆動部110の電流値を検出したら、ADU60により表裏を反転させて再度レジストローラー32に循環給紙し、用紙Pの裏面側の通紙時における第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値を検出する。もちろん、用紙Pの片面のみを用いて調整モードを行っても良い。制御部150は、予め設定された枚数の用紙Pの電流値を検出したと判断した場合にはステップS140に進む。一方、予め設定された枚数の用紙Pの電流値を検出していないと判断した場合にはステップS110に戻り、設定枚数の用紙Pの電流値の検出を行う。
ステップS140で制御部150は、レジストローラー32の速度を速度設定値Aに設定したときの、複数枚の用紙Pの第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の各電流値の差分の平均値ΔIAを算出する(図5参照)。具体的には、各用紙Pの通紙時に取得した像担持体駆動部110の電流値の差分のそれぞれを通紙枚数分だけ加算し、加算後の数値を枚数分で除算することにより電流値の差分の平均値ΔIAを算出する。算出した電流値差分の平均値ΔIAは、メモリ部140に記憶される。
速度設定値Aでの電流値の差分の算出が終了すると、ステップS150で制御部150は、レジストローラー駆動部130の速度を速度設定値Bに設定して(切り替えて)用紙Pの通紙を行う(図4参照)。速度設定値Bは、二次転写部38を構成する中間転写ベルト8の搬送速度よりも遅く、かつ、速度設定値Aよりも速い速度に設定されている。制御部150は、速度設定値Bに対応したPWM信号をレジストローラー駆動部130に供給して駆動させることで、レジストローラー32を速度設定値Bにて回転させる。これにより、給紙トレイから給紙された用紙Pは、レジストローラー32と二次転写部38との両方により搬送された後(第1の区間S1)、二次転写部38のみで搬送され(第2の区間S2)、定着部44を経由して排紙トレイ上に排出される。
ステップS160でトルク検出部120は、速度設定値Bでの用紙Pの通紙時における第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値(第1の駆動トルク)を検出し、続けて第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値(第2の駆動トルク)を検出する。制御部150は、トルク検出部120により検出された第1の区間S1での像担持体駆動部110の電流値と第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値とをトルク検出部120からそれぞれ取得し、これらの電流値の差分を算出する。算出した電流値の差分はメモリ部140に記憶される。
ステップS170で制御部150は、予め設定された枚数の用紙Pの第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値を検出したか否かを判断する。この場合も、ステップS130と同様に、用紙Pの表裏を用いて電流値の検出を行うことができる。制御部150は、予め設定された枚数の用紙Pの電流値を検出したと判断した場合にはステップS180に進む。一方、予め設定された枚数の用紙Pの電流値を検出していないと判断した場合にはステップS150に戻り、設定枚数の用紙Pの電流値の検出を行う。
ステップS180で制御部150は、レジストローラー32の速度を速度設定値Bに設定したときの、複数枚の用紙Pの第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の各電流値の差分の平均値ΔIBを算出する(図5参照)。算出した電流値差分の平均値ΔIBは、メモリ部140に記憶される。
ステップS190で制御部150は、レジストローラー駆動部130の速度設定値A,Bと、これらの速度設定値A、Bとした際の第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の電流値の差分の平均値ΔIA,ΔIBとに基づいて、第1の区間S1と第2の区間S2とで電流値の差分が0となるレジストローラー駆動部130の速度設定値を算出する。具体的には、図5に示した厚紙でのリニア特性となる領域を一次関数(y=ax+b)と仮定し、この仮定した一次関数の傾きa,切片bのそれぞれを、レジストローラー32の速度設定値A,Bおよび電流値の差分の平均値ΔIA,ΔIBを用いて算出する。具体的には、速度設定値A,Bおよび電流値の差分の平均値ΔIA,ΔIBを一次関数の式に代入することで算出する。続けて、この一次関数の式から、電流値の差分が0となるときのレジストローラー32の速度設定値を算出する。本例では、図5に示したように、レジストローラー32の速度設定値4623〜4633の範囲の数値が算出される。制御部150は、算出したレジストローラー32の速度設定値を、通常の画像形成モード時におけるレジストローラー32の速度に設定し、通常の画像形成動作を実行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レジストローラー32や転写ローラー36等のローラー径の精度に異常があったり、使用により削れ等が発生した場合でも、調整モード時に、上記削れ等の条件において、レジストローラー32の速度が二次転写部38の速度と等速となるような適正なレジストローラー32の速度を算出し、通常の画像形成モード時のレジストローラー32の速度に設定する。そのため、通常の画像形成モード時においては、二次転写部38とレジストローラー32の用紙搬送速度の実際の速度差(厚紙の用紙Pの反力)を極小化することができ、特に厚紙で顕著に発生する速度差による転写ズレや画像倍率の変化という画質問題を防止することができる。
また、複数枚の用紙Pの第1の区間S1および第2の区間S2での像担持体駆動部110の各電流値の差分の平均値を算出するので、検出精度の向上を図ることができる。このとき、複数枚の用紙Pは、ADU60にて表裏反転させてレジストローラー32に再給紙して両面を用いるので、用紙Pの使用枚数の削減を図ることができ、その結果、コスト削減を図ることができる。
また、本実施の形態では、レジストローラー32を通過した用紙Pの通紙枚数に応じて、調整モードを実行してレジストローラー32の搬送速度を調整するので、レジストローラー32の削れ等によりレジストローラー32の適正速度が変化した場合にも確実に対応することができる。
さらに、例えば特許文献1では、トルクリミッターの設定を「用紙搬送負荷(厚いほど大)<トルクリミッターの設定<用紙搬送負荷(厚いほど大)+用紙の反力(厚い/硬いほど大)の和」とする必要があり、比較的薄くて硬い用紙の場合、トルクリミッターが働く時点での用紙の反力が大きくなり、転写ずれが発生する可能性があった。これに対し、本実施の形態によれば、調整モード時のレジストローラー32の速度設定を上流側の方が下流側よりも遅くなるように設定して行うことで、紙種によらず適正な速度設定を行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、本実施の形態では、調整モードを通紙枚数が規定枚数に達したときに自動的に実行するように制御しているが、これに限定されることはなく、操作表示部70の表示画面にて調整モードの実行をユーザが選択できるようにしても良い。
また、上記実施の形態では、レジストローラー32の速度を速度設定値A,Bの2点での電流値の差分により算出したが、これに限定されることはなく、3点以上の速度設定値とこれらの速度設定値に対応する電流値の差分とからレジストローラー32の適正速度を算出することもできる。
8 中間転写ベルト(像担持体)
32 レジストローラー(搬送ローラー)
38 転写部(圧接部)
60 ADU
100 画像形成装置
110 像担持体駆動部(第1の駆動部)
120 トルク検出部(検出部)
130 レジストローラー駆動部(第2の駆動部)
150 制御部
P 用紙(被転写材)

Claims (5)

  1. 表面にトナー像を担持して周回移動する像担持体を駆動する第1の駆動部と、
    前記第1の駆動部の駆動トルクを検知する検出部と、
    前記像担持体との間に形成される圧接部に送り込まれる被転写材にトナー像を転写する転写部と、
    前記転写部に被転写材を送り込む搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーを駆動する第2の駆動部と、
    前記搬送ローラーにより搬送される被転写材の速度を前記第2の駆動部を制御することで調整する調整モードを行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記調整モード時に、前記第1の駆動部を制御して前記像担持体を一定の速度で駆動した状態で、前記搬送ローラーを前記第2の駆動部を制御することで前記像担持体の速度よりも遅い複数の速度で駆動して被転写材の通紙を行い、当該複数の速度のそれぞれで通紙した際の前記検出部により検出される前記像担持体の駆動トルクのうち、前記転写部と前記搬送ローラーとにより被転写材を搬送する第1の区間における第1の駆動トルクと、前記転写部により被転写材を搬送する第2の区間における第2の駆動トルクと、の差分に基づいて、前記第1の区間と前記第2の区間との駆動トルクの差分が0となる前記搬送ローラーの速度を算出し、当該算出した速度を被転写材に画像を形成する通常モード時における前記搬送ローラーの速度に設定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整モードに用いられる被転写材の搬送方向の長さは、
    前記搬送ローラーと前記転写部との間の距離<被転写材の搬送方向の長さ<前記転写部と当該転写部の下流側に設けられた定着部との間の距離
    の条件を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    複数枚の被転写材のそれぞれの前記第1の区間における第1の駆動トルクと前記第2の区間における第2の駆動トルクとの差分を算出し、当該算出した複数枚の被転写材の差分の平均値を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 被転写材の表裏を反転させる反転経路を備え、
    前記制御部は、
    前記複数枚の被転写材を用いる場合、前記反転経路にて被転写材の表裏を反転させて前記搬送ローラーに再給紙する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記搬送ローラーを通過する被転写材のカウントによる枚数が規定枚数に達したときに前記調整モードを行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
JP2012180914A 2012-08-17 2012-08-17 画像形成装置 Pending JP2014038241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180914A JP2014038241A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012180914A JP2014038241A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014038241A true JP2014038241A (ja) 2014-02-27

Family

ID=50286416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012180914A Pending JP2014038241A (ja) 2012-08-17 2012-08-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014038241A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155895A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社リコー 回転体制御装置、搬送装置、画像形成装置、回転体制御方法、回転体制御プログラム
JP2019099372A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送制御方法及びプログラム
JP2019156632A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 回転体制御装置、搬送装置、画像形成装置、回転体制御方法、回転体制御プログラム
US10564582B2 (en) 2016-06-20 2020-02-18 Ricoh Company, Ltd. Rotating member control device, conveying device, and image forming apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195016A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008083139A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2009007099A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Canon Inc シート搬送装置及びその制御方法
JP2011191629A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195016A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008083139A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2009007099A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Canon Inc シート搬送装置及びその制御方法
JP2011191629A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10564582B2 (en) 2016-06-20 2020-02-18 Ricoh Company, Ltd. Rotating member control device, conveying device, and image forming apparatus
JP2018155895A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社リコー 回転体制御装置、搬送装置、画像形成装置、回転体制御方法、回転体制御プログラム
JP2019099372A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置、画像形成装置、用紙搬送制御方法及びプログラム
JP2019156632A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 回転体制御装置、搬送装置、画像形成装置、回転体制御方法、回転体制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314948B2 (ja) 画像形成装置
JP5864867B2 (ja) 画像形成装置
JP4315988B2 (ja) 画像形成装置
US11603278B2 (en) Sheet control for image forming apparatus
CN109455544B (zh) 成像设备
US10114327B2 (en) Image forming apparatus
CN111856901B (zh) 成像装置
JP2014038241A (ja) 画像形成装置
JP2008281931A (ja) 画像形成装置
JP6187440B2 (ja) 画像形成装置
JP5459149B2 (ja) 画像形成装置
JP2017105625A (ja) 画像形成装置
JP2003146485A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2009003263A (ja) 画像形成装置
CN110231757B (zh) 图像形成装置以及输送控制方法
JP2012188247A (ja) 画像形成装置
JP5779960B2 (ja) 画像形成装置および反転搬送装置
JP4975518B2 (ja) 画像形成装置
US20240012355A1 (en) Image forming apparatus
US20230045650A1 (en) Image forming apparatus configured to control conveying speed of sheet in accordance with ambient temperature after paper jam is resolved
JP2011237743A (ja) 画像形成装置
JP2007199343A (ja) 定着装置
JP6593025B2 (ja) 画像形成装置
JP6380322B2 (ja) 画像形成装置
JP2020090345A (ja) 画像形成装置および搬送制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160809