JP2012188247A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙幅方向に用紙を挟んだ状態で揺動する機能を備え、コストや装置の組み立ての工数を抑制できる画像形成装置を提供することである。
【解決手段】第2ローラ対としての搬送ローラ対74は、画像形成部40が画像形成を実行している間は該ローラ対が圧接した状態にある。そして、搬送路R1における第1検出部SE1から搬送ローラ対74までの搬送路長を第1基準長さとした場合、制御部は、搬送路R1を通る用紙における用紙搬送方向の長さが第1基準長さよりも短い場合には用紙の第1面への画像形成前にレジストローラ対77を揺動し、かつ搬送路R1を通る用紙における用紙搬送方向の長さが第1基準長さ以上の場合には第1面への画像形成前に前記レジストローラ対77を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、具体的には記録媒体を画像形成位置に搬送する前に記録媒体の搬送方向に垂直な方向である記録媒体幅方向に記録媒体を挟んだ状態で揺動する機能を備える画像形成装置に関するものである。
従来、給紙部から、例えば記録媒体で用紙を画像形成位置に搬送する際に、用紙が用紙搬送方向に垂直な方向である用紙幅方向に片寄ることがある。この原因として、例えば、用紙を搬送するローラの製造時または経年劣化によるローラの長手方向におけるローラ径の誤差や変化、または給紙部に積載された用紙自体の片寄りが挙げられる。このような片寄りが発生していると、ユーザの所望する位置とは異なる位置に画像が形成されるという問題が生じる。
上記の問題を解決する第1の方法、すなわち用紙の片寄りを考慮して画像と用紙とを精度良く位置合わせする方法として、画像形成位置の手前で用紙幅方向における基準位置からの用紙の片寄り量を測定し、その片寄り量に応じて画像形成部による画像の書込み位置を補正する方法が知られている。
この一例として特許文献1がある。特許文献1には、電子写真方式の画像形成装置においては、片寄り量に応じて感光体を露光する露光部の書込みタイミングを変更する方法が記載されている。具体的には、用紙幅方向に関して露光部が感光体を露光する開始位置を検出手段により得られた用紙の片寄り量分ずらすように、露光部の書込みタイミングが変更される。
しかしながら、近年、画像のカラー化に伴い、中間転写体である中間転写ベルトを用いた4連タンデムタイプの画像形成装置により画像を形成することが主流となりつつある。このような画像形成装置においては、用紙に中間転写ベルト上にある画像を転写するためには、中間転写ベルトの回転速度と画像形成位置に向う用紙の搬送速度とを同じにする必要がある。
従って、検出部により得られた用紙の片寄り量を考慮して画像形成部の書き込み位置を補正し、かつ画像形成を間に合わせるためには次の条件が必須となる。すなわち、中間転写ベルト上に最初の色の画像を転写する1次転写位置から用紙に中間転写ベルト上にある画像を転写する2次転写位置(画像形成位置)までの距離が、検出部により用紙の片寄り量を検出する検出位置から上記の画像形成位置までの距離よりも短くなければならない。換言すると、特許文献1においては、検出位置から画像形成位置までの距離を長くする必要があるため、画像形成装置の大型化が避けられない。
上記の問題を解決する第2の方法として、画像形成位置の手前で用紙幅方向における基準位置からの用紙の片寄り量を検出し、その片寄り量に応じて用紙を用紙幅方向に動かす方法が知られている。
この一例として特許文献2がある。特許文献2には、用紙搬送方向に対して画像形成位置よりも上流側にレジストローラ対が設けられ、このレジストローラ対が用紙を挟んだ状態で用紙幅方向に揺動することが記載されている。
レジストローラ対の揺動による画像の書込み位置の補正は、特許文献1のように1次転写位置から画像形成位置までの距離が、上記の検出位置から画像形成位置までの距離よりも短くなければならないという制約がない。そのため、第2の方法は、装置を大型化せずに、用紙の片寄りを考慮して画像と用紙とを精度良く位置合わせする方法として非常に有用である。
特開2006−293280号公報 特開2008−297076号公報
レジストローラ対により用紙を揺動する場合、用紙の先端がレジストローラ対のニップ部に挟まれ、かつその用紙の後端が用紙搬送方向に対してレジストローラ対よりも上流側にある搬送ローラ対によって挟まれた状態でレジストローラ対を揺動すると、搬送ローラ対のニップ部が抵抗となって用紙に折れ曲がりや破れなどが発生してしまう。
ゆえに、特許文献2においては、レジストローラ対が揺動する際には、揺動の妨げとならないように用紙搬送方向に対してレジストローラ対よりも上流にある、用紙の搬送に用いられる全ての搬送ローラ対の圧接を解除している。
しかしながら、特許文献2のように用紙搬送方向に対してレジストローラ対よりも上流にある搬送ローラ対の圧接を解除するためには、その全ての搬送ローラ対にローラ対の圧接および圧接を解除する機構を設ける必要がある。そのため、部品点数が増えて装置の複雑化を招き、結果としてコストアップや装置の組み立ての工数増加が問題となっている。
本発明は、上記したような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、用紙幅方向に用紙を挟んだ状態で揺動する機能を備え、コストや装置の組み立ての工数を抑制できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)画像形成位置にて用紙に画像を形成する画像形成部、および前記画像形成部により前記用紙への画像形成が実行される前に、前記用紙の用紙搬送方向に垂直な方向である用紙幅方向に該用紙を挟んだ状態で揺動する機能を備える画像形成装置であって、
用紙を給紙する給紙部と、
前記給紙部から前記画像形成位置に至る搬送路と、
前記用紙搬送方向に対して前記画像形成位置よりも上流側にあり、前記搬送路を通る用紙における、基準位置から前記用紙幅方向への片寄り量を検出する第1検出部と、
前記用紙搬送方向に対して前記第1検出部よりも上流側にあるローラ対であって、用紙を挟んだ状態で前記用紙幅方向に揺動が可能なレジストローラ対と、
前記用紙搬送方向に対して前記レジストローラ対よりも上流側にあるローラ対であって、そのローラ対の圧接及び該圧接の解除が可能な第1ローラ対と、
前記用紙搬送方向に対して前記第1ローラ対よりも上流側かつ最も前記画像形成部寄りにあるローラ対であって、前記画像形成部が画像形成を実行している間は該ローラ対が圧接した状態にある第2ローラ対と、
前記第1ローラ対が圧接を解除している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記第1ローラ対が圧接している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対の揺動を制御する制御部と、を備え、
前記搬送路における前記第1検出部から前記第2ローラ対までの搬送路長を第1基準長さとし、
前記制御部は、前記搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第1基準長さよりも短い場合には前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第1基準長さ以上の場合には前記第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙を反転した後に、該用紙を前記画像形成位置に再度搬送するための経路である再搬送路と、
前記再搬送路において、前記画像形成部が画像形成を実行している間は圧接している状態にあり、前記用紙搬送方向に対して最も前記画像形成部寄りにある第3ローラ対と、を備え、
前記再搬送路は、前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間で前記搬送路に合流しており、
前記再搬送路における前記第1検出部から前記第3ローラ対までの搬送路長を第2基準長さとし、
前記制御部は、前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さよりも短い場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さ以上の場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
ことを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙を反転した後に、該用紙を前記画像形成位置に再度搬送するための経路である再搬送路と、
前記再搬送路において、前記画像形成部が画像形成を実行している間は圧接している状態にあり、前記用紙搬送方向に対して最も前記画像形成部寄りにある第3ローラ対と、
前記再搬送路は、前記レジストローラ対と前記第1ローラ対との間にある合流位置で前記搬送路に合流しており、
前記再搬送路における前記合流位置と前記第3ローラ対との間には、圧接及び該圧接の解除が可能な第4ローラ対があり、
前記再搬送路における前記第1検出部から前記第3ローラ対までの搬送路長を第2基準長さとし、
前記制御部は、前記第4ローラ対が圧接を解除している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記第4ローラ対が圧接している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御し、
さらに、前記制御部は、前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さよりも短い場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さ以上の場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
ことを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(4)前記再搬送路にあり、前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙における、基準位置から前記用紙幅方向への片寄り量を検出する第2検出部と、
前記第2検出部により前記片寄り量が検出された前記用紙の第2面における、前記用紙幅方向の画像の書込み位置を補正する補正部と、を備え、
前記補正部は、前記用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対が揺動しない場合には、前記第2検出部により検出された前記第2面に関する片寄り量に基づいて前記画像形成部による前記第2面への画像の書込み位置を補正する
ことを特徴とする上記(2)又は(3)に記載の画像形成装置。
(5)前記補正部は、前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しない場合には、前記第1検出部により検出された前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とのうち少なくとも後者の片寄り量に基づいて前記画像形成部による前記第2面への画像の書込み位置を補正する
ことを特徴とする上記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第1モードと、前記第2面に関する片寄り量のみに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第2モードと、を備え、
前記補正部は、前記第1モードまたは前記第2モードに基づいて前記画像形成部を制御する
ことを特徴とする上記(5)に記載の画像形成装置。
(7)前記制御部は、前記用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動する場合には、前記第1検出部または前記第2検出部により検出された前記第2面に関する片寄り量に基づいて前記レジストローラ対を揺動することで前記第2面への画像の書込み位置を補正する
ことを特徴とする上記(2)〜(6)の何れかに記載の画像形成装置。
(8)前記制御部は、前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しない場合には、前記第1検出部により検出された前記第1面に関する片寄り量と、前記第2面に関する片寄り量とのうち少なくとも後者の片寄り量に基づいて前記レジストローラ対を揺動することで前記第2面への画像の書込み位置を補正する
ことを特徴とする上記(7)に記載の画像形成装置。
(9)前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第1モードと、前記第2面に関する片寄り量のみに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第2モードと、を備え、
前記制御部は、前記第1モードまたは前記第2モードに基づいて前記レジストローラ対を制御する
ことを特徴とする上記(8)に記載の画像形成装置。
本発明によれば、用紙における用紙搬送方向の長さが所定の搬送路長よりも短い場合にはレジストローラ対を揺動し、かつ用紙における用紙搬送方向の長さが所定の搬送路長以上の場合にはレジストローラ対を揺動しない。これにより、用紙幅方向に用紙を挟んだ状態で揺動する機能を備え、コストや装置の組み立ての工数を抑制できる画像形成装置を提供することができる。
第1の実施形態における画像形成装置1aの概略図である。 第1の実施形態における画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1モードと第2モードの説明図である。 用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定に関するCPU101の処理を示すフローチャートである。 各動作における片寄り状態を示す用紙Pの模式図である。 各動作の際に用いる片寄り量を説明するための説明図である。 第2の実施形態における画像形成装置1bの概略図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。ただし、以下に述べる本発明の実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図面に限定するものではない。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。なお、本発明の実施形態における用紙搬送方向とは、下記する搬送部70または再搬送部80により搬送される用紙Pの方向を指す。
図1は、第1の実施形態における画像形成装置1aの概略図である。
画像形成装置1aは、操作部10、自動原稿給紙部20、読取部30、画像形成部40、定着部50、給紙部60、搬送部70、再搬送部80、第1検出部SE1、および第2検出部SE2を備える。
操作部10は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)の表示面と一体的に形成されたタッチパネル、テンキー、スタート釦、およびストップ釦等を備える。ユーザは、操作部10を操作して、原稿設定、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定、片面/両面設定、用紙設定、ページ差し替え機能などの印刷に関する設定を行うことができる。また、操作部10は、ファックスやスキャンやボックス等に関する設定の機能も備える。
自動原稿給紙部20は、ADF(Auto Document Feeder)とも呼ばれ、ADF用給紙トレイ21とADF用排出トレイ22を備え、原稿を読み取るために自動で原稿を給紙する装置である。ADF用給紙トレイ21にセットされた原稿は、例えば操作部10にあるスタート釦の押下を契機に、下記する読取部の原稿読取用スリットガラス31の位置まで搬送され、原稿の画像データが読み取られる。その後、原稿はADF用排出トレイ22に排出される。
読取部30は、原稿読取用スリットガラス31、プラテンガラス32、CCD(Charge Coupled Device)33、複数のレンズ、および光源を備え、ADF用給紙トレイ21から原稿読取用スリットガラス31に搬送された原稿やプラテンガラス32に置かれた原稿の画像データを取得する。
具体的には、自動原稿給紙装置20を使用する場合、ADF用給紙トレイ21に置かれた原稿束から原稿が1枚ずつ読取部30の原稿読取用スリットガラス31に搬送される。そして、光源がその原稿に光を照射し、CCD33が原稿から反射した反射光を受けることで原稿の画像データが読取られる。また、プラテンガラス32に原稿がある場合、光源がその原稿に光を照射し、CCD33がその原稿から反射した反射光を受けることで原稿の画像データが読み取られる。このように取得された画像データは、印刷用データとして下記する記憶部としてのハードディスク104に記憶される。
画像形成部40は、イエロー色の画像を形成する第1画像形成部40Y、マゼンタ色の画像を形成する第2画像形成部40M、シアン色の画像を形成する第3画像形成部40C、および黒色の画像を形成する第4画像形成部40Kを有する。また、画像形成部40は、第1画像形成部40Y〜第4画像形成部40Kにより形成された画像を保持する保持部としての中間転写ベルトITB、中間転写ベルトITB上にある画像を記録媒体としての用紙Pに転写するためのニップ部Nを形成する第1ニップ作成ローラ47と第2ニップ作成ローラ48、および転写後に中間転写ベルトITBに残ったトナーを回収するクリーナー部49も備える。
定着部50は、加熱ローラ51、定着ローラ52、加熱ローラ51と定着ローラ52によって張られる定着ベルト53、および定着ベルト53を介して定着ローラ52と対向した位置にある加圧ローラ54とを備える。
以下、画像形成部40と定着部50とが用紙Pに画像を形成する際の電子写真方式について説明する。この説明においては、第1画像形成部40Y〜第4画像形成部40Kまで同様な機能を果たすため、第1画像形成部40Yを代表して説明する。
第1画像形成部40Yは、感光体ドラム41Y、帯電手段42Y、露光手段43Y、現像手段44Y、転写手段45Y、およびクリーニング手段46Yを備える。イエロー色の画像を形成する場合、帯電手段42Yにより帯電された感光体ドラム41Yは、印刷用データに基づいて露光手段43Yから発せられるレーザービームにより露光走査される。これにより、感光体ドラム41Yには静電潜像が形成される。次いで、感光体ドラム41Yは、現像手段44Yでイエロー色のトナーを吸着し、転写手段45Yでこの画像を中間転写ベルトITBに転写(所謂、1次転写)を行う。
その後、中間転写ベルトITB上にあるイエロー色の画像には、第2画像形成部40M、第3画像形成部40C、第4画像形成部40Kでそれぞれ形成された各色の画像が重ね合わされる。このように重ね合わされた画像は、中間転写ベルトITBに保持された状態でニップ部Nまで送られ、下記する給紙部60から搬送されてきた用紙Pに転写(所謂、2次転写)される。そして、定着部50は、この用紙Pに対して熱と圧力を加え、用紙Pに画像を定着する。
給紙部60は、収納部として種々の用紙Pを収納するために複数の用紙トレイ61〜63、各用紙トレイから用紙Pを給紙するためのピックアップローラ61PR〜63PR、および各用紙トレイにおける用紙Pの二重搬送を防止するための捌きローラ61FR〜63FRを備える。用紙トレイ63は手差し用紙トレイである。本発明の第1の実施形態においては、用紙トレイを3つ備えることとするがこれに限定されない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収納することができる大容量給紙装置を単数又は複数設置させてもよい。
搬送部70は、用紙トレイ61、62、63のそれぞれからニップ部Nに至る搬送路R1、定着部50から画像形成装置1aの外に用紙Pを排出するための排出搬送路R2、および複数の搬送ローラ対として搬送ローラ対71〜79を有する。給紙部60から給紙された用紙Pは、搬送路R1上にある搬送ローラ対71〜78のうち搬送に必要な搬送ローラ対により、2次転写が行われニップ部Nに搬送される。その後、定着部50により画像が定着された用紙Pを装置外に排出する場合には、排出搬送路R2上にある搬送ローラ対79がこの用紙Pを機外に排出する。
搬送ローラ対75〜77は、用紙Pを搬送するためのローラ対であり、用紙搬送中、すなわち画像形成部40が画像形成を実行している間にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有する。具体的には、搬送路R1にある用紙Pを挟んだ状態で搬送ローラ対77が揺動する場合には、搬送ローラ対75、76の圧接は下記するCPU101によりそれぞれ解除される。一方、搬送ローラ対77が揺動しない場合には、搬送ローラ対75、76の圧接はともに解除されない。また、搬送ローラ対76は、搬送中の用紙Pを搬送ローラ対77に突き当てることで用紙Pにループを形成するためのローラ対であり、ループ作成ローラ対と称されるものである。これ以降、搬送ローラ対76をループ作成ローラ対76と称する。搬送ローラ対77は、用紙Pを挟んだ状態で用紙搬送方向に垂直な方向である用紙幅方向に揺動可能なローラ対であり、レジストローラ対と称されるものである。これ以降、搬送ローラ対77をレジストローラ対77と称する。なお、ローラ対の圧接および圧接を解除するための機構は、例えばローラ軸に接するカム、および当該カムを回転させるためのモータとからなる。この詳細な説明については、周知であるため省略する。
また、搬送ローラ対75とループ作成ローラ対76は、用紙搬送方向である用紙搬送方向に対してレジストローラ対77よりも上流側にあるローラ対であって、そのローラ対の圧接及び該圧接の解除が可能である。すなわち、搬送ローラ対75とループ作成ローラ対76は、本発明の第1ローラ対にそれぞれ相当する。
一方、搬送ローラ対71〜74、78、79は、用紙Pを搬送するためのローラ対であるが、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有さない。特に、これらの搬送ローラ対のうち搬送ローラ対74は、用紙搬送方向に対して上記の第1ローラ対よりも上流側かつ最も画像形成部40寄りにあるローラ対であって、画像形成部40が画像形成を実行している間は該ローラ対が圧接した状態にある。すなわち、搬送ローラ対74は、本発明の第2ローラ対に相当する。
再搬送部80は、定着部50から送り出された用紙Pが画像形成装置1a内を循環してニップ部Nに再度搬送されるための再搬送路R3、複数の再搬送ローラ対として再搬送ローラ対81〜89、ループ作成ローラ対76、およびレジストローラ対77を有する。また、再搬送路R3は、第1ローラ対としてのループ作成ローラ対76と、第2ローラ対としての搬送ローラ対74との間にある合流位置P1で搬送路R1に合流している。定着部50により画像が定着された用紙Pをニップ部Nに再度搬送する場合、すなわち用紙Pの両面に画像を形成する場合には、用紙Pは、再搬送ローラ対81〜89、ループ作成ローラ対76、およびレジストローラ対77により、2次転写が行われニップ部Nに再度搬送される。
再搬送ローラ対81〜87は、用紙Pを搬送するためのローラ対であり、用紙搬送中、すなわち画像形成部40が用紙Pに画像を形成している間にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有さない。これらの再搬送ローラ対のうち再搬送ローラ対84と再搬送ローラ対85は、それぞれのローラ対の回転を反転することで、用紙Pをスイッチバックさせて再搬送ローラ対86の方に用紙Pを搬送する機能を有する。また、これらの再搬送ローラ対のうち再搬送ローラ対87は、再搬送路R3において、画像形成部40が画像形成を実行している間は該ローラ対が圧接している状態にあり、用紙搬送方向に対して最も画像形成部40寄りにある。すなわち、再搬送ローラ対87は、本発明の第3ローラ対に相当する。
一方、再搬送ローラ対88、89は、用紙Pを搬送するためのローラ対であるが、用紙Pを搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有する。具体的には、再搬送路R3にある用紙Pを挟んだ状態でレジストローラ対77が揺動する場合には、搬送ローラ対76に加えて再搬送ローラ対88、89の圧接は下記するCPU101によりそれぞれ解除される。一方、レジストローラ対77が揺動しない場合には、搬送ローラ対76に加えて再搬送ローラ対88、89の圧接はともに解除されない。また、再搬送ローラ対88、89は、用紙Pを揺動する際に圧接を解除する。なお、この機構については、搬送ローラ対の場合と同様、その詳細な説明を省略する。また、再搬送ローラ対88、89は、合流位置P1と上記の第3ローラ対との間にあり、圧接及び該圧接の解除が可能である。すなわち、再搬送ローラ対88、89は、本発明の第4ローラ対に相当する。ただし、再搬送ローラ対88、89は、必須の構成ではなく、また装置の仕様によって第4ローラ対を増減してよい。
第1検出部SE1と第2検出部SE2は、用紙幅方向における基準位置からの用紙Pの片寄り量を検出するセンサである。本発明の第1の実施形態において、第1検出部SE1と第2検出部SE2は、用紙搬送方向に対して基準位置から右側への用紙Pの片寄り量をプラス、左側への片寄り量をマイナスとして検出する。これらのセンサには、光電変換素子をライン状に配置したラインセンサ、または光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサが使用される。
第1検出部SE1は、用紙Pが用紙搬送方向に対して画像形成位置であるニップ部Nよりも上流側であってレジストローラ対77の下流側に位置している。換言すると、第1検出部SE1は、ニップ部Nとレジストローラ対77との間にある搬送路R1上に設けられている。第1検出部SE1は、この第1検出部SE1の検出位置でレジストローラ対77を抜けた用紙Pの片寄り量を検出する。検出された片寄り量は、下記するCPU101が用紙Pへの画像の書込み位置を補正する際に用いられる。
第2検出部SE2は、再搬送ローラ対84と再搬送ローラ対86の間にある再搬送路R3上に設けられている。第2検出部SE2は、再搬送ローラ対84と再搬送ローラ対85によりスイッチバックされた用紙Pの片寄り量を検出する。検出された片寄り量は、用紙Pへの画像の書込み位置を補正する方法の一つである、画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングを変更する際に用いられる。また、第2検出部SE2は、画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングを変更するのに必要な時間を考慮した位置に設けられる必要がある。例えば、再搬送路R3におけるニップ部Nから第2検出部SE2までの距離が、中間転写ベルトITB上に第1画像形成部40Yが画像を転写する1次転写位置からニップ部Nまでの距離よりも長くなるように、第2検出部SE2は位置している。
次に、搬送路R1上にある搬送ローラ対74の位置、搬送ローラ対78の位置、および再搬送路R3上にある再搬送ローラ対87の位置について説明する。
搬送ローラ対74は、上記した通り、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有していない。そのため、用紙Pの第1面への画像形成前にレジストローラ対77が揺動を行う際に、搬送ローラ対74が用紙Pを挟んでいると、用紙Pに折れ曲がりや破れなどが発生する。そこで、本発明の第1の実施形態においては、搬送ローラ対74が用紙Pを挟んでいる状態では、用紙Pの第1面への画像形成前にレジストローラ対77の揺動を行わない。すなわち、第1検出部SE1により用紙Pの第1面における片寄り量を検出した後に、レジストローラ対77の揺動を行える用紙サイズと、レジストローラ対77の揺動を行えない用紙サイズが存在する。本発明の第1の実施形態においては、レジストローラ対77の揺動を行える最大の用紙サイズがA3(420mm×297mm)である。そのため、搬送路R1における第1検出部SE1から搬送ローラ対74までの搬送路長を、例えば470mmとする。この搬送路長は、用紙トレイ61または62を使用した場合の第1基準長さとして下記するROM102に記憶されている。なお、第1基準長さは、装置の仕様によって適宜変更可能である。
同様に、搬送ローラ対78は、上記した通り、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有していない。そのため、用紙Pの第1面への画像形成前にレジストローラ対77が揺動を行う際に、搬送ローラ対78が用紙Pを挟んでいると、用紙Pに折れ曲がりや破れなどが発生する。そこで、本発明の第1の実施形態においては、搬送ローラ対78が用紙Pを挟んでいる状態では、用紙Pの第1面への画像形成前にレジストローラ対77の揺動を行わない。すなわち、第1検出部SE1により用紙Pの第1面における片寄り量を検出した後に、レジストローラ対77の揺動を行える用紙サイズと、レジストローラ対77の揺動を行えない用紙サイズが存在する。本発明の第1の実施形態においては、レジストローラ対77の揺動を行える最大の用紙サイズがA3(420mm×297mm)である。そのため、搬送路R1における第1検出部SE1から搬送ローラ対74までの搬送路長を、例えば430mmとする。この搬送路長は、用紙トレイ63を使用した場合の第1基準長さとして下記するROM102に記憶されている。なお、第1基準長さは、装置の仕様によって適宜変更可能である。
同様に、再搬送ローラ対87は、上記した通り、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有していない。そのため、用紙Pの第1面への画像形成後であってこの用紙Pの第2面への画像形成前にレジストローラ対77が揺動を行う際に、再搬送ローラ対87が用紙Pを挟んでいると、用紙Pに折れ曲がりや破れなどが発生する。そこで、本発明の第1の実施形態においては、再搬送ローラ対87が用紙Pを挟んでいる状態では、用紙Pの第2面への画像形成前にレジストローラ対77の揺動を行わない。すなわち、第1検出部SE1により用紙Pの第2面における片寄り量を検出した後に、レジストローラ対77の揺動を行える用紙サイズと、レジストローラ対77の揺動を行えない用紙サイズが存在する。本発明の第1の実施形態においては、レジストローラ対77の揺動を行える用紙サイズがA3(420mm×297mm)である。そのため、再搬送路R2における合流位置P1を経由した第1検出部SE1から再搬送ローラ対87までの搬送路長を、例えば470mmとする。この搬送路長は、第2基準長さとして下記するROM102に記憶されている。なお、第2基準長さは、適宜変更可能であり、また第1搬送長さと同じ距離でなくてもよい。
図2は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ハードディスク104、ネットワークインターフェース105、操作部10、自動原稿給紙部20、読取部30、画像形成部40、定着部50、給紙部60、搬送部70、再搬送部80、第1検出部SE1、および第2検出部SE2を備える。これらはお互いにバス90を介して接続されている。
CPU101は、上記した各部を統括的に制御する制御部としての機能を有する。また、CPU101は、ROM102に記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAM103に展開し、当該RAM103に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。例えば、CPU101は画像の書込み位置を補正するためのプログラムを実行する。また、ROM102は、例えば、上記の各種プログラム、第1基準長さ、第2基準長さ、および各種データを記憶し、RAM103は作業領域として一時的にこれらのプログラムデータを記憶する。ハードディスク104は、印刷用データ、下記する用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定に関するプログラム等を記憶する。なお、これらのデータを他の記憶媒体に記憶させてもよい。例えば、ROM102が画像の書込み位置を補正するためのプログラムを記憶してもよい。
ネットワークインターフェース105は、NIC(Network Interface Card)、MODEM(Modulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを備え、外部機器との接続を行う。例えば、ネットワークインターフェース105は、外部機器であるパーソナルコンピュータと接続され、当該パーソナルコンピュータからページ記述言語であるPDL(Page description Language)からなる印刷データを受信する。なお、受信された印刷データは、ラスタライズされたビットマップ形式の印刷用データに変換される。また、接続される外部機器は複数あってもよく、外部機器としてパーソナルコンピュータ以外にも他の複合機、プリンタ、プリントサーバーなどでもよい。
次に、用紙Pの両面に画像を形成する際のモードについて説明する。本発明の実施形態においては、2つのモードがあり、いずれかのモードが操作部10を介して、またはネットワークインターフェース105を介して接続されたパーソナルコンピュータ上にあるプリンタドライバを介してユーザにより設定される。2つのモードの違いは、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動できない場合において、用紙Pの第2面に画像を形成するにあたり、用紙Pの第1面に関する片寄り量であるdxが考慮されるか否かである。
図3(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態における第1モードと第2モードを説明するための用紙Pの模式図である。各図中の用紙Pは、画像形成装置1aの上方から下方に向ってニップ部Nから送り出された用紙Pを見た際のものである。また、図中の矢印は、用紙搬送方向を示している。また、各図中に破線で示す画像と実線で示す画像の大きさは、用紙Pの余白以外の領域と同じ大きさであるとする。
図3(a)は、用紙Pの第1面への画像形成前にレジストローラ対77の揺動を行わずに、その用紙Pの第1面に画像が形成された際の用紙Pの模式図である。図3(a)において、用紙Pの内側にある実線は実際に用紙Pの第1面に形成された画像を示し、用紙Pの内側にある破線は仮にレジストローラ対77で揺動を行うとして用紙Pの第1面に形成される画像を示している。また、図3(a)のxは、用紙Pの第1面において、ユーザにより予め設定された、用紙搬送方向に対して左側にある用紙Pの余白を示しており、換言すると、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端から破線で示す画像の左端までの距離である。また、図3(a)のx−dxは、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端から実際に用紙Pの第1面に形成された画像の左端までの距離である。すなわち、レジストローラ対77が揺動を行う場合と揺動を行わない場合とで、用紙Pの第1面に形成される画像の位置は、用紙幅方向に関してdxだけ異なる。なぜならば、レジストローラ対77が揺動を行う場合には、第1検出部SE1は用紙Pの第1面に画像が形成される前に、その用紙Pの用紙幅方向における基準位置からの片寄り量を検出することで用紙Pの第1面に関する片寄り量dxを検出し、レジストローラ対77は用紙幅方向に用紙Pを挟んだ状態でdxだけ揺動するからである。
図3(b)は第1モードを説明するための用紙Pの模式図、図3(c)は第2モードを説明するための用紙Pの模式図である。図3(b)と(c)において、用紙Pの内側にある実線は、用紙Pの第1面に画像が形成された後に実際にその用紙Pの第2面に形成された画像を示している。また、図3(b)と(c)のxは、用紙Pの第2面において、ユーザにより予め設定された、用紙搬送方向に対して左側にある用紙Pの余白を示している。
上記したxとxは、ユーザにより任意に設定可能である。例えば、xとxは、操作部10、またはネットワークインターフェース105を介して接続されたパーソナルコンピュータ上にあるプリンタドライバを介してユーザにより設定される。以下の説明では、用紙Pの第1面とその用紙Pの第2面における余白は同じとする。すなわち、x=xとする。
まず、第1モードについて図3(a)と(b)に基づいて説明する。
第1モードは、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動できない場合において、用紙Pの第2面に画像を形成するにあたり、用紙Pの第1面に関する片寄り量であるdxが考慮されるモードである。具体的には、第1モードでは、第1検出部SE1は用紙Pの第1面に関する片寄り量dxを検出する。その後、第1検出部SE1または第2検出部SE2は、用紙Pの第1面に画像が形成された後であってその用紙Pの第2面に画像が形成される前に、その用紙Pの用紙幅方向における基準位置からの片寄り量を検出することで用紙Pの第2面に関する片寄り量dxを検出する。そして、検出された用紙Pの第1面に関する片寄り量dxと用紙Pの第2面に関する片寄り量dxとに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。これにより、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端から実際に用紙Pの第2面に形成された画像の左端までの距離がx−dxとなる。なお、用紙Pの第2面への画像の書込み位置を補正する方法は、例えば、レジストローラ対77による揺動、および画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングの変更の2つがある。これらの詳細については、下記する。
次に、第2モードについて図3(a)と(c)に基づいて説明する。
図3(c)は、第2モードを説明するための用紙Pの模式図である。
第2モードは、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動できない場合において、用紙Pの第2面に画像を形成するにあたり、用紙Pの第1面に関する片寄り量であるdxを考慮せずに、ユーザの設定した位置に画像を形成するモードである。具体的には、第2モードでは、第1検出部SE1または第2検出部SE2は用紙Pの第2面に関する片寄り量dxを検出する。そして、検出された用紙Pの第2面に関する片寄り量dxのみに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。これにより、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端から実際に用紙Pの第2面に形成された画像の左端までの距離がxとなる。なお、用紙Pの第2面への画像の書込み位置を補正する方法は、例えば、レジストローラ対77による揺動、および画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングの変更の2つがある。これらの詳細については、下記する。
次に、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定に関するCPU101の処理について、図4に基づいて説明する。本発明の実施形態においては、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定が6つある。具体的には、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動可能の場合に関して2つの動作があり、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能の場合に関して4つの動作がある。前者においては、用紙Pの第1面と第2面は、ユーザが指定した位置に形成されるため、上記モードは使用されない。一方、後者においては、上記した2つのモードのうち何れかが適用される。なお、それぞれの動作に関するプログラムは、ハードディスク104に記憶されている。
図4は、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定に関するCPU101の処理を示すフローチャートである。
CPU101は、操作部10、またはネットワークインターフェース105を介して接続されたパーソナルコンピュータ上にあるプリンタドライバにより指定された用紙サイズを取得する(S101)。そして、CPU101は、その用紙サイズが用紙Pの第1面への画像形成前に揺動可能な用紙サイズであるか否かを判断する(S102)。
S102において、CPU101は、用紙Pの第1面での揺動可能と判断すると(S102で「Yes」)、その用紙サイズが用紙Pの第2面への画像形成前に揺動可能な用紙サイズであるか否かを判断する(S103)。CPU101は、用紙Pの第2面でも揺動可能と判断すると(S103で「Yes」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第1動作に設定する(S104)。一方、CPU101は、用紙Pの第2面での揺動不可能と判断すると(S103で「No」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第2動作に設定する(S105)。
一方、S102において、CPU101は、用紙Pの第1面での揺動不可能と判断すると(S102で「No」)、その用紙サイズが用紙Pの第2面への画像形成前に揺動可能な用紙サイズであるか否かを判断する(S106)。
S106において、CPU101は、用紙Pの第2面での揺動可能と判断すると(S106で「Yes」)、続けて第1モードが選択されているか否かの判断を行う(S107)。CPU101は、第1モードが選択されていると判断すると(S107で「Yes」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第3動作に設定する(S108)。一方、CPU101は、第1モードが選択されていない、すなわち第2モードが選択されていると判断すると(S107で「No」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第4動作に設定する(S109)。
一方、S106において、CPU101は、用紙Pの第2面での揺動不可能と判断すると(S106で「No」)、続けて第1モードが選択されているか否かの判断を行う(S110)。CPU101は、第1モードが選択されていると判断すると(S110で「Yes」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第5動作に設定する(S111)。一方、CPU101は、第1モードが選択されていない、すなわち第2モードが選択されていると判断すると(S110で「Yes」)、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作を第6動作に設定する(S112)。
続いて、上記のように設定された動作について図5と図6に基づいて説明する。
図5は、各動作における(a)第1検出部SE1での片寄り状態、(b)用紙Pの第1面の画像形成後の片寄り状態、(c)第2検出部SE2での片寄り状態、および(d)用紙Pの第2面の画像形成後の片寄り状態を示す用紙Pの模式図である。図5中の(b)と(d)に示す用紙Pは、画像形成装置1aの上方から下方に向ってニップ部Nから送り出された用紙Pを見た際のものである。図5における符号の説明は、図3と同じであるため省略する。また、図3と同様、図5における用紙搬送方向は、図面に向って右から左とする。
図6は、各動作の際に用いる片寄り量を説明するための説明図である。図6において、「○」は対応する検出部の片寄り量を使用、「×」は対応する検出部の片寄り量を使用しないことを示している。また、図6において、「第2検出部SE2による用第2面の片寄り量dx」と「第1検出部SE1による第2面の片寄り量dx」との両方に「○」がある動作については、いずれかの用紙Pの第2面の片寄り量dxを使用すればよいことを示している。
第1動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動可能、かつ用紙Pの第2面への画像形成前に揺動可能な場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。
第1動作について具体的に説明する。(a)において、第1検出部SE1は、用紙Pの第1面に関する片寄り量dxを検出する。(b)において、用紙PはCPU101によりレジストローラ対77がその用紙Pを挟んだ状態で用紙幅方向にdxだけ揺動されることで基準位置に戻された後、画像形成部40によりその用紙Pの第1面に画像が形成される。そのため、用紙Pの第1面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。(c)において、第1検出部SE1または第2検出部SE2は、用紙Pの第2面に関する片寄り量dxを検出する。(d)において、用紙Pは、CPU101によりレジストローラ対77がその用紙Pを挟んだ状態で用紙幅方向にdxだけ揺動されることで基準位置に戻された後、画像形成部40によりその用紙Pの第2面の画像が形成される。これにより、用紙Pの第2面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。このように、第1動作においては、用紙Pの第1面の画像形成前および用紙Pの第2面の画像形成前の両方でレジストローラ対77が揺動できるため、用紙Pの第1面と第2面は、ユーザが指定した位置に形成される。
第2動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動可能、かつ用紙Pの第2面への画像形成前に揺動不可能な場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。なお、第2動作における(a)〜(c)は、第1動作と同じであるため、説明を省略する。
第2動作について具体的に説明する。(d)において、用紙Pは、用紙Pの第2面への画像形成前に揺動不可能であるためレジストローラ対77による揺動が行われないので、用紙Pの左端が基準位置からdxだけ離れたところに位置した状態で画像形成部40によりその用紙Pの第2面の画像が形成される。その際に、用紙Pの第2面の画像は、CPU101により画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングが用紙幅方向に関して片寄り量dxに相当する時間だけ補正されることで、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。すなわち、CPU101は、本発明の補正部にも相当する。このように、第2動作においては、用紙Pの第1面の画像形成前でのレジストローラ対77の揺動、および用紙Pの第2面の画像形成の際に画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングの変更により、用紙Pの第1面と第2面は、ユーザが指定した位置に形成される。
第3動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能、用紙Pの第2面への画像形成前に揺動可能、かつ第1モードの場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。
第3動作について具体的に説明する。(a)において、第1検出部SE1は、用紙Pの第1面に関する片寄り量dxを検出する。(b)において、用紙Pは、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能であるためレジストローラ対77による揺動が行われないので、用紙Pの左端が基準位置からdxだけ離れたところに位置した状態で用紙Pの第1面の画像が形成される。その際に、用紙Pの第1面の画像は、画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングが間に合わないため、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からx−dxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。(c)において、第2検出部SE2は、用紙Pの第2面に関する片寄り量dxを検出する。(d)において、第3動作が第1モードであるため、用紙Pの第1面に関する片寄り量dxと用紙Pの第2面に関する片寄り量dxとに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。すなわち、用紙Pは、CPU101によりレジストローラ対77がその用紙Pを挟んだ状態で用紙幅方向にdx−dxだけ揺動した後、画像形成部40によりその用紙Pの第2面に画像が形成される。これにより、用紙Pの第2面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からx−dxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。このように、第3動作においては、例えば、用紙Pの第1面の画像に合わせて用紙Pの第2面の画像を形成することができる。これにより、コストや装置の組み立ての工数を抑制しつつも、用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを重視する製本印刷において見栄えの良い製品をユーザに提供することができる。
以下、第4動作〜第6動作における(a)〜(c)は、第3動作と同じであるため、説明を省略する。
第4動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能、用紙Pの第2面への画像形成前に揺動可能、かつ第2モードの場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。
第4動作について具体的に説明する。(d)において、第4動作が第2モードであるため、用紙Pの第2面に関する片寄り量dxのみに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。すなわち、用紙Pは、CPU101によりレジストローラ対77がその用紙Pを挟んだ状態で用紙幅方向にdxだけ揺動した後、画像形成部40によりその用紙Pの第2面に画像が形成される。これにより、用紙Pの第2面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。このように、第4動作においては、例えば、用紙Pの第1面の画像に合わせずに用紙Pの第2面の画像を形成することができる。これにより、コストや装置の組み立ての工数を抑制しつつも、例えば用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを製本印刷よりも重視しない両面広告の印刷において、一定品質を確保した製品をユーザに提供することができる。
第5動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能、用紙Pの第2面への画像形成前に揺動不可能、かつ第1モードの場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。
第5動作について具体的に説明する。(d)において、第5動作が第1モードであるため、用紙Pの第1面に関する片寄り量dxと用紙Pの第2面に関する片寄り量dxとに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。すなわち、用紙Pは、CPU101により画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングが用紙幅方向に関してdx−dxに相当する時間だけ補正された後、画像形成部40によりその用紙Pの第2面に画像が形成される。これにより、用紙Pの第2面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からx−dxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。このように、第5動作においては、例えば、用紙Pの第1面の画像に合わせて用紙Pの第2面の画像を形成することができる。これにより、コストや装置の組み立ての工数を抑制しつつも、用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを重視する製本印刷において見栄えの良い製品をユーザに提供することができる。
第6動作は、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能、用紙Pの第2面への画像形成前に揺動不可能、かつ第2モードの場合における、CPU101が用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作である。
第6動作について具体的に説明する。(d)において、第6動作が第2モードであるため、用紙Pの第2面に関する片寄り量dxのみに基づいて、その用紙Pの第2面への画像の書込み位置が補正される。すなわち、用紙Pは、CPU101により画像形成部40における露光部43Y〜43Kの書込みタイミングが用紙幅方向に関してdxに相当する時間だけ補正された後、画像形成部40によりその用紙Pの第2面に画像が形成される。これにより、用紙Pの第2面の画像は、用紙搬送方向に対して用紙Pの左端からxだけ離れた位置に画像の左端がくるように形成される。このように、第6動作においては、例えば、用紙Pの第1面の画像に合わせずに用紙Pの第2面の画像を形成することができる。これにより、コストや装置の組み立ての工数を抑制しつつも、例えば用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを製本印刷よりも重視しない両面広告の印刷において、一定品質を確保した製品をユーザに提供することができる。
このように、本発明の第1の実施形態においては、搬送路R1に、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有していない搬送ローラ対を備えることで、コストや装置の組み立ての工数を抑制することができる。
また、本発明の第1の実施形態においては、搬送路R1に加えて再搬送路R3に、用紙搬送中にローラ対の圧接および圧接を解除するための機構を有していない再搬送ローラ対を備えることで、コストや装置の組み立ての工数をさらに抑制することができる。
さらに、本発明の第1の実施形態においては、第1モードと第2モードの少なくとも何れかのモードを備えることで、用紙Pの第1面への画像形成前に揺動不可能なために用紙Pの第1面の画像が所望の位置に形成されない場合でも、ユーザのニーズに合った製品を提供することができる。例えば、第1モードでは、用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを重視する製本印刷において見栄えの良い製品をユーザに提供することができる。また、第2モードでは、用紙Pの第1面と第2面の画像の位置合わせを製本印刷よりも重視しない両面広告の印刷において、一定品質を確保した製品をユーザに提供することができる。
最後に、本発明の第2の実施形態について図7に基づいて説明する。
図7は、第2の実施形態における画像形成装置1bの概略図である。本発明の第1の実施形態と同様な機能を備える部分については、図1と同じ番号を付し、その説明を省略する。
本発明の第1と第2の実施形態における相違は、搬送路R1と再搬送路R3の合流する位置が異なる点である。具体的には、本発明の第1の実施形態においては、再搬送路R3は、第1ローラ対としてのループ作成ローラ対76と、第2ローラ対としての搬送ローラ対74との間で搬送路R1に合流する。一方、本発明の第1の実施形態においては、再搬送路R3は、レジストローラ対77と、第1ローラ対としてのループ作成ローラ対76との間にある合流位置P2で搬送路R1に合流する。
また、搬送路R1と再搬送路R3の合流する位置が変更したことで、第4ローラ対の数が変化している点である。すなわち、本発明の第2の実施形態においては、再搬送ローラ対88が、再搬送路における合流位置P2と第3ローラ対としての再搬送ローラ対87との間に位置し、圧接及び該圧接の解除が可能なローラ対として機能する。すなわち、再搬送ローラ対88が、本発明の第4ローラ対に相当する。なお、第4ローラ対の数は、装置の仕様によって第4ローラ対を増減してよい。
画像形成装置1bは、上記の通り画像形成装置1aと違いがあるが、画像形成装置1aと同様、用紙Pの第2面に画像を形成する際の動作設定がCPU101により行われる。そして、CPU101は、設定された第1動作〜第6動作のいずれかの動作に応じた処理を実行する。そのため、本発明の第2の実施形態においても、本発明の第1の実施形態で奏する効果と同等の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施形態においては、カラーの画像を用紙に形成する画像形成装置について記載したが、モノクロの画像を用紙に形成する画像形成装置に本発明を適用してもよい。
また、本発明の実施形態においては、画像形成の方式が電子写真方式である画像形成装置について説明したが、インクジェット方式の画像形成装置に本発明を適用してもよい。その場合、本発明の実施形態においては、検出部により用紙幅方向における基準位置からの用紙の片寄り量を検出し、検出された片寄り量に基づいて露光部43Y〜43Kの書込みタイミングを変更したが、この代わりに、例えば、インクジェットのヘッドを片寄り量に基づいて用紙幅方向に移動させてもよい。
1a、1b 画像形成装置
10 操作部
20 自動原稿給紙装置
30 読取部
40 画像形成部
40Y 第1画像形成部
40M 第2画像形成部
40C 第3画像形成部
40K 第4画像形成部
N ニップ部
ITB 中間転写ベルト
50 定着部
60 給紙部
70 搬送部
74 搬送ローラ対(第2ローラ対)
75 搬送ローラ対(第1ローラ対)
76 ループ作成ローラ対(第1ローラ対)
77 レジストローラ対
87 再搬送ローラ対(第3ローラ対)
88 再搬送ローラ対(第4ローラ対)
80 再搬送部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 ハードディスク
105 ネットワークインターフェース
SE1 第1検出部
SE2 第2検出部

Claims (9)

  1. 画像形成位置にて用紙に画像を形成する画像形成部、および前記画像形成部により前記用紙への画像形成が実行される前に、前記用紙の用紙搬送方向に垂直な方向である用紙幅方向に該用紙を挟んだ状態で揺動する機能を備える画像形成装置であって、
    用紙を給紙する給紙部と、
    前記給紙部から前記画像形成位置に至る搬送路と、
    前記用紙搬送方向に対して前記画像形成位置よりも上流側にあり、前記搬送路を通る用紙における、基準位置から前記用紙幅方向への片寄り量を検出する第1検出部と、
    前記用紙搬送方向に対して前記第1検出部よりも上流側にあるローラ対であって、用紙を挟んだ状態で前記用紙幅方向に揺動が可能なレジストローラ対と、
    前記用紙搬送方向に対して前記レジストローラ対よりも上流側にあるローラ対であって、そのローラ対の圧接及び該圧接の解除が可能な第1ローラ対と、
    前記用紙搬送方向に対して前記第1ローラ対よりも上流側かつ最も前記画像形成部寄りにあるローラ対であって、前記画像形成部が画像形成を実行している間は該ローラ対が圧接した状態にある第2ローラ対と、
    前記第1ローラ対が圧接を解除している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記第1ローラ対が圧接している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対の揺動を制御する制御部と、を備え、
    前記搬送路における前記第1検出部から前記第2ローラ対までの搬送路長を第1基準長さとし、
    前記制御部は、前記搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第1基準長さよりも短い場合には前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第1基準長さ以上の場合には前記第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙を反転した後に、該用紙を前記画像形成位置に再度搬送するための経路である再搬送路と、
    前記再搬送路において、前記画像形成部が画像形成を実行している間は圧接している状態にあり、前記用紙搬送方向に対して最も前記画像形成部寄りにある第3ローラ対と、を備え、
    前記再搬送路は、前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間で前記搬送路に合流しており、
    前記再搬送路における前記第1検出部から前記第3ローラ対までの搬送路長を第2基準長さとし、
    前記制御部は、前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さよりも短い場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さ以上の場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙を反転した後に、該用紙を前記画像形成位置に再度搬送するための経路である再搬送路と、
    前記再搬送路において、前記画像形成部が画像形成を実行している間は圧接している状態にあり、前記用紙搬送方向に対して最も前記画像形成部寄りにある第3ローラ対と、
    前記再搬送路は、前記レジストローラ対と前記第1ローラ対との間にある合流位置で前記搬送路に合流しており、
    前記再搬送路における前記合流位置と前記第3ローラ対との間には、圧接及び該圧接の解除が可能な第4ローラ対があり、
    前記再搬送路における前記第1検出部から前記第3ローラ対までの搬送路長を第2基準長さとし、
    前記制御部は、前記第4ローラ対が圧接を解除している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記第4ローラ対が圧接している場合には用紙を挟んだ状態で前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御し、
    さらに、前記制御部は、前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さよりも短い場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動し、かつ前記再搬送路を通る用紙における前記用紙搬送方向の長さが前記第2基準長さ以上の場合には該用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しないように、前記レジストローラ対を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記再搬送路にあり、前記画像形成部により用紙の第1面への画像が形成された該用紙における、基準位置から前記用紙幅方向への片寄り量を検出する第2検出部と、
    前記第2検出部により前記片寄り量が検出された前記用紙の第2面における、前記用紙幅方向の画像の書込み位置を補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、前記用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対が揺動しない場合には、前記第2検出部により検出された前記第2面に関する片寄り量に基づいて前記画像形成部による前記第2面への画像の書込み位置を補正する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正部は、前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しない場合には、前記第1検出部により検出された前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とのうち少なくとも後者の片寄り量に基づいて前記画像形成部による前記第2面への画像の書込み位置を補正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第1モードと、前記第2面に関する片寄り量のみに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第2モードと、を備え、
    前記補正部は、前記第1モードまたは前記第2モードに基づいて前記画像形成部を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記用紙の第1面への画像形成後であって該用紙の第2面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動する場合には、前記第1検出部または前記第2検出部により検出された前記第2面に関する片寄り量に基づいて前記レジストローラ対を揺動することで前記第2面への画像の書込み位置を補正する
    ことを特徴とする請求項2〜請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記用紙の第1面への画像形成前に前記レジストローラ対を揺動しない場合には、前記第1検出部により検出された前記第1面に関する片寄り量と、前記第2面に関する片寄り量とのうち少なくとも後者の片寄り量に基づいて前記レジストローラ対を揺動することで前記第2面への画像の書込み位置を補正する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1面に関する片寄り量と前記第2面に関する片寄り量とに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第1モードと、前記第2面に関する片寄り量のみに基づいて前記第2面への画像の書込み位置を補正する第2モードと、を備え、
    前記制御部は、前記第1モードまたは前記第2モードに基づいて前記レジストローラ対を制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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