JP3498243B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP3498243B2 JP2000123975A JP2000123975A JP3498243B2 JP 3498243 B2 JP3498243 B2 JP 3498243B2 JP 2000123975 A JP2000123975 A JP 2000123975A JP 2000123975 A JP2000123975 A JP 2000123975A JP 3498243 B2 JP3498243 B2 JP 3498243B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離ローラ対と、
分離ローラ対の下流側に配置されたレジストローラ対
と、レジストローラ対の下流側に配置された複数の搬送
ローラ対と、レジストローラ対を回転駆動する、給紙駆
動源を含む給紙駆動手段と、複数の搬送ローラ対を回転
駆動する、搬送駆動源を含む搬送駆動手段と、給紙駆動
源及び搬送駆動源の作動を制御する制御手段とを備えた
原稿搬送装置、更に詳しくは、例えば、静電複写機、レ
ーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機あるいは画
像読取装置に備えられた原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えば静電複写機に備えら
れている原稿搬送装置の一つの典型例は、ピックアップ
ローラと、ピックアップローラの下流側に配置された分
離ローラ対と、分離ローラ対の下流側に配置されたレジ
ストローラ対と、レジストローラ対の下流側に配置され
た複数の搬送ローラ対と、ピックアップローラ、分離ロ
ーラ対及びレジストローラ対を回転駆動する、共通の給
紙モータを含む給紙駆動手段と、複数の搬送ローラ対を
回転駆動する、共通の搬送モータを含む搬送駆動手段
と、給紙モータ及び搬送モータの作動を制御する制御手
段とを備えている。ピックアップローラ、分離ローラ
対、レジストローラ対及び複数の搬送ローラ対は、原稿
搬送装置の原稿搬送径路に沿って配置されている。ピッ
クアップローラはそれ自体が被駆動ローラである。ま
た、分離ローラ対は被駆動ローラ(給紙ローラ)と、分
離コロとから構成されている。分離ローラ対の分離コロ
は、トルクリミッタを介して給紙駆動手段に駆動連結さ
れており、ピックアップローラから原稿が重送された場
合にのみ、2枚目以降の原稿の重送を防止するために反
転トルクが付与されるよう構成されている。レジストロ
ーラ対及び複数の搬送ローラ対は、それぞれ被駆動ロー
ラと従動ローラとから構成されている。
【0003】ピックアップローラ、分離ローラ対及びレ
ジストローラ対の被駆動ローラは給紙駆動手段により回
転駆動されるよう構成されている。すなわち、給紙駆動
手段は、電動モータであるパルスモータからなる給紙モ
ータと、給紙モータとピックアップローラ及び分離ロー
ラ対の被駆動ローラとを駆動連結する第一の給紙動力伝
達機構と、給紙モータと、給紙モータとレジストローラ
対の被駆動ローラとを駆動連結する第二の給紙動力伝達
機構とから構成されている。第一の給紙動力伝達機構
は、給紙クラッチ、ワンウェイクラッチ、複数のギヤ等
から構成されている。第二の給紙動力伝達機構は、ワン
ウェイクラッチ、複数のギヤ等から構成されている。給
紙クラッチがONされかつ給紙モータが正転駆動される
と、給紙モータの回転駆動力は、第一の給紙動力伝達機
構におけるワンウェイクラッチ及び複数のギヤを介して
ピックアップローラ及び分離ローラ対の被駆動ローラに
伝達され、ピックアップローラ及び分離ローラ対の被駆
動ローラは原稿搬送方向に回転駆動される。このとき第
二の給紙動力伝達機構のワンウェイクラッチは回転フリ
ーの状態となり、給紙モータの回転駆動力はレジストロ
ーラ対の被駆動ローラには伝達されず、レジストローラ
対は非駆動状態とされる。一方、給紙モータが逆転駆動
されると、給紙モータの回転駆動力は、第二の給紙動力
伝達機構におけるワンウェイクラッチ及び複数のギヤを
介してレジストローラ対の被駆動ローラに伝達され、レ
ジストローラ対の被駆動ローラは原稿搬送方向に回転駆
動される。このとき第一の給紙動力伝達機構のワンウェ
イクラッチは回転フリーの状態となり、給紙モータの回
転駆動力はピックアップローラ及び分離ローラ対の被駆
動ローラには伝達されず、ピックアップローラ及び分離
ローラ対の被駆動ローラは非駆動状態とされる。
【0004】他方、複数の搬送ローラ対は搬送駆動手段
により回転駆動されるよう構成されている。すなわち、
搬送駆動手段は、電動モータであるパルスモータからな
る搬送モータと、搬送モータと複数の搬送ローラ対の被
駆動ローラとを駆動連結する搬送動力伝達機構とから構
成されている。搬送動力伝達機構は複数のギヤから構成
されている。搬送モータが正転駆動されると、搬送モー
タの回転駆動力は、搬送動力伝達機構の複数のギヤを介
して複数の搬送ローラ対の被駆動ローラに伝達され、複
数の搬送ローラ対の被駆動ローラは原稿搬送方向に回転
駆動される。そして給紙モータにより回転駆動されるレ
ジストローラ対の被駆動ローラの周速度と、搬送モータ
により回転駆動される複数の搬送ローラ対の被駆動ロー
ラの周速度とは同一に規定されている。
【0005】原稿搬送径路の上流端の延長上には原稿給
紙テーブルが配設され、原稿搬送径路の下流端の延長上
には原稿排出トレイが配設されている。原稿排出トレイ
は原稿給紙テーブルの鉛直下方に配置されている。複数
の搬送ローラ対は、搬送ローラ対の各々のうち最上流に
配置された搬送ローラ対と、搬送ローラ対の下流側にお
ける原稿搬送径路に設けられかつ画像読取位置の上流側
に配置された上流側搬送ローラ対、画像読取位置の下流
側に配置された下流側搬送ローラ対及び下流側搬送ロー
ラ対の下流側に配置された排出ローラ対等を備えてい
る。原稿搬送径路は最上流に配置された搬送ローラ対と
上流側搬送ローラ対との間でほぼ反転するよう湾曲され
ている。分離ローラ対の下流側には原稿の先端あるいは
後端を検出することができる給紙センサが配設されてい
る。最上流に配置された搬送ローラ対と上流側搬送ロー
ラ対との間には、複写機に配設された画像読取装置によ
る、原稿の画像読取動作のタイミングをとるためのタイ
ミングスイッチが配設されている。
【0006】原稿給紙テーブルに例えば複数枚からなる
1セットの原稿がセットされ、複写機に備えられたコピ
ー開始キーがONされると、原稿搬送装置は制御手段に
よって概ね次のように作動制御される。すなわち、給紙
クラッチがONされ、給紙モータが正転駆動されると、
ピックアップローラ、及び分離ローラ対の被駆動ローラ
が回転駆動される。原稿給紙テーブル上にセットされた
原稿は、ピックアップローラによって上面側から通常複
数枚、分離ローラ対に送られる。分離ローラ対に送られ
た複数枚の原稿は、分離ローラ対により最上部の1枚の
みが分離されてレジストローラ対に向けて搬送される。
原稿の先端が給紙センサを通過してから所定の距離だけ
移動すると、給紙モータの回転駆動が停止されかつ給紙
クラッチがOFFされる。ピックアップローラ及び分離
ローラ対における被駆動ローラの回転駆動が停止され
る。原稿は、その先端がレジストローラ対のニップ部に
押圧されかつ先端部にたわみが形成された状態で停止さ
せられる。給紙モータの回転駆動が停止されてから所定
時間経過後、給紙モータが逆転駆動されると共に搬送モ
ータが正転駆動される。レジストローラ対及び複数の搬
送ローラ対の被駆動ローラは原稿搬送方向に回転駆動さ
れる。原稿はレジストローラ対により複数の搬送ローラ
対のうち最上流に位置する搬送ローラ対に送られ、次い
でレジストローラ対及び最上流の搬送ローラ対の協働に
より搬送される。原稿の先端がタイミングスイッチをO
Nしてから所定時間経過後、すなわち原稿の先端が上流
側搬送ローラ対にニップされた後に、給紙モータの逆転
駆動が停止される。レジストローラ対の回転駆動が停止
されるので、原稿は、複数の搬送ローラ対のみによって
搬送され、そして最終的には複数の搬送ローラ対のうち
最下流に位置する排出ローラ対により原稿排出トレイ上
に排出される。
【0007】以上のとおりにして原稿搬送装置により搬
送される原稿の画像は、原稿搬送経路の途中に配設され
た画像読取位置を通過する過程において、複写機に配設
された画像読取装置に含まれる画像読取手段によって読
み取られ、記憶装置により画像情報として記憶される。
記憶装置により記憶された画像情報は、原稿搬送装置の
上記搬送動作に並行して行なわれる、複写機の画像形成
手段の作動により、用紙に転写・定着される。画像形成
手段による画像形成動作の繰り返しによって全原稿の画
像の複写、すなわちコピーが行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記原稿搬送装置にお
いては、原稿がレジストローラ対及び最上流の搬送ロー
ラ対の協働により搬送され、その先端がタイミングスイ
ッチをONしてから所定時間経過後、給紙モータの逆転
駆動が停止され、レジストローラ対の回転駆動が停止さ
れる。レジストローラ対の回転駆動が停止されると、原
稿は、複数の搬送ローラ対のみによって搬送される。こ
の時、原稿の後端側の一部が分離ローラ対にニップされ
ているので、原稿は最上流の搬送ローラ対と分離ローラ
対との間で引っ張り状態にさせられる。これは分離ロー
ラ対のニップ圧が原稿の重送防止のために比較的強く設
定されていることに起因するものである。この張り状態
で原稿は、複数の搬送ローラ対、すなわち最上流の搬送
ローラ対と上流側搬送ローラ対によって更に搬送され、
先端部が画像読取位置に達すると、画像読取装置により
画像の読み取りが開始される。この状態で、原稿の後端
が分離ローラ対のニップ部から抜け出ると、その瞬間
に、最上流の搬送ローラ対に作用していた原稿の張りに
よる負荷が無くなり、搬送モータに対する負荷が急激に
低下させられるので、一瞬、搬送モータの速度を所定の
速度に制御しきれなくなり、所定の速度よりも速くな
る。電動モータであるパルスモータからなる搬送モータ
は、制御装置によって、複数の搬送ローラ対の被駆動ロ
ーラの周速度が常に一定となるようその回転速度が制御
されているが、所定の範囲を越えた急激な負荷の変動に
は追随できないからである。その結果、最上流の搬送ロ
ーラ対と上流側搬送ローラ対を含む全ての搬送ローラ対
の被駆動ローラの周速度、すなわち原稿の搬送速度が一
瞬速くなるので、画像読取装置による原稿画像の読み取
りのタイミングにずれが生じ、局部的な読取画像歪み、
具体的にはコピー画像に目視しうる画像ちぢみ現象が生
成されることになる。
【0009】本発明の目的は、原稿搬送径路の画像読取
位置を通過する原稿の搬送速度を常時安定させ、目視し
うる読取画像歪みの発生を防止することを可能にする、
新規な原稿搬送装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、搬送中の原稿の後端
が分離ローラ対のニップ部を抜け出た瞬間においても、
画像読取位置を通過する原稿の搬送速度の変化を防止す
ることにより、目視しうる読取画像歪みの発生を防止す
ることを可能にする、新規な原稿搬送装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被駆動
ローラを含む分離ローラ対と、分離ローラ対の下流側に
配置されかつ被駆動ローラを含むレジストローラ対と、
レジストローラ対の下流側に配置されかつ被駆動ローラ
を含む複数の搬送ローラ対と、レジストローラ対の被駆
動ローラを回転駆動する給紙駆動手段と、複数の搬送ロ
ーラ対の被駆動ローラを回転駆動する搬送駆動手段と、
給紙駆動手段及び搬送駆動手段を作動制御する制御手段
とを備えた原稿搬送装置において、レジストローラ対の
被駆動ローラの周速度は複数の搬送ローラ対の被駆動ロ
ーラの周速度よりも大きく規定され、制御手段は、給紙
駆動手段及び搬送駆動手段を作動させてレジストローラ
対及び複数の搬送ローラ対の被駆動ローラを回転駆動
し、原稿がレジストローラ対と少なくとも一つの搬送ロ
ーラ対との協働により搬送されかつ原稿の一部が分離ロ
ーラ対にニップされた搬送状態において、原稿の後端が
分離ローラ対のニップから抜け出ると同時に又は抜け出
た直後に給紙駆動手段の作動を停止してレジストローラ
対の被駆動ローラの回転駆動を停止させる、ことを特徴
とする原稿搬送装置、が提供される。
【0012】レジストローラ対における被駆動ローラの
直径は複数の搬送ローラ対における被駆動ローラの直径
よりも大きく規定されると共に、レジストローラ対にお
ける被駆動ローラと複数の搬送ローラ対における被駆動
ローラとは、単位時間当たりの回転数が同一となるよう
給紙駆動手段及び搬送駆動手段により回転駆動される、
ことが好ましい。レジストローラ対における被駆動ロー
ラの直径は複数の搬送ローラ対における被駆動ローラの
直径と同一に規定されると共に、レジストローラ対にお
ける被駆動ローラの単位時間当たりの回転数が複数の搬
送ローラ対における被駆動ローラの単位時間当たりの回
転数よりも多くなるよう給紙駆動手段及び搬送駆動手段
により回転駆動される、ことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
原稿搬送装置の好適実施形態を添付図面を参照して更に
詳細に説明する。図1を参照して、その一部のみを示す
複写機100は、直方体状の複写機本体102を備えて
いる。複写機本体102の上面には原稿搬送装置10が
配設されている。複写機本体102内に配設される各種
機器類、装置類それら自体は周知の構成を利用すること
でよく、したがって以下にその概要を図示しないで説明
する。複写機本体102内において、その最上部位置に
は画像読取装置103が配置されている。画像読取装置
103は、原稿搬送装置10に対応した下方位置に配置
され、画像読取手段、例えばCCDイメージセンサから
構成される画像読取手段及び、光源を含む光学系等を備
えている。原稿搬送装置10の原稿搬送径路の途中に
は、画像読取装置103に対応して原稿読取位置P(図
2参照)が設けられている。画像読取装置103よりも
下方位置には、レーザ光走査手段が配設され、レーザ光
走査手段よりも下方位置には、画像形成搬送経路が、複
写機本体102の横方向(図1において左右方向)に延
在するよう配置されている。複写機本体102内にはま
た、画像形成搬送経路に関連して、画像形成手段が配設
されている。画像形成手段は、感光体ドラム、感光体ド
ラムの周囲に配置された、主帯電器、現像器、転写ロー
ラ、クリーナ、図示しない除電器等の作像エレメントを
備えている。画像形成手段はまた、画像形成搬送経路に
おける、感光体ドラムよりも下流位置に配置された定着
装置、定着装置よりも下流側に配設された排出ローラ対
等を備えている。画像形成搬送経路における、感光体ド
ラムよりも上流位置(図1において右側の位置)には、
その上流から下流に向かって、搬送ローラ対及びレジス
トローラ対等がその順に配置されている。複写機本体1
02内の下方位置には複数の給紙カセットが配設され、
各給紙カセットに収容された用紙は、各給紙カセットに
対応して配設されたピックアップローラ、分離ローラ対
等により画像形成搬送経路の上記搬送ローラ対に向けて
送り出されるよう構成されている。画像形成搬送経路に
おける、感光体ドラムに対応した位置には搬送ベルト機
構が配置されている。上記転写ローラは、搬送ベルト機
構に含まれる搬送ベルトを挟んで感光体ドラムの外周面
に対向するよう配置されている。
【0014】図1及び図2を参照して、原稿搬送装置1
0は、ピックアップローラ14と、ピックアップローラ
14の下流側に配置された分離ローラ対16と、分離ロ
ーラ対16の下流側に配置されたレジストローラ対18
と、レジストローラ対18の下流側に配置された複数の
搬送ローラ対20、22、24及び26と、ピックアッ
プローラ14、分離ローラ対16及びレジストローラ対
18を回転駆動する、共通の給紙モータM1を含む給紙
駆動手段Aと、複数の搬送ローラ対20、22、24及
び26を回転駆動する、共通の搬送モータM2を含む搬
送駆動手段Bと、給紙モータM1及び搬送モータM2の
作動を含む原稿搬送装置10の作動を制御する制御手段
50(図3参照)とを備えている。ピックアップローラ
14、分離ローラ対16、レジストローラ対18及び複
数の搬送ローラ対20、22、24及び26は、原稿搬
送装置10の原稿搬送径路13に沿って配置されてい
る。ピックアップローラ14はそれ自体が被駆動ローラ
である。また、分離ローラ対16は被駆動ローラ(給紙
ローラ)16aと、分離コロ16bとから構成されてい
る。分離ローラ対16の分離コロ16bは、図示しない
トルクリミッタを介して給紙駆動手段Aに駆動連結され
た反転トルク付与ローラであり、ピックアップローラ1
4から原稿が重送された場合にのみ、2枚目以降の原稿
の重送を防止するために反転トルクが付与されるよう構
成されている。分離コロ16bは、分離ローラ対16に
よって1枚の原稿のみが搬送される場合には被駆動ロー
ラ16aに連れ回りさせられるよう機能する。分離ロー
ラ対16それ自体は周知の構成を利用することでよい。
【0015】レジストローラ対18は被駆動ローラ18
aと従動ローラ18bとから構成されている。複数の搬
送ローラ対20、22、24及び26は、搬送ローラ対
20、22、24及び26の各々のうち最上流に配置さ
れた搬送ローラ対20と、搬送ローラ対20の下流側に
おける原稿搬送径路13に設けられかつ画像読取位置P
の上流側に配置された上流側搬送ローラ対22、画像読
取位置Pの下流側に配置された下流側搬送ローラ対24
及び下流側搬送ローラ対24の下流側に配置された排出
ローラ対26とから構成されている。原稿搬送径路13
は、分離ローラ対16の下流側から搬送ローラ対20ま
ではほぼ水平に延びているが、搬送ローラ対20と画像
読取位置Pとの間で反転するよう湾曲して形成されてい
る。排出ローラ対26は、原稿を原稿排出トレイ12上
に排出しうるよう、原稿搬送経路13の最下流位置に配
置されている。
【0016】ピックアップローラ14の鉛直方向下方位
置にはセット原稿押さえ板28が配設されている。セッ
ト原稿押さえ板28は、給紙ソレノイドSOLにより図
2において実線で示す示す非作用位置と、原稿給紙テー
ブル11上にセットされた原稿の先端部をピックアップ
ローラ14に向けて押圧する作用位置(図2において2
点鎖線で示す位置)とに選択的に強制又は位置付けられ
るよう構成されている。セット原稿押さえ板28の下流
側には原稿セットスイッチSW1が配設されている。原
稿セットスイッチSW1の直下流位置であって分離ロー
ラ対16の直上流位置には、原稿給紙テーブル11にセ
ットされる原稿先端位置を規定する原稿ストップ壁29
が配設されている。分離ローラ対16の下流側には原稿
の先端あるいは後端を検出することができる給紙センサ
S1が配設されている。給紙センサS1は、原稿の先端
を検出するためのセンサとして、あるいはまた、分離ロ
ーラ対16のニップ部を抜け出た原稿の後端を検出する
センサとして、それぞれ機能することができる。搬送ロ
ーラ対20と上流側搬送ローラ対22との間には、画像
読取装置103による、原稿の画像読取動作のタイミン
グをとるためのタイミングスイッチSW2が配設されて
いる。実施形態において、原稿セットスイッチSW1及
びタイミングスイッチSW2はマイクロスイッチから構
成され、給紙センサS1は光学式反射型センサから構成
されている。
【0017】ピックアップローラ14、分離ローラ対1
6及びレジストローラ対18の被駆動ローラ14a、1
6a及び18aは、それぞれ給紙駆動手段Aにより回転
駆動されるよう構成されている。すなわち、給紙駆動手
段Aは、電動モータであるパルスモータからなる給紙モ
ータM1と、給紙モータM1とピックアップローラ14
及び分離ローラ対16の被駆動ローラ16aとを駆動連
結する第一の給紙動力伝達機構と、給紙モータM1とレ
ジストローラ対18の被駆動ローラ18bとを駆動連結
する第二の給紙動力伝達機構とから構成されている。第
一の給紙動力伝達機構は、給紙クラッチCL、ワンウェ
イクラッチOWC1、図示しない複数のギヤ等から構成
されている。なお分離ローラ対16の分離コロ16bは
図示しないトルクリミッタを介して図示しない複数のギ
ヤに駆動連結されている。第二の給紙動力伝達機構は、
ワンウェイクラッチOWC2、図示しない複数のギヤ等
から構成されている。
【0018】給紙モータM1が正転駆動されかつ給紙ク
ラッチCLがONされると、給紙モータM1の回転駆動
力は、第一の給紙動力伝達機構におけるワンウェイクラ
ッチOWC1及び複数のギヤを介してピックアップロー
ラ14及び分離ローラ対16の被駆動ローラ16aに伝
達され、ピックアップローラ14及び分離ローラ対16
の被駆動ローラ16aは原稿搬送方向(図2においては
時計方向)に回転駆動される。このとき第二の給紙動力
伝達機構のワンウェイクラッチOWC2は回転フリーの
状態となり、給紙モータM1の回転駆動力はレジストロ
ーラ対18の被駆動ローラ18aには伝達されず、レジ
ストローラ対18aは非駆動状態とされる。一方、給紙
モータM1が逆転駆動されると、給紙モータM1の回転
駆動力は、第二の給紙動力伝達機構におけるワンウェイ
クラッチOWC2及び複数のギヤを介してレジストロー
ラ対18の被駆動ローラ18aに伝達され、レジストロ
ーラ対18の被駆動ローラ18aは原稿搬送方向(図2
においては反時計方向)に回転駆動される。このとき第
一の給紙動力伝達機構のワンウェイクラッチOWC1は
回転フリーの状態となり、給紙モータM1の回転駆動力
はピックアップローラ14及び分離ローラ対16の被駆
動ローラ16aには伝達されず、ピックアップローラ1
4及び分離ローラ対16の被駆動ローラ16aは非駆動
状態とされる。
【0019】他方、複数の搬送ローラ対20、22、2
4及び26は搬送駆動手段Bにより回転駆動されるよう
構成されている。すなわち、搬送駆動手段Bは、電動モ
ータであるパルスモータからなる搬送モータM2と、搬
送モータM2と複数の搬送ローラ対20、22、24及
び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び26
aとを駆動連結する搬送動力伝達機構とから構成されて
いる。搬送動力伝達機構は図示しない複数のギヤから構
成されている。搬送モータM2が正転駆動されると、搬
送モータM2の回転駆動力は、搬送動力伝達機構の複数
のギヤを介して複数の搬送ローラ対20、22、24及
び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び26
aに伝達され、複数の搬送ローラ対20、22、24及
び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び26
aは原稿搬送方向に回転駆動される(図2においては、
搬送ローラ対20、上流側搬送ローラ対22及び下流側
搬送ローラ対24の被駆動ローラ20a、22a及び2
4aは反時計方向、排出ローラ対26の被駆動ローラ2
6aは時計方向に回転駆動される)。
【0020】給紙モータM1により第二の給紙動力伝達
機構を介して回転駆動されるレジストローラ対18の被
駆動ローラ18aの周速度は、搬送モータM2により搬
送動力伝達機構を介して回転駆動される複数の搬送ロー
ラ対20、22、24及び26の被駆動ローラ20a、
22a、24a及び26aの周速度よりも大きく(速
く)規定されていることが重要である。すなわち、本発
明による原稿搬送装置においては、レジストローラ対1
8の被駆動ローラ18a及び複数の搬送ローラ対20、
22、24及び26の被駆動ローラ20a、22a、2
4a及び26aの各々の直径と第二の給紙動力伝達機構
及び搬送動力伝達機構とは、レジストローラ対18の被
駆動ローラ18aの周速度が複数の搬送ローラ対20、
22、24及び26の被駆動ローラ20a、22a、2
4a及び26aの周速度よりも大きくなるように構成さ
れているのである。
【0021】更に具体的に説明すると、レジストローラ
対18の被駆動ローラ18aの直径は複数の搬送ローラ
対20、22、24及び26の直径よりも大きく規定さ
れると共に、レジストローラ対18の被駆動ローラ18
aと複数の搬送ローラ対20、22、24及び26の被
駆動ローラ20a、22a、24a及び26aとは、単
位時間当たりの回転数、例えば1秒間当たりの回転数が
同一となるよう、それぞれ上記給紙駆動手段A及び搬送
駆動手段Bにより回転駆動されるよう構成されている。
実施形態においては、第二の給紙動力伝達機構に含まれ
る複数のギヤのギヤ比と、搬送動力伝達機構に含まれる
複数のギヤのギヤ比とが、レジストローラ対18の被駆
動ローラ18a及び複数の搬送ローラ対20、22、2
4及び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び
26aの単位時間当たりの回転数が同一となるように規
定されている。したがって、給紙モータM1が逆転駆動
され、搬送モータM2が正転駆動されると、レジストロ
ーラ対18の被駆動ローラ18aは、複数の搬送ローラ
対20、22、24及び26の被駆動ローラ20a、2
2a、24a及び26aよりも速い周速度で回転駆動さ
れることになる。なお、ピックアップローラ14及び分
離ローラ対16の被駆動ローラ16aの周速度は、レジ
ストローラ対18の被駆動ローラ18aの周速度よりも
大きく規定されている。
【0022】原稿搬送装置10には両面コピーのための
第一反転搬送路30、反転戻り径路31及び第二反転搬
送路32が配設されている。第一反転搬送路30は、レ
ジストローラ対18の直下流位置から分岐して反転しな
がら上方に向かって延び、更に、原稿搬送装置10の天
井部の内側に沿ってレジストローラ対18、ピックアッ
プローラ14よりも上方を原稿給紙テーブル11の方向
にほぼ水平に延びるよう配設されている。第一反転搬送
路30が反転する部分における中間位置には反転ローラ
33及び反転コロ34が配設されている。反転コロ34
は、図示しないソレノイドにより、反転ローラ33から
離隔した非作用位置と、反転ローラ33に加圧ニップさ
れた作用位置とに選択的に位置付けられる。第一反転搬
送路30の分岐部には反転分岐ガイド35が配設されて
いる。反転分岐ガイド35は図示しないソレノイドによ
り、原稿を搬送ローラ対20に向けて案内する非反転ガ
イド位置(図2において実線で示す位置)と、原稿を第
一反転搬送路30に向けて案内する図示しない反転ガイ
ド位置とに選択的に位置付けられる。反転戻り径路31
は、第一反転搬送路30の、反転ローラ33の下流側か
ら斜め下方に向かって延び、原稿搬送径路13の、搬送
ローラ対20の直上流位置に合流するよう配設されてい
る。第二反転搬送路32は、原稿搬送径路13の、下流
側搬送ローラ対24の直下流位置から分岐して反転しな
がらレジストローラ対18の直上流位置に合流するよう
配設されている。第二反転搬送路32の分岐部には、排
出分岐ガイド36が配設されている。排出分岐ガイド3
6は、図示しないソレノイドにより、原稿を排出ローラ
対26に向けて案内する非反転ガイド位置(図2におい
て実線で示す位置)と、原稿を第二反転搬送路32に向
けて案内する図示しない反転ガイド位置とに選択的に位
置付けられる。両面コピーのための上記した反転機構そ
れ自体は周知の構成を利用することでよく、またそれ自
体の構成及び作用は本発明の特徴をなすものではないの
で、説明は以上に止める。
【0023】複写機本体102の上面の一部領域にはガ
ラス板37が水平に延在するよう配設され、原稿搬送装
置10の、ガラス板37と対応する領域には原稿押さえ
板38が配設されている。原稿搬送装置10は、その後
側(図1及び図2において裏面側)の端部と、複写機本
体102の対応する後側端部との間に配設された図示し
ないヒンジ手段を介して複写機本体102のガラス板3
7を含む上面に対し開閉自在である。例えば本等の原稿
の画像を読み取る場合には、原稿搬送装置10を開いて
原稿面がガラス板37に当接される。この場合、画像読
取装置103の光学系が移動して原稿における画像の読
み取りが行なわれる。原稿搬送径路13の画像読取位置
Pには水平上面を有するガラス板39と、ガラス板39
に対し所定の隙間をおいて対向するよう配置されたガイ
ド部材40とが備えられている。ガラス板39は複写機
本体102側に設けられ、ガイド部材40は原稿搬送装
置10側に設けられている。ガイド部材40の水平下面
とガラス板39の水平上面の間には所定の隙間が形成さ
れる。ガラス板39の上面は原稿搬送径路13の画像読
取位置Pにおける下面を規定し、ガイド部材40の下面
は原稿搬送径路13の画像読取位置Pにおける上面を規
定する。ガラス板39とガイド部材40との間の上記所
定の隙間は、少なくとも所定範囲内の厚さを有する原稿
が、画像読取位置Pをほぼ水平な姿勢に保持されて通過
することができるように規定されている。
【0024】原稿搬送装置10は図3に示す制御手段
(コントローラ)50が備えられている。制御手段50
は、マイクロコンピュータによって構成されており、制
御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CP
U)51、制御プログラムを格納するROM52、演算
結果等を格納する読み書き可能なRAM53、カウンタ
54、タイマ55、入力インターフェース56及び出力
インターフェース57等を備えている。このように構成
された制御手段50の入力インターフェース56には、
上記給紙センサS1、原稿セットスイッチSW1、タイ
ミングスイッチSW2、その他のセンサあるいはスイッ
チ等からの検出信号が入力され、出力インターフェース
57から、給紙モータM1、給紙クラッチCL、搬送モ
ータM2、給紙ソレノイドSOL等に制御信号を出力す
る。
【0025】図示の実施形態による原稿搬送装置10は
以上のように構成されており、以下、原稿搬送装置10
の作用及び効果について、図2及び図4を参照して説明
する。なお、以下の説明は、複数枚の原稿(1セットの
原稿)を1部だけコピーする標準のコピーモードのう
ち、本発明にかかわる部分についての説明である。
【0026】原稿給紙テーブル11上に原稿がセットさ
れると、原稿セットスイッチSW1がONとなり、検出
信号を制御手段50に出力する。複写機本体102に設
けられた図示しないコピー開始キーがONされると、制
御手段50は、給紙ソレノイドSOLをONさせる(ス
テップS1)。セット原稿押さえ部材28が図2におい
て2点鎖線で示す作用位置に向けて強制される。原稿給
紙テーブル11上にセットされた原稿は所定の圧力でピ
ックアップローラ14に押し付けられる。制御手段50
はまた、給紙クラッチCLをONさせた後、給紙モータ
M1をON(正転駆動)させる。(ステップS2及びス
テップS3)。給紙モータM1が正転駆動されると、ピ
ックアップローラ14、及び分離ローラ対16の被駆動
ローラ16aが回転駆動される。原稿給紙テーブル11
上にセットされた原稿は、ピックアップローラ14によ
って上面側から通常複数枚、分離ローラ対16に送られ
る。分離ローラ対16に送られた複数枚の原稿は、分離
ローラ対16により最上部の1枚のみが分離されてレジ
ストローラ対18に向けて搬送される。
【0027】次に制御手段50は、ステップS4におい
て給紙センサS1がONしたか否かをチェックする。す
なわち分離ローラ対16により搬送された原稿の先端が
給紙センサS1に達したか否かをチェックする。給紙セ
ンサS1がONしなければ待ち、給紙センサS1がON
したならば、原稿の先端が給紙センサS1に達したもの
と判断して制御手段50はステップS5に進んで、カウ
ンタ54(C)に所定パルス数C1をセットする。この
パルスとは、パルスモータからなる給紙モータM1を回
転駆動させるためのパルスであって、1パルスあたりの
原稿の進む距離が予め所定値に規定されている。この所
定パルス数C1は、原稿の先端が給紙センサS1によっ
て検出されてから、レジストローラ対18のニップ部ま
で搬送されて当接しかつ所定のたわみを形成するまでに
要する送り量に相当するものである。制御手段50はス
テップS6において、給紙センサS1がONしてからカ
ウントされるパルス数CSが上記セットパルス数C1に
達していなければ待ち、セットパルス数C1に達したな
らば、ステップS7に進んで、給紙モータM1をOFF
(停止)させると共に給紙クラッチCLをOFF(遮
断)させる。ピックアップローラ14、及び分離ローラ
対16の被駆動ローラ16aの回転駆動が停止され、原
稿の一次給紙が終了する。原稿は、その先端がレジスト
ローラ対18のニップ部に押圧されかつ先端部にたわみ
が形成された状態で停止させられる。
【0028】給紙モータM1及び給紙クラッチCLがO
FFされてから所定時間経過後、給紙モータM1が逆転
駆動されると共に搬送モータM2が正転駆動され(ステ
ップS8)、原稿の二次給紙が開始される。レジストロ
ーラ対18の被駆動ローラ18a及び複数の搬送ローラ
対20、22、24及び26の被駆動ローラ20a、2
2a、24a及び26aが回転駆動される。原稿はレジ
ストローラ対18により最上流に位置する搬送ローラ対
20に送られ、次いでレジストローラ対18及び最上流
の搬送ローラ対20の協働により搬送される。先に述べ
たように、レジストローラ対18における被駆動ローラ
18aの周速度は複数の搬送ローラ対20、22、24
及び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び2
6aの周速度よりも大きく規定されているので、原稿が
レジストローラ対18及び最上流の搬送ローラ対20の
協働により搬送されると、レジストローラ対18と最上
流の搬送ローラ対20との間で上記周速度の差に起因し
て原稿にたわみが生成される。
【0029】次に制御手段50はステップS9におい
て、タイミングスイッチSW2がONしたか否か、すな
わち原稿の先端がタイミングスイッチSW2に達したか
否かを判断する。タイミングスイッチSW2がONしな
い場合は待ち、タイミングスイッチSW2がONした場
合には、原稿の先端がタイミングスイッチSW2に達し
たと判断して、制御手段50はステップS10において
給紙センサS1がOFFしたか否か、すなわち原稿の後
端が分離ローラ対16のニップ部から抜け出したか否か
(原稿の後端が給紙センサS1に達したか否か)を判断
する。給紙センサS1がOFFしない場合は待ち、給紙
センサS1がOFFした場合には、原稿の後端が分離ロ
ーラ対16のニップ部から抜け出したと判断して、制御
手段50はステップS11に進んで給紙モータM1の逆
転駆動を停止する。これによりレジストローラ対18の
回転駆動が停止される。原稿は、それ以降、複数の搬送
ローラ対20、22、24及び26のみによって搬送さ
れ、そして最終的には最下流に位置する排出ローラ対2
6により原稿排出トレイ12上に排出される。
【0030】上記説明から明らかなように、原稿の後端
が分離ローラ対16のニップ部から抜け出す瞬間におい
ても、給紙モータM1の逆転駆動が継続されているので
レジストローラ対18は回転駆動されており、しかもレ
ジストローラ対18における被駆動ローラ18aの周速
度は複数の搬送ローラ対20、22、24及び26の被
駆動ローラ20a、22a、24a及び26aの周速度
よりも大きく規定されているので、レジストローラ対1
8と最上流の搬送ローラ対20との間で上記周速度の差
に起因して原稿にたわみが生成されていることが重要で
ある。その結果、原稿の後端が分離ローラ対16のニッ
プ部から抜け出す瞬間においても、搬送モータM2に対
する負荷の変動、すなわち負荷の急激な低下は上記した
原稿のたわみによって吸収され、搬送モータM2に及ぼ
されることはないので、搬送ローラ対20、22、24
及び26の被駆動ローラ20a、22a、24a及び2
6aの周速度は所定の周速度に常時安定して保持され、
原稿の搬送速度の変化は確実に防止される。したがって
原稿の後端が分離ローラ対16のニップ部から抜け出す
瞬間において、原稿の先端側のいずれかの部分が画像読
取位置Pに達していて画像読取装置103による画像の
読み取りが行われているとしても、画像読取位置Pを通
過する原稿の搬送速度の変化を防止することができ、目
視しうる読取画像歪み、すなわち画像ちぢみの発生を防
止することを可能にするものである。
【0031】制御手段50は、ステップS11において
給紙モータM1の逆転駆動を停止して、レジストローラ
対18の被駆動ローラ18aの回転駆動を停止させた
後、ステップS12に進んで、原稿セットスイッチSW
1がONしているか否か、すなわち原稿給紙テーブル1
1上に原稿がセットされているか否かをチェックする。
原稿セットスイッチSW1がONしている場合には、原
稿給紙テーブル11上に原稿がセットされていると判断
して制御手段50は、ステップS2に戻ってステップS
2からステップS12までの処理を繰り返し行なう。原
稿セットスイッチSW1がONしていない場合(OFF
の場合)には、原稿給紙テーブル11上に原稿がセット
されていないと判断してステップS13に進み、タイミ
ングスイッチSW2がOFFしたか否か、すなわち原稿
の後端がタイミングスイッチSW2を通過したか否かを
チェックする。タイミングスイッチSW2がOFFして
いない場合は待ち、タイミングスイッチSW2がOFF
した場合には、原稿の後端がタイミングスイッチSW2
を通過したと判断して、制御手段50は、所定時間経過
後、すなわち原稿が排出ローラ対26により原稿排出ト
レイ12上に排出されたと判断した後に、搬送モータM
2の正転駆動を停止させる(ステップS14)。次いで
制御手段50は、給紙ソレノイドSOLをOFFし、図
2において実線で示す非作用位置に復帰させ(ステップ
S15)、原稿搬送装置10の処理動作を終了する。
【0032】以上のとおりにして原稿搬送装置10によ
り搬送される原稿の画像は、原稿搬送経路13の途中に
配設された画像読取位置Pを通過する過程において、複
写機本体102に配設された画像読取装置103に含ま
れる画像読取手段によって読み取られ、記憶装置により
画像情報として記憶される。記憶装置により記憶された
画像情報は、原稿搬送装置10の上記搬送動作に並行し
て行なわれる、複写機本体102に配設された画像形成
手段の作動により、用紙に転写・定着される。画像形成
手段による画像形成動作の繰り返しによって全原稿の画
像の複写、すなわちコピーが行なわれる。
【0033】なお原稿がレジストローラ対8と搬送ロー
ラ対20の協働により搬送されている時、レジストロー
ラ対18と、駆動が停止されている分離ローラ対16の
ニップ部との間で、分離ローラ対16のニップ部におけ
る滑り摩擦抵抗等に起因して、原稿が若干引っ張られる
傾向がある。したがって、本発明による上記周速度の差
を設定しないで単に、原稿の後端が分離ローラ対16の
ニップ部を抜け出た直後に給紙モータM1の逆転駆動を
停止してレジストローラ対18の回転駆動を停止させる
よう制御した場合には、原稿の後端が分離ローラ対16
のニップ部を抜け出た瞬間に搬送モータM2に幾分かの
負荷の変動が発生するので好ましくない。
【0034】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、上記実施形態においては、原稿の後端が
分離ローラ対16のニップ部を抜け出た直後に給紙モー
タM1の逆転駆動を停止してレジストローラ対18の回
転駆動を停止させるよう構成されているが、原稿の後端
が分離ローラ対16のニップ部を抜け出た瞬間に給紙モ
ータM1の逆転駆動を停止してレジストローラ対18の
回転駆動を停止させるよう構成してもよい。なお、原稿
の後端が分離ローラ対16のニップ部を抜け出る前に給
紙モータM1の回転駆動を停止してレジストローラ対8
の回転駆動を停止させた場合には、その瞬間に搬送ロー
ラ対20と分離ローラ対16のニップ部との間に引っ張
りが生じ、形成されていた原稿のたわみが解消されてし
まうので好ましくない。
【0035】また、上記実施形態において、レジストロ
ーラ対18における被駆動ローラ18の直径は複数の搬
送ローラ対20、22、24及び26における被駆動ロ
ーラ20a、22a、24a及び26aの直径よりも大
きく規定されると共に、レジストローラ対18における
被駆動ローラ18aと複数の搬送ローラ対20、22、
24及び26における被駆動ローラ20a、22a、2
4a及び26aとは、単位時間当たりの回転数が同一と
なるよう給紙駆動手段Aにおける給紙モータM1及び第
二の給紙動力伝達機構と、搬送駆動手段Bとにより回転
駆動されるよう構成されている。換言すれば、レジスト
ローラ対18における被駆動ローラ18の直径は複数の
搬送ローラ対20、22、24及び26における被駆動
ローラ20a、22a、24a及び26aの直径よりも
大きく規定されると共に、給紙駆動手段Aにおける給紙
モータM1及び第二の給紙動力伝達機構と搬送駆動手段
Bとは、レジストローラ対18における被駆動ローラ1
8aの単位時間当たりの回転数が複数の搬送ローラ対2
0、22、24及び26における被駆動ローラ20a、
22a、24a及び26aの単位時間当たりの回転数と
同一となるよう構成されている。
【0036】しかしながらこれに代わる他の実施形態も
ある。他の好適実施形態としては、レジストローラ対1
8における被駆動ローラ18aの直径を、複数の搬送ロ
ーラ対20、22、24及び26における被駆動ローラ
20a、22a、24a及び26aの直径と同一に規定
すると共に、レジストローラ対18における被駆動ロー
ラ18aの単位時間当たりの回転数を複数の搬送ローラ
対20、22、24及び26における被駆動ローラ20
a、22a、24a及び26aの単位時間当たりの回転
数よりも多くなるよう給紙駆動手段Aにおける給紙モー
タM1及び第二の給紙動力伝達機構と、搬送駆動手段B
とにより回転駆動する実施形態を挙げることができる。
換言すれば、レジストローラ対18における被駆動ロー
ラ18aの直径を、複数の搬送ローラ対20、22、2
4及び26における被駆動ローラ20a、22a、24
a及び26aの直径と同一に規定すると共に、給紙駆動
手段Aにおける給紙モータM1及び第二の給紙動力伝達
機構と、搬送駆動手段Bとを、レジストローラ対18に
おける被駆動ローラ18aの単位時間当たりの回転数が
複数の搬送ローラ対20、22、24及び26における
被駆動ローラ20a、22a、24a及び26aの単位
時間当たりの回転数よりも多くなるよう構成する実施形
態を挙げることができる。例えば、第二の給紙動力伝達
機構の複数のギヤのギヤ比と、搬送駆動手段Bにおける
搬送動力伝達機構の複数のギヤのギヤ比とを、レジスト
ローラ対18における被駆動ローラ18aの単位時間当
たりの回転数が複数の搬送ローラ対20、22、24及
び26における被駆動ローラ20a、22a、24a及
び26aの単位時間当たりの回転数よりも多くなるよう
設定すればよい。この実施形態においても、レジストロ
ーラ対18における被駆動ローラ18aの周速度は、複
数の搬送ローラ対20、22、24及び26における被
駆動ローラ20a、22a、24a及び26aの周速度
よりも大きくなるので、先の実施形態におけると実質上
同じ作用効果が得られるものである。すなわち、本発明
による原稿搬送装置においては、レジストローラ対18
における被駆動ローラ18a及び複数の搬送ローラ対2
0、22、24及び26における被駆動ローラ20a、
22a、24a及び26aの直径と、給紙駆動手段Aに
おける第二の給紙動力伝達機構及び搬送駆動手段Bと
は、レジストローラ対18における被駆動ローラ18a
の周速度が、複数の搬送ローラ対20、22、24及び
26における被駆動ローラ20a、22a、24a及び
26aの周速度よりも大きく(速く)なるように構成さ
れているのである。
【0037】
【実施例】次に、本発明による上記原稿搬送装置10の
要部の実施例を紹介する。搬送ローラ対20、22、2
4及び26における被駆動ローラ20a、22a、24
a及び26aの直径=18.00mm、被駆動ローラ2
0a、22a、24a及び26aの1秒当たりの回転数
=3.54rps、被駆動ローラ20a、22a、24
a及び26aの周速度=200mm/secと規定し、
レジストローラ対18における被駆動ローラ18aの直
径=18.25mm(被駆動ローラ20a、22a、2
4a及び26aの直径より大きい)、被駆動ローラ18
aの1秒当たりの回転数=3.54rps(被駆動ロー
ラ20a、22a、24a及び26aの回転数と同じ)
と規定すると、被駆動ローラ18aの周速度≒203m
m/secとなる。一方、搬送ローラ対20、22、2
4及び26における被駆動ローラ20a、22a、24
a及び26aの直径=18.00mm、被駆動ローラ2
0a、22a、24a及び26aの1秒当たりの回転数
=3.54rps、被駆動ローラ20a、22a、24
a及び26aの周速度=200mm/secと規定し、
レジストローラ対18における被駆動ローラ18aの直
径=18.00mm(被駆動ローラ20a、22a、2
4a及び26aの直径と同じ)、被駆動ローラ18aの
1秒当たりの回転数=3.59rps(被駆動ローラ2
0a、22a、24a及び26aの回転数より多い)と
規定すると、被駆動ローラ18aの周速度≒203mm
/secとなる。
【0038】
【発明の効果】本発明による原稿搬送装置によれば、原
稿搬送径路の画像読取位置を通過する原稿の搬送速度を
常時安定させ、目視しうる読取画像歪みの発生を防止す
ることを可能にする。また、搬送中の原稿の後端が分離
ローラ対のニップ部を抜け出た瞬間においても、画像読
取位置を通過する原稿の搬送速度の変化を防止すること
により、目視しうる読取画像歪みの発生を防止すること
を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原稿搬送装置の実施形態を備えた
複写機の一部を示す正面概略図。
【図2】図1に示す原稿搬送装置の一部を拡大して示す
断面概略図。
【図3】図2に示す原稿搬送装置の作動を制御する制御
手段の構成ブロック図。
【図4】図3に示す制御手段の処理手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
10 原稿搬送装置 13 原稿搬送径路 14 ピックアップローラ 16 分離ローラ対 18 レジストローラ対 18a 被駆動ローラ 20 搬送ローラ対 20a 被駆動ローラ 22 上流側搬送ローラ対 22a 被駆動ローラ 24 下流側搬送ローラ対 24a 被駆動ローラ 26 排出ローラ対 26a 被駆動ローラ 50 制御手段 100 複写機 102 複写機本体 M1 給紙モータ M2 搬送モータ CL 給紙クラッチ SOL 給紙ソレノイド S1 給紙センサ SW1 原稿セットスイッチ SW2 タイミングスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新石 邦亮 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セ ラミタ株式会社内 (72)発明者 北川 英樹 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セ ラミタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−225166(JP,A) 特開 平8−2751(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/14 B65H 5/06 G03G 15/00 107

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動ローラを含む分離ローラ対と、分
    離ローラ対の下流側に配置されかつ被駆動ローラを含む
    レジストローラ対と、レジストローラ対の下流側に配置
    されかつ被駆動ローラを含む複数の搬送ローラ対と、レ
    ジストローラ対の被駆動ローラを回転駆動する給紙駆動
    手段と、複数の搬送ローラ対の被駆動ローラを回転駆動
    する搬送駆動手段と、給紙駆動手段及び搬送駆動手段を
    作動制御する制御手段とを備えた原稿搬送装置におい
    て、 レジストローラ対の被駆動ローラの周速度は複数の搬送
    ローラ対の被駆動ローラの周速度よりも大きく規定さ
    れ、制御手段は、給紙駆動手段及び搬送駆動手段を作動
    させてレジストローラ対及び複数の搬送ローラ対の被駆
    動ローラを回転駆動し、原稿がレジストローラ対と少な
    くとも一つの搬送ローラ対との協働により搬送されかつ
    原稿の一部が分離ローラ対にニップされた搬送状態にお
    いて、原稿の後端が分離ローラ対のニップから抜け出る
    と同時に又は抜け出た直後に給紙駆動手段の作動を停止
    してレジストローラ対の被駆動ローラの回転駆動を停止
    させる、ことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 レジストローラ対における被駆動ローラ
    の直径は複数の搬送ローラ対における被駆動ローラの直
    径よりも大きく規定されると共に、レジストローラ対に
    おける被駆動ローラと複数の搬送ローラ対における被駆
    動ローラとは、単位時間当たりの回転数が同一となるよ
    う給紙駆動手段及び搬送駆動手段により回転駆動され
    る、請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 レジストローラ対における被駆動ローラ
    の直径は複数の搬送ローラ対における被駆動ローラの直
    径と同一に規定されると共に、レジストローラ対におけ
    る被駆動ローラの単位時間当たりの回転数が複数の搬送
    ローラ対における被駆動ローラの単位時間当たりの回転
    数よりも多くなるよう給紙駆動手段及び搬送駆動手段に
    より回転駆動される、請求項1記載の原稿搬送装置。
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