JP2019163102A - シート処理装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
Description
この図2に示す画像形成システム4は、画像形成装置3の胴内にミシン目形成装置1を配置したものであり、ミシン目形成装置1を備えた画像形成装置3と後処理装置2とで、画像形成システムが構成されている。また、後処理装置2にミシン目形成装置を設けてもよい。
画像形成装置本体400は、画像形成部の下部に、記録媒体であるシートを収納する給送カセットが配置されている。給送カセットに収納されたシートは、それぞれ、給送ローラ414a,414bによって給送された後、所定の搬送路に沿って上方へ搬送され、レジストローラ対413へ到達する。
自動原稿搬送装置500によりプラテンガラス309上に原稿が搬送されるか、ユーザーによりプラテンガラス309上に原稿が載置されて、操作パネルにコピー開始操作がなされると、第一走行体303上の光源301が点灯する。また、これとともに、第一走行体303及び第二走行体306を、ガイドレールに沿って移動させる。
図4に示すように、ミシン目形成装置1は、搬送路14に沿って入口側から入口ローラ対11、揺動ガイド板13、ミシン目形成部20、排紙ローラ対12を備えている。
入口ローラ対11の後段には、揺動ガイド板13が配置されている。揺動ガイド板13は、搬送方向下流側端部を支点にして揺動可能に設けられている。シートを搬送するときは、図4に示すガイド位置に位置し、ミシン目形成部20によりミシン目を形成するときは、図中反時計回りに揺動し、退避位置に位置する。
排紙ローラ対12は、ミシン目形成装置1の最後段の出口直前に位置し、シートの排出を行う機能を有する。
図5に示すようにミシン目形成部20は、主に複数の刃41aが形成された刃物41と、シートを刃物41に押圧する押圧機構30とを備えている。押圧機構30は、両端がミシン目形成装置1の側板1aに支持され、シート搬送方向に並べて設けられた一対のガイドレール38にシート幅方向(図5(b)の左右方向)に移動可能に支持されている。
この移動用タイミングベルト52が駆動モータ54の正逆回転によって無端移動することで、押圧機構30がシート幅方向に往復駆動される。
図7(a)に示すように、シートPが画像形成装置3の排紙ローラ408によって画像形成装置から排紙されたシートPを入口ローラ対11が受け取り、ミシン目形成部20へシートPを搬送する。このとき、揺動ガイド板13はガイド位置に位置している。入口ローラ対11により搬送されてきたシートPは、揺動ガイド板13にガイドされてミシン目形成部20に搬送される。
図8は、ミシン目形成部20のミシン目形成動作を説明する説明図である。
図8(a)に示すように、ミシン目形成動作前は、押圧機構30は退避位置に位置しており、ローラ部材32が退避台42に乗り上げている。シートPが所定の位置で停止したら、駆動モータ54の駆動を開始し、押圧機構30をシート幅方向一端側(図中左端)から他端側へ移動させる。すると、ローラ部材32が、刃先の上を転がりながら、図中矢印D方向へ移動する。
従来においては、図9(a)に示すように、シートが排紙ローラ対12と入口ローラ対11との狭持され、シートPのミシン目形成位置が刃物41に対向したら、図9(b)に示すように、排紙ローラ対12の回転を停止してから、所定時間経過して入口ローラ対11の回転を停止する。そのため、入口ローラ対11と排紙ローラ対12との間でシートに撓みWが生じている。そして、図9(c)示すように、シートに撓みWが生じた状態で、ローラ部材32を刃の並び方向に移動させて、ミシン目を形成していた。しかしながら、ミシン目形成処理時にシートにたわみが生じていることから、刃41aに対するシートPの接触位置はばらつきやすい。その結果、シートの規定の位置にミシン目を形成できないおそれがあった。
図10は、実施例1におけるミシン目形成処理前のシート搬送制御について説明する図であり、図11は、入口ローラ対11を駆動する駆動装置110の概略構成図である。
図11に示すように、ミシン目形成位置に隣接する位置でシートを搬送するローラである入口ローラ対11の各入口ローラ11a,11bに、搬送モータ112の駆動力が伝達される。第一入口ローラ11aの第一ローラ軸111aの一端に、モータギヤ112aと噛み合う第一ギヤ101が、第一ローラ軸111aと一体的に回転するように第一ローラ軸111aに取り付けられている。また、第二入口ローラ11bの第二ローラ軸111bの一端に、第一ギヤ101と噛み合う第二ギヤ102が、第二ローラ軸111bと一体的に回転するように第二ローラ軸111bに取り付けられている。
図12は、実施例2のミシン目形成装置における、ミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
この実施例2は、ミシン目形成位置に隣接する位置でシートを搬送するローラであり、シート搬送方向においてミシン目形成位置のすぐ後にシートに接触する排紙ローラ対12の各排紙ローラ12a,12bのフランジ部に空転溝部7を設け、駆動伝達部材たる駆動ピン8(ローラ軸)に対して相対的に回転可能に構成したものである。
図13は、実施例3のミシン目形成装置における、ミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
この実施例3は、シート搬送方向においてミシン目形成位置のすぐ前でシートに接触する入口ローラ対11の各入口ローラ11a,11bと、シート搬送方向においてミシン目形成位置のすぐ後にシートに接触する排紙ローラ対12の各排紙ローラ12a,12bとに空転溝部7を設け、ミシン目形成位置に隣接する位置でシートを搬送するローラである入口ローラ対11、排紙ローラ対12の両方を、駆動伝達部材たる駆動ピン8(ローラ軸)に対して相対的に回転可能に構成したものである。
図14は、実施例4のミシン目形成装置における、ミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
この実施例4は、ワンウェイクラッチ9を用いて、シート搬送方向においてミシン目形成位置のすぐ前でシートに接触する入口ローラ11a,11bをローラ軸に対して空回りさせるようにしたものである。第一入口ローラ11aに設けられたワンウェイクラッチ9は、ローラ軸111aが第一入口ローラ11aに対して図中時計回り方向に相対回転するときは駆動連結し、ローラ軸111aから駆動力が第一入口ローラ11aに伝達される。一方、ローラ軸111aが第一入口ローラ11aに対して図中反時計回り方向に相対回転するときは駆動連結が解除される。
図15は、実施例5のミシン目形成装置における、ミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
この実施例5の構成は、実施例1と同様な構成であるが、ミシン目形成動作前のシート搬送制御において、排紙ローラ対の搬送速度に対して、入口ローラ対の搬送速度を遅くすることで、撓みの解消と、入口ローラの駆動連結を解除するものである。
図16、図17は、実施例6のミシン目形成装置における、ミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
この実施例6は、シートの種類に基づいて、ミシン目形成動作前のシート搬送制御を変更するものである。
図16は、薄紙のときのミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図であり、図17は、厚紙のときのミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
図16(a)に示すように、薄紙はコシが弱いため、普通紙に比べて、撓みが大きくなる。よって、薄紙のときの制御を普通紙のときと同じ搬送制御とすると、撓みが解消されなかったり、駆動ピンが空転溝部の端面から離間せず、駆動連結が解除されなかったりするおそれがある。そのため、薄紙のときは、普通紙のときに比べて、入口ローラ対の回転駆動を停止するタイミングを早めて、入口ローラ対の回転駆動を停止してから排紙ローラ対の回転を停止するまでの時間を長くする。これにより、薄紙のときも、撓みが解消され、かつ、駆動ピンが空転溝部の端面から離間して駆動連結を解除することができる。
図18は、二回目のミシン目形成動作前のシート搬送制御について説明する図である。
一回目のミシン目形成動作の前のシート搬送制御は、実施例1と同様である。図18(a)に示すように、第一のミシン目形成位置M1にミシン目を形成した後は、ミシン目形成時に入口ローラ11a,11bが駆動ピン8(ローラ軸)に対して相対的回転することで、ミシン目形成動作前は、空転溝部7の回転方向中央に位置していた駆動ピン8は、空転溝部の端部側に寄っている。また、ミシン目形成動作時に、シートの後側が、ミシン目形成部20へ向けて繰り出されているので、入口ローラ対と排紙ローラ対の間のシートは、若干撓んでいる。
この変形例は、入口ローラ11a,11bを、ローラ軸111a,111bと一体的に回転するようにローラ軸111a,111bに取り付け、ローラ軸とローラ軸に駆動力を伝達するギヤとの間を相対的に回転可能に構成したものである。具体的には、第一ギヤ101、第二ギヤ102とに空転溝部7を設け、各ローラ軸の駆動ピン8を、ギヤの空転溝部7に入り込ませる。
図20に示すように、第二ギヤ102を、第一ローラ軸111aと一体で回転するように第一ローラ軸に取り付けられた中継ギヤ103に噛み合せる。かかる構成とすることで、第一ギヤ101に設けた空転溝部7と、第一ローラ軸111aに設けた駆動ピン8とで、各入口ローラ11a,11bの駆動連結を解除することができ、さらなる装置のコストダウンを図ることができる。
(態様1)
刃物41と、刃物41に対向するローラ部材32などの対向部材とを有し、シートを刃物と対向部材との間で挟み込んでシートに所定の処理(本実施形態では、ミシン目形成処理)を施すミシン目形成部20などのシート処理部と、前記シートを狭持しながら前記シート処理部へ搬送する入口ローラ対11などの第一搬送手段と、シート処理部を通過してきたシートを狭持しながら搬送する排紙ローラ対12などの第二搬送手段とを備えたミシン目形成装置1などのシート処理装置において、第一搬送手段および第二搬送手段の少なくとも一方の搬送手段を、当該少なくとも一方の搬送手段に駆動力を伝達する駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成した。
上記特許文献1に記載のシート処理装置においては、刃物と対向部材とでシートを挟み込むのに先だって、搬送方向下流側の第二搬送手段を停止した状態で第一搬送手段の搬送を継続した後に、第一搬送手段を停止する。これにより、両搬送手段間のシートを下方に垂らし、両搬送手段間の搬送経路よりも下方に配置した刃物にシートを接触させている。このため、刃物の当たるシート上の位置がばらつき、シートの所望の位置に処理を施せないおそれがある。
そこで、シートの所望の位置に所定の処理を施すために、第一搬送手段と第二搬送手段との間でシートを張った状態でシートに所定の処理を行うことが考えられる。しかし、シートを張った状態でシートに所定の処理を行うと、以下の不具合が発生するおそれがある。すなわち、張った状態のシートを刃物と対向部材とで挟み込んだとき、対向部材によりシートが刃物側へ押圧されることで、張った状態のシートにさらに張力が加わる。その結果、シートが張力に耐えられず破れるおそれがあるという不具合である。
よって、態様1では、第一搬送手段および第二搬送手段の少なくとも一方を、当該搬送手段に駆動力を伝達する駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成した。これにより、シートを刃物と対向部材とで挟み込んでシートに張力が加わると、その張力により搬送手段が駆動伝達部材に対して相対的に回転し、シートの搬送手段に狭持されている箇所がシート処理部へ向けて繰り出される。その結果、シートにかかる張力が減少し、シートが破れるのを抑制することができる。
これにより、シートの所望の位置に所定の処理を施すことができ、かつ、処理時のシートの破損を抑制することができる。
態様1において、駆動伝達部材は、搬送手段を支持するローラ軸などの支持軸である。
これによれば、実施形態で説明したようにローラ軸などの支持軸とローラなどの搬送手段が一体的に回転可能に構成し、支持軸が、ギヤなどの駆動伝達部材に相対的に回転可能にしたものに比べて、回転に必要な力を低減することができる。これにより、シートに所定の処理を行うときに、搬送手段を確実に回転させることができ、シートにかかる張力を確実に低減することができる。
態様1または2において、入口ローラ対11などの第一搬送手段が、駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、ミシン目形成部20などのシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、排紙ローラ対12などの第二搬送手段よりも先に第一搬送手段の搬送を停止する制御を行う。
これによれば、実施例1で説明したように、生産性を低下させずに、入口ローラ対11などの第一搬送手段と、排紙ローラ対12など第二搬送手段との間のシートの撓みを解消することができる。これにより、シートの狙いの位置に所定の処理を行うことができる。
また、駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に第一搬送手段を回転させて、駆動伝達部材と第一搬送手段との係合(当接)を解除して、駆動伝達部材と第一搬送手段との駆動連結を解除することができる。これにより、ミシン目形成部20などのシート処理部でシートに所定の処理を施しているときに、シートが第一搬送手段を引っ張ると、第一搬送手段が駆動伝達部材に対して相対的に回転し、シートをシート処理部へ繰り出し、シートの張力を低減することができる。これにより、シートが破損するのを抑制することができる。
また、第一搬送手段の停止のタイミングと、第二搬送手段の停止のタイミングを制御するだけでよく、簡単な制御で、撓みの解消と、駆動伝達部材と第一搬送手段との駆動連結の解除を行なうことができる。
態様3において、入口ローラ対11などの第一搬送手段にワンウェイクラッチ9を設けた。
これによれば、実施例4で説明したように、生産性を低下させずに、入口ローラ対11などの第一搬送手段と、排紙ローラ対12など第二搬送手段との間のシートの撓みを解消することができる。また、第一搬送手段の停止のタイミングと、第二搬送手段の停止のタイミングを制御するだけでよく、簡単な制御で、撓みの解消と、駆動伝達部材と第一搬送手段との駆動連結の解除を行なうことができる。
態様1または2において、排紙ローラ対12などの第二搬送手段が、駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、ミシン目形成部20などのシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、入口ローラ対11などの第一搬送手段および第二搬送手段の搬送を停止した後、前記第二搬送手段に駆動力を伝達する駆動ピン8などの駆動伝達部材を所定時間、逆回転させた後、前記第一搬送手段を所定時間逆回転させる制御を行う。
これによれば、実施例2で説明したように、入口ローラ対11などの第一搬送手段と、排紙ローラ対12など第二搬送手段との間のシートの撓みを解消することができる。これにより、シートの狙いの位置に所定の処理を行うことができる。
また、駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に第二搬送手段を回転させて、駆動伝達部材と第二搬送手段との係合(当接)を解除して、駆動伝達部材と第二搬送手段との駆動連結を解除することができる。これにより、ミシン目形成部20などのシート処理部でシートに所定の処理を施しているときに、シートが第一搬送手段を引っ張ると、第一搬送手段が駆動伝達部材に対して相対的に回転し、シートをシート処理部へ繰り出し、シートの張力を低減することができる。これにより、シートが破損するのを抑制することができる。
また、第一搬送手段にシートを突き当ててスキュー補正を行うことができ、第二搬送手段にシートを突き当ててスキュー補正を行うものに比べて、第一搬送手段と第二搬送手段との間のシートの撓みを低減することができる。
態様1または2において、入口ローラ対11などの第一搬送手段が、駆動ピン8などの駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、ミシン目形成部20などのシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、所定時間、第一搬送手段よりも排紙ローラ対12などの第二搬送手段の搬送速度を速くした後、第一搬送手段および第二搬送手段の搬送を停止する制御を行う。
これによれば、実施例5で説明したように、生産性を低下させずに、入口ローラ対11などの第一搬送手段と、排紙ローラ対12など第二搬送手段との間のシートの撓みを解消することができる。また、撓みが解消された後は、第一搬送手段が、駆動ピンなどの駆動伝達部材に対して相対的に回転し、駆動伝達部材と第二搬送手段との係合(当接)を解除して、駆動伝達部材と第二搬送手段との駆動連結を解除することができる。これにより、ミシン目形成部20などのシート処理部でシートに所定の処理を施しているときに、シートが第一搬送手段を引っ張ると、第一搬送手段が駆動伝達部材に対して相対的に回転し、シートをシート処理部へ繰り出し、シートの張力を低減することができる。よって、シートが破損するのを抑制することができる。
また、停止している第一搬送手段を、シートを介して第二搬送手段の搬送力で、駆動伝達部材に対して相対的に回転させる場合に比べて、シートにかかる負担を低減することができる。
態様3、5または6において、入口ローラ対11などの第一搬送手段および排紙ローラ対12などの第二搬送手段の少なくとも一方の搬送手段には、回転方向に延びる空転溝部7などの溝部を有し、搬送手段を支持するローラ軸などの支持軸には、前記溝部に入り込む駆動ピン8などの突起部を有する。
これによれば、簡単な構成で、入口ローラ対11などの第一搬送手段を、駆動伝達部材たる支持軸に対して相対的に回転させることができる。
態様3乃至7いずれかにおいて、シートの種類に基づいて、ミシン目形成部20などのシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御を変更する。
これによれば、実施例6を用いて説明したように、シートの撓み方に対応したシート搬送制御を行なうことができ、確実にシートの撓みを解消できる。
態様3乃至8いずれかにおいて、シートの複数個所に所定の処理を行うとき、一回目のシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御と、2回目以降のシート処理部によりシートに所定の処理を行う前のシート搬送制御とを異ならせる。
これによれば、図18を用いて説明したように、1回目の所定処理前においては、上述したシート搬送制御を行って、撓みの解消と、駆動伝達部材と第一搬送手段および第二搬送手段のいずれか一方の駆動連結を解除する必要があるが、1回目の所定処理後は、第一搬送手段と第二搬送手段を同時に搬送し、かつ同速度で搬送を行なうだけで、撓みがない状態でシートを搬送できる。また、駆動連結が解除された状態を維持してシートを搬送することができる。
よって、1回目の所定処理後は、簡単な制御でシート搬送を行なうことができる。
態様1乃至9いずれかにおいて、前記シート処理部が前記シートに施す処理が、ミシン目形成処理などの部分切断処理である。
これによれば、狙いの位置に部分切断を施すことができ、また、ミシン目形成時にシートは破損するのを抑制することができる。
態様1乃至10いずれかにおいて、シートが、カットシートである。
これによれば、カットシートに所定の処理を施すことができる。
刃物41と刃物41に対向するローラ部材32などの対向部材との間ででシートを挟み込んでシートに所定の処理を施すミシン目形成部20などのシート処理部と、前記シートを狭持しながら前記シート処理部へ搬送する入口ローラ対11などの第一搬送手段と、シート処理部を通過してきたシートを狭持しながら搬送する排紙ローラ対12などの第二搬送手段と、第一搬送手段に駆動力を伝達する第一駆動伝達手段と、第二搬送手段に駆動力を伝達する第二駆動伝達手段とを備えたミシン目形成装置1などのシート処理装置において、シート処理部によりシートに所定の処理を行うとき、第一駆動伝達手段と第一搬送手段の駆動連結および第二駆動伝達手段と第二搬送手段の駆動連結の少なくとも一方を解除する。
これによれば、実施形態で説明したように、シート処理部によりシートに所定の処理を行うときにシートが対向部材により刃物側に押されて、シートの張力が高まったときに、駆動連結が解除されている搬送手段が、駆動伝達手段に対して空回りして、シートをシート処理部に繰り出して、シートにかかる張力を弱めることができる。これにより、シートが破損するのを抑制することができる。
シートに画像を形成する画像形成部などの画像形成手段と、シートに所定の処理を施すミシン目形成装置1などのシート処理手段とを備えた画像形成装置において、シート処理手段として、態様1乃至12いずれかのシート処理装置を用いた。
これによれば、狙いの位置に所定の処理を行うことができ、また、シート処理時におけるシートの破損を抑制することができる。
シートに画像を形成する画像形成装置3と、シートに所定の処理を施すミシン目形成装置1などのシート処理装置とを備えた画像形成システム4において、シート処理装置として、態様1乃至12いずれかのシート処理装置を用いた。
これによれば、狙いの位置に所定の処理を行うことができ、また、シート処理時におけるシートの破損を抑制することができる。
1a :側板
2 :後処理装置
3 :画像形成装置
4 :画像形成システム
7 :空転溝部
8 :駆動ピン
9 :ワンウェイクラッチ
11 :入口ローラ対
12 :排紙ローラ対
13 :揺動ガイド板
14 :搬送路
20 :ミシン目形成部
30 :押圧機構
32 :ローラ部材
32a :溝
32b :軸
33 :ホルダ
33a :バネ受け台
33b :支持軸
33c :ローラ支持部
34 :スライダ
34a :貫通孔
34b :バネ受け台
37 :コイルスプリング
38 :ガイドレール
41 :刃物
41a :刃
42 :退避台
101 :第一ギヤ
102 :第二ギヤ
103 :中継ギヤ
110 :駆動装置
111a :第一ローラ軸
111b :第二ローラ軸
112 :搬送モータ
112a :モータギヤ
M1 :第一のミシン目形成位置
P :シート
W :撓み
Claims (14)
- 刃物と前記刃物に対向する対向部材との間でシートを挟み込んで前記シートに所定の処理を施すシート処理部と、
前記シートを狭持しながら前記シート処理部へ搬送する第一搬送手段と、
前記シート処理部を通過してきた前記シートを狭持しながら搬送する第二搬送手段とを備えたシート処理装置において、
前記第一搬送手段および前記第二搬送手段の少なくとも一方の搬送手段を、当該少なくとも一方の搬送手段に駆動力を伝達する駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成したことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1に記載のシート処理装置において、
前記駆動伝達部材は、前記搬送手段を支持する支持軸であることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1または2に記載のシート処理装置において、
前記第一搬送手段が、前記駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、
前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、前記第二搬送手段よりも先に前記第一搬送手段の搬送を停止する制御を行うことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3に記載のシート処理装置において、
前記第一搬送手段にワンウェイクラッチを設けたことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1または2に記載のシート処理装置において、
前記第二搬送手段が、前記駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、
前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、前記第一搬送手段および前記第二搬送手段の搬送を停止した後、前記第二搬送手段に駆動力を伝達する駆動伝達部材を所定時間、逆回転させた後、前記第一搬送手段を所定時間逆回転させる制御を行うことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1または2に記載のシート処理装置において、
前記第一搬送手段が、前記駆動伝達部材に対して相対的に回転可能に構成されており、
前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御として、所定時間、前記第一搬送手段よりも前記第二搬送手段の搬送速度を速くした後、前記第一搬送手段および前記第二搬送手段の搬送を停止する制御を行うことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3、5または6に記載のシート処理装置において、
前記第一搬送手段および前記第二搬送手段の少なくとも一方の搬送手段には、回転方向に延びる溝部を有し、
前記搬送手段を支持する支持軸には、前記溝部に入り込む突起部を有することを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3乃至7いずれか一項に記載のシート処理装置において、
シートの種類に基づいて、前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御を変更することを特徴とするシート処理装置。 - 請求項3乃至8いずれか一項に記載のシート処理装置において、
前記シートの複数個所に所定の処理を行うとき、一回目の前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御と、2回目以降の前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行う前のシート搬送制御とを異ならせることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至9いずれか一項に記載のシート処理装置において、
前記シート処理部が前記シートに施す処理が、部分切断処理であることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載のシート処理装置において、
前記シートが、カットシートであることを特徴とするシート処理装置。 - 刃物と前記刃物に対向する対向部材との間でシートを挟み込んで前記シートに所定の処理を施すシート処理部と、
前記シートを狭持しながら前記シート処理部へ搬送する第一搬送手段と、
前記シート処理部を通過してきたシートを狭持しながら搬送する第二搬送手段と、
前記第一搬送手段に駆動力を伝達する第一駆動伝達手段と、
前記第二搬送手段に駆動力を伝達する第二駆動伝達手段とを備えたシート処理装置において、
前記シート処理部により前記シートに所定の処理を行うとき、前記第一駆動伝達手段と前記第一搬送手段の駆動連結および前記第二駆動伝達手段と前記第二搬送手段の駆動連結の少なくとも一方を解除することを特徴とするシート処理装置。 - シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記シートに所定の処理を施すシート処理手段とを備えた画像形成装置において、
前記シート処理手段として、請求項1乃至12いずれか一項に記載のシート処理装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記シートに所定の処理を施すシート処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
前記シート処理装置として、請求項1乃至12いずれか一項に記載のシート処理装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
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