JP4378134B2 - シート処理装置および該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置および該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は、例えば、複写機やプリンタ等の画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に備えられるか、あるいは装置本体に対して一体的に備えられるシート処理装置、およびこのシート処理装置を備えた画像形成装置に関し、ソート処理,綴じ処理,整合処理等を施す際に、バッファされたシートと処理されたシート束を同時排出する際の、シート排出挙動の安定化に関するものである。
近年、電子写真方式の複写機やレーザビームプリンタなどの画像形成装置のオプションとして、画像形成済みのシートに処理を施すフィニッシャ等のシート処理装置が開発されている。このシート処理装置は、シートに対して、ソート処理、綴じ処理、整合処理等を施すようになっている。また、針綴じするステイプラを備えたシート処理装置においては、シート処理装置本体内に搬送されたシートを、本体内部に形成された搬送路を通過させて後処理用トレイに積載した後に綴じ動作を行うようになっている。
このシートに処理を施す従来の発明の一つとして、下記特許文献1がある。この発明(従来例)に関して、図32を用いて説明を行う。画像形成装置900の排紙ローラ901から排紙されたシートは、フィニッシャ902の入口へと搬送される。切換えフラッパ903によりシートは、バッファパス904もしくは、搬送パス905に搬送されるかが決定される。通常は、搬送パス905に搬送された後、処理トレイ906に用紙が排出されることになる。この動作を繰返し、必要なシートが処理トレイ906に積載された後で、ステイプラ907が移動して綴じ動作を行うことにより、1箇所綴じ、もしくは、2箇所綴じが処理トレイ906上のシートに施される。
ここで、ステイプル処理を行っている状態では画像形成装置900から排紙されたシートを処理トレイ906に排紙することができないため、切換えフラッパ903によりバッファパス904に搬送された後で、バッファローラ908に巻付け処理が施される。通常、シートにステイプル処理等の後処理を行っている間、画像形成装置900から排紙されたシートは順次バッファローラ908に巻き付けられることになる。ステイプラ907によりステイプル処理が施されたシート束は、揺動ユニット909が揺動することにより束排紙ローラ910が加圧され、束排紙動作を行うことにより、処理トレイ906上のシート束は、スタックトレイ911に排紙されることになる。その後、バッファローラ908に巻き付けられた状態で待機しているシート束は、処理トレイ906に排紙されることにより同様のシート処理を行うのが一般的であった。
特開平9−48545号公報
しかしながら従来例では、バッファ処理を行うためにバッファローラやバッファローラから処理トレイまでの専用のバッファパスを設ける必要があり、装置が大きくなるとともに、コストアップする原因となっていた。またシートをバッファしている間は、シートをローラに巻きつけている必要があり、それによりシートにカールを生じさせる原因の一つとなっていた。この他、処理トレイ上のシートを束排出した後で、バッファローラに巻き付けてあるシートを処理トレイに搬送する様な一連の動作をする必要があり、処理を高速化する場合に不都合が生じていた。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、シート処理装置の大型化やコストアップを伴わず、シート処理の高速化を可能にするシート処理装置、およびこの装置を備えた画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、シート処理装置を次の(1)ないし(4)のとおりに構成し、画像形成装置を次の(5)のとおりに構成する。
(1)シートを処理するための第一のシート積載手段と、
前記第一のシート積載手段の搬送方向上流側に配設され、前記第一のシート積載手段でシートを処理している間に搬送されたシートを保持可能なシート保持手段と、
前記第一のシート積載手段から排紙されたシートを積載するための第二のシート積載手段と、
前記シート保持手段に保持された保持シートと前記第一のシート積載手段に積載された積載シートとを挟持して搬送可能なシート搬送手段と、
前記シート搬送手段の搬送方向下流側に設けられ、前記シート搬送手段により搬送されるシートの上面を下向きに付勢するガイド部材と、
制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記保持シートと前記積載シートを、前記シート搬送手段の正転動作により前記保持シートの搬送方向上流端が前記積載シートの搬送方向上流端よりも搬送方向上流側にずれた状態で搬送し、前記積載シートの搬送方向上流端が前記シート搬送手段を抜けた後、前記保持シートが前記シート搬送手段に挟持された状態で、前記シート搬送手段を、前記積載シートが前記保持シートから分離し始めるまでの時間よりも長く設定された所定時間停止させることで前記積載シートを前記保持シートから分離させた後で、前記シート搬送手段を逆転動作させることで前記保持シートを前記第一のシート積載手段に搬送するように制御するとともに、
前記ガイド部材は、前記シート搬送手段が所定時間停止しているとき、前記シート搬送手段に挟持された前記保持シートを下向きに付勢するシート処理装置。
(2)前記(1)に記載のシート処理装置において、
前記所定時間は、搬送されるシートのサイズにより異なるシート処理装置。
(3)前記(1)に記載のシート処理装置において、
前記所定時間は、搬送されるシートの材質により異なるシート処理装置。
(4)前記(1)に記載のシート処理装置において、
前記所定時間は、前記第一のシート積載手段に積載されたシート枚数により異なるシート処理装置。
(5)シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で画像が形成されたシートを処理するための前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えた画像形成装置。
本発明によれば、バッファされたシートと処理されたシートを同時に束排出する同時束排出時におけるシートの排出挙動を安定させることができ、装置の高速化(生産性向上)に寄与することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を複写機の実施例により詳しく説明する。なお、画像形成装置には、複写機,ファクシミリ,プリンタ、およびこれらの複合機等があり、シート処理装置が装備される画像形成装置は、複写機に限定されるものではない。
なお、実施例に記載されている構成部品の寸法,数値,材質,形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
実施例の説明では、シート処理装置が独立の装置として、画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に構成された、オプション的な装置である場合を例に説明する。ただし、本発明のシート処理装置は、画像形成装置に一体的に備えられる場合にも適用されることは言うまでもないが、以下に説明するシート処理装置の場合と、機能的に異なることは特にないので、その説明は省略する。
図1は、実施例1である“シート処理装置が装着された複写機”の概略構成を示す断面図である。なお、シート処理装置は、具体的には、例えばフィニッシャである。
(画像形成装置)
複写機100は、装置本体101とシート処理装置119とで構成されている。装置本体101の上部には、原稿給送装置102を装備してある。原稿Dは、ユーザによって原稿載置部103に載置されて給送部104により1枚ずつ順次分離してレジストローラ対105に供給される。続いて、原稿Dは、レジストローラ対105によって一旦停止され、ループを形成させられて斜行が矯正される。その後、原稿Dは、導入パス6を通り、読取位置108を通過することで、原稿表面に形成されている画像を読み取られる。読取位置108を通過した原稿Dは、排出パス107を通過して、排出トレイ109上に排出される。
また、原稿の表裏両面を読み取る場合には、まず、前述のようにして原稿Dが読取位置108を通過することで原稿片側の画像が読み取られる。その後、原稿Dは、排出パス107を通り、反転ローラ対110によってスイッチバック搬送されて、表裏反転した状態で、再度レジストローラ対105に送られる。
そして、原稿Dは、一方の面の画像を読み取ったときと同様にして、レジストローラ対105で斜行が矯正されて、導入パス106を通って、読取位置108で他方の面の画像が読み取られる。そして、原稿Dは、排出パス107を通り、排出トレイ109へ排出される。
一方、読取位置108を通過する原稿の画像には、照明系111の光を照射される。原稿から反射した反射光は、ミラー112によって、光学素子113(CCDあるいは他の素子)に導かれて、画像データとして得られる。そして、この画像データに基づいたレーザ光を、画像形成手段である例えば感光体ドラム114に照射して潜像を形成する。なお、図示はしないが、前記ミラー112によって、反射光を直接感光体ドラム114に照射して潜像を形成するように構成することもできる。
感光体ドラム114に、形成された潜像は、さらに、図示しないトナー供給装置から供給されたトナーによってトナー像が形成される。カセット115には、紙あるいは、プラスチックフィルム等のシートである記録媒体が積載されている。シートは、記録信号に応じてカセット115から送り出されて、感光体ドラム114と転写器116との間に進入する。そして、転写器116によって、感光体ドラム114上のトナー像がシートに転写される。トナー像が転写されたシートは定着器117を通過する間に定着器117の加熱加圧によって、トナー像を定着される。
記録媒体の両面に画像を形成する場合、定着装置117によって片面に画像が定着されたシートは、定着装置117の下流側に設けた両面パス118を通って、再度、感光体ドラム114と転写器116との間に送り込まれて、裏面にも、トナー像が転写される。そして、定着装置117でトナー像が定着されて外部(フィニッシャ119側)に排出される。
図2は、複写機全体の制御ブロック図である。複写機100全体は、CPU200によって制御されるようになっている。CPU200内には、各部のシーケンス、すなわち制御手順を記憶してあるROM202と、必要に応じて一時的に種々の情報が記憶されるRAM203が設けられている。原稿給送装置制御部204は、原稿給送装置102の原稿送り動作を制御するようになっている。イメージリーダ制御部205は、照明系111等を制御して、原稿の読み取りを制御するようになっている。画像信号制御部206は、イメージリーダ制御部205の読み取り情報、あるいは、外部のコンピュータ207から送られてくる画像情報を外部I/F208を介して受信し、その情報を処理して、プリンタ制御部209に処理信号を送るようになっている。プリンタ制御部209は、画像信号制御部206からの画像処理信号に基づいて感光ドラム114等を制御して、シートに画像が形成できるようにする。
操作部210は、複写機をユーザが使用するときのシートサイズ情報や、シートに対してどのような処理を施すか、例えばステイプル処理をする情報等を入力できるようになっているとともに、複写機の装置本体101やシート後処理装置であるフィニッシャ119の動作状態等の情報を表示できるようになっている。フィニッシャ制御部211は、シート後処理装置であるフィニッシャ119内の動作を制御するようになっている。FAX制御部212は、複写機をファックスとして使用できるように、複写機を制御するようになっており、他のファックスと信号の授受を行えるようにしている。
(シート処理装置)
図3は、シート処理装置の縦断面図である。図4は、各駆動系を示した縦断面図である。図8は、シート処理装置の制御ブロック図である。図9は、シート処理装置の動作を説明するための、フローチャートである。図10乃至図12は、経過時間に対する、後端アシスト134の移動速度と揺動ローラ対127のシート搬送速度との関係を示す図である。図10は、後端アシスト134と揺動ローラ対127とでシート束を送り出す、単独束出しシーケンスの図である。図11は、後端アシスト134と揺動ローラ対127との始動速度が異なる場合の束出し制御の図である。図12は、後端アシスト134,揺動ローラ対127,第1搬送ローラ対126でシート束とバッファユニット140に溜めたバッファシートとを同時に搬送する、同時束出しシーケンスの図である。
シート処理装置119は、シート束を製本化する機能を備えており、シート束の縁の近くを綴じるステイプラ132と、シート束の中央を綴じるステイプラ138と、このステイプラ138によって綴じられたシート束の綴じ位置の部分を折り曲げてシート束を冊子状にする折りユニット139等を備えている。
本実施例におけるシート処理装置119は、ステイプラ132の作動時に、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜める(バッファする)バッファユニット140を備えている。
このバッファユニット140は、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜めるようになっているので、従来の、例えばバッファローラを有している機構と異なって、扁平にすることができて、シート処理装置を小形化,軽量化することができる。さらに、シートを真っ直ぐな状態で溜めることができるので、バッファローラの場合と異なって、シートを丸めることがないので、シートを取り扱いやくす、その分、シート処理装置としてのシートの処理時間を短縮することができる。
シート処理装置119は、図8に示してある、フィニッシャ制御部211によって制御されるようになっている。フィニッシャ制御部211のCPU221内には、複写機の装置本体のCPU回路200からの指示に基づいて動作するシート処理装置119の制御順序(シーケンス)等を記憶してあるROM222と、シート処理装置119を制御するのにその都度必要な情報が記憶されるRAM223等を設けてある。また、フィニッシャ制御部211には、後述する紙面検知レバー133の動作に基づいて作動する紙面検知センサ224を接続してある。CPU221は、紙面検知センサ224のシート検知信号に基づいて、スタックトレイ128を昇降制御するようになっている。フィニッシャ制御部211は、入口ローラ対121、バッファローラ124、および第1排紙ローラ対126を回転させる入口搬送モータM2と、揺動ローラ対127および戻しローラ130を回転させる束出しモータM3と、束出しモータM3の回転を下ローラ127bに伝えたり、断ったりしたりする束下クラッチCL等を前記シーケンスに基づいて、作動制御するようになっている。
なお、図2のCPU回路部200とフィニッシャ制御部211は、一体であってもよい。
図4に示す、束下クラッチCLは、後述する下ローラ127bと戻しローラ130とが共通の束出しモータM3によって、回転するので、下ローラ127bと戻しローラ130とで、シートあるいはシート束を搬送しているとき、スリップが生じたり、両方のローラにシート搬送速度差が生じたりしたとき、シートあるいはシート束にしわを生じさせたり、破損したりするおそれがあるので、速度差を吸収するために設けてある。
(シート束を綴じて排出する動作説明)
ユーザによって、複写機100の操作部210(図2参照)のシート綴じ処理表示を選択されると、CPU回路200は、装置本体の各部を制御して複写機を複写動作に移らせるとともに、フィニッシャ制御部211にシート綴じ処理信号を送る。
なお、図13乃至図19に基づく動作説明は、操作部210にユーザによって入力された、シートサイズ情報に基づいてシートの長さが長いとCPU回路200が判断した場合(例えば、A3サイズのような場合)、あるいは、シートの種類情報によって、シートが厚紙,薄紙,タブ紙,カラ−紙等のように、通常のシートと異なる属性を備えた特殊シートである場合の説明である。すなわち、図13乃至図19に基づく動作説明は、シート束をスタックトレイ128に排出してから、処理トレイ129に後述するバッファシートを積載する動作を開始するようになっている場合の説明である。なお、シートの長さや、特殊シートであるか否かに関係なく、以下に説明する動作を行ってもよいことは勿論である。
フィニッシャ制御部211は、シート綴じ処理信号に基づいて、入口搬送モータM2、束出しモータM3を始動させる。また、フィニッシャ制御部211は、バッファローラ離間プランジャSL1(図4参照)を作動させて、バッファローラ124を下搬送ガイド板123bから離し、さらに不図示のプランジャを作動させて、揺動ローラ対127の上ローラ127aを下ローラ127bから離してある。なお、入口搬送モータM2,束出しモータM3の始動停止は、シートの動きに合わせて逐一制御されるようになっていてもよい。
複写機100(図1参照)の装置本体101の排出ローラ対120から送られてきた1枚目のシートは、図3,図4に示す受取ローラ対137の搬送とフラッパ122の案内とによって、入口ローラ対121に搬送される。受取ローラ対137は、前記排出ローラ対120を回転させる共通搬送モータM1によって回転するようになっている。
図13(a)に示すように、入口ローラ対121は、入口搬送モータM2(図4参照)によって回転して、1枚目のシートP1を搬送する。シートP1は、上搬送ガイド板123aと下搬送ガイド板123bとからなるガイド123の案内によって第1排紙ローラ対126へ搬送される。
シートP1は、図13(b)に示すように、第1排紙ローラ対126の回転によってさらに搬送されて、図14(a)に示すように、スタックトレイ128方向に放出される。シートP1は、図14(b)に示すように、スタックトレイ128と処理トレイ129とに跨って落下する。その後、図15(a),(b)に示すように、上ローラ127aが不図示のプランジャによって下降して、下ローラ127bとでシートを挟む。
このとき、上ローラ127aと束出しモータM3(図4参照)によって、すでに矢印方向に回転している。さらに、処理トレイ129に接離自在な戻しローラ130も束出しモータM3(図4参照)によって、矢印方向に回転している。ところで、下ローラ127bは、1枚目は、束下クラッチCL(図4参照)の作動によって駆動が連結されているが、2枚目以降はオフして空転するようになっている。これは、1枚目のシートを処理トレイ129に積載した後に、2枚目以降のシートが積載されるとき、下ローラ127bが回転していると、下ローラ127bが1枚目のシートもストッパ131側に押し込んで、1枚目のシートに皺を生じさせるおそれがあるためである。
図16(a)に示すように、揺動ローラ対127と戻しローラ130との回転によって、シートが右下がりの処理トレイ129上を矢印方向に滑り降りる。そのとき、後端アシスト134は、待機位置に待機している。そして、シートP1がストッパ131に当接する前に、上ローラ127aがシートP1から離れる。シートP1は、戻しローラ130によってストッパ131に突き当てられる。その後、シートの幅整合が公知の1対の整合板144(図5参照)によって行われる。
以下、後続のシートも同様にして、処理トレイ129に積載される。図17に示すように、処理トレイ129に所定枚数のシートが積載されると、図3,図4に示すステイプラ132によって、その束状のシートが綴じられる。なお、シート束には、ステイプラ132によって綴じ処理を施す代わりに、不図示のパンチユニットによって孔あけ処理を施してもよい。
図18(a)に示すように、上ローラ127aが不図示のプランジャによって下降して、下ローラ127bとでシートを挟む(S101)。束下クラッチCLが作動して(S102)、約150msec経過後(S103)、整合板144がシート束から退避し(S104)、スタックトレイ128が、紙面検知レバー133によって検知される位置に移動して、排出されてくるシート束を受け取りやすい位置に待機している(S105)。
図18(b)に示すように、上ローラ127aは下ローラ127bとでシート束Pを挟んで矢印方向に回転して、後端アシスト134は、シート束Pの後端を押して、シート束をスタックトレイ128に排出する。後端アシスト134は、図5乃至図7に示すように、後端アシストモータM4によって、正転,逆転するベルト142に設けられている。なお、後端アシスト134は、シート束P後端の両側部を押す構成であり、ストッパ131はシート束P後端の中央部を止める構成であって、後端アシスト134はストッパ131の位置を越えて、図5乃至図7に示すように、前進,後進可能となっている。
このとき、図10に示すように、揺動ローラ対127と後端アシスト134の起動時(T1)および起動速度(132mm/sec)が同じで、同じ加速終了速度(500mm/sec)に同じ時間(T2)に到達すれば、揺動ローラ対127と後端アシスト134は、シート束に引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる(S106)。
しかし、図11に示すように、後端アシスト134の起動速度が、後端アシストモータM4の回転力を後端アシスト134に伝達するベルト143,142等によって、揺動ローラ対127の起動速度より、仮に速い場合がある(仮に、300mm/secとする)。このような場合、揺動ローラ対127のシート搬送速度が300m/secになる時間T3まで、後端アシスト134は移動を開始しないで停止していて、揺動ローラ対127のシート搬送速度になると、移動を開始する。すなわち、後端アシスト134は、揺動ローラ対127が始動してから(T3−T1)=ΔT時間後に始動する(S107)。なお、揺動ローラ対127の方が、後端アシスト134より、起動速度が速い場合は、逆に、揺動ローラ対127の起動時をΔTだけ遅くする。もし、後端アシスト134の起動速度と、後端アシスト134の起動速度とが同じときには、ΔTは零である。
このように、始動時にΔTの時間差を設けると、揺動ローラ対127と後端アシスト134とに起動速度の差があっても、揺動ローラ対127と後端アシスト134は、シート束に引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる。また、揺動ローラ対127によるローラの擦れ痕がシートに付いて、シート束の品質や、シート束の画像の品質を低下させるようなことがない。
シート束は、揺動ローラ対127,後端アシスト134、および戻しローラ130によって、スタックトレイ128の側に送り出しを開始される(S108)。後端アシスト134は、約15mm移動した時点(S109)で、元の位置(ホームポジション)に戻る(S110、図12における「HP出し制御」に相当する動作)。シート束は、図19に示すように、揺動ローラ対127によって、スタックトレイ128上に排出される。その後、揺動ローラ対127の上ローラ127aが下ローラ127bから離れた時点で、一連のシート束排出動作が終了する(S111,S112)。
図18(b)において、シート束が排出され始めたとき、次のシート束の最初のシートが入口ローラ対121に送り込まれてきている。
本実施例のシート処理装置119は、後端アシスト134がシート束の後端を押してシート束を搬送するので、シート束の表面にローラを圧接回転させてシート束を排出する場合と異なって、シート束の表面に傷を付けることなく、確実に搬送することができる。
(バッファ動作)
以上の動作説明は、例えば、シート同士の搬送間隔が広く、次のシートが送り込まれてくる間にシート束に綴じ処理を施すことができる場合についての動作説明であるが、次に説明する動作説明は、シート同士の搬送間隔が狭く、シート束に処理を施しているときに、後続シートが送り込まれてくる場合、綴じ処理中だけ、その後続シートを溜めておく(バッファしておく)、バッファ動作についての説明である。
シート処理装置119は、複写機100の装置本体101から送られてくるシートの間隔がシート綴じ処理時間より短いと装置本体101のCPU回路200によって判断したときのフィニッシャ制御部211のバッファ動作指令に基づいて、バッファ動作を行う。この場合、バッファローラ124は、プランジャSL1(図4参照)によって、下降して下搬送ガイド板123bに接触している。
図20において、処理トレイ129には、前述した動作に基づいてシート束が積載されているものとする。そのシート束には、ステイプラ132(図3、図4参照)によって綴じ処理が行われているものとする。
図20(a)に示すように、処理トレイ129に積載されたシート束Pにステイプル処理が行われている間に、次シート束の1枚目のシートP1が送り込まれてくると、そのシートP1は、入口ローラ対121によって、バッファローラ124に送り込まれる。バッファローラ124は、入口搬送モータM2(図4参照)によって回転してシートP1を下流へと搬送する。このとき、第1排紙ローラ対126の上第1排紙ローラ対126aは、第1排紙ローラ離間プランジャSL2(図4参照)によって、下第1排紙ローラ対126bから離れている。なお、第1排紙ローラ離間プランジャSL2は、図4において、バッファローラ離間プランジャSL1と重なって見えるため、図4には図示されていない。また、揺動ローラ対127の上ローラ127aも、不図示のプランジャによって、下ローラ127bから離れている。
図20(b)に示すように、シートP1の後端が、スイッチバックポイントSPに到達すると、図21(a)に示すように、バッファローラ124の逆転によって、上流側へ戻される。これと、ほぼ同時に後端押さえ135が、下搬送ガイド板123bから離れて後端受け止め部136が開放される。スイッチバックポイントSPへの到達は、図4に示す入口ローラ対121の下流側近傍に配設した入口センサS1がシートの先端(下流側端)によって作動してから、所定時間後、あるいは、バッファローラ124の回転数等によって検知することができるようになっている。
シートの下流端が検知されてからの、シートP1の上流端側は、図21(a)に示すように、後端受け止め部136に受け止められる。その後、後端押さえ135は、図21(b)に示すように、元の位置に戻って、後端押さえ135に設けてある摩擦部材141によって、シートP1を下搬送ガイド板123bに押し付ける。
その後、図22(a)に示すように、2枚目のシートP2が送り込まれてくる。2枚目のシートP2は、入口ローラ対121によって搬送される。このとき、シートP2は、後端押さえ135の上を通過する。その後、シートP2は、図22(b)に示すように、バッファローラ124によっても搬送される。
このとき、1枚目のシートP1は、バッファローラ124によって、2枚目のシートP2とともに下搬送ガイド板123bに押し付けられて、搬送される2枚目のシートP2に追従して、下流側に移動しようとする。しかし、1枚目のシートP1は、後端押さえ135に設けてある摩擦部材141によって、下搬送ガイド板123bに押し付けられているので、移動するようなことがない。
2枚目のシートP2も、1枚目のシートP1と同様に、後端がスイッチバックポイントSPに到達すると図23,図24に示すように上流側に戻される。そして、2枚目のシートP2は、後端押さえ135の摩擦部材141によって、1枚目のシートP1に重なって下搬送ガイド板123bに押し付けられる。
その後、図25(a)に示すように、3枚目のシートP3が送られてきて、シートP3の後端が入口ローラ対121を通過すると、図25(b)に示すように、上第1排紙ローラ対126aが下第1排紙ローラ対126bとで、第1乃至第3のシートを挟み込む。このとき、3枚目のシートP3は、1枚目,2枚目のシートP1,P2よりも下流側に多少突出している。また、この頃、処理トレイ129上のシート束に対する綴じ処理が終了しているので、図26(a)に示すように、後端アシスト134が処理トレイ129に沿って移動して、シート束の後端を押し上げる。この結果、シート束Pの下流端Paは、3枚目のシートP3の下流端P3aよりも下流側に長さLだけ突出する。
そして、図26(b)に示すように、上ローラ127aも下降して、下ローラ127bで、3枚のシートP1,P2,P3と、シート束Pとを挟み込む。これに伴って、後端押さえ135が2枚目のシートP2から離れて、1枚目のシートP1と、2枚目のシートP2とを解放する。
その後、揺動ローラ対127は排出方向に回転するよう制御されることにより、揺動ローラ対127に挟まれた3枚のシートP1,P2,P3及びシート束Pはスタックトレイ128方向へ搬送される。そして、図27(a),(b)に示すように、シート束Pの後端は揺動ローラ対127を抜け、かつ、3枚のシートP1,P2,P3の後端は揺動ローラ対127に挟持された状態になると、揺動ローラ対127は停止するよう制御される。揺動ローラ対127の停止から所定時間の間、揺動ローラ対127は停止するように制御される。この停止時間内にシート束Pは、図27(a)のA方向に重力が働くことによりシートP1,P2,P3と離間し、スタックトレイ128上に落下する。この所定時間は、シーケンス図上で示すならば図12中のXで示されている部分であり、通常、シート束PとシートP1,P2,P3が離間する時間よりも長く設定されている。この所定時間は長く設定した方が、シート束Pの離間には有利になるが、あまり長く設定しすぎると生産性が低下する原因となる。これまでの説明で明らかな様に、シート束PとシートP1,P2,P3の接触長さは、シート長さからLだけ引いた長さとなるためシートサイズが大きくなるとその分だけ接触長さが長くなることになるため、停止時間も長く必要となってくる。したがって、シートサイズが長くなれば停止時間も長く設定することになる。停止時間は何もシートサイズのみに依存する必要は無く、例えば、搬送されるシートの種類やシート束の枚数、さらには使用環境等の、シート束とシートの離間時間に依存する要因に応じて設定することが望ましい。
揺動ローラ対127の停止から所定時間経過した後、図28(a),(b)に示すように、揺動ローラ対127が排出方向と逆方向に回転するように制御されることにより、3枚のシートP1,P2,P3は揺動ローラ対127と戻しローラ130によって、処理トレイ129上を滑降搬送されて、ストッパ131に受け止められる。この間、スタックトレイ128は、一旦、下降して、シート束の上面を紙面検知レバー133よりも下げてから、再度、上昇して、シート束の上面によって紙面検知レバー133が作動した時点で、上昇を停止する。この結果、スタックトレイ128上のシート束の上面を所定の高さに保持することができる。その後、シートは、下搬送ガイド板123b上に溜められることなく、順次、処理トレイ129上に積載されて、所定枚数に達すると、綴じられる。この綴じ動作の間、後続シート束の3枚のシートが下搬送ガイド板123b上に溜められる。
なお、以上の説明では、下搬送ガイド板123b上に3枚のシートが溜められるようになっているが、溜められるシート(バッファシート)の枚数は、シートの長さ,綴じる時間,シートの搬送速度等によって変わるため、何も3枚に限定されるものではない。
図26(b)において、図12に示すように、第1排紙ローラ対126,揺動ローラ対127,後端アシスト134の起動時(T1)および起動速度(132mm/sec)が同じで、同じ加速終了速度(500mm/sec)に同じ時間(T2)に到達すれば、第1排紙ローラ対126,揺動ローラ対127,後端アシスト134は、シート束や、3枚のシートに引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる。しかし、起動速度に差がある場合には、図9のS107におけるように、ΔTの時間差を設けて、各々を始動するようにすると、シート束や、3枚のシートに引っ張り力や圧縮力を加えるようなことがなく、シート束を排出することができる。また、第1排紙ローラ対126や揺動ローラ対127によるローラの擦れ痕がシートに付いて、シート束の品質や、シート束の画像の品質を低下させるようなことがない。
以上説明したように、本実施例のシート処理装置119は、図26(a)において、シート束Pの下流端Paを、1枚目,2枚目のシートP1,P2の下流端P1a,P2bよりも下流側に長さLだけ突出させるようになっている。これは、次の理由による。
仮に、図29に示すように、下流端の突出長さが、前記長さLより短いL1であるとすると、上流端の突出長さもL1になる。このため、揺動ローラ対127が、シート束Pをスタックトレイ128に排出してから、3枚のバッファシートを掴む長さが短くなり、3枚のバッファシートを掴み損なって処理トレイ129に確実に送り込むことができなくなることがある。したがって、揺動ローラ対127がバッファシートを確実に掴んで処理トレイ129に送り込むことができるようにするため、シート束をバッファローラに対して長さLだけ突出させている。
また、前記突出長さが短いと、バッファシートとシート束との接触面積が広くなって、シート束がバッファシートに密着し、スタックトレイ128に落下するのが遅くなりがちである。このような場合、揺動ローラ対127が逆転して、バッファシートを処理トレイ129に送り込むとき、シート束がバッファシートに密着したまま、揺動ローラ対127に進入して、シート束に傷が付いたり、ジャムの発生原因になったりするおそれがある。したがって、シート束とバッファシートとの分離性を良くするためにも、シート束をバッファローラに対して長さLだけ突出させている。
その他、本実施例におけるシート処理装置119は、後端アシスト134がシート束の後端を押すようになっている。このように、シート束の後端を後端アシスト134で押してシート束を搬送すると、シート束の表面にローラを圧接回転させてシート束を排出する場合と異なって、シート束の表面に傷を付けることなく、確実に搬送することができる。
すなわち、図30に示すように、揺動ローラ対127のみで、シート束を排出すると、シートに対する上ローラ127aおよび下ローラ127bの摩擦の相違や、回転速度の相違等によって、シートの搬送量が異なり、上位のシートと下位のシートとにずれを生じさせることがある。このような場合、揺動ローラ対127は、シートに対して滑り回転をして、シートに傷を付けることがある。また、シート束全体を捩じりながら排出するようなことが生じて、円滑にシート束を排出することができなくなり、処理に時間を要するようになる。さらに、シート束全体を捩じった場合、綴じた部分でシートが裂けて、そのシート束を使用することができなくなるおそれもある。
また、このような現象は、シート束を確実に排出しようとして、シート束に対する揺動ローラ対127の挟圧力を高めると、発生しやすくなる。逆に挟圧力を弱めると、シート束を確実に搬送することができない。したがって、揺動ローラ対127の挟圧力の設定が困難である。
そこで、本実施例におけるシート処理装置119は、揺動ローラ対127のみでなく、後端アシスト134によってもシート束を排出するようになっているので、前述のようなシートに対する滑り回転をしたり、シート束を捩じたりすることがなくなり、シートやシート束に損傷を与えることなく、シート束を円滑、かつ速やかに排出することができる。また、揺動ローラ対127の挟圧力を厳密に管理することなく、シート束を排出することができるようになる。
なお、以上で説明したシート処理装置は、ステイプラ132の作動時に、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜める(バッファする)バッファユニット140を備えている場合について説明したが、バッファユニット140の代わりに従来例に示すような巻き付け形のバッファローラ908を備えたバッファユニット(図32)を備えている場合においても、本発明は適用することができるものであって、シートを真っ直ぐな状態で複数枚重ねて溜める(バッファする)バッファユニット140を備えているシート処理装置に限定されるものではない。
実施例2である“複写機”について図31を用いて説明を行う。なお、後述のガイド301に関する部分以外は、実施例1と同様なので、実施例1の説明を援用する。
図31は、図27(a)で説明を行った同時束排出時の他の例を示した図である。処理トレイ129で処理されたシート束Pと、バッファされた用紙が今丁度同時束排出されている瞬間の状態を示している図である。揺動ユニット300には支点302により図中矢印Cの方向に回動可能に設けられたガイド301が、揺動ローラ対127の下流に配置されている。このガイド301は、揺動ローラ対127のニップ方向(図中破線矢印B方向)にシートをガイドする形状となっている。仮にバッファされたシートが、カール等の条件により揺動ローラ対127を抜けた後で破線Pbの様に暴れた状態で排紙されることがあっても、ガイド301がシートPbを上方から適切な力で下方向に付勢しているため、排紙されたシートは、実線Paの様な理想的な排紙状態に補正される。このため、Pbの場合であれば、シート束Pとの間にできた空間Eにより負圧が生じることで、シート束Pを上方に吸着していたために、束出しモータ逆転までの停止時間を長く設定しなければならなかったが、ガイド301を設けることによりシート暴れ時間が無くなることで、停止時間を短く設定することが可能になる。
スタックトレイ128を上方に移動させる場合、ガイド301は、図示しない駆動モータにより駆動されシャッタ303が上方に移動し、それにより押し上げられる(矢印C方向に回動する)ことにより、揺動ユニット300内に退避することになる。ガイド301は、スタックトレイ128が移動した後でシャッタ303が下方に移動した場合には、下方に働いている付勢力により再び出現することになる。
実施例1である複写機の概略構成を示す断面図 制御系の全体構成を示すブロック図 シート処理装置の全体構成を示す断面図 各駆動系を示す断面図 バッファユニット周辺の構成を示す断面図 バッファユニット周辺の構成を示す断面図 バッファユニット周辺の構成を示す断面図 シート処理装置の制御系の構成を示すブロック図 シート処理装置の動作を示すフローチャート 経過時間に対する、後端アシスト134の移動速度と揺動ローラ対127のシート搬送速度との関係を示す図 経過時間に対する、後端アシスト134の移動速度と揺動ローラ対127のシート搬送速度との関係を示す図 同時束出しシーケンスを示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 シート処理装置の動作を示す図 後端アシスト134の意義の説明図 実施例2の要部の構成を示す断面図 従来例の構成を示す断面図
符号の説明
119 シート処理装置
123 ガイド
124 バッファローラ
126 第1排紙ローラ対
127 揺動ローラ対
128 スタックトレイ(第二のシート積載手段)
129 処理トレイ(第一のシート積載手段)
211 フィニッシャ制御部
900 画像形成装置

Claims (5)

  1. シートを処理するための第一のシート積載手段と、
    前記第一のシート積載手段の搬送方向上流側に配設され、前記第一のシート積載手段でシートを処理している間に搬送されたシートを保持可能なシート保持手段と、
    前記第一のシート積載手段から排紙されたシートを積載するための第二のシート積載手段と、
    前記シート保持手段に保持された保持シートと前記第一のシート積載手段に積載された積載シートとを挟持して搬送可能なシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段の搬送方向下流側に設けられ、前記シート搬送手段により搬送されるシートの上面を下向きに付勢するガイド部材と、
    制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記保持シートと前記積載シートを、前記シート搬送手段の正転動作により前記保持シートの搬送方向上流端が前記積載シートの搬送方向上流端よりも搬送方向上流側にずれた状態で搬送し、前記積載シートの搬送方向上流端が前記シート搬送手段を抜けた後、前記保持シートが前記シート搬送手段に挟持された状態で、前記シート搬送手段を、前記積載シートが前記保持シートから分離し始めるまでの時間よりも長く設定された所定時間停止させることで前記積載シートを前記保持シートから分離させた後で、前記シート搬送手段を逆転動作させることで前記保持シートを前記第一のシート積載手段に搬送するように制御するとともに、
    前記ガイド部材は、前記シート搬送手段が所定時間停止しているとき、前記シート搬送手段に挟持された前記保持シートを下向きに付勢することを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記所定時間は、搬送されるシートのサイズにより異なることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記所定時間は、搬送されるシートの材質により異なることを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記所定時間は、前記第一のシート積載手段に積載されたシート枚数により異なることを特徴とするシート処理装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で画像が形成されたシートを処理するための請求項1ないしのいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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