JP3415708B2 - シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置

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JP3415708B2
JP3415708B2 JP20358295A JP20358295A JP3415708B2 JP 3415708 B2 JP3415708 B2 JP 3415708B2 JP 20358295 A JP20358295 A JP 20358295A JP 20358295 A JP20358295 A JP 20358295A JP 3415708 B2 JP3415708 B2 JP 3415708B2
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sheets
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克典 塙
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
プリンタ等の画像形成装置により画像形成されたシート
を後処理用トレイに積載するシート積載装置及びそれを
備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシート積載装置においては、本体
内に搬送されたシートを本体内部に形成された搬送通路
を通過させて後処理用トレイに積載した後、綴じ動作を
行うようにしている。
【0003】ところで、シート束を綴じる場合は、綴じ
手段であるステイプラを移動させて1ケ所綴じ又は複数
綴じ(通常は2ケ所綴じ)を行うようにしているが、綴
じ動作を行っている間は次のジョブのシートを後処理用
トレイに積載することができないので綴じ動作の間はジ
ョブ間の紙間をあける必要があった。
【0004】しかし、このようにジョブ間の紙間をあけ
ると、プロダクティビティーが低下するので、従来は綴
じ動作を行う場合には、図49に示すように用紙切り替
えフラッパ90,91によって第1搬送パス6Aと第2
搬送パス(バッファーパス)8Aとを切り替えて第2搬
送パス8AにシートSを蓄えた後、このシートSを画像
形成装置から排出される次の用紙と一緒に搬送すること
により、プロダクティビィティーの低下を防ぐようにし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート積載装置においては、第2搬送パス8Aには
シートSを1枚しか蓄えることができないので紙間のあ
る画像形成装置には適応できるが、今日のような紙間の
ない高速機の画像形成装置には適応できない。このた
め、この綴じ動作の間は紙間をあけなければならず、プ
ロダクティビティーが低下するという問題点があった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、プロダクティビティー
を低下させることなく後処理を行うことのできるシート
積載装置及びそれを備えた画像形成装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを搬送
通路を通過させて後処理用トレイに積載するシート積載
装置において、前記シートを回転する回転体に巻き付け
て該シートの前記後処理用トレイへの搬送を待機させる
搬送待機通路と、前記搬送通路の前記搬送待機通路との
分岐点に設けられ、前記搬送されたシートを前記搬送通
路又は搬送待機通路に選択的に案内するよう切り換えら
れる第1切換え部材と、前記搬送待機通路に案内された
シートの枚数が所定枚数になったことを検出する第1シ
ート枚数計数装置と、前記搬送待機通路に設けられ、待
機している前記シートを該搬送待機通路に保持する位置
と、前記待機しているシートを前記搬送通路との合流点
に案内する位置に選択的に切り換えられる第2切換え部
材と、前記シートを前記搬送待機通路に案内するよう前
記第1切換え部材を切り換えると共に前記回転体を回転
させて該シートを搬送待機通路に待機させる一方、前記
第1シート枚数計数装置にて所定枚数のシートが該搬送
待機通路に案内されたことを検知した際には前記所定枚
数のシートを前記搬送通路の合流点に案内するよう前記
第2切換え部材を切り換える搬送制御装置と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】また本発明は、前記搬送制御装置は、綴じ
動作の際前記シートを待機させた後、次のシートが前記
搬送待機通路に案内されるまでは前記回転体を停止する
ようにしていることを特徴とするものである。
【0009】さらに本発明は、前記搬送待機通路は、前
記搬送通路の上流部及び下流部と連通する円筒状の空間
部分を有する枠体と、前記枠体の空間部分に装着される
円筒状の回転体との間に形成されることを特徴とするも
のである。
【0010】また本発明は、前記第1シート枚数計数装
置は、前記搬送待機通路に設けられていることを特徴と
するものである。
【0011】さらに本発明は、綴じられる一束分の枚数
のシートが通過したことを検出する第2シート枚数計数
装置を設ける一方、前記搬送制御装置は前記第2シート
枚数計数装置からの信号に基づき1回目の綴じ動作を行
う前記一束分の枚数のシートが前記搬送通路を通過した
ことを検知した後に、前記シートを前記搬送待機通路に
案内するよう前記第1切換え部材を切り換えるようにし
たことを特徴とするものである。
【0012】また本発明は、前記搬送制御装置に綴じ方
法がlケ所綴じ又は複数綴じかを判断する判断手段を設
け、該搬送制御装置は前記判断手段にて綴じ方法が複数
綴じと判断した場合に、前記シートを前記搬送待機通路
に案内するよう前記第1切換え部材を切り換えるように
したことを特徴とするものである。
【0013】さらに本発明は、画像形成部と、この画像
形成部にて画像形成されたシートの後処理を行うシート
積載装置とを備えてなる画像形成装置にも適応できるよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0014】なお、このような構成により、枠体の円筒
状の空間部分に円筒状の回転体を装着し、枠体と回転体
との間に搬送通路の上流部及び下流部と連通する搬送待
機通路を形成すると共に、回転する回転体にシートを巻
き付けることにより搬送待機通路にシートを待機させる
ようにする。そして、綴じ動作の際、搬送制御装置は、
搬送通路の搬送待機通路との分岐点に設けられ、シート
を搬送通路又は搬送待機通路に選択的に案内するよう切
り換えられる第1切換え部材を切り換えてシートを搬送
待機通路に案内すると共に回転体を回転させてシートを
搬送待機通路に待機させるようにする。さらに、搬送待
機通路に設けられた第1シート枚数計数装置により所定
枚数のシートが搬送待機通路に案内されたことを検知し
た際には、搬送待機通路に設けられ、待機しているシー
トを搬送待機通路に保持する位置と、待機しているシー
トを搬送通路との合流点に案内する位置に選択的に切り
換えられる第2切換え部材を切り換えることにより、待
機している所定枚数のシートを搬送通路の合流点に案内
するようにする。
【0015】また、搬送制御装置は、シートを待機させ
た後、次のシートが搬送待機通路内に案内されるまでは
回転体を停止するようにする。
【0016】さらに、搬送制御装置は、搬送通路に設け
られた第2シート枚数計数装置からの信号に基づき1回
目の綴じ動作を行う一束分の枚数のシートが搬送通路を
通過したことを検知した後に、第1切換え部材を切り換
えてシートを搬送待機通路に案内するようにする。
【0017】また、搬送制御装置は、綴じ方法がlヶ所
綴じ又は複数綴じかを判断する判断手段にて綴じ方法が
複数綴じと判断した場合に、第1切換え部材を切り換え
てシートを搬送待機通路に案内するようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明を適用できる画像形成装置
の一例である複写装置の内部構成を示す図である。同図
において、1は本発明におけるシ−ト積載装置、100
は複写装置本体、200はサイズの異なる複数の用紙を
積載するカセット、300は原稿の自動給送を行う循環
式原稿給送装置(以下ADFと称する)である。
【0020】まず、複写装置本体100において、10
1は原稿を積載する原稿台ガラス、103,104はそ
れぞれ原稿の反射光の光路を変更する操作用反射ミラ−
(走査ミラ−)、105は合焦及び変倍機能を有するレ
ンズ、106はADF300より送られた原稿を読み取
るための照明ランプ及びミラ−を持つ第1走査ミラ−で
ある。
【0021】107はレジストロ−ラ、108,110
は感光ドラム及び加圧ロ−ラ、111は画像記録された
記録紙を定着側へ搬送する搬送ベルト、112は搬送さ
れてきた記録紙を熱圧着させる定着器、113,117
は記録紙を搬送する搬送ロ−ラ、114は搬送されてき
た記録紙の搬送方向を切り換えるためのフラッパ、11
5は記録紙をシ−ト積載装置1の方向へ搬送する搬送ロ
−ラ、116は記録紙の表裏を反転する反転パス、11
8はカセット200からの用紙を感光ドラムユニット部
へ搬送する搬送ロ−ラ、119,120,121は手さ
しユニットから用紙を搬送するロ−ラ、トレイ及び分離
パットである。122,123,125は感光ドラム上
に画像形成するためのレ−ザ−及びポリゴンミラ−、光
路を変更するミラ−であり、124はポリゴンミラ−1
23を駆動するためのモ−タ−である。
【0022】また、カセット200において、201は
カセット200から用紙を引き出す搬送ロ−ラ、202
はカセット200から引き出された用紙を上方へ受け渡
す中間ロ−ラである。
【0023】ところで、感光ドラム108の表面は光導
電体と導電体を用いたシ−ムレス感光体からなり、この
ドラム108は回動可能に軸支されて、複写開始キーの
押下に応答して作動するメインモ−タ(図示せず)によ
り、同図の矢印の方向に回転を開始するようになってい
る。なお、ドラム108の所定回転制御及び電位制御処
理(前処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置
かれた原稿は第1走査ミラー106と一体に構成された
照明ランプにより照明され、その原稿の反射光は走査ミ
ラー103,104を経てレンズ105を通り、レンズ
ユニット内部の受光素子にて結像するようになってい
る。
【0024】ここで、この原稿からの反射光像は受光素
子において電気信号に変換されて画像処理部(図示せ
ず)へ送られる一方、この画像処理部においてユーザー
より本体が受けた所定のデータ処理が行われた後、レー
ザー112へ送られるようになっている。そして、この
データ処理が行われた電気信号はレーザー部112で光
に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125
を反射して感光ドラム108上で静電潜像となると共に
トナーにより可視化されて後述するように転写紙上に転
写されるようになっている。
【0025】また、カセット200もしくは手差しトレ
イ120にセットされた転写紙は、給送ローラ118,
119,201,202により複写装置本体100内に
送られ、レジストローラ109により、正確なタイミン
グをもって感光ドラム108の方向へ送られ、潜像先端
と転写紙の先端とが一致される。その後、感光ドラム1
08とローラ110との間を転写紙が通過することによ
り、ドラム108上のトナー像が転写紙上へ転写され
る。
【0026】なお、この後、転写紙はドラム108より
分離され、搬送ベルト111により定着器112は導か
れ、加圧及び過熱により定着される。そして、このよう
にして画像形成された転写紙(以下シートという)はフ
ラッパ114により、116に示すパス内に入り、シー
トの後端がフラッパ114を抜けた時点で搬送ローラ1
17は図示する矢印の逆の方向へ回転する。そこでシー
トは116に示すパスを逆方向へ進行し、その先端はフ
ラッパ114により排紙ローラ115の方向へ進行させ
られ、印字面を下向きにシート積載装置本体1へ出力さ
れる。
【0027】一方、ADF300において、301は原
稿束302を原稿下向きにセットする積載トレイであ
り、原稿束最下紙よりピックアップローラ304が1枚
ずつ搬送する。305は原稿が複数枚束送りされてきた
場合に1枚ずつ最下紙を送り出す分離手段であり、30
6は分離された原稿の先端ぞろえを行うレジストローラ
対である。なお、レジストローラ306を通過した原稿
は、読み取り部307でミラー台106を固定した状態
で原稿を読み取る(いわゆる流し読み)が行われた後、
排出ローラ308を経て排出トレイ309上へ積載され
るようになっている。
【0028】ところで、シート積載装置1の上部にはス
トッパ部材2が設けられており、複写装置本体100に
接続する際は、このストッパ部材2によって複写装置本
体100の側面に形成されているホールド部2Aに位置
決め取り付けられている。また、シート積載装置1の下
部には、シート積載装置1を支える折り機ユニットもし
くは取付台70が配置され、これには移動可能なように
キャスタ80が取り付けられている。
【0029】これにより、複写装置本体100の排紙部
付近でのジャム処理やシート積載装置1と複写装置本体
100の受け渡し部でのジャム処理を行う際は、まずス
トッパ部材2を解除し、次にシート積載装置1を水平移
動することにより複写装置本体100と離間させること
で容易に行うことができる。
【0030】一方、複写装置本体100の排出部より排
出されたシートは、シート積載装置1内で処理される場
合は、図2において、フラッパ3の上流部端部が下方へ
位置し、第1切換え部材である搬送路切換フラッパ4の
上流部端部は上方へ位置して、ローラ対5を通して搬送
通路である第1搬送パス6へ送られる。なお折り装置へ
シートを搬送する場合は、フラッパ3の上流部端部が上
方へ位置し、第3搬送パス7を通って図示破線矢印方向
へ送られるようになっている。
【0031】なお、同図において、8は搬送待機通路で
ある第2搬送パス(バッファーパス)であり、第1搬送
パス6の上流部及び下流部と連通する円筒状の空間部分
8bを有する枠体8aと、枠体8aの空間部分8bに装
着される円筒状の回転体であるバッファーローラ9との
間に形成されるものであり、後述する綴じ動作であるス
テイプル時において、回転するバッファーローラ9にシ
ートを巻き付けることにより、シートの後処理用トレイ
38への搬送を待機させるものである。
【0032】ところで、搬送路切換フラッパ4は、第1
搬送パス6の第2搬送パス8との分岐点6aに設けら
れ、本体1内に搬送されたシートを第1搬送パス6又は
第2搬送パス8に選択的に案内するよう切り換えられる
ものである。
【0033】また、11は第2搬送パス8に設けられ、
第2搬送パス8に案内されたシートを検知すると共に案
内されたシートの枚数が所定枚数になったことを検出す
る第1シート枚数計数装置である第2シート検知センサ
であり、39は第2搬送パス8に設けられ、待機してい
るシートを第2搬送パス8に保持する位置と、待機して
いるシートを第1搬送パス6との合流点6bに案内する
位置に選択的に切り換えられる第2切換え部材である搬
送フラッパである。なお、同図においては、搬送フラッ
パ39がシートを第2搬送パス8に保持する位置にある
状態を示している。
【0034】なお、搬送路切換フラッパ4は、後述する
CPUによりステイプル動作の際、ONとされてシート
を第2搬送パス8に案内するよう切り換えられるように
なっている。また、搬送フラッパ39は、CPUにより
ステイプル動作の際、ONとされてシートを第2搬送パ
ス8に保持する位置にあり、第2シート検知センサ11
にて所定枚数のシートが第2搬送パス8に案内されたこ
とを検知した際にはOFFとされてシートを第1搬送パ
ス6との合流点6bに案内する位置に切り換えられるよ
うになっている。
【0035】一方、同図において、12aは第1搬送パ
ス6に設けられ、第1搬送パス6に綴じられる一束分の
枚数のシートが通過したことを検出する第2シート枚数
計数装置である第1シート検知センサである。なお、後
述するようにCPUは、この第1シート検知センサ12
aからの信号に基づき1回目の綴じ動作を行う一束分の
枚数のシートが第1搬送パス6を通過したことを検知し
た後、搬送路切換フラッパ4をONとするように構成す
ることもできる。
【0036】また、14,15,16はバッファーコ
ロ,10,12a,12b,11,13はシートセンサ
であり、通過シートの検知及び滞留シートの検知等を行
う。17は第1排出ローラ、18は押えコロ、19は排
出整合ベルトであり、第1排出ローラ17と、押えコロ
18の間に挟持されて回転し、かつベルト外れ防止策と
してベルト内側の中央部付近に図示しないエンドレスの
リブを設け、第1排出ローラ17と係合して回転する構
成である。
【0037】また、20は後述するステイプル時、シー
トの後端に当接してシートの縦方向の整合を行うつき当
て板であり、このつき当て板20はシートの後端を順次
整合するホームポジションと、ステイプラ400の移動
を妨げない退避位置をとることができるように構成され
ており、ステイプラ400が移動する際には、破線で示
す退避位置へ回動してステイプラ400の移動を妨げな
いようにしている。
【0038】一方、シートの幅方向の整合は、図3、4
に示すように幅よせガイド21によって行われるように
なっている。また、ステイプラ400は、図3の矢印で
示す範囲を移動してシートの2ケ所綴じ、手前側1ケ所
綴じ及び奥側1ケ所綴じを行うようになっている。な
お、図3、4において、29は整合基準板である。
【0039】一方、図2において、23,24,25は
排出口50から排出されたシートを積載するための第
1、第2、第3トレイ、26は第1、第2、第3トレイ
23,24,25を保持した状態で上下方向に移動する
載置台ユニットであるトレイユニットであり、トレイユ
ニット26の下部に内蔵された図5に示す駆動装置であ
るシフトモータ601にて昇降ギア601aをトレイユ
ニット26に形成されているラックギア26aに噛合さ
せながら回転させることにより上下方向に移動するよう
になっている。
【0040】また、図2において、31は回動ガイドで
あり、この回動ガイド31は、図6に示すように移動排
出ローラ33を回転自在に保持すると共に、シート排出
時、図7に示すカム35が排紙モータ35aにて同図の
矢印方向に回転することにより、図6に示すように回動
軸31aを支点として下方に回動し、移動排出ローラ3
3を排出ローラ32に圧接させるためのものである。
【0041】なお、この回動ガイド31は、後述するス
テイプルモードの際には、図9に示すように移動排出ロ
ーラ33を排出ローラ32から離間させる位置に上方回
動して移動排出ローラ33と排出ローラ32とからなる
ローラ対をシート排出可能状態からシート排出不能状態
とするようになっている。
【0042】一方、図6において、30はストッパであ
り、トレイ移動時には回動軸30aを支点として回動
し、図8の実線にて示すように排出口50を塞ぐように
なっている。そして、このように排出口50を塞ぐこと
により、トレイが排出口50を通過する際、トレイに積
載されているシートが排出口50に逆流するのを防ぐこ
とができるようになっている。なお、同図において、2
7は上部スノコガイドである。
【0043】さらに、このストッパ30は、シートを排
出する場合には、図6に示す矢印Y方向に回動し、排出
口50を解放するようになっている。さらに、このスト
ッパ30は、後述するステイプルモードの際には、図9
に示すように回動ガイド31と同様に排出口50を解放
する方向に回動するようになっている。
【0044】また、図6において、34はローラガイド
であり、下部スノコガイド27aと排出口50との間に
下端部が軸支されて回動可能に設けられると共に、上端
部には係止爪35が外方に向かって突設されている。こ
こで、このローラガイド34は、回動ガイド31が下方
回動するとリンク36を介してバネ37を伸ばしながら
回動し、係止爪35の先端が少なくとも排出ローラ32
の前端よりも本体1内方に入り込んだ位置に退避するよ
うになっている。
【0045】そして、このようにローラガイド34が退
避することにより、シート排出時、シートSがローラガ
イド34と排出ローラ32との間で引っかかるのを防ぐ
ことができ、シートSを確実に排出することができるよ
うになっている。また、図10に示すように、下部スノ
コガイド27aとの間に斜線Iで示す逃げ面を形成する
ことができ、これにより排出されたシートSをスムーズ
にトレイ24に案内することができるようになってい
る。
【0046】ところで、このローラガイド34は、図6
に示すようにバネ37により矢印A方向へ付勢されてお
り、ステイプルモードの際には、このバネ37により図
9に示すように下部スノコガイド27aと同一面を形成
する位置に保持されるようになっている。
【0047】そして、このように下部スノコガイド27
aと同一面を形成することにより、ステイプルモードの
際、トレイ24に積載されたシートSaの傾斜端が上方
に湾曲した場合でも、その傾斜端が下部スノコガイド2
7aと排出ローラ32との間に引っかかることがないよ
うにしている。
【0048】また、ステイプルモードの際には、同図に
示すように係止爪35はトレイ24の上方に突出するよ
うになっており、これによりシートSの傾斜端が上方に
湾曲した場合でもその上端がG点を越えないようにする
ことができ、次シートが出てくる際に引っ掛かってジャ
ムしたり、幅よせガイド21が動作して整合する際の負
荷となって整合性が悪化するのを防ぐことができるよう
にしている。
【0049】一方、図2において、60はトレイ23,
24,25に向かって光を照射する照射部と、その照射
光の反射光を受光する受光部とを有する非接触型の距離
センサである。そして、後述する制御装置であるCPU
は、例えば綴じ動作を行う毎に距離センサ60を作動さ
せてトレイ23,24,25に向かって光を照射させる
と共に、反射光が受光される受光部上の位置から距離セ
ンサ60とトレイ23,24,25に積載されたシート
との距離を求めるようにしている。
【0050】さらに、このCPUは、この求められた距
離に基づきトレー23,24,25のシート積載状態を
判別すると共に、判別結果に応じてシフトモータ601
を駆動制御してトレイユニット26を上下方向に移動さ
せ、各トレイ23,24,25を移動させるようにして
いる。
【0051】なお、図11はこの距離センサ60の簡単
なブロック図であり、同図において61は発光素子(L
ED)、62は発光素子61を発光させるための信号を
発生させるバースト波発生回路であり、発光素子61と
共に照射部を形成している。また、63は発光素子61
から第1、第2、第3トレイ23,24,25に向かっ
て照射された後、シートに当たって反射した光を受光す
る受光部に備えられたPSD(Position・Sensitive・Det
ector )受光素子である。
【0052】ここで、このPSD受光素子63は、アン
プ63a、リミッター63b、バンド・パス・フィルタ
ー(B.P.S)63c、復調器63d、積分器63
e、比較器63fからなるものであり、シート面からの
反射光の受光位置に応じて異なる大きさの電流を発生さ
せるためのものである。また、64はバースト波発生回
路62にトリガー信号を出力すると共に、PSD受光素
子63からの電流を電圧情報に変換する信号処理回路で
ある。
【0053】ところで、この距離センサ60は、既述し
たようにシート積載装置1の内部に配置されて図12、
13に示すようなブロック構成を有するCPU600に
接続されており、CPU600からの信号が入力される
と、バースト波発生回路62にトリガー信号を出力させ
て発光素子61を発光させると共に、PSD受光素子6
3にて発生する反射光の受光位置に対応した電圧情報を
CPU600に出力するようにしている。
【0054】なお、この距離センサ60は図14に示す
ように、垂直方向に対して所定角度a、本実施例におい
ては30°でトレイ23(シートS)に向かって光を照
射するようトレイ23の斜め上方に配置されている。
【0055】一方、CPU600は、この距離センサ6
0からの電圧信号の大きさに基づいてまず距離センサ6
0からシート積載面までの距離Aを求めるようにしてい
る。そして、このようにシート積載面までの距離Aを求
めることにより、下記の式により距離センサ60からシ
ート積載面までの垂直距離L2,L2’を求めることが
できる。なお、このL2’は、トレイ23が1枚目のシ
ートを積載する位置にあるときの垂直距離を示してい
る。
【0056】
【数式1】L2 =A*COS30°・・・(l) L2’=A*COS30°・・・(2) さらに、距離センサ60から排出口50までの距離Ll
は予め判っているので、トレイ23と排出口50との距
離(L3’)もしくはシート積載面と排出口50との距
離(L3)は、それぞれ下記式により求めることができ
る。
【0057】
【数式2】L3 =L2 − Ll・・・・(3) L3’=L2’− Ll・・・・(4) ところで、この距離計測は、CPU600がシート排出
やステイプル等の後処理を行う毎、図15に示すような
信号を断続的に信号処理回路64を介してバースト波発
生回路62に入力することにより行うようにしている。
【0058】ここで、同図において、Vinは発光素子
61を例えば1回のステイプル動作毎に発光させるため
の信号であり、7Omsec以上L(Low)信号が続
くと発光素子61が発光を開始して計測開始となり、そ
の後0.2msec以下のクロック信号を、例えばlm
sec以上の間で8個バースト波発生回路62に入力さ
せて距離を測定するようにしている。
【0059】なお、この計測は、8個のクロック信号を
入力した後、1.5msec以上のH(High)信号
を与えることにより終了するようになっている。また、
このような発光側の信号に対しPSD受光素子63側で
は受光した反射光を8bitの電圧情報としてCPU6
00に出力するようにしている。
【0060】一方、CPU600ではあらかじめ実験等
により求めた8bitの距離データをテーブル化し、C
PU600が実行する制御手順を記憶している図13に
示すROM(リードオンリメモリ)610に記憶してお
り、このテーブルに基づき距離センサ60から送られて
きたデータから距離センサ60とシート積載面までの距
離Aを求めるようにしている。
【0061】そして、この求められた距離が、トレイ2
3に所定高さ、例えばシートの排出を妨げるような高さ
だけシートが積載されたことを示す第1所定距離より短
かくなった場合は、シートの排出を妨げないようシフト
モータ601を同図に示すドライバーD6を介して駆動
制御し、トレイユニット26を下方に移動してトレイ2
3を降下させるようにする。
【0062】なお、このようにトレイ23を順次降下さ
せ、トレイ23が最も低い位置に達した後、求められる
距離が第1所定距離より短くなった場合には、トレイ2
3に最大積載量のシートSが積載されたと判別し、トレ
イユニット26を移動させて他のトレイにシートを積載
するようにする。
【0063】このようにして、シートSの高さもしくは
トレイ23のシート積載面と排出口50との距離を計測
することでトレイ23の適切な移動量を演算することが
できる。なお、この演算結果は、各種データを記憶する
RAM(ランダムアクセスメモリ)620に記憶される
ようになっている。
【0064】ところで、第1、第2、第3トレイ23,
24,25には、距離センサ60の計測点に各々貫通穴
23a,24a,25aが形成されている(図2、14
参照)。ここで、このように各トレイ23,24,25
に貫通穴23a,24a,25aを形成することによ
り、トレイ23,24,25上のシートの有無を判断で
きるようにしている。
【0065】即ち、トレイ23,24,25に向かって
光を照射した際、トレイ23,24,25にシートが積
載されていない場合には、照射光は貫通穴23a,24
a,25aを通過して行き、例えば下方のトレイのシー
トに当たって反射するようになる。そして、このように
構成することにより、このとき求められる距離は通常ト
レイが1枚目のシートを積載する位置にあることを示す
第2所定距離に比べて大きくなり、これによりCPU6
00はトレイ23,24,25上にシートが無いと判断
することができるようになっている。
【0066】なお、このようにトレイ23,24,25
上にシートが無いと判断するとCPU600はトレイ2
3,24,25がシート積載可能状態と判別し、トレイ
23,24,25に1枚目のシートを積載するようにす
る。
【0067】ところで、CPU600の入力側には、距
離センサ60の他に、図12に示すようにシートがシ一
卜積載装置1内に滞留していることを検知する手段であ
るバッファセンサS10、複写装置100から排出され
てきたシートがシート積載装置1内に入ってきたことを
検知する入り口センサS30、シート積載装置1の上部
カバーが開けられたことを検知するUPカバーセンサS
40、シート積載装置1内からトレイ23,24,25
上にシートを排出する際の排紙モータ35aの異常もし
くは速度制御に関する情報をCPU600に促すための
排紙モータクロックセンサS80、スティプルする際の
つき当て板20のホームポジションを検知する整合HP
センサS90、スティプルトレイ38上のシートの有無
を検出するステイプルトレイセンサS100が電気的に
接続されている。
【0068】さらに、CPU600の入力側には、排出
口50の上壁面及び下壁面を形成する上部及び下部スノ
コガイド27,27aの位置を検知する第1及び第2ス
ノコセンサS130,S140、シート積載装置1内か
らトレイ上ヘシートが排出されたことを検知する排紙セ
ンサS150、シート積載装置1内を移動可能なステイ
プラ400がホームポジションにあることを検知するス
テイプル移動HPセンサS170、トレイのホームポジ
ションを検知するトレイHPセンサSl80、移動可能
なトレイの移動量又その駆動源となるシフトモータ60
1の異常等をCPU600に促すためのシフトクロック
センサS190、移動可能なトレイの上限を検知するU
Pリミット検知センサS200、シー卜積載装置1のド
アの開閉を検知するドア開閉検知SWS210、シート
積載装置1と複写装置本体100が接続されていること
を検知するJOINT・SWセンサS220が電気的に
接続されている。
【0069】一方、CPU600の出力側には、シフト
モータ601の他に、図13に示すようにドライバーD
1,D2,D3,D4,D5,D7,D8,D9,D1
1を介してシート積載装置1内にあるシートを搬送する
搬送モータM230、排紙モータ35a、シートを整合
する整合モータM250、スティプル400を移動させ
るステイプル部移動モータ(パルスモータ)452、シ
ートの束を綴じるためのスティプル400に綴じ動作を
行わせるスティプルモータ406、複写装置本体100
より排出されたシー卜の搬送パスを切り換える入り口ソ
レノイドSL290、シー卜積載装置1内から排出され
るシートの排紙口を切り換える排紙口ソレノイドSL3
00、シート積載装置1内のシートの搬送パスを切り換
える切り替えソレノイドL310、シート積載面距離計
測において積載オーバー等が検知された場合にオペレー
タに注意を促す表示手段650が電気的に接続されてい
る。
【0070】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、デジタル方式のものであり、この方式の複
写装置本体100は、原稿の画像を読みとるスキャナ部
と画像を再現するプリンタ部とで構成されており、各々
独自に動作することも可能である。即ち、スキャナ部で
は原稿をランプで照射し、その反射光を受光素子で小さ
な点(画素)に分解すると同時に原稿の濃淡に応じた電
気信号に変換(光電変換)しており、プリンタ部ではス
キャナ部より送られてきた電気信号をもとに、レ−ザー
光でドラムを照射し、ドラム上に静電潜像を作り、現
像、転写、定着を経てコピ−画像を形成している。
【0071】よってデジタル複写機に図1に示すように
インターフェイス500を接続することにより、スキャ
ナ部で読み取った原稿の信号を他のファクシミリ501
に転送したり、逆に他のファクシミリ501から受けた
電気信号を、インターフェイス500を通してプリンタ
部へ送り画像を転写紙に写し出すことも可能である。ま
た、同様にパソコンのようなコンピュ−タ機器502か
ら受けた画像信号をインターフェイス500を通してプ
リンタ部へ送り転写紙へコピーしたり、スキャナ部で読
み取った画像を、インタ−フェイス500を通じてパソ
コンへとり込んだりすることができるようになってい
る。
【0072】上記したように、現在のデジタル複写機で
は、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
0上へ裁置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0073】次に、このように構成されたデジタル複写
機に備えられたシート積載装置1のCPU600のシー
ト積載時の制御動作について、図16、17、18に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0074】シート積載装置1の初期化を示すフローチ
ャートである図16において、1001でシート積載装
置1に電源が投入されると、1002に進みI/Oポー
ト及びメモリー(RAM)のイニシャライズ(初期化)
を行う。続いて1003に進み、FAX、プリンター、
複写機との通信モードの設定を行い、1004で複写機
本体の通信が確立されたか否かを判断する。そして、本
体の通信が確立されたならば1005に進み、初期化用
の初期化通信データ(シート積載装置1のスタンバイ信
号等)をシート積載装置1から送信する。
【0075】一方、このように初期化通信データを送信
した後は、トレイ位置制御動作を示すフローチャートで
ある図17において、シート積載装置1に動作開始信号
が送信されると、2001でシート積載装置1が初期化
されていることを示すイニシャル信号(動作開始信号)
がオンとなっているかを判断し、オンならば2002に
進んでトレイ位置が確定されているか判断し、確定され
ていなければ2003に進み、トレイをホームポジショ
ンに移動する。
【0076】そして、2004でトレイがホームポジシ
ョンに移動が完了したかどうか判断し、完了していたな
らば2005に進む。また、2002においてトレイ指
定位置であれば2005に進んで現在のトレイがトレイ
指定位置かどうかを判断し、指定位置であれば2007
に進み、指定位置でなければ2006に進んでトレイを
指定位置まで移動する。
【0077】次に、2005においてトレイの移動が完
了したならば2007に進み、ここでトレイのシート積
載高さ(以下トレイ積載高さという)を距離センサ60
にて測定する。そして2008に進み、2007におい
て測定したトレイ積載高さデータDと、第2所定距離で
あるシート高さ基準データD1とを比較する。ここで、
トレイ上にシートが無い場合は、シートにて貫通穴が塞
がれていないことから、トレイ積載高さデータDの方が
大きくなる。この場合には、トレイ上にシートが無いと
判断し、現在のトレイ高さにて1枚目のシートを積載す
るよう2012に進む。
【0078】一方、シート高さ基準データD1の方が大
きい場合は、2009に進み、トレイ積載高さデータD
と第1所定距離であるシート高さ基準データD2との差
からトレイ移動量データBを求め、2010においてト
レイ移動量データBが0、即ち現在のシート高さが最大
積載量となっているかを判断し、最大積載量となってい
る場合には2012に進む。また、シート高さが最大積
載量となっていなかった場合は2011に進み、トレイ
移動量データB分トレイを移動する。そして、2007
に戻り、再度トレイ積載高さデータDを計測し、所定の
高さまでトレイを移動した後に2012に進む。
【0079】このように、後処理後の所定のタイミング
でシート積載面もしくはトレイの高さを非接触型の距離
センサ60にて求めることにより、複数のトレイを備え
た場合でも、各トレイの位置規制を距離センサ60に邪
魔されることなく適正に行うことができる。
【0080】また、トレイ移動時のフローチャートであ
る図18においては、3002で揺動ガイド31が閉じ
ているかを判断し、揺動ガイド31が開いていたならば
3003に進み、排紙モータ35aを逆転させる。
【0081】そして、これを揺動ガイド31が閉じるま
で行い、揺動ガイド31が閉じたならば、もしくは最初
から揺動ガイド31が閉じていたならば3004に進
み、ストッパ30が閉じているかを判断する。ここで、
ストッパ30が閉じているならば、3006に進み、シ
フトモータ601を起動する。
【0082】ところで、図2において、400Aはステ
イプル時、ステイプルトレイ38に積載されたシート束
に対して綴じ動作を行うステイプラ400を備えたステ
イプルユニットであり、後述するパルスモータにより図
19に示すように矢印Y方向に移動し、ステイプルトレ
イ38上に積載されたシートに対する手前側1ケ所綴じ
(綴じ止め位置H1 )、2ケ所綴じ(綴じ止め位置H
2 ,H3 )、奥側1ケ所綴じ(綴じ止め位置H4 )を行
うようになっている。なお、同図においては、綴じ止め
るシートのサイズをA3,A4及びB4,B5としてい
るが、本発明の主旨は特定の紙サイズに限定されるもの
ではない。
【0083】ここで、このステイプラ400は、図20
に示すようにステイプラカバー430に固定され、移動
台433に固設された支持部材431により、X方向に
移動可能に支持されている。
【0084】一方、この移動台433にはバネ部材43
9が固設されており、このバネ部材439によりステイ
プラカバー430は上方に付勢され、ストッパ430a
にて位置決めされている。
【0085】また、この移動台433には支軸441,
442,443が固設され、それぞれにプーリギア44
0、誘導支持部材434,435,436が回転可能に
支持されている。さらに、この移動台433には、移動
台433の平行移動を保つためのローラ444が回転可
能に支持されており、また後述するつき当て部材20の
退避手段を構成するストッパ規制部材438が固設され
ている。
【0086】一方、ステイプルトレイ38に対向して設
けられたステー432には、図21に示すように第1誘
導支持部材434の移動規制をする長穴形状の溝447
が設けられると共に第2、第3誘導支持部材435,4
36の移動規制をするレール437及びプーリギア44
0と噛み合うラックギア445が固設されている。
【0087】ところで、同図において、446はステイ
プラユニット400Aがホームポジション(同図におい
ては第1誘導支持部材434がAで示す点にあるとき)
にあるか否かを検知するフォトインタラプタである。そ
して、本実施例においては、このフォトインタラプタ4
46により、ホームポジションを基点に後述するパルス
モータの回転量をパルス数により規定することで、ステ
イプラユニット400Aの綴じ位置制御を行う構成をと
っているが、本発明の主旨は、これに限定されるもので
はない。
【0088】一方、移動台433には、図22に示すよ
うにステイプラユニット400Aを矢印Y方向に移動さ
せるためのパルスモータ452が固設され、このパルス
モータ452にはベルトプーリ464が固設されてい
る。ここで、このベルトプーリ464は、タイミングベ
ルト455を介してプーリギア440と連結されてお
り、モータ4の回転は、ベルトプーリ464及びタイミ
ングベルト455を介してプーリギア440に伝わり、
これによりステイプラユニット400Aが矢印Y方向に
移動するようになっている。なお、463はパルスモー
タ452等の電機部品のカバーである。
【0089】ところで、このステイプラユニット400
Aが移動する場合において、第1誘導支持部材434は
ステー432に設けられた長穴形状の溝447に沿って
図21に示すA〜G間を移動する一方、第2誘導支持部
材435は第1誘導支持部材434がA〜E間を移動す
る間だけレール437に沿って移動し、第3誘導支持部
材436は第1誘導支持部材434がE〜G間を移動す
る間だけレール437に沿って移動するようになってい
る。
【0090】例えば、図21において、第1誘導支持部
材434がAの位置にある時、第2誘導支持部材435
はレール437により位置規制され、第3誘導支持部材
436はフリー状態となっており、この時図19におけ
るH1 の位置での斜め綴じ動作が可能となる。また、第
1誘導支持部材434がAの位置からCの位置に移動す
る時、Aの位置において所定角度傾いた状態にあったス
テイプラユニット400Aが第2誘導支持部材435が
レール437に沿って移動することにより、徐々にシー
トの幅方向に対し平行になるように回動し、第1誘導支
持部材434がC〜D間を移動する時、ステイプラユニ
ット400Aは、シートの幅方向に対し平行状態を維持
するように位置規制される。これにより、種々の紙サイ
ズに応じた平行2ケ所綴じ(H2 ,H3 )動作が可能と
なる。
【0091】このように、ステイプラユニット400A
は、常に3つの誘導支持部材434,435,436の
うちの2つの誘導支持部材により、位置及び角度が規制
されながらY方向に移動自在に構成されていることによ
り、種々の紙サイズに応じた位置に手前側1ケ所綴じ、
2ケ所綴じ等が可能になっている。尚、第1誘導支持部
材434の移動量は、既述したようにパルスモータ45
2の回転量により規定されている。
【0092】また本実施例においては、図3に示すよう
に、シートの整合基準板29を片側に設けることによ
り、手前側1ケ所綴じ位置(H1 )を、種々の紙サイズ
について共通にしているが、シートの整合基準をシート
センサーにし、2ケ所綴じ位置(H2 ,H3 )を種々の
紙サイズについて共通にしたとしても本発明の主旨から
何ら逸脱することはない。
【0093】一方、このような綴じ動作を行う場合に
は、シートの後端に当接してシート束を整える規制部材
が必要があり、このため図23に示すようにステイプル
トレイ38の後端にはつき当て板20が設けられてい
る。
【0094】ここで、このつき当て板20はステイプル
トレイ38に固設された軸部材457に回転可能に保持
される一方、軸部材457に巻装されているバネ部材4
48により反時計回転方向に付勢されて一端部に形成さ
れた規制部20aをステイプルトレイ38の後端より上
方に突出させるようになっている。そして、この状態と
なっている時にステイプルトレイ38上にシートが積載
されると、シートの後端がつき当て板20に当接し、シ
ート束Saの後端が整えられるようになる。
【0095】ところで、このつき当て板20とステイプ
ラ400とはオーバーラップする位置関係にあるため、
ステイプラユニット400Aが移動する場合や、針綴じ
動作を行う場合には、このつき当て板20が邪魔にな
る。このため、つき当て板20には、ステイプラユニッ
ト400Aが移動する際、このつき当て板20をステイ
プラユニット400Aの移動を妨げない位置に退避させ
るための退避手段449が設けられている。
【0096】ここで、この退避手段449は、つき当て
板20に固設されると共に、軸部材457に取り付けら
れているギヤ部450と、下端部が軸支されると共に、
つき当て板20のギア部450と噛合する回動可能な扇
形ギヤ451と、移動台433に固設され、ステイプラ
ユニット400Aが移動する際、扇形ギヤ451に当接
して扇形ギヤ451を軸部456を支点として回動させ
るストッパ規制部材438とから構成されている。
【0097】なお、この扇形ギヤ451には当接部45
1aが設けられており、ステイプラユニット400Aが
移動する際には、この当接部451aにストッパ規制部
材438が当接するようになっている。そして、このよ
うにストッパ規制部材438が当接すると、扇形ギヤ4
51がステイプラユニット400Aの移動方向と直交す
る方向に押されて、同図に示す破線位置まで回動するよ
うになる。
【0098】ここで、このように扇形ギヤ45が回動す
ると、扇形ギヤ45に噛合しているギア部450が回転
し、これに伴ってつき当て板20がバネ部材448を縮
めながらステイプルトレイ38の下方のステイプラユニ
ット400Aの移動を妨げない退避位置まで軸部材45
7を支点として下方回動するようになっている。
【0099】なお、ステイプラユニット400Aがさら
に移動すると、ストッパ規制部材438が扇形ギヤ45
1の当接部451aから外れるようになるので、つき当
て板20は扇形ギヤ451と共にバネ部材448の復帰
力により同図に示すシート束Saの後端を規制する位置
に復帰回動するようになっている。
【0100】ところで、このつき当て板20は、図24
に示すようにシートの幅方向に複数設けられており、こ
れら各つき当て板20a,20b,20c,20d,2
0eには、それぞれに退避手段449が設けられてお
り、これにより各つき当て板20a,20b,20c,
20d,20eはそれぞれ独立に回動可能に構成されて
いる。
【0101】なお、同図においては、ステイプラユニッ
ト400Aの位置に応じて、3つのつき当て板20a,
20b,20cがシート束の後端を整える位置にあり、
他の2つのつき当て板20d,20eがステイプラユニ
ット400Aの移動を妨げない位置にある状態を示して
いる。
【0102】次に、ステイプラ400の具体的な構成及
び基本的な動作について説明する。ステイプラ400
は、図25に示すようにワニ口形状を有すると共に、上
側のフォーミング部401及び下側のステイプルテーブ
ル402とからなる針打ち部400aを備えている。そ
して、このフォーミング部401には針カートリッジ4
03が着脱自在に取り付けられており、この針カートリ
ッジ403内には板状に連結された針Hが約5000本
装填されている。
【0103】ここで、この針カートリッジ403に装填
された板状針Hは、針カートリッジ403の最上側に設
けられたバネ404によって下方に付勢されており、最
下側に配置された送りローラ405に搬送力を付与する
構成になっている。そして、送りローラ405により送
り出された針Hは、フォーミング部401を揺動させる
ことにより1本ずつコ字状に成形されるようになってい
る。
【0104】また、このフォーミング部401は、ステ
イプルモータ406が起動すると、ギヤ列407を介し
て偏心カムギヤ408が回転することによって、偏心カ
ムギヤ408と一体に取付けられている偏心カムの作用
により、矢印に示すようにステイプルテーブル402側
へ揺動してクリンチ動作(針綴じ動作)を行うようにな
っている。
【0105】なお、このステイプラ400には、針カー
トリッジ403に装填されたステイプル用針Hの針無し
状態を検出するため、針カートリッジ403の下部に反
射型センサ409が設けられているが、本実施例におい
てはこの反射型センサ409にて針カートリッジ403
より送り出されるステイプル用針Hの針ジャム(針詰ま
り)を検知するようにしている。
【0106】次に、このステイプル用針Hの針ジャム検
知について説明する。図26はステイプラ400の平面
図であり、ステイプルモータ406には駆動電流を流す
コード406aが接続されており、このコード406a
には流れる電流値を検知する負荷検知手段としての電流
センサ(異常検知手段)406bが装備されている。
【0107】一方、図27は、電流センサ406bによ
り検知した針打ち1行程におけるステイプルモータ40
6に流れる電流値の波形を表示したものである。同図に
おいて、W1は正常に針Hが出てシート束Sを貫通して
曲げ止めが行なわれた時の波形であり、W2は空打ち
(ステイプラ56は作動しても針Hが出ない)時の波形
である。空打ちの時は針Hがシート束Sを貫通する時の
負荷や針曲げ時の負荷がないため、電流値のレベルは小
さくなる。
【0108】また、W3は針打ち不良、針ジャム等が発
生した時の波形である。この時は一般に過負荷が生じ、
電流値のレベルは極端に上昇する。従って、電流レベル
がI0 値(初期設定値)付近の時は正常に針打ちが行な
われていると判断でき、I>I0 +C(Cはばらつき)
の時は針ジャム、針打ち不良、ステイプラメカ異常等が
考えられ、I<I0 −Cの時は空打ちであると判断でき
る。なお、このステイプラ400に生じた針無し状態も
しくは針ジャム状態は、LED等を用いた表示部を介し
て操作者に知らせることができる。
【0109】次に、このように構成されたステイプラ4
00のステイプル動作について説明する。
【0110】針カートリッジ403に収納された板状の
ステイプラ針Hは送りローラ405により最下側より1
枚ずつ送り出された後、図28に示すように針曲げブロ
ック415に送られてその最先端の針H1が、その中央
部を針曲げブロック415の保持溝415aに保持され
るようになる。
【0111】この後、偏心カムギヤ408が回転してフ
ォーミング部401が下方の動作位置に移動すると、図
示しない駆動機構により図29に示すようにドライバ4
16が押し下げられてプランジャ416aが押し下げら
れる。この時、プランジャ416aの一部に形成された
押し爪416bによりコ字状曲げブロック417が押さ
れて針曲げブロック415上に押圧される。これによ
り、針曲げブロック415の保持溝415aに保持され
たステイプラ針Hは、図28に示すように、コ字状に折
り曲げられる。
【0112】一方、この後プランジャ416aは更に押
し下げられ、押し爪416bがコ字状曲げブロック41
7から外れてプランジャ416aだけが押し下げられて
針曲げブロック415のテーパ部に到達し、針曲げブロ
ック415を図29の一点鎖線に示す位置に押し退けな
がらコ字状に曲げられた最先端の針H1のみを針切断部
材418との間で剪断して針H1をシートSに打ち込ん
でいき、更にステイプルテーブル402側に押し付けて
シートSを綴じ止める。
【0113】なお、この後、偏心カムギヤ408の回転
が進行してフォーミング部401が上方の待機位置に移
動すると、ドライバ416及びプランジャ416aが上
方に移動して待機位置に復帰し、ステイプル動作の1行
程が終了する。
【0114】次に、このようなステイプラユニット40
0Aを備えたシート積載装置のシート後処理動作につい
て説明する。
【0115】例えば、ステイプルを行なわずにシートを
排出する際には、第1、第2、第3トレイ23,24,
25に直接排出する。図30には、第2トレイ24にコ
ピーシートを排出する場合を示す。
【0116】ところで、ユーザによってノンステイプル
モードが選択されると、図7に示すカム35が排紙モー
タ35aにより矢印方向に回転することにより、揺動ガ
イド31が、図6に示すように揺動軸31aを支点とし
て排出ローラ32,33が圧接される位置まで揺動す
る。なお、このとき排出口50を塞ぐためのストッパ3
0は、揺動ガイド31に対して矢印方向に回動した位置
で停止している。
【0117】この状態で複写装置本体100から排出さ
れてきたシートは、図2に示す搬送パス6を通り、ロー
ラ対5,17に渡され、ローラ対5,17によりさらに
下流側へ排出された後、揺動ガイド31によってトレイ
24の方向へ向けられ、排出ローラ32,33を経て排
出口50から排出されてトレイ24上へ順次積載され
る。
【0118】一方、通常のシートSを大量にとる場合
は、まず図30に示す距離センサ60により第2トレイ
24上にシートが残っていないことを確認する。このた
め、CPU600は既述したように距離センサ60によ
り第2トレイ24に向かって光を照射させ、反射光を受
光する時間を計測するが、この場合の計測時間は第2所
定時間に比べて大きくなるのでCPU600はトレイ上
にシートが無いと判断する。
【0119】そして、このようにトレイ24上にシート
が残っていないことを確認した後、現在のトレイ高さか
らシートを積載するようトレイ24を1枚目のシートを
積載する位置に移動させる。
【0120】さらに、シートの積載枚数が一定数になる
と、トレイユニット26を積載済のシートの上面が1枚
目のシートを受けた面とほぼ同一になるよう定められた
位置まで下降させる。上記動作をくり返して、トレイ内
に最大積載量のシートが積載されたことを検知すると、
複写装置本体100へ停止信号を出し、シートの排出を
一時停止する。
【0121】次に、第2トレイ24でシートを積載する
ため、トレイユニット26を第2トレイ24の1枚目の
シートを積載するよう定められた位置まで下降させる。
この後、複写装置本体100にコピー動作を再開させ、
シートの積載を再開する、この後、前述と同じ動作をト
レイ24が満載になるまでくり返す。なお、第3トレイ
25にシートを積載する場合も、第1トレイ23から第
2トレイ24へ移動する場合と同様である。
【0122】ところで、本実施例において、複写装置本
体100は、既述したようにデジタル方式のものであ
り、ADF300から送られた原稿や原稿台ガラス10
0上へ裁置された原稿を読み取ってコピーするだけでは
なく、インターフェイス500を介在することにより、
ファクシミリとして使用したり、パソコンのプリンタと
して使用することも可能である。
【0123】ところで、このように本体100を使用す
るためには、シートを別々のトレイに分類して積載した
り、ユーザに希望によっては、トレイの各々に番号付け
を行って、ユーザの希望のトレイ上へシートを積載する
必要がある。
【0124】このため、本実施例においては、例えば第
1トレイ23にはファクシミリの出力紙、第2トレイ2
4にはパソコンからの出力紙、第3トレイ25にはコピ
ーモード時の出力紙を積載するようにしている。そし
て、次にこのように各トレイにシートを排出する場合に
ついて説明する。
【0125】まず、図31に示す第2トレイ24にパソ
コンからの出力紙をある枚数受けた状態からコピーモー
ドのシートを積載する場合、即ち第3トレイ25にシー
トを積載する場合について説明する。
【0126】この場合、まずCPU600は、シート積
載装置1に電源が投入されると、I/Oポート及びメモ
リー(RAM)のイニシャライズ(初期化)を行い、続
いてFAX、プリンター、複写機との通信モードの設定
を行う。
【0127】この後、第2トレイ24にパソコンからの
出力紙をある枚数受けた状態から第3トレイ25にシー
トを積載する場合は、トレイユニット26が下降して第
3トレイ25の1枚目のシートを受ける位置へ移動する
が、この動作はコピーモード時において、トレイ内の積
載枚数が最大になっていなくとも下降する点を除くと同
一である。
【0128】次に、第2トレイ24にパソコンの出力紙
をある枚数受けた状態で、ファクシミリ等の出力紙を積
載する場合、即ち第1トレイ23にシートを積載する場
合について説明する。
【0129】この場合は、第2トレイ24にシートを積
載したまま、第1トレイ23にシートを積載するために
トレイユニット26を上昇させる。この際、図6の斜線
で示す空間FにシートSが入り込むことのないよう図8
に示すように、ストッパ30を回動軸30aを支点とし
て同図の破線位置から実線位置へ回動させ、空間Fを塞
ぐので、トレイ24がシートSを積載したままで上方へ
移動することが可能となる。
【0130】これにより、シートSを積載したトレイが
排出口50を横切ることが可能となるため、インターフ
ェースをもつ複写装置本体100の性能を十分に生かす
ことができる。
【0131】次に、シート積載装置のステイプル動作に
ついて説明する。
【0132】まず、ステイプルを行ってコピーをとるス
テイプルソート時には、トレイ23,24,25に直接
積載せず、まず図2におけるステイプルトレイ38に積
載する。
【0133】なお、ユーザによってステイプルソートモ
ードが選択されると、揺動ガイド31が図9に示すよう
に排出口50を解放すると共に排出ローラ32,33を
離間させるよう上方に揺動するが、このように揺動ガイ
ド31が揺動すると、ローラガイド34は、既述したよ
うにバネ37により下部スノコガイド27aと同一面と
なる位置に保持され、紙ストッパ部35はトレイ24の
載置シート束Saの上方へ突出する。
【0134】この状態で、複写装置本体100から排出
されてきたシートは、搬送パス6を通り、ローラ対1
7,18に渡された後、このローラ対17,18により
排出されるようになるが揺動ガイド31が上方に揺動し
ているため、シートは排出されずステイプルトレイ38
上に積載される。この際トレイ24はノンステイプルモ
ード時より上側にあり、図32に示すようにシートSの
後端をささえて排出方向上流側へ戻るのを補助してい
る。
【0135】一方、同図に示すようにステイプルトレイ
38上へ排出されたシートSは、ステイプルトレイ38
の傾斜及びトレイ24のシート落下位置を高めにとるこ
とにより、排出方向上流側へ自重落下するのを補助され
ているが、さらに排出ローラ17と同期して矢印方向へ
回転する排出整合ベルト19によりステイプルトレイ上
の上流側方向へ付勢されている。
【0136】これにより、シートSはつき当て板20に
突き当たって排出方向に対して垂直な方向に対して整合
される。またシートの幅方向の整合は図3,4における
幅よせガイド21によってシートSがステイプルトレイ
38に落下して突き当て板20に突き当たる所定の時間
で動作を開始し、シートSの幅寸法よりも所定の寸法だ
け本体奥側から手前側へ動作することによりシートSは
手前方向に整合される。以下、2枚目以下のシートはユ
ーザが設定した枚数がステイプルトレイ上に全て積載さ
れるまで上記動作がくり返される。
【0137】そして、図33に示すようにユーザが設定
した枚数がステイプルトレイ38上に整合されると、ス
テイプルが動作し、ユーザの設定した位置にステイプル
する動作を行う。なお、ステイプルが終了すれば図34
に示すように、揺動ガイド31が降下し、排出ローラ3
2が矢印方向へ回転することで、図35に示すようにト
レイ38上のステイプル済のシートSが排出される。
【0138】ところで、ステイプル動作時には順次のジ
ョブのシートが複写装置本体100から排出されてくる
ため、プロダクティビティーを向上させるよう先頭のシ
ートを本体1内に滞留させ、2枚目のシートを重ねて排
出するという動作を行う。
【0139】次に、その動作をフローチャートを用いて
説明する。
【0140】図36,37はこのような動作を制御する
フローチャートであり、CPU600は、8001にお
いて複写装置本体100からの排紙信号を受信したか否
かを判断し、排紙信号を受信した場合にはモード選択手
段である8002に進み、まず選択モードがステイプル
モードか否かを判断する。そして、8002において、
ステイプルモードと判断したならば8003に進み、図
38に示すように搬送路切換フラッパ4をONする。
【0141】これにより、同図に示すように第2搬送パ
ス8に第1シートS1が搬送されるようになる。(以
下、複写装置本体100から最初に排紙されるシートを
第1シート、2枚目に搬送されてくるシートを第2シー
トと呼ぶ。)なお、このとき搬送フラッパ39はONと
なっており、待機したシートを保持する位置にある。
【0142】次に、8004に進んで第2シート検知セ
ンサ11が第1シートS1を検知したか否かを判断し、
このセンサ11が第1シートS1を検知してONとなっ
たならば、8005に進んで所定の係止位置でシートを
係止するための係止位置カウント値をセットした後、8
006にてカウント値がカウントUPしたか否かを判断
する。そして、カウント値がカウントUPされたなら
ば、8007に進んでシート係止フラグをONし、第1
シートS1を第2搬送パス8にて係止(保留)する。な
お、この時バッファーローラ9は、第1シートS1を巻
き付けた状態で停止している。
【0143】この後、8009に進んで図39に示すよ
うに複写装置本体100から排紙される第2シートが第
1シートセンサ12bに到達するのを待ち、やがて第2
シートS2が図40に示すように第1シートセンサ12
bに到達し、第1シートセンサ12bがこれを検知して
ONとなったならば、8010、8011に進んでフラ
ッパ切り換えカウント値及び再搬送カウント値をそれぞ
れセットする。
【0144】次に、8012に進んで再搬送カウント値
がカウントUPしたか否かを判断し、カウントUPした
ならば、8013、8014に進んでシート係止フラグ
をOFFすると共に、シート再搬送フラグをONする。
ここで、この再搬送カウント値がカウントUPすると、
第2搬送パス8に係止してあった第1シートS1の搬送
を開始する。
【0145】そして、このように再搬送が開始された
後、8015に進んでフラッパ切り換えカウント値がカ
ウントUPしたか否かを判断し、カウントUPされるま
で第1シートS1と第2シートS2を重ねて搬送する。
この後、フラッパ切り換えカウント値がカウントUPし
たならば8016に進み、図41に示すように搬送フラ
ッパ39をOFFし、第2搬送パス8と第1搬送パス6
との合流点に第1、第2シートS1,S2を向かわせる
ようにする。この後、第1、第2シートS1,S2は、
ステイプルトレイ38に向かって搬送され、8017に
進んで1ケ所綴じ又は2ケ所綴じ処理を行い、処理を終
了させる。
【0146】このように、次のジョブの第1シートS1
を第2搬送パス8において一旦係止した後、第2シート
S2を第2搬送パス8に案内して2枚のシートS1,S
2を第2搬送パス8に待機させることにより、前のジョ
ブのシートのステイプルを行う間でもシートをシート積
載装置本体1内に搬送することができるのでプロダクテ
ィビティーを向上させることが可能となる。
【0147】なお、係止及び再搬送するためのカウント
値、フラッパ切り換えカウント値は本実施例においては
クロック値を示すが、なんら限定する物では無い。(タ
イマー値でも良い)一方、ステイプル動作の時間が長く
なる場合は、第2搬送パス8に3枚以上のシートを待機
させるようにする。図42、43は、このように3枚以
上のシートを重ねて排出する動作を制御を示すフローチ
ャートであり、CPU600は、9001において複写
装置本体100からの排紙信号を受信したか否かを判断
し、排紙信号を受信した場合には、モード選択手段であ
る9002に進んでまず選択モードがステイプルモード
か否かを判断する。そして、9002において、ステイ
プルモードと判断したならば9003に進み、図38に
示すように搬送路切換フラッパ4をONする。なお、こ
のとき搬送フラッパ39はONとなっている。これによ
り、同図に示すように第2搬送パス8に第1シートS1
が搬送されるようになる。
【0148】次に、9004に進んで第2シート検知セ
ンサ11が第1シートS1を検知したか否かを判断し、
このセンサ11が第1シートS1を検知してONとなっ
たならば、9005に進んで所定の係止位置でシートを
係止するための係止位置カウント値をセットし、この後
9006にてカウント値がカウントUPしたか否かを判
断する。そして、カウント値がカウントUPされたなら
ば、9007に進んでシート係止フラグをONして第1
シートS1を第2搬送パス8にて係止する。
【0149】この後、9009に進んで図39に示すよ
うに複写装置本体100から排紙される第2シートが第
1シートセンサ12bに到達するのを待ち、やがて第2
シートS2が図40に示すように第1シートセンサ12
bに到達し、第1シートセンサ12bがこれを検知して
ONとなったならば、9010、9011に進んでフラ
ッパ切り換えカウント値及び再搬送カウント値をそれぞ
れセットする。
【0150】次に、9012に進んで再搬送カウント値
がカウントUPしたか否かを判断し、カウントUPした
ならば、9013、9014に進んでシート係止フラグ
をOFFすると共に、シート再搬送フラグをONする。
ここで、この再搬送カウント値のカウントUPにより第
2搬送パス8に係止してあった第1シートS1の搬送を
開始する。
【0151】そして、このように再搬送が開始された
後、9015に進んでフラッパ切り換えカウント値がカ
ウントUPしたか否かを判断し、カウントUPされるま
で第1シートS1と第2シートS2を重ねて搬送する。
この後、フラッパ切り換えカウント値がカウントUPし
たならば9016に進み、第2シート検知センサ11が
第2搬送パス8内に案内されたシートが予め設定された
所定枚数(閉ループ枚数値)に達したか否か判断する。
ここで、閉ループ枚数値に達していなかった場合は、9
003以降の処理に戻る。これにより、シートを所定枚
数、第2搬送パス8に待機させることができ、プロダク
ティビティーを向上させることが可能となる。
【0152】なお、閉ループ枚数に達していたと判断さ
れた場合、9017に進み、図41に示すように搬送フ
ラッパ39をOFFし、第2搬送パス8と第1搬送パス
6との合流点に所定枚数のシートを向かわせるようにす
る。この後、これらのシートはステイプルトレイ38に
向かって搬送され、8017に進んで1ケ所綴じ又は2
ケ所綴じ処理を行い、処理を終了させる。
【0153】一方、シートを複数束ステイプルする際、
1束目のシートを第1搬送パス6を通過させて第2搬送
パス8に待機させることなくステイプルトレイ38に積
載し、2束目以降のシートを第2搬送パス8に待機させ
るようにして時間を短縮するようにすることもできる。
【0154】図44、45はこのような動作の制御を示
すフローチャートであり、CPU600は、10001
において複写装置本体100からの排紙信号を受信した
か否かを判断し、排紙信号を受信した場合には、100
02に進み、第1シート検知センサ12aからの信号に
より2束目の以降のジョブか否かを判断する。
【0155】ここで、CPU600は、第1シート検知
センサ12aから1束分のシートが第1搬送パス6を通
過したことを示す信号が入力されるまでは搬送路切換フ
ラッパ4をOFFとしているので、1束目のシートは第
1搬送パス6を通過してステイプルトレイ38に積載さ
れるようになる。
【0156】一方、このように搬送路切換フラッパ4の
OFFにより1束目のシートが第1搬送パス6を通過し
た後、第1シート検知センサ12aから信号が入力され
ると、CPU600は10002において2束目の以降
のジョブと判断し、モード選択手段である10003に
進んでステイプルモードか否かを判断し、10003に
おいて、ステイプルモードと判断したならば10004
に進み、図38に示すように搬送路切換フラッパ4をO
Nする。なお、このとき搬送フラッパ39はONとなっ
ている。これにより、同図に示すように第2搬送パス8
に第1シートS1が搬送されるようになる。
【0157】次に、10005に進んで第2シート検知
センサ11が第1シートS1を検知したか否かを判断
し、このセンサ11が第1シートS1を検知してONと
なったならば、10006に進んで所定の係止位置でシ
ートを係止するための係止位置カウント値をセットした
後、10007にてカウント値がカウントUPしたか否
かを判断する。そして、カウント値がカウントUPした
ならば、10008に進んでシート係止フラグをONし
て第1シートS1を第2搬送パス8にて係止する。
【0158】この後、10009に進んで図39に示す
ように複写装置本体100から排紙される第2シートが
第1シートセンサ12bに到達するのを待ち、やがて第
2シートS2が図40に示すように第1シートセンサ1
2bに到達し、第1シートセンサ12bがこれを検知し
てONとなったならば、10010、10011に進ん
でフラッパ切り換えカウント値及び再搬送カウント値を
それぞれセットする。
【0159】次に、10012に進んで再搬送カウント
値がカウントUPしたか否かを判断し、カウントUPし
たならば、10013、10014に進んでシート係止
フラグをOFFすると共に、シート再搬送フラグをON
する。ここで、この再搬送カウント値のカウントUPに
より第2搬送パス8に係止してあった第1シートS1の
搬送を開始する。
【0160】そして、このように再搬送が開始された
後、10015に進んでフラッパ切り換えカウント値が
カウントUPしたか否かを判断し、カウントUPされる
まで第1シートS1と第2シートS2を重ねて搬送す
る。この後、フラッパ切り換えカウント値がカウントU
Pしたならば10016に進み、第2搬送パス8内に係
止されたシートが閉ループ枚数値に達したか否か判断す
る。ここで、閉ループ枚数値に達していなかった場合
は、10003以降の処理に戻る。
【0161】なお、閉ループ枚数に達していたと判断さ
れた場合、10017に進み、図41に示すように搬送
フラッパ39をOFFし、第2搬送パス8と第1搬送パ
ス6との合流点に所定枚数のシートを向かわせるように
する。この後、これらのシートはステイプルトレイ38
に向かって搬送され、8017に進んで1ケ所綴じ又は
2ケ所綴じ処理を行い、処理を終了させる。
【0162】このように、2束目以降のシートを第2搬
送パス8に待機させるようにして時間を短縮することに
より、プロダクティビティーを向上させることが可能と
なる。
【0163】また、ステイプルを行う場合、2ケ所綴じ
の方が、1ケ所綴じよりも時間がかかることから綴じ方
に応じてシートを第2搬送パス8に待機させるようにし
てもよい。図46、47、48はこのような動作の制御
を示すフローチャートであり、CPU600は、200
01において複写装置本体100からの排紙信号を受信
したか否かを判断し、排紙信号を受信した場合には、モ
ード選択手段である20002に進んでまず選択モード
がステイプルモードか否かを判断する。そして、この2
0002において、ステイプルモードと判断されたなら
ば20015に進み、2束目以降のJOBか否か判断す
る。そして、2束目以降のJOBだと判断された場合、
綴じ方法が1ケ所綴じか複数綴じ(本実施例においては
2ケ所綴じ)かを判断する判断手段である20018に
進みステイプル動作が2ケ所綴じか否か判断し、2ケ所
綴じならば20003に進む。
【0164】なお、CPU600は、第1シート検知セ
ンサ12aから1束分のシートが第1搬送パス6を通過
したことを示す信号が入力されても、綴じ方法が1ケ所
綴じの場合は搬送路切換フラッパ4をONとしないので
2束目以降のシートも第1搬送パス6を通過してステイ
プルトレイ38に積載されるようになる。
【0165】ところで、20003では、図38に示す
ように搬送路切換えフラッパ4をONする。なお、この
とき搬送フラッパ39もONする。これにより、同図に
示すように第2搬送パス8に第1シートS1が搬送され
るようになる。
【0166】次に、20004に進んで第2シート検知
センサ11が第1シートS1を検知したか否かを判断
し、このセンサ11が第1シートS1を検知してONと
なったならば、20005に進んで所定の係止位置でシ
ートを係止するための係止位置カウント値をセットした
後、20006にてカウント値がカウントUPしたか否
かを判断する。そして、カウント値がカウントUPされ
たならば、20008に進んでシート係止フラグをON
して第1シートS1を第2搬送パス8にて係止する。
【0167】この後、20009に進んで図39に示す
ように複写装置本体100から排紙される第2シートが
第1シートセンサ12bに到達するのを待ち、やがて第
2シートS2が図40に示すように第1シートセンサ1
2bに到達し、第1シートセンサ12bがこれを検知し
てONとなったならば、20010、20011に進ん
でフラッパ切り換えカウント値及び再搬送カウント値を
それぞれセットする。
【0168】次に、20012に進んで再搬送カウント
値がカウントUPしたか否かを判断し、カウントUPし
たならば、20013、20014に進んでシート係止
フラグをOFFすると共に、シート再搬送フラグをON
する。ここで、この再搬送カウント値のカウントUPに
より第2搬送パス8に係止してあった第1シートS1の
搬送を開始する。
【0169】そして、このように再搬送が開始された
後、20015に進んでフラッパ切り換えカウント値が
カウントUPしたか否かを判断し、カウントUPされる
まで第1シートS1と第2シートS2を重ねて搬送す
る。この後、フラッパ切り換えカウント値がカウントU
Pしたならば20016に進み、第2搬送パス8内に係
止されたシートが閉ループ枚数値に達したか否か判断す
る。ここで、閉ループ枚数値に達していなかった場合
は、20003以降の処理に戻る。これによりシートを
所定枚数、第2搬送パス8に係止して置くことができ、
プロダクティビティーを向上させることが可能となる。
【0170】なお、閉ループ枚数に達していたと判断さ
れた場合、20017に進み、図41に示すように搬送
フラッパ39をOFFし、第2搬送パス8と第1搬送パ
ス6との合流点に所定枚数のシートを向かわせるように
する。この後、これらのシートはステイプルトレイ38
に向かって搬送され、8017に進んで1ケ所綴じ又は
2ケ所綴じ処理を行い、処理を終了させる。
【0171】このように、綴じ動作に時間のかかる2ケ
所綴じを行う場合に、第2搬送パス8にシートを待機す
るようにすることにより、プロダクティビティーを向上
させることが可能となる。
【0172】
【発明の効果】このように本発明によれば、綴じ動作の
際、次のジョブのシートを搬送待機通路に2枚以上待機
させることができるので、シート搬送速度が速い場合で
も画像形成装置を停止させることなく綴じ動作を行うこ
とができ、プロダクティビティーを低下させることなく
後処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したシート積載装置と複写装置の
側面断面図。
【図2】上記シート積載装置の側面断面図。
【図3】上記シート積載装置のステイプルトレイ部の平
面図。
【図4】上記ステイプルトレイ部の側面断面図。
【図5】上記シート積載装置のトレイユニットの要部側
面図。
【図6】上記シート積載装置の要部拡大側面図。
【図7】上記シート積載装置の揺動ガイドが揺動する様
子を示す図。
【図8】上記シート積載装置のストッパが排出口を塞い
だ様子を示す図。
【図9】上記揺動ガイドが上方に揺動した様子を示す
図。
【図10】上記シート積載装置のローラガイドが逃げ部
を形成する位置にある様子を示す図。
【図11】上記シート積載装置の距離計測センサのブロ
ック図。
【図12】上記シート積載装置のCPUのブロック図の
一部を示す図。
【図13】上記シート積載装置のCPUのブロック図の
その他の部分を示す図。
【図14】上記距離計測センサの距離計測の原理を示す
図。
【図15】上記CPUから距離計測センサに対して出力
される信号と、距離計測センサからCPUへ入力される
信号を表す図。
【図16】上記CPUの制御動作の一部を示すフローチ
ャート。
【図17】上記CPUの制御動作の他の一部を示すフロ
ーチャート。
【図18】上記CPUの制御動作のその他の一部を示す
フローチャート。
【図19】上記シート積載装置のステイプラユニットに
よる針綴じ位置の説明図。
【図20】上記ステイプラユニット側面部分断面図。
【図21】上記ステイプラユニットの移動経路を示す模
式上視図。
【図22】上記ステイプラユニットの右側面部分断面
図。
【図23】上記ステイプラユニットの退避手段の動作を
示す図。
【図24】上記ステイプラユニット及びつき当て板の動
作を示す図。
【図25】上記ステイプラユニットのステイプラの構造
を示す図。
【図26】上記ステイプラの平面図。
【図27】上記ステイプラによる針打ち行程においてス
テイプルモータに流れる電流値を示す波形図。
【図28】最先端の針が中央部を針曲げブロックの保持
溝に保持される様子を示す図。
【図29】上記ステイプラのフォーミング部の針打ち行
程を示す図。
【図30】上記シート積載装置の第2トレイにシートを
排出する状態を示す図。
【図31】上記シート積載装置の第2トレイにシートが
排出された様子を示す図。
【図32】ステイプルソート時における上記第2トレイ
の状態を示す図。
【図33】ユーザが設定した枚数がステイプルトレイ上
に整合された状態を示す図。
【図34】ステイプル済のシートが排出される様子を示
す図。
【図35】ステイプル済シートが排出された様子を示す
図。
【図36】上記シート積載装置に形成された搬送待機通
路に2枚のシートを待機させる制御を示すフローチャー
トの一部。
【図37】上記フローチャートの他の一部。
【図38】上記シート積載装置内へシートが侵入し始め
た状態を示す図。
【図39】1枚目のシートをバッファーローラに巻き付
けた様子を示す図。
【図40】1枚目と2枚目のシートS1,S2を重ねて
搬送する様子を示す図。
【図41】2枚のシートが重ねられた状態で排出される
様子を示す図。
【図42】上記シート積載装置に形成された搬送待機通
路に3枚以上のシートを待機させる制御を示すフローチ
ャートの一部。
【図43】上記フローチャートの他の一部。
【図44】上記搬送待機通路に2束目のシートを待機さ
せる制御を示すフローチャートの一部。
【図45】上記フローチャートの他の一部。
【図46】2ケ所綴じをする際に、上記搬送待機通路に
シートを待機させる制御を示すフローチャートの一部。
【図47】上記フローチャートの他の一部。
【図48】上記フローチャートの残りの部分。
【図49】従来のシート積載装置の要部側面図。
【符号の説明】
1 シート積載装置 4 搬送路切換フラッパ 6 第1搬送パス 8 第2搬送パス 8a 枠体 8b 空間部分 9 バッファーローラ 11 第2シート検知センサ 12a シート検知センサ 38 ステイプルトレイ 39 搬送フラッパ 600 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−48366(JP,A) 特開 平2−233430(JP,A) 特開 平5−286620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/60 B65H 37/04 G03G 15/00 534

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送通路を通過させて後処理用
    トレイに積載するシート積載装置において、 前記シートを回転する回転体に巻き付けて該シートの前
    記後処理用トレイへの搬送を待機させる搬送待機通路
    と、 前記搬送通路の前記搬送待機通路との分岐点に設けら
    れ、前記搬送されたシートを前記搬送通路又は搬送待機
    通路に選択的に案内するよう切り換えられる第1切換え
    部材と、 前記搬送待機通路に案内されたシートの枚数が所定枚数
    になったことを検出する第1シート枚数計数装置と、 前記搬送待機通路に設けられ、待機している前記シート
    を該搬送待機通路に保持する位置と、前記待機している
    シートを前記搬送通路との合流点に案内する位置に選択
    的に切り換えられる第2切換え部材と、 前記シートを前記搬送待機通路に案内するよう前記第1
    切換え部材を切り換えると共に前記回転体を回転させて
    該シートを搬送待機通路に待機させる一方、前記第1シ
    ート枚数計数装置にて所定枚数のシートが該搬送待機通
    路に案内されたことを検知した際には前記所定枚数のシ
    ートを前記搬送通路の合流点に案内するよう前記第2切
    換え部材を切り換える搬送制御装置と、を備えたことを
    特徴とするシート積載装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送制御装置は、綴じ動作の際前記
    シートを待機させた後、次のシートが前記搬送待機通路
    に案内されるまでは前記回転体を停止するようにしてい
    ることを特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送待機通路は、前記搬送通路の上
    流部及び下流部と連通する円筒状の空間部分を有する枠
    体と、前記枠体の空間部分に装着される円筒状の回転体
    との間に形成されることを特徴とする請求項1記載のシ
    ート積載装置。
  4. 【請求項4】 前記第1シート枚数計数装置は、前記搬
    送待機通路に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のシート積載装置。
  5. 【請求項5】 綴じられる一束分の枚数のシートが通過
    したことを検出する第2シート枚数計数装置を設ける一
    方、前記搬送制御装置は前記第2シート枚数計数装置か
    らの信号に基づき1回目の綴じ動作を行う前記一束分の
    枚数のシートが前記搬送通路を通過したことを検知した
    後に、前記シートを前記搬送待機通路に案内するよう前
    記第1切換え部材を切り換えるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のシート積載装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送制御装置に綴じ方法がlケ所綴
    じ又は複数綴じかを判断する判断手段を設け、該搬送制
    御装置は前記判断手段にて綴じ方法が複数綴じと判断し
    た場合に、前記シートを前記搬送待機通路に案内するよ
    う前記第1切換え部材を切り換えるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  7. 【請求項7】 画像形成部と、この画像形成部にて画像
    形成されたシートの後処理を行うシート積載装置とを備
    えてなる画像形成装置において、 前記シート積載装置が請求項1乃至6記載のシート積載
    装置であることを特徴とする画像形成装置。
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