JP3242721B2 - 自動両面装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
自動両面装置を備えた画像形成装置Info
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- JP3242721B2 JP3242721B2 JP33889592A JP33889592A JP3242721B2 JP 3242721 B2 JP3242721 B2 JP 3242721B2 JP 33889592 A JP33889592 A JP 33889592A JP 33889592 A JP33889592 A JP 33889592A JP 3242721 B2 JP3242721 B2 JP 3242721B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター等
の自動両面装置を備えた画像形成装置に関する。
の自動両面装置を備えた画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記形式の画像形成装置として、転写紙
が反転部を介して送り込まれる自動両面装置が、送り込
まれた転写紙を送り込み方向後端側を先端として再給紙
位置に揃えてスタックする揃え手段と、再給紙位置にス
タックされた転写紙を一枚ずつ分離して給紙する分離給
紙手段とを有し、揃え手段に転写紙を再給紙位置へ案内
する進入ガイド部材を具備するものは周知である。この
種の自動両面装置は、所謂スイッチバック方式の両面機
構であって、進入ガイド部材はスイッチバック時に転写
紙を再給紙位置へ導くように案内している。また、転写
紙が定着装置を通過すると、カールが形成されることが
あり、このカールは反転部を通過するとき助長される傾
向にある。このため、進入ガイド部材は位置固定である
が、この場合転写紙に形成されるカールが予測される範
囲内の大きさであれば、スイッチバック時の寄せ動作時
に転写紙が進入ガイド部材を越えることがないように、
進入ガイド部材が設定されている。
が反転部を介して送り込まれる自動両面装置が、送り込
まれた転写紙を送り込み方向後端側を先端として再給紙
位置に揃えてスタックする揃え手段と、再給紙位置にス
タックされた転写紙を一枚ずつ分離して給紙する分離給
紙手段とを有し、揃え手段に転写紙を再給紙位置へ案内
する進入ガイド部材を具備するものは周知である。この
種の自動両面装置は、所謂スイッチバック方式の両面機
構であって、進入ガイド部材はスイッチバック時に転写
紙を再給紙位置へ導くように案内している。また、転写
紙が定着装置を通過すると、カールが形成されることが
あり、このカールは反転部を通過するとき助長される傾
向にある。このため、進入ガイド部材は位置固定である
が、この場合転写紙に形成されるカールが予測される範
囲内の大きさであれば、スイッチバック時の寄せ動作時
に転写紙が進入ガイド部材を越えることがないように、
進入ガイド部材が設定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写紙
が何らかの理由で吸湿し、その後に定着装置を通過する
と、形成されるカールの大きさが上記した予測される範
囲以上となることがあり、このような転写紙は寄せ動作
時に進入ガイド部材を乗り越えてしまい再給紙時に不送
りを発生するという問題があった。
が何らかの理由で吸湿し、その後に定着装置を通過する
と、形成されるカールの大きさが上記した予測される範
囲以上となることがあり、このような転写紙は寄せ動作
時に進入ガイド部材を乗り越えてしまい再給紙時に不送
りを発生するという問題があった。
【０００４】特に、近年、再生紙の需要が高まってお
り、再生紙が吸湿後に定着装置を通過すると、カールの
大きさが上記した予測される範囲以上となることが多
く、問題となっていた。
り、再生紙が吸湿後に定着装置を通過すると、カールの
大きさが上記した予測される範囲以上となることが多
く、問題となっていた。
【０００５】本発明は、上述した従来の問題を解消し、
転写紙に形成されるカールの大きさが予測される範囲以
上であっても、再給紙時に不送りが発生しない自動両面
装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とす
る。
転写紙に形成されるカールの大きさが予測される範囲以
上であっても、再給紙時に不送りが発生しない自動両面
装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は片面に画像を形成した転写紙が反転部を介
して送り込まれる自動両面装置を備え、該自動両面装置
が、送り込まれた転写紙を送り込み方向後端側を先端と
して再給紙位置に揃えてスタックする揃え手段と、再給
紙位置にスタックされた転写紙を一枚ずつ分離して給紙
する分離給紙手段とを有し、前記揃え手段に転写紙を再
給紙位置へ案内する進入ガイド部材を具備する自動両面
装置を備えた画像形成装置において、前記進入ガイド部
材が案内時の転写紙送り方向下流側を中心として回動可
能に装着され、該進入ガイド部材を転写紙が案内される
ガイド位置と回動先端側が上方へ逃げる待機位置との間
で移動する移動手段と、前記進入ガイド部材のガイド面
に現出する走行辺が転写紙送り方向へ走行可能なベルト
装置とを設けたことを特徴としている。
め、本発明は片面に画像を形成した転写紙が反転部を介
して送り込まれる自動両面装置を備え、該自動両面装置
が、送り込まれた転写紙を送り込み方向後端側を先端と
して再給紙位置に揃えてスタックする揃え手段と、再給
紙位置にスタックされた転写紙を一枚ずつ分離して給紙
する分離給紙手段とを有し、前記揃え手段に転写紙を再
給紙位置へ案内する進入ガイド部材を具備する自動両面
装置を備えた画像形成装置において、前記進入ガイド部
材が案内時の転写紙送り方向下流側を中心として回動可
能に装着され、該進入ガイド部材を転写紙が案内される
ガイド位置と回動先端側が上方へ逃げる待機位置との間
で移動する移動手段と、前記進入ガイド部材のガイド面
に現出する走行辺が転写紙送り方向へ走行可能なベルト
装置とを設けたことを特徴としている。
【０００７】
【０００８】さらにまた、本発明は前記ベルト装置が、
進入ガイド部材の回動中心に設けられた固定軸、該支軸
に固定された固定ギヤ、ベルトを支持する少なくとも２
本の軸、該軸の１つに設けられ前記固定ギヤと噛み合う
ギヤ及び該ギヤの回転伝達方向を一方向に規制するクラ
ッチを備え、前記固定ギヤと前記ギヤの噛み合いが前記
進入ガイド部材の待機位置からガイド位置への回動によ
り、前記ベルトが転写紙送り方向へ走行されることを特
徴としている。
進入ガイド部材の回動中心に設けられた固定軸、該支軸
に固定された固定ギヤ、ベルトを支持する少なくとも２
本の軸、該軸の１つに設けられ前記固定ギヤと噛み合う
ギヤ及び該ギヤの回転伝達方向を一方向に規制するクラ
ッチを備え、前記固定ギヤと前記ギヤの噛み合いが前記
進入ガイド部材の待機位置からガイド位置への回動によ
り、前記ベルトが転写紙送り方向へ走行されることを特
徴としている。
【０００９】さらにまた、本発明は前記ベルトの表面に
は、その走行方向と直交する適当数の溝が形成されてい
ることを特徴としている。
は、その走行方向と直交する適当数の溝が形成されてい
ることを特徴としている。
【００１０】
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図１は、本発明に係る自動両面装置を備えた画
像形成装置を示す概略図である。図１において、符号１
はドラム状の感光体であり、その周囲には矢印で示すそ
の回転方向の順に、帯電チャージャ２、露光装置３、現
像装置４、転写・分離チャージャ５、クリーニング装置
６等が配設されている。給紙装置７の何れかから給送さ
れた用紙は、レジストローラ対８によってタイミングを
とられて感光体１と転写・分離チャージャ５の間の転写
部に搬送される。帯電チャージャ２による一様帯電、露
光装置３による画像露光、現像装置４による現像の各工
程を経て感光体ドラム１上に形成されたトナー像は、転
写・分離チャージャ５の作用のもとに転写紙に転写され
る。トナー像が転写された用紙は、ヒータを内蔵する定
着ローラ１０とこれに圧接する加圧ローラ１１とより成
る定着装置９により定着される。
明する。図１は、本発明に係る自動両面装置を備えた画
像形成装置を示す概略図である。図１において、符号１
はドラム状の感光体であり、その周囲には矢印で示すそ
の回転方向の順に、帯電チャージャ２、露光装置３、現
像装置４、転写・分離チャージャ５、クリーニング装置
６等が配設されている。給紙装置７の何れかから給送さ
れた用紙は、レジストローラ対８によってタイミングを
とられて感光体１と転写・分離チャージャ５の間の転写
部に搬送される。帯電チャージャ２による一様帯電、露
光装置３による画像露光、現像装置４による現像の各工
程を経て感光体ドラム１上に形成されたトナー像は、転
写・分離チャージャ５の作用のもとに転写紙に転写され
る。トナー像が転写された用紙は、ヒータを内蔵する定
着ローラ１０とこれに圧接する加圧ローラ１１とより成
る定着装置９により定着される。
【００１２】図１及び図２において、定着装置９に後続
して転写紙を排紙トレイ１４と自動両面装置２０とに選
択的に切り替える切り替え爪１２が設けられ、切り替え
爪１２は通常の片面複写の場合、用紙が排出ローラ１３
を介して排紙トレイ１４へ排紙されるように切り替えら
れる。また、両面複写の場合には用紙が反転路１５を介
して自動両面装置２０へ搬送されるように切り替えられ
る。
して転写紙を排紙トレイ１４と自動両面装置２０とに選
択的に切り替える切り替え爪１２が設けられ、切り替え
爪１２は通常の片面複写の場合、用紙が排出ローラ１３
を介して排紙トレイ１４へ排紙されるように切り替えら
れる。また、両面複写の場合には用紙が反転路１５を介
して自動両面装置２０へ搬送されるように切り替えられ
る。
【００１３】自動両面装置２０は、片面に複写された転
写紙が載置される両面トレイ２１と、該両面トレイ２１
上の転写紙を再給紙位置に寄せる寄せコロ２２と、その
転写紙の左右方向を揃えるジョガー２３とを有する揃え
手段、及び給紙指令により転写紙を送り出す呼び出しコ
ロ２４と、該呼び出しコロ２４によって送り出された転
写紙を１枚ずつ分離して給紙するフィードローラ２５と
分離ベルト２６からなる分離給紙手段を有している。上
記揃え手段には転写紙を再給紙位置へ案内するための進
入ガイド３０が設けられている。
写紙が載置される両面トレイ２１と、該両面トレイ２１
上の転写紙を再給紙位置に寄せる寄せコロ２２と、その
転写紙の左右方向を揃えるジョガー２３とを有する揃え
手段、及び給紙指令により転写紙を送り出す呼び出しコ
ロ２４と、該呼び出しコロ２４によって送り出された転
写紙を１枚ずつ分離して給紙するフィードローラ２５と
分離ベルト２６からなる分離給紙手段を有している。上
記揃え手段には転写紙を再給紙位置へ案内するための進
入ガイド３０が設けられている。
【００１４】かく構成の装置は、両面複写が選択されて
作動が開始され、片面が複写された転写紙が定着装置９
を通過すると、切り替え爪１２によって反転路１５を経
て両面トレイ２１上に排出される。このとき、転写紙が
反転路１５中に設けられたセンサ１６に検知され、この
センサ１６の信号から一定時間経過後、両面トレイ２１
上では排出された転写紙ごとに寄せコロ２２が転写紙上
に降下して時計方向に回転するとともにジョガー２３が
動作を開始する。これにて、反転した転写紙をスイッチ
バックして所定の再給紙位置に揃えられる。このとき、
リピートの場合には全転写紙を再給紙位置に揃えてスタ
ッキングが完了後、再給紙動作に入る。再給紙指令が発
せられると、呼び出しコロ２４、フィードローラ２５及
び分離ベルト２６が作動し、呼び出しコロ２４によって
送り出された最下紙が、フィードローラ２５及び分離ベ
ルト２６によって１枚ずつ分離され彎曲したガイド板２
７に案内されて両面の画像形成に進む。
作動が開始され、片面が複写された転写紙が定着装置９
を通過すると、切り替え爪１２によって反転路１５を経
て両面トレイ２１上に排出される。このとき、転写紙が
反転路１５中に設けられたセンサ１６に検知され、この
センサ１６の信号から一定時間経過後、両面トレイ２１
上では排出された転写紙ごとに寄せコロ２２が転写紙上
に降下して時計方向に回転するとともにジョガー２３が
動作を開始する。これにて、反転した転写紙をスイッチ
バックして所定の再給紙位置に揃えられる。このとき、
リピートの場合には全転写紙を再給紙位置に揃えてスタ
ッキングが完了後、再給紙動作に入る。再給紙指令が発
せられると、呼び出しコロ２４、フィードローラ２５及
び分離ベルト２６が作動し、呼び出しコロ２４によって
送り出された最下紙が、フィードローラ２５及び分離ベ
ルト２６によって１枚ずつ分離され彎曲したガイド板２
７に案内されて両面の画像形成に進む。
【００１５】上記構成において、転写紙が定着装置９を
通過するとき、水分が奪われてバックカールすることが
多々ある。このカールは、その方向に彎曲する反転路１
５を通過するとき、助長されて自動両面装置２０にはカ
ールが大きくなって送りこまれる傾向にある。さらに、
転写紙として再生紙を使用したときはカール量が大きく
なり過ぎてしまう場合が多い。
通過するとき、水分が奪われてバックカールすることが
多々ある。このカールは、その方向に彎曲する反転路１
５を通過するとき、助長されて自動両面装置２０にはカ
ールが大きくなって送りこまれる傾向にある。さらに、
転写紙として再生紙を使用したときはカール量が大きく
なり過ぎてしまう場合が多い。
【００１６】このように大きくカールした転写紙は、両
面トレイ２１上ではフェイスカールとなり、両面トレイ
２１上でフェイスカールしている転写紙を寄せコロ２２
で図の右方に寄せたとき、進入ガイド３０にひっかかっ
たり、これを越えてしまいスタッキング不良を発生させ
ることがあった。
面トレイ２１上ではフェイスカールとなり、両面トレイ
２１上でフェイスカールしている転写紙を寄せコロ２２
で図の右方に寄せたとき、進入ガイド３０にひっかかっ
たり、これを越えてしまいスタッキング不良を発生させ
ることがあった。
【００１７】そこで、本発明は図２及び図３に示すよう
に、進入ガイド３０が、支軸３１に回転可能に装着され
たガイド本体３２と、該ガイド本体３２を支軸３１を中
心に回動させる移動手段としてのソレノイド３３と、ガ
イド本体３２を支軸３１を中心に図２の反時計方向への
回動力を付勢するスプリング３４を有している。上記支
軸３１は、ガイド本体３２の下端側に設けられており、
該ガイド本体３２は上端側が回動される。ガイド本体３
２は、上記ソレノイド３３がＯＦＦであるとき、スプリ
ング３４の作用によってガイド本体３２がストッパ３５
に当接され、図２及び図４の鎖線で示す回動先端側が上
方へ逃げる待機位置に保持されている。そして、上記ソ
レノイド３３がＯＮされると、ガイド本体３２が時計方
向に回動され、図２及び図４の実線で示すガイド板２７
とほぼ平行になるガイド位置に保持される。
に、進入ガイド３０が、支軸３１に回転可能に装着され
たガイド本体３２と、該ガイド本体３２を支軸３１を中
心に回動させる移動手段としてのソレノイド３３と、ガ
イド本体３２を支軸３１を中心に図２の反時計方向への
回動力を付勢するスプリング３４を有している。上記支
軸３１は、ガイド本体３２の下端側に設けられており、
該ガイド本体３２は上端側が回動される。ガイド本体３
２は、上記ソレノイド３３がＯＦＦであるとき、スプリ
ング３４の作用によってガイド本体３２がストッパ３５
に当接され、図２及び図４の鎖線で示す回動先端側が上
方へ逃げる待機位置に保持されている。そして、上記ソ
レノイド３３がＯＮされると、ガイド本体３２が時計方
向に回動され、図２及び図４の実線で示すガイド板２７
とほぼ平行になるガイド位置に保持される。
【００１８】かく構成の画像形成装置は、寄せコロ２２
が転写紙Ｐ上に降下して時計方向に回転してから一定時
間経過後、ソレノイド３３がＯＦＦからＯＮに切り換え
られる。すなわち、転写紙Ｐの先端がガイド本体３２に
当接した直後のタイミングを持ってガイド本体３２が待
機位置からガイド位置に移動される。従って、大きなカ
ールが形成された転写紙Ｐであっても待機位置のガイド
本体３２を乗り越えることが防止され、かつガイド位置
に移動したガイド本体３２によって再給紙位置にガイド
される。
が転写紙Ｐ上に降下して時計方向に回転してから一定時
間経過後、ソレノイド３３がＯＦＦからＯＮに切り換え
られる。すなわち、転写紙Ｐの先端がガイド本体３２に
当接した直後のタイミングを持ってガイド本体３２が待
機位置からガイド位置に移動される。従って、大きなカ
ールが形成された転写紙Ｐであっても待機位置のガイド
本体３２を乗り越えることが防止され、かつガイド位置
に移動したガイド本体３２によって再給紙位置にガイド
される。
【００１９】ところで、上記ガイド本体３２は転写紙Ｐ
の先端が当接した直後のタイミングを持ってガイド本体
３２が待機位置からガイド位置に移動されるため、カー
ルの状態等によってはその移動により転写紙Ｐの先端側
がくの字状に屈曲することが起こり得る恐れがある。
の先端が当接した直後のタイミングを持ってガイド本体
３２が待機位置からガイド位置に移動されるため、カー
ルの状態等によってはその移動により転写紙Ｐの先端側
がくの字状に屈曲することが起こり得る恐れがある。
【００２０】そこで、本発明では図５に示すように、ガ
イド本体３２にはコロ軸３６，３７に巻き掛けられ、走
行辺がガイド面となるたベルト３８を備えたベルト装置
を設けている。このベルト装置は、コロ軸３６にワンウ
ェイクラッチ付ギヤ３９が取り付けられ、該ギヤ３９は
上記支軸３１に固定された固定ギヤ４０と噛み合ってい
る。この場合、支軸３１は機枠に固定され、ガイド本体
３２が支軸３１の回りを回動される。従って、ガイド本
体３２がソレノイド３３のＯＮ・ＯＦＦで回動されると
き、ギヤ４０に噛み合っているワンウェイクラッチ付ギ
ヤ３９が回転する。このワンウェイクラッチ付ギヤ３９
は、図６に示すように、ガイド本体３２が反時計方向へ
の回動ではコロ軸３６に回転力を伝達しないが、時計方
向への回動では軸３６に回転力を伝達するように設定さ
れている。
イド本体３２にはコロ軸３６，３７に巻き掛けられ、走
行辺がガイド面となるたベルト３８を備えたベルト装置
を設けている。このベルト装置は、コロ軸３６にワンウ
ェイクラッチ付ギヤ３９が取り付けられ、該ギヤ３９は
上記支軸３１に固定された固定ギヤ４０と噛み合ってい
る。この場合、支軸３１は機枠に固定され、ガイド本体
３２が支軸３１の回りを回動される。従って、ガイド本
体３２がソレノイド３３のＯＮ・ＯＦＦで回動されると
き、ギヤ４０に噛み合っているワンウェイクラッチ付ギ
ヤ３９が回転する。このワンウェイクラッチ付ギヤ３９
は、図６に示すように、ガイド本体３２が反時計方向へ
の回動ではコロ軸３６に回転力を伝達しないが、時計方
向への回動では軸３６に回転力を伝達するように設定さ
れている。
【００２１】かく構成の画像形成装置は、寄せコロ２２
が転写紙Ｐ上に降下して時計方向に回転してから一定時
間経過後、ソレノイド３３がＯＦＦからＯＮに切り換え
られる。すなわち、転写紙Ｐの先端がガイド本体３２に
当接した直後のタイミングを持ってガイド本体３２が待
機位置からガイド位置に移動される。このとき、ガイド
本体３２の回動に伴ってギヤ４０に噛み合うワンウェイ
クラッチ付ギヤ３９、コロ軸３６を介してベルト３８が
図６の矢印方向に走行する。そして、図７に示すよう
に、転写紙Ｐの先端が当接した直後のタイミングを持っ
てベルト３８が走行し、ガイド本体３２のガイド位置へ
の移動とも相俟って、転写紙Ｐを屈曲させることなく確
実に再給紙位置へガイドできる。
が転写紙Ｐ上に降下して時計方向に回転してから一定時
間経過後、ソレノイド３３がＯＦＦからＯＮに切り換え
られる。すなわち、転写紙Ｐの先端がガイド本体３２に
当接した直後のタイミングを持ってガイド本体３２が待
機位置からガイド位置に移動される。このとき、ガイド
本体３２の回動に伴ってギヤ４０に噛み合うワンウェイ
クラッチ付ギヤ３９、コロ軸３６を介してベルト３８が
図６の矢印方向に走行する。そして、図７に示すよう
に、転写紙Ｐの先端が当接した直後のタイミングを持っ
てベルト３８が走行し、ガイド本体３２のガイド位置へ
の移動とも相俟って、転写紙Ｐを屈曲させることなく確
実に再給紙位置へガイドできる。
【００２２】なお、ベルト３８には図８に示すように走
行方向と直交する適当数の溝３８ａを設ければ、転写紙
Ｐのより確実に案内でき、有利である。また、上記実施
例の場合、ワンウェイクラッチ付ギヤ３９を普通のギヤ
で構成してもよいが、ワンウェイクラッチ付ギヤ３９を
用いれば、ガイド本体３２がガイド位置から待機位置に
戻るとき、既にスタックされている転写紙Ｐをベルト３
８の逆転で悪影響を与えないので有利である。さらに、
上記実施例でのベルト装置を、コスト面で不利である
が、駆動源を用いて回動するようすることもできる。
行方向と直交する適当数の溝３８ａを設ければ、転写紙
Ｐのより確実に案内でき、有利である。また、上記実施
例の場合、ワンウェイクラッチ付ギヤ３９を普通のギヤ
で構成してもよいが、ワンウェイクラッチ付ギヤ３９を
用いれば、ガイド本体３２がガイド位置から待機位置に
戻るとき、既にスタックされている転写紙Ｐをベルト３
８の逆転で悪影響を与えないので有利である。さらに、
上記実施例でのベルト装置を、コスト面で不利である
が、駆動源を用いて回動するようすることもできる。
【００２３】ところで、自動両面装置２０でジャムする
転写紙Ｐの多くは両面トレイ２１上の再給紙位置であ
る。このときのジャム紙は、進入ガイド３０がガイド位
置にあると、それが処理操作の妨げになることがある。
転写紙Ｐの多くは両面トレイ２１上の再給紙位置であ
る。このときのジャム紙は、進入ガイド３０がガイド位
置にあると、それが処理操作の妨げになることがある。
【００２４】そこで、自動両面装置２０で図示していな
いジャム検知手段がジャムを検知したとき、図９に示す
ように、自動両面装置２０でのジャム検知信号によりソ
レノイド３３をＯＦＦする。
いジャム検知手段がジャムを検知したとき、図９に示す
ように、自動両面装置２０でのジャム検知信号によりソ
レノイド３３をＯＦＦする。
【００２５】かく構成すれば、自動両面装置２０でジャ
ムが発生すると、ソレノイド３３がＯＦＦし、ガイド本
体３２はスプリング３４の作用によってガイド位置から
待機位置に回動する。従って、両面トレイ２１が分離給
紙部近くまで現出し、ジャム紙の処理が簡単に行い得
る。
ムが発生すると、ソレノイド３３がＯＦＦし、ガイド本
体３２はスプリング３４の作用によってガイド位置から
待機位置に回動する。従って、両面トレイ２１が分離給
紙部近くまで現出し、ジャム紙の処理が簡単に行い得
る。
【００２６】
【発明の効果】請求項１の構成によれば、揃い動作時に
進入ガイド部材に設けたベルトを走行するので、転写紙
の先端側がくの字状に屈曲する恐れがなく、有利であ
る。
進入ガイド部材に設けたベルトを走行するので、転写紙
の先端側がくの字状に屈曲する恐れがなく、有利であ
る。
【００２７】
【００２８】請求項２の構成によれば、進入ガイド部材
の回動力を利用してベルトを走行するので低コストであ
り、しかも既にスタックされている転写紙に悪影響を与
えないので有利である。
の回動力を利用してベルトを走行するので低コストであ
り、しかも既にスタックされている転写紙に悪影響を与
えないので有利である。
【００２９】請求項３の構成によれば、ベルトによる転
写紙の案内をより確実に行うことができる。
写紙の案内をより確実に行うことができる。
【図１】本発明に係る自動両面装置を備えた画像形成装
置を示す概略図である。
置を示す概略図である。
【図２】図１の主要部拡大図である。
【図３】その平面図である。
【図４】自動両面装置の動作を示す図である。
【図５】進入ガイド部材の一例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図６】進入ガイド部材とベルト装置の関連する動きを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図７】ベルト装置の作動を示す説明図である。
【図８】ベルト装置の変形例を示す説明図である。
【図９】本発明の別の実施例を示すフロー図である。
９ 定着装置 １５ 反転路 ２０ 自動両面装置 ２１ 両面トレイ ２２ 寄せコロ ２３ ジョガー ２４ 呼び出しコロ ２５ フィードローラ ２６ 分離ベルト ３０ 進入ガイド ３１ 支軸 ３２ ガイド本体 ３３ ソレノイド ３６，３７ コロ軸 ３８ ベルト ３９ ワンウェイクラッチ付ギヤ ４０ ギヤ Ｐ 転写紙
Claims (3)
- 【請求項１】片面に画像を形成した転写紙が反転部を介
して送り込まれる自動両面装置を備え、該自動両面装置
が、送り込まれた転写紙を送り込み方向後端側を先端と
して再給紙位置に揃えてスタックする揃え手段と、再給
紙位置にスタックされた転写紙を一枚ずつ分離して給紙
する分離給紙手段とを有し、前記揃え手段に転写紙を再
給紙位置へ案内する進入ガイド部材を具備する自動両面
装置を備えた画像形成装置において、 前記進入ガイド部材が案内時の転写紙送り方向下流側を
中心として回動可能に装着され、該進入ガイド部材を転
写紙が案内されるガイド位置と回動先端側が上方へ逃げ
る待機位置との間で移動する移動手段と、前記進入ガイ
ド部材のガイド面に現出する走行辺が転写紙送り方向へ
走行可能なベルト装置とを設けたことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の画像形成装置において、
前記ベルト装置が、進入ガイド部材の回動中心に設けら
れた固定軸、該支軸に固定された固定ギヤ、ベルトを支
持する少なくとも２本の軸、該軸の１つに設けられ前記
固定ギヤと噛み合うギヤ及び該ギヤの回転伝達方向を一
方向に規制するクラッチを備え、前記固定ギヤと前記ギ
ヤの噛み合いが前記進入ガイド部材の待機位置からガイ
ド位置への回動により、前記ベルトが転写紙送り方向へ
走行されることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項３】請求項２に記載の画像形成装置において、
前記ベルトの表面には、その走行方向と直交する適当数
の溝が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33889592A JP3242721B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 自動両面装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33889592A JP3242721B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 自動両面装置を備えた画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06186806A JPH06186806A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3242721B2 true JP3242721B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18322365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33889592A Expired - Fee Related JP3242721B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 自動両面装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3242721B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP33889592A patent/JP3242721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06186806A (ja) | 1994-07-08 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |