JP2003081494A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003081494A
JP2003081494A JP2001279147A JP2001279147A JP2003081494A JP 2003081494 A JP2003081494 A JP 2003081494A JP 2001279147 A JP2001279147 A JP 2001279147A JP 2001279147 A JP2001279147 A JP 2001279147A JP 2003081494 A JP2003081494 A JP 2003081494A
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roller
long
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JP2001279147A
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Tamiya Akimoto
民也 秋本
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Ricoh Co Ltd
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャム時において長尺紙を除去し易い画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 長尺紙を積載する手差し台62を有する
給紙部4と、給紙された長尺紙に画像を形成する作像部
1と、作像部1からの長尺紙を手差し台62に向けて搬
送する自動両面搬送装置63と、自動両面搬送装置63
からの長尺紙を手差し台62に排紙する排紙部66とを
装置本体70aに備え、装置本体70aに対して開閉自
在に設け、自動両面搬送装置63による長尺紙の搬送路
38を露出する開閉カバー90aを備える複写機1であ
って、排紙部66は、長尺紙を手差し台62に排紙する
ための排紙ローラ67及び従動ローラ67bを備え、排
紙ローラ67が開閉カバー90aに取り付けられ、従動
ローラ67bが装置本体70aに取り付けられ、開閉カ
バー90aを開けたとき、開閉カバー90aとともに駆
動ローラ67が従動ローラ67bから離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機等の画像形成
装置に関し、特に、長尺紙を搬送可能な搬送装置を備え
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、A4サイズの3倍・4倍の長尺
紙をコピーするものがある。このような、画像形成装置
においては、一般に、長尺紙を積載する手差し台から長
尺紙を給紙し、作像部にて長尺紙の一方の面に画像を形
成する。そして、片面コピーの場合はそのまま排紙し、
両面コピーの場合は、反転部により長尺紙を反転しつつ
再び作像部に送ることにより、長尺紙の他方の面にも画
像を形成し、画像形成終了後に長尺紙を排紙する。この
長尺紙の排紙には、排紙駆動ローラと排紙従動ローラと
の間に長尺紙を挟持しつつ搬送することによって行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような画像形成
装置においては、ジャムが発生し他場合において、画像
形成装置内に残っている長尺紙の除去が、小サイズ紙に
比べて、困難であるという課題がある。特に、両面コピ
ー時に、反転部によって長尺紙を反転しているときに
は、長尺紙が略S字状にうねっているので、除去が更に
困難なものになってしまう。
【0004】そこで、本発明は、ジャム時において長尺
紙を除去し易い画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、長尺紙を積載する手差し台を有する給紙部と、給紙
された長尺紙に画像を形成する作像部と、作像部からの
長尺紙を手差し台に向けて搬送する戻し部と、戻し部か
らの長尺紙を手差し台に排紙する排紙部とを本体に備
え、本体に対して開閉自在に設け、戻し部による長尺紙
の搬送路を露出する開閉カバーを備える画像形成装置で
あって、排紙部は、長尺紙を手差し台に排紙するための
排紙駆動ローラ及び排紙従動ローラを備え、排紙駆動ロ
ーラが開閉カバーに取り付けられ、排紙従動ローラが本
体に取り付けられ、開閉カバーを開けたとき、開閉カバ
ーとともに排紙駆動ローラが排紙従動ローラから離れる
ことを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、手差し台
の長尺紙(例えば、A4サイズの3倍或いは4倍)は、
作像部に向けて給紙され、作像部によって画像を形成さ
れる。この長尺紙は、戻し部によって手差し台に向けて
搬送され(戻され)、排紙部によって手差し台に排紙さ
れる。ここで、ジャムが発生した時には、開閉カバーを
開けて搬送路を露出させることにより、画像形成装置内
に残留した長尺紙を除去する。
【0007】開閉カバーを開けたとき、排紙駆動ローラ
が排紙従動ローラから離れるので、画像形成装置内に残
った長尺紙を除去し易くなる。また、手差し台から給紙
された長尺紙が、戻し手段及び排紙部によって手差し台
に排紙されることにより、排紙台を別途設ける必要がな
いので、画像形成装置の設置スペースを小さくすること
ができるとともに、コストの低減が図れる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、手差し台が開閉カバーに取り付けられ
ており、開閉カバーの開閉と一緒に移動することを特徴
とする。
【0009】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、手差
し台が開閉カバーと一緒に開閉カバーの開方向に移動す
ることにより、手差し台が画像形成装置本体から離れる
ので、長尺紙を除去するスペースが大きくなり、長尺紙
の除去作業が更に容易になる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、排紙部の排紙口を開閉する排紙カバーを備
え、排紙口から長尺紙が排紙されていないときにおい
て、排紙カバーが排紙口を閉じていることを特徴とす
る。
【0011】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、排紙口から長尺紙が排紙されている状態以外におい
て、排紙カバーが排紙口を閉じているので、稼動時の騒
音を低減することができる。特に、小サイズ紙と長尺紙
とを併用する画像形成装置にあっては、長尺紙の使用頻
度は少なく、使用頻度の高い小サイズ紙による画像形成
時に騒音を低減できるので効果的である。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、戻し部からの長尺紙の搬送方向を排
紙部又は作像部のいずれかに切り替える分岐爪を備え、
分岐爪が長尺紙を作像部に向けて案内するときは、排紙
カバーが閉状態であり、分岐爪が長尺紙を排紙部に向け
て案内するときは、排紙カバーは開状態であることを特
徴とする。
【0013】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、排紙
カバーが分岐爪の切り替え動作に連動することにより、
長尺紙が手差し台に排紙されるときには、排紙カバーが
自動的に開くので、排紙カバーの開け忘れによって長尺
紙が詰まるのを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1乃至図6
に示すように、複写機(画像形成装置)70は、概し
て、画像を形成する作像部(作像部)1と、手差し給紙
部4と、第1及び第2給紙部64、65と、自動両面搬
送装置(戻し部)63とを備えている。作像部1には、
中間転写ベルト2aを有する中間転写部2と、現像装置
60と、感光体61と、転写部5と、定着部8とが配置
されている。現像装置60及び感光体61により中間転
写ベルト2aに形成されたカラー画像は、給紙部4の給
紙ローラ4aによって手差し台62から給紙された用紙
に転写部5の作用により転写され、定着部8によって定
着される。
【0015】本実施の形態では、手差し台62は、A4
サイズや、A3サイズといった通常サイズの用紙や、例
えば、A4サイズの3倍・4倍の長さを有する長尺紙を
積載可能であり、通常のA3サイズを縦送りに搬送でき
るメイン台と、サブ台とに加え、長尺紙様の補助台を有
している。尚、メイン台に対するサブ台と補助台との保
持は、回転式やスライド式のものを用いることができ
る。
【0016】図4及び図9に示されるように、紙先端と
画像先端の転写タイミングを合わせるレジストローラ3
と、用紙又は長尺紙(以後、単に「紙」という)に画像
を転写する転写部5との間にレジストローラ3から転写
部5へ紙を搬送ガイドし、且つレジストローラ3側に揺
動支点を設け、出力部にてガイド先端(転写部5側)を
上下動するガイド板19がある。給紙部4からレジスト
ローラ3前までの各搬送ローラ4b、67は正方向(図
中矢印方向)の回転のみである。レジストローラ3前の
ガイド板19は、タワミ形成時に外側が膨らみ側となる
ように開閉可能で、回動支点はレジスト上ローラ軸21
に保持している。その為、ガイド板19の回動時はロー
ラ円周上にガイド板19端部があるので、紙の屈曲が大
きくなり、折れなくなる。また、図10に示すように、
開閉するガイド板19の前面側には取っ手23を設け
る。
【0017】尚、ガイド板19の動作は詳細な図示はし
ないが、図9乃至11に示されるように、ソレノイド等
による電装物20とガイド板19とをリンク25で連結
し、駆動伝達を行うようになっている。また、図10
中、符号22はレジストノブ、符号24はジャム処理窓
である。
【0018】図11に明確に示されるように、リンク2
5はガイド板19側が長穴で、開き方向にガタを持たせ
る。その為、駆動時はリンク25が突っ張り連結して、
マニュアル動作時はガタにて駆動部はそのままに、ガイ
ド板19のみが開閉できる。開閉可能なガイド板19は
常時閉じた状態となる様にスプリング等で、対抗する固
定ガイド板19aとの間隔を規制され、間隔は紙を正方
向へ搬送時にレジスト部前でタワミ成型時先端補正が行
える程度とする。
【0019】ガイド板19が開放状態のとき(図9の二
点鎖線参照)には、給紙系のローラ4a、4b、67が
停止でレジストローラ3が逆転した時に、紙が大きくた
わめる様に退避空間ができる。給紙部4からレジストロ
ーラ3に配置する各搬送センサはフィラー式よりも光式
が良い。光(反射式)なら紙が正送り逆送りしても引っ
掛からず搬送品質が良好であるが、フィラー式センサを
用いると、逆送り時紙にフィラーが引っ掛かって用紙の
破損を引き起こす虞があるからである。
【0020】ガイド板19には、図示しないレジスト前
センサを取り付けている。これにより、一面転写後の逆
転待機時に、転写紙は開放したガイド板19に沿ってた
わむため、そのガイド板19に取り付けられたレジスト
前センサが常時転写紙を検知し続ける。その為、何らか
の不具合が発生した時に制御部が転写紙の残紙を検知で
きるため、その後の処理を継続するのか、ジャム紙とし
て処理させるのか正確な判断が可能である。
【0021】図2に示すように、給紙ローラ4aとレジ
ストローラ3との間には、給紙ローラ4aからの紙を送
る送りローラ4bと、排紙部66の搬送ローラ(排紙ロ
ーラ)67とが配置されている。搬送ローラ67の周囲
には、従動ローラ67a、67bが設けられている。ま
た、従動ローラ67bから上流側には、排紙部66の排
紙口52が設けられており、排紙口52は装置本多雨7
0aに形成されている。搬送ローラ67及び従動ローラ
67aによって、送りローラ4bからの紙をレジストロ
ーラ3に向けて搬送し、搬送ローラ67及び従動ローラ
67bによって、自動両面搬送装置63の縦搬送部37
から分岐爪51によって案内された紙を手差し台62に
排紙するようになっている。
【0022】このように、搬送ローラ67が装置本体7
0aの内側に配置されていることにより、装置本体の外
側にある手差し台62に積載された紙の上に、搬送ロー
ラ67及び従動ローラ67bから紙を排紙しても、手差
し台62上の紙と排紙された紙との端部の位置がずれる
ので、給紙ローラ4aが手差し台62に排紙された紙を
給紙するのを防止できる。
【0023】分岐爪51は、図示しないソレノイドの駆
動により、従動ローラ67aの近傍を支点として実線で
示す案内位置及び一点鎖線で示す退避位置に回動可能に
なっている。手差し台62から紙を給紙するときにおい
て、分岐爪51は一点鎖線で示す退避位置にあり、送り
ローラ4bからの紙は、搬送ローラ67及び従動ローラ
67aによってレジストローラ3に向けて搬送される。
排紙時において、分岐爪51は実線で示す案内位置にあ
り、縦搬送部37によって搬送された紙を搬送ローラ6
7及び従動ローラ67bの間に向けて案内し、これによ
って、紙が手差し台62に排紙される。
【0024】本実施の形態では、排紙部66は、排紙口
55を開閉する排紙カバー80が設けられている。本実
施の形態では、排紙カバー80は、図示しないソレノイ
ドの駆動により、分岐爪51の回動動作に連動して、実
線で示す開位置と一点鎖線で示す閉位置に回動自在にな
っている。即ち、分岐爪51が一点鎖線で示す退避位置
にあるときには、排紙カバー80は一点鎖線で示す閉位
置にあり、排紙口55を閉じて、複写機70内の騒音が
機外に漏れるのを防止している。また、分岐爪51が実
線で示す案内位置にあるときには、排紙カバー80は一
点鎖線の位置から実線で示す開位置に回動し、排紙口5
5を開けて、長尺紙が排紙可能な状態にし、長尺紙が詰
まるのを防止する。
【0025】排紙口55から長尺紙が排紙されている状
態以外において、排紙カバー80が排紙口55を閉じて
いるので、稼動時の騒音を低減することができる。特
に、本実施の形態のように、小サイズ紙と長尺紙とを併
用する複写機70にあっては、長尺紙の使用頻度は少な
く、使用頻度の高い小サイズ紙の画像形成中に騒音を低
減できるので効果的である。また、排紙カバー80が分
岐爪の回動動作に連動することにより、長尺紙が手差し
台62に排紙されるときには、排紙カバー80が自動的
に開くので、排紙カバー80の開け忘れによって長尺紙
が詰まるのを防止できる。
【0026】一方、転写部5の転写ローラ11はガイド
部5aとともに構成されているので、ガイド部5aを上
下に駆動するための転写接離駆動部12の動作にて中間
転写ベルト2aに対する接離動作が可能である。尚、本
実施の形態では、転写ローラ11を用いているが、転写
ベルトを用いても良く、転写ローラ11や転写ベルトを
用いると、紙の後方が転写中であっても搬送部6にて屈
曲された紙の弾性にて転写に影響を及ぼさなくなる。
【0027】転写部5の転写電流又は電圧は、電源から
の供給した電流又は電圧をパーパック(高圧発生装置)
にて変換して転写ローラ11に伝える。パーパックから
の出力電流又は電圧は、制御部よりパルス周期にて制御
する。転写電流又は転写電圧のチャージャーは、同じく
制御部にて制御し、転写ローラ11に伝える電流をオ
ン、オフで切り替えたり、オンからオフへ或いはその逆
に徐々に変化させたりすることができる(図12及び図
13参照)。
【0028】中間転写ベルト2aの周長及び最大作像可
能長さはA3サイズ(620mm)+余裕程度である。
転写部5から定着部8までの距離X2はA4横幅(42
0mm)+余裕αである。尚、レジストローラ3から定
着部8までの距離X1はA4横幅(420mm)であ
り、レジストローラ3から後述する紙検知センサ48ま
での距離X3は、A3サイズ+余裕β又は17インチ+
余裕βである。
【0029】転写部5と定着部8との間には、転写部5
からの紙を定着部8に搬送する搬送ベルト9を有する搬
送部6が配置されており、搬送部6には、図6に示すよ
うに、転写部5に保持された揺動支点が設けられてい
る。搬送部6の構成は、図6に示すように、搬送方向上
流側にベルト9を駆動する駆動ローラ9aを配置し、下
流側9bにベルト9にテンションを掛けるテンションロ
ーラ9bを配置する。また、搬送部6には、電動ファン
10とベルトによる吸引搬送を備えている。本実施の形
態では、レジストローラ3と転写ローラ11と駆動ロー
ラ16の各ローラ径は同一径に設定している。尚、駆動
ローラ11の径は、図8に示すように、厳密には搬送ベ
ルト9の厚さを加味した径φcを言い、駆動ローラ径+
ベルト厚さの2倍である。
【0030】図8に示されるように、レジストローラ3
と転写部5と搬送部6とは駆動部36の駆動源27にて
駆動し、駆動の伝達方法はタイミングベルト29にて並
列となるように各ローラにタイミングベルト29を掛け
る。駆動源はステッピング(SP)モータ27を用いて
おり、起動開始・停止時にはパルス変調によるスルーア
ップ・スルーダウン制御を行う。駆動部36には減速機
構を設けても良い。駆動部から回転出力する軸は1本
で、プーリ28は一個で、同一歯数のプーリ28にて各
ローラへ伝達する。
【0031】SPモータ27はパルスの発信制御にて、
正転・逆転が可能なので複雑な機構が不要となるだけで
なく、各ローラをタイミングベルト29で並列連結する
ため、個々の回転負荷は低く駆動源に掛かる総負荷も低
くなり、SPモータ27を小型にできる。また、伝達負
荷が低いためタイミングベルト29も幅狭で設定できる
のでスペース上の制約を受けにくく、設計の自由度が増
す。更に、SPモータ27の起動時に各ローラへ同時に
回転が伝わるため、各ローラに当接している紙をいっせ
いに搬送する事により、紙への衝撃を分散でき、衝撃を
最小限に抑えられる。それにより、図14に示すよう
に、紙上の未定着画像(トナー)が散って、トナーチリ
とならず、細線等は詳細に画像等は鮮明に残り、良好な
コピーを得られる。
【0032】本実施の形態では、搬送部6の揺動支点は
駆動ローラ16軸芯と同一にしている。支点より通常搬
送時の経路と下降した退避経路との2経路(図4参照)
がある。転写部5と搬送部6の揺動回転駆動は別物で個
別な動作が可能である。また、図4に示すように、定着
前の搬送部6が下へ退避したとき、その先には定着部8
の下を通る退避路7がある。
【0033】図4及び図19に示されるように、定着部
8の下部には退避路中の紙を検知するための反射式の紙
検知センサ48を備え、紙検知センサ48の対向する退
避路ガイド板49aにはセンサ光を逃げる穴49が開い
ている。下向きの紙検知センサ48にて紙には接触しな
いので、紙検知センサ48に異物が付着することによる
誤検知や、紙上の未定着トナーを散らすことが無い。
【0034】紙検知センサ48を配置する位置は、図4
に示すように、レジストローラ3から一画面目をコピー
する長さX3、即ち(A3or17インチ)+β分にし、
β分は大きく取らないようにするのが望ましい。転写部
5から検知センサ48までの距離は一定の為、機械差は
生じるものの単体上ではバラツキが生じず、初期補正を
することで繰り返し搬送しても差が出ない。
【0035】また、退避路7のガイド板の下流側には、
突き当てがあり、紙が抜け出ないようにしている。図1
に示すように、レジストローラ3以降のガイド板から定
着部8と退避路のユニット群は1つのプロセスカートリ
ッジ(アッセイ体)45に構成し、スライドレールにて
装置本体70aと連結し、プロセスカートリッジ45は
機内と機外を移動可能にする。
【0036】転写部5から退避路7先端までの搬送距離
はA3長さ程度にしている。定着後の搬送部は機械外へ
排紙するのと、定着下の自動両面搬送装置(両面UN
I)63に搬送する分岐爪8aがあり、分岐爪8aの回
転動作にて搬送方向が決められる。図4及び図5に示す
ように、定着後の紙は、機械左側の定着部8から自動両
面搬送装置63内へ進入し、水平搬送部31によって、
機械右側の再給紙ローラ33まで水平搬送し、その後、
切り替え爪50に案内されつつ再給紙ローラ33によっ
て、下方の内部トレイ30に向けて約180度反転搬送
し、内部トレイ30のスタック部34にて片面コピー紙
を溜めるようになっている。尚、本実施の形態では、内
部トレイ30の長さX4は、A3+余裕αにしている。
【0037】内部トレイ30にて、指定コピー数を溜め
ると、再給紙ローラ33の回転が停止・逆転し、スタッ
ク部34に溜められた片面コピー紙の最上紙より、縦搬
送部37に向けて再給紙する。尚、定着部8から水平搬
送部31、内部トレイ30とで略S字状をなしている。
【0038】再給紙時には、図15(a)に示す電磁ス
プリングクラッチ(SPクラッチ)38内のスプリング
にて内部トレイ30内の底板(図示せず)が上昇し、ス
タックされた最上紙が再給紙ローラ33に適正圧で当接
する様に構成されている。スタック時にはSPクラッチ
38が空回りし、底板上昇機構は働かないようになって
いる。
【0039】図15に示されるように、再給紙ローラ3
3には、分離ローラ33aが当接しており、SPクラッ
チ38は、この分離ローラ33aの回転負荷をも制御し
ている。また、SPクラッチ38の動作をON・OFF
切り替えするソレノイド39が、SPクラッチ38に取
り付けられている。
【0040】分離ローラ33aの回転負荷は、図15
(b)に示すように、内部トレイ30内に紙をスタック
する時には SPクラッチ38が緩み方向に回転するた
めフリー(低負荷)回転し、通常サイズを多数枚スタッ
クした時にはSPクラッチ38が締まりトルク=阻止力
を発生し1枚ずつ分離(高負荷)し、長尺紙を1枚反転
搬送する時にソレノイド38が働きSPクラッチ38の
引っ掛けを外しSPクラッチ38は閉まらないのでロー
ラはフリー(低負荷)回転する。ソレノイド39は常時
OFFしていてSPクラッチ38の一端は筐体側に引っ
掛かる。その為通常時にはよけいな電力を消費すること
がない。尚、ソレノイド39とSPクラッチ38とは、
歯付きスリーブによっての連結されている。
【0041】水平搬送部31は、図17(a)に示すよ
うに、下側に駆動ローラ42を配置し、上側に従動ロー
ラ41を配置している。図18に示すように、従動ロー
ラ41は支点43を軸に開閉可能な上ガイド板40に取
り付けられている。上ガイド板40はジャム時等にて機
内に紙が残ったときユーザーが除去できるように開閉可
能にしている。開閉支点43は駆動部44によって揺動
回転可能で、一方向に揺動すると上ガイド板40は正規
の位置にて従動ローラ41が駆動ローラ42に当接し、
紙を搬送できる。
【0042】支点43が反対方向に揺動すると上ガイド
板40全体が移動し、図17(b)に示すように、上ガ
イド板40に取り付けられた従動ローラ41が、駆動ロ
ーラ42から離れ(図17(b)に示す隙間l及び隙間
s参照)搬送力はなくなる。即ち、紙に対して規制力が
無くなる。上ガイド板40の支点43を動かす駆動部4
4は一般的なモータを使ったりソレノイドを使ったりす
ると良いので特別機構については記載しない。以上によ
ってA3サイズ以下の用紙の両面に画像を形成する自動
両面時には、モータの回転方向を変えるだけで自動両面
コピーができる。また、再給紙時でも電磁クラッチ39
を動作する事によって、スプリングは空回りし底板上昇
が働かず、再給紙ローラ33に圧が掛からず、回転負荷
が大きくならないようにできる。
【0043】内部トレイ30の定着側には、図5に示す
ように、実線のセット位置と、二点鎖線の退避位置に回
動可能な反転ガイド板35が設けられており、反転ガイ
ド板35は、通常のA3サイズ以下における用紙の時は
退避位置に回動し、A3サイズよりも大きい(例えば、
A4サイズの3倍・4倍の大きさ)長尺紙の時にはセッ
ト位置に回動する。尚、反転ガイド板35は、図示しな
いモータやソレノイド等によって回動するようになって
いる。
【0044】反転ガイド板35がセット位置にあるとき
には、反転ガイド板35の一端が内部トレイ30の下面
に当接し、他端は水平搬送部31の先端、即ち、定着部
8から水平搬送部68に紙を案内する本体搬送部68の
搬送ガイド板68aと水平搬送ガイド板31aとの連結
部31bにつながる。尚、反転ガイド板35がセット位
置にあっても、搬送部68を塞がないように、搬送部6
8と反転ガイド板35と水平搬送部31とで略Y字路状
を形成するようにしている。
【0045】反転ガイド板35がセット位置にある時に
は、水平搬送部31から再給紙ローラ33を介して、内
部トレイ30のスタック部34と反転ガイド板35とが
1つにつながってループ状となり、エンドレス搬送部と
なる。即ち、各ローラが正回転していた場合には、紙が
水平搬送部31とスタック部34と反転ガイド部35を
無限に回り続けることとなる。また、図5に示すよう
に、水平搬送部31の再給紙ローラ33近辺には、搬送
センサ32が設けられ、図16(b)に示すように、縦
搬送部37の再給紙ローラ33近傍にも搬送センサ32
aが設けられている。尚、図16(a)には、搬送セン
サとソレノイド39とのタイミングチャートを示してい
る。
【0046】内部トレイ30には、図示しない搬送ロー
ラが複数設けられており、これら搬送ローラは一個のモ
ータにて駆動され、正転時には紙をスタック方向に送
り、逆転時には全てのローラが紙を再給紙ローラ33に
向けて送る方向に回転(逆転)する。内部トレイ30か
ら再給紙ローラ33によって再給紙された紙は、切り替
え爪50に案内されて略90度上方に回転して縦搬送部
37へ合流する。
【0047】このとき、分岐爪51は一点鎖線で示す退
避位置にあることにより、縦搬送部37の搬送路38を
通った紙は、レジストローラ3に向けて搬送され、片面
時と同様に、レジストローラ3、転写部5を経由し定着
部8により画像を定着されることで、両面に画像を形成
される。そして、両面に画像を形成された紙は、水平搬
送部31を介して縦搬送部37に送られ、この縦搬送部
37の搬送路38を通った紙は、実線で示す案内位置に
ある分岐爪51によって、排紙ローラ67と従動ローラ
67bとの間に向けて案内され、排紙口55を介して手
差し台62に排紙されるようになっている。
【0048】また、本実施の形態では、図1に示すよう
に、縦搬送部37は、搬送路38を開閉するために上下
に開閉カバー90a、90bを備えている。これら開閉
カバー90a、90bは図示しない支点を中心に閉位置
(図2参照)と、開位置(図1参照)とに回動可能にな
っており、開閉カバー90a、90bを開けることによ
って、搬送路38を露出させる。
【0049】開閉カバー90aには手差し台62が取り
付けられており、手差し台62は開閉カバー90aと一
緒に回動するようになっている。また、図1に示すよう
に、排紙ローラ67は開閉カバー90aに取り付けら
れ、動ローラ67bは装置本体70aに取り付けられて
いる。従って、開閉カバー90aを開けたとき、開閉カ
バー90aとともに排紙ローラ67が従動ローラ67b
から離れる。尚、本実施の形態では、開閉カバー90a
を開けたとき、搬送路38中の駆動ローラ56、58
と、従動ローラ56a、58aも互いに離れる。
【0050】開閉カバー90を開けたとき、排紙ローラ
67が従動ローラ67bから離れるので、複写機70内
に残った長尺紙を除去し易くなる。また、手差し台62
が開閉カバー90aと一緒に開閉カバー90aの開方向
に移動することにより、手差し台62が装置本体70a
から離れるので、長尺紙を除去するスペースが大きくな
り、長尺紙の除去作業が更に容易になる。
【0051】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。複写機70の図示しない操作部に
は手差し給紙を選択すると「普通紙」、「特殊紙」、
「大サイズ紙A4×3倍」、「大サイズ紙A4×4倍」
を選択する画面が表示されるようになっている。ここ
で、A4サイズの3倍の長さを有する長尺紙に画像を形
成するときには、「大サイズ紙A4×3倍」を選択し、
手差し台62上に長尺紙を乗せ、原稿をセットした後、
コピースタートボタンを押す。
【0052】コピースタートボタンが押されると、図7
に示すように、作像部1では、先頭のA4横分(先行A
3分)を4色作像し、作像した画像を手差し台62から
送られた長尺紙に転写する。ステッピングモータ27を
スルーアップしてレジストスタートより長尺紙の先端が
転写部5に到達しA4横幅分送られた時を見測り、転写
接離駆動部12が作動し、転写部5を下方に回動させて
中間転写ベルト2aから解除し、ステッピングモータ2
7をスルーダウン停止する。尚、ステッピングモータ2
7を停止する前には、定着部8の下方の紙検知センサ4
8にて長尺紙紙を検知している。
【0053】その後、レジストローラ3の手前のガイド
板19を解除し、ステッピングモータ27を逆転させ、
紙検知センサ48にて長尺紙の先端を検知してからt秒
間後に逆転駆動を停止することにより、長尺紙を所定長
さlだけ戻し、再スタートが掛かるまで待機する。この
待機中においては、開放したガイド板19に取り付けら
れたレジスト前センサが常時長尺紙を検知し続ける。
尚、t秒=β長さ(再スタート時に一画面目後端と2画
面目先端とが一致するための予備搬送分=α長さ)以下
である。また、予備搬送分=(レジストローラ3から定
着部8間の距離)−(転写部5から定着部8間の距離)
=(レジストローラ3から転写部8間の距離)である。
【0054】次に、原稿の2・3面分(A3幅)を作像
し、転写直前にステッピングモータ27をスルーアップ
にてスタートさせ、直ちに転写接離駆動部12を動作さ
せることにより、転写ローラ11を上方に回動させて長
尺紙を中間転写ベルト2aに接触させ画像を転写する。
レジストローラ3が長尺紙を所定長さlだけ搬送した
後、搬送ローラ67も駆動を開始して、開放していたガ
イド板19を閉じる。その後は通常通りに定着し、自動
両面搬送装置63を介して長尺紙を手差し台62に排紙
する。
【0055】また、「大サイズ紙A4×4倍」を選択す
ると、中間転写ベルト2a上に半分のA3サイズ分を作
像し転写タイミングを計り、手差し台62から「A4×
4倍紙」の長尺紙が給紙される。また、転写接離駆動部
12を作動させて、搬送部6が下方に退避し、ベルト9
の下流側先端を定着部8の下方の退避路7へとつなげ
る。
【0056】画像と長尺紙の先端を合わせてレジストロ
ーラ3が長尺紙の搬送を開始し、先端より画像を転写さ
れた長尺紙は、搬送部6の吸引力により転写部5と搬送
部6の屈曲にならいつつ退避路7へと搬送される。搬送
部6が退避状態にあるとき、搬送部6には駆動が供給さ
れているため、吸引搬送により転写紙が定着下部に接触
して画像を痛める事が無い。
【0057】この退避動作は、レジストローラ3の駆動
の開始時間より、長尺紙の送り出し量を逆算しA3分の
画像を転写する直前(t時間前)より開始する。転写電
圧を徐々に下げ、長尺紙への画像転写量を減らし、画像
終了時には0(ゼロ)にする。長尺紙への回避動作は
「A4×3倍紙」時と同じく紙搬送と作像系を駆動させ
たまま転写部5を解除する。
【0058】その後、駆動部36のSPモータ27を停
止させ搬送を中断し、ガイド板19を開放してSPモー
タ27をt時間にわたって逆転させ、長尺紙を所定長さ
l分戻して、レジストローラ3の手前でたわませる。そ
の後、駆動部36は、再スタートがかかるまで待機す
る。
【0059】作像部1にて、後半のA3分の画像を作像
し転写タイミングを計り、SPモータ27を正転動作さ
せ搬送を開始し、直後に転写部5を上昇・接触させ、次
に搬送部6を上昇させる。2面目の先端は転写電流を0
(ゼロ)より始め、電圧を徐々に上げていき、t時間後
には通常電圧にする。その後は「A4×3倍紙」時と同
じく、後半の画像を転写しつつ、ガイド板19を閉じ、
搬送ローラ67を駆動させ前半の画像を定着し機外へ排
紙する。尚、転写時間を変化させるt時間は、図11に
示すように徐々に下げなくても、図12に示すように通
常電圧の約半分に下げても、切り替え部分が分かりずら
いグラデーションのような画像を得られる。
【0060】また、両面コピーを指定すると上記動作に
て片面をコピー定着後、定着部8の下流側の分岐爪8a
が回転し、長尺紙を自動両面搬送装置63へと搬送す
る。図5に示すように、タイミングを見測り反転ガイド
板35が回転し、退避位置からセット位置へと回動す
る。尚、反転ガイド板35を起動するタイミングは、起
動にかかる時間分を逆算し長尺紙の先端が反転ガイド板
35にて反転できるタイミングであればいつでも良い。
【0061】長尺紙は水平搬送部31を経由し、搬送セ
ンサ32で長尺紙の先端を検知し、再給紙ローラ33に
よって略180度ターンして内部トレイ30のスタック
部34へと搬送される。長尺紙の先端が分離ローラ33
aにかかったら上ガイド板40の支点43を揺動回転し
上ガイド板40をスライド移動し、従動ローラ41を駆
動ローラ42から離す。
【0062】長尺紙は再給紙ローラ33及び分離ローラ
33aによって搬送され、内部トレイ30内の図示しな
いサイドフェンスにて横方向を規制される。その後、長
尺紙は、図21(a)に示すように、スタック部34の
左端で待ちかまえている反転ガイド板35にて紙先端よ
り略180度反転させられ、水平搬送部31へと導かれ
る。このときに搬送部68のガイド板68aと水平搬送
部31の入口側とに長尺紙の後端付近があっても、長尺
紙の先端はそのまま水平搬送部31へと送られる。即
ち、長尺紙の先端と後端付近とが重なり合う事となる。
このときに何らかの不具合にて機械が停止し、機内の残
紙を除去する必要が生じても、図10に示すように、本
体カバー70bを開けて内部トレイ30を引き出せば難
無く除去できる。
【0063】搬送センサ32にて検出した長尺紙の先端
より、搬送時間と設定されている長尺紙の長さから後端
が再給紙部33に到達する時間を割り出し、搬送駆動を
停止する。その為、長尺紙の後端は搬送制御で使用しな
いため、エンドレス搬送部内では紙が重なり合っても搬
送制御が行え、エンドレス搬送部長が長尺紙より短くて
も良くなる。即ち、反転ガイド部35を設ける位置によ
って、定着部8からのガイド板68aを規制する必要が
無く、機械の大きさを増す必要が無く、従来程度の大き
さで長尺紙の自動両面コピーが可能となる。その後、再
給紙開始タイミングの0.1秒前に電磁SPクラッチ3
8を動作させ、次に分離ローラ33aのソレノイド39
が動作する。
【0064】この電磁SPクラッチ38によって底板上
昇が働かないようにしてから逆転駆動を初め、回転フリ
ーとなった分離ローラ33aの当接圧によって再給紙ロ
ーラ33の送りにて、図21(b)、(c)に示すよう
に長尺紙の先・後端が逆転し、スタック時の長尺紙の後
端が再給紙時の先端になり、スタック時の長尺紙の先端
が再給紙時の後端としてサイドフェンスに規制されたま
ま長尺紙を再給紙する。
【0065】ソレノイド39の動作は縦搬送部37のロ
ーラにて搬送する事が十分可能で有れば、長尺紙の先端
が縦搬送部37に到達した後に切っても、再給紙ローラ
33だけでは搬送力が足らなくても問題はなく、動作時
間を短縮することで消費電力やコイルの発熱による不具
合が生じない。
【0066】尚、図21(a)は図22のa部に対応
し、図21(b)は図22のb部に対応し、図21
(c)は図22のc部に対応している。また、図22に
おいて、0.1秒前の内訳は、電磁SPクラッチ38の
連結動作時間に0.01〜0.06秒かかり、その最大
値と制御的処理に0.02秒との余裕を0.02秒とし
て総積した時間である。
【0067】搬送センサ32にて長尺紙の先端を検知
し、その後、長尺紙の後端を検知すると上ガイド板40
の支点43は元のセット位置に回転し従動ローラ41は
駆動ローラ42に当接する。内部トレイ30から搬送さ
れた長尺紙は縦搬送部37を経由し、上記転写プロセス
を繰り返し定着された後、再度、水平搬送部31に送ら
れる。この長尺紙は、切り替え爪50によって縦搬送部
37へと導かれ、レジストローラ3に向けて搬送され
る。このとき、レジストローラ3の手前にある分岐爪5
1が実線で示す案内位置に移動し、ガイド板18が押し
上げられる。レジストローラ3に向けて搬送されている
長尺紙は、案内位置にある分岐爪51に案内されて、搬
送ローラ67を半周し手差し台62上に排紙され、手差
し台62上の未転写紙の上にスタックされて長尺紙の両
面コピーの排紙モードが終了する。
【0068】また、連続コピー時は、図23に示すよう
に、n+1枚目の長尺紙の後端が転写部6を抜けた後定
着部8を越えるまでの間において、作像部1では中間転
写ベルト2aのクリーニングを行う。長尺紙の後端が、
定着部8を超えると、1色目の作像を開始し、長尺紙の
後端が水平搬送部31の途中にさしかかると、2色目の
作像を開始する。
【0069】そして、長尺紙の後端が再給紙ローラ33
によって縦搬送部37に入ると、3色目の作像を開始
し、長尺紙の後端が搬送ローラ67を抜けて、n枚目の
長尺紙の上に排紙され、給紙するタイミングの余裕Aを
とって4色目の作像を開始するとともに、n+2枚目の
長尺紙の給紙を開始する。尚、図23において、距離B
=A4サイズの2倍である。また、距離C、距離D、及
び距離E=A4サイズの2倍+余裕αであり、中間転写
ベルト2aの長さに相当する(本実施の形態では、略5
70mm)。
【0070】即ち、連続コピー時には、作像部1にて4
色目の画像を開始するときに、手差し台62から長尺紙
(n+2枚目の長尺紙)の給紙を開始すれば、転写部6
による転写が間に合うため、給紙時に前紙(n+1枚目
の長尺紙)の排紙が完了しているので、搬送ローラ67
及び従動ローラ67aとの間があいているので、前紙と
次紙とが干渉することがない。
【0071】一方、異常検知においては、図20に示す
ように、装置が長尺紙の先行分を転写・搬送中や、後行
分の画像を作像中に何らかの異常を検知し、作像・紙搬
送の動作を中断する時、レジストローラ3から長尺紙の
後端が抜けるまで、レジストローラ3と搬送部6の動作
を続け、装置外へ引き出し可能なプロセスカートリッジ
45へ長尺紙を送り込んだ後、装置の動作を終了し、機
内の残紙はUNI群を引き出して処理する。
【0072】また、仮に処理しないまま機内に放置して
おいても、定着下の検知センサにて残紙の有無が解るの
で、不具合を未然に防止できる。
【0073】以上説明したように、本実施形態では、手
差し台62から給紙された長尺紙が、自動両面搬送装置
63を経由した後、排紙部66の搬送ローラ67によっ
て手差し台62に排紙されることにより、排紙台を別途
設ける必要がないので、複写機70の設置スペースを小
さくすることができるとともに、コストの低減が図れ
る。即ち、本実施の形態では、装置本体の幅W2が70
0mmであり、手差し台62の幅W3がA4サイズの4
倍の長さに相当する840mmであり、全体の幅W1が
略1.5mで済むのに対し、排紙台を設けた場合には、
長尺紙を受けられるように、排紙台の幅を手差し台62
と同じにする必要があるので、全体の幅が略2.4mと
なってしまい複写機70の専有面積が大きくなってしま
う。
【0074】また、切り替え爪50が水平搬送部31の
長尺紙を縦搬送部37に案内することにより、内部トレ
イ30によって長尺紙を縦搬送部37に搬送しないの
で、長尺紙の搬送時間を短縮できる。また、長尺紙の搬
送時間を短縮できることにより、排紙中の長尺紙と次の
長尺紙とが干渉しないように、長尺紙の給紙を遅らせる
必要がないので、生産性の低下を防止できる。
【0075】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。複写機70を設置するスペースに余裕が
ある場合には、図24及び図4の一点鎖線で示すよう
に、装置本体70aに対して着脱可能な排紙台71を設
け、定着部8を抜けた長尺紙をそのまま排紙台71に排
紙するようにしても良い。この場合において、複写機7
0の設置スペースが無くなった場合には、装置本体70
aから排紙台71を取り外し、長尺紙を手差し台62に
排紙する。尚、図24において、Z1は手差し台62か
ら排紙台71までの長さを示し、Z2は手差し台71の
長さを示し、Z3は本体寸法を示し、Z4は手差し台6
2の長さを示している。
【0076】本発明は、複写機70に適用したが、これ
に限定されず、複写機70のほかに、プリンタ、ファク
シミリ、或いはこれらの複合機等を用いても、同様な作
用効果を得る。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、開閉カバー
を開けたとき、排紙駆動ローラが排紙従動ローラから離
れるので、画像形成装置内に残った長尺紙を除去し易く
なる。また、手差し台から給紙された長尺紙が、戻し手
段及び排紙部によって手差し台に排紙されることによ
り、排紙台を別途設ける必要がないので、画像形成装置
の設置スペースを小さくすることができるとともに、コ
ストの低減が図れる。
【0078】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、手差し台が開
閉カバーと一緒に開閉カバーの開方向に移動することに
より、手差し台が画像形成装置本体から離れるので、長
尺紙を除去するスペースが大きくなり、長尺紙の除去作
業が更に容易になる。
【0079】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、排紙口
から長尺紙が排紙されている状態以外において、排紙カ
バーが排紙口を閉じているので、稼動時の騒音を低減す
ることができる。
【0080】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な作用を奏するとともに、排紙カバーが
分岐爪の切り替え動作に連動することにより、長尺紙が
手差し台に排紙されるときには、排紙カバーが自動的に
開くので、排紙カバーの開け忘れによって長尺紙が詰ま
るのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉カバーが開いている状態を概略的に状態を
示す斜視図である。
【図2】給紙部の近傍を拡大して示す構成図である。
【図3】本発明に係る複写機を概略的に示す側面図であ
る。
【図4】作像部を概略的に示す構成図である。
【図5】自動両面搬送装置を概略的に示す構成図であ
る。
【図6】搬送部の近傍を拡大して示す側面図である。
【図7】搬送系のタイミングチャートである。
【図8】駆動部を概略的に示す構成図である。
【図9】給紙部からレジスト部に至る搬送系を拡大して
示す側面図である。
【図10】複写機の本体カバーを開けた状態を示す斜視
図である。
【図11】ガイド板を開閉するためのリンク部の動作を
示す図である。
【図12】転写電流と転写画像とのタイミングチャート
である。
【図13】転写電流と転写画像とのタイミングチャート
である。
【図14】ステッピングモータの回転制御形態を示すグ
ラフである。
【図15】(a)は、スプリングクラッチの斜視図であ
り、(b)はスプリングクラッチの巻き方向と分離ロー
ラの回転とを示す表である。
【図16】(a)はソレノイドと搬送センサとのタイミ
ングチャートであり、(b)はソレノイドと搬送センサ
との配置を示す図である。
【図17】(a)はセット時の水平搬送部の駆動及び従
動ローラの当接状態を概略的に示す構成図であり、
(b)は解除時に駆動及び従動ローラに隙間が形成され
た状態を示す構成図である。
【図18】上ガイド板の機構を示す斜視図である。
【図19】長尺紙が定着部から退避している状態を概略
的に示す構成図である。
【図20】紙検知センサ及び搬送系のタイミングチャー
トである。
【図21】自動両面搬送装置における長尺紙の状態を説
明する図である。
【図22】自動両面搬送装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図23】長尺紙の後端の位置と、作像部の作像状態と
の関係を示す図である。
【図24】変形例に係る複写機を概略的に示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 作像部 4 給紙部 38 搬送路 51 分岐爪 52 排紙口 62 手差し台 63 自動両面搬送装置(戻し部) 66 排紙部 67 排紙ローラ(排紙駆動ローラ) 67b 従動ローラ(排紙従動ローラ) 70 複写機(画像形成装置) 70a 装置本体 80 排紙カバー 90a 開閉カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺紙を積載する手差し台を有する給紙
    部と、給紙された長尺紙に画像を形成する作像部と、作
    像部からの長尺紙を手差し台に向けて搬送する戻し部
    と、戻し部からの長尺紙を手差し台に排紙する排紙部と
    を本体に備え、本体に対して開閉自在に設け、戻し部に
    よる長尺紙の搬送路を露出する開閉カバーを備える画像
    形成装置であって、 排紙部は、長尺紙を手差し台に排紙するための排紙駆動
    ローラ及び排紙従動ローラを備え、排紙駆動ローラが開
    閉カバーに取り付けられ、排紙従動ローラが本体に取り
    付けられ、開閉カバーを開けたとき、開閉カバーととも
    に排紙駆動ローラが排紙従動ローラから離れることを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 手差し台が開閉カバーに取り付けられて
    おり、開閉カバーの開閉と一緒に移動することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 排紙部の排紙口を開閉する排紙カバーを
    備え、排紙口から長尺紙が排紙されていないときにおい
    て、排紙カバーが排紙口を閉じていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 戻し部からの長尺紙の搬送方向を排紙部
    又は作像部のいずれかに切り替える分岐爪を備え、分岐
    爪が長尺紙を作像部に向けて案内するときは、排紙カバ
    ーが閉状態であり、分岐爪が長尺紙を排紙部に向けて案
    内するときは、排紙カバーは開状態であることを特徴と
    する請求項3に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7479886B2 (ja) 2020-03-19 2024-05-09 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置

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