JPH115640A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置Info
- Publication number
- JPH115640A JPH115640A JP15513697A JP15513697A JPH115640A JP H115640 A JPH115640 A JP H115640A JP 15513697 A JP15513697 A JP 15513697A JP 15513697 A JP15513697 A JP 15513697A JP H115640 A JPH115640 A JP H115640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- sheet
- feeding
- feed
- feed roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数枚用紙を送り出し手段から分離手段を
経て給送するとき、逆転するリバースローラに応動して
フィードローラ、ピックアップローラが逆転して、用紙
が給送上流側に大きく後退し、後続の用紙が給送不可能
になることを防止する。カールの大きい用紙を給送す
る時、ピックアップローラのみでは、用紙先端部がフィ
ードローラとリバースローラとのニップ位置に到達せ
ず、用紙給送不良になることを防止する。 【解決手段】 分離手段を、正回転駆動されるフィー
ドローラ208と、逆回転駆動されフィードローラ20
8に圧接するリバースローラ209とから構成し、フィ
ードローラ208の回転軸213にワンウエイクラッチ
K8を設け、リバースローラ209の逆回転時に、フィ
ードローラ208がリバースローラ209に追従して逆
回転することを防止する給紙装置。ピックアップロー
ラとフィードローラとに用紙給送可能なベルト駆動伝達
手段を設け、ベルト駆動伝達手段のタイミングベルトを
高摩擦材により形成した給紙装置。
経て給送するとき、逆転するリバースローラに応動して
フィードローラ、ピックアップローラが逆転して、用紙
が給送上流側に大きく後退し、後続の用紙が給送不可能
になることを防止する。カールの大きい用紙を給送す
る時、ピックアップローラのみでは、用紙先端部がフィ
ードローラとリバースローラとのニップ位置に到達せ
ず、用紙給送不良になることを防止する。 【解決手段】 分離手段を、正回転駆動されるフィー
ドローラ208と、逆回転駆動されフィードローラ20
8に圧接するリバースローラ209とから構成し、フィ
ードローラ208の回転軸213にワンウエイクラッチ
K8を設け、リバースローラ209の逆回転時に、フィ
ードローラ208がリバースローラ209に追従して逆
回転することを防止する給紙装置。ピックアップロー
ラとフィードローラとに用紙給送可能なベルト駆動伝達
手段を設け、ベルト駆動伝達手段のタイミングベルトを
高摩擦材により形成した給紙装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
等の記録装置や画像読取装置等に付設される自動原稿送
り装置の給紙手段や、給紙カセットや大容量給紙装置等
から用紙を送り出す給紙手段や、記録済みの用紙を収容
するスタッカから裏面記録のために送り出す再給紙手段
等の給紙装置に関する。
等の記録装置や画像読取装置等に付設される自動原稿送
り装置の給紙手段や、給紙カセットや大容量給紙装置等
から用紙を送り出す給紙手段や、記録済みの用紙を収容
するスタッカから裏面記録のために送り出す再給紙手段
等の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記各給紙手段は、複数枚の用紙を収容
する給紙皿(スタッカ)から、1枚の用紙を分離給送し
て、次工程に給紙する。
する給紙皿(スタッカ)から、1枚の用紙を分離給送し
て、次工程に給紙する。
【0003】例えば、自動原稿送り装置においては、給
紙皿と給紙手段と搬送手段と排紙手段とから構成されて
いる。給紙皿は、複数枚の原稿用紙を積載する原稿積載
台と、原稿用紙の幅方向を揃える移動可能な用紙幅規制
板とから構成されている。給紙手段は給紙皿上に載置さ
れた原稿用紙束のうちから一枚の原稿用紙を分離給送
し、露光用原稿載置台(プラテンガラス)上の画像読取
部に給紙する。搬送手段は、前記プラテンガラスの上部
に回動可能に設けたエンドレスベルトまたはローラによ
り前記画像読取部に給紙された原稿用紙をプラテンガラ
ス上に搬送させ、所定の画像読取位置に停止させたの
ち、画像読み取り後の原稿用紙を搬出させる。排紙手段
は搬送手段から搬出された原稿用紙を、排紙トレイまた
は前記給紙皿に排出させる。または、搬送手段から搬出
された原稿用紙を表裏反転させ、再び前記プラテンガラ
ス上に搬送させ、原稿裏面の画像読み取りを行う。
紙皿と給紙手段と搬送手段と排紙手段とから構成されて
いる。給紙皿は、複数枚の原稿用紙を積載する原稿積載
台と、原稿用紙の幅方向を揃える移動可能な用紙幅規制
板とから構成されている。給紙手段は給紙皿上に載置さ
れた原稿用紙束のうちから一枚の原稿用紙を分離給送
し、露光用原稿載置台(プラテンガラス)上の画像読取
部に給紙する。搬送手段は、前記プラテンガラスの上部
に回動可能に設けたエンドレスベルトまたはローラによ
り前記画像読取部に給紙された原稿用紙をプラテンガラ
ス上に搬送させ、所定の画像読取位置に停止させたの
ち、画像読み取り後の原稿用紙を搬出させる。排紙手段
は搬送手段から搬出された原稿用紙を、排紙トレイまた
は前記給紙皿に排出させる。または、搬送手段から搬出
された原稿用紙を表裏反転させ、再び前記プラテンガラ
ス上に搬送させ、原稿裏面の画像読み取りを行う。
【0004】一般に、用紙を積載する給紙皿上に積載さ
れた用紙のうち1枚の用紙を分離給送する給紙装置は、
給紙皿上に積載された用紙を送り出すピックアップロ
ーラと可動押圧板とから成る送り出し手段と、送り出
し手段により送り出された用紙から1枚の用紙を分離し
て給送するフィードローラとリバースローラ(さばきロ
ーラ)とから成る分離手段と、分離手段により分離給
送された1枚の用紙の姿勢を整えて待機させたのち給紙
開始信号により再給紙するレジストローラ対と、これ
らの各手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動
を制御する制御手段とから構成されている。
れた用紙のうち1枚の用紙を分離給送する給紙装置は、
給紙皿上に積載された用紙を送り出すピックアップロ
ーラと可動押圧板とから成る送り出し手段と、送り出
し手段により送り出された用紙から1枚の用紙を分離し
て給送するフィードローラとリバースローラ(さばきロ
ーラ)とから成る分離手段と、分離手段により分離給
送された1枚の用紙の姿勢を整えて待機させたのち給紙
開始信号により再給紙するレジストローラ対と、これ
らの各手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動
を制御する制御手段とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成をなす給紙
装置には、以下の課題がある。
装置には、以下の課題がある。
【0006】(1)上記給紙装置における用紙給紙時に
おいて、前記送り出し手段と分離手段とにより給送され
た1枚の先行用紙は、正回転駆動するレジストローラ対
により給送されて次工程に送り出され、用紙後端がフィ
ードローラとリバースローラとのニップ位置(P2ポイ
ント)を通過したとき、逆回動駆動するリバースローラ
とこれに圧接するフィードローラが逆回転従動し、同時
にこのフィードローラにベルト伝達されたピックアップ
ローラも逆回転従動して、後続の用紙を給送上流側に戻
す力が働く。用紙が多数枚でリバースローラとフィード
ローラとが逆転すれば、用紙が給送上流側に大きく後退
し、用紙先端部がピックアップローラと可動押圧板とが
圧接する給紙圧ポイント(P1ポイント)から外れた給
送上流側に移送され、後続の用紙が給送不可能になるこ
とがある。
おいて、前記送り出し手段と分離手段とにより給送され
た1枚の先行用紙は、正回転駆動するレジストローラ対
により給送されて次工程に送り出され、用紙後端がフィ
ードローラとリバースローラとのニップ位置(P2ポイ
ント)を通過したとき、逆回動駆動するリバースローラ
とこれに圧接するフィードローラが逆回転従動し、同時
にこのフィードローラにベルト伝達されたピックアップ
ローラも逆回転従動して、後続の用紙を給送上流側に戻
す力が働く。用紙が多数枚でリバースローラとフィード
ローラとが逆転すれば、用紙が給送上流側に大きく後退
し、用紙先端部がピックアップローラと可動押圧板とが
圧接する給紙圧ポイント(P1ポイント)から外れた給
送上流側に移送され、後続の用紙が給送不可能になるこ
とがある。
【0007】(2)従来の給紙装置では、送り出し手段
のピックアップローラの正回転駆動と可動押圧板による
押圧力とにより多数枚の用紙のうち少数枚の用紙を給送
して、分離手段のフィードローラとリバースローラとの
圧接位置に給送しているが、カールの大きい用紙を給送
する時、ピックアップローラのみでは、用紙先端部がフ
ィードローラとリバースローラとのニップ位置に到達せ
ず、用紙給送不良となることがある。
のピックアップローラの正回転駆動と可動押圧板による
押圧力とにより多数枚の用紙のうち少数枚の用紙を給送
して、分離手段のフィードローラとリバースローラとの
圧接位置に給送しているが、カールの大きい用紙を給送
する時、ピックアップローラのみでは、用紙先端部がフ
ィードローラとリバースローラとのニップ位置に到達せ
ず、用紙給送不良となることがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の諸問題
点を解決するためになされたもので、各種給紙装置にお
ける用紙送り出し時及び用紙分離給送時の諸問題を解消
し、安定化することを目的とするものである。
点を解決するためになされたもので、各種給紙装置にお
ける用紙送り出し時及び用紙分離給送時の諸問題を解消
し、安定化することを目的とするものである。
【0009】上記目的を達成する本発明の請求項1に記
載の給紙装置は、給紙皿上に積載された用紙を、送り出
し手段により送り出し、分離手段により一枚の用紙を分
離して給送し、レジストローラ対により一枚の用紙の姿
勢を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆
動する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する制御手
段と、を有する給紙装置において、前記分離手段を、正
回転駆動されるフィードローラと、逆回転駆動され前記
フィードローラに圧接するリバースローラとから構成
し、前記フィードローラの回転軸にワンウエイクラッチ
を設け、前記リバースローラの逆回転時に、前記フィー
ドローラが前記リバースローラに追従して逆回転するこ
とを防止することを特徴とするものである。
載の給紙装置は、給紙皿上に積載された用紙を、送り出
し手段により送り出し、分離手段により一枚の用紙を分
離して給送し、レジストローラ対により一枚の用紙の姿
勢を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆
動する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する制御手
段と、を有する給紙装置において、前記分離手段を、正
回転駆動されるフィードローラと、逆回転駆動され前記
フィードローラに圧接するリバースローラとから構成
し、前記フィードローラの回転軸にワンウエイクラッチ
を設け、前記リバースローラの逆回転時に、前記フィー
ドローラが前記リバースローラに追従して逆回転するこ
とを防止することを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成する本発明の請求項
2に記載の給紙装置は、給紙皿上に積載された用紙を、
送り出し手段により送り出し、分離手段により一枚の用
紙を分離して給送し、レジストローラ対により一枚の用
紙の姿勢を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手
段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する
制御手段と、を有する給紙装置において、前記送り出し
手段を、正回転駆動されるピックアップローラと、給送
する用紙を積載して前記ピックアップローラに圧接させ
る可動押圧板とから構成し、前記分離手段を、正回転駆
動されるフィードローラと、逆回転駆動され前記フィー
ドローラに圧接するリバースローラとから構成し、前記
ピックアップローラの駆動軸と前記フィードローラの従
動軸との間に配設したベルト駆動伝達手段により駆動軸
から従動軸に駆動力を伝達するとともに、前記ベルト駆
動伝達手段を構成する回動可能なタイミングベルトの外
周面を高摩擦材により形成し、前記タイミングベルトの
回動により、前記高摩擦材が、前記ピックアップローラ
とフィードローラ間を通過する用紙の先端部に摺接して
補助給送するすることを特徴とするものである。
2に記載の給紙装置は、給紙皿上に積載された用紙を、
送り出し手段により送り出し、分離手段により一枚の用
紙を分離して給送し、レジストローラ対により一枚の用
紙の姿勢を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手
段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する
制御手段と、を有する給紙装置において、前記送り出し
手段を、正回転駆動されるピックアップローラと、給送
する用紙を積載して前記ピックアップローラに圧接させ
る可動押圧板とから構成し、前記分離手段を、正回転駆
動されるフィードローラと、逆回転駆動され前記フィー
ドローラに圧接するリバースローラとから構成し、前記
ピックアップローラの駆動軸と前記フィードローラの従
動軸との間に配設したベルト駆動伝達手段により駆動軸
から従動軸に駆動力を伝達するとともに、前記ベルト駆
動伝達手段を構成する回動可能なタイミングベルトの外
周面を高摩擦材により形成し、前記タイミングベルトの
回動により、前記高摩擦材が、前記ピックアップローラ
とフィードローラ間を通過する用紙の先端部に摺接して
補助給送するすることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の給紙装置の実施
の形態を、添付図面に基づいて説明する。
の形態を、添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明が適用可能な自動原稿送り装
置の断面図、図2は自動原稿送り装置の給紙部の断面図
である。
置の断面図、図2は自動原稿送り装置の給紙部の断面図
である。
【0013】図示の自動原稿送り装置(以下、ADFと
も称す)は、複数枚からなる原稿用紙(片面原稿用紙ま
たは両面原稿用紙、以下、原稿と称す)Dを原稿積載部
10の原稿積載台(以下、給紙皿と称す)11上から給
紙手段20により給紙して、搬送手段30により搬送
し、画像読取装置本体または複写機本体100の原稿載
置台(プラテンガラス)101で露光処理したのち、排
紙手段40により排紙トレイ49上に排出させるADF
モードと、露光後の原稿Dを一旦前記プラテンガラス1
01上から排出して原稿Dを表裏反転させ、再びプラテ
ンガラス101上に搬送して露光後の原稿Dを排紙トレ
イ49上に排出させるR−ADFモードとの二つの機能
を備えている。
も称す)は、複数枚からなる原稿用紙(片面原稿用紙ま
たは両面原稿用紙、以下、原稿と称す)Dを原稿積載部
10の原稿積載台(以下、給紙皿と称す)11上から給
紙手段20により給紙して、搬送手段30により搬送
し、画像読取装置本体または複写機本体100の原稿載
置台(プラテンガラス)101で露光処理したのち、排
紙手段40により排紙トレイ49上に排出させるADF
モードと、露光後の原稿Dを一旦前記プラテンガラス1
01上から排出して原稿Dを表裏反転させ、再びプラテ
ンガラス101上に搬送して露光後の原稿Dを排紙トレ
イ49上に排出させるR−ADFモードとの二つの機能
を備えている。
【0014】ADFは、原稿積載部10、給紙手段2
0、搬送手段30、排紙手段40から構成されている。
0、搬送手段30、排紙手段40から構成されている。
【0015】原稿積載部10は、ADF本体に装着さ
れ、原稿Dを積載可能な給紙皿11と、載置された原稿
Dの幅を整合して規制する移動可能な用紙幅規制板12
とから成る。用紙幅規制板12は原稿Dを片側基準また
はセンタ基準で原稿幅方向を規制する。
れ、原稿Dを積載可能な給紙皿11と、載置された原稿
Dの幅を整合して規制する移動可能な用紙幅規制板12
とから成る。用紙幅規制板12は原稿Dを片側基準また
はセンタ基準で原稿幅方向を規制する。
【0016】給紙皿11の原稿給送下流側先端部には、
給紙手段20の入口部付近に固設された原稿先端ストッ
パ201、上ガイド板202、下ガイド板203、及び
揺動可能に支持されその先端部が昇降可能な可動押圧板
204が設けられている。給紙皿11上に複数枚の原稿
Dを載置し、原稿Dの先端部を可動押圧板204上を通
過させて、原稿先端ストッパ201に突き当てて停止さ
せる。この原稿Dの装填時には、原稿Dの先端部が揺動
自在なアクチュエータ205を跳ね上げて、原稿セット
検知センサPS1からオン信号を発信し、ADFモード
が設定される。
給紙手段20の入口部付近に固設された原稿先端ストッ
パ201、上ガイド板202、下ガイド板203、及び
揺動可能に支持されその先端部が昇降可能な可動押圧板
204が設けられている。給紙皿11上に複数枚の原稿
Dを載置し、原稿Dの先端部を可動押圧板204上を通
過させて、原稿先端ストッパ201に突き当てて停止さ
せる。この原稿Dの装填時には、原稿Dの先端部が揺動
自在なアクチュエータ205を跳ね上げて、原稿セット
検知センサPS1からオン信号を発信し、ADFモード
が設定される。
【0017】可動押圧板204は、押圧用モータ(DC
モータ)M1により偏心カムを介して駆動され、揺動軸
206を中心にして揺動可能である。可動押圧板204
の上昇位置(圧接位置)および下降位置(初期位置)
は、可動押圧板位置センサPS2による初期位置検知か
らの押圧用モータM1の駆動制御により位置決めされ
る。
モータ)M1により偏心カムを介して駆動され、揺動軸
206を中心にして揺動可能である。可動押圧板204
の上昇位置(圧接位置)および下降位置(初期位置)
は、可動押圧板位置センサPS2による初期位置検知か
らの押圧用モータM1の駆動制御により位置決めされ
る。
【0018】給紙手段20の原稿給送下流側には、可動
押圧板204に圧接して駆動回転することにより少数枚
の原稿Dを送り出すピックアップローラ207が回転可
能に支持されている。ピックアップローラ207の下流
側には、駆動回転するフィードローラ208と該フィー
ドローラ208に圧接するリバースローラ(さばきロー
ラ)209とから成る分離給送ローラ対が設けてある。
該分離給送ローラ対のさらに下流側には、駆動回転する
レジストローラ210と、該レジストローラ210に圧
接して従動回転するレジストピンチローラ211が設け
てある。
押圧板204に圧接して駆動回転することにより少数枚
の原稿Dを送り出すピックアップローラ207が回転可
能に支持されている。ピックアップローラ207の下流
側には、駆動回転するフィードローラ208と該フィー
ドローラ208に圧接するリバースローラ(さばきロー
ラ)209とから成る分離給送ローラ対が設けてある。
該分離給送ローラ対のさらに下流側には、駆動回転する
レジストローラ210と、該レジストローラ210に圧
接して従動回転するレジストピンチローラ211が設け
てある。
【0019】前記ピックアップローラ207、フィード
ローラ208、リバースローラ209、レジストローラ
210は給紙用モータ(スッテピングモータ)M2によ
り駆動回転される。
ローラ208、リバースローラ209、レジストローラ
210は給紙用モータ(スッテピングモータ)M2によ
り駆動回転される。
【0020】前記給紙経路のレジストローラ210の上
流側には、原稿Dの通過を検知する通過センサPS3が
設けられている。また、レジストローラ210の下流側
には、レジストセンサPS4が設けられている。
流側には、原稿Dの通過を検知する通過センサPS3が
設けられている。また、レジストローラ210の下流側
には、レジストセンサPS4が設けられている。
【0021】図3は、自動原稿送り装置の給紙手段の駆
動系(駆動手段)を示す断面図である。なお、説明の都
合上、各回転軸と駆動部材を平面的に展開した断面図と
した。図4は該駆動系の正面図である。なお、図におい
て、歯車、タイミングプーリ、タイミングベルト等の駆
動部材は一点鎖線で示した。
動系(駆動手段)を示す断面図である。なお、説明の都
合上、各回転軸と駆動部材を平面的に展開した断面図と
した。図4は該駆動系の正面図である。なお、図におい
て、歯車、タイミングプーリ、タイミングベルト等の駆
動部材は一点鎖線で示した。
【0022】正逆回転可能な給紙用モータM2の駆動軸
には、歯車G1とタイミングプーリTP1が固定されて
いる。タイミングプーリTP1はタイミングベルトTB
1を介してピックアップローラ207の駆動軸212と
一体をなすタイミングプーリTP2を回転可能にする。
タイミングプーリTP2にはワンウエイクラッチK1が
内蔵されていて、モータM2の正回転時には、ピックア
ップローラ207を正回転するように駆動力を伝達し、
モータM2の逆回転時には、ピックアップローラ207
には駆動力が伝達されない。
には、歯車G1とタイミングプーリTP1が固定されて
いる。タイミングプーリTP1はタイミングベルトTB
1を介してピックアップローラ207の駆動軸212と
一体をなすタイミングプーリTP2を回転可能にする。
タイミングプーリTP2にはワンウエイクラッチK1が
内蔵されていて、モータM2の正回転時には、ピックア
ップローラ207を正回転するように駆動力を伝達し、
モータM2の逆回転時には、ピックアップローラ207
には駆動力が伝達されない。
【0023】駆動軸212の軸上で、ピックアップロー
ラ207の両側面付近には、タイミングプーリTP3を
設けてある。タイミングプーリTP3はタイミングベル
トTB2を介してフィードローラ208の従動軸213
と一体をなすタイミングプーリTP4を回転可能にす
る。
ラ207の両側面付近には、タイミングプーリTP3を
設けてある。タイミングプーリTP3はタイミングベル
トTB2を介してフィードローラ208の従動軸213
と一体をなすタイミングプーリTP4を回転可能にす
る。
【0024】タイミングプーリTP3の近傍の駆動軸2
12にはワンウエイクラッチK6が、タイミングプーリ
TP4の近傍の従動軸213の一端にはワンウエイクラ
ッチK7がそれぞれ設けてある。また、従動軸213の
他端にはワンウエイクラッチK8が軸受を兼ねて設けて
ある。
12にはワンウエイクラッチK6が、タイミングプーリ
TP4の近傍の従動軸213の一端にはワンウエイクラ
ッチK7がそれぞれ設けてある。また、従動軸213の
他端にはワンウエイクラッチK8が軸受を兼ねて設けて
ある。
【0025】レジストローラ210が正回転して1枚の
原稿Dを給送し、同時にリバースローラ209が逆回転
して後続の原稿Dの重送を防止する際に、フィードロー
ラ208とピックアップローラ207との駆動は解除さ
れているので、給送される原稿Dの後端がリバースロー
ラ209のニップ位置から通過し抜け出た時、リバース
ローラ209の逆回転により、リバースローラ209に
圧接するフィードローラ208が逆方向に回転し、同時
にフィードローラ208にタイミングベルトTB3によ
り接続するピックアップローラ207も逆方向に回転し
て、後続の原稿Dの先端部を戻す方向に働く。原稿Dが
多数枚で逆転搬送されると、原稿Dの先端部がピックア
ップローラ207の給紙圧ポイントから外れ、後続の原
稿Dに給送が不可能となり、給紙不良となる。
原稿Dを給送し、同時にリバースローラ209が逆回転
して後続の原稿Dの重送を防止する際に、フィードロー
ラ208とピックアップローラ207との駆動は解除さ
れているので、給送される原稿Dの後端がリバースロー
ラ209のニップ位置から通過し抜け出た時、リバース
ローラ209の逆回転により、リバースローラ209に
圧接するフィードローラ208が逆方向に回転し、同時
にフィードローラ208にタイミングベルトTB3によ
り接続するピックアップローラ207も逆方向に回転し
て、後続の原稿Dの先端部を戻す方向に働く。原稿Dが
多数枚で逆転搬送されると、原稿Dの先端部がピックア
ップローラ207の給紙圧ポイントから外れ、後続の原
稿Dに給送が不可能となり、給紙不良となる。
【0026】フィードローラ208の従動軸213にワ
ンウエイクラッチK8を設けることにより、リバースロ
ーラ209の逆回転に追従して、フィードローラ208
が逆回転することが防止され、停止状態に保持されるか
ら、原稿Dが逆戻りすることが防止される。
ンウエイクラッチK8を設けることにより、リバースロ
ーラ209の逆回転に追従して、フィードローラ208
が逆回転することが防止され、停止状態に保持されるか
ら、原稿Dが逆戻りすることが防止される。
【0027】一方、歯車G1は、レジストローラ210
の駆動軸214の軸端に固定された歯車G2に噛合し、
レジストローラ210に駆動回転を伝達する。歯車G2
にはワンウエイクラッチK2が内蔵されていて、モータ
M2の正回転時には、レジストローラ210を正回転す
るように駆動力を伝達し、モータM2の逆回転時には、
レジストローラ210には駆動力が伝達されない。
の駆動軸214の軸端に固定された歯車G2に噛合し、
レジストローラ210に駆動回転を伝達する。歯車G2
にはワンウエイクラッチK2が内蔵されていて、モータ
M2の正回転時には、レジストローラ210を正回転す
るように駆動力を伝達し、モータM2の逆回転時には、
レジストローラ210には駆動力が伝達されない。
【0028】歯車G2には歯車G3が一体に形成されて
いる。歯車G3は、ADF本体の側板に植設された固定
中間軸215に回転可能に嵌合する歯車G4に噛合し、
正回転を伝達する。固定中間軸215の中心軸上には、
歯車G4に隣接して歯車G5が回転可能に支持されてい
る。歯車G4と歯車G5とはカップリング手段により接
続されていて、歯車G4からの正回転と逆回転が歯車G
5に伝達される。
いる。歯車G3は、ADF本体の側板に植設された固定
中間軸215に回転可能に嵌合する歯車G4に噛合し、
正回転を伝達する。固定中間軸215の中心軸上には、
歯車G4に隣接して歯車G5が回転可能に支持されてい
る。歯車G4と歯車G5とはカップリング手段により接
続されていて、歯車G4からの正回転と逆回転が歯車G
5に伝達される。
【0029】図5(a)は歯車G4と歯車G5とから成
るカップリング手段を示す斜視図、図5(b)は正回転
時の正面図、図5(c)は逆回転時の正面図である。
るカップリング手段を示す斜視図、図5(b)は正回転
時の正面図、図5(c)は逆回転時の正面図である。
【0030】歯車G5の、歯車G4に対面する側には、
2個のピン216が植設されている。歯車G4の、歯車
G5に対面する側には、ピン216を円周方向に移動可
能にする円弧状の長溝217が2箇所に穿設されてい
る。
2個のピン216が植設されている。歯車G4の、歯車
G5に対面する側には、ピン216を円周方向に移動可
能にする円弧状の長溝217が2箇所に穿設されてい
る。
【0031】歯車G4が正回転するときには、図5
(b)に示すように、歯車G4の長溝217の一方の端
部にピン216が当接して歯車G5を時計方向に正回転
するように駆動力を伝達する。
(b)に示すように、歯車G4の長溝217の一方の端
部にピン216が当接して歯車G5を時計方向に正回転
するように駆動力を伝達する。
【0032】歯車G4が正回転から逆回転に切り換わる
と、図5(c)に示すように、歯車G5の2個のピン2
16が、正回転時の位置(図5(b)に示す位置)から
歯車G4の長溝217の他方の端部に当接した後、歯車
G5を反時計方向に回転するように駆動力を伝達する。
この歯車G5の逆回転時には、ピン216が長溝217
の一方の端部から他方の端部に当接するまでに、遊びの
時間差(数ミリセカンド)があるから、この長溝217
の通過時間だけ歯車G5の回転開始が遅れる。
と、図5(c)に示すように、歯車G5の2個のピン2
16が、正回転時の位置(図5(b)に示す位置)から
歯車G4の長溝217の他方の端部に当接した後、歯車
G5を反時計方向に回転するように駆動力を伝達する。
この歯車G5の逆回転時には、ピン216が長溝217
の一方の端部から他方の端部に当接するまでに、遊びの
時間差(数ミリセカンド)があるから、この長溝217
の通過時間だけ歯車G5の回転開始が遅れる。
【0033】従って、歯車G4と同時に回転するレジス
トローラ210が回転開始してから、数ミリセカンド経
過後に、歯車G5に接続するリバースローラ209が逆
回転を開始する。このように時間差を設けることによ
り、レジストローラ210が回転開始してレジストピン
チローラ211とにより原稿Dの先端部を確実に挟持し
て給送開始したのち、リバースローラ209が逆回転を
開始して後続の原稿Dを戻すように作用して重送を防止
するから、原稿Dの給送性が向上する。
トローラ210が回転開始してから、数ミリセカンド経
過後に、歯車G5に接続するリバースローラ209が逆
回転を開始する。このように時間差を設けることによ
り、レジストローラ210が回転開始してレジストピン
チローラ211とにより原稿Dの先端部を確実に挟持し
て給送開始したのち、リバースローラ209が逆回転を
開始して後続の原稿Dを戻すように作用して重送を防止
するから、原稿Dの給送性が向上する。
【0034】次に、歯車G5は、リバースローラ209
を駆動する駆動軸218の軸端に設けた歯車G6に噛合
する。歯車G6にはワンウエイクラッチK3が内蔵され
ている。駆動軸218の軸上には、歯車G7が固定され
ていて、歯車G7はアイドル歯車G8を介して歯車G9
に接続している。歯車G9は固定支軸219に回転可能
に支持されたトルクリミッタ220と一体をなし、リバ
ースローラ209を所定のトルクで回転させる。
を駆動する駆動軸218の軸端に設けた歯車G6に噛合
する。歯車G6にはワンウエイクラッチK3が内蔵され
ている。駆動軸218の軸上には、歯車G7が固定され
ていて、歯車G7はアイドル歯車G8を介して歯車G9
に接続している。歯車G9は固定支軸219に回転可能
に支持されたトルクリミッタ220と一体をなし、リバ
ースローラ209を所定のトルクで回転させる。
【0035】ピックアップローラ207を駆動する駆動
軸212に固定されたタイミングプーリTP5は、タイ
ミングベルトTB3を介して、駆動軸218の軸端で歯
車G6に隣接して設けたタイミングプーリTP6に駆動
力を伝達する。タイミングプーリTP6には、ワンウエ
イクラッチK4が内蔵されている。
軸212に固定されたタイミングプーリTP5は、タイ
ミングベルトTB3を介して、駆動軸218の軸端で歯
車G6に隣接して設けたタイミングプーリTP6に駆動
力を伝達する。タイミングプーリTP6には、ワンウエ
イクラッチK4が内蔵されている。
【0036】リバースローラ209の駆動軸218にワ
ンウエイクラッチK3,K4を設けたことにより、給紙
用モータM2の正逆回転に係わらず、リバースローラ2
09には、一方向回転駆動が伝達される。
ンウエイクラッチK3,K4を設けたことにより、給紙
用モータM2の正逆回転に係わらず、リバースローラ2
09には、一方向回転駆動が伝達される。
【0037】リバースローラ209はトルクリミッタ2
20を介して原稿Dの進行方向と逆方向に駆動されてい
て、図示しない加圧スプリングによる初期圧と、トルク
リミッタ220のトルクにより生じる作動圧とで、フィ
ードローラ208に圧接されている。リバースローラ2
09はフィードローラ208と直接接触したとき(ニッ
プ間に原稿Dが無いとき)、または原稿Dが1枚、リバ
ースローラ209とフィードローラ208のニップ間に
送り込まれたとき、トルクリミッタ220のリミットト
ルクを越えて滑り、フィードローラ208の回転に従動
して回転する。しかし、原稿Dが2枚以上、ニップ間に
送り込まれたときには、トルクリミッタ220のリミッ
トトルクが原稿D間の摩擦力に打ち勝って、リバースロ
ーラ209を逆回転させ、下側の原稿Dを押し戻し、重
送を防止している。
20を介して原稿Dの進行方向と逆方向に駆動されてい
て、図示しない加圧スプリングによる初期圧と、トルク
リミッタ220のトルクにより生じる作動圧とで、フィ
ードローラ208に圧接されている。リバースローラ2
09はフィードローラ208と直接接触したとき(ニッ
プ間に原稿Dが無いとき)、または原稿Dが1枚、リバ
ースローラ209とフィードローラ208のニップ間に
送り込まれたとき、トルクリミッタ220のリミットト
ルクを越えて滑り、フィードローラ208の回転に従動
して回転する。しかし、原稿Dが2枚以上、ニップ間に
送り込まれたときには、トルクリミッタ220のリミッ
トトルクが原稿D間の摩擦力に打ち勝って、リバースロ
ーラ209を逆回転させ、下側の原稿Dを押し戻し、重
送を防止している。
【0038】図6は、給紙手段20の要部正面図であ
る。
る。
【0039】ピックアップローラ207の駆動軸212
に固定されたタイミングプーリTP3と、フィードロー
ラ208の従動軸213に固定されたタイミングプーリ
TP4との間には、タイミングベルトTB2が張設され
ている。本発明では、タイミングプーリTP3の歯数Z
1は19枚に、フィードローラ208の歯数Z2は20
枚にそれぞれ設定し、ピックアップローラ207の外径
を21mmとし、フィードローラ208の外径を20m
mとすると、ピックアップローラ207による原稿Dの
送り量は、フィードローラ208による原稿Dの送り量
より歯数差で約5%(20/19=約1.05)、外径
差で5%(21/20=5%)、合計約10%大きく
(20/19=約5%)なる。
に固定されたタイミングプーリTP3と、フィードロー
ラ208の従動軸213に固定されたタイミングプーリ
TP4との間には、タイミングベルトTB2が張設され
ている。本発明では、タイミングプーリTP3の歯数Z
1は19枚に、フィードローラ208の歯数Z2は20
枚にそれぞれ設定し、ピックアップローラ207の外径
を21mmとし、フィードローラ208の外径を20m
mとすると、ピックアップローラ207による原稿Dの
送り量は、フィードローラ208による原稿Dの送り量
より歯数差で約5%(20/19=約1.05)、外径
差で5%(21/20=5%)、合計約10%大きく
(20/19=約5%)なる。
【0040】ピックアップローラ207と可動押圧板2
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209との挟持位置に至る原稿給
送路において、両ローラによる送り量の差だけ、原稿D
はたわみを形成する。
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209との挟持位置に至る原稿給
送路において、両ローラによる送り量の差だけ、原稿D
はたわみを形成する。
【0041】ピックアップローラ207とフィードロー
ラ208とは、回転開始して原稿Dの給送を開始した
後、原稿Dの先端部が通過センサPS3を通過して所定
時間経過後に、レジストローラ210の挟持位置を僅か
通過した位置に到達するまで回転する。この原稿給送過
程で、ピックアップローラ207とフィードローラ20
8との間には、前記送り量の差により、原稿Dにたわみ
が形成されるから、フィードローラ208の原稿給送時
に、ピックアップローラ207との間で原稿を引き合い
することによるフィードローラ208の負荷は解消され
る。
ラ208とは、回転開始して原稿Dの給送を開始した
後、原稿Dの先端部が通過センサPS3を通過して所定
時間経過後に、レジストローラ210の挟持位置を僅か
通過した位置に到達するまで回転する。この原稿給送過
程で、ピックアップローラ207とフィードローラ20
8との間には、前記送り量の差により、原稿Dにたわみ
が形成されるから、フィードローラ208の原稿給送時
に、ピックアップローラ207との間で原稿を引き合い
することによるフィードローラ208の負荷は解消され
る。
【0042】また、図6において、タイミングプーリT
P3と、タイミングプーリTP4との間に張設されてい
るタイミングベルトTB2の背面(外周面)に、高摩擦
係数を有する高摩擦材を形成した。高摩擦材としては、
例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレ
ンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、イ
ソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)等から選ばれ
る。また、高摩擦材の外周は、適度の表面粗さを有す
る。
P3と、タイミングプーリTP4との間に張設されてい
るタイミングベルトTB2の背面(外周面)に、高摩擦
係数を有する高摩擦材を形成した。高摩擦材としては、
例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレ
ンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、イ
ソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)等から選ばれ
る。また、高摩擦材の外周は、適度の表面粗さを有す
る。
【0043】ピックアップローラ207と可動押圧板2
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209とのニップ位置に至る原稿
給送路において、カールの大きい原稿Dが送り込まれる
時、ピックアップローラ207のみでは、フィードロー
ラ208とリバースローラ209とのニップ位置まで、
原稿Dの先端部が給送できないことがある。しかし、前
記の高摩擦材から成るタイミングベルトTB2を用いる
ことにより、ピックアップローラ207により送り出さ
れた原稿Dの先端部は、タイミングベルトTB2の外周
面に当接して、その高摩擦係数により保持されて給送力
を増して、確実にフィードローラ208とリバースロー
ラ209とのニップ位置まで送り込まれる。図1に示す
搬送ベルト31は、駆動ローラ32と、従動ローラ33
と、原稿押さえローラ34,35A,35B,35C
と、テンションローラ36の間に回転可能に張架されて
いる。駆動ローラ32は搬送用モータ(スッテピングモ
ータ)M3からタイミングベルトTB5を介して駆動回
転されるタイミングプーリTP7と一体をなす。
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209とのニップ位置に至る原稿
給送路において、カールの大きい原稿Dが送り込まれる
時、ピックアップローラ207のみでは、フィードロー
ラ208とリバースローラ209とのニップ位置まで、
原稿Dの先端部が給送できないことがある。しかし、前
記の高摩擦材から成るタイミングベルトTB2を用いる
ことにより、ピックアップローラ207により送り出さ
れた原稿Dの先端部は、タイミングベルトTB2の外周
面に当接して、その高摩擦係数により保持されて給送力
を増して、確実にフィードローラ208とリバースロー
ラ209とのニップ位置まで送り込まれる。図1に示す
搬送ベルト31は、駆動ローラ32と、従動ローラ33
と、原稿押さえローラ34,35A,35B,35C
と、テンションローラ36の間に回転可能に張架されて
いる。駆動ローラ32は搬送用モータ(スッテピングモ
ータ)M3からタイミングベルトTB5を介して駆動回
転されるタイミングプーリTP7と一体をなす。
【0044】前記給紙手段20から搬送手段30に給紙
された原稿Dは、回動する搬送ベルト31により、プラ
テンガラス101上を移動して、前記レジストセンサP
S4による原稿後端の通過を検知した後、所定時間経過
後に、搬送ベルト31の回動停止により停止する。搬送
ベルト31は停止直後に反転回動して、原稿Dの後端を
原稿ストッパ102に突き当てた時点で回動を停止す
る。この原稿停止状態で、露光光学系による走査露光に
より原稿Dの表面側の画像が読み取られる。露光済みの
原稿Dは、排紙手段40に送り出される。
された原稿Dは、回動する搬送ベルト31により、プラ
テンガラス101上を移動して、前記レジストセンサP
S4による原稿後端の通過を検知した後、所定時間経過
後に、搬送ベルト31の回動停止により停止する。搬送
ベルト31は停止直後に反転回動して、原稿Dの後端を
原稿ストッパ102に突き当てた時点で回動を停止す
る。この原稿停止状態で、露光光学系による走査露光に
より原稿Dの表面側の画像が読み取られる。露光済みの
原稿Dは、排紙手段40に送り出される。
【0045】前記搬送ベルト31により排紙手段40に
送り込まれた原稿Dは、排紙センサPS5で原稿先端通
過を検知され、排紙反転ローラ41と排紙ローラ42の
ニップ位置に送り込まれ、排紙ガイド板の通路を通過し
て、排紙反転ローラ41と排紙ローラ43とにより挟持
されて搬送され、片面原稿のADFモード時には、ガイ
ド板46と切換爪45の上面側との間の通路を通過し
て、排紙ローラ44により機外に排出され、排紙トレイ
部49上に載置される。前記排紙センサPS5は、原稿
先端部通過の検知と、ジャム検知とを行う。
送り込まれた原稿Dは、排紙センサPS5で原稿先端通
過を検知され、排紙反転ローラ41と排紙ローラ42の
ニップ位置に送り込まれ、排紙ガイド板の通路を通過し
て、排紙反転ローラ41と排紙ローラ43とにより挟持
されて搬送され、片面原稿のADFモード時には、ガイ
ド板46と切換爪45の上面側との間の通路を通過し
て、排紙ローラ44により機外に排出され、排紙トレイ
部49上に載置される。前記排紙センサPS5は、原稿
先端部通過の検知と、ジャム検知とを行う。
【0046】両面原稿のR−ADFモード時には、前記
切換爪45がソレノイドSDにより駆動され、原稿Dの
搬送通路が切り替えられ、逆回転駆動に切り替えられた
搬送ベルト31とプラテンガラス101とに挟持され
て、プラテンガラス101上を反転移動して原稿ストッ
パ102に当接して停止する。この原稿停止状態で、露
光光学系による走査露光により原稿Dの裏面側の画像が
読み取られる。露光済みの原稿Dは、前記ADFモード
時と同様に、排紙手段40により機外に排出される。
切換爪45がソレノイドSDにより駆動され、原稿Dの
搬送通路が切り替えられ、逆回転駆動に切り替えられた
搬送ベルト31とプラテンガラス101とに挟持され
て、プラテンガラス101上を反転移動して原稿ストッ
パ102に当接して停止する。この原稿停止状態で、露
光光学系による走査露光により原稿Dの裏面側の画像が
読み取られる。露光済みの原稿Dは、前記ADFモード
時と同様に、排紙手段40により機外に排出される。
【0047】以下、本発明に係わる自動原稿送り装置の
給紙手段の原稿給送制御について説明する。
給紙手段の原稿給送制御について説明する。
【0048】図7は自動原稿送り装置の給紙手段の駆動
系制御の要部構成を示すブロック図であり、原稿給紙、
原稿反転搬送、搬送、排紙の各動作の制御は全て制御手
段(CPU)60によって行なわれる。即ち、給紙手段
20から分離給送された原稿Dの先端は、原稿セット検
知センサPS1、可動押圧板位置センサPS2、通過セ
ンサPS3、給紙センサPS4により検知され、制御手
段60に入力される。給紙手段20から給送された原稿
Dは、回動する搬送ベルト31によりプラテンガラス1
01上を滑走して、露光処理後、排紙手段40側に設け
た排紙センサPS5により原稿先端通過が検知され、制
御手段60に入力される。これら入力信号は、制御手段
60により処理されて前記モータM1〜M4の駆動を制
御する。
系制御の要部構成を示すブロック図であり、原稿給紙、
原稿反転搬送、搬送、排紙の各動作の制御は全て制御手
段(CPU)60によって行なわれる。即ち、給紙手段
20から分離給送された原稿Dの先端は、原稿セット検
知センサPS1、可動押圧板位置センサPS2、通過セ
ンサPS3、給紙センサPS4により検知され、制御手
段60に入力される。給紙手段20から給送された原稿
Dは、回動する搬送ベルト31によりプラテンガラス1
01上を滑走して、露光処理後、排紙手段40側に設け
た排紙センサPS5により原稿先端通過が検知され、制
御手段60に入力される。これら入力信号は、制御手段
60により処理されて前記モータM1〜M4の駆動を制
御する。
【0049】図8は給紙手段20の給紙過程を示すフロ
ーチャート、図9は給紙手段20の制御を示すタイミン
グチャートである。
ーチャート、図9は給紙手段20の制御を示すタイミン
グチャートである。
【0050】(1)給紙皿11及び可動押圧板204上
に原稿束Dを積載し、原稿先端部を原稿先端ストッパ2
01に当接させると、原稿セット検知センサPS1がオ
ンとなり、ADFモードが操作パネルに表示される。
に原稿束Dを積載し、原稿先端部を原稿先端ストッパ2
01に当接させると、原稿セット検知センサPS1がオ
ンとなり、ADFモードが操作パネルに表示される。
【0051】(2)複写開始釦を押すとその原稿給紙開
始信号を受けて、給紙手段の制御がスタートする。即
ち、原稿給紙開始信号により、押圧用モータM1が駆動
回転を開始し、カムにより可動押圧板204が揺動軸2
06を中心にして揺動し、可動押圧板204の先端部が
ピックアップローラ207との圧接位置まで上昇して、
原稿束Dを圧接させる。可動押圧板位置センサPS2に
より可動押圧板の上昇を検知すると押圧モータM1の駆
動を停止し、圧接が継続される。
始信号を受けて、給紙手段の制御がスタートする。即
ち、原稿給紙開始信号により、押圧用モータM1が駆動
回転を開始し、カムにより可動押圧板204が揺動軸2
06を中心にして揺動し、可動押圧板204の先端部が
ピックアップローラ207との圧接位置まで上昇して、
原稿束Dを圧接させる。可動押圧板位置センサPS2に
より可動押圧板の上昇を検知すると押圧モータM1の駆
動を停止し、圧接が継続される。
【0052】(3)押圧用モータM1の駆動の停止とと
もに、給紙用モータM2の正転駆動が開始され、ピック
アップローラ207、フィードローラ208、レジスト
ローラ210の正転が開始され、原稿Dが給送開始し、
1枚の原稿Dが分離給送される。
もに、給紙用モータM2の正転駆動が開始され、ピック
アップローラ207、フィードローラ208、レジスト
ローラ210の正転が開始され、原稿Dが給送開始し、
1枚の原稿Dが分離給送される。
【0053】(4)フィードローラ208とリバースロ
ーラ209とのニップ位置から分離給送された原稿Dの
先端部が、レジストセンサPS4を通過すると、その通
過信号により、パルスカウンタによる給紙用モータM2
へのパルスカウントC1が計数開始し、原稿Dを給送す
る。
ーラ209とのニップ位置から分離給送された原稿Dの
先端部が、レジストセンサPS4を通過すると、その通
過信号により、パルスカウンタによる給紙用モータM2
へのパルスカウントC1が計数開始し、原稿Dを給送す
る。
【0054】(5)パルスカウントC1のカウントアッ
プにより、給紙モータM2を減速、停止させる。
プにより、給紙モータM2を減速、停止させる。
【0055】(6)パルスカウントC1のカウントアッ
プ後、給紙用モータを所定時間T1停止させた後、給紙
用モータM2を再び正回転駆動を開始する。また、殆ど
同時に搬送用モータM3の正転駆動を開始する。
プ後、給紙用モータを所定時間T1停止させた後、給紙
用モータM2を再び正回転駆動を開始する。また、殆ど
同時に搬送用モータM3の正転駆動を開始する。
【0056】(7)原稿Dの後端部通過を通過センサP
S3が検知して、オフ信号を発生し、パルスカウンタに
よる搬送用モータM3へのパルスカウントC2が計数開
始する。
S3が検知して、オフ信号を発生し、パルスカウンタに
よる搬送用モータM3へのパルスカウントC2が計数開
始する。
【0057】(8)パルスカウントC2のカウントアッ
プにより、搬送モータM3を減速、停止させる。同時
に、給紙モータM2を減速、停止させる。以上の動作で
1枚目の原稿給紙を完了する。
プにより、搬送モータM3を減速、停止させる。同時
に、給紙モータM2を減速、停止させる。以上の動作で
1枚目の原稿給紙を完了する。
【0058】(9)1枚目の原稿がプラテンガラス10
1の面上で露光処理され、排紙手段40に送り込まれる
間に、後続の2枚目の原稿の予備給紙を開始する。
1の面上で露光処理され、排紙手段40に送り込まれる
間に、後続の2枚目の原稿の予備給紙を開始する。
【0059】図10は、本発明の給紙手段20による給
紙動作を示す平面図である。
紙動作を示す平面図である。
【0060】:給紙用モータM2の正回転駆動によ
り、原稿Dがピックアップローラ207、フィードロー
ラ208を通過して、レジストローラ210とレジスト
ピンチローラ211とのニップ位置に給送される。この
とき、レジストローラ210は前記(6)に示すように
回転していないから、傾いて給送されてきた原稿Dの先
端面の一部が、レジストローラ210とレジストピンチ
ローラ211とのニップ位置の近傍のローラ外周面に当
接して傾いたまま停止する。(図10(a)参照) :原稿Dの送り量が、レジストローラ210のニップ
位置分より多いので、ピックアップローラ207及びフ
ィードローラ208の正転駆動により、原稿Dの先端面
は給送方向に押されて、レジストローラ210とレジス
トピンチローラ211とのニップ位置の接線と、原稿D
の先端面とが平行になる。(図10(b)参照) :次に、給紙モータM2の逆回転駆動により、レジス
トローラ210が回転して、前記ニップ位置の接線と平
行になった原稿Dの先端部をレジストローラ210が回
転して給送するから、原稿Dの曲がりが修正されてプラ
テンガラス101に送られる。(図10(c)参照) 以上に説明したように、ピックアップローラ207の駆
動軸212に設けたワンウエイクラッチK1と、レジス
トローラ210の駆動軸214に設けたワンウエイクラ
ッチK2と、リバースローラ209の駆動軸218に設
けたワンウエイクラッチK3、K4との各軸合計4個の
ワンウエイクラッチ配置と、給紙モータM2の正転、逆
転切り替え制御とにより、傾いて給送された原稿Dがレ
ジストローラ210のニップ位置において曲がりが修正
されて、プラテンガラス101に正確に給送されるよう
になった。
り、原稿Dがピックアップローラ207、フィードロー
ラ208を通過して、レジストローラ210とレジスト
ピンチローラ211とのニップ位置に給送される。この
とき、レジストローラ210は前記(6)に示すように
回転していないから、傾いて給送されてきた原稿Dの先
端面の一部が、レジストローラ210とレジストピンチ
ローラ211とのニップ位置の近傍のローラ外周面に当
接して傾いたまま停止する。(図10(a)参照) :原稿Dの送り量が、レジストローラ210のニップ
位置分より多いので、ピックアップローラ207及びフ
ィードローラ208の正転駆動により、原稿Dの先端面
は給送方向に押されて、レジストローラ210とレジス
トピンチローラ211とのニップ位置の接線と、原稿D
の先端面とが平行になる。(図10(b)参照) :次に、給紙モータM2の逆回転駆動により、レジス
トローラ210が回転して、前記ニップ位置の接線と平
行になった原稿Dの先端部をレジストローラ210が回
転して給送するから、原稿Dの曲がりが修正されてプラ
テンガラス101に送られる。(図10(c)参照) 以上に説明したように、ピックアップローラ207の駆
動軸212に設けたワンウエイクラッチK1と、レジス
トローラ210の駆動軸214に設けたワンウエイクラ
ッチK2と、リバースローラ209の駆動軸218に設
けたワンウエイクラッチK3、K4との各軸合計4個の
ワンウエイクラッチ配置と、給紙モータM2の正転、逆
転切り替え制御とにより、傾いて給送された原稿Dがレ
ジストローラ210のニップ位置において曲がりが修正
されて、プラテンガラス101に正確に給送されるよう
になった。
【0061】なお、本発明の給紙装置は、前記自動原稿
送り装置の給紙手段の他、記録用紙の手差し給紙装置
や、両面記録装置の用紙中間スタッカー等にも適用可能
である。
送り装置の給紙手段の他、記録用紙の手差し給紙装置
や、両面記録装置の用紙中間スタッカー等にも適用可能
である。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1の給紙装置により、フ
ィードローラの停止時にリバースローラが逆回転してい
るとき、フィードローラの駆動軸受に取り付けられたワ
ンウエイクラッチにより、フィードローラが追従して逆
回転することが防止され、これにより用紙が逆戻りする
ことが防止される。
ィードローラの停止時にリバースローラが逆回転してい
るとき、フィードローラの駆動軸受に取り付けられたワ
ンウエイクラッチにより、フィードローラが追従して逆
回転することが防止され、これにより用紙が逆戻りする
ことが防止される。
【0063】また、本発明の請求項2の給紙装置によ
り、リバースローラまでの用紙搬送力補助手段として、
フィードローラへの駆動伝達用のタイミングベルトの背
面に高摩擦材を用いて、フィードローラとして兼用する
ことにより、カールした用紙の給送不良が防止される。
り、リバースローラまでの用紙搬送力補助手段として、
フィードローラへの駆動伝達用のタイミングベルトの背
面に高摩擦材を用いて、フィードローラとして兼用する
ことにより、カールした用紙の給送不良が防止される。
【図1】本発明が適用可能な自動原稿送り装置の断面
図。
図。
【図2】自動原稿送り装置の給紙部の断面図。
【図3】自動原稿送り装置の給紙手段の駆動系を示す断
面図。
面図。
【図4】上記駆動系の正面図。
【図5】カップリング手段を示す斜視図、正回転時の正
面図、逆回転時の正面図。
面図、逆回転時の正面図。
【図6】給紙手段の要部正面図。
【図7】自動原稿送り装置の給紙手段の駆動系制御の要
部構成を示すブロック図
部構成を示すブロック図
【図8】給紙手段の給紙過程を示すフローチャート。
【図9】給紙手段の制御を示すタイミングチャート。
【図10】給紙手段による給紙動作を示す平面図。
10 原稿積載部 11 原稿積載台(給紙皿) 12 用紙幅規制板 20 給紙手段 201 原稿先端ストッパ 204 可動押圧板 207 ピックアップローラ 208 フィードローラ 209 リバースローラ(さばきローラ) 210 レジストローラ 212,214,218 駆動軸 213 従動軸 216 ピン 217 長溝 220 トルクリミッタ 30 搬送手段 31 搬送ベルト 40 排紙手段 50 制御手段 101 原稿載置台(プラテンガラス) D 原稿(用紙) K1〜K8 ワンウエイクラッチ M1,M2,M3,M4 モータ TP1〜TP7 タイミングプーリ TB1〜TB5 タイミングベルト PS3 通過センサ PS4 レジストセンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 給紙皿上に積載された用紙を、送り出し
手段により送り出し、分離手段により一枚の用紙を分離
して給送し、レジストローラ対により一枚の用紙の姿勢
を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆動
する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する制御手段
と、を有する給紙装置において、前記分離手段を、正回
転駆動されるフィードローラと、逆回転駆動され前記フ
ィードローラに圧接するリバースローラとから構成し、
前記フィードローラの回転軸にワンウエイクラッチを設
け、前記リバースローラの逆回転時に、前記フィードロ
ーラが前記リバースローラに追従して逆回転することを
防止することを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 給紙皿上に積載された用紙を、送り出し
手段により送り出し、分離手段により一枚の用紙を分離
して給送し、レジストローラ対により一枚の用紙の姿勢
を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆動
する駆動手段と、該駆動手段の駆動を制御する制御手段
と、を有する給紙装置において、前記送り出し手段を、
正回転駆動されるピックアップローラと、給送する用紙
を積載して前記ピックアップローラに圧接させる可動押
圧板とから構成し、前記分離手段を、正回転駆動される
フィードローラと、逆回転駆動され前記フィードローラ
に圧接するリバースローラとから構成し、前記ピックア
ップローラの駆動軸と前記フィードローラの従動軸との
間に配設したベルト駆動伝達手段により駆動軸から従動
軸に駆動力を伝達するとともに、前記ベルト駆動伝達手
段を構成する回動可能なタイミングベルトの外周面を高
摩擦材により形成し、前記タイミングベルトの回動によ
り、前記高摩擦材が、前記ピックアップローラとフィー
ドローラ間を通過する用紙の先端部に摺接して補助給送
することを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15513697A JPH115640A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 給紙装置 |
US09/092,173 US6213458B1 (en) | 1997-06-11 | 1998-06-05 | Document sheet feeding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15513697A JPH115640A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH115640A true JPH115640A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15599349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15513697A Pending JPH115640A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-12 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH115640A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105173798A (zh) * | 2014-06-03 | 2015-12-23 | 佳能株式会社 | 给送装置和成像设备 |
JP2016160001A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ブラザー工業株式会社 | 給紙装置 |
CN107253623A (zh) * | 2011-11-17 | 2017-10-17 | 佳能株式会社 | 驱动力传递装置及使用该装置的成像装置 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15513697A patent/JPH115640A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107253623A (zh) * | 2011-11-17 | 2017-10-17 | 佳能株式会社 | 驱动力传递装置及使用该装置的成像装置 |
CN107253623B (zh) * | 2011-11-17 | 2019-05-31 | 佳能株式会社 | 驱动力传递装置及使用该装置的成像装置 |
CN105173798A (zh) * | 2014-06-03 | 2015-12-23 | 佳能株式会社 | 给送装置和成像设备 |
CN105173798B (zh) * | 2014-06-03 | 2017-04-26 | 佳能株式会社 | 给送装置和成像设备 |
US10093497B2 (en) | 2014-06-03 | 2018-10-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Feeding device and image forming apparatus |
JP2016160001A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ブラザー工業株式会社 | 給紙装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5784680A (en) | Compact auto-document feeder for an image forming apparatus | |
US6213458B1 (en) | Document sheet feeding apparatus | |
JP2700826B2 (ja) | 自動原稿搬送装置 | |
JPH02305743A (ja) | シート搬送装置 | |
JP3807026B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH115640A (ja) | 給紙装置 | |
US7306218B2 (en) | Document transport apparatus and document transport method, and image reading apparatus | |
JP3917779B2 (ja) | 給送装置 | |
JP2002193472A (ja) | シート材搬送装置 | |
JP3442572B2 (ja) | 自動原稿搬送装置 | |
JPH10338380A (ja) | 給紙装置 | |
JP2004210488A (ja) | 読取装置 | |
JP3208675B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3498243B2 (ja) | 原稿搬送装置 | |
JP2849909B2 (ja) | 自動原稿送り装置 | |
JPH0967035A (ja) | シート給送装置及び該シート給送装置を備えた画像形成装置 | |
JP2002211780A (ja) | トルクリミッタ、給紙装置および画像形成装置 | |
JP2024002901A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2935581B2 (ja) | 再給紙装置 | |
JP4026551B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH06263332A (ja) | 自動原稿送り装置 | |
JP3369081B2 (ja) | 自動原稿送り装置 | |
JP3583237B2 (ja) | 原稿自動給紙装置の原稿分離機構 | |
JPH10279100A (ja) | 自動原稿搬送装置 | |
JPH02305756A (ja) | シート搬送装置 |