JPH10338380A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10338380A
JPH10338380A JP15350897A JP15350897A JPH10338380A JP H10338380 A JPH10338380 A JP H10338380A JP 15350897 A JP15350897 A JP 15350897A JP 15350897 A JP15350897 A JP 15350897A JP H10338380 A JPH10338380 A JP H10338380A
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JP
Japan
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paper
motor
roller
paper feeding
sheet
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Pending
Application number
JP15350897A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Tamura
均 田村
Minoru Kawano
実 川野
Hirohiko Okabe
宏彦 岡部
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動押圧板を昇降作動させる駆動モータの正
逆回転駆動時に、駆動モータから発生する振動が給紙装
置本体に伝達されて、異常騒音を発生することを防止す
る。 【解決手段】 送り出し手段を、正回転駆動するピック
アップローラ207と、給紙皿11上に積載された用紙
の先端部を押圧してピックアップローラ207に圧接さ
せる昇降可能な可動押圧板204とから構成し、駆動手
段はピックアップローラ207、フィードローラ20
8、レジストローラ210を駆動する給紙用モータM2
と、可動押圧板204を昇降駆動する押圧用モータM1
とを有し、給紙用モータM2は、弾性を有する緩衝部材
3を介して給紙装置本体に固定され、押圧用モータM1
は、支持部材6を介して給紙用モータM2に取り付けら
れている給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
等の記録装置や画像読取装置等に付設される自動原稿送
り装置の給紙手段や、給紙カセットや大容量給紙装置等
から用紙を送り出す給紙手段や、記録済みの用紙を収容
するスタッカから裏面記録のために送り出す再給紙手段
等の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記各給紙手段は、複数枚の用紙を収容
する給紙皿(スタッカ)から、1枚の用紙を分離給送し
て、次工程に給紙する。
【0003】例えば、自動原稿送り装置においては、給
紙皿と給紙手段と搬送手段と排紙手段とから構成されて
いる。給紙皿は、複数枚の原稿用紙を積載する原稿積載
台と、原稿用紙の幅方向を揃える移動可能な用紙幅規制
板とから構成されている。給紙手段は給紙皿上に載置さ
れた原稿用紙束のうちから一枚の原稿用紙を分離給送
し、露光用原稿載置台(プラテンガラス)上の画像読取
部に給紙する。搬送手段は、前記プラテンガラスの上部
に回動可能に設けたエンドレスベルトまたはローラによ
り前記画像読取部に給紙された原稿用紙をプラテンガラ
ス上に搬送させ、所定の画像読取位置に停止させたの
ち、画像読み取り後の原稿用紙を搬出させる。排紙手段
は搬送手段から搬出された原稿用紙を、排紙トレイまた
は前記給紙皿に排出させる。または、搬送手段から搬出
された原稿用紙を表裏反転させ、再び前記プラテンガラ
ス上に搬送させ、原稿裏面の画像読み取りを行う。
【0004】一般に、用紙を積載する給紙皿上に積載さ
れた用紙のうち1枚の用紙を分離給送する給紙装置は、
給紙皿上に積載された用紙を送り出すピックアップロ
ーラと可動押圧板とから成る送り出し手段と、送り出
し手段により送り出された用紙から1枚の用紙を分離し
て給送するフィードローラとリバースローラ(さばきロ
ーラ)とから成る分離手段と、分離手段により分離給
送された1枚の用紙の姿勢を整えて待機させたのち給紙
開始信号により再給紙するレジストローラ対と、これ
らの各手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の駆動
を制御する制御手段とから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成をなす給紙
装置には、以下の課題がある。
【0006】従来の送り出し手段の可動押圧板を昇降駆
動する駆動モータは、支持部材を介して給紙装置本体に
ネジ等により直接固定されているため、該駆動モータの
正逆回転駆動時に、駆動モータから発生する回転振動が
給紙装置本体に伝達されて、異常騒音を発生する。
【0007】この異常騒音を防止するため、駆動モータ
を保持する支持部材の給紙装置本体への取り付け部に、
緩衝部材を介挿すると、構成部品の点数が増し製造原価
高となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題を
解決するためになされたもので、各種給紙装置における
用紙送り出し時に正逆回転する駆動モータから発生する
異常騒音を防止することを目的とするものである。
【0009】上記目的を達成する本発明の給紙装置は、
給紙皿上に積載された用紙を、送り出し手段により送り
出し、分離手段により一枚の用紙を分離して給送し、レ
ジストローラ対により一枚の用紙の姿勢を整えたのち再
給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆動する駆動手段と
を有する給紙装置において、前記送り出し手段を、正回
転駆動するピックアップローラと、給紙皿上に積載され
た用紙の先端部を押圧して前記ピックアップローラに圧
接させる昇降可能な可動押圧板とから構成し、前記駆動
手段は前記ピックアップローラ、分離手段、レジストロ
ーラ対を駆動する第1の駆動モータと、前記可動押圧板
を昇降駆動する第2の駆動モータとを有し、前記第1の
駆動モータは、弾性を有する緩衝部材を介して給紙装置
本体に固定され、前記第2の駆動モータは、支持部材を
介して前記第1の駆動モータに取り付けられていること
を特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の給紙装置の実施
の形態を、添付図面に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明が適用可能な自動原稿送り装
置の断面図、図2は自動原稿送り装置の給紙部の断面図
である。
【0012】図示の自動原稿送り装置(以下、ADFと
も称す)は、複数枚からなる原稿用紙(片面原稿用紙ま
たは両面原稿用紙、以下、原稿と称す)Dを原稿積載部
10の原稿積載台(以下、給紙皿と称す)11上から給
紙手段20により給紙して、搬送手段30により搬送
し、画像読取装置本体または複写機本体100の原稿載
置台(プラテンガラス)101で露光処理したのち、排
紙手段40により排紙トレイ49上に排出させるADF
モードと、露光後の原稿Dを一旦前記プラテンガラス1
01上から排出して原稿Dを表裏反転させ、再びプラテ
ンガラス101上に搬送して露光後の原稿Dを排紙トレ
イ49上に排出させるR−ADFモードとの二つの機能
を備えている。
【0013】ADFは、原稿積載部10、給紙手段2
0、搬送手段30、排紙手段40から構成されている。
【0014】原稿積載部10は、ADF本体に装着さ
れ、原稿Dを積載可能な給紙皿11と、載置された原稿
Dの幅を整合して規制する移動可能な用紙幅規制板12
とから成る。用紙幅規制板12は原稿Dを片側基準また
はセンタ基準で原稿幅方向を規制する。
【0015】給紙皿11の原稿給送下流側先端部には、
給紙手段20の入口部付近に固設された原稿先端ストッ
パ201、上ガイド板202、下ガイド板203、及び
揺動可能に支持されその先端部が昇降可能な可動押圧板
204が設けられている。給紙皿11上に複数枚の原稿
Dを載置し、原稿Dの先端部を可動押圧板204上を通
過させて、原稿先端ストッパ201に突き当てて停止さ
せる。この原稿Dの装填時には、原稿Dの先端部が揺動
自在なアクチュエータ205を跳ね上げて、原稿セット
検知センサPS1からオン信号を発信し、ADFモード
が設定される。
【0016】可動押圧板204は、押圧用モータ(第1
の駆動モータ)M1により偏心カムを介して駆動され、
揺動軸206を中心にして揺動可能である。可動押圧板
204の上昇位置(圧接位置)および下降位置(初期位
置)は、可動押圧板位置センサPS2による初期位置検
知からの押圧用モータM1の駆動制御により位置決めさ
れる。押圧用モータとしては、例えば正逆回転可能なD
Cモータが使用される。
【0017】給紙手段20の原稿給送下流側には、可動
押圧板204に圧接して駆動回転することにより少数枚
の原稿Dを送り出すピックアップローラ207が回転可
能に支持されている。ピックアップローラ207の下流
側には、駆動回転するフィードローラ208と該フィー
ドローラ208に圧接するリバースローラ(さばきロー
ラ)209とから成る分離給送ローラ対が設けてある。
該分離給送ローラ対のさらに下流側には、駆動回転する
レジストローラ210と、該レジストローラ210に圧
接して従動回転するレジストピンチローラ211が設け
てある。
【0018】前記ピックアップローラ207、フィード
ローラ208、リバースローラ209、レジストローラ
210は給紙用モータ(第2の駆動モータ)M2により
駆動回転される。給紙用モータとしては、例えばスッテ
ピングモータが使用される。
【0019】前記給紙経路のレジストローラ210の上
流側には、原稿Dの通過を検知する通過センサPS3が
設けられている。また、レジストローラ210の下流側
には、レジストセンサPS4が設けられている。
【0020】図3は、自動原稿送り装置の給紙手段の駆
動系(駆動手段)を示す断面図である。なお、説明の都
合上、各回転軸と駆動部材を平面的に展開した断面図と
した。図4は該駆動系の正面図である。なお、図におい
て、歯車、タイミングプーリ、タイミングベルト等の駆
動部材は一点鎖線で示した。
【0021】正逆回転可能な給紙用モータM2の駆動軸
には、歯車G1とタイミングプーリTP1が固定された
ている。タイミングプーリTP1はタイミングベルトT
B1を介してピックアップローラ207の駆動軸212
と一体をなすタイミングプーリTP2を回転可能にす
る。タイミングプーリTP2にはワンウエイクラッチK
1が内蔵されていて、モータM2の正回転時には、ピッ
クアップローラ207を正回転するように駆動力を伝達
し、モータM2の逆回転時には、ピックアップローラ2
07には駆動力が伝達されない。
【0022】駆動軸212の軸上で、ピックアップロー
ラ207の両側面付近には、タイミングプーリTP3を
設けてある。タイミングプーリTP3はタイミングベル
トTB2を介してフィードローラ208の従動軸213
と一体をなすタイミングプーリTP4を回転可能にす
る。
【0023】タイミングプーリTP3の近傍の駆動軸2
12にはワンウエイクラッチK6が、タイミングプーリ
TP4の近傍の従動軸213の一端にはワンウエイクラ
ッチK7がそれぞれ設けてある。また、従動軸213の
他端にはワンウエイクラッチK8が軸受を兼ねて設けて
ある。
【0024】レジストローラ210が正回転して1枚の
原稿Dを給送し、同時にリバースローラ209が逆回転
して後続の原稿Dの重送を防止する際に、給送される原
稿Dの後端がリバースローラ209の挟持位置から通過
し抜け出た時、リバースローラ209の逆回転により、
リバースローラ209に圧接するフィードローラ208
が逆方向に回転し、同時にフィードローラ208にタイ
ミングベルトTB3により接続するピックアップローラ
207も逆方向に回転して、後続の原稿Dの先端部を戻
す方向に働く。原稿Dが多数枚で逆転搬送されると、原
稿Dの先端部がピックアップローラ207の給紙圧ポイ
ントから外れ、後続の原稿Dに給送が不可能となり、給
紙不良となる。
【0025】フィードローラ208の従動軸213にワ
ンウエイクラッチK8を設けることにより、リバースロ
ーラ209の逆回転に追従して、フィードローラ208
が逆回転することが防止され、停止状態に保持されるか
ら、原稿Dが逆戻りすることが防止される。
【0026】一方、歯車G1は、レジストローラ210
の駆動軸214の軸端に固定された歯車G2に噛合し、
レジストローラ210に駆動回転を伝達する。歯車G2
にはワンウエイクラッチK2が内蔵されていて、モータ
M2の正回転時には、レジストローラ210を正回転す
るように駆動力を伝達し、モータM2の逆回転時には、
レジストローラ210には駆動力が伝達されない。
【0027】歯車G2には歯車G3が一体に形成されて
いる。歯車G3は、ADF本体の側板に植設された固定
中間軸215に回転可能に嵌合する歯車G4に噛合し、
正回転を伝達する。固定中間軸215の中心軸上には、
歯車G4に隣接して歯車G5が回転可能に支持されてい
る。歯車G4と歯車G5とはカップリング手段により接
続されていて、歯車G4からの正回転と逆回転が歯車G
5に伝達される。
【0028】図5(a)は歯車G4と歯車G5とから成
るカップリング手段を示す斜視図、図5(b)は正回転
時の正面図、図5(c)は逆回転時の正面図である。
【0029】歯車G5が歯車G4に対面する側には、2
個のピン216が植設されている。歯車G4が歯車G5
に対面する側には、ピン216を円周方向に移動可能に
する円弧状の長溝217が2箇所に穿設されている。
【0030】歯車G4が正回転するときには、図5
(b)に示すように、歯車G4の長溝217の一方の端
部にピン216が当接して歯車G5を時計方向に正回転
するように駆動力を伝達する。
【0031】歯車G4が正回転から逆回転に切り換わる
と、図5(c)に示すように、歯車G5の2個のピン2
16が、正回転時の位置(図5(b)に示す位置)から
歯車G4の長溝217の他方の端部に当接した後、歯車
G5を反時計方向に回転するように駆動力を伝達する。
この歯車G5の逆回転時には、ピン216が長溝217
の一方の端部から他方の端部に当接するまでに、遊びの
時間差(数ミリセカンド)があるから、この長溝217
の通過時間だけ歯車G5の回転開始が遅れる。
【0032】従って、歯車G4と同時に回転するレジス
トローラ210が回転開始してから、数ミリセカンド経
過後に、歯車G5に接続するリバースローラ209が逆
回転を開始する。このように時間差を設けることによ
り、レジストローラ210が回転開始してレジストピン
チローラ211とにより原稿Dの先端部を確実に挟持し
て給送開始したのち、リバースローラ209が逆回転を
開始して後続の原稿Dを戻すように作用して重送を防止
するから、原稿Dの給送性が向上する。
【0033】次に、歯車G5は、リバースローラ209
を駆動する駆動軸218の軸端に設けた歯車G6に噛合
する。歯車G6にはワンウエイクラッチK3が内蔵され
ている。駆動軸218の軸上には、歯車G7が固定され
ていて、歯車G7はアイドル歯車G8を介して歯車G9
に接続している。歯車G9は固定支軸219に回転可能
に支持されたトルクリミッタ220と一体をなし、リバ
ースローラ209を所定のトルクで回転させる。
【0034】ピックアップローラ207を駆動する駆動
軸212に固定されたタイミングプーリTP5は、タイ
ミングベルトTB3を介して、駆動軸218の軸端で歯
車G6に隣接して設けたタイミングプーリTP6に駆動
力を伝達する。タイミングプーリTP6には、ワンウエ
イクラッチK4が内蔵されている。
【0035】リバースローラ209の駆動軸218にワ
ンウエイクラッチK3,K4を設けたことにより、給紙
用モータM2の正逆回転に係わらず、リバースローラ2
09には、一方向回転駆動が伝達される。
【0036】リバースローラ209はトルクリミッタ2
20を介して原稿Dの進行方向と逆方向に駆動されてい
て、図示しない加圧スプリングによる初期圧と、トルク
リミッタ220のトルクにより生じる作動圧とで、フィ
ードローラ208に圧接されている。リバースローラ2
09はフィードローラ208と直接接触したとき(ニッ
プ間に原稿Dが無いとき)、または原稿Dが1枚、ニッ
プ間に送り込まれたとき、トルクリミッタ220のリミ
ットトルクを越えて滑り、フィードローラ208の回転
に従動して回転する。しかし、原稿Dが2枚以上、ニッ
プ間に送り込まれたときには、トルクリミッタ220の
リミットトルクが原稿D間の摩擦力に打ち勝って、リバ
ースローラ209を逆回転させ、下側の原稿Dを押し戻
し、重送を防止している。
【0037】図6は、押圧用モータM1と給紙用モータ
M2の給紙装置本体への装着を示す平面図である。
【0038】正逆回転可能な給紙用モータ(第1の駆動
モータ、ステッピングモータ)M2の取り付け面側に
は、第1の支持板2、弾性を有する緩衝部材3、第2の
支持板4が積層状に溶着されて一体に形成されている。
第2の支持板4は取付板5を介して給紙装置本体フレー
ム1に固定されている。なお、給紙用モータM2の駆動
軸には、図3、図4に示した駆動系(駆動手段)の歯車
G1、タイミングプーリTP1が固定される。
【0039】第1の支持板2には、支持部材6の一端面
がネジ等により固定されている。支持部材6は枠形状を
なし、その側端面は給紙用モータM2の側面に当接し位
置決めされる。支持部材6には、正逆回転可能な押圧用
モータ(第2の駆動モータ、DCモータ)M1がネジ等
により固定されている。なお、押圧用モータM1の駆動
軸には、ウオーム歯車G10が固定されている。ウオー
ム歯車G10はウオームホイール(歯車)G11に噛合
し回転を伝達する。ウオームホイールG11には、カム
面部7が一体に形成されている。ウオームホイールG1
1の駆動回転により回動するカム面部7は、フォロワ8
に摺接し、揺動軸206を揺動させることにより、可動
押圧板204を揺動させる。揺動する可動押圧板204
の先端部は、昇降作動されてピックアップローラ207
の外周面側に圧接及び離間する。
【0040】本発明の給紙装置は、押圧用モータM1を
給紙装置本体フレームに直接取り付けず、弾性を有する
緩衝部材3を備えた給紙用モータM2に取り付けること
により、正逆回転する押圧用モータM1から発生する振
動や異常騒音等が、緩衝部材3により吸収されるから、
静音化が達成される。
【0041】図7は、給紙手段20の要部正面図であ
る。
【0042】ピックアップローラ207の駆動軸212
に固定されたタイミングプーリTP3と、フィードロー
ラ208の従動軸213に固定されたタイミングプーリ
TP4との間には、タイミングベルトTB2が張設され
ている。本発明では、タイミングプーリTP3の歯数Z
1は19枚に、フィードローラ208の歯数Z2は20
枚にそれぞれ設定し、ピックアップローラ207の外径
を21mmとし、フィードローラ208の外径を20m
mとすると、ピックアップローラ207による原稿Dの
送り量は、フィードローラ208による原稿Dの送り量
より大きく、歯数差で約5%(20/19=約1.0
5)、外径差で5%(21/20=1.05)、合計約
約10%大きくなる。
【0043】ピックアップローラ207と可動押圧板2
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209との挟持位置に至る原稿給
送路において、両ローラによる送り量の差だけ、原稿D
はたわみを形成する。
【0044】ピックアップローラ207とフィードロー
ラ208とは、回転開始して原稿Dの給送を開始した
後、原稿Dの先端部が通過センサPS3を通過して所定
時間経過後に、レジストローラ210の挟持位置を僅か
通過した位置に到達するまで回転する。この原稿給送過
程で、ピックアップローラ207とフィードローラ20
8との間には、前記送り量の差により、原稿Dにたわみ
が形成されるから、フィードローラ208の原稿給送時
に、ピックアップローラ207との間で原稿を引き合い
することによるフィードローラ208の負荷は解消され
る。
【0045】また、図7において、タイミングプーリT
P3と、タイミングプーリTP2との間に張設されてい
るタイミングベルトTB2の背面(外周面)に、高摩擦
係数を有する高摩擦材を形成した。高摩擦材としては、
例えば、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、アク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレ
ンゴム(CR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−
ブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、イ
ソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)等から選ばれ
る。また、高摩擦材の外周は、適度の表面粗さを有す
る。
【0046】ピックアップローラ207と可動押圧板2
04との原稿Dの送り出し位置から、フィードローラ2
08とリバースローラ209との挟持位置に至る原稿給
送路において、カールの大きい原稿Dが送り込まれる
時、ピックアップローラ207のみでは、フィードロー
ラ208とリバースローラ209との挟持位置まで、原
稿Dの先端部が給送できないことがある。しかし、前記
の高摩擦材から成るタイミングベルトTB2を用いるこ
とにより、ピックアップローラ207により送り出され
た原稿Dの先端部は、タイミングベルトTB2の外周面
に当接して、その高摩擦力により給送力を増して、確実
にフィードローラ208とリバースローラ209との挟
持位置まで送り込まれる。
【0047】図1に示す搬送ベルト31は、駆動ローラ
32と、従動ローラ33と、原稿押さえローラ34,3
5A,35B,35Cと、テンションローラ36の間に
回転可能に張架されている。駆動ローラ32は搬送用モ
ータ(スッテピングモータ)M3からタイミングベルト
TB5を介して駆動回転されるタイミングプーリTP7
と一体をなす。
【0048】前記給紙手段20から搬送手段30に給紙
された原稿Dは、回動する搬送ベルト31により、プラ
テンガラス101上を移動して、前記レジストセンサP
S4による原稿後端の通過を検知した後、所定時間経過
後に、搬送ベルト31の回動停止により停止する。搬送
ベルト31は停止直後に反転回動して、原稿Dの後端を
原稿ストッパ102に突き当てた時点で回動を停止す
る。この原稿停止状態で、露光光学系による走査露光に
より原稿Dの表面側の画像が読み取られる。露光済みの
原稿Dは、排紙手段40に送り出される。
【0049】前記搬送ベルト31により排紙手段40に
送り込まれた原稿Dは、排紙センサPS5で原稿先端通
過を検知され、排紙反転ローラ41と排紙ローラ42の
挟持位置に送り込まれ、排紙ガイド板の通路を通過し
て、排紙反転ローラ41と排紙ローラ43とにより挟持
されて搬送され、片面原稿のADFモード時には、ガイ
ド板46と切換爪45の上面側との間の通路を通過し
て、排紙ローラ44により機外に排出され、排紙トレイ
部49上に載置される。前記排紙センサPS5は、原稿
先端部通過の検知と、ジャム検知とを行う。
【0050】両面原稿のR−ADFモード時には、前記
切換爪45がソレノイドSDにより駆動され、原稿Dの
搬送通路が切り替えられ、逆回転駆動に切り替えられた
搬送ベルト31とプラテンガラス101とに挟持され
て、プラテンガラス101上を反転移動して原稿ストッ
パ102に当接して停止する。この原稿停止状態で、露
光光学系による走査露光により原稿Dの裏面側の画像が
読み取られる。露光済みの原稿Dは、前記ADFモード
時と同様に、排紙手段40により機外に排出される。
【0051】なお、本発明の給紙装置は、前記自動原稿
送り装置の給紙手段の他、記録用紙の手差し給紙装置
や、両面記録装置の用紙中間スタッカー等にも適用可能
である。
【0052】
【発明の効果】本発明の給紙装置によれば、弾性を有す
る緩衝部材を備えた給紙用モータに押圧用モータを取り
付けることにより、正逆回転する押圧用モータから発生
する振動や異常騒音等が、緩衝部材により吸収され、静
音化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な自動原稿送り装置の断面
図。
【図2】自動原稿送り装置の給紙部の断面図。
【図3】自動原稿送り装置の給紙手段の駆動系を示す断
面図。
【図4】上記駆動系の正面図。
【図5】カップリング手段を示す斜視図、正回転時の正
面図、逆回転時の正面図。
【図6】押圧用モータと給紙用モータの給紙装置本体へ
の装着を示す平面図。
【図7】給紙手段の要部正面図。
【符号の説明】 1 給紙装置本体フレーム 3 緩衝部材 6 支持部材 10 原稿積載部 11 原稿積載台(給紙皿) 20 給紙手段 201 原稿先端ストッパ 204 可動押圧板 207 ピックアップローラ 208 フィードローラ 209 リバースローラ(さばきローラ) 210 レジストローラ 220 トルクリミッタ 30 搬送手段 31 搬送ベルト 40 排紙手段 50 制御手段 D 原稿(用紙) G1〜G11 歯車 M1 押圧用モータ(DCモータ、第2の駆動モータ) M2 給紙用モータ(ステッピングモータ、第1の駆動
モータ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙皿上に積載された用紙を、送り出し
    手段により送り出し、分離手段により一枚の用紙を分離
    して給送し、レジストローラ対により一枚の用紙の姿勢
    を整えたのち再給紙する給紙手段と、該給紙手段を駆動
    する駆動手段とを有する給紙装置において、前記送り出
    し手段を、正回転駆動するピックアップローラと、給紙
    皿上に積載された用紙の先端部を押圧して前記ピックア
    ップローラに圧接させる昇降可能な可動押圧板とから構
    成し、前記駆動手段は前記ピックアップローラ、分離手
    段、レジストローラ対を駆動する第1の駆動モータと、
    前記可動押圧板を昇降駆動する第2の駆動モータとを有
    し、前記第1の駆動モータは、弾性を有する緩衝部材を
    介して給紙装置本体に固定され、前記第2の駆動モータ
    は、支持部材を介して前記第1の駆動モータに取り付け
    られていることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の駆動モータは、ステッピング
    モータであることを特徴とする請求項1に記載の給紙装
    置。
JP15350897A 1997-06-11 1997-06-11 給紙装置 Pending JPH10338380A (ja)

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JP15350897A JPH10338380A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 給紙装置
US09/092,173 US6213458B1 (en) 1997-06-11 1998-06-05 Document sheet feeding apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6285099B1 (en) 1999-02-12 2001-09-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6285099B1 (en) 1999-02-12 2001-09-04 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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