JP3917779B2 - 給送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の給送装置において、電磁クラッチを有するフィードローラと、トルクリミッタが内蔵されているリバースローラとのローラ対を備えている(FFR機構)ものがある。給送トレイに積載された用紙(シート)は、ピックアップローラによりフィードローラとリバースローラの間に送り出され、フィードローラの正回転により、用紙が本体に向けて給送されるようになっている。一方、用紙が複数枚重なって重送されてきた場合は、トルクリミッタの作用によりリバースローラが逆回転して2枚目以降の用紙を給送トレイに戻すことにより、用紙の重送を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の技術では、シート間の密着力が高い第2原図やOHPシート等の場合、或いは用紙の調湿状態によって用紙間の密着力が高まった場合においては、リバースローラが逆回転しても用紙を給送トレイに戻せなくなることがあり、重送が発生してしまうという課題があった。
【0004】
そこで、本発明は、シートの重送を確実に防止できる給送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シートを積載する給送トレイと、給送トレイのシートを送り出すピックアップローラと、正回転により給送トレイから送り出されたシートを本体に向けて給送するフィードローラと、フィードローラに当接し、且つシートが重送されたときに逆回転してシートを給送トレイに向けて戻すリバースローラと、フィードローラの給送方向の下流側に配置され、給送されたシートを検知するシート検知センサと、フィードローラを間欠に駆動させる間欠手段と、シート検知センサからの検知信号により間欠手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、シート検知センサからの検知信号により、フィードローラの回転を一旦停止させてからフィードローラを再び回転させる一方で、フィードローラ停止中もリバースローラは駆動を継続する給送装置において、制御手段は、異なるシートの種類に応じて、フィードローラの停止時間を設定する設定手段を備えることを特徴とする。
【0006】
この請求項1に記載の発明では、ピックアップローラにより送り出されたシートは、フィードローラとリバースローラとの間に狭持され、フィードローラの正回転により本体に向けて給送される。フィードローラにより給送されたシートをシート検知センサが検知すると、間欠手段の作用によりフィードローラが一旦停止する。このとき、シートが重送(複数枚重なって給紙トレイから送り出された状態)されてきた場合は、駆動継続するリバースローラによって2枚目以降のシートを給送トレイに戻す。その後、フィードローラが再び正回転し、シートは、本体に向けて給送される。
【0007】
一方、給送トレイに積載されているシートがシート間の密着力の高い第2原図やOHPシート等の場合、或いは、シートの調湿状態によって密着力が高まっている場合においては、フィードローラの停止時間が短いと、リバースローラが逆回転しても2枚目以降のシートを給送トレイに戻しきれず、重送が発生することがある。このような場合であっても、設定手段により、フィードローラの停止時間を長くして、リバースローラによるシートの戻し時間を長くすることができるので、シートの重送を確実に防止することができる。
【0008】
このように、設定手段を設けることで、給送トレイに積載されているシートの種類に応じて、このシートに適したフィードローラの停止時間を設定することができるので、シートの重送を確実に防止することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記給送トレイは複数設けられ、制御手段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応じたフィードローラの停止時間が予め入力されており、制御手段は、選択された給送トレイに応じてフィードローラの停止時間を自動的に変更することを特徴とする。
【0010】
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、制御手段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応じて、このシートに適したフィードローラの停止時間を予め入力する。使用者が、給送を行う給送トレイを選択すると、制御手段は、選択された給紙トレイに対応するフィードローラの停止時間を自動的に設定(変更)する。
【0011】
給送トレイを選択するだけで、制御手段は、フィードローラの停止時間を、給送トレイに積載されたシートに適した時間に自動的に変更するので、異なる種類のシートがそれぞれ積載されている複数の給送トレイを有する給紙装置であっても、シートの重送を確実に防止することができる。また、給送トレイを選択する度に、逐一フィードローラの停止時間を変更する手間を省くことができる。
【0012】
なお、異なる種類とは、例えば、転写紙、OHPシート、第2原図等、シートの材質の違い、また、同じ材質であっても調湿状態等が異なるものをいう。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記設定手段の作動を可能にする切替スイッチを備え、切替スイッチの切替により設定手段を作動可能にさせ、フィードローラの停止時間を設定することを特徴とする。
【0014】
この請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、経時変化や給紙装置が設置されている環境等により、給送トレイに積載されているシートが重送を発生しやすい状態になっている場合、切替スイッチにより設定手段を作動可能にさせて、フィードローラの停止時間を設定(変更)する。
【0015】
切替スイッチを設けることにより、給送トレイに積載されているシートの種類の変化に応じてフィードローラの停止時間を変更することができるので、重送の発生を確実に防止することができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、制御手段は、時間当りの給送枚数を可変にする可変手段を備えることを特徴とする。
【0017】
この請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、時間当りの給送枚数が一定である場合、フィードローラの停止時間が長くなるように変更すると、給送されるシート間の間隔が狭くなるので、可変手段により時間当りの給送枚数を減らして、シート間の間隔を充分にとれるようにする。このように、シート間の間隔を充分にとれるので、シート間の間隔の狭さに起因するシートの重なりやジャムの発生を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る給送装置を概略的に示す構成図である。給紙装置(給送装置)1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に設けられており、転写紙(シート)Pを積載する給紙トレイ(給送トレイ)3と、給紙部5と、シート検知センサ7と、制御手段8とを有している。なお、本明細書において、「シート」とは、用紙、転写紙、第2原図、OHPシート等、給紙トレイ3に積載されるものを総括した名称として使用する。
【0019】
給紙部5は、給紙トレイ3に積載された転写紙Pを画像形成装置本体に向けて給紙する部位であり、ピックアップローラ9と、フィードローラ11と、リバースローラ13とを有しており、いわゆる戻し分離方式(FFR方式)で構成されている。
【0020】
ピックアップローラ9は、転写紙Pの上方に位置しており、その回転により転写紙Pの最上紙を給紙トレイ3から送り出すものである。ピックアップローラ9には、ピックアップソレノイド15が内蔵されており、ピックアップローラ9は、ピックアップソレノイド15のON/OFFにより揺動軸17を中心に揺動可能になっている(図の矢印参照)。後述する制御手段8の制御により、ピックアップソレノイド15がONになると、転写紙Pの最上紙に当接し、ピックアップソレノイド15がOFFになると、転写紙Pから離れるようになっている。
【0021】
フィードローラ11は、ピックアップローラ9よりも搬送方向(給紙方向)の下流側に位置しており、図示しない駆動源からの駆動力により正回転する。この正回転により、フィードローラ11は、ピックアップローラ9により送り出された転写紙(最上紙)P1をグリップローラ14を介して、画像形成装置本体に向けて給紙する。
【0022】
フィードローラ11には、例えば、電磁クラッチ等の給紙クラッチ(間欠手段)19が設けられており、フィードローラ11は、給紙クラッチ19のON/OFFにより間欠に駆動するようになっている。制御手段8の制御により、給紙クラッチ19がONになると、フィードローラ11が正回転し、給紙クラッチ19がOFFになると、フィードローラ11の回転が停止するようになっている。このフィードローラ11の下方には、フィードローラ11に圧接しているリバースローラ13が配置されている。
【0023】
リバースローラ13は、常に、転写紙Pを給紙トレイ3に戻す方向に回転しており(逆回転しており)、ピックアップローラ9により送り出された転写紙Pが重送されたときに、重送された転写紙Pを一枚ずつ分離するものである。これは、リバースローラ13に内蔵されているトルクリミッタ(図示せず)の働きを利用したものである。リバースローラ13に伝わるトルクが大きいとき、即ち、転写紙Pが一枚のみ送られているとき、リバースローラ13は、トルクリミッタの作用によりフィードローラ11に従動して回転し、フィードローラ11とともに転写紙Pを給紙する。一方、トルクが小さいとき、即ち、フィードローラ11とリバースローラ13との間に転写紙Pが2枚以上送られたとき、リバースローラ13は逆回転し、2枚目以降の転写紙Pを給送トレイ3の方向に戻す(重送された転写紙Pを分離する)。
【0024】
シート検知センサ7は、フィードローラ11より搬送方向の下流側で、且つ給紙される転写紙Pの上方に位置して配置されており、フィードローラ11により給紙された転写紙Pを検知する。
【0025】
制御手段8は、設定手段21と、可変手段23とを有しており、主にピックアップソレノイド15や給紙クラッチ19の駆動を制御している。制御手段8は、画像形成装置本体からの給紙信号を受けると、ピックアップソレノイド15及び給紙クラッチ17をONにすることにより、ピックアップソレノイド15及び給紙クラッチ17を駆動させるようになっている。
【0026】
また、制御手段8は、シート検知センサ7からの検知信号を受けると(シート検知センサ7が給紙された転写紙Pを検知すると)、給紙クラッチ17を所定時間T1(図2参照。また、これについては後述する。)の間OFFにするようになっている。従って、フィードローラ11は、シート検知センサ7が転写紙Pを検知すると、その回転を一旦停止させてから再び正回転して転写紙Pを給紙する。なお、切替スイッチ25は、スライドスイッチ、押しボタン等であり、その形態は特に限定しない。
【0027】
設定手段21は、制御手段8によるフィードローラ11の停止時間T1を設定するものであり、この設定手段21によりフィードローラ11の停止時間T1を変更可能な(可変な)ものにしている。即ち、給紙クラッチ19は、設定手段21に設定された時間T1だけOFFとなり、その間フィードローラ11の回転は停止している。
【0028】
フィードローラ11の回転が停止している間においても、リバースローラ13は回転駆動されており、ピックアップローラ9により送り出された転写紙Pが2枚以上重なっているとき(重送されたとき)、2枚目以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻すようになっている。リバースローラ9が2枚目以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻しているとき、フィードローラ11の回転が停止しているので、転写紙Pを給紙トレイ3に向けて容易に戻すことができる。
【0029】
一方、制御手段8は、給紙装置1の生産性(PPM)をも制御しており、時間当りの給紙枚数が予め入力されている。この時間当りの給紙枚数は、可変手段23により変更することが可能となっており、給紙装置1は、可変手段23により設定された時間当りの給紙枚数に応じて、転写紙Pを給紙トレイ3から送り出すタイミングを決定している。具体的には、時間当りの給紙枚数が多いときは、転写紙Pを短い間隔で送り出し、時間当りの給紙枚数が少ないときには、転写紙Pを長い間隔で送り出すように制御される。
【0030】
また、給紙装置1には、設定手段21の作動を可能にする切替スイッチ25が設けられており、切替スイッチ25の切替により設定手段21を作動可能にさせてフィードローラ11の停止時間を設定するようになっている。
【0031】
次に、上述した構成及び図2に基づいて本実施の形態の作用を説明する。図2は、制御手段による制御を示すタイミングチャートである。
【0032】
画像形成装置本体からの給紙信号により、ピックアップソレノイド15及び給紙クラッチ19がONとなり、ピックアップローラ9が転写紙Pに当接して転写紙Pを送り出す。ピックアップローラ9により給紙トレイ3から送り出された転写紙Pは、フィードローラ11とリバースローラ13との間に狭持され、フィードローラ11の正回転により画像形成装置本体に向けて給紙される。
【0033】
フィードローラ11により給送された転写紙Pをシート検知センサ7が検知すると、給紙クラッチ19がONとなってフィードローラ11の回転が一旦停止するとともに、ピックアップソレノイド15がOFFとなってピックアップローラ9は転写紙Pから離れる。
【0034】
このとき、転写紙Pが重送されてきた場合は、フィードローラ13が逆回転して2枚目以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻す。制御手段8に入力されたフィードローラ11の停止時間T1経過後、フィードローラ11が再び正回転し、転写紙Pはグリップローラ14を介して画像形成装置本体に向けて給紙される。そして、転写紙Pの後端がシート検知センサ7を通過した後、制御手段8に予め設定された時間当りの給紙枚数に応じたタイミングで、次の給紙動作を開始する。
【0035】
一方、給紙トレイ3に積載されている転写紙Pの調湿状態によって転写紙P間の密着力が高まっている場合においては、フィードローラ11の停止時間T1が短いと、リバースローラ13が逆回転しても2枚目以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻しきれず、重送が発生してしまうことがある。このような場合であっても、切替スイッチ25の切替により作動した設定手段21によりフィードローラ11の停止時間T1を長く設定することにより、リバースローラ13による転写紙Pの戻し時間を長くすることができるので、転写紙Pの重送を確実に防止することができる。
【0036】
また、給紙トレイに積載されているのが、第2原図やOHPシート等、シート間の密着力が高く、重送が発生しやすいものであっても、設定手段21によりフィードローラ11の停止時間T1を長く設定すれば、重送を確実に防止することができる。
【0037】
このように、設定手段21を設けることで、給紙トレイ3に積載されているシートの種類に応じて、積載されているシートに適したフィードローラ11の停止時間T1を設定することができるので、シートの重送を確実に防止することができる。なお、フィードローラ11の停止時間T1の範囲については特に限定しないが、本実施の形態では、フィードローラ11の停止時間T1は、0〜100ミリ秒の範囲内において可変になるようにするのが望ましい。また、この範囲は、実験によりその効果(重送防止)が確認されている。
【0038】
一方、給紙装置1においては、経時変化や給紙装置1が設置されている環境等により、給紙トレイ3に積載されている転写紙Pが、初期の状態に比べて重送を引き起こし易くなる場合がある。このとき、切替スイッチ25により設定手段21を作動可能にさせて、フィードローラ11の停止時間T1を設定する(変更する)。切替スイッチ25を設けることにより、給紙トレイ3に積載されている転写紙Pの種類の変化に応じてフィードローラ11の停止時間T1を変更することができる。
【0039】
なお、切替スイッチ25は、本実施の形態では、装置のメンテナンスを行ういわゆるサービスマン等が扱うものとなっている。サービスマン等が切替スイッチ25を切り替えることにより、給紙装置1を、例えば、サービスマンモードにして(設定手段21を作動可能にさせて)、フィードローラ11の停止時間T1を設定(変更)するようになっている。
【0040】
上述のように、フィードローラ11の停止時間T1を長くなるように変更した場合、制御手段8に入力された時間当りの給紙枚数が一定であると、一枚の転写紙Pを給紙する(搬送する)のに要する時間T2が長くなり、給紙される転写紙P間の間隔(紙間)が狭くなる。紙間が狭くなると、例えば、転写紙Pが画像形成装置本体に配置されたレジストローラ対(図示せず)の間に狭持されてたわみを形成したとき等において、転写紙Pが重なってしまったり、これによるジャムが発生することがある。
【0041】
この場合、可変手段23により時間当りの給紙枚数を減らすことにより(装置としての生産性を落とすことにより)、転写紙P間の間隔を充分にとることができるので、転写紙Pの重なりやジャムの発生を防止することができる。
【0042】
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が可能である。
【0043】
例えば、異なる種類(材質、サイズ等)のシートがそれぞれ積載されている複数の給紙トレイ(給送トレイ)を設け、制御手段8には、各給紙トレイに積載されたシートの種類に応じた(適した)フィードローラ11の停止時間T1が予め入力されている構成にしてもよい。このような構成では、使用者が、給紙を行う給紙トレイを選択すると、制御手段は、選択された給紙トレイに対応するフィードローラ11の停止時間T1を自動的に設定する(変更する)。
【0044】
給紙トレイを選択するだけで、制御手段8はフィードローラ11の停止時間を、給紙トレイに積載されたシートに適した時間に自動的に変更するので、異なる種類のシートがそれぞれ積載されている複数の給紙トレイを有する給紙装置1であっても、シートの重送を防止することができる。また、給紙トレイを選択する度に、逐一フィードローラ11の停止時間T1を変更する手間を省くことができる。
【0045】
即ち、設定手段21を設けていない従来の構成であっては、各給紙トレイに積載されているシートの種類が異なるので、給紙されるシート(例えば、密着力の高い第2原図、OHPシート等)によっては重送が発生することがあったが、本発明は給紙トレイ毎にフィードローラ11の停止時間T1を設定しているので、シートの種類の違いによる重送の発生を防止することができる。なお、この場合においても、経時変化や環境等の要因により転写紙の種類が変化して重送が発生する場合があるが、設定手段21によりフィードローラ11の停止時間T1を変更すれば、シートの重送を防止することができることは言うまでもない。
【0046】
また、切替スイッチ25を画像形成装置本体の操作部等に設け、操作部により設定手段21によるフィードローラ11の停止時間T1を設定可能な構成にしてもよい。
【0047】
同様に、操作部により可変手段23による時間当りの給紙枚数を設定可能な構成にしてもよい。この場合、給紙トレイ3に積載されている転写紙Pが重送を起こし難いものであれば、時間当りの給紙枚数を増加することにより、給紙効率を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、設定手段を設けることで、給送トレイに積載されているシートの種類に応じて、このシートに適したフィードローラの停止時間を設定することができるので、シートの重送を確実に防止することができる。
【0049】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、給送トレイを選択するだけで、制御手段は、フィードローラの停止時間を、給送トレイに積載されたシートに適した時間に自動的に変更するので、異なる種類のシートがそれぞれ積載されている複数の給送トレイを有する給紙装置であっても、シートの重送を確実に防止することができる。また、給送トレイを選択する度に、逐一フィードローラの停止時間を変更する手間を省くことができる。
【0050】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、切替スイッチを設けることにより、給送トレイに積載されているシートの種類の変化に応じてフィードローラの停止時間を変更することができるので、重送の発生を確実に防止することができる。
【0051】
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとともに、可変手段により時間当りの給送枚数を設定できることにより、給送されるシート間の間隔を十分にとれるので、シートの重なりやジャムの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置を概略的に示す構成図である。
【図2】制御手段による制御を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 給紙装置(給送装置)
3 給紙トレイ(給送トレイ)
7 シート検知センサ
8 制御手段
9 ピックアップローラ
11 フィードローラ
13 リバースローラ
19 給紙クラッチ(間欠手段)
21 設定手段
23 可変手段
25 切替スイッチ
Claims (4)
- シートを積載する給送トレイと、給送トレイのシートを送り出すピックアップローラと、正回転により給送トレイから送り出されたシートを本体に向けて給送するフィードローラと、フィードローラに当接し、且つシートが重送されたときに逆回転してシートを給送トレイに向けて戻すリバースローラと、フィードローラの給送方向の下流側に配置され、給送されたシートを検知するシート検知センサと、フィードローラを間欠に駆動させる間欠手段と、シート検知センサからの検知信号により間欠手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、シート検知センサからの検知信号により、フィードローラの回転を一旦停止させてからフィードローラを再び回転させる一方で、フィードローラ停止中もリバースローラは駆動を継続する給送装置において、制御手段は、異なるシートの種類に応じて、フィードローラの停止時間を設定する設定手段を備えることを特徴とする給送装置。
- 前記給送トレイは複数設けられ、制御手段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応じたフィードローラの停止時間が予め入力されており、制御手段は、選択された給送トレイに応じてフィードローラの停止時間を自動的に変更することを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
- 前記設定手段の作動を可能にする切替スイッチを備え、切替スイッチの切替により設定手段を作動可能にさせ、フィードローラの停止時間を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の給送装置。
- 制御手段は、時間当りの給送枚数を可変にする可変手段を備えることを特徴とする1乃至3のいずれかに記載の給送装置。
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