JP2015105179A - シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】重送されたシートが重送検出された後にかなりオーバーランした位置で停止してもレジストローラを用いたシートの斜行補正を十分に行うことができるシート搬送装置を提供する。【解決手段】分離部移動機構18は、搬送ローラ5と分離ローラ6とを当接させて形成されるシートのニップ部のニップ圧を調整可能であって、重送検知センサ22が重送シートを検知するとニップ圧を低下させる。重送検知センサ22が重送シートを検知してから分離部移動機構18がニップ圧を低下させ終わるまでの最長所要時間をTmとし、搬送ローラ5の周速度をVhとし、重送検知センサ22の重送シート検知位置からレジストローラ8までのシート搬送距離をLaとする。このとき、La>Tm ? Vh である。【選択図】図3

Description

本発明は、複数枚のシートを積載したシート積載部から給送されたシートを1枚ずつに分離して送り出すシート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置に関する。
シートに画像を形成する画像形成装置には、複数枚のシートを積載したシート積載部から給送されたシートを1枚ずつに分離して送り出すシート搬送装置が複数搭載されている。画像形成装置に原稿画像の入力装置として搭載された画像読取装置には、自動原稿搬送装置が搭載されている。自動原稿搬送装置は、シート積載部に重ねて積載された複数枚の原稿の最上層または最下層から1枚ずつ原稿を取り出して画像読取装置の画像読み取り部へ給送する。自動原稿装置は、取り出した原稿を1枚ずつ分離して重送を回避するために分離部を設けている。
特許文献1には、シートの搬送に逆らうトルクを作用させつつ搬送ローラに従動回転する分離ローラと、シートの搬送方向に回転する搬送ローラとのニップ部で原稿を挟持して重送される原稿を分離するシート搬送装置が示される。特許文献1では、分離ローラと搬送ローラのニップ圧を調整可能にして、シートの種類に応じてニップ圧を最適に調整することによりシートの重送を回避している。
特開2010−95373号公報
搬送ローラと分離ローラのニップ部の下流側には、通常、「停止状態でシートを受け止めた後に当該シートをニップして搬送するレジストローラ」が配置される。そして、シートにループを形成して先端を停止状態のレジストローラのニップ部に突き当てることでシートを斜行補正している。
ここで、搬送ローラと分離ローラのニップ部のニップ圧を変更可能なシート搬送装置では、重送が発生しないのであれば、最初から最後まで一定の高めのニップ圧を設定してシートの分離搬送を行うことが望ましい。搬送ローラと分離ローラのニップ圧を低下させるとシートの搬送が不安定になって斜行を発生し易くなり、ニップ圧を低下させ過ぎると搬送が不可能になるからである。
しかし、搬送ローラと分離ローラのニップ圧を高く設定して、重送時のニップ圧の低下量を大きくすると、ニップ部を通過直後に重送が検出された後、かなりオーバーランした位置で重送されるシートが停止する場合がある。このとき、重送されるシートが下流側のレジストローラのニップ部に挟持されてしまうと、レジストローラを用いたシートの斜行補正が不可能になる。
本発明は、重送されたシートが重送検出された後にかなりオーバーランした位置で停止してもレジストローラを用いたシートの斜行補正を十分に行うことができるシート搬送装置を提供することを目的としている。
本発明のシート搬送装置は、シートに当接してシートを搬送する搬送回転体と、前記搬送回転体との間でシートを挟持して当該シートに搬送抵抗を作用させる挟持部材と、前記搬送回転体と前記挟持部材とを当接させたシートのニップ部のニップ圧を調整可能な圧調整機構と、前記ニップ部のシート搬送方向下流側で重送シートを検知する重送検知部と、前記重送検知部が重送シートを検知すると前記ニップ圧を低下させるように前記圧調整機構を制御する制御部と、前記重送検知部のシート搬送方向下流側に配置されてシートを搬送する一対の回転体と、を備えるものである。そして、前記重送検知部が重送シートを検知してから前記圧調整機構が前記ニップ圧を低下させ終わるまでの最長所要時間をTmとし、前記搬送回転体の周速度をVhとし、前記重送検知部の重送シート検知位置から前記一対の回転体までのシート搬送距離をLaとするとき、La>Tm × Vhである。
本発明のシート搬送装置では、重送シート検知位置で重送されたシートが検知された後に最大限にオーバーランしてもシートが一対の回転体(例えばレジストローラ)のニップ部に到達しない。このため、重送されたシートがかなりオーバーランした位置で停止しても、重送されたシートに対してレジストローラを用いたシートの斜行補正を十分に行うことができる。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像読取装置及び自動原稿搬送装置の構成の説明図である。 自動原稿搬送装置の主要部分の拡大図である。 分離ローラユニット及び分離部移動機構の斜視図である。 分離ローラホルダの構成の説明図である。 カムの回転位相の説明図である。 自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 重送シート検知位置からレジストローラまでの距離の説明図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置200は、電子写真プリンタ機能を有する複写機である。感光ドラム121は、アルミニウムの円筒材の外周面に感光層を有して矢印R1方向に回転する。
コロナ帯電器122は、感光ドラム121の表面を一様な電位に帯電させる。露光装置123は、画像を走査線に展開した画像信号に基づいてON/OFF変調されたレーザービームを感光ドラム121の表面で走査して静電潜像を形成する。現像装置124は、帯電したトナーを感光ドラム121に供給して静電潜像をトナー像に現像する。転写帯電器125は、レジストローラ136に給送されて感光ドラム121に張り付いたシートを帯電させて感光ドラム121のトナー像をシートに移転させる。分離帯電器126は、トナー像が転写されたシートを除電して感光ドラム121から分離させる。
トナー像が転写されたシートは、搬送ベルト128によって定着装置129へ搬送され、定着装置129で加熱加圧を受けて画像をシートに定着された後に排出トレイ130へ積載される。
シートSは、デッキ137c、137d、カセット137a、137b、手差しトレイ137eのいずれかから供給され、レジストローラ136で待機する。レジストローラ136は、感光ドラム121のトナー像のタイミングに合わせて感光ドラム121にシートを給送する。
画像形成装置200の上部に原稿画像の読み取りのための画像読取装置2が配置され、画像読取装置2の上方に自動原稿搬送装置1が配置される。画像形成装置200には操作パネル111があり、操作パネル111を操作することで画像形成装置200もしくは自動原稿搬送装置1に指令を送ることができる。
(画像読取装置)
図2は画像読取装置及び自動原稿搬送装置の構成の説明図である。図2に示すように、画像読取装置2の内部には、イメージセンサを含む画像読み取り部、光源等を備えている。画像形成装置200は、流し読み取りモードと圧板読み取りモードとを選択して実行可能である。画像読取装置2には、流し読み取りモードに対応して流し読み取りエリア101が準備され、圧板モードに対応して静止読み取りエリア102が準備されている。
流し読み取りモードでは、画像読取装置2の画像読み取り部を流し読み取りエリア101下に静止させ、自動原稿搬送装置1から原稿を搬送しながら原稿下面の画像を連続的に読み取る。圧板読み取りモードでは、原稿を画像読取装置2上部のガラス102の上に平らに配置し、画像読取装置2の画像読み取り部を水平に移動しながら原稿の画像を読み取る。
(自動原稿搬送装置)
図3は自動原稿搬送装置の主要部分の拡大図である。図3に示すように、自動原稿搬送装置1は、原稿トレイ3に載置された原稿の最上位の1枚をピックアップローラ4で取り込み、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップで搬送してレジストローラ8で待機させる。レジストローラ8は、所定のタイミングで原稿を流し読み取りエリア101へ送り出す。原稿は、リードローラ11、12にニップされて流し読み取りエリア101を通過して、排出ローラ13に受け渡され、排出ローラ13によって原稿排出トレイ14へ排出される。
原稿トレイ3は、普通紙の原稿を積載可能である。ピックアップローラ4は、原稿トレイ3上に積載されている原稿をピックアップする。分離部BUは、搬送ローラ5と分離ローラ6とでニップ部を形成しており、ピックアップローラ4から送られてきた原稿のうち最上位の1枚のみを分離してレジストローラ8へ送り出す。レジストローラ8は、分離部BUから送られてきた原稿の先端を突き当てて原稿の斜行を補正し、読み取りタイミングに合わせて原稿を流し読み取りエリア101に向けて搬送する。搬送ローラ5と分離ローラ6にはワンウェイクラッチが組み込まれ、レジストローラ8が原稿を搬送する際には非駆動状態で空転して原稿の搬送を妨げない。
画像読取装置2の流し読み取りエリア101にはコンタクトガラスが嵌められ、コンタクトガラスに当接させて白色ローラ10が配置される。白色ローラ10は、原稿を画像読取装置2の流し読み取りエリア101のコンタクトガラスに密着させて搬送する。白色ローラ10に押圧されてコンタクトガラスに密着した原稿の下面の画像がコンタクトガラスを通じて画像読取装置2に読み取られる。
白色ローラ10の上流にはリードローラ11が配置され、白色ローラ10の下流には、リードローラ12が配置されている。リードローラ11、12に搬送されて流し読み取りエリア101を通過した原稿は、排出ローラ13に受け渡されて原稿排出トレイ14へ積載される。
以上説明したように、実施の形態1では、シート積載部の一例である原稿トレイ3は、複数枚のシートを積載可能である。引き出し部材の一例であるピックアップローラ4は、原稿トレイ3からシートを引き出してニップ部に挟持させる。画像読取部の一例である画像読取装置2は、シート搬送装置の一例である自動原稿搬送装置1から給送されたシートの画像を読み取る。
(分離部の構成)
図4は分離ローラユニット及び分離部移動機構(圧調整機構)の斜視図である。図5は分離ローラホルダの構成の説明図である。
図3に示すように、分離部BUは、ピックアップローラ4から送られてきた原稿を搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ部で搬送する過程で、原稿のうち最上位の1枚のみを分離して下流側へ送り出し、重送された原稿の移動を停止させる。分離ローラ6は、所定の力で搬送ローラ5に押し付けられており、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ部に供給される原稿は、所定の圧力(ニップ圧)でニップされる。原稿をニップした状態で駆動部65が搬送ローラ5を回転させることにより、分離部BUは、原稿を1枚ずつ分離して下流側へ搬送する。
駆動部65は、給紙クラッチCR2を介して搬送ローラ5を駆動する。分離ローラ6は、トルクリミッタ16を介して回転可能かつ非回転駆動状態で配置される。トルクリミッタ16は、分離ローラ6と同軸に連結され、原稿の搬送に逆らう所定の回転負荷トルクを発生して原稿に搬送抵抗を作用させる。搬送ローラ5と分離ローラ6とが当接回転しているとき、分離ローラ6は、トルクリミッタ16の負荷を作用しつつ搬送ローラ5に従動回転している。
図4に示すように、分離部移動機構18は、調整軸184を回転させて分離ローラ6を移動させる。調整軸184には分離部移動アーム185が固定され、分離部移動アーム185の両端に案内軸67が固定されている。
調整軸184が図中右回りに回転すると、分離部移動アーム185が回動して案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17m内を下方へ案内されて移動する。このとき、分離ローラホルダ17は、一定の位置を保って分離ローラ6は搬送ローラ5に当接している。
調整軸184がさらに回転すると、案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17mの下端に当接して分離ローラホルダ17に係合する。調整軸184の回転に伴って、案内軸67が弾性部材(7:図3)の付勢に逆らって分離ローラホルダ17を下方へ引き下げる。分離ローラホルダ17は、回動軸17aを中心に回動して分離ローラ6を下降させ、搬送ローラ5から離間させる。
図5に示すように、分離ローラユニット60は、分離ローラ6を昇降させる機構である。分離ローラ6は、L字型のフレームである分離ローラホルダ17に回転自在に支持される。分離ローラホルダ17は、回動軸17aの周りで回動可能である。分離ローラホルダ17は、分離ローラ6の回転軸である分離ローラ軸15によって分離ローラ6を回転可能に支持する。分離ローラホルダ17は、下方から弾性部材7によって上方へ向かって付勢されて、分離ローラ6を搬送ローラ(5:図3)に圧接させる。
以上説明したように、実施の形態1では、自動原稿搬送装置1では、搬送回転体の一例である搬送ローラ5は、シートに当接してシートを搬送する。挟持部材の一例である分離ローラ6は、搬送ローラ5との間でシートを挟持して当該シートに搬送抵抗を作用させる。一対の回転体の一例であるレジストローラ8は、重送検知センサ22のシート搬送方向下流側に配置され、停止状態でシートを受け止めた後にシートをニップして挟持搬送し、別の一対の回転体の一例であるリードローラ11に受け渡す。先頭検知部の一例であるレジセンサ9は、搬送ローラ5によるシートの搬送をレジストローラ8によるシートの搬送に切り替えるために、レジストローラのシート搬送方向上流側でシートの搬送方向の先頭を検知する。分離ローラ6は、伝達されるトルクを限界付けるトルクリミッタ16を介して回転可能かつ非回転駆動である。
(分離部移動機構)
図2に示す自動原稿搬送装置1では、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ圧が高過ぎると分離不良となって原稿の重送が発生し、低過ぎると原稿を搬送できず搬送不良となってしまう。このため、原稿の分離能力を適切に発揮させるためには、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ圧が適切な大きさに設定される必要がある。このため、自動原稿搬送装置1は、重送検知センサ22で原稿の重送の有無を検知し、それに応じて搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ圧を自動で調節する。
図4に示すように、分離部移動機構18は、分離部移動モータ181及びトルク伝達部194によってカム182を回転させる。カム182は、カムフォロワである分離部移動レバー183を回動させ、分離部移動レバー183の回動軸である調整軸184にカム182のカム曲線に応じた回転を発生させる。調整軸184は、分離部移動レバー183の回動を分離部移動アーム185に伝達する。分離部移動アーム185は、減圧用弾性部材186を介して分離ローラホルダ17を下方へ付勢する。
減圧用弾性部材186の上端は分離ローラホルダ17に接続され、減圧用弾性部材186の下端は、分離部移動アーム185に接続されている。このため、上述したように、案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17m内を移動する過程では、減圧用弾性部材186を介して分離ローラホルダ17を下方へ付勢して、搬送ローラ5に対する分離ローラ6の当接圧を引き下げる。弾性部材(7:図3)が分離ローラ6を上方へ付勢する力の一部が減圧用弾性部材186によって相殺されて、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ圧が軽減される。
(分離ローラ当接圧の調整)
図6はカムの回転位相の説明図である。図6中、(a)は分離ローラのデフォルト位置、(b)は分離ローラの調整された位置である。
図6の(a)に示すように、カム182のカム曲線が回転軸から最も近い底辺付近では、案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17mの上限に位置して、搬送ローラ5に分離ローラ6を最大圧力で当接させる。このとき、エンコーダ板188がカムポジションセンサ189を横切る直前に位置している。
図6の(b)に示すように、カム182のカム曲線が底辺付近から頂上付近へ移行する中間領域では、搬送ローラ5に分離ローラ6が当接した状態で、搬送ローラ5と分離ローラ6の当接圧(ニップ圧)が変化する。案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17m内で上下に移動してニップ圧が最適な位置で停止する。このとき、エンコーダ板188は、カムポジションセンサ189のONから、所定角度αを回転した位置まで回転している。所定角度αは、分離ローラ6の加圧力が最も分離に最適な圧力となる位置である。
そして、上述したように、カム182のカム曲線が回転軸から最も遠い頂上付近では、案内軸67が分離ローラホルダ17の溝17mの下端に係合して分離ローラホルダ17を下方へ回動させ、搬送ローラ5から分離ローラ6を離間させる。
実施例1では、原稿の1枚ごとに、図6の(a)に示すようにカム182のデフォルト位置を設定して、高いニップ圧で原稿の搬送を開始させる。その後、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ部の下流側で原稿の重送が検知されなければ、1枚の原稿の後端まで高いニップ圧を維持する。しかし、1枚の原稿の途中で原稿の重送が検知されると、直ちにカム182を図6の(b)に示す角度αの位置まで回転させて、重送原稿の分離に最適な水準までニップ圧を低下させる。
カム182と一体に回転するエンコーダ板188には、放射状の多数のスリットが形成される。カムポジションセンサ189は、エンコーダ板188のエッジ及びスリットを検知してカム182の回動位置に連動したパルス出力を発生する。
制御部110は、カムポジションセンサ189の出力パルスをカウントしてカム182の回動角度を判別する。制御部110は、カムポジションセンサ189の出力に基づいて分離部移動モータ181を制御して、分離ローラホルダ17の溝17m内で案内軸67を上下に移動させて、搬送ローラ5に対する分離ローラ6の当接圧を調整する。
(重送検知センサ)
分離ローラ6と搬送ローラ5のニップの下流側には、搬送されてきた原稿の先端を検知することのできる重送検知センサ22が設けられている。制御部110は、重送検知センサ22の出力に基づいて原稿の重送を検知する。制御部110は、重送検知センサ22が搬送中の原稿の重送を検知すると、分離部移動モータ181を制御して、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ圧を軽減する。
重送検知センサ22は、赤外線LEDとフォトダイオードとを対向させて、赤外線LEDとフォトダイオードの対向部を通過する原稿の透過光量に応じた出力を発生する。制御部110は、重送検知センサ22の出力レベルが原稿の先頭で原稿1枚に相当する場合には「重送無し」と判断し、重送検知センサ22の出力レベルが原稿の先頭で原稿複数枚に相当する場合には「重送有り」と判断する。また、制御部110は、重送検知センサ22の出力レベルが原稿の先頭の通過後に急低下した場合にはそこから原稿の重送がされていると判断する。なお、特許文献1に示されるように、重送検知センサ22として超音波センサを用いてもよい。
(原稿位置センサ)
図3に示すように、原稿有無センサ21は、ピックアップローラ4よりも給紙方向下流側に配置されて、原稿トレイ3にセットされている原稿の有無を検知する。
分離後シート検知センサ23は、原稿搬送方向において、原稿有無センサ21とは搬送ローラ5を挟んだ反対側に配置される。分離後シート検知センサ23は、重送検知センサ22の原稿搬送方向におけるシートの重送を検知するポイント前後にて、分離後シートの有無を検知する。
レジセンサ9は、レジストローラ8のニップの上流側に配置され、停止したレジストローラ8のニップに先端を突き当てた状態でシートの搬送を停止させるために原稿の先端を検知する。レジセンサ9が原稿の先端を検知すると、制御部110は、レジループ形成後、搬送ローラ5の回転を停止させて原稿の搬送を終了させる。その後は、レジストローラ8が原稿を搬送し、搬送ローラ5はレジストローラ8による原稿搬送を妨げないように、ワンウェイクラッチで空転している。
レジセンサ9は、分離部BUとレジストローラ8の間に配置され、分離部BUから送られてきた原稿の先端及び後端を検出する。レジセンサ9による検知ポイントは、重送検知センサ22の重送検知ポイント及び(又は)分離後シート検知センサ23の検知ポイントから所定距離だけ離して配置される。所定距離は、図9を参照して後述するように、分離ローラ6の圧調整に関係して設定されている。
(自動原稿搬送装置の制御系)
図7は自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。図7に示すように、制御部110がレジクラッチCR1をONするとレジストローラ8が回転し、レジクラッチCR1をOFFするとレジストローラ8が停止する。制御部110が給紙クラッチCR2をONするとピックアップローラ4及び搬送ローラ5が回転し、給紙クラッチCR2をOFFするとピックアップローラ4及び搬送ローラ5が停止する。
(実施例1の制御)
図8は実施例1の制御のフローチャートである。図8中、T1〜T6は以下のように設定される。
T1:給紙クラッチONからの所定時間
T2:給紙クラッチ再度ONからの所定時間
T3:分離後シート検知センサによる原稿先端検知からの所定時間
T4:分離後シート検知センサによる原稿先端検知からの所定時間
T5:レジセンサによる原稿先端検知からの所定時間
T6:レジセンサによる原稿先端検知からの所定時間
Vh:搬送ローラ周速度
Nr=20枚/min :毎分読み取り枚数
Rh=60mm :原稿搬送経路の曲率半径
図7を参照して図8に示すように、制御部110は、ユーザーが原稿トレイ3に原稿をセットして原稿読み取りの開始を指令すると、給紙クラッチCR2をONしてピックアップローラ4、搬送ローラ5による給紙を開始する(S11)。ピックアップローラ4が原稿を原稿トレイ3から引き出して搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ部へ給送する。
制御部110は、給紙クラッチCR2のONから時間T1が経過しても分離後シート検知センサ23が原稿を検知しない場合(S12のNO)、給紙クラッチCR2をOFFし(S25)、100msec経過後にONして再度給紙を試みる(S26)。制御部110は、再度の給紙クラッチCR2のONから時間T2が経過しても分離後シート検知センサ23が原稿を検知しない場合(S27のNO)、操作パネル111を通じてユーザーに「搬送不能」を通知する(S44)。
制御部110は、時間T1内に分離後シート検知センサ23が原稿を検知した場合(S12のYES)、重送検知センサ22により重送を判断する(S13、S15)。制御部110は、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知する(S12のYES)と同時に、重送検知センサ22が重送を検知した場合(S13のYES)、直ちに搬送を停止して、操作パネル111を通じてユーザーにミスフィードを通知する(S41)。重送された原稿が最上面の給送対象の原稿と完全に重ね合わさっている状態であるため、ホチキス止めの束原稿である可能性があるからである。ここで、同時とは、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知して(S12のYES)から時間T3が経過するまでである。
分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知して(S12のYES)から時間T3が経過するまで重送検知センサ22が重送を検知しなかった場合(S13のNO)、次の二つの流れに分ける。1つ目は、分離後シート検知センサ23が原稿の後端を検知するまで、重送検知センサ22により重送を検知しなかった場合(S15のNO)である。制御部110は、分離ローラ6の加圧力の調整を実行することなく、通常の重送なしのシーケンスにて分離給送を行う(S31〜S36)。
2つ目は、分離後シート検知センサ23が原稿の後端を検知するまでに重送検知センサ22により重送を検知した場合(S15のYES)である。制御部110は、分離ローラ6の加圧力の調整を実行し、分離ローラ6の加圧力を低下させて重送される原稿の移動を停止させ(S16)、低下させたニップ圧で最上位のシートのみを搬送する(S17)。
制御部110は、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知してから時間T4内にレジセンサ9により原稿の先端を検知した場合(S18のYES)、レジループ形成に必要な時間T5の経過を待って給紙クラッチCR2をOFFする(S19)。レジループは、レジストローラ8の上流側でシートが斜行補正のために形成する湾曲状態である。1枚目の原稿は、レジループに付勢されてレジストローラ8のニップ部に先端全体を突き当てて斜行補正され、当該ニップ部の手前でレジループを形成した状態で待機する。重送された原稿は、分離後シート検知センサ23とレジセンサ9の間に先端を位置させて停止している。
制御部110は、給紙クラッチCR2をOFFした直後にレジクラッチCR1をONしてレジストローラ8による搬送を開始する(S20)。搬送開始後、時間T6内に、レジセンサ9により原稿の後端を検知したら(S21のYES)、次の原稿の有無を判断する(S22)。次の原稿が有る場合(S22のYES)、給紙クラッチCR2をONしてピックアップローラ4、搬送ローラ5による前回の重送シートの給紙を開始する(S23)。
前回の給紙動作で重送シートが検知されたので、重送シートだった次の原稿の先端位置が、分離後シート検知センサ23よりも下流側にオーバーランしている。搬送ローラ5に対する分離ローラ6の当接圧も先の調整値が適用されるので、そのまま調整された当接圧にて分離給紙を行う(S17)。
制御部110は、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知してから時間T4内にレジセンサ9により原稿の先端を検知しない場合(S18のNO)、直ちに搬送を停止して、操作パネル111を通じてユーザーにジャムを通知する(S42)。制御部110は、レジストローラ8による搬送の開始(S20)から時間T6内に、レジセンサ9により原稿の後端を検知しない場合(S21のNO)、直ちに搬送を停止して、操作パネル111を通じてユーザーにジャムを通知する(S43)。
これに対して、制御部110は、分離後シート検知センサ23が原稿の後端を検知するまで、重送検知センサ22により重送を検知しなかった場合(S15のNO)、図6の(a)に示すデフォルト状態で搬送分離を継続する(S31)。
制御部110は、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知してから時間T4内にレジセンサ9により原稿の先端を検知した場合(S32のYES)、時間T5の経過を待って給紙クラッチCR2をOFFする(S33)。しかし、分離後シート検知センサ23が原稿の先端を検知してから時間T4内にレジセンサ9により原稿の先端を検知しない場合(S32のNO)、直ちに搬送を停止して、操作パネル111を通じてユーザーにジャムを通知する(S45)。
制御部110は、レジクラッチCR1をONしてレジストローラ8による搬送を開始する(S34)。搬送開始後、時間T6内に、レジセンサ9により原稿の後端を検知したら(S35のYES)、次の原稿の有無を判断する(S36)。次の原稿が有る場合(S36のYES)、給紙クラッチCR2をONしてピックアップローラ4、搬送ローラ5による次のシートの給紙を開始する(S11)。しかし、レジストローラ8による搬送の開始(S34)から時間T6内に、レジセンサ9により原稿の後端を検知しない場合(S35のNO)、直ちに搬送を停止して、操作パネル111を通じてユーザーにジャムを通知する(S46)。
(重送シート検知位置からレジストローラまでの距離)
図2を参照して説明すると、従来のニップ圧変更を行わない自動原稿搬送装置(1)では、搬送ローラ(6)からレジストローラ(8)までの距離が短いため、上記のようなニップ圧を変更する制御を実行すると、不具合を生じることがある。ニップ部の下流位置で重送を検出してニップ圧の低下を開始しても、直ちに重送原稿が停止するとは限らない。重送を判断して分離部移動モータ(181)を作動させるまでの時間、分離部移動モータ(181)が動作して分離ローラ(6)の当接圧が低下している時間、当接圧が低下した後に原稿が減速して停止するまで時間も、重送原稿は下流側へ移動し続ける。
そして、レジセンサ9がONする位置P9まで重送原稿が移動して停止した場合、いつまでも原稿の後端が検知されないためジャムと判断されてしまう。また、重送原稿がレジセンサ(9)を超えて下流へ移動してレジストローラ(8)のニップへ突入した場合、最上位の原稿と重ねて搬送されてしまい、分離不可能になって二枚の原稿が部分的に重なった状態で画像を読み取ってしまう。そこで、実施例1では、従来の自動原稿搬送装置(1)よりも搬送ローラ(5)からレジストローラ(8)までの距離を大きくして、重送原稿がレジセンサ9に接触する前に重送原稿が停止するようにした。
図9は重送シート検知位置からレジストローラまでの距離の説明図である。図9に示すように、重送原稿が検知されて分離ローラ6の当接圧を低下させている間も、搬送ローラ5による重送原稿の搬送は継続されている。重送検知センサ22によって重送シートが検知されてから、当接圧の調整終了までの時間をTmとし、搬送ローラ5による重送原稿の搬送速度をVhとする。このとき、重送検知センサ22が重送原稿を検知してから当接圧の調整終了までに重送原稿が搬送されてしまう距離Lhは次式となる。
Lh=Vh×Tm
重送検知センサ22の検知ポイントからVh×Tmだけ離れたところまでに、重送原稿が連れ搬送される可能性があるため、実施例1では、レジセンサ9はその範囲外に設けられている。重送原稿がレジストローラ8のニップにまで至らなくても、重送原稿がレジセンサ9に検知された状態で重送原稿が停止すると、レジストローラ8を用いた原稿の斜行補正を十分に行えないからである。
(U字型のシート搬送経路)
図2を参照して説明すると、従来の自動原稿搬送装置(1)では、レジストローラ(8)が原稿搬送パスのUターン部から大きく離れていた。このため、レジストローラ(8)により斜行修正された原稿が、レジストローラ(8)からリードローラ(11)へ搬送される過程で大きく曲げられて搬送されたため、再び斜行になってしまう場合があった。
そのため、実施例1では、レジストローラ8の下方にリードローラ11を設けて、原稿搬送経路のUの字の曲線部の入口から少し入った位置にレジストローラ8を配置した。実施の形態1の自動原稿搬送装置1は、搬送ローラ5と分離ローラ6のニップ部からリードローラ11までの略Uの字に構成された原稿搬送経路の曲線部の途中にレジストローラ8が配置されている。レジストローラ8をUターン部の入口付近に配置したので、レジストローラ8からリードローラ11までのパスが短く、直線パスに近くなる。これにより、レジストローラ8で斜行修正された原稿が再び斜行することなくリードローラ11にニップされるため、それ以降、高い搬送精度を保つことができる。
また、レジストローラ8を略Uの字の原稿搬送経路の曲線部に配置したため、図9に示すように、搬送ローラ5からレジストローラ8までの距離が従来よりも長くても、自動原稿搬送装置1を搬送方向に小型化できた。
(実施の形態1の効果)
図3に示すように、実施の形態1では、圧調整機構の一例である分離部移動機構18は、搬送ローラ5と分離ローラ6とを当接させて形成されたシートのニップ部のニップ圧を調整可能である。重送検知部の一例である重送検知センサ22は、ニップ部のシート搬送方向下流側で重送シートを検知する。制御部の一例である制御部110は、重送検知センサ22が重送シートを検知するとニップ圧を低下させるように分離部移動機構18を制御する。このため、重送発生時に、シートを重送シートから分離して下流側へ給送できる。
実施の形態1では、重送検知センサ22が重送シートを検知してから分離部移動機構18がニップ圧を低下させ終わるまでの最長所要時間をTmとする。搬送ローラ5の周速度をVhとし、重送検知センサ22の重送シート検知位置からレジストローラ8までのシート搬送距離をLaとする。このとき、La>Tm×Vh+αである。このため、重送発生時に、重送シートがニップ部へ到達する前に重送シートの移動が停止する。なお、αは搬送ばらつきを考慮した所定のマージンであって、15mm以上が望ましい。
また、実施の形態1では、重送検知センサ22の重送シート検知位置からレジセンサ9がシートの先頭を検知する位置までの距離をLbとするとき、La>Lb>Tm×Vh+αである。このため、重送発生時に、重送シートがレジセンサ9へ到達する前に重送シートの移動が停止する。重送検知センサ22により重送シートを検知しても、当接圧を調整しながら分離搬送が継続され、重送原稿がレジセンサ9に到達する前に重送原稿を分離させることが可能になる。
実施の形態1では、ニップ部からレジストローラ8を経由してニップ部のシート搬送方向と逆方向へ折り返すU字形のシート搬送経路を備え、レジストローラ8は、シート搬送経路のU字形の湾曲部に配置される。このため、ニップ部とレジストローラ8の距離を拡張しても自動原稿搬送装置1が大型化しない。重送シートの分離性能をさらに向上させると同時に、レジストローラ8により斜行修正された原稿が再び姿勢の崩れがなく、高い搬送精度を保つことができる。
実施の形態1では、第一付勢部材の一例である加圧ばね7は、分離ローラ6を搬送ローラ5に向かって付勢する。第二付勢部材の一例である減圧用弾性部材186は、分離ローラ6を搬送ローラ5から離間させる方向に付勢する。分離部移動機構は、減圧用弾性部材186の一端部を移動させることにより、減圧用弾性部材186の付勢力を変化させてニップ圧を調整する。このため、ニップ圧を精密に制御できる。
実施の形態1では、シートごとにニップ部に第一の当接圧を設定してシートの先頭をニップ部に到達させ、その後、重送検知センサ22が重送シートを検知すると第一の当接圧より低い第二の当接圧にニップ圧を変更する。このため、シートごとに再現性高く時間のばらつき少なく分離搬送を実行できる。
実施の形態1では、重送シートを伴ったシートの分離搬送の終了後、第二の当接圧が設定されたニップ部に重送シートを挟持した状態で当該重送シートの分離搬送を開始する。このため、前回の重送シートも前回のシートと同様に搬送分離を実行できる。
<その他の実施形態>
本発明のシート搬送装置は、上述した実施形態の構成の全部又は一部を別の類似構成に置き換えた別の実施形態でも実施可能である。例えば、駆動によって回転させるフィードローラに所定の圧で分離パッドを当接させる分離パッド方式でも実施できる。駆動によって回転させるフィードローラに所定のトルク以上でしか回転出来ない分離ローラを所定の圧で当接させる簡易リタードローラ方式でも実施できる。分離ローラを、シートを上流側へ押し戻す方向へ回転させるリタードローラ方式でも実施できる。
重送を検知する手段は赤外線センサには限定されず、超音波センサ等でも実施できる。超音波センサが検知した原稿の厚みに応じて、分離部移動機構18によるニップ圧の調整幅を異ならせてもよい。搬送回転体は、搬送ローラ、搬送ベルトのいずれでも実施でき、挟持部材は、摩擦ローラ、摩擦ベルト、摩擦板、摩擦ブラシ等でも実施できる。
シート搬送装置は、自動原稿搬送装置1のみならず、画像形成装置の画像形成用のシートの給送部でも実施できる。図1に示すように、画像形成部の一例である感光ドラム121は、シート積載部の一例であるカセット137a(3)から給送されたシートに画像を形成する。このとき、本発明のシート搬送装置は、分離部138aにおいて、ピックアップローラ4、搬送ローラ5、分離ローラ6、レジストローラ8、重送検知センサ22等を実施例1、2のように配置して実施できる。分離部138b、138c、138d、138eにおいても同様に本発明を実施できる。
シート搬送装置は、複写機、ファクシミリ装置、画像読取装置等の自動原稿搬送装置としての実施形態のみならず、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、画像読取装置等でシートを分離給送して画像形成部に搬送する実施形態でも実施できる。
1 自動原稿搬送装置、2 画像読取装置、3 原稿トレイ
4 ピックアップローラ、5 搬送ローラ、6 分離ローラ
7 加圧ばね、8 レジストローラ、9 レジセンサ
10 白色ローラ、11、12 リードローラ
13 排出ローラ、14 原稿排出トレイ
15 分離ローラ軸、16 トルクリミッタ、17 分離ローラホルダ
18 分離部移動機構、21 原稿有無センサ、22 重送検知センサ
23 分離後シート検知センサ、60 分離ローラユニット、61 分離ローラ軸
62 トルクリミッタ、65 駆動部、110 制御部
111 操作パネル、181 分離部移動モータ、182 カム
183 分離部移動レバー、184 調整軸
185 分離部移動アーム、186 減圧用弾性部材

Claims (11)

  1. シートに当接してシートを搬送する搬送回転体と、
    前記搬送回転体との間でシートを挟持して当該シートに搬送抵抗を作用させる挟持部材と、
    前記搬送回転体と前記挟持部材とを当接させたシートのニップ部のニップ圧を調整可能な圧調整機構と、
    前記ニップ部のシート搬送方向下流側で重送シートを検知する重送検知部と、
    前記重送検知部が重送シートを検知すると前記ニップ圧を低下させるように前記圧調整機構を制御する制御部と、
    前記重送検知部のシート搬送方向下流側に配置されてシートを搬送する一対の回転体と、を備え、
    前記重送検知部が重送シートを検知してから前記圧調整機構が前記ニップ圧を低下させ終わるまでの最長所要時間をTmとし、前記搬送回転体の周速度をVhとし、前記重送検知部の重送シート検知位置から前記一対の回転体までのシート搬送距離をLaとするとき、
    La>Tm × Vh
    であることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送回転体によるシートの搬送を前記一対の回転体によるシートの搬送に切り替えるために、前記一対の回転体のシート搬送方向上流側でシートの搬送方向の先頭を検知する先頭検知部を備え、
    前記重送検知部の重送シート検知位置から前記先頭検知部が前記先頭を検知する位置までの距離をLbとするとき、
    La>Lb>Tm × Vh
    であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記一対の回転体は、停止状態でシートを受け止めた後に当該シートをニップして搬送するレジストローラであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記挟持部材は、伝達されるトルクを限界付けるトルクリミッタを介して回転可能かつ非回転駆動であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記挟持部材を前記搬送回転体に向かって付勢する第一付勢部材と、
    前記挟持部材を前記搬送回転体から離間させる方向に付勢する第二付勢部材と、を備え、
    前記圧調整機構は、前記第二付勢部材の一端部を移動させることにより、前記第二付勢部材の付勢力を変化させて前記ニップ圧を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御部は、シートごとに前記ニップ部に第一の当接圧を設定してシートの先頭を前記ニップ部に到達させ、その後、前記重送検知部が重送シートを検知すると前記第一の当接圧より低い第二の当接圧に前記ニップ圧を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記制御部は、重送シートを伴ったシートの分離搬送の終了後、前記第二の当接圧が設定された前記ニップ部に重送シートを挟持した状態で当該重送シートの分離搬送を開始することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記ニップ部から前記一対の回転体を経由して前記ニップ部のシート搬送方向と逆方向へ折り返すU字形のシート搬送経路と、
    前記シート搬送経路に配置されて前記一対の回転体が搬送したシートを挟持搬送する別の一対の回転体と、を備え、
    前記一対の回転体は、前記シート搬送経路のU字形の湾曲部に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 複数枚のシートを積載可能なシート積載部と、
    前記シート積載部からシートを引き出して前記搬送回転体と前記挟持部材とに挟持させる引き出し部材と、を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 請求項9のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置から給送されたシートの画像を読み取る画像読取部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項9のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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