JP2016210533A - シート搬送装置、及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置、及び画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016210533A
JP2016210533A JP2015093201A JP2015093201A JP2016210533A JP 2016210533 A JP2016210533 A JP 2016210533A JP 2015093201 A JP2015093201 A JP 2015093201A JP 2015093201 A JP2015093201 A JP 2015093201A JP 2016210533 A JP2016210533 A JP 2016210533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
nip
separation
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015093201A
Other languages
English (en)
Inventor
陽佑 澤西
Yosuke Sawanishi
陽佑 澤西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Inc filed Critical Canon Finetech Inc
Priority to JP2015093201A priority Critical patent/JP2016210533A/ja
Publication of JP2016210533A publication Critical patent/JP2016210533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】シートの重送を解消できなかった場合はジャムしたシートの除去処理等の作業を容易に施すことができるシート搬送装置及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】制御部150は、重送センサ34によってシートの重送が検知されたときに加圧離間機構240によってニップの加圧力を低下させる。そして、ニップの加圧力が変更された後も重送センサ34によってシートの重送が検知され続けている場合、シートがレジストローラ8に到達する以前にフィードローラ5の回転を停止させ、その後、加圧離間機構240によりニップを離間させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、画像読取装置、シート加工装置等に装備されるシート搬送装置に関する。
画像形成装置、画像読取装置、及びシート加工装置等は、積載されたシートから最上位の1枚を引き出し、1枚ずつに分離して、シート搬送路に送り出すシート搬送装置を装備している。
シート搬送装置では、複数枚のシートが重なった重送状態でシートが下流側へ送り出されると、下流側のシートを用いた処理の途中で重送シートが分離してシートジャムを発生する可能性がある。そのため、シート搬送装置に重送センサを配置し、重送が発生すると、シート搬送装置のシート分離機能を高めていた(特許文献1)。
特許文献1では、シートを搬送する搬送ローラとシートを分離する分離ローラのニップにシートを挟持させることでシートを1枚ずつに分離して送り出すシート搬送装置が示される。ここでは、ニップの下流側に重送検知センサを配置し、重送検知センサによってシートの重送が検知されると、分離ローラの駆動トルクや回転速度を変化させて、シートの重送を解消させている。
また、特許文献1には、重送検知センサによってシートの重送が検知されると、搬送ローラと分離ローラのニップの加圧力を変化させることによりシートの重送を解消させる技術も開示されている。
特開2008−303043号公報
特許文献1の構成では、分離ローラの駆動トルクや回転速度を変化させてもシートの重送を解消できない場合がある。また、搬送ローラと分離ローラのニップの加圧力を変化させても、加圧力の減少が足りずにシートの重送を解消できない場合がある。このような場合、ジャムが発生する前にシートの搬送を停止させる必要がある。そして、重送状態をユーザが確認して必要な処置を施す必要がある。
本発明は、シートの重送を解消できなかった場合にシートのジャムを発生させることなく、必要な処置を容易に施すことができるシート搬送装置を提供することを目的としている。
本発明のシート搬送装置は、シートに当接して回転するローラと、前記ローラとの間にニップを形成し、前記ニップに挟持されて前記ローラに搬送されるシートに搬送方向と逆方向の力を作用させる分離部材と、前記ニップを離間させる離間機構と、前記ニップを通過するシートの重送を検知する重送検知手段と、前記ニップにおける分離条件を変更する分離条件変更手段と、前記重送検知手段によってシートの重送が検知されて前記分離条件変更手段によって前記分離条件が変更された後も前記重送検知手段によって前記シートの重送が検知されている場合は、前記離間機構により前記ニップを離間させる制御手段と、を備えるものである。
本発明のシート搬送装置では、ニップを通過したシートの重送が解消されない場合に、搬送ローラの回転が停止してニップが離間しているので、シートの重送を解消できなかった場合にシートのジャムを発生させることなく、必要な処置を容易に施すことができる。
画像読取装置の構成の説明図である。 自動原稿搬送装置の主要部分の構成の説明図である。 通常加圧モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。 通常加圧モードにおけるカムの状態の説明図である。 加圧低減モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。 加圧低減モードにおけるカムの状態の説明図である。 離間モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。 離間モードにおけるカムの状態の説明図である。 ポジション切替機構の構成の説明図である。 各ポジションの切り替え動作の説明図である。 画像読取装置の制御系のブロック図である。 原稿の搬送制御のフローチャートである。 原稿の重送検知時の制御のフローチャートである。 加圧低減モードによる搬送再開制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像読取装置)
図1は画像読取装置の構成の説明図である。
図1に示すように、不図示の複写機本体の上面に画像読取装置50が配置される。画像読取装置50は、画像読取部2と自動原稿搬送装置1とを有する。画像読取部2は、いわゆるフラットベッドスキャナである。画像読取部2は、イメージセンサを含む読取ヘッド103、ガイドレール105、モータ104等を有する。
画像読取装置50は、読取ヘッド103をガラス板101の下に停止させた状態で、自動原稿搬送装置1によってガラス板101上に原稿を通過させて原稿下面の画像を読み取る流し読みモードを実行可能である。流し読みモードに対応して、画像読取部2には、ガラス板101上に流し読みエリアが確保されている。
画像読取装置50は、原稿を画像読取部2の上部のガラス板102の上に画像を下向きにして載置し、モータ104が読取ヘッド103をガイドレール105に沿って移動させることで原稿の画像を読み取る圧板読みモードも実行可能である。圧板読みモードに対応して、画像読取部2には、静止原稿を読み取るための圧板読みエリアが確保されている。
自動原稿搬送装置1は、原稿トレイ3に積載されたシート状態の原稿を1枚ずつに分離して画像読取装置50内のシート搬送経路に送り出す。
(自動原稿搬送装置)
図2は自動原稿搬送装置の主要部分の構成の説明図である。図2に示すように、原稿トレイ3は、複数枚の原稿を積載可能である。ピックアップローラ4は、原稿トレイ3に積載された原稿束の最上面の原稿に当接して回転し、最上面の原稿を繰り出して搬送方向下流側に配置されるフィードローラ5に受け渡す。
加圧ばね7は、回転軸17jを中心に回動可能なローラホルダ17を付勢することで、ローラホルダ17が回動可能に支持するリタードローラ6をフィードローラ5に向かって加圧して、リタードローラ6とフィードローラ5のニップ部を形成する。フィードローラ5は、ピックアップローラ4の搬送方向下流側に配置される。フィードローラ5は、原稿の搬送方向に回転して、ピックアップローラ4から受け渡された原稿をレジストローラ8へ向かって送り出す。一方、リタードローラ6は、フィードローラ5の下方にフィードローラ5に当接して配置される。
リタードローラ6は、原稿を介してフィードローラ5に接触して従動回転することにより、ピックアップローラ4から送られてきた1枚原稿をレジストローラ8へ向かって送り出す。しかし、リタードローラ6は、ピックアップローラ4から原稿が2枚以上重なって搬送されてきた場合、原稿の搬送方向の逆方向に回転して、最上面の1枚以外の原稿がフィードローラ5とリタードローラ6のニップを通過することに抵抗する。
レジストローラ8は、停止状態で待機し、フィードローラ5によって搬送された原稿の先端を停止状態のニップ部に突き当てさせることにより原稿の斜行を矯正する。レジストローラ8は、原稿の読み取りタイミングに合わせて回転を開始して、原稿をガラス板101上の読み取りエリアへ搬送する。
レジストセンサ9は、フィードローラ5とレジストローラ8の間に配置される。レジストセンサ9は、フィードローラ5から送られてきた原稿がレジストローラ8のニップ部へ搬送されたことを検知する。
ガラス板101上の読み取りエリアの上方に開口部1aが設けられ、開口部1aの中央に白色ローラ10が配置される。白色ローラ10は、白色のローラで形成され、原稿をガラス板101に案内させて回転し、ガラス板101上を通過させる。
白色ローラ10の上流側には第1リードローラ11が配置される。第1リードローラ11は、原稿の搬送方向に回転して、レジストローラ8から受け渡された原稿を白色ローラ10に受け渡す。
白色ローラ10の下流側には第2リードローラ12が配置される。第2リードローラ12は、原稿の搬送方向に回転して、白色ローラ10から受け渡された原稿を排出ローラ13へ受け渡す。
第2リードローラ12の下流側には排出ローラ13が配置される。排出ローラ13は、原稿の搬送方向に回転して、第2リードローラ12から受け渡された原稿を排出トレイ14へ排出する。排出トレイ14は、原稿トレイ3の下方に配置されて、画像読取が実行された複数枚の原稿を積載可能である。
以上説明したように、シート積載部の一例である原稿トレイ3は、シートとしての原稿を積載可能である。シート搬送装置の一例である自動原稿搬送装置1は、原稿トレイ3から取り出されたシートを搬送する。画像読取部の一例である読取ヘッド103は、自動原稿搬送装置1から給送された原稿の画像を読み取る。排出部の一例である排出ローラ13は、読取ヘッド103で画像を読み取られた原稿を排出トレイ14に排出して積載する。
ローラの一例であるフィードローラ5は、シートに当接して回転する。分離部材の一例であるリタードローラ6は、フィードローラ5との間にニップを形成し、ニップに挟持されてフィードローラ5に搬送されるシートに搬送方向と逆方向の力を作用させる。リタードローラ6は、トルクリミッタ16を介して搬送方向と逆方向に回転駆動される分離ローラである。搬送ローラの一例であるレジストローラ8は、搬送方向におけるニップよりも下流に配置され、停止状態でシートを待ち受ける。下流検知手段の一例であるレジストセンサ9は、搬送方向におけるニップよりも下流でシートを検知する。
(加圧離間機構)
図3は通常加圧モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。図4は通常加圧モードにおけるカムの状態の説明図である。図5は加圧低減モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。図6は加圧低減モードにおけるカムの状態の説明図である。図7は離間モードにおける加圧離間機構の構成の説明図である。図8は離間モードにおけるカムの状態の説明図である。図4、図6、図8中、(a)は引張ばね側から見た状態である。(b)はフォトセンサ側から見た状態である。
図3に示すように、トルクリミッタ16は、リタードローラ6と駆動軸15に同軸に連結される。トルクリミッタ16は、搬送方向に対して逆転する駆動軸の駆動力を受けてフィードローラ5の搬送方向の摩擦力、又は搬送される原稿からの給送方向の摩擦力により生じるリタードローラ6を搬送方向に回転させようとする回転トルクを規制する。
トルクリミッタ16は、リタードローラ6に、搬送方向の所定の回転負荷トルクを与える。図4の(a)に示すように、駆動軸15は、リタードローラ6を回転可能に支持する。
ローラホルダ17は、回転軸17jの周りで回動自由に支持され、リタードローラ6をフィードローラ5に対して離接可能に支持する。搬送ガイドフレーム18は、ローラホルダ17の回転軸17jを支持し、上部の搬送面で原稿を原稿トレイ3から下流側へガイドする。
加圧ばね7は、ローラホルダ17と搬送ガイドフレーム18の間に設けられ、ローラホルダ17を、回転軸17jを中心に回動するように付勢することにより、リタードローラ6をフィードローラ5に加圧させる。これにより、リタードローラ6はフィードローラ5に対して当接している。
引張りばね19は、ローラホルダ17の回転軸17jを挟んだ加圧ばね7の反対側で、回転軸17jを中心にして加圧ばね7の付勢方向と同方向に、ローラホルダ17を付勢する。これにより、リタードローラ6は、引張りばね19と加圧ばね7とに付勢されてフィードローラ5に圧接する。
第1カム21は、カムフォロア20に当接し、カムフォロア20を揺動する。カムフォロア20は、引張りばね19のフック掛け部20eを有し、引張りばね19を取り付けて、端部を搬送ガイドフレーム18に回転自在に支持される。第1カム21を回転させることで、引張りばね19の付勢力を変化させてリタードローラ6のフィードローラ5に対する圧接の加圧力を変更可能である。
一方、第2カム22は、ローラホルダ17を直接持ち上げることにより、引張りばね19の付勢を解除することが可能である。第2カム22は、ローラホルダ17の回転軸17jを挟んだ加圧ばね7の反対側において、ローラホルダ17を加圧ばね7の付勢に抗して回動させることが可能である。これにより、リタードローラ6をフィードローラ5から強制的に離間させることが可能である。第2カム22は、第1カム21と同軸並列配置され、所定の角度範囲においてローラホルダ17に当接し、ローラホルダ17を揺動する。
以上説明したように、第1レバー部材の一例であるローラホルダ17は、リタードローラ6を支持し、フレームの一例である搬送ガイドフレーム18に対して第1軸線の一例である回転軸17jを中心に回動可能である。第2レバー部材の一例であるカムフォロア20は、搬送ガイドフレーム18に対して第2軸線の一例である回転軸20jを中心に回動可能である。第1付勢部材の一例である加圧ばね7は、ニップを加圧するように、搬送ガイドフレーム18とローラホルダ17との間に設けられる。第2付勢部材の一例である引張りばね19は、ニップを加圧するように、ローラホルダ17とカムフォロア20との間に設けられる。第1カムの一例である第1カム21は、カムフォロア20に当接して回転する。第2カムの一例である第2カム22は、第1カム21と一体に回転可能であって、ローラホルダ17に当接して回転する。
制御手段の一例である制御部150は、ニップを第1の加圧力で加圧する通常加圧モードと、ニップを第2の加圧力で加圧する加圧低減モードと、ニップを離間させる離間モードと、を第1カム21及び第2カム22の回転角度に応じて切り替える。
(通常加圧モード)
図3に示すように、通常のシート搬送時に適用される通常加圧モードでは、第1カム21及び第2カム22が第一加圧ポジションに位置決められる。通常加圧モードでは、引張りばね19を最も引き伸ばした位置で第1カム21が停止している。このときの第1カム21及び第2カム22の停止位置を第一加圧ポジションとする。
通常加圧モードのとき、引張りばね19の付勢力によって生じるリタードローラ圧をaとし、加圧ばね7の付勢力によって生じるリタードローラ圧をAとすると、リタードローラ6の総圧はA+aとなる。
(加圧低減モード)
図5に示すように、重送発生時に適用される加圧低減モードでは、第1カム21及び第2カム22が第二加圧ポジションに位置決められる。第一加圧ポジションから第1カム21および第2カム22が1/3周(120°)回転したポジションでは、引張りばね19が自然長になってローラホルダ17に付勢力を及ぼさなくなる。リタードローラ6の加圧力において、引張りばね19の付勢力が解除されるため、リタードローラ6の総圧は、加圧ばね7によるAのみとなる。このときの第1カム21および第2カム22の停止位置を第二加圧ポジションと呼ぶ。
(離間モード)
図7に示すように、重送が解消されない場合に適用される離間モードでは、第1カム21及び第2カム22が離間ポジションに位置決められる。第二加圧ポジションから第1カム21および第2カム22が1/3周(120°)回転したポジションでは、第2カム22が直接ローラホルダ17を回動させて、リタードローラ6をフィードローラ5から離間させている。このときの第1カム21および第2カム22の回転位置を離間ポジションと呼ぶ。
(ポジション検出部)
ポジション検出部250は、第1カム21及び第2カム22の第一加圧ポジション、第二加圧ポジション、及び離間ポジションを検出する。ポジション検出部250は、フォトセンサ24a、24bと、センサフラグ25と、から構成される。
フォトセンサ24a、24bは、リタードローラ6の駆動軸15に垂直な断面において、回転軸23を中心にお互いの取付け間隔を120°になるように配置される。フォトセンサ24a、24bは、第1カム21及び第2カム22の回転軸23の中心から同距離離れて開口部を回転軸23に向けている。
センサフラグ25は、第1カム21及び第2カム22の回転軸23に固定され、回転軸23を中心にしてお互いに120°位相がずれている二つの扇状の遮光片25a、25bを有する。遮光片25a、25bは、デフォルト位置の第一加圧ポジションを中心とする所定の回転角度内で回動してフォトセンサ24a、24bを遮光する。
二つのフォトセンサ24a、24bのON/OFFの組み合わせにより、上述した各ポジションが検出される。図3に示すように、通常加圧モードでは、フォトセンサ24a、24bの両方がセンサフラグ25により遮光されている。図5に示すように、加圧低減モードでは、フォトセンサ24aのみがセンサフラグ25により遮光されている。図7に示すように、離間モードでは、フォトセンサ24bのみがセンサフラグ25により遮光されている。
(1)通常加圧モード : センサ24a=ON 、センサ24b=ON
(2)加圧低減モード : センサ24a=ON 、センサ24b=OFF
(3)離間モード : センサ24a=OFF、センサ24b=ON
(ポジション切替機構)
図9はポジション切替機構の構成の説明図である。図10は各ポジションの切り替え動作の説明図である。図9中、(a)はポジション切替機構を上述したポジション検出部250側から見た状態、(b)はポジション切替機構を(a)の反対側から見た状態である。
図3に示すように、ポジション切替機構200は、回転軸23に動力を伝達して第1カム21および第2カム22を一体に回転させる。入力ギア27は、ギア駆動軸26の一端に固定される。ギア駆動軸26は、駆動源210により駆動される。
第一ギア31は、欠歯ギア28と同軸上に配置され、欠歯ギア28と一体に回動される。 第二ギア32は、第1カム21及び第2カム22の回転軸23上に固定され、第一ギア31の3倍の歯数を有する。第二ギア32は、第一ギア31と噛み合って回転軸23に動力を伝達する。
図9の(a)に示すように、欠歯ギア28は、一周の一部分において歯が形成されていない欠歯部28aを有し、入力ギア27と噛み合うように配置される。付勢バネ29は、欠歯ギア28の欠歯部28aが入力ギア27と向き合う位置の前後にて、欠歯ギア28をその回転方向に回転させるように付勢する。
ソレノイド30は、欠歯ギア28の欠歯部28aが入力ギア27と向き合う位置にて、図9の(b)に示すように、爪部30aにより欠歯ギア28の回転を引き止めている。ソレノイド30は、通電することにより爪部30aの係合を解除し、欠歯ギア28を、付勢バネ29により回転させて入力ギア27に噛み合せる。
図9の(b)に示すように、ポジションの切り替えが必要になると、制御部150は、ソレノイド30に通電する。ソレノイド30が通電されると、爪部30aが欠歯ギア28の引っ掛り部28bから抜かれて、欠歯ギア28が付勢バネ29の付勢力により回転開始する。
図9の(a)に示すように、欠歯ギア28が所定角度回転すると、欠歯ギア28の有歯部28cが入力ギア27と噛み合い、その後、入力ギア27の駆動で欠歯ギア28が回転していく。
欠歯ギア28が一周回転する直前に、有歯部28cの噛み合いが終了する。有歯部28cの噛み合い終了の直前に、欠歯ギア28が再び付勢バネ29の付勢力を受けるようになる。有歯部28cの噛み合いが終了すると、付勢バネ29の付勢によりさらに前に回転していて、その後、ソレノイド30の爪部30aが欠歯ギア28の引っ掛り部28bに引っ掛り、一周の回転が終了する。
欠歯ギア28の一周回転に対して、第一ギア31と噛み合っている第二ギア32の回転が1/3周(120°)となるので、第1カム21と第2カム22も1/3周(120°)回転する。
制御部150は、ソレノイド30及び駆動源210を制御して、ポジション切替機構200を作動させることにより、図10に示すように、第一加圧ポジション、第二加圧ポジション、及び離間ポジションを相互に切り替えることが可能である。
(1)通常加圧モード→加圧低減モード
図3に示すように、制御部150は、ソレノイド30をONした後、センサ24aがOFFになった時点でソレノイド30をOFFにする。その後、欠歯ギア28が1回転して空転状態となる。
(2)通常加圧モード→離間モード
図3に示すように、制御部150は、ソレノイド30をONして欠歯ギア28が1回転する時間が経過した後、センサ24aがOFFになった時点でソレノイド30をOFFにする。これにより、欠歯ギア28が連続2回転して空転状態となる。
(3)加圧低減モード→離間モード
図5に示すように、制御部150は、ソレノイド30をONした後、センサ24aがOFFになった時点でソレノイド30をOFFにする。その後、欠歯ギア28が1回転して空転状態となる。
(4)離間モード→通常加圧モード
図7に示すように、制御部150は、ソレノイド30をONした後、センサ24bがOFFになった時点でソレノイド30をOFFにする。その後、欠歯ギア28が1回転して空転状態となる。
(5)加圧低減モード→通常加圧モード
図5に示すように、制御部150は、ソレノイド30をONして欠歯ギア28が1回転する時間が経過した後、センサ24aがOFFになった時点でソレノイド30をOFFにする。これにより、欠歯ギア28が連続2回転して空転状態となる。
(原稿の重送に関する問題)
自動原稿搬送装置1では、当初、通常加圧モードで記録材を搬送中、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部において原稿の分離に失敗すると、複数枚の原稿が重なったままの状態でガラス板101上の読み取りエリアを通過してしまう。これにより、重なった2枚目以降の原稿が読み飛ばされてしまい、読取画像データの価値が損なわれる。また、原稿の重送発生時、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部を通過した後に重なった原稿が分離すると、2枚の一部分が重なった原稿を、1枚の長い原稿として画像を読み取ってしまう。この場合、読取エラーとなってしまう。さらに、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部を通過した後に重なった原稿が分離した場合、高い確率で2枚目の原稿がジャムを発生して画像読取が中断されてしまう。これにより、貴重な原稿が損なわれることもある。
そこで、実施の形態1では、リタードローラ6の加圧力を調整可能な加圧離間機構240を設け、原稿が重送された場合には、加圧離間機構240を作動させてフィードローラ5とリタードローラ6のニップ部において分離を試みている。そして、分離できない場合は、フィードローラ5とリタードローラ6のニップを離間させて、取り出しを容易にした状態で警報を出力して、作業者による復旧を容易にした。これにより、読取画像データの価値が損なわれたり、貴重な原稿が損なわれたりすることを防止している。
実施の形態1では、分離後センサ33及び重送センサ34の出力に基づいて加圧離間機構240を制御することにより、重送原稿の分離を試みる。
(重送検知時の制御)
自動原稿搬送装置1は、リタードローラ6の加圧力を調整可能な加圧離間機構240を備えている。加圧離間機構240は、リタードローラ6とフィードローラ5のニップ状態を3段階に切り替え可能である。第1カム21及び第2カム22は、3段階のニップ状態に対応させて、フォトセンサ24a、24bとセンサフラグ25とを用いて区別される120°ごとの3つのポジションに位置決められる。
制御部150は、ニップを第1の加圧力で加圧する通常加圧モードと、ニップを第1の加圧力よりも小さな第2の加圧力で加圧する加圧低減モードと、ニップを離間させる離間モードと、を第1カム21及び第2カム22の回転角度に応じて切り替える。加圧機構を用いた分離条件変更手段の一例である加圧離間機構240は、ニップを通過したシートの重送を解消するようにニップにおける分離条件の一例であるニップの加圧力を変更可能である。
重送センサ34は、ニップを通過したシートの重送を検知可能である。通知手段の一例である操作パネル160は、モニタ画面を通じてシートの重送をユーザに通知する。入力手段の一例である操作パネル160は、モニタ画面を通じたシートの重送の通知後にユーザがシート搬送の再開を指令入力可能である。
(重送センサ)
図2に示すように、分離後センサ33は、フィードローラ5とリタードローラ6のニップの下流側近傍に配置され、給送されている原稿を検出する。
重送センサ34は、原稿の搬送方向において分離後センサ33と同一位置で原稿の重送を検知する。重送センサ34は、原稿の搬送経路を挟んで超音波の発信部と受信部とが対向して配置される。重送センサ34は、一種の超音波センサであって、1枚の原稿と重送された2枚の原稿とに対して異なる出力信号を出力して原稿の重送を検出する。重送センサ34は、例えば、株式会社ピーアンドエフのUDC−18GM50−255S−3E3である。
(原稿搬送制御)
図11は画像読取装置の制御系のブロック図である。図12は原稿の搬送制御のフローチャートである。図13は原稿の重送検知時の制御のフローチャートである。図14は加圧低減モードによる搬送再開制御のフローチャートである。
図11に示すように、制御部150は、クラッチCL1を制御してレジストローラ8の回転/停止を制御する。制御部150は、クラッチCL2を制御してピックアップローラ4及びフィードローラ5の回転/停止を制御する。制御部150は、分離後センサ33、重送センサ34、レジストセンサ9の出力に応じてソレノイド30、駆動源210、第1カム21、第2カム22を制御して原稿の搬送制御を実行する。
図3に示すように、原稿の給送開始前、制御部150は、第1カム21及び第2カム22を第一加圧ポジションに位置決めて通常加圧モードを設定している。フィードローラ5は、駆動軸5aに駆動されて原稿を搬送する。通常加圧モードでは、ローラホルダ17に引張りばね19の付勢力が作用して、リタードローラ6が高い総圧でフィードローラ5に圧接している。これにより、リタードローラ6は、トルクリミッタ16を空転させてフィードローラ5に従動回転し、原稿の搬送方向に回転して、原稿がフィードローラ5とリタードローラ6のニップ部に進入し易い状態となる。フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部に、リタードローラ6を確実に搬送方向に連れ回す高い分離圧が設定される。
制御部150は、原稿の分離給送又は搬送動作中、分離後センサ33の原稿を検出するタイミング、及び重送センサ34による重送検出状態に応じて、通常加圧モードを、加圧低減モードあるいは離間モードに移行させる。加圧低減モードでは引張りばね19の加圧力が解除され、離間モードではリタードローラ6がフィードローラ5から離間する。
図12に示すように、制御部150は、原稿の搬送を開始する(S11)。制御部150は、原稿の搬送中、重送センサ34により原稿の重送状態を検出した場合(S12のY)、図13に示す重送検出時の制御フローに移行する(S13)。しかし、原稿の重送状態を検出しない場合(S12のN)、そのまま通常の搬送動作を行う(S14)。そして、原稿の搬送が終了すると(S15のY)自動原稿搬送装置1を停止させる(S16)。
(重送検出時の制御)
図13に示すように、制御部150は、重送センサ34により原稿の重送を検知すると、重送分離処理を開始し、クラッチCL2をOFFしてピックアップローラ4及びフィードローラ5による原稿の搬送動作を一度停止させる(S21)。そして、第1カム21及び第2カム22を回転させて加圧低減モードへ移行する(S22)。このとき、ピックアップローラ4及びフィードローラ5が停止していても、リタードローラ6は搬送方向の逆方向に回転駆動されているため、重送された原稿がピックアップローラ4とフィードローラ5のニップ部よりも上流側へ押し戻されることもある。これにより、重送が解消されることもある。少なくとも、この段階では、重送センサ34により原稿の重送と検知されていた重送原稿が、リタードローラ6によって重送センサ34が原稿の重送とは検知しない位置まで引き戻されている。そして、重送原稿は、それに続いて、ピックアップローラ4とフィードローラ5のニップ部よりも上流側へ押し戻されている可能性が高い。
制御部150は、重送した原稿の分離動作をこのように行った後に、クラッチCL2をONして、加圧低減モードによる搬送を開始する(S23)。
制御部150は、加圧低減モードによる原稿搬送再開後、レジストセンサ9へ原稿の先端部が到着するまで(S25のN)、重送センサ34により原稿の重送状態を監視し続けている(S24)。そして、加圧低減モードによる原稿搬送再開後、重送センサ34により原稿の重送が検知されない場合又は重送が検知されなくなった場合(S24のY)、図12の通常加圧モードによる搬送へ復帰する(S14)。
すなわち、加圧低減モードにおいても、クラッチCL1をONしてレジストローラ8を作動させて、原稿に、ガラス板101上の読み取りエリアを通過させ、原稿面の画像の読み取りを実行させる。そして、分離後センサ33によってフィードローラ5とリタードローラ6のニップ部を原稿の後端が通過したことを検知すると、クラッチCL2をOFFして後続の原稿の搬送を停止し、第1カム21及び第2カム22を回転させて通常加圧モードへ復帰する(S14)。通常加圧モードへ復帰後、クラッチCL2をONして後続の原稿の画像の読み取りを再開する。このようにして、レジストセンサ9へ原稿の先端部が到着する前に重送を検知しなくなった場合(S24のY)、図12の通常搬送動作(S14)へ移行する。
制御部150は、レジストセンサ9へ原稿の先端部が到着した時点においても重送センサ34によって重送が検知され続けている場合(S25のY)、クラッチCL2をOFFして加圧低減モードの搬送動作を停止する。そして、第1カム21及び第2カム22を回転させて、加圧低減モードから離間モードへ移行する(S26)。
制御部150は、フィードローラ5からリタードローラ6を離間させて、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部から原稿を取り出し易くする。同時に、ユーザによって重送が解除された後の搬送再開時に通常加圧モードではなく、加圧低減モードで原稿の搬送が開始されるように制御部150のメモリに設定する(S27)。そして、ディスプレイ上の表示及びアラーム音によって、ユーザへ重送ジャムであることを通知し(S28)、フィードローラ5からリタードローラ6を離間させた状態でユーザのジャム処理を待機する。
図14に示すように、S27の設定は、ユーザによるジャム処理の終了後の原稿の画像読み取りの再開時(S31のY)に適用され、離間モードから加圧低減モードへ移行して(S32)、ジャムの再発を避けるべく、慎重な原稿搬送が開始される。そして、ジャムが発生した原稿束の画像読取が終了すると(S33のY)、通常加圧モードへ復帰する(S34)。
以上説明したように、実施の形態1では、自動原稿搬送装置1において原稿の重送が発生してジャムに至った場合でも、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部が離間状態になっているため、ユーザがジャム処理を容易に行うことができる。
(比較例)
従来技術では重送された原稿を分離仕切ることが出来ず、そのまま搬送動作を行うことでジャムが発生することがあった。また、分離しきれずに搬送を行いジャムが発生した場合、原稿へのダメージが増加し、ジャム処理においてユーザへの負担が増加することがあった。
比較例では、自動原稿搬送装置1において、重送センサ34によって搬送中の原稿の重送状態の有無を検出し、重送が発生している場合には、リタードローラ6の圧接の加圧力を低下させる。これにより、重送された原稿の分離を容易にし、重送された原稿の分離性能を向上させている。
しかし、比較例では、重送された原稿を分離したか否かを確認することができず、そのため、重送が解消されないまま搬送動作が継続又は再開されて、原稿にジャムが発生することがある。また、重送された原稿を分離できていない状態で搬送を再開して原稿のジャムが発生した場合、原稿へのダメージが増加する。ジャムした原稿を除去する際に原稿が破れたり、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部に原稿の破片が残留したりして、ジャム処理におけるユーザへの負担が増加する。
これに対して実施の形態1では、ジャムに至った場合でも、フィードローラ5とリタードローラ6のニップ部が離間状態になっているため、ユーザがジャム処理を容易かつ確実に行うことができる。また、分離処理を行った後に搬送動作を開始する場合、原稿先端部がレジストローラ8に突入する直前まで重送センサ34の出力を監視し続けるため、重送状態が解消された場合には、ユーザに負担をかけることなく画像読取が再開される。
実施の形態1では、重送状態の原稿が搬送される場合、容易にユーザがジャム処理を行うことが可能な自動原稿搬送装置を提供することができる。原稿の重送状態を検知し、分離処理を行った後に搬送動作を開始する場合、原稿先端部が次のローラに突入する直前まで重送センサの状態を監視し続け、重送状態が解除されていないときには、搬送動作を停止し、分離ローラを離間させる。このため、重送状態の原稿が分離しきれずに搬送された場合、次のローラ到達までの間に分離ローらが離間するので、容易にユーザがジャム処理することが可能になる。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、制御部150は、重送センサ34によってシートの重送が検知されたときに加圧離間機構240によってニップの加圧力を低下させる。これにより、重送を解消できることが多く、ユーザによる重送処理を回避することができる。
実施の形態1では、制御部150は、ニップの加圧力が変更された後も重送センサ34によってシートの重送を判断する。そして、重送が解消されない場合にシート搬送を停止して、加圧離間機構240によりニップを離間させる。これにより、重送が解消されるような場合にシート搬送を停止させることがない。
実施の形態1では、制御部150は、フィードローラ5の回転を停止させた後に、加圧離間機構240によりニップを離間させる。これにより、シートがレジストローラ8でジャム発生することを回避する。
実施の形態1では、制御部150は、レジストセンサ9によってシートが検知されたときに重送センサ34によってシートの重送が検知されている場合に、フィードローラ5の回転を停止させる。これにより、シートがレジストローラ8でジャム発生することを回避する。
実施の形態1では、制御部150は、シートがレジストローラ8に到達する以前にフィードローラ5の回転を停止させる。これにより、シートがレジストローラ8でジャム発生することを回避する。
実施の形態1では、制御部150は、フィードローラ5を停止させた状態で加圧離間機構240によりニップの加圧力を低下させ、ニップの加圧力を低下させた状態でフィードローラ5を再び回転させる。これにより、重送を解消できることが多く、ユーザによる重送処理を回避することができる。
実施の形態1では、制御部150は、操作パネル160を通じたユーザの指令入力に応答してシート搬送を再開するときは、ニップの加圧力をシートの重送が発生する以前のニップの加圧力よりも低くするように加圧離間機構240を制御する。重送が発生し易い原稿に対してより重送を発生しにくい条件を選ぶことができるからである。
<その他の実施の形態>
実施の形態1では、画像読取装置に搭載された自動原稿搬送装置に搭載されたシート搬送装置の実施の形態を説明した。しかし、実施の形態1のシート搬送装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、画像読取装置などの画像形成装置でなくても搭載可能である。文字、図像等の画像が既に形成された原稿を搬送するのみならず、画像形成に供される未使用の記録材を画像形成部へ供給するシート搬送装置においても搭載可能である。
本発明のシート搬送装置は、実施の形態1における具体的な各部構成、部品形態、及び実寸法には限定されない。実施の形態1の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
リタードローラ6は、トルクリミッタ16を介して搬送方向の反対方向に回転駆動される実施の形態には限らない。リタードローラ6は、回転負荷を持って回転する実施の形態でもよく、ローラでない摩擦板の実施の形態で実施されてもよい。
1 自動原稿搬送装置、2 画像読取装置、3 原稿トレイ
4 ピックアップローラ、5 フィードローラ、6 リタードローラ
7 加圧ばね、8 レジストローラ、9 レジストセンサ
10 白色ローラ、11 第1リードローラ
12 第2リードローラ、13 排出ローラ
14 原稿排出トレイ、15 リタードローラ軸
16 トルクリミッタ、17 ローラホルダ
18 搬送ガイドフレーム、19 引張りばね、20 カムフォロア
21 第1カム、22 第2カム、23 回転軸
24a、24b フォトセンサ、25 センサフラグ
26 ギア駆動軸、27 入力ギア、28 欠歯ギア
29 付勢ばね、30 ソレノイド、31 第一ギア
32 第二ギア、33 分離後センサ、34 重送センサ

Claims (11)

  1. シートに当接して回転するローラと、
    前記ローラとの間にニップを形成し、前記ニップに挟持されて前記ローラに搬送されるシートに搬送方向と逆方向の力を作用させる分離部材と、
    前記ニップを離間させる離間機構と、
    前記ニップを通過するシートの重送を検知する重送検知手段と、
    前記ニップにおける分離条件を変更する分離条件変更手段と、
    前記重送検知手段によってシートの重送が検知されて前記分離条件変更手段によって前記分離条件が変更された後も前記重送検知手段によって前記シートの重送が検知されている場合は、前記離間機構により前記ニップを離間させる制御手段と、を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記分離条件が変更されて前記分離部材が作用した後にシートの重送の有無を判断することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記搬送方向における前記ニップよりも下流でシートを検知する下流検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記下流検知手段によってシートが検知されたときに前記重送検知手段によってシートの重送が検知されている場合に、前記ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送方向における前記ニップよりも下流に配置され、停止状態でシートを待ち受ける搬送ローラを備え、
    前記制御手段は、シートが前記搬送ローラに到達する以前に前記ローラの回転を停止させることを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記分離条件変更手段は、前記ニップの加圧力を変更可能な加圧機構であって、
    前記制御手段は、前記重送検知手段によってシートの重送が検知された場合に前記加圧機構によって前記ニップの加圧力を低下させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記制御手段は、前記ローラを停止させた状態で前記加圧機構により前記ニップの加圧力を低下させ、前記ニップの加圧力を低下させた状態で前記ローラを再び回転させることを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. シートの重送をユーザに通知する通知手段と、
    前記通知手段によるシートの重送の通知後にユーザがシート搬送の再開を指令入力可能な入力手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記入力手段を通じたユーザの指令入力に応答してシート搬送を再開するときは、前記ニップの加圧力をシートの重送が発生する以前の前記ニップの加圧力よりも低くするように前記加圧機構を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記分離部材は、トルクリミッタを介して前記搬送方向と逆方向に回転駆動される分離ローラであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. 前記加圧機構は、
    前記分離ローラを支持し、フレームに対して第1軸線を中心に回動可能な第1レバー部材と、
    前記ニップを加圧するように、前記フレームと前記第1レバー部材との間に設けた第1付勢部材と、
    前記フレームに対して第2軸線を中心に回動可能な第2レバー部材と、
    前記ニップを加圧するように、前記第1レバー部材と前記第2レバー部材との間に設けた第2付勢部材と、
    前記第2レバー部材に当接して回転する第1カムと、を有し、
    前記制御手段は、前記ニップを第1の加圧力で加圧する通常加圧モードと、前記ニップを前記第1の加圧力よりも小さな第2の加圧力で加圧する加圧低減モードと、を前記第1カムの回転角度に応じて切り替えることを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. 前記離間機構は、前記第1カムと一体に回転可能であって、前記第1レバー部材に当接して回転する第2カムを有し、
    前記制御手段は、前記分離条件が変更された後も前記重送検知手段によってシートの重送が検知されている場合に、前記ニップを離間させるように前記第2カムを制御することを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. シートとしての原稿を積載可能なシート積載部と、
    前記シート積載部から取り出されたシートを搬送する請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置から給送された前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部で画像を読み取られた前記原稿を排出して積載する排出部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
JP2015093201A 2015-04-30 2015-04-30 シート搬送装置、及び画像読取装置 Pending JP2016210533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093201A JP2016210533A (ja) 2015-04-30 2015-04-30 シート搬送装置、及び画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093201A JP2016210533A (ja) 2015-04-30 2015-04-30 シート搬送装置、及び画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016210533A true JP2016210533A (ja) 2016-12-15

Family

ID=57549327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015093201A Pending JP2016210533A (ja) 2015-04-30 2015-04-30 シート搬送装置、及び画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016210533A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11834292B2 (en) 2020-08-04 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Driving force transmission device and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11834292B2 (en) 2020-08-04 2023-12-05 Canon Kabushiki Kaisha Driving force transmission device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297035B2 (ja) シート給送装置、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、及び複写機
US8480082B2 (en) Image forming apparatus
JP5587461B2 (ja) シート給送装置、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、及び複写機
TWI680932B (zh) 媒體饋送裝置及圖像讀取裝置
JP2010202358A (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JP2008230759A (ja) シート材供給装置
JP2007269467A (ja) シート給送装置及び画像処理装置
JP2011111317A (ja) シート給送装置
JP2015105179A (ja) シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2016210533A (ja) シート搬送装置、及び画像読取装置
JP2010095373A (ja) シート状材搬送装置
JP2005035739A (ja) 原稿読取装置
JP4292046B2 (ja) シート給送装置及画像読取装置及び画像形成装置
JP3917779B2 (ja) 給送装置
JP2017114634A (ja) シート搬送装置
JP2016196341A (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP2017079368A (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017145119A (ja) シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP2016210534A (ja) シート分離装置、及び画像読取装置
JP2004210488A (ja) 読取装置
JP7327549B2 (ja) 媒体給送装置及び画像読取装置
JP7143143B2 (ja) シート給送装置、シート給送装置の制御方法、及びプログラム
US11787653B2 (en) Medium feeding device and image reading apparatus
JP2017222431A (ja) シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017171402A (ja) 給紙装置