JP2000309434A - 給送装置 - Google Patents

給送装置

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JP2000309434A
JP2000309434A JP11116220A JP11622099A JP2000309434A JP 2000309434 A JP2000309434 A JP 2000309434A JP 11116220 A JP11116220 A JP 11116220A JP 11622099 A JP11622099 A JP 11622099A JP 2000309434 A JP2000309434 A JP 2000309434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの重送を確実に防止できる給送装置を
提供する。 【解決手段】 転写紙Pを積載する給紙トレイ3と、給
紙トレイ3の転写紙Pを送り出すピックアップローラ9
と、正回転により給紙トレイ3から送り出された転写紙
Pを本体に向けて給紙するフィードローラ11と、フィ
ードローラ11に当接し、且つ転写紙Pが重送されたと
きに逆回転して転写紙Pを給紙トレイ3に向けて戻すリ
バースローラ13と、フィードローラ11の給紙方向の
下流側に配置され、給紙された転写紙Pを検知するシー
ト検知センサ7と、フィードローラ11を間欠に駆動さ
せる給紙クラッチ19と、シート検知センサ7からの検
知信号により給紙クラッチ19を制御する制御手段8と
を備え、制御手段8は、シート検知センサ7からの検知
信号により、フィードローラ11の回転を一旦停止させ
てからフィードローラ11を再び回転させている給紙装
置1において、制御手段8は、フィードローラ11の停
止時間T1を設定する設定手段21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置における給送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の給送装置において、電磁クラッチを有するフィード
ローラと、トルクリミッタが内蔵されているリバースロ
ーラとのローラ対を備えている(FFR機構)ものがあ
る。給送トレイに積載された用紙(シート)は、ピック
アップローラによりフィードローラとリバースローラの
間に送り出され、フィードローラの正回転により、用紙
が本体に向けて給送されるようになっている。一方、用
紙が複数枚重なって重送されてきた場合は、トルクリミ
ッタの作用によりリバースローラが逆回転して2枚目以
降の用紙を給送トレイに戻すことにより、用紙の重送を
防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、シート間の密着力が高い第2原図やOHPシート等
の場合、或いは用紙の調湿状態によって用紙間の密着力
が高まった場合においては、リバースローラが逆回転し
ても用紙を給送トレイに戻せなくなることがあり、重送
が発生してしまうという課題があった。
【0004】そこで、本発明は、シートの重送を確実に
防止できる給送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シートを積載する給送トレイと、給送トレイのシー
トを送り出すピックアップローラと、正回転により給送
トレイから送り出されたシートを本体に向けて給送する
フィードローラと、フィードローラに当接し、且つシー
トが重送されたときに逆回転してシートを給送トレイに
向けて戻すリバースローラと、フィードローラの給送方
向の下流側に配置され、給送されたシートを検知するシ
ート検知センサと、フィードローラを間欠に駆動させる
間欠手段と、シート検知センサからの検知信号により間
欠手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、シー
ト検知センサからの検知信号により、フィードローラの
回転を一旦停止させてからフィードローラを再び回転さ
せている給送装置において、制御手段は、フィードロー
ラの停止時間を設定する設定手段を備えることを特徴と
する。
【0006】この請求項1に記載の発明では、ピックア
ップローラにより送り出されたシートは、フィードロー
ラとリバースローラとの間に狭持され、フィードローラ
の正回転により本体に向けて給送される。フィードロー
ラにより給送されたシートをシート検知センサが検知す
ると、間欠手段の作用によりフィードローラが一旦停止
する。このとき、シートが重送(複数枚重なって給紙ト
レイから送り出された状態)されてきた場合は、フィー
ドローラが逆回転して2枚目以降のシートを給送トレイ
に戻す。その後、フィードローラが再び正回転し、シー
トは、本体に向けて給送される。
【0007】一方、給送トレイに積載されているシート
がシート間の密着力の高い第2原図やOHPシート等の
場合、或いは、シートの調湿状態によって密着力が高ま
っている場合においては、フィードローラの停止時間が
短いと、リバースローラが逆回転しても2枚目以降のシ
ートを給送トレイに戻しきれず、重送が発生することが
ある。このような場合であっても、設定手段により、フ
ィードローラの停止時間を長くして、リバースローラに
よるシートの戻し時間を長くすることができるので、シ
ートの重送を確実に防止することができる。
【0008】このように、設定手段を設けることで、給
送トレイに積載されているシートの種類に応じて、この
シートに適したフィードローラの停止時間を設定するこ
とができるので、シートの重送を確実に防止することが
できる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記給送トレイは複数設けられ、制御
手段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応
じたフィードローラの停止時間が予め入力されており、
制御手段は、選択された給送トレイに応じてフィードロ
ーラの停止時間を自動的に変更することを特徴とする。
【0010】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、制御
手段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応
じて、このシートに適したフィードローラの停止時間を
予め入力する。使用者が、給送を行う給送トレイを選択
すると、制御手段は、選択された給紙トレイに対応する
フィードローラの停止時間を自動的に設定(変更)す
る。
【0011】給送トレイを選択するだけで、制御手段
は、フィードローラの停止時間を、給送トレイに積載さ
れたシートに適した時間に自動的に変更するので、異な
る種類のシートがそれぞれ積載されている複数の給送ト
レイを有する給紙装置であっても、シートの重送を確実
に防止することができる。また、給送トレイを選択する
度に、逐一フィードローラの停止時間を変更する手間を
省くことができる。
【0012】なお、異なる種類とは、例えば、転写紙、
OHPシート、第2原図等、シートの材質の違い、ま
た、同じ材質であっても調湿状態等が異なるものをい
う。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記設定手段の作動を可能にす
る切替スイッチを備え、切替スイッチの切替により設定
手段を作動可能にさせ、フィードローラの停止時間を設
定することを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、経時変化や給紙装置が設置されている環境等によ
り、給送トレイに積載されているシートが重送を発生し
やすい状態になっている場合、切替スイッチにより設定
手段を作動可能にさせて、フィードローラの停止時間を
設定(変更)する。
【0015】切替スイッチを設けることにより、給送ト
レイに積載されているシートの種類の変化に応じてフィ
ードローラの停止時間を変更することができるので、重
送の発生を確実に防止することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、制御手段は、時間当
りの給送枚数を可変にする可変手段を備えることを特徴
とする。
【0017】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、時間当りの給送枚数が一定である場合、フ
ィードローラの停止時間が長くなるように変更すると、
給送されるシート間の間隔が狭くなるので、可変手段に
より時間当りの給送枚数を減らして、シート間の間隔を
充分にとれるようにする。このように、シート間の間隔
を充分にとれるので、シート間の間隔の狭さに起因する
シートの重なりやジャムの発生を防止することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本
発明に係る給送装置を概略的に示す構成図である。給紙
装置(給送装置)1は、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に設けられており、転写紙(シー
ト)Pを積載する給紙トレイ(給送トレイ)3と、給紙
部5と、シート検知センサ7と、制御手段8とを有して
いる。なお、本明細書において、「シート」とは、用
紙、転写紙、第2原図、OHPシート等、給紙トレイ3
に積載されるものを総括した名称として使用する。
【0019】給紙部5は、給紙トレイ3に積載された転
写紙Pを画像形成装置本体に向けて給紙する部位であ
り、ピックアップローラ9と、フィードローラ11と、
リバースローラ13とを有しており、いわゆる戻し分離
方式(FFR方式)で構成されている。
【0020】ピックアップローラ9は、転写紙Pの上方
に位置しており、その回転により転写紙Pの最上紙を給
紙トレイ3から送り出すものである。ピックアップロー
ラ9には、ピックアップソレノイド15が内蔵されてお
り、ピックアップローラ9は、ピックアップソレノイド
15のON/OFFにより揺動軸17を中心に揺動可能
になっている(図の矢印参照)。後述する制御手段8の
制御により、ピックアップソレノイド15がONになる
と、転写紙Pの最上紙に当接し、ピックアップソレノイ
ド15がOFFになると、転写紙Pから離れるようにな
っている。
【0021】フィードローラ11は、ピックアップロー
ラ9よりも搬送方向(給紙方向)の下流側に位置してお
り、図示しない駆動源からの駆動力により正回転する。
この正回転により、フィードローラ11は、ピックアッ
プローラ9により送り出された転写紙(最上紙)P1を
グリップローラ14を介して、画像形成装置本体に向け
て給紙する。
【0022】フィードローラ11には、例えば、電磁ク
ラッチ等の給紙クラッチ(間欠手段)19が設けられて
おり、フィードローラ11は、給紙クラッチ19のON
/OFFにより間欠に駆動するようになっている。制御
手段8の制御により、給紙クラッチ19がONになる
と、フィードローラ11が正回転し、給紙クラッチ19
がOFFになると、フィードローラ11の回転が停止す
るようになっている。このフィードローラ11の下方に
は、フィードローラ11に圧接しているリバースローラ
13が配置されている。
【0023】リバースローラ13は、常に、転写紙Pを
給紙トレイ3に戻す方向に回転しており(逆回転してお
り)、ピックアップローラ9により送り出された転写紙
Pが重送されたときに、重送された転写紙Pを一枚ずつ
分離するものである。これは、リバースローラ13に内
蔵されているトルクリミッタ(図示せず)の働きを利用
したものである。リバースローラ13に伝わるトルクが
大きいとき、即ち、転写紙Pが一枚のみ送られていると
き、リバースローラ13は、トルクリミッタの作用によ
りフィードローラ11に従動して回転し、フィードロー
ラ11とともに転写紙Pを給紙する。一方、トルクが小
さいとき、即ち、フィードローラ11とリバースローラ
13との間に転写紙Pが2枚以上送られたとき、リバー
スローラ13は逆回転し、2枚目以降の転写紙Pを給送
トレイ3の方向に戻す(重送された転写紙Pを分離す
る)。
【0024】シート検知センサ7は、フィードローラ1
1より搬送方向の下流側で、且つ給紙される転写紙Pの
上方に位置して配置されており、フィードローラ11に
より給紙された転写紙Pを検知する。
【0025】制御手段8は、設定手段21と、可変手段
23とを有しており、主にピックアップソレノイド15
や給紙クラッチ19の駆動を制御している。制御手段8
は、画像形成装置本体からの給紙信号を受けると、ピッ
クアップソレノイド15及び給紙クラッチ17をONに
することにより、ピックアップソレノイド15及び給紙
クラッチ17を駆動させるようになっている。
【0026】また、制御手段8は、シート検知センサ7
からの検知信号を受けると(シート検知センサ7が給紙
された転写紙Pを検知すると)、給紙クラッチ17を所
定時間T1(図2参照。また、これについては後述す
る。)の間OFFにするようになっている。従って、フ
ィードローラ11は、シート検知センサ7が転写紙Pを
検知すると、その回転を一旦停止させてから再び正回転
して転写紙Pを給紙する。なお、切替スイッチ25は、
スライドスイッチ、押しボタン等であり、その形態は特
に限定しない。
【0027】設定手段21は、制御手段8によるフィー
ドローラ11の停止時間T1を設定するものであり、こ
の設定手段21によりフィードローラ11の停止時間T
1を変更可能な(可変な)ものにしている。即ち、給紙
クラッチ19は、設定手段21に設定された時間T1だ
けOFFとなり、その間フィードローラ11の回転は停
止している。
【0028】フィードローラ11の回転が停止している
間においても、リバースローラ13は回転駆動されてお
り、ピックアップローラ9により送り出された転写紙P
が2枚以上重なっているとき(重送されたとき)、2枚
目以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻すようになってい
る。リバースローラ9が2枚目以降の転写紙Pを給紙ト
レイ3に戻しているとき、フィードローラ11の回転が
停止しているので、転写紙Pを給紙トレイ3に向けて容
易に戻すことができる。
【0029】一方、制御手段8は、給紙装置1の生産性
(PPM)をも制御しており、時間当りの給紙枚数が予
め入力されている。この時間当りの給紙枚数は、可変手
段23により変更することが可能となっており、給紙装
置1は、可変手段23により設定された時間当りの給紙
枚数に応じて、転写紙Pを給紙トレイ3から送り出すタ
イミングを決定している。具体的には、時間当りの給紙
枚数が多いときは、転写紙Pを短い間隔で送り出し、時
間当りの給紙枚数が少ないときには、転写紙Pを長い間
隔で送り出すように制御される。
【0030】また、給紙装置1には、設定手段21の作
動を可能にする切替スイッチ25が設けられており、切
替スイッチ25の切替により設定手段21を作動可能に
させてフィードローラ11の停止時間を設定するように
なっている。
【0031】次に、上述した構成及び図2に基づいて本
実施の形態の作用を説明する。図2は、制御手段による
制御を示すタイミングチャートである。
【0032】画像形成装置本体からの給紙信号により、
ピックアップソレノイド15及び給紙クラッチ19がO
Nとなり、ピックアップローラ9が転写紙Pに当接して
転写紙Pを送り出す。ピックアップローラ9により給紙
トレイ3から送り出された転写紙Pは、フィードローラ
11とリバースローラ13との間に狭持され、フィード
ローラ11の正回転により画像形成装置本体に向けて給
紙される。
【0033】フィードローラ11により給送された転写
紙Pをシート検知センサ7が検知すると、給紙クラッチ
19がONとなってフィードローラ11の回転が一旦停
止するとともに、ピックアップソレノイド15がOFF
となってピックアップローラ9は転写紙Pから離れる。
【0034】このとき、転写紙Pが重送されてきた場合
は、フィードローラ13が逆回転して2枚目以降の転写
紙Pを給紙トレイ3に戻す。制御手段8に入力されたフ
ィードローラ11の停止時間T1経過後、フィードロー
ラ11が再び正回転し、転写紙Pはグリップローラ14
を介して画像形成装置本体に向けて給紙される。そし
て、転写紙Pの後端がシート検知センサ7を通過した
後、制御手段8に予め設定された時間当りの給紙枚数に
応じたタイミングで、次の給紙動作を開始する。
【0035】一方、給紙トレイ3に積載されている転写
紙Pの調湿状態によって転写紙P間の密着力が高まって
いる場合においては、フィードローラ11の停止時間T
1が短いと、リバースローラ13が逆回転しても2枚目
以降の転写紙Pを給紙トレイ3に戻しきれず、重送が発
生してしまうことがある。このような場合であっても、
切替スイッチ25の切替により作動した設定手段21に
よりフィードローラ11の停止時間T1を長く設定する
ことにより、リバースローラ13による転写紙Pの戻し
時間を長くすることができるので、転写紙Pの重送を確
実に防止することができる。
【0036】また、給紙トレイに積載されているのが、
第2原図やOHPシート等、シート間の密着力が高く、
重送が発生しやすいものであっても、設定手段21によ
りフィードローラ11の停止時間T1を長く設定すれ
ば、重送を確実に防止することができる。
【0037】このように、設定手段21を設けること
で、給紙トレイ3に積載されているシートの種類に応じ
て、積載されているシートに適したフィードローラ11
の停止時間T1を設定することができるので、シートの
重送を確実に防止することができる。なお、フィードロ
ーラ11の停止時間T1の範囲については特に限定しな
いが、本実施の形態では、フィードローラ11の停止時
間T1は、0〜100ミリ秒の範囲内において可変にな
るようにするのが望ましい。また、この範囲は、実験に
よりその効果(重送防止)が確認されている。
【0038】一方、給紙装置1においては、経時変化や
給紙装置1が設置されている環境等により、給紙トレイ
3に積載されている転写紙Pが、初期の状態に比べて重
送を引き起こし易くなる場合がある。このとき、切替ス
イッチ25により設定手段21を作動可能にさせて、フ
ィードローラ11の停止時間T1を設定する(変更す
る)。切替スイッチ25を設けることにより、給紙トレ
イ3に積載されている転写紙Pの種類の変化に応じてフ
ィードローラ11の停止時間T1を変更することができ
る。
【0039】なお、切替スイッチ25は、本実施の形態
では、装置のメンテナンスを行ういわゆるサービスマン
等が扱うものとなっている。サービスマン等が切替スイ
ッチ25を切り替えることにより、給紙装置1を、例え
ば、サービスマンモードにして(設定手段21を作動可
能にさせて)、フィードローラ11の停止時間T1を設
定(変更)するようになっている。
【0040】上述のように、フィードローラ11の停止
時間T1を長くなるように変更した場合、制御手段8に
入力された時間当りの給紙枚数が一定であると、一枚の
転写紙Pを給紙する(搬送する)のに要する時間T2が
長くなり、給紙される転写紙P間の間隔(紙間)が狭く
なる。紙間が狭くなると、例えば、転写紙Pが画像形成
装置本体に配置されたレジストローラ対(図示せず)の
間に狭持されてたわみを形成したとき等において、転写
紙Pが重なってしまったり、これによるジャムが発生す
ることがある。
【0041】この場合、可変手段23により時間当りの
給紙枚数を減らすことにより(装置としての生産性を落
とすことにより)、転写紙P間の間隔を充分にとること
ができるので、転写紙Pの重なりやジャムの発生を防止
することができる。
【0042】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。
【0043】例えば、異なる種類(材質、サイズ等)の
シートがそれぞれ積載されている複数の給紙トレイ(給
送トレイ)を設け、制御手段8には、各給紙トレイに積
載されたシートの種類に応じた(適した)フィードロー
ラ11の停止時間T1が予め入力されている構成にして
もよい。このような構成では、使用者が、給紙を行う給
紙トレイを選択すると、制御手段は、選択された給紙ト
レイに対応するフィードローラ11の停止時間T1を自
動的に設定する(変更する)。
【0044】給紙トレイを選択するだけで、制御手段8
はフィードローラ11の停止時間を、給紙トレイに積載
されたシートに適した時間に自動的に変更するので、異
なる種類のシートがそれぞれ積載されている複数の給紙
トレイを有する給紙装置1であっても、シートの重送を
防止することができる。また、給紙トレイを選択する度
に、逐一フィードローラ11の停止時間T1を変更する
手間を省くことができる。
【0045】即ち、設定手段21を設けていない従来の
構成であっては、各給紙トレイに積載されているシート
の種類が異なるので、給紙されるシート(例えば、密着
力の高い第2原図、OHPシート等)によっては重送が
発生することがあったが、本発明は給紙トレイ毎にフィ
ードローラ11の停止時間T1を設定しているので、シ
ートの種類の違いによる重送の発生を防止することがで
きる。なお、この場合においても、経時変化や環境等の
要因により転写紙の種類が変化して重送が発生する場合
があるが、設定手段21によりフィードローラ11の停
止時間T1を変更すれば、シートの重送を防止すること
ができることは言うまでもない。
【0046】また、切替スイッチ25を画像形成装置本
体の操作部等に設け、操作部により設定手段21による
フィードローラ11の停止時間T1を設定可能な構成に
してもよい。
【0047】同様に、操作部により可変手段23による
時間当りの給紙枚数を設定可能な構成にしてもよい。こ
の場合、給紙トレイ3に積載されている転写紙Pが重送
を起こし難いものであれば、時間当りの給紙枚数を増加
することにより、給紙効率を向上することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、設定手段を
設けることで、給送トレイに積載されているシートの種
類に応じて、このシートに適したフィードローラの停止
時間を設定することができるので、シートの重送を確実
に防止することができる。
【0049】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、給送トレイを
選択するだけで、制御手段は、フィードローラの停止時
間を、給送トレイに積載されたシートに適した時間に自
動的に変更するので、異なる種類のシートがそれぞれ積
載されている複数の給送トレイを有する給紙装置であっ
ても、シートの重送を確実に防止することができる。ま
た、給送トレイを選択する度に、逐一フィードローラの
停止時間を変更する手間を省くことができる。
【0050】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、切替ス
イッチを設けることにより、給送トレイに積載されてい
るシートの種類の変化に応じてフィードローラの停止時
間を変更することができるので、重送の発生を確実に防
止することができる。
【0051】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、可変手段により時間当りの給送枚数を設定できるこ
とにより、給送されるシート間の間隔を十分にとれるの
で、シートの重なりやジャムの発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置を概略的に示す構成図で
ある。
【図2】制御手段による制御を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 給紙装置(給送装置) 3 給紙トレイ(給送トレイ) 7 シート検知センサ 8 制御手段 9 ピックアップローラ 11 フィードローラ 13 リバースローラ 19 給紙クラッチ(間欠手段) 21 設定手段 23 可変手段 25 切替スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載する給送トレイと、給送ト
    レイのシートを送り出すピックアップローラと、正回転
    により給送トレイから送り出されたシートを本体に向け
    て給送するフィードローラと、フィードローラに当接
    し、且つシートが重送されたときに逆回転してシートを
    給送トレイに向けて戻すリバースローラと、フィードロ
    ーラの給送方向の下流側に配置され、給送されたシート
    を検知するシート検知センサと、フィードローラを間欠
    に駆動させる間欠手段と、シート検知センサからの検知
    信号により間欠手段を制御する制御手段とを備え、制御
    手段は、シート検知センサからの検知信号により、フィ
    ードローラの回転を一旦停止させてからフィードローラ
    を再び回転させている給送装置において、制御手段は、
    フィードローラの停止時間を設定する設定手段を備える
    ことを特徴とする給送装置。
  2. 【請求項2】 前記給送トレイは複数設けられ、制御手
    段には、各給送トレイに積載されたシートの種類に応じ
    たフィードローラの停止時間が予め入力されており、制
    御手段は、選択された給送トレイに応じてフィードロー
    ラの停止時間を自動的に変更することを特徴とする請求
    項1に記載の給送装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段の作動を可能にする切替ス
    イッチを備え、切替スイッチの切替により設定手段を作
    動可能にさせ、フィードローラの停止時間を設定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の給送装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、時間当りの給送枚数を可変
    にする可変手段を備えることを特徴とする1乃至3のい
    ずれかに記載の給送装置。
JP11622099A 1999-04-23 1999-04-23 給送装置 Expired - Fee Related JP3917779B2 (ja)

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