JP3108601B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3108601B2
JP3108601B2 JP12238995A JP12238995A JP3108601B2 JP 3108601 B2 JP3108601 B2 JP 3108601B2 JP 12238995 A JP12238995 A JP 12238995A JP 12238995 A JP12238995 A JP 12238995A JP 3108601 B2 JP3108601 B2 JP 3108601B2
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優 辻
章 中島
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、特
に電子写真方式で両面印刷機能を有する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として特開昭62ー29064
0号公報を図4を用いて説明する。再給送路にカール付
けローラ47が3個付けられているが、これは再給送路
が長いため設けられる必要がある。また、反転させた紙
を中間トレイ48に入れるため、再給紙搬送経路搬送中
のローラの回転を紙の搬送途中に反転する必要はない。
尚、49は紙のルートを変える切替爪である。
【0003】更に、他の従来技術例として図5を用いて
説明する。プリンターの底部に裏面印刷用紙ルートが設
けられており、その上に用紙トレイ56が収納出来る構
造になっている。用紙トレイ56より給紙された紙が搬
送ローラ51を通りドラム52で転写され、定着ローラ
53を通る。そこで通常、紙は上方に搬送され排紙され
るが、定着後の紙パスルートに切替爪54を設け、爪の
切替により紙を裏面印刷用のルートに導き、その紙は搬
送ローラ55により上方に送り出された後スイッチバッ
クにより再びプリンタ内部に戻される。スイッチバック
した紙は元のルートに戻らないよう切替爪59が設けら
れている。
【0004】スイッチバックした紙は搬送ローラ58に
より再び搬送ローラ51に戻り、裏面印刷がなされる。
切替爪54の切替はソレノイドにて切替えを行なってい
る。また、カールの矯正については、裏面印刷紙ルート
でローラにより紙を波形にして行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、両面
印刷するにあたって転写紙の裏面を印刷する工程におい
て、非常に長い搬送経路を必要とし、スペース効率が非
常に悪かった。
【0006】また、搬送経路が長いのに伴なって、必然
的に紙詰まりも発生する頻度が高くなる。
【0007】更に搬送ローラやカール修正ローラの個数
が増えコストアップを招くという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、現像装置によりトナー像を形成した転写紙を定
着ローラ対からなる定着装置を通過させて前記トナー像
を前記転写紙に定着させた後、該転写紙の表裏を反転さ
せて裏面記録用の用紙搬送路を介して再度前記現像装置
に前記転写紙を搬送することにより、転写紙の表裏両面
に記録可能な画像形成装置において、前記裏面記録用の
用紙搬送路の途中に、金属からなる単一の転写紙用カー
ル修正ローラと該ローラ用の断熱部材からなる軸受と
配置し、更に、該ローラを前記定着装置の一方のローラ
に接触させ従動回転させる保持手段を設け、前記保持手
段は前記カール修正ローラの前記一方の定着ローラに対
する接触圧を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
る画像形成装置である。
【0009】請求項2記載の画像形成装置は、前記カー
ル修正ローラに接触し、従動回転するクリーニングロー
を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置である。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、短いルートにて
両面印刷時の裏面側を再び現像部へ搬送できると共に定
着ローラの一方のローラの駆動を利用する構成となって
いるため、カール補正を兼ねた用紙搬送が駆動源は勿
論、ギヤやベルト等を必要とせず容易に行える。また、
定着ローラに対するカール修正ローラの接触圧を任意に
変化させられる構成としたことで、カールの修正がより
正確に行える。さらに、金属からなる単一の転写紙用カ
ール修正ローラと該ローラ用の断熱部材からなる軸受と
を配置することで定着性が上がる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、修正ロール
に接触するようにクリーニングロールを配設した構成に
より、修正ロールの汚れを防止すると共に画像印刷面の
汚れを防止できる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3に基づいて説明
する。
【0017】図1はこの発明の実施例であるレーザプリ
ンタの概略構成図である。このレーザプリンタは本体
1,プロセスキット2および前とびら3で構成されてい
る。プロセスキット2は、感光体ドラム12、メインチ
ャージャ15およびクリーナユニット16(廃トナーボ
ックスを含む)を内蔵する使い捨てキットであり、本体
1に着脱自在になっている。前とびら3はピン3aを中
心に揺動自在に本体1に取り付けられている。前とびら
3には定着装置13が内蔵されている。本体1底面には
用紙トレイ10が設けられている。また、感光体ドラム
12の周囲の本体1側には光学系14および現像装置1
1が設けられている。
【0018】転写、定着と移行するとき用紙(紙)の搬
送が横送りでなく縦送りとなっている。プリント時に
は、各動作部が同期して動作し画像形成プロセスが実行
される。感光体ドラム12の回転に同期してメインチャ
ージャ15による帯電、光学系14による露光、現像装
置11による現像の各工程が実行される。また、これに
同期して用紙トレイ10から用紙(紙)が搬送される。
【0019】ペーパーINセンサー5をONし搬送ロー
ラ4a,従動ローラ4bに紙の先端が来た時、一瞬搬送
ローラを止め紙の整列を行ない紙を搬送する。搬送され
た紙は感光体ドラム12においてトナー像が転写され
る。トナー像が転写された用紙は定着ローラ13a,1
3bに搬送される。
【0020】定着ローラにより定着された用紙は、7a
のペーパーガイドを回転させ(ペーパーガイドは7cを
中心に回転する構造となっており、ペーパーガイドの先
にはアクチェータが付いておりアクチェータの回転によ
りペーパーセンサー18のON,OFFも行なう構造と
なっている)、ペーパーガイドを7bの位置に押し上げ
17のペーパーガイドに沿って排紙ローラ9a,9bに
搬送される。紙の後端が定着ローラを過ぎ、7bのペー
パーガイドを通過し排紙ローラ9a,9bに達する前に
排紙ローラ9aを逆転させ紙の搬送方向を逆転させる。
【0021】この間、紙の先端はプロセスキット2の上
面に形成された排紙トレイに排出された状態にある
ーターの逆転のタイミングはペーパーセンサー18がO
FFになった時(つまり紙の後端がペーパーガイド7a
を通過し一担ストップし、次の信号が検知されたら逆転
するよう)に制御する。ここでは定着クリーナー8の上
に後端が来た時ストップし、次の信号で紙が19のガイ
ドに沿って進行し裏面印刷用紙経路20に導びかれる。
【0022】20の裏面印刷用紙経路は定着ローラ取付
のフレーム24の反対側の近傍(定着ローラ13bの近
く)に設けられている。フレーム24を最短で回るよう
に修正ローラ40,搬送ローラ6a,6bで構成される
紙経路が設けられている。
【0023】修正ローラ40,搬送ローラ6a,6bに
より紙は送られ、ペーパーガイド23の上方より紙を当
て、ペーパーINセンサー5をONし搬送ローラ4a,
4bまで紙を搬送する4a,4bの搬送ローラに紙の
先端が来た時に一瞬ローラを止め紙の整列を行なう。
【0024】これ以降は表面印刷と同一のプロセス過程
を経て、今度は排紙ローラが逆転することなく紙がプロ
セスキット2の上面に形成された排紙トレイに排出され
る。図2には表面印刷用に搬送するローラ9a,6aを
駆動する方法を示す。プリンタ本体の駆動は、搬送ロー
ラ4a,感光体ドラム12,定着ローラ13aを同一駆
動系にてモーターにより駆動させる排紙ローラ9a,
裏面印刷用搬送ローラ6aについては本体駆動と別に2
6のモーターを設ける。
【0025】モーター26より排紙ローラ9a,搬送ロ
ーラ6aにベルト27,28にて駆動を伝える(伝達に
ついてはギヤによる駆動の伝達でも良い)。本体駆動用
のモータは一方向に駆動し、裏面搬送ローラ駆動モータ
26は本体のプロセスのタイミングと同期して本体のC
PUによって制御される。
【0026】まず本体モータの駆動を行ない紙をペーパ
ーガイド7aまで送りペーパーセンサー18がONした
時、裏面用モータ26を排紙ローラ9aがA方向に回る
ように駆動する。前述したように紙の後端がセンサー1
8をOFFした時にストップし、次の信号で裏面用モー
タ26を逆転させ、排紙ローラを逆転させる(B方
向)。
【0027】紙が裏面印刷用経路を通り裏面印刷のプロ
セスを経てペーパーガイド7aを再度ONした時、裏面
用モータ26をA方向に回転させる。本体用のモータは
裏面用モータ26がB方向に逆転した時、本体の駆動を
止め裏面経路を通り紙が搬送ローラ4a,従動ローラ4
bに達した時に駆動をする様にする。裏面印刷の紙の後
端がペーパーINセンサー5を通過後に2枚目の紙を搬
送し、裏面印刷時の紙と次の紙の紙間隔を短かくするよ
う制御を行なう。この方法により表面,裏面の印刷が可
能となる。
【0028】図3はカール修正ローラの接触圧調整手段
を示す図であり、13aと13bにはさまれて排出した
用紙(紙)は13aのR(円周)に沿ってカールが発生
する。ところがスイッチバックした後に13bと40の
ニップ(片面時のニップと逆方向)により加熱しながら
カールと反対方向に修正しながら搬送する為、効果的に
紙が伸びて真直ぐな(ノンカール)用紙となり、次工程
へ進む。
【0029】修正ローラ40は金属でも可能であるが、
定着ローラの熱を逃がさず定着性を上げる為にPPS等
の耐熱、断熱樹脂を使うと良い。又、金属を使用する場
合でも13aの定着上ローラーと同様に中心にヒータ4
1を入れ温度調節することでより定着性が上がる。ある
いは金属の場合でも43の軸受を断熱部材にすることで
も同様の効果がある。
【0030】45の板バネ等で修正ロールの圧力を調整
することで13bの加圧ロールの圧力も連動して変化
し、定着性UPに伴なうカール量増大の不具合もなくバ
ランス良くカールが改善される。
【0031】また、修正ロール40のみを移動可能とす
ることも勿論可能である。(この場合は定着部に依るカ
ールは増大しない。) 42はクリーニングローラであり、修正ローラ40に接
触して従動し、修正ローラ40上の汚れを取り除くもの
である。
【0032】尚、定着上ローラ13aと修正ローラ40
との曲率の差によりカールの修正量を補正する方法も考
えられる。これは曲率の小さい方がカール量が増大する
ことにより、定着上ローラ13aよりも修正ローラ40
のRを小さくして、定着時についたカールを全て取り除
く方法である(同じ曲率(R)で同じカールが付くとす
れば、定着ローラには加熱手段が必然的に存在するた
め、常温の修正ローラよりも大きなカールが発生す
る)。この方法によれば、補正ローラ40の加熱手段や
接触圧調整手段等は不要であり、簡単な構成(定着上ロ
ーラと修正ローラとの径比を変えるだけ)で最適なカー
ル補正が行える。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、短いルー
トにて両面印刷時の裏面側を再び現像部へ搬送できると
共に定着ローラの一方のローラの駆動を利用するため、
カール補正を兼ねた用紙搬送が駆動源は勿論、ギヤやベ
ルト等を必要とせず容易に行え装置のコストダウンが図
れる。また、定着ローラに対するカール修正ローラの接
触圧を任意に変化させられるため、カールの修正がより
正確に行えカールの殆どない両面記録が達成できる。さ
らに、金属からなる単一の転写紙用カール修正ローラと
該ローラ用の断熱部材からなる軸受とを配置することで
定着性が上がる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、修正ロール
に接触するようにクリーニングロールを配設した構成に
より、修正ロールの汚れを防止すると共に画像印刷面の
汚れを防止できる。
【0035】
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置の断面図である。
【図2】裏面印刷用の搬送ローラの駆動方法を示す図で
ある。
【図3】カール修正ローラの接触圧調整手段を示す図で
ある。
【図4】従来装置の断面図である。
【図5】従来装置の他の実施例の装置断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 プロセスキット 3 前扉 3a 前扉回転中心 4a 搬送ローラ 4b 従動ローラ 5 ペーパーINセンサー 6a 裏面印刷用搬送ローラ 6b 裏面印刷用搬送ローラ(従動) 7a ペーパーガイド 7b ペーパーガイド 7c ペーパーガイド回転中心 8 クリーナー 9a 排紙ローラ 9b 排紙従動ローラ 10 用紙トレイ 11 現像装置 12 感光体ドラム 13 定着装置 13a 定着上ローラ 13b 定着下ローラ 14 光学系ユニット 15 メインチャージャ 16 クリーナーユニット 17 ペーパーガイド 18 ペーパーセンサー 19 ペーパーガイド 20 裏面印刷用紙経路 21 搬送ローラ 22 従動ローラ 23 ペーパーガイド 24 フレーム 26 モーター 27 ベルト 28 ベルト 30 排紙ローラ 31a 従動ローラ 31b 従動ローラ 32 ペーパーガイド 33 ペーパーガイド 34 裏面印刷用紙経路 35 ワンウェイクラッチ 36 プーリー 37 アクチェータ 37a アクチェータ回転中心 38 可倒式ペーパーガイド 38a 可倒式ペーパーガイド回転中心 39 手差しガイド 40 修正ローラ 41 ヒータ 42 クリーニングローラ 43 修正ローラ用軸受 44 加圧バネ用支点 45 修正ロール加圧板バネ 46 加圧調整ネジ 47 カール付けローラ 48 中間トレイ 49 切替爪 51 搬送ローラ 52 ドラム 53 定着ローラ 54 切替爪 55 搬送ローラ 56 用紙トレイ 58 搬送ローラ 59 切替爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置によりトナー像を形成した転写
    紙を定着ローラ対からなる定着装置を通過させて前記ト
    ナー像を前記転写紙に定着させた後、該転写紙の表裏を
    反転させて裏面記録用の用紙搬送路を介して再度前記現
    像装置に前記転写紙を搬送することにより、転写紙の表
    裏両面に記録可能な画像形成装置において、前記裏面記
    録用の用紙搬送路の途中に、金属からなる単一の転写紙
    用カール修正ローラと該ローラ用の断熱部材からなる軸
    受とを配置し、更に、該ローラを前記定着装置の一方の
    ローラに接触させ従動回転させる保持手段を設け 前記保持手段は前記カール修正ローラの前記一方の定着
    ローラに対する接触圧を調整する調整手段を設けた こと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カール修正ローラに接触し、従動回
    転するクリーニングローラを備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
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