JP7073085B2 - 定着装置、転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置としてタンデム型のフルカラープリンタを示す、記録材(以下、シート)Pの搬送方向に沿った概略構成断面図である。シートPは、トナー像が形成されるものである。シートPの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
図2に、本発明の実施形態に係る定着装置40の断面図を示す。定着装置40は、転写されたトナー像を加熱、加圧定着させるために一対の定着部材として、エンドレス状の定着フィルム(以下、ベルト)100およびベルトに対向する対向体としての加圧ローラ101を備えている。加圧ローラ101は駆動部102より駆動力を受け、駆動回転体として回転駆動する。
次に、図5(a)およびその一部拡大図である図5(b)を用い、定着装置40に設けられた分離部材200の詳細について説明する。分離部材200は、シートの搬送方向で定着ニップ部N1の下流側にあって、加熱ニップ部の通過後のシートをベルトから分離する部材である。
ここで、本実施形態に係る分離部材200(特に切欠き部200d、更にはべルト受け部200b)による端部破損ベルトの破片化(ベルト100の端部の千切れ)の抑止について説明する。上述したように、ベルト100の端部に破損が生じた場合、ベルト100の端部の破損部は、何もしなければ、回転に伴ってシートPの搬送方向Z(図2、図4)に搬送されてしまう。さらに、ベルト100の端部が千切れてしまった場合は、定着部の外へ排出され画像形成装置内で落下(図1の上方部にある定着部40より落下)し、他部品を破損させてしまう恐れがある。
上述した実施形態では、分離部材200における、破損したベルトの装置外への排出を抑止する抑止部として、幅方向においてベルトの端部より内側に設けられる上述した切欠き部200dを用いた。本実施形態では、第1の抑止部として幅方向においてベルトの端部より内側に設けられる上述した切欠き部200dの他に、第2の抑止部としてシート分離部200cを設けることを特徴とする。すなわち、第2の抑止部として、シートの幅方向において、ベルト100の両端部とオーバーラップする領域を備えるシート分離部200cを追加する。以下、本実施形態におけるシート分離部200cについて説明する。
ここで、本実施形態に係る分離部材200のシート分離部200cによる端部破損ベルトの破片化(ベルト100の端部の千切れ)の抑止について説明する。上述したように、ベルト100の端部に破損が生じた場合、ベルト100の端部の破損部は、何もしなければ、回転に伴ってシートPの搬送方向Z(図2、図4)に搬送されてしまう。さらに、ベルト100の端部が千切れてしまった場合は、定着部の外へ排出され画像形成装置内で落下(図1の上方部にある定着部40より落下)し、他部品を破損させてしまう恐れがある。
ここで、図2、図4、図5を用いて、本実施形態における端部破損ベルトの破片化抑止に関する作用を説明する。長手方向(幅方向)において、定格寿命を超えたベルト100のいずれか一方の端部が、いずれか一方の定着フランジ120のツバ部120aに突き当たることで、磨耗により破損した場合、ベルト100の端部の破れ端は、シート分離部200cに引っかかる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
上述した実施形態では、定着装置40として、加熱部材側に張架しない無端状回転体と加圧側にローラを用いているが、この定着方式に限定したものではなく、例えば、加圧ローラ側に無端状回転体を用いても良い。更には、加圧ローラ側に無端状回転体を用い、加熱部材側に張架式で無端状回転体を用いても良い。
本発明はこれに限られず、ハロゲンヒータを用いる方式や励磁コイルを用いた電磁誘導方式のもの等であっても良い。
上述した実施形態では、記録材であるシートとして記録紙を説明したが、本発明におけるシートは紙に限定されるものではない。一般に、記録材とは、画像形成装置によってトナー像が形成されるシート状の部材であり、例えば、定型或いは不定型の普通紙、厚紙、薄紙、封筒、葉書、シール、樹脂シート、OHPシート、光沢紙等が含まれる。なお、上述した実施形態では、便宜上、記録材(シート)Pの扱いを通紙、排紙、給紙、通紙部、非通紙部などの用語を用いて説明したが、これによって本発明におけるシートが紙に限定されるものではない。
上述した実施形態では、未定着トナー像をシートに定着する定着装置を例に説明したが、本発明は、これに限らず、画像の光沢を向上させるべく、シートに仮定着されたトナー像を加熱加圧する装置(この場合も定着装置と呼ぶ)にも同様に適用可能である。
上述した実施形態では、定着装置を前提に、シート上の画像を加熱するためのニップ部を形成する、一方が回転可能なエンドレス状のベルト、他方が前記ベルトに対向する対向体である一対の定着部材を用いた。しかしながら、本発明はこれに限られず、転写装置を前提に、シート上に画像を転写するためのニップ部を形成する、一方が回転可能なエンドレス状のベルト、他方が前記ベルトに対向する対向体である一対の転写部材を用いるものであっても良い。
Claims (14)
- シート上の画像を加熱するための加熱ニップ部を形成する、一方が回転可能なエンドレス状のベルト、他方が前記ベルトに対向する対向体である一対の定着部材と、
前記シートの搬送方向で前記加熱ニップ部の下流側にあって、前記加熱ニップ部の通過後のシートを前記ベルトから分離する分離部材と、
を有する定着装置であって、
前記分離部材は、破損した前記ベルトの装置外への排出を抑止する抑止部を有することを特徴とする定着装置。 - 前記抑止部は、前記シートの搬送方向に直交する幅方向において前記ベルトの端部より内側に設けられ、
前記幅方向において前記抑止部の外側にベルト片の収納部を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記シートの搬送方向で前記加熱ニップ部の下流側にあって、前記加熱ニップ部から排出されるシートを挟持搬送する搬送ニップ部を形成する一対の搬送部材を有し、
前記抑止部は、前記ベルトの前記搬送方向に直交する幅方向に直交する断面において前記加熱ニップ部と前記搬送ニップ部を結ぶ直線を遮る凹部形状を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。 - 前記抑止部は、第1の抑止部として前記搬送方向に直交する幅方向において前記ベルトの端部より内側に設けられ、
更に前記第1の抑止部と異なる第2の抑止部として、前記幅方向において、前記ベルトの両端部とオーバーラップする領域を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記ベルトの前記幅方向の端部を保持して且つ前記ベルトの前記端部が当接することで前記ベルトの前記幅方向の移動を規制する規制面を備えた一対の規制部材を有し、
前記第2の抑止部の前記幅方向における長さは、前記一対の規制部材における前記規制面の間隔以上である、もしくは前記ベルトの前記幅方向への寄りが一方側のみである場合の前記間隔から前記一方側の寄り量を減算した長さ以上であることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。 - 前記第2の抑止部は、前記シートの搬送方向で、前記シートを前記ベルトから分離する位置として、前記分離部材の前記ベルトの側の先端部に設けられ、
前記第1の抑止部は、前記シートの搬送方向において前記第2の抑止部の下流側に設けられることを特徴とする請求項4または5に記載の定着装置。 - 前記シートの搬送方向で前記加熱ニップ部の下流側にあって、前記加熱ニップ部から排出されるシートを挟持搬送する搬送ニップ部を形成する一対の搬送部材を有し、
前記シートの搬送方向における前記搬送ニップ部と前記加熱ニップ部の間隔は、前記加熱ニップ部に導入可能な最小長さのシート長さより短いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記ベルトは金属層を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記対向体は駆動回転体であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記一対の搬送部材は、一対の搬送ローラであり、前記加熱ニップ部で加熱された画像と接触する前記搬送ローラの表層はフッ素樹脂の層であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記加熱ニップ部を加熱する加熱体と、前記加熱ニップ部における前記一対の定着部材を互いに加圧させる加圧機構と、を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の定着装置。
- シート上へ画像を転写するための転写ニップ部を形成する、一方が回転可能なエンドレス状のベルト、他方が前記ベルトに対向する対向体である一対の転写部材と、
前記シートの搬送方向で前記転写ニップ部の下流側にあって、前記転写ニップ部の通過後のシートを前記ベルトから分離する分離部材と、
を有する転写装置であって、
前記分離部材は、破損した前記ベルトの装置外への排出を抑止する抑止部を有することを特徴とする転写装置。 - シート上の画像を加熱する、もしくはシート上に画像を転写するためのニップ部を形成する、一方が回転可能なエンドレス状のベルト、他方が前記ベルトに対向する対向体である一対の部材と、
前記シートの搬送方向で前記ニップ部の下流側にあって、前記ニップ部の通過後のシートを前記ベルトから分離する分離部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記分離部材は、破損した前記ベルトの装置外への排出を抑止する抑止部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ニップ部が、鉛直方向で装置内の上方部に設けられることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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