JP6141112B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙などの記録材に形成された画像を加熱する画像加熱装置に関し、特に、定着ローラなどの回転部材とエンドレスベルトとの間で記録材を挟持搬送するニップ部を形成する構成に関する。
従来、電子写真方式などを用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置は、記録材に形成したトナー画像を加熱、加圧して記録材に定着させる画像加熱装置としての定着装置を備える。また、この定着装置として、トナー画像を記録材に定着させる以外に、画像が定着された記録材を再度、加熱、加圧することで記録材上の画像の光沢度を調整する構成もある。
このような定着装置の構成として、回転部材としての定着ローラとエンドレスベルトとの間で記録材を挟持搬送するニップ部を形成する構成が、従来から知られている。例えば、エンドレスベルトの内部に加圧パッドと分離ローラとを配置して、加圧パッドと分離ローラとを別々に付勢することで、定着ローラとエンドレスベルトとの間にニップ部を形成する構成が提案されている(特許文献1参照)。この構成の場合、分離ローラの曲率により記録材を定着ローラから分離するようにしている。
特開平11−2979号公報
上述の特許文献1に記載された構成の場合、加圧パッドと分離ローラとを別々に付勢するために、分離ローラを加圧パッドに対して相対移動可能としている。このため、分離ローラと加圧パッドとの間に所定のギャップを設ける必要がある。このような構成の場合、例えば、コート紙などの透気性の低い記録材を使用した場合に、図10に示すように、画像上につらら状の光沢の低い部分(以下、光沢ムラと記す)が発生する可能性がある。
即ち、コート紙などの透気性の低い記録材の場合、ニップ部内の空気の膨張や水蒸気の発生による画像乱れが発生する。更に詳しく説明すると、未定着トナー層内に存在している空気は、ニップ部の圧力の低い部分となる加圧パッドと分離ローラとのギャップ部分に滞留する。そして、この空気が、部分的に記録材と定着ローラとの界面に空隙を生じさせるとともに、定着が完了していないトナー画像を乱してしまい、上述のような光沢ムラを生じさせてしまう。
ここで、このような光沢ムラを抑制すべく、図11に示すように、記録材を分離するための分離部1を加圧パッド2と一体に形成することが考えられる。このように構成することで、ニップ部の圧力が低くなる部分をなくすことができ、上述のようなニップ部の圧力低下部に空気が滞留することにより生じる画像不良(光沢ムラ)の発生を防止できる。
しかしながら、図11のように、加圧パッド2と分離部1とを一体に形成した一体型パッド3を加圧機構4により1個所で加圧して、エンドレスベルト5と定着ローラ6との間でニップ部を形成する場合、次のような問題が生じる。例えば、記録材として厚紙Pをニップ部に通紙した場合、厚紙Pがニップ部内全体でニップされているときは、ニップ部に作用する加圧力が厚紙全体にかかる。これに対して、図12に示すように、厚紙Pの搬送方向先端がニップ部に進入し始めると、ニップ部に作用する加圧力が厚紙Pの先端に集中してしまう。また、図13に示すように、厚紙Pがニップ部から排出される際には、ニップ部に作用する加圧力が厚紙Pの搬送方向後端に集中してしまう。この結果、厚紙Pの先端又は後端が定着ローラ6に与えるひずみが大きくなってしまい、定着ローラ6に厚紙Pの端部の跡(紙コバ跡)が残ってしまい、それによる画像不良の発生や、定着ローラの短寿命につながる。
本発明は、このような事情に鑑み、光沢ムラの発生を抑制でき、記録材の端部の跡が回転部材に残ることを抑制できる構成を実現すべく発明したものである。
本発明は、回転可能な回転部材と、前記回転部材と接触して回転するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内部に配置され、前記エンドレスベルトを前記回転部材との間で挟持して、記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成するニップ形成部、及び、前記ニップ形成部の前記エンドレスベルトの回転方向下流側に配置され、前記ニップ部に搬送された記録材を前記回転部材から分離する分離部を一体に構成した一体型構成部材と、前記ニップ部で搬送される記録材に形成された画像を加熱する加熱手段と、第1付勢手段及び第2付勢手段と、前記第1付勢手段に付勢されることで、前記一体型構成部材の前記エンドレスベルトの回転方向上流側を前記回転部材に向けて加圧する第1部材と、前記第2付勢手段に付勢されることで、前記一体型構成部材の前記エンドレスベルトの回転方向下流側を、前記第1部材とは独立して前記回転部材に向けて加圧する第2部材と、を備えた、ことを特徴とする画像加熱装置にある。
本発明によれば、ニップ形成部と分離部とを一体に構成しているため、ニップ形成部と分離部との間の隙間をなくす、或いは、小さくでき、ニップ部の圧力低下部に空気が滞留することにより生じる光沢ムラの発生を抑制できる。また、一体型構成部材の回転方向上流側と下流側とを、それぞれ第1部材第2部材とで独立して加圧しているため、記録材の端部がニップ部に存在してもこの端部に作用する加圧力を低減でき、記録材の端部の跡が回転部材に残ることを抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 第1の実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。 加圧位置をニップ部の内側にずらした場合に、ニップ部に記録材の先端が進入した際に作用する力を模式的に示す図。 第1の実施形態でニップ部に記録材の先端が存在する状態を示す定着装置の概略構成断面図。 第1の実施形態でニップ部に記録材の後端が存在する状態を示す定着装置の概略構成断面図。 第1の実施形態で、記録材が存在しない場合、ニップ部に記録材の先端が存在した場合、及び、ニップ部に記録材の後端が存在した場合の、それぞれニップ部内の圧力分布を示す図。 比較例で、記録材が存在しない場合、ニップ部に記録材の先端が存在した場合、及び、ニップ部に記録材の後端が存在した場合の、それぞれニップ部内の圧力分布を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る定着装置の概略構成断面図。 第2の実施形態に係る定着装置の一部を示す概略構成斜視図。 従来構造で生じる光沢ムラを示す図。 加圧パッドと分離部とを一体に形成した比較例に係る定着装置の概略構成断面図。 比較例でニップ部に記録材の先端が存在する状態を示す定着装置の概略構成断面図。 比較例でニップ部に記録材の後端が存在する状態を示す定着装置の概略構成断面図。
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図7を用いて説明する。まず、本実施形態の画像加熱装置としての定着装置を備えた画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置500は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色の画像形成部200Y,200M,200C,200Kを、中間転写ベルト(中間転写体)125の回転方向に直列に配置して構成されている。即ち、可視像化までのプロセスを各色で並列処理するタンデム方式が採用された画像形成装置である。各画像形成部200Y,200M,200C,200Kの基本的な構成は同様であるため、以下、各画像形成部の構成であることを示す添え字Y,M,C,Kを省略して説明する。なお、Y,M,C,K各色の画像形成部の配列順序はそれに限定されない。
画像形成部200では、以下の各プロセス手段が備わっている。Y,M,C,K各色に対応して表面に静電潜像を担持する像担持体としての感光ドラム120と、一次帯電装置121と、露光装置122と、そして現像装置123とを有している。一次帯電装置121は、対応する感光ドラム120の表面を設定された電位の帯電バイアス電圧を印加して一様に帯電し、露光装置122によって露光して静電潜像を形成される。静電潜像は、現像装置123によってトナー現像され、トナー画像として可視画像化される。
感光ドラム120の表面に形成して担持された各トナー画像は、一次転写装置124によってエンドレスベルトによる中間転写ベルト125の上に順次重ねて一次転写される。給紙カセット130a、130bの何れかから給紙された、用紙、OHPシートなどの記録材が、圧縮ユニット50を通過することによって記録材の端部の厚みが縮小される。これにより定着装置10及び二次転写装置126に記録材が与えるダメージを軽減している。
一次転写装置124によってY,M,C,K全色が一次転写された中間転写ベルト125上のトナー画像は、その後に二次転写装置126によって、給紙カセット130a又は130bから給紙された記録材の上に一括して二次転写される。転写されたトナー画像を担持した記録材は定着装置10に搬送される。定着装置10では、定着ニップ部にて記録材を挟持して未定着のトナー画像に熱と圧を加えることで定着させる。その後、記録材は排出トレイ150上又は記録材材両面搬送パス140などに向けて搬送される。このようにして、画像形成装置500では、帯電、露光、現像、転写、定着など一連の画像形成プロセスを実行して、記録材上にカラートナー画像を形成して排出する。なお、定着装置10で、トナー画像を記録材に定着させる以外に、画像が定着された記録材を再度、加熱、加圧することで記録材上の画像の光沢度を調整するようにしても良い。
[定着装置]
次に、画像加熱装置としての定着装置10について、図2を用いて説明する。定着装置10は、回転部材としての定着ローラ51と、エンドレスベルトとしての定着ベルト52と、一体型構成部材としての一体型パッド100と、加熱手段としてのヒータ58と、加圧機構60とを備える。
定着ローラ51は、回転可能に配置され、後述する定着ベルト52の回転により図の矢印A方向に回転駆動される。このような定着ローラ51は、例えば、厚み2mmのアルミニウム合金からなる芯金51aの周囲に、弾性層51bとして2mm厚のシリコーンゴム層が形成されている。弾性層51b上には、離形層51cとして50μm厚のPFAチューブが被覆されている。そして、定着ローラ51の外径を、例えば60mmとしている。
定着ローラ51の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ58が配設されている。ヒータ58は通電により発熱して定着ローラ51を加熱することで、後述するニップ部Nに搬送される記録材に形成されたトナー画像を加熱する。また、定着ローラ51には不図示のサーミスタが接触または非接触に配設されており、温度調節回路を介してヒータ58への通電を制御することで、定着ローラ51の表面を所定温度に調整するようにしている。
定着ベルト52は、定着ローラ51に接離可能に配置され、定着ローラ51と接触して回転する。このような定着ベルト52は、例えば、厚みが100μmのポリイミド製の基層と、この基層上に0.2mm厚のシリコーンゴム層を有する構成で、外径が90mmである。なお、本実施形態の定着ベルト52はシームレスベルトである。
また、定着ベルト52は、入口ローラ55、不図示の駆動ローラ、ステアリングローラ57、一体型パッド100に張架されている。また、定着ベルト52の内側で、入口ローラ55と一体型パッド100との間には、潤滑剤塗布ローラ59を定着ベルト52の内周面に接触するように配置している。定着ベルト52は、図示しない駆動源としてのモータから駆動ローラに入力された駆動力により回転する構成とされており、入口ローラ55、ステアリングローラ57、潤滑剤塗布ローラ59は、定着ベルト52によって従動回転する。
入口ローラ55は、定着装置10に記録材が進入する入口側に配置されたローラであり、記録材の搬送路が変化しないよう、回転中心位置が固定されている。ステアリングローラ57は、定着ベルト52に所定のテンションを与え、かつ、両端部のうちの少なくとも一方が図の矢印B方向に移動可能に支持されている。このようなステアリングローラ57は、例えば、定着ベルト52のローラ軸方向(幅方向)端部位置を検知するセンサの信号に基づき、不図示の制御装置により端部を矢印B方向に移動制御される。これにより、定着ベルト52が入口ローラ55に対して一定の幅方向位置に留まるように制御される。
潤滑剤塗布ローラ59は、潤滑剤として例えばシリコーン系オイルが含浸されており、定着ベルト52の内周面に潤滑剤を塗布する。なお、潤滑剤塗布ローラ59を省略して、潤滑剤を直接定着ベルト52の内周面に塗布しておいても良い。何れにしても、定着ベルト52の内周面に潤滑剤を塗布することで、定着ベルト52と次述する一体型パッド100との摺動性を向上させるようにしている。
一体型パッド100は、定着ベルト52の内部に配置され、ニップ形成部としてのパッド部101と分離部102とを一体に構成したものである。パッド部101は、定着ベルト52を定着ローラ51との間で挟持して、記録材を挟持搬送するためのニップ部Nを形成する。このためにパッド部101は、例えばアルミニウム合金などの金属や耐熱性の合成樹脂などにより形成されたパッドベース101bと、このパッドベース101b上に固定されたシリコーンゴム層などの弾性層101aにより構成される。即ち、パッド部101は、パッドベース101bに弾性層101aを固定した二重構造を有する。
パッドベース101bは、後述する加圧機構60による加圧力に対して十分な剛性を有するパッドホルダ103に固定されており、これにより、パッドベース101bの撓みが抑制される。一体型パッド100の定着ベルト52と摺動する部分のうち、少なくとも弾性層101aの表面は、摺動シート104により覆われている。摺動シート104としては、例えば、PTFEをコーティングしたPIシートを使用する。これにより一体型パッド100と定着ベルト52との摺動抵抗、特に、弾性層101aの表面と定着ベルト52の内周面との摺動抵抗を軽減するようにしている。本実施形態では、一体型パッド100は、このようなパッド部101、次述する分離部102、パッドホルダ103、摺動シート104により構成している。
分離部102は、パッド部101の定着ベルト52の回転方向下流側に配置され、ニップ部Nに搬送された記録材を定着ローラ51から分離する。本実施形態では、分離部102は、パッド部101の定着ベルト52の回転方向下流端部にパッド部101と一体に形成され、且つ、定着ベルト52の内周面に対して摺動する所定の曲率の外周面102aを有する。具体的には、パッドベース101bの下流端部を定着ローラ51側に突出させると共に、その外周面102aを所定の曲率で形成することで分離部102を構成している。パッド部101の弾性層101aは、分離部102の側面に隙間なく密着している。
図示の例では、パッドベース101bの定着ローラ51側の面を、平坦面110と、平坦面110よりも定着ローラ51側に突出した分離部102の外周面102aと、平坦面110と外周面102aとを連続させる連続面111とで構成している。連続面111は、平坦面110から分離部102の外周面102aに向かって滑らかに傾斜或いは湾曲した面である。そして、平坦面110と連続面111上に弾性層101aを接着などにより固定している。
このように構成することで、パッド部101により形成されたニップ部Nを通過した記録材は、分離部102の外周面102aの曲率により定着ローラ51から容易に分離される。また、このように定着ベルト52と定着ローラ51とでニップ部Nを形成した場合、記録材搬送方向に沿うニップ部Nの幅を、定着ベルト52の定着ローラ51に対して接触する幅の調整により容易に大きく設定することが可能である。したがって、ニップ部の幅を定着ローラ51の径に依存させずに確保できるため、定着ローラ51を小径、小熱容量にすることが可能となり、立ち上げ時間を短縮できる。つまり、このようなベルト式の定着装置は、より多くのトナーを溶融させることができるので、カラー画像形成装置などの多量のトナーを使用する画像形成装置に適している。
[加圧機構]
次に、一体型パッド100を定着ローラ51に向けて加圧する加圧機構60について説明する。加圧機構60は、第1加圧部材61と第2加圧部材62とを備える。第1加圧部材61は、一体型パッド100の定着ベルト52の回転方向上流側を定着ローラ51に向けて加圧する。第2加圧部材62は、一体型パッド100の定着ベルト52の回転方向下流側を、第1加圧部材61とは独立して定着ローラ51に向けて加圧する。
このために第1加圧部材61は、第1部材及び第1揺動部材としての第1アーム61aと、第1付勢手段としての第1バネ61bとを有する。第1アーム61aは、入口ローラ55と平行に配置された揺動軸63に対して、図の矢印C方向に揺動自在に支持されている。第1バネ61bは、後述するカム機構64を構成する移動部材64aと第1アーム61aとの間に弾性的に圧縮された状態で配置され、弾性復元力により第1アーム61aを一体型パッド100に向けて付勢する。
第2加圧部材62は、第2部材及び第2揺動部材としての第2アーム62aと、第2付勢手段としての第2バネ62bとを有する。第2アーム62aは、上述の揺動軸63に対して、図の矢印D方向に第1アーム61aとは独立して揺動自在に支持されている。第2バネ62bは、移動部材64aと第2アーム62aとの間に弾性的に圧縮された状態で配置され、弾性復元力により第2アーム62aを一体型パッド100に向けて付勢する。
一体型パッド100のパッドホルダ103のベルト回転方向両端寄り部分には、それぞれ上流側回動軸103a及び下流側回動軸103bを設けている。そして、第1アーム61aの先端寄り部分を上流側回動軸103aに、第2アーム62aの先端寄り部分を下流側回動軸103bに、それぞれ当接させている。これにより、一体型パッド100は、図の矢印E、Fで示すように、第1加圧部材61及び第2加圧部材62により定着ローラ51に向けて加圧される。本実施形態では、第1加圧部材61の加圧力よりも第2加圧部材62の加圧力を大きくしている。例えば、第1加圧部材61から上流側回動軸103aに加わる力を400N(≒40kgf)、第2加圧部材62から下流側回動軸103bに加わる力を600N(≒60kgf)とする。
また、第1アーム61aと第2アーム62aとの何れか一方の部材は、一体型パッド100を回転のみ自在に支持しており、他方の部材は、一体型パッド100を回転及び一体型パッド100が他方の部材に沿って移動可能に支持している。具体的には、第1アーム61aの先端寄り部分に円弧状の凹溝61cを形成し、この凹溝61cに上流側回動軸103aを回動自在に係合させている。一方、下流側回動軸103bと当接する第2アーム62aの先端寄り部分は、溝などを形成していない当接面62cとしている。これにより、第1アーム61aは、上流側回動軸103aと凹溝61cとの係合によって一体型パッド100を回転のみ自在に支持する。一方、第2アーム62aは、下流側回動軸103bが当接面62c上で回転可能で、且つ、当接面62cに沿って移動可能であるため、一体型パッド100を回転及び一体型パッド100が第2アーム62aに沿って移動可能に支持する。このように、第1アーム61a、第2アーム62a及び一体型パッド100のパッドホルダ103でリンク機構を構成することで、揺動軸63を中心として第1アーム61a及び第2アーム62aを揺動させて、一体型パッド100を加圧可能としている。
なお、このように一体型パッド100を加圧するためのリンク機構は、他の構成であっても良い。例えば、第1アーム61aが一体型パッド100を回転のみ自在に支持する構成は、第1アーム61aに上流側回動軸103aを嵌合する穴を形成しても良いし、軸と孔或いは凹溝の関係を逆にしても良い。また、第2アーム62aが一体型パッド100を回転及び移動自在に支持する構成は、第2アーム62aに長穴を形成して、この長穴に下流側回動軸103bをスライド自在に支持する構成としても良いし、軸と長穴或いは当接面の関係を逆にしても良い。更に、例えば、上述の関係を逆に、即ち、第2アーム62aが一体型パッド100を回転のみ自在に支持し、第1アーム61aが一体型パッド100を回転及び移動可能に支持するようにしても良い。
上述のように第1加圧部材61により一体型パッド100を加圧する第1加圧位置と、第2加圧部材62により一体型パッド100を加圧する第2加圧位置とは、次のような位置にそれぞれ配置されている。まず、定着ローラ51の回転中心Oとニップ部Mのベルト回転方向上流端とを通る第1仮想線αと、回転中心Oとニップ部Nのベルト回転方向下流端とを通る第2仮想線βとを規定する。この場合に、第1加圧位置は、第1仮想線αよりもベルト回転方向上流側に位置させ、第2加圧位置は、第2仮想線βよりもベルト回転方向下流側に位置させる。
本実施形態では、第1加圧位置は、第1アーム61aの凹溝61cと上流側回動軸103aとが係合する位置である。このため、上流側回動軸103aを第1仮想線αよりもベルト回転方向上流側に配置させる。また、第2加圧位置は、第2アーム62aの当接面62cと下流側回動軸103bとが当接する位置である。このため、下流側回動軸103bを第2仮想線βよりもベルト回転方向下流側に位置させる。要は、上流側回動軸103aと下流側回動軸103bとを、第1仮想線αと第2仮想線βとの間の領域Gの外側に配置する。
このように第1加圧位置及び第2加圧位置を配置する理由について、図3を用いて説明する。第1加圧位置及び第2加圧位置が領域G内に存在した場合、記録材として厚紙Pの先端がニップ部Nの上流に進入すると、図の矢印で示すように、一体型パッド100に対して下流側回動軸103bを支点にしてモーメントが発生してしまう。この結果、一体型パッド100によるニップ部Nの下流側の圧が増して、定着ローラ51やニップ部N下流側の摺動シート104に与えるひずみが拡大し、装置の寿命低下につながる。また、厚紙の後端がニップ部の下流側のみにニップされた場合も同様で、ニップ入口側の圧が増す方向にモーメントが発生し、やはり装置の寿命低下につながる。これに対して、第1加圧位置及び第2加圧位置を領域Gの外側に配置することで、記録材の先端又は後端がニップ部Nの上流側又は下流側にニップされた状態でも上述のようなモーメントの発生を抑制できる。そして、定着ローラ51や定着ベルト52を駆動するベルトユニットの寿命向上を図れる。
また、本実施形態の場合、図2に示すように、カム機構64により、定着ベルト52を定着ローラ51に対して接離可能としている。カム機構64は、移動部材64aと、カム64bと、モータ64cとを有する。そして、モータ64cによりカム64bを回転駆動することにより移動部材64aに当接するカム64bの位相を変更することで、定着ベルト52を定着ローラ51に対して接離可能としている。記録材にトナー画像を定着させる場合には、カム64bにより移動部材64aを移動させて、加圧機構60を介して定着ベルト52を定着ローラ51に圧接させ、ニップ部Nを形成する。一方、待機状態など定着装置10により記録材へのトナー画像の定着動作を行わない場合には、定着ベルト52を定着ローラ51から離間させる。また、カム64bの位相を変えることで、第1バネ61b、第2バネ62bによる付勢力を変更して一体型パッド100による加圧力を変えて、ニップ部Nの記録材搬送方向の幅を変更するようにしても良い。
本実施形態の場合、上述のように構成することで、一体型パッド100及び定着ローラ51の弾性層がたわんで、ニップ部Nが形成される。そして、記録材がニップ部Nに存在しない場合のニップ部Nの記録材搬送方向の圧力分布は、後述する図6の実線aのような形状を得る。これに対して、ニップ部Nに記録材の先端が存在した場合、及び、ニップ部Nに記録材の後端が存在した場合について、図4ないし図7を用いて説明する。
図4に示すように、記録材として厚紙Pの先端がニップ部N内に入り始めた状態では、ニップ部Nの搬送方向上流部のみに厚紙Pの先端がニップされているので、第1アーム61aが揺動軸63を中心に矢印C1方向に回転する。そして、一体型パッド100のニップ部Nの上流側が、厚紙Pの厚さ分、定着ローラ51から離れる。ここで、本実施形態の場合、一体型パッド100を加圧する位置を上流と下流とに分けている、即ち、加圧ポイントを分けて加圧している。このため、一体型パッド100の上流側が定着ローラ51から離れても、下流側は圧を維持した状態を保つ。この状態でのニップ部N内の圧力分布は、図6の鎖線bに示すようになる。
一方、比較例として、前述の図12に示したような加圧ポイントを分けない構成の場合、厚紙Pの先端がニップし始めると、一体型パッド3全体が定着ローラ6から離れる。そして、一体型パッド3の下流側で隙間が生まれ、定着ベルト5が定着ローラ6と当接しない状態となる。このとき、一体型パッド3にかかる荷重は一定であるので、ニップ部Nの搬送方向の幅が縮小し、厚紙Pの先端に荷重が集中して、ピーク圧が極端に上昇してしまう。このような比較例におけるニップ部に厚紙Pの先端が存在した場合のニップ部内の圧力分布は、図7の鎖線bに示すようになる。なお、図7の実線aは、比較例における、厚紙Pがニップ部Nに存在しない場合のニップ部Nの記録材搬送方向の圧力分布である。図6の鎖線bと図7の鎖線bとを比べると、厚紙Pの先端がニップ部Nに存在していても、本実施形態の構成の場合、比較例に比べて、ニップ部Nの圧力分布が安定していることがわかる。
また、図5に示すように、厚紙Pがニップ部Nから排出される際に厚紙Pの後端がニップ部N内にニップされた状態では、第2アーム62aが揺動軸63を中心に矢印D1方向に回転する。そして、一体型パッド100のニップ部Nの下流側が、厚紙Pの厚さ分、定着ローラ51から離れる。本実施形態の場合、一体型パッド100の上流と下流とに加圧ポイントを分けて加圧しているため、一体型パッド100の下流側が定着ローラ51から離れても、上流側は圧を維持した状態を保つ。この状態でのニップ部N内の圧力分布は、図6の破線cに示すようになる。
一方、比較例として、前述の図13に示したような加圧ポイントを分けない構成の場合、厚紙Pの後端のみをニップすることで、一体型パッド3全体が定着ローラ6から離れる。そして、図12と同様に、ニップ部Nの搬送方向の幅が縮小し、厚紙Pの後端に荷重が集中して、ピーク圧が極端に上昇してしまう。このような比較例におけるニップ部に厚紙Pの後端が存在した場合のニップ部内の圧力分布は、図7の破線cに示すようになる。図6の破線cと図7の破線cとを比べると、厚紙Pの後端がニップ部Nに存在していても、本実施形態の構成の場合、比較例に比べて、ニップ部Nの圧力分布が安定していることがわかる。
このような本実施形態の場合、パッド部101と分離部102とを一体に構成しているため、パッド部101と分離部102との間の隙間をなくすことができる。この結果、ニップ部Nの圧力低下部に空気が滞留することにより生じる光沢ムラの発生を抑制できる。また、一体型パッド100の回転方向上流側と下流側とを、それぞれ第1加圧部材61と第2加圧部材62とで独立して加圧している。このため、上述のように、記録材の端部(例えば厚紙Pの先端又は後端)がニップ部Nに存在しても、図12、13に示したような記録材の端部がニップされることで圧が集中することを抑制でき、この端部に作用する加圧力を低減できる。この結果、記録材の端部の跡が定着ローラ51に残ることを抑制できる。
ここで、本実施形態の構成と比較例とで、記録材として、1枚の厚紙(坪量350g/m、サイズA4)を、ニップ部を通過させた場合に、定着ローラの表面に残った跡を測定した。この結果、比較例の表面の跡の深さが6μmであったのに対し、本実施形態の構成の場合、2.5μmと、比較例の半分以下に低減できた。これにより、定着ローラについた跡による画像不良を大幅に改善でき、定着ローラに与えるダメージも軽減できるので、定着ローラ寿命向上につながる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。本実施形態の定着装置10Aは、一体型構成部材としての一体型パッド100Aを、ニップ形成部としてのパッド部101Aと、分離部としての分離ローラ102Aとした以外、上述の第1の実施形態と同様である。このため、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略又は簡略にし、以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の場合、パッド部101Aは、定着ベルト52に対して摺動するパッド部材である。また、分離ローラ102Aは、パッド部101Aの定着ベルト52の回転方向(搬送方向)下流側に、パッド部101Aに対して回転のみ自在に位置決めされ、定着ベルト52と接触して従動回転する分離回転体である。そして、パッド部101Aと分離ローラ102Aによってニップ部Nを形成する。
このために本実施形態の場合、分離ローラ102Aをパッド部101Aと一体のパッドホルダ103Aに回転自在に支持されている。即ち、パッドホルダ103Aの搬送方向上流側ないし中間部にパッド部101Aを構成する弾性層101Aa及びパッドベース101Abを支持している。また、パッドホルダ103Aの搬送方向下流側には、回転軸103Bを固定しており、この回転軸103Bに分離ローラ102Aを回転自在に支持している。これにより、パッド部101Aと分離ローラ102Aとを一体的に定着ローラ51に向けて加圧できるようにしている。
これらパッド部101Aと分離ローラ102Aとから構成される一体型パッド100Aは、上述の第1の実施形態と同様に、第1加圧部材61と第2加圧部材62とにより、一体型パッド100Aの上流側と下流側とでそれぞれ独立して加圧される。なお、図8及び図9では、ヒータ58やカム機構64を省略しているが、本実施形態の場合も、第1の実施形態と同様に備えている。
ここで、前述の特許文献1に記載された従来構造の場合、本実施形態のパッド部101Aに相当する加圧パッドと分離ローラとをそれぞれ独立して加圧していた。しかし、このように独立して加圧すると、分離ローラと加圧パッドが独立して動くことになるので2部材間の間に一定以上のギャップが必要となる。例えば、このギャップは、2mm程度である。この結果、このギャップによりニップ部で圧抜けが発生し、前述の図10に示したようなつらら状の光沢ムラが発生してしまう。光沢ムラは圧抜けの幅(即ち、ギャップの大きさ)に感度があるため、このギャップを小さくすることで、図10に示したような光沢ムラを抑制できる。
本実施形態の構成では、分離ローラ102Aは、パッド部101Aと一体に加圧されるようにパッドホルダ103Aで固定されているので、位置関係は常に一定に保つことができる。つまり、それぞれが独立して動くことによるギャップマージンを設けなくてもよくなり、ギャップを縮小することが可能となる。例えば、ギャップを0.8mmまで縮小することができる。この結果、圧抜けの幅が縮小して、図10に示したようなつらら状の光沢ムラを改善することができる。
また、分離ローラ102Aとパッド部101Aとを一体化することで、記録材の端部がニップ部に存在した場合に、記録材端部への荷重集中による定着ローラへのダメージが生じうる。但し、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、一体型パッド100Aの加圧ポイントを上流側と下流側とに分けているため、このような集中荷重を軽減でき、定着ローラへのダメージも低減できる。
また、本実施形態の場合、記録材を定着ローラ51から分離するための分離部を分離ローラ102Aとしており、この分離ローラ102Aが定着ベルト52に従動して回転する。このため、第1の実施形態のように分離部を定着ベルト52に摺動させる構成に比べて、定着ベルト52の摺動抵抗を小さくできる。
<他の実施形態>
上述の説明では、本発明をフルカラー中間転写方式の画像形成装置に適用した場合について説明した。但し、本発明は、画像形成部が1個のモノクロ画像形成装置の場合にも適用可能である。モノクロ画像形成装置の場合は、ブラック(K)の像担持体のみが存在し、その像担持体に形成されたトナー画像を転写装置で記録材に転写する。また、本発明は、中間転写体を備えた中間転写方式以外に、感光ドラムから直接記録材に転写する直接転写方式にも適用可能である。
また、本発明の画像加熱装置としての定着装置は、上述のような構成に限らない。例えば、定着ローラをエンドレスベルトとしても良い。また、加熱手段としては、ハロゲンヒータ以外に、IH(電磁誘導加熱)やセラミックヒータなどを用いることができる。
1、1A・・・定着装置(画像加熱装置)/51・・・定着ローラ(回転部材)/52・・・定着ベルト(エンドレスベルト)/58・・・ヒータ(加熱手段)/61・・・第1加圧部材/61a・・・第1アーム(第1揺動部材)/61b・・・第1バネ(第1付勢手段)/62a・・・第2アーム(第2揺動部材)/62b・・・第2バネ(第2付勢手段)/63・・・揺動軸/100、100A・・・一体型パッド(一体型構成部材)/101・・・パッド部(ニップ形成部)/101A・・・パッド部(ニップ形成部、パッド部材)/102・・・分離部/102A・・・分離ローラ(分離部、分離回転体)/N・・・ニップ部/O・・・回転中心/α・・・第1仮想線/β・・・第2仮想線

Claims (6)

  1. 回転可能な回転部材と、
    前記回転部材と接触して回転するエンドレスベルトと、
    前記エンドレスベルトの内部に配置され、前記エンドレスベルトを前記回転部材との間で挟持して、記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成するニップ形成部、及び、前記ニップ形成部の前記エンドレスベルトの回転方向下流側に配置され、前記ニップ部に搬送された記録材を前記回転部材から分離する分離部を一体に構成した一体型構成部材と、
    前記ニップ部で搬送される記録材に形成された画像を加熱する加熱手段と、
    第1付勢手段及び第2付勢手段と、
    前記第1付勢手段に付勢されることで、前記一体型構成部材の前記エンドレスベルトの回転方向上流側を前記回転部材に向けて加圧する第1部材と、
    前記第2付勢手段に付勢されることで、前記一体型構成部材の前記エンドレスベルトの回転方向下流側を、前記第1部材とは独立して前記回転部材に向けて加圧する第2部材と、を備えた、
    ことを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記第1部材により前記一体型構成部材を加圧する第1加圧位置は、前記回転部材の回転中心と前記ニップ部の前記回転方向上流端とを通る第1仮想線よりも前記回転方向上流側に位置し、
    前記第2部材により前記一体型構成部材を加圧する第2加圧位置は、前記回転部材の回転中心と前記ニップ部の前記回転方向下流端とを通る第2仮想線よりも前記回転方向下流側に位置する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記第1部材は、揺動軸に対して揺動自在に支持された第1揺動部材であり、
    前記第2部材は、前記揺動軸に対して、前記第1揺動部材とは独立して揺動自在に支持された第2揺動部材である
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記第1揺動部材と前記第2揺動部材との何れか一方の部材は、前記一体型構成部材を回転のみ自在に支持しており、他方の部材は、前記一体型構成部材を回転及び前記一体型構成部材が前記他方の部材に沿って移動可能に支持している、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の画像加熱装置。
  5. 前記分離部は、前記ニップ形成部の前記回転方向下流端部に前記ニップ形成部と一体に形成され、且つ、前記エンドレスベルトに対して摺動する所定の曲率の外周面を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
  6. 前記ニップ形成部は、前記エンドレスベルトに対して摺動するパッド部材であり、
    前記分離部は、前記パッド部材の前記回転方向下流側に、前記パッド部材に対して回転のみ自在に位置決めされ、前記エンドレスベルトと接触して従動回転する分離回転体である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像加熱装置。
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