JP5322823B2 - 画像加熱装置及びこの画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に搭載される定着装置(定着器)として用いれば好適な画像加熱装置、及びこの画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載される定着装置として、エンドレスの加熱用の定着ベルトと、このベルトと接触してニップ部を形成するエンドレスの加圧ベルトと、を有するベルトニップ方式のものが知られている(特許文献1)。未定着のトナー画像を担持する記録材はニップ部で挟持搬送され、これにより記録材上のトナー画像は記録材に加熱定着される。上記の定着ベルトもしくは加圧ベルトいわゆるエンドレスベルトを使用したベルトニップ方式の定着装置においては、ベルトの片寄り(蛇行)が重要な技術的課題である。ベルトの片寄り即ちベルトが回転中にローラの長手方向の一端部側と他端部側の何れか一方に移動して片寄ると、ローラ長手方向の所定のベルト回転領域からベルトが脱落したり、ベルトの端部が破損したりすることがある。ベルトの片寄り補正に関しては、ベルトを掛け渡す2本のローラのうちいずれかのローラの端部位置を変更することにより、ベルトに発生する寄り力を用いて、ベルトを所定の位置に保つベルト寄り補正制御が通常用いられる(特許文献2)。
上記のベルト寄り補正制御を行う定着装置では、ベルトを掛け渡したローラは当該ローラもしくはベルトと接触してニップ部を形成する定着部材が加熱されることにより温度上昇する。よって、片寄り補正を行わないローラのローラ長手方向の位置決め方法として、ローラの長手方向への熱膨張を考慮しローラ長手方向の一端部側と他端部側のローラ軸をローラ支持部材に対し所定のガタを持たせた状態に支持させることが一般的に行われている。そのため、ベルトの回転時にはそのローラはローラ長手方向の一端部側と他端部側のローラ軸の持つ上記ガタのどちらかにガタ寄せされた状態で回転する。また、そのローラをローラ長手方向で位置決めする場合、上記ガタの他にローラ長手方向のローラ部のローラ長の製造上の誤差も考慮にいれる必要がある。そのため、ローラ部の長手方向でローラ長からはみ出すことなくベルトを往復運動させるには、ローラ部のローラ長よりも十分に内側の領域にベルトの往復領域を設定する必要がある。ローラ部からベルト往復領域をはみ出さないように設定するためにはローラ部のローラ長を必要以上に長くする必要があり、定着装置が大型化するという課題があった。
本発明の目的は、位置補正用回転部材を傾斜させても無端ベルトのベルト端部を位置決め用回転部材の位置に対して一定の位置で検出できるようにして装置自体の小型化を図るようにした画像加熱装置を提供することにある。また本発明の目的は、上記画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置を提供することにある。
本発明の目的は、位置補正用回転部材を傾斜させても無端ベルトのベルト端部を位置決め用回転部材の位置に対して一定の位置で検出できるようにして装置自体の小型化を図るようにした画像加熱装置を提供することにある。また本発明の目的は、上記画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の代表的な構成は、無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともにニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出する検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有し、前記ニップ部で記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、前記位置決め用回転部材とともに前記位置決め用回転部材の長手方向に変位する支持部材であって、前記検出部材を支持し前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触する支持部材を有し、前記支持部材が前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触しているときの前記検出部材によるベルト端部の検出位置と前記支持部材と接触している前記位置決め用回転部材の長手方向端面位置との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るベルト搬送装置の代表的な構成は、記録材上の画像を加熱する画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置であって、無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともに記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出する検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有するベルト搬送装置において、前記位置決め用回転部材とともに前記位置決め用回転部材の長手方向に変位する支持部材であって、前記検出部材を支持し前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触する支持部材を有し、前記支持部材が前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触しているときの前記検出部材によるベルト端部の検出位置と前記支持部材と接触している前記位置決め用回転部材の長手方向端面位置との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とする。
本発明によれば、位置補正用回転部材を傾斜させても無端ベルトのベルト端部を位置決め用回転部材の位置に対して一定の位置で検出できるようにして装置自体の小型化を図るようにした画像加熱装置及びこの画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置を提供できる。
[実施例1](1)画像形成装置全体の説明:図1は本発明に係る画像加熱装置を定着装置(定着器)として搭載する画像形成装置の一例の全体構造を表す概略図である。この画像形成装置は電子写真方式を採用したレーザービームプリンタである。本実施例1に示す画像形成装置100は、記録材としてのシートSにトナー画像を形成する画像形成部101と、そのトナー画像をシートSに加熱・加圧して定着する定着装置(画像加熱装置)111と、に大きく分けることができる。まず、画像形成部101は次に説明する機器を備えている。像担持体としてのドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)102の外周面(表面)周りに帯電手段としての帯電器103が設けられている。感光体ドラム102の表面は帯電器103によって一様に帯電処理される。そして、露光手段としての露光装置104から画像に応じたレーザ光Lを感光体ドラム102表面の帯電面に照射することによりその帯電面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段としての現像器105によりトナーを用いて現像される。これにより感光体ドラム102表面にトナー画像が形成される。一方、画像形成装置100下部の給送カセット107に積載した状態に収納されているシートSは給送ローラ108によって1枚ずつ繰り出され搬送手段としてのレジストローラ対109に達する。このシートSはレジストローラ対109により感光体ドラム102表面のトナー画像と同期して感光体ドラム102と転写手段としての転写ローラ110との間の転写ニップ部に搬送される。そして転写ニップ部で感光体ドラム102表面と転写ローラ110の外周面(表面)とにより挟持されその状態に搬送される。この搬送過程において感光体ドラム102表面のトナー画像は転写ローラ110によってシートS上に静電転写される。これによりシートSは未定着のトナー画像をシートS面上に担持する。トナー画像を担持したシートSは定着装置111へと搬送される。そして定着装置111において未定着のトナー画像に熱と圧力を加えることによってトナー画像はシートS上に加熱定着される。トナー画像が加熱定着されたシートSは定着装置111により排出ローラ対112へと搬送される。そしてこの排出ローラ対112により画像形成装置100上部の排出トレイ113に排出される。トナー画像の転写後に感光体ドラム102表面に残留している転写残トナーはクリーニング手段としてのクリーニング装置106によって除去される。
(2)定着装置の説明:以下の説明において、定着装置及び定着装置を構成する部材に関し、長手方向とはシートの面においてシート搬送方向(記録材搬送方向)と直交する方向である。短手方向とはシートの面においてシート搬送方向(記録材搬送方向)と平行な方向である。長さとは長手方向の寸法である。幅とは短手方向の寸法である。図2は本実施例1の定着装置の全体構造を表す横断面図である。本実施例1に示す定着装置は、定着ローラを無端ベルトに接触させてニップ部を形成させてなるベルト搬送装置を具備するベルトニップ方式の定着装置である。この定着装置111は、定着ユニット10と、加圧ユニット20と、を有している。定着ユニット10は、加熱部材としての定着ローラ11を有している。定着ローラ11は、例えば外径56mm、内径50mmのアルミニウム円筒管からなる金属性コア11aを有している。この金属製コア11aの長手方向一端端と長手方向他端部は定着ユニット10の側板(不図示)に回転自在に支持されている。この金属製コア11aの表面には例えば厚さ2mm、硬度(アスカC)45゜のシリコンゴムからなる弾性層11bが被覆され、さらに弾性層11bには表層としてPF57もしくはPTFE耐熱離型層11cが被覆されている。この定着ローラ11の金属性コア11aの内部に加熱源としてのハロゲンヒータ12が内蔵されている。このハロゲンヒータ12はハロゲンヒータ12の長手方向一端端と長手方向他端部の口金が定着ユニット10の側板(不図示)に支持されている。加圧ユニット20は、無端ベルトとしてのエンドレスの加圧ベルト21を有している。加圧ベルト21は、位置決め用回転部材としての加圧ローラ22と位置補正用回転部材としてのステアリングローラ23とに循環回転可能に且つ所定の張力(例えば100N)で掛け渡されている。加圧ローラ22は、例えば中実ステンレスによって外径がφ20に形成されたローラである。ステアリングローラ23は、ベルトステアリング機能及びベルトテンションを付与する機能を有するローラであり、例えばステンレスによって外径がφ20、内径φ18程度に形成された中空ローラである。このステアリングローラ23は、加圧ベルト12の長手方向の片寄り(蛇行)を調整するステアリングローラとして機能するとともに、加圧ベルト12の張力を調整するベルト張架ローラとしても機能するようになっている。加圧ユニット20において、加圧ベルト21は、定着ローラ11の下方で加圧ベルト13の外周面(表面)が定着ローラ11の外周面(表面)と対向するように配設されている。そして定着ローラ11に対して斜め下方に傾斜するように加圧ローラ22とステアリングローラ23とに掛け渡されている。加圧ローラ22は加圧ベルト21を介して定着ローラ11と対向している。そして後述する加圧ばね42F,42Rにより加圧ローラ22を定着ローラ11に近接させるように付勢して加圧ベルト21表面と定着ローラ11表面とを接触させている。そしてその加圧ばね42F,42Rの付勢力を加圧ベルト21を介して定着ローラ11の弾性層11bに作用させ、この弾性層11bを所定量弾性変形させることにより定着ニップ部(ニップ部)の一部を形成している。加圧ベルト21の内側には、例えばシリコンゴムで形成された加圧パッド(加圧部材)24が加圧ベルト21の長手方向に沿って配設されている。加圧パッド24は所定の加圧ばね(不図示)により加圧ベルト21の内周面(内面)に所定圧(例えば400N)で押し当てられている。加圧パッド24を加圧ベルト21の内面に押し当てることによってシート搬送方向で定着ローラ11表面と加圧ベルト21表面の接触面積を大きく採ることができる。これによりその接触面積に対応した幅広の定着ニップ部Nを定着ローラ11表面と加圧ベルト21表面とで形成できる。これにより未定着トナー画像Tを担持するシートSの定着ニップ部Nによる挟持搬送時間を長くできトナー画像Tの高光沢化及び画像形成の高速化が可能となる。
本実施例1の定着装置111は、定着ローラ11の長手方向一端部の端面に設けられている駆動入力ギア70(図3(a))が定着モータ(不図示)により回転されると、定着ローラ11が矢印方向へ回転する(図2)。この定着ローラ11の回転力は定着ニップ部Nを通じて加圧ベルト21に伝わり、加圧ベルト21は定着ローラ11の回転に追従して矢印方向へ回転する。ハロゲンヒータ12には給電回路(不図示)から電力が印加され、ハロゲンヒータ12は点灯して定着ローラ11を加熱する。定着ローラ11表面の温度は定着ローラ11表面近傍に設けられたサーミスタなどの温度検知部材(不図示)により検知される。CPUとRAM及びROMなどのメモリからなる制御部(不図示)は、温度検知部材からの出力信号を取り込み、その出力信号に基いて定着ローラ11の表面温度が所定の定着温度(目標温度)を維持するように給電回路を制御する。本実施例1では定着ローラ11表面の定着温度を約190℃に維持するようにしている。定着ローラ11表面が所定の定着温度に維持された状態において、未定着のトナー画像Tを担持したシートSはトナー画像担持面を上側にして定着装置111の定着ニップ部Nに導入される。そのシートSは定着ニップ部Nで定着ローラ11表面と加圧ベルト21表面とにより挟持搬送される。そしてその搬送過程においてトナー画像Tに定着ローラ11の熱と定着ニップ部Nの圧を付与することによりトナー画像TをシートS面上に加熱定着する。
(3)加圧ベルト寄り制御機構の説明:図3の(a)は本実施例1の定着装置を定着装置の長手方向他側面側から略示した側面図である。(b)は本実施例1の定着装置を定着装置の長手方向一側面側から略示した側面図である。加圧ベルト寄り制御機構(補正手段)30を説明する。加圧ベルト寄り制御機構30は、加圧ユニット20の側板41R側のステアリングローラ支持アーム31Rに加圧ローラ22の芯金22aRとステアリングローラ23の芯金23aRを支持させている。この加圧ローラ22の芯金22aRとステアリングローラ23の芯金23aRのうち、加圧ステアリングローラ23の芯金23aRが加圧ベルト21の長手方向と直交する方向即ち矢印B(図2)にて示す上下方向に移動可能である。加圧ローラ22の長手方向一端部の芯金22aFは定着装置111の長手方向一端部側で側板41Fに回転自在に支持されている(図3(b))。加圧ローラ22の長手方向他端部の芯金22aRは定着装置111の長手方向他端部側で側板41Rに回転自在に支持されている(図3(a))。加圧ステアリングローラ23の長手方向一端部側に設けられた芯金23aFは定着装置111の長手方向一端部側で側板41Fとステアリングローラ支持アーム31Fに回転自在に支持されている(図3(b))。加圧ステアリングローラ23の長手方向他端部側に設けられた芯金23aRは定着装置111の長手方向他端部側で側板41Rとステアリングローラ支持アーム31Rに回転自在に支持されている(図3(a))。側板41R側のステアリングローラ支持アーム61Rには、軸受32Rがベルトテンション方向にスライド可能に支持されている(図3(a))。そしてこの軸受32Rには、側板41Rに矢印Bにて示す上下方向に移動できるように貫通させた加圧ステアリングローラ23の芯金23aRを回転可能に支持させている。またステアリングローラ支持アーム31Rには、その軸受32Rをベルトテンション方向に付勢し一定のテンションを付与するためのテンションバネ33Rが保持されている。このステアリングローラ支持アーム31Rは、側板41Rの外面に配設され、軸受32Rを支持している端部と反対側の端部がアーム支持軸34Rにより側板41Rに回転自在に支持されている。ステアリングローラ支持アーム31Rの外周には扇形ギア34が固定されている。この扇形ギア34には、側板41Rに支持されているベルト寄り制御モータ35の出力軸に設けられたウォームギア36が噛合している。側板41F側のステアリングローラ支持アーム31Fには、軸受32Fをベルトテンション方向にスライド可能に支持させている(図3(b))。そしてこの軸受32Fには、側板41Fに矢印Bにて示す上下方向に移動できないように貫通させた加圧ステアリングローラ23の芯金23aFを回転自在に支持させている。またステアリングローラ支持アーム31Fには、その軸受32Fをベルトテンション方向に付勢し一定のテンションを付与するためのテンションバネ33Fが保持されている。このステアリングローラ支持アーム31Fは、側板41Fの外面に配設され固定されている。従って、ステアリングローラ支持アーム31F,31Rのうち、ステアリングローラ支持アーム31Rはアーム支持軸34Rを中心として矢印B(図2)にて示す上下方向に揺動可能である。このため、加圧ステアリングローラ23は、ステアリングローラ支持アーム31Fに支持されている芯金23aFを中心として、ステアリングローラ支持アーム31R側で矢印B1及びB2にて示す上下方向に一定量のステアリングが可能となる(図3(a))。つまり、加圧ステアリングローラ23は、ステアリングローラ支持アーム31Rの揺動に応じて芯金23aFを中心に芯金23aR側がシート搬送方向と直交する矢印B1及びB2にて示す上下方向に一定量傾斜可能である。
加圧ベルト寄り制御機構30の側板41Fとこの側板41Fと対応する定着ユニット10の側板は加圧ばね42F(図3(b))により結合されている。加圧ベルト寄り制御機構30の側板41Rとこの側板41Rと対応する定着ユニット10の側板は加圧ばね42R(図3(a))により結合されている。前述のように加圧ばね42F,42Rにより加圧ローラ22が定着ローラ表面12に近接させるように付勢され、これにより加圧ベルト21表面と定着ローラ11表面とが接触して定着ニップ部Nの一部が形成される。
(4)加圧ベルト寄り制御機構のベルト寄り補正制御の説明:図3を参照して、制御部が実行する加圧ベルト寄り制御機構30のベルト寄り補正制御を説明する。図3(a)において加圧ベルト21が例えば側板41F側に寄って加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置が後述するセンサ(検出部材)45F(図4)により検出されると、制御部はセンサ45Fからの出力信号を取り込む。そして扇形ギア34を矢印B2(図3(a))にて示す下方向に所定量移動させるべくベルト寄り制御モータ35の出力軸をCW方向に回転駆動する。このベルト寄り制御モータ35の出力軸の回転に応じてウォームギア36が回転し、これにより扇形ギア34と共にステアリングローラ支持アーム31Rが矢印B2方向に移動する。このステアリングローラ支持アーム31Rの矢印B2方向への移動と連動して加圧ステアリングローラ23は芯金23aF側が矢印B2方向に傾斜する。この加圧ステアリングローラ23の矢印B2方向への傾斜に伴い加圧ベルト21は側板41R側に寄り移動し始める。そして加圧ベルト21が側板41R側に寄り移動して加圧ベルト21の長手方向他端部側のベルト端部位置が後述するセンサ(検出部材)45R(図4)により検出されると、制御部はセンサ45Rからの出力信号を取り込む。そして扇形ギア34を矢印B1(図3(a))にて示す上方向に所定量移動させるべくベルト寄り制御モータ35の出力軸をCCW方向に回転駆動する。このベルト寄り制御モータ35の出力軸の回転に応じてウォームギア36が回転し、これにより扇形ギア34と共にステアリングローラ支持アーム31Rが矢印B1方向に移動する。このステアリングローラ支持アーム31Rの矢印B1方向への移動と連動して加圧ステアリングローラ23は芯金23aR側が矢印B1方向に傾斜する。この加圧ステアリングローラ23の矢印B1方向への傾斜に伴い加圧ベルト21は側板41F側に寄り移動し始める。そして加圧ベルト21が側板41F側に寄り移動し加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置がセンサ45Fにより再び検出される。すると、ベルト寄り制御モータ35の出力軸のCW方向への回転によって加圧ステアリングローラ23は矢印B2方向に再び傾斜される。そして加圧ベルト21が側板41R側に寄り移動し加圧ベルト21の長手方向他端部側のベルト端部位置がセンサ45Rにより再び検出される。すると、ベルト寄り制御モータ35の出力軸のCCW方向への回転によって加圧ステアリングローラ23は矢印B1方向に再び傾斜される。上記の処理を繰り返し行うことによって、加圧ステアリングローラ23の長手方向一端部と長手方向他端部の端面から加圧ベルト21がはみ出さないように加圧ベルト21の長手方向位置を補正するベルト寄り補正制御を行う。
(5)加圧ローラの位置決め構造とガタ寄せ規制構造の説明:図4は本実施例1の定着装置の加圧ユニットをシート排出側から示した略図であって、加圧ローラの位置決め構造とガタ寄せ規制構造の説明図である。先ず、加圧ローラ22の位置決め構造を説明する。加圧ローラ22の長手方向他端部側の芯金22aRは側板41Rに軸受42Rを介して回転自在に支持されており、加圧ローラ22の長手方向一端部側の芯金22aFは側板41Fに軸受42Fを介して回転自在に支持されている。加圧ローラ22は定着ローラ11が加熱されることによって150℃程度に温度上昇する。そのため、加圧ローラ22の長手方向の位置決めは、加圧ローラ22の長手方向の熱膨張を考慮し側板41F,41Rに対して芯金22aF,22aRに0.6mmのガタを持たせた状態に芯金22aF,22aRを側板41F,41Rに支持させている。つまり、芯金22aFは、大径部22aF1,22aR1と、小径部22aF2,22aR2と、を有し、大径部22aF1と軸受42Fとの間に0.6mmの間隙を形成させた状態に小径部22aF2を軸受42Fに支持させている。これと同様に、芯金22aRは、大径部22aR1と、小径部22aR2と、を有し、大径部22aR1と軸受42Rとの間に0.6mmのガタを持たせた状態に小径部22aR2を軸受42Rに支持させている。これにより加圧ベルト21の回転時には加圧ローラ22は芯金22aF,22aRが持つガタのどちらかにガタ寄せされた状態で回転する。例えば加圧ローラの回転中に芯金22aFの大径部22aF1が軸受42Fと接触するまで加圧ローラが芯金22aF側にガタ寄せされると、加圧ローラの芯金22aF側のローラ端面22bFは図4に示す位置から軸受42F側に0.6mmずれる。これとは逆に、加圧ローラの回転中に芯金22aRの大径部22aR1が軸受42Rと接触するまで加圧ローラが芯金22aR側にガタ寄せされると、加圧ローラの芯金22aR側のローラ端面22bRは図4に示す位置から軸受42R側に0.6mmずれる。また加圧ローラ22のローラ端面22bF,22bR間におけるローラ部のローラ長は製造上±0.5mmの誤差が生じる。従って、加圧ベルト21を加圧ローラ22の長手方向でローラ端面22bF,22bRからはみ出さずに往復運動させるためには、後述のセンサ(検出部材)45R,45Fによる加圧ベルト21の長手方向のベルト端部検出位置Xは以下のようになる。即ち、ベルト端部検出位置Xは、加圧ローラ21のローラ端面22bF,22bRから
X>0.6+0.5=1.1(mm)
を満足する位置となる。つまり、加圧ローラ22のローラ部のローラ長に対して、加圧ローラ22のローラ端面22bF,22bRから1.1mmづつ内側の領域で加圧ベルト22を往復運動させなければならない。なお、加圧ベルト21が加圧ステアリングローラ23の長手方向で所定の位置に保たれた状態即ち加圧ベルト21の長手方向中央が加圧ローラ22の長手方向中央に位置するときのベルト端部からローラ端面22bF,22bRまでの距離は約5mmである。
X>0.6+0.5=1.1(mm)
を満足する位置となる。つまり、加圧ローラ22のローラ部のローラ長に対して、加圧ローラ22のローラ端面22bF,22bRから1.1mmづつ内側の領域で加圧ベルト22を往復運動させなければならない。なお、加圧ベルト21が加圧ステアリングローラ23の長手方向で所定の位置に保たれた状態即ち加圧ベルト21の長手方向中央が加圧ローラ22の長手方向中央に位置するときのベルト端部からローラ端面22bF,22bRまでの距離は約5mmである。
次に、加圧ローラ22のガタ寄せ規制構造を説明する。側板41Fの内面には加圧ローラ22の軸線方向に沿って側板41R側に突出する支持軸43Fが設けられている。この支持軸43Fにはセンサ台(支持部材)44Fが加圧ローラ22の長手方向に変位可能に支持されている。サンサ台44Fは側板41Fの加圧ローラ22のローラ端面22aFと接触している。このサンサ台44Fの内面には加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置を検出するためのセンサ45Fが設けてある。そしてセンサ台44Fと軸受42Fとの間にコイルばね(付勢部材)46Fを収縮させた状態に介在させてある。このコイルばね46Fによりセンサ台44Fを加圧ローラ22のローラ端面22bFに接触状態に付勢することによって、加圧ローラ22の芯金22aFの大径部22aFを軸受42Fから上記ガタ分だけ離隔させている。同様に、側板41Rの内面には加圧ローラ22の軸線方向に沿って側板41F側に突出する支持軸43Rが設けられている。この支持軸43Rにはセンサ台(支持部材)44Rが加圧ローラ22の長手方向に変位可能に支持されている。サンサ台44Rは側板41Rの加圧ローラ22のローラ端面22aRと接触している。このサンサ台44Rの内面には加圧ベルト21の長手方向他端部側のベルト端部位置を検出するためのセンサ45Rが設けてある。そしてセンサ台44Rと軸受42Rとの間にコイルばね(付勢部材)46Rを収縮させた状態に介在させてある。このコイルばね46Rによりセンサ台44Rを加圧ローラ22のローラ端面22bRに接触状態に付勢することによって、加圧ローラ22の芯金22aRの大径部22aR1を軸受42Rから上記ガタ分だけ離隔させている。これにより加圧ローラ22は、加圧ローラ22のローラ端面22aF,22aRがセンサ台44F,44Rと接触した状態に回転するため、芯金22aF側或いは芯金22aR側にガタ寄せされることはない。即ち、加圧ローラ22のガタ寄せを規制できる。このため、加圧ローラのガタや、加圧ローラのローラ長の製造上の誤差によらず、加圧ローラの長手方向端面位置即ちローラ端面22aF,22aR位置からセンサ45F,45Rによるベルト端部検出位置X,Xまでの距離(1.1mm)を一定に維持できる。従って、加圧ステアリングローラ23を傾斜させ加圧ベルト21の寄り補正制御を行っても、センサ45F,45Rによるベルト端部検出位置X,Xと加圧ローラ22のローラ端面22aF,22aR位置との間が、常に一定の距離(1.1mm)に維持される。つまり、センサ45F,45Rによるベルト端部検出位置X,Xと加圧ローラ22のローラ端面22aF,22aR位置との間が、加圧ステアリングローラ23を傾斜させることに関わらず、常に一定の距離(1.1mm)に維持される。これにより、加圧ベルト21の寄り補正制御を行うための加圧ベルト21の往復領域を設定する場合に加圧ローラのガタや、加圧ローラのローラ長の製造上の誤差を考慮する必要がなくなるため、加圧ベルト21の往復領域を大きく設定することが可能となる。これにより、加圧ローラ22のローラ部のローラ長を必要以上に長くする必要がなくなり、定着装置111の小型化を図れる。
[実施例2]定着装置の他の例を説明する。本実施例2に示す定着装置は、実施例1の定着装置111に具備させた加圧ローラ22のガタ寄せ規制構造を後述のように構成した点を除いて、実施例1の定着装置111と同じ構成としてある。本実施例2では、実施例1の定着装置と同じ部材、部分には同じ符号を付して再度の説明を省略する。本実施例2の定着装置111の加圧ローラ22のガタ寄せ規制構造を説明する。図5は本実施例2の定着装置の加圧ユニットをシート排出側から示した略図であって、加圧ローラのガタ寄せ規制構造の説明図である。図6の(a)は加圧ローラの長手方向一端部側のガタ寄せ規制構造の加圧アームの変位状態を表わす説明図、(b)は加圧ローラの長手方向他端部側のガタ寄せ規制構造の加圧アームの変位状態を表わす説明図である。加圧ローラ22の長手方向一端部側の芯金22aFの外周面の近傍にはセンサ台51Fが配設されている。このセンサ台51Fには、細長い部材に形成された加圧アーム(被検出部材)52Fが加圧アーム52Fの略中央で回転軸53Fにより回転自在に取り付けられている。加圧アーム52Fに設けられている掛け部52Faとセンサ台51Fに設けられている掛け部51Faにはコイルばね(付勢部材)54Fが掛け止めてある。このコイルばね54Fにより加圧アーム52Fに設けられている加圧部52Fbは加圧ローラ22の長手方向一端部側のローラ端面22bFに接触しその状態にローラ端面22bFを加圧ローラ22の長手方向他端部側に付勢している。これよって加圧ローラ22の芯金22aFの大径部22aFを軸受42Fから前述のガタ(0.6mm)分だけ離隔させている。またセンサ台51Fには、加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置を加圧アーム52Fを介して検出するためのセンサ(検出部材)55Fが設けられている。このセンサ55Fは、加圧ベルト21の長手方向で加圧アーム52Fと対向して配置され加圧アーム52Fから所定の距離αをおいた位置に設けてある。同様に、加圧ローラ22の長手方向他端部側の芯金22aRの外周面の近傍にはセンサ台51Rが配設されている。このセンサ台51Rには、細長い部材に形成された加圧アーム(被検出部材)52Rが加圧アーム52Rの略中央で回転軸53Rにより回転自在に取り付けられている。加圧アーム52Rに設けられている掛け部52Raとセンサ台51Rに設けられている掛け部51Raにはコイルばね(付勢部材)54Rが掛け止めてある。このコイルばね54Rにより加圧アーム52Rに設けられている加圧部52Rbは加圧ローラ22の長手方向他端部側のローラ端面22bRに接触しその状態にローラ端面22bRを加圧ローラ22の長手方向一端部側に付勢している。これよって加圧ローラ22の芯金22aRの大径部22aRを軸受42Rから前述のガタ(0.6mm)分だけ離隔させている。またセンサ台51Rには、加圧アーム52Rを介して加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置を検出するためのセンサ(検出部材)55Rが設けられている。このセンサ55Rは加圧ベルト21の長手方向で加圧アーム52Rと対向させて配置してある。
本実施例2の定着装置において、加圧ベルト21が例えば側板41F側に寄って加圧アーム52Fの加圧部52Fbに接触すると(図6(a))、加圧アーム52Fはコイルばね54Fの付勢力に抗して回転軸53Fを中心に矢印方向に回転(変位)する。これにより加圧アーム52Fとセンサ55Fとの間の距離はαからβに増大する。センサ55Fはその加圧アーム52Fの回転量を検出しその回転量に応じた信号を加圧ベルト21の長手方向一端部側のベルト端部位置の検出信号として制御部に出力する。制御部はセンサ55Fからの出力信号に基づいて加圧ステアリングローラ23の芯金23aF側を所定の方向(図3(a)の矢印B2方向)に傾斜させ、これにより加圧ベルト21が側板41R側に寄り移動し始める。そして加圧ベルト21が側板41R側に寄り移動して加圧アーム52Rの加圧部52Rbに接触すると(図6(b))、加圧アーム52Rはコイルばね54Rの付勢力に抗して回転軸53Rを中心に矢印方向に回転(変位)する。これにより加圧アーム52Rとセンサ55Rとの間の距離はαからβに増大する。センサ55Rはその加圧アーム52Rの回転量を検出しその回転量に応じた信号を加圧ベルト21の長手方向他端部側のベルト端部位置の検出信号として制御部に出力する。制御部はセンサ55Rからの出力信号に基づいて加圧ステアリングローラ23の芯金23aR側を所定の方向(図3(a)の矢印B1方向)に傾斜させ、これにより加圧ベルト21が側板41F側に寄り移動し始める。実施例1の定着装置111と同様、上記の処理を繰り返し行うことによって、加圧ステアリングローラ23の長手方向一端部と長手方向他端部の端面から加圧ベルト21がはみ出さないように加圧ベルト21の長手方向位置を補正するベルト寄り補正制御を行う。
本実施例2の定着装置では、加圧ローラ22は加圧ローラ22のローラ端面22aF,22aRが加圧アーム52F,52Rの加圧部52Fb,52Rbと接触した状態に回転される。このため、加圧ローラ22は回転中に芯金22aF側或いは芯金22aR側にガタ寄せされることはない。即ち、加圧ローラ22のガタ寄せを規制できる。これにより、加圧ローラのガタや、加圧ローラのローラ長の製造上の誤差によらず、ローラ端面と接触している加圧アーム52F,52Rの位置とセンサ55F,55Rとの間の距離αを一定に維持できる。従って、加圧ステアリングローラ23を傾斜させ加圧ベルト21の寄り補正制御を行っても、ローラ端面と接触している加圧アーム52F,52Rの位置とセンサ55F,55Rとの間が、常に一定の距離αに維持される。つまり、ローラ端面と接触している加圧アーム52F,52Rの位置とセンサ55F,55Rとの間が、加圧ステアリングローラ23を傾斜させることに関わらず、常に一定の距離αに維持される。これにより、加圧ベルト21の寄り補正制御を行うための加圧ベルト21の往復領域を設定する場合に加圧ローラのガタや、加圧ローラのローラ長の製造上の誤差を考慮する必要がなくなるため、加圧ベルト21の往復領域を大きく設定することが可能となる。これにより、加圧ローラ22のローラ部のローラ長を必要以上に長くする必要がなくなり、定着装置111の小型化を図れる。
[その他の実施例]
1)実施例1及び実施例2の定着装置では、加圧ベルトを加圧ローラと加圧ステアリングローラの2本のローラに掛け渡す構成を採用したが、加圧ベルトを3本以上のローラに掛け渡す構成を採用してもよい。2)定着ローラに代えて、定着ベルト(無端ベルト)とこの定着ベルトを掛け渡す複数のローラ(例えば定着ローラと定着ステアリングローラ)と定着ベルトを加熱する加熱源とを有する定着ユニットを用いてもよい。
1)実施例1及び実施例2の定着装置では、加圧ベルトを加圧ローラと加圧ステアリングローラの2本のローラに掛け渡す構成を採用したが、加圧ベルトを3本以上のローラに掛け渡す構成を採用してもよい。2)定着ローラに代えて、定着ベルト(無端ベルト)とこの定着ベルトを掛け渡す複数のローラ(例えば定着ローラと定着ステアリングローラ)と定着ベルトを加熱する加熱源とを有する定着ユニットを用いてもよい。
11:定着ローラ、21:加圧ベルト、22:加圧ローラ、23:加圧ステアリングローラ、30:加圧ベルト寄り制御機構、44F,44R:センサー台、45F,45R:センサ、52F,52R:加圧アーム、55F,55R:センサ、N:定着ニップ部、S:シート
Claims (4)
- 無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともにニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出する検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有し、前記ニップ部で記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、前記位置決め用回転部材とともに前記位置決め用回転部材の長手方向に変位する支持部材であって、前記検出部材を支持するとともに前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触する支持部材を有し、前記支持部材が前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触しているときの前記検出部材によるベルト端部の検出位置と前記支持部材と接触している前記位置決め用回転部材の長手方向端面位置との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とする画像加熱装置。
- 無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともにニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出するための検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有し、前記ニップ部で記録材上の画像を加熱する画像加熱装置において、前記検出部材により検出される被検出部材であって、前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触するとともに前記無端ベルトの長手方向のベルト端部と接触して変位する被検出部材を有し、前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触している前記被検出部材の位置と前記検出部材との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とする画像加熱装置。
- 記録材上の画像を加熱する画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置であって、無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともに記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出する検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有するベルト搬送装置において、前記位置決め用回転部材とともに前記位置決め用回転部材の長手方向に変位する支持部材であって、前記検出部材を支持するとともに前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触する支持部材を有し、前記支持部材が前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触しているときの前記検出部材によるベルト端部の検出位置と前記支持部材と接触している前記位置決め用回転部材の長手方向端面位置との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とするベルト搬送装置。
- 記録材上の画像を加熱する画像加熱装置に用いられるベルト搬送装置であって、無端ベルトと、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向と直交する方向に傾斜可能な位置補正用回転部材と、前記無端ベルトを支持し前記無端ベルトの長手方向に変位可能な位置決め用回転部材と、前記無端ベルトと接触して前記無端ベルトとともに記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成する加熱部材と、前記無端ベルトの長手方向のベルト端部位置を検出するための検出部材と、前記検出部材によるベルト端部の検出位置に応じて前記位置補正用回転部材を傾斜させ前記無端ベルトの長手方向位置を補正する補正手段と、を有するベルト搬送装置において、前記検出部材により検出される被検出部材であって、前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触するとともに前記無端ベルトの長手方向のベルト端部と接触して変位する被検出部材を有し、前記位置決め用回転部材の長手方向端面と接触している前記被検出部材の位置と前記検出部材との間が、前記位置補正用回転部材を傾斜させることに関わらず、一定の距離に維持されることを特徴とするベルト搬送装置。
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