JP2009184430A - 車両用フード構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合にも、衝突体に入力される荷重反力をより適切に生じさせることができる車両用フード構造を得る。
【解決手段】フードロックリインフォース40の後端部40Dは、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された脚部48がフードインナパネル18の平坦部26に接合されている。フードインナパネル18には、骨格部20におけるフード前後方向の略中央部にクラッシュビード24がフード幅方向に沿って形成されると共に、平坦部26におけるフード幅方向の略中央部に小ビードが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、フード前端部におけるフードアウタパネルとフードインナパネルとの間にフードロックリインフォースが配置された車両用フード構造に関する。
従来、フードへの衝突体の衝突時に該衝突体を保護するための車両用フード構造においては、衝突時に適度な荷重でフードインナパネル等を塑性変形させるために、フードインナパネルに複数本の波形のビードを形成すると共にフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に補強板を配置する等して、フードにおける外周端部を除く中央領域部位(以下、「フード一般部」ということがある。)を補強した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、車両用フード構造においては、フード一般部のフード前方側となるフード前端部側への衝突体の衝突時に、該衝突体に入力される荷重反力を適度に抑えるために、フードインナパネルとフードアウタパネルとの間に設けられたフードロックリインフォースに折り曲げ部を設けて、所定値以上の荷重入力時に該折り曲げ部を起点にしてフードロックリインフォースを変形させる構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、歩行者保護対応として前記構成を併せ持つような構造では、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位(フードロック部の略直上部を含む部位)との中間位置付近に衝突体が衝突した場合、フード一般部のフードインナパネルを変形させる荷重とフード前端部のフードロックリインフォースを変形させる荷重との両方の荷重を作用させることになり、衝突体に入力される荷重反力を大きくしてしまう恐れがある。
特開2004−58973公報 特開2004−50909公報
本発明は、上記事実を考慮して、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合にも、衝突体に入力される荷重反力をより適切に生じさせることができる車両用フード構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用フード構造は、エンジンルームを開閉可能に覆うフードの外板を構成するフードアウタパネルと、前記フードアウタパネルに対してフード下方側に配置されてフードの内板を構成すると共に、外周端部を除く中央領域に複数の補強ビードが形成された骨格部を備えるフードインナパネルと、フード前端部における補強用として前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、フード上方側からの所定値以上の荷重入力時に変形する弱化部が設けられたフードロックリインフォースと、を有し、前記フードインナパネルには、前記骨格部のフード前方側に隣接してフード幅方向に延在する平坦部が設けられ、前記フードロックリインフォースの後端部は、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された脚部が前記平坦部に接合されていることを特徴とする。
請求項1に記載する本発明の車両用フード構造によれば、フードインナパネルには、外周端部を除く中央領域に複数の補強ビードが形成された骨格部が設けられているので、例えば、衝突体が骨格部のフード上方側に衝突した場合には、フードアウタパネルと共にフードインナパネルの骨格部が塑性変形して衝撃エネルギーを吸収する。
また、フード前端部における補強用としてフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に配置されたフードロックリインフォースには、フード上方側からの所定値以上の荷重入力時に変形する弱化部が設けられているので、例えば、衝突体がフード前端部に衝突してフード上方側から所定値以上の荷重が入力された場合には、フードロックリインフォースは弱化部が変形して衝撃エネルギーを吸収する。
一方、フードインナパネルには、骨格部のフード前方側に隣接してフード幅方向に延在する平坦部が設けられ、フードロックリインフォースの後端部は、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された脚部がフードインナパネルの平坦部に接合されているので、例えば、フードロックリインフォースの後端部に脚部が延設されずかつ該後端部がフードインナパネルの骨格部に接合されるような対比構造と比べて、フード上方側からの荷重に対する剛性が低くなる。よって、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近にフード上方側から衝突体が衝突した場合には、前記対比構造と比べて、フードロックリインフォース及びフードインナパネルが低荷重で塑性変形して衝撃エネルギーを吸収する。すなわち、フードロックリインフォース及びフードインナパネルの変形荷重が上がり過ぎるのを抑えられる。
請求項2に記載する本発明の車両用フード構造は、請求項1記載の構成において、前記フードインナパネルには、前記骨格部におけるフード前後方向の略中央部にクラッシュビードがフード幅方向に沿って形成されていると共に、前記平坦部におけるフード幅方向の略中央部にフード下方側又はフード上方側へ向かって凸形状となる補強部が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載する本発明の車両用フード構造によれば、フードインナパネルには、骨格部におけるフード前後方向の略中央部にクラッシュビードがフード幅方向に沿って形成されていると共に、平坦部におけるフード幅方向の略中央部にフード下方側又はフード上方側へ向かって凸形状となる補強部が形成されているので、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近にフード上方側から衝突体が衝突した場合に、フードインナパネルの平坦部での局所変形が抑えられ、クラッシュビードを起点としてフード前部全体が曲げ変形して荷重を発生させる。このため、局所変形に起因してフードロックリインフォースやフードインナパネルが潰れ切る(所謂底付きする)のを防止又は抑制でき、フード前部全体の曲げ変形によって、トータルとして衝撃エネルギーが効率的に吸収される。
請求項3に記載する本発明の車両用フード構造は、請求項2記載の構成において、前記補強部は、フード前後方向に沿って形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載する本発明の車両用フード構造によれば、補強部は、フード前後方向に沿って形成されているので、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近にフード上方側から衝突体が衝突した場合に、平坦部に作用した荷重が補強部によって効率的にフード後方側となるクラッシュビード側へ伝達される。これにより、フードは、より安定的にクラッシュビードを起点として曲げ変形する。
請求項4に記載する本発明の車両用フード構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の構成において、前記脚部は、前記フードロックリインフォースにおけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載する本発明の車両用フード構造によれば、脚部は、フードロックリインフォースにおけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に形成されているので、例えば、フード幅方向の両側の脚部がフード幅方向の中央領域寄りに形成されたような対比構造と比べて、フードロックリインフォースのフードインナパネルへの接合点間のピッチが広く、フード上方側からの荷重に対してフードロックリインフォースが変形しやすい。よって、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近にフード上方側から衝突体が衝突した場合には、前記対比構造と比べて、フードロックリインフォースが低荷重で塑性変形して衝撃エネルギーを吸収し、フードロックリインフォースの変形荷重が上がり過ぎるのを抑えられる。
請求項5に記載する本発明の車両用フード構造は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の構成において、前記補強ビードは、フード幅方向に所定の間隔を開けてかつ略フード前後方向に沿って形成され、前記補強ビードの前端は、前記脚部の後端よりもフード後方側に離間して配置されていることを特徴とする。
請求項5に記載する本発明の車両用フード構造によれば、略フード前後方向に沿って形成された補強ビードの前端は、脚部の後端よりもフード後方側に離間して配置されているので、例えば、補強ビードの前端におけるフード前後方向の位置が脚部の後端におけるフード前後方向の位置に揃えられたような対比構造と比べて、脚部を介してのフード上方側からの荷重に対してフードインナパネルが変形しやすい。よって、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近にフード上方側から衝突体が衝突した場合に、前記対比構造と比べて、フードインナパネルが低荷重で塑性変形して衝撃エネルギーを吸収し、フードインナパネルの変形荷重が上がり過ぎるのを抑えられる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用フード構造によれば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合にも、衝突体に入力される荷重反力をより適切に生じさせることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両用フード構造によれば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合にも、フード前部全体の曲げ変形によってトータルとして衝撃エネルギーを効率的に吸収することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両用フード構造によれば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突した場合に、平坦部に作用する荷重を補強部によって効率的にフード後方側となるクラッシュビード側へ伝達することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の車両用フード構造によれば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合に、フードロックリインフォースの変形荷重が上がり過ぎるのを効果的に抑えられるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の車両用フード構造によれば、フード一般部とフード前端縁寄り部位との中間位置付近に衝突体が衝突して、フード一般部のフードインナパネルとフード前端部のフードロックリインフォースとを変形させる荷重が作用した場合に、フードインナパネルの変形荷重が上がり過ぎるのを効果的に抑えられるという優れた効果を有する。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係る車両用フード構造について図1〜図8を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車両幅方向を示している。また、フード閉止状態においては、フード前後方向は車両前後方向と同じ方向とし、フード上下方向は車両上下方向と同じ方向とし、フード幅方向は車両幅方向と同じ方向とする。
図1に示されるように、自動車(車両)10における車両前部10Aには、エンジンルーム12を開閉可能に覆うフード(エンジンフード)14が配設されている。フード14は、本実施形態では、アルミニウム合金製とされている。フード14のフード前後方向における後端部には、ヒンジ(図示省略)が配設されており、これによって、フード14は、ヒンジ(図示省略)におけるフード幅方向の軸回りに回転移動可能、すなわち開閉可能となっている。
図1の2−2線に沿う拡大断面図である図2に示されるように、フード14は、フード14の外板を構成すると共に略車両前後方向に沿って延設されるフードアウタパネル16と、このフードアウタパネル16に対してフード下方側に配置されてフード14の内板を構成するフードインナパネル18と、を含んで構成されている。フードアウタパネル16及びフードインナパネル18は、いずれもアルミニウム合金板をプレス成形することにより形成されている。フードアウタパネル16の外周部は、フードインナパネル18にヘミング加工によって結合されている。なお、フードアウタパネル16の前端縁がフードインナパネル18の前端縁に結合されてフード前端縁14Aを構成している。また、フードアウタパネル16とフードインナパネル18とが組付けられた状態では、両者は閉断面構造(本実施形態では、所謂「最中構造」)を形成しており、両者の間にはフード上下方向の隙間16Xが形成されている。
図3には、車両前部10Aにおけるフードインナパネル18とフードロックリインフォース40(詳細後述)との搭載位置関係が平面図で示され、図4には、フードインナパネル18の要部が斜視図で示されている。図3及び図4に示されるように、フードインナパネル18には、外周端部(外周端部のうち、前端部を符号18A、フード幅方向外側端部を符号18Bで示し、後端部は図示を省略する。)を除く中央領域18Cを構成する骨格部20に補強ビード22が形成されている。なお、図3及び図4では、フードインナパネル18の後端側の図示を省略している。補強ビード22は、フード上方側に膨らんでおり、フード幅方向に所定の間隔を開けてかつ略フード前後方向に沿って複数本形成されている。
補強ビード22における頂部22Aの一部は、図2に示されるように、フードアウタパネル16の裏面16Aに接着手段であるマスチック17Aを介して接合されている。なお、本実施形態では、フードインナパネル18の骨格部20と、フードアウタパネル16において骨格部20に対向する部位と、で構成される部分をフード一般部14Cという。図1に示されるように、このフード一般部14Cは、フード14における外周端部を除く中央領域部位とされている(図1の二点鎖線で囲んだ領域参照)。
また、図3及び図4に示されるように、フードインナパネル18には、骨格部20におけるフード前後方向の略中央部にフード上方側へ向かって凸形状となるクラッシュビード24がフード幅方向に沿って形成されている。クラッシュビード24は、車両正面衝突時にフードインナパネル18をフード前後方向の略中央部でフード上方側へ(側面視で逆V字形状に)屈曲させるための起点となる機能を備えている。なお、本実施形態では、クラッシュビード24は、補強ビード22における頂部22Aを繋ぐように形成されているが、クラッシュビードは、例えば、フード幅方向に沿って形成されたクラッシュビードが一連となるように、すなわち、補強ビード22における頂部22Aにもフード幅方向に沿って連続的に形成されるような構成であってもよい。
また、図4に示されるように、フードインナパネル18には、骨格部20のフード前方側に隣接してフード幅方向に延在する平坦部26が設けられている。平坦部26は、平坦状に形成されて補強ビード22が形成されていない領域となっている。平坦部26におけるフード幅方向の略中央部には、補強部としての小ビード28が左右一対で計ニ個形成されている。小ビード28は、フード下方側へ向かって凸形状となっており、フード前後方向に沿って(すなわち、フード平面視でクラッシュビード24の延在方向に対して直角な方向に)形成されている。また、小ビード28のビード高さ(フード下方側への突出量)は、フードインナパネル18の剛性及びフードロックリインフォース40(図3参照、詳細後述)の剛性によって好適な設定が異なるが、補強ビード22のビード高さ(フード上方側への突出量)の30%以下を目安として(本実施形態では、3mmに)設定されている。
なお、図2に示されるフード14は、フード前端部14B側が比較的重いため、フード14の閉止状態ではフード前端部14B側の自重垂れを防止する必要があるが、小ビード28(図4参照)によってフード前後方向に沿った稜線が形成されているので、本実施形態に係るフード構造では、フード前端部14B側の自重垂れが効果的に防止されている。
図2に示されるように、フードアウタパネル16とフードインナパネル18との間には、フード14を閉止する際のフードアウタパネル16の変形を抑制するためのデントリインフォース30(広義には「フードアウタパネル補強用の補強部材」として把握される要素である。)が配置されてフード幅方向(図2の紙面に垂直な方向)に延在している。デントリインフォース30は、板状とされ、フードアウタパネル16にほぼ沿って延在すると共に接着手段であるマスチック17Bを介してフードアウタパネル16の裏面16Aに接合されている。
閉止状態のフード14におけるフード前端部14B(より具体的には、フード前端縁14A寄りの部位)のフード幅方向の中央部に対応してフードロック部32が配設されている。フードロック部32は、エンジンルーム12内でラジエータサポートアッパ38(広義には「車体骨格部材」として把握される要素である。)側に配設されたフードロック装置34と、フード14側(フードインナパネル18側)に配設されてかつフードロック装置34の一部を構成するラッチ34A(ロック手段)が係止可能なストライカ36と、を含んで構成されている。
図4に示されるように、フードインナパネル18の前端部18Aには、貫通孔19が貫通形成されており、この貫通孔19には、図2に示されるように、ストライカ36がフード上方側から挿入されている。ストライカ36は、車両側面視でフード上方側が開放された屈曲形状(略U字形状)とされており、図示しない固定手段を介してフードロックリインフォース40(広義には「フード前端部補強用の補強部材」として把握される要素である。)の下壁部40Bに固定状態で支持され、フードインナパネル18に対してフード下方側へ突出している。
図2及び図3に示されるように、フードロックリインフォース40は、板状とされ、フード前端部14Bにおける補強用としてフードアウタパネル16(図2参照)とフードインナパネル18との間に配置されてフード幅方向に沿って延在しており、フード14におけるストライカ取付部周辺を補強している。図2に示されるように、フードロックリインフォース40は、その前端フランジ部40Aがデントリインフォース30の前端フランジ部30Aに接合されている。フードロックリインフォース40において、前端フランジ部40Aのフード後方側は、フード下方側へ一段下がる段差形状に形成されている。前端フランジ部40Aよりも一段下がって配置される下壁部40Bには、ストライカ36の挿通用とされる貫通孔42(図3参照)が形成されていると共に、ストライカ36の取付端部36Aが固定されている。なお、ストライカ36の前側上部及び後側上部に設けられた取付端部36Aは、フード幅方向でかつ互いに反対方向となる向きに屈曲されている。
下壁部40Bの後端からは、フード後方斜め上方に向かって立ち上がった縦壁部40Cが形成され、縦壁部40Cのフード幅方向中間部における上部は、デントリインフォース30の後端フランジ部30Bに接合されている。縦壁部40Cには、フード上下方向の中間部から下部にかけて弱化部44が設けられている。すなわち、縦壁部40Cのフード上下方向の中間部に屈曲部44Aが形成されると共に、縦壁部40Cのフード上下方向の下部に長孔44B(図3参照)が形成されることで、縦壁部40Cのフード上下方向の中間部から下部にかけての部分が弱体化された弱化部44となっている。
屈曲部44Aは、縦壁部40Cのフード上下方向の中間部において、よりフード後方側へ傾倒するように屈曲された部分であり、略フード幅方向に沿って直線状の折れ線部を形成し、その折れ線部は、衝突時に座屈のきっかけとなる変形起点部となる。屈曲部44Aよりフード後方側となる部分は、屈曲部44Aよりフード前方側となる部分に比べて、傾斜が緩やかになっている。また、図3に示されるように、長孔44Bは、縦壁部40Cにおいて、屈曲部44Aよりもフード前方側(すなわち、フード下方側)にてフード幅方向に所定の間隔を開けて形成されている。このため、縦壁部40Cは、屈曲部44Aの折れ線部を境にして剛性差が設けられた剛性差構造となっている。これらにより、弱化部44は、図2に示されるフードロックリインフォース40に対してフード上方側からの所定値以上の荷重入力時に、屈曲部44Aの折れ線部を起点として変形するように設定されている。
フードロックリインフォース40において、縦壁部40Cのフード後方側となる後端部40Dの一部は、フードアウタパネル16に近接配置される頂壁部140Dとされている。図3に示されるように、頂壁部140Dには、フード幅方向に間隔を開けてマスチック充填部46が形成されている。フードロックリインフォース40は、マスチック充填部46に充填された接着用のマスチック(図示省略)を介して図2に示されるフードアウタパネル16に接合されている。
また、図3に示されるように、フードロックリインフォース40の後端部40Dには、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された接合用の脚部48が形成されている。脚部48は、フードロックリインフォース40におけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に計三本形成されており、その先端部(フード後方側となる後端部)がスポット溶接(打点を「×」印で示す。)によってフードインナパネル18の平坦部26に接合されている。すなわち、フードロックリインフォース40は、フードインナパネル18との打点面が脚部48という独立した面となっており、接合部位が弱体化されている。なお、図2に示されるように、脚部48は、フードロック部32の配設位置よりもフード前後方向でフード後方側に配設されている。また、図3に示されるように、脚部48が平坦部26に接合された状態において、フードインナパネル18の補強ビード22の前端は、脚部48の後端よりもフード後方側に所定距離(20mm以上の設定が好ましく本実施形態では20mm)だけ離間して配置されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図3に示されるように、フードインナパネル18は、外周端部を除く中央領域18Cに複数の補強ビード22が形成された骨格部20が設けられているので、例えば、衝突体が図1に示されるフード一般部14C(図1の二点鎖線で囲んだ領域参照、骨格部20(図3参照)のフード上方側)に衝突した場合には、フードアウタパネル16と共に図3に示されるフードインナパネル18の骨格部20が塑性変形して衝撃エネルギーを吸収する。
また、図2に示されるように、フード前端部14Bにおける補強用としてフードアウタパネル16とフードインナパネル18との間に配置されたフードロックリインフォース40には、フード上方側からの所定値以上の荷重入力時に変形する弱化部44が設けられているので、例えば、衝突体がフード前端部14Bに衝突してフード上方側から所定値以上の荷重が入力された場合には、フードロックリインフォース40は屈曲部44Aの折れ線部を起点として弱化部44が変形することで座屈して衝撃エネルギーを吸収する。
一方、図3に示されるように、フードインナパネル18には、骨格部20のフード前方側に隣接してフード幅方向に延在する平坦部26が設けられ、フードロックリインフォース40の後端部40Dは、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された脚部48がフードインナパネル18の平坦部26に接合されているので、例えば、フードロックリインフォース(40)の後端部(40D)に脚部(48)が延設されずかつ該後端部(40D)がフードインナパネル(18)の骨格部(20)に接合されるような対比構造と比べて、フード上方側からの荷重に対する剛性が低くなる。
よって、図2に示されるフード一般部14Cとフード前端縁14A寄り部位(フードロック部32の略直上部)との中間位置付近に、フード上方側から衝突体50が衝突した場合に、前記対比構造と比べて、フードロックリインフォース40及びフードインナパネル18が低荷重で塑性変形して衝撃エネルギーを吸収する。すなわち、フードロックリインフォース40及びフードインナパネル18の変形荷重が上がり過ぎるのを抑えられる。なお、衝突体50の衝突位置が、図2に示される位置よりもややフード後方側(例えば、フードロックリインフォース40がフードインナパネル18と接合される境界部の直上付近)であっても、同様の効果が得られる。
ここで、本実施形態の車両用フード構造では、図3に示されるように、脚部48は、フードロックリインフォース40におけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に形成されているので、例えば、フード幅方向の両側の脚部(48)がフード幅方向の中央領域寄りに形成されたような対比構造と比べて、フードロックリインフォース40のフードインナパネル18への接合点間のピッチが広く、フード上方側からの荷重に対してフードロックリインフォース40が撓み変形しやすい。また、補強ビード22の前端は、脚部48の後端よりもフード後方側に離間して配置されているので、例えば、補強ビード22の前端におけるフード前後方向の位置が脚部48の後端におけるフード前後方向の位置に揃えられたような対比構造と比べて、脚部48を介してのフード上方側からの荷重に対してフードインナパネル18が変形し(潰れ)やすい。これらによって、フードロックリインフォース40及びフードインナパネル18の変形荷重(潰れ荷重)が上がり過ぎるのを効果的に抑えられる。
また、本実施形態の車両用フード構造では、フードインナパネル18には、骨格部20におけるフード前後方向の略中央部にフード上方側へ向かって凸形状となるクラッシュビード24がフード幅方向に沿って形成されていると共に、平坦部26におけるフード幅方向の略中央部にフード下方側へ向かって凸形状となる小ビード28が形成されているので、図2に示されるフード一般部14Cとフード前端縁14A寄り部位(フードロック部32の略直上部)との中間位置付近にフード上方側から衝突体50が衝突した場合に、図5に示されるように、フードインナパネル18の平坦部26での局所変形が抑えられ、クラッシュビード24(図3参照)を起点としてフード14の前部全体が曲げ変形して(潰れて)荷重を発生させる。このため、局所変形に起因してフードロックリインフォース40やフードインナパネル18が潰れ切る(所謂底付きする)のを防止又は抑制でき、フード14の前部全体の曲げ変形によって(フード14の全体の曲げ剛性を利用して荷重を発生させることによって)、トータルとして衝撃エネルギーが効率的に吸収(EA)される(衝突荷重の分散化)。
特に、本実施形態の車両用フード構造では、図3に示されるように、小ビード28は、フード前後方向に沿って形成されているので、図2に示されるフード一般部14Cとフード前端縁14A寄り部位(フードロック部32の略直上部)との中間位置付近にフード上方側から衝突体50が衝突した場合には、平坦部26に作用した荷重が小ビード28(図3参照)によって効率的にフード後方側となるクラッシュビード24(図3参照)側へ伝達されることになり、クラッシュビード24に応力が集中する。このため、フード14は、より安定的にクラッシュビード24を起点として曲げ変形する。
これらにより、図5に示されるフード14の前部全体を曲げ変形させることで、フードロックリインフォース40やフードインナパネル18等の各部品が潰れる際に発生する荷重を軽減しながら各部品のエネルギー吸収を妨げることなく衝突体50の保護対応をすることができる。
ここで、補足すると、一般に、フード一般部は、低剛性で空走距離が大きいとエネルギー吸収量が小さくなってしまうため、特に、アルミニウム合金製のフードの場合には、上記実施形態のように、フードインナパネルをフードアウタパネルに繋げて所謂「最中構造」とし、補強を図る場合が多い。また、一般に、フードロックリインフォースは、デント性等も考慮して板厚が大きく剛性が高いので、上記実施形態のように、フード上方側から所定値以上の荷重が作用した場合に変形してエネルギー吸収をさせるように、弱体化させる構造を適用する場合が多い。このように、フード一般部を補強してかつフードロックリインフォースを弱体化させたような構造(すなわち、フード前端側で弱体化、フード一般部側で補強という背反するような対応を採用する構造)では、例えば、フード一般部とフード前端縁寄り部位(フードロック部の略直上部を含む部位)との中間位置付近に衝突体が衝突した場合、フード一般部のフードインナパネルを変形させる荷重とフード前端部のフードロックリインフォースを変形させる荷重との両方の荷重を作用させることになり、その構造等によっては、衝突体に入力される荷重反力を大きくしてしまう恐れも考えられる。これに対して、本実施形態に係る車両用フード構造では、前記場合にも、衝突体に入力される荷重反力をより適切に生じさせることができる。
次に、フード一般部(14C)とフード前端縁(14A)寄り部位(フードロック部(32)の略直上部)との中間位置付近に衝突体(50)を衝突させた歩行者保護試験の結果を示す図6〜図8を参照しながら、上記作用及び効果を補足的に説明する。
図6は、加速度と時間との関係を示す線図であり、グラフの横軸は時間、縦軸は加速度(衝突体発生減速度(マイナスの加速度であるが図6では絶対値で示す)であり、換言すれば、衝突体が受ける加速度)である。実線は上記実施形態と同様の構造Xの試験結果、一点鎖線は上記実施形態の構造のうちクラッシュビード(24)及び小ビード(28)が設定されなかった構造(他は上記実施形態と同様の構造)Yの試験結果、点線は上記実施形態の構造のうちクラッシュビード(24)及び小ビード(28)が設定されず、フードロックリインフォース(40)の後端部(40D)に脚部(48)が延設されずかつ該後端部(40D)がフードインナパネル(18)の骨格部(20)に接合されるような対比構造Zの試験結果を示す。
また、図7(図2と同様の切断面で示す側断面図)及び図8(図1の8−8線に沿う正面視の断面図)において、二点鎖線は試験前の形状、実線は上記実施形態と同様の構造Xを備えた場合(図6の実線の場合)における衝突後の変形モード(最終状態)、点線は上記実施形態の構造のうちクラッシュビード(24)及び小ビード(28)が設定されなかった構造Yの場合(図6の一点鎖線の場合)における衝突後の変形モード(最終状態)をそれぞれ示す。なお、図8の符号49はインレットである。
図6に示されるように、点線で示す対比構造Zに比べて一点鎖線で示す構造Y及び実線で示す構造Xのほうが、全体的に(特に、図6のグラフに細線で囲んだ領域A参照)、加速度が小さく、荷重((荷重)=(質量)×(加速度))が小さいことが分かる。
また、一点鎖線と実線とを対比すると、衝突開始から数ms後(図6のa点)では、一点鎖線のほうが実線よりも加速度が小さくなっているが、その後(例えば、図6のb点、c点)は、概ね実線のほうが一点鎖線よりも加速度が小さくなっており、トータルとしては、実線の構造Xの場合におけるエネルギー吸収量が大きくなっている。衝突開始から数ms後(図6のa点)に、一点鎖線の構造Yの場合のほうが実線の構造Xの場合よりも加速度が小さくなっているのは、一点鎖線の構造Yの場合、脚部(48)が接合される平坦部(26)付近(より具体的には、フードロックリインフォースの脚着地座付近の稜線部)が局所変形していることに起因し、その後(例えば、図6のb点、c点)、概ね実線の構造Xの場合のほうが一点鎖線の構造Yの場合よりも加速度が小さくなっているのは、クラッシュビード(24)により応力が集中してフード(14)の前部全体が曲げ変形していることに起因している。
図7及び図8により、点線の構造Yの変形モードと実線の構造Xの変形モードとを比較すると、実線の構造Xではクラッシュビード(24)を曲げ起点としていることで、点線の構造Yに比べてフード(14)の前部全体が曲げ変形していることが分かる。これにより実線の構造Xでは、効率的にエネルギー吸収することが可能となっている。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用フード構造によれば、フード一般部14Cとフード前端縁14A寄り部位(フードロック部32の略直上部)との中間位置付近に衝突体50が衝突して、フード一般部14Cのフードインナパネル18とフード前端部14Bのフードロックリインフォース40とを変形させる荷重が作用した場合にも、衝突体50に入力される荷重反力をより適切に生じさせることができる(歩行者保護性能の向上)。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、フードインナパネル18には、骨格部20の所定位置にクラッシュビード24がフード幅方向に沿って形成され、平坦部26の所定位置に凸形状となる補強部としての小ビード28が形成されており、このような構成がより好ましいが、例えば、フードインナパネルにクラッシュビードや小ビード(補強部)が形成されない構成としてもよい。
また、上記実施形態では、補強部としての小ビード28がフード下方側へ向かって凸形状とされてフードインナパネル18の平坦部26のフード幅方向の略中央部に二個形成されているが、補強部は、例えば、フード上方側へ向かって凸形状となる補強部としてもよく、また、平坦部26のフード幅方向の略中央部に一個又は三個以上形成されてもよい。
さらに、上記実施形態では、補強部としての小ビード28がフード前後方向に沿って形成されており、このような構成がより好ましいが、補強部は、例えば、フード前後方向に対して斜め方向となる方向に沿って形成された補強部等のような他の補強部としてもよい。
また、上記実施形態では、脚部48は、フードロックリインフォース40におけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に形成されており、このような構成がより好ましいが、脚部は、例えば、フードロックリインフォースにおけるフード幅方向両側のやや中央部寄りに一個ずつ形成される等のように、他の位置に形成されてもよく、形成本数が三本以外であってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、補強ビード22の前端は、脚部48の後端よりもフード後方側に離間して配置されており、このような構成がより好ましいが、補強ビードの前端におけるフード前後方向位置は、例えば、脚部の後端におけるフード前後方向位置に揃えられてもよい。
なお、上記実施形態では、フードロックリインフォース40の縦壁部40Cに屈曲部44A及び長孔44Bを形成することで弱化部44を構成しているが、弱化部は、例えば、屈曲部(44A)のみの弱化部や縦壁部(40C)に貫通孔又は凹部のみを形成したような弱化部等のように他の弱化部としてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用フード構造が適用された車両前部を示す平面図である。 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態におけるフードインナパネル及びフードロックリインフォースの要部を示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるフードインナパネルの要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用フード構造において、衝突体が衝突した状態を示す拡大断面図である。 車両用フードに衝突体が衝突した際の加速度と時間との関係を示すグラフである。 試験前形状及び変形モードを図2と同様の切断面で示す側断面図である。 試験前形状及び変形モードを図1の8−8線に沿う切断面で示す正面視の拡大断面図である。
符号の説明
12 エンジンルーム
14 フード
14B フード前端部
16 フードアウタパネル
18 フードインナパネル
20 骨格部
22 補強ビード
24 クラッシュビード
26 平坦部
28 小ビード(補強部)
40 フードロックリインフォース
40D フードロックリインフォースの後端部
44 弱化部
48 脚部

Claims (5)

  1. エンジンルームを開閉可能に覆うフードの外板を構成するフードアウタパネルと、
    前記フードアウタパネルに対してフード下方側に配置されてフードの内板を構成すると共に、外周端部を除く中央領域に複数の補強ビードが形成された骨格部を備えるフードインナパネルと、
    フード前端部における補強用として前記フードアウタパネルと前記フードインナパネルとの間に配置され、フード上方側からの所定値以上の荷重入力時に変形する弱化部が設けられたフードロックリインフォースと、
    を有し、前記フードインナパネルには、前記骨格部のフード前方側に隣接してフード幅方向に延在する平坦部が設けられ、前記フードロックリインフォースの後端部は、フード幅方向に所定の間隔を開けた部位でフード後方側に延設された脚部が前記平坦部に接合されていることを特徴とする車両用フード構造。
  2. 前記フードインナパネルには、前記骨格部におけるフード前後方向の略中央部にクラッシュビードがフード幅方向に沿って形成されていると共に、前記平坦部におけるフード幅方向の略中央部にフード下方側又はフード上方側へ向かって凸形状となる補強部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用フード構造。
  3. 前記補強部は、フード前後方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用フード構造。
  4. 前記脚部は、前記フードロックリインフォースにおけるフード幅方向の中央部及びフード幅方向の両端部側に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用フード構造。
  5. 前記補強ビードは、フード幅方向に所定の間隔を開けてかつ略フード前後方向に沿って形成され、前記補強ビードの前端は、前記脚部の後端よりもフード後方側に離間して配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の車両用フード構造。
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