JP4042129B2 - フード構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両におけるフード(ボンネット)の構造、特にフード内に設けられるフードロックリインフォースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両のフード、すなわち前部ボンネットは、図5及び図6に示すように、フードアウタパネル11と内部に空間を有するようにこのフードアウタパネル11の縁部で接合されたフードインナパネル14とで構成されており、また、フードアウタパネル11とフードインナパネル14との間の空間には、フード10の前側に設けられるロック機構12を補強するフードロックリインフォース13が配設されている。ここで、図5は従来の車両におけるフード10を背面から見た概略図で、図6は図5のA−A断面を示している。上記ロック機構12は、図示のようにフードロックリインフォース13に対して固着されていて、ボディ(図示省略)と係合し、フードの開閉を規制するようにしている。
【0003】
この車両の例では、図6に示すように、フードロックリインフォース13の後端部とフードインナパネル14とに、それぞれ縦壁部13a,14aが構成されている。フードロックリインフォース13の縦壁部13aは平面状に形成され、図示されているように、水平面に対してほぼ垂直になるように配置されて、上端がフードアウタパネル11の背面側まで延設されている。また、フードインナパネル14の縦壁部14aも同様に平面状に形成されて、フードアウタパネル11の背面近傍で後方へ折り曲げられて所定の間隔で配設されている。このように構成することで、フード10の剛性を高めるようにしている。
【0004】
上記の構成により、車両が障害物等と衝突し、この衝突により、図6に示すように上方、例えば後方へ向かった斜め上方からの外力(すなわち、衝撃力)Fがフード10に作用したとしても、フード10内に設けられた平面状の縦壁部13a,14aが変形しずらいため、フード10は高剛性を発揮してその形状を維持していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、車両が、例えば人(特に、子供)と衝突すると、頭部などが縦壁部13a,14a上のフードアウタパネル11に対して強い衝撃力が加えられる場合があり、このときフードロックリインフォース13の縦壁部13a及びフードインナパネル14の縦壁部14aが硬いと、フードパネルが変形し難いため、強い衝撃力をフード10から受けることになる。
【0006】
本発明は上記の点に鑑み、フードに対して一定以上の外力が加えられたとき、フードロックリインフォースを変形可能に構成することによりこの外力による荷重を吸収し減衰し得るようにしたフード構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、フードアウタパネルとフードインナパネルとの間にフードロックリインフォースを設けたフード構造において、このフードロックリインフォースが少なくとも縦壁部と傾斜壁部とを有するように構成され、上記傾斜壁部が、上記縦壁部の上端から折り曲げ部を介して車両後方へ向けて斜めにさらに立ち上げられて上記フードアウタパネル背面側まで延設され、フードインナパネルの一部を車両後方へ向かって斜めに立ち上がる斜面に形成して、フードロックリインフォースに対するフードインナパネルとの間隔を拡開することにより、上記フードインナパネルが、上記傾斜壁部が下方へ折れ曲がる際に該傾斜壁部と衝接しないように構成され、所定荷重以上の外力がフードに加えられたとき、縦壁部と傾斜壁部との間の折り曲げ部によってフードロックリインフォースが変形することで前記外力を吸収し減衰させることを特徴としている。
【0011】
本発明のフード構造によれば、高剛性のフードロックリインフォースを衝撃吸収可能に構成したことにより、仮に車両が人、たとえば子供などと衝突して子供の頭部がフードアウタパネルに衝突したとしても、所定の荷重以上の荷重が加えられたときにフードロックリインフォースがこの衝撃力を吸収して変形する、すなわちフードが変形するように構成されている。これにより、頭部への強い圧迫が吸収されて減衰し、強い衝撃を与えずにすむ。よって、車両に衝突した場合でもその傷害値を軽減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るフード1の背面を示す図であり、図2は図1のA−A線端面図である。フード1は、フードアウタパネル2と、内部に空間を有するようにこのフードアウタパネル2の縁部で接合されたフードインナパネル5とで構成されており、また、フードアウタパネル2とフードインナパネル5との間の空間Sには、フード1の前側に設けられるロック機構3を補強するフードロックリインフォース4が配設されている。上記ロック機構3は、図示のようにフードロックリインフォース4に対して固着されていて、ボディ(図示省略)と係合し、フードの開閉を規制するようにしている。
【0013】
フードロックリインフォース4は、上記のように、フードアウタパネル2とフードインナパネル5との間に画成された空間S内に設けられ、一端がフードインナパネル5の先端側で締結されるとともに、他端がフードアウタパネル2まで延設されてその背面側に当接している。また、フードロックリインフォース4の先端側の近傍でロック機構3がこのフードロックリインフォース4のほぼ水平に延びた部分に固着されている。
【0014】
図3は本発明の実施形態に係るフードロックリインフォース4の一部を示す概略図であり、この図に示すように、フードロックリインフォース4は、少なくとも縦壁部4aと傾斜壁部4bとを有するように構成される。
縦壁部4aは略平面状を呈し、フードロックリインフォース4のフードインナーパネル5の先端側でこれに結合された一端より車両後方側にほぼ水平方向に延設された部分から、ほぼ直角に上方へ立ち上げられて、図2に示すように、フードアウタパネル2とフードインナパネル5との間の中間部分に配置される。また、傾斜壁部4bは、同様に略斜面状を呈し、図2に示すように、縦壁部4aの上端から車両後方へ向けて斜めに立ち上げられてフードアウタパネル2とフードインナパネル5との間に配置され、先端がフードアウタパネル2の背面側まで延設されてこの背面に当接されている。
【0015】
さらに、縦壁部4aと傾斜壁部4bとは、図3に示すように、折り曲げ部4cを介して一体的に繋がっている。つまり、フードロックリインフォース4は、その長さ中間程度の位置で屈曲して形成されている。フードロックリインフォース4がこのように屈曲形成されていることから、図2の一点鎖線で示すように、フード1のフードアウタパネル2に対して所定荷重以上の荷重が加えられたとき、これに当接した傾斜壁部4bは折り曲げ部4cでさらに下方へ屈曲するようになっている。
【0016】
一方、フードインナパネル5も、図2に示すように、車両後方へ向かって斜めに立ち上がる斜面部を有するように形成される。すなわち、フードインナパネル5は、先端部でフードアウタパネル2で接合され、次いでフードアウタパネル2と間隔を有するようにほぼ水平に後方へ延びており、ロック機構3の後方で、上方へ折り曲げられて、徐々に斜めに立ち上げられている。このように形成することによって、フードロックリインフォース4に対するフードインナパネル5との間隔が拡開し、フードインナパネル5とフードロックリインフォース4との間に広い空間Sが形成される。この空間Sは、好ましくは、傾斜壁部4bが衝撃力を受けて下方へ折れ曲がる際にその移動の障害にならないように、すなわち、傾斜壁部4bの折り曲げ部4cを中心とした回転のストロークを十分確保できるように画成される。
このようにして、フード1のフードアウタパネル2に対して例えば人の頭部が衝突し所定荷重以上の荷重が加えられたとき、これに当接した傾斜壁部4bが折り曲げ部4cでさらに下方へ屈曲する際、フードインナパネル5に衝接しないように構成される。
【0017】
次に、本発明の実施形態に係るフード1の作用について説明する。
障害物、例えば人の頭部などがフード1の上方に衝突して外力Fがフード1に働くと、その荷重がフードアウタパネル2背面に当接したフードロックリインフォース4に伝わる。フードロックリインフォース4では、その長さ中間程度の位置に折り曲げ部4cが形成されているため、外力Fにより傾斜壁部4bが折り曲げ部4cにて下方へさらに屈曲する。このように、外力Fによりフードロックリインフォース4が変形することによって、この荷重はフードロックリインフォース4に吸収され、減衰される。
なお、外力Fが大きいと、図4に一点鎖線で示すように、フードロックリインフォース4全体がより下方へ移動する。
【0018】
このように本発明の実施形態に係るフード構造によれば、仮に車両が人と衝突して頭部などがフードアウタパネル2へ衝突したとしても、フードロックリインフォース4が外力Fを吸収して変形するので、即ちフード1が変形するので、強い衝撃を与えずにすむ。これにより、車両に衝突された人の傷害値など、障害物の損傷を軽減することができる。
【0019】
以上詳述したが、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施できる。例えば、フードロックリインフォース4の折り曲げ部4cの弾性力及び傾斜壁部4bの傾斜角度は、任意に設定することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明のフード構造によれば、高剛性のフードロックリインフォースを衝撃吸収可能に構成したことにより、仮に車両が人、例えば子供などと衝突して子供の頭部がフードアウタパネルへ衝突したとしても、フードロックリインフォースが外力を吸収して変形し、この外力を減衰させることができる。これにより、子供に強い衝撃を与えずにすむ。よって、車両に衝突された人の傷害値を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフードの背面を示す図である。
【図2】図1のA−A端面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るフードロックリインフォースを示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフード構造の作用を説明するための図である。
【図5】従来のフードの背面を示す図である。
【図6】図5のA−A端面図である。
【符号の説明】
1 フード
2 フードアウタパネル
3 ロック機構
4 フードロックリインフォース
4a 縦壁部
4b 傾斜壁部
4c 折り曲げ部
5 フードインナパネル
F 外力

Claims (1)

  1. フードアウタパネルとフードインナパネルとの間にフードロックリインフォースを設けたフード構造において、
    上記フードロックリインフォースが少なくとも縦壁部と傾斜壁部とを有するように構成され、
    上記傾斜壁部が、上記縦壁部の上端から折り曲げ部を介して車両後方へ向けて斜めにさらに立ち上げられて上記フードアウタパネル背面側まで延設され、
    上記フードインナパネルの一部を車両後方へ向かって斜めに立ち上がる斜面に形成して、上記フードロックリインフォースに対する上記フードインナパネルとの間隔を拡開することにより、上記傾斜壁部が下方へ折れ曲がる際に該傾斜壁部と衝接しないように構成され、
    所定荷重以上の外力がフードに加えられたとき、縦壁部と傾斜壁部との間の前記折り曲げ部によって上記フードロックリインフォースが変形することで前記外力を吸収し減衰させることを特徴とするフード構造。
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