JP4292549B2 - 自動車のフード構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車のフード構造、特に前面衝突時における歩行者の安全を確保するようにしたフード構造に関するものである。
従来、図2に示すように、フード構造1は、フードの車体外側面を構成するアウターパネル2と、このアウターパネル2の下方内側に配置されるインナーパネル3と、から構成されている。
そして、アウターパネル2及びインナーパネル3は、内部に空間を有するように、周縁で溶接等により互いに接続されており、インナーパネル3の外周に沿って形成された外周骨格等により、全体として高い剛性を有するようになっている。
さらに、フード構造1の前方領域には、インナーパネル3の下側に、ロック機構4を補強するためのフードロックリインフォース5が配設されている。ロック機構4は、図示のように、上述したフードロックリインフォース5に対して固着されていて、ボディ(図示省略)と係合し、フードの開閉を規制するようにしている。
このようなフード構造においては、歩行者保護性能が確保されている。即ち、従来の自動車においては、フード構造1を弱体化させることにより、歩行者保護性能を確保している。例えば、特許文献1には、自動車が歩行者等の人と衝突した場合、人の頭部がアウターパネルに対して当たったとき、フードロックリインフォースが変形して衝撃力を吸収することにより、歩行者の頭部保護が行なわれ得るフード構造が開示されている。また、特許文献2には、歩行者への前方衝突時等において歩行者に与える衝撃を小さくするようにしたフードロックストライカ構造が開示されている。さらに特許文献3には、衝突時に歩行者への衝撃力を低減し、歩行者に与えるダメージを抑制するようにした車両用フロントフードが開示されている。
特開2004−050909号公報 特開2004−067006号公報 特開2004−122973号公報
しかしながら、上述した特許文献1乃至3におけるフード構造においては、歩行者の大腿部と衝突した際に、前方領域が車長方向に十分に変形しないおそれがあり、歩行者の大腿部を保護するには十分ではなかった。
本発明は、以上の点に鑑み、前方衝突時のフードロックリインフォースによる歩行者の大腿部への衝撃力の軽減を実現し得るようにした自動車のフード構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の自動車のフード構造は、フードの車体外側面を構成するアウターパネルと、このアウターパネルの下方内側に配置されるインナーパネルと、アウターパネル及びインナーパネルの間の内部空間の前方領域に配置されておりロック機構を補強するフードロックリインフォースと、を備えフードロックリインフォースの前端が、内部空間の前端から後方に所定距離だけ離れて配置されていると共に、補助リインフォースが、内部空間の前端からフードロックリインフォースの後端付近まで延びるように配置され、補助リインフォースは、フードロックリインフォースの前端より前側に、屈曲形状からなる衝撃緩和構造を備えていることを特徴とする。
本発明による自動車のフード構造において、好ましくは、前記補助リインフォースは、
フードロックリインフォースよりも低い剛性を有している。
上記構成によれば、前面衝突時に、アウターパネル及びインナーパネルの前端に前方から衝突による衝撃力が加わると、この前端付近にはロック機構を保持するために比較的剛性の高いフードロックリインフォースが配置されていないことから、アウターパネル及びインナーパネルの前端領域が、補助リインフォースと共に変形して衝撃力が吸収され、低減される。これにより、例えば歩行者等の人との前面衝突時に、衝撃力の反力として当該人の大腿部等に作用する衝撃力も低減されることになり、歩行者の安全がより一層確保され得ることになる。
補助リインフォースが、フードロックリインフォースよりも低い剛性を有している場合には、補助リインフォースがフードロックリインフォースよりも前方衝突時の衝撃力により変形しやすいので、衝撃力の低減がより効果的に行なわれる。
補助リインフォースが、フードロックリインフォースの前端より前側の領域に衝撃緩和構造を備えている場合には、前方衝突時に補助リインフォースが、その衝撃緩和構造によって衝撃力をより一層低減することになり、歩行者の大腿部の保護がより確実に行なわれる。
衝撃緩和構造が、縦断面にて、上下方向に屈曲した形状を有している場合には、前方衝突時に前方から補助リインフォースに対して衝撃力が加えられると、この衝撃緩和構造の屈曲した形状に基づいて補助リインフォースが車長方向に大きく変形して、衝撃力がより一層効果的に低減される。
このようにして、本発明によれば、前方衝突時における歩行者の大腿部の保護が十分に確保されることができる。
以下、図面に示した実施形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1は、本発明による自動車のフード構造の一実施形態を示している。図1において、フード構造10は、フードの車体外側面を構成するアウターパネル11と、このアウターパネル11の下方内側に配置されるインナーパネル12と、フードロックリインフォース13と、補助リインフォース14と、から構成されている。そして、アウターパネル11及びインナーパネル12は、内部に空間を有するように周縁で溶接等により互いに接続されている。
フードロックリインフォース13は、ロック機構13aを補強するためのものであり、アウターパネル11及びインナーパネル12の間の空間の前方領域にて、その前端がアウターパネル11及びインナーパネル12の前端から所定距離Lだけ後方に離れて、ほぼインナーパネル12の内面に沿って配設されている。
このフードロックリインフォース13は、ロック機構13aを補強するために比較的高い剛性を有しており、そのために例えば板厚2.0mmの鋼板から構成されている。
ここで、ロック機構13aは、図示のように、上述したフードロックリインフォース13に対して固定保持されており、車体側(図示省略)と係合することによって、フード構造10を閉鎖状態でロックするようになっている。
補助リインフォース14は、アウターパネル11及びインナーパネル12の間の空間の前方領域にて、その前端がアウターパネル11及びインナーパネル12の前端付近から後方に向かって、フードロックリインフォース13の後端を超えて延びている。この補助リインフォース14は、ロック機構13aを補強する必要がないことから、フードロックリインフォース13より低い剛性を有しており、そのために例えば板厚0.8mmの鋼板から構成されている。
さらに、補助リインフォース14は、フードロックリインフォース13の前端より前側の領域にて、衝撃緩和構造14aを備えている。この衝撃緩和構造14aは、図示の縦断面図にて、上下方向に屈曲した形状を有している。
具体的には、衝撃緩和構造14aは、図1において、前縁から上方へ延びる先端部14bと、この先端部14bの上端から後方へ延びる中間部14cと、この中間部14cの後端から下方へ延びる後端部14dと、から構成されている。
これにより、補助リインフォース14は、前方衝突時に前方からの衝撃力Fが加えられたとき、衝撃緩和構造14aの屈曲形状に従って、先端部14bと中間部14cの間の角部や中間部14cと後端部14dとの間の角部がより強く折り曲げられることにより、所謂座屈によって車長方向に縮小して、衝撃力Fを軽減することができる。
本発明の実施形態による自動車のフード構造10は以上のように構成されており、前面衝突時には、フード構造10に対して前方から衝撃力F(図1参照)が加わったとき、その衝撃力Fが、アウターパネル11及びインナーパネル12の前端に作用する。ここで、アウターパネル11及びインナーパネル12の間の空間の前端領域には、比較的剛性の高いフードロックリインフォース13が配置されていないことから、アウターパネル11及びインナーパネル12は、比較的剛性の低い補助リインフォース14と共に変形する。
さらに、補助リインフォース14は、その衝撃緩和構造14aが折曲げられて前後方向に縮小されることから、アウターパネル11、インナーパネル12及び補助リインフォース14の変形と共に、この衝撃緩和構造14aの座屈による折曲げ変形、即ち車長方向の縮小によって、衝撃力Fが効果的に確実に軽減されることになる。
従って、例えば歩行者等との前面衝突時に、この衝撃力Fの反力として人の大腿部に作用する衝撃力が大幅に低減されるので、歩行者の大腿部衝撃値が著しく低減され、歩行者の大腿部が保護され得ることになる。
上述した実施形態においては、補助リインフォース14の衝撃緩和構造14aは、上方に角形に突出した屈曲形状を有しているが、これに限らず、前後方向に関して上下に屈曲していれば、他の任意の形状を有していてもよいことは明らかである。
以上のように、本発明によれば、前方衝突時のフードロックリインフォースによる歩行者の大腿部への衝撃力の軽減を実現し得るようにした自動車のフード構造を提供することができる。
本発明による自動車のフード構造の一実施形態の構成を示す概略断面図である。 従来の自動車のフード構造のを示す概略断面図である。
符号の説明
10 フード構造
11 アウターパネル
12 インナーパネル
13 フードロックリインフォース
13a ロック機構
14 補助リインフォース
14a 衝撃緩和構造

Claims (2)

  1. フードの車体外側面を構成するアウターパネルと、このアウターパネルの下方内側に配置されるインナーパネルと、上記アウターパネル及びインナーパネルの間の内部空間の前方領域に配置されておりロック機構を補強するフードロックリインフォースと、を備えた自動車のフード構造であって、
    上記フードロックリインフォースの前端が、上記内部空間の前端から後方に所定距離だけ離れて配置されていると共に、
    補助リインフォースが、上記内部空間の前端からフードロックリインフォースの後端付近まで延びるように配置され、
    上記補助リインフォースは、上記フードロックリインフォースの前端より前側に、屈曲形状からなる衝撃緩和構造を備えていることを特徴とする、自動車のフード構造。
  2. 前記補助リインフォースが、前記フードロックリインフォースよりも低い剛性を有していることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のフード構造。
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