JP2008277274A - 扁平型電気化学セル用包装材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、安定した密封性、耐熱性、絶縁性、成形性を示す電気化学セル用包装材料を提供する。
【解決手段】電気化学セル用包装材料において、熱接着性樹脂層8をプロピレン系樹脂にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した樹脂で構成し、このプロピレン系エラストマー樹脂にプロピレン由来の構成単位と炭素数が2〜20でα−オレフィン由来の構成単位とからなる共重合体であり、前記プロピレン由来の構成単位と前記α−オレフィン由来の構成単位の合計を100モル%としたとき、前記プロピレン由来の構成単位が50モル%以上であり、(a)ショアーA硬度(ASTM D2240)が65〜90であり、(b)融点が130〜170℃であり、(c)密度(ASTM D1505)が860〜875kg/m3であり、(d)DSC測定によるガラス転移温度が−25℃〜−35℃であるものを用いた。
【選択図】図1

Description

本発明は、安定した密封性、絶縁性、成形性を示す扁平型電気化学セル用包装材料に関するものである。
リチウムイオン電池とは、リチウム二次電池ともいわれ、液状、ゲル状又は高分子ポリマー状の電解質を持ち、正極・負極活物質が高分子ポリマーからなるものを含むものである。このリチウムイオン電池は、充電時には正極活物質であるリチウム遷移金属酸化物中のリチウム原子(Li)がリチウムイオン(Li+)となって負極の炭素層間に入り込み(インターカレーション)、放電時にはリチウムイオン(Li+)が炭素層間から離脱(デインターカレーション)して正極に移動し、元のリチウム化合物となることにより充放電反応が進行する電池であり、ニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池より出力電圧が高く、高エネルギー密度である上、浅い放電と再充電を繰り返すことにより見掛け上の放電容量が低下する、いわゆるメモリー効果がないという優れた特長を有している。
また、リチウムイオン電池の構成は、正極集電材/正極活性物質層/電解質層/負極活性物質層/負極集電材及び、これらを包装する外装体からなり、外装体を形成する包装材料として従来、金属をプレス加工し円筒状または直方体状等に容器化した金属製缶が用いられていた。
しかし、金属製缶は、容器外壁がリジッドであるため、電池自体の形状が限定されてしまい、ハード側を電池に合わせて設計する必要から形状の自由度がないため、近年、金属製缶に替わって多層フィルムが包装材料として用いられる傾向にある。この包装材料は、少なくとも基材層、金属箔、熱接着性樹脂層で構成され、包装材料を袋状に形成し電池本体を収納するパウチタイプ、または、包装材料をプレス加工して凹部を形成し、凹部に電池本体を収納するエンボスタイプの外装体が形成される。例えば、電池用包装材料として特許文献1では、厚さ10μm超え60μm以下の無延伸ポリプロピレン層、金属箔と熱接着性樹脂層とを接着するための厚さ1〜5μmの酸変性ポリプロピレン層、皮膜付着量が5〜30mg/m2の第1化成皮膜層が表面に形成された厚さ10〜100μmのアルミニウム箔層、合成樹脂よりなる層、とを順次積層してなる包装材料が提案されていた。
図12(a)は、従来のパウチタイプのリチウムイオン電池1の斜視図であり、図12(b)は、従来のパウチタイプのリチウムイオン電池を分解して示す概略斜視図である。
図12(a)及び図12(b)に示すように、パウチタイプのリチウムイオン電池1は袋状に形成された外装体10にリチウムイオン電池本体2が密封収納される。また、図13(a)は従来のエンボスタイプのリチウムイオン電池1の斜視図であり、図13(b)は「従来のエンボスタイプのリチウムイオン電池を分解して示す概略斜視図である。図13(a)及び図13(b)に示すように、エンボスタイプのリチウムイオン電池1はエンボス部が形成されたトレイ10tとシート10sとから成る外装体10を用いてリチウムイオン電池本体2が密封収納される。
いずれのタイプにおいてもリチウムイオン電池本体2を外装体10で密封する際、リチウムイオン電池本体2の正極及び負極の各々に接続された金属端子4を外装体10外部に突出させるとともに外装体10で金属端子4を挟持してヒートシールすることにより密封性が確保されている。なお、ここで、リチウムイオン電池本体2は、正極活物質及び正極集電体から成る正極と、負極活物質及び負極集電体から成る負極と、正極及び負極間に充填される電解質と(いずれも図示せず)を含むセル(蓄電部)と、セル内の正極及び負極に連結されるとともに先端が外装体10の外部に突出する金属端子4から構成されている。
また、リチウムイオン電池1を実際に使用する場合、外装体10だけでは、耐衝撃性に弱く、小さな傷が原因でクラッキングを起こすことがあるため、リチウムイオン電池1はプラスチックケースに収納され使用されることがよくある。
図14(a)は従来のリチウムイオン電池1を示す概略斜視図であり、図14(b)は点線で示されるプラスチックケース13に収納された従来のリチウムイオン電池1を示す概略斜視図である。
ここで、リチウムイオン電池1の小型化を図る場合、リチウムイオン電池1の外装体周縁シール部10bを折り曲げてプラスチックケース13に収納する必要がある。図14(c)はプラスチックケース13に収納したリチウムイオン電池1を図14(b)の矢印x方向から見た断面図である。
しかし、周縁シール部10bの内縁の折り目である折り曲げ部10cにおいて、外装体10の最内層である熱接着性樹脂層はヒートシール時に一度溶融し、その後結晶化しているため、折り曲げ時、クラッキングが発生し易い。また、このクラッキングが発生した場合、外装体10内部の電解質が外装体10を構成する金属箔に接触し金属箔が通電するため、リチウムイオン電池の出力が著しく低下し、電池の機能を失うことが問題となる。
また、プレス加工による外装体10のエンボス形成工程においても、外装体10を構成する金属箔にアルミニウムの様な延伸性に優れた金属を用いた場合、外装体10最内層の熱接着樹脂層の伸びがアルミニウムの延伸に追いつかず、アルミニウムと熱接着性樹脂層が剥離したり、熱接着性樹脂層にクラッキングが生じることがある。また、特許文献1に示される電池用包装材料は上記問題を、十分に解決するものではなかった。
また、リチウムイオン電池本体2を外装体10に収納する以外に、キャパシタ、電気二重層キャパシタを収納し密封シールした場合にも同様の問題が生じる。
特開2005−56729公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、リチウムイオン電池本体、キャパシタ、電気二重層キャパシタ等の扁平型電気化学セルを密封収納する外装体の扁平型電気化学セル用包装材料において、柔軟性、耐熱性、密封シール性、絶縁性、成形性に優れる扁平型電気化学セル用包装材料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、基材層と、少なくとも片面に化成処理層を備えた金属箔層と、酸変性ポリオレフィン層と、熱接着性樹脂層とが、少なくとも順次積層された扁平型電気化学セル用包装材料において、前記酸変性ポリオレフィン層は酸変性ポリオレフィン系樹脂で構成される樹脂層であり、前記熱接着性樹脂層はプロピレン系樹脂で構成される樹脂層を有し、少なくとも前記酸変性ポリオレフィン系樹脂または前記プロピレン系樹脂の一方にプロピレン系エラストマー樹脂が混合され、該プロピレン系エラストマー樹脂がプロピレン由来の構成単位と炭素数が2〜20でプロピレンを除くα−オレフィン由来の構成単位とからなる共重合体であり、前記プロピレン由来の構成単位と前記α−オレフィン由来の構成単位の合計を100モル%としたとき、前記プロピレン由来の構成単位が50モル%以上であり、
(a)ショアーA硬度(ASTM D2240)が65〜90であり、
(b)融点が130〜170℃であり、
(c)密度(ASTM D1505)が860〜875kg/m3であり、
(d)DSC測定によるガラス転移温度が−25℃〜−35℃であることを特徴とする扁平型電気化学セル用包装材料である。
本発明の第2の構成は、上記扁平型電気化学セル用包装材料において、前記プロピレン系樹脂に対し前記プロピレン系エラストマー樹脂が3重量%以上30重量%以下混合されていることを特徴とする。
本発明の第3の構成は、上記扁平型電気化学セル用包装材料において、前記金属箔層が厚さ80μm以上120μm以下のアルミニウム箔であることを特徴とする。
本発明の第1の構成によると、扁平型電気化学セル用包装材料を構成する酸変性ポリオレフィン層および/または熱接着性樹脂層は、プロピレン系エラストマー樹脂を混合した樹脂で構成される樹脂層を有することにより酸変性ポリオレフィン層および/または熱接着性樹脂層の柔軟性、耐熱性、耐衝撃性が飛躍的に向上する。これにより、この扁平型電気化学セル用包装材料をリチウムイオン電池の外装体として用いた場合、熱接着性樹脂層がヒートシールにより結晶化した後でも一定の柔軟性、耐久性を維持するため、プラスチックケースへの収納時、外装体周縁のシール部内縁を折り曲げても、折り曲げ部におけるクラックの発生を防ぐことができる。したがって、外装体内部の電解質がクラックした箇所から金属箔層と接触することを防ぎ、外装体の絶縁性を確保することができる。
また、酸変性ポリオレフィン層および/または熱接着性樹脂層が一定の柔軟性、耐久性を有しているため、外装体をプレスしてエンボス加工する際、金属箔層と熱接着性樹脂層が剥離したり、クラッキングが生じることを防ぐことができる。
本発明の第2の構成によると、上記扁平型電気化学セル用包装材料において、プロピレン系樹脂に対するプロピレン系エラストマー樹脂の混合量を3重量%以上30重量%以下にすることで、ヒートシール後の酸変性ポリオレフィン層および/または熱接着性樹脂層の物性をより安定して向上させることができる。
本発明の第3の構成によると、厚さ80μm以上120μm以下のアルミニウム箔を外装体が有することで、外装体としての耐衝撃性、耐突刺し性が向上する。
なお、通常、アルミニウム箔の厚みを大きく設けることにより、扁平型電気化学セル用包装材料をプレス加工する時、アルミニウム箔と熱接着性樹脂層の間に歪みや皺が生じやすくなるが、酸変性ポリオレフィン層および/または熱接着性樹脂層を耐久性、柔軟性の優れるプロピレン系エラストマー樹脂を混合したプロピレン樹脂層で構成することで、これらの問題を解消することができる。
本発明は、柔軟性、耐熱性、密封シール性、成形性、低温シール性、絶縁性に優れる電気化学セル用包装材料である。その包装材料について、図等を利用してさらに詳細に説明する。なお、従来例の図12a、図12b、図13a、図13b、図14a、図14b、図14cと共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本発明の電気化学セル用包装材料の各層を構成する材料等について、図1を参照して説明する。図1に示すように、外装体10に用いられる本発明に係る包装材料は最外層に基材層6、最内層に熱接着性樹脂層8、その間に金属箔層7が配されたものであり、熱接着性樹脂層8と金属箔層7は酸変性ポリオレフィン層9を介して接着している。このとき、金属箔層7表面に化成処理層7aを設けることで、基材層6及び熱接着性樹脂層8と金属箔層7との層間接着強度はいっそう安定する。また、基材層6の表面には保護層11が形成されている。なお、本発明の電気化学セル用包装材料は、基材層6、化成処理層7aを備える金属箔層7、酸変性ポリオレフィン層9、熱接着性樹脂層8がこの順番で積層されていればよく、各層の間に異種の層を介在させて構成することもできる。
ここで、本発明に係る包装材料における金属箔層7と熱接着性樹脂層8の積層方法としては、ドライラミネーション法とサーマルラミネーション法とに大別することができる。ドライラミネーション法は接着剤を用いて積層するため生産性に優れる反面、接着剤層の断面からの水分透過性が高く、断面から浸入した水分が内層を透過し、電解液と反応してフッ化水素酸を発生させる。このフッ化水素酸は金属箔層7と熱接着性樹脂層8との間を時間経過とともに剥離させ液漏れの原因となる。
また、サーマルラミネーション法には、酸変性ポリオレフィン層9と熱接着性樹脂層8からなる共押しフィルムを熱ラミネーション法により金属箔層7に積層する方法と、溶融した酸変性ポリオレフィン層9を金属箔層7と熱接着性樹脂層8とで挟み込み積層するサンドイッチラミネーション法があり、いずれの方法も、ドライラミネーション法と比較して、耐内容物性、耐久性に優れる積層方法である。
具体的には熱ラミネーション法は、酸変性ポリオレフィン層9と熱接着性樹脂層8からなる共押出しフィルムの酸変性ポリオレフィン層9の面に化成処理を施したアルミニウム等の金属箔層7の化成処理層7aを貼り合わせ熱ラミネートする方法であり、サンドイッチラミネーション法は、金属箔層7の化成処理層7aに酸変性ポリオレフィン層9を接着樹脂として押出し、熱接着性樹脂層8と接着させる方法である。ここで、酸変性ポリオレフィン層9を押出ラミネートする場合、得られる積層体を酸変性ポリオレフィンの軟化点以上に加熱する(後加熱)か、または、酸変性ポリオレフィンの押出し加工において、アルミニウムの面を酸変性オレフィンの軟化点以上に加熱する(前加熱)ことにより、包装材料は外装体として、耐内容物性、成形性に耐えられる接着強度のあるラミネートが可能になる。
この加熱方法としては、熱ロール接触式、熱風式、近または遠赤外線式等の方法があるが、本発明においてはいずれの加熱方法でもよく、前述のように、接着樹脂がその軟化点温度以上に加熱できればよい。
次に、図1に示した外装体10を構成する包装材料の各層について具体的に説明する。最内層の熱接着性樹脂層8は、リチウム電池本体2の金属端子4(図12参照)を外側に突出した状態で挟持して熱接着する。このとき、熱接着性樹脂層8と金属端子4との間に金属接着性を有する金属端子密封用接着性フィルムを介在させるか否かで熱接着性樹脂層8を構成するプロピレン系樹脂の種類が異なる。金属端子密封用接着性フィルムを介在させる場合には、プロピレン系樹脂の単体ないし混合物などからなるフィルムを用いればよいが、金属端子密封用接着性フィルムを介在させない場合、不飽和カルボン酸でグラフト変性した酸変性オレフィン樹脂からなるフィルムを用いる必要がある。
なお、熱接着性樹脂層8としてはプロピレン系樹脂(以下の説明では、プロピレン系樹脂を単にポリプロピレンと略称する場合がある)が好適に用いられるが、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンの単層または多層、または、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンのブレンド樹脂からなる単層または多層からなるフィルムも使用できる。
また、ポリプロピレンには、ランダムポリプロピレン、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン等各タイプに分けることができ、これら各タイプのポリプロピレンからなる多層ポリプロピレンフィルムにおいて、プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンフィルムを積層中に含めることで、熱接着性樹脂層8の耐久性、柔軟性、耐白化性等の物性を高めることができる。
プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンとは、エチレン・プロピレンランダムコポリマのように非晶部を海とし、結晶部を島とした海島状に樹脂が分散した構造をとるのではなく、10nm〜50nmレベルのらせん状の結晶部である「島」が互いに連結して網状の構造をとり非晶部全体を覆っている。この「網」の構造によりプロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンは優れたシール強度、耐久性、耐熱性、柔軟性を持つことになる。
これにより、プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンを含む包装材料の成形限界を高めることができ、プレス成形により、金属箔層7と熱接着性樹脂層8が剥離したり、熱接着性樹脂層8にクラッキングが生じることを防ぐことができる。
これは、プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンの結晶部が「網」の構造であるため、ヒートシール時に一旦溶融し固形化する際も「網」の構造が残り均一に固形化すると考えられる。
このため、図14(b)で示したリチウムイオン電池1をプラスチックケース13に収納する際、外装体周縁10bのシール部内縁を折り曲げる工程においても、クラックの発生を防ぐことができ、外装体内部の電解質がクラックした箇所から金属箔層7と接触することもなく外装体10の絶縁性を確保することができる。
また、通常結晶化度を高めて耐熱性を上げると柔軟性は下がるのが一般的であるが、本プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンにおいては、結晶部の内部に非晶部をナノレベルで組み込み、それが周りを取り囲む非晶部と連結する構造をとるため耐熱性を上げても柔軟性は下がらない。
これにより、プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンをヒートシールする場合、プロピレン系エラストマー樹脂を混合しないポリプロピレンの融点より低温でヒートシールしても十分なシート強度を得ることができる。このため、シール時間を短くし、ヒートシール工程を短略化することができ、リチウムイオン電池の生産効率を高めることができる。
なお、プロピレン系エラストマー樹脂はポリプロピレンに対して3重量%以上30重量%以下混合したとき、ポリプロピレン層の物性機能を最も向上させることができる。
ここで、本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂は、プロピレン由来の構成単位と炭素数2〜20のα−オレフィン(プロピレンを除く)由来の構成単位とからなる共重合体であり、プロピレン由来の構成単位を50モル%以上(ここでプロピレン由来の構成単位と炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位の合計を100モル%とする)含んでおり、
(a)ショアーA硬度(ASTM D2240)が65〜90であり、
(b)融点が130〜170℃であり、
(c)密度(ASTM D1505)が860〜875kg/m3であり、
(d)DSC測定によるガラス転移温度が−25℃〜−35℃の物性を満たすものである。
具体的に本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂を構成する炭素数2〜20のα−オレフィン(プロピレンを除く)としては、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。
また、本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂は、プロピレン由来の構成単位と炭素数2〜20のα−オレフィン(プロピレンを除く)由来の構成単位とからなる共重合体であるが、このとき、プロピレン由来の構成単位とエチレン由来の構成単位と炭素数4〜10のα−オレフィン由来の構成単位とからなる共重合体である場合さらに好ましい。
また、プロピレン由来の構成単位はプロピレン由来の構成単位と炭素数2〜20のα−オレフィン(プロピレンを除く)由来の構成単位との合計を100モル%とした場合に、50モル%以上99モル%以下となるものであり、好ましくは60モル%以上99モル%以下である。
また、本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂は、(a)ショアーA硬度が65〜90の範囲であり、好ましくは65〜85であり、より好ましくは72〜85の範囲である。なお、ショアーA硬度の測定方法については後述する。また、(b)融点は130〜170℃の範囲であり、好ましくは130〜150℃である。なお、融点の測定方法については後述する。また、(c)密度は860〜875kg/m3の範囲であり、好ましくは860〜872kg/m3である。なお、密度の測定方法は後述する。また、(d)DSCで測定したガラス転移温度(Tg)は−25℃〜−35℃の範囲であり、好ましくは−26℃〜−33℃である。なお、ガラス転移温度(Tg)の測定方法は後述する。
また、本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂は、上記(a)、(b)、(c)、(d)を満たすとともに、下記(e)又は(f)の一方を満たすものが好ましく、(e)及び(f)の両方を満たすものが更に好ましい。
(e)ヘイズ(内部ヘイズ)が、15%未満であり、好ましくは10%未満である。
(f)メルトフローレート(MFR、ASTM D1238に準拠して230℃、荷重2.16kgで測定)が3〜15g/10分であり、好ましくは5〜10g/10分の範囲である。
次に上記(a)〜(f)で示した物性の測定方法について順に説明する。(a)のショアーA硬度は下記プレス成形条件で成形して得られた2mmtのプレスシートを23℃で72時間静置した後、ゴム硬度計(ショアA型)を用いこれを2枚重ねて押針接触後直ちに目盛りを読み取った(ASTM D2240に準拠)ものである。
プレス成形条件:温度190℃、加熱、加圧時間7分間、15℃チラーで冷却
また、(b)の融点(Tm)は試料10mg程度をアルミパンに詰め、(i)100℃
/分で200℃まで昇温して200℃で5分間保持した後(ii)10℃/分で−150℃
まで降温し、次いで(iii)10℃/分で200℃まで昇温したとき、この(iii)で観察される吸熱ピークの温度を測定したものである。
また、(c)の密度は上記ショアーA硬度測定サンプルと同一のプレス成形条件で得られた2mmtのプレスシートを23℃で72時間静置した後、ASTM D1505に準拠する方法で測定したものである。
また、(d)のガラス転移温度(Tg)は試料10mg程度を専用アルミパンに詰め、(i)30℃から200℃までを200℃/minで昇温し、200℃で5分間保持した
後、(ii)200℃から−100℃までを10℃/minで降温し、−100℃でさらに
5分間保持した後、次いで(iii)10℃/minで昇温する。この(iii)の際のDSC曲線より求めたものである。なお、実施例ではセイコーインスツルメント社製DSCRDC220を用いた。
また、(e)のへイズ(内部ヘイズ)は上記ショアーA硬度測定サンプルと同一のプレス成形条件で得られた2mmtのプレスシートを23℃で72時間静置した後、日本電色工業(株)社製のデジタル濁度計(NDH−2000)を用いてシクロヘキサノール溶液中でC光源による拡散透過光量及びC光源による全透過光量を測定し、下式によりヘイズ(内部ヘイズ)を測定したものである。
ヘイズ(%)=100×(拡散透過光量)/(全透過光量)
また、(f)のメルトフローレート(MFR)はASTM D1238に準拠して230℃、荷重2.16kgで測定したものである。
なお、各構成単位の含量は 13CNMRを用いて測定したものである。
以上、本発明に係るプロピレン系エラストマー樹脂としては、上記物性を満たすものであれば特に制限はないが、例えば市販されているものを用いてもよい。市販されているものとして例えば三井化学株式会社製「ノティオ(登録商標)」等をあげることができるがこれに制限されるものではない。
また、基材層6、金属箔層7、熱接着性樹脂層8の他に、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等の2軸延伸フィルム等からなる中間層を金属箔層7と熱接着性樹脂層8との間に設けてもよい。中間層は、電気化学セル用包装材料としての強度向上、バリア性の改善安定化、リチウムイオン電池外装体のヒートシール時のタブと金属箔層との接触による短絡を防止することができる。
また、上記中間層に融点が140〜180℃の高融点タイプのものを用いることで、例えば、図12(a)で示したリチウムイオン電池1において、過充電等が原因で外装体10内部の温度が上昇し、金属端子4が発熱し、外装体10最内層の金属端子4挟持部分が溶融した場合においても、中間層は溶融せず、金属端子4と金属箔層7が接触し短絡するのを防ぐことができる。
また、外装体10の最内層表面に溶融押出しされたポリプロピレン層を追加工して熱接着性樹脂層8を形成することもできる。溶融押出しされたポリプロピレン層を追加工することにより、所定のシール強度を確保しながらヒートシール温度を下げることができる。これは、溶融押出しされたポリプロピレン層は、熱接着性樹脂層8を構成する溶融押出しされていないその他のポリプロピレン層と比較して融点が低く、流動性が高いことによると考えられる。
通常、ポリプロピレン層をヒートシールする場合、ポリプロピレン層の融点(約190℃)付近の熱と圧力をシール部にかける必要がある。しかし、ポリプロピレン層表面に融点が120〜150℃の溶融押出しされたポリプロピレン層を設けることにより、未延伸ポリプロピレン層の融点より低温でヒートシールすることができる。
また、このとき溶融押出しされたポリプロピレン層にメルトインデックスが5g/10min以上30g/10min以下のものを用いれば、上記シール温度において十分なシール強度を確保することができることがわかっている。
また、例えば、図12(a)、図12(b)で示したように、リチウムイオン電池本体2を外装体10に封入し電池本体の金属端子4を外側に突出した状態で挟持して密封シールする際、溶融押出しされたポリプロピレン層の流動性が高いため金属端子4の挟持部分全体を覆うようにして外装体10の開口部を密封シールする。そのため、金属端子4の挟持部から浸透する外部の水蒸気を遮断し、電解質と水蒸気の反応によるフッ化水素酸の生成を抑制することができる。
ここで、上記溶融押出しされたポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合してなる樹脂を用いることにより、上記溶融押出しされたポリプロピレン層の特性を活かしつつ、プロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレン層の特性を併せ持つ熱接着性樹脂層を構成することができる。
また、上記各タイプのポリプロピレン、すなわち、ランダムポリプロピレン、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレンには、低結晶性のエチレンーブテン共重合体、低結晶性のプロピレンーブテン共重合体、エチレンとブテンとプロピレンの3成分共重合体からなるターポリマー、シリカ、ゼオライト、アクリル樹脂ビーズ等のアンチブロッキング剤(AB剤)、脂肪酸アマイド系のスリップ剤等を添加してもよい。
なお、本発明に係る熱接着性樹脂層8は上記各タイプのポリプロピレンからなる単層、又は上記各タイプのポリプロピレン層を適時組み合わせて多層化したものである。
次に基材層6について説明する。基材層6は、一般に、延伸ポリエステルまたはナイロンフィルムからなるが、この時、ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、共重合ポリエステル、ポリカーボネート等が挙げられる。またナイロンとしては、ポリアミド樹脂、すなわち、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6とナイロン6,6との共重合体、ナイロン6,10、ポリメタキシリレンアジパミド(MXD6)等が挙げられる。
また、基材層6は耐ピンホール性および電池の外装体とした時の絶縁性を向上させるために、ポリエステルフィルム又はナイロンフィルムの他、異なる材質のフィルムを積層化することも可能である。基材層6を積層体化する場合、基材層が2層以上の樹脂層を少なくとも一つを含み、各層の厚みが6μm以上、好ましくは、6〜25μmである。基材層を積層化する例としては、図示はしないが次の1)〜7)が挙げられる。
1)延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
2)延伸ナイロン/延伸ポリエチレンテレフタレート
3)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート(フッ素系樹脂は、フィルム状物、または液状コーティング後乾燥で形成)
4)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート(シリコーン系樹脂は、フィルム状物、または液状コーティング後乾燥で形成)
5)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
6)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン
7)アクリル系樹脂/延伸ナイロン(アクリル系樹脂はフィルム状、または液状コーティング後乾燥で硬化)
なお、3)〜7)に示すように、包装材料の機械適性(包装機械、加工機械の中での搬送の安定性)、表面保護性(耐熱性、耐電解質性)、2次加工にてリチウムイオン電池用の外装体10をエンボスタイプとする際に、エンボス時の金型と基材層6との摩擦抵抗を小さくする目的あるいは電解液が付着した場合に基材層6を保護するために、基材層6を多層化、基材層表面にフッ素系樹脂層、アクリル系樹脂層、シリコーン系樹脂層、ポリエステル系樹脂層、及びこれらのブレンド物層等の保護層11(図1参照)を設けることが好ましい。
また、上記延伸ポリエチレンテレフタレートの代わりに延伸ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートを用いた場合にも同様の効果が得られる。
ここで、基材層6は金属箔層7と、ドライラミネーション法を用いて接着剤層12により貼り合わされる。
次に金属箔層7について説明する。金属箔層7は、外部からリチウムイオン電池の内部に水蒸気が浸入することを防止するための層で、金属箔層単体のピンホール、及び加工適性(パウチ化、エンボス成形性)を安定化し、かつ耐ピンホール性をもたせるために厚さ15μm以上のアルミニウム、ニッケルなどの金属、又は、無機化合物、例えば、酸化珪素、アルミナ等を蒸着したフィルムなども挙げられるが、一般的に金属箔層7として厚さが20〜80μmのアルミニウム箔を用いることが多かった。
ここで、本発明に係る熱接着性樹脂層8はプロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンで構成され、柔軟性及び耐久性に優れた物性を示す。このため、金属箔層7に用いるアルミニウム箔の厚さを80μm以上120μm以下として、折り曲げの歪みが大きくなったとしても、アルミニウム箔と熱接着性樹脂層8の間にデラミネーションが発生したり、熱接着性樹脂層8にクラッックが発生し難い。したがって、本発明の電気化学セル用包装材料においては、厚さ80μm以上120μm以下のアルミニウム箔を金属箔層7に用い、外装体10の耐衝撃性、耐突刺し性を向上させることが可能である。
また、このアルミニウム箔の厚さによる歪み以外に、アルミニウム箔が厚い分、ヒートシール時にアルミニウム箔に保持された熱が放熱するまで時間がかかり、熱接着性樹脂層8の結晶化が進み、これが原因となりシール部折り曲げ時にクラックが発生することもある。
しかし、熱接着性樹脂層8がプロピレン系エラストマー樹脂を混合したポリプロピレンで構成されることにより、他のポリプロピレン系樹脂と比較して優れた耐熱性を持つため、上記クラックの発生を防ぐことができる。
また、ピンホールの発生を改善し、リチウムイオン電池の外装体のタイプをエンボスタイプとする場合、エンボス成形におけるクラックなどの発生のないものとするために、金属箔層7として用いるアルミニウムの材質を、鉄含有量が0.3〜9.0重量%、好ましくは0.7〜2.0重量%とすることが望ましい。
これによって、鉄を含有していないアルミニウムと比較して、アルミニウムの展延性がよく、外装体として折り曲げによるピンホールの発生が少なくなり、包装材料をエンボス成形する時に側壁を容易に形成することができる。なお、鉄含有量が、0.3重量%未満の場合は、ピンホールの発生の防止、エンボス成形性の改善等の効果が認められず、アルミニウムの鉄含有量が9.0重量%を超える場合は、アルミニウムとしての柔軟性が阻害され、包装材料として製袋性が悪くなる。
また、冷間圧延で製造されるアルミニウムは焼きなまし(いわゆる焼鈍処理)条件でその柔軟性・腰の強さ・硬さが変化するが、本発明において用いるアルミニウムは焼きなましをしていない硬質処理品より、多少または完全に焼きなまし処理をした軟質傾向にあるアルミニウムがよい。
すなわち焼きなましの条件は、加工適性(パウチ化、エンボス成形)に合わせ適宜選定すればよい。たとえば、エンボス成形時のしわやピンホールを防止するためには、成形の程度に応じた焼きなましされた軟質アルミニウムを用いることができる。
また、金属箔層7であるアルミニウムの表、裏面に化成処理7aを施すことによって、接着剤12及び酸変性ポリオレフィン層9との接着強度が向上する。
次にこの化成処理層7aについて説明する。図1に示すように、化成処理層7aは少なくとも金属箔層7の熱接着性樹脂層8側の面に形成するものである。化成処理層7aは酸変性ポリオレフィン層9と金属箔層7とを安定的に接着し、金属箔層7と熱接着性樹脂層8のデラミネーションを防止することができる。また、化成処理層7aはアルミニウムの腐食を防止する働きも有る。
具体的には、リン酸塩、クロム酸塩、フッ化物、トリアジンチオール化合物等の耐酸性皮膜を形成することによってエンボス成形時の金属箔層7と熱接着性樹脂層8との間のデラミネーション防止と、リチウムイオン電池の電解質と水分とによる反応で生成するフッ化水素により、アルミニウム表面の溶解、腐食、特にアルミニウムの表面に存在する酸化アルミが溶解、腐食することを防止し、かつ、アルミニウム表面の接着性(濡れ性)を向上させることができる。
化成処理層7aは、クロム酸クロメート処理、リン酸クロメート処理、塗布型クロメート処理等のクロム系化成処理、あるいは、ジルコニウム、チタン、リン酸亜鉛等の非クロム系(塗布型)化成処理等により金属箔層7面に形成されるものであるが、フッ素系樹脂と強固に接着するという点、また、連続処理が可能であると共に水洗工程が不要で処理コストを安価にすることができるという点などから塗布型化成処理、特にアミノ化フェノール重合体、3価クロム化合物、リン化合物、を含有する処理液で処理するのが最も好ましい。
また、化成処理層7aの形成方法としては、処理液をバーコート法、ロールコート法、グラビアコート法、浸漬法等の周知の塗布法を選択して成形すればよい。また、化成処理層7aを形成する前に金属箔層7表面に、予め、アルカリ浸漬法、電解洗浄法、酸洗浄法、酸活性化法等の周知の脱脂処理法で処理を施しておく方が、化成処理層7aの機能を最大限に発現させるとともに、長期間維持することができる点から好ましい。
また、前記の各層には、適宜、製膜性、積層化加工、最終製品2次加工(パウチ化、エンボス成形)適性を向上、安定化する目的のために、コロナ処理、ブラスト処理、酸化処理、オゾン処理等の表面活性化処理をしてもよい。
次に酸変性ポリオレフィン層9について説明する。酸変性ポリオレフィン層9は金属箔層7および外装体10の内層である熱接着性樹脂層8とを接着するために設ける層であり、熱接着性樹脂層8に用いる樹脂種により適宜選択して用いる必要があるが、通常、酸変性ポリオレフィン樹脂を用いることができ、具体的には、不飽和カルボン酸でグラフト変性したポリオレフィン樹脂、エチレンないしプロピレンとアクリル酸、または、メタクリル酸との共重合体、あるいは、金属架橋ポリオレフィン樹脂等であり、必要に応じてブテン成分、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、非晶質のエチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等を5%以上添加してもよいものである。
また、酸変性ポリオレフィン層9は酸変性ポリプロピレンを用いることで、いっそう耐内容物性、接着強度に優れた外装体10を提供することができる。
酸変性ポリプロピレンを用いる場合、
(1)ビガット軟化点115℃以上、融点150℃以上のホモタイプ、
(2)ビガット軟化点105℃以上、融点130℃以上のエチレンープロピレンとの共重合体(ランダム共重合タイプ)
(3)融点110℃以上である不飽和カルボン酸を用い酸変性重合した単体又はブレンド物等を用いることができる。
ここで、酸変性ポリプロピレンには、プロピレン系エラストマー樹脂を含む樹脂を添加することで、熱接着性樹脂層8の接着強度を強化するとともに金属箔層7と熱接着性樹脂層8間のデラミネーションを防ぐ効果がある。また、外装体10全体の柔軟性及び耐久性をいっそう向上させ、耐折り曲げ性の向上、成形時のクラック防止の役割も果たす。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以下、本発明の作用及び効果について、実施例を用いて具体的に説明する。実施例1は、熱接着性樹脂層を構成するポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合の、ヒートシール後のシール部における絶縁性について評価したものである。
なお、本実施例で用いるプロピレン系エラストマー樹脂は、三井化学株式会社製のノティオ(登録商標)PN‐2070である。このプロピレン系エラストマー樹脂はプロピレン由来の構成単位の含量量が71モル%であり、プロピレン由来の構成単位以外の構成単位としてエチレン由来の構成単位及び1−ブテン由来の構成単位を含有するものである。また、その物性はショアーA硬度(ASTM D2240)が75、融点が138℃、密度(ASTM D1505)が867kg/m3、ガラス転移温度(Tg)が−29℃、ヘイズが7%、メルトフローレート(MFR、ASTM D1238)が7.0g/10分である。
次に本実施例で用いる電気化学セル用包装材料の製造方法について説明する。まず、アルミニウムの両面に化成処理を施し、一方の化成処理面に、延伸ナイロンフィルムを2液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせた。次に、他の化成処理面に酸変性ポリプロピレン(以下酸変性PPと略す)をロールコート法により塗布、焼付けし、酸変性PP面に、2層のランダムポリプロピレンフィルム(以下ランダムPPと略す)(厚さ5μm)でブロックポリプロピレンフィルム(以下ブロックPPと略す)(厚さ20μm)を挟んで成る3層共押出しフィルムを熱ラミネート法により、積層して比較例1の電気化学セル用包装材料を得た。
なお、本実施例において、基材層は延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)、金属箔層はアルミニウム(厚さ40μm)を用い、化成処理層には、フェノール樹脂、フッ化クロム化合物、リン酸からなる処理液をロールコート法により塗布し、皮膜温度が90℃以上となる条件において焼付けた。ここで、クロムの塗布量は10mg/m2(乾燥重量)であり、酸変性PPは、アルミニウム温度が140℃以上となる条件において焼付け、酸変性PPの塗布量は、3g/m2(乾燥重量)とした。
次に、上記比較例1で得られた包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムの代わりに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)が10重量%混合したブロックPPフィルムを用いて本発明1に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記比較例1で得られた包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムの代わりに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用いて本発明2に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記比較例1で得られた包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムの代わりに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用い、2層のランダムPPの代わりにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を10重量%混合したランダムPPフィルムを用いて本発明3に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記比較例1で得られた包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムの代わりに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用い、2層のランダムPPの代わりにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合したランダムPPフィルムを用いて本発明4に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記比較例1及び本発明1〜4の電気化学セル用包装材料を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、このシート片をMD方向に2つ折りし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチタイプの外装体を作成した。このとき、ヒートシールは、面圧1.0MPa、シール温度190℃、シール時間3.0秒の条件で行なった。
図2は本実施例における評価方法を説明するための概略平面図である。ヒートシール後の外装体の折り曲げ部における絶縁性の評価方法としては、作成した外装体のヒートシール部上のA−A’(図2参照)に折り目ができるように90°折り返す場合をMD方向折りとし、このMD方向折りを往復20回繰り返した後、外装体の開口部よりリチウムイオン電池本体を封入し、電解液を入れ密封シールした。
次に、図2に示すように、正極端子14aを封入した電解液に、負極端子14bの先端が外装体のアルミニウム箔に達するようにセットし、電圧計15により電圧25V又は100Vを5秒間印加し抵抗値を測定した。本評価法においては、比較例1及び本発明1〜4のサンプルを各4つずつ用意し、印加電圧25V,100Vについてそれぞれ2回評価を行なった。その結果を図3の表に示した。
以上、図3の表から明らかなように、ヒートシール樹脂の配向方向であるMD方向に折り目を入れた場合、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合したポリプロピレン層を含む熱接着性樹脂層にはいずれの場合も抵抗値は∞であり、クラックが発生することはなかったが、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合したポリプロピレン層を含まない熱接着性樹脂層はクラックが生じ、アルミニウム箔が通電することがわかった。
このことから、外装体周縁のシール部内縁を折り曲げる工程において、熱接着性樹脂層にプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合したポリプロピレン層を含めることでクラックの発生を抑え、外装体の絶縁性を確保することができることがわかった。
実施例2は、熱接着性樹脂層を構成するポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合の限界成形性について評価したものである。
まず、実施例1で得た比較例1及び本発明1〜4の電気化学セル用包装材料と同一のものを用意し、80×120mm角に裁断した。次に各サンプルを30mm×50mmの口径の成形金型(メス型)とこれに対応した成形金型(オス型)にて、7.0mmの深さの片面エンボスタイプの外装体を成形し、成形後の外装体にリチウムイオン電池本体を封入し、電解液を入れシール巾5mmで密封シールした。
次に、正極端子を電解液に、負極端子の先端が外装体のアルミニウム箔に達するようにセットし、電圧計により電圧25V、100V、500V、1000Vを5秒間印加し抵抗値を測定した。本評価法においては、比較例1及び本発明1〜4のサンプルを各8つずつ用意し、各印加電圧についてそれぞれ2回評価を行ない、その結果を図4に示した。
以上、図4の表から明らかなように、500Vの高電圧を印可したとき、比較例1のみで通電が確認され、1000Vの高電圧を包装材に印加したとき、比較例1及び本発明1に係る電気化学セル用包装材料で通電が確認された。このことからプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合した方が混合しない場合より、エンボス成形後の絶縁性に優れ、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20%重量混合した方が10%重量混合した場合よりエンボス成形後の絶縁性に優れることがわかった。したがって、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合することにより、熱接着性樹脂の柔軟性及び耐久性が向上しクラックの発生を抑えることがわかった。
実施例3は、熱接着性樹脂層を構成するポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合のシール強度について評価したものである。
まず、実施例1で得た比較例及び本発明1〜4の電気化学セル用包装材料と同一のものを用意し、60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断した。次に、これをTD方向に二つ折りにし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチ状の外装体を作成し、開口部を7mm巾、面圧1.0MPa、シール時間3.0秒でヒートシールした。このときシール温度を150℃、170℃、190℃、210℃と条件を変えて行ないサンプルを作製した。
次にこれらサンプルの前記開口部におけるヒートシール部を15mm巾の短冊状に切り取り、これを引張り機(島津製作所製、AGS−50D(商品名))で300mm/分の速度で引張り、ヒートシール強度を測定した。なお、単位はN/15mm巾である。
以上、比較例1及び本発明1〜4の電気化学セル用包装材料について測定したシール温度とシール強度の関係を図5のグラフ1に示す。このグラフから明らかなように本発明2にかかる熱接着性樹脂は比較例1及び本発明1に係る熱接着性樹脂と比較し150℃から200℃のシール温度においてシール強度を強めることがわかった。また、本発明4にかかる熱接着性樹脂も同様に本発明3に係る熱接着性樹脂と比較し150℃から200℃のシール温度においてシール強度を強めることがわかった。したがって、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)の混合量を増すことにより、ブロックPPフィルム及びランダムPPフィルムはシール強度が増すことがわかった。また、特にブロックPPフィルムにプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合シール強度の変化量が大きいことがわかった。
従って、通常ヒートシール温度として190℃付近の熱を加えてシール強度として80N/15mm程度の強度が必要であるが、本発明1の電気化学セル用包装材料を用いれば、175℃付近の熱で80N/15mm程度の強度が得られる。したがって、低温シール性を確保することができ、リチウムイオン電池の製造効率を高めることができる。
実施例4は、金属箔層の厚みを厚く設け、熱接着性樹脂層を構成するポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合の、ヒートシール後のシール部における絶縁性について評価したものである。
まず、実施例1で用いた比較例及び本発明1、2の電気化学セル用包装材料において、金属箔層に厚さ100μmのアルミニウムを用いて作成した電気化学セル用包装材料をそれぞれ比較例2、本発明5、本発明6とし、各電気化学セル用包装材料を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断した。次に、このシート片をMD方向に2つ折りし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチ状の外装体を作成した。このとき、ヒートシールは、面圧1.0MPa、シール温度190℃、シール時間3.0秒の条件で行なった。
次に、作成した外装体のヒートシール部上のA−A’(図2参照)に折り目ができるように90°折り返す場合をMD方向折りとした。MD方向折りを往復5回繰り返した後、外装体の開口部よりリチウムイオン電池本体を封入し、電解液を入れ密封シールした。
次に、図2に示すように、正極端子14aを封入した電解液に、負極端子14bの先端が外装体のアルミニウム箔に達するようにセットし、電圧計15により電圧25V又は100Vを5秒間印加し抵抗値を測定した。本評価法においては、比較例2及び本発明5、6のサンプルを各4つずつ用意し、MD方向折りについて印加電圧25V,100Vについてそれぞれ2回評価を行なった。その結果を図6の表に示す。
以上、図6の表から明らかなように、熱接着性樹脂の配向方向であるMD方向に折り目を入れた場合、基材層のアルミニウムの厚みを100μmにしてもブロックPPにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を混合することで、クラックの発生を抑えることができることがわかった。
従って、外装体のアルミニウム箔が厚いと、ヒートシール時にアルミニウム箔に保持された熱が放熱するまで時間がかかり、熱接着性樹脂の結晶化が進み、これが原因となりシール部折り曲げ時にクラックが発生することもあるが、熱接着性樹脂層がプロピレン系エラストマー樹脂を混合したブロックPPで構成されることによりクラックの発生を抑えることできる。
実施例5は、酸変性ポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合のシール強度について評価したものである。
まず、アルミニウム箔(厚さ40μm)の両面に化成処理を施し、一方の化成処理面に、延伸ナイロンフィルム(厚さ100μm)を2液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせ、他の化成処理面に酸変性PP(厚さ15μm)を溶融押出しするとともに2層のエチレン・プロピレンランダムコポリマフィルム(厚さ5μm)でエチレン・プロピレンブロックコポリマフィルム(厚さ20μm)を挟んで成る3層共押出しフィルムからなるシーラント用フィルムをサーマルラミネーション法により積層して得られた電気化学セル用包装材料を比較例3とした。
また、比較例3で得られた電気化学セル用包装材料と同様の方法で、酸変性PPに代えて、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を10重量%混合した酸変性PPを用いて積層した電気化学セル用包装材料を本発明7とし、同じく酸変性PPに代えて、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合した酸変性PPを用いて積層した電気化学セル用包装材料を本発明8とした。
このとき、化成処理は、いずれも、処理液として、フェノール樹脂、フッ化クロム化合物、リン酸からなる水溶液を用い、ロールコート法により塗布し、皮膜温度が180℃以上となる条件において焼付けた。また、クロムの塗布量は10mg/m2(乾燥重量)とした。酸変性PPは、ロールコート法により塗布し、アルミニウム温度が180℃以上となる条件において焼付けた。酸変性PPの塗布量は、3g/m2(乾燥重量)とした。
次に比較例3及び本発明7、8の電気化学セル用包装材料を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、これをTD方向に二つ折りにし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチ状の外装体を作成し、外装体の開口部を7mm巾、面圧1.0MPa、シール時間3.0秒でヒートシールした。このとき、シール温度を150℃、170℃、190℃、210℃と条件を変えてシールしたサンプルを上記積層体ごとに作製した。
次にこれらサンプルの前記開口部におけるヒートシール部を15mm巾の短冊状に切り取り、これを引張り機(島津製作所製、AGS−50D(商品名))で300mm/分の速度で引張り、ヒートシール強度を測定した。単位はN/15mm巾である。
以上、比較例3及び本発明7,8の電気化学セル用包装材料について測定したシール温度とシール強度の関係を図7のグラフに示す。本発明8、本発明7、比較例3の順でシール強度が向上していることからプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)の混合量を増した酸変性PPほど熱接着性樹脂層のシール強度が増すことがわかる。
実施例6は、酸変性ポリプロピレン層及び熱接着性樹脂層を構成する溶融押出しされたポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合のシール強度について評価したものである。
アルミニウム箔(厚さ100μm)の両面に化成処理を施し、一方の化成処理面に、延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)を2液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせ、他の化成処理面に酸変性PPに対しプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合した酸変性PP(厚さ15μm)を溶融押出しするとともに、ランダムPPを厚さ30μmになるよう溶融押出しして本発明9に係る積層体を得た。
このとき、化成処理は、処理液として、フェノール樹脂、フッ化クロム化合物、リン酸からなる水溶液を用い、ロールコート法により塗布し、皮膜温度が180℃以上となる条件において焼付けた。また、クロムの塗布量は10mg/m2(乾燥重量)とした。酸変性PPは、ロールコート法により塗布し、アルミニウム温度が180℃以上となる条件において焼付けた。酸変性PPの塗布量は、3g/m2(乾燥重量)とした。
次に本発明9と同様の積層方法により、ランダムPPの代わりにポリプロピレン樹脂に対しプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合したランダムPPを厚さ30μmになるよう溶融押出しして得られた積層体を本発明10とし、前記ランダムPPの代わりにホモPPを厚さ30μmになるよう溶融押出しして得られた積層体を本発明11とし、前記ランダムPPの代わりにポリプロピレン樹脂に対しプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合したホモPPを厚さ30μmになるよう溶融押出しして得られた積層体を本発明12とした。
また、ランダムPPの代わりにポリプロピレン樹脂に対しプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合したホモPPとポリプロピレン樹脂に対しプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合したランダムPPを厚さ30μmになるよう溶融押出しして得られた積層体を本発明13とした。
次に本発明9〜13の積層体を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、これをTD方向に二つ折りにし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチ状の外装体を作成し、外装体の開口部を7mm巾、面圧1.0MPa、シール時間3.0秒でヒートシールした。このとき、シール温度を150℃、170℃、190℃、210℃と条件を変えてシールしたサンプルを上記積層体ごとに作製した。
次にこれらサンプルの前記開口部におけるヒートシール部を15mm巾の短冊状に切り取り、これを引張り機(島津製作所製、AGS−50D(商品名))で300mm/分の速度で引張り、ヒートシール強度を測定した。単位はN/15mm巾である。
以上、本発明9〜13の電気化学セル用包装材料について測定したシール温度とシール強度の関係を図8のグラフに示す。このグラフから明らかなようにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を酸変性PP、ランダムPP及びホモPPに混合することで積層体のシール強度が全てのシール温度において増すことがわかった。
実施例7は、酸変性PPにプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合のシール強度及びラミネート強度について評価したものである。
アルミニウム箔(厚さ40μm)の両面に化成処理を施し、一方の化成処理面に、延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)を2液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせ、他の化成処理面に酸変性PP(厚さ15μm)を溶融押出しするとともに未延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ30μm)からなるシーラント用フィルムをサーマルラミネーション法により積層し比較例4を得た。
比較例4で得られた積層体と同様の方法により、酸変性PPの代わりにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を10重量%混合した酸変性PPを用いて得られた積層体を本発明14とし、酸変性PPの代わりにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合した酸変性PPを用いて得られた積層体を本発明15とした。
このとき、化成処理は、いずれも、処理液として、フェノール樹脂、フッ化クロム化合物、リン酸からなる水溶液を用い、ロールコート法により塗布し、皮膜温度が180℃以上となる条件において焼付けた。また、クロムの塗布量は10mg/m2(乾燥重量)とした。酸変性ポリプロピレン(以下酸変性PPと略す)は、ロールコート法により塗布し、アルミニウム温度が180℃以上となる条件において焼付けた。酸変性PPの塗布量は、3g/m2(乾燥重量)とした。
次に比較例4、本発明14,15の積層体を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、これをTD方向に二つ折りにし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチ状の外装体を作成し、外装体の開口部を7mm巾、面圧1.0MPa、シール時間3.0秒でヒートシールした。このとき、シール温度を190℃としてシールしたサンプルを上記積層体ごとに作製した。
次にこれらサンプルの開口部におけるヒートシール部を15mm巾の短冊状に切り取り、両端を引張り機(島津製作所製、AGS−50D(商品名))で300mm/分の速度で引張り、ヒートシール強度を測定した。単位はN/15mm巾である。
以上、比較例4、本発明14、15の電気化学セル用包装材料について測定したプロピレン系エラストマー樹脂添加量とシール強度の関係を図9のグラフに示す。このグラフから明らかなように酸変性PPに混合するプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)の量に比例して積層体のシール強度が増すことがわかった。
また、比較例4及び本発明14、15の積層体を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、これをTD方向に二つ折りにし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有する袋を作成し、開口部を7mm巾、面圧1.0MPa、シール時間3.0秒で上記条件と同じ条件でヒートシールした。次にヒートシールした両積層体を剥離させラミネート強度を測定し、図9のグラフに示す。このグラフから明らかなようにラミネート強度はプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)の添加量に影響されないことがわかった。
また、比較例4及び本発明14、15の積層体について、測定環境温度を25℃、120℃、140℃と変化させて上記方法と同じ方法でシール強度、ラミネート強度について測定し、その結果を図10のグラフに示す。このグラフから明らかなように、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070)を20重量%混合した酸変性PPを用いて得られた積層体は環境温度の変化に対して安定したシール強度を維持することがわかった。
実施例8は、熱接着性樹脂層を構成するポリプロピレン層にプロピレン系エラストマー樹脂を混合した場合の、ヒートシール後のシール部における絶縁性について評価したものである。
なお、本実施例で用いるプロピレン系エラストマー樹脂は、三井化学株式会社製のノティオ(登録商標)PN‐2060である。このプロピレン系エラストマー樹脂はプロピレン由来の構成単位の含量量が79モル%であり、プロピレン由来の構成単位以外の構成単位としてエチレン由来の構成単位及び1−ブテン由来の構成単位を含有するものである。また、その物性はショアーA硬度(ASTM D2240)が82、融点が155℃、密度(ASTM D1505)が868kg/m3、ガラス転移温度(Tg)が−28℃、ヘイズが4%、メルトフローレート(MFR、ASTM D1238)が6.0g/10分である。
次に本実施例で用いる電気化学セル用包装材料の製造方法について説明する。まず、アルミニウムの両面に化成処理を施し、一方の化成処理面に、延伸ナイロンフィルムを2液硬化型ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせる。次に、他の化成処理面に酸変性PPをロールコート法により塗布、焼付けし、酸変性PP面に、2層のランダムPP(厚さ5μm)でブロックPP(厚さ20μm)を挟んで成る3層共押出しフィルムを熱ラミネート法により、積層して電気化学セル用包装材料を得る。
なお、本実施例において、基材層は延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)、金属箔層はアルミニウム(厚さ40μm)を用い、化成処理層には、フェノール樹脂、フッ化クロム化合物、リン酸からなる処理液をロールコート法により塗布し、皮膜温度が90℃以上となる条件において焼付ける。ここで、クロムの塗布量は10mg/m2(乾燥重量)であり、酸変性PPは、アルミニウム温度が140℃以上となる条件において焼付け、酸変性PPの塗布量は、3g/m2(乾燥重量)とする。
次に、上記包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)が10重量%混合したブロックPPフィルムを用いて本発明16に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用いて本発明17に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用い、2層のランダムPPにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)を10重量%混合したランダムPPフィルムを用いて本発明18に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記包装材料の積層方法において、3層共押出しフィルムを構成するブロックPPフィルムに、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)が20重量%混合したブロックPPフィルムを用い、2層のランダムPPにプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)を20重量%混合したランダムPPフィルムを用いて本発明19に係る電気化学セル用包装材料を得た。
次に、上記本発明16〜19の電気化学セル用包装材料を60mm(MD方向)×60mm(TD方向)のシート片に裁断し、このシート片をMD方向に2つ折りし、対向する2辺を7mm巾でヒートシールして一方に開口を有するパウチタイプの外装体を作成した。このとき、ヒートシールは、面圧1.0MPa、シール温度190℃、シール時間3.0秒の条件で行なった。
図2は本実施例における評価方法を説明するための概略平面図である。ヒートシール後の外装体の折り曲げ部における絶縁性の評価方法としては、作成した外装体のヒートシール部上のA−A’(図2参照)に折り目ができるように90°折り返す場合をMD方向折りとし、このMD方向折りを往復20回繰り返した後、外装体の開口部よりリチウムイオン電池本体を封入し、電解液を入れ密封シールした。
次に、図2に示すように、正極端子14aを封入した電解液に、負極端子14bの先端が外装体のアルミニウム箔に達するようにセットし、電圧計15により電圧25V又は100Vを5秒間印加し抵抗値を測定した。本評価法においては、本発明16〜19のサンプルを各4つずつ用意し、印加電圧25V,100Vについてそれぞれ2回評価を行なった。その結果を図11の表に示した。
以上、図11の表から明らかなように、ヒートシール樹脂の配向方向であるMD方向に折り目を入れた場合、プロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)を混合したポリプロピレン層を含む熱接着性樹脂層にはいずれの場合も抵抗値は∞であり、クラックが発生することはなかった。
このことから、外装体周縁のシール部内縁を折り曲げる工程において、熱接着性樹脂層にプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2060)を混合したポリプロピレン層を含めることでクラックの発生を抑え、外装体の絶縁性を確保することができることがわかった。
以上の実施例よりプロピレン系エラストマー樹脂(三井化学株式会社製ノティオ(登録商標)PN‐2070、PN‐2060)を混合することにより、酸変性ポリオレフィン層及び熱接着性樹脂層の物性が向上することが確認された。
本発明の電気化学セル用包装材料の層構造を示す概略断面図である。 本発明の実施例における評価方法を説明するためのリチウムイオン電池の概略平面図である。 実施例1における本発明の電気化学セル用包装材料の絶縁性について示す表である。 実施例2における本発明の電気化学セル用包装材料の絶縁性について示す表である。 実施例3における本発明の電気化学セル用包装材料のシール強度について示すグラフである。 実施例4における本発明の電気化学セル用包装材料の絶縁性について示す表である。 実施例5における本発明の電気化学セル用包装材料のシール強度について示すグラフである。 実施例6における本発明の電気化学セル用包装材料のシール強度について示すグラフである。 実施例7における本発明の電気化学セル用包装材料のシール強度及びラミネート強度について示すグラフである。 実施例7における本発明の電気化学セル用包装材料のシール強度及びラミネート強度について示すグラフである。 実施例8における本発明の電気化学セル用包装材料の絶縁性について示す表である。 (a)従来のパウチタイプのリチウムイオン電池を示す概略斜視図である。(b)従来のパウチタイプのリチウムイオン電池を分解して示す概略斜視図である。 (a)従来のエンボスタイプのリチウムイオン電池を示す概略斜視図である。(b)従来のエンボスタイプのリチウムイオン電池を分解して示す概略斜視図である。 (a)従来のリチウムイオン電池を示す概略斜視図である。(b)従来のリチウムイオン電池をプラスチックケースに収納した状態を示す概略斜視図である。(c)従来のリチウムイオン電池をプラスチックケースに収納した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 リチウムイオン電池
2 リチウムイオン電池本体
4 金属端子(タブ)
6 基材層
7 金属箔
7a 化成処理層
8 熱接着性樹脂
9 酸変性ポリオレフィン
10 外装体
10b 外装体周縁部
10c 折り曲げ部
10t トレイ
10s シート
11 基材層
12 接着剤層
13 プラスチックケース
14a 正極端子
14b 負極端子
15 電圧計

Claims (3)

  1. 基材層と、少なくとも片面に化成処理層を備えた金属箔層と、酸変性ポリオレフィン層と、熱接着性樹脂層とが、少なくとも順次積層された扁平型電気化学セル用包装材料において、
    前記酸変性ポリオレフィン層は酸変性ポリオレフィン系樹脂で構成される樹脂層であり、前記熱接着性樹脂層はプロピレン系樹脂で構成される樹脂層を有し、
    少なくとも前記酸変性ポリオレフィン系樹脂または前記プロピレン系樹脂の一方にプロピレン系エラストマー樹脂が混合され、
    該プロピレン系エラストマー樹脂がプロピレン由来の構成単位と炭素数が2〜20でプロピレンを除くα−オレフィン由来の構成単位とからなる共重合体であり、
    前記プロピレン由来の構成単位と前記α−オレフィン由来の構成単位の合計を100モル%としたとき、前記プロピレン由来の構成単位が50モル%以上であり、
    (a)ショアーA硬度(ASTM D2240)が65〜90であり、
    (b)融点が130〜170℃であり、
    (c)密度(ASTM D1505)が860〜875kg/m3であり、
    (d)DSC測定によるガラス転移温度が−25℃〜−35℃
    であることを特徴とする扁平型電気化学セル用包装材料。
  2. 前記プロピレン系樹脂に対し前記プロピレン系エラストマー樹脂が3重量%以上30重量%以下混合されていることを特徴とする請求項1に記載の扁平型電気化学セル用包装材料。
  3. 前記金属箔層が厚さ80μm以上120μm以下のアルミニウム箔であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の扁平型電気化学セル用包装材料。
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